明細 圧縮画像デー タ伝送方法及び装 技術分野 本発明は、 圧縮さ れた画像デー タ の複数の系列を伝送する圧縮画 像デー タ伝送方法及び装置に関する。
背景技術 従来、 画像デー タ の圧縮を効率良 く 行う ため に、 各フ レーム の画 像を、 I ピ ク チ ャ (Intra-coded Picture: 画像内符号ィヒ又は ィ ン 卜 ラ符号化画像) 、 P ピ クチ ャ (Predictive coded Picture : 前方予 測符号化画像 )及び B ピ ク チ ャ (BidirectionaHy predictive code d Picture : 両方向予測符号化画像)の 3種類のいずれかのビ ク チ ャ と し、 これ ら の 3つの ピ クチ ャ のフ レーム画像を組み合わせて、 画 像デー タ を圧縮符号化する方法が用 い ら れてい る。 I ビ ク チ ャ のデ 一 夕 は、 そのフ レーム画像のみによ っ て圧縮さ れた画像デー タ であ り、 Pビ ク チ ャ のデー タ は、 そのフ レーム画像 と その フ レーム画像 以前でかつ最 も近い I ピ ク チ ャ のフ レーム画像 と を基に圧縮さ れた 画像デー タであ り、 B ピ ク チ ャ のデー タ は、 そのフ レーム画像 と そ の フ レーム画像の前後でそれぞれ最 も近い I ピ ク チ ャ 又は P ピ クチ ャ のフ レーム画像の合計 3 フ レームの画像を基に圧縮 さ れた画像デ 一 夕である。
例えば、 図 1 に示すよ う な符号化を行 っ たデー タ列をフ レーム単 位で伝送する場合には、 圧縮さ れた画像デー タは、 図 2 Aの系列 A に示すデー タ列と なる。 こ こで、 こ の系列 Aのデー タ 列で示さ れる 画像 と は異なる画像のデー タ を圧縮 し たデー タ列を、 図 2 B に示す よ う に、 系列 B と し、 こ の系列 A と 系列 B を フ レーム同期させ、 第 4 フ レーム 目 の切換点 P で系列 Aか ら系列 B に切 り 換える場合には, 図 2 C に示す系列 C のデー タ列を得る こ と になる。
と こ ろで、 図 2 C に示す系列 C 内の切換点 P の直後のフ レーム画 像 P B - 4 は、 画像デー タ を符号化 し た と きのフ レーム画像 I B - 2 が 欠落 し ているので、 復号化を施すと き には正 し く 復号化される こ と がで き ない。 ま た、 フ レーム画像 P B - 4 の次のフ レーム画像 B B - 5 も復号エラ ーが生 じ たフ レーム画像 P B - 4 を使用 して復号化が行わ れる こ と になるので、 復号エラーが生 じ る。 復号エラ ーの発生の仕 方は 2 つの系列間の位相 と切換点によ っ て異なる力、'、 上述のよ う に、 2 つの系列を所定の切換点で切 り 換え る場合には、 復号エラーの発 生を 回避する こ とができ ない。 したが っ て、 通常は圧縮さ れた画像 デー タ に復号化を施 し て、 復号化さ れた画像信号の領域で切換を行 う 力 V こ の場合には、 復号化と 符号化と を繰 り 返すので、 画質は劣 化 し てい く。 ま た、 ハー ドウ ァ構成が大規模 と なる。
そ こで、 本発明は、 上述の実情に み、 画質が劣化する こ と な く、 複数の系列のデータ列の切換を行う こ とがで き る圧縮画像デー タ伝 送方法及び装置を提供する ものである。 発明の開示
上述 し た課題を解決するため に、 本発明に係る圧縮画像デー タ伝 送方法は、 フ レーム相関を用いて圧縮された画像デー タ (以下、 圧 縮画像デー タ と い う。 ) を フ レーム毎に伝送する際に、 フ レーム毎 に伝送さ れる圧縮画像デー タを復号化するために必要な圧縮画像デ 一 夕 を上記フ レーム毎に伝送さ れる圧縮画像デー タ と 同 じ フ レーム 内で同時に伝送する こ と を特徴 と する。
