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明. 細 書 哺乳動物 の授精適期検 出 装置 技術分野 こ の 発 明 は 、 人 を 含 む哺乳動物 の授精適期検 出装置 に 関 る 。
背景技術
従来 、 例 え ば 、 特開 昭 6 〇 一 1 8 8 1 4 2 〜 1 8 8 1 4 8 、 特 開 昭 6 0 — 1 9 0 9 4 2 〜 1 9 0 9 4 4 、 特開 昭 6 0 — 2 2 0 0 5 2 、 特開 昭 6 0 — 2 2 7 7 4 6 、 特 開 昭 6 Ί — 9 0 6 5 Ί 〜 9 0 6 5 5 、 特 開 昭 6 Ί — 1 3 7 5 4 3 〜 1 3 7 5 4 5 、 特開 昭 6 1 — 1 3 7 5 5 4 及 び特 開 昭 6 Ί — 2 Ί 7 1 5 7 の各号 に 開 示さ れ る よ う に 喃乳動物 の膣壁 の 等価直流抵抗値 に 基づ い て 、 該喃乳動 物 の排卵 時期 あ る い は授精適期 を検 出 す る装置 が提案さ れ て い る 。 こ れ ら は膣壁 の ナ ト リ ウ ム イ オ ン 濃度 を 、 こ れ と 反 比例 す る 等値直流抵抗値 か ら 検 出 す る も の で あ る と こ ろ で 、 前 記各号 の排卵 予知 検 出装置 あ る い は 授精 適期検 出装 置 は 、 排卵直 ¾ に お け る 膣壁 の 等価直流抵抗 値 が 最大 と な る と い う 経験 測 に 基 づ い て 、 該等価 直 流抵 抗値 の最 大値 と 最 小値 の 問 を 複数 に 分割 し て 、 且 つ 各 分 割 区 分 に 対応 し て ラ ン フ が 点灯 す る よ う に 構成 し た も の
である 。
即ち 、 例えば豚の場合、 冷蔵あるい は生精子に あっ て は排卵の 5 〜 7 時 前に子宮内に注入 し 、 又 、 冷凍精子 に あっ て は排卵の 2 時間前に子宮内 に注入するのが、 最 も授精及び受胎率が高い こ とがわかっ て いる 。
従っ て 、 検出さ れた膣壁の等価直流抵抗値が 、 排卵の 7 〜 5 時間前あるいは 2诗 前に おける等価直流抵抗値 に相当するものである とき 、 対応するラ ンプを点灯させ る こ とがでぎれば理想的である。
し か し なが ら 、 従来 、 排卵直前の膣壁の等価直流抵抗 値の最大値及び非排卵時期の最小値は共 に不明であつ た 従っ て 、 上記排卵予知検出装置あるい は授精適期検出 装置に おける、 精子注入タ イ ミ ン グを表示するラ ンプは 必ず しも 、 正確なタ イ ミ ン グを表示するもので はなかつ た 。
又 、 従つて 、 排卵予知検出装置あるい は授精適期検出 装置に よっ て受精が最適の時斯 と判断 し た状態で、 人工 授精を行っ ても 、 その成功率は 1 0 0 %ではなかつ た 。 更に 、 例 えば人体用 の授精適期表示装置を避妊目 的で使 用 し たい場合でも膣壁の最小等価直流抵抗値 、 即ち零点 設定基準が不明確であつ たので利用 できなかっ た 。
こ の発明は 、 上記従来の問題点に鑑みて なされた もの であつ て 、 哺乳動物の授精適期を確実に判断でき 、 且つ 零点設定も正確 に して 、 授精の成功率をほ ぼ 1 0 0 % に
す る こ と がで き る よ う に し た哺乳動物 の 授精適期検出装 置 を提供 す る こ と を 目 的 と す る 。
又 、 逆 に 避妊用 に ち 利 用 で ぎ る よ う に し た 哺乳動物 の 授精適期検出装置 を提供 す る こ と を 目 的 と す る 。
発明 の 開示
こ の発 明 は 、 哺乳動物 の膣粘膜 に お け る ブ 卜 リ ウ ム ィ オ ン濃度が 、 そ の排卵 時期 に は最小 と な 、 且つ 、 こ れ が水 の ナ 卜 リ ゥ ム ィ 才 ン 濃度 と 略等 し い状態 と な り 、 更 に 、 非排卵 時期 に お け る ナ ト リ ウ ム イ オ ン濃度の 最大値 は 、 該哺乳動物 の血液 に お け る ナ ト リ ウ ム ィ オ ン濃度 と 略一 致 る こ と を発見 し た こ と に 基づ く も の で あ る 。 ま た 、 従来 、 ナ ト リ ウ ム イ オ ン濃度 を膣粘膜の 等値直流抵 抗値 に 反比例 す る と 仮定 し て い た が 、 正確 に は膣粘膜の 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス 値 に 反比例 す る こ と を 発見 し た こ と に お と づ く あ ので あ る 。
