JPWO2021081338A5 - - Google Patents

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JPWO2021081338A5
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他の実施形態はクレームの範囲内にある。
本発明は、例えば以下の実施形態を包含する:
[1]ポンペ病を治療することを、それを必要とするヒト患者にて行う方法であって、酸性α-グルコシダーゼ(GAA)をコードする導入遺伝子を含むアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記患者に投与することを含み、前記AAVベクターが約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、前記方法。
[2]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて筋機能を改善する方法であって、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターを前記患者に投与することを含み、前記AAVベクターが約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、前記方法。
[3]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてグリコーゲンの蓄積を減らす方法であって、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターを前記患者に投与することを含み、前記AAVベクターが約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、前記方法。
[4]前記患者への前記AAVベクターの投与が筋肉組織及び/または神経組織におけるグリコーゲン蓄積を減らす、[3]に記載の方法。
[5]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて肺機能を改善する方法であって、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターを前記患者に投与することを含み、前記AAVベクターが約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、前記方法。
[6]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてGAAの発現を増やす方法であって、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターを前記患者に投与することを含み、前記AAVベクターが約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、前記方法。
[7]前記AAVベクターが約2×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[8]前記AAVベクターが約3×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[7]に記載の方法。
[9]前記AAVベクターが約4×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[8]に記載の方法。
[10]前記AAVベクターが約5×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[9]に記載の方法。
[11]前記AAVベクターが約6×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[10]に記載の方法。
[12]前記AAVベクターが約7×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[11]に記載の方法。
[13]前記AAVベクターが約8×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[12]に記載の方法。
[14]前記AAVベクターが約9×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[13]に記載の方法。
[15]前記AAVベクターが約1×10 14 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[14]に記載の方法。
[16]前記AAVベクターが約3×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[17]前記AAVベクターが約4×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[18]前記AAVベクターが約5×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[19]前記AAVベクターが約6×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[20]前記AAVベクターが約7×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[21]前記AAVベクターが約8×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[22]前記AAVベクターが約9×10 13 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[23]前記AAVベクターが約1×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[24]前記AAVベクターが約1.1×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[25]前記AAVベクターが約1.2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[26]前記AAVベクターが約1.3×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[27]前記AAVベクターが約1.4×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[28]前記AAVベクターが約1.5×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[29]前記AAVベクターが約1.6×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[30]前記AAVベクターが約1.7×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[31]前記AAVベクターが約1.8×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[32]前記AAVベクターが約1.9×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[33]前記AAVベクターが約2×10 14 vg/kgの量で前記患者に投与される、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[34]前記AAVベクターが、前記量を含む単回用量で前記患者に投与される、[1]~[33]のいずれかに記載の方法。
