WO1985003139A1 - Special lens for spectacles - Google Patents

Description

明 細 齒 メガネ用特殊レンズ 技 術 分 野

この発明は、 コンピュータのオペレータがコンピュータ操作の作業等 を持核して行なうことによって引き起こす眼精疲労と視力弱化 （重症の 場合ス ト レス蓄積によって、 めまい、 頭痛、 吐き気を訴える） にっき、 メガネの特種レンズを用いることによって、 それらの眼精疲労と視力弱 化を防止する着想に係るものである。 これに関する具体的製品は、 1 984 年 2月 4 曰現在、 曰本国北海遒札梶市においては、 ま づたく見ることが できない。

朝日新 ¾ 1 983年 1 2月 23日夕刊 4版 （ 7 ) 所«の¾事 『 0八病広がるー 疲れ目ゃス 卜 レス 一般事務と差歴然 J の見出しによる報遒にもみられ るように、 その職業病の実想を詳しく伝えているが、 対策としては、 わ ずかでも休息すれぱ、 疲労回復に大きな効果がある、 と記載するのに止 まり、 これに対する物理的な方法もしくは効果あるメガネの使用の考案 には、 まったくふれていない。 従って、 この発明は、 眼精疲労と視力 弱化を防ぐ為の最初の着想によるメガネ用特殊レンズに係るものである , 背 景 技 術

この発明の着想は、 ハー ド · コンタク ト · レンズを装着しているコン ビュータのオペレータが、 コンピュータ操作の作業を持統して行なう場 合、 一般のオペレータに比較して、 眼精疲労が少ない事実を発見し、 そ の理由を探究したことによるものである。

各個人の肉眼には眼球に強い弱いの差があるが、 ひすみ、 すなわち乱 視があり、 左眼と右眼とは、 その乱視角度は相違していることが一般で ある。 乱視が強い場合に、 乱視矮正用のレンズを用いて矮正することは 一般化している。

この発明は、 特殊レンズ、 すなわちオペレータの肉眼の左眼と右眼と のそれぞれの乱視角度を測定し、 算出した乱視度に碁いて、 それぞれに 応じ β光膜を接着してなるメガネ用レンズを製作し、 このレンズを使用 して、 コンピュータ等のオペレータ用のメガネとするちのである。 発 明 の 開 示

コンピュータ等のオペレータはディスプレイ画面の文字、 図形等を凝 視しつつ、 キイ · ボー ドを打つ作業を長時間反復操返し行なうものであ るが、 ディスプレイ画面の文字、 図形等を表現する電子信号の光の波は オペレータの肉眼に入り、 眼球の黄班部分に集桔すると、 オペレータは それを解読 * 理解していく通程で視神経を陧界まで駆使しつづけること が要求される。

しかのみならず、 電子波勒は瞬圃 S圃強弱助揺を反復するため、 電子 表示も輝度は不均一で、 表示も助揺、 S動を耪け安定せず、 さらに、 デ イスプレイ画面から発生する赤外線と紫外線は、 オペレータの眼球に入 射する。

これらが複合して、 眼精疲労、 視力弱化、 体力消耗を引き起こす素因 となっている。

この発钥はメガネのレンズに特殊レンズ （ S光レンズ） を使用するこ とによって、 瞩球に入射する光を一定し、 有害な光の入射をカツ 卜する ことを目的としている。