ま た、 本発明 に係る圧縮画像デー タ伝送方法は、 複数の速続する フ レーム において、 各フ レーム内 に含ま れる圧縮画像デー タ の和集 合の圧縮画像デ一 夕 を上記複数の連続する各フ レーム に コ ピー し て 伝送する こ と を持徴 と する。
また、 本発明 に係る圧縮画像デー タ伝送方法は、 フ レーム相関を 用いて圧縮さ れた画像デー タの 2 つの系列を切 り 換えて伝送する際 に、 2 つの系列を切 り 換える切換点の前後の各デー タ 列において、 切 り 換え られて伝送 さ れる各フ レームの圧縮画像デー タを復号化す るために必要な圧縮画像データ を切 り 換え られた 2 つの系列の各デ 一 夕列に入れる こ と を特徴 とする。
こ こで、 上記切換点の前後の各 1 フ レーム内に圧縮画像デー タ を 復号化するため に必要な圧縮画像デー タ をそれぞれ S鱖する こ と を 特徴 とする。
ま た、 本発明に係る圧縮画像デー タ伝送装置は、 フ レーム相関を 用 いて圧縮 さ れた第 1 及び第 2 の画像信号が入力され、 第 1 及び第 2 の画像信号の種類を判定するデコーダと、 第 1 及び第 2 の画像信 号をそれぞれ一時的に保持する第 1 及び第 2 の メ モ リ と、 切換信号 及びデコ ー ダによ っ て判定 された第 1 及び第 2 の画像信号の種類に 基づいて、 第 1 及び第 2 のメ モ リ か らの第 1 及び第 2 の画像信号の
銃出 し を制御する制御手段 と、 切換信号に基づいて、 第 1 及び第 2 のメ モ リ か ら読み出 さ れた第 1 及び第 2 の画像信号を切 り 換えて出 力する切換手段と を有する こ と を特徴とする。
こ こで、 上記制御手段は、 切換信号が示す切換点での第 1 及び第 2 の画像信号が復号さ れる際に、 その前又は後ろの画像信号が必要 な種類の信号である こ とがデコーダによ つ て判別さ れた場合には、 切換点での第 1 及び第 2 の画像信号にその復号に必要な画像信号を 付加 してメ モ リ から読み出すよ う に上記メ モ リ を制御する こ と を特 徴 と する。
また、 上記制御手段は、 第 1 及び第 2 のメ モ リ には第 1 及び第 2 の画像信号が各フ レーム毎に入力さ れ、 切換点での上記第 1 及び第 2 の画像信号のフ レーム内 に、 その画像信号を復号する際に必要な 画像信号を付加 してメ モ リ から読み出すよ う にメ モ リ を制御する こ と を特徴とする。
そ して、 本発明では、 フ レーム相関を用いた圧縮画像デー タ を伝 送する場合に、 復号化する ために必要な圧縮画像デー タのみを各フ レーム毎に含むよ う に し た り、 復号化するために必要な圧縮画像デ 一 夕 と して各フ レーム 内に含ま れる圧縮画像データの和集合の圧縮 画像デー タ を各フ レーム毎に コ ピー し た り する。
ま た、 本発明では、 圧縮画像デー タの系列を切 り 換えて伝送する 場合には、 こ の切換点の前後の各デー タ列の内で、 切 り 換え られて 伝送 される各フ レームの圧縮豳像デー タ を復号化する ため に必要な 圧箱 B像デー タ を、 上記切換点の前後の各デー タ列に入れる。 図面の簡単な説明
図 1 は、 フ レーム相関を利用 し た画像圧縮方法を説明するための 図である。
図 2 A、 2 B、 2 Cは、 圧縮画像データの系列の切換を説明する ための図である。
図 3 A、 3 B、 3 C、 3 Dは、 本発明 に係る第 1 の圧縮画像デー 夕伝送方法を説明するための図である。
