JPWO2020219959A5 - - Google Patents

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JPWO2020219959A5
JPWO2020219959A5 JP2021563185A JP2021563185A JPWO2020219959A5 JP WO2020219959 A5 JPWO2020219959 A5 JP WO2020219959A5 JP 2021563185 A JP2021563185 A JP 2021563185A JP 2021563185 A JP2021563185 A JP 2021563185A JP WO2020219959 A5 JPWO2020219959 A5 JP WO2020219959A5
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関連出願の盞互参照
本出願は、2019幎4月24日に出願された米囜仮出願第62/838,280号に察しお優先暩を䞻匵する。その優先出願の党内容は、本出願に参照により取り蟌たれる。
配列リスト
この出願には、ASCIIフォヌマットで電子的に提出された、及びその党䜓が本出願に参照により取り蟌たれる配列リストSequence Listingが含たれる。前蚘ASCIIコピヌは、2020幎4月23日に䜜成され、M103034_2100WO_0359_4_SL.txtず名付けられ、サむズは99,264バむト である。
技術分野
本発明は、抗-CD45抗䜓又はその抗䜓薬物コンゞュゲヌトの分野に関する。本発明は曎に、抗-CD45抗䜓又は抗䜓薬物コンゞュゲヌト(ADC)の投䞎による、ずりわけ、血液疟患、代謝障害、がん、及び自己免疫疟患などの様々な病態に眹患しおいる患者の治療に関する、ここで、前蚘抗䜓又はADCは、造血幹现胞又は免疫现胞の䜕れかの衚面にあるCD45に察しお結合するこずができる。
医療技術の進歩にもかかわらず、造血システムの病態ずりわけ、特定の血液现胞の疟患、代謝障害、がん、及び自己免疫症状などを治療するこずが䟝然ずしお求められおいる。造血幹现胞(HSC)は、倧きな治療可胜性を有する䞀方で、宿䞻においお、HSC移怍片を確実に生着させるこずが困難であるこずによっお、臚床での䜿甚を劚げおいる限界がある。特に、内因性のHSC䞊にある现胞衚面抗原をタヌゲットずする抗䜓を含む造血幹现胞療法は、倖因性のHSC移怍片が生着するこずを劚げる、望たしくない免疫刺激機胜及び゚フェクタヌ機胜を誘発するこずがある。
抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分、及びベンゟゞアれピン郚分構造䟋えば、ピロロベンゟゞアれピン(PBD)又はむンドリノベンゟゞアれピン(IGN)を含む现胞毒玠、を含む抗䜓薬物コンゞュゲヌト(ADC)が、本出願で開瀺される。CD45+现胞を枛少させるためのADCの䜿甚も提䟛される。
埓っお、1぀の態様では、本開瀺は、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分(Ab)を含み、リンカヌ(L)を介しお现胞毒玠(Cy)にコンゞュゲヌトした、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)、ここで、前蚘现胞毒玠はピロロベンゟゞアれピン(PBD)を含む、を提䟛する。1぀の実斜圢態では、前蚘现胞毒玠はPBD二量䜓であるこずがある。䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘PBDは、匏(I)で衚される
Figure 2020219959000001
ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌLは、1皮以䞊のペプチド、オリゎ糖、-(CH2)p-, -(CH2CH2O)q-, -(C=O)(CH2)r-, -(C=O)(CH2CH2O)t-, -(NHCH2CH2)u-, -PAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、含む、ここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘リンカヌは、匏(II)の構造を有する
Figure 2020219959000002
ここで、R1 は、CH3(Ala)又は(CH2)3NH(CO)NH2(Cit)である。
1぀の実斜圢態では、前蚘リンカヌは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000003
。
䟋瀺的な実斜圢態では、前述の構造のR1は、CH3であるこずがある。
1぀の実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、テシリンであり、匏(IV)の構造を有する
Figure 2020219959000004
。
䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘ADCは、匏(V)の構造を含むこずがある
Figure 2020219959000005
ここで、Abは、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメントである、及びSは、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントの、䞭に存圚する又は䞭に導入した、硫黄原子である。
別の態様では、リンカヌ(L)を介しお现胞毒玠(Cy)にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分(Ab)を含む、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)、ここで、前蚘现胞毒玠はむンドリノベンゟゞアれピン(IGN)を含む、が本出願で提䟛される。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、IGN二量䜓又は停二量䜓であるこずがある。䟋えば、いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、匏(VI)で衚されるIGN停二量䜓であるこずがある
Figure 2020219959000006
ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、ゞペプチド、ゞスルフィド、C1-C12アルキル、C=O、又はそれらの組み合わせ、を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、
Figure 2020219959000007
を含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、匏(VII)の構造を有する
Figure 2020219959000008
。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘ADCは、1から10の薬物抗䜓比(drug to antibody ratio (DAR))を有するこずがある。䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘ADCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の薬物抗䜓比を有するこずがある。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、1から8のDARを有するこずがある。䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘ADCは、1、2、3、4、5、6、7、又は8のDARを有するこずがある。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、1から4のDARを有するこずがある。䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘ADCは、1、2、3又は4のDARを有するこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘ADCは、1のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、2のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、3のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、4のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、5のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、6のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、7のDARを有する。他の実斜圢態では、前蚘ADCは、8のDARを有する。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、キメラ抗䜓又はその抗原結合郚分であるこずがある。他の実斜圢態では、前蚘抗䜓は、ヒト化抗䜓又はその抗原結合郚分であるこずがある。他の実斜圢態では、前蚘抗䜓は、完党ヒト抗䜓又はその抗原結合郚分であるこずがある。
䟋瀺的な実斜圢態では、抗-CD45抗䜓又はその抗原-結合郚分は、モノクロヌナル抗䜓又はその抗原-結合郚分、ポリクロヌナル抗䜓又はその抗原-結合郚分、バむスペシフィック抗䜓又はその抗原-結合郚分、二重可倉免疫グロブリン・ドメむン(dual-variable immunoglobulin domain)、単鎖Fv分子(scFv)、ダむアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗䜓-様タンパク質スキャッフォルド、Fvフラグメント、Fabフラグメント、F(ab')2分子、又はタンデムdi-scFv、であるこずがある。前蚘抗䜓は、IgG、IgA、IgM、IgD及びIgE、などの䜕れかのアむ゜タむプであるこずがある。1぀の実斜圢態では、前蚘抗䜓は、IgGである。䟋えば、前蚘抗䜓は、いく぀かの実斜圢態では、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、又はIgG4アむ゜タむプFcドメむンを含むこずがある。
1぀の実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむンを含む、及び前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむン内のシステむン残基を経由しお、PBDにコンゞュゲヌトする。Fcドメむン内のシステむン残基は、生来のFc配列内に存圚するこずがある。他の実斜圢態では、前蚘システむン残基を、Fcドメむン内のアミノ酞眮換によっお導入するこずがある。䟋えば、前蚘Fc ドメむンは、眮換D265C及び又はV205C (EU 番号付け) を含むこずがある。
1぀の実斜圢態では、前蚘ADCは、ヒトCD45 ROに特異的に結合するこずができる、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含むこずがある。
別の態様では、本開瀺は、本出願に蚘茉されるADC及び薬孊的に蚱容可胜な担䜓又は賊圢剀、を含む医薬組成物を提䟛する。
別の態様では、本開瀺は、ヒト患者においお、CD45+现胞の集団を枛少させる方法、ここで、前蚘方法は、本出願に蚘茉されるADC又は医薬組成物の有効量を前蚘患者に投䞎するこずを含む、を提䟛する。
この態様の1぀の実斜圢態では、前蚘CD45+现胞は、造血幹现胞である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘造血幹现胞は、CD45ROを発珟するこずがある。
他の実斜圢態では、前蚘CD45+现胞は、免疫现胞である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘免疫现胞は、CD137、CD2、及び又はCD5、を発珟する。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘方法は、曎に、造血幹现胞を含む移怍片を、前蚘患者に投䞎するこずを含む。
1぀の態様では、本開瀺は、造血幹现胞を含む移怍片を、ヒト患者に投䞎するこずを含む方法、ここで、前蚘患者は、本出願に蚘茉されるADC、又は医薬組成物を、前蚘患者からCD45+现胞の集団を枛少させるのに十分な量で、以前に投䞎されたこずがある。この態様の1぀の実斜圢態では、前蚘CD45+现胞は、造血幹现胞である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘造血幹现胞は、CD45ROを発珟するこずがある。
別の態様では、本開瀺は、造血幹现胞を含む移怍片を、ヒト患者に投䞎するこずを含む方法、ここで、前蚘患者は、本出願に蚘茉されるADC、又は医薬組成物を、前蚘患者から免疫现胞の集団を枛少させるのに十分な量で、以前に投䞎されたこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘免疫现胞は、CD137、CD2、及び又はCD5、を発珟する。
䞊述の態様に関しお、前蚘患者は、いく぀かの実斜圢態では、血液疟患、代謝障害、がん、自己免疫疟患、又は重床耇合免疫䞍党症(SCID)を有する患者である。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘移怍片は、同皮異系である。䟋えば、前蚘移怍片は同皮異系の造血幹现胞移怍であるこずがある。他の実斜圢態では、前蚘移怍片は、自己の移怍片であるこずがある。
䟋えば、前蚘患者は、血液がん䟋えば、癜血病又はリンパ腫などを有するこずがある。他の実斜圢態では、前蚘患者は、自己免疫疟患䟋えば、倚発性硬化症又は匷皮症などを有するこずがある。
別の態様では、本開瀺は、造血幹现胞(HSC)移怍を必芁ずするヒトの患者においお、CD45+现胞の集団を枛少させる方法、ここで、前蚘方法は、CD45+现胞の集団が枛少するように、有効量の抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を前蚘ヒト患者に投䞎するこずを含む、ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、ここで、前蚘现胞毒玠はピロロベンゟゞアれピン(PBD)を含む。
別の態様では、本開瀺は、造血幹现胞(HSC)移怍を受けるために、ヒト患者をコンディショニングする方法、ここで、前蚘方法は、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を前蚘ヒト患者に投䞎するこずを含む、ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、ここで、前蚘现胞毒玠はピロロベンゟゞアれピン(PBD)を含む。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠はPBD二量䜓である。䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘PBDは、匏(I)で衚される
Figure 2020219959000009
ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、1皮以䞊のペプチド、オリゎ糖、-(CH2)p-, -(CH2CH2O)q-, -(C=O)(CH2)r-, -(C=O)(CH2CH2O)t-, -(NHCH2CH2)u-, -PAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、含む、ここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘リンカヌは、匏(II)の構造を有する
Figure 2020219959000010
ここで、R1は、CH3(Ala) 又は(CH2)3NH(CO)NH2(Cit)である。
1぀の実斜圢態では、前蚘リンカヌは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000011
。
1぀の実斜圢態では、䞊述の構造にあるR1は、CH3である。
別の実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、テシリンであり、匏(IV)の構造を有する
Figure 2020219959000012
。
䞊述の態様の別の実斜圢態では、前蚘ADCは、匏(V)の構造を有する
Figure 2020219959000013
ここで、Abは、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメントである、及びSは、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントの、䞭に存圚する又は䞭に導入した、硫黄原子である。
別の態様では、造血幹现胞(HSC)移怍を必芁ずするヒト患者においお、CD45+现胞の集団を枛少させる方法、ここで、前蚘方法は、CD45+现胞の集団が枛少するように、有効量の抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を前蚘ヒト患者に投䞎するこずを含む、ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、ここで、前蚘现胞毒玠はむンドリノベンゟゞアれピン(IGN)を含む、が本出願で提䟛される。
別の態様では、造血幹现胞(HSC)移怍を受けるために、ヒト患者をコンディショニングする方法、ここで、前蚘方法は、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を前蚘ヒト患者に投䞎するこずを含む、ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、ここで、前蚘现胞毒玠はむンドリノベンゟゞアれピン(IGN)を含む、が本出願で提䟛される。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、IGN二量䜓又は停二量䜓である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、匏(VI)で衚されるIGN停二量䜓である
Figure 2020219959000014
ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、ゞペプチド、ゞスルフィド、C1-C12アルキル、C=O、又はそれらの組み合わせ、を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、
Figure 2020219959000015
を含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、匏(VII)の構造を有する
Figure 2020219959000016
。
䞊述の態様の1぀の実斜圢態では、前蚘ADCは、䞊蚘の通り、1から10、即ち、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の薬物抗䜓比(DAR)を有するこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、キメラ抗䜓、ヒト化抗䜓、若しくはヒト抗䜓、又はそれらの抗原結合郚分であるこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原-結合郚分は、モノクロヌナル抗䜓又はその抗原-結合郚分、ポリクロヌナル抗䜓又はその抗原-結合郚分、バむスペシフィック抗䜓又はその抗原-結合郚分、二重可倉免疫グロブリン・ドメむン(dual-variable immunoglobulin domain)、単鎖Fv分子(scFv)、ダむアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗䜓-様タンパク質スキャッフォルド、Fvフラグメント、Fabフラグメント、F(ab')2分子、及びタンデムdi-scFv、からなる矀から遞択される。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむンを含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、CD45+现胞によっお内郚に取り蟌たれる。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は以䞋のアむ゜タむプのうちの1皮を有するこずがあるIgG、IgA、IgM、IgD、又はIgE。䟋えば、前蚘抗䜓は、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、又はIgG4アむ゜タむプのFcドメむンを有するこずがある。前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分が、Fcドメむンを含むいく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむン内のシステむン残基を経由しお、PBDにコンゞュゲヌトするこずがある。前蚘システむン残基は、Fcドメむン内で倩然にあるかもしれない、又は、前蚘システむン残基を、Fcドメむン内のアミノ酞眮換によっお導入するこずがある。䟋えば、前蚘Fc ドメむンは、D265C及び又はV205Cの眮換 (EU番号付け) を含むこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、ヒトCD45 ROに、特異的に結合するこずができる。そのような実斜圢態では、前蚘ADCは、CD45 RO+现胞によっお、内郚に取り蟌たれるこずがある。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘方法は、前蚘患者が造血幹现胞を含む移怍片を受ける前に、前蚘ADCを前蚘患者に投䞎するこずを含む。䟋えば、前蚘方法は、前蚘患者が造血幹现胞を含む移怍片を受ける玄3日前に、前蚘ADCを前蚘患者に投䞎するこずを含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘患者は、血液疟患、代謝障害、がん、自己免疫疟患、幹现胞障害、又は重床耇合免疫䞍党症(SCID)、を有する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘患者は、幹现胞障害䟋えば、血液がん又は自己免疫疟患などを有する。䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘患者は、血液がん䟋えば、癜血病又はリンパ腫を有する。別の䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘患者は、自己免疫疟患䟋えば、倚発性硬化症又は匷皮症などを有する。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、内因性のCD45+ HSCの集団は、前蚘ヒト患者においお、前蚘ADCを投䞎した埌、枛少する。
䞊述の態様のいく぀かの実斜圢態では、前蚘方法は、曎に、前蚘患者に造血幹现胞移怍片を投䞎するこず、を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘ADCが前蚘患者の血液から実質的にクリアランスされた埌に、前蚘移怍片を前蚘ヒト患者に投䞎する。1぀の実斜圢態では、前蚘造血幹现胞移怍は、同皮異系の现胞を含む。
図は、リンカヌにコンゞュゲヌトした䟋瀺的なPBD(匏(IV)即ちテシリン)の化孊構造を、抗-CD45抗䜓ず結合する前、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっお、瀺す。 図及びは、抗-CD45-PBD ADC (即ち、「104 PBD」)を含む、in vitro T现胞傷害アッセむの結果を、ネガティブ・コントロヌル(即ち、「iso PBD」)ず比范しお、図瀺する。本結果は、ADC濃床(x軞)を倉化させた堎合の、T现胞の総数(図)、又はKI-67+现胞のパヌセンテヌゞ(図) (y軞)、を瀺す。 図及び図は、抗-CD45-ADC (即ち、「104 PBD」)で凊眮した、同皮異系反応性T现胞掻性化のマりス・モデルにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。図は、抗-CD45-ADC凊眮マりスから採取した脟臓及び血液を評䟡する、及びCD45.2+(ドナヌ)现胞にゲヌティングした、フロヌ・サむトメトリヌ・アッセむの結果を図瀺する。図は、コントロヌル(即ち、「Iso PBD」)で凊眮したマりスず比范しお、抗-CD45-ADCで凊眮したマりスの脟臓䞭の又は血液䞭の、现胞数(å…šCD45.2+现胞、CD45.2+ T现胞、若しくはKi-67+现胞)又は芪现胞の割合(% T现胞党ドナヌ现胞、%Ki-67+党T现胞)の定量を図瀺する。 図は、抗-CD45抗䜓薬物コンゞュゲヌト (CD45-PBD)を甚いお凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、末梢血䞭のヒト现胞の枛少を評䟡した。媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ・コントロヌル-PBD ("Iso-PBD")、又はCD45-PBDのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。瀺した時点で、末梢血を採取し、党ヒト血液现胞含有量(hβ2M+)、骚髄现胞含有量(CD33+)、B现胞含有量(CD19+)、及びT现胞含有量(CD3+)に぀いお評䟡した。本結果を、ベヌスラむンに察しお暙準化した枛少率ずしお瀺す。 図は、抗-CD45-ADC (CD45-PBD)で凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、骚髄におけるヒト现胞の枛少を評䟡した。媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ-PBD又はCD45-PBDのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。BMサンプルを、凊眮埌14日目に採取し、ヒトの前駆现胞HSC含有量に぀いお評䟡した。本結果を、ヒト现胞の割合ず絶察数倧腿骚で衚す。 図は、抗-CD45-ADC (CD45-PBD)で凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、ヒトCD45+现胞、ダブル-ポゞティブ(DP)胞腺现胞、成熟したCD4+シングル-ポゞティブ(SP)胞腺现胞、又は成熟したCD8+シングル-ポゞティブ(SP)胞腺现胞の枛少を、凊眮埌14日間、評䟡した。媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ-PBD又はCD45-PBDのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。 図は、抗-CD45抗䜓薬物コンゞュゲヌト(CD45-IGN)で凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、末梢血䞭のヒト现胞の枛少を評䟡した。媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ・コントロヌル-IGN ("「Iso-IGN」)、又はCD45-IGNのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。瀺した時点で、末梢血を採取し、党ヒト血液现胞含有量(hβ2M+)、骚髄现胞含有量(CD33+)、B现胞含有量(CD19+)、及びT现胞含有量(CD3+)に぀いお評䟡した。本結果を、ベヌスラむンに察しお暙準化した枛少率ずしお瀺す。 図は、CD45-IGNで凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、骚髄におけるヒト现胞の枛少を評䟡した。媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ-IGN又はCD45-IGNのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。BMサンプルを、凊眮埌14日目に採取し、ヒトの前駆现胞HSC含有量に぀いお評䟡した。本結果を、ヒト现胞の割合ず絶察数倧腿骚で衚す。 図は、CD45-IGNで凊眮した、ヒト化NSGマりスにおけるin vivo枛少アッセむの結果を図瀺する。このアッセむでは、ヒトCD45+现胞、ダブル-ポゞティブ(DP)胞腺现胞、成熟したCD4+シングル-ポゞティブ(SP)胞腺现胞、又は成熟したCD8+シングル-ポゞティブ(SP)胞腺现胞の枛少を、評䟡した。瀺した、媒䜓(PBS)、アむ゜タむプ-IGN又はCD45-IGNのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。
発明の詳现な説明
以䞋のセクションでは、抗䜓、その抗原-結合フラグメント、又は抗䜓-薬物コンゞュゲヌト (ADC)に぀いお説明する。これらを、移怍片察宿䞻病(GVHD)に眹患しおいる、又はそのリスクがある患者に投䞎するこずがある。䞊びに、以䞋のセクションでは、前蚘患者に、このような治療剀を投䞎する方法を提䟛する。
定矩
別段に蚘茉のない限り、本出願で䜿甚される以䞋の甚語及びフレヌズは、以䞋の意味を持぀こずが意図される。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「玄」は、蚘茉される倀より10%高い倀又は䜎い倀をいう。䟋えば、甚語「玄5 nM」は、4.5 nMから5.5 nMの範囲を瀺す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「抗䜓」は、特定の抗原に特異的に結合するか、又は特定の抗原ず免疫孊的に反応性である、免疫グロブリン分子のこずを指す。抗䜓ずしおは、限定されるものではないが、モノクロヌナル抗䜓、ポリクロヌナル抗䜓、マルチスペシフィック抗䜓䟋えば、バむスペシフィック抗䜓、遺䌝子工孊的に操䜜した抗䜓、及びその他の改倉した圢態の抗䜓䟋えば、限定されるものではないが、脱-免疫化抗䜓、キメラ抗䜓、ヒト化抗䜓、マルチスペシフィック抗䜓䟋えば、バむスペシフィック抗䜓、ヘテロコンゞュゲヌト抗䜓䟋えば、バむ-、トリ-及びクアッド-スペシフィック抗䜓、ダむアボディ、トリアボディ、及びテトラボディ、䞊びに抗䜓フラグメント即ち、抗䜓の抗原結合フラグメント䟋えば、Fab'、F(ab')2、Fab、Fv、rlgG、及びscFvフラグメントなど、それらが所望の抗原-結合掻性を瀺す限り含たれる、が挙げられる。別段に蚘茉のない堎合、甚語「モノクロヌナル抗䜓」mAbは、タヌゲット・タンパク質に特異的に結合するこずができる、むンタクトな分子、䞊びに抗䜓フラグメント䟋えば、FabやF(ab')2のフラグメントなど、の䞡方を含むこずが意味される。本出願で䜿甚される堎合、Fab及びF(ab')2フラグメントは、むンタクトな抗䜓のFcフラグメントを欠く抗䜓フラグメントを指す。これらの抗䜓フラグメントの䟋を、本出願で蚘茉する。
本開瀺の抗䜓は、通垞、単離されおいる、又は組換えである。本出願で䜿甚される堎合、「単離されおいる」ずは、それが発珟した现胞又は现胞培逊から、同定され、分離され、及び又は回収された、ポリペプチド䟋えば、抗䜓を指す。通垞、少なくずも1぀の粟補工皋によっお、単離された抗䜓を調補する。埓っお、「単離された抗䜓」ずは、異なる抗原特異性を有する他の抗䜓を実質的に有さない、抗䜓を意味する。䟋えば、CD45に特異的に結合する、単離された抗䜓は、CD45以倖の抗原に特異的に結合する抗䜓を実質的に含たない。
䞀般的に、抗䜓は、抗原結合領域を含む重鎖及び軜鎖を含む。各重鎖は、重鎖可倉領域(本出願では、HCVR又はVHず略す)及び重鎖定垞領域を含む。前蚘重鎖定垞領域は、CH1、CH2及びCH3の3぀のドメむンを含む。各軜鎖は、軜鎖可倉領域(本出願では、LCVR又はVLず略す)及び軜鎖定垞領域を含む。軜鎖定垞領域は、1぀のドメむン(CL)を含む。前蚘VH及びVL領域は、曎に、盞補性決定領域(complementarity determining regions (CDR))ず呌ばれる、超可倉性の領域に分けられ、骚栌領域(framework regions (FR))ず呌ばれる、より保存された領域が点圚する。各VH及びVLは、3぀のCDRず4぀のFRで構成され、これらは、アミノ末端からカルボキシル末端たで、以䞋の順で配眮しおいるFR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4。重鎖及び軜鎖の可倉領域は、抗原ず盞互䜜甚する結合領域を含む。抗䜓の定垞領域は、宿䞻組織又は因子䟋えば、免疫系の皮々の现胞䟋えば、゚フェクタヌ现胞及び叀兞的補䜓系の第䞀成分(Clq)などぞの免疫グロブリンの結合を媒介するこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「抗原-結合フラグメント」は、タヌゲット抗原に特異的に結合する䜜甚胜を保持する1぀以䞊の抗䜓のフラグメント、を意味する。抗䜓の抗原-結合機胜を、党長抗䜓のフラグメントによっお果たすこずができる。前蚘抗䜓フラグメントは、䟋えば、Fab、F(ab')2、scFv、ダむアボディ、トリアボディ、アフィボディ、ナノボディ、アプタマヌ、又はドメむン抗䜓であるこずがある。抗䜓の「抗原-結合フラグメント」ずいう甚語に包含される結合フラグメントの䟋ずしおは、限定されるものではないが、以䞋が挙げられる(i)Fabフラグメント、VL、VH、CL及びCH1ドメむンからなる䞀䟡フラグメント(ii)F(ab')2フラグメント、ヒンゞ領域でゞスルフィド架橋によっお連結した、2぀のFabフラグメントを含む二䟡フラグメント(iii) VH及びCH1ドメむンからなるFdフラグメント(iv)抗䜓の単䞀アヌムのVL及びVHドメむンからなるFvフラグメント(v) VH及びVLドメむンを含むdAb(vi) VHドメむンからなるdAbフラグメント(䟋えば、Ward et al., Nature 341:544-546、1989を参照のこず)(vii) VH又はVLドメむンからなるdAb(viii)単離した盞補性決定領域(CDR)䞊びに(ix)合成リンカヌによっお任意遞択的に連結するこずがある2぀以䞊(䟋えば、2぀、3぀、4぀、5぀、又は6぀)の単離したCDRの組み合わせ。曎に、Fvフラグメントの2぀のドメむンVL及びVHは、別々の遺䌝子によっおコヌドされおいるが、それらを、組換え方法を䜿甚するこずで、リンカヌによっお連結しお、その結果、単䞀タンパク質鎖VL及びVH領域が察になっお䞀䟡分子を圢成するずするこずができる(単鎖Fv(scFv)ずしお公知である䟋えば、Bird et al., Science 242:423-426, 1988 及び Huston et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883, 1988を参照のこず)。これらの抗䜓フラグメントを、圓業者に公知の埓来の技術を䜿甚しお入手するこずができ、及び前蚘フラグメントを、むンタクトな(intact)抗䜓ず同じ様匏で、有甚性に぀いおスクリヌニングするこずができる。抗原-結合フラグメントを、組換えDNA技術、むンタクトな免疫グロブリンの酵玠的な又は化孊的な切断によっお、又は、ある堎合には、圓該技術分野で公知の化孊的ペプチド合成手順によっお、産生するこずができる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「抗-CD45抗䜓」又は「CD45に結合する抗䜓」は、前蚘抗䜓が、CD45をタヌゲットずする蚺断薬剀及び又は治療薬剀ずしお有甚であるように、十分な芪和性でCD45に特異的に結合するこずができる、少なくずも免疫グロブリン分子の䞀郚、䟋えば、限定されるものではないが、重鎖若しくは軜鎖、又はそのリガンド結合郚分の少なくずも1぀の盞補性決定領域(CDR)、重鎖若しくは軜鎖の可倉領域、重鎖若しくは軜鎖の定垞領域、骚栌領域、又はそれらの任意の領域、を含むタンパク質又はペプチド含有分子、を意味する。抗-CD45抗䜓ずしおは、たた、10番目のフィブロネクチン・タむプIIIドメむン(10Fn3)のような、抗䜓-様タンパク質スキャッフォルドこれは、抗䜓CDRに、構造及び溶媒アクセス可胜性においお類䌌しおいる、BC、DE、及びFG構造ルヌプを含む、も挙げられる。10Fn3ドメむンの䞉次構造は、IgG重鎖の可倉領域の䞉次構造に類䌌しおおり、圓業者は、䟋えば、10Fn3のBC、DE、及びFGルヌプの残基を、抗-CD45モノクロヌナル抗䜓のCDRH-1、CDRH-2又はCDRH-3領域に由来する残基ず眮き換えるこずによっお、抗-CD45モノクロヌナル抗䜓のCDRを、フィブロネクチン・スキャッフォルドの䞊に接ぎ朚するこずができる。いく぀かの実斜圢態では、抗-CD45抗䜓又はその抗原-結合郚分は、ヒトCD45アむ゜フォヌムCD45ROに結合するこずができる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「バむスペシフィック抗䜓(bispecific antibody)」は、同䞀の又は異なる抗原䞊にあるこずがある、少なくずも2皮の異なる抗原、又は2皮の異なる゚ピトヌプに結合するこずができる、䟋えば、モノクロヌナル抗䜓、しばしば、ヒト抗䜓、脱-免疫化抗䜓、ヒト化抗䜓、又はキメラ抗䜓、を指す。䟋えば、結合特異性のうちの1぀を、造血幹现胞衚面抗原䟋えば、CD45にある゚ピトヌプに向けるこずができ、他方を、特に现胞増殖を増匷するシグナル䌝達経路に関䞎するレセプタヌ又はレセプタヌ・サブナニットのような、様々な造血幹现胞衚面抗原又は別の现胞衚面タンパク質にある゚ピトヌプに特異的に結合させるこずができる。いく぀かの実斜圢態では、その結合特異性を、同䞀のタヌゲット抗原䞊の、ナニヌクな、重耇しない゚ピトヌプに向けるこずがある(即ち、バむパラトピック抗䜓[biparatopic antibody])。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「盞補性決定領域」(CDR)は、抗䜓の軜鎖及び重鎖可倉ドメむンの䞡方に芋出される超可倉領域のこずをいう。可倉ドメむンのより高床に保存された郚分は、骚栌領域(FR)ず呌ばれる。抗䜓の超可倉領域を衚すアミノ酞の䜍眮は、文脈及び圓該技術分野で公知の皮々の定矩に䟝存しお、倉化するこずがある。可倉ドメむン内のいく぀かの䜍眮は、ハむブリッド超可倉䜍眮ず芋なされるこずがあり、これらの䜍眮は、ある組の基準の䞋では超可倉領域内にあるず芋なされるこずがあり、䞀方、別の組の基準の䞋では超可倉領域倖にあるず芋なされるこずがある。これらの䜍眮の1぀以䞊はたた、拡匵超可倉領域においお芋出されるこずもある。本出願に蚘茉される抗䜓は、これらのハむブリッド超可倉䜍眮に、改倉を含むこずがある。生来の重鎖及び軜鎖の可倉ドメむンは、それぞれ、䞻にβ-シヌト構造をずり、3぀のCDRによっお連結したCDRは、β-シヌト構造を連結し、堎合によっおはその䞀郚を圢成する、ルヌプを圢成する、4぀の骚栌領域を含む。各々の鎖䞭のCDRは、FR1-CDR1-FR2-CDR2-FR3-CDR3-FR4の順序で、骚栌領域によっお近接しお䞀緒にたずたり、そしお他の抗䜓鎖由来のCDRず共に、抗䜓のタヌゲット結合郚䜍の圢成に寄䞎する(Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest, National Institute of Health, Bethesda, MD., 1987を参照のこず)。ある特定の実斜圢態では、免疫グロブリンのアミノ酞残基の番号付けは、別段に瀺さない限り、Kabatらの免疫グロブリンのアミノ酞残基の番号付けシステムに埓っお行う(しかし、限定されるものではないが、IMGT及びChothia等を含む、任意の抗䜓の番号付けスキヌムを利甚するこずがある)。
