JP2000500946A - 記録担体上の傾斜トラックへのデータ削減デジタルビデオ信号の記録 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明はヘリカル走査形の記録装置により長手方向記録担体上にデータ削減デジタルビデオ信号を記録するのを目的とする。この装置はトリックプレイビデオ信号の情報の複数の信号ブロックとデータ削減デジタルビデオ信号の情報の複数の信号ブロックとを発生し、デジタルトリックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロックとデータ削減デジタルビデオ信号の情報の１つの信号ブロックとを毎回順次に記録し、トリックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロックが記録担体上のｎ個の引続くトラックに記録され、データ削減デジタルビデオ信号の情報の直後に続く信号ブロックがｎ個のトラックの直後に続くｍ個の引続くトラックに記録される。

Description

【発明の詳細な説明】 記録担体上の傾斜トラックへのデータ削減デジタルビデオ信号の記録 この発明は、画像内符号化ステップを受けた画像のビデオ情報から得られるデ ータ削減ビデオ情報を有する第１フレームと、画像間符号化ステップで削減され た画像のビデオ情報から得られるデータ削減ビデオ情報を有する第２フレームと 、を具えたデータ削減デジタルビデオ信号を長手方向記録担体上の傾斜トラック に記録し；さらに、デジタルトリックプレイビデオ信号を前記記録担体上の前記 傾斜トラックに記録し；さらに、データ削減デジタルビデオ信号を受信する第１ 入力手段と、デジタルトリックプレイビデオ信号を受信する第２入力手段と、記 録担体上に前記傾斜トラックを得るようデータ削減デジタルビデオ信号とトリッ クプレイビデオ信号とを記録担体に書込む書込み手段とを具える；ヘリカル走査 形の記録装置に関するものであり、さらにまた本発明はデータ削減デジタルビデ オ信号を記録する方法に関するものである。 冒頭のパラグラフに係る装置はこの明細書の後部に記載してある参考文献リス トのＵＳＰ第4,807,053 号、文献(1)に公知である。公知の方法および記録回路 配置は特徴またはトリックモードの再生が可能であるようデータ削減デジタルビ デオ信号の記録を提供する。特徴またはトリックモードとは長手方向記録担体の 転送速度が名目上のものとは異なる再生モードのことであり、ここで名目上の転 送速度とはデータ削減デジタルビデオ信号がはじめに記録された速度のことであ る。名目上でない転送速度は名目上の転送速度より速いかより遅い転送速度であ る。 本発明はヘリカル走査形の記録装置を使用するデータ削減デジタルビデオ信号 の記録を目的とする。さらに本発明は特徴モードの再生が可能であるよう、より 特別には、名目上の速度より速い記録担体速度を備えた特徴モードの間に再生が 可能であるようなデータ削減デジタルビデオ信号の記録提供を目的とする。さら に本発明は編集がより信頼性のあがるよう付加的な方法を提供するのを目的とす る。このことは効果的にトラック間を互いに接近して記録するのを可能とし、そ の結果記録密度がより大きくなりかくて記憶容量が増大する。 本発明に係る冒頭のパラグラフに規定された記録装置は：トリックプレイビデ オ信号の情報の複数の信号ブロックと、その１つがデータ削減デジタルビデオ信 号の第１フレームおよび少なくとも１つの第２フレームを具えたデータ削減デジ タルビデオ信号の情報の複数の信号ブロックとを発生し；ｎをｎ≧１なる整数定 数とした時、そのトリックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロックが記録 担体上のｎ個の引続くトラックに記録されるデジタルトリックプレイビデオ信号 の情報の１つの信号ブロックと、ｍを１より大きな整数とした時、前記ｎ個のト ラックの直後のｍ個の引続くトラックに記録されるデータ削減デジタルビデオ信 