JPWO2021236676A5 - - Google Patents

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JPWO2021236676A5
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本開示はまた、治療を必要とする対象に、本明細書に開示される有効量のIL-12ポリペプチド複合体、IL-12ポリペプチド複合体をコードする核酸、またはその医薬組成物を投与することを含む、腫瘍の治療方法に関する。本開示はまた、治療を必要とする対象に、本明細書に開示される有効量のIL-23ポリペプチド複合体、IL-23ポリペプチド複合体をコードする核酸、またはその医薬組成物を投与することを含む、腫瘍の治療方法に関する。本明細書に開示される方法に従って、任意の好適な腫瘍、例えば黒色腫または乳癌を治療することができる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、IL-12またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
i. IL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
ii. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-12サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-12遮断エレメントを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記ポリペプチド複合体。
(項目2)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目1に記載のポリペプチド。
(項目3)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
i. IL-12サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
ii. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分または抗体重鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
iii. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的である抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分、または前記第2のポリペプチドの前記重鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体軽鎖を含む、第3のポリペプチドを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記ポリペプチド複合体。
(項目4)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目3に記載のポリペプチド。
(項目5)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
i. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
ii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
(項目6)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
iii. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
iv. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、抗体軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する前記軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
(項目7)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目5または6に記載のポリペプチド。
(項目8)
前記第1のポリペプチドが、遮断エレメントを含まず、前記第2のポリペプチドが、式:
[A]-[L1]-[B]-[L3]-[D]または[D]-[L3]-[B]-[L1]-[A]または[B]-[L1]-[A]-[L2]-[D]または
[D]-[L1]-[A]-[L2]-[B]を有し、式中、
Aが、前記IL-12サブユニットであり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L3が、前記任意選択で切断可能性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目1または3に記載のポリペプチド複合体。
(項目9)
前記第1のポリペプチドが、式:
[A]-[L1]-[D]または[D]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式:
[A’]-[L2]-[B]または[B]-[L2]-[A’]を有し、式中、
Aが、p35またはp40のいずれかであり、Aがp35の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp35であり;
A’が、p35またはp40のいずれかであり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目1に記載のポリペプチド複合体。
(項目10)
前記第1のポリペプチドが、式:[A]-[L1]-[B]または[B]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式[A’]-[L2]-[D]または[D]-[L2]-[A’]を有し、式中、
Aが、p35またはp40のいずれかであり;
A’が、p35またはp40のいずれかであり、Aがp35の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp35であり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目3に記載のポリペプチド複合体。
(項目11)
前記半減期延長エレメントが、ヒト血清アルブミン、ヒト血清アルブミンに結合する抗原結合ポリペプチド、または免疫グロブリンFcもしくはそのフラグメントである、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目12)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、カリクレイン、トロンビン、キマーゼ、カルボキシペプチダーゼA、カテプシン、エラスターゼ、PR-3、グランザイムM、カルパイン、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ADAM、FAP、プラスミノーゲン活性化因子、カスパーゼ、トリプターゼ、または腫瘍プロテアーゼから選択されるプロテアーゼによって切断され得る配列を含む、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目13)
前記プロテアーゼが、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンE、カテプシンK、カテプシンL、またはカテプシンGから選択される、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目14)
前記プロテアーゼが、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)1、MMP2、MMP3、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、またはMMP14であるMMPから選択される、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目15)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、プロテアーゼによって独立して切断され得る少なくとも2つの配列を含む、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目16)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、合成配列を含む、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目17)
前記プロテアーゼ切断性リンカーのそれぞれが、2つ以上の異なるプロテアーゼによって切断される、先行項目のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目18)
前記単鎖抗体が単鎖可変フラグメント(scFv)である、項目1に記載のポリペプチド複合体。
(項目19)
前記抗体の抗原結合フラグメントがFabである、項目3、5または6に記載のポリペプチド複合体。
(項目20)
