JPWO2021229048A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2021229048A5
JPWO2021229048A5 JP2022569199A JP2022569199A JPWO2021229048A5 JP WO2021229048 A5 JPWO2021229048 A5 JP WO2021229048A5 JP 2022569199 A JP2022569199 A JP 2022569199A JP 2022569199 A JP2022569199 A JP 2022569199A JP WO2021229048 A5 JPWO2021229048 A5 JP WO2021229048A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
briquette
heat
weight
briquettes
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022569199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023526298A (ja
Publication date
Priority claimed from DE102020206095.9A external-priority patent/DE102020206095A1/de
Application filed filed Critical
Publication of JP2023526298A publication Critical patent/JP2023526298A/ja
Publication of JPWO2021229048A5 publication Critical patent/JPWO2021229048A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

しかしながら、SLFからもSHFからも、再利用可能な材料の含有率が比較的少ない、特に金属含有率が少ない残渣が必ず残る。これらのシュレッダー残渣の処理方法は、当業界には知られている。しかし、これらの方法は、経済的な観点からはあまり満足のいくものではない。その理由は、特にシュレッダー残渣の構成が品質や組成の点でばらつきが大きいためでもある。そのため、シュレッダー残渣は通常、熱利用プラント(TVA)に戻されて焼却されるか、埋め立てられる。
しかし、これらの解決策は持続可能な経済形態の精神に反し、そのため満足度が制限されている。しかも、通常であればコストをかけて一次的に回収されなければならない金属が、焼却や埋め立てによって再利用可能な材料の循環に戻されることなく永遠に失われるのだからなおのことである。
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服し、ブリケットの製造方法と、生態学的な処理、及びそれに加えて経済的な再利用可能な材料の回収を可能にする特性を有するブリケットを提供することであった。
さらに、廃棄物の単段又は多段の機械的処理と、廃棄物からの少なくとも1つの断片の分離が行われる。ここで、第1断片とは、再利用可能な材料の含有率が比較的少ないシュレッダー残渣からの断片のことである。第1断片は再利用可能な材料若しくは少なくとも1種類の金属の微粒状物が混在した性状のため、シュレッダー軽量フラクション又はシュレッダー重量フラクションに含まれる金属の性状とは異なっている。
本発明による方法の長所は、定義された発熱量と定義された化学的組成、及び定義された再利用可能な材料の含有率、即ち定義された銅含有率を有するブリケットが製造されるので、ブリケットは後続の処理プロセスの処理上の要件を最良に満たし若しくは当該プロセスで最良に処理できることである。ブリケットの組成及び品質が正確に知られており、ブリケット混合物の発熱量を調整若しくは適合させることができることにより、ブリケットは後続の処理プロセス若しくは溶融プロセスがある場合に、制御されてプロセス上安全に、したがって極めて経済的に使用することができる。特に第1断片が主として微粒材料からなり、後続の反応炉における処理、燃焼又は溶融が意図されている場合は、第1断片をブリケットに加工することが有利であり得る。これは、ブリケットが取り扱いやすく、簡単な方法で計量できるからでもある。特にブリケットは、ブリケット化されていない第1断片と比較して粉塵を低減した状態で反応炉に投入することができ、その結果としてプロセス室内にも滞留することができる。
本発明によるブリケットの長所は、定義された発熱量と定義された再利用可能な材料の含有率、即ち定義された銅含有率を有することである。ブリケットの組成と品質が正確に定義されて知られていることにより、ブリケットは後続の処理プロセス若しくは溶融プロセスがある場合に、別のブリケットと共に制御されてプロセス上安全に、したがって極めて経済的に使用することができる。特に第1断片が主として微粒材料からなり、後続の反応炉における処理、燃焼又は溶融のために想定されている場合は、第1断片をブリケットに加工することが有利であり得る。これは、ブリケットが取り扱いやすく、簡単な方法で計量できるからでもある。特にブリケットは、ブリケット化されていない第1断片と比較して粉塵を低減した状態で反応炉に投入することができ、その結果としてプロセス室内にも滞留することができる。発熱量と再利用可能な材料の含有量が正確に定義されているため、スラグ形成成分の割合も正確に調整でき、後続の処理プロセス若しくは溶融プロセスがある場合に同様に好影響を与えることができる。
さらに、発展形態によれば、微細断片の毛羽断片に対する比は、最大0.1~6、好ましくは最大0.3~5、特に好ましくは最大0.5~3であることが可能である。これらの混合比率で製造されたブリケットは、反応炉、特に溶融炉内での燃焼若しくは溶融に理想的な特性を有している。これらの特性には、発熱量、再利用可能な材料の含有量、特に金属若しくは銅の含有量、及び溶融物の粘度が含まれる。