なおレンズの表面をコーティングすることによって、 ディスプレイ通 面から発生して眼球に入射する赤外綜と紫外線とをカツ 卜することがで ぎる。 図面の簡単な説明

第一図は、 この説明に係わる特殊レンズを使用したメガネの斜視図 第二図は、 乱視角度を 1 8(Γ に仮定した特殊レンズ

第三図は、 乱視角度を 1 50· に仮定した特殊レンズ

第四図は、 次項 Γ発钥を実施するための最良の形想 J の Γ Βの方法』 第五図は、 次項 Γ発明を実施するための最良の形想』 の Γ Αの方法』

を示す図である。

OMFI WIFO 発明を実施するための最良の形態

1 . 本発明をよ り詳細にするために 以下添付図面に従っ てこれを説明 する。

第 1 図は、 特許請求の範囲 第一項の工程で製作したメ ガネ用の特殊

レンズを使用 したメガネの斜視図である。

第 2 図は、 乱視角度を 1 80^β と仮定 した特殊レンズを示す。

第 3 図は、 乱視角度を 1 50^β と仮定 した特殊レンズを示す。

2 . この発明に係るメ ガネ用特殊レンズは次の工程で製作する。

{ 1 ) 儷光膜をメ ガネ用 レンズに接着する角度は次の通りである。

乱視角度 - α 特定角度 - 3

( 2 ) この欐合、 さ らに下記のような年令別レンズ度数を加算した レン

ズを用いれば眼精疲労を一層少なく するこ とが出来る。

( 1 5歲〜 25歲） + 0. 50 ( 35 « ~ 45 ¾ ) + 1 . 00

( 25 ¾〜35歳） + 0. 75 ( 5*〜55歲 ) + 1 . 25

( 3 ) 儀光糜は在来のものを使用する。

( 4 ) 接着方法

①偏光膣を、 オペ レータの視力に適した度数のメ ガネ用 レンズの中圃

に挟み、 接着して、 1 枚の特定乱視度つき鱸層 レンズに仕上げる。

この場合に、 レンズ及び儸光胰を 0度に加熱圧縮するとよい。

②價光獲を、 オペ レータの視力に適した度数の 1 枚のメガネ用 レンズ

に、 ピッ タ リ と接着して特定乱視度つき レンズに仕上げる。 接着方 法は①と周様である。

( 5 ) 製造方法

惕光貘を レンズに接着する場合、 接着しゃす く する為、 レンズの約

3分の 2 部分だけの範囲に儸光膜を接着する。

( 6 ) 仕上げたメ ガネ用 レンズの表面には 、 紫外線、 赤外線などをカ ツ

卜 するコ ーテ ィ ングもする。 産業上の利用可能性

コ ンピュ ータの日本 ffl内における普及は穎著なものがあ り 、 1 933年に 生産、 販充された台数は百万台に及ぶと伝えられる。

いまや、 官公庁はもとよ り民圊企業においても、 すでに主要企業にお いては、 職場単位の普及に移行しており 、 中小企業にも普及が進行する と ともに、 一般個人企業、 自由職業家、 さ らには、 家庭にも普及 しはじ めている。

O PI 日本国内は年ごとにコンピュータの普及が加速しつつあるのに対し、 オペレータの眼精疲労、 視力弱化、 体力消耗に対応する方法が、 ま った くなく、 手をこまねいている状況である。

前掲 1983年 12月 23日付朝日新聞 夕刊 4钣 （ 7 ) 所載の記事報道のよう に、 これらディスプレー装置 （ V D T ) が作業者にどんな影響を与える かの科学的調査は少ないが労働科学研究所の進蔵弘基研究員が、 二十代 の事務作業者 184人を対象に篛ベたところ、 女子の場合 「朝起きた時、 気分がすぐれない j 「このごろ全身がだるい J などと訴えた人が、 一般 事務では 55. なのに対して、 V D T事務職は 61.5S と多い。 「不安」 「イライラ J などのストレスを訴えた人も、 一般 29.5X 、 V D T54.8X 「仕事が面白くない J 「根気が耪かない」 などの拆ぇも一股 30. 、 V D T39.5X などの差が出た。 この他、 欧米では 「 V D T作業者の顔に発 疹が生じる。 J (イギリス、 ノルウ ェ ー ） とか 「妊婦が流産した。 J

(カナダ） などの報告が出されている。

本発明は 1984年 2月 16日現在、 唯一の有効かつ有力な具体的な対応方 法である。

コンピュータは、 第三の産業革命を到来させたとも云われ、 アメ リ カ- を篆頭に、 わが国が次位、 E C各国の先進西钥諸国が追随しつつあり、 珍しいことに、 アメ リ カからもコンピュータ操作に基く眼精疲労、 視力 弱化、 体力消耗に対応する方法が、 ま ったく、 報道、 紹介されて来ない 従って、 本発 ¾は、 アメ リ カ合衆国、 カナダ、 オース トラリ ア、 スリラ ン力ならびに E C加盟諸 S等ヨーロッパ特許についても、 P C T締約 S に S際出頃を望む次第である。

WIPO 発 明 の 効 果

一般的視力を有するコンピュータのオペレータが、 ディスプレイ画面を凝視し つつ、 作業を継続して行なう場合、 眼精疲労に堪えられる時間は、 80分が限界で あつた

これに対し、 本発明により製作された特殊レンズを使用するメガネをかけて、 同じ作業を継続して行なう場合には、 眼精疲労に堪えられる時間は、 2時間 40分 に延長する効果が認められた。

これは、 レンズの透過する光の範囲を一定化し、 乱視の矯正が可能となったた め、 肉眼の黄班部分に集結する映像の把握に、 視神経の過多な集中を必要としな くなつたこと、 水晶体の収縮運動も通常の状態と差違がなくなつたことに基くも のである。

O PI

Claims

請 求 の 範 囲

( 1 ) 乱視角度が 0度から 90度までの場合にあっては、 当該乱視角度に

90度を加えた角度。 又、 乱視角度が 90度を越え 1 80度までの場合には、 当該乱視角度から 90度を減じた角度に儸光膜を、 2枚のメガネ用レンズ の中園に挟み、 接着してなる乱視度つき重層レンズを特徴とするメガネ 用特殊レンズ。

( 2 ) 乱視角度が 0度から 90度までの場合にあっては、 当該乱視角度に

90度を加えた角度。 又、 乱視角度が 90度を越え 1 80度までの場合には、 当該乱視角度から 90度を滅じた角度に儸光膜を 1 枚のメガネ用レンズに 接著してなる乱視度つきレンズを特徴とするメガネ用特殊レンズ。

( 3 〉 上記第一項及びメガネ用特殊レンズに紫外線、 赤外線をカツ 卜す るコーティ ングを特遒とするメガネ用特殊レンズ。

, OMPI v/i?o