WO1997017273A1 - Support - Google Patents

Description

W

明 細 書

ホ ル ダ 一 技術分野

本発明はホルダーに係り、 更に詳しくは、 各種の記録媒体、 例えば、 フロッピ 一ディスク、 コンパクトディスク、 カセットテープ、 ビデオテープ等の収納量を 適宜増減させることができ、 且つ、 異なる収納形態を選択することができるホル グーに関する。 背景技術

フロッビ一ディスク等の記録媒体が飛躍的に普及した今日において、 当該記録 媒体の収納、 保存に適したファイル、 ホルダー等種々のものが提案されている。 公知のものとしては、 例えば、 実公平 5— 3 2 4 6 7号公報に示されるように、 表表紙と裏表紙の内側相対面を複数区分に仕切ってフロッビーディスクの収納ポ ケッ 卜を備えたファイルが存在する。

しかしながら、 このタイプのものは、 フロッピ一ディスクの収納枚数が表裏の 表紙の内面側に形成された収納ポケッ卜の数を最大限とするものであり、 この収 納ポケッ 卜の数を越えるフロッピーディスクの収納に際しては、 別途のファイル を利用しなければならない。 従って、 保存すべきフロッピーディスクの数が相当 量に達した場合には、 複数のファィルを必然的に利用しなければならなくなり、 単一のフアイルにて多量のフロッピーディスクを一体的に保存することができな いという問題がある。

ところで、 特公平 4一 5 3 6 9号公報或いは特開平 6— 3 2 1 2 7 9号公報に は、 複数のフロッビーディスクが収納可能な単体としてのホルダ一が示されてい る。 これらのホルダ一は、 その一端側に綴じ込み用の穴を備えて構成されている 。 従って、 バインダー等の綴じ足にホルダーの穴を揷通させることができ、 フロ ッビーディスクの収納量の増加に応じた収納が可能となる。

また、 前記特開平 6— 3 2 1 2 7 9号公報に示されたホルダーの場合、 綴じ込 み用の穴が設けられた位置とは反対側に、 引き出しのハンガー用のレールに係止 させることのできるフックを備えた構成も採用されており、 異なる収納形態が選 択可能となっている。

し力、しなカズら、 特公平 4一 5 3 6 9号公報及び特開平 6— 3 2 1 2 7 9号のホ ルダ一にあっては、 バインダ一の収納幅を越える綴じ込みを不可能とするもので ある。 しかも、 この種のホルダ一は、 少なくともフロッピーディスクの板厚を越 える厚みを有しているため、 バインダー等に綴じ込みできる構成としても、 綴じ 込み枚数には自ずと限界があり、 漸増するフロッビーディスクの一体的な収納を 可能とする抜本策とは言い難い。

また、 特開平 6— 3 2 1 2 7 9号に示されたホルダーは、 当該ホルダ一の収納 形態が選択可能となっているものの、 前記フック力 <反綴じ込み側縁から突出した 位置に設けられたものであり、 バインダーにホルダ一を綴じた時には却つてフッ クが邪魔になるという問題を生ずる他、 デザィン上の形態も好ましいものとは言 えないものであった。 発明の開示

本発明は、 前記問題を解決するため、 複数のホルダー部材を任意に連結、 分離 できるようにしたものである。 ホルダー部材相互の連結は、 ホルダー部材の端部 間を跨がるように連結部材を装着することによって行われる。 そして、 この連結 部材を着脱自在に設け、 当該連結部材を取り外すことによって増設用のホルダー 部材を順次挟み込むことができ、 再び連結部材を端部間に装着することで増設用 のホルダー数が増加できるようにしたものである。

本発明は、 記録媒体の収納ボケッ 卜が形成された一対のホルダ一部材を設ける とともに、 これらホルダー部材の一端側を支点として他端側が開閉可能に連結さ れたホルダーにおいて、 前記一対のホルダー部材は、 これらの端部に着脱自在に 設けられた連結部材を介して相互に分離可能に連結されている。 この連結部材は 各ホルダ一部材の端部間に跨がって装着可能に設けられ、 バインダ一等の部材を 用いることなく一体化させることができる。 この一方、 連結部材を外した状態で は、 各ホルダ一部材を分離して個々に利用することができる。