Claims (21)

  1. 廃棄物(2)からブリケット(1)を製造する方法であって、
    少なくとも1種類の金属(3)と少なくとも1種類の有機物(4)を含む廃棄物(2)を提供するステップと、
    前記廃棄物(2)を単段又は多段で機械的に処理して、前記廃棄物(2)から少なくとも1つの第1断片(5)を分離するステップと、
    前記少なくとも1つの第1断片(5)を含むブリケット混合物(6)を製造するステップであって、前記少なくとも1つの第1断片(5)は発熱量が0MJ/kg~30MJ/kgである、前記ブリケット混合物(6)を製造するステップと、
    前記ブリケット混合物(6)の発熱量を前記少なくとも第1断片(5)の変化によって調整するステップと、
    前記ブリケット混合物(6)をブリケット化装置(7)に投入し、前記ブリケット混合物(6)をブリケット(1)にプレスするステップと、を含み、その結果として発熱量が5MJ/kg~30MJ/kg、最大銅含有率が0.1重量%~20重量%であるブリケット(1)が製造され、前記ブリケットは、定義された再利用可能な材料の含有量、即ち定義された銅含有率を有する、廃棄物(2)からブリケット(1)を製造する方法。
  2. 前記少なくとも1つの第1断片(5)は微細断片(8)として又は微細断片(8)を含んで提供され、前記微細断片(8)は主として最大粒径が15mm未満、好ましくは10mm未満の成分を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ブリケット混合物(6)に少なくとも第2断片(9)が添加され、前記第2断片(9)は、前記第1断片(5)とは異なる発熱量を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2断片(9)は毛羽断片(10)であるか、又は毛羽断片(10)を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記廃棄物(2)は、少なくとも1種類の鉱物(11)を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 発熱量が8MJ/kg~25MJ/kg、好ましくは11MJ/kg~18MJ/kgであるブリケット(1)が製造されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 最大銅含有率が0.3重量%~10重量%、好ましくは0.5重量%~3重量%であるブリケット(1)が製造されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ブリケット(1)は、プレス後に加熱又は冷却されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ブリケット(1)は、ブリケット化装置(7)から連続的又は不連続的に反応炉(12)内にもたらされることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 定義された再利用可能な材料の含有量、すなわち定義された銅含有量を有し、且つ前記廃棄物(2)から作られた発熱ブリケット(1)であって、前記廃棄物(2)は、前記少なくとも1種類の金属(3)と少なくとも1種類の有機物(4)を含み、前記発熱ブリケット(1)は好ましくは請求項1からのいずれか一項に記載の方法で製造されており、
    前記発熱ブリケット(1)は発熱量が5MJ/kg~30MJ/kg、最大銅含有率が0.1重量%~20重量%であるものにおいて、
    前記発熱ブリケット(1)は、前記廃棄物(2)の少なくとも1つの第1断片(5)を含むブリケット混合物(6)から製造されていて、前記少なくとも1つの第1断片(5)は発熱量が0MJ/kg~30MJ/kgであることを特徴とする、発熱ブリケット(1)。
  11. 前記少なくとも1つの第1断片(5)は、微細断片(8)であるか又は微細断片(8)を含み、前記微細断片(8)は主として最大粒径が15mm未満、好ましくは10mm未満の成分を有することを特徴とする、請求項10に記載の発熱ブリケット(1)。