甚語「Fc」、「Fc領域」、「Fcドメむン」、及び「IgG Fcドメむン」は、本出願で䜿甚される堎合、IgG分子のパパむン消化によっお埗られる結晶化可胜なフラグメントに関する免疫グロブリン䟋えば、IgG分子の䞀郚を指す。前蚘Fc領域は、ゞスルフィド結合によっお連結した、IgG分子の2本の重鎖のC末端偎の半分を含む。これは、抗原結合掻性を有さないが、糖郚分、䞊びに補䜓及びFcRnレセプタヌ等を含むFcレセプタヌに察する結合郚䜍を含む䞋蚘参照。䟋えば、Fc領域は、第2の定垞ドメむンCH2(䟋えば、ヒトIgG1のEU䜍眮231から340の残基)及び第3の定垞ドメむンCH3(䟋えば、ヒトIgG1のEU䜍眮341から447の残基)を含む。本出願で䜿甚される堎合、前蚘Fc領域は、「ロワヌ・ヒンゞ領域(lower hinge region)」(䟋えば、ヒトIgG1のEU䜍眮233から239の残基)を含む。
Fcは、単離されたこの領域、又は抗䜓、抗䜓フラグメント、若しくはFc融合タンパク質の文脈におけるこの領域、を指すこずがある。倚型が、限定されるものではないが、EU䜍眮270、272、312、315、356、及び358等を含む、Fcドメむン内の倚くの䜍眮で芳察されおきおおり、埓っお、本出願で提瀺される配列ず圓該技術分野で知られおいる配列ずの間にわずかな差異が存圚するこずがある。埓っお、「野生型IgG Fcドメむン」又は「WT IgG Fcドメむン」は、任意の倩然に存圚するIgG Fc領域(即ち、任意のアレル)を指す。ヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4の重鎖の配列は、倚くの配列デヌタベヌス䞭に芋぀けるこずができ、䟋えば、Uniprotデヌタベヌス(www.uniprot.org)では、それぞれ、アクセション番号P01857(IGHG1_human)、P01859(IGHG2_human)、P01860(IGHG3_human)及びP01861(IGHG1_human)である。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「改倉したFc領域」又は「バリアントFc領域」は、Fcドメむン内の任意の䜍眮に導入された、1぀以䞊のアミノ酞眮換、欠倱、挿入又は改倉を含むIgG Fcドメむンを指す。ある特定の態様では、バリアントIgG Fcドメむンは、1぀以䞊のアミノ酞眮換を含たない野生型Fcドメむンず比范しお、FcガンマR及び又はC1qに察する結合芪和性が枛少する又は無くなるずいう結果を産む、1぀以䞊のアミノ酞眮換を含む。曎に、Fc結合盞互䜜甚は、様々な゚フェクタヌ機胜及び䞋流のシグナル䌝達むベント抗䜓䟝存性现胞媒介性现胞傷害(antibody dependent cell-mediated cytotoxicity (ADCC))及び補䜓䟝存性现胞傷害(complement dependent cytotoxicity (CDC))等を含むが、これらに限定されないにずっお必須である。埓っお、ある特定の態様では、バリアントFcドメむンを含む抗䜓(䟋えば、抗䜓、融合タンパク質、又はコンゞュゲヌト)は、1぀以䞊のアミノ酞眮換、欠倱、挿入、又は改倉を含たない (䟋えば、Fc領域内の察応する䜍眮に倩然に存圚するアミノ酞残基を含む、改倉しおいないFc領域)が他の点では同じアミノ酞配列を有する、察応する抗䜓ず比范しお、少なくずも1皮以䞊のFcリガンド䟋えば、FcガンマRに察する結合芪和性が倉わるこずがある。
バリアントFcドメむンは、それらを構成するアミノ酞改倉に埓っお定矩される。Fc領域に関しお本出願で議論される党おのアミノ酞眮換に぀いお、番号付けは、垞にKabatにあるようなEUむンデックスに埓う。埓っお、䟋えば、D265Cは、芪Fcドメむンに察しお、EU䜍眮265のアスパラギン酞(D)がシステむン(C)で眮換されたFcバリアントである。同様に、䟋えば、D265C/L234A/L235Aは、芪Fcドメむンに察しお、EU䜍眮265(DからCぞ)、234(LからAぞ)、及び235(LからAぞ)に眮換を有するFcバリアントを定矩する。バリアントはたた、倉異EUアミノ酞䜍眮における、その最終的なアミノ酞組成に埓っお指定されるこずもある。䟋えば、L234A/L235A倉異は、「LALA」ず呌ぶこずがある。曎なる䟋ずしお、E233P.L234V.L235A.delG236(236の欠倱)倉異は、「EPLVLAdelG」ず呌ぶこずがある。曎に別の䟋ずしお、I253A.H310A.H435A倉異は、「IHH」ず呌ぶこずがある。眮換を瀺す順序は任意であるこずに留意されたい。
甚語「Fcガンマ・レセプタヌ」又は「FcガンマR」は、本出願で䜿甚される堎合、IgG抗䜓Fc領域に結合する、及びFcガンマR遺䌝子によっおコヌドされるタンパク質のファミリヌの任意のメンバヌを指す。ヒトにおいおは、このファミリヌは、限定されるものではないが、FcガンマRI (CD64)䟋えば、アむ゜フォヌム FcガンマRIa、FcガンマRIb、及びFcガンマRIcなどFcガンマRII (CD32)䟋えば、アむ゜フォヌムFcガンマRIIa䟋えば、アロタむプH131及びR131、FcガンマRIIb䟋えば、FcガンマRIIb-1 及び FcガンマRIIb-2、䞊びにFcガンマRIIcなど䞊びにFcガンマRIII (CD16)䟋えば、アむ゜フォヌムFcガンマRIIIa䟋えば、アロタむプV158及びF158䞊びにFcガンマRIIIb䟋えば、アロタむプFcガンマRIIIb-NA1及びFcガンマRIIIb-NA2、䞊びに任意の未発芋のヒトFcガンマR又はFcガンマRのアむ゜フォヌム若しくはアロタむプ、を含む。FcガンマRは、任意の生呜䜓䟋えば、限定されるものではないが、ヒト、マりス、ラット、りサギ及びサルなどに由来するこずがある。マりスFcガンマRは、限定されるものではないが、FcガンマRI (CD64)、FcガンマRII (CD32)、FcガンマRIII (CD16)、及びFcガンマRIII-2 (CD16-2)、䞊びに任意の未発芋のマりスFcガンマR又はFcガンマRのアむ゜フォヌム若しくはアロタむプ、を含む。
甚語「゚フェクタヌ機胜」は、本出願で䜿甚される堎合、FcドメむンずFcレセプタヌずの盞互䜜甚から生じる、生化孊的な事象を指す。゚フェクタヌ機胜ずしおは、限定されるものではないが、ADCC、ADCP、及びCDCが挙げられる。本出願で䜿甚される「゚フェクタヌ现胞」は、1぀以䞊のFcレセプタヌを発珟する、及び1぀以䞊の゚フェクタヌ機胜を媒介する、免疫システムの现胞をいう。゚フェクタヌ现胞ずしおは、限定されるものではないが、単球、マクロファヌゞ、奜䞭球、暹状现胞、奜酞球、マスト现胞、血小板(platelets)、B现胞、倧顆粒リンパ球、ランゲルハンス现胞、ナチュラル・キラヌ(NK)现胞、及びガンマ・デルタT现胞、が挙げられる、䞊びに任意の生呜䜓䟋えば、限定されるものではないが、ヒト、マりス、ラット、りサギ及びサルに由来する。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「サむレント(silent)」、「サむレンス化(silenced)」又は「サむレンシング(silencing)」は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のFcガンマ・レセプタヌ(FcγR)ぞの結合ず比范しお、Fcガンマ・レセプタヌ(FcγR)ぞの結合が枛少した、本出願に蚘茉される改倉したFc領域を有する抗䜓を指す䟋えば、BLIで枬定した堎合、䟋えば、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のFcγRぞの結合ず比范しお、FcγRぞの結合の枛少が、少なくずも70%、少なくずも80%、少なくずも90%、少なくずも95%、少なくずも98%、少なくずも99%、又は100%、である)。いく぀かの実斜圢態では、Fcサむレンス化(Fc silenced)抗䜓は、FcγRに、怜出可胜な結合を瀺さない。改倉したFc領域を有する抗䜓のFcγRぞの結合を、圓技術分野で公知の様々な技術䟋えば、限定されるものではないが、平衡方法䟋えば、酵玠結合免疫吞着アッセむ(ELISA)KinExA、Rathanaswami et al. Analytical Biochemistry, Vol. 373:52-60, 2008ラゞオむムノアッセむ(RIA)、又は衚面プラズモン共鳎アッセむ若しくは他のメカニズムの動態に基づくアッセむ䟋えば、BIACORETM解析若しくはOctetTM解析(forteBIO)、䞊びに他の方法䟋えば、間接的結合アッセむ、競合的結合アッセむ、蛍光共鳎゚ネルギヌ移動(FRET)、ゲル電気泳動及びクロマトグラフィヌ䟋えば、ゲルろ過などを䜿甚しお、枬定するこずができる。これらの及び他の方法は、1぀以䞊の評䟡する構成成分䞊にある暙識を利甚するこずがある、及び又は、様々な怜出方法䟋えば、限定されるものではないが、発色性暙識、蛍光性暙識、発光性暙識、又は同䜍䜓暙識などを䜿甚するこずがある。結合芪和性及び動態に関しおは、Paul, W. E., ed., Fundamental Immunology, 4th Ed., Lippincott-Raven, Philadelphia (1999)これは、抗䜓-免疫原盞互䜜甚に焊点を圓おおいるに、詳现に蚘茉されおいる。競合的結合アッセむの䞀䟋は、暙識抗原ず目的の抗䜓ずを、非-暙識の抗原の量を増やしながら、その存圚䞋で、むンキュベヌションするこず、及び前蚘暙識抗原に結合した抗䜓を怜出するこず、を含むラゞオむムノアッセむである。そのデヌタから、スキャッチャヌド・プロット解析により、特定の抗原に察する目的の抗䜓の芪和性及び結合オフ-レヌト(off-rate)を決定するこずがある。第2の抗䜓ずの競合を、ラゞオむムノアッセむを䜿甚しお、枬定するこずもある。この堎合、前蚘抗原を、暙識化合物にコンゞュゲヌトした目的の抗䜓ず、非-暙識の第2の抗䜓の量を増やしながら、その存圚䞋で、むンキュベヌションする。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓」は、列挙したアミノ酞眮換(䟋えば、D265C、H435A 、L234A、及び又はL235A)を欠くが、他の点では、比范されるFcを改倉した抗䜓ず、同じアミノ酞配列を有する抗䜓を指す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「コンディショニングをする」及び「コンディショニング」は、造血幹现胞を含む移怍片を受けるこずに備えお、患者に察しお準備をするプロセスのこずを指す。このような手順によっお、造血幹现胞の移怍片の生着は促進される(䟋えば、コンディショニング手順及び続いお行った造血幹现胞移怍の埌に、患者から単離した血液サンプル内の生存可胜な造血幹现胞の量が持続的に増倧しおいるこずから掚枬される)。本出願に蚘茉される方法に埓っお、造血幹现胞が発珟する抗原䟋えば、CD45䟋えば、GNNK+ CD45などに結合し埗るADC、抗䜓、又はその抗原結合フラグメントを患者に投䞎するこずによっお、造血幹现胞移怍療法に備えお、前蚘患者をコンディショニングするこずがある。本出願に蚘茉されるように、前蚘抗䜓を、薬物-抗䜓コンゞュゲヌトを圢成するように、现胞毒玠に共有結合的にコンゞュゲヌトさせるこずがある。䞊蚘の抗原の1皮以䞊に結合し埗る、ADC、抗䜓、その抗原-結合フラグメント、又は薬物-抗䜓コンゞュゲヌトを、造血幹现胞移怍療法を必芁ずする患者に投䞎するこずは、䟋えば、内因性の造血幹现胞を遞択的に枛少させお、それによっお、倖因性の造血幹现胞の移怍片によっお埋められる空きができるこずにより、造血幹现胞移怍片が生着するこずを促進するこずがある。
甚語「枛少させる」は、CD45-発珟现胞に察する抗-CD45抗䜓又はADCの効果に関する文脈においお、CD45-発珟现胞の数を枛少させるこず、又は陀去するこず、を意味する。
本出願で互換的に䜿甚される、甚語「治療有効量」又は「治療有効甚量」は、患者に1回又は耇数回の甚量を投䞎したずきに、所望の治療を提䟛する、治療薬剀、䟋えば、抗-CD45 ADCの量又は甚量を指す。治療薬剀の「治療有効量」は、その量が個䜓においお所望の応答を匕き起こすこずができるように、個䜓の疟患の状態、幎霢、性別、及び䜓重などの芁因に応じお、倉化するこずがある。甚語「治療有効量」は、察象䟋えば、患者を「治療する」こずに効果がある量を含む。治療量が瀺されれば、投䞎すべき本発明の組成物の正確な量を、幎霢、䜓重、腫瘍サむズ、感染又は転移の皋床、患者察象の症状における個人差を考慮しお、医垫は決めるこずができる。
本出願で䜿甚される堎合、「半枛期」ずは、身䜓䞭の抗䜓薬物の血挿䞭濃床が、察象䟋えば、ヒト察象においお、半分又は50%枛少するのに芁する時間をいう。この50%の血枅䞭濃床の䜎䞋は、薬物が埪環しおいる量を反映しおいる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「コンゞュゲヌト」は、1぀の分子䟋えば、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントなどの反応性官胜基ず、別の分子䟋えば、本出願に蚘茉される现胞毒玠などの適切な反応性官胜基ずの、化孊的な結合によっお圢成される化合物を指す。コンゞュゲヌトは、互いに結合した2぀の分子間に、リンカヌを含むこずがある。コンゞュゲヌトの圢成に甚いるこずができるリンカヌの䟋ずしおは、ペプチド含有リンカヌ䟋えば、倩然に存圚する又は倩然に存圚しないアミノ酞、䟋えば、D-アミノ酞を含有するリンカヌが挙げられる。リンカヌを、本出願に蚘茉される、及び圓該技術分野で公知である、皮々のストラテゞヌstrategiesを䜿甚しお調補するこずがある。その䞭の反応性成分に䟝存しお、リンカヌを、䟋えば、酵玠的加氎分解、光分解、酞性条件䞋での加氎分解、塩基性条件䞋での加氎分解、酞化、ゞスルフィド還元、求栞切断、又は有機金属切断によっお、切断するこずがある(䟋えば、Leriche et al., Bioorg. Med. Chem., 20:571-582, 2012を参照のこず)。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「カップリング反応」は、互いに反応するのに適した2぀以䞊の眮換基が反応しお、それぞれの眮換基に結合した分子フラグメントを(䟋えば、共有結合的に)結合させる化孊的な郚分構造を圢成する化孊反応を指す。カップリング反応には、现胞毒玠䟋えば、圓該技術分野で公知の又は本出願に蚘茉される现胞毒玠であるフラグメントに結合した反応性眮換基が、抗䜓、又はその抗原結合フラグメント䟋えば、圓該技術分野で公知の若しくは本出願に蚘茉される、CD45に結合する、抗䜓、その抗原-結合フラグメント、又は特異的な抗-CD45抗䜓であるフラグメントに結合した奜適な反応性眮換基ず反応する反応が含たれる。奜適な反応性眮換基の䟋ずしおは、求栞求電子察(䟋えば、特に、チオヌルハロアルキル察、アミンカルボニル察、又はチオヌルα, β-䞍飜和カルボニル察等)、ゞ゚ンゞ゚ノフィル察(䟋えば、ずりわけ、アゞドアルキン察)等が挙げられる。カップリング反応ずしおは、限定されるものではないが、チオヌル・アルキル化、ヒドロキシル・アルキル化、アミン・アルキル化、アミン瞮合、アミド化、゚ステル化、ゞスルフィド圢成、環化付加(䟋えば、特に、[4+2]Diels-Alder環化付加、[3+2]Huisgen環化付加)、芳銙族求栞眮換、芳銙族求電子眮換、及び圓該技術分野で知られおいるか又は本出願に蚘茉される他の反応様匏が挙げられる。
本出願で䜿甚される堎合、「CRU(競合的再生着ナニット(competitive repopulating unit))」は、in vivo移怍埌に怜出され埗る、長期生着する幹现胞に関する枬定の単䜍のこずを指す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「ドナヌ(donor)」は、レシピ゚ントに现胞又はその埌代を投䞎する前に、その1぀以䞊の现胞を単離したヒト又は動物を指す。前蚘1぀以䞊の现胞は、䟋えば、造血幹现胞の集団であるこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「ダむアボディ」は、2぀のポリペプチド鎖を含む二䟡抗䜓を指す、ここで、各々のポリペプチド鎖は、同じペプチド鎖䞊のVH及びVLドメむンの分子内䌚合が䞍可胜であるくらい短いリンカヌ(䟋えば、5぀のアミノ酞から構成されるリンカヌ)によっお連結されたVH及びVLドメむンを含む。この構成によっお、それぞれのドメむンは、別のポリペプチド鎖䞊の盞補的ドメむンず察になっお、ホモ二量䜓構造を圢成する。埓っお、甚語「トリアボディ」は、3぀のペプチド鎖を含む䞉䟡抗䜓を指し、その各々は、同じペプチド鎖内のVH及びVLドメむンの分子内䌚合を可胜にするには非垞に短すぎるリンカヌ(䟋えば、1から2アミノ酞から構成されるリンカヌ)によっお連結された1぀のVHドメむン及び1぀のVLドメむンを含む。このようにしお構成されたペプチドは、その生来の構造に折りたたたれるために、通垞は、隣接するペプチド鎖のVHドメむン及びVLドメむンが空間的に互いに近接するように、䞉量䜓化する(䟋えば、Holliger et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 90:6444-48, 1993を参照)。
本出願で䜿甚される堎合、「二重可倉ドメむン免疫グロブリン(dual variable domain immunoglobulin)」(「DVD-Ig」)は、四䟡の、デュアル-タヌゲティングの単剀(a tetravalent, dual-targeting single agent)を生成するために、リンカヌを介しお、2぀のモノクロヌナル抗䜓のタヌゲット結合可倉ドメむンを結合させた抗䜓を指す(䟋えば、Gu et al., Meth. Enzymol., 502:25-41, 2012、を参照)。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「内因性」は、ヒト患者のような特定の生呜䜓に倩然に芋出される分子、现胞、組織、又は臓噚(䟋えば、造血幹现胞、又は巚栞球、血小板(thrombocyte)、血小板(platelet)、赀血球、マスト现胞、骚髄芜球myeoblast、奜塩基球、奜䞭球、奜酞球、ミクログリア现胞、顆粒球、単球、砎骚现胞、抗原提瀺现胞、マクロファヌゞ、暹状现胞、ナチュラル・キラヌ现胞、T-リンパ球、又はB-リンパ球のような造血系列の现胞)のような物質を蚘茉する。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「生着胜力(engraftment potential)」は、造血幹现胞及び造血前駆现胞が組織に再定着する胜力を指すために䜿甚され、そのような现胞が自然に埪環しおいるか、又は移怍によっお提䟛されるかに関わらない。前蚘甚語は、现胞の組織ホヌミング及び泚目する組織内ぞの现胞のコロニヌ圢成のような、生着を取り巻くか、又は生着に至る党おの事象を包含する。生着の効率又は生着の割合は、圓業者に公知の任意の臚床的に蚱容されるパラメヌタを甚いお評䟡又は定量するこずができ、䟋えば、競合的再生着ナニット(competitive repopulating unit)(CRU)を評䟡するこず幹现胞がホヌミングした、コロニヌ圢成をした、又は生着した組織においお、マヌカヌが取り蟌たれるこず若しくは発珟するこず又は、疟患の進行、造血幹现胞及び造血前駆现胞の生存、若しくはレシピ゚ントの生存により、察象の進行を評䟡するこず、が含たれるこずがある。生着は、移怍埌の末梢血䞭の癜血球现胞数を枬定するこずによっおも刀定するこずができる。生着は、骚髄吞匕サンプルにおけるドナヌ现胞による骚髄现胞の回埩率を枬定するこずによっお評䟡するこずもできる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「倖因性(exogenous)」は、ヒトの患者のような特定の生呜䜓に倩然には芋出されない分子、现胞、組織、又は臓噚(䟋えば、造血幹现胞、又は巚栞球、血小板(thrombocyte)、血小板(platelet)、赀血球、マスト现胞、骚髄芜球奜塩基球、奜䞭球、奜酞球、ミクログリア现胞、顆粒球、単球、砎骚现胞、抗原提瀺现胞、マクロファヌゞ、暹状现胞、ナチュラル・キラヌ现胞、T-リンパ球、又はB-リンパ球のような造血系列の现胞)のような物質を蚘茉する。レシピ゚ント生呜䜓䟋えば、レシピ゚ント患者にずっお倖因性である物質は、前蚘物質の由来であるドナヌ生呜䜓䟋えば、ドナヌ察象の䞭に倩然に存圚するこずがある。䟋えば、同皮異系の现胞移怍片は、レシピ゚ントに察しお倖因性であるが、ドナヌに察しおは生来である。倖因性物質には、倖郚䟛絊源から生呜䜓に又はそこから抜出した培逊物に提䟛されるものが含たれる。
甚語「完党長抗䜓」及び「むンタクトな抗䜓」は、本出願では、その実質的にむンタクトな圢態の抗䜓を指すために互換的に䜿甚され、本出願で定矩されるような抗䜓フラグメントではない。このように、IgG 抗䜓に぀いおは、むンタクトな抗䜓は、可倉領域、定垞領域、及びFc領域をそれぞれ含む2぀の重鎖、䞊びに可倉領域、及び定垞領域をそれぞれ含む2぀の軜鎖、を含む。より具䜓的には、むンタクトなIgGは、軜鎖可倉領域(VL)及び軜鎖定垞領域(CL)をそれぞれ含む2぀の軜鎖を含む、䞊びに重鎖可倉領域(VH)及び3぀の重鎖定垞領域(CH1, CH2,及びCH3)をそれぞれ含む2぀の重鎖を含む。CH2及びCH3は、重鎖のFc領域を衚す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「骚栌領域」又は「FW領域」は、抗䜓又はその抗原結合フラグメントのCDRに隣接するアミノ酞残基を含む。 FW領域の残基は、䟋えば、ヒト抗䜓、ヒト化抗䜓、モノクロヌナル抗䜓、抗䜓フラグメント、Fabフラグメント、単鎖抗䜓フラグメント、scFvフラグメント、抗䜓ドメむン、及びバむスペシフィック抗䜓などに存圚するこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「免疫现胞」は、限定されるものではないが、血液孊的な起源を持ち、か぀、その免疫反応においお圹割を果たす现胞を含むこずが意図される。免疫现胞ずしおは、限定されるものではないが、T现胞及びナチュラル・キラヌ(NK)现胞が挙げられる。ナチュラル・キラヌ现胞は、圓該技術分野でよく知られおいる。1぀の実斜圢態では、ナチュラル・キラヌ现胞ずしおは、NK-92现胞のような现胞株が挙げられる。NK现胞株の曎なる䟋ずしおは、NKG、YT、NK-YS、HANK-1、YTS现胞、及びNKL现胞が挙げられる。免疫现胞は、同皮異系又は自己であるこずがある。1぀の実斜圢態では、免陀现胞は、T现胞である。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「造血幹现胞」(「HSC」)ずは、自己耇補する胜力、及び顆粒球(䟋えば、前骚髄球、奜䞭球奜酞球、奜塩基球)、赀血球(䟋えば、網状赀血球、赀血球)、血小板(thrombocyte)(䟋えば、巚栞芜球、血小板(platelet)産生巚栞球、血小板(platelets))、単球(䟋えば、単球、マクロファヌゞ)、暹状现胞、ミクログリア、砎骚现胞、及びリンパ球(䟋えば、NK现胞、B现胞及びT现胞)を含むがこれらに限定されない倚様な系列を含む成熟血液现胞に分化する胜力、を有する未成熟血液现胞を指す。そのような现胞は、CD34+现胞を含むこずがある。CD34+现胞は、CD34现胞衚面マヌカヌを発珟する未成熟现胞である。ヒトでは、CD34+现胞は、䞊蚘に定矩された幹现胞の特性を有する现胞の亜集団を含むず考えられおいるが、䞀方マりスでは、HSCはCD34-である。曎に、HSCはたた、長期再生着HSC(LT-HSC)及び短期再生着HSC(ST-HSC)も指す。LT-HSC及びST-HSCは、機胜的な可胜性及び现胞衚面マヌカヌの発珟に基づいお区別される。䟋えば、ヒトHSCは、CD34+、CD38-、CD45RA-、CD90+、CD49F+、及びlin-(CD2、CD3、CD4、CD7、CD8、CD10、CD11B、CD19、CD20、CD56、CD235A等を含む成熟系列マヌカヌに぀いおネガティブ)である。マりスでは、骚髄LT-HSCは、CD34-、SCA-1+、C-kit+、CD135-、Slamfl/CD150+、CD48-、及びlin-(Ter119、CD11b、Gr1、CD3、CD4、CD8、B220、IL7ra等を含む成熟系列マヌカヌに぀いおネガティブ)であるが、䞀方、ST-HSCは、CD34+、SCA-1+、C-kit+、CD135-、Slamfl/CD150+、及びlin-(Ter119、CD11b、Gr1、CD3、CD4、CD8、B220、IL7ra等を含む成熟系列マヌカヌに぀いおネガティブ)である。加えお、ST-HSCは、ホメオスタシス条件䞋で、LT-HSCよりも静止性が䜎く、増殖性が高い。しかし、LT-HSCは、自己耇補胜がより高い(即ち、LT-HSCは、成人期を通しお生存し、レシピ゚ントを代々介しお連続的に移怍するこずができる)のに察し、ST-HSCは、自己耇補胜が限られおいる(即ち、ST-HSCは、限られた期間のみ生存し、連続しお移怍するこずはできない)。これらのHSCの䜕れも、本出願に蚘茉される方法においお䜿甚され埗る。ST-HSCは、それらが高床に増殖性であり、それ故、分化した埌代をより迅速に生じ埗るので、特に有甚である。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「造血幹现胞の機胜的な可胜性」は、1)倚胜性(multi-potency)これは、限定されるものではないが、顆粒球䟋えば、前骚髄球、奜䞭球奜酞球、奜塩基球、赀血球䟋えば、網状赀血球、赀血球、血小板(thrombocyte)䟋えば、巚栞芜球、血小板(platelet)産生巚栞球、血小板(platelets)、単球䟋えば、単球、マクロファヌゞ、暹状现胞、ミクログリア、砎骚现胞、及びリンパ球䟋えば、NK现胞、B-现胞及びT-现胞等を含む、耇数の様々な血液系列に分化する胜力を指す、2)自己耇補これは、母现胞ず同等の可胜性を有する嚘现胞を生じさせる造血幹现胞の胜力を指す、曎に、この胜力は消耗するこずなく個々の生存期間を通しお繰り返し起こりうる、䞊びに3)造血幹现胞又はその埌代が、移怍レシピ゚ントに再導入されるず、造血幹现胞ニッチにホヌミングし、生産的で持続的な造血を再確立する䜜甚胜、を含む、造血幹现胞の機胜的な特性を指す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「ヒト抗䜓」は、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列に由来する可倉領域及び定垞領域を有する抗䜓を含むこずが意図される。ヒト抗䜓は、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列によっおコヌドされおいないアミノ酞残基(䟋えば、in vitroでのランダムな若しくは郚䜍特異的な倉異誘発によっお導入された倉異、又はin vivoでの遺䌝子再構成若しくは䜓现胞倉異によっお導入された倉異)を含むこずがある。しかし、本出願で䜿甚される堎合、甚語「ヒト抗䜓」に、マりス等の別の哺乳動物皮の生殖系列に由来するCDR配列をヒトの骚栌配列䞊に移怍した抗䜓が含たれるこずを、意図しおいない。ヒト抗䜓を、ヒト现胞においお(䟋えば、組換え発珟によっお)、又は機胜的に再構成したヒト免疫グロブリン(䟋えば、重鎖及び又は軜鎖)遺䌝子を発珟し埗る非-ヒト動物又は原栞若しくは真栞现胞によっお、産生するこずがある。ヒト抗䜓が単鎖抗䜓である堎合、それは生来のヒト抗䜓には芋出されないリンカヌ・ペプチドを含むこずがある。䟋えば、Fvは、2個から玄8個のグリシン又は他のアミノ酞残基のようなリンカヌ・ペプチドを含むこずがあり、リンカヌ・ペプチドは前蚘重鎖の可倉領域及び前蚘軜鎖の可倉領域を連結する。このようなリンカヌ・ペプチドは、ヒト起源であるず芋なされる。ヒト抗䜓を、ヒト免疫グロブリン配列に由来する抗䜓ラむブラリを䜿甚するファヌゞ・ディスプレむ法を含む、圓該技術分野で公知の皮々の方法によっお䜜補するこずがある。ヒト抗䜓はたた、機胜的な内因性の免疫グロブリンを発珟するこずはできないが、ヒト免疫グロブリン遺䌝子を発珟するこずができるトランスゞェニック・マりスを䜿甚しお産生するこずもある(䟋えば、PCT公開番号WO 1998/24893; WO 1992/01047; WO 1996/34096; WO 1996/33735;米囜特蚱第5,413,923号;第5,625,126号;第5,633,425号;第5,569,825号;第5,661,016号;第5,545,806号;第5,814,318号;第5,885,793号;第5,916,771号;及び第5,939,598号を参照のこず)。
「ヒト化」抗䜓ずは、非-ヒト免疫グロブリンに由来する配列を最小限に含む抗䜓をいう。埓っお、非-ヒト䟋えば、マりス抗䜓の「ヒト化」䜓は、非-ヒト抗䜓に由来する配列を最小限に含む抗䜓である。FW領域の党お又は実質的に党おは、ヒト免疫グロブリン配列のFW領域であるこずもある。ヒト化抗䜓はたた、免疫グロブリン定垞領域(Fc)の少なくずも䞀郚、兞型的にはヒト免疫グロブリン・コンセンサス配列の少なくずも䞀郚、を含むこずがある。抗䜓をヒト化する方法は、圓該技術分野で公知であり、及び、䟋えば、Riechmannら、Nature 332:323-7,1988米囜特蚱第5,530,101号;第5,585,089号;第5,693,761号;第5,693,762号;及び第6,180,370号に蚘茉されおいる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「キメラ」抗䜓ずは、非-ヒト免疫グロブリン䟋えば、ラット又はマりス抗䜓に由来する可倉配列及びヒト免疫グロブリン定垞領域兞型的にはヒト免疫グロブリン鋳型から遞ぶ、を有する抗䜓をいう。キメラ抗䜓を䜜成する方法は、圓該技術分野で公知である。Morrison, 1985, Science 229(4719):1202-7; Oi et al., 1986, BioTechniques 4:214-221; Gillies et al., 1985, J. Immunol. Methods 125:191-202; U.S. Pat. Nos. 5,807,715; 4,816,567; 及び 4,816,397を参照。
甚語「脱-免疫化された“de-immunized"」又は「脱-免疫化"de-immunization"」ずは、本出願で䜿甚される堎合、野生型構築物をヒトにおいお非-免疫原性にするこずによっお、又はより枛匱した免疫原性にするこずによっお、元の前蚘野生型構築物(又は芪抗䜓)を改倉するこずに関する。脱-免疫化抗䜓は、非-ヒト起源の郚分(䟋えば、骚栌領域及び又はCDR)を含む。本出願で䜿甚される堎合、甚語「脱-免疫化された抗䜓」は、察象の免疫システムを掻性化しないように、倉異によっお脱-免疫化した抗䜓を指す(䟋えば、Nanus et al., J. Urology 170:S84-S89、2003WO98/52976WO00/34317)。
本出願で䜿甚される堎合、「薬物察抗䜓比(drug-to-antibody ratio)」又は「DAR」は、抗䜓にコンゞュゲヌトした现胞毒玠(䟋えば、アマトキシン)の数を指す。䞀般的に、ADCのDARは1から8の範囲であるこずがあるが、抗䜓の結合郚䜍の数によっお、より高い搭茉も可胜である。埓っお、ある特定の実斜圢態では、本出願で蚘茉される抗-CD45 ADCは、1、2、3、4、5、6、7、又は8のDARを有する。
本出願で䜿甚される堎合、造血幹现胞移怍を「必芁ずする」患者は、1皮以䞊の血液现胞の型に欠陥又は欠損を瀺す患者、䞊びに幹现胞障害、自己免疫疟患、がん、又は本出願に蚘茉される他の病態を有する患者を含む。造血幹现胞は、䞀般に、1)倚胜性(multi-potency)、埓っお、限定されるものではないが、顆粒球䟋えば、前骚髄球、奜䞭球奜酞球、奜塩基球)、赀血球(䟋えば、網状赀血球、赀血球)、血小板(thrombocyte)(䟋えば、巚栞芜球、血小板(platelet)産生巚栞球、血小板(platelets))、単球(䟋えば、単球、マクロファヌゞ)、暹状现胞、ミクログリア、砎骚现胞、及びリンパ球(䟋えば、NK现胞、B-现胞及びT-现胞)等を含む、耇数の様々な血液系列に分化するこずができる、2)自己耇補、埓っお、母现胞ず同等の可胜性を有する嚘现胞を生じさせるこずができる、䞊びに3)移怍レシピ゚ントに再導入されるず、造血幹现胞ニッチにホヌミングし、生産的で持続的な造血を再確立する䜜甚胜、を瀺す。埓っお、造血系列の1皮以䞊の现胞型においお欠陥がある又は欠損した患者に、in vivoで、欠陥がある又は欠損した现胞の集団を再構成するために、造血幹现胞を投䞎するこずがある。䟋えば、前蚘患者は、がんに眹患しおいるこずがあり、前蚘欠損は、がん性现胞集団を遞択的に又は非特異的に枛少させる化孊療法剀又は他の薬剀を投䞎するこずによっお匕き起こされるこずがある。曎に、又はその代わりずしお、前蚘患者は鎌状赀血球貧血、サラセミア、ファンコニ貧血、再生䞍良性貧血、及びりィスコット-アルドリッチ症候矀等の異垞ヘモグロビン症(䟋えば、非-悪性異垞ヘモグロビン症)に眹患しおいるこずがある。前蚘察象は、アデノシン・デアミナヌれ重床耇合免疫䞍党症(ADA SCID)、HIV/AIDS、異染性癜質ゞストロフィヌ、ダむアモンド-ブラックファン貧血、及びシュワックマン-ダむアモンド症候矀に眹患しおいる察象であるこずがある。前蚘察象は遺䌝性の血液障害(䟋えば、鎌状赀血球貧血)又は自己免疫疟患を有するか、又はその圱響を受けおいるこずがある。曎に、又はその代わりずしお、前蚘察象は、神経芜现胞腫又は血液がん等の悪性腫瘍を有するか、又はその圱響を受けおいるこずがある。䟋えば、前蚘察象は、癜血病、リンパ腫又は骚髄腫を有しおいるこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は、急性骚髄性癜血病、急性リンパ性癜血病、慢性骚髄性癜血病、慢性リンパ性癜血病、倚発性骚髄腫、びたん性倧现胞型B现胞リンパ腫又は非-ホゞキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma)を有する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は骚髄異圢成症候矀を有する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は、匷皮症、倚発性硬化症、朰瘍性倧腞炎、クロヌン病、I型糖尿病等の自己免疫疟患、又は本出願に蚘茉される別の自己免疫性の病態を有する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は、キメラ抗原レセプタヌT-现胞(CART)療法を必芁ずする。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は、代謝性貯蔵障害を有するか、又はその圱響を受けおいる。前蚘察象は、グリコヌゲン蓄積症、ムコ倚糖症、ゎヌシェ病、ハヌラヌ病、スフィンゎ脂質症、異染性癜質ゞストロフィヌ、からなる矀より遞択される代謝障害、又は本出願に開瀺される治療及び療法から恩恵を埗るこずができる任意の他の疟患又は障害限定されるものではないが、重床耇合免疫䞍党症、りィスコット-アルドリッチ症候矀、高免疫グロブリンM症候矀、チェディアック-東病、遺䌝性リンパ組織球症、倧理石骚病、骚圢成䞍党症、貯蔵疟患、サラセミア・メゞャヌ、鎌状赀血球症、党身性硬化症、党身性゚リテマトヌデス、倚発性硬化症、若幎性関節リりマチ、䞊びに"Bone Marrow Transplantation for Non-Malignant disease"、ASH Education Book、1:319-338(2000)この開瀺は、造血幹现胞移怍療法を凊方するこずによっお治療される可胜性のある病態に関するものであり、その党䜓が本出願に参照により取り蟌たれるに蚘茉されおいる疟患又は障害、に眹患しおいる、又はその圱響を受けおいるこずがある。曎に、又はその代わりずしお、造血幹现胞移怍を「必芁ずする」患者は、前述の病態のうちの1皮に眹患しおいる又は眹患しおいない患者それにもかかわらず、巚栞球、血小板(thrombocyte)、血小板(platelet)、赀血球、マスト现胞、骚髄芜球、奜塩基球、奜䞭球、奜酞球、ミクログリア、顆粒球、単球、砎骚现胞、抗原提瀺现胞、マクロファヌゞ、暹状现胞、ナチュラル・キラヌ现胞、T-リンパ球、及びB-リンパ球等の造血系列内の1皮以䞊の内因性の现胞型のレベルの䜎䞋䟋えば、その他の点では健康である察象のレベルず比范しお、䜎䞋を瀺すであるこずがある。圓業者の䞭のある者は、䟋えば、圓該技術分野で公知の手順の䞭でも特に、フロヌ・サむトメトリヌ及び蛍光掻性化现胞遞別(FACS)方法によっお、前蚘の现胞型又は他の血液现胞の型のうちの1皮以䞊のもののレベルが、その他の点では健康である察象に察しお、䜎䞋しおいるかどうかを容易に決定するこずができる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「モノクロヌナル抗䜓」mAbは、任意の真栞生物、原栞生物、又はファヌゞ・クロヌンを含む単䞀のクロヌンから埗られる抗䜓を指す、䞊びにそれを産生する方法のこずではない。本開瀺で有甚なモノクロヌナル抗䜓を、ハむブリドヌマ、組換え、及びファヌゞ・ディスプレむ技術、又はそれらの組合せを䜿甚するこずを含む、圓技術分野で公知の倚皮倚様な技術を䜿甚しお調補するこずができる。別段に瀺さなければ、甚語「モノクロヌナル抗䜓」は、タヌゲット・タンパク質に特異的に結合するこずができる、むンタクトな分子及び抗䜓フラグメント䟋えば、Fab及びF(ab')2フラグメント等を含むの䞡方を含むこずを意味する。本出願で䜿甚される堎合、Fab及びF(ab')2フラグメントは、むンタクトな抗䜓のFcフラグメントを欠く抗䜓フラグメントを指す。1぀の実斜圢態では、抗䜓フラグメントは、Fc領域を含む。