前記一対のホルダー部材の間には増設用のホルダ一部材を少なくとも一以上連 結可能に設ける構成とすることが好ましい。 前記一対のホルダ一部材を分離可能 な構成としたことで、 これらのホルダー部材間に増設用のホルダー部材を多数連 結することが可能となる。 各ホルダー部材相互の連結は、 隣り合うホルダ一部材 の端部を跨ぐように連結部材を装着することによって行われる。

前記連結部材は折り曲げ部を挟んで相対する一対の連結片を備えて構成される 一方、 前記各ホルダー部材の端部は前記連結部材を受容して連結片の挿し込みを 許容する挿入部が設けられている。 従って、 挿入部に連結片を挿し込むことによ つて各ホルダ一部材を簡単に連結することができる。

前記増設用のホルダー部材は綴じ込み穴が形成された綴じ片を備え、 この綴じ 片の端部には前記連結片の揷人部を対称配置してなる背板部材が着脱自在に装着 される、 という構成も併せて採用される。 ここにおいて、 綴じ片の領域内にフッ ク装着部を形成し、 これらのフック装着部にハンガー用のフックを着脱自在に設 けることが好ましい。

なお、 本発明に係るホルダーの他の実施形態としては、 単一の部材に複数の記 録媒体収納ポケッ トが表裏各面に形成されるとともに、 端部側に綴じ込み穴を備 えた綴じ片が形成され、 且つ、 前記綴じ込み穴よりも内側の綴じ片領域内にハン ガー用のフックが着脱自在となるフック装着部が形成される、 という構成を採る ことができる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明に係るホルダーの一実施例を示す外観斜視図、 図 2は前記ホルダ —を開いた状態を示す外観斜視図、 図 3は表裏一対のホルダー部材を連結して開 いた伏態を示す内側平面図、 図 4は表裏一対のホルダー部材を分離した状態を示 す一方の平面図、 図 5は図 4に示したホルダ一部材における連結側側面図、 図 6 は連結部材の側面図、 図 7は連結部材の端面図、 図 8 (A) は増設用のホルダ— 部材を示す平面図、 図 8 ( B ) は （A) の A - A線矢視拡大断面図、 図 9 (A) は背板部材の側面図、 図 9 ( B ) は背板部材を背面側から見た図、 図 1 0 (A) は背板部材を内面側から見た図、 図 1 0 ( B ) は図 1 0 (A) の B— B線矢視拡 大断面図、 図 1 0 ( C ) は図 1 0 (A) の C一 C線矢視拡大断面図、 図 1 1は增 設用のホルダー部材にフックを装着する状態を示す概略斜視図、 図 1 2は連結部 材の装着方法を説明するための概略斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明に係るホルダ一の実施例を図面を参照しながら説明する。

図 1には本実施例に係るホルダーの外観斜視図が示され、 図 2には前記ホルダ —部材を開いた状態の外観斜視図が示されている。 また、 図 3には増設用のホル ダ一部材を除外して表裏一対のホルダ一部材が連結された内側平面図が示されて いる。 これらの図において、 ホルダー 1 0は、 表裏一対のホルダー部材 1 1 , 1 2と、 これらのホルダ一部材 1 1 , 1 2の間に介装された増設用のホルダー部材 1 3と、 これらの各ホルダ一部材 1 1〜1 3を一端部にて相互に連結する連結部 材 1 4とを備えて構成されている。

前記表裏一対のホルダ一部材 1 1 , 1 2は、 図 3に示されるように、 平面部 1 5と、 この平面部 1 5の外周縁に形成された周壁 1 6と、 前記平面部 1 5内の領 域を各六区分に仕切る仕切壁 1 7とを備えており、 これらによって記録媒体とし てのフロッビーディスク Fを収納することのできる収納ポケッ 卜 2 0が形成され ている。 ここで、 各収納ポケッ ト 2 0に収納されるフロッビーディスク Fは、 収 納ボケッ ト 2 0の角部において、 前記平面部 1 5との間にディスク板厚相当の隙 間を隔てて形成された片状部 2 1で脱落防止が図られる。