前記遮断エレメントが、前記IL-12に結合する、項目1、3、5、または6のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目21)
前記遮断エレメントが、p35、p40、またはp35p40複合体に結合する、項目17または18に記載のポリペプチド複合体。
(項目22)
項目1~21のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
(項目23)
前記核酸が、p35またはp40のみをコードしない、項目22に記載の核酸。
(項目24)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、IL-12またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
iii. IL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
iv. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-12サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-12遮断エレメントを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記核酸組成物。
(項目25)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
i. IL-12サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
ii. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
iii. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、第3のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記核酸組成物。
(項目26)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
i. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
ii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
(項目27)
IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
iii. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
iv. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、前記重鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
(項目28)
環状ベクターを含む、項目22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目29)
DNAを含む、項目22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目30)
RNAを含む、項目22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目31)
項目22~27のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
(項目32)
項目31に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
(項目33)
前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、項目32に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
(項目34)
前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、項目33に記載の方法。
(項目35)
項目1~21のいずれか一項に記載のタンパク質複合体または項目22~31のいずれか一項に記載の核酸を含む医薬組成物。
(項目36)
項目1~21のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、項目22~30のいずれか一項に記載の核酸、項目31に記載の発現ベクター、または項目34に記載の医薬組成物の有効量を、腫瘍の治療を必要とする対象に投与することを含む、腫瘍の治療方法。
(項目37)
配列番号95~110、配列番号119~126、及び配列番号135~143からなる群、または配列番号95~110、配列番号119~126、及び配列番号135~143に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列から選択される第1のポリペプチドを含む、IL-12ポリペプチド複合体。
(項目38)
配列番号104または配列番号136を含む第1のポリペプチドを含む、IL-12ポリペプチド複合体。
(項目39)
配列番号104のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチド鎖及び配列番号18のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖を含む、IL-12ポリペプチド複合体。
(項目40)
配列番号136のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチド鎖及び配列番号18のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖を含む、ポリペプチド複合体。
(項目41)
配列番号7、9、10、18、24~94、配列番号110~118、及び配列番号127~134からなる群から選択されるアミノ酸を含むか、または配列番号7、9、10、18、24~94、配列番号110~118、及び配列番号127~134に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、単鎖IL-12誘導性ポリペプチド。
(項目42)
p35、p40、遮断エレメント、及び半減期延長エレメントを含む誘導性IL-12ポリペプチドであって、前記遮断エレメントが、表1のアミノ酸によって定義されるIL-12上のエピトープに対する結合特異性を有する抗体または抗原結合フラグメントである、前記誘導性IL-12ポリペプチド。
(項目43)
項目37~42のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
(項目44)
環状ベクターを含む、項目37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目45)
DNAを含む、項目37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目46)
RNAを含む、項目37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目47)
項目37~42のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
(項目48)
項目47に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
(項目49)
前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、項目48に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
(項目50)
前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
項目37~40もしくは42のいずれか一項に記載のタンパク質複合体、または項目41に記載のポリペプチド、または項目43~47のいずれか一項に記載の核酸を含む、医薬組成物。
(項目52)
項目37~40もしくは42のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、項目43~47のいずれか一項に記載の核酸、項目48に記載の発現ベクター、または項目51に記載の医薬組成物の有効量を、腫瘍の治療を必要とする対象に投与することを含む、腫瘍の治療方法。
(項目53)
前記IL-12がムテインである、項目1~10のいずれか一項に記載のポリペプチドまたは項目24~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目54)
前記IL-12が、部分的または完全にアグリコシル化されている、項目53に記載のポリペプチドまたは項目53に記載の核酸組成物。
(項目55)
前記p35及び/または前記p40が、部分的または完全にアグリコシル化されている、項目54に記載のポリペプチドまたは項目54に記載の核酸組成物。
(項目56)
前記p35及び/または前記p40が、完全にアグリコシル化されている、項目55に記載のポリペプチドまたは項目55に記載の核酸組成物。
(項目57)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、IL-23またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