[35]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2以上の用量で前記患者に投与される、[1]~[33]のいずれかに記載の方法。
[36]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2つの用量~10の用量で前記患者に投与される、[35]に記載の方法。
[37]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2、3、または4の用量で前記患者に投与される、[36]に記載の方法。
[38]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2つの用量で前記患者に投与される、[37]に記載の方法。
[39]前記2以上の用量が1年以上互いに分離される、[35]~[38]のいずれかに記載の方法。
[40]前記2以上の用量が互いに約12ヵ月以内に前記患者に投与される、[35]~[38]のいずれかに記載の方法。
[41]前記2以上の用量が互いに約1週間~約48週間以内に前記患者に投与される、[40]に記載の方法。
[42]前記2以上の用量が互いに約2週間~約44週間以内に前記患者に投与される、[41]に記載の方法。
[43]前記2以上の用量が互いに約3週間~約40週間以内に前記患者に投与される、[42]に記載の方法。
[44]前記2以上の用量が互いに約4週間~約36週間以内に前記患者に投与される、[43]に記載の方法。
[45]前記2以上の用量が互いに約5週間~約32週間以内に前記患者に投与される、[44]に記載の方法。
[46]前記2以上の用量が互いに約6週間~約24週間以内に前記患者に投与される、[45]に記載の方法。
[47]前記2以上の用量が互いに約12週間~約20週間以内に前記患者に投与される、[46]に記載の方法。
[48]前記2以上の用量が互いに約13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、または19週間以内に前記患者に投与される、[47]に記載の方法。
[49]前記AAVベクターがそれぞれ個々に前記量を含む2以上の用量で前記患者に投与される、[1]~[33]のいずれかに記載の方法。
[50]前記AAVベクターがそれぞれ個々に前記量を含む2つの用量~10の用量で前記患者に投与される、[49]に記載の方法。
[51]前記AAVベクターがそれぞれ個々に前記量を含む2、3、または4の用量で前記患者に投与される、[50]に記載の方法。
[52]前記AAVベクターがそれぞれ個々に前記量を含む2つの用量で前記患者に投与される、[51]に記載の方法。
[53]前記2以上の用量が1年以上互いに分離される、[49]~[52]のいずれかに記載の方法。
[54]前記2以上の用量が互いに約12ヵ月以内に前記患者に投与される、[49]~[52]のいずれかに記載の方法。
[55]前記2以上の用量が互いに約1週間~約48週間以内に前記患者に投与される、[54]に記載の方法。
[56]前記2以上の用量が互いに約2週間~約44週間以内に前記患者に投与される、[55]に記載の方法。
[57]前記2以上の用量が互いに約3週間~約40週間以内に前記患者に投与される、[56]に記載の方法。
[58]前記2以上の用量が互いに約4週間~約36週間以内に前記患者に投与される、[57]に記載の方法。
[59]前記2以上の用量が互いに約5週間~約32週間以内に前記患者に投与される、[58]に記載の方法。
[60]前記2以上の用量が互いに約6週間~約24週間以内に前記患者に投与される、[59]に記載の方法。
[61]前記2以上の用量が互いに約12週間~約20週間以内に前記患者に投与される、[60]に記載の方法。
[62]前記2以上の用量が互いに約13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、または19週間以内に前記患者に投与される、[61]に記載の方法。
[63]前記AAVベクターが静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、筋肉内、皮内、経皮、非経口、鼻腔内、皮下、経皮、気管内、腹腔内、動脈内、血管内、吸入、灌流、洗浄及び/または経口での投与を手段として前記患者に投与される、[1]~[62]のいずれかに記載の方法。
[64]前記AAVベクターが静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、及び/または筋肉内での投与によって前記患者に投与される、[63]に記載の方法。
[65]前記AAVベクターが静脈内及び/または髄腔内での投与によって前記患者に投与される、[64]に記載の方法。
[66]前記AAVベクターが静脈内投与によって前記患者に投与される、[65]に記載の方法。
[67]前記AAVがAAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAVrh74、AAVrh.8、またはAAVrh.10の血清型である、[1]~[66]のいずれかに記載の方法。
[68]前記AAVが偽型AAVである、[67]に記載の方法。
[69]前記偽型AAVがAAV2/8である、[68]に記載の方法。
[70]前記偽型AAVがAAV2/9である、[69]に記載の方法。
[71]前記AAVが組換えカプシドタンパク質を含む、[1]~[66]のいずれかに記載の方法。
[72]GAAをコードする前記導入遺伝子が、筋肉細胞及び/または神経細胞にて前記導入遺伝子の発現を誘導するプロモーターに作動可能に連結される、[1]~[71]のいずれかに記載の方法。
[73]前記プロモーターが、筋肉クレアチンキナーゼ(MCK)プロモーター、デスミンプロモーター、ニワトリベータアクチンプロモーター、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーター、ミオシン軽鎖-2プロモーター、アルファアクチンプロモーター、トロポニン1プロモーター、Na /Ca 2+ 交換体プロモーター、ジストロフィンプロモーター、アルファ7インテグリンプロモーター、脳性ナトリウム利尿ペプチドプロモーター、アルファB-クリスタリン/小型熱ショックタンパク質プロモーター、アルファミオシン重鎖プロモーター、または心房ナトリウム利尿因子プロモーターである、[72]に記載の方法。
[74]前記プロモーターがMCKプロモーターである、[73]に記載の方法。
[75]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも85%同一である核酸配列を有する、[74]に記載の方法。
[76]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも90%同一である核酸配列を有する、[75]に記載の方法。
[77]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも95%同一である核酸配列を有する、[76]に記載の方法。
[78]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも97%同一である核酸配列を有する、[77]に記載の方法。