図 4 は、 本発明に係る圧縮画像デー タ伝送装置の具体的な構成を 示すブロ ッ ク図である。
図 5 A、 5 B、 5 C、 5 Dは、 図 3 に示す圧縮画像デー タのメ モ リ への書込み及び読出 し タ イ ミ ングを示す図である。
図 6は、 本発明に係る第 2の圧縮画像デー タ伝送方法を説明する ための図である。
図 7 は、 圧縮画像データ の切換のための概略的な構成を示す図で ある。
図 8 A、 8 B、 8 C、 8 D、 8 Eは、 図 6 に示す圧縮画像デー タ のメ モ リ への書込み及び読出 し タ イ ミ ングを示す図である。 発明 を実施するための最良の形態 以下、 本発明の好ま し い実施例について、 図面を参照 しながら説 明する。 図 3 は、 本発明 に係る第 1 の圧縮画像デー タ伝送方法を説 明するための図である。
まず、 圧縮された画像デー タ (以下、 圧縮画像データ という。 ) の 2つの系列を フ レーム単位で切 り 換えた後に、 圧縮画像デー タ を
正 し く 復号化するためには、 2 つの糸列の切換点の前後のフ レーム 内にそれぞれのフ レーム画像を復号化するための全てのデー タが含 まれていればよ い。 こ れによ つ て、 画質の劣化を生 じ る こ と な く 2 つの系列の切換を行う こ と が可能である。 し たが っ て、 各フ レーム 毎に、 その フ レーム を復号化するため に必要な全てのデー タ を伝送 すれば、 任意のフ レーム において系列の切換が可能と なる。 ま た、 各フ レーム において復号化すべ き フ レーム画像のデー タ を示す情報 を、 各フ レームの先頭にヘ ッ ダと し て付加する。
具体的には、 図 3 B に示すよ う に、 4 フ レームを 1 つのま と ま り (グループォブピ ク チ ャ ) とする図 2 A の系列 Aのデータ列 と 同様 のデー タ列を用いる場合に、 図 3 C に示すよ う に、 各フ レーム毎に そのフ レーム を復号化する ために必要な圧縮画像デー タのみを伝送 する力、、 若 し く は図 3 D に示すよ う に、 各フ レーム内 に含ま れる圧 縮画像デー タ の和集合の圧縮画像デー タ を各フ レーム にコ ピー して 伝送すればよ い。
まず、 各フ レーム毎にそのフ レーム を復号化するために必要な圧 縮画像デ一 夕 のみを伝送する場合について説明する。 図 3 C に示す よ う に、 先ず、 フ レーム F , では I ピ クチ ャ であるフ レーム画像 I
A- , の圧縮画像デー タが伝送さ れる。 こ のフ レーム画像 I A はこ のフ レーム画像のみで復号化を 行う こ と がで き るので、 フ レーム F , ではフ レーム豳像 Ι Α- , のみの圧縮 g像デー タが伝送される。 次に、 フ レーム F 2 では B ピ クチ ャ であるフ レーム画像 B A-2 の 圧縮画像デー タが伝送さ れる。 こ のフ レーム画像 B A-2 の復号化を 行う と き には、 このフ レーム画像 に最も近い I ビクチ ャ であ る前フ レームのフ レーム画像 Ι Α- , 及び後フ レームの Ρ ピ クチ ャ で
ある フ レーム画像 P A-3 が必要 と なるので、 フ レーム F 2 ではフ レ ーム画像 Ι Α- , 、 Β Λ-2 及び Ρ Α-3 の 3 つの圧縮さ れた画像デー タ が伝送さ れる。 そ して、 フ レーム F 2 の先頭に復号化 されるべ き圧 縮画像デー タ は、 B ビ クチ ャ である こ と を示す情報を追加する。
