JPWO2021256178A5 - - Google Patents

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本開示は、電動機を含む回転電機、回転電機に用いられるステータ、及びステータの巻線コイルとして用いられる成形コイルに関する。
回転電機の一つとして、電気エネルギーを機械エネルギーに変える電動機が知られている。電動機は、家庭用機器又は産業用機器等の様々な製品に用いられている。例えば、電動機は、電気掃除機等の家電製品をはじめとして、自動車及びロボット等にも多種多様に用いられている。
近年、電動機については、さらなる高効率化及び低コスト化が求められている。電動機の効率を向上させる手法として、電動機のステータに用いられる巻線コイルの占積率を高めることが提案されている。巻線コイルの占積率を高くすることで、電動機の駆動時に巻線コイルに流れる電流に起因する損失を抑制できる。したがって、電動機の効率を向上させることができる。
従来、電動機のステータに配置される巻線コイルの占積率を高める技術の一つとして、巻線コイルとしてエッジワイズコイル又は成形コイルを用いることが知られている。例えば、特許文献1には、ステータのスロット形状に適合するように成形された成形コイルを用いた電動機が開示されている。
電動機において、巻線コイルは、ステータのスロットに配置される。ステータのスロットに配置された複数の巻線コイルは、結線することで互いに電気的に接続される。この場合、丸線によって構成された丸線コイルは、巻線部から引き出した丸線を自由に引き回すことができるので、巻線コイルとして丸線コイルを用いたステータでは、スロットに配置された複数の丸線コイル同士を容易に結線することができる。
しかしながら、成形コイルは、丸線コイルとは異なり高い剛性を有する板状の導体によって構成されている。よって、巻線コイルとして成形コイルを用いたステータでは、丸線コイルを用いる場合と比べて、スロットに配置された複数の成形コイル同士を簡便に結線することができない。
例えば、成形コイルとして、板枠状の導体が積層された巻線部と、巻線部の第1ターン(巻き始め)の部分から突出する第1端子部と、巻線部の最終ターン(巻き終わり)の部分から突出する第2端子部とを有するものが知られている。
このような成形コイルをステータの複数のスロットの各々に配置すると、各成形コイルにおいて、第1端子部と第2端子部との位置がステータの半径方向で異なることになる。つまり、各成形コイルにおける第1端子部と第2端子部との位置は、ステータの中心から等距離の位置に存在していない。すなわち、第1端子部と第2端子部とは同じ円周上に位置していない。
このため、ステータのスロットに配置された同じ形状の2つの成形コイルを結線するには、バスバー等の連結部材を別途用いる必要がある。例えば、隣り合う2つの成形コイルにバスバーを橋架して、2つの成形コイルのうちの一方の成形コイルの第1端子部とバスバーの一方の端部とを接合し、2つの成形コイルのうちの他方の成形コイルの第2端子部とバスバーの他方の端部とを接合する。
しかしながら、このように2つの成形コイルをバスバーを用いて結線しようとすると、成形コイルとバスバーとを接合する際の治具又は設備を頻繁に動かす必要がある等して、結線作業が煩雑になる。
特開2000-041365号公報
本開示は、このような問題を解決するためになされたものである。本開示は、バスバー等の連結部材を用いることなく簡便に2つの成形コイルの結線を行うことができる、成形コイル、その成型コイルを用いたステータ及びそのステータを用いた回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る成形コイルの一態様は、隣り合って配置される2つの成形コイルのうちの一方の成形コイルであって、第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で導体が積層された巻線部と、前記巻線部の前記第1ターンから前記巻線部における前記導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第1端子部と、前記巻線部の前記第nターンの部分から前記巻線部における前記導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第2端子部と、を備え、前記第1端子部の先端部には、前記2つの成形コイルの他方の成形コイルの端子部の先端部に形成された第2係合部と係合する第1係合部が形成されている。
また、本開示に係るステータの一態様は、複数のティースを有するコアと、各々が前記複数のティースに巻かれた複数の成形コイルと、を備え、前記複数の成形コイルは、第1成形コイルと、前記第1成形コイルに隣り合って配置される第2成形コイルとを含み、前記第1成形コイルは、第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で第1導体が積層された第1巻線部と、前記第1巻線部の前記第1ターンの部分から前記第1巻線部における前記第1導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第1端子部と、前記第1巻線部の前記第nターンの部分から前記第1巻線部における前記第1導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第2端子部と、を有し、前記第2成形コイルは、第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で第2導体が積層された第2巻線部と、前記第2巻線部の前記第1ターンの部分から前記第2巻線部における前記第2導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第3端子部と、前記第2巻線部の前記第nターンの部分から前記第2巻線部における前記第2導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第4端子部と、を有し、前記第1端子部の先端部には、第1係合部が形成されており、前記第3端子部の先端部には、前記第1係合部に係合する第2係合部が形成されており、前記第1端子部と前記第3端子部とは、前記第1係合部と前記第2係合部とが接合されることで連結されている。
また、本開示に係る回転電機の一態様は、上記のステータと、前記ステータの磁力により回転するロータと、を備える。
本開示によれば、バスバー等の連結部材を用いることなく簡便に2つの成形コイルの結線を行うことができる。