v. IL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
vi. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-23サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-23遮断エレメントを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記ポリペプチド複合体。
(項目58)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目57に記載のポリペプチド。
(項目59)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
iv. IL-23サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
v. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分または抗体重鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
vi. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的である抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分、または前記第2のポリペプチドの前記重鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体軽鎖を含む、第3のポリペプチドを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記ポリペプチド複合体。
(項目60)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目59に記載のポリペプチド。
(項目61)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
v. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
vi. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
(項目62)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
vii. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
viii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、抗体軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する前記軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
(項目63)
前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、項目61または62に記載のポリペプチド。
(項目64)
前記第1のポリペプチドが、遮断エレメントを含まず、前記第2のポリペプチドが、式:
[A]-[L1]-[B]-[L3]-[D]または[D]-[L3]-[B]-[L1]-[A]または[B]-[L1]-[A]-[L2]-[D]または
[D]-[L1]-[A]-[L2]-[B]を有し、式中、
Aが、前記IL-23サブユニットであり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L3が、前記任意選択で切断可能性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目57または59に記載のポリペプチド複合体。
(項目65)
前記第1のポリペプチドが、式:
[A]-[L1]-[D]または[D]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式:
[A’]-[L2]-[B]または[B]-[L2]-[A’]を有し、式中、
Aが、p19またはp40のいずれかであり、Aがp19の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp19であり;
A’が、p19またはp40のいずれかであり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目57に記載のポリペプチド複合体。
(項目66)
前記第1のポリペプチドが、式:[A]-[L1]-[B]または[B]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式[A’]-[L2]-[D]または[D]-[L2]-[A’]を有し、式中、
Aが、p19またはp40のいずれかであり;
A’が、p19またはp40のいずれかであり、Aがp19の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp19であり;
L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
Bが、前記半減期延長エレメントであり;
Dが、前記遮断エレメントである、項目59に記載のポリペプチド複合体。
(項目67)
前記半減期延長エレメントが、ヒト血清アルブミン、ヒト血清アルブミンに結合する抗原結合ポリペプチド、または免疫グロブリンFcもしくはそのフラグメントである、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目68)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、カリクレイン、トロンビン、キマーゼ、カルボキシペプチダーゼA、カテプシン、エラスターゼ、PR-3、グランザイムM、カルパイン、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ADAM、FAP、プラスミノーゲン活性化因子、カスパーゼ、トリプターゼ、または腫瘍プロテアーゼから選択されるプロテアーゼによって切断され得る配列を含む、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目69)
前記プロテアーゼが、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンE、カテプシンK、カテプシンL、またはカテプシンGから選択される、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目70)
前記プロテアーゼが、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)1、MMP2、MMP3、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、またはMMP14であるMMPから選択される、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目71)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、プロテアーゼによって独立して切断され得る少なくとも2つの配列を含む、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目72)
前記プロテアーゼ切断性リンカーが、合成配列を含む、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目73)
前記プロテアーゼ切断性リンカーのそれぞれが、2つ以上の異なるプロテアーゼによって切断される、先行項目のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目74)
前記単鎖抗体が単鎖可変フラグメント(scFv)である、項目57に記載のポリペプチド複合体。
(項目75)
前記抗体の抗原結合フラグメントがFabである、項目59、61または62に記載のポリペプチド複合体。
(項目76)
前記遮断エレメントが、前記IL-23に結合する、項目57、59、61、または62のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
(項目77)
前記遮断エレメントが、p19、p40、またはp19p40複合体に結合する、項目73または74に記載のポリペプチド複合体。
(項目78)
項目57~77のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
(項目79)
前記核酸が、p19またはp40のみをコードしない、項目78に記載の核酸。
(項目80)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、IL-23またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
vii. IL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