さ ら に、 フ レーム F 3 では P ピ ク チ ャ である フ レーム画像 P A-3 の圧縮画像デー タが伝送さ れる。 こ のフ レーム画像 P A-3 の復号化 を行う と き には、 こ のフ レーム画像 P A-3 の前フ レームの I ピ クチ ャ である フ レーム画像 I A - , が必要 と なるので、 フ レーム F 3 では フ レーム画像 Ι Α- , 、 Ρ Α-3 の 2 つの圧縮さ れた画像デー タが伝送 さ れる。 そ し て、 フ レーム F 3 の先頭に復号化さ れるべき圧縮画像 デー タは、 Ρ ピ クチ ャ である こ と を示す情報を追加する。
ま た、 フ レーム F 4 では B ピ クチ ャ である フ レーム画像 B A- 4 の 圧縮画像デー タが伝送 さ れる。 こ のフ レーム画像 B A- 4 の復号化を 行う と き には、 このフ レーム画像 Β Α-4 に最も近い I ピ クチ ャ であ る後フ レームのフ レーム画像 I A-5 及び前フ レームの P ピ ク チ ャ で ある フ レーム画像 P A-3 が必要 と なる。 こ こ で、 上記フ レーム画像 P A-3 を正 し く 復号化するため にはフ レーム画像 Ι Α- , が必要であ る。 し たが っ て、 フ レーム F 4 ではフ レーム画像 I Α - , 、 Ρ Α-3 、 Β Λ- 4 及び 1 *-5 の 4 つの圧縮さ れた画像デー タが伝送される。 そ して、 フ レーム F 4 の先頭に復号化さ れるべき圧縮画像デー タ は、 B ピ クチ ャ である こ と を示す情翱を追加する。
こ のよ う に し て、 フ レーム毎に復号化を行う ため に必要な圧縮画 像データ を同 じ フ レーム内で同時に伝送する。 なお、 ヘ ッ ダデー タ の代わ り に、 各フ レーム 内の圧縮画像デー タの各先頭位置にそのデ 一 夕 の有効性を示すフ ラ グ付加 し て も よ い。 すなわち、 各フ レーム
內で復号化さ れるべ き圧縮 S像デー タ を有効データ と し てフ ラ グ 1 を付加 し、 その他の重複 し たデータ にはフ ラ グ 0 を付加する。
つぎに、 各フ レーム内に含ま れる圧縮画像デー タの和集合の圧縮 画像デー タ を各フ レーム に コ ピー し て伝送する場合について説明す る。
こ の場合には、 フ レーム F 2 では、 図 3 D のフ レーム F 2 に示す よ う にフ レーム画像 Ι Α- , 、 Β Λ-2 及び の 3 つの圧縮さ れた 画像デー タが伝送さ れる力、'、 これら の圧縮画像デー タ をフ レーム F
3 に も コ ピー して伝送する こ と によ り、 フ レーム F 3 ではフ レーム 画像 P A-3 を復号化する こ とができ る。 また、 フ レーム F 4 では図
3 Dのフ レーム F 4 に示すよ う にフ レーム画像 Ι Α- , 、 Ρ Λ-3 、 Β 及び I Α-5 の 4 つの圧縮さ れた画 «デー タが伝送されるが、 こ れらの圧縮画像デー タ をフ レーム F 5 に も コ ピー し て伝送する こ と によ り、 フ レーム F 5 ではフ レーム画像 I A-S を復号化する こ とが でき る。 こ のよ う に し て、 2 つのフ レームの う ちの最初のフ レーム において同時に伝送 さ れる複数フ レーム分の圧縮画像データ を 2 番 目 のフ レーム にその ま ま コ ピー して伝送する こ と によ り、 伝送する デー タ列の生成が容易 と なる。 なお、 上述 し た実施例においては、 B ピ クチ ャ を 2 フ レーム分含む 4 フ レーム分の画像デー タ を 1 つの ま と ま り (グループォブピ クチ ャ ) と しているので、 伝送さ れるデ ー タ列内では 2 フ レームずつにおいて同 じ フ レーム数分の圧縮画像 デー タがコ ピー されて伝送さ れる力 1 つの ま と ま り 内の B ビ クチ ャ のフ レーム数がさ ら に多 く なれば、 伝送さ れるデー タ列内で同 じ フ レーム数分の圧縮画像データがコ ピーされる フ レーム数も さ ら に 多 く なる。