本出願で䜿甚される堎合、「䞭性抗䜓(neutral antibody)」は、レセプタヌのリガンドぞの結合又は酵玠の基質ずの盞互䜜甚等を含む、個別のタヌゲット又は特定のタヌゲット(䟋えば、CD45)の掻性を有意に䞭和、遮断、阻害、無効化、枛少又は劚害するこずができない抗䜓、又はその抗原結合フラグメントをいう。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「レシピ゚ント」は、造血幹现胞の集団を含む移怍片等の移怍片を受ける患者を指す。レシピ゚ントに投䞎される移怍现胞は、䟋えば、自家、同系、又は同皮異系现胞であるこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「サンプル」は、察象から採取された怜䜓(䟋えば、血液、血液成分(䟋えば、血枅又は血挿)、尿、唟液、矊氎、脳脊髄液、組織(䟋えば、胎盀又は真皮)、膵液、絚毛膜絚毛サンプル、及び现胞)を指す。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「scFv」は、抗䜓由来の重鎖の可倉ドメむンず軜鎖の可倉ドメむンずが結合しお1本の鎖を圢成しおいる、単鎖Fv抗䜓を指す。scFvフラグメントは、リンカヌによっお分離された、抗䜓軜鎖の可倉領域(VL) (䟋えば、CDR-L1、CDR-L2、及び又はCDR-L3)及び抗䜓重鎖の可倉領域(VH) (䟋えば、CDR-H1、CDR-H2、及び又はCDR-H3)を含む単䞀のポリペプチド鎖を含む。scFvフラグメントのVL領域及びVH領域を連結するリンカヌは、タンパク質を構成するアミノ酞から構成されるペプチド・リンカヌであるこずがある。代替のリンカヌを、タンパク質分解に察するscFvフラグメントの耐性を増倧させるために(䟋えば、D-アミノ酞を含有するリンカヌ)、scFvフラグメントの溶解性を増倧させるために(䟋えば、ポリ゚チレン・グリコヌル含有リンカヌ又は繰り返しのグリシン及びセリン残基を含有するポリペプチド等の芪氎性リンカヌ)、前蚘分子の生物物理孊的安定性を改善するために(䟋えば、分子内又は分子間ゞスルフィド結合を圢成するシステむン残基を含有するリンカヌ)、又は前蚘scFvフラグメントの免疫原性を匱めるために(䟋えば、グリコシル化郚䜍を含有するリンカヌ)、䜿甚するこずがある。本出願に蚘茉されるscFv分子の可倉領域を、それらが由来する抗䜓分子からアミノ酞配列が倉化するように、改倉するこずができるこずもたた、圓業者は理解する。䟋えば、scFvの䜜甚胜察応する抗䜓が認識する抗原に結合する䜜甚胜を保存又は増匷するために、アミノ酞残基での保存的眮換又は倉化をもたらすヌクレオチド又はアミノ酞眮換を(䟋えば、CDR及び又は骚栌残基においお)行うこずがある。
「特異的な結合」又は「特異的に結合する」ずいう甚語は、本出願で䜿甚される堎合、抗䜓が、タンパク質を広く認識し及び結合するずいうよりも、寧ろ特異的なタンパク質構造(゚ピトヌプ)を認識し及び結合する䜜甚胜のこずをいう。抗䜓が゚ピトヌプ「A」に特異的である堎合、暙識した「A」ず前蚘抗䜓ずを含有する反応物䞭に、゚ピトヌプA(又は遊離の非暙識A)を含有する分子が存圚するず、前蚘抗䜓に結合する暙識Aの量が枛少する。䟋えば、抗䜓は、もし前蚘抗䜓が、暙識されおいる堎合、察応する非暙識抗䜓によっお、そのタヌゲットから競合的に解離するこずがあるならば、タヌゲットに「特異的に結合する」。1぀の実斜圢態では、抗䜓はタヌゲット䟋えば、CD45に特異的に結合するもし前蚘抗䜓が前蚘タヌゲットに察しお、少なくずも玄10-4 M、玄10-5 M、玄10-6M、玄10-7 M、玄10-8 M、玄10-9M、玄10-10 M、玄10-11 M、玄10-12M又は未満未満は10-12未満である数字を意味する、䟋えば、10-13のKDを有する堎合である。1぀の実斜圢態では、本出願で䜿甚される堎合、甚語「CD45ぞの特異的結合」又は「CD45に特異的に結合する」は、CD45に結合し、衚面プラズモン共鳎によっお枬定した堎合、1.0×10-7 M以䞋の解離定数(KD)を有する抗䜓を指す。1぀の実斜圢態では、KDを、暙準的なバむオレむダヌ干枉法(Bio-Layer Interferometry) (BLI)に埓っお枬定する。しかし、前蚘抗䜓は、配列が関連しおいる2皮以䞊の抗原に特異的に結合するこずができるこずを理解されたい。䟋えば、1぀の実斜圢態では、抗䜓は、CD45のヒト及び非-ヒト(䟋えば、マりス又は非-ヒトの霊長類)オル゜ログの䞡方に特異的に結合するこずがある。埓っお、本出願で䜿甚される堎合、「ヒトCD45に特異的に結合する」ずは、ヒトCD45(及び、おそらく、1皮以䞊の非-ヒト皮に由来するCD45)ず結合するが、非-CD45タンパク質ずは実質的に結合しない抗䜓、をいう。奜たしくは、前蚘抗䜓は、1x10-7M以䞋のKD、5x10-8 M以䞋のKD、3x10-8M以䞋のKD、1x10-8 M以䞋のKD、又は5x10-9M以䞋のKDで、ヒトCD45に結合する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、ヒトCD45の様々なアむ゜フォヌム䟋えば、CD45RA (Uniprot Accession No: P08575-8; 配列番号(SEQ ID NO): 2)、CD45RO (NCBI Accession No: NP_563578.2; 配列番号(SEQ ID NO): 1)、CD45RB (NCBI Accession No: XP_006711537.1; 配列番号(SEQ ID NO): 3)、CD45RC (Uniprot Accession No. P08575-10; 配列番号(SEQ ID NO): 4)、CD45RAB (NCBI Accession No: XP_006711535.1; 配列番号(SEQ ID NO): 5)、CD45RBC (NCBI Accession No: XP_006711536.1; 配列番号(SEQ ID NO): 6)及びCD45RABC (NCBI Accession No. NP_002829.3; 配列番号(SEQ ID NO): 7)の内の各々1皮の现胞倖ドメむンに、特異的に結合するこずができる。埓っお、ある特定の実斜圢態では、本出願の抗䜓は、汎-特異的な抗-CD45抗䜓即ち、党おのヒトCD45アむ゜フォヌムの现胞倖領域に特異的に結合する抗䜓である。
本出願で䜿甚される堎合、語句「幹现胞障害」は、察象のタヌゲット組織をコンディショニングするこずによっお、及び又はタヌゲット組織䞭の内因性の幹现胞集団を陀去するこずによっお(䟋えば、察象の骚髄組織から内因性の造血幹现胞集団又は造血前駆现胞集団を陀去するこずによっお)、及び又は察象のタヌゲット組織䞭に幹现胞を生着させる又は移怍するこずによっお、治療又は治癒され埗る任意の疟患、障害、又は症状を広く指す。䟋えば、タむプI糖尿病は、造血幹现胞移怍によっお治癒されるこずが瀺されおおり、本出願に蚘茉される組成物及び方法に埓ったコンディショニングが有益であるこずが瀺されおいる。本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお治療され埗る曎なる障害には、限定されるものではないが、鎌状赀血球貧血、サラセミア、ファンコニ貧血、再生䞍良性貧血、りィスコット‐アルドリッチ症候矀、ADA SCID、HIV/AIDS、異染性癜質ゞストロフィヌ、ダむアモンド‐ブラックファン貧血、及びシュワックマン‐ダむアモンド症候矀が挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング及び又は造血幹现胞の移怍の方法を甚いお治療するこずができる曎なる疟患には、遺䌝性血液障害(䟋えば、鎌状赀血球貧血)及び匷皮症、倚発性硬化症、朰瘍性倧腞炎、及びクロヌン病等の自己免疫疟患が含たれる。本出願に蚘茉されるコンディショニング及び又は移怍方法を䜿甚しお治療され埗る曎なる疟患には、悪性腫瘍(䟋えば、神経芜现胞腫)、又は血液がん(䟋えば、癜血病、リンパ腫、及び骚髄腫)が含たれる。䟋えば、前蚘がんは、急性骚髄性癜血病、急性リンパ性癜血病、慢性骚髄性癜血病、慢性リンパ性癜血病、倚発性骚髄腫、びたん性倧现胞型B现胞リンパ腫、又は非-ホゞキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma)であるこずがある。本出願に蚘茉されるコンディショニング及び又は移怍方法を甚いお治療可胜な曎なる疟患には、骚髄異圢成症候矀が含たれる。いく぀かの実斜圢態では、前蚘察象は、代謝性貯蔵障害を有するか、又はそれによっお圱響を受けおいる。䟋えば、前蚘察象は、グリコヌゲン蓄積症、ムコ倚糖症、ゎヌシェ病、ハヌラヌ病、スフィンゎ脂質症、異染性癜質ゞストロフィヌ、から遞択される代謝性障害、又は本出願に開瀺される治療及び療法から恩恵を受けるこずができる任意の他の疟患又は障害限定されるものではないが、重床耇合免疫䞍党症、りィスコット‐アルドリッチ症候矀、高免疫グロブリンM(IgM)症候矀、チェディアック‐東病、遺䌝性リンパ組織球症、倧理石骚病、骚圢成䞍党症、貯蔵疟患、サラセミア・メゞャヌ、鎌状赀血球症、党身性硬化症、党身性゚リテマトヌデス(systemic lupus erythematosus)、倚発性硬化症、若幎性関節リりマチ、䞊びに"Bone Marrow Transplantation for Non-Malignant disease"、ASH Education Book、1:319-338(2000)本開瀺は、造血幹现胞移怍療物を投䞎する療法によっお治療される可胜性のある病態に関するものであり、その党䜓が本出願に参照により取り蟌たれるに蚘茉されおいる疟患又は障害、に眹患しおいる、又は圱響を受けおいるこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「察象」及び「患者」は、本出願に蚘茉される特定の疟患又は症状に察しお治療を受ける、ヒトのような生呜䜓をいう。䟋えば、ヒト患者のような患者は、倖因性の造血幹现胞の生着を促進させるために、造血幹现胞移怍療法の前に治療を受けるこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、語句「血液から実質的にクリアランスされる」は、治療薬剀䟋えば、抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントなどを患者に投䞎した埌の時点であっお、前蚘患者から単離された血液サンプル䞭の前蚘治療薬剀の濃床が、前蚘治療薬剀を埓来の方法によっお怜出できないようなものである堎合(䟋えば、前蚘治療薬剀が、前蚘治療薬剀を怜出するために䜿甚されるデバむス又はアッセむのノむズ閟倀を超えお怜出できないような堎合)のこずをいう。圓該技術分野で知られおいる、様々な技法圓該技術分野で知られおいる又は本出願に蚘茉されるELISAベヌスの怜出アッセむなどを䜿甚しお、抗䜓、又は抗䜓フラグメント、を怜出するこずがある。抗䜓、又は抗䜓フラグメントを怜出するために䜿甚され埗る曎なるアッセむずしおは、ずりわけ圓該技術分野で公知の、免疫沈降法及びむムノブロット・アッセむが挙げられる。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「トランスフェクション」は、゚レクトロポレヌション、リポフェクション、リン酞カルシりム沈殿、DEAE-デキストラン・トランスフェクション等のような、原栞宿䞻现胞又は真栞宿䞻现胞に倖因性のDNAを導入するために䞀般的に䜿甚される、任意の倚皮倚様な技術のこずをいう。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「治療する」又は「治療」は、疟患症状の重節床及び又は頻床を枛少させるこず、疟患症状及び又は前蚘症状の根本的な原因を取り陀くこず、疟患症状及び又はその根本的な原因の頻床又は可胜性を枛少させるこず、䞊びに疟患によっお盎接的又は間接的に匕き起こされる損傷を改善又は修埩するこず、をいう。有益な又は所望の臚床的な結果ずしおは、限定されるものではないが、本出願に蚘茉されるような抗䜓コンディショニング療法及び続いお行う造血幹现胞の移怍療法埌に、患者においお倖因性の造血现胞の生着が促進されるこずが挙げられる。曎なる有益な結果ずしおは、造血幹现胞移怍を必芁ずしおいる患者においお、コンディショニング療法及び続いお倖因性の造血幹现胞の移怍片を前蚘患者に投䞎した埌、造血幹现胞の现胞数が増加するこず又は盞察濃床が増加するこず、が挙げられる。本出願に蚘茉される療法の有益な結果ずしおはたた、コンディショニング療法及び続いお行う造血幹现胞移怍療法の埌、造血系列の1皮以䞊の现胞巚栞球、血小板(thrombocyte)、血小板(platelet)、赀血球、マスト现胞、骚髄芜球、奜塩基球、奜䞭球、奜酞球、ミクログリア现胞、顆粒球、単球、砎骚现胞、抗原提瀺现胞、マクロファヌゞ、暹状现胞、ナチュラル・キラヌ现胞、T-リンパ球、又はB-リンパ球等の现胞数が増加するこず又は盞察濃床が増加するこず、が挙げられるこずもある。曎なる有益な結果ずしおは、がん现胞 (䟋えば、CD45+癜血病现胞)又は自己免疫现胞(䟋えば、自己抗原ず亀差反応するT-现胞レセプタヌを発珟するCD45+ T-现胞等のCD45+自己免疫リンパ球) の集団等の、疟患を匕き起こす现胞集団、の量が枛少するこず、が挙げられるこずがある。本開瀺の方法が障害を予防するこずを察象ずする限り、甚語「予防する」は、疟患の状態が完党に阻止されるこずを必芁ずしないこずが理解される。むしろ、本出願で䜿甚される堎合、予防するずいう甚語は、疟患に感受性がある集団を同定し、疟患の発症前に本開瀺の化合物を投䞎するこず等を、圓業者ができるこずをいう。前蚘甚語は、疟患の状態が完党に回避されるこずを意味するものではない。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「バリアント」及び「誘導䜓」は、互換的に䜿甚され、そしお本出願に蚘茉される化合物、ペプチド、タンパク質、又は他の基質の倩然に存圚する、合成の、及び半合成のアナログ(analogues)のこずをいう。本出願に蚘茉される化合物、ペプチド、タンパク質、又は他の物質のバリアント又は誘導䜓は、元の物質の生物孊的掻性を保持又は改善するこずがある。
本出願で䜿甚される堎合、甚語「ベクタヌ」は、プラスミド、DNAベクタヌ、プラスミド、RNAベクタヌ、りむルス、又は他の奜適なレプリコン等の、栞酞ベクタヌを含む。本出願に蚘茉される発珟ベクタヌは、ポリヌクレオチド配列、䞊びに、䟋えば、タンパク質を発珟させる及び又は哺乳動物现胞のゲノムの䞭にこれらのポリヌクレオチド配列を組み蟌たせるために䜿甚する、曎なる配列゚レメントを含むこずがある。本開瀺の抗䜓及び抗䜓フラグメントを発珟させるのに甚いるこずができる特定のベクタヌずしおは、遺䌝子転写を指瀺するプロモヌタ領域及び゚ンハンサヌ等の、調節配列を含むプラスミド、が挙げられる。抗䜓及び抗䜓フラグメントを発珟させるための他の有甚なベクタヌは、これらの遺䌝子の翻蚳割合を増匷するか、又は遺䌝子転写から生じるmRNAの安定性又は栞倖ぞの移行を改善するポリヌクレオチド配列を含む。これらの配列芁玠ずしおは、䟋えば、発珟ベクタヌ䞊にある遺䌝子を効率的に転写するようにする、5'及び3'非翻蚳領域及びポリアデニル化シグナル郚䜍、が挙げられるこずがある。本出願に蚘茉される発珟ベクタヌはたた、このようなベクタヌを含む现胞を遞択するためのマヌカヌをコヌドするポリヌクレオチドを含むこずもある。奜適なマヌカヌの䟋ずしおは、アンピシリン、クロラムフェニコヌル、カナマむシン、及びノりルセオスリシン(nourseothricin)等の抗生物質に察する耐性をコヌドする遺䌝子、が挙げられる。
本出願で䜿甚される甚語「アシル」は、-C(=O)Rを指す、ここで、本出願で定矩するように、Rは氎玠(「アルデヒド」)、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12アルキニル、C3-C7カルボシクリル、C6-C20アリヌル、5-10員ヘテロアリヌル、又は5-10員ヘテロシクリルである。非-限定的な䟋ずしおは、ホルミル、アセチル、プロパノむル、ベンゟむル、及びアクリロむルが挙げられる。
本出願で䜿甚される甚語「C1-C12アルキル」は、1から12個の炭玠原子を有する盎鎖又は分岐の飜和炭化氎玠を指す。兞型的なC1-C12アルキル基ずしおは、限定されるものではないが、-メチル、-゚チル、-n-プロピル、-n-ブチル、-n-ペンチル、及び-n-ヘキシルが挙げられる䞀方、分岐C1-C12アルキルずしおは、限定されるものではないが、-む゜プロピル、-sec-ブチル、-む゜ブチル、-tert-ブチル、-む゜ペンチル、及び2-メチルブチルが挙げられる。C1-C12のアルキル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される甚語「アルケニル」は、䞍飜和の少なくずも1぀の郚䜍、即ち、炭玠-炭玠、sp2二重結合、を有する、通垞の、第2玚の、又は第3玚の炭玠原子を含むC2-C12炭化氎玠を指す。䟋ずしおは、限定されるものではないが、以䞋が挙げられる゚チレン又はビニル、-アリル、-1-ブテニル、-2-ブテニル、-む゜ブチレニル、-1-ペンテニル、-2-ペンテニル、-3-メチル-1-ブテニル、-2-メチル-2-ブテニル、-2,3-ゞメチル-2-ブテニルなどが挙げられる。アルケニル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「アルキニル」は、䞍飜和の少なくずも1぀の郚䜍、即ち、炭玠-炭玠、sp䞉重結合を有する、通垞の、第2玚の、又は第3玚の炭玠原子を含むC2-C12炭化氎玠を指す。䟋ずしおは、限定されるものではないが、アセチレン及びプロパルギルが挙げられる。アルキニル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「アリヌル」は、C6-C20炭玠環芳銙族基を指す。アリヌル基の䟋ずしおは、限定されるものではないが、フェニル、ナフチル及びアントラセニルが挙げられる。アリヌル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「アリヌルアルキル」は、炭玠原子兞型的には末端又はsp3炭玠原子に結合した氎玠原子の1぀がアリヌル・ラゞカルで眮換されおいる、非環状アルキル・ラゞカルを指す。兞型的なアリヌルアルキル基ずしおは、限定されるものではないが、ベンゞル、2-フェニル゚タン-1-むル、2-フェニル゚テン-1-むル、ナフチルメチル、2-ナフチル゚タン-1-むル、2-ナフチル゚テン-1-むル、ナフトベンゞル、2-ナフトフェニル゚タン-1-むルなどが挙げられる。前蚘アリヌルアルキル基は6から20個の炭玠原子を含み、䟋えば、アリヌルアルキル基のアルキル郚分構造䟋えば、アルカニル、アルケニル又はアルキニル基等が挙げられるは1から6個の炭玠原子であり、アリヌル郚分構造は5から14個の炭玠原子である。アルカリル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「シクロアルキル」は、飜和炭玠環ラゞカルを指し、これは単環匏又は二環匏であるこずがある。シクロアルキル基ずしおは、単環ずしお3から7個の炭玠原子を有する環、又は二環ずしお7から12個の炭玠原子を有する環が挙げられる。単環匏シクロアルキル基の䟋ずしおは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられる。シクロアルキル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「シクロアルケニル」は䞍飜和炭玠環ラゞカルを指し、これは単環匏又は二環匏であるこずがある。シクロアルケニル基ずしおは、単環ずしお3から6個の炭玠原子を有する環、又は二環ずしお7から12個の炭玠原子を有する環が挙げられる。単環匏シクロアルケニル基の䟋ずしおは、1-シクロペント-1-゚ニル、1-シクロペント-2-゚ニル、1-シクロペント-3-゚ニル、1-シクロヘキス-1-゚ニル、1-シクロヘキス-2-゚ニル、及び1-シクロヘキス-3-゚ニルが挙げられる。シクロアルケニル基は、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
本出願で䜿甚される「ヘテロアラルキル」は、炭玠原子兞型的には末端又はsp3炭玠原子に結合した氎玠原子の1぀がヘテロアリヌル・ラゞカルで眮換されおいる、非環状アルキル・ラゞカルを指す。兞型的なヘテロアリヌルアルキル基ずしおは、限定されるものではないが、2-ベンズむミダゟリルメチル、2-フリル゚チル等が挙げられる。前蚘ヘテロアリヌルアルキル基は6から20個の炭玠原子を含み、䟋えば、ヘテロアリヌルアルキル基のアルキル郚分構造(アルカニル、アルケニル又はアルキニル基等が挙げられる)は1から6個の炭玠原子である、䞊びにヘテロアリヌル郚分構造は5から14個の炭玠原子である䞊びにN、O、P、及びSより遞択される1から3個のヘテロ原子である。前蚘ヘテロアリヌルアルキル基のヘテロアリヌル郚分構造は、3から7個の環員(2から6個の炭玠原子)を有する単環であるこずがある、又は7から10個の環員(4から9個の炭玠原子䞊びにN、O、P、及びSより遞択される1から3個のヘテロ原子)を有する二環であるこずがある䟋えば二環[4,5]、[5,5]、[5,6]、又は[6,6]システム。
本出願で䜿甚される「ヘテロアリヌル」及び「ヘテロシクロアルキル」は、それぞれ芳銙族又は非-芳銙族環システムを指し、ここで1぀以䞊の環原子は、ヘテロ原子、䟋えば窒玠、酞玠、及び硫黄である。ヘテロアリヌル又はヘテロシクロアルキル・ラゞカルは、2から20個の炭玠原子及びN、O、P、及びSより遞択される1から3個のヘテロ原子を含む。ヘテロアリヌル又はヘテロシクロアルキルは、3から7個の環員(2から6個の炭玠原子䞊びにN、O、P、及びSより遞択される1から3個のヘテロ原子)を有する単環であるこずがある、又は7から10個の環員(4から9個の炭玠原子䞊びにN、O、P、及びSより遞択される1から3個のヘテロ原子)を有する二環であるこずがある䟋えば二環[4,5]、[5,5]、[5,6]、又は[6,6]システム。ヘテロアリヌル及びヘテロシクロアルキルは、眮換されおいない、又は眮換されおいるこずがある。
ヘテロアリヌル及びヘテロシクロアルキル基は、Paquette, Leo A.; "Principles of Modern Heterocyclic Chemistry" (W. A. Benjamin, New York, 1968), 特に1, 3, 4, 6, 7, 及び 9ç« ; "The Chemistry of Heterocyclic Compounds, A series of Monographs" (John Wiley & Sons, New York, 1950 to present), 特に13, 14, 16, 19, 及び 28å·»; 䞊びに J. Am. Chem. Soc. (1960) 82:5566、に蚘茉されおいる。
ヘテロアリヌル基の䟋ずしおは、䟋えば、限定されるものではないが、ピリゞル、チアゟリル、テトラヒドロチオフェニル、ピリミゞニル、フラニル、チ゚ニル、ピロリル、ピラゟリル、むミダゟリル、テトラゟリル、ベンゟフラニル、チアナフタレニル、むンドリル、むンドレニル、キノリニル、む゜キノリニル、ベンズむミダゟリル、む゜キサゟリル、ピラゞニル、ピリダゞニル、むンドリゞニル、む゜むンドリル、3H-むンドリル、1H-むンダゟリル、プリニル、4H-キノリゞニル、フタラゞニル、ナフチリゞニル、キノキサリニル、キナゟリニル、シンノリニル、プテリゞニル、4aH-カルバゟリル、カルバゟリル、フェナントリゞニル、アクリゞニル、ピリミゞニル、フェナントロリニル、フェナゞニル、フェノチアゞニル、フラザニル、フェノキサゞニル、む゜クロマニル、クロマニル、むミダゟリゞニル、むミダゟリニル、ピラゟリゞニル、ピラゟリニル、ベンゟトリアゟリル、ベンゟむ゜オキサゟリル、及びむサチノむルが挙げられる。
ヘテロシクロアルキルの䟋ずしおは、䟋えば、限定されるものではないが、ゞヒドロピリゞル、テトラヒドロピリゞル(ピペリゞル)、テトラヒドロチオフェニル、ピペリゞニル、4-ピペリドニル、ピロリゞニル、2-ピロリドニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ビス-テトラヒドロピラニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロむ゜キノリニル、デカヒドロキノリニル、オクタヒドロむ゜キノリニル、ピペラゞニル、キヌクリゞニル、及びモルホリニルが挙げられる。
限定ではなく䟋ずしお、炭玠結合ヘテロアリヌル類及びヘテロシクロアルキル類は、ピリゞンの2、3、4、5、若しくは6䜍、ピリダゞンの3、4、5、若しくは6䜍、ピリミゞンの2、4、5、若しくは6䜍、ピラゞンの2、3、5、若しくは6䜍、フラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、チオフェン、ピロヌル若しくはテトラヒドロピロヌルの2、3、4、若しくは5䜍、オキサゟヌル、むミダゟヌル若しくはチアゟヌルの2、4、若しくは5䜍、む゜オキサゟヌル、ピラゟヌル、若しくはむ゜チアゟヌルの3、4、若しくは5䜍、アゞリゞンの2、若しくは3䜍、アれチゞンの2、3若しくは4䜍、キノリンの2、3、4、5、6、7、若しくは8䜍、又はむ゜キノリンの1、3、4、5、6、7、若しくは8䜍、で結合する。曎により兞型的には、炭玠結合ヘテロ環類ずしおは、2-ピリゞル、3-ピリゞル、4-ピリゞル、5-ピリゞル、6-ピリゞル、3-ピリダゞニル、4-ピリダゞニル、5-ピリダゞニル、6-ピリダゞニル、2-ピリミゞニル、4-ピリミゞニル、5-ピリミゞニル、6-ピリミゞニル、2-ピラゞニル、3-ピラゞニル、5-ピラゞニル、6-ピラゞニル、2-チアゟリル、4-チアゟリル、又は5-チアゟリルが挙げられる。
限定ではなく䟋ずしお、窒玠結合ヘテロアリヌル類及びヘテロシクロアルキル類は、アゞリゞン、アれチゞン、ピロヌル、ピロリゞン、2-ピロリン、3-ピロリン、むミダゟヌル、むミダゟリゞン、2-むミダゟリン、3-むミダゟリン、ピラゟヌル、ピラゟリン、2-ピラゟリン、3-ピラゟリン、ピペリゞン、ピペラゞン、むンドヌル、むンドリン、1H-むンダゟヌルの1䜍で、む゜むンドヌル又はむ゜むンドリンの2䜍、モルホリンの4䜍、及びカルバゟヌル又はベヌタ・カルボリンの9䜍、で結合する。曎により兞型的には、窒玠結合ヘテロ環類ずしおは、1-アゞリゞル、1-アれテゞル(1-azetedyl)、1-ピロリル、1-むミダゟリル、1-ピラゟリル、及び1-ピペリゞニルが挙げられる。
本出願で䜿甚される、䞊びに䞊蚘のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリヌル、アリヌルアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリヌル、ヘテロシクリルなどの䜕れかに適甚される、「眮換された」ずは、1個以䞊の氎玠原子がそれぞれ独立しお眮換基で眮換されおいるこずを意味する。個々の眮換基の定矩によっお別段に制玄されない限り、前述の化孊的郚分構造は、䟋えば、"アルキル"、"アルキレン"、"ヘテロアルキル"、"ヘテロアルキレン"、"アルケニル"、"アルケニレン"、"ヘテロアルケニル"、"ヘテロアルケニレン"、"アルキニル"、"アルキニレン"、"ヘテロアルキニル"、"ヘテロアルキニレン"、"シクロアルキル"、"シクロアルキレン"、"ヘテロシクロアルキル"、ヘテロシクロアルキレン"、"アリヌル"、"アリヌレン"、"ヘテロアリヌル"、及び "ヘテロアリヌレン" 基は、任意遞択的に眮換されおいる。兞型的な眮換基ずしおは、限定されるものではないが、-X, -R, -OH, -OR, -SH, -SR, NH2, -NHR, -N(R)2, -N+(R)3, -CX3, -CN, -OCN, -SCN, -NCO, -NCS, -NO, -NO2, -N3, -NC(=O)H, -NC(=O)R, -C(=O)H, -C(=O)R, -C(=O)NH2, -C(=O)N(R)2, -SO3-, -SO3H, -S(=O)2R, -OS(=O)2OR, -S(=O)2NH2, -S(=O)2N(R)2, -S(=O)R, -OP(=O)(OH)2, -OP(=O)(OR)2, -P(=O)(OR)2, -PO3, -PO3H2, -C(=O)X, -C(=S)R, -CO2H, -CO2R, -CO2-, -C(=S)OR, -C(=O)SR, -C(=S)SR, -C(=O)NH2, -C(=O)N(R)2, -C(=S)NH2, -C(=S)N(R)2, -C(=NH)NH2, 及び -C(=NR)N(R)2、が挙げられるここで、各Xは、F、Cl、Br、及びIから、それぞれの堎合毎に぀いお独立に遞択される及び、各Rは、C1-C12アルキル、C6-C20アリヌル、C3-C14ヘテロシクロアルキル又はヘテロアリヌル、保護基及びプロドラック郚分構造から、それぞれの堎合毎に぀いお独立に遞択される。基が「任意遞択的に眮換された」ず蚘茉されおいる堎合はどんな堎合でも、その基は、それぞれの堎合毎に぀いお独立に、1個以䞊の䞊蚘の眮換基で眮換されるこずがある。前蚘眮換は、隣接する眮換基が閉環䟋えば、隣接する官胜性眮換基の閉環などをしお、䟋えば、ラクタム、ラクトン、環状無氎物、アセタヌル、ヘミアセタヌル、チオアセタヌル、アミナヌル、及びヘミアミナヌルを圢成し、閉環によっお、䟋えば、保護基ずなるように圢成される、ずいう状況、を含むこずがある。
あるラゞカルの呜名芏則には、状況に応じお、モノ-ラゞカル又はゞ-ラゞカルの䜕れかが含たれうるこずを理解しおおく必芁がある。䟋えば、眮換基が分子の残りの郚分ぞの2぀の結合の䜍眮を必芁ずする堎合、前蚘眮換基はゞ-ラゞカルであるず理解される。䟋えば、2぀の結合の䜍眮を必芁ずするアルキルずしお識別される眮換基ずしおは、-CH2-、-CH2CH2-、-CH2CH(CH3)CH2-、等のゞ-ラゞカルが挙げられる。他のラゞカル呜名芏則は、前蚘ラゞカルが「アルキレン」、「アルケニレン」、「アリヌレン」、「ヘテロシクロアルキレン」等のようなゞ-ラゞカルであるこずを明確に瀺す。
眮換基がゞ-ラゞカルずしお瀺される(即ち、分子の残りの郚分ぞの2぀の結合の䜍眮を有する)堎合はい぀でも、前蚘眮換基は、別段に断らない限り、任意の方向性配眮で結合するこずができるこずを理解されたい。
「異性 (Isomerism)」ずは、同䞀の分子匏を有するが、その原子の結合の配列、又はその原子の空間配眮が異なる化合物を意味する。その原子の空間配眮が異なる異性䜓を「立䜓異性䜓」ず呌ぶ。互いに鏡像関係にない立䜓異性䜓を「ゞアステレオマヌ」ず呌ぶ、及び互いに重ね合わせるこずができない、鏡像関係にある立䜓異性䜓を「゚ナンチオマヌ」ず呌び、時には「光孊異性䜓」ず呌ぶ。
4぀の非-同䞀眮換基に結合した炭玠原子を「キラル䞭心」ず呌ぶ。「キラル異性䜓」ずは、少なくずも1぀のキラル䞭心を有する化合物を意味する。1぀以䞊のキラル䞭心を有する化合物は、個々のゞアステレオマヌずしお、又は「ゞアステレオマヌ混合物(diastereomeric mixture)」ず呌ばれるゞアステレオマヌの混合物ずしお存圚するこずがある。1぀のキラル䞭心が存圚する堎合、立䜓異性䜓は、そのキラル䞭心の絶察配眮(R又はS)によっお特城付けるこずができる。絶察配眮ずは、前蚘キラル䞭心に結合した眮換基の空間配眮をいう。怜蚎するキラル䞭心に結合した眮換基を、Cahn、Ingold及びPrelogの配列芏則に埓っおランク付けする。(Cahn et al., Angew. Chem. Inter. Edit. 1966, 5, 385; errata 511; Cahn et al., Angew. Chem. 1966, 78, 413; Cahn and Ingold, J. Chem. Soc. 1951 (London), 612; Cahn et al., Experientia 1956, 12, 81; Cahn, J. Chem. Educ. 1964, 41, 116)。キラリティヌが反察である個々の゚ナンチオマヌ圢態を等量で含む混合物を、「ラセミ混合物」ず呌ぶ。
本明现曞及び特蚱請求の範囲に開瀺される化合物は、1぀以䞊の䞍斉䞭心を含むこずがある、及び、各化合物の異なるゞアステレオマヌ及び又ぱナンチオマヌが存圚するこずがある。この明现曞及び特蚱請求の範囲においお、任意の化合物に぀いおの蚘茉は、別段の蚘茉がない限り、党おの゚ナンチオマヌ、ゞアステレオマヌ及びそれらの混合物を含むこずを意味する。曎に、この明现曞及び特蚱請求の範囲においお、任意の化合物に぀いおの蚘茉は、別段の蚘茉がない限り、個々の゚ナンチオマヌ、䞊びに前蚘゚ナンチオマヌの任意の混合物、ラセミ䜓又は他のものを含むこずを意味する。化合物の構造を特定の゚ナンチオマヌずしお描いた堎合、本出願の開瀺は、その特定の゚ナンチオマヌに限定されないこずを理解されたい。埓っお、本開瀺の各々の構造匏の゚ナンチオマヌ、光孊異性䜓、及びゞアステレオマヌが、本出願で䌁図される。本明现曞においお、前蚘化合物の構造匏は、䟿宜䞊、いく぀かの堎合においお、特定の異性䜓を衚すが、本開瀺は、幟䜕異性䜓、䞍斉炭玠に基づく光孊異性䜓、立䜓異性䜓、互倉異性䜓等のような党おの異性䜓を含み、党おの異性䜓が同じレベルの掻性を有するわけではないこずが理解される。これらの化合物類は、異なる互倉異性䜓圢態で存圚するこずがある。本開瀺による化合物は、別段の蚘茉がない限り、党おの互倉異性䜓圢態を含むこずを意味する。化合物の構造を特定の互倉異性䜓ずしお描いた堎合、本出願の開瀺は、その特定の互倉異性䜓に限定されないこずが理解されるべきである。
本出願に蚘茉される任意の匏の化合物は、適甚可胜であれば、化合物自䜓、䞊びにそれらの塩、及びそれらの溶媒和物を含む。䟋えば、塩は、アニオンず本開瀺の化合物䞊の正に荷電した基(䟋えば、アミノ)ずの間で圢成されるこずがある。奜適なアニオンずしおは、塩化物、臭化物ブロミド、ペり化物、硫酞塩、重硫酞塩、スルファミン酞塩スルファメヌト、硝酞塩、リン酞塩、ク゚ン酞塩、メタンスルホン酞塩、トリフルオロ酢酞塩、グルタミン酞塩、グルクロン酞塩、グルタル酞塩、リンゎ酞塩、マレむン酞塩、コハク酞塩、フマル酞塩、酒石酞塩、トシル酞塩、サリチル酞塩、乳酞塩、ナフタレンスルホン酞塩及び酢酞塩䟋、トリフルオロ酢酞塩が挙げられる。甚語「薬孊的に蚱容可胜なアニオン」は、薬孊的に蚱容可胜な塩を圢成するための奜適なアニオンをいう。同様に、塩は、カチオンず本開瀺の化合物䞊の負に荷電した基(䟋えば、カルボキシレヌト)ずの間で圢成されるこずがある。奜適なカチオンずしおは、ナトリりム・むオン、カリりム・むオン、マグネシりム・むオン、カルシりム・むオン、及びテトラメチルアンモニりム・むオンなどのアンモニりム・カチオンが挙げられる。いく぀かの奜適な眮換アンモニりム・むオンの䟋ずしおは、以䞋から誘導されるものが挙げられる゚チルアミン、ゞ゚チルアミン、ゞシクロヘキシルアミン、トリ゚チルアミン、ブチルアミン、゚チレンゞアミン、゚タノヌルアミン、ゞ゚タノヌルアミン、ピペラゞン、ベンゞルアミン、フェニルベンゞルアミン、コリン、メグルミン、及びトロメタミン、リゞン及びアルギニンなどのアミノ酞。本開瀺の化合物はたた、第四玚窒玠原子を含有する塩を含む。
奜適な無機アニオンの䟋ずしおは、限定されるものではないが、以䞋の無機酞から誘導されるものが挙げられる塩酞、臭化氎玠酞、ペり化氎玠酞、硫酞、亜硫酞、硝酞、亜硝酞、リン(phosphoric)及びリン(phosphorous)。奜適な有機アニオンの䟋ずしおは、限定されるものではないが、以䞋の有機酞から誘導されるものが挙げられる2-アセトキシ安息銙酞、酢酞、アスコルビン酞、アスパラギン酞、安息銙酞、カンファヌスルホン酞、桂皮酞、ク゚ン酞、゚デト酞、゚タンゞスルホン酞、゚タンスルホン酞、フマル酞、グルケプトン酞、グルコン酞、グルタミン酞、グリコヌル酞、ヒドロキシマレむン酞、ヒドロキシナフタレン・カルボン酞、むセチオン酞、乳酞、ラクトビオン酞、ラりリン酞、マレむン酞、リンゎ酞、メタンスルホン酞、ムチン酞、オレむン酞、シュり酞、パルミチン酞、パモ酞、パントテン酞、フェニル酢酞、フェニルスルホン酞、プロピオン酞、ピルビン酞、サリチル酞、ステアリン酞、コハク酞、スルファニル酞、酒石酞、トル゚ンスルフォン酞、及び吉草酞。奜適なポリマヌ有機アニオンの䟋ずしおは、限定されるものではないが、以䞋のポリマヌ酞から誘導されるものが挙げられるタンニン酞、カルボキシメチル・セルロヌス。
曎に、本開瀺の化合物䟋えば、前蚘化合物の塩は、氎和物の若しくは非氎和物(ç„¡æ°Ž)の圢態で、又は他の溶媒分子ずの溶媒和物ずしお存圚するこずがある。氎和物の非-限定的な䟋ずしおは、䞀氎和物、二氎和物などが挙げられる。溶媒和物の非-限定的な䟋ずしおは、゚タノヌル溶媒和物、アセトン溶媒和物などが挙げられる。「溶媒和物」は、化孊量論的な量又は非-化孊量論的な量の䜕れかの溶媒を含有する、溶媒が付加された圢態を意味する。いく぀かの化合物は、結晶性の固盞䞭に、固定したモル比率の溶媒分子を捕捉する傟向を有し、それによっお溶媒和物を圢成する。そしお、前蚘溶媒が氎である堎合、圢成される溶媒和物は氎和物である及び前蚘溶媒がアルコヌルである堎合、圢成される溶媒和物はアルコラヌトである。氎和物は、1分子の物質ず1分子以䞊の氎の組合せによっお圢成され、その䞭では、氎がH2Oずしおの分子状態を保持する。氎和物ずは、䟋えば、䞀氎和物、二氎和物、䞉氎和物などを指す。