実施の形態に係る電動機の断面図である。 実施の形態に係る電動機におけるステータの斜視図である。 実施の形態に係る電動機のステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。 実施の形態に係る電動機のステータにおける隣り合う2つの成形コイルの上面図である。 実施の形態に係る電動機のステータにおける隣り合う2つの成形コイルの連結するときの様子を示す図である。 変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。 変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの上面図である。 変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの連結するときの様子を示す図である。 変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。 変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの上面図である。 変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの連結するときの様子を示す図である。 変形例3に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの構成とその2つの成形コイルを連結するときの様子を示す図である。 変形例4に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの構成を示す図である。 図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示す図である。 図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示す別の図である。 図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示すまた別の図である。 変形例4に係る成形コイルの他の構成を示す図である。 変形例5に係るステータの斜視図である。 変形例5に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。
以下、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程及び工程の順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
本実施の形態において、ステータ10及びロータ20の半径方向を「径方向」とし、ロータ20の回転方向を「周方向」とする。つまり、回転軸23の軸心Cを中心として軸心Cから広がる方向が「径方向」であり、回転軸23の軸心Cを中心として軸心Cを周回する方向が「周方向」である。したがって、「径方向」は、回転軸23の軸心Cの方向と直交する方向となる。なお、本明細書において、「上」及び「下」という用語は、必ずしも、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではない。
(実施の形態)
以下の実施の形態では、回転電機の一例として電動機について説明する。
まず、実施の形態に係る電動機1の全体の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る電動機1の断面図である。また、図2は、同電動機1におけるステータ10の斜視図である。なお、図1は、ロータ20が有する回転軸23の軸心Cの方向と直交する平面で切断したときの断面を示している。
図1に示すように、電動機1は、ステータ10とロータ20とを備える。ステータ10とロータ20とは対向して配置される。電動機1は、ロータ20がステータ10の内側に配置されたインナーロータ型のモータである。なお、電動機1は、ステータ10及びロータ20以外に、モータケース及び回転軸23を軸支する軸受等の部品も有しているが、便宜上、その部品の図示及び説明は省略する。
ステータ10(固定子)は、ロータ20との間にエアギャップを介してロータ20に対向して配置されている。ロータ20の表面とステータ10の表面との間には微小なエアギャップが存在する。本実施の形態において、ステータ10は、ロータ20のロータコア21を囲むように配置されている。
ステータ10は、ロータ20に作用する磁力を発生させる。具体的には、ステータ10は、ロータ20が有するロータコア21とのエアギャップ面に磁束を生成するように構成されている。例えば、ステータ10は、ロータコア21とのエアギャップに面する側の面にN極とS極とが周方向に交互に繰り返して生成されるように構成されている。
図1及び図2に示すように、ステータ10は、成形コイル100と、ステータコア200とを有する。
成形コイル100は、巻線コイルとしてステータ10に設けられたステータコイルである。成形コイル100は、ステータ10の電機子巻線であり、ステータコア200に巻き回されている。具体的には、成形コイル100は、ステータ10の複数のティース210の各々に巻き回されている。したがって、ステータ10には、複数の成形コイル100が用いられている。複数の成形コイル100は、それぞれ複数のティース210に巻かれた構成になっている。
複数の成形コイル100は、ロータ20を囲むように周方向に沿って等間隔に配置されている。各成形コイル100は、ステータ10のスロット230に収納されている。成形コイル100は、インシュレータ又は絶縁紙等の絶縁部材(不図示)を介してティース210に巻き回されてもよい。この場合、成形コイル100は、例えば、ティース210に装着されたインシュレータに巻き回された構成になる。
成形コイル100は、丸線を用いた丸線コイルとは異なり、板状の導体を積層することで構成されている。成形コイル100は、丸線コイルと比べて高い占積率を有している。例えば、成形コイル100の占積率は、90%以上である。
成形コイル100は、例えば、長さ、幅及び厚みが異なる複数の長方形の板材を準備し、これらの板材をプレスしたり、冷間圧接、溶接又はその他の方法で接合したりすることで形成することができる。板材としては、例えば、銅又はアルミニウム等の低抵抗の金属材料からなる金属板を用いることができる。
あるいは、成形コイル100は、銅等の金属材料を溶融して鋳型に流し込む、いわゆる鋳造によって形成されていてもよい。また、幅又は厚さを予め途中で異なるように形成した板状の導線を所定の位置で曲げ加工することで形成されていてもよい。また、幅及び厚さが一定の板状の導線を所定の部位で圧延加工して、途中で幅又は厚さを変更した後に螺旋状に巻回して形成されていてもよい。つまり、導線を巻回する以外にさらに別の加工を加えるか、あるいは、単に巻き回すのとは異なる工法を用いることで成形コイル100を形成することができる。
なお、成形コイル100の形状及び成形コイル100同士の接合構造については後述する。
ステータコア200は、ステータ10のコアとなる鉄心である。本実施の形態において、ステータコア200は、複数のティース210と、円環状のヨーク220とによって構成されている。
複数のティース210の各々は、ロータ20の回転軸23の軸心Cに向かって突出している。具体的には、複数のティース210は、回転軸23の軸心Cと直交する方向(径方向)に放射状に設けられている。
隣り合う2つのティース210の間には、成形コイル100を配置するためのスロット230が形成されている。つまり、ステータ10のスロット230は、隣り合う2つのティース210の間に対応している。複数のティース210は、隣り合う2つのティース210の間にスロット230を形成しながら周方向に沿って等間隔に配置されている。本実施の形態において、ステータ10は12個のティース210を有しているので、ステータ10のスロット数は、12である。したがって、12個の成形コイル100が用いられている。
本実施の形態において、各ティース210は、円環状のヨーク220から径方向の内側に突出するように延在している。つまり、ヨーク220は、各ティース210の外側に形成されたバックヨークである。各ティース210は、ヨーク220に嵌合されて固定されている。