こ の発 明 は 、 哺乳動物 の 膣粘膜 に お け る ナ 卜 リ ウ ム ィ オ ン 濃度 を検 出 す る 手段 と 、 水 と 略 等 し い ナ 卜 リ ウ ム ィ 才 ン 灑度 を排卵直前の ナ 卜 リ ゥ ム イ オ ン濃度 の 最小値 と し た と き 、 該最大値を基準 と し て 前 記検出 さ れ た ナ 卜 リ ゥ ム イ オ ン濃度が排卵 前 の精子注 入適期 に 相 当 ^ る と ぎ こ れを授精の適期 を表示 す る た め の 表示手段 と 、 を 有 し て な る哺乳動 物 の授精 適期 検 出 装置 に よ り 上 記 目 的 を 達 成 ¾ る も の で あ る 。
X 、 fi 記 ナ 卜 リ ゥ ム イ オ ン 灑度検 出 手段 を 、. HIJ 記喃乳
動物の膣内 に挿入さ れ得る検出部 と 、 この検出部の 、 前 記膣粘膜に接触可能位置に配置さ れた複数の電極 と 、 こ の複数の電極間に電圧を印加 ^ る ため の電圧発生手段 と、 前記電極間のイ ン ピ ー ダンス値を横出する ためのイ ン ピ 一ダン ス検出装置 と 、 を含んで構成 し 、 前記表示手段を、 iu記膣粘膜の等価ィ ン ピ 一ダンス値が水の等価ィ ンピ ー ダンス値 と略等 しい ときを最大値 と し 、 該最大値を基準 と し て き ύ記ィ ン ピ 一ダンス検出装置に よ り 検出された膣 粘膜の等価ィ ン ピ一ダンス値が排卵前の精子注入適期 に 相当する と き これを表示する よ う に構成 して上記目 的を 達成ずるものである 。
又 この発明 は、 哺乳動物 に膣粘膜における ナ ト リ ウム ィ オン濃度を検出 する手段 と 、 ナ ト リ ウム イ オン濃度が、 該哺乳動物の血液におけるナ 卜 リ ゥムィ オ ン濃度 と略等 しい と きを 、 非排卵時の最大値と し て前記検出手段によ り検出さ れたナ 卜 リ ウムイオ ン濃度が前記最大値を基準 と し て設定さ れた非排卵時における妊娠不能期 に対応す る値の とき こ れを表示す るた めの表示手段 と 、 を有 して なる哺乳動物の授精適期検出装置に よ り 上記目 的を達成 一 るものである 。
X 、 前記ナ ト リ ゥムイ オ ン濃度検出手段を、 前記哺乳 動物の膣内 に揷入さ れ得る検出部 と 、 この換出部の 、 前 記粘膜に接触可能位置に配置さ れ fc複数の電極 と 、 この 複数の電極問 に電圧を ΕΠ加 ¾ るための電圧発生 手段 と 、
Βΐ) 記電極 間 の ィ ン ピ一ダ ン ス値を 検 出 す る た め の ィ ン ピ 一ダ ン ス 検 出装置 と 、 を 含 み 、 前記表 示手段を 、 前記膣 粘膜の 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス 値が 、 該哺乳動物 に お け る 血 液 の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 と 略等 し い と き を 、 非排卵 時 の最小値 と し て 、 前記 イ ン ピ ー ダ ン ス検出装 置 に よ り 検 出 さ れ た 膣粘膜 の等価 I イ ン ピ ー ダ ン ス 値 が 、 前 記最小値 を基準 と し て 設定 さ れ た 非排卵 時 に お け る 妊娠不能期 に 対応 ¾ る値 の と き こ れを 表示 る よ う に し て 上記 目 的を 達成 ^ る あ の で あ る 。