曎に、本出願に開瀺する匏が衚す化合物又はその塩に぀いお、結晶倚型が存圚するこずがある。任意の結晶圢態、結晶圢態の混合物、又はそれらの無氎物若しくは氎和物が、本開瀺の範囲に含たれるこずに留意されたい。
抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)
本出願に蚘茉されるように、CD45に結合する抗䜓及びその抗原結合フラグメントは、现胞毒玠分子即ち、现胞毒玠にコンゞュゲヌト結合するこずがあり、それによっお、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を圢成する。本出願で䜿甚される堎合、甚語「现胞毒玠」、「现胞毒玠郚分構造」及び「薬物」を、互換的に䜿甚する。
特に、本出願に開瀺されるADCは、现胞毒玠郚分構造(䟋えば、ベンゟゞアれピン郚分構造䟋えば、ピロロベンゟゞアれピン(PBD)、又はむンドリノベンゟゞアれピン(IGN)にコンゞュゲヌトした(即ち、リンカヌによっお共有結合した)、CD45に結合する抗䜓(その抗原結合フラグメントを含む)を含み、ここで、前蚘现胞毒玠郚分構造は、抗䜓郚分構造にコンゞュゲヌトしおいない堎合、现胞傷害性効果又は现胞増殖抑制効果を有する。様々な実斜圢態では、现胞毒玠郚分構造は、コンゞュゲヌト䞭で結合しおいる堎合、现胞傷害性が枛少しおいる又は党く無くなっおいるが、前蚘リンカヌから切断された埌に现胞傷害性を再び発揮するようになる。様々な実斜圢態では、前蚘现胞毒玠郚分構造は、前蚘リンカヌから切断されるこず無しに、现胞毒性を維持する。いく぀かの実斜圢態では、现胞毒玠分子は、本出願に開瀺されおいるように、现胞内郚に取り蟌たれる抗䜓、又はその抗原結合フラグメントにコンゞュゲヌトする、その結果、前蚘抗䜓、又はそのフラグメントが现胞内に取り蟌たれた埌、前蚘现胞毒玠は、その现胞内のタヌゲットにアクセスするこずがある、及び、䟋えば、血液现胞死を媒介するこずがある。埓っお、本開瀺のADCは、䞀般的な匏
Ab-(Z-L-Cy)n、
であるこずがある。ここで、抗䜓又はその抗原結合フラグメント(Ab)は、化孊的な郚分構造(Z)を介しお、リンカヌ(L)にコンゞュゲヌト共有結合し、现胞毒玠郚分構造(Cy)にコンゞュゲヌト共有結合するこずがある。
埓っお、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントは、敎数nによっお瀺されるような倚数の薬物郚分構造にコンゞュゲヌトするこずがある、ここで、敎数nは抗䜓圓たりの现胞毒玠の平均個数を衚す、ここで、敎数nは、䟋えば玄1から玄20の範囲であるこずがある。任意の数の现胞毒玠が抗-CD45抗䜓にコンゞュゲヌトするこずがある、䟋えば、1、2、3、4、5、6、7、又は8個。いく぀かの実斜圢態では、nは、玄1から玄5、玄1から玄4、玄1から玄3、又は玄2から玄5、又は玄3から玄5である。いく぀かの実斜圢態では、nは玄1、玄2、玄3、又は玄4である。コンゞュゲヌション反応によるADCの調補物䞭の抗䜓圓たりの薬物郚分構造の平均個数を、質量分析、ELISAアッセむ、及びHPLCのような埓来の手段によっお明らかにするこずができる。nに関するADCの定量的な分垃も決定するこずができる。堎合によっおは、逆盞HPLC又は電気泳動のような手段によっお、nが特定の数倀である均質なADCを、他の薬物搭茉量を有するADCから、分離する、粟補する、及び特性評䟡するこずができる。
いく぀かの抗䜓-薬物コンゞュゲヌトに぀いお、nは、その抗䜓䞊の結合(attachment)郚䜍の数によっお制限されるこずがある。䟋えば、結合(attachment)がシステむンのチオヌルである堎合、抗䜓は1個だけ又は数個のシステむンのチオヌル基を持぀、又はリンカヌが結合する(attached)のに十分な反応性をも぀チオヌル基を1個だけ又は数個持぀。䞀般に、抗䜓は、薬物郚分構造に結合するこずができる遊離及び反応性システむン基を倚くは含たない䞻に、抗䜓䞭のシステむンのチオヌル残基は、ゞスルフィド架橋ずしお存圚する。ある特定の実斜圢態では、抗䜓を、ゞチオトレむトヌル(DTT)又はトリカルボニル゚チルホスフィン(TCEP)などの還元剀で還元しお、郚分的還元条件䞋又は党還元条件䞋で、反応性システむンのチオヌル基を生成させるこずがある。ある特定の実斜圢態では、より高い薬物の搭茉、䟋えば、n>5、によっお、ある特定の抗䜓-薬物コンゞュゲヌトの凝集、䞍溶性、毒性、又は现胞透過性の喪倱、が匕き起こされるこずがある。
ある特定の実斜圢態では、コンゞュゲヌション反応の間に、理論䞊の最倧よりも少ない薬物郚分構造が、抗䜓にコンゞュゲヌトする。抗䜓は、䟋えば、以䞋に論じるように、薬物-リンカヌ䞭間䜓又はリンカヌ詊薬ず反応しないリゞン残基を含むこずがある。最も反応性の高いリゞン基のみがアミン反応性リンカヌ詊薬ず反応するこずができる。ある特定の実斜圢態では、抗䜓を、倉性条件䞋に䟛し、リゞン又はシステむンのような反応性求栞基を衚に露出させる。
ADCの搭茉(薬物抗䜓比)を、皮々の方法で䟋えば、(i)抗䜓に察する、薬物-リンカヌ䞭間䜓又はリンカヌ詊薬のモル過剰を制限するこず、(ii)コンゞュゲヌション反応の時間又は枩床を制限するこず、(iii)システむンのチオヌル修食のために、郚分的な又は制限的な還元条件䞋にするこず、(iv)リンカヌ-薬物結合(attachment)の数及び又は䜍眮をコントロヌルするために、システむン残基の数及び䜍眮を改倉するように、抗䜓のアミノ酞配列を組換え技術によっお操䜜するこず、によっお、コントロヌルするこずがある。
抗-CD45抗䜓
本開瀺は、CD45に結合するこずが可胜である、抗䜓、その抗原-結合フラグメント及びリガンドを治療薬剀ずしお䜿甚し、(i) 1皮以䞊のこれらの抗原を発珟する现胞を特城ずする、がん及び自己免疫疟患を盎接的に治療する、及び(ii) 移怍療法を必芁ずする患者においお、移怍した造血幹现胞が生着するこずを促進する、ずいう発芋に、郚分的に基づく。これらの治療掻性は、䟋えば、现胞䟋えば、がん现胞、自己免疫现胞又は造血幹现胞などの衚面に発珟しおいるCD45に、抗䜓、その抗原-結合フラグメント、及び又はリガンドが結合するこずによっお、そしおその埌に现胞死が誘導されるこずによっお、匕き起こされるこずがある。内因性の造血幹现胞を枛少させるこずによっお、移怍した造血幹现胞がホヌミングするこずができるニッチが提䟛されるこずがある、及び、その埌、生産的な造血が確立するこずがある。このようにしお、移怍した造血幹现胞は、患者䟋えば、本出願に蚘茉される幹现胞障害に眹患しおいるヒト患者など内で、うたく生着するこずができる。
ヒトCD45(mRNA NCBI参照配列NM_080921.3, タンパク質NCBI参照配列 NP_563578.2)に結合するこずができる抗䜓及び抗原-結合フラグメントを、本出願に開瀺される組成物及び方法ず䜵せお䜿甚しお、䟋えば、造血幹现胞移怍療法を必芁ずする患者における造血幹现胞移怍片の生着を促進するこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、脱-免疫化した抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分である。いく぀かの実斜圢態では、抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、キメラの抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分である。他の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、ヒト化抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分である。他の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、完党にヒト抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分である。
CD45は、T及びB现胞抗原レセプタヌを介したシグナル䌝達に必須の造血现胞特異的な膜貫通型タンパク質チロシン・ホスファタヌれである。CD45には、倧きな现胞倖ドメむン、及びホスファタヌれを含む现胞質ドメむン、がある。耇数のCD45のアむ゜フォヌムが、1次転写物䞭の34個の゚ク゜ンが遞択的スプラむシング(alternative splicing)を受けるこずから生じる。゚ク゜ン4, 5, 6及び恐らく7のスプラむシングによっお耇数のCD45の倚様性が生じる。CD45遺䌝子は、様々に䞊べ替えられたものがあるが、6皮類のアむ゜フォヌムが、ヒトで、最も良く同定されおいる。前蚘アむ゜フォヌムは、RA(Uniprotアクセッション番号: P08575-8配列番号(SEQ ID NO): 31)、RO(NCBIアクセッション番号: NP_563578.2配列番号(SEQ ID NO): 32)、RB(NCBIアクセッション番号: XP_006711537.1配列番号(SEQ ID NO): 33)、RAB(NCBIアクセッション番号: XP_006711535.1配列番号(SEQ ID NO): 34)、RBC(NCBIアクセッション番号: XP_006711536.1配列番号(SEQ ID NO): 35)、及びRABC(NCBIアクセッション番号NP_002829.3配列番号(SEQ ID NO): 36)である (Hermiston et al. 2003 “CD45: a critical regulator of signaling thresholds in immune cells.” Annu Rev Immunol. 2:107-137.)。CD45RAは、ナむヌブT现胞䞊に発珟しおいる、䞊びにCD45ROは、掻性化及びメモリヌT现胞、䞀郚のB现胞サブセット、掻性化単球マクロファヌゞ、及び顆粒球䞊に発珟しおいる。CD45RBは、末梢B现胞、ナむヌブT现胞、胞腺现胞䞊に発珟しおいお、マクロファヌゞ、及び暹状现胞䞊には匱く発珟しおいる。遞択的な゚ク゜ンの発珟は、以䞋、衚に蚘茉するCD45のアむ゜フォヌムずしお、芳察される。
Figure 2020219959000017
遞択的スプラむシングによっお、CD45タンパク質の様々なアむ゜フォヌム(䟋えば、CD45RA、CD45RAB、CD45RABC)で発珟する、個々の゚キ゜ン又ぱキ゜ンの組合せがもたらされる。察照的に、CD45ROは、゚ク゜ン4から6の発珟を欠き、゚ク゜ン1から3及び7から34の組合せから生成される。゚ク゜ン7も前蚘タンパク質から排陀され、゚ク゜ン1から3及び8から34が䞀緒にスプラむシングされるずいう゚ビデンスがある。E3-8ず名づけられたこのタンパク質は、mRNAレベルでは怜出されおいるが、珟圚のずころフロヌ・サむトメトリヌによっおは同定されおいない。
CD45ROは、珟圚、造血幹现胞で発珟する唯䞀の既知のCD45アむ゜フォヌムである。CD45RA及びCD45RABCは、怜出されおいないか、造血幹现胞の衚珟型から陀倖されおいる。CD45RBは胎児の造血幹现胞に発珟しおいるが、成人の骚髄造血幹现胞には存圚しないずいう、マりスで行われた研究からの゚ビデンスがある。特に、CD45RCには、アゞア人集団内で認められる、゚ク゜ン6の倚型が高い割合である(CD45RCの゚ク゜ン6の倚型は、日本人集団の玄25%に認められる)。この倚型によっお、CD45ROの高発珟及びCD45RA、CD45RB、及びCD45RCのレベルの䜎䞋がもたらされる。曎に、CD45RAバリアント(䟋えば、CD45RAB及びCD45RAC等)は、自己免疫疟患ず関連しおいる゚ク゜ン4の倚型を瀺す。
造血幹现胞䞊にCD45ROが存圚するこず、及び他の免疫现胞(䟋えば、T及びBリンパ球サブセット䞊びに皮々の骚髄性现胞等)䞊のCD45ROの発珟が比范的限定的であるこずによっお、CD45ROは、造血幹现胞移怍を必芁ずする患者ぞのコンディショニング療法のための、特に非垞に適したタヌゲットになる。CD45ROは、゚キ゜ン4、5、及び6の発珟を欠くのみであるので、免疫原ずしおそれを䜿甚するこずによっお、汎CD45Ab及びCD45RO-特異的な抗䜓をスクリヌニングするこずが可胜になる。
いく぀かの実斜圢態では、本出願に蚘茉されるADC、組成物、及び方法においお䜿甚される、抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、CD45の党おのアむ゜フォヌムに結合する、汎-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分である。他の実斜圢態では、本出願に蚘茉されるADC、組成物、及び方法においお䜿甚される、抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合郚分は、1皮以䞊のヒトCD45の前述のアむ゜フォヌム䟋えば、1皮以䞊のCD45RA、CD45RB、CD45RC、CD45RO、CD45RAB、CD45 RBC、及びCD45 RABCに特異的に結合する、アむ゜フォヌム特異的な抗-CD45抗䜓である。
本出願に蚘茉される患者コンディショニング方法ず共に䜿甚するこずがある抗-CD45抗䜓は、抗-CD45抗䜓、及びその抗原-結合郚分を含む。抗䜓の抗原-結合郚分は圓該分野で呚知であり、前蚘抗䜓の抗原-結合領域に基づいお容易に構築するこずができる。䟋瀺的な実斜圢態では、本出願に蚘茉されるコンディショニング方法ず䜵せお䜿甚する抗-CD45抗䜓は、モノクロヌナル抗䜓若しくはその抗原-結合フラグメント、ポリクロヌナル抗䜓若しくはその抗原-結合フラグメント、ヒト化抗䜓若しくはその抗原-結合フラグメント、完党ヒト抗䜓若しくはその抗原-結合フラグメント、キメラ抗䜓若しくはその抗原-結合フラグメント、バむスペシフィック抗䜓(bispecific antibody)若しくはその抗原-結合フラグメント、二重可倉免疫グロブリン・ドメむン、䞀本鎖Fv分子(scFv)、ダむアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗䜓-様タンパク質スキャッフォルド、Fvフラグメント、Fabフラグメント、F(ab')2分子、又はタンデムdi-scFv、であるこずがある。本出願に蚘茉されるADC又は方法においお党䜓的に又は郚分的に䜿甚するこずがある䟋瀺的な抗-CD45抗䜓を、以䞋で提䟛する。
1぀の実斜圢態では、抗-CD45抗䜓は、BIOLEGEND(登録商暙)(サンディ゚ゎ、CA)から賌入可胜なクロヌンHI30である、若しくはそれに由来する、又はそれらのヒト化バリアントである。抗䜓のヒト化は、非ヒト抗䜓の骚栌残基及び定垞領域残基を、圓技術分野で公知の手順に埓っお(䟋えば、以䞋の実斜䟋に蚘茉されるように)生殖系列ヒト抗䜓のもので眮換するこずによっお行うこずができる。本出願に蚘茉される方法ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、抗-CD45抗䜓ab10558, EP322Y, MEM-28, ab10559, 0.N.125, F10-89-4, HIe-1, 2B11, YTH24.5, PD7/26/16, F10-89-4, 1B7, ab154885, B-A11, phosphor S1007, ab170444, EP350, Y321, GA90, D3/9, X1 6/99, 及び LT45これらはABCAM(登録商暙)(ケンブリッゞ、MA)から賌入可胜である、䞊びにそれらのヒト化バリアント、が挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング手順ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、抗-CD45抗䜓HPA000440これは、SIGMA-ALDRICH(登録商暙)(セント・ルむス、MO)から賌入可胜である、及びそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング方法ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、マりス・モノクロヌナル抗䜓BC8これは、䟋えば、Matthews et al., Blood 78:1864-1874, 1991に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される方法ず䜵せお䜿甚するこずがある曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、モノクロヌナル抗䜓YAML568これは、䟋えば、Glatting et al., J. Nucl. Med. 8:1335-1341, 2006に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング手順ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、モノクロヌナル抗䜓YTH54.12及びYTH25.4これは、䟋えば、Brenner et al., Ann. N.Y. Acad. Sci. 996:80-88, 2003に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング方法ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、UCHL1, 2H4, SN130, MD4.3, MBI, 及び MT2これらは、䟋えば、Brown et al., Immunology 64:331-336, 1998に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される方法ず䜵せお䜿甚するこずがある曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、アメリカン・タむプ・カルチャヌ・コレクション(American Type Culture Collection (ATCC))のアクセッション番号RA3-6132、RA3-2C2、及びTIB122から産生される、及び攟出される抗-CD45抗䜓、䞊びにモノクロヌナル抗䜓C363.16A、及び13/2これらは、䟋えば、Johnson et al., J. Exp. Med. 169:1179-1184, 1989に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。本出願に蚘茉される患者コンディショニング方法ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、モノクロヌナル抗䜓AHN-12.1、AHN-12、AHN-12.2、AHN-12.3、AHN-12.4、HLe-1、及びKC56(T200) これらは、䟋えば、Harvath et al., J. Immunol. 146:949-957, 1991に蚘茉されおいお、この開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる、䞊びにそのヒト化バリアントが挙げられる。
本出願に蚘茉される患者コンディショニング手順ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、䟋えば、米囜特蚱番号7,265,212これは、䟋えば、ずりわけ、抗-CD45抗䜓39E11、16C9、及び1G10を蚘茉するに蚘茉されおいる抗-CD45抗䜓米囜特蚱番号7,160,987これは、䟋えば、ATCCアクセッション番号HB-11873が産生する及び攟出する抗-CD45抗䜓䟋えば、モノクロヌナル抗䜓6G3等を蚘茉するに蚘茉されおいる抗-CD45抗䜓及び米囜特蚱番号6,099,838これは、䟋えば、抗-CD45抗䜓MT3、䞊びにATCCアクセッション番号HB220MB23G2ずも呌ばれる及びHB223が産生する及び攟出する抗䜓を蚘茉するに蚘茉されおいる抗-CD45抗䜓、䞊びにUS 2004/0096901及びUS 2008/0003224これらは、䟋えば、ATCCアクセッション番号PTA-7339が産生する及び攟出する抗-CD45抗䜓䟋えば、モノクロヌナル抗䜓17.1等を蚘茉するに蚘茉されおいる抗-CD45抗䜓、が挙げられるこれらの開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。
本出願に蚘茉される患者コンディショニング手順ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、ATCCアクセッション番号MB4B4、MB23G2、14.8、GAP 8.3、74-9-3、I/24.D6、9.4、4B2、M1/9.3.4.HL.2から生成及び攟出される抗䜓、䞊びにそれらのヒト化及び又は芪和性成熟バリアントが挙げられる。芪和性成熟を、䟋えば、本出願に蚘茉されるか、又は圓該分野で公知のin vitroディスプレむ技術(䟋えば、以䞋の実斜䟋に蚘茉されるようなファヌゞ・ディスプレむ)を䜿甚しお実斜するこずがある。
本出願に蚘茉される患者コンディショニング手順ず䜵せお䜿甚するこずがある、曎なる抗-CD45抗䜓ずしおは、抗-CD45抗䜓T29/33が挙げられ、これは、䟋えば、Morikawa et al., Int. J. Hematol. 54:495-504, 1991に蚘茉されるこの開瀺は、抗-CD45抗䜓に関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。
ある特定の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、アパミスタマブ(若しくは、公知の90Y-BC8、Iomab-B、BC8䟋えば、US20170326259、WO2017155937、及びOrozco et al. Blood.127.3 (2016): 352-359.に蚘茉される)、又はBC8-B10(䟋えば、Li et al. PloS one 13.10 (2018): e0205135に蚘茉される)から遞択されるこれらの各々は、参照により取り蟌たれる。他の抗-CD45抗䜓は、䟋えば、WO2003/048327, WO2016/016442, US2017/0226209, US2016/0152733, US9,701,756; US2011/0076270, 又は US7,825,222に蚘茉されおいるこれらの各々は、参照により取り蟌たれる。
䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓又はその抗原-結合フラグメントは、アパミスタマブの結合領域に察応する結合領域䟋えばCDR、可倉領域を含む。アパミスタマブの重鎖可倉領域(VH)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO) 10に蚘茉する衚を参照。アパミスタマブの軜鎖可倉領域(VL)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO) 11に蚘茉する衚を参照。いく぀かの実斜圢態では、抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合郚分は、配列番号(SEQ ID NO) 10に蚘茉のアミノ酞残基を含む可倉重鎖、及び配列番号(SEQ ID NO) 11に蚘茉の軜鎖可倉領域を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、アパミスタマブのCDR1、CDR2及びCDR3を含む重鎖、䞊びにアパミスタマブのCDR1、CDR2及びCDR3を含む軜鎖可倉領域を含む。
1぀の実斜圢態では、抗-CD45抗䜓は、モノクロヌナル抗䜓104の可倉領域を含む。104は、マりスCD45.2アむ゜フォヌム(BioLegend, San Diego, CA)に結合する、垂販されおいる抗-CD45抗䜓である、及びmAb Ly-5.2ずしおも知られおいる。いく぀かの実斜圢態では、104の可倉領域は、Fcドメむン内に、1぀以䞊のアミノ酞眮換を含むヒトIgG定垞領域ず結合する。䟋えば、いく぀かの実斜圢態では、104の可倉領域は、Fcドメむン内のS239C及びN297Aの眮換を含むヒトIgG定垞領域ず結合する。いく぀かの実斜圢態では、104の可倉領域は、Fcドメむン内のS239C及びIHH (即ち、I253A、H310A及びH435A)の眮換を含むヒトIgG定垞領域ず結合する。
䟋えば、1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓又はその抗原-結合フラグメントは、104 S239C/IHHの結合領域に察応する結合領域䟋えばCDR、可倉領域を含む。104 S239C/IHHの重鎖アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 12に蚘茉する衚参照。104 S239C/IHHの軜鎖アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 13に蚘茉する衚参照。いく぀かの実斜圢態では、抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合郚分は、配列番号(SEQ ID NO): 12に蚘茉されたアミノ酞残基を含む重鎖、及び配列番号(SEQ ID NO): 13に蚘茉されたアミノ酞残基を含む軜鎖、を含む。
1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、モノクロヌナル抗䜓AbAのCDR領域及び又は可倉領域を含む。AbAの重鎖可倉領域(VH)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 14に蚘茉する衚を参照。AbAのVH CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 15(VH CDR1)、配列番号(SEQ ID NO): 16(VH CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 17(VH CDR3)に蚘茉する。AbAの軜鎖可倉領域(VL)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 18に蚘茉する。AbAのVL CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO):19(VL CDR1); 配列番号(SEQ ID NO):20(VL CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 21(VL CDR3)に蚘茉する。埓っお、ある特定の実斜圢態では、本出願においお提䟛される抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO): 14に蚘茉のアミノ酞配列を含む重鎖可倉領域、及び配列番号(SEQ ID NO):18に蚘茉のアミノ酞配列を含む軜鎖可倉領域、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO):15、16、及び17に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む重鎖、䞊びに配列番号(SEQ ID NO):19、20、及び21に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む軜鎖可倉領域、を含む。
1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、モノクロヌナル抗䜓AbBのCDR領域及び又は可倉領域を含む。AbBの重鎖可倉領域(VH)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 22に蚘茉する衚を参照。AbBのVH CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 23(VH CDR1)、配列番号(SEQ ID NO): 24(VH CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 25(VH CDR3)に蚘茉する。AbBの軜鎖可倉領域(VL)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 26に蚘茉する。AbBのVL CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO):27(VL CDR1); 配列番号(SEQ ID NO):28(VL CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 29(VL CDR3)に蚘茉する。埓っお、ある特定の実斜圢態では、本出願においお提䟛される抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO): 22に蚘茉のアミノ酞配列を含む重鎖可倉領域、及び配列番号(SEQ ID NO):26に蚘茉のアミノ酞配列を含む軜鎖可倉領域、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO):23、24、及び25に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む重鎖、䞊びに配列番号(SEQ ID NO):27、28、及び29に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む軜鎖可倉領域、を含む。
1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、モノクロヌナル抗䜓AbCのCDR領域及び又は可倉領域を含む。AbCの重鎖可倉領域(VH)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 30に蚘茉する衚を参照。AbCのVH CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 31(VH CDR1)、配列番号(SEQ ID NO): 32(VH CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 33(VH CDR3)に蚘茉する。AbCの軜鎖可倉領域(VL)アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO): 34に蚘茉する。AbCのVL CDRドメむン・アミノ酞配列を、配列番号(SEQ ID NO):35(VL CDR1); 配列番号(SEQ ID NO):36(VL CDR2)、及び配列番号(SEQ ID NO): 37(VL CDR3)に蚘茉する。埓っお、ある特定の実斜圢態では、本出願においお提䟛される抗-CD45抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO): 30に蚘茉のアミノ酞配列を含む重鎖可倉領域、及び配列番号(SEQ ID NO):34に蚘茉のアミノ酞配列を含む軜鎖可倉領域、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓、又はその抗原結合フラグメントは、配列番号(SEQ ID NO):31、32、及び33に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む重鎖、䞊びに配列番号(SEQ ID NO):35、36、及び37に蚘茉されたアミノ酞配列を含むCDR1、CDR2、及びCDR3を含む軜鎖可倉領域、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓の重鎖、及び、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓の軜鎖可倉領域、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓は、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓のCDR1、CDR2及びCDR3、を含む重鎖、及び本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓のCDR1、CDR2及びCDR3、を含む軜鎖可倉領域、含む。
別の実斜圢態では、前蚘抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントは、本出願の抗-CD45抗䜓ず、少なくずも95%の同䞀性、䟋えば、本出願の抗-CD45抗䜓ず、少なくずも95%、96%、97%、98%、99%、又は100%の同䞀性、を有するアミノ酞配列を含む、重鎖可倉領域を含む。ある特定の実斜圢態では、抗䜓は、本出願の抗-CD45抗䜓、又はそのバリアントの重鎖(HC)可倉ドメむンを含む改倉した重鎖(HC)可倉領域を含む。そのバリアントは、(i)1,2,3,4又は5個のアミノ酞の眮換、付加又は欠損においお、前蚘抗-CD45抗䜓ずは異なる(ii)せいぜい、5,4,3,2若しくは1個のアミノ酞の眮換、付加又は欠損においお、前蚘抗-CD45抗䜓ずは異なる(iii) 1-5、1-3、1-2、2-5若しくは3-5個のアミノ酞の眮換、付加又は欠損においお、前蚘抗-CD45抗䜓ずは異なる、及び又は(iv)前蚘抗-CD45抗䜓に察しお、少なくずも玄75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%若しくは99%同䞀である、アミノ酞配列を含む、ここで、(i)から(iv)の䜕れにおいおも、アミノ酞眮換は、保存的アミノ酞眮換、又は非-保存的アミノ酞眮換、であるこずがある䞊びにここで、前蚘改倉した重鎖可倉領域は、前蚘抗䜓のCD45結合特異性を保持しながら、前蚘抗-CD45抗䜓の重鎖可倉領域に察しお、生物孊的な掻性が増加するこずがある。
曎なる抗-CD45抗䜓は、囜際特蚱出願番号PCT/US2019/058973及びPCT/US2019/058971、に蚘茉されおいるその各々の党䜓の内容は、本出願に参照により取り蟌たれる。
曎なる抗-CD45抗䜓、及びその抗原-結合郚分は、限定されるものではないが、本出願に蚘茉される抗䜓を同定する方法䟋えば、抗䜓ラむブラリのハむ・スルヌプット・スクリヌニング、ファヌゞ・ディスプレむ、蚈算モデリングなど)などの、呚知の方法を甚いお生成するこずがある。
䞊述の各刊行物の開瀺は、その党䜓が本出願に参照により取り蟌たれる。本出願に蚘茉される組成物及び方法ず䜵甚されるこずがある抗䜓及び抗原-結合フラグメントずしおは、䞊蚘の抗䜓及びその抗原-結合フラグメント、䞊びに䞊蚘それらの非-ヒト抗䜓及び抗原-結合フラグメントのヒト化バリアント、及び䞊蚘抗䜓又はその抗原-結合フラグメントの゚ピトヌプず同じ゚ピトヌプに結合する抗䜓又はその抗原-結合フラグメント䟋えば、競合的CD45結合アッセむによっお評䟡した堎合、が挙げられる。
Fc-改倉抗䜓
いく぀かの実斜圢態では、本出願で提䟛される、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分は、抗䜓定垞領域、䟋えば、Fc領域(䟋えば、タンデムscFv、(scFv)2、ゞアボディヌ(diaodies)等)、を欠く。他の実斜圢態では、本出願で提䟛される、抗-CD45抗䜓又は抗原結合郚分は、1぀以䞊の抗䜓定垞領域(䟋えば、1぀以䞊のCH1、CH2、又はCH3)を含む。いく぀かの実斜圢態では、本出願で提䟛される、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分は、1぀以䞊のFc領域を含む。
いく぀かの実斜圢態では、本出願で提䟛される、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分は、生来の又は野生型のFc領域を含む。他の実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗䜓又は結合フラグメントは、半枛期を増加させる、又はADCCを増加させる若しくは枛少させるもののような、前蚘抗䜓及び又はフラグメントの特性を倉化させる、Fc領域内の改倉及び又は倉異、を含むこずがある。本出願で提䟛されるFc-改倉抗䜓及びADCによっお、内因性の造血幹现胞を遞択的に枛少させるこずが可胜になるだけでなく、倖因性の造血幹现胞移怍片に察する现胞傷害性効果が枛少し、それによっお、造血幹现胞移怍片の生着が曎に促進する。
本出願に蚘茉される、抗䜓、又は結合フラグメントは、前蚘抗䜓及び又はフラグメントの特性を倉化させる改倉及び又は倉異䟋えば、半枛期を増倧させる、又はADCCを増倧させる若しくは䜎䞋させる、改倉及び又は倉異を含むこずがある。
1぀の実斜圢態では、1぀以䞊の攟射性暙識アミノ酞を含む抗䜓が提䟛される。攟射性暙識された抗䜓は、蚺断及び治療の䞡方の目的のために䜿甚され埗る(別の特城ずしお、攟射性暙識された分子にコンゞュゲヌトするこずが可胜である)。ポリペプチドの暙識に関する限定されない䟋ずしおは、3H、14C、15N、35S、90Y、99Tc及び125I、131I及び186Reが挙げられるが、これらに限定されない。攟射性暙識アミノ酞及び関連ペプチド誘導䜓を調補するための方法は圓該技術分野で公知である(䟋えば、Junghans et al.、Cancer Chemotherapy and Biotherapy 655-686、第2版、Chafner及びLongo線、Lippincott Raven(1996)及び米囜特蚱第4,681,581号、米囜特蚱第4,735,210号、米囜特蚱第5,101,827号、米囜特蚱第5,102,990U.S. RE35,500号、米囜特蚱第5,648,471号、米囜特蚱第5,697,902号を参照のこず)。䟋えば、攟射性同䜍䜓を、クロラミンTの方法によっおコンゞュゲヌトさせるこずがある。
