JPWO2022074865A5 - 生体検知装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
ループ処理Aの終了後、取得部2040は複数の撮像画像40を取得する(S108)。生体検知部2060は、取得した複数の撮像画像40を用いて、対象物体50についての生体検知を行う(S110)。
なお、領域32の色には、白、黒、赤、又は青などいった任意の色を使用できる。また、ディスプレイ装置20から赤外線などといった不可視光を出力できる場合には、不可視光を利用してもよい。例えば、「ディスプレイ装置20の左半分からは可視光を照射させ、ディスプレイ装置20の右半分からは赤外線を照射させる」という処理の後、「ディスプレイ装置20の左半分からは赤外線を照射させ、ディスプレイ装置20の右半分からは可視光を照射させる」という処理を行うことが考えられる。なお、不可視光を利用する場合、当該不可視光を検出可能なセンサを利用する必要がある。例えば、可視光と赤外線を利用する場合、可視光を撮像可能なカメラと、赤外線を撮像可能なカメラが利用される。
図5において、領域32の境界線は垂直方向又は水平方向の直線となっている。しかしながら、領域32の境界線は、垂直方向又は水平方向の直線には限定されず、斜線であってもよい。また、境界線は直線には限定されず、曲線やジグザグの線などであってもよい。
識別モデルの学習は、正例の訓練データと負例の学習データの双方を用いて行うことが好適である。正例の訓練データは、カメラ10で生体を撮像した場合に得られる複数の撮像画像40と、カメラ10によって生体が撮像されたことを示す正解ラベル(例えば1)とを示す。一方、負例の訓練データは、カメラ10で生体以外を撮像した場合に得られる複数の撮像画像40と、カメラ10によって生体以外が撮像されたことを示す正解ラベル(例えば0)とを示す。正例の訓練データと負例の訓練データの双方を用いることで、生体を撮像した場合に得られる撮像画像40と、生体以外を撮像した場合に得られる撮像画像40との違いを学習することができる。
この点、生体検知装置2000によれば、視線向を固定しながら顔を左右に振る動作が行われている状況がカメラ10によって撮像される。そして、生体検知装置2000は、カメラ10から得られた撮像画像40を解析することにより、顔の方向と視線方向との差分が算出し、当該差分に基づいて生体検知が行う。よって、生体検知装置2000によれば、3Dマスク等を利用したなりすましを防ぐことができる。
<対象物体50の入れ替わりを防ぐ方法>
複数の手法で生体検知が行われる場合、最初から最後まで同一の対象物体50を対象として処理が行われていることを担保することが好ましい。例えば、実施形態1の生体検知装置2000による生体検知が行われてから、実施形態2の生体検知装置2000による生体検知が行われる場合、実施形態1の生体検知装置2000による生体検知が開始されてから、実施形態2の生体検知装置2000による生体検知が完了するまでの間、同一の対象物体50が生体検知の対象となるようにする。こうすることで、生体検知を実現する手法の種類ごとに生体検知の対象を入れ替えることにより、その手法では防ぎづらいなりすましの手段が利用されることを防ぐことができる。
複数の手法で生体検知が行われる場合、最初から最後まで同一の対象物体50を対象として処理が行われていることを担保することが好ましい。例えば、実施形態1の生体検知装置2000による生体検知が行われてから、実施形態2の生体検知装置2000による生体検知が行われる場合、実施形態1の生体検知装置2000による生体検知が開始されてから、実施形態2の生体検知装置2000による生体検知が完了するまでの間、同一の対象物体50が生体検知の対象となるようにする。こうすることで、生体検知を実現する手法の種類ごとに生体検知の対象を入れ替えることにより、その手法では防ぎづらいなりすましの手段が利用されることを防ぐことができる。
Claims (10)
- 視線の方向に関するガイドと顔の方向に関するガイドをディスプレイ装置に表示させる第2表示制御ステップと、
カメラで対象を複数回撮像することで生成された撮像画像を取得する第2取得ステップと、
前記撮像画像を用いて、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっているか否かを判定し、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっていない場合、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる第3表示制御ステップと、
各前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、各前記撮像画像について顔の方向と視線方向との差分を算出し、算出した前記差分に基づいて、前記対象が生体であるか否かを判定する第2生体検知ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記第2表示制御ステップにおいて、同じ場所を見続けながら顔を左右に振るように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、プログラム。 - 前記第3表示制御ステップにおいて、
前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、鉛直面における前記対象の顔の方向が所定の範囲内にあるか否かを判定し、
鉛直面における前記対象の顔の方向が前記所定の範囲内にない場合に、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記第3表示制御ステップにおいて、前記対象が顔を振る動作を行っている場合と、前記対象が顔を振る動作を行っていない場合とで、互いに異なるガイドを表示させる、請求項2に記載のプログラム。
- 前記第3表示制御ステップにおいて、
前記撮像画像に写っている前記対象の顔と胴体の画像を用いて、前記対象の顔の姿勢と胴体の姿勢とが所定の条件を満たしているか否かを判定し、
前記所定の条件が満たされていない場合に、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記ディスプレイ装置が設けられている端末について、鉛直面における傾きの大きさが所定の閾値以下であるか否かを判定し、前記傾きの大きさが前記所定の閾値以下でない場合に、前記端末の姿勢を適切な姿勢にするように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる第4表示制御ステップを、前記コンピュータに実行させる請求項1から4いずれか一項に記載のプログラム。
- 視線の方向に関するガイドと顔の方向に関するガイドをディスプレイ装置に表示させる第2表示制御部と、
カメラで対象を複数回撮像することで生成された撮像画像を取得する第2取得部と、
前記撮像画像を用いて、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっているか否かを判定し、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっていない場合、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる第3表示制御部と、
各前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、各前記撮像画像について顔の方向と視線方向との差分を算出し、算出した前記差分に基づいて、前記対象が生体であるか否かを判定する第2生体検知部と、を有し、
前記第2表示制御部は、同じ場所を見続けながら顔を左右に振るように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、生体検知装置。 - 前記第3表示制御部は、
前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、鉛直面における前記対象の顔の方向が所定の範囲内にあるか否かを判定し、
鉛直面における前記対象の顔の方向が前記所定の範囲内にない場合に、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、請求項6に記載の生体検知装置。 - 前記第3表示制御部は、前記対象が顔を振る動作を行っている場合と、前記対象が顔を振る動作を行っていない場合とで、互いに異なるガイドを表示させる、請求項7に記載の生体検知装置。
- 視線の方向に関するガイドと顔の方向に関するガイドをディスプレイ装置に表示させる第2表示制御ステップと、
カメラで対象を複数回撮像することで生成された撮像画像を取得する第2取得ステップと、
前記撮像画像を用いて、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっているか否かを判定し、前記対象の姿勢が生体検知に適した姿勢となっていない場合、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる第3表示制御ステップと、
各前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、各前記撮像画像について顔の方向と視線方向との差分を算出し、算出した前記差分に基づいて、前記対象が生体であるか否かを判定する第2生体検知ステップと、を有し、
前記第2表示制御ステップにおいて、同じ場所を見続けながら顔を左右に振るように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、コンピュータによって実行される制御方法。 - 前記第3表示制御ステップにおいて、
前記撮像画像に写っている前記対象の顔の画像を用いて、鉛直面における前記対象の顔の方向が所定の範囲内にあるか否かを判定し、
鉛直面における前記対象の顔の方向が前記所定の範囲内にない場合に、適切な姿勢をとるように促すガイドを前記ディスプレイ装置に表示させる、請求項9に記載の制御方法。
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