viii. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-23サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-23遮断エレメントを含み;
前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記核酸組成物。
(項目81)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
iv. IL-23サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
v. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
vi. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、第3のポリペプチドを含み、
前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記核酸組成物。
(項目82)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
v. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
vi. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
(項目83)
IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
vii. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
viii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、前記重鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
(項目84)
環状ベクターを含む、項目78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目85)
DNAを含む、項目78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目86)
RNAを含む、項目78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目87)
項目78~83のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
(項目88)
項目87に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
(項目89)
前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、項目88に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
(項目90)
前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、項目89に記載の方法。
(項目91)
項目57~77のいずれか一項に記載のタンパク質複合体または項目78~86のいずれか一項に記載の核酸を含む医薬組成物。
(項目92)
項目57~77のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、項目78~86のいずれか一項に記載の核酸、項目87に記載の発現ベクター、または項目91に記載の医薬組成物の有効量を、腫瘍の治療を必要とする対象に投与することを含む、腫瘍の治療方法。
(項目93)
配列番号423~428からなる群、または配列番号423~428に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列から選択される第1のポリペプチドを含むIL-23ポリペプチド複合体。
(項目94)
配列番号104、434もしくは442~445のアミノ酸配列、または配列番号104、434もしくは442~445と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖をさらに含む、項目93に記載のIL-23ポリペプチド複合体。
(項目95)
配列番号422もしくは429~432からなる群から選択されるアミノ酸、または配列番号422もしくは配列番号429~432に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、単鎖IL-23誘導性ポリペプチド。
(項目96)
p19、p40、遮断エレメント、及び半減期延長エレメントを含む誘導性IL-23ポリペプチドであって、前記遮断エレメントが、IL-23上のエピトープに対する結合特異性を有する抗体または抗原結合フラグメントである、前記誘導性IL-23ポリペプチド。
(項目97)
項目93~96のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
(項目98)
環状ベクターを含む、項目93~97のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目99)
DNAを含む、項目93~98のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目100)
RNAを含む、項目93~98のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目101)
項目97~100のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
(項目102)
項目101に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
(項目103)
前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、項目102に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
(項目104)
前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、項目103に記載の方法。
(項目105)
項目93~96のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、または項目97~100のいずれか一項に記載の核酸を含む、医薬組成物。
(項目106)
項目93~96のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、項目97~100のいずれか一項に記載の核酸、項目101に記載の発現ベクター、または項目105に記載の医薬組成物の有効量を、腫瘍の治療を必要とする対象に投与することを含む、腫瘍の治療方法。
(項目107)
前記IL-23がムテインである、項目57~66のいずれか一項に記載のポリペプチドまたは項目80~86のいずれか一項に記載の核酸組成物。
(項目108)
前記IL-23が、部分的または完全にアグリコシル化されている、項目53に記載のポリペプチドまたは項目107に記載の核酸組成物。
(項目109)
前記p19及び/または前記p40が、部分的または完全にアグリコシル化されている、項目108に記載のポリペプチドまたは項目108に記載の核酸組成物。
(項目110)
前記p19及び/または前記p40が、完全にアグリコシル化されている、項目109に記載のポリペプチドまたは項目109に記載の核酸組成物。

Claims (110)

  1. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、IL-12またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
    i. IL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    ii. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-12サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
    前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-12遮断エレメントを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記ポリペプチド複合体。
  2. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項1に記載のポリペプチド。
  3. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    i. IL-12サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    ii. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分または抗体重鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