[79]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも98%同一である核酸配列を有する、[78]に記載の方法。
[80]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも99%同一である核酸配列を有する、[79]に記載の方法。
[81]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも99%同一である核酸配列を有する、[80]に記載の方法。
[82]前記MCKプロモーターが配列番号1と100%同一である核酸配列を有する、[81]に記載の方法。
[83]GAAをコードする前記導入遺伝子が筋肉細胞及び/または神経細胞にて前記導入遺伝子の発現を誘導するエンハンサーに作動可能に連結される、[1]~[82]のいずれかに記載の方法。
[84]前記エンハンサーが、CMVエンハンサー、筋肉細胞エンハンサー因子2(MEF2)エンハンサー、またはMyoDエンハンサーである、[83]に記載の方法。
[85]前記GAAが配列番号2と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[1]~[84]のいずれかに記載の方法。
[86]前記GAAが配列番号2と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[85]に記載の方法。
[87]前記GAAが配列番号2と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[86]に記載の方法。
[88]前記GAAが配列番号2と少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を有する、[87]に記載の方法。
[89]前記GAAが配列番号2と少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を有する、[88]に記載の方法。
[90]前記GAAが配列番号2と少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有する、[89]に記載の方法。
[91]前記GAAが配列番号2と100%同一であるアミノ酸配列を有する、[90]に記載の方法。
[92]前記患者が乳児発症型ポンペ病を有する、[1]~[91]のいずれかに記載の方法。
[93]前記患者が約1ヵ月齢~約1歳である、[92]に記載の方法。
[94]前記患者が約1ヵ月齢~約6ヵ月齢である、[93]に記載の方法。
[95]前記患者に前記AAVベクターを投与する前に、前記患者が摂食困難、成長障害、筋緊張低下、進行性衰弱、呼吸困難、舌の重度の肥大、及び心筋の肥厚から選択される症状を示す、[92]~[94]のいずれかに記載の方法。
[96]前記患者が遅発型ポンペ病を有する、[1]~[91]のいずれかに記載の方法。
[97]前記患者が、ポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約1%~約40%の内在性GAA活性を示す、[96]に記載の方法。
[98]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがない、[1]~[97]のいずれかに記載の方法。
[99]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがある、[1]~[98]のいずれかに記載の方法。
[100]前記患者への前記AAVベクターの投与に続いて、前記患者がポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約50%~約200%の内在性GAA活性を示す、[1]~[99]のいずれかに記載の方法。
[101]前記AAVベクターを前記患者に投与した後、前記患者が骨格筋、心筋、及び/または神経組織にてグリコーゲンの減少を示す、[1]~[100]のいずれかに記載の方法。
[102]ポンペ病を治療することを、それを必要とするヒト患者にて行う方法であって、前記方法がGAA発現を増やす薬剤を前記患者に投与することを含み、その際、前記薬剤は、約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与され、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記方法。
[103]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて筋機能を改善する方法であって、前記方法がGAA発現を増やす薬剤を前記患者に投与することを含み、その際、前記薬剤は、約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与され、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記方法。
[104]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてグリコーゲンの蓄積を減らす方法であって、前記方法がGAA発現を増やす薬剤を前記患者に投与することを含み、その際、前記薬剤は、約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与され、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記方法。
[105]前記患者への前記薬剤の投与が、筋肉組織及び/または神経組織にてグリコーゲン蓄積を減らす、[104]に記載の方法。
[106]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて肺機能を改善する方法であって、前記方法がGAA発現を増やす薬剤を前記患者に投与することを含み、その際、前記薬剤は、約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与され、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記方法。
[107]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてGAAの発現を増やす方法であって、前記方法がGAA発現を増やす薬剤を前記患者に投与することを含み、その際、前記薬剤は、約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与され、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記方法。
[108]前記薬剤が、約2×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[109]前記薬剤が、約3×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[108]に記載の方法。
[110]前記薬剤が、約4×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[109]に記載の方法。
[111]前記薬剤が、約5×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[110]に記載の方法。
[112]前記薬剤が、約6×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[111]に記載の方法。