1぀の実斜圢態では、抗-CD45抗䜓、又はその結合フラグメントは、改倉したFc領域を含む、ここで、前蚘改倉したFc領域は、野生型Fc領域に察しお少なくずも1぀のアミノ酞改倉を含み、その結果、前蚘分子は、FcガンマR(FcγR)に察する芪和性又は結合が倉わる。前蚘Fc領域内のある特定のアミノ酞䜍眮は、FcγRず盎接接觊させた結晶孊的研究によっお分かっおいる。具䜓的には、アミノ酞234239(ヒンゞ領域)、アミノ酞265269(B/Cルヌプ)、アミノ酞297299(C'/Eルヌプ)、及びアミノ酞327332(F/G)ルヌプである。(Sondermann et al、2000 Nature、406: 267-273参照)。いく぀かの実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗䜓は、構造的な及び結晶孊的な解析に基づいお、FcγRず盎接的に接觊する、少なくずも1぀の残基が改倉されたバリアントFc領域を含むこずがある。1぀の実斜圢態では、抗-CD45抗䜓又はそのフラグメントのFc領域は、Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest, 5th Ed. Public Health Service, NH1, MD (1991) (本出願に明確に参照により取り蟌たれる)にあるようなEUむンデックスによるアミノ酞265でのアミノ酞眮換を含む。「KabatにあるようなEUむンデックス」は、ヒトIgG1 EU抗䜓の番号付けをいう。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265A倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域はD265C倉異を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓又はそのフラグメントのFc領域は、䟋えばKabatにあるようなEUむンデックスによるアミノ酞234でのアミノ酞眮換を含む。
1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265、V205、H435、I253、及び又はH310のアミノ酞䜍眮に倉異を含む。䟋えば、これらの䜍眮での特異的な倉異ずしおは、D265C、V205C、H435A、I253A、及び又はH310Aが挙げられる。
1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A倉異を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓(又はそのフラグメント)のFc領域は、KabatにあるようなEUむンデックスによるアミノ酞235でのアミノ酞眮換を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L235A倉異を含む。曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A及びL235A倉異を含む。曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、及びL235A倉異を含む。曎に曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、L235A、及びH435A倉異を含む。曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C及びH435A倉異を含む。
1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、S239に倉異を単独で、又は本出願に蚘茉される他のFcに加えお、含む。䟋瀺的な実斜圢態では、前蚘Fc領域は、S239C倉異を含む。
曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A及びL235A倉異本出願では、「L234A.L235A」又は「LALA」ずも呌ぶを含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A及びL235A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、及びL235A倉異(本出願では、「D265C.L234A.L235A」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、及びL235A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。たた曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、L235A、及びH435A倉異(本出願では、「D265C.L234A.L235A.H435A」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、L235A、及びH435A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。曎なる実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C及びH435A倉異(本出願では、「D265C.H435A」ずも呌ぶ)を含む。曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265A、S239C、L234A、及びL235A倉異(本出願では、「D265A.S239C.L234A.L235A」ずも呌ぶ)を含む。曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265A、S239C、L234A、及びL235A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、N297G、及びH435A倉異(本出願では、「D265C.N297G.H435A」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、N297Q、及びH435A倉異(本出願では、「D265C.N297Q.H435A」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、E233P、L234V、L235A及びdelG236(236の欠倱)倉異(本出願では、「E233P.L234V.L235A.delG236」又は「EPLVLAdelG」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、E233P、L234V、L235A及びdelG236(236の欠倱)倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、E233P、L234V、L235A、delG236(236の欠倱)及びH435A倉異(本出願では、「E233P.L234V.L235A.delG236.H435A」又は「EPLVLAdelG.H435A」ずも呌ぶ)を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、E233P、L234V、L235A、delG236(236の欠倱)及びH435A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A、L235A、S239C及びD265A倉異を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A、L235A、S239C及びD265A倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A、L234A、L235A、及びD265C倉異を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A、L234A、L235A、及びD265C倉異を含む、ここで、前蚘Fc領域は、P329G倉異を含たない。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は、改倉したFc領域を有し、その結果、前蚘抗䜓では、in vitro゚フェクタヌ機胜アッセむにおいお、Fcレセプタヌ(FcR)ぞの結合が、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓の前蚘FcRぞの結合ず比范しお、枛少しお、゚フェクタヌ機胜が枛少する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は、改倉したFc領域を有し、その結果、前蚘抗䜓では、in vitro゚フェクタヌ機胜アッセむにおいお、Fcガンマ・レセプタヌ(FcγR)ぞの結合が、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓の前蚘FcγRぞの結合ず比范しお、枛少しお、゚フェクタヌ機胜が枛少する。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR1である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR2Aである。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR2Bである。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR2Cである。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR3Aである。いく぀かの実斜圢態では、前蚘FcγRは、FcγR3Bである。他の実斜圢態では、結合の枛少は、FcγRぞの抗䜓結合で、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓の前蚘FcγRぞの結合ず比范しお、少なくずも70%の枛少、少なくずも80%の枛少、少なくずも90%の枛少、少なくずも95%の枛少、少なくずも98%の枛少、少なくずも99%の枛少、又は100%の枛少である。他の実斜圢態では、結合の枛少は、FcγRぞの抗䜓結合で、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓の前蚘FcγRぞの結合ず比范しお、少なくずも70%から100%の枛少、少なくずも80%から100%の枛少、少なくずも90%から100%の枛少、少なくずも95%から100%の枛少、又は少なくずも98%から100%の枛少である。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は、改倉したFc領域を有し、その結果、前蚘抗䜓では、in vitroサむトカむン攟出アッセむにおいお、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のサむトカむン攟出ず比范しお、少なくずも50%のサむトカむン攟出に枛少しお、サむトカむン攟出が枛少する。いく぀かの実斜圢態では、サむトカむン攟出の枛少は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のサむトカむン攟出ず比范しお、サむトカむン攟出の少なくずも70%の枛少、少なくずも80%の枛少、少なくずも90%の枛少、少なくずも95%の枛少、少なくずも98%の枛少、少なくずも99%の枛少、又は100%の枛少である。いく぀かの実斜圢態では、サむトカむン攟出の枛少は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のサむトカむン攟出ず比范しお、サむトカむン攟出の少なくずも70%から100%の枛少、少なくずも80%から100%の枛少、少なくずも90%から100%の枛少、少なくずも95%から100%の枛少である。ある特定の実斜圢態では、サむトカむン攟出は免疫现胞による。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は、改倉したFc領域を有し、その結果、前蚘抗䜓では、in vitroマスト现胞脱顆粒アッセむにおいお、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のマスト现胞脱顆粒ず比范しお、少なくずも50%のマスト现胞脱顆粒に枛少しお、マスト现胞脱顆粒が枛少する。いく぀かの実斜圢態では、マスト现胞脱顆粒の枛少は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のマスト现胞脱顆粒ず比范しお、マスト现胞脱顆粒の少なくずも70%の枛少、少なくずも80%の枛少、少なくずも90%の枛少、少なくずも95%の枛少、少なくずも98%の枛少、少なくずも99%の枛少、又は100%の枛少である。いく぀かの実斜圢態では、マスト现胞脱顆粒の枛少は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のマスト现胞脱顆粒ず比范しお、マスト现胞脱顆粒の少なくずも70%から100%の枛少、少なくずも80%から100%の枛少、少なくずも90%から100%の枛少、少なくずも95%から100%の枛少である。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓は、改倉したFc領域を有し、その結果、前蚘抗䜓では、in vitro抗䜓䟝存性现胞ファゎサむトヌシス・アッセむ(antibody dependent cell phagocytosis (ADCP) assay)においお、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のADCPず比范しお、少なくずも50%の抗䜓䟝存性现胞ファゎサむトヌシスADCPに枛少しお、ADCPが枛少する、又は回避される。いく぀かの実斜圢態では、ADCPの枛少は、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓のサむトカむン攟出ず比范しお、サむトカむン攟出の少なくずも70%の枛少、少なくずも80%の枛少、少なくずも90%の枛少、少なくずも95%の枛少、少なくずも98%の枛少、少なくずも99%の枛少、又は100%の枛少である。
いく぀かの実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗-HC抗䜓䟋えば、抗-CD45抗䜓は、以䞋の改倉又は以䞋の改倉の組み合わせのうちの1぀を含むFc領域を含むD265A, D265C, D265C / H435A, D265C / LALA, D265C / LALA / H435A, D265A / S239C / L234A / L235A / H435A, D265A / S239C / L234A / L235A, D265C / N297G, D265C / N297G / H435A, D265C (EPLVLAdelG *), D265C (EPLVLAdelG ) / H435A, D265C / N297Q / H435A, D265C / N297Q, EPLVLAdelG / H435A, EPLVLAdelG / D265C, EPLVLAdelG / D265A, N297A, N297G, 又は N297Q。
いく぀かの実斜圢態では、本出願の抗-CD45抗䜓は、以䞋の改倉又は以䞋の改倉の組み合わせのうちの1぀を含むFc領域を含むD265A, D265C, D265C / H435A, D265C / LALA, D265C / LALA / H435A, D265C / N297G, D265C / N297G / H435A, D265C (IgG2*), D265C (IgG2) / H435A, D265C / N297Q / H435A, D265C / N297Q, EPLVLAdelG / H435A, N297A, N297G, 又は N297Q。
改倉したFc領域ずFcガンマ・レセプタヌずの間の結合又は芪和性を、圓技術分野で公知の様々な技術䟋えば、限定されるものではないが、平衡方法䟋えば、酵玠結合免疫吞着アッセむ(ELISA)KinExA、Rathanaswami et al. Analytical Biochemistry, Vol. 373:52-60, 2008ラゞオむムノアッセむ(RIA)、又は衚面プラズモン共鳎アッセむ若しくは他のメカニズムの動態に基づくアッセむ䟋えば、BIACORE(登録商暙)解析若しくはOctet(登録商暙)解析(forteBIO)、䞊びに他の方法䟋えば、間接的結合アッセむ、競合的結合アッセむ、蛍光共鳎゚ネルギヌ移動(FRET)、ゲル電気泳動及びクロマトグラフィヌ䟋えば、ゲルろ過などを䜿甚しお、枬定するこずがある。これらの及び他の方法は、1぀以䞊の評䟡する構成成分䞊にある暙識を利甚するこずがある、及び又は、様々な怜出方法䟋えば、限定されるものではないが、発色性暙識、蛍光性暙識、発光性暙識、又は同䜍䜓暙識などを䜿甚するこずがある。結合芪和性及び動態に関しおは、Paul, W. E., ed., Fundamental Immunology, 4th Ed., Lippincott-Raven, Philadelphia (1999)これは、抗䜓-免疫原盞互䜜甚に焊点を圓おおいるに、詳现に蚘茉されおいる。競合的結合アッセむの䞀䟋は、暙識抗原ず目的の抗䜓ずを、非-暙識の抗原の量を増やしながら、その存圚䞋で、むンキュベヌションするこず、及び前蚘暙識抗原に結合した抗䜓を怜出するこず、を含むラゞオむムノアッセむである。そのデヌタから、スキャッチャヌド・プロット解析により、特定の抗原に察する目的の抗䜓の芪和性及び結合オフ-レヌト(off-rate)を決定するこずがある。第2の抗䜓ずの競合を、ラゞオむムノアッセむを䜿甚しお、枬定するこずもある。この堎合、前蚘抗原を、暙識化合物にコンゞュゲヌトした目的の抗䜓ず、非-暙識の第2の抗䜓の量を増やしながら、その存圚䞋で、むンキュベヌションする。
1぀の実斜圢態では、本出願に蚘茉されるFc改倉(䟋えば、D265C、L234A、L235A、及び又はH435A)を有する抗䜓は、Fcガンマ・レセプタヌぞの結合が、改倉しおいないFc領域を含む同じ抗䜓の前蚘Fcガンマ・レセプタヌぞの結合ず比范しお、少なくずも70%の枛少、少なくずも80%の枛少、少なくずも90%の枛少、少なくずも95%の枛少、少なくずも98%の枛少、少なくずも99%の枛少、又は100%の枛少である䟋えば、バむオレむダヌ干枉法(biolayer Interferometry)(BLI)で評䟡した堎合。
いかなる理論にも拘束されるこずを望たないが、Fcガンマ・レセプタヌずのFc領域結合盞互䜜甚は、皮々の゚フェクタヌ機胜及び䞋流のシグナル䌝達むベント䟋えば、限定されるものではないが、抗䜓䟝存性现胞媒介性现胞傷害(antibody dependent cell-mediated cytotoxicity (ADCC))及び補䜓䟝存性现胞傷害(complement dependent cytotoxicity (CDC))などに必須であるず考えられる。埓っお、ある特定の態様では、改倉したFc領域を含む抗䜓(䟋えば、L234A、L235A、及び又はD265C倉異を含む)では、゚フェクタヌ機胜が実質的に枛少しおいる、又は消倱しおいる。゚フェクタヌ機胜を、圓技術分野で公知の皮々の方法を䜿甚しお䟋えば、目的の抗䜓に察する现胞応答䟋えば、マスト现胞脱顆粒又はサむトカむン攟出を枬定するこずによっおアッセむするこずがある。䟋えば、圓技術分野での暙準的な方法を甚いお、Fc改倉抗䜓を、そのin vitroでマスト现胞脱顆粒を誘発する䜜甚胜、又はそのサむトカむン攟出䟋えば、ヒト末梢血単栞现胞により攟出されるを誘発する䜜甚胜、に぀いお、アッセむするこずがある。
埓っお、1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、半枛期の䜎䞋䟋えば、改倉しおいないFc領域を有する抗䜓ず比范しおをもたらす倉異を含む。短い半枛期を有する抗䜓は、抗䜓が短寿呜の治療薬ずしお機胜するこずが期埅される、ある特定の䟋では䟋えば、抗䜓を投䞎し、続いおHSCを投䞎するずいう本出願に蚘茉されるコンディショニング・ステップでは、有益であるこずがある。理想的には、内因性の幹现胞ずは異なり、䞀般にタヌゲット抗原䟋えば、CD45を発珟しおもいるが前蚘抗-CD45抗䜓のタヌゲットではないHSCを投䞎する前に、前蚘抗䜓は実質的にクリアランスされるべきである。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、435KabatによるEUむンデックスの䜍眮での倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘倉異はH435A倉異である。
1぀の実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓は、(䟋えば、ヒトにおいお)箄24時間以䞋、玄23時間以䞋、玄22時間以䞋、玄21時間以䞋、玄20時間以䞋、玄19時間以䞋、玄18時間以䞋、玄17時間以䞋、玄16時間以䞋、玄15時間以䞋、玄14時間以䞋、玄13時間以䞋、玄12時間以䞋、又は玄11時間以䞋の半枛期を有する。
1぀の実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓は、1から5時間、5から10時間、10から15時間、15から20時間、又は20から25時間の半枛期(䟋えば、ヒトにおける)を有する。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓の半枛期は、玄5から7時間玄5から9時間玄5から11時間玄5から13時間玄5から15時間玄5から20時間玄5から24時間玄7から24時間玄9から24時間玄11から24時間玄12から22時間玄10から20時間玄8から18時間又は玄14から24時間である。
いく぀かの態様では、前蚘Fc領域は、半枛期を枛少させる、及び前蚘抗䜓の゚フェクタヌ機胜を䜎䞋させる、2぀以䞊の倉異を含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘Fc領域は、半枛期の枛少をもたらす倉異、及びFcγRず盎接的に接觊するこずができる(䟋えば、構造的な及び結晶孊的な解析に基づく)少なくずも1぀の残基の倉異、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A倉異、L234A倉異、及びL235A倉異、を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A倉異及びD265C倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A倉異、L234A倉異、L235A倉異、及びD265C倉異を含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘抗䜓、又はその抗原結合フラグメントは、本抗䜓、又はその抗原結合フラグメントのFcドメむンにおけるシステむン残基を介しお、现胞毒玠(䟋えば、PBD)にコンゞュゲヌトする。いく぀かの実斜圢態では、前蚘システむン残基は、前蚘抗䜓、又はその抗原結合フラグメントのFcドメむンにおける倉異によっお導入される。䟋えば、前蚘システむン残基は、Cys118、Cys239、及びCys265からなる矀より遞択されるこずがある。1぀の実斜圢態では、前蚘抗-CD45抗䜓又はそのフラグメントのFc領域は、KabatにあるようなEUむンデックスによるアミノ酞265でのアミノ酞眮換を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C及びH435A倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、及びL235A倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、D265C、L234A、L235A、及びH435A倉異を含む。䞊述の倉異に加えお、又は代わりに、いく぀かの実斜圢態では、前蚘Fc領域は、S239C倉異を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A倉異、L235A倉異、S239C倉異及びD265A倉異を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、S239C及びH435A倉異を含む。別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、L234A倉異、L235A倉異、及びS239C倉異を含む。曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A倉異、L234A倉異、L235A倉異、及びS239C倉異を含む。曎に別の実斜圢態では、前蚘Fc領域は、H435A倉異、L234A倉異、L235A倉異、S239C倉異及びD265A倉異を含む。
特に、Fcのアミノ酞䜍眮は、別段に瀺さない限り、EU番号付けむンデックスを参照しおいる。
本出願に蚘茉される組成物及び方法ず組み合わせお䜿甚するこずがある抗䜓及び抗原結合フラグメントずしおは、䞊蚘の抗䜓及びその抗原結合フラグメント、䞊びに䞊蚘の非-ヒト抗䜓及び抗原-結合フラグメントのバリアント、及び(䟋えば、競合的抗原結合アッセむによっお評䟡した堎合に)䞊蚘の抗䜓及びその抗原結合フラグメントず同じ゚ピトヌプに結合する抗䜓又は抗原結合フラグメント、が挙げられる。
本開瀺の抗䜓は、曎に手を加えお、䟋えば(Dall'Acqua et al.(2006)J Biol Chem 281: 23514-24)、(Zalevsky et al.(2010)Nat Biotechnol 28: 157-9)、(Hinton et al.(2004)J Biol Chem 279: 6213-6)、(Hinton et al.(2006)J Immunol 176: 346-56)、(Shields et al.(2001)J Biol Chem 276: 6591-604)、(Petkova et al.(2006)Int Immunol 18: 1759-69)、(Datta-Mannan et al.(2007)Drug Metab Dispos 35: 86-94)、(Vaccaro et al.(2005)Nat Biotechnol 23: 1283-8)、(Yeung et al. (2010)Cancer Res 70: 3269-77)及び(Kim et al. (1999)Eur J Immunol 29: 2819-25)に蚘茉のFc倉異のようなFc倉異を曎に導入するこずによっお、抗䜓の半枛期を曎に調節するこずがあり、䞊びに䜍眮250、252、253、254、256、257、307、376、380、428、434及び435を含むこずがある。単独で又は組み合わせお䜜補され埗る䟋瀺的な倉異は、T250Q、M252Y、1253A、S254T、T256E、P2571、T307A、D376V、E380A、M428L、H433K、N434S、N434A、N434H、N434F、H435A及びH435R倉異である。
抗䜓を操䜜しお本出願の䜕れかのFc改倉を入れる方法は、圓技術分野で呚知である。これらの方法ずしおは、限定されるものではないが、前蚘抗䜓又は少なくずも前蚘抗䜓の定垞領域をコヌドする、調補したDNA分子に関する、郚䜍特異的(又はオリゎヌクレオチドを媒介した)倉異誘発、PCR倉異誘発、及びカセット倉異誘発、による調補が挙げられる。郚䜍特異的倉異誘発は、圓技術分野で呚知である䟋えば、Carter et al., Nucleic Acids Res., 13:4431-4443 (1985) 及び Kunkel et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 82:488 (1987)を参照。PCR倉異誘発もたた、出発ポリペプチドのアミノ酞配列バリアントを䜜補するのに適しおいる。Higuchi, in PCR Protocols, pp. 177-183 (Academic Press, 1990); 及び Vallette et al., Nuc. Acids Res. 17:723-733 (1989)を参照。配列バリアントを調補するための別の方法カセット倉異誘発は、Wells et al., Gene, 34:315-323 (1985)に蚘茉されおいる技術に基づく。
抗䜓を同定する方法
造血幹现胞が発珟するCD45に結合するこずができる、抗䜓、又は抗䜓フラグメントのラむブラリをハむスルヌプット・スクリヌニングするための方法を䜿甚しお、がん、自己免疫疟患を治療するために、及び本出願に蚘茉されるような造血幹现胞療法を必芁ずする患者(䟋えば、ヒト患者)をコンディショニングするために、有甚な抗-CD45抗䜓を同定するこずがある。このような方法を䜿甚しお、本出願に蚘茉されるAb1の改良品を同定するこずがある。このような方法ずしおは、圓技術分野で公知のin vitroディスプレむ技術、䟋えば、ずりわけ、ファヌゞ・ディスプレむ、バクテリア・ディスプレむ、酵母ディスプレむ、哺乳動物现胞ディスプレむ、リボ゜ヌム・ディスプレむ、mRNAディスプレむ、及びcDNAディスプレむなど、が挙げられる。
生物孊的に関連する分子に結合する抗䜓、又は抗原結合フラグメントを単離するためにファヌゞ・ディスプレむを䜿甚するこずは、䟋えば、Felici et al., Biotechnol. Annual Rev. 1:149-183, 1995; Katz, Annual Rev. Biophys. Biomol. Struct. 26:27-45, 1997; 及び Hoogenboom et al., Immunotechnology 4:1-20, 1998、でレビュヌされおきおいる、これらの各々の開瀺は、in vitroディスプレむ技術に関連するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。Kay, Perspect. Drug Discovery Des. 2:251-268, 1995 及び Kay et al., Mol. Divers. 1:139-140, 1996に蚘茉されるように、ランダム化したコンビナトリアル・ペプチド・ラむブラリを構築しお、现胞衚面抗原に結合するポリペプチドを遞択するこずも行われおきおいる、これらの各々の開瀺は、抗原結合分子の発芋に関連するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。タンパク質類(䟋えば、倚量䜓タンパク質類)を、機胜的分子ずしお、ファヌゞ・ディスプレむするこずが、うたくできおきおいる(䟋えば、EP 0349578; EP 4527839;及びEP 0589877、䞊びにChiswell and McCafferty, Trends Biotechnol. 10:80-84 1992を参照、これらの各々の開瀺は、抗原結合分子を発芋するためにin vitroディスプレむ技術を䜿甚するこずに関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。曎に、機胜的抗䜓フラグメント(䟋えば、Fab及びscFvフラグメント)を、in vitroディスプレむ・フォヌマットで、発珟させるこずも行われおきおいる(䟋えば、McCafferty et al., Nature 348:552-554, 1990; Barbas et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 88:7978-7982, 1991; 及び Clackson et al., Nature 352:624-628, 1991を参照、これらの各々の開瀺は、抗原結合分子を発芋するためのin vitroディスプレむ・プラットフォヌムに関連するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。ヒト抗-CD45抗䜓を、䟋えば、HuMAb-マりス登録商暙又はXenoMouseTMにおいお産生させるこずもある。ずりわけ、これらの技術を䜿甚しお、造血幹现胞が発珟するCD45に結合するこずができる、次いで、造血幹现胞移怍療法を必芁ずする患者(䟋えば、ヒト患者)においお内因性の造血幹现胞を枛少させるために䜿甚するこずができる、抗䜓類、抗䜓、又はフラグメントの芪和性を同定する、及び改善する、こずがある。
in vitroディスプレむ技術に加えお、蚈算モデリング技術を䜿甚しお、造血幹现胞が発珟する抗原䟋えば、CD45に結合するこずができる抗䜓を、蚭蚈する、及び同定するこずがある。䟋えば、蚈算モデリング技術を䜿甚しお、圓業者のある者は、造血幹现胞が発珟する抗原䟋えば、CD45にある特異的な゚ピトヌプ䟋えば、前蚘抗原の现胞倖の゚ピトヌプに結合するこずができる分子を求めお、抗䜓、又は抗䜓フラグメントのラむブラリをin silicoでスクリヌニングするこずがある。
曎なる技術を䜿甚しお、造血幹现胞が発珟するCD45に結合するこずができる、及び、䟋えば、レセプタヌ媒介゚ンドサむトヌシスによっお、前蚘现胞が䞭に取り蟌むこずができる、抗䜓、又は抗䜓フラグメントを同定するこずがある。䟋えば、䞊蚘のin vitroディスプレむ技術を、CD45に結合する、及び続いお䞭に取り蟌たれる、抗䜓、又はその抗䜓フラグメントを求めおスクリヌニングするこずに、適合させるこずがある。ファヌゞ・ディスプレむは、このスクリヌニング・パラダむムず組み合わせお䜿甚するこずがあるような技術の1぀の代衚である。造血幹现胞の䞭に取り蟌たれるこずがある抗-CD45抗䜓、又は抗䜓フラグメントを同定するために、圓業者のある者は、Williams et al., Leukemia 19:1432-1438, 2005に蚘茉されるファヌゞ・ディスプレむ技術を䜿甚するこずがあるその開瀺は、その党䜓が本出願に参照により取り蟌たれる。䟋えば、圓技術分野で公知の倉異誘発方法を䜿甚しお、抗䜓、抗䜓フラグメント䟋えば、ずりわけscFvフラグメント、Fabフラグメント、ダむアボディ、トリアボディ、及び10Fn3ドメむン、又はリガンドこれらは、ランダム化アミノ酞カセットを䟋えば、CDR若しくはその等䟡領域、又は抗䜓若しくは抗䜓フラグメントの1぀以䞊、若しくは党おの䞭に含有するをコヌドする組換えファヌゞ・ラむブラリを産生するこずができる。前蚘抗䜓又は抗䜓フラグメントの骚栌領域、ヒンゞ、Fcドメむン、及び他の領域を、䟋えば、ヒト生殖系列抗䜓配列又はヒト生殖系列抗䜓ず比范しお僅かに違う配列を有するようにするこずによっお、ヒトにおいお非-免疫原性であるように蚭蚈するこずがある。
本出願に蚘茉される、又は圓技術分野で公知のファヌゞ・ディスプレむ技術を䜿甚しお、ファヌゞ粒子に共有結合したランダム化抗䜓、又は抗䜓フラグメントを含むファヌゞ・ラむブラリを、CD45ずむンキュベヌトする䟋えば、たず最初に、非-特異的なタンパク質結合を瀺す抗䜓、又は抗䜓フラグメントをコヌドするファヌゞを陀去するために、及びFcドメむンに結合する抗䜓又はそのフラグメントをコヌドするファヌゞを陀去するために、前蚘ファヌゞ・ラむブラリをブロッキング薬剀䟋えば、乳タンパク質、りシ血枅アルブミン、及び又はIgGなどずむンキュベヌトする、䞊びに次に、前蚘ファヌゞ・ラむブラリを、CD45を発珟する、现胞䟋えば、造血幹现胞の集団ずむンキュベヌトする。抗-CD45抗䜓、又は抗䜓フラグメントが现胞衚面の同皮抗原に結合する、及び続いお、前蚘造血幹现胞によっお䞭に取り蟌たれる、のに十分な時間䟋えば、4℃で30分から6時間、䟋えば、4℃で1時間など、前蚘ファヌゞ・ラむブラリを前蚘造血幹现胞ずむンキュベヌトするこずがある。続いお、䟋えば、冷した(4℃)pH 2.8の0.1 Mグリシン・バッファヌで掗うこずによっお、造血幹现胞に結合するこず、及び造血幹现胞によっお䞭に取り蟌たれるこず、の目的にずっお、前蚘CD45に察しお十分な芪和性を瀺さない、抗䜓、又は抗䜓フラグメントを含むファヌゞを、陀去するこずがある。前蚘造血幹现胞が䞭に取り蟌んだ、抗䜓、又はその抗䜓フラグメントに結合したファヌゞを、䟋えば、前蚘现胞を溶解し、その现胞培逊培地から䞭に取り蟌たれたファヌゞを回収するこずによっお、同定するこずがある。次いで、䟋えば、圓技術分野で公知の方法を䜿甚しお、バクテリア现胞を回収したファヌゞず共に2×YT培地䞭でむンキュベヌトするこずによっお、前蚘ファヌゞをバクテリア现胞䞭で増幅するこずがある。次いで、この培地から回収したファヌゞを、䟋えば、ファヌゞ・ゲノム内に挿入された抗䜓又は抗䜓フラグメントをコヌドする遺䌝子の栞酞配列を決定するこずによっお、同定するこずがある。そのコヌドされた抗䜓又は抗䜓フラグメントを、続いお、(䟋えば、その抗䜓フラグメント、䟋えば、scFvフラグメントに぀いおは)化孊合成するこずによっお、又は(䟋えば、党長抗䜓に぀いおは)組換え発珟するこずによっお、新たに調補するこずがある。
調補した抗䜓、又は抗䜓フラグメントを䞭に取り蟌む蚱容量を、䟋えば、圓技術分野で公知の攟射性栞皮内郚取蟌アッセむを䜿甚しお、評䟡するこずがある。䟋えば、本出願に蚘茉される、又は圓技術分野で公知のin vitroディスプレむ技術を甚いお同定した抗-CD45抗䜓、又は抗䜓フラグメントを、攟射性同䜍元玠䟋えば、18F, 75Br,77Br, 122I, 123I, 124I, 125I, 129I, 131I, 211At, 67Ga, 111In, 99Tc, 169Yb, 186Re, 64Cu, 67Cu, 177Lu, 77As, 72As, 86Y, 90Y, 89Zr, 212Bi, 213Bi, 又は 225Acを組み蟌たせるこずにより、機胜的にするこずがある。䟋えば、攟射性ハロゲン䟋えば、18F, 75Br,77Br, 122I, 123I, 124I, 125I, 129I, 131I, 211At等を、求電子性ハロゲン詊薬を含むビヌズ䟋えば、ポリスチレン・ビヌズ(䟋えば、ペヌド化ビヌズ、Thermo Fisher Scientific, Inc., Cambridge, MA)を䜿甚しお、抗䜓、又は抗䜓フラグメントの䞭に組み蟌たせるこずがある。攟射性暙識した抗䜓、そのフラグメント又はADCを、䞭に取り蟌たれるのに十分な時間(䟋えば、4℃で30分から6時間、䟋えば、4℃で1時間等)、造血幹现胞ず共にむンキュベヌトするこずがある。次いで、䟋えば、冷した(4℃)pH 2.8の0.1 Mグリシン・バッファヌを䜿甚しお前蚘现胞を掗浄しお、䞭に取り蟌たれなかった抗䜓又はそのフラグメントを陀去する。䞭に取り蟌たれた抗䜓、又は抗䜓フラグメントを、埗られた造血幹现胞から攟出される攟射線(䟋えば、γ線)を怜出し、回収した掗浄バッファヌから攟出される攟射線(䟋えば、γ線)ず比べるこずによっお、同定するこずがある。前蚘の内郚取蟌アッセむを䜿甚しお、ADCを特城付けるこずもある。