前記ホルダー部材 1 1 , 1 2の連結側には、 図 4及び図 5にも示されるように 、 連結部材 1 4が着脱自在に装着される挿入部 2 2が形成されている。 この挿入 部 2 2は、 連結側となる周壁 1 6部分に形成された切欠部 2 4と、 この切欠部 2 4の底部からスリット状の隙間 Cを隔てた位置に設けられた桁部 2 5とによって 形成されている。 ここで、 桁部 2 5は、 前記周壁 1 6の肉厚に略相当する分だけ 当該周壁 1 6の内側位置に設けられている。

前記連結部材 1 4は、 図 6及び図 7に示されるように、 中央部に折り曲げ部 2 9を挟んで相対配置されるとともに、 前記挿入部 2 2の隙間 Cに挿入できる板厚 を有する一対の連結片 3 0 , 3 0を備えて構成されている。 折り曲げ部 2 9は、 各連結片 3 0， 3 0の間に位置する接続片 3 1を部分的に薄肉にすることによつ て形成されている。 また、 各連結片 3 0の長手方向における両側には略 U字伏の 切欠凹部 3 3が形成されているとともに、 この切欠凹部 3 3内に設けられた屈曲 片 3 4を介して外側に爪片 3 O A, 3 O Aがそれぞれ形成されている。 これらの 爪片 3 0 A， 3 O Aの外側縁には段部 3 O B力 <形成されており、 この段部 3 0 B は前記挿入部 2 2に連結片 3 0が挿し込まれたときに、 揷入部の一部、 すなわち 桁部 2 5の外縁部分に係合できるようになつている。 また、 爪片 3 O A , 3 O A は、 それらの外側に指を掛けて内側に力が付与されたときに、 前記屈曲片 3 4の 存在下で折損防止されながら相互に内側へ変位可能に設けられて桁部 2 5との係 合が解除できる一方、 指の力を解除した時に、 元の係合位置に復帰できるように なっている。

次に、 前記増設用のホルダー部材 1 3の詳細構造について説明する。 なお、 以 下において、 前記表裏のホルダー部材 1 1 , 1 2と同等の構成部分について同一 の符合を用い、 説明を省略若しくは簡略にする。

図 8 (A) 及び （B ) に示されるように、 増設用のホルダー部材 1 3は、 平面 部 1 5の表裏両面側に記録媒体の収納ポケッ ト 2 0がそれぞれ構成されている。 この収納ボケッ ト 2 0に収納されるフロッビーディスク Fは、 片状部 2 1によつ て脱落防止がなされるようになつている。 ここで、 片状部 2 1と相対する平面部 1 5の部分は打抜き穴 4 0として形成されている。

前記増設用のホルダ一部材 1 3は、 図 8 (A) に示されるように、 連結側の縁 に沿って複数の綴じ込み穴 4 2を有する綴じ片 4 3を備えており、 この綴じ片 4 3の端縁には背板部材 4 5が着脱自在に装着されるようになっている。 また、 綴 じ片 4 3は、 長手方向に沿って部分的に薄肉となった折り曲げ部 4 4を備え、 こ の折り曲げ部 4 4により増設用のホルダ一部材 1 3が前記一対のホルダー部材 1 1 , 1 2間に綴じ込んで連結された際に、 連結領域の周辺に無理な負荷を与える ことなく自由端側が回転方向へ移動できるようになつている。 綴じ片 4 3におい て、 綴じ込み穴 4 2と略同一の線上には複数の角穴 4 6が形成され、 これらの角 穴 4 6に前記背扳部材 4 5力 <係合可能となっている。

前記背扳部材 4 5は、 図 9及び図 1 0に示されるように、 細長く延びる背板本 体 5 0と、 この背板本体 5 0の長手方向両端に所定間隔を隔てて配置された一対 の背板片部 5 1と、 これら背板本体 5 0及び背板片部 5 1間に設けられた揷入部