更 に 又 、 こ の発 明 は哺乳動物 の膣粘膜 に お け る ナ 卜 リ ゥ ム イ オ ン 濃度を検出 す る 手段 と 、 ナ ト リ ウ ム イ オ ン 濃 度が水 と 略等 し い と き を排卵 直前 の最少値 と し 、 且つ 、 該哺乳動 物 の血 液 に お け る ナ 卜 リ ウ ム イ オ ン 濃度 と 略等 し い と き を 、 非排卵 時 の最大値 と し て 前記検出 手段 に よ り 検出 さ れ た ナ ト リ ウ ム イ オ ン濃度 が前記最小値及び最 大値 を基準 と し て 設定 さ れ た 非排卵 時 に お け る妊娠不能 期 に 対応 す る値の と き こ れ を授精 の適期 を 表示 す る た め の表示手 段 と 、 を 有 し て な る哺乳動物 の 授精適期検出裝 置 に よ り 上記 目 的を達成 ¾ る も の で あ る 。
又 、 f¾ 記 ナ 卜 リ ゥ ム ィ 才 ン 濃度検 出手段を 、 前 記喃乳 動 物 の膣 内 に 挿入 さ れ得 る 検 出 部 と 、 こ の 検 出部の 、 前 記膣粘膜 に 接触 可 能位 置 に 配 置 さ れ た 複数 の '極 と 、 こ の 複数 の 電極 間 に 電圧 を 印加 ^ る た め の 電圧発生 手段 と 、 前 記電極 R¾ の イ ン ピ一ダ ン ス値 を 検 出 す る た め の イ ン ピ
一 ダンス検出装置と 、 を含んで構成し 、 前記表示手段を 前記膣粘膜の等価イ ン ピ ー ダンス値が水の等価イ ン ピ ー ダンス値と略等 し い と きを排卵直前の最大値 と して 、 且 つ 、 該哺乳動物の血液における等価イ ン ピ ー ダンス値 と 略等 しい ときを 、 非排卵時の最小値 と し て 、 前記イ ン ピ 一ダンス検出装置に よ り 検出さ れた膣粘膜の等価イ ン ピ 一ダンス値が 、 前 S最大値及び最小値を基準と して設定 さ れた非排卵時における妊娠不能期に対応する値の とき こ れを表示する よ う に構成 し上記目 的を達成するもので ある 。
こ の発明において 、 授精適期を表示す るための表示手 段は 膣粘膜におけるナ ト リ ウ ム イ オ ン濃度が、 排卵直 前で水に おけるナ ト リ ゥム イ オ ン濃度 と略等 し く なる こ と に基づき 、 検出さ れた ナ 卜 リ ゥム イ オ ン濃度が水 と略 等 しい ときを排卵直前の最小値 と して と ら え 、 こ の最小 値に基づき、 排卵前の精子注入適期を表示す るので 、 排 卵時期及びこ れに基づく 授精適期を正確に検出.する こ と ができる。
又 、 こ の発明は 、 非排卵時期 における哺乳動物の膣粘 膜の ナ 卜 リ ウ ムイ オ ン濃度の最高値が 、 該哺乳動物の血 液におけるナ卜 リ ゥムィ τί ン濃度 と略等 し く なるこ と に 基づき 、 こ の値を基準 と して妊娠不能期を表示する表示 手段を設定 して いるので 、 該表示手段の零点設 £を正確 に行う こ とができる 。 従っ て 、 避妊用 と し て も利用 す る
こ と がで ぎ る 。
図 面 の 簡単な 説 明
第 1 図 は本発明 に 係 る哺乳動 物 の 授精適期検出装置の 実施例 を示 す 正 面図 、 第 2 図 は周実施例 に お け る電気的 構成部分 を 示 す電気回路 図 、 第 3 図 は周 ブ ロ ッ ク 図 、 第 4 図 は豚の膣粘膜の イ ン ピ ー ダ ン ス の 時間 的変 化を示す 線 図 、 第 5 図 は本発 明 の他 の実施例 を示す 正 面図 で あ る 。
発 明 を実施 す る た め の最良 の状態
以下 、 本発明 の実施例 を 図 面 を 参照 し て 詳細 に 説 明 す る 。
こ の 実施例 は 、 図 に 示 さ れる よ う に 、 哺乳動物 の膣内 に 挿入さ れ得る棒状 の検出 部 1 2 と 、 こ の検出 部 1 2 に お け る先端部 1 2 A の 、 前 記哺乳動物 に お け る 膣粘膜 に 接触可 能位 置 に 配 置 さ れ た 一対の 電極 1 4 と .、 こ の一対 の電極 Ί 4 、 1 4 問 に 電圧 を 印加 す る た め の電圧発生 手 段 1 6 と 、 前記電極 1 4 、 1 4 間 の イ ン ピ ー ダ ン ス 値を 検出 す る た め の レ ベ ル判定装置 1 8 と 、 を含ん で な る ナ ト リ ウ ム イ オ ン濃度検出手段 Ί ◦ と .、 前記膣粘膜の等価 ィ ン ピ 一 ダ ン ス値 が 水 の 等価イ ン ピ ー ダ ン ス値 と 略等 し い と き を排卵 直前 の 最大値 と し て 、 又 、 前 記膣粘膜 の等 価 イ ン ピ ー ダ ン ス 値 が対象 と な る 晡乳動物 の 血 液 に お け る 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス 値 と 略等 し い と き を 最小値 と し て 、 こ れ ら 最大値 、 最小値及び該 ¾大値 と 最小値 を 基準 と し て 、 排卵 前 の精子 注 人適期及び 非排卵 時 に お け る妊娠不
