JPWO2022162999A5 - - Google Patents
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Description
上記課題を解決するために成された本発明に係るクロマトグラフ装置は、
試料に含まれる化合物を分離するカラムと、
前記カラムから流出する化合物の所定の物理量を測定する検出部と、
複数の試料の測定条件が保存された記憶部と、
前記記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、前記カラムを用いて測定する測定制御部と、
測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける測定データ処理部と
を備える。
試料に含まれる化合物を分離するカラムと、
前記カラムから流出する化合物の所定の物理量を測定する検出部と、
複数の試料の測定条件が保存された記憶部と、
前記記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、前記カラムを用いて測定する測定制御部と、
測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける測定データ処理部と
を備える。
本発明に係るクロマトグラフ装置では、測定制御部が、記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、カラムに流して測定する。そして、測定データ処理部が、測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける。本発明に係るクロマトグラフ装置では、仮に一連の測定の実行中にカラムの状態が変化し、終期に測定された試料について化合物の保持時間のずれなどが生じたり、当該試料の測定よりも前に測定した試料に含まれていた化合物が当該試料の測定時に測定されたりした場合でも、そのような状態変化が生じる前の測定データとの比較によって終期に測定されたデータに誤りがあることを発見し、誤りがある測定データを排除することによって、全ての試料を正確に分析することができる。
ＭＲＭ測定では前段四重極マスフィルタ（Ｑ１）２３１を通過させるプリカーサイオンの質量電荷比と、後段四重極マスフィルタ（Ｑ３）２３４を通過させるプロダクトイオンの質量電荷比の両方を固定し、該後段四重極マスフィルタ（Ｑ３）２３４を通過したプロダクトイオンを検出する。プリカーサイオンスキャン測定では前段四重極マスフィルタ（Ｑ１）２３１を通過させるプリカーサイオンの質量電荷比を走査しつつ、後段四重極マスフィルタ（Ｑ３）２３４を通過させるプロダクトイオンの質量電荷比を固定し、該後段四重極マスフィルタ（Ｑ３）２３４を通過したプロダクトイオンを検出する。これらの測定では、プリカーサイオンを開裂させてプロダクトイオンを生成するために、コリジョンセル２３２の内部にCIDガスを供給する。
（第１項）
一態様に係るクロマトグラフ装置は、
試料に含まれる化合物を分離するカラムと、
前記カラムから流出する化合物の所定の物理量を測定する検出部と、
複数の試料の測定条件が保存された測定条件記憶部と、
前記記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、前記カラムを用いて測定する測定制御部と、
測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける測定データ処理部と
を備える。
一態様に係るクロマトグラフ装置は、
試料に含まれる化合物を分離するカラムと、
前記カラムから流出する化合物の所定の物理量を測定する検出部と、
複数の試料の測定条件が保存された測定条件記憶部と、
前記記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、前記カラムを用いて測定する測定制御部と、
測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける測定データ処理部と
を備える。
第１項のクロマトグラフ装置では、測定制御部が、記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、カラムに流して測定する。そして、測定データ処理部が、測定毎に検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける。第１項のクロマトグラフ装置では、仮に一連の測定の実行中にカラムの状態が変化し、終期に測定された試料について化合物の保持時間のずれなどが生じたり、当該試料の測定よりも前に測定した試料に含まれていた化合物が当該試料の測定時に測定されたりした場合でも、そのような状態変化が生じる前の測定データとの比較によって終期に測定されたデータに誤りがあることを発見し、誤りがある測定データを排除することによって、全ての試料を正確に分析することができる。
（第４項）
第３項に記載のクロマトグラフ装置において、
前記多変量解析部が、前記多変量解析を行う前に、同一試料について取得された複数の測定データを相互に比較し、該複数の測定データのうちの一部のみに存在するデータを除去する。
第３項に記載のクロマトグラフ装置において、
前記多変量解析部が、前記多変量解析を行う前に、同一試料について取得された複数の測定データを相互に比較し、該複数の測定データのうちの一部のみに存在するデータを除去する。
１００…液体クロマトグラフ質量分析装置
１…液体クロマトグラフ部
１３…カラム
１４…オートサンプラ
２…質量分析部
２０…イオン化室
２０１…エレクトロスプレイイオン化用プローブ
２１…第１中間真空室
２１１…第１イオンガイド
２２…第２中間真空室
２２１…第２イオンガイド
２３…分析室
２３１…前段四重極マスフィルタ
２３２…コリジョンセル
２３３…多重極イオンガイド