号の情報の１つの信号ブロックと、を毎回順次に記録し；さらに、記録担体上の トラックの再生方向でみて、前記信号ブロックに具えられた第１フレームがまず トリックプレイビデオ信号を具えるｎ個のトラックに続くｍ個のトラックに記録 され、前記信号ブロックの少なくとも１つの第２フレームがその後前記ｍ個のト ラックに記録され、さらにｍが記録担体上に記録されるべきデータ削減デジタル ビデオ信号の情報の引続く信号ブロックに関して可変でありうるように、前記ｍ 個のトラックにデータ削減デジタルビデオ信号の情報の信号ブロックを記録する ；ことを特徴とするものである。 本発明は以下の認識に基づくものである。従来の記録装置では、トリックプレ イ再生を可能とするため記録担体上にトリックプレイデータを記録する種々の解 が与えられている。この点については、後に与えられる参考文献リストのＷＯ第 ９５／２８０６１号、文献(2)を参照されたい。しかしこれらの解は時に実現が ほとんど不可能であったり、時に特定のトリックプレイ速度のみしか可能でなか った。 本発明によれば、トリックプレイ信号の情報の１つの信号ブロックが記録され るｎ個のトラックの各々が、ビデオデータが記憶されるべきｍ個のトラックのト ラック部分の全長にわたりトリックプレイ情報を具えている。このことは各トリ ックプレイの速度でそれらトラックの各々が走査され、つづいてトリックプレイ データがそれらトラックの各々から読取られ得ることを意味する。 編集ステップの実行可能な装置が：より以前の記録ステップで記録され、トリ ックプレイビデオ信号を具えた複数トラック間に横たわるｍ個の引続くトラック の１つのグループを確認し；さらにデータ削減デジタルビデオ信号の情報の１つ の信号ブロックを発生しそして前記ｍ個のトラックのグループに前記情報の信号 ブロックをほぼ記録することにより編集を開始する；ことを特徴とするという意 味でここに適合される解はより信頼性のある編集が可能である。 この装置は編集ギャップ（edit gap）としてトリックプレイトラックを使用す る。編集はより以前に記録された１つの信号ブロックに多少とも正確に１つの信 号ブロックを記録することにより開始される。記録担体の長手方向でみて、情報 の１つの信号ブロックを記録する時のｍ個のトラックの位置は、より以前に記録 された情報の１つの信号のｍ個のトラックの位置と比較して多少シフトしてもよ い。新しく記録されたｍ個のトラックのグループは、トリックプレイ情報を具え た１つのトラックがわずか重ね書きされるようにシフトされてもよく、その結果 再生トリックプレイ信号の質は落ちる。しかしながらこのことはトリックプレイ 情報の再生における質が一般に観視者にとって左程重要ではないから現実には問 題とはならず、幾分低い質の再生トリックプレイ信号は観視者に認められさえし ないこともある。 データ削減デジタルビデオ信号はＭＰＥＧ形のビデオ信号であってよく、デー タ削減デジタルビデオ信号の第１フレームはＩ形の画像内符号化ビデオ情報を具 えている。 後述の参考文献リストの１９９４年２月２２日付 Grand Alliance ＨＤＴＶ S ystem Specification，文献(3)、より特別にはこの specificationの第III 章は 、ＭＰＥＧ形のデータ削減ビデオ信号を得るためのビデオ圧縮システムを記載し ている。そのように得られるデータ削減ビデオ信号は一連のＩ，ＰおよびＢフレ ームを具えている。Ｉフレームは画像内符号化ステップで符号化されてきた画像 に対応するデータ削減ビデオ情報を各々具えている。Ｐフレームは予測（または 一方向）画像間符号化ステップで符号化されてきた画像に対応するデータ削減ビ デオ情報を各々具えている。Ｂフレームは２方向画像間符号化ステップで符号化 されてきた画像に対応するデータ削減ビデオ情報を各々具えている。 以下本発明の前述のおよび他の実施態様は、次に説明する添付図面を参照し実 施例により詳細に説明される。 