能時期 を表示す る よ う に さ れた表示手段 2 0 と に よ り 晡 乳動物の授精適期検出装置を構成 し たも ので あ る 。
前記電圧発:生手段 Ί 6 は 、 交流発生手段 2 2 と 、 昇圧 装置 2 4 と 、 電圧比較装置 2 6 と を備えて い る 。
前記交流発生手段 2 2 は 、 無安定マルチバ イ ア レ ー タ 2 2 A及び正負パルス増幅器 2 2 B と を含んで構成さ れ て い る 。
前 記無安定マ ルチパイ ブ レ ー タ 2 2 A は 、 主 に 卜 ラ ン ジス タ T R 1 、 T R 2 、 抵抗 R Ί 〜 R 4 、 コ ンデ ンサ お 1 、 C 2 で構成されて お り 、 又 、 前記正負 パルス増幅器 2 2 B は 、 前記無安定マルチバ イ ブ レ ー タ 2 2 A で出力 さ れたパルス を増幅する た め ト ラン ジス タ T R 3 〜 T R 7 、 抵抗 R 5 〜 R 1 6 を備え て い る。
前記昇圧裝置 2 4 は 、 電源電池 2 8 か ら 供給 さ れた電 源電圧を必要な電圧 ま で昇圧す る た め の ィ ンバ 一 タ 回路 を含むも のであ り 、 増幅用 の ト ラ ンジ ス タ T R 8 、 T R 9 が設け ら れ 、 前記電源電池 2 8 か ら の電源電圧を該 卜 ラ ン ジス タ T R 8 、 T R 9 に 印加 し て昇圧作用 を行わせ るため の コ ンデ ン サ C 4 〜 G 7 、 抵抗 R 2 5 〜 R 2 7 、 コ イ ル し Ί 、 L 2 、 ダイ オ ー ド D 2 、 及び ツ エ ナ ダイ ォ ー ド Z D Ί 、 Z D 2 を有す る 。 こ の ダイ オ ー ド D 2 と ッ ェ ナ ダィ 才 — ド Z D 1 の正 極側 は前 記交流発生 手段 2 2 の抵抗 R 1 0 及び レベル判定装置 3 0 の抵抗 R 1 7 に接 続さ れ 、. 昇圧 さ れた 電圧が入力 さ れ電流が流入 す る よ う
に さ れ て い る 。
前 記 レ ベ ル判 定装置 1 8 は 、 電極 1 4 、 1 4 に 印加 さ れ た 交流 に よ り 被検出 部 ( 膣粘膜 ) の イ ン ピ ー ダ ン ス 等 価回路 1 8 Aの イ ン ピ ー ダ ン ス レ ベ ルを検 出 す る た め の 複数の電圧比較器を備え 、 又 、 前記表示手段 2 0 は レ べ ル判定装置 1 8 で判定 さ れ た レ ベルをそ れぞれの レ ベル に 応 じ て 発光ダ イ オ ー ド D P 1 〜 D P 5 で 表示す る よ う に さ れて い る 。
更 に 詳細 に 説 明 す る と 、 前 記 レ ベ ル判定装置 1 8 は 、 前記電極 1 4 、 1 4 か ら ダ イ オ ー ド D 1 を介 し て 出力 さ れ る 電圧信号か ら イ ン ピ ー ダ ン ス 等価回路 1 8 Aの イ ン ピ ー ダ ン ス レ ベル を判定 す る た め 、 前記昇圧装置 2 4 か ら 入力 さ れ た 電圧 を分圧 す る た め の 抵抗 R 1 7〜 R 2 3 と 、 各分圧電圧 と 上記電圧信号 を 比較す る た め の演算増 幅器 Ο Ρ Ί 〜 〇 Ρ 6 と 該演算増幅器 Ο Ρ 1 〜 Ο Ρ 6 の 出力 信号 か ら 前記表示手段 2 0 の発光ダ イ 才 ー ド D Ρ 〜 D P 5 の発光信号 を作成 す る た め 、 排他 的論理和演算 を行 う た め の ェ ク ス ク ル ー シ プ オ ア 回 路 E O R 1 〜 E O R 5 と を備 え て い る 。 な お 、 前 記 ダ イ オ ー ド D 1 の正 極 側 に は各演算増幅器 0 P 1 〜 0 P 6 へ の入力 電圧信 号 を 安定 さ せ る た め の コ ン デ ン サ C 3 、 抵抗 R 2 4 の特性要 素が接続 さ れ る 。