  12. 前記ブリケット混合物(6)は、前記第1断片(5)とは異なる発熱量を有する第2断片(9)を含むことを特徴とする、請求項11に記載の発熱ブリケット(1)。
  13. 前記第2断片(9)は、毛羽断片(10)であるか又は毛羽断片(10)を含むことを特徴とする、請求項12に記載の発熱ブリケット(1)。
  14. 前記微細断片(8)の毛羽断片(10)に対する比は、最大0.1~6、好ましくは最大0.3~5、特に好ましくは最大0.5~3であることを特徴とする、請求項13に記載の発熱ブリケット(1)。
  15. 前記廃棄物(2)は、少なくとも1種類の鉱物(11)を含むことを特徴とする、請求項10から14のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  16. 前記発熱ブリケット(1)は、発熱量が8MJ/kg~25MJ/kg、好ましくは11MJ/kg~18MJ/kgであることを特徴とする、請求項10から15のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  17. 前記発熱ブリケット(1)は、最大銅含有率が0.3重量%~10重量%、好ましくは0.5重量%~3重量%であることを特徴とする、請求項10から16のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  18. 前記廃棄物(2)は少なくとも1種類の別の金属を含むこと、及び、前記ブリケット混合物(6)中の金属の全含有率は最大35重量%であり、好ましくは最大25重量%であり、特に好ましくは最大20重量%であること、又は銅と、元素の周期系によれば銅よりも貴な金属とからなる金属の全含有率は最大25重量%であり、特に好ましくは最大15重量%であり、特に好ましくは最大10重量%であることを特徴とする、請求項10から17のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  19. 400℃の温度まで熱的に安定であることを特徴とする、請求項10から18のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  20. 前記発熱ブリケット(1)は、好ましくは少なくとも実質的に円筒形に成形されていて、前記発熱ブリケット(1)の長さと直径が少なくとも実質的に同じ大きさであること、又は前記ブリケット(1)は好ましくは実質的に立方体に成形されていて、前記発熱ブリケット(1)の長さと幅が少なくとも実質的に同じ大きさであることを特徴とする、請求項10から19のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)。
  21. 少なくとも1つの液状スラグ相(13)と少なくとも1つの液状の金属含有相(14)に溶融するための反応炉(12)での、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法で製造されたブリケット(1)の使用、及び/又は請求項10から20のいずれか一項に記載の発熱ブリケット(1)の使用。
JP2022569199A 2020-05-14 2021-05-14 廃棄物からブリケットを製造する方法及び廃棄物から作られたブリケット Pending JP2023526298A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102020206095.9A DE102020206095A1 (de) 2020-05-14 2020-05-14 Verfahren zum Präparieren von Abfallmaterial
DE102020206095.9 2020-05-14
PCT/EP2021/062814 WO2021229048A1 (de) 2020-05-14 2021-05-14 Verfahren zur herstellung von briketts aus einem abfallmaterial und brikett aus einem abfallmaterial