ティース210及びヨーク220の各々は、複数枚の電磁鋼板を積層することによって構成された積層体である。複数枚の電磁鋼板の各々は、例えば、所定形状に形成された打ち抜き鋼板である。ティース210とヨーク220は、別体であるが、1つのステータコア200として一体であってもよい。ティース210及びヨーク220が一体である場合も、ステータコア200は、複数枚の電磁鋼板を積層することによって構成された積層体である。なお、ティース210及びヨーク220は、別体の場合であっても一体の場合であっても、複数の電磁鋼板の積層体に限るものではなく、磁性材料によって構成されたバルク体であってもよい。
複数のティース210は、磁極ティースであり、成形コイル100の通電により磁力を発生させる。ステータ10における複数の成形コイル100は、3相同期モータとしてロータ20が回転するように3相巻線として電気的に接続されている。具体的には、複数の成形コイル100は、互いに電気的に120度位相が異なる、U相、V相及びW相の3相それぞれの単位コイルによって構成されている。つまり、各ティース210に装着された成形コイル100は、U相、V相及びW相の相単位でそれぞれに通電される3相の交流によって通電駆動される。これにより、各ティース210にはステータ10の主磁束が生成される。
本実施の形態では、上記のように、12個の成形コイル100が用いられている。この場合、12個の成形コイル100は、図1に示すように、各成形コイル100に流れる電流の位相に応じて、4つのU相コイルU1~U4と、4つのV相コイルV1~V4と、4つのW相コイルW1~W4とに区分されて所定のスロット230に配置されている。4つのU相コイルU1~U4は、直列に接続される。同様に、4つのV相コイルV1~V4は、直列に接続されている。4つのW相コイルW1~W4も、直列に接続されている。
ロータ20(回転子)は、ステータ10の磁力により回転する。ロータ20も磁力を生成する。具体的には、ロータ20は、周方向に亘って磁束を生成するN極とS極とが複数交互に繰り返して存在する構成になっている。これにより、ロータ20は、ステータ10に作用する磁力を発生する。本実施の形態において、ロータ20から発生する磁束の向きは、回転軸23の軸心Cの方向(軸心方向)と直交する方向である。つまり、ロータ20が発生する磁束の向きは、ラジアル方向(径方向)である。
ロータ20は、ロータコア21と、複数の永久磁石22と、回転軸23とを有する。ロータ20は、回転軸23の軸心Cを回転中心として回転する。つまり、回転軸23は、ロータ20が回転する際の中心軸となる。
本実施の形態において、ロータ20は、永久磁石22がロータコア21に埋め込まれた永久磁石埋め込み型のロータ(IPM(Interior PermAnent MAgnet)ロータ)である。したがって、本実施の形態における電動機1は、IPMモータである。
ロータコア21は、ロータ20のコアとなる鉄心である。ロータコア21は、複数の電磁鋼板が回転軸23の軸心Cの方向(軸心方向)に積層された積層体である。複数の電磁鋼板の各々は、例えば、所定形状に形成された打ち抜き鋼板である。複数の電磁鋼板は、例えばかしめによって互いに固定されている。ロータコア21は、複数の電磁鋼板の積層体に限らず、磁性材料によって構成されたバルク体であってもよい。
永久磁石22は、ロータコア21に設けられた磁石挿入孔に配置されている。本実施の形態では、ロータコア21には10個の磁石挿入孔が設けられている。各磁石挿入孔に板状の永久磁石22が挿入されている。一例として、永久磁石22は、焼結マグネットである。なお、永久磁石22は、ボンド磁石であってもよい。
回転軸23は、長尺状のシャフトであり、例えば金属棒である。回転軸23は、ロータコア21に固定されている。具体的には、回転軸23は、軸心Cの方向においてロータコア21の両側に延在するように、ロータコア21の中心に設けられた貫通孔に挿入されてロータコア21に固定されている。回転軸23は、例えばロータコア21の貫通孔に圧入したり焼き嵌めしたりすることでロータコア21に固定されている。電動機1において、回転軸23のロータコア21から突出した部分の一方は、出力軸として機能する。例えば、回転軸23には回転ファン等の負荷が取り付けられる。なお、図示しないが、回転軸23は、ベアリング等の軸受によって回転自在に支持されている。
このように構成される電動機1では、ステータ10が有する成形コイル100に通電すると、界磁電流が成形コイル100に流れてステータ10に磁界が生成される。これにより、ステータ10からロータ20に向かう磁束が生成される。具体的には、ステータ10が有するステータコア200のティース210の各々からロータ20に向かう磁束が生成される。一方、ロータ20では、ロータコア21に配置された永久磁石22によってステータ10を通る磁束が生成される。このステータ10で生成される磁束とロータ20が有する永久磁石22から生じる磁束との相互作用によって生じた磁気力がロータ20を回転させるトルクとなり、ロータ20が回転する。
次に、本実施の形態に係る電動機1に用いられる成形コイル100の詳細な構成について、図1及び図2を参照しつつ、図3A、図3B及び図4を用いて説明する。図3Aは、実施の形態に係る電動機1のステータ10における隣り合う2つの成形コイル100の拡大図である。図3Bは、同ステータ10における隣り合う2つの成形コイル100の上面図である。図4は、同ステータ10における隣り合う2つの成形コイル100の連結するときの様子を示す図である。
上述のように、成形コイル100として図1及び図2に示される4つのU相コイルU1~U4は、直列に接続される。U相コイルU1とU相コイルU2との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。また、U相コイルU3とU相コイルU4との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。
同様に、V相コイルV1とV相コイルV2との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。V相コイルV3とV相コイルV4との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。W相コイルW1とW相コイルW2との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。W相コイルW3とW相コイルW4との2つの成形コイル100が隣り合って配置される。
これらの成形コイル100において、隣り合って配置される2つの成形コイル100のうちの一方を第1成形コイル100Aとし、他方を第2成形コイル100Bとすると、第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bとはバスバー等の連結部材を介することなく直接接続されている。
以下、成形コイル100の構成を詳細に説明するとともに、隣り合って配置される2つの成形コイル100の接合部分の構造について詳細に説明する。具体的には、隣り合って配置される2つの成形コイル100の複数組みのうち、U相コイルU1である成形コイル100を第1成形コイル100Aとし、U相コイルU2である成形コイル100を第2成形コイル100Bとして、U相コイルU1とU相コイルU2とを接合する場合を例にとって説明する。