si]記電圧 比較装 置 2 6 は 、 ¾ 記電源電池 2 8 の電 H 低 下 を チ ェ ッ ク ( 診 断 ) る た め の も の で あ り 、 動 作 ス ィ
ツチ 3 2 をオ ンす る こ と に よ り作動 さ れる よ う に なっ て い る 。
第 2 図 の符号 3 4 は レ ベル判定裝置 1 8 を作動 さ せ る fo め の動作ス イ ッ チを示サ 。
又、 nu 記電圧比較装置 2 6 は 、 前記動作ス ィ ッ チ 3 2 を介 し て入力 さ れる電源電池 2 8 の電圧を診断すべ く 、 抵抗 R 2 8 〜 R 3 0 と ダイ オ ー ド列 D 3 と 、 抵抗 R 2 8 〜 R 3 0 及びダイ オ ー ド列 D 3 で分圧さ れた電圧を比較 ^ る た め の演算増幅器 0 P 7 と が備え ら れ、 比較 、 診断 さ れた結果を動作ス ィ ッチ 3 2 と 同時に 開 閉す る接点 3 2 A を介 し て 前記表示手段 2 0 中 の発光ダイ τί - ド D P 5 に判定信号 と し て 入力 し て 、 該判定信号 に応 じ 前記発 光ダイ オ ー ド D P 5 を発光さ せ る 。 なお 、 前記演算増轜 器 0 P 7 の出力 信号 は抵抗 R 3 1 、 及びダ ィ 才 ー ド D 4 を介 し て 前記発光ダイ 才 ー ド D Ρ ι 5 に入力さ れる 。 又 、 該ダイ オ ー ド D 4 の接続点に は前記ェ クス ク ルー シプ 才 ァ 回路 E 0 R 5 へ前 記判定信号が逆流す る のを防止する た め ダイ 才 ー ド D 5 が備え ら れる 。 な お、 各 ェ ク スク ル — シプオ ア 回路 E 〇 R 1 〜 E 0 R 5 の 出力 側 に は 、 各発 光ダイ オ ー ド D P 1 〜 D P 5 へ 印加 さ れる発光信号を分 圧 す る た め の分圧抵抗 R 3 2 〜 R 3 6 が接続さ れて い る こ こ で 、 前記 レ ベ ル判定装置 1 8 に お け る分圧抵抗 R 1 8 〜 R 2 3 の抵抗値 の総和 は 、 水 に お け る イ ン ピ ー ダ ン ス値よ り 僅かに 小 さ く 設定さ れて い る 。 例 えば 、 豚の
場合 、 体温 は通常 3 8 . 5 °Cで あ る の で 、 前記電極 1 4 Ί 4 を直径 3 . 5 霞 の 円 形の金か ら 形成 し 、 且つ 両電極 1 4 . 1 4 の 中心 間距離 を 5 龍 と し た と き 、 3 8 . 5 で の 電極 1 4 . 1 4 間 の水 の 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 よ り も僅か に 小 さ く 2 . 1 4 Κ Ω程度 と す る ( 以下 イ ン ピ ー ダ ン ス値 は す べ て 電極 1 4 . 1 4 間 に お け る 値 と す る ) こ こ で 、 水 は 、 通 常 、 人 間 が飲用 す る水道水 、 井戸水 等で あっ て 、 そ の 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 は ば ら つ き が あ る 。 従っ て 分圧抵抗 R 1 8 〜 R 2 3 の抵抗値 の 総和 は お お ま か に 設定 さ れる 。 具体的 に は 、 電極 1 4 . 1 4 を水 道水等 に 浸 し た 時 に 発光ダ イ オ ー ド D P 1 が 点灯す る よ う に 分圧抵抗 R 1 8 〜 R 2 3 の抵抗値の総和 を 設定 す れ ぱ よ い 。
又 、 分圧抵抗 R 2 3の抵抗値 は 、 対象 と な る 哺乳動物 の 血液の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 と 略等 し く 設定 さ れ て い る 。 例 え ば 、 豚 の場合 は 0 . 7 8 Κ Ω程度 と す る 。 具 体 的 に は 、 電極 1 4 . 1 4 を 血液中 に 浸 し 、 こ の と き発光 ダ イ オ ー ド D P 5 が消灯 す る よ う に 分圧抵抗 R 2 3 の抵 抗値 を設定 す る 。