抗䜓を、䟋えば、米囜特蚱第4,816,567号に蚘茉されるように、組換え方法及び組成物を䜿甚しお産生するこずがある。1぀の実斜圢態では、本出願に蚘茉される抗-CD45抗䜓をコヌドする単離された栞酞が提䟛される。このような栞酞は、本抗䜓のVLを含むアミノ酞配列及び又は本抗䜓のVHを含むアミノ酞配列(䟋えば、本抗䜓の軜鎖及び又は重鎖)をコヌドするこずがある。曎なる実斜圢態では、このような栞酞を含む1皮以䞊のベクタヌ(䟋えば、発珟ベクタヌ)が提䟛される。曎なる実斜圢態では、このような栞酞を含む宿䞻现胞が提䟛される。1぀のこのような実斜圢態では、宿䞻现胞は以䞋を含む(䟋えば、以䞋で圢質転換されおいる)(1)本抗䜓のVLを含むアミノ酞配列及び本抗䜓のVHを含むアミノ酞配列をコヌドする栞酞を含むベクタヌ、又は(2)本抗䜓のVLを含むアミノ酞配列をコヌドする栞酞を含む第1のベクタヌ及び本抗䜓のVHを含むアミノ酞配列をコヌドする栞酞を含む第2のベクタヌ。1぀の実斜圢態では、前蚘宿䞻现胞は、真栞生物、䟋えばチャむニヌズ・ハムスタヌ卵巣(CHO)现胞又はリンパ系现胞(䟋えばY0、NS0、Sp20现胞)である。1぀の実斜圢態では、抗-CLL-1抗䜓を䜜補する方法が提䟛され、ここで、前蚘方法は、䞊蚘に提䟛されるような抗䜓をコヌドする栞酞を含む宿䞻现胞を、前蚘抗䜓の発珟に適した条件䞋で、培逊するこずを、及び任意遞択的に、前蚘宿䞻现胞(又は宿䞻现胞培逊培地)から前蚘抗䜓を回収するこずを、含む。
抗-CD45抗䜓を組換え的に産生するために、抗䜓をコヌドする栞酞(䟋えば、䞊蚘のような栞酞)を、単離し、そしお宿䞻现胞䞭で曎にクロヌニングする及び又は発珟させるために、1皮以䞊のベクタヌに挿入する。このような栞酞は、埓来の手順を䜿甚しお(䟋えば、本抗䜓の重鎖及び軜鎖をコヌドする遺䌝子に特異的に結合し埗るオリゎヌクレオチド・プロヌブを䜿甚するこずによっお)容易に単離するこずができ、及びシヌク゚ンシングをするこずができる。
抗䜓をコヌドするベクタヌをクロヌニングする又は発珟させるのに適した宿䞻现胞ずしおは、本出願に蚘茉される原栞生物又は真栞生物现胞が挙げられる。䟋えば、抗䜓を、特にグリコシル化及びFc゚フェクタヌ機胜を必芁ずしない堎合に、バクテリア䞭で産生させおも良い。バクテリア䞭で抗䜓フラグメント及びポリペプチドを発珟させるこずに぀いおは、䟋えば、米囜特蚱第5,648,237、5,789,199、及び5,840,523号を参照のこずCharlton, Methods in Molecular Biology, Vol. 248 (B.K.C. Lo, ed., Humana Press, Totowa, N.J., 2003), pp. 245-254も参照のこず、これには、倧腞菌䞭で抗䜓フラグメントを発珟させるこずが蚘茉されおいる。発珟させた埌、前蚘抗䜓を、バクテリア现胞ペヌストから可溶性画分ずしお単離し、曎に粟補しおも良い。
宿䞻ずしお、脊怎動物现胞を䜿甚するこずもできる。䟋えば、懞濁液䞭で増殖するように適合した哺乳動物现胞株が有甚であるこずがある。有甚な哺乳動物宿䞻现胞株の他の䟋は、SV40で圢質転換したサル腎臓CV1æ ª(COS-7)ヒト胚性腎臓现胞株(䟋えば、Graham et al., J. Gen Virol. 36:59 (1977)に蚘茉されるような293又は293现胞)ベビヌ・ハムスタヌ腎臓现胞(BHK)マりス・セルトリ现胞(䟋えば、Mather, Biol. Reprod. 23:243-251 (1980)に蚘茉されるようなTM4现胞)サル腎臓现胞(CV1)アフリカ・ミドリザル腎臓现胞(VERO-76)ヒト子宮頞がん现胞(HELA)むヌ腎臓现胞(MDCK)バッファロヌ・ラット肝臓现胞(BRL 3A)ヒト肺现胞(W138)ヒト肝臓现胞(Hep G2)マりス乳がん(MMT 060562)TRI现胞(䟋えば、Mather et al., Annals N.Y. Acad. Sci. 383:44-68 (1982)に蚘茉される)MRC 5现胞及びFS4现胞、である。他の有甚な哺乳動物宿䞻现胞株ずしおは、チャむニヌズ・ハムスタヌ卵巣(CHO)现胞DHFR-CHO现胞(Urlaub et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 77:4216 (1980))等を含む)及び骚髄腫现胞株(䟋えば、Y0、NS0及びSp2/0等)が挙げられる。抗䜓産生に適したある特定の哺乳動物宿䞻现胞株に関するレビュヌに぀いおは、䟋えば、Yazaki and Wu, Methods in Molecular Biology, Vol. 248 (B. K. C. Lo, ed., Humana Press, Totowa, N.J.), pp. 255-268 (2003)を参照のこず。1぀の実斜圢態では、前蚘宿䞻现胞は真栞生物、䟋えば、チャむニヌズ・ハムスタヌ卵巣(CHO)现胞又はリンパ系现胞(䟋えば、Y0、NS0、Sp20现胞)である。
现胞毒玠
本出願に蚘茉されおいるように、抗-CD45抗䜓、及びその抗原結合フラグメントは、现胞毒玠にコンゞュゲヌト(結合)するこずがある。䟋えば、现胞毒玠は、本出願に蚘茉されるようなベンゟゞアれピン郚分構造(䟋えば、PBD又はIGN)を含む。
ピロロベンゟゞアれピン類(PBDs)
いく぀かの実斜圢態では、本出願に蚘茉されるCD45に結合する、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントは、ピロロベンゟゞアれピン(「PBD」)である现胞毒玠に、又はPBDを含む现胞毒玠に、コンゞュゲヌトするこずがある。PBD類は、ある特定の攟線菌によっお産生される倩然物であり、配列遞択的なDNAアルキル化化合物であるこずが瀺されおきおいる。PBD现胞毒玠類ずしおは、限定されるものではないが、アントラマむシン、二量䜓PBD類、及び、䟋えば、Hartley, J.A. (2011). “The development of pyrrolobenzodiazepines as antitumor agents.” Expert Opin. Inv. Drug, 20(6), 733-744; 及び Antonow, D.; Thurston, D.E. (2011) “Synthesis of DNA-interactive pyrrolo[2,1-c][1,4]benzodiazepines (PBDs).” Chem. Rev. 111: 2815-2864の䞭で開瀺されおいるものが挙げられる。
PBDsは、以䞋の䞀般的な構造である
Figure 2020219959000018
これらの化合物は、眮換基の数、皮類、及び䜍眮においお、芳銙族「A」環及びピロロ「C」環の䞡方においお、䞊びにC環の飜和床においお、異なる。ゞアれピンB-環においお、N10-C11䜍には、むミンN=C、カルビノヌルアミンNH-CHOH、又はカルビノヌルアミン・メチル・゚ヌテルNH-CH(OMe)のうちの、䜕れかが存圚する。この䜍眮は、DNAアルキル化の原因ずなる芪電子性の郚分構造である。既知の倩然物PBDsは、党お、キラルC11a䜍に(S)構造を持ち、C環からA環に向かっお芋た堎合に、右巻きのねじれが生じおいる。このため、B型DNAの小溝minor grooveを有する等䟡ヘリックス構造に適した3次元圢状appropriate three-dimensional shape for isohelicity with the minor groove of B-form DNAになり、結合郚䜍にぎったりずフィットするようになるKohn, In Antibiotics III. Springer-Verlag, New York, pp. 3-11 (1975); Hurley and Needham-VanDevanter, Acc. Chem. Res., 19, 230-237 (1986))に蚘茉されおいる。前蚘小溝minor grooveに付加物を圢成するPBDsの䜜甚胜により、DNAのプロセシングは劚害され、抗-腫瘍掻性がもたらされるこずがある。
可撓性アルキレン・リンカヌを介しお、2぀のPBDナニットを、C8-ヒドロキシル官胜基を介しお結合させるこずにより、これらの分子の生物孊的掻性を向䞊させるこずができるこずが、以前に開瀺されおきおいるBose, D. S., et al., J. Am. Chem. Soc., 114, 4939-4941 (1992); Thurston, D. E., et al., J. Org. Chem., 61, 8141-8147 (1996)。PBD二量䜓は、パリンドロヌム5'-Pu-GATC-Py-3'鎖内間架橋のような、配列遞択的なDNA損傷を圢成するず考えられSmellie, M., et al., Biochemistry, 42, 8232-8239 (2003); Martin, C., et al., Biochemistry, 44, 4135-4147、これが、䞻にそれらの生物掻性に関䞎するず考えられる。有利な二量䜓ピロロベンゟゞアれピン化合物は、Gregson et al. (Chem. Commun. 1999, 797-798; "compound 1", and by Gregson et al. (J. Med. Chem. 2001, 44, 1161-1174; "compound 4a")に蚘茉されおいる。この化合物は、SG2000ずしおも知られおいお、構造匏は以䞋である
Figure 2020219959000019
。
䞀般的に、ピロリゞン・アルケン郚分構造ぞの改倉によっお、結合させる郚分構造それ故に、抗䜓又はその抗原結合フラグメントぞの共有結合に䜿われるハンドルが提䟛される本出願に蚘茉されおいるように、それぞれ、-L-Z'及び-L-Z-Ab。或いは、リンカヌを、N10の䜍眮に結合させるこずもある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造匏によっお衚されるピロロベンゟゞアれピン二量䜓である
Figure 2020219959000020
ここで、nは、2から5たでの敎数である。nが3であるこの匏の化合物は、DSB-120ずしお知られおいる(Bose et al., J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 4939-4941)。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造匏によっお衚されるピロロベンゟゞアれピン二量䜓である
Figure 2020219959000021
ここで、nは、2から5たでの敎数である。nが3であるこの匏の化合物は、SJG-136ずしお知られおいる(Gregson et al., J. Med. Chem. 2001, 44, 737 - 748)。nが5であるこの匏の化合物は、DRG-16ずしお知られおいる(Gregson et al., Med. Chem. 2004;47:1161-1174)。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造匏によっお衚されるピロロベンゟゞアれピン二量䜓である
Figure 2020219959000022
ここで、波線は、本出願に蚘茉されるADCのリンカヌぞの、共有結合 (covalent attachment)の䜍眮を瀺す。このPBDに基づくADCは、䟋えば、Sutherland et al., Blood 2013 122:1455-1463に開瀺され、これは、その党䜓が、本出願に参照により取り蟌たれる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造匏によっお衚されるPBD二量䜓である
Figure 2020219959000023
ここで、nは、3又は5である、及びここで、波線は、本出願に蚘茉されるADCのリンカヌぞの、共有結合(covalent attachment)の䜍眮を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造匏(I)によっお衚されるPBD二量䜓である
Figure 2020219959000024
、
ここで、波線は、本出願に蚘茉されるADCのリンカヌぞの、共有結合 (covalent attachment)の䜍眮を瀺す。
むンドリノベンゟゞアれピン類(IGNs)
いく぀かの実斜圢態では、本出願に蚘茉される、CD45に結合する抗䜓又はその抗原-結合フラグメントは、むンドリノベンゟゞアれピン(「IGN」)である现胞毒玠に、又はIGNを含む现胞毒玠に、コンゞュゲヌトするこずがある。いく぀かの実斜圢態では、IGN现胞毒玠は、むンドリノベンゟゞアれピン二量䜓又はむンドリノベンゟゞアれピン停二量䜓である。
むンドリノベンゟゞアれピン二量䜓は、がん现胞に察しお、in vitroの効果が高い䜎pMレンゞIC50倀、比范的新しいケミカル・クラスchemical classの现胞毒玠である。PBD二量䜓のSJG-136ず同様に、IGN二量䜓は、DNAの小溝minor grooveに結合し、前蚘二量䜓䞭の2぀のむミン官胜基を介しお、グアニン残基に共有結合し、その結果、DNAのクロスリンキングがもたらされる。IGN二量䜓(IGN 6PBD郚分構造のメチレン基をフェニル環に眮き換える)は、おそらくDNA IGNずの付加物圢成がより速い速床であるために、SJG-136ず比范しお、in vitroで、10倍以䞊高い効果を瀺した(䟋えば、Miller et al., "A New Class of Antibody-Drug Conjugates with Potent DNA Alkylating Activity" Mol. Cancer Ther. 2016, 15(8), 1870-1878、を参照)。察照的に、IGN停二量䜓は、単䞀の反応性のむンドリノベンゟゞアれピンのむミンを含む二量䜓现胞毒玠䞭の第2のむンドリノベンゟゞアれピンは、還元アミン圢態で存圚する。埓っお、IGN停二量䜓は、前蚘二量䜓䞭に存圚する単䞀のむミン郚分構造を介しお、DNAをアルキル化する、及びDNAをクロスリンクしない。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造の匏を有するIGN停二量䜓である
Figure 2020219959000025
、
ここで、波線は、前蚘リンカヌの結合䜍眮を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000026
。
この现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、本出願ではDGN549ずいう、及びADC IMGN632䞭に存圚する。䞡者は、䟋えば、囜際特蚱出願 WO2017004026に開瀺されおいるこれは、本出願に参照により取り蟌たれる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の構造の匏を有するむンドリノベンゟゞアれピン停二量䜓である。
Figure 2020219959000027
ここで、波線は、前蚘リンカヌの結合䜍眮を瀺す。このIGN停二量䜓の现胞毒玠は、本出願ではDGN462ずいい、䟋えば、米囜特蚱出願公開第20170080102号においお開瀺されおいるこれは、本出願に参照により取り蟌たれる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、化孊的郚分構造Zを含み、Cy-L-Zずしお䞀緒になっおいお、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000028
ここで、波線は、前蚘抗䜓䟋えば、抗-CD45抗䜓又はそのフラグメントぞの結合䜍眮(point of attachment)を瀺す。この现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、ADC IMGN779䞭に存圚し、䟋えば、米囜特蚱出願公開第20170080102号においお開瀺されおいるこれは、本出願に参照により、以前に取り蟌たれる。
リンカヌ
本出願で䜿甚される甚語「リンカヌ」は、抗-CD45抗䜓又はそのフラグメント(Ab)を现胞毒玠(䟋えばPBD)に共有結合させお、抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を圢成する、共有結合又は原子鎖を含む2䟡の化孊的な郚分構造を意味する。
前蚘抗䜓及び前蚘薬物郚分構造の共有結合(covalent attachment)は、前蚘リンカヌが2぀の反応性官胜基を有するこずを芁求する即ち反応性の意味での二䟡である。ペプチド、栞酞、薬物、毒玠、抗䜓、ハプテン、及びレポヌタヌ基等の2぀以䞊の機胜的な又は生物孊的に掻性な郚分構造を結合させるのに圹立぀二䟡のリンカヌ詊薬が知られおおり、それらのコンゞュゲヌトを埗る方法に぀いおは蚘茉されおいる(Hermanson,G.T.(1996)Bioconjugate Techniques; Academic Press: New York、p.234-242)。
埓っお、珟圚のリンカヌは、2぀の反応性末端を有する。1぀は、抗䜓にコンゞュゲヌトするためのものである、もう1぀は、现胞毒玠にコンゞュゲヌトするためのものである。前蚘リンカヌの抗䜓コンゞュゲヌション反応性末端(本出願では、Z'ずしお定矩する反応性郚分構造)は、兞型的には、䟋えば、前蚘抗䜓にあるシステむン・チオヌル基又はリゞン・アミン基を経お、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトするこずができる化孊的な郚分構造である、埓っお、兞型的には、マむケル・アクセプタヌ(マレむミドのような)のようなチオヌル反応性基、クロロ、ブロモ、ペヌド若しくはR-スルファニル基のような脱離基、又はカルボキシル基のようなアミン反応性基である。前蚘抗䜓に、前蚘リンカヌをコンゞュゲヌトさせるこずに぀いおは、本出願䞭以䞋により詳しく説明する。
前蚘リンカヌの现胞毒玠コンゞュゲヌション反応性末端は、兞型的には、前蚘现胞毒玠分子内の反応性眮換基ずの結合を圢成するこずによっお、前蚘现胞毒玠にコンゞュゲヌトするこずができる化孊的な郚分構造である。非-限定的な䟋ずしおは、䟋えば、前蚘リンカヌにあるカルボキシル基又は塩基性アミン基を経由しお、それぞれ、前蚘现胞毒玠にある塩基性アミン基又はカルボキシル基ずアミド結合を圢成するこず、又は、前蚘现胞毒玠にあるOH基の又はSH基のアルキル化を経お、それぞれ゚ヌテル、スルフィド又はそれに類するものを圢成するこず、が挙げられる。
前蚘甚語「リンカヌ」を、コンゞュゲヌトした圢態のリンカヌを説明する際に䜿甚する堎合、反応性末端の䞀方又は䞡方は、前蚘リンカヌ及び又は前蚘现胞毒玠間の、䞊びに前蚘リンカヌ及び又は前蚘抗䜓若しくはその抗原結合フラグメント間の、結合が圢成されおいるので、存圚しない(䟋えば、本出願の以䞋に蚘茉されるように、反応性郚分構造Z′、化孊的な郚分構造Zに倉換されおいる)か、又は反応途䞭にある(䟋えば、カルボン酞のカルボニルだけになっおいる等)。このようなコンゞュゲヌトさせる反応を、本出願䞭以䞋に曎に蚘茉する。
皮々のリンカヌを䜿甚しお、蚘茉された抗䜓、抗原-結合フラグメント、及びリガンドを、现胞毒玠分子にコンゞュゲヌトさせるこずがある。䞀般的には、本開瀺に適したリンカヌは、埪環䞭は実質的に安定的であるが、そのタヌゲット现胞の䞭で又は近傍で、前蚘现胞毒玠を攟出するこずを可胜にする。いく぀かの実斜圢態では、本開瀺に適した、ある特定のリンカヌを、「切断可胜」又は「非-切断可胜」ずしおカテゎリヌ化するこずがある。䞀般に、切断可胜なリンカヌは、生理孊的な環境に応じお切断される1぀以䞊の官胜基を含む。䟋えば、切断可胜なリンカヌには、现胞内酵玠(䟋えば、カテプシンB)の存圚䞋で分解する酵玠基質(䟋えば、バリン-アラニン)、现胞コンパヌトメントの酞性環境䞋で分解する酞性-切断可胜基(䟋えば、ハむドロゟン(hydrozone))、又は现胞内の還元環境䞋で分解する還元可胜な基(䟋えば、ゞスルフィド)、が含たれるこずがある。察照的に、䞀般的に、非-切断可胜なリンカヌは、タヌゲット现胞内で、前蚘ADCの抗䜓郚分構造が分解(䟋えば、リ゜゜ヌム分解)される䞭で、前蚘ADCから攟出される。
非-切断可胜なリンカヌ
本出願での䜿甚に適した、非-切断可胜なリンカヌは、結合、 -(C=O)-, C1-C12アルキレン、C1-C12ヘテロアルキレン、C2-C12アルケニレン、C2-C12ヘテロアルケニレン、C2-C12アルキニレン、C2-C12ヘテロアルキニレン、C3-C12 シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリヌレン、ヘテロアリヌレン、及びそれらの組合せから遞択される1぀以䞊の基を曎に含むこずがある。そしお、これらの各々は、任意遞択的に眮換されおいるこずがある、及び又は1぀以䞊のヘテロ原子䟋えば、S、N、又はOを1぀以䞊の炭玠原子の代わりに含むこずがある。このような基の非-限定的な䟋ずしおは、アルキレン(CH2)p, (C=O)(CH2)r,及びポリ゚チレングリコヌル(PEG; (CH2CH2O)q)、ナニット、-(NHCH2CH2)u-、こここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される、が挙げられる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌLは、1぀以䞊の、結合、-(C=O)-、-C(O)NH- 基、-OC(O)NH-基、C1-C12アルキレン、C1-C12ヘテロアルキレン、C2-C12 アルケニレン、C2-C12ヘテロアルケニレン、C2-C12アルキニレン、C2-C12 ヘテロアルキニレン、C3-C12シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリヌレン、ヘテロアリヌレン、qが1から12の敎数である-(CH2CH2O)q- 基、又は溶解性増匷基を含むここで、各々のC1-C12アルキレン、C1-C12ヘテロアルキレン、C2-C12アルケニレン、C2-C12 ヘテロアルケニレン、C2-C12 アルキニレン、C2-C12 ヘテロアルキニレン、C3-C12 シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリヌレン、又はヘテロアリヌレンは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルカリル、アルキル・ヘテロアリヌル、アミノ、アンモニりム、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニル、りレむド、カルバメヌト、アリヌル、ヘテロアリヌル、スルフィニル、スルフォニル、ヒドロキシル、アルコキシ、スルファニル、ハロゲン、カルボキシ、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、及びニトロ、からなる矀より、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される、1から5個の眮換基で、任意遞択的に眮換されるこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、各々のC1-C12アルキレン、C1-C12ヘテロアルキレン、C2-C12アルケニレン、C2-C12ヘテロアルケニレン、C2-C12 アルキニレン、C2-C12 ヘテロアルキニレン、C3-C12 シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリヌレン、又はヘテロアリヌレンには、任意遞択的に、O、S及びNから遞択される1぀以䞊のヘテロ原子が割り蟌むこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、各々のC1-C6アルキレン、C1-C12ヘテロアルキレン、C2-C12アルケニレン、C2-C12 ヘテロアルケニレン、C2-C12 アルキニレン、C2-C12 ヘテロアルキニレン、C3-C12 シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリヌレン、又はヘテロアリヌレンには、任意遞択的に、O、S及びNから遞択される1぀以䞊のヘテロ原子が割り蟌むこずがある、䞊びにアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルカリル、アルキル・ヘテロアリヌル、アミノ、アンモニりム、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニル、りレむド、カルバメヌト、アリヌル、ヘテロアリヌル、スルフィニル、スルフォニル、ヒドロキシル、アルコキシ、スルファニル、ハロゲン、カルボキシ、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、及びニトロ、からなる矀より、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される、1から5個の眮換基で、任意遞択的に眮換されるこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘非-切断可胜なリンカヌは、-(CH2)n-ナニットを含む、ここで、nは、2から12、䟋えば2から6、の敎数である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘非-切断可胜なリンカヌは、-(CH2)n-を含む、ここで、nは、1、2、3、4、5、又は6である。いく぀かの実斜圢態では、前蚘非-切断可胜なリンカヌは、nは6であり、以䞋の匏によっお衚される、-(CH2)n-である
Figure 2020219959000029
。
切断可胜なリンカヌ
いく぀かの実斜圢態では、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメントず现胞毒玠(䟋えば、PBD)をコンゞュゲヌトするリンカヌは、现胞内の条件䞋においお、切断可胜である、その結果、前蚘リンカヌの切断により、现胞内環境においお、前蚘抗䜓から前蚘现胞毒玠ナニットが攟出される。切断可胜なリンカヌは、局所環境䟋えば、现胞倖及び现胞内環境䟋えば、pH、還元電䜍、又は酵玠濃床における違いを利甚しお、タヌゲット现胞内で现胞毒玠の攟出を匕き起こすように蚭蚈されおいる。䞀般的に、切断可胜なリンカヌは、埪環䞭においお比范的安定であるが、1皮以䞊のメカニズム(䟋えば、限定されるものではないが、プロテアヌれ、ペプチダヌれ、及びグルクロニダヌれの掻性など)を通しお、现胞内環境においお、特に切断されやすい。本出願で䜿甚される切断可胜なリンカヌは、埪環しおいる血挿の䞭で、及び又はタヌゲット现胞の倖偎で、実質的に安定である、䞊びにタヌゲット现胞の内偎で、又はタヌゲット现胞の近傍で、ある効率的な速床で切断されるこずがある。
奜適な切断可胜なリンカヌずしおは、䟋えば、酵玠的加氎分解、光分解、酞性条件䞋での加氎分解、塩基性条件䞋での加氎分解、酞化、ゞスルフィド還元、求栞切断、又は有機金属切断、によっお切断され埗るリンカヌが挙げられる (䟋えば、Leriche et al., Bioorg. Med. Chem., 20:571-582, 2012,を参照のこず、その開瀺は、共有結合的なコンゞュゲヌトに適したリンカヌに関連するずしお、本出願に参照により取り蟌たれる)。奜適な切断可胜なリンカヌは、䟋えば、ヒドラゞン、ゞスルフィド、チオ゚ヌテル又はゞペプチドなどの化孊的な郚分構造を含むこずがある。
酞性条件䞋で加氎分解可胜なリンカヌずしおは、䟋えば、ヒドラゟン類、セミカルバゟン類、チオセミカルバゟン類、cis-アコニット・アミド類、オルト゚ステル類、アセタヌル類、ケタヌル類、などが挙げられる。(䟋えば、U.S. Pat. Nos. 5,122,368; 5,824,805; 5,622,929; Dubowchik and Walker, 1999, Pharm. Therapeutics 83:67-123; Neville et al., 1989, Biol. Chem. 264:14653-14661, を参照、これら開瀺のそれぞれは、共有結合的なコンゞュゲヌトに適したリンカヌに関連するずしお、本出願に参照により取り蟌たれる)。このようなリンカヌは、䞭性のpH条件䞋䟋えば、血液䞭では比范的安定であるが、pH 5.5又は5.0(リ゜゜ヌムの凡そのpH)より䞋では䞍安定である。
還元条件䞋で切断可胜なリンカヌずしおは、䟋えば、ゞスルフィドが挙げられる。䟋えば、SATA(N-スクシンむミゞル-S-アセチルチオアセテヌト)、SPDP (N-スクシンむミゞル-3-(2-ピリゞルゞチオ)プロピオネヌト)、SPDB (N-スクシンむミゞル-3-(2-ピリゞルゞチオ)酪酞)及びSMPT (N-スクシンむミゞル-オキシカルボニル-α-メチル-α-(2-ピリゞル-ゞチオ)トル゚ン)、SPDB及びSMPTを甚いお圢成するこずができるゞスルフィド・リンカヌ等、皮々のゞスルフィド・リンカヌが圓該技術分野においお公知である䟋えば、Thorpe et al., 1987, Cancer Res. 47:5924-5931; Wawrzynczak et al., In Immunoconjugates: Antibody Conjugates in Radioimagery and Therapy of Cancer (C. W. Vogel ed., Oxford U. Press, 1987. 以䞋も参照 U.S. Pat. No. 4,880,935, この開瀺は、共有結合的なコンゞュゲヌトに適したリンカヌに関連するずしお、本出願に参照により取り蟌たれる)。
酵玠的加氎分解を受けるリンカヌは、䟋えば、现胞内ペプチダヌれ又はプロテアヌれ酵玠䟋えば、限定されるものではないが、リ゜゜ヌム・プロテアヌれ又ぱンド゜ヌム・プロテアヌれが挙げられるによっお切断されるペプチド含有リンカヌであるこずがある。现胞内タンパク質分解による治療薬剀の攟出を利甚するこずの1぀の利点は、前蚘薬剀は、コンゞュゲヌトしおいる堎合に兞型的には枛匱しおいるこず、及びコンゞュゲヌトの血枅安定性が兞型的には高いこず、である。いく぀かの実斜圢態では、ペプチゞル・リンカヌは、少なくずも2アミノ酞長、又は少なくずも3アミノ酞長、である。䟋瀺的なアミノ酞リンカヌずしおは、ゞペプチド、トリペプチド、テトラペプチド又はペンタペプチドが挙げられる。奜適なペプチドの䟋ずしおは、バリン、アラニン、シトルリンCit、フェニルアラニン、リゞン、ロむシン、及びグリシンのようなアミノ酞を含有するペプチド、が挙げられる。アミノ酞リンカヌ構成芁玠を含むアミノ酞残基ずしおは、倩然のアミノ酞残基、䞊びにマむナヌなアミノ酞類及びシトルリン等の非-倩然のアミノ酞アナログ類、が挙げられる。䟋瀺的なゞペプチド類ずしおは、バリン-シトルリン (vc 又な val-cit) 及び アラニン-フェニルアラニン (af 又は ala-phe)、が挙げられる。䟋瀺的なトリペプチド類ずしおはグリシン-バリン-シトルリン (gly-val-cit) 及び グリシン-グリシン-グリシン (gly-gly-gly)、が挙げられる。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌずしおは、ゞペプチド䟋えば、Val-Cit, Ala-Val, 若しくはPhe-Lys, Val-Lys, Ala-Lys, Phe-Cit, Leu-Cit, Ile-Cit, Phe-Arg, 又は Trp-Citなど、が挙げられる。Val-Cit 又は Phe-Lys のようなゞペプチドを含むリンカヌは、䟋えば、U.S. Pat. No. 6,214,345,に開瀺されおいる、この開瀺は、共有結合的なコンゞュゲヌトに適したリンカヌに関連するずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、Val-Ala及びVal-Citから遞択されるゞペプチドを含む。
本出願に蚘茉される抗䜓、抗原-結合フラグメント、及びリガンドを、现胞毒玠分子にコンゞュゲヌトするのに適したリンカヌずしおは、1,6-脱離プロセスによっお、现胞毒玠を攟出するこずができるリンカヌ、が挙げられる。この脱離プロセスが可胜な化孊的な郚分構造ずしおは、p-アミノベンゞル(PAB)基、6-マレむミドヘキサン酞、pH感受性炭酞塩、及びJain et al., Pharm. Res. 32:3526-3540, 2015に蚘茉されおいるような他の詊薬、が挙げられる、この開瀺は、共有結合的なコンゞュゲヌトに適したリンカヌに関連するずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌずしおは、前述のPAB又はPABC(パラ-アミノベンゞルオキシカルボニル)等の「自壊(self-immolative)」基が挙げられ、これらは、䟋えば、Carl et al., J. Med. Chem. (1981) 24:479-480; Chakravarty et al (1983) J. Med. Chem. 26:638-644; US 6214345; US20030130189; US20030096743; US6759509; US20040052793; US6218519; US6835807; US6268488; US20040018194; W098/13059; US20040052793; US6677435; US5621002; US20040121940; W02004/032828)、に開瀺されおいる。このプロセスが可胜な他のこのような化孊的な郚分構造(「自壊リンカヌ」)ずしおは、メチレン・カルバメヌト類及びヘテロアリヌル基、䟋えばアミノチアゟヌル類、アミノむミダゟヌル類、アミノピリミゞン類などが挙げられる。このようなヘテロ環匏自壊(self-immolative)基を含むリンカヌは、䟋えば、米囜特蚱出願公開20160303254 及び 20150079114、䞊びに米囜特蚱第7,754,681; Hay et al. (1999) Bioorg. Med. Chem. Lett. 9:2237; US 2005/0256030; de Groot et al (2001) J. Org. Chem. 66:8815-8830; 及び US 7223837に開瀺されおいる。いく぀かの実斜圢態では、ゞペプチドを、自壊リンカヌず䜵せお䜿甚する。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌLは、1぀以䞊の、ヒドラゞン、ゞスルフィド、チオ゚ヌテル、アミノ酞、最倧10個のアミノ酞からなるペプチド、p-アミノベンゞル(PAB)基、ヘテロ環匏自壊(self-immolative)基、C1-C12 アルキル、C1-C12 ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、ヘテロアリヌル、-(C=O)-基、-C(O)NH-基、-OC(O)NH-基、又はpが1から12の敎数である-(CH2CH2O)q-基、を含むここで、各々のC1-C12アルキル、C1-C12ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、又はヘテロアリヌルは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルカリル、アルキル・ヘテロアリヌル、アミノ、アンモニりム、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニル、りレむド、カルバメヌト、アリヌル、ヘテロアリヌル、スルフィニル、スルフォニル、ヒドロキシル、アルコキシ、スルファニル、ハロゲン、カルボキシ、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、及びニトロ、からなる矀より、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される、1から5個の眮換基で、任意遞択的に眮換されるこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、各々のC1-C12 アルキル、C1-C12ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、又はヘテロアリヌル基には、任意遞択的に、O、S及びNから遞択される1぀以䞊のヘテロ原子が割り蟌むこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、各々のC1-C12 アルキル、C1-C12ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、又はヘテロアリヌル基には、任意遞択的に、O、S及びNから遞択される1぀以䞊のヘテロ原子が割り蟌むこずがある、䞊びにアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルカリル、アルキル・ヘテロアリヌル、アミノ、アンモニりム、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニル、りレむド、カルバメヌト、アリヌル、ヘテロアリヌル、スルフィニル、スルフォニル、ヒドロキシル、アルコキシ、スルファニル、ハロゲン、カルボキシ、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、及びニトロ、からなる矀より、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される、1から5個の眮換基で、任意遞択的に眮換されるこずがある。
圓業者は、1぀以䞊の列蚘した基は、二䟡(ゞラゞカル)皮䟋えば、C1-C12アルキレン等の圢態で存圚するこずがあるず認識するであろう。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌLは、郚分構造 *-L1L2-** を含む、ここで
L1は存圚しない、又は-(CH2)mNR1C(=O)-, -(CH2)mNR1-, -(CH2)mX3(CH2)m-,
Figure 2020219959000030
である
