JPWO2022158542A5

JPWO2022158542A5 -

Info

Publication number: JPWO2022158542A5
Application number: JP2022576746A
Authority: JP
Filing date: 2022-01-20
Publication date: 2023-10-18

Claims

複数枚のガラス板が積層され、前記ガラス板のうち少なくとも一対の前記ガラス板の間に中間層を含んで構成され、室内空間と室外空間とを仕切るガラス板構成体と、
前記ガラス板構成体に固定され、入力された信号に応じて前記ガラス板構成体を振動させる振動出力部と、
前記ガラス板構成体に誘起される音波振動と相関関係にある騒音源または振動源からの音を検出し、検出結果に応じた参照信号を出力する室外音検出部と、
前記室内空間内の音を検出し、検出結果に応じた誤差信号を出力する室内音検出部と、
前記参照信号の逆位相となるキャンセル信号を、前記誤差信号が最小となるように生成する適応フィルタを有し、前記適応フィルタからの前記キャンセル信号を前記振動出力部に出力させる制御部と、
を備える遮音装置。
前記ガラス板構成体の２５℃における損失係数が１×１０^－２以上であり、２５℃における板厚方向の縦波音速値が４．０×１０^３ｍ／ｓ以上である、
請求項１に記載の遮音装置。
前記中間層は、液体である、
請求項１に記載の遮音装置。
前記中間層は、ゲル状体である、
請求項１に記載の遮音装置。
前記中間層は、ポリビニルブチラール、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ポリウレタンのいずれかである、
請求項１に記載の遮音装置。
前記制御部に接続され、前記キャンセル信号に応じたキャンセル音を出力する補助スピーカを更に備える、
請求項１に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、車両のサイドウインド、リアウインド、フロントウインド、ルーフグレージングの少なくともいずれかである、
請求項１に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、住宅用の窓である、
請求項１に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体の前記振動出力部が固定された領域を囲むとともに、前記ガラス板構成体の前記振動出力部が固定されない領域を開口部から外側に露出させて前記ガラス板構成体を支持する囲い込み部材と、
前記開口部と前記ガラス板構成体との間を音響的に遮蔽して、前記ガラス板構成体を、
前記囲い込み部材の内側の加振領域と、前記囲い込み部材の外側の振動領域とに区分する遮蔽部材と、
前記囲い込み部材の内側に設けられ、前記振動出力部が発する音を検出し、検出結果に応じた前記誤差信号を出力する内部空間音検出部と、
を備える、
請求項１に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、前記囲い込み部材の内部空間の内側から外側に突出する方向を第１方向、前記第１方向に板面内で直交する方向を第２方向としたとき、
前記ガラス板構成体の前記第２方向の最大幅は、前記第１方向の最大幅以上である、
請求項９に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体の前記加振領域の面積Ｓｓと、前記振動領域の面積Ｓｖとの比Ｓｓ／Ｓｖは、０．０１以上、１．０以下である、
請求項９に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体の総面積は、０．０１ｍ^２以上である、
請求項９に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体を前記囲い込み部材に支持させる支持部材を有する、
請求項９に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、前記囲い込み部材に対して相対移動可能に支持されている、
請求項９に記載の遮音装置。
前記遮蔽部材の２５℃、周波数１Ｈｚにおける貯蔵弾性率が１.０×１０^２～１.０×１０^１０Ｐａである、
請求項９に記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体の前記加振領域は、単一のガラス板で構成される、
請求項９に記載の遮音装置。
前記振動出力部は、前記ガラス板構成体の複数箇所に配置されている、
請求項１～１６のいずれかに記載の遮音装置。
前記振動出力部は、前記ガラス板構成体の片面のみに配置されている、
請求項１～１６のいずれかに記載の遮音装置。
前記振動出力部は、前記ガラス板構成体の両面に配置されている
請求項１～１６のいずれかに記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、平板状である、
請求項１～１６のいずれかに記載の遮音装置。
前記ガラス板構成体は、少なくとも一部に凹状または凸状の曲面を有する、
請求項１～１６のいずれかに記載の遮音装置。
複数枚のガラス板が積層され、前記ガラス板のうち少なくとも一対の前記ガラス板の間に中間層を含んで構成され、室内空間と室外空間とを仕切るガラス板構成体を、入力された信号に応じて振動させる遮音方法であって、
前記ガラス板構成体に誘起される音波振動と相関関係にある騒音源または振動源からの音を検出し、検出結果に応じた参照信号を出力する工程と、
前記室内空間内の音を検出し、検出結果に応じた誤差信号を出力する工程と、
前記参照信号の逆位相となるキャンセル信号を、前記誤差信号が最小となるように適応フィルタを生成し、前記適応フィルタからの前記キャンセル信号に応じて前記ガラス板構成体を振動させる工程と、
を有する遮音方法。