更 に 、 記分圧抵抗 R Ί 9 〜 R 2 3 の抵抗値 の 総和 は 液状精子 ( C hi l led S emen) を子宮内 に 注入 す る に 適 し た 時期 で の 該哺乳動物 の膣壁 に お け る 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス の 値 と 略等 し く な る よ う に さ れ て い る 。
例 え ば豚の 場 合 は 1 . 8 8 Κ Ω程度 と さ れ て い る 。
Ί 2
更に 、 前記分圧抵抗 R 2 0〜 R 2 3 の抵抗値の総和 は 、 凍結精子 ( F r o zen S em e n ) を注入す る に適 し た時期 に おける該晡乳動物の膣壁に おける等 ffiイ ン ピ ーダンスの 値 と略等し く なるよう にさ れている 。
例えば豚の場合は T . 6 4 4 K Q に設定さ れる 。
更に 、 前記分圧抵抗 R 2 Ί 〜一 R 2 3 の抵抗値の緩和 は、 当該畴乳動物の非排卵時に おける妊娠不能状態での膣壁 の最大等衝イ ン ピーダンスの値と略等 し く 設定さ れて い る 。 ;
例えば豚の場合は、 1 . 0 0 Κ Ω程度 とす る 。
更に又、 前記分圧抵抗 R 2 2 及び 2 3 の抵抗値の和 は 、 当該哺乳動 t)の非排卵時期 における妊娠不能時の、 膣壁のィ ンピ 一 ンス値の下半部の値 と等 し く されて い る 。 '
豚の場合は 、 ◦ . 8 6 7 Κ Ω程度と する 。
ここで、 第 1 図に示さ れるよ う に、 電極 1 4、 1 4 が 取付け られる棒状検出部 1 2 は前記検出回路、 電源電池 等が収納 される本体 3 8 に取付け ら れて いる 。
本体 3 8 に は 、 その表面に 、 前記表示手段 2 0 の発光 ダィ オー ド D P 1 〜 D P 5 と 、 前記動作スィ ッチ 3 2 、 3 4 とが表面 に露出 して取付け られて いる 。
次に 、 上記実施例装置に よって 、 哺乳動物の排卵時期 を検出 -i る過程につ いて説明 る 。
ま ず、 前記棒状の検出部 1 2 を哺乳動物の膣内 に揮入
' る 。
次 に 、 棒状 の検 出 部 1 2 先端 の電極 1 4 、 1 4 を膣粘 膜 に 押付け 、 こ の 状態で 、 動作 ス ィ ッ チ 3 4 を オ ン す る こ の よ う に す る と 、 電極 Ί 4 、 1 4 間 の イ ン ピ ー ダ ン ス等価 回 路 ' 1 8 Aの値 に 応 じ て 生 ず る 電圧が ダ イ 才 ー ド D 1 を介 し て 各演算増幅器 O P 1 〜 O P 6 の非反転入力 端子 に 入力 さ れ る 。 一方 、 こ れ ら 演算増幅器 0 P Ί 〜 0 P 6 の反転入力端子 に は 各抵抗 R 1 7 〜 R 2 3 で分圧 さ れ た 電圧 が 印加 さ れ 、 従 っ て 、 前 記 イ ン ピ ー ダ ン ス等価 回路 Ί 8 Aか ら の電圧値 と 各演算増幅器 O P 1 〜 O P 6 毎の 電圧値 が 比較 さ れて そ の比較結果 が ェ ク ス ク ル ー シ ブ 才 ァ 回路 E O R 1 〜 E 〇 R 5 に 入力 さ れ る 。 こ の 場合 各反転入力 端子 に 入力 さ れる電圧 は 演算増幅器 0 P 6 か 〇 P 1 ベ 向 け て 順次抵抗 R 2 3 R Ί 7 に 応 じ て 段 階 的 に 大き な 値 と な っ て 印加 さ れ て い る 。
そ し て 、 前 記各 ェ ク ス ク ル 一 シ ブ オ ア 回路 E 〇 R 1 〜 E O R 5 は 各演算増幅器 0 P 1 〜 0 P 6の 隣 り 周士 の排 他的論理和 を と る た め 、 前 記 イ ン ピ ー ダ ン ス 等価回路 Ί 8 Aの値 に 応 じ て 発光ダ イ オ ー ド D P Ί 〜 D P 5 の う ち の Ί つ が 点灯 る こ と と な る 。