[113]前記薬剤が、約7×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[112]に記載の方法。
[114]前記薬剤が、約8×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[113]に記載の方法。
[115]前記薬剤が、約9×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[114]に記載の方法。
[116]前記薬剤が、約1×10 14 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[115]に記載の方法。
[117]前記薬剤が、約3×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[118]前記薬剤が、約4×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[119]前記薬剤が、約5×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[120]前記薬剤が、約6×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[121]前記薬剤が、約7×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[122]前記薬剤が、約8×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[123]前記薬剤が、約9×10 13 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[124]前記薬剤が、約1×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[125]前記薬剤が、約1.1×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[126]前記薬剤が、約1.2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[127]前記薬剤が、約1.3×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[128]前記薬剤が、約1.4×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[129]前記薬剤が、約1.5×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[130]前記薬剤が、約1.6×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[131]前記薬剤が、約1.7×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[132]前記薬剤が、約1.8×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[133]前記薬剤が、約1.9×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[134]前記薬剤が、約2×10 14 vg/kgの量での前記AAVベクターの前記ヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象において観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与される、[102]~[107]のいずれかに記載の方法。
[135]前記薬剤が単回用量で前記患者に投与される、[102]~[134]のいずれかに記載の方法。
[136]前記薬剤が2以上の用量で前記患者に投与される、[102]~[134]のいずれかに記載の方法。
[137]前記薬剤が静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、筋肉内、皮内、経皮、非経口、鼻腔内、皮下、経皮、気管内、腹腔内、動脈内、血管内、吸入、灌流、洗浄及び/または経口での投与を手段として前記患者に投与される、[102]~[136]のいずれかに記載の方法。
[138]前記薬剤が、(i)GAAをコードする核酸分子、(ii)内在性GAAの発現を全体として増やす1以上の干渉RNA分子、(iii)1以上の干渉RNA分子をコードする1以上の核酸分子、(iv)GAAタンパク質、及び/または(v)内在性GAAの発現を全体として増やす1以上の小分子を含む、[102]~[137]のいずれかに記載の方法。
[139]前記1以上の干渉RNA分子が短い干渉RNA(siRNA)、短いヘアピンRNA(shRNA)、及び/またはマイクロRNA(miRNA)を含む、[138]に記載の方法。
[140]前記薬剤がGAAをコードする核酸分子を含む、[139]に記載の方法。
[141]前記核酸分子が、前記核酸分子を含むウイルスベクターを前記患者に投与することによって前記患者に提供される、[140]に記載の方法。
[142]前記ウイルスベクターが、AAV、アデノウイルス、パルボウイルス、コロナウイルス、ラブドウイルス、パラミクソウイルス、ピコルナウイルス、アルファウイルス、ヘルペスウイルス、ポックスウイルス、またはレトロウイルス科ウイルスである、[141]に記載の方法。
[143]前記ウイルスベクターがAAVである、[142]記載の方法。
[144]前記AAVが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、及びAAVrh74から選択される血清型を有する、[143]に記載の方法。
[145]前記AAVが偽型AAVである、[143]に記載の方法。
[146]前記偽型AAVがAAV2/8である、[145]に記載の方法。
[147]前記偽型AAVがAAV2/9である、[145]に記載の方法。
[148]前記AAVが組換えカプシドタンパク質を含む、[143]に記載の方法。
[149]GAAをコードする前記核酸分子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するプロモーターに作動可能に連結される、[138]~[148]のいずれかに記載の方法。
[150]前記プロモーターが、筋肉MCKプロモーター、デスミンプロモーター、ニワトリベータアクチンプロモーター、CMVプロモーター、ミオシン軽鎖-2プロモーター、アルファアクチンプロモーター、トロポニン1プロモーター、Na /Ca 2+ 交換体プロモーター、ジストロフィンプロモーター、アルファ7インテグリンプロモーター、脳性ナトリウム利尿ペプチドプロモーター、アルファB-クリスタリン/小型熱ショックタンパク質プロモーター、アルファミオシン重鎖プロモーター、または心房ナトリウム利尿因子プロモーターである、[149]に記載の方法。
[151]GAAをコードする前記核酸分子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するエンハンサーに作動可能に連結される、[138]~[150]のいずれかに記載の方法。
[152]前記エンハンサーが、CMVエンハンサー、MEF2エンハンサー、またはMyoDエンハンサーである、[151]に記載の方法。
[153]前記GAAが配列番号2と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[102]~[152]のいずれかに記載の方法。