図１は記録装置の実施例を示し、 図２はその記録装置で得られる記録担体を示し、 図３はその記録担体に記録されるトラックの一例を示し、 図４は再生装置を示す。 図１は本発明に係る記録装置実施例の概略図である。記録装置はトラックに記 録するためのＭＰＥＧ符号化形態であってもよいデジタルビデオ信号を受信する 入力端子１１を具えている。入力端子１１は‘ノーマルプレイ(normal play)’ 処理ユニット１４の入力１２へ連結される。さらに、入力端子１１へまた連結さ れる入力１７を有する‘トリックプレイ(trick play)’処理ユニット１６が備え られている。‘ノーマルプレイ’処理ユニット１４と‘トリックプレイ’処理ユ ニット１６の出力１９と２０はマルチプレクサ（Ｍux）２２の対応する入力へ連 結されている。 補助信号発生器（ＡＵＸ ＧＥＮ）２４がトラックに記憶される補助信号情報 を供給するために存在する。マルチプレクサ２２と発生器２４の出力は誤訂正符 号化ユニット（ＥＣＣ）２６の対応する入力へ連結されている。誤訂正符号化ユ ニット２６は誤訂正符号化ステップを実行でき、ＥＣＣと示されている。 記録装置はさらにサブコード情報付加のためＩＤ情報付加用発生器（ＩＤ Ｇ ＥＮ）３０を具えている。組合せユニット３２で２つの信号を組合せた後、組合 わされた信号はチャンネル符号化が実行され同期情報が付加されるユニット３４ に印加される。 符号化ユニット３４で実行されるチャンネル符号化は公知の技術である。これ に関してはかかるチャンネル符号化の可能な一実施例を開示している参考文献リ ストのＵＳＰ第5,142,421 号、文献(4)を参照されたい。この文献はデータスト リーム(data stream)に同期情報を付加する方法も示している。 符号化ユニット３４の出力は書込みユニット３６の入力へ連結され、そこで符 号化ユニット３４で得られたデータストリームが少なくとも２つの書込みヘッド により記録担体上の傾斜トラックに記録される。 ＥＣＣと示された誤訂正符号化ステップは誤検出と引続く再生ステップでの訂 正を可能ならしめるのに必要であり、それ以上の説明はしない。中央処理ユニッ ト（ＣＰＵ）４４は複数の前述のユニットにおける種々の信号処理ステップを制 御するのに必要とされる。このことはユニット４４から外に出るおよびへ向かう 矢印により図１に明記されている。なかんずく処理ユニット４４はトリックプレ イデータの情報の信号ブロックおよびデータ削減デジタルビデオ信号の情報の信 号ブロックがトラックで順次に記録されるために発生されるよう、トリックプレ イデータ信号およびデータ削減デジタルビデオ信号を多重するべくマルチプレク サ２２を制御する。 ‘ノーマルプレイ’処理ユニット１４のそれ以上の記載はかかる記載が本発明 の説明とは関係がないから与えられないであろう。しかしながら、ＭＰＥＧ情報 信号記録中‘ノーマルプレイ’処理が関係する限り、参考文献リストの国際特許 出願ＷＯ第９５／27,978号、文献(5)が記録回路配置の広範囲の説明を与えてい るのは注目せねばならぬ。それ故この文献の内容は必要に応じ本明細書でも参照 される。 トリックプレイ情報は入力端子１１を介して供給されるもとのデータストリー ムから得られる。トリックプレイ情報はまたデータ削減デジタルビデオ信号であ る。さらに特別には、トリックプレイ情報はもとの画像のＤＣＴ符号化からまた はビデオ信号のＭＰＥＧ内符号化より得られる。後者の場合、ＭＰＥＧの‘スラ イス(slice)’と呼ばれる複数のおのずと含まれる情報のブロックはトラックに 記録され、それでトリックプレイモードの再生に際し、それらは標準ＭＰＥＧ復 号化器により互いに独立に復号化され、その復号化器はまたノーマルプレイ再生 モードで再生されるノーマルプレイビデオデータを復号化するのに使用される。 図２はビデオ情報を具える傾斜トラックＴ₁,Ｔ₂,Ｔ₃等が図１の記録装置によ りその上に記録されてきた記録担体４０の実施例を示している。