JPWO2021136961A5 - - Google Patents
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Description
一態様では、本明細書においてコンタクトレンズが開示され、該コンタクトレンズは、前面と、コンタクトレンズが角膜に適用されるとき、対象の角膜から、ある寸法にて配置される、後面とを含み、ここでコンタクトレンズは、後面に加えられた圧力の関数として該寸法を非線形的に変化させるように構成される。
いくつかの実施形態では、後面は、(i)第1の後部ベースカーブ(base curve)を含む中央部分と、(ii)第2の後部ベースカーブを含む周辺部分とを含み、ここで後面が圧力にさらされるとき、第1の後部ベースカーブは第2の後部ベースカーブと実質的に同一となる。いくつかの実施形態では、圧力がない状態では、第1の後部ベースカーブは第2の後部ベースカーブよりも急である。いくつかの実施形態では、第1の後部ベースカーブまたは第2の後部ベースカーブは、約1mm~約10mmの曲率半径を有する。いくつかの実施形態では、コンタクトレンズは、前面、コンタクトレンズの周縁部、または後面の周辺部分と液体連通状態にある、少なくとも1つの流体導管をさらに含む。いくつかの実施形態では、角膜に適用されたとき、第1の後部ベースカーブは、圧力がない状態で角膜の曲率から逸脱し、ここで流体の存在下において、角膜と第1の後部ベースカーブとの間に涙チャンバが形成される。いくつかの実施形態では、中央部分の直径は、約2ミリメートル(mm)~約8mmである。いくつかの実施形態では、中央部分の厚みは、約50マイクロメートル(μm)~約500μmである。いくつかの実施形態では、圧力は、200パスカル(Pa)から20,000Paの間である。いくつかの実施形態では、上記寸法を非線形的に変化させるのに十分な圧力は、厚み、モジュラス、後面の中央部分の直径、および矢状(sagittal)高さから成る群から選択される、コンタクトレンズの少なくとも1つ以上のパラメータに基づく。いくつかの実施形態では、上記寸法は、矢状(SAG)高さである。いくつかの実施形態では、矢状高さは0~100μmの間である。いくつかの実施形態では、上記寸法は、後面と角膜の表面との間のギャップ高さである。いくつかの実施形態では、上記寸法は、後面と角膜の表面との間の曲率の差である。いくつかの実施形態では、上記寸法の変化は、屈折力の変化をもたらす。いくつかの実施形態では、屈折力の変化は、0.25ジオプトリ~10ジオプトリの間である。いくつかの実施形態では、屈折力の変化は、屈折力の減少である。いくつかの実施形態では、屈折力の変化は、前面と後面の平坦化である。いくつかの実施形態では、前面または後面は、圧力に応じて、非線形的に曲率を変化させる。いくつかの実施形態では、屈折力の変化は、屈折力の増加である。いくつかの実施形態では、屈折力の変化は、前面および/または後面の膨出である。いくつかの実施形態では、非線形の変化は、多相的または連続的である。いくつかの実施形態では、非線形的な変化は、少なくとも2つのセグメントを有する非線形的な曲線によって定義され、前記少なくとも2つのセグメントは、加えられる圧力に応じて上記寸法が第1の変化率で変化する第1の急なセグメントと、上記寸法が圧力に応じて第1の変化率より小さな第2の変化率で変化する、第2の小幅なセグメントとを含む。いくつかの実施形態では、非線形の曲線は、少なくとも1つの付加的な漸進的なセグメントをさらに含み、ここで上記寸法は、第1と第2の変化率の間の変化率で圧力に応じて変化する。いくつかの実施形態では、コンタクトレンズは、シリコン、ヒドロゲル、またはシリコンヒドロゲルを含む。いくつかの実施形態では、コンタクトレンズは、約0.1メガパスカル(MPa)~約1000MPaのヤング率を有する。
ジオプトリ単位での角膜の屈折力(D)は、式D=(1.376-1)/Rにより、曲率半径曲率Rに関係し得、式中、1.376は角膜の屈折率に対応し、およびRは角膜の前面の曲率半径に対応する。角膜の曲率は曲率半径Rに反比例し、その結果、曲率半径が増すと角膜の曲率は減り、および曲率半径が減ると角膜の曲率が増す。
二重構成を有するコンタクトレンズ
一態様では、本明細書においてコンタクトレンズが開示され、該コンタクトレンズは、コンタクトレンズに適用された力または圧力の関数として非線形的に変化する寸法を含み、前記寸法の変化は、コンタクトレンズの屈折力の変化を生じさせる。対象がコンタクトレンズを着用している最中に、コンタクトレンズの屈折力の変化が生じる場合がある。コンタクトレンズは、前面と、コンタクトレンズが角膜に適用されるとき、対象の角膜からある寸法にて配置される後面とを含む場合がある。コンタクトレンズは、後面に加えられる圧力の関数として、寸法を非線形的に変化させるように構成される場合がある。
一態様では、本明細書においてコンタクトレンズが開示され、該コンタクトレンズは、コンタクトレンズに適用された力または圧力の関数として非線形的に変化する寸法を含み、前記寸法の変化は、コンタクトレンズの屈折力の変化を生じさせる。対象がコンタクトレンズを着用している最中に、コンタクトレンズの屈折力の変化が生じる場合がある。コンタクトレンズは、前面と、コンタクトレンズが角膜に適用されるとき、対象の角膜からある寸法にて配置される後面とを含む場合がある。コンタクトレンズは、後面に加えられる圧力の関数として、寸法を非線形的に変化させるように構成される場合がある。