第1成形コイル100A及び第2成形コイル100Bは、絶縁被膜された板状の導体によって構成されている。第1成形コイル100Aを構成する板状の第1導体及び第2成形コイル100Bを構成する板状の第2導体は、いずれも、断面形状が四角形で、素材が銅である。
図2、図3A及び図3Bに示すように、第1成形コイル100Aは、第1巻線部110Aと、第1巻線部110Aから上方向に突出する第1端子部120A及び第2端子部130Aとを有する。
第1巻線部110Aは、巻き始めを第1ターンとし、巻き終わりを第nターン(nは2以上の整数)とすると、第1ターンから第nターンまで導体が積層された構成になっている。つまり、第1巻線部110Aは、nターンのコイルを構成する積層された導体を有する。第1巻線部110Aは、平板状の導体が厚み方向に螺旋状に巻回するように積層されている。
具体的には、第1巻線部110Aにおける導体の積層方向から見たときに、第1巻線部110Aの形状は、実質的に矩形の枠状になっている。つまり、第1ターンから第nターンまでのn回巻きの平板状の導体からなる第1巻線部110Aは、ステータ10の径方向から見て4つの辺部を有する実質的に矩形の環状に形成されている。
本実施の形態において、第1巻線部110Aは、第1ターンの部分がステータ10の内側部分で、第nターンの部分がステータ10の外側部分に位置するように配置されている。つまり、第1巻線部110Aは、第1ターンの部分から第nターンの部分までが回転軸23の軸心Cから径方向外側に向かってこの順で積層されている。第1巻線部110Aは、スロット230内に収納されている。第1巻線部110Aの外形は、スロット230に適合した形状になっている。
第1巻線部110Aを構成する板状の導体は、表面全体が絶縁被膜されているので、ターン間の界面は絶縁されている。したがって、第1巻線部110Aに供給された電流は、第1ターンから第nターンまで又は第nターンから第1ターンまで螺旋状に流れることになる。
第1端子部120A及び第2端子部130Aは、第1成形コイル100Aを第1成形コイル100A以外の他の成形コイル100と電気的に接続するための結線部として機能する。本実施の形態において、第1端子部120Aは、U相コイルU2である第2成形コイル100Bに結線され、第2端子部130Aは、U相コイルU3又はU相コイルU4に結線される。
第1端子部120Aは、第1巻線部110Aの第1ターンから導体が延在する部分である。第1成形コイル100Aは、第1ターンの部分の第1巻線部110Aの一部として第2成形コイル100Bに向かって延在する延在部112を有しており、第1端子部120Aは、延在部112から延在している。具体的には、延在部112は、第1巻線部110Aのコイルエンド111Aの一部として第2成形コイル100Bにおける第2巻線部110Bのコイルエンド111Bに向かって延在している。また、第1端子部120Aは、延在部112の第2成形コイル100B側の端部から上方に向かって突出している。
第1巻線部110Aから突出する第1端子部120Aは、リード部121Aと、第1係合部122Aとを有する。
リード部121Aは、第1巻線部110Aの第1ターンの部分から第1巻線部110Aにおける導体の積層方向と直交する方向に延在する部分である。本実施の形態において、リード部121Aは、延在部112の第2成形コイル100B側の端部から上方に向かって直線状に延在している。
第1係合部122Aは、第2成形コイル100Bの第2係合部122Bと嵌り合う形状を有する。図3A、図3B及び図4に示すように、第1係合部122Aは、第2係合部122Bと嵌合する凹部を有する。また、第1係合部122Aは、第1端子部120Aの先端部に形成されている。具体的には、第1係合部122Aは、リード部121Aの先端部に形成されている。
第2端子部130Aは、第1端子部120Aと同様に、第1巻線部110Aから導体が延在する部分である。第2端子部130Aは、第1巻線部110Aの第nターンから導体が延在する部分である。具体的には、第2端子部130Aは、第1巻線部110Aの第nターンの部分から第1巻線部110Aにおける導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する。なお、第2端子部130Aは、第1端子部120Aと同じ方向に延在している。
次に、第2成形コイル100Bについて説明する。図2、図3A、及び図3Bに示すように、第2成形コイル100Bは、第2巻線部110Bと、第2巻線部110Bから上方向に突出する第3端子部120B及び第4端子部130Bとを有する。
第2巻線部110Bは、巻き始めを第1ターンとし、巻き終わりを第nターン(nは2以上の整数)とすると、第1成形コイル100Aの第1巻線部110Aと同様に、第1ターンから第nターンまで導体が積層された構成になっている。つまり、第2巻線部110Bは、nターンのコイルを構成する積層された導体を有する。第1巻線部110Aと同様に、第2巻線部110Bは、平板状の導体が厚み方向に螺旋状に巻回するように積層されている。
具体的には、第2巻線部110Bにおける導体の積層方向から見たときに、第2巻線部110Bの形状は、実質的に矩形の枠状になっている。つまり、第1ターンから第nターンまでのn回巻きの平板状の導体からなる第2巻線部110Bは、ステータ10の径方向から見て4つの辺部を有する実質的に矩形の環状に形成されている。
第2巻線部110Bの枠状の大きさは、第1巻線部110Aの枠状の大きさと同じである。第2巻線部110Bの巻き数は、第1巻線部110Aの巻き数と同じである。つまり、n=n=nである。第2巻線部110Bの枠状の大きさと第1巻線部110Aの枠状の大きさとは異なっていてもよい。第2巻線部110Bの巻き数と第1巻線部110Aの巻き数とが異なっていてもよい。
第2巻線部110Bは、第1ターンの部分がステータ10の内側部分で、第nターンの部分がステータ10の外側部分に位置するように配置されている。つまり、第2巻線部110Bは、第1ターンの部分から第nターンの部分までが回転軸23の軸心Cから径方向外側に向かってこの順で積層されている。第2巻線部110Bは、スロット230内に収納されている。第2巻線部110Bの外形は、スロット230に適合した形状になっている。
第2巻線部110Bを構成する板状の導体は、表面全体が絶縁被膜されているので、ターン間の界面は絶縁されている。したがって、第2巻線部110Bに供給された電流は、第1ターンから第nターンまで又は第nターンから第1ターンまで螺旋状に流れることになる。
なお、第2成形コイル100Bは、第1成形コイル100Aと異なり、第2巻線部110Bには、第1巻線部110Aに形成されていた延在部112を有していない。本実施の形態において、第2巻線部110Bは、延在部112が形成されていないこと以外は、第1巻線部110Aと同じ形状及び同じ大きさである。
第3端子部120B及び第4端子部130Bは、第2成形コイル100Bを第2成形コイル100B以外の他の成形コイル100と電気的に接続するための結線部として機能する。本実施の形態において、第3端子部120Bは、U相コイルU1である第1成形コイル100Aに結線され、第4端子部130Bは、U相コイルU3又はU相コイルU4に結線される。
第3端子部120Bは、第2巻線部110Bの第1ターンから導体が延在する部分である。第3端子部120Bは、第2巻線部110Bのコイルエンド111Bから突出している。第3端子部120Bは、リード部121Bと、第2係合部122Bとを有する。