明確化のため、 図２は記録担体４０の長手方向に接する方向に存在する複数のトラックを示して いるが、現実には記録担体の長手方向とトラックの長さ方向間角度は９０°より ずっと小さい。矢印４４は記録担体４０の動き方向を示しており、その結果複数 のトラックＴ₁,Ｔ₂,Ｔ₃,----- はこの順序で記録担体４０上に記録される。 図３は１つのトラックの内容を示している。トラックは複数のトラック部分、 この例では、トラック部分ＴＰ₁からＴＰ₄に分割されている。トラック部分ＴＰ₁ はトラックに記憶されるデータのビットレート(bitrate)へのロックを実現する この種技術に周知のクロックランインワード(clock run-in words)を具えた部分 と考えられる。トラック部分ＴＰ₂はこの種技術に周知のＩＴＩ領域または補助 データが記憶される領域であることができる。トラック部分ＴＰ₃はビデオデー タが記憶されるトラックの部分で、トラック部分ＴＰ₄は圧縮された音声情報を 記憶するのに使用される。 図１の記録装置は毎回（ｎ＋ｍ）個の引続くトラックの１グループに記録され る情報の信号ブロックを発生することができる。この例では、トラックの１グル ープは２４トラックであるが、これに限らず他の数、例えば２０トラックであっ てもよい。トリックプレイ処理ユニット１６により発生されるトリックプレイ情 報は（ｎ＋ｍ）個のトラックのグループのはじめのｎ個のトラックのトラック部 分ＴＰ₃に記録される。この例ではｎ＝１である。ノーマルプレイ処理ユニット １４により発生されたデータ削減ビデオ情報は（ｎ＋ｍ）個のトラックの各グル ープの残りのｍ個のトラックのトラック部分ＴＰ₃に記録される。より特別には 、その後にＰまたはＢフレームに対応するビデオ情報が続くＩフレーム(I-frame )に対応するビデオ情報が各グループの残りのｍ個のトラックのはじめに記録さ れる。引続くＰまたはＢフレームに対応するビデオ情報は（ｎ＋ｍ）個のトラッ クのそのグループのそのあとに記録されることができる。すくなくとも１つのＩ フレームおよび１つまたは複数のＢまたはＰフレームからなる全フレームは（ｎ ＋ｍ）個のトラックの各グループに記憶される。（ｎ＋ｍ）個のトラックのグル ープのいくつかの最終トラックが現実のビデオデータで満たされぬ場合には、こ れらトラックはスタッフィングデータ(stuffing data)で満たされる。 より特別には、トリックプレイデータは図２のトラックＴ₂，Ｔ₂₆およびＴ₅₁ のトラック部分ＴＰ₃に記録される。さらにＩフレームに対応するデータ削減ビ デオ情報はトラックＴ₃から（そのトラックのはじめの部分を含む）Ｔ₁₈までの トラック部分ＴＰ₃に記録される。次にＰまたはＢフレームに対応するデータ削 減ビデオ情報は（その残りの部分の）トラックＴ₁₈から（そのはじめの部分の） Ｔ₂₅までのトラック部分ＴＰ₃に記録される。トラックＴ₂₅の残りの部分は真黒 で示されるスタッフィングデータで満たされる。 図４は図１の記録装置で得られた記録担体４０の情報を再生する再生装置実施 例の概略図である。再生装置は情報担体４０の傾斜トラックからの情報を読取る ため、少なくとも２つの読取りヘッドを有する読取りユニット５０を具えている 。読取りユニット５０の出力は復号化ユニット５４の入力へ連結され、このユニ ット５４はこの種技術に周知の読出し信号にチャンネル復号化を実行する。次に 誤り訂正が誤り訂正ユニット（ＥＣ）５８で実行される。 誤り訂正ユニット（ＥＣ）５８の出力端子は‘ノーマルプレイ’処理ユニット ６０の入力５９へ連結される。さらに誤り訂正ユニット５８の出力へまた連結さ れる入力６１を有する‘トリックプレイ’処理ユニット６２が備えられている。 ‘ノーマルプレイ’処理ユニット６０と‘トリックプレイ’処理ユニット６２の 出力６４と６５はスイッチ６６の対応する端子ａおよびｂそれぞれに連結され、 スイッチのｃ端子は出力端子６８へ連結されている。再生装置が‘ノーマルプレ イ’再生モードに切換えられると、このことは記録担体が名目上の速度で転送さ れ、‘ノーマルプレイ’処理ユニット６０が活性され、スイッチ６６が位置ａ− ｃに切換えられることを意味する。