    iii. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的である抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分、または前記第2のポリペプチドの前記重鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体軽鎖を含む、第3のポリペプチドを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記ポリペプチド複合体。
  4. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項3に記載のポリペプチド。
  5. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    i. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    ii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
  6. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    iii. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    iv. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、抗体軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する前記軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
  7. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項5または6に記載のポリペプチド。
  8. 前記第1のポリペプチドが、遮断エレメントを含まず、前記第2のポリペプチドが、式:
    [A]-[L1]-[B]-[L3]-[D]または[D]-[L3]-[B]-[L1]-[A]または[B]-[L1]-[A]-[L2]-[D]または
    [D]-[L1]-[A]-[L2]-[B]を有し、式中、
    Aが、前記IL-12サブユニットであり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L3が、前記任意選択で切断可能性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項1または3に記載のポリペプチド複合体。
  9. 前記第1のポリペプチドが、式:
    [A]-[L1]-[D]または[D]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式:
    [A’]-[L2]-[B]または[B]-[L2]-[A’]を有し、式中、
    Aが、p35またはp40のいずれかであり、Aがp35の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp35であり;
    A’が、p35またはp40のいずれかであり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項1に記載のポリペプチド複合体。
  10. 前記第1のポリペプチドが、式:[A]-[L1]-[B]または[B]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式[A’]-[L2]-[D]または[D]-[L2]-[A’]を有し、式中、
    Aが、p35またはp40のいずれかであり;
    A’が、p35またはp40のいずれかであり、Aがp35の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp35であり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項3に記載のポリペプチド複合体。
  11. 前記半減期延長エレメントが、ヒト血清アルブミン、ヒト血清アルブミンに結合する抗原結合ポリペプチド、または免疫グロブリンFcもしくはそのフラグメントである、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  12. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、カリクレイン、トロンビン、キマーゼ、カルボキシペプチダーゼA、カテプシン、エラスターゼ、PR-3、グランザイムM、カルパイン、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ADAM、FAP、プラスミノーゲン活性化因子、カスパーゼ、トリプターゼ、または腫瘍プロテアーゼから選択されるプロテアーゼによって切断され得る配列を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  13. 前記プロテアーゼが、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンE、カテプシンK、カテプシンL、またはカテプシンGから選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  14. 前記プロテアーゼが、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)1、MMP2、MMP3、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、またはMMP14であるMMPから選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  15. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、プロテアーゼによって独立して切断され得る少なくとも2つの配列を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  16. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、合成配列を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  17. 前記プロテアーゼ切断性リンカーのそれぞれが、2つ以上の異なるプロテアーゼによって切断される、先行請求項のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  18. 前記単鎖抗体が単鎖可変フラグメント(scFv)である、請求項1に記載のポリペプチド複合体。
  19. 前記抗体の抗原結合フラグメントがFabである、請求項3、5または6に記載のポリペプチド複合体。
  20. 前記遮断エレメントが、前記IL-12に結合する、請求項1、3、5、または6のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  21. 前記遮断エレメントが、p35、p40、またはp35p40複合体に結合する、請求項17または18に記載のポリペプチド複合体。
  22. 請求項1~21のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
  23. 前記核酸が、p35またはp40のみをコードしない、請求項22に記載の核酸。
  24. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、IL-12またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
    iii. IL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    iv. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-12サブユニット、及び任意選択で前記IL-12遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-12遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-12サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
    前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-12遮断エレメントを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記核酸組成物。
  25. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    i. IL-12サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    ii. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-12サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