[154]前記GAAが配列番号2と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[153]に記載の方法。
[155]前記GAAが配列番号2と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[154]に記載の方法。
[156]前記GAAが配列番号2と少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を有する、[155]に記載の方法。
[157]前記GAAが配列番号2と少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を有する、[156]に記載の方法。
[158]前記GAAが配列番号2と少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有する、[157]に記載の方法。
[159]前記GAAが配列番号2と100%同一であるアミノ酸配列を有する、[158]に記載の方法。
[160]前記患者が乳児発症型ポンペ病を有する、[102]~[159]のいずれかに記載の方法。
[161]前記患者が約1ヵ月齢~約1歳である、[160]に記載の方法。
[162]前記患者が約1ヵ月齢~約6ヵ月齢である、[161]に記載の方法。
[163]前記患者に前記AAVベクターを投与する前に、前記患者が摂食困難、成長障害、筋緊張低下、進行性衰弱、呼吸困難、舌の重度の肥大、及び心筋の肥厚から選択される症状を示す、[160]~[162]のいずれかに記載の方法。
[164]前記患者が遅発型ポンペ病を有する、[102]~[159]のいずれかに記載の方法。
[165]前記患者が、ポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約1%~約40%の前記内在性GAA活性を示す、[164]に記載の方法。
[166]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがない、[102]~[165]のいずれかに記載の方法。
[167]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがある、[102]~[166]のいずれかに記載の方法。
[168]前記患者への前記AAVベクターの投与に続いて、前記患者がポンペ病を有さない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約50%~約200%の前記内在性GAA活性を示す、[102]~[167]のいずれかに記載の方法。
[169]前記AAVベクターを前記患者に投与した後、前記患者が骨格筋、心筋、及び/または神経組織にてグリコーゲンの減少を示す、[102]~[168]のいずれかに記載の方法。
[170]GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターと添付文書とを含むキットであって、前記添付文書は、[1]~[101]のいずれかに記載の方法に従ってヒト患者に前記AAVベクターを投与するようにキットの使用者に指示する、前記キット。
[171]GAA発現を増やす薬剤と添付文書とを含むキットであって、前記添付文書は、[102]~[169]のいずれかに記載の方法に従って前記薬剤をヒト患者に投与するようにキットの使用者に指示する、前記キット。
[172]ポンペ病を治療することを、それを必要とするヒト患者にて行うための薬物の製造における、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターの使用であって、前記薬物は約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、前記使用。
[173]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて筋機能を改善するための薬物の製造における、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターの使用であって、前記薬物は約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、前記使用。
[174]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてグリコーゲンの蓄積を減らすための薬物の製造における、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターの使用であって、前記薬物は約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、前記使用。
[175]前記患者への前記AAVベクターの投与が、筋肉組織及び/または神経組織にてグリコーゲン蓄積を減らす、[174]に記載の方法。
[176]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にて肺機能を改善するための薬物の製造における、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターの使用であって、前記薬物は約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、前記使用。
[177]ポンペ病を有すると診断されたヒト患者にてGAAの発現を増やすための薬物の製造における、GAAをコードする導入遺伝子を含むAAVベクターの使用であって、前記薬物は約1×10 13 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、前記使用。
[178]前記薬物が約2×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[179]前記薬物が約3×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[178]に記載の使用。
[180]前記薬物が約4×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[179]に記載の使用。
[181]前記薬物が約5×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[180]に記載の使用。
[182]前記薬物が約6×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[181]に記載の使用。
[183]前記薬物が約7×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[182]に記載の使用。
[184]前記薬物が約8×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[183]に記載の使用。
[185]前記薬物が約9×10 13 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[184]に記載の使用。
[186]前記薬物が約1×10 14 vg/kg~約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[185]に記載の使用。