リード部121Bは、第2巻線部110Bの第1ターンの部分から第2巻線部110Bにおける導体の積層方向と直交する方向に延在する部分である。本実施の形態において、リード部121Bは、第2巻線部110Bのコイルエンド111Bから上方に向かって直線状に延在している。
第2係合部122Bは、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aに係合する。具体的には、第2係合部122Bは、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aと嵌り合う形状を有する。つまり、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aと第2成形コイル100Bの第2係合部122Bとは、互いに嵌まり合う形状を有する。図3A、図3B、及び図4に示すように、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aは凹部を有するので、第2係合部122Bは、その凹部と嵌合する凸部を有する。
第1成形コイル100Aの第1端子部120Aと第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとは、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが接合されることで連結されている。例えば、第1係合部122Aと第2係合部122とは、溶接、はんだ、かしめ又はヒュージング(fusing)等によって接合される。接合された第1係合部122Aと第2係合部122Bとは電気的及び機械的に接続されている。したがって、少なくとも第1係合部122Aと第2係合部122Bとの接合部分は、導体を覆う絶縁被膜は除去されている。
第2成形コイル100Bにおいて、第2係合部122Bは、第3端子部120Bの先端部に形成されている。具体的には、第2係合部122Bは、リード部121Bの先端部に形成されている。
第4端子部130Bは、第3端子部120Bと同様に、第2巻線部110Bから導体が延在する部分であるが、第4端子部130Bは、第2巻線部110Bの第nターンから導体が延在する部分である。具体的には、第4端子部130Bは、第2巻線部110Bの第nターンの部分から第2巻線部110Bにおける導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する。なお、第4端子部130Bは、第3端子部120Bと同じ方向に延在している。
このように構成される第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bとは、第1成形コイル100Aの第1巻線部110Aの第1ターンと第2成形コイル100Bの第2巻線部110Bの第1ターンとが同じ一方側に位置するように配置されている。
本実施の形態において、第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bとは、上記のように、第1巻線部110Aの第1ターンと第2巻線部110Bの第1ターンとがステータ10の内側部分に位置するように配置されている。
この場合、第1成形コイル100Aにおいて、第1端子部120Aは、ステータ10の内側部分に位置するとともに第2成形コイル100B側に位置するように設けられている。第2端子部130Aは、ステータ10の内側とは反対側であるステータ10の外側部分に位置するとともに第2成形コイル100B側とは反対側に位置するように設けられている。
また、第2成形コイル100Bにおいて、第3端子部120Bは、ステータ10の内側部分に位置するとともに第1成形コイル100A側に位置するように設けられている。第4端子部130Bは、ステータ10の外側部分に位置するとともに第1成形コイル100A側とは反対側に位置するように設けられている。
つまり、第1成形コイル100Aの第1端子部120Aと第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとは、ステータ10の内側部分に位置している。第1成形コイル100Aの第2端子部130Aと第2成形コイル100Bの第4端子部130Bとは、ステータ10の外側部分に位置している。第1成形コイル100Aの第1端子部120Aと第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとは、互いに近づくように近接して設けられている。第1成形コイル100Aの第2端子部130Aと第2成形コイル100Bの第4端子部130Bとは、互いに遠ざかるように設けられている。このため、回転軸23の軸心Cに沿ってステータ10を上方から見たときに、第1成形コイル100Aにおいて、第1端子部120Aと第2端子部130Aとは実質的に対角上に位置している。また、第2成形コイル100Bにおいて、第3端子部120Bと第4端子部130Bとは、第1端子部120Aと第2端子部130Aとの対角方向とは逆向きの実質的に対角上に位置している。
また、ステータ10の径方向から見て、第1成形コイル100Aの第1端子部120Aに設けられた第1係合部122Aと第2成形コイル100Bの第3端子部120Bに設けられた第2係合部122Bとは、同じ高さに位置している。例えば、第1係合部122Aと第2係合部122Bとがコイルエンド111A又は111Bの上面を基準として同じ高さに位置している。より具体的には、第1係合部122Aの凹部と第2係合部122Bの凸部とがコイルエンド111A又は111Bの上面を基準として同じ高さに位置している。
以上、本実施の形態に係る成形コイル100及びステータ10によれば、第1成形コイル100Aの第1端子部120Aの先端部には、第2成形コイル100Bの第3端子部120Bの先端部に形成された第2係合部122Bと係合する第1係合部122Aが形成されている。
本実施の形態に係る成形コイル100は、隣り合って配置される2つの成形コイル100のうちの一方の成形コイル100であって、第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で導体が積層された巻線部と、巻線部の第1ターンから巻線部における導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部121Aを有する第1端子部120Aと、巻線部の第nターンの部分から巻線部における導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第2端子部130Aと、を備え、第1端子部120Aの先端部には、2つの成形コイル100の他方の成形コイル100の第3端子部120Bの先端部に形成された第2係合部122Bと係合する第1係合部122Aが形成されている。
そして、第1成形コイル100Aの第1端子部120Aと第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとは、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが接合されることで連結されている。
この構成により、第1成形コイル100A及び第2成形コイル100Bの2つの成形コイル100が直接連結して結線させることができる。これにより、バスバー等の連結部材を用いることなく、第1成形コイル100A及び第2成形コイル100Bの2つの成形コイル100の結線を簡便に行うことができる。