5 3と、 前記背板本体 5 0及び背扳片部 5 1の一方の面から突設されるとともに 、 前記増設用のホルダー部材 1 3における綴じ片 4 3の肉厚に略相当する隙間が 形成できるように交互に配置された複数の挟持片 5 4 (図 1 0 (A ) 照） とを 備えて構成されている。

挿入部 5 3は、 各三本の細い桁部 5 5， 5 6 , 5 7によって構成され、 中央部 の桁部 5 6を挟む両側に対称配置されている。 これら桁部 5 5〜5 7の相互間に 形成された隙間 Cは前記連結部材 1 4の連結片 3 0が挿し込み可能な幅に設けら れている。 桁部 5 5〜5 7のうち、 中央の桁部 5 6を除く桁部 5 5 , 7は、 挟 持片 5 4が設けられている方に若干シフトした位置に設けられている。 このシフ 卜した量は、 連結部材 1 4における接続片 4 1の肉厚に略対応する。 従って、 連 結片 3 0が挿入部 2 2に挿し込まれた状態で、 接続片 4 1の外側面が背板本体 5 0の外側面と面一となるようになつている。 また、 前記挟持片 5 4のうち、 一部 の挟持片 5 4には爪部 5 5 Aが形成されており、 これらの爪部 5 5 Aが前記綴じ 片 4 3に形成された角穴 4 6に係止可能とされ、 これにより、 背板部材 4 5が自 然に脱落することがないようになっている。

なお、 図 1 1に示されるように、 前記綴じ片 4 3の領域内において、 当該綴じ 片 4 3の上下各両縁 （図では左右方向の縁） 近傍には、 二つの穴からなるフック 装着部 6 0が設けられており、 当該フック装着部 6 0には、 図示しないハンガー 用のレールに係合可能なフック 6 1が着脱自在に装着されるようになつている。 このフック 6 1は、 中央部が折り曲げ可能に形成された左右一対のフック形成片

6 3 , 6 3からなる。 ここで、 一方のフック形成片 6 3には、 フック装着部 6 0 内に入り込むことのできる外形を備えた二個の円筒部 6 4が設けられており、 他 方のフック形成片 6 3には、 折り曲げた伏態で前記円筒部 6 4に嵌め込み可能な ビン軸 6 5が設けられている。 また、 各フック形成片 6 3には、 下向きに開放す る凹部 6 6が形成されており、 この凹部 6 6内にハンガー用のレールが受容され る o

次に、 本実施例に係るホルダーの組み立て方法並びにその使用方法について、 図 1 2をも参照しながら説明する。 ここでは、 前述した表裏一対のホルダー部材 1 1 , 1 2間に増設用のホルダ一 部材 1 3が綴じ込まれて一体化される場合を説明する。

最初に、 増設用のホルダー部材 1 3には、 その綴じ片 4 3の端縁に背板部材 4 5を装着しておく （図 8 (A) 参照） 。 この装着は、 背板部材 4 5の各挟持片 5 4側を綴じ片 4 3の端縁に相対させ、 交互の配置関係となった各挟持片 5 4の間 に綴じ片 4 3を挿し込むように力を付与することによって行うことができる。 装 着完了状態では、 挟持片 5 4の爪部 5 4 Aが綴じ片 4 3の角穴 4 6に入り込んで 係合するため、 外力を付与しない限り背板部材 4 5が脱落することはない。 次いで、 図 1 2に示されるように、 各ホルダ一部材 1 1〜1 3の前記挿入部 2 2 , 5 3の位置が相互に一致するように重ね合せて当該挿入部 2 2， 5 3が上方 となるように机上等に立設する。 この状態で、 各ホルダ一部材 1 1〜1 3の端部 を跨ぐように連結部材 1 4の連結片 3 0を揷入部 2 2 , 5 3に若干挿し込む。 そ して、 上方より押し込み力を付与すると、 前記爪片 3 O A, 3 O Aが相互に接近 する方向に変位して連結片 3 0全体の挿し込みが許容され、 連結部材 1 4の接続 片 3 1の外面が各ホルダー部材 1 1〜1 3の各端面と面一となる位置まで挿入さ れる。 この時、 爪片 3 O Aの外縁に設けられた段部 3 0 Bが挿入部 2 2 , 5 3の 内側部分に係合することとなり、 連結部材 1 4の脱落防止が図られる。