再生装置が‘トリックプレイ’再生モード、 ‘特徴モード’とも呼ばれるモードに切換えられると、このことは記録担体が名 目上の速度以外の他の速度で転送され、‘トリックプレイ’処理ユニット６２が 活性されスイッチ６６が位置ｂ−ｃに切換えられることを意味する。 周知の従来技術では、トラックＴ₂,Ｔ₂₆,---- に記録されたトリックプレイデ ータはトリックプレイデータとしてデータを識別する識別情報を含んでいる。再 生中再生装置は識別データを検出することができ、それで再生装置は（ｎ＋ｍ） 個のトラックのグループの位置を確認することができる。ノーマルプレイ再生で は、再生装置はかくて（ｎ＋ｍ）個のトラックの各グループにおける残りのｍ個 のトラックのトラック部分ＴＰ₃に記録されているデータ削減デジタルビデオ情 報を再生することが可能である。 トリックプレイ再生中、再生装置は図２のライン４６により与えられるライン に沿って走査する。トラックＴ₂,Ｔ₂₆，Ｔ₅₁,---- に記憶されたデータの部分は かくて再生されトリックプレイ処理ユニット６２によりトリックプレイ画像順次 に変換される。その目的で、トリックプレイ処理ユニット６２は画像メモリを具 えている（図示されず）。有効なトリックプレイデータの部分が再生される時は いつも、メモリの内容部分はトリックデータのこの部分で更新される。ＴＶスク リーン上へ表示するため前記メモリからの画像情報の再生は表示レート(rate)に 対応するレートて実現される。 編集モードの操作では、図１図示記録装置はより以前の記録ステップでビデオ 情報が記録されてきた記録担体４０の上にビデオ情報を記録することができる。 装置は編集ギャップ(edit gap)としてトリックプレイトラックの１つを使用する 。装置はそれ故トリックプレイトラックの１つの位置を確認するようそれ自身を 再生モードに切換えることができる。トラックＴ₂のようなトリックプレイトラ ックの１つを検出すると、ビデオデータが記録担体４０に記録される次の記録モ ードに装置自身を切換える。データ削減デジタルビデオ信号の情報の信号ブロッ クはトリックプレイデータトラックＴ₂に続くｍ個のトラック（Ｔ₃からＴ₂₅）に 記録されるために発生される。記録は図１を参照して記載してきたように続けら れる。すなわち、データ削減デジタルビデオ信号の情報のはじめの信号ブロック を発生した後、トリックプレイデータの情報の信号ブロックがトラックＴ₂₆に記 録されるべく形成され、続いてデータ削減デジタルビデオ信号の情報の引続く信 号ブロックがトラックＴ₂₇からＴ₅₀に記録され、以下等々。この操作の編集モー ドは編集ステップがより以前の記録の最終部分を越えて新しい記録が実現される 、すなわち新しい記録の記録担体上ての終結点の位置がより以前の記録の終結点 の位置を越えて位置するという感覚でいうと、操作の追加モードであるとさらに 特定され得る。好適には、トリックプレイ信号の情報の信号ブロックは、記録さ れそれに引続いて記録担体上に記録されるべき情報の最終信号ブロックとして発 生される。 操作の挿入モードでは、もとの記録の中間部分のみが新しい記録により重ね書 きされる。操作の挿入モードでの記録の開始は前述の説明と同じである。この場 合、好適にはデータ削減デジタルビデオ信号の情報の信号ブロックは記録される べき最終信号ブロックとして発生される。今や、もとの記録でトリックプレイ情 報を具えたトラックであってかつ、操作の追加モーデで記録されたデータ削減デ ジタルビデオ信号の情報の最終信号ブロックの直後に続くトラックは、新しい記 録の終端で編集ギャップとして作用できる。 この発明はかくてデータ削減デジタルビデオ信号およびトリックプレイビデオ 信号の長手方向記録担体上への記録に関するものである。さらにいえば、ｎをｎ ≧１なる整数定数とした時、トリックプレイ信号の情報の１つの信号ブロックは 発生されてｎ個のトラックに記録される。