具体的には、図4に示すように、本実施の形態では、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aが凹部を有しており、第2成形コイル100Bの第2係合部122Bが凸部を有しており、第1係合部122Aは、それらの凸部と凹部とが嵌まり合うことで第2係合部122Bに係合している。
この構成により、凹凸構造によって第1係合部122Aと第2係合部122Bとを嵌め合わせることができる。よって、第1係合部122Aと第2係合部122Bとを簡単に係合させて接合することができる。したがって、第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bとの結線をより簡便に行うことができる。
また、第1成形コイル100Aは、第1ターンの部分の第1巻線部110Aの一部として第2成形コイル100Bに向かって延在する延在部112を有している。第1係合部122Aが形成された第1端子部120Aは、延在部112の先端部から延在している。具体的には、延在部112は、第1巻線部110Aのコイルエンド111Aの一部として形成されている。
この構成により、第1端子部120Aがコイルエンド111Aを経由して設けられることになるので、第1端子部120Aを第2成形コイル100Bの第3端子部120Bに容易に近づけることができる。しかも、コイルエンド111Aを利用して延在部112を形成することで、第1端子部120Aを折り曲げる等して複雑な形状にしなくても、第1端子部120Aを第3端子部120Bに容易に近づけることができる。
このように、U相コイルU1である第1成形コイル100Aの第1端子部120AとU相コイルU2である第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとは、バスバー等の連結部材を用いることなく直接接続される。
なお、U相コイルU1である第1成形コイル100Aの第2端子部130Aは、U相コイルU3である成形コイル100の第2端子部130A又はU相コイルU4である成形コイル100の第4端子部130Bと、バスバー又はリード線を用いて結線される。同様に、U相コイルU2である第2成形コイル100Bの第4端子部130Bは、U相コイルU3である成形コイル100の第2端子部130A又はU相コイルU4である成形コイル100の第4端子部130Bと、バスバー又はリード線を用いて結線される。
また、V相コイルV1~V4の4つの成形コイル100及びW相コイルW1~W4の4つの成形コイル100については、それぞれ、U相コイルU1~U4の4つの成形コイル100と同様の方法で結線を行うことができる。
また、U相コイルU1である第1成形コイル100Aの第1端子部120AとU相コイルU2である第2成形コイル100Bの第3端子部120Bとを近づける代わりに、第1成形コイル100Aでは、端子間の絶縁耐圧を確保するために第1端子部120Aと第2端子部130Aとを対角線上に配置して第1端子部120Aと第2端子部130Aとを遠ざけている。同様に、第2成形コイル100Bについても、端子間の絶縁耐圧を確保するために第3端子部120Bと第4端子部130Bとを対角線上に配置して第3端子部120Bと第4端子部130Bとを遠ざけている。
しかしながら、この結果、U相コイルU1の第1成形コイル100Aに隣接する両隣りの2つの成形コイル100のうちV相コイルV2の成形コイル100の端子部が第1成形コイル100Aの第2端子部130Aに近づくことになる。
そこで、本実施の形態では、U相コイルU1の第1成形コイル100Aの第2端子部130Aを第1巻線部110Aの周方向端縁(V相コイルV2の成形コイル100側の端縁)から後退させている。この結果、U相コイルU1の第1成形コイル100Aの第2端子部130Aと第1巻線部110Aにおける第2成形コイル100B側とは反対側の端縁(V相コイルV2の成形コイル100側の端縁)との距離と、U相コイルU2の第2成形コイル100Bの第4端子部130Bと第2巻線部110Bにおける第1成形コイル100A側とは反対側の端縁(W相コイルW3の成形コイル100側の端縁)との距離とが異なっている。
この構成により、第1成形コイル100Aの第2端子部130Aを、第1成形コイル100Aに直接接続する第2成形コイル100Bとは反対側の隣りに位置する成形コイル100の端子部から遠ざけることができる。これにより、第1成形コイル100Aの第2端子部130Aと、第2成形コイル100Bとは反対側の隣りに位置する成形コイル100の端子部との距離を長くすることができるので、端子部間の絶縁耐圧を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、第1端子部120Aの第1係合部122Aと第3端子部120Bの第2係合部122Bとが互いに嵌まり合う構造として、第1係合部122Aに凹部を形成し、第2係合部122Bに凸部を形成したが、これに限らない。
例えば、図5A、図5B及び図6に示すように、第1成形コイル101Aの第1端子部120Aの第1係合部122Aと、第2成形コイル101Bの第3端子部120Bの第2係合部122Bとが、互いに嵌り合う段差部を有していてもよい。図5Aは、変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。図5Bは、変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの上面図である。図6は、変形例1に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの連結するときの様子を示す図である。つまり、第1成形コイル101Aは、第2成形コイル101Bの第2係合部122Bの段差部に嵌まり合う段差部を有している。第2成形コイル101Bは、第1成形コイル101Aの第1係合部122Aの段差部に嵌まり合う段差部を有していてもよい。
図6に示すように、第1係合部122Aの段差部と第2係合部122Bの段差部とを嵌め合わせることで、第1係合部122Aと第2係合部122Bとを係合させることができる。この場合も、凹凸構造によって第1係合部122Aと第2係合部122Bとを嵌め合わせることができる。よって、第1係合部122Aと第2係合部122Bとを簡単に係合させて接合することができる。したがって、バスバー等の連結部材を用いることなく第1成形コイル101Aと第2成形コイル101Bとの結線を簡便に行うことができる。
また、上記実施の形態では、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aと第2成形コイル100Bの第2係合部122Bとは、ステータ10の周方向に嵌まり合う構造であったが、これに限らない。
例えば、図7A及び図7Bに示すように、第1成形コイル102Aの第1係合部122Aと第2成形コイル102Bの第2係合部122Bとは、ステータ10の径方向に嵌まり合う構造であってもよい。図7Aは、変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。図7Bは、変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの上面図である。本変形例においても、第1成形コイル102Aの第1係合部122Aには凹部が形成されている。第2成形コイル102Bの第2係合部122Bには凸部が形成されている。この凹凸構造によって、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが嵌め合わされている。この構造により、バスバー等の連結部材を用いることなく、第1成形コイル102Aと第2成形コイル102Bとの結線を簡便に行うことができる。