[187]前記薬物が約3×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[188]前記薬物が約4×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[189]前記薬物が約5×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[190]前記薬物が約6×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[191]前記薬物が約7×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[192]前記薬物が約8×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[193]前記薬物が約9×10 13 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[194]前記薬物が約1×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[195]前記薬物が約1.1×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[196]前記薬物が約1.2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[197]前記薬物が約1.3×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[198]前記薬物が約1.4×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[199]前記薬物が約1.5×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[200]前記薬物が約1.6×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[201]前記薬物が約1.7×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[202]前記薬物が約1.8×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[203]前記薬物が約1.9×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[204]前記薬物が約2×10 14 vg/kgの量で前記AAVベクターを含む、[172]~[177]のいずれかに記載の使用。
[205]前記AAVベクターが、前記量を含む単回用量での前記患者への投与のために製剤化される、[172]~[204]のいずれかに記載の使用。
[206]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2以上の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[172]~[204]のいずれかに記載の使用。
[207]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2つの用量~10の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[206]に記載の使用。
[208]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2、3または4の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[207]に記載の使用。
[209]前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2つの用量での前記患者への投与のために製剤化される、[208]に記載の使用。
[210]前記AAVベクターが、それぞれ個々に前記量を含む2以上の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[172]~[204]のいずれかに記載の使用。
[211]前記AAVベクターが、それぞれ個々に前記量を含む2つの用量~10の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[210]に記載の使用。
[212]前記AAVベクターが、それぞれ個々に前記量を含む2、3または4の用量での前記患者への投与のために製剤化される、[211]に記載の使用。
[213]前記AAVベクターが、それぞれ個々に前記量を含む2つの用量での前記患者への投与のために製剤化される、[212]に記載の使用。
[214]前記AAVベクターが、前記患者への静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、筋肉内、皮内、経皮、非経口、鼻腔内、皮下、経皮、気管内、腹腔内、動脈内、血管内、吸入、灌流、洗浄及び/または経口での投与のために製剤化される、[172]~[213]のいずれかに記載の使用。
[215]前記AAVベクターが、前記患者への静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、及び/または筋肉内での投与のために製剤化される、[214]に記載の使用。
[216]前記AAVベクターが、前記患者への静脈内及び/または髄腔内での投与のために製剤化される、[215]に記載の使用。
[217]前記AAVベクターが、前記患者への静脈内投与のために製剤化される、[216]に記載の使用。
[218]前記AAVがAAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAVrh74、AAVrh.8、またはAAVrh.10の血清型である、[172]~[217]のいずれかに記載の使用。
[219]前記AAVが偽型AAVである、[218]に記載の使用。
[220]前記偽型AAVがAAV2/8である、[219]に記載の使用。
[221]前記偽型AAVがAAV2/9である、[219]に記載の使用。
[222]前記AAVが組換えカプシドタンパク質を含む、[172]~[217]のいずれかに記載の使用。
[223]GAAをコードする前記導入遺伝子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するプロモーターに作動可能に連結される、[172]~[222]のいずれかに記載の使用。
[224]前記プロモーターが、MCKプロモーター、デスミンプロモーター、ニワトリベータアクチンプロモーター、CMVプロモーター、ミオシン軽鎖-2プロモーター、アルファアクチンプロモーター、トロポニン1プロモーター、Na /Ca 2+ 交換体プロモーター、ジストロフィンプロモーター、アルファ7インテグリンプロモーター、脳性ナトリウム利尿ペプチドプロモーター、アルファB-クリスタリン/小型熱ショックタンパク質プロモーター、アルファミオシン重鎖プロモーター、または心房ナトリウム利尿因子プロモーターである、[223]に記載の使用。
[225]前記プロモーターがMCKプロモーターである、[224]に記載の使用。
[226]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも85%同一である核酸配列を有する、[225]に記載の使用。
[227]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも90%同一である核酸配列を有する、[226]に記載の使用。