    iii. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、第3のポリペプチドを含み、
    前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-12サブユニットがp35である、前記核酸組成物。
  26. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    i. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    ii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
  27. IL-12、半減期延長エレメント、IL-12遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-12遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    iii. p35、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p35及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp35に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    iv. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、前記重鎖と一緒になってIL-12結合部位を形成する抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
  28. 環状ベクターを含む、請求項22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  29. DNAを含む、請求項22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  30. RNAを含む、請求項22~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  31. 請求項22~27のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
  32. 請求項31に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  33. 前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、請求項32に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
  34. 前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  35. 請求項1~21のいずれか一項に記載のタンパク質複合体または請求項22~31のいずれか一項に記載の核酸を含む医薬組成物。
  36. 腫瘍の治療のための、請求項1~21のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、請求項22~30のいずれか一項に記載の核酸、もしくは請求項31に記載の発現ベクターを含む組成物、または請求項34に記載の医薬組成物。
  37. 配列番号95~110、配列番号119~126、及び配列番号135~143からなる群、または配列番号95~110、配列番号119~126、及び配列番号135~143に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列から選択される第1のポリペプチドを含む、IL-12ポリペプチド複合体。
  38. 配列番号104または配列番号136を含む第1のポリペプチドを含む、IL-12ポリペプチド複合体。
  39. 配列番号104のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチド鎖及び配列番号18のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖を含む、IL-12ポリペプチド複合体。
  40. 配列番号136のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチド鎖及び配列番号18のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖を含む、ポリペプチド複合体。
  41. 配列番号7、9、10、18、24~94、配列番号110~118、及び配列番号127~134からなる群から選択されるアミノ酸を含むか、または配列番号7、9、10、18、24~94、配列番号110~118、及び配列番号127~134に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、単鎖IL-12誘導性ポリペプチド。
  42. p35、p40、遮断エレメント、及び半減期延長エレメントを含む誘導性IL-12ポリペプチドであって、前記遮断エレメントが、表1のアミノ酸によって定義されるIL-12上のエピトープに対する結合特異性を有する抗体または抗原結合フラグメントである、前記誘導性IL-12ポリペプチド。
  43. 請求項37~42のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
  44. 環状ベクターを含む、請求項37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  45. DNAを含む、請求項37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  46. RNAを含む、請求項37~42のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  47. 請求項37~42のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
  48. 請求項47に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  49. 前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、請求項48に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
  50. 前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、請求項49に記載の方法。
  51. 請求項37~40もしくは42のいずれか一項に記載のタンパク質複合体、または請求項41に記載のポリペプチド、または請求項43~47のいずれか一項に記載の核酸を含む、医薬組成物。
  52. 腫瘍の治療のための、請求項37~40もしくは42のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、請求項43~47のいずれか一項に記載の核酸、もしくは請求項48に記載の発現ベクターを含む組成物、または請求項51に記載の医薬組成物。
  53. 前記IL-12がムテインである、請求項1~10のいずれか一項に記載のポリペプチドまたは請求項24~27のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  54. 前記IL-12が、部分的または完全にアグリコシル化されている、請求項53に記載のポリペプチドまたは請求項53に記載の核酸組成物。
  55. 前記p35及び/または前記p40が、部分的または完全にアグリコシル化されている、請求項54に記載のポリペプチドまたは請求項54に記載の核酸組成物。
  56. 前記p35及び/または前記p40が、完全にアグリコシル化されている、請求項55に記載のポリペプチドまたは請求項55に記載の核酸組成物。
  57. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、IL-23またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
    v. IL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    vi. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-23サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
    前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-23遮断エレメントを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記ポリペプチド複合体。
  58. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項57に記載のポリペプチド。