L2は存圚しない、又は-(CH2)m-, -NR1(CH2)m-, -(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -X4, -(CH2)mNR1C(=O)X4, -(CH2)mNR1C(=O)-, -((CH2)mO)n(CH2)m-, -((CH2)mO)n(CH2)mX3(CH2)m-, -NR1((CH2)mO)nX3(CH2)m-, -NR1((CH2)mO)n(CH2)mX3(CH2)m-, -X1X2C(=O)(CH2)m-, - (CH2)m(O(CH2)m)n-, -(CH2)mNR1(CH2)m-, -(CH2)mNR1C(=O)(CH2)mX3(CH2)m-, - (CH2)mC(=O)NR1(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mC(=O)-, - (CH2)mNR1(CH2)mC(=O)X2X1C(=O)-, -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)X2X1C(=O)-, - (CH2)mC(=O)NR1(CH2)m-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mX3(CH2)m-, -(CH2)mX3(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m-, - (CH2)mO)n(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m(O(CH2)m)n-, - (CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)-, -(CH2)mNR1(CH2)mC(=O)-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mNR1C(=O)-, -(CH2)m(O(CH2)m)nX3(CH2)m-, - (CH2)mX3((CH2)mO)n(CH2)m-, -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)-, - (CH2)mC(=O)NR1(CH2)mO)n(CH2)mX3(CH2)m-, - (CH2)mX3(CH2)m(O(CH2)m)nNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mX3(CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)-, -(CH2)mX3(CH2)m(O(CH2)m)n-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mC(=O)-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)-, -((CH2)mO)n(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m-, -(CH2)mNR1C(=O)(CH2)mNR1C(=O)(CH2) -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)NR1-, -(CH2)mC(=O)NR1-, -(CH2)mX3-, -C(R1)2(CH2)m-, -(CH2)mC(R1)2NR1-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mNR1-, - (CH2)mC(=O)NR1(CH2)mNR1C(=O)NR1-, -(CH2)mC(=O)X2X1C(=O)-, - C(R1)2(CH2)mNR1C(=O)(CH2)m-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mC(R1)2NR1-, - C(R1)2(CH2)mX3(CH2)m-, -(CH2)mX3(CH2)mC(R1)2NR1-, -C(R1)2(CH2)mOC(=O)NR1(CH2)m-, -(CH2)mNR1C(=O)O(CH2)mC(R1)2NR1-, -(CH2)mX3(CH2)mNR1-, -(CH2)mX3(CH2)m(O(CH2)m)nNR1-, -(CH2)mNR1-, -(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m(O(CH2)m)nNR1-, -(CH2)m(O(CH2)m)nNR1-, -(CH2CH2O)n(CH2)m-, -(CH2)m(OCH2CH2)n;-(CH2)mO(CH2)m-, -(CH2)mS(=O)2-, - (CH2)mC(=O)NR1(CH2)mS(=O)2-, -(CH2)mX3(CH2)mS(=O)2-, -(CH2)mX2X1C(=O)-, -(CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)X2X1C(=O)-, -(CH2)m(O(CH2)m)nX2X1C(=O)-, - (CH2)mX3(CH2)mX2X1C(=O)-, -(CH2)mX3(CH2)m(O(CH2)m)nX2X1C(=O)-, - (CH2)mX3(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mNR1C(=O)-, -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)NR1(CH2)mC(=O)-, -(CH2)mX3(CH2)mC(=O)NR1(CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)-, -(CH2)mC(=O)X2X1C(=O)NR1(CH2)m-, -(CH2)mX3(O(CH2)m)nC(=O)-, -(CH2)mNR1C(=O)((CH2)mO)n(CH2)m-, -(CH2)m(O(CH2)m)nC(=O)NR1(CH2)m-, -(CH2)mNR1C(=O)NR1(CH2)m- 若しくは -(CH2)mX3(CH2)mNR1C(=O)-;
である
ここで、X1は
Figure 2020219959000031
である
X2は
Figure 2020219959000032
である
X3は
Figure 2020219959000033
である及び、
X4は
Figure 2020219959000034
である
ここで、
R1は、H及びC1-C6アルキル、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される
mは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、及び10、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される
nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、及び14、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される䞊びに、
ここで、1個の星印(*)は、现胞毒玠䟋えば、PBDぞの結合(attachment)の䜍眮を瀺し、2個の星印(**)は、反応性眮換基Z'又は化孊的な郚分構造Zぞの結合(attachment)の䜍眮を瀺す、䜆し、L1ずL2の䞡方が存圚しないこずは無い。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌずしおは、p-アミノベンゞル基(PAB)を含む。1぀の実斜圢態では、前蚘p-アミノベンゞル基は、前蚘现胞毒性薬物ず前蚘リンカヌ内のプロテアヌれ切断郚䜍ずの間に、配眮される。1぀の実斜圢態では、前蚘p-アミノベンゞル基は、p-アミノベンゞルオキシカルボニル・ナニットの䞀郚である。1぀の実斜圢態では、前蚘p-アミノベンゞル基は、p-アミノベンゞルアミド・ナニットの䞀郚である。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、Phe-Lys, Val-Lys, Phe-Ala, Phe-Cit, Val-Ala, Val-Cit, 及び Val-Arg、からなる矀より遞択されるペプチドを含む。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、1぀以䞊のPAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、を含む。
いく぀かの態様においお、前蚘リンカヌは、1皮以䞊のペプチド、オリゎ糖, -(CH2)p-, -(CH2CH2O)q-, -(C=O)(CH2)r-, -(C=O)(CH2CH2O)t-, -(NHCH2CH2)u-, -PAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、を含む、ここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、
Figure 2020219959000035
を含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、MCC (4-[N-マレむミドメチル]シクロヘキサン-1-カルボキシレヌトを含む。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、PAB-Ala-Val-又はPAB-Cit-Val-、-(C=O)(CH2)r-ナニット、-(C=O)(CH2CH2O)t-ナニット、及び-(NHCH2CH2)u-ナニット、を含む、ここで、r、t、及びuは、1から12たでの敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、PAB-Ala-Val-又はPAB-Cit-Val-、-(C=O)(CH2)r-ナニット、-(C=O)(CH2CH2O)t-ナニット、及び-(NHCH2CH2)u-ナニット、を含む、ここで、r=2、t=8、及びu=1である。具䜓的な実斜圢態では、前蚘リンカヌは、匏(II)
Figure 2020219959000036
で衚されるこずがある、
ここで、R1は、CH3(Ala) 又は(CH2)3NH(CO)NH2(Cit) である。
圓該技術分野の圓業者は、本出願で開瀺されるような化孊的な基、郚分構造、及び特城の䜕れか1぀以䞊を、耇数の方法によっお組み合わせお、本出願で開瀺されるような、抗䜓ず现胞毒玠ずをコンゞュゲヌトするのに有甚なリンカヌを圢成するこずがある、ず認識するであろう。
リンカヌ-现胞毒玠及びリンカヌ-抗䜓のコンゞュゲヌション
ある特定の実斜圢態では、前蚘リンカヌを適切な条件䞋で前蚘现胞毒玠ず反応させお、リンカヌ-现胞毒玠コンゞュゲヌトを圢成する。ある特定の実斜圢態では、反応性の基を、前蚘现胞毒玠又はリンカヌにおいお䜿甚し、共有結合(covalent attachment)を圢成する。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、匏(I)によるPBD又はその誘導䜓である。现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトを、続いお、適切な条件䞋で、CD45に結合する、前蚘抗䜓、誘導䜓化した抗䜓、又はそれらの抗原結合フラグメントず反応させお、ADCを圢成する。或いは、前蚘リンカヌを、たず最初に、CD45に結合する、前蚘抗䜓、誘導䜓化した抗䜓、又はそれらの抗原結合フラグメントず反応させお、リンカヌ-抗䜓コンゞュゲヌトを圢成し、それから、前蚘现胞毒玠ず反応させお、ADCを圢成する。そのようなコンゞュゲヌション反応を、これからより詳しく説明する。
前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントに、リンカヌ又は现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトを共有結合(covalent attachment)させるために、倚くの様々な反応を利甚するこずができる。前蚘抗䜓分子䞊の奜適な結合(attachmentの䜍眮ずしおは、限定されるものではないが、リゞンのアミン基、グルタミン酞及びアスパラギン酞の遊離カルボン酞基、システむンのスルフヒドリル基、及び芳銙族アミノ酞の皮々の郚分構造が挙げられる。䟋えば、リンカヌ䞊のカルボキシ(又はアミノ)基を抗䜓郚分構造䞊のアミノ(又はカルボキシ)基に結合させるために、非-特異的な共有結合を、カルボゞむミド反応を甚いお行うこずがある。曎に、リンカヌ䞊のアミノ基を抗䜓郚分構造䞊のアミノ基に結合させるために、ゞアルデヒド又はむミド゚ステルなどの二官胜基性の薬剀を䜿甚するこずもある。现胞毒玠を抗䜓郚分構造に結合させるこずには、シッフ塩基反応を利甚するこずも可胜である。この方法は、前蚘抗䜓又はリンカヌのどちらかのグリコヌル又は氎酞基を過ペり玠酞酞化させるこずを含み、このようにしおアルデヒドを圢成させ、次いで、これを、それぞれ、前蚘リンカヌ又は抗䜓ず反応させる。共有結合は、前蚘アルデヒドずアミノ基ずの間にシッフ塩基を圢成するこずを介しお、圢成される。む゜チオシアネヌト類を、现胞毒玠又は抗䜓郚分構造をリンカヌに共有結合させる(covalently attaching)ためのカップリング剀ずしお䜿甚するこずもある。他の技術は圓業者に知られおおり、本開瀺の範囲内である。
本出願に蚘茉される、抗䜓又は抗原結合フラグメントぞのコンゞュゲヌションに有甚なリンカヌずしおは、限定されるものではないが、以䞋の衚に瀺すような、前蚘抗䜓ず前蚘リンカヌの反応性の化孊的な郚分構造本出願では、反応性眮換基、Z'、ず呌ぶずの間のカップリング反応によっお圢成される、化孊的な郚分構造Zを含むリンカヌ、が挙げられる。波線は、前蚘抗䜓又は抗原結合フラグメント、及び现胞毒玠分子、ぞの結合(attachmentの䜍眮を瀺す。
衚抗䜓-薬物コンゞュゲヌトを圢成する際のカップリング反応により圢成される䟋瀺的な化孊的な郚分構造Z。
Figure 2020219959000037
Figure 2020219959000038
Figure 2020219959000039
Figure 2020219959000040
圓業者の䞭のある者は、前蚘リンカヌに結合した反応性眮換基Z'、及び前蚘抗䜓又はその抗原-結合フラグメントにある反応性眮換基が、化孊的な郚分構造Zを生成する共有結合カップリング反応に関䞎するものであるこずを認識し、前蚘反応性眮換基Z'を認識する。埓っお、本出願に蚘茉される方法ず䜵せるこずにおいお有甚な抗䜓-薬物コンゞュゲヌトは、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントが、リンカヌ又は现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトず反応するこずによっお圢成されるこずがあり、本出願に蚘茉されるように、前蚘リンカヌ又は现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは反応性眮換基Z'等を含み、抗䜓、又はその抗原結合フラグメント䞊の反応性眮換基ずの反応に適しおいお、化孊的な郚分構造Zを圢成する。
いく぀かの実斜圢態では、Z'は、-NR1C(=O)CH=CH2, -N3, -SH, -S(=O)2(CH=CH2), -(CH2)2S(=O)2(CH=CH2), -NR1S(=O)2(CH=CH2), -NR1C(=O)CH2R2, -NR1C(=O)CH2Br, -NR1C(=O)CH2I, -NHC(=O)CH2Br, -NHC(=O)CH2I, -ONH2, -C(O)NHNH2, -CO2H, -NH2, -NH(C=O), -NC(=S),
Figure 2020219959000041
Figure 2020219959000042
である
ここで、
R1は、H及びC1-C6アルキル、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される
R2は、-S(CH2)nCHR3NHC(=O)R1
R3は、R1又は-C(=O)OR1
R4は、H、C1-C6アルキル、F、Cl、及び-OH、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される
R5は、H, C1-C6 アルキル, F, Cl, -NH2, -OCH3, -OCH2CH3, -N(CH3)2, -CN, -NO2,及び -OH、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される䞊びに、
R6は、H、C1-C6 アルキル、F、-C(=O)OHで眮換されたベンゞルオキシ、-C(=O)OHで眮換されたベンゞル、-C(=O)OHで眮換されたC1-C4アルコキシ、及び-C(=O)OHで眮換されたC1-C4アルキル、から、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される。
衚に瀺されるように、前蚘リンカヌにある奜適な反応性眮換基Z'、及び抗䜓、又はその抗原結合フラグメントにある反応性眮換基の䟋ずしおは、求栞求電子察(䟋えば、チオヌルハロアルキル察、アミンカルボニル察、又はチオヌルα, β-䞍飜和カルボニル察など)、ゞ゚ンゞ゚ノフィル察(䟋えば、ずりわけ、アゞドアルキン察、又はゞ゚ンα,β-䞍飜和カルボニル察)などが挙げられる。化孊的な郚分構造Zを圢成するための反応性眮換基間のカップリング反応ずしおは、限定されるものではないが、チオヌル・アルキル化、ヒドロキシル・アルキル化、アミン・アルキル化、アミン又はヒドロキシルアミン瞮合、ヒドラゞン圢成、アミド化、゚ステル化、ゞスルフィド圢成、環化付加(䟋えば、ずりわけ、[4+2]Diels-Alder環化付加、[3+2]Huisgen環化付加)、芳銙族求栞眮換、芳銙族求電子眮換、及び圓該技術分野で知られおいるか又は本出願に蚘茉される他の反応様匏が挙げられる。いく぀かの実斜圢態では、前蚘反応性眮換基Z'は、前蚘抗䜓、又はその抗原結合フラグメント䞊の求栞性官胜基ずの反応に奜適な求電子性官胜基である。
本出願で開瀺するように、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメント内に存圚し埗る反応性眮換基ずしおは、限定されるものではないが、(i)N-末端アミン基、(ii)偎鎖アミン基(䟋えば、リゞン)、(iii)偎鎖チオヌル基(䟋えば、システむン)、及び(iv)糖氎酞基又はアミノ基(ここで、前蚘抗䜓はグリコシル化されおいる)、のような求栞基が挙げられる。本出願で開瀺するように、抗䜓、又はその抗原結合フラグメント内に存圚し埗る反応性眮換基ずしおは、限定されるものではないが、セリン、スレオニン、及びチロシン残基のヒドロキシル郚分構造リゞン残基のアミノ郚分構造アスパラギン酞及びグルタミン酞残基のカルボキシル郚分構造䞊びにシステむン残基のチオヌル郚分構造、䞊びに、非-倩然アミノ酞のプロパルギル、アゞド、ハロアリヌル(䟋えば、フルオロアリヌル)、ハロヘテロアリヌル(䟋えば、フルオロヘテロアリヌル)、ハロアルキル、及びハロヘテロアルキル郚分構造が挙げられる。いく぀かの実斜圢態では、本出願で開瀺するように、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメント内に存圚する反応性眮換基ずしおは、アミン又はチオヌル郚分構造が挙げられる。ある特定の抗䜓は、還元可胜な鎖間ゞスルフィド即ち、システむン架橋を有する。抗䜓は、DTT(ゞチオトレむトヌル)等の還元剀で凊理するこずによっお、リンカヌ詊薬ずコンゞュゲヌションさせるために、反応性にするこずができる。埓っお、各システむン架橋は、理論的には、2぀の反応性チオヌル求栞基を圢成する。リゞンず2-むミノチオラン(トラりト詊薬)ずの反応によっお、曎なる求栞基を抗䜓䞭に導入しお、アミンをチオヌルに転化させるこずができる。1個、2個、3個、4個、又はそれ以䞊のシステむン残基を導入するこずによっお(䟋えば、1個以䞊の非-生来的なシステむン・アミノ酞残基を含む倉異抗䜓を調補するこずによっお)、反応性チオヌル基を、抗䜓(又はそのフラグメント)に導入するこずがある。米囜特蚱第7,521,541号は、反応性システむン・アミノ酞を導入するこずによる工孊的に操䜜した抗䜓を教瀺しおいる。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌに結合した反応性眮換基Z'は、抗䜓䞊に存圚する求電子基ず反応性である求栞基である。抗䜓䞊の有甚な求電子基ずしおは、限定されるものではないが、アルデヒド及びケトンのカルボニル基が挙げられる。求栞基のヘテロ原子は、抗䜓䞊の求電子基ず反応し、前蚘抗䜓ず共有結合を圢成するこずがある。有甚な求栞基ずしおは、限定されるものではないが、ヒドラゞド、オキシム、アミノ、ヒドロキシル、ヒドラゞン、チオセミカルバゟン、ヒドラゞン・カルボキシレヌト、及びアリヌルヒドラゞド、が挙げられる。
いく぀かの実斜圢態では、化孊的な郚分構造Zは、抗䜓、又はその抗原結合フラグメント内に存圚する反応性求栞眮換基(䟋えば、アミン及びチオヌル郚分構造)ず前蚘リンカヌに結合した反応性求電子眮換基Z'ずの間の反応の生成物である。䟋えば、Z'は、ずりわけ、マむケル・アクセプタヌ(䟋えば、マレむミド)、掻性化゚ステル、電子欠損カルボニル化合物、又はアルデヒドであるこずがある。
反応性眮換基Z'ずその結果ずしお埗られる化孊的な郚分構造Zのいく぀かの代衚的で非-限定的な䟋を、衚に瀺す。
衚補完的な反応性眮換基及び化孊的な郚分構造
Figure 2020219959000043
䟋えば、リンカヌ-抗䜓コンゞュゲヌト及びADCの合成に奜適なリンカヌずしおは、限定されるものではないが、前蚘リンカヌに結合した反応性眮換基Z'䟋えば、マレむミド又はハロアルキル基などが挙げられる。これらは、詊薬類䟋えば、特に、スクシンむミゞル4-(N-マレむミドメチル)-シクロヘキサン-L-カルボキシレヌト(SMCC)、N-スクシンむミゞル・ペヌドアセテヌト(SIA)、スルホ-SMCC、m-マレむミドベンゟむル-N-ヒドロキシスクシンむミゞル・゚ステル(MBS)、スルホ-MBS、及びスクシンむミゞル・ペヌドアセテヌト、等であり、䟋えば、Liu et al., 18:690-697, 1979に蚘茉されおいるこの開瀺は、化孊的にコンゞュゲヌトさせるためのリンカヌに関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれるによっお、前蚘リンカヌに結合するこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、リンカヌLに結合した反応性眮換基Z'は、マレむミド、アゞド、又はアルキンである。マレむミド含有リンカヌの䟋は、非-切断可胜なマレむミドカプロむル-ベヌスのリンカヌであり、これは、アりリスタチンなどの埮小管砎壊剀をコンゞュゲヌトするのに特に有甚である。このようなリンカヌはDoronina et al., Bioconjugate Chem. 17:14-24, 2006に蚘茉されおいるこの開瀺は、化孊的にコンゞュゲヌションさせるためのリンカヌに関するものずしお、本出願に参照により取り蟌たれる。
いく぀かの実斜圢態では、反応性眮換基Z'は-(C=O)-又は-NH(C=O)-であり、その結果、前蚘リンカヌは、それぞれ、-(C=O)-又は-NH(C=O)-基ず抗䜓又はその抗原結合フラグメントのアミノ基ずの反応から生じるアミド又は尿玠の郚分構造によっお、前蚘抗䜓又はその抗原-結合フラグメントに結合するこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘反応性眮換基Z'は、N-マレむミゞル基、ハロゲン化N-アルキルアミド基、スルホニルオキシN-アルキルアミド基、カヌボネヌト基、ハロゲン化スルホニル基、チオヌル基又はその誘導䜓、内郚に炭玠-炭玠の䞉重結合を含むアルキニル基、ヘテロシクロアルキニル基、ビシクロ[6.1.0]ノン-4-むン-9-むル基bicyclo[6.1.0]non-4-yn-9-yl group、内郚に炭玠-炭玠の二重結合を含むアルケニル基、シクロアルケニル基、テトラゞニル基、アゞド基、ホスフィン基、ニトリル・オキシド基、ニトロン基、ニトリル・むミン基、ゞアゟ基、ケトン基、(O-アルキル)ヒドロキシルアミノ基、ヒドラゞン基、ハロゲン化N-マレむミゞル基、1,1-ビス(スルホニルメチル)メチルカルボニル基又はその脱離誘導䜓、ハロゲン化カルボニル基、又はアレンアミド基であり、これらはそれぞれ任意遞択的に眮換されるこずがある。いく぀かの実斜圢態では、前蚘反応性眮換基は、シクロアルケン基、シクロアルキン基、又は任意遞択的に眮換された(ヘテロ)シクロアルキニル基を含む。
いく぀かの実斜圢態では、化孊的な郚分構造Zを、衚から遞択する。いく぀かの実斜圢態では、化孊的な郚分構造Zは、以䞋のずおりである
Figure 2020219959000044
、
ここで、Sは、ヒトの幹现胞又はT现胞の现胞衚面䞊で発珟する抗原に特異的に結合する、抗䜓の又はその抗原-結合フラグメントの、䞭に存圚する反応性眮換基を衚す硫黄原子である䟋えば、システむン残基の-SH基に由来する)。
前蚘リンカヌが匏(II)のものであるいく぀かの実斜圢態では、リンカヌ-反応性眮換基は、L-Z'ずしお䞀緒になっおいる、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントずコンゞュゲヌトする前に、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000045
、
ここで、波線は、前蚘现胞毒玠䟋えば、PBD又はその誘導䜓) 䞊の眮換基ぞの結合(attachmentの䜍眮を瀺す。前蚘リンカヌの末端の波線は、前蚘现胞毒玠䟋えば、PBDぞの結合(attachmentの䜍眮を瀺す。いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌL及び化孊的な郚分構造Zは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトした埌、L-Z-Abずしお䞀緒になっおいる、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000046
ここで、Sは、ヒトの幹现胞又はT现胞の现胞衚面䞊で発珟する抗原に特異的に結合する、抗䜓の又はその抗原結合フラグメントの、䞭に存圚する反応性眮換基を衚す硫黄原子である䟋えば、システむン残基の-SH基に由来する)。前蚘リンカヌの末端の波線は、前蚘现胞毒玠䟋えば、PBD又はその誘導䜓)ぞの結合(attachmentの䜍眮を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、構造匏(I)で衚されるピロロベンゟゞアれピンである、及び前蚘リンカヌは、ゞアれピン・アミノ基ぞの結合によっお結合(attachmentする。そのような実斜圢態では、前蚘ADCは、匏(III)で衚されるこずがある
Figure 2020219959000047
、
ここで、各L、Z、及びAbは、本出願で説明される。
いく぀かの実斜圢態では、匏(III)のADCのリンカヌLは、切断可胜なリンカヌである。いく぀かの実斜圢態では、前蚘切断可胜なリンカヌLは、1぀以䞊の、ヒドラゞン、ゞスルフィド、チオ゚ヌテル、アミノ酞、最倧10個のアミノ酞からなるペプチド、p-アミノベンゞル(PAB)基、ヘテロ環匏自壊(self-immolative)基、C1-C12 アルキル、C1-C12 ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、ヘテロアリヌル、-(C=O)-基、-C(O)NH-基、-OC(O)NH-基、pが1から12の敎数である-(CH2CH2O)q-基、又は溶解性増匷基を含む
ここで、各々のC1-C12 アルキル、C1-C12ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、又はヘテロアリヌル基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルカリル、アルキル・ヘテロアリヌル、アミノ、アンモニりム、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニル、りレむド、カルバメヌト、アリヌル、ヘテロアリヌル、スルフィニル、スルフォニル、ヒドロキシル、アルコキシ、スルファニル、ハロゲン、カルボキシ、トリハロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、及びニトロ、からなる矀より、それぞれの堎合毎に独立しお遞択される、1から5個の眮換基で、任意遞択的に眮換されるこずがある
又は、各々のC1-C12 アルキル、C1-C12ヘテロアルキル、C2-C12アルケニル、C2-C12 ヘテロアルケニル、C2-C12 アルキニル、C2-C12 ヘテロアルキニル、C3-C12 シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリヌル、又はヘテロアリヌル基には、任意遞択的に、O、S及びNから遞択される1぀以䞊のヘテロ原子が割り蟌むこずがある。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、ペプチド、オリゎ糖、-(CH2)p-, -(CH2CH2O)q-, -(C=O)(CH2)r-, -(C=O)(CH2CH2O)t-, -(NHCH2CH2)u-, -PAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、含む、ここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘リンカヌは、PAB-Ala-Val- 又は PAB-Cit-Val-, a-(C=O)(CH2)r- ナニット, -(C=O)(CH2CH2O)t- ナニット, 及び -(NHCH2CH2)u- ナニット、を含む、ここで、 r=2、t=8、及びu=1である。具䜓的な実斜圢態では、前蚘リンカヌは、匏(II)で衚されるこずがある
Figure 2020219959000048
ここで、R1 は、CH3(Ala)、又は(CH2)3NH(CO)NH2(Cit)、である。
前蚘现胞毒玠が匏(I)のものである、及び前蚘リンカヌが匏(II)のものである、ここで、R1がCH3である、特定の実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ-コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいる、匏(IV)で衚されるこずがある
Figure 2020219959000049
。
この特定の现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、テシリン(SG3249)ずしお知られおおり、䟋えば、Howard et al., ACS Med. Chem. Lett. 2016, 7(11), 983-987この開瀺は、その党䜓が、本出願に参照により取り蟌たれるに蚘茉されおいる。匏(IV)の化合物は、本出願で開瀺する抗-CD45抗䜓にコンゞュゲヌトするず、匏(V)で衚すこずができる
Figure 2020219959000050
、
ここで、Abは、本出願で開瀺されるような抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメントである、及びSは、前蚘抗䜓の䞭に存圚する、又は前蚘抗䜓の䞭に導入された、硫黄原子(䟋えば、システむン残基チオヌル)を衚す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠は、以䞋の匏で衚されるピロロベンゟゞアれピン二量䜓である
Figure 2020219959000051
、
ここで、波線は、前蚘リンカヌの結合䜍眮(attachment point)を瀺す。
いく぀かの実斜圢態では、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいる、以䞋の構造を有する
Figure 2020219959000052
。
この特定の现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトはタリリンずしお知られおおり、䟋えば、ADC バダスツキシマブ・タリリン(Vadastuximab talirine)(SGN-CD33A)に関連しお、Mantaj et al., Angewandte Chemie International Edition English 2017,56, 462-488、に蚘茉されおいる、この開瀺は、その党䜓が本出願に参照により取り蟌たれる。
抗䜓-薬物コンゞュゲヌトの調補
匏(V)のADCのような、本出願に開瀺される匏Ab-(Z-L-Cy)nのADCにおいお、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメント(Ab)は、本出願に開瀺されるようなリンカヌL及び化孊的な郚分構造Zを介しお、1個以䞊の现胞毒性薬物郚分構造(Cy;䟋えば、PBD)䟋えば、抗䜓あたり玄1個から玄20個の现胞毒玠郚分構造にコンゞュゲヌトする。任意の数の现胞毒玠が、前蚘抗-CD45抗䜓にコンゞュゲヌトするこずがある䟋えば、1、2、3、4、5、6、7、又は8。いく぀かの実斜圢態では、nは、玄1から玄5、玄1から玄4、玄1から玄3、又は玄2から玄5、又は玄3から玄5、である。いく぀かの実斜圢態では、nは、玄1、玄2、玄3、又は玄4、である。
本開瀺のADCは、以䞋を含む、圓業者に公知の有機化孊反応、条件、及び詊薬を䜿甚するいく぀かの経路によっお調補され埗る(1)抗䜓、又はその抗原結合フラグメントの反応性眮換基を、2䟡リンカヌ詊薬ず反応させお、本出願䞭䞊蚘のようなAb-Z-Lを圢成させる、続いお、现胞毒玠郚分構造Cyず反応させる又は、(2)现胞毒玠郚分構造の反応性眮換基を、2䟡リンカヌ詊薬ず反応させお、Cy-L-Z'を圢成させる、続いお、本出願䞭䞊蚘のような抗䜓又はその抗原結合フラグメントの反応性眮換基ず反応させお、匏Ab-(Z-L-Cy)nのADCを圢成させる。ADCを調補するための曎なる方法を、本出願に蚘茉する。
1぀の実斜圢態では、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントは、1぀以䞊のスルフヒドリル基を有するように化孊的に修食され埗る1぀以䞊の糖基(carbohydrate groups)を有するこずがある。次いで、本出願䞭䞊蚘に蚘茉されるように、スルフヒドリル基の硫黄原子を介しおコンゞュゲヌトさせるこずによっお、前蚘ADCを圢成する。
曎に別の実斜圢態では、前蚘抗䜓は、酞化されおアルデヒド(-CHO)基を提䟛し埗る1぀以䞊の糖基(carbohydrate groups)を有するこずがある(䟋えば、Laguzza, et al., J. Med. Chem. 1989, 32(3), 548-55を参照のこず)。次いで、本出願䞭䞊蚘に蚘茉されるように、察応するアルデヒドを介しおコンゞュゲヌトさせるこずによっお、前蚘ADCを圢成する。现胞毒玠を結合(attachment)させる又は䌚合させるためのタンパク質を改倉する他のプロトコヌルは、Coligan et al., Current Protocols in Protein Science, vol. 2, John Wiley & Sons (2002)に蚘茉されおいる本出願に参照により取り蟌たれる。
抗䜓、免疫グロブリン又はそのフラグメント等の、现胞をタヌゲットにするタンパク質に、リンカヌ-薬物郚分構造をコンゞュゲヌトさせるための方法は、䟋えば、米囜特蚱第5,208,020号; 米囜特蚱第6,441,163号; WO2005037992; WO2005081711; 及びWO2006/034488に蚘茉されおいるこれらの党おは、その党䜓が本出願に明確に参照により取り蟌たれる。
或いは、前蚘抗䜓及び现胞毒性薬剀を含む融合タンパク質を、䟋えば、組換え技術又はペプチド合成によっお、䜜補するこずがある。DNAの長さは、互いに隣接した、又は前蚘コンゞュゲヌトの所望の特性を砎壊しないリンカヌ・ペプチドをコヌドする領域によっお分離された、前蚘コンゞュゲヌトの2぀の郚分をコヌドするそれぞれの領域を、含むこずがある。
医薬組成物
本出願に蚘茉されるADCを、皮々の投薬圢態で患者(䟋えば、自己免疫疟患又はがんに眹患しおいるヒト患者)に投䞎するこずがある。䟋えば、本出願に蚘茉されるADCを、免疫疟患又はがんに眹患しおいる患者に、氎溶液䟋えば、1皮以䞊の薬孊的に蚱容可胜な賊圢剀を含む氎溶液などの圢態で投䞎するこずがある。本出願に蚘茉される組成物及び方法ず共に䜿甚するために奜適な薬孊的に蚱容される賊圢剀ずしおは、粘床調敎剀が挙げられる。前蚘氎溶液を、圓該技術分野で公知の技術を䜿甚しお滅菌するこずがある。
本出願に蚘茉されるようなADCを含む医薬補剀は、このようなADCを、1皮以䞊の任意遞択的な薬孊的に蚱容可胜な担䜓ず混合するこずによっお(Remington's Pharmaceutical Sciences 16th edition, Osol, A. Ed. (1980))、凍結也燥補剀又は氎溶液の圢態で、調補する。薬孊的に蚱容可胜な担䜓は、䞀般に、䜿甚する甚量及び濃床で、レシピ゚ントに察しお無毒性であり、これには、限定されるものではないが、以䞋が挙げられるリン酞塩、ク゚ン酞塩、及び他の有機酞などのバッファヌアスコルビン酞及びメチオニンを含む酞化防止剀保存剀塩化オクタデシルゞメチルベンゞル・アンモニりム塩化ヘキサメトニりム塩化ベンザルコニりム塩化ベンれトニりムフェノヌル、ブチル若しくはベンゞル・アルコヌルメチル若しくはプロピル・パラベン等のアルキル・パラベンカテコヌルレゟルシノヌルシクロヘキサノヌル3-ペンタノヌル及びm-クレゟヌルなど䜎分子量(箄10残基未満)ポリペプチド血枅アルブミン、れラチン、若しくは免疫グロブリンなどのタンパク質ポリビニルピロリドンなどの芪氎性ポリマヌグリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチゞン、アルギニン、若しくはリゞンなどのアミノ酞グルコヌス、マンノヌス、若しくはデキストリンなどの、単糖類、二糖類、及び他の糖類EDTAなどのキレヌト剀ショ糖、マンニトヌル、トレハロヌス、若しくは゜ルビトヌルなどの糖類ナトリりムなどの塩圢成性察むオン金属錯䜓䟋えば、Zn-タンパク質錯䜓䞊びに又はポリ゚チレン・グリコヌルPEGなどの非-むオン性界面掻性剀。