[228]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも95%同一である核酸配列を有する、[227]に記載の使用。
[229]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも97%同一である核酸配列を有する、[228]に記載の使用。
[230]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも98%同一である核酸配列を有する、[229]に記載の使用。
[231]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも99%同一である核酸配列を有する、[230]に記載の使用。
[232]前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも99%同一である核酸配列を有する、[231]に記載の使用。
[233]前記MCKプロモーターが配列番号1と100%同一である核酸配列を有する、[232]に記載の使用。
[234]GAAをコードする前記導入遺伝子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するエンハンサーに作動可能に連結される、[172]~[233]のいずれかに記載の使用。
[235]前記エンハンサーが、CMVエンハンサー、MEF2エンハンサー、またはMyoDエンハンサーである、[234]に記載の使用。
[236]前記GAAが配列番号2と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[172]~[235]のいずれかに記載の使用。
[237]前記GAAが配列番号2と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[236]に記載の使用。
[238]前記GAAが配列番号2と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[237]に記載の使用。
[239]前記GAAが配列番号2と少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を有する、[238]に記載の使用。
[240]前記GAAが配列番号2と少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を有する、[239]に記載の使用。
[241]前記GAAが配列番号2と少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有する、[240]に記載の使用。
[242]前記GAAが配列番号2と100%同一であるアミノ酸配列を有する、[241]に記載の使用。
[243]前記患者が乳児発症型ポンペ病を有する、[172]~[242]のいずれかに記載の使用。
[244]前記患者が約1ヵ月齢~約1歳である、[243]に記載の使用。
[245]前記患者が約1ヵ月齢~約6ヵ月齢である、[244]に記載の使用。
[246]前記患者に前記AAVベクターを投与する前に、前記患者が摂食困難、成長障害、筋緊張低下、進行性衰弱、呼吸困難、舌の重度の肥大、及び心筋の肥厚から選択される症状を示す、[242]~[245]のいずれかに記載の使用。
[247]前記患者が遅発型ポンペ病を有する、[172]~[242]のいずれかに記載の使用。
[248]前記患者が、ポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約1%~約40%の前記内在性GAA活性を示す、[247]に記載の使用。
[249]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがない、[172]~[248]のいずれかに記載の使用。
[250]前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことある、[172]~[248]のいずれかに記載の使用。
[251]前記患者への前記AAVベクターの投与に続いて、前記患者がポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約50%~約200%の前記内在性GAA活性を示す、[172]~[250]のいずれかに記載の使用。
[252]前記AAVベクターを前記患者に投与した後、前記患者が骨格筋、心筋、及び/または神経組織にてグリコーゲンの減少を示す、[172]~[251]のいずれかに記載の使用。

Claims (50)

  1. ポンペ病を治療することを、それを必要とするヒト患者にて行う方法における使用のための、酸性α-グルコシダーゼ(GAA)をコードする導入遺伝子を含むアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターであって、前記方法が、前記AAVベクター約1×1013vg/kg~約3×1014vg/kgの量で前記患者に投与することを含む前記AAVベクター
  2. 前記方法において、前記AAVベクターが約3×1013vg/kg~約2×1014vg/kgの量で前記患者に投与される、請求項に記載のAAVベクター
  3. 前記方法において、前記AAVベクターが約3×1013vg/kgの量で前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  4. 前記方法において、前記AAVベクターが約6×1013vg/kgの量で前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  5. 前記方法において、前記AAVベクターが、前記量を含む単回用量で前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  6. 前記方法において、前記AAVベクターが、一緒に前記量を含む2以上の用量で前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  7. 前記方法において、前記2以上の用量が1年以上互いに分離される、請求項に記載のAAVベクター
  8. 前記方法において、前記2以上の用量が互いに約12ヵ月以内に前記患者に投与される、請求項に記載のAAVベクター
  9. 前記方法において、前記AAVベクターがそれぞれ個々に前記量を含む2以上の用量で前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  10. 前記方法において、前記2以上の用量が1年以上互いに分離される、請求項に記載のAAVベクター
  11. 前記方法において、前記2以上の用量が互いに約12ヵ月以内に前記患者に投与される、請求項に記載のAAVベクター
  12. 前記方法において、前記AAVベクターが静脈内、髄腔内、大槽内、脳室内、筋肉内、皮内、経皮、非経口、鼻腔内、皮下、経皮、気管内、腹腔内、動脈内、血管内、吸入、灌流、洗浄及び/または経口での投与を手段として前記患者に投与される、請求項1記載のAAVベクター
  13. 前記AAVがAAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAVrh74、AAVrh.8、またはAAVrh.10の血清型である、請求項1記載のAAVベクター
  14. 前記AAVが偽型AAVである、請求項13に記載のAAVベクター