上述の圧縮画像デー タ伝送方法においては、 原理的には、 圧縮豳 像デー タの送信側は、 数フ レーム分の圧縮画像デー タ を保存するた めのメ モ リ を持ち、 こ のメ モ リ か ら必要に応 じ て圧縮画像デー タ を 読み出すよ う にする。 例えば、 圧縮画像デー タの送信側が圧縮画像 デ一 夕を記録及び再生するデ ィ ジ タルビデオテープレ コーダ ( D V T R ) である場合、 こ の D V T Rの概略的な構成を図 4 に示す。 図 4 の図示 し ない記録媒体上に害き込まれた圧縮画像デー タ は再 生へ ッ ド 7 によ っ て読み出 さ れた後、 再生ア ンプ 8 を介 し て同期情 報抽出器 9 に送 られる。 こ の同期情報抽出器 9 では、 送られた圧縮 画像デー タ から 同期信号及び識別情報等の付加情報が取 り 出 さ れる。 こ の同期信号によ っ て同期が取 られた圧縮画像デー タ はエラー訂正 復号化 ¾ 1 0 に送られる。 こ のエラー訂正復号化器 1 0 では、 送ら れた圧縮画像データ に対 してエラー訂正が施さ れる。 このエラー訂 正さ れた圧縮画像デー タは画像圧縮復号化器 1 1 に送 られて復号化 すなわち伸長処理さ れ、 画像修正回路 1 2 に送られる。 こ の豳像修 正回路 1 2 では画像の修正が行われ、 Ό / A (デ ィ ジ タル Zアナ口 グ) 変換器 1 3 によ っ てアナロ グ信号に変換さ れた後に、 端子 1 8 を介 し て出力 さ れる。 ま た、 端子 1 9 を介 し て A / D (アナロ グ Z デ ィ ジ タル) 変換器 1 に入力さ れる画像デー タのアナロ グ信号はデ ィ ジ タル信号に変換さ れた後に画像圧縮符号化器 2 に送られる。 こ の画像圧縮符号化 2 では、 上記送 られた画像デー タ の圧縮符号化 が行われ、 こ の圧縮符号化さ れた画像データ はエラー訂正符号化 S 3 においてエラー訂正のためのエラー符号が付加さ れる。 こ のエラ 一訂正された圧縮画像デー タは、 同期愔報付加器 4 に送られて付加 情報 と し て同期信号及び識別情報等の付加清報が付加される。 この
同期清報付加器 4 か ら出力 される圧縮画像デー タは記録ア ンプ 5 を 介 して記録へ ッ ド 6 に出力 さ れ、 図示 し ない記録媒体上に害き込ま れる。
また、 上記エラー訂正復号化器 1 0 から出力さ れる圧縮画像デー タ は、 ノ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 及びメ モ リ コ ン ト ロール回路 1 5 に も送 られる。 上記メ モ リ コ ン ト ロール回路 1 5 か らの制御によ っ て、 上 記バ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に記慷さ れた圧縮画像デー タから各フ レーム 毎のそのフ レームを復号化するために必要な数フ レーム分の圧縮画 像デ一夕が取 り 出 さ れ、 出力フ ォ ーマ ツ ト 符号化器 1 6 に送 られる c こ の出力フ ォ ーマ ツ ト 符号化 l 6 では、 送 られる圧縮画像デー タ を各フ レーム毎に符号化 し て信号出力端子 1 7 から出力する。
こ こで、 図 4 のノ、' ッ フ ァ メモ リ 1 4 への圧縮画像データの書込み 及び読出 し タ イ ミ ン グを図 5 に示す。