本明細書に説明されるように、寸法を非線形的に変化させるのに十分な圧力は、コンタクトレンズの少なくとも1つ以上のパラメータに依存する場合がある。例えば、パラメータは、厚み、モジュラス、光学的または中央部分の直径、および矢状高さを含む場合がある。一例として、より厚い光学的部分は、コンタクトレンズが異なる構成に移行するよう作動されるために、より大きな圧力または力がコンタクトレンズ(例えば、光学的または中央部分の後面に)に適用されることを必要とするように要求する場合がある。同様に、より高いモジュラスがある光学的または中央部分は、異なる構成に移行するよう作動されるためにより大きな圧力または力を必要とする場合がある。さらに別の例では、光学的部分の直径は、同様に、構成間の変化を作動させるのに必要な力または圧力の量に影響を及ぼす場合がある。例えば、光学的または中央部分のより大きな直径は、構成間の変化を作動させるために、より低い量の力または圧力を必要とする場合がある。
実施例1-加えられる圧力に応じたコンタクトレンズの非線形的な応答の例
本開示のコンタクトレンズは、コンタクトレンズに適用される力または圧力の関数として非線形的に変化する寸法を含み、該寸法の変化は、コンタクトレンズの屈折力の変化をもたらす。コンタクトレンズは、後面に加えられる圧力の関数として、該寸法を非線形的に変化させるように構成される場合がある。
本開示のコンタクトレンズは、コンタクトレンズに適用される力または圧力の関数として非線形的に変化する寸法を含み、該寸法の変化は、コンタクトレンズの屈折力の変化をもたらす。コンタクトレンズは、後面に加えられる圧力の関数として、該寸法を非線形的に変化させるように構成される場合がある。
本開示のコンタクトレンズの、加えられる圧力の関数として非線形的に変化する寸法の一例は、矢状高さである。本明細書に説明されるように、寸法を非線形的に変化させるのに十分な圧力は、コンタクトレンズの少なくとも1つ以上のパラメータに依存する場合がある。例えば、パラメータは、厚み、モジュラス、光学的または中央部分の直径、および矢状高さを含む場合がある。
Claims (20)
- コンタクトレンズであって、
前面と、
前記コンタクトレンズが対象の角膜に適用されるとき、前記角膜から、ある寸法にて配置される、後面と
を含み、
ここで前記コンタクトレンズは、前記後面に加えられる圧力の関数として、前記寸法を非線形的に変化させるように構成される、コンタクトレンズ。 - 前記後面は、(i)第1の後部ベースカーブを含む中央部分と、(ii)第2の後部ベースカーブを含む周辺部分とを含み、ここで前記後面が前記圧力にさらされる時、前記第1の後部ベースカーブは前記第2の後部ベースカーブと実質的に同一である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記圧力がない状態では、前記第1の後部ベースカーブは、前記第2の後部ベースカーブよりも急である、請求項2に記載のコンタクトレンズ。
- 前記前面、前記コンタクトレンズの周縁部、または前記後面の前記周辺部分と液体連通状態にある、少なくとも1つの流体導管をさらに含む、請求項2に記載のコンタクトレンズ。
- 前記角膜に適用されたとき、前記第1の後部ベースカーブは、前記圧力がない状態で前記角膜の曲率から逸脱し、ここで流体の存在下において、前記角膜と前記第1の後部ベースカーブとの間に涙チャンバが形成される、請求項2に記載のコンタクトレンズ。
- 前記寸法を非線形的に変化させるのに十分な前記圧力は、厚み、モジュラス、前記後面の中央部分の直径、および矢状高さからなる群から選択される前記コンタクトレンズの少なくとも1つ以上のパラメータに基づく、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記寸法は、矢状高さである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記寸法は、前記後面と前記角膜の表面との間のギャップ高さである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記寸法は、前記後面と前記角膜の表面との間の曲率における差である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記寸法における前記変化は、屈折力の変化をもたらす、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 屈折力の前記変化は、屈折力の減少である、請求項10に記載のコンタクトレンズ。
- 屈折力の前記変化は、前記前面と前記後面の平坦化である、請求項10に記載のコンタクトレンズ。
- 前記前面または前記後面は、前記圧力に応じて、非線形的に曲率を変化させる、請求項12に記載のコンタクトレンズ。
- 屈折力の前記変化は、屈折力の増加である、請求項10に記載のコンタクトレンズ。
- 屈折力の前記変化は、前記前面および/または前記後面の膨出である、請求項10に記載のコンタクトレンズ。
- 非線形的な前記変化は、多相的または連続的である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 非線形的な前記変化は、少なくとも2つのセグメントを有する非線形的な曲線によって定義され、前記少なくとも2つのセグメントは、加えられる前記圧力に応じて前記寸法が第1の変化率で変化する第1の急なセグメントと、前記寸法が前記圧力に応じて前記第1の変化率より小さな第2の変化率で変化する、第2の小幅なセグメントとを含む、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記非線形的な曲線は、少なくとも1つの付加的な漸進的なセグメントをさらに含み、ここで前記寸法は、前記第1の変化率と前記第2の変化率との間の変化率で前記圧力に応じて変化する、請求項17に記載のコンタクトレンズ。
- 前記コンタクトレンズは、シリコン、ヒドロゲル、またはシリコンヒドロゲルを含む、
請求項1に記載のコンタクトレンズ。 - 前記コンタクトレンズは、約0.1メガパスカル(MPa)~約3MPaのヤング率を有する、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
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