  59. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    iv. IL-23サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    v. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分または抗体重鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
    vi. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的である抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分、または前記第2のポリペプチドの前記重鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体軽鎖を含む、第3のポリペプチドを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記ポリペプチド複合体。
  60. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項59に記載のポリペプチド。
  61. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    v. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    vi. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
  62. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    vii. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    viii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、抗体軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する前記軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記ポリペプチド複合体。
  63. 前記第1のプロテアーゼ切断性リンカー及び前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーが同じである、請求項61または62に記載のポリペプチド。
  64. 前記第1のポリペプチドが、遮断エレメントを含まず、前記第2のポリペプチドが、式:
    [A]-[L1]-[B]-[L3]-[D]または[D]-[L3]-[B]-[L1]-[A]または[B]-[L1]-[A]-[L2]-[D]または
    [D]-[L1]-[A]-[L2]-[B]を有し、式中、
    Aが、前記IL-23サブユニットであり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L3が、前記任意選択で切断可能性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項57または59に記載のポリペプチド複合体。
  65. 前記第1のポリペプチドが、式:
    [A]-[L1]-[D]または[D]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式:
    [A’]-[L2]-[B]または[B]-[L2]-[A’]を有し、式中、
    Aが、p19またはp40のいずれかであり、Aがp19の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp19であり;
    A’が、p19またはp40のいずれかであり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項57に記載のポリペプチド複合体。
  66. 前記第1のポリペプチドが、式:[A]-[L1]-[B]または[B]-[L1]-[A]を含み;前記第2のポリペプチドが、式[A’]-[L2]-[D]または[D]-[L2]-[A’]を有し、式中、
    Aが、p19またはp40のいずれかであり;
    A’が、p19またはp40のいずれかであり、Aがp19の場合、A’がp40であり、Aがp40の場合、A’がp19であり;
    L1が、前記第1のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    L2が、前記第2のプロテアーゼ切断性リンカーであり;
    Bが、前記半減期延長エレメントであり;
    Dが、前記遮断エレメントである、請求項59に記載のポリペプチド複合体。
  67. 前記半減期延長エレメントが、ヒト血清アルブミン、ヒト血清アルブミンに結合する抗原結合ポリペプチド、または免疫グロブリンFcもしくはそのフラグメントである、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  68. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、カリクレイン、トロンビン、キマーゼ、カルボキシペプチダーゼA、カテプシン、エラスターゼ、PR-3、グランザイムM、カルパイン、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ADAM、FAP、プラスミノーゲン活性化因子、カスパーゼ、トリプターゼ、または腫瘍プロテアーゼから選択されるプロテアーゼによって切断され得る配列を含む、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  69. 前記プロテアーゼが、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンE、カテプシンK、カテプシンL、またはカテプシンGから選択される、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  70. 前記プロテアーゼが、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)1、MMP2、MMP3、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、またはMMP14であるMMPから選択される、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  71. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、プロテアーゼによって独立して切断され得る少なくとも2つの配列を含む、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  72. 前記プロテアーゼ切断性リンカーが、合成配列を含む、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  73. 前記プロテアーゼ切断性リンカーのそれぞれが、2つ以上の異なるプロテアーゼによって切断される、先行請求項のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  74. 前記単鎖抗体が単鎖可変フラグメント(scFv)である、請求項57に記載のポリペプチド複合体。
  75. 前記抗体の抗原結合フラグメントがFabである、請求項59、61または62に記載のポリペプチド複合体。
  76. 前記遮断エレメントが、前記IL-23に結合する、請求項57、59、61、または62のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体。
  77. 前記遮断エレメントが、p19、p40、またはp19p40複合体に結合する、請求項73または74に記載のポリペプチド複合体。
  78. 請求項57~77のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
  79. 前記核酸が、p19またはp40のみをコードしない、請求項78に記載の核酸。
  80. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、IL-23またはその抗原結合フラグメントに結合する単鎖抗体であり、前記複合体が:
    vii. IL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    viii. 第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して半減期延長エレメントに作動可能に連結されたIL-23サブユニット、及び任意選択で前記IL-23遮断エレメントを含む第2のポリペプチド鎖であって、前記IL-23遮断エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して、前記IL-23サブユニットに作動可能に連結するか、または任意選択でプロテアーゼ切断性であるリンカーを介して、前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド鎖を含み;
    前記第1のポリペプチド及び前記第2のポリペプチドの一方のみが前記IL-23遮断エレメントを含み;
    前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記核酸組成物。