まず、 図 5 B に示す書込みタ イ ミ ン グでは、 先ず、 4 フ レーム分 の画像デー タが上記バ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に順次害き込まれる。 こ の 後、 図 3 B に示すデー タ列の場合には、 図 5 C に示す タ イ ミ ン グで、 第 5 フ レームの画像デー タがバ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に書き込まれる と 同時に、 伝送 されるデー タ列と してフ レーム F , か ら顧次上記パ ッ フ ァ メモ リ 1 4 に書き込まれた圧縮画像デー タが読み出 さ れる。 ま た、 図 3 C に示すデー タ列の場合には、 図 5 D に示す タ イ ミ ン グで、 上記バ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に害き込ま れた圧縮画像デー タが読み出 さ れる。
なお、 図 5 C に示す読出 し タ イ ミ ン グは、 第 3 フ レームの画像デ 一 夕がノヽ · ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に書き込ま れる と 同時に、 ノ ッ フ ァ メ モ リ 1 4 に書き込まれた圧縮画像デー タ を読み出すよ う に して もよ い c
こ こで、 図 4 の信号出力端子 1 7 か ら出力 さ れるデ一 夕列を受信 する受信側はヘ ッ ダ情報に基づいて復号されるべきデータ と重複デ 一 夕 を判別する。 こ の受信側が レ コーダであるな らば、 この受信 し たデー タ列か ら重複データ を除去 し て記録を 行う ものであ り、 ま た, 上記受信側が復号化器であるな らば、 受信 し たデー タ列の系列通 り に復号化を行う ものである。
上述 した実施例においては、 系列の切換がで き るよ う に前も っ て 画像デー タの送信側において圧縮処理を行っ て いる。 これに対 して、 次に、 第 2 の圧縮画像デー タ伝送方法と して、 系列の切 り 換え時に 画像デー タ を圧縮処理 し て、 糸列の切換点の前後の画像を完全に復 号化する こ とができ る よ う に、 その部分だけ画像デー タ を詰めて伝 送する場合を以下に説明する。
図 6 は、 第 2 の圧縮画像デー タ伝送方法を説明するための図であ る。 こ の図 6 に示す系列 A及び系列 B は、 図 2 に示す系列 A及び系 列 B と 同様の系列である。 この圧縮画像デー タ伝送方法において、 こ の系列 A及び系列 B を第 4 フ レーム 目 の切換点 P で系列 Aか ら系 列 B に切 り 換え る場合には、 系列 B の切換点 P の直後のフ レーム画 ft P B - 4 を復号化するため にフ レーム画像 I B - 2 及びフ レーム画像 B B - 3 の圧縮画像デー タ も 1 フ レーム内に含むよ う にする。
ま た、 第 2 の圧縮画像データ伝送方法における圧縮画像デー タの 切 り 換えのための回路の概略的な構成を図 7 に示す。
先ず、 信号入力端子 2 1 から は系列 A のデー タ列が入力さ れ、 信 号入力端子 2 2 から は系列 Bのデー タ列が入力 される。 系列 A のデ 一 夕列はデコーダ 2 3 に送 られ、 ま た、 糸列 B のデー タ列はデコー ダ 2 4 に送 られて、 それぞれのデー タ列内の各フ レーム画像の圧縮
画像デー タが I ピクチ ャ であるの力、、 B ビクチ ャ であるのか、 それ と も P ピ クチ ャ であるのかが判別 さ れる。 こ のデコーダ 2 3、 2 4 から出力されるそれぞれの判別結果はメモ リ 切換制御部 2 8 に送ら れる。 また、 上記デコーダ 2 3、 2 4 に送られたデー タ列はメ モ リ 2 5、 2 6 にそれぞれ害き込ま れ、 記憶さ れる。 こ の と き、 上記メ モ リ 2 5、 2 6 は遅延回路 と し て機能する。