図8は、変形例2に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの連結するときの様子を示す図である。この場合、例えば、図8に示すように、第1成形コイル102Aの第1係合部122Aには下方に窪む凹部を形成する。第2成形コイル102Bの第2係合部122Bには上方に突出する凸部を形成する。図8の矢印に示すように、凹部と凸部とが向かい合うように第1係合部122Aと第2係合部122Bとを折り曲げることで、第1係合部122Aの凹部と第2係合部122Bの凸部とを嵌合させることができる。
上記実施の形態において、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが嵌まり合う構造は、凹部と凸部との組み合わせであったが、これに限らない。図9は、変形例3に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの構成とその2つの成形コイルを連結するときの様子を示す図である。例えば、図9に示すように、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが嵌まり合う構造は、穴部と凸部との組み合わせであってもよい。具体的には、第1成形コイル103Aの第1係合部122Aに穴部を形成する。第2成形コイル103Bの第2係合部122Bに凸部を形成する。凸部を穴部に挿入することで、第1係合部122Aと第2係合部122Bとが嵌め合わされている。この構造においても、バスバー等の連結部材を用いることなく第1成形コイル103Aと第2成形コイル103Bとの結線を簡便に行うことができる。なお、穴部は、貫通孔であるが、凸部が挿入されて凸部と係合する形状であれば、貫通していなくてもよい。一例として、図9に示すように、第1成形コイル103Aの第1係合部122Aには径方向に貫通する穴部を形成する。第2成形コイル103Bの第2係合部122Bには周方向に突出する凸部を形成する。穴部と凸部とが向かい合うように第1係合部122Aを折り曲げることで、第1係合部122Aの穴部と第2係合部122Bの凸部とを周方向で嵌合させることができる。
図10は、変形例4に係るステータにおける隣り合う2つの成形コイルの構成を示す図である。図10に示されるように、第1成形コイル104Aの第1端子部120Aに、リード部121A及び第1係合部122A以外に、一部が折れ曲がった折曲部123Aを設けてもよい。つまり、第1端子部120Aは、リード部121Aと第1係合部122Aと折曲部123Aとを有していてもよい。
折曲部123Aは、第1端子部120Aにおける先端部と根元部との間に形成されている。具体的には、折曲部123Aは、リード部121Aと第1係合部122Aとの間に設けられている。折曲部123Aの一方の端部とリード部121Aとが接続されている。折曲部123Aの他方の端部と第1係合部122Aとが接続されている。折曲部123Aは、中央部の1ヵ所で約90°に屈曲するように形成されている。
本変形例では、第2成形コイル104Bの第2係合部122Bには上方に窪む凹部が形成されている。第1成形コイル104Aの第1係合部122Aが第2係合部122Bに嵌まり合うようになっている。この場合、図10の矢印に示すように、折曲部123Aの根元を折り曲げることで、第1係合部122Aを第2係合部122Bの凹部に嵌合させている。しかし、折曲部123Aの根元を折り曲げることなく、第1係合部122Aを第2係合部122Bの凹部に嵌合させてもよい。
このように、凹凸構造によって第1係合部122Aと第2係合部122Bとが嵌め合わされる。この構造により、バスバー等の連結部材を用いることなく第1成形コイル104Aと第2成形コイル104Bとの結線を簡便に行うことができる。
図11Aは、図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示す図である。図11Bは、図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示す別の図である。図11Cは、図10に示される2つの成形コイルを連結するときの様子を示すまた別の図である。本変形例では、図11A~図11Cに示すように、第1端子部120Aが折曲部123Aを有する。図11Aでは、折曲部123Aを鋭角に折り曲げている。図11Bでは、折曲部123Aを鈍角に折り曲げている。これにより、第1成形コイル104Aと第2成形コイル104Bとの距離を図11Aより広げている。図11Cでは、折曲部123Aが第1成形コイル104Aと直線になる部分を設けている。第1成形コイル104Aと第2成形コイル104Bとの距離に応じて折曲部123Aを変形させることで、第1係合部122Aを第2係合部122Bに嵌合させることができる。これにより、第1成形コイル104Aと第2成形コイル104Bとの位置ずれを折曲部123Aで吸収することができる。
図12は、変形例4に係る成形コイルの他の構成を示す図である。図12に示すように、折曲部123Aの谷折り側の部分に切り欠き部124を形成することで、折曲部123Aを容易に変形させることができる。切り欠き部124は、屈曲した部分だけではなく、折曲部123Aの根元(つまり折曲部123Aとリード部121Aとの接続部分)に設けてもよいし、折曲部123Aの先端部(つまり折曲部123Aと第1係合部122Aとの接続部分)に設けてもよい。
(変形例)
以上、本開示に係る成形コイル100、ステータ10及び電動機1について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bとは、第1端子部120A及び第3端子部120Bがステータ10の内側部分に位置するように配置されていたが、これに限らない。図13は、変形例5に係るステータ10Aの斜視図である。図14は、変形例5に係るステータ10Aにおける隣り合う2つの成形コイルの拡大図である。例えば、図13及び図14に示されるステータ10Aのように、第1成形コイル100Aと第2成形コイル100Bは、第1端子部120A及び第3端子部120Bがステータ10の外側部分に位置するように配置されていてもよい。
第1成形コイル100Aの第1係合部122Aに凹部又は穴部を形成し、第2成形コイル100Bの第2係合部122Bに凸部を形成したが、これに限らない。例えば、第1成形コイル100Aの第1係合部122Aに凸部を形成し、第2成形コイル100Bの第2係合部122Bに凹部又は穴部を形成してもよい。
ステータ10のスロット数は12であったが、これに限らない。ロータ20の磁極数は10(つまり、永久磁石22の数が10個)であったが、これに限らない。ステータ10のスロット数及びロータ20の磁極数は、任意の数を適用できる。
ロータ20は、IPMロータであったが、これに限らない。例えば、ロータ20として永久磁石型のロータを用いる場合は、複数の永久磁石がロータコアの外表面に設けられた表面磁石型ロータ(SPM(SurfAce PermAnent MAgnetic)ロータ)を用いてもよい。
回転電機として電動機1を例示したが、これに限らない。例えば、成形コイルを用いた回転電機は、発電機であってもよい。