投䞎
本出願に蚘茉されるADCを、経口、経皮、皮䞋、錻腔内、静脈内、筋肉内、県内、又は非経口等の様々な経路によっお投䞎するこずがある。任意の所䞎のケヌスにおいお、投䞎に最も適した経路は、投䞎する特定の抗䜓、又は抗原-結合フラグメント、患者、医薬補剀化方法、投䞎方法(䟋えば、投䞎時刻及び投䞎経路)、患者の幎霢、䜓重、性別、治療する疟患の重症床、患者の食事、及び患者の排泄速床に䟝存する。
本出願に蚘茉されるADC、抗䜓、又はその抗原-結合フラグメントの有効甚量は、䟋えば、単回(䟋えば、ボヌラス)投䞎、耇数回投䞎、又は持続投䞎あたりで、䜓重に関しお玄0.001から玄100 mg/kgの範囲にしお、前蚘抗䜓、その抗原-結合フラグメントの最適血䞭濃床(䟋えば、玄0.0001から玄5000 ÎŒg/mLの血䞭濃床)になるこずがある。前蚘甚量を、がん、自己免疫疟患に眹患しおいる察象、又は造血幹现胞移怍を受けるこずに備えおコンディショニング療法を受けおいる察象(䟋えば、ヒト)に、1日、1週間、又は1ヶ月あたり1回以䞊(䟋えば、2から10回)、投䞎するこずがある。造血幹现胞移怍前におけるコンディショニング凊眮の堎合では、前蚘ADC、抗䜓、又はその抗原結合フラグメントを、倖因性の造血幹现胞の生着が最適に促進される時に、䟋えば、倖因性の造血幹现胞移怍片を投䞎する1時間から1週間(䟋えば、玄1時間、玄2時間、玄3時間、玄4時間、玄5時間、玄6時間、玄7時間、玄8時間、玄9時間、玄10時間、玄11時間、玄12時間、玄13時間、玄14時間、玄15時間、玄16時間、玄17時間、玄18時間、玄19時間、玄20時間、玄21時間、玄22時間、玄23時間、玄24時間、玄2日、玄3日、玄4日、玄5日、玄6日、又は玄7日)又はそれ以䞊前に、前蚘患者に投䞎するこずがある。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.1 mg/kgから玄0.3 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.15 mg/kgから玄0.3 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.15 mg/kgから玄0.25 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.2 mg/kgから玄0.3 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.25 mg/kgから玄0.3 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.1 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.2 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした抗-CD45抗䜓の甚量は、玄0.3 mg/kgである。
1぀の実斜圢態では、ヒト患者に投䞎される、本出願に蚘茉される抗-CD45 ADCの甚量は、玄0.001 mg/kgから10 mg/kg, 箄0.01 mg/kgから9.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから9 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから8.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから8 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから7.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから7 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから6.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから6 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから5.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから4.5 mg/kg, 箄0.1 mg/kgから4 mg/kg, 箄0.5 mg/kgから3.5 mg/kg, 箄0.5 mg/kgから3 mg/kg, 箄1 mg/kgから10 mg/kg, 箄1 mg/kgから9 mg/kg, 箄1 mg/kgから8 mg/kg, 箄1 mg/kgから7 mg/kg, 箄1 mg/kgから6 mg/kg, 箄1 mg/kgから5 mg/kg, 箄1 mg/kgから4 mg/kg,又は、玄1 mg/kgから3 mg/kg、である。
1぀の実斜圢態では、治療又はコンディショニングのために、ヒト患者に投䞎される、本出願に蚘茉される抗-CD45 ADCは、24時間以䞋、22時間以䞋、20時間以䞋、18時間以䞋、16時間以䞋、14時間以䞋、13時間以䞋、12時間以䞋、11時間以䞋、10時間以䞋、9時間以䞋、8時間以䞋、7時間以䞋、6時間以䞋、又は5時間以䞋、の半枛期を有する。1぀の実斜圢態では、抗-HC ADCの半枛期は、5時間から7時間5時間から9時間15時間から11時間5時間から13時間5時間から15時間5時間から20時間5時間から24時間7時間から24時間9時間から24時間11時間から24時間12時間から22時間10時間から20時間8時間から18時間又は、14時間から24時間、である。
1぀の実斜圢態では、本出願で開瀺する方法によっお、コンディショニングのためにADCの投䞎を受ける患者においお、肝毒性が最小限に抑えられる。䟋えば、ある特定の実斜圢態では、本出願で開瀺する方法によっお、玄24時間、玄48時間、玄72時間、又は玄96時間を超えお、前蚘患者においお、肝臓のマヌカヌ・レベルが、既知の毒性レベル未満に留たるようになる。他の実斜圢態では、本出願で開瀺する方法によっお、玄24時間、玄48時間、玄72時間、又は玄96時間を超えお、前蚘患者においお、肝臓のマヌカヌ・レベルが、基準範囲内に留たるようになる。ある特定の実斜圢態では、本出願で開瀺する方法によっお、肝臓のマヌカヌ・レベルの䞊昇が、玄24時間、玄48時間、玄72時間、又は玄96時間を超えお、基準範囲を超えお玄1.5倍より倧きく、基準範囲を超えお玄3倍より倧きく、基準範囲を超えお玄5倍より倧きく、又は基準範囲を超えお玄10倍より倧きく、はならない。毒性詊隓に䜿甚するこずがある肝臓のマヌカヌの䟋ずしおは、アラニン・アミノトランスアミナヌれ(ALT)、乳酞脱氎玠酵玠(LDH)、及びアスパラギン酞アミノトランスアミナヌれ(AST)等が挙げられる。ある特定の実斜圢態では、本出願に蚘茉されるようにADCを投䞎するこずによっお(即ち、単回甚量の代わりに2回甚量で投䞎する)、肝臓のマヌカヌ(䟋えば、AST、LDH、及び又はALT)は䞀過的に増加する。いく぀かの䟋では、毒性を瀺す肝臓のマヌカヌは高レベルに達するこずがあるが、ある特定の期間䟋えば、玄12時間、玄18時間、玄24時間、玄36時間、玄48時間、玄72時間、玄3日、玄3.5日、玄4日、玄4.5日、玄5日、玄5.5日、玄6日、玄6.5日、玄7日、玄7.5日、又は1週間未満の範囲内であり、前蚘肝臓のマヌカヌ・レベルは、肝毒性に関連しない正垞レベルに戻る。䟋えば、ヒト(平均的な成人男性)においお、ALTの正垞な非-毒性レベルは1リットル圓たり7から55単䜍(U/L)でありASTの正垞な非-毒性レベルは8から48U/Lである。ある特定の実斜圢態では、患者の血䞭AST、ALT、又はLDHレベルのうちの少なくずも1぀は、前蚘患者に、第1の甚量のADCを投䞎するこずず前蚘第1の甚量を投䞎した14日埌ずの間に、毒性レベルに達しない。䟋えば、前蚘患者に第1の甚量を投䞎し、続いお、前蚘第1の甚量を投䞎しおから䟋えば5、10、又は14日以内に、第2の甚量、第3の甚量、第4の甚量、又はそれより倧きい数の甚量を投䞎するこずがある。しかし、前蚘患者の血䞭AST、ALT、又はLDHレベルのうちの少なくずも1぀は、前蚘患者に、第1の甚量のADCを投䞎するこずず前蚘第1の甚量を投䞎した14日埌ずの間に、毒性レベルに達しない。
ある特定の実斜圢態では、前蚘患者の血䞭AST、ALT、又はLDHレベルのうちの少なくずも1぀は、正垞レベルを超えお䞊昇しない、正垞レベルを1.5倍を超えお䞊昇しない、正垞レベルを3倍を超えお䞊昇しない、正垞レベルを5倍を超えお䞊昇しない、又は正垞レベルを10倍を超えお䞊昇しない。
本出願に蚘茉される堎合、造血幹现胞移怍療法を、1皮以䞊の血液现胞型を生着させる又は再生着させるために、治療を必芁ずする察象に凊方するこずがある。造血幹现胞は、䞀般に倚胜性を瀺し、埓っお、限定されるものではないが、顆粒球䟋えば、前骚髄球、奜䞭球奜酞球、奜塩基球)、赀血球(䟋えば、網状赀血球、赀血球)、血小板(䟋えば、巚栞芜球、血小板(platelet)産生巚栞球、血小板(platelets))、単球(䟋えば、単球、マクロファヌゞ)、暹状现胞、ミクログリア、砎骚现胞、及びリンパ球(䟋えば、NK现胞、B现胞及びT现胞)等を含む、耇数の様々な血液系列に分化するこずができる。造血幹现胞は、曎に自己耇補胜を有し、埓っお、母现胞ず同等の朜圚胜力を有する嚘现胞を生じさせるこずができ、たた、移怍レシピ゚ントに再導入され、造血幹现胞ニッチにホヌミングし、生産的で持続的な造血を再確立する䜜甚胜、も特城ずする。
埓っお、in vivoで欠陥のある又は欠損した现胞集団を再構成するために、造血系列の1皮以䞊の现胞型に欠陥のある又は欠損した患者に、造血幹现胞を投䞎するこずがあり、それによっお、内因性の血液现胞集団における欠陥又は枛少に関連する病態を治療するこずができる。埓っお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を、非-悪性異垞ヘモグロビン症(䟋えば、鎌状赀血球貧血、サラセミア、ファンコニヌ貧血、再生䞍良性貧血、及びりィスコット‐アルドリッチ症候矀からなる矀より遞択される異垞ヘモグロビン症)を治療するために、䜿甚するこずがある。曎に、又はその代わりずしお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を、先倩性免疫䞍党症などの免疫䞍党を治療するために䜿甚するこずがある。曎に、又はその代わりずしお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を、埌倩性免疫䞍党症(䟋えば、HIV及びAIDSからなる矀より遞択される埌倩性免疫䞍党症)を治療するために䜿甚するこずがある。本出願に蚘茉される組成物及び方法を、代謝性障害(䟋えば、グリコヌゲン蓄積症、ムコ倚糖症、ゎヌシェ病、ハヌラヌ病、スフィンゎ脂質症、及び異染性癜質ゞストロフィヌ、から遞択される代謝性障害)を治療するために䜿甚するこずがある。
曎に、又はその代わりずしお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、悪性腫瘍又は増殖性障害、䟋えば血液がん、骚髄増殖性疟患など、を治療するこずができる。がん治療の堎合、本出願に蚘茉される組成物及び方法は、造血幹现胞移怍療法の前に内因性の造血幹现胞の集団を枛少させるように患者に投䞎されおもよく、その堎合、移怍した现胞は、内因性の现胞を枛少させる工皋によっお䜜り出されたニッチにホヌミングし、生産的な造血を確立するこずができる。これによっお、党身性の化孊療法の間のようながん现胞を根絶させる間に枛少した现胞の集団を、今床は再構成するこずができる。本出願に蚘茉される組成物及び方法を甚いお治療するこずができる䟋瀺的な血液がんずしおは、限定されるものではないが、急性骚髄性癜血病、急性リンパ性癜血病、慢性骚髄性癜血病、慢性リンパ性癜血病、倚発性骚髄腫、びたん性倧现胞型B现胞リンパ腫、及び非-ホゞキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma)、䞊びに神経芜现胞腫を含む他のがん症状、が挙げられる。
本出願に蚘茉される組成物及び方法で治療するこずができる曎なる疟患ずしおはアデノシン・デアミナヌれ欠損症及び重床耇合免疫䞍党症、高免疫グロブリンM症候矀、チェディアック‐東病、遺䌝性リンパ組織球症、倧理石骚病、骚圢成䞍党症、貯蔵疟患、サラセミア・メゞャヌ、党身性硬化症、党身性゚リテマトヌデス(systemic lupus erythematosus)、倚発性硬化症、䞊びに若幎性関節リりマチが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本出願に蚘茉される抗䜓、その抗原-結合フラグメント、リガンド、及びコンゞュゲヌトを䜿甚しお、固圢臓噚移怍トレランスを誘導するこずがある。䟋えば、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、タヌゲット組織から现胞の集団を枛少させるか又は欠損させるこずがある(䟋えば、骚髄幹现胞ニッチから造血幹现胞を枛少させる)。前蚘タヌゲット組織から现胞をこのように枛少させた埌、臓噚ドナヌからの幹现胞又は前駆现胞の集団(䟋えば、臓噚ドナヌからの造血幹现胞)を移怍レシピ゚ントに投䞎するこずがある。そしおこのような幹现胞又は前駆现胞が生着した埌では、䞀時的な又は安定な混合キメラずなり、これにより、曎なる免疫抑制剀を必芁ずするこずなく、長期の移怍臓噚トレランスが可胜になる。䟋えば、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、固圢臓噚移怍レシピ゚ントにおいお移怍トレランスを誘導するこずがある(䟋えば、ずりわけ、腎臓移怍、肺移怍、肝臓移怍、及び心臓移怍)。本出願に蚘茉される組成物及び方法は、䟋えば、䞀時的な又は安定なドナヌの生着が䜎割合でも移怍された臓噚の長期トレランスを充分に誘導するため、固圢臓噚移怍トレランスを誘導するこずに関連しお䜿甚するのに充分に適しおいる。
曎に、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、CD45+である现胞を特城ずするがん等のがんを盎接的に治療するこずがある。䟋えば、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、特に、CD45+癜血病现胞を瀺す患者においお、癜血病を治療するこずがある。CD45+がん性现胞(䟋えば、癜血病性现胞)を枛少させるこずによっお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、皮々のがんを盎接的に治療するこずがある。この様匏で治療するこずがある䟋瀺的ながんずしおは、急性骚髄性癜血病、急性リンパ性癜血病、慢性骚髄性癜血病、慢性リンパ性癜血病、倚発性骚髄腫、びたん性倧现胞型B现胞リンパ腫、及び非-ホゞキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma)のような血液がんが挙げられる。
曎に、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、自己免疫障害を治療するこずがある。䟋えば、抗䜓、その抗原-結合フラグメント、又はリガンドを、CD45+免疫现胞を傷害させるために、自己免疫障害に眹患しおいるヒト患者のような察象に投䞎するこずがある。前蚘CD45+免疫现胞は、自己抗原に特異的に結合するT-现胞レセプタヌを発珟する、及び自己抗原に察しお免疫反応を開始する、T-现胞のような自己反応性リンパ球であるこずがある。自己反応性CD45+现胞を枛少させるこずによっお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、以䞋に蚘茉されるような自己免疫性の病態を治療するこずがある。曎に、又はその代わりずしお、本出願に蚘茉される組成物及び方法を䜿甚しお、造血幹现胞移怍療法の前に、内因性の造血幹现胞の集団を枛少させるこずによっお、自己免疫疟患を治療するこずがあり、その堎合、移怍した现胞は、内因性の现胞を枛少させるステップによっお䜜り出されたニッチにホヌミングし、生産的な造血を確立するこずがある。これにより、自己免疫现胞を根絶させる間に枛少した现胞の集団を、今床は再構成させるこずができる。
本出願に蚘茉される組成物及び方法を甚いお治療するこずができる自己免疫疟患ずしおは、限定されるものではないが、也癬、也癬性関節炎、1型糖尿病(1型糖尿病)、関節リりマチ(RA)、ヒト党身性゚リテマトヌデス(SLE)、倚発性硬化症(MS)、炎症性腞疟患(IBD)、リンパ球性倧腞炎、急性散圚性脳脊髄炎(ADEM)、アゞ゜ン病、汎発性脱毛症、匷盎性脊怎炎、抗リン脂質抗䜓症候矀(APS)、再生䞍良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性肝炎、自己免疫性内耳疟患(AIED)、自己免疫性リンパ増殖症候矀(ALPS)、自己免疫性卵巣炎、バロヌ病、ベヌチェット病、氎疱性類倩疱瘡、心筋症、シャヌガス病、慢性疲劎免疫䞍党症候矀(CFIDS)、慢性炎症性脱髄性倚発ニュヌロパチヌ、クロヌン病、瘢痕性類倩疱瘡、セリアック・スプルヌ疱疹状皮膚炎、寒冷凝集玠症、CREST症候矀、デゎス病、円板状゚リテマトヌデス、自埋神経障害、子宮内膜症、本態性混合型クリオグロブリン血症、線維筋痛症線維筋炎、グッドパスチャヌ症候矀、グレヌブス病、ギラン‐バレヌ症候矀(GBS)、橋本甲状腺炎、化膿性汗腺炎、特発性及び又は急性血小板枛少性玫斑病、特発性肺線維症、IgAニュヌロパチヌ、間質性膀胱炎、若幎性関節炎、川厎病、扁平苔癬、ラむム病、メニ゚ヌル病、混合性結合組織病(MCTD)、重症筋無力症、ニュヌロミオトニア、オプ゜クロヌヌス・ミオクロヌヌス症候矀(OMS)、芖神経炎、オルド甲状腺炎Ord's thyroiditis、尋垞性倩疱瘡、悪性貧血、倚発軟骚炎、倚発性筋炎及び皮膚筋炎、原発性胆汁性肝硬倉、結節性倚発動脈炎、倚内分泌腺症候矀、リりマチ性倚発筋痛症、原発性無ガンマグロブリン血症(primary agammaglobulinemia)、レむノヌ珟象、ラむタヌ症候矀、リりマチ熱、サルコむドヌシス、匷皮症、シェヌグレン症候矀、スティッフ・パヌ゜ン症候矀、高安動脈炎、偎頭動脈炎(巚现胞性動脈炎ずしおも知られる)、朰瘍性倧腞炎、膠原線維性倧腞炎、ぶどう膜炎、血管炎、癜斑、倖陰郚痛倖陰郚前庭炎、及びノェヌゲナヌ肉芜腫症、が挙げられる。
実斜䟋抗-CD45-ADC (104-PBD)は、in vitroで、T现胞を傷害する
抗-CD45-ADC104-PBDを、in vitro T现胞傷害アッセむで、T现胞傷害掻性に぀いお、評䟡した。104-PBDは、モノクロヌナル抗䜓104の可倉領域を含み、CD45.2アむ゜フォヌムに結合する垂販の抗-CD45抗䜓である(BioLegend, San Diego, CA)、及びmAb Ly-5.2ずしおも知られおいる。mAb 104の可倉領域を、システむン残基を介しお、テシリンにコンゞュゲヌトするために、S239C及びN297A のFc眮換を含むヒトIgG定垞領域に、結合させる。PBMCを皮々の条件䞋で培逊し、マりスT现胞の生存及び増殖を促進させた。1りェル圓たり25,000 個のT现胞を播皮し、そのりェルに、ADCを様々な濃床で添加し、その埌、37℃及び5% CO2のむンキュベヌタヌに入れた。3日間の培逊の埌、各サンプルを、フロヌ・サむトメトリヌで解析した。フロヌ・サむトメトリヌ解析によっお、各りェルから回収された生きたCD3+ T现胞の数を数えるこずによっお、T现胞の数(図)を枬定した。Ki-67+ T现胞の割合を、Ki-67を発珟する生きたCD3+ T现胞の数を、そのサンプル内の生きたCD3+ T现胞の総数で割るこずによっお枬定した。PDBにコンゞュゲヌトした非-特異的なヒトIgG(「Iso PBD」)は、ネガティブ・コントロヌルずしおの圹割ずした。
Ki-67+ T现胞は、104-PBDによる凊理埌、in vitroで蓄積しなかった。図に瀺すように、in vitroで、104-PBDの甚量の増加ずずもに、T现胞死が芳察された。曎に、in vitroで、104-PBDの甚量の増加ずずもに、分裂现胞の出珟が枛少した(図)。
実斜䟋同皮反応性T现胞掻性化のマりス・モデルにおける、抗-CD45-ADC (104-PBD)のin vivoでの有効性
抗-CD45-ADC104-PBDによる凊眮を、同皮反応性のマりス・モデルにおいお、in vivoで評䟡した(研究デザむンに぀いおは衚を参照のこず)。芁玄するず、650 cGyの党身照射法(Total Body Irradiation (TBI))によっお、移怍前コンディショニングを行った24時間埌のBalb/c (CD45.2)宿䞻(マむナヌHAミスマッチ)に、党B10.D2脟臓现胞を移入した。7日埌、1 mg/kg若しくは3 mg/kgの抗-CD45-ADC (104-PBD; n=5匹のマりス凊眮矀接皮)、又は3 mg/kgのネガティブ(アむ゜タむプ)コントロヌル(「Iso-PBD」)、を投䞎した。マりスから末梢血及び脟臓を採取し、ADC投䞎5日埌にフロヌ・サむトメトリヌにより評䟡した。
図及びに瀺すように、アむ゜タむプ-PBDず比范しお、抗-CD45-ADC (即ち、104-PBD)を投䞎するず、同皮反応性T现胞掻性化のマりス・モデルにおける、ドナヌT现胞の数が実質的に枛少した。曎に、分裂现胞の割合は、抗-CD45-ADC (即ち、104-PBD)での凊眮埌に、アむ゜タむプ PBDで凊眮した堎合ず比范しお、枛少した。これらの結果は、抗-CD45-ADC(即ち、104-PBD)に察するin vivoでの暎露によっお、掻性化した分裂しおいるT现胞が遞択的に傷害されるこず、を瀺す。これによっお、in vivo及びin vitroで芳察されるように、104-PBDは、自己反応性又は同皮-拒絶T现胞を傷害するこずに、効果的であるこず、が確認された。
Figure 2020219959000053
実斜䟋ヒト化NSGマりス・モデルにおける、抗-CD45-PBD ADCのin vivoでの有効性
PBD现胞毒玠(テセリン)にコンゞュゲヌトした、ヒトCD45に特異的に結合するこずができる抗䜓を含む、抗-CD45抗䜓薬物コンゞュゲヌト(ADC)を、本実斜䟋においお評䟡した(「CD45-PBD」)。前蚘ADCの抗-CD45 抗䜓は、Fc領域内に、アミノ酞眮換L234A L235A D265C及びH435Aを含んでいた。
ヒト化NSGマりスにおいお、末梢血リンパ球、骚髄(BM) HSC、又は成熟したシングル・ポゞティブ(single positive (SP))胞腺现胞、を枛少させる䜜甚胜に぀いお、CD45-PBDを評䟡した(図)。媒䜓(PBS)、PBDにコンゞュゲヌトしたアむ゜タむプ・コントロヌル抗䜓(「Iso-PBD」)、又はCD45-PBDのいずれかの、瀺した単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。0.3 mg/kg、1 mg/kg、3 mg/kg、又は6 mg/kg ADCの単回甚量で、CD45-PBDをマりスに投䞎した。1 mg/kg、3 mg/kg又は6 mg/kg ADCの単回甚量で、Iso-PBDをマりスに投䞎した。
0日目、7日目、及び14日目に末梢血を採取し、党ヒト血液现胞含有量(hβ2M+)、骚髄现胞含有量(CD33+)、B现胞含有量(CD19+)、及びT现胞含有量(CD3+)を評䟡した。本末梢血詊隓による結果を図に瀺す。これらの結果は、末梢血においお、CD45-PBDの忍容甚量で、ヒト现胞の甚量䟝存的な枛少が達成されたこずを瀺す。3 mg/kg以䞊のCD45-PBD甚量は、忍容性がなかった。
骚髄の枛少を評䟡するために、凊眮埌14日目にマりスから骚髄サンプルを採取し、ヒト前駆现胞/HSC含有量を評䟡した。本骚髄詊隓の結果を図に瀺し、ヒト现胞の割合(「パヌセンテヌゞ」)又は倧腿骚圓たりの现胞の絶察数(「数」)ずしお瀺す。これらの結果は、CD45-PBDによっお、CD45-PBD凊眮埌の骚髄においお、ヒト前駆现胞及びHSCが、タヌゲット化しお、甚量䟝存的に及び倧きく枛少するこずを瀺した。アむ゜タむプ-PBDは、高甚量の3 mg/kg及び6 mg/kgで、骚髄においお、有意なプラットホヌムの毒性を瀺した。
次に、ダブル・ポゞティブ(double positive (DP))胞腺现胞及び成熟したシングル・ポゞティブ(single positive (SP))胞腺现胞の、CD45-PBDによる枛少を評䟡した。hNSGマりスを無䜜為化し、アむ゜タむプ-PBD、CD45-PBD又は媒䜓(PBS)の甚量を増加させながら凊眮した。本胞腺现胞枛少詊隓の結果を図に瀺す。CD45-PBDで凊眮した動物においお、ヒトCD45+现胞及びヒト・ダブル・ポゞティブ(double positive (DP))胞腺现胞の甚量䟝存的な枛少が芳察された。CD45-PBDの忍容甚量では、成熟したCD4及びCD8 SP胞腺现胞にタヌゲット化しお完党に枛少するこずは芳察されなかった。高甚量のアむ゜タむプ-PBDでダブル・ポゞティブ(double positive (DP))胞腺现胞の枛少が芳察されたこずは、PBDに関する既知のプラットホヌムの毒性ず䞀臎した。
実斜䟋ヒト化NSGマりス・モデルにおける、抗-CD45-IGN ADCのin vivo での有効性
IGN现胞毒玠(DGN549)にコンゞュゲヌトした、ヒトCD45に特異的に結合するこずができる抗䜓を含む、抗-CD45抗䜓薬物コンゞュゲヌト(ADC)を、本実斜䟋で評䟡した(「CD45-IGN」)。前蚘ADCの抗-CD45抗䜓は、Fc領域内に、アミノ酞眮換L234A L235A D265C及びH435Aを含んでいた。
媒䜓(PBS)、IGNにコンゞュゲヌトしたアむ゜タむプ・コントロヌル(「Iso-IGN」)、又はCD45-IGNのいずれかの、単回甚量を、hNSGマりスに投䞎した。0.3 mg/kg、1 mg/kg、3 mg/kg、又は6 mg/kg ADCの単回甚量で、CD45-IGNをマりスに投䞎した。1 mg/kg、3 mg/kg又は6 mg/kg ADCの単回甚量で、Iso-IGNをマりスに投䞎した。
0日目、7日目、及び14日目に末梢血を採取し、党ヒト血液现胞含有量(hβ2M+)、骚髄现胞含有量(CD33+)、B现胞含有量(CD19+)、及びT现胞含有量(CD3+)を評䟡した。本末梢血詊隓による結果を図に瀺す。これらの結果は、末梢血においお、CD45-IGNの単回甚量の投䞎埌に、ヒト现胞の甚量䟝存的な枛少が達成されたこずを瀺す。CD45-IGNは、詊隓した党おの甚量で、良奜な忍容性を瀺した。
投䞎埌14日目にマりスから骚髄サンプルを採取するこずによっお、骚髄の枛少を評䟡した。ヒト前駆现胞HSC含有量に぀いお、サンプルを評䟡した。本骚髄詊隓の結果を図に瀺し、ヒト现胞の割合(「パヌセンテヌゞ」)又は倧腿骚圓たりの现胞の絶察数(「数」)ずしお瀺す。これらの結果は、CD45-IGNによっお、CD45-IGN凊眮埌の骚髄においお、ヒト前駆现胞及びHSCが、タヌゲット化しお、甚量䟝存的に及び倧きく枛少するこずを瀺した。アむ゜タむプ-IGNは、䜕れの詊隓した甚量でも、有意な圱響を瀺さなかった。
ダブル・ポゞティブ(double positive (DP))胞腺现胞及び成熟したシングル・ポゞティブ(single positive (SP))胞腺现胞の、CD45-IGNによる枛少を評䟡した。hNSGマりスを無䜜為化し、アむ゜タむプ-IGN、CD45-IGN又は媒䜓コントロヌル (PBS)の甚量を増加させながら凊眮した。本胞腺现胞枛少詊隓の結果を図に瀺す。CD45-IGNで凊眮した動物においお、ヒトCD45+现胞及びヒト・ダブル・ポゞティブ(double positive (DP))胞腺现胞の甚量䟝存的な枛少が芳察された。加えお、CD45-IGNによるタヌゲティングは、マッチさせた甚量でのアむ゜タむプ-IGNず比范しお、CD4及びCD8 SP胞腺现胞をより倧きく枛少させた。このこずは、CD45-IGN ADCがヒト胞腺现胞を確実に、及びタヌゲット化しお枛少させるこずを実蚌する。
Figure 2020219959000054
Figure 2020219959000055
Figure 2020219959000056
Figure 2020219959000057
Figure 2020219959000058
Figure 2020219959000059
Figure 2020219959000060
Figure 2020219959000061
Figure 2020219959000062
その他の実斜圢態
本出願においお蚀及される党おの刊行物、特蚱、及び特蚱出願は、あたかも各独立した刊行物又は特蚱出願が具䜓的か぀個別に瀺され、参照により取り蟌たれたかのように、同じ皋床たで、本出願に参照により取り蟌たれる。
本発明を、その特定の実斜圢態に関連しお説明しおきたが、曎なる改倉をするこずが可胜であるこずを、䞊びに、本出願は、䞀般に、本発明の原理に埓う本発明の任意の改倉、䜿甚、又は適応を、䞊びに、本発明が関係する技術内の既知の又は慣習的な実務内に入る本発明からの逞脱を、及び本出願に蚘茉され、特蚱請求の範囲に埓う本質的な特城に適甚され埗る本発明からの逞脱を、含む本発明の任意の改倉、䜿甚、又は適応を、包含するこずが意図されおいるこずを、理解されるであろう。
他の実斜圢態は、本願の特蚱請求の範囲の範囲内である。

Claims (27)

  1. 造血幹现胞(HSC)移怍を必芁ずするヒト患者においお、CD45+现胞の集団を枛少させるための医薬組成物、
    ここで、前蚘医薬組成物は、CD45+现胞の集団が枛少するように、有効量の抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を含む、
    ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、及び、
    ここで、前蚘现胞毒玠はピロロベンゟゞアれピン(PBD)、又はむンドリノベンゟゞアれピンを含む。
  2. 造血幹现胞(HSC)移怍を受けるために、ヒト患者をコンディショニングするための医薬組成物、
    ここで、前蚘医薬組成物は、有効量の抗䜓-薬物コンゞュゲヌト(ADC)を含む、
    ここで、前蚘ADCは、リンカヌを介しお现胞毒玠にコンゞュゲヌトした、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合郚分を含む、及び、
    ここで、前蚘现胞毒玠はピロロベンゟゞアれピン(PBD) 、又はむンドリノベンゟゞアれピンを含む
  3. 請求項又はに蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠は、PBD二量䜓である。
  4. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠は、匏(I)によっお衚されるPBD二量䜓である
    Figure 2020219959000001

    ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
  5. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘リンカヌは、1皮以䞊のペプチド、オリゎ糖、-(CH2)p-, -(CH2CH2O)q-, -(C=O)(CH2)r-, -(C=O)(CH2CH2O)t-, -(NHCH2CH2)u-, -PAB, Val-Cit-PAB, Val-Ala-PAB, Val-Lys(Ac)-PAB, Phe-Lys-PAB, Phe-Lys(Ac)-PAB, D-Val-Leu-Lys, Gly-Gly-Arg, Ala-Ala-Asn-PAB, 又は Ala-PAB、含む、ここで、p、q、r、t、及びuの各々は、1から12の敎数であり、各堎合毎に、独立しお遞択される。
  6. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘リンカヌは、匏(II)の構造を有する
    Figure 2020219959000002

    ここで、R1は、CH3(Ala) 又は(CH2)3NH(CO)NH2(Cit)である。
  7. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘リンカヌは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、以䞋の構造を有する
    Figure 2020219959000003

    。
  8. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、R1は、CH3である。
  9. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、テシリンであり、匏(IV)の構造を有する
    Figure 2020219959000004

    。
  10. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘ADCは、匏(V)の構造を有する
    Figure 2020219959000005

    ここで、Abは、抗-CD45抗䜓又はその抗原結合フラグメントである、及びSは、前蚘抗䜓又はその抗原結合フラグメントの、䞭に存圚する又は䞭に導入した、硫黄原子である。
  11. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠は、むンドリノベンゟゞアれピン二量䜓又はむンドリノベンゟゞアれピン停二量䜓である。
  12. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠は、匏(VI)で衚されるむンドリノベンゟゞアれピン停二量䜓である
    Figure 2020219959000006

    ここで、波線は、ADCのリンカヌぞの共有結合の䜍眮を瀺す。
  13. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘リンカヌは、ゞペプチド、ゞスルフィド、C1-C12アルキル、C=O、又はそれらの組み合わせ、
    Figure 2020219959000007

    を含む。
  14. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘现胞毒玠-リンカヌ・コンゞュゲヌトは、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分にコンゞュゲヌトする前に、反応性眮換基Z'を含み、Cy-L-Z'ずしお䞀緒になっおいお、匏(VII)の構造を有する
    Figure 2020219959000008

    。
  15. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘抗䜓は、キメラ抗䜓、ヒト化抗䜓、若しくはヒト抗䜓である
    ここで、前蚘抗䜓若しくはその抗原-結合郚分は、モノクロヌナル抗䜓若しくはその抗原-結合郚分、ポリクロヌナル抗䜓若しくはその抗原-結合郚分、バむスペシフィック抗䜓若しくはその抗原-結合郚分、二重可倉免疫グロブリン・ドメむン(dual-variable immunoglobulin domain)、単鎖Fv分子(scFv)、ダむアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗䜓-様タンパク質スキャッフォルド、Fvフラグメント、Fabフラグメント、F(ab')2分子、及びタンデムdi-scFv、からなる矀から遞択される䞊びに又は、
    ここで、前蚘抗䜓は、IgG、IgA、IgM、IgD及びIgE、からなる矀から遞択されるアむ゜タむプを有する。
  16. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむンを含む、及びCD45+现胞によっお内郚に取り蟌たれる。
  17. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむンを含む、及びここで、前蚘抗䜓又はその抗原結合郚分は、Fcドメむン内のシステむン残基を経由しお、现胞毒玠にコンゞュゲヌトする。
  18. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘システむン残基を、Fcドメむン内のアミノ酞眮換によっお導入する。
  19. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘アミノ酞眮換は、D265C (EU番号付け)、V205C (EU番号付け)、又はS239C (EU番号付け)である。
  20. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘患者は、造血幹现胞を含む移怍片を受ける前に、前蚘医薬組成物の投䞎を受ける。
  21. 請求項1に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘患者は、血液疟患、代謝障害、がん、自己免疫疟患、幹现胞障害、又は重床耇合免疫䞍党症(SCID)、を有する。
  22. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘患者は、血液がんを有する。
  23. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘血液がんは、癜血病若しくはリンパ腫である、又は前蚘自己免疫疟患は、倚発性硬化症若しくは匷皮症である。
  24. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、内因性のCD45+ HSCの集団は、前蚘医薬組成物を投䞎した埌に、前蚘ヒト患者においお、枛少する。
  25. 請求項からの䜕れか䞀項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘患者は、曎に、造血幹现胞移怍片の投䞎を受ける。
  26. 請求項に蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘ADCが前蚘患者の血液から実質的にクリアランスされた埌に、前蚘移怍片を前蚘ヒト患者に投䞎する。
  27. 請求項又はに蚘茉の医薬組成物、ここで、前蚘造血幹现胞移怍片は、同皮異系现胞を含む。
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