こ こ で 、. 前述 の よ う に 、 的 記分圧 抵抗 R 1 8 〜 R 2 3 の抵抗値 の 総和 は 、 水 の 等 価イ ン ピ ー ダ ン ス ί¾ と 略等 し く 設定 さ れ 、 且 つ 分圧抵抗 R 1 9 〜 R 2 3 の 抵抗値の総 和 は 膣壁 の 等価 イ ン ピ 一 ダ ン ス 値 が 、 液状精 子 の 注入 す
Ί 4
る に適 し た状態に おける値と等 し く さ れて いるので 、 発 光ダイ 才— ド D Ρ 1 が点灯 し た状態では凍結精子を注入 す る時期を示すこ と に なる 。 周様に 、 発光ダイ オー ド D Ρ 2 が点灯す る とき は 、' 液状精子を注入す る に適 し た時 期を示 ^ こ と になる 。
電極 Ί 4 、 Ί 4 閩のイ ンピー ダンス値が水における等 価イ ンピ ー ダンス値と等 しい とき は、 ェクスクル一 シブ オア回路 Ε 0 R 1 に 、 演算増幅器 0 Ρ 1 及び 0 Ρ 2 の両 者か ら信号が入力 さ れるので 、 発光ダイ オ ー ド D Ρ Ί は 消灯 るこ と になる。
従っ て 、 こ の こ とを利用 し て 、 電極 1 4 、 Ί 4 を水中 に付けて 、 授精適期表示装置のチェッ ク を行う こ とがで きる 。
ti 記分圧抵抗 R 2 Ί 〜 2 3 の抵抗値の総和は 、 非排卵 状態での妊娠不能時期での膣壁のイ ン ピ ーダ ンス等価回 路 1 8 A の最大イ ン ピ ー ダンス値と等 し く 設定さ れてい る ので 、 発光ダイ 才一 ド D P 4 又は 0 5 が点灯する と きは 、 当該哺乳動物の妊娠不能時期を示す こ と になる。
又、 発光ダィォ一 ド D P 4 は妊娠不能時期 に おける }ヽ ィ レベル、 又 、 発光ダィ オ ー ド D P 5 は妊娠不能時期に おける低 レベルの イ ン ピ ーダンス値を表わすので 、 当該 哺乳動物が発情期の場合 、 排卵 に接近 し て いるかあるい は排卵が終了 し たかを判断する こ と ができる 。 発光ダイ 才 一 ド D P 3 は妊娠可能及び不能の中間 に おけ る不明な
時期 、 いわ ゆ る グ レ イ ゾ ー ン を示 す 。
又 、 分圧抵抗 R 2 3 の抵抗値 は 、 対象 と な る哺乳動物 の 血液 に お け る イ ン ピ ー ダ ン ス 値 よ り も僅か に 大き く 設 定 さ れて い る た め に 、 電極 Ί 4 、 1 4 を 当 該喃乳動物 の 血液中 に 浸瀆 し た と き発光ダ イ オ ー ド D P 5 が 消灯 さ れ る こ と に なる 。
即 ち 、 電極 1 4 、 1 4 を血液中 に 浸瀆 る こ と に よ つ て 、 排卵 時期検 出装置の零 レ ベル の チェ ッ ク を行 う こ と が で さ る 。
本発明 者 の実測 に よ れば 、 第 4 図 の右端 に 示 さ れる よ う に 、 豚の場合 、 膣粘膜 の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 は 、 非 排卵 時 に は零点 ( 血液 の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 〉 か ら 1 . 0 Κ Ω の 間 で 時間 の経過 と 共 に 周期 的 に 増減 す る安定 し た カ ー ブ を示 す が 、 排卵 の 4 2 〜 3 8 時間前 か ら 等価 ィ ン ピ ー ダ ン ス値 が増大 し 始め 、 水 の 等価ィ ン ピ一ダ ン ス 値 に 限 り な く 接近 し 、 排卵直前で は水 の等価イ ン ピ ー ダ ン ス値 と 格等 し く な り 、 以後急激 に 等価 イ ン ピ ー ダ ン ス 値が減少 し 、 2 〜 3 時間 で ボ 卜 ム値 と な る 。
こ こ で 、 豚の人 口 授精の場 合の 、 精子 の膣内 へ の 注入 は 、 普通 の液状精子の場 台 、 排卵 の約 7 〜 5 時間前 に 行 う 。 豚の膣粘膜の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 と 時間 と の 関係 は 一 定で あ る ので 、 ¾ 述 の如 く 発光ダ イ 才 ー ド D P 2 が 点灯 る と き を 前 記 7 〜 5 時間 前 と し て 設定 し て お け ば 精子注入 の タ イ ミ ン グ が 決 ま る 。