その他、上記各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態、及び、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示の技術は、電動機等の回転電機をはじめとして、成形コイルを用いた種々の製品に広く利用することができる。
1 電動機
10、10A ステータ
20 ロータ
21 ロータコア
22 永久磁石
23 回転軸
100 成形コイル
100A、101A、102A、103A、104A 第1成形コイル
100B、101B、102B、103B、104B 第2成形コイル
110A 第1巻線部
110B 第2巻線部
111A、111B コイルエンド
112 延在部
120A 第1端子部
120B 第3端子部
121A、121B リード部
122A 第1係合部
122B 第2係合部
123A 折曲部
124 切り欠き部
130A 第2端子部
130B 第4端子部
200 ステータコア
210 ティース
220 ヨーク
230 スロット
U1~U4 U相コイル
V1~V4 V相コイル
W1~W4 W相コイル

Claims (16)

  1. 隣り合って配置される2つの成形コイルのうちの一方の成形コイルであって、
    第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で導体が積層された巻線部と、
    前記巻線部の前記第1ターンから前記巻線部における前記導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第1端子部と、
    前記巻線部の前記第nターンの部分から前記巻線部における前記導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第2端子部と、を備え、
    前記第1端子部の先端部には、前記2つの成形コイルの他方の成形コイルの端子部の先端部に形成された第2係合部と係合する第1係合部が形成されている、
    成形コイル。
  2. 前記第1ターンの部分の前記巻線部の一部として前記他方の成形コイルに向かって延在する延在部を有し、前記第1端子部は、前記延在部の先端部から延在している、
    請求項1に記載の成形コイル。
  3. 前記第1係合部及び前記第2係合部の一方は、凸部を有し、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の他方は、凹部又は穴部を有し、
    前記第1係合部は、前記凸部と前記凹部又は穴部とが嵌まり合うことで前記第2係合部に係合する
    請求項1又は2に記載の成形コイル。
  4. 前記第1係合部は、前記第2係合部の段差部に嵌まり合う段差部を有する、
    請求項1又は2に記載の成形コイル。
  5. 前記第1端子部は、前記先端部と前記第1端子部の根元部との間に、折れ曲がった折曲部を有する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の成形コイル。
  6. 前記折曲部の谷折り側の部分に切り欠き部が形成されている、
    請求項5に記載の成形コイル。
  7. 複数のティースを有するコアと、
    各々が前記複数のティースに巻かれた複数の成形コイルと、を備え、
    前記複数の成形コイルは、第1成形コイルと、前記第1成形コイルに隣り合って配置される第2成形コイルとを含み、前記第1成形コイルは、
    第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で第1導体が積層された第1巻線部と、
    前記第1巻線部の前記第1ターンの部分から前記第1巻線部における前記第1導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第1端子部と、
    前記第1巻線部の前記第nターンの部分から前記第1巻線部における前記第1導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第2端子部と、を有し、
    前記第2成形コイルは、
    第1ターンから第nターン(nは2以上の整数)で第2導体が積層された第2巻線部と、
    前記第2巻線部の前記第1ターンの部分から前記第2巻線部における前記第2導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第3端子部と、
    前記第2巻線部の前記第nターンの部分から前記第2巻線部における前記第2導体の積層方向と直交する方向に延在するリード部を有する第4端子部と、を有し、
    前記第1端子部の先端部には、第1係合部が形成されており、
    前記第3端子部の先端部には、前記第1係合部に係合する第2係合部が形成されており、
    前記第1端子部と前記第3端子部とは、前記第1係合部と前記第2係合部とが接合されることで連結されている、
    ステータ。
  8. 前記第1成形コイルは、
    前記第1ターンの部分の前記第1巻線部のコイルエンドの一部として前記第2成形コイルに向かって延在する延在部を有し、
    前記第1端子部は、前記延在部の先端部から延在している、
    請求項7に記載のステータ。
  9. 前記第1係合部及び前記第2係合部は、互いに嵌まり合う形状を有する、
    請求項7又は8に記載のステータ。
  10. 前記第1端子部は、前記第1端子部の前記先端部と前記第1端子部の根元部との間に、折れ曲がった折曲部を有する、
    請求項7~9のいずれか1項に記載のステータ。
  11. 前記折曲部の谷折り側の部分に切り欠き部が形成されている、
    請求項10に記載のステータ。
  12. 前記第1成形コイルと前記第2成形コイルとは、前記第1巻線部の前記第1ターンと前記第2巻線部の前記第1ターンとが同じ一方側に位置するように配置されており、
    前記第1端子部は、前記一方側に位置するとともに前記第2成形コイル側に位置するように設けられており、
    前記第2端子部は、前記一方側とは反対側に位置するとともに前記第2成形コイル側とは反対側に位置するように設けられており、
    前記第3端子部は、前記一方側に位置するとともに前記第1成形コイル側に位置するように設けられており、
    前記第4端子部は、前記一方側とは反対側に位置するとともに前記第1成形コイル側とは反対側に位置するように設けられている、
    請求項7~11のいずれか1項に記載のステータ。
  13. 前記第2端子部と前記第1巻線部における前記第2成形コイル側とは反対側の端縁との距離と、前記第4端子部と前記第2巻線部における前記第1成形コイル側とは反対側の端縁との距離とが異なる、
    請求項12に記載のステータ。
  14. 前記第1端子部及び前記第3端子部は、前記ステータの内側部分に位置している、
    請求項7~13のいずれか1項に記載のステータ。
  15. 前記第1端子部及び前記第3端子部は、前記ステータの外側部分に位置している、
    請求項7~13のいずれか1項に記載のステータ。
  16. 請求項7~15のいずれか1項に記載のステータと、
    前記ステータの磁力により回転するロータと、を備える、
    回転電機。
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