  15. 前記偽型AAVがAAV2/8である、請求項14に記載のAAVベクター
  16. 前記偽型AAVがAAV2/9である、請求項14に記載のAAVベクター
  17. 前記AAVが組換えカプシドタンパク質を含む、請求項1記載のAAVベクター
  18. GAAをコードする前記導入遺伝子が、筋肉細胞及び/または神経細胞にて前記導入遺伝子の発現を誘導するプロモーターに作動可能に連結される、請求項1記載のAAVベクター
  19. 前記プロモーターが、筋肉クレアチンキナーゼ(MCK)プロモーター、デスミンプロモーター、ニワトリベータアクチンプロモーター、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーター、ミオシン軽鎖-2プロモーター、アルファアクチンプロモーター、トロポニン1プロモーター、Na/Ca2+交換体プロモーター、ジストロフィンプロモーター、アルファ7インテグリンプロモーター、脳性ナトリウム利尿ペプチドプロモーター、アルファB-クリスタリン/小型熱ショックタンパク質プロモーター、アルファミオシン重鎖プロモーター、または心房ナトリウム利尿因子プロモーターである、請求項18に記載のAAVベクター
  20. 前記プロモーターがMCKプロモーターである、請求項19に記載のAAVベクター
  21. 前記MCKプロモーターが配列番号1と少なくとも85%同一である核酸配列を有する、請求項20に記載のAAVベクター
  22. 前記MCKプロモーターが配列番号1と100%同一である核酸配列を有する、請求項21に記載のAAVベクター
  23. GAAをコードする前記導入遺伝子が筋肉細胞及び/または神経細胞にて前記導入遺伝子の発現を誘導するエンハンサーに作動可能に連結される、請求項1記載のAAVベクター
  24. 前記エンハンサーが、CMVエンハンサー、筋肉細胞エンハンサー因子2(MEF2)エンハンサー、またはMyoDエンハンサーである、請求項23に記載のAAVベクター
  25. 前記GAAが配列番号2と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項1記載のAAVベクター
  26. 前記GAAが配列番号2と100%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項25に記載のAAVベクター
  27. 前記患者が乳児発症型ポンペ病を有する、請求項1記載のAAVベクター
  28. 前記患者が約1ヵ月齢~約1歳である、請求項27に記載のAAVベクター
  29. 前記患者に前記AAVベクターを投与する前に、前記患者が摂食困難、成長障害、筋緊張低下、進行性衰弱、呼吸困難、舌の重度の肥大、及び心筋の肥厚から選択される症状を示す、請求項27に記載のAAVベクター
  30. 前記患者が遅発型ポンペ病を有する、請求項1記載のAAVベクター
  31. 前記患者が、ポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約1%~約40%の内在性GAA活性を示す、請求項30に記載のAAVベクター
  32. 前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがない、請求項1記載のAAVベクター
  33. 前記患者が以前にGAA酵素補充療法を受けたことがある、請求項1記載のAAVベクター
  34. 前記患者への前記AAVベクターの投与に続いて、前記患者がポンペ病を有していない同じ性別及び類似の肥満度指数のヒトの内在性GAA活性の約50%~約200%の内在性GAA活性を示す、請求項1記載のAAVベクター
  35. 前記AAVベクターを前記患者に投与した後、前記患者が骨格筋、心筋、及び/または神経組織にてグリコーゲンの減少を示す、請求項1記載のAAVベクター
  36. ポンペ病を治療することを、それを必要とするヒト患者にて行う方法における使用のための、GAA発現を増やす薬剤であって、前記方法が前記薬剤、約1×1013vg/kg~約3×1014vg/kgの量でのGAAをコードする導入遺伝子を含むAAV2/8ベクターのヒト対象への投与の際、前記患者と同じ性別及び類似の肥満度指数の前記対象で観察されるGAA活性のレベルと同等であるGAA活性のレベルを前記患者にて達成するのに十分な量で前記患者に投与することを含み、GAAをコードする前記導入遺伝子はMCKプロモーターに作動可能に連結されている、前記薬剤
  37. 前記薬剤が、(i)GAAをコードする核酸分子、(ii)内在性GAAの発現を全体として増やす1以上の干渉RNA分子、(iii)1以上の干渉RNA分子をコードする1以上の核酸分子、(iv)GAAタンパク質、及び/または(v)内在性GAAの発現を全体として増やす1以上の小分子を含む、請求項36に記載の薬剤
  38. 前記核酸分子が、前記核酸分子を含むウイルスベクターを前記患者に投与することによって前記患者に提供される、請求項37に記載の薬剤
  39. 前記ウイルスベクターがAAVである、請求項38に記載の薬剤
  40. 前記AAVが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、及びAAVrh74から選択される血清型を有する、請求項39に記載の薬剤
  41. 前記AAVが偽型AAVである、請求項40に記載の薬剤
  42. 前記偽型AAVがAAV2/8又はAAV2/9である、請求項41に記載の薬剤
  43. 前記AAVが組換えカプシドタンパク質を含む、請求項39に記載の薬剤
  44. GAAをコードする前記核酸分子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するプロモーターに作動可能に連結される、請求項37に記載の薬剤
  45. 前記プロモーターが、筋肉MCKプロモーター、デスミンプロモーター、ニワトリベータアクチンプロモーター、CMVプロモーター、ミオシン軽鎖-2プロモーター、アルファアクチンプロモーター、トロポニン1プロモーター、Na/Ca2+交換体プロモーター、ジストロフィンプロモーター、アルファ7インテグリンプロモーター、脳性ナトリウム利尿ペプチドプロモーター、アルファB-クリスタリン/小型熱ショックタンパク質プロモーター、アルファミオシン重鎖プロモーター、または心房ナトリウム利尿因子プロモーターである、請求項44に記載の薬剤
  46. GAAをコードする前記核酸分子が、筋肉細胞及び/または神経細胞において前記導入遺伝子の発現を誘導するエンハンサーに作動可能に連結される、請求項37に記載の薬剤
  47. 前記エンハンサーが、CMVエンハンサー、MEF2エンハンサー、またはMyoDエンハンサーである、請求項46に記載の薬剤
  48. 前記GAAが配列番号2と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項36に記載の薬剤
  49. GAAをコードする導入遺伝子を含む請求項1に記載のAAVベクターと添付文書とを含むキットであって、前記添付文書は、前記方法に従ってヒト患者に前記AAVベクターを投与するようにキットの使用者に指示する、前記キット。
  50. 請求項36に記載のGAA発現を増やす薬剤と添付文書とを含むキットであって、前記添付文書は、前記方法に従って前記薬剤をヒト患者に投与するようにキットの使用者に指示する、前記キット。
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