又 、 冷凍精子の場合は 、 排卵の 2 時間前に注入するの が最も 5¾ぃ受胎率を確保 る ことができる 。
こ れは 、 凍結精子の場合は 、 キャパシティ シ ヨ ン ( G a p ac i i a t i o n ) といっ て 、 精子を被う 被膜 ( 精子被覆抗 原、 原形質膜、 生体外膜 ) が脱落 し ていて 、 液状あるい は生精子 と比較 し て直ち に授精 し易い状態 となっ ている か らである 。 従っ て凍結精子の注入は、 発光ダイ オー ド D P が点 ^ し た と き行えばよ い 。 従っ て 、 凍結精子の 場合 、 発光ダィ 才一 ド D P 2 〜 D P 5 のいずれかが点灯 している ときは妊娠 しない 。
なお上記実施例 におい て は レベル判定装置 1 8 に よ り ィ ン ピーダンスの大小を検出する よ に してるが、 本発明 はこれに 限定 さ れるものでな く 、 要すれば、 イ ン ピーダ ンスの値をその ま ま あるい は適宜に分割さ れた レべルに 該当する か否かを検出できるィ ン ピ 一ダン ス検出装置で あればよ い 。
又、 上記実施例において 、 表示手段 2 0 は 、 複数の発 光ダイ 才一ド D P Ί 〜 0 P 5 から構成さ れているが、 本 発明はこ れに限定さ れるものでな く 、 膣粘膜のイ ン ピ ― ダンス等価回路 8 A の最大値及び最小値の間を適宜表 示できるも ので あればよ い 。
従つ て 、 表示手段 2 0 は第 5 図 に示さ れる よ う にイ ン ピ一ダンス値を表示する!!通の メ ー タ 3 6 等であっ て も よ い。 こ の実施例で は 、 水の等価 イ ン ビー ダンス値を最
大値 、 又 、 血液 の等価 イ ン ピ ー ダ ン ス値 を最小値 と し て そ の 間 を適宜分割 し て 、 メ ー タ 上 に そ の ま 取入れ て 表 示で き る 。 又 、 レ ベル判定装置 Ί 8 の代わ り に 1 つ の 抵 抗で足 り る 。 こ の実施例 で は 、 前 記実施例 と 比較 し て よ り 正確 に 排卵 時期及び妊娠不能時期 を検出 で き る 。
又 、 発光 ダ イ オ ー ド等を利用 す る場合 は実施例 の 5 個 の 限定 さ れ る お ので な く 、 3 あ る い は 2 、 更 に は 6 以上 で あっ て ち ょ い 。
更 に 、 上記実施例 は 、 膣粘膜の等価イ ン ピ ー ダ ン ス値 に よ り 、 排卵 時期 を検出 す る も の で あ る が 、 本発明 は こ れ に 限定 さ れる も ので な く 、 要 す れば 、 直接又 は 間接的 に 膣粘膜 の ナ 卜 リ ゥ ム ィ 才 ン濃.度 を検出 で き る も ので あ れば よ い 。
従っ て 、 イ ン ピ ー ダ ン ス値測定 以外の方法で 、 膣粘膜 の ナ 卜 リ ゥ 厶 ィ オ ン濃度 を検出 す る 他の 手段で あ っ て も よ い 。
更 に 、 上記実施例 は 、 豚の授精適期 あ る い は 妊娠不能 期 を検出 す る も ので あ る が 、 本発 明 は 、 他 の哺乳動物 ( 人 を含む ) に も 当然適用 さ れ得 る あ ので あ る 。
産業上の 利 用 可 能性
本発 明 は 、 上 記 の よ う に 構成 し た の で 、 哺乳動物 の授 精時期 を 的確 に 検 出 ^ る こ と が で き る と い う 優 れ た 効果 を 有 る 。 又 、 妊 ¾不 能 時期 を も 正 確 に 検出 で き る 。
本発 明 者 の 実験 に よ れば 、 レ ベ ル判定 装 置 ( イ ン ピ ー
ダンス検出装置 ) を上記の よ う に 、 その ピ ー ク値を水の 等価イ ン ピー ダンス値に 、 又 、 ポ ト ム値を当該晡乳動物 の血液の等価イ ン ピーダンス値に各々略等 し く 設定 し 、 これに よって 、 人工授精を行っ た場合、 豚及び牛で 、 子 宮内膜炎等の異常がある場合を除けば、 Ί 0 0 96の成功 率であっ た。