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023526298A JP2023526298A (ja) 2023-06-21
JPWO2021229048A5 true JPWO2021229048A5 (ja) 2024-05-23

Family

ID=76011949

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022569199A Pending JP2023526298A (ja) 2020-05-14 2021-05-14 廃棄物からブリケットを製造する方法及び廃棄物から作られたブリケット
JP2022569220A Pending JP2023526299A (ja) 2020-05-14 2021-05-14 廃棄物を分離するための方法及び工業プラント

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022569220A Pending JP2023526299A (ja) 2020-05-14 2021-05-14 廃棄物を分離するための方法及び工業プラント

Country Status (12)

Country Link
US (2) US20230193421A1 (ja)
EP (2) EP4150033B1 (ja)
JP (2) JP2023526298A (ja)
KR (2) KR20230011989A (ja)
CN (2) CN115715315A (ja)
AU (2) AU2021269850A1 (ja)
BR (2) BR112022022987A2 (ja)
CA (2) CA3183127A1 (ja)
DE (1) DE102020206095A1 (ja)
MX (2) MX2022014301A (ja)
WO (2) WO2021229047A1 (ja)
ZA (2) ZA202212653B (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH669929A5 (ja) 1986-05-22 1989-04-28 Holzmag Ag
JP2001049357A (ja) * 1999-08-03 2001-02-20 Kiriu Mach Mfg Co Ltd キュポラ用燃料ブリケットとその製造方法
KR100872739B1 (ko) * 2003-03-26 2008-12-08 호서대학교 산학협력단 폐기물을 이용한 전자파 차폐 및 난연 복합 기능성 성형체조성물 및 그 제조방법
EP1847625A4 (en) * 2005-02-07 2009-09-30 Hoei Shokai Co Ltd LOCKED PRODUCT AND METHOD FOR PRODUCING A LOCKED PRODUCT
DE102008038966B3 (de) 2008-08-13 2009-08-06 Lanner Anlagenbau Gmbh Vorrichtung zum Verpressen von Metallspänen in Metallbriketts
CA2807744A1 (en) * 2010-08-09 2012-02-16 Onesteel Nsw Pty Limited Composite products and manufacturing method
US10612104B2 (en) * 2013-07-24 2020-04-07 Nippon Steel Corporation Exhaust gas treatment method and exhaust gas treatment facility
DE102015011067B4 (de) 2015-08-27 2020-06-18 CTG Chemisch-Technische Gesellschaft mbH Verfahren zur Brikettierung pulverförmiger Legierungszuschläge der Stahl-, Gießerei- und NE-Metallurgie mit Hilfe faserhaltiger Strukturbildner und ein Brikett

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kumar et al. Cleaner production of iron by using waste macadamia biomass as a carbon resource
JP2729124B2 (ja) 有用な廃棄物処理生成物を得るための方法
TWI325894B (ja)
CN116622984A (zh) 产生固体复合材料的方法
US20230002852A1 (en) Production of Iron
KR20020075785A (ko) 합성 가스의 2 스테이지 냉각 방법
KR102658327B1 (ko) 복합 폐기물 소스를 처리하기 위한 방법, 장치 및 시스템
JP2005111394A (ja) 有機系廃棄物の処理方法
JPWO2021229048A5 (ja)
DE2422619A1 (de) Verfahren zur beseitigung von feinverteilten abfaellen
CN102851512A (zh) 一种提钒尾渣还原熔炼生产铁合金的方法
CN104619646B (zh) 四氯化钛的制造方法
CN107699686B (zh) 一种利用炼钢工艺消化钢铁企业废弃矿物油的方法
EP1203060B1 (de) Verfahren und vorrichtung zur verwertung von gasen aus dem absetzbecken
RU2476609C2 (ru) Компактированное металлургическое изделие, способ производства компактированного металлургического изделия и применение компактированного металлургического изделия
JP2003064423A (ja) 金属原料入り助燃材およびその製造方法
CN106319206A (zh) 红土镍矿生产镍铁合金的方法
JP2005053986A (ja) 高炉用フェロコークスの製造方法
Wijayanti et al. The utilization demineralized rice husk waste for biofuel source via pyrolysis: thermogravimetric analysis and kinetic study
FR2482625A1 (fr) Procede de fabrication de pieces pressees formees notamment de metal et resistant a l'abrasion
CN112161485B (zh) 一种烧结烟气余热循环利用的方法
DE102020206095A1 (de) Verfahren zum Präparieren von Abfallmaterial
KR101155177B1 (ko) 먼지 및/또는 입자 형태의 폐기물 처리 방법
JP2000093919A (ja) 廃棄物の処理方法
Nikolić et al. Alternative Reductants for the Blast Furnace Process and Catalytic Treatments of Exhaust Gases: a Review