  81. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    iv. IL-23サブユニット、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第1のポリペプチドであって、前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド;
    v. IL-12サブユニット、少なくとも抗体軽鎖の抗原結合部分、及び任意選択で半減期延長エレメントを含む第2のポリペプチドであって;前記半減期延長エレメントが存在する場合、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットに作動可能に連結し、前記抗体重鎖または前記抗体軽鎖が、a)第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介して前記IL-23サブユニットと作動可能に連結するか、またはb)任意選択で切断可能性リンカーを介して前記半減期延長エレメントに作動可能に連結する、前記第2のポリペプチド;ならびに
    vi. 前記第2のポリペプチドの前記軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、第3のポリペプチドを含み、
    前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40であり、前記第1のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp40の場合、前記第2のポリペプチドの前記IL-23サブユニットがp19である、前記核酸組成物。
  82. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    v. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体軽鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    vi. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの軽鎖に相補的であり、前記軽鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
  83. IL-23、半減期延長エレメント、IL-23遮断エレメント、及びプロテアーゼ切断性リンカーを含むポリペプチド複合体をコードする1つ以上の核酸配列を含む核酸組成物であって、前記IL-23遮断エレメントが、抗体の抗原結合フラグメントであり、前記抗原結合フラグメントが、別個の構成要素として、抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分及び相補的抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含み、前記複合体が:
    vii. p19、p40、半減期延長エレメント、及び抗体重鎖の少なくとも抗原結合部分を含む第1のポリペプチド鎖であって、p19及びp40が作動可能に連結し、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結するか;または、前記半減期延長エレメントが、第1のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp19に作動可能に連結し、前記抗体重鎖の抗原結合部分が、第2のプロテアーゼ切断性リンカーを介してp40に作動可能に連結する、前記第1のポリペプチド鎖;ならびに
    viii. 第2のポリペプチドであって、前記第2のポリペプチドの重鎖に相補的であり、前記重鎖と一緒になってIL-23結合部位を形成する抗体軽鎖の少なくとも抗原結合部分を含む、前記第2のポリペプチドを含む、前記核酸組成物。
  84. 環状ベクターを含む、請求項78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  85. DNAを含む、請求項78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  86. RNAを含む、請求項78~83のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  87. 請求項78~83のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
  88. 請求項87に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  89. 前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、請求項88に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
  90. 前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、請求項89に記載の方法。
  91. 請求項57~77のいずれか一項に記載のタンパク質複合体または請求項78~86のいずれか一項に記載の核酸を含む医薬組成物。
  92. 腫瘍の治療のための、請求項57~77のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、請求項78~86のいずれか一項に記載の核酸、もしくは請求項87に記載の発現ベクターを含む組成物、または請求項91に記載の医薬組成物。
  93. 配列番号423~428からなる群、または配列番号423~428に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列から選択される第1のポリペプチドを含むIL-23ポリペプチド複合体。
  94. 配列番号104、434もしくは442~445のアミノ酸配列、または配列番号104、434もしくは442~445と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む第2のポリペプチド鎖をさらに含む、請求項93に記載のIL-23ポリペプチド複合体。
  95. 配列番号422もしくは429~432からなる群から選択されるアミノ酸、または配列番号422もしくは配列番号429~432に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、単鎖IL-23誘導性ポリペプチド。
  96. p19、p40、遮断エレメント、及び半減期延長エレメントを含む誘導性IL-23ポリペプチドであって、前記遮断エレメントが、IL-23上のエピトープに対する結合特異性を有する抗体または抗原結合フラグメントである、前記誘導性IL-23ポリペプチド。
  97. 請求項93~96のいずれか一項に定義されるポリペプチドをコードする核酸。
  98. 環状ベクターを含む、請求項93~97のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  99. DNAを含む、請求項93~98のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  100. RNAを含む、請求項93~98のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  101. 請求項97~100のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター。
  102. 請求項101に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  103. 前記ポリペプチド複合体の発現に適した条件下で、請求項102に記載の単離された宿主細胞を培養することを含む、医薬組成物の製造方法。
  104. 前記ポリペプチド複合体を単離することをさらに含む、請求項103に記載の方法。
  105. 請求項93~96のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、または請求項97~100のいずれか一項に記載の核酸を含む、医薬組成物。
  106. 腫瘍の治療のための、請求項93~96のいずれか一項に記載のポリペプチド複合体、請求項97~100のいずれか一項に記載の核酸、もしくは請求項101に記載の発現ベクターを含む組成物、または請求項105に記載の医薬組成物。
  107. 前記IL-23がムテインである、請求項57~66のいずれか一項に記載のポリペプチドまたは請求項80~86のいずれか一項に記載の核酸組成物。
  108. 前記IL-23が、部分的または完全にアグリコシル化されている、請求項53に記載のポリペプチドまたは請求項107に記載の核酸組成物。
  109. 前記p19及び/または前記p40が、部分的または完全にアグリコシル化されている、請求項108に記載のポリペプチドまたは請求項108に記載の核酸組成物。
  110. 前記p19及び/または前記p40が、完全にアグリコシル化されている、請求項109に記載のポリペプチドまたは請求項109に記載の核酸組成物。
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