以上の連結作業が完了した状態では、 図 1に示された状態に各ホルダ一部材 1 1〜1 3力 <一体化し、 これ以後、 フロッピーディスク Fを収納するためのホルダ 一として利用すること力《可能となる。

ここで、 ホルダ一部材 1 1と増設用のホルダー部材 1 3との間に新たな増設用 のホルダー部材 1 3を別途追加しょうとする場合、 例えば、 図 2に示されるよう な状態に展開する。 そして、 ホルダ一部材 1 1側又は増設用のホルダ一部材 1 3 側の何れか一方における連結部材 1 4の爪片 3 O A, 3 O Aを外側から指で摘む 。 この状態で、 各爪片 3 O A, 3 O Aを相互に接近する方向に力を付与すること で前述の係合が解除され、 この時、 ホルダー部材 1 1及び 1 3を離間方向に引つ 張ることで連結を解除することができる。 この後、 追加すべき増設用のホルダ一 部材 1 3に対応した別途の連結部材 1 4をも用い、 各端部を跨ぐように、 すなわ ち、 前記挿入部 2 2， 5 3内に連結部材 1 4の連結片 3 0をそれぞれ挿入すれば よい。

前記增設用のホルダ一部材 1 3は、 図 1 1に示されるように、 ハンギング方式 でファイルする利用態様も選択することが可能である。 この場合、 前述の背板部 材 4 5を綴じ片 4 3から取り外しておき、 フック装着部 6 0にフック 6 1を装着 すればよい。 この装着は、 フック装着部 6 0に対してフック形成片 6 3の円筒部 6 4を挿入しておき、 ビン軸 6 5が設けられた方のフック形成片 6 3を図中矢印 方向に折り曲げてビン軸 6 5を円筒部 6 4内に嵌合させることによって行うこと ができる。 また、 背板部材 4 5及びフック 6 1を装着しない状態では、 綴じ片 4 3の綴じ込み穴 4 2を利用して通常のバインダ一等にもファイルすることが可能 となる。

なお、 前記実施例において、 ホルダ一 1 0の表裏側に位置するホルダー部材 1 1 , 1 2は、 外側面が平面となったタイプのものを図示説明したが、 本発明はこ れに限定されるものではない。 すなわち、 本発明は、 ホルダー部材 1 1 , 1 2に も表裏各面に収納ポケット 2 0を形成して実質的に増設用のホルダー部材 1 3と 同一の構成としたものも含む。

また、 前記連結部材 1 4は、 ホルダー部材 1 1〜1 3の上下方向に沿う二箇所 領域にそれぞれ装着する構成を採用したが、 連結部材 1 4の長手方向長さを実施 例構成よりも長大なものとして形成すれば、 ホルダー部材 1 1〜1 3の端部にお ける一箇所領域にて相互の連結を行うことも可能である。 更に、 連結部材 1 4は 、 図示構成例の形状に限らず、 実質的に同様の作用を奏する限り、 種々の形状変 更を行ってもよい。

また、 増設用のホルダ一部材 1 3の綴じ片 4 3に設けられたフック装着部 6 0 の形伏は、 装着されるフック 6 1の形状との相関関係によって決定されるもので あり、 図示のような丸穴に限定されるものではない。 例えば、 フック装着部 6 0 は、 丸穴に替え、 綴じ片 4 3の両面から突出するビンを設けておくことが例示で きる。 この場合、 フック 6 1側に前記ビンに圧入される穴を形成すること等力考 えられる。