２３４…後段四重極マスフィルタ
２３５…イオン検出器
４…制御・処理部
４１…記憶部
４１１…測定条件記憶部
４１２…測定データ記憶部
４２…分析用プログラム
４２１…測定条件設定部
４２２…バッチファイル作成部
４２３…測定制御部
４２４…測定データ処理部
４２５…多変量解析部
１…液体クロマトグラフ部
１３…カラム
１４…オートサンプラ
２…質量分析部
２０…イオン化室
２０１…エレクトロスプレイイオン化用プローブ
２１…第１中間真空室
２１１…第１イオンガイド
２２…第２中間真空室
２２１…第２イオンガイド
２３…分析室
２３１…前段四重極マスフィルタ
２３２…コリジョンセル
２３３…多重極イオンガイド
２３４…後段四重極マスフィルタ
２３５…イオン検出器
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４１…記憶部
４１１…測定条件記憶部
４１２…測定データ記憶部
４２…分析用プログラム
４２１…測定条件設定部
４２２…バッチファイル作成部
４２３…測定制御部
４２４…測定データ処理部
４２５…多変量解析部
Claims (4)
- 試料に含まれる化合物を分離するカラムと、
前記カラムから流出する化合物の所定の物理量を測定する検出部と、
複数の試料の測定条件が保存された記憶部と、
前記記憶部に保存された測定条件を用い、ランダムな順番で前記複数の試料をそれぞれ複数回、前記カラムを用いて測定する測定制御部と、
測定毎に前記検出部で取得された測定データを当該測定の対象である試料と対応付ける測定データ処理部と
を備えるクロマトグラフ装置。 - 前記検出部が質量分析計である、請求項１に記載のクロマトグラフ装置。
- さらに、
前記複数の試料の測定データを多変量解析して同一の属性の試料に含まれている特徴的な化合物を探索する多変量解析部
を備える、請求項１又は２に記載のクロマトグラフ装置。 - 前記多変量解析部が、前記多変量解析を行う前に、同一試料について取得された複数の測定データを相互に比較し、該複数の測定データのうちの一部のみに存在するデータを除去する、請求項３に記載のクロマトグラフ装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021010122 | 2021-01-26 | ||
| PCT/JP2021/033144 WO2022162999A1 (ja) | 2021-01-26 | 2021-09-09 | クロマトグラフ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2022162999A1 JPWO2022162999A1 (ja) | 2022-08-04 |
| JPWO2022162999A5 true JPWO2022162999A5 (ja) | 2023-08-07 |
Family
ID=82654373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022578034A Pending JPWO2022162999A1 (ja) | 2021-01-26 | 2021-09-09 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20240085384A1 (ja) |
| JP (1) | JPWO2022162999A1 (ja) |
| CN (1) | CN116783480A (ja) |
| WO (1) | WO2022162999A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115267035B (zh) * | 2022-09-28 | 2022-12-09 | 苏州创新通用色谱仪器有限公司 | 一种色谱仪故障诊断分析方法及系统 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB201611596D0 (en) * | 2016-07-04 | 2016-08-17 | British American Tobacco Investments Ltd | Apparatus and method for classifying a tobacco sample into one of a predefined set of taste categories |
| JP2019074403A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 国立大学法人 東京大学 | クロマトグラム用データ処理装置、クロマトグラム用データ処理プログラム及びクロマトグラム用データ処理方法 |
| WO2019141422A1 (en) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | Univerzita Pardubice | A method of diagnosing cancer based on lipidomic analysis of a body fluid |
-
2021
- 2021-09-09 WO PCT/JP2021/033144 patent/WO2022162999A1/ja active Application Filing
- 2021-09-09 CN CN202180089521.7A patent/CN116783480A/zh active Pending
- 2021-09-09 JP JP2022578034A patent/JPWO2022162999A1/ja active Pending
- 2021-09-09 US US18/272,707 patent/US20240085384A1/en active Pending
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