こ こで、 上記メモ リ 切換制御部 2 8 には切換信号入力端子 2 7 か ら入力さ れる切換信号が送 られている。 上記メ モ リ 切換制御部 2 8 は、 上記送 られる切換信号に基づいて上記メ モ リ 2 5、 2 6 及び信 号選択器 2 9 に対 し て切換制御信号を出力する。 上記メ モ リ 2 5、 2 6 からは、 上記メ モ リ 切換制御部 2 8 から の切換制御信号に基づ いて、 記使さ れている圧縮画像デー タが銃み出 さ れる。 こ の読み出 さ れた圧縮画像デー タ は信号選択器 2 9 に送 られる。 この信号選択 器 2 9 では、 上記メ モ リ 切換制御部 2 8からの切換制御信号に基づ いて、 送 られる圧縮画像デー タ を切 り 換えて出力する こ と によ り、 信号出力端子 3 0か ら糸列 C のデー タ列が出力 される。
こ の と き のメ モ リ 2 5、 2 6 への圧縮画像デー タ の書込み及び銃 出 し タ イ ミ ン グを図 8 に示す。
図 8 B は、 メ モ リ 2 5 への圧縮画像データ の書込み タ イ ミ ン グを 示 し、 図 8 C は、 メ モ リ 2 5 か らの圧縮 S像データの読出 し タ イ ミ ン グを示す。 また、 図 8 D は、 メ モ リ 2 6 への圧縮画像デー タの害 込み タ イ ミ ン グを示 し、 図 8 E は、 メ モ リ 2 6 からの圧縮画像デー 夕の読出 し タ イ ミ ン グを示す。 すなわち、 第 4 フ レーム 目 の時間 Q , で切換信号が入力さ れた場合には、 上記メ モ リ 2 5、 2 6 から圧 縮画像デー タがそれぞれ銃み出 さ れ、 糸列 A の圧縮画像デー タが伝
送データ列 と して伝送される。 こ の後、 上記切換信号が入力 さ れて か ら 3 フ レーム後、 すなわち第 7 フ レーム 目 の時間 Q 2 で、 図 7 の メ モ リ 切換制御部 2 8 から信号選択器 2 9 に切換制御信号が送 られ る こ と にな り、 伝送データ列は系列 B の圧縮画像デー タである フ レ —ム画像 P B- 4 に切 り 換え られる。 こ の と き、 こ のフ レーム画像 P
B-4 を復号化するためのフ レーム画像 I B-2 、 及びフ レーム画像 B B-3 の圧縮画像デー タ も フ レーム画像 Ρ Β-4 の圧縮画像デー タ と 同 じ フ レーム 内で伝送さ れる。 そ し て、 復号化さ れるべ きデー タ (フ レーム画像 Ρ Β-4 の圧縮画像デー タ ) を示すヘ ッ ダデータ を各フ レ ームの先頭に付加 し て送信する。 又は、 各フ レーム内の各デー タの 先頭にそのデー タの有効性を示すデー タ を付加 して伝送する。
上述のよ う に、 第 1 の圧縮画像デー タ伝送方法及び第 2 の圧縮画 像データ伝送方法においては、 伝送路で圧縮画像デー タ を切 り 換え ている。
例えば、 記録媒体 と し てデ ィ ス ク を用いるデ ィ ス ク レ コーダのよ う に、 ラ ン ダムア クセス を行う こ とが可能な記録媒体から圧縮画像 デー タ を再生する場合、 具体的には、 任意のフ レーム画像か ら任意 のフ レーム画像へジ ャ ンプ し て連統再生を行う 場合には、 圧縮アル ゴ リ ズムの シーケ ンスが不速統になるため、 ス ィ ツ チ ングと 同様な 現象が生 じ る。 したが っ て、 上述の圧縮画像デー タ伝送方法を用い てデー タが不連続になる こ と を回避する こ と ができ る。