さらにデータ削減デジタルビデオ信号 の情報の１つの信号ブロックは発生されて、トリックプレイ信号の情報の信号ブ ロックが記録されるｎ個のトラックの直後のｍ個のトラックに記録される。この 時ｍは１より大きな整数である。このｍは記録担体上に記録されるデータ削減デ ジタルビデオ信号の情報の引続く複数の信号ブロックについて異なっていてもよ いが、定数であるのが好ましい。トリックプレイ信号の情報のｎ個のトラックが 編集ギャップとして作用するデータ削減デジタルビデオ信号の編集がまた可能で ある。 以上本発明はその好適な実施例について説明されてきたが、これら実施例に限 定されるものではない。かくて種々の変形が請求の範囲に規定される発明の範囲 を逸脱することなく可能なことは当業者に自明であろう。例えばｎは１ではなく ２でもそれ以上であってもよい。一般にｎの値は少なくともｍの値より１桁小さ くてよい。また開示された実施例ではデータ削減デジタルビデオ信号の情報の信 号ブロックが１つのＩフレームのみおよび１つのＰまたはＢフレームのみを具え ることを示しているが、より多くのフレームがＧＯＰ（複数画像のグループ、Ｍ ＰＥＧに周知の内容）のように信号ブロックに含まれていてもよい。 さらに本発明はここに開示されてきた新規性ある特徴またはそれら組合せの新 規性を有するものである。 （参考文献リスト） （１）ＵＳＰ第４，８０７，０５３号（特開昭６２−２９２０８３号が対応） （２）国際特許出願ＷＯ第９５／２８，０６１号 （３）１９９４年２月２２日付ＡＣＡＴＳ Technical Subgroup に提出された draft“Grant Alliance ＨＤＴＶ System Specification”の第３章 Vide ocompression system （４）ＵＳＰ第５，１４２，４２１号 （５）国際特許出願ＷＯ第９５／２７，９７８号

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．画像内符号化ステップを受けた画像のビデオ情報から得られるデータ削減ビ デオ情報を有する第１フレームと、画像間符号化ステップで削減された画像のビ デオ情報から得られるデータ削減ビデオ情報を有する第２フレームと、を具えた データ削減デジタルビデオ信号を長手方向記録担体上の傾斜トラックに記録し； さらに、デジタルトリックプレイビデオ信号を前記記録担体上の前記傾斜ト ラックに記録し； さらに、データ削減デジタルビデオ信号を受信する第１入力手段と、デジタ ルトリックプレイビデオ信号を受信する第２入力手段と、記録担体上に前記傾斜 トラックを得るようデータ削減デジタルビデオ信号とトリックプレイビデオ信号 とを記録担体に書込む書込み手段とを具える；ヘリカル走査形の記録装置におい て、当該記録装置が： トリックプレイビデオ信号の情報の複数の信号ブロックと、その１つがデー タ削減デジタルビデオ信号の第１フレームおよび少なくとも１つの第２フレーム を具えたデータ削減デジタルビデオ信号の情報の複数の信号ブロックとを発生し ； ｎをｎ≧１なる整数定数とした時、そのトリックプレイビデオ信号の情報の １つの信号ブロックが記録担体上のｎ個の引続くトラックに記録されるデジタル トリックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロックと、ｍを１より大きな整 数とした時、前記ｎ個のトラックの直後のｍ個の引続くトラックに記録されるデ ータ削減デジタルビデオ信号の情報の１つの信号ブロックと、を毎回順次に記録 し； さらに、記録担体上のトラックの再生方向でみて、前記信号ブロックに具え られた第１フレームがまずトリックプレイビデオ信号を具えるｎ個のトラックに 続くｍ個のトラックに記録され、前記信号ブロックの少なくとも１つの第２フレ ームがその後前記ｍ個のトラックに記録され、さらにｍが記録担体上に記録され るべきデータ削減デジタルビデオ信号の情報の引続く信号ブロックに関 して可変でありうるように、前記ｍ個のトラックにデータ削減デジタルビデオ信 号の情報の信号ブロックを記録する；ことを特徴とするヘリカル走査形の記録装 置。 ２．（ｎ＋ｍ）個のトラックのグループのｍ個の引続くトラックに記録されたデ ータ削減デジタルビデオ信号の情報の信号ブロックがデータ削減デジタルビデオ 信号の情報の全フレームを具えることを特徴とする請求項１記載の記録装置。 ３．データ削減デジタルビデオ信号がＭＰＥＧ形のデジタルビデオ信号であり、 データ削減デジタルビデオ信号の第１フレームがＩ形の画像内符号化ビデオ情報 を具えることを特徴とする請求項１または２記載の記録装置。 ４．データ削減デジタルビデオ信号の第２フレームがＰまたはＢ形の画像間符号 化ビデオ情報を具えることを特徴とする請求項３記載の記録装置。 ５．前記ｍ個の引続くトラックに記録された情報の信号ブロックが画像のグルー プに対応するデータ削減ビデオ情報を具えることを特徴とする請求項３または４ 記載の記録装置。 ６．編集モードの操作で、より以前の記録ステップで記録されたトラックに記録 担体上のデータ削減デジタルビデオ信号を記録する請求項１から５いずれか記載 の記録装置において、当該装置が：前記より以前の記録ステップで記録され、ト リッププレイビデオ信号を具えた複数トラック間に横たわるｍ個の引続くトラッ クの１つのグループを確認し；さらにデータ削減デジタルビデオ信号の情報の１ つの信号ブロックを発生しそして前記ｍ個のトラックのグループに前記情報の信 号ブロックをほぼ記録することにより編集を開始する；ことを特徴とする記録装 置。 ７．ｎが１に等しいことを特徴とする請求項１から６いずれか記載の記録装置。 ８．ｍが１より大きい整数定数であることを特徴とする請求項２から８いずれか 記載の記録装置。 ９．ｍが２４に等しいことを特徴とする請求項８記載の記録装置。 10．画像内符号化ステップを受けた画像のビデオ情報から得られるデータ削減デ ジタル情報を有する第１フレームと、画像間符号化ステップで削減された画像の ビデオ情報から得られるデータ削減ビデオ情報を有する第２フレームと、を 具えたデータ削減デジタルビデオ信号を長手方向記録担体上の傾斜トラックに記 録し； さらにデジタルトリックプレイビデオ信号を前記記録担体上の前記傾斜トラ ックに記録し； さらに、データ削減デジタルビデオ信号を受信するステップと、デジタルト リックプレイビデオ信号を受信するステップと、記録担体上に前記傾斜トラック を得るようデータ削減デジタルビデオ信号とトリックプレイビデオ信号とを記録 担体に書込むステップとを具える；記録方法において、当該記録方法が以下のス テップ： トリックプレイ信号の情報の複数の信号ブロックを発生するステップと、そ の１つがデータ削減デジタルビデオ信号の第１フレームおよび少なくとも１つの 第２フレームを具えたデータ削減デジタルビデオ信号の情報の複数の信号ブロッ クを発生するステップとを具えるとともに； ｎをｎ≧１なる整数定数とした時記録担体上のｎ個の引続くトラックにトリ ックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロック、およびｍを１より大きな整 数とした時前記ｎ個のトラックの直後のｍ個の引続くトラックにデータ削減デジ タルビデオ信号の情報の直接引続く信号ブロックを記録することにより、デジタ ルトリックプレイビデオ信号の情報の１つの信号ブロックとデータ削減デジタル ビデオ信号の情報の１つの信号ブロックとを記録担体上に毎回順次に記録するス テップとを具え； 記録担体上のトラックの再生方向でみて、前記信号ブロックに具えられた第 １フレームがまずトリックプレイビデオ信号を具えるｎ個のトラックに続くｍ個 のトラックに記録され、前記信号ブロックの少なくとも１つの第２フレームがそ の後前記ｍ個のトラックに記録され、さらにｍが記録担体上に記録されるべきデ ータ削減デジタルビデオ信号の情報の引続く信号ブロックに関して可変であるよ うに、前記ｍ個のトラックにデータ削減デジタルビデオ信号の情報の信号ブロッ クが記録される；ことを特徴とする記録方法。