更に、 前記ホルダ一部材 1 1〜1 3は、 フロッピ一ディスク Fの収納に適した 収納ポケット 2 0を採用したが、 本発明に係るホルダーは、 その他の記録媒体を 収納することも勿論可能である。 例えば、 コンパクトディスク等を収納対象とす る場合には、 収納ポケッ 卜の外形を円形にするとともに、 その中央部又は外縁部 に適宜な係合部を設けてディスクを保持できるようにすれば足りる。 加えて、 本 発明は、 ホルダー 1 1〜 1 3における各面において複数の収納ボケット 2 0を形 成したものに限らず、 一個の収納ポケッ ト 2 0としてもよい。 例えば、 レーザ一 ディスク等の記録媒体は直径が大きいため、 収納ポケット 2 0は必然的に一個と なろ ό。

本発明は以上のように構成され、 且つ、 作用するので、 これによれば次のよう な効果を得ることができる。

すなわち、 ホルダ一部材相互の連結と分離とを任意に行うことのできる連結部 材を採用するとともに、 この連結部材が各ホルダー部材の挿入部に挿し込みでき る構成としたから、 多数枚のホルダ一部材を連結した状態で単一のホルダーとす ることが可能となり、 記録媒体を集中的に保存、 管理することができる。

また、 連結部材は折り曲げ部を挟んで相対する一対の連結片によつて構成され ており、 樹脂材料によって量産することのできる適性を備えているため、 廉価に 提供し得る連結部材によって、 高価なバインダ一等を利用する必要性を一掃する ことができる。 しかも、 本発明は、 增設タイブを積極的に考慮したものであるた め、 記録媒体の収納量の増加に伴って、 単体として提供し得る増設ホルダーのみ を消費者が購入すれば足り、 消費者にとっても経済的な利用を図ることが可能と なる。

しかも、 増設用のホルダーは、 各ホルダ一部材を個々に分離して各種の利用態 様を選択することが可能であるため、 消費者の多様なニーズに対応することがで き、 商品価値の一層の向上を図ることができる。 産業上の利用可能性

本発明は、 フロッピーディスク等の記録媒体を、 まとめて収納、 管理するに特 に適したホルダ一として利用することができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 記録媒体の収納ポケッ 卜が形成された一対のホルダー部材を設けるとともに

、 これらホルダ一部材の一端側を支点として他端側が開閉可能に連結されたホル ダ一において、 前記一対のホルダー部材は、 これらの端部側に着脱自在に設けら れた連結部材を介して相互に分離可能に連結されるとともに、 前記連結部材は各 ホルダー部材の各端部間に跨がって装着されることを特徴とするホルダー。

2. 前記一対のホルダ一部材の間には増設用のホルダー部材が少なくとも一以上 連結可能に設けられ、 前記連結部材は、 隣り合うホルダ一部材の各端部間に跨が つてそれぞれ装着されることを特徴とする請求項 1記載のホルダー。

3. 前記連結部材は折り曲げ部を挟んで相対する一対の連結片を備えて構成され る一方、 前記各ホルダー部材の端部側には連結片の挿入部が設けられ、 これらの 挿入部に前記連結片を揷し込むことによって各ホルダ一部材が相互に連結される ことを特徴とする請求項 1又は 2記載のホルダー。

4. 前記増設用のホルダー部材は綴じ込み穴が形成された綴じ片を備え、 この綴 じ片の端部には前記連結片の揷入部を対称配置してなる背板部材が着脱自在に装 着されることを特徴とする請求項 3記載のホルダ一。

5. 前記増設用のホルダー部材は、 前記綴じ片の領域内に一対のフック装着部が 形成され、 これらのフック装着部にはハンガ一用のフックがそれぞれ着脱自在に 設けられることを特徴とする請求項 4記載のホルダー。

6 . 記録媒体の収納ポケッ 卜が表裏各面に形成されるとともに、 一端側に綴じ込 み穴を備えた綴じ片が形成され、 且つ、 前記綴じ込み穴よりも内側の線じ片領域 内にハンガー用のフックが着脱自在となるフック装着部が形成されていることを 特徴とするホルダー。