JPWO2020208945A1 - 筋力管理システム及び筋力管理方法 - Google Patents

筋力管理システム及び筋力管理方法 Download PDF

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Abstract

筋力管理システム(1)は、ユーザ(10)の身体能力の特徴量を計測する計測部(23)と、計測部(23)によって計測された特徴量を解析することでユーザ(10)の身体能力の評価を行い、評価の結果に基づいて、ユーザ(10)に推奨する運動内容を含む推奨内容を決定する解析部(33)と、解析部(33)によって決定された推奨内容をユーザ(10)に提示する提示部(43)とを備える。

Description

本発明は、筋力管理システム及び筋力管理方法に関する。
例えば、特許文献1には、ユーザの目標が達成されるように、ユーザの心身状態を解析する生活管理システムが開示されている。
特開2005−74107号公報
サルコペニアの予防及び効率的な筋力の増強又は維持を目的として適切な運動をユーザに行わせることが期待されている。しかしながら、従来の生活管理システムでは、ユーザの筋力の増強又は維持を効率良く支援することができない。
そこで、本発明は、ユーザの筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる筋力管理システム及び筋力管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る筋力管理システムは、ユーザの身体能力の特徴量を計測する計測部と、前記計測部によって計測された特徴量を解析することで前記ユーザの身体能力の評価を行い、前記評価の結果に基づいて、前記ユーザに推奨する運動内容を含む推奨内容を決定する解析部と、前記解析部によって決定された推奨内容を前記ユーザに提示する提示部とを備える。
また、本発明の一態様に係る筋力管理方法は、ユーザの身体能力の特徴量を計測するステップと、検出された特徴量を解析することで前記ユーザの身体能力の評価を行い、前記評価の結果に基づいて、前記ユーザに推奨する運動内容を含む推奨内容を決定するステップと、決定された推奨内容を前記ユーザに提示するステップとを含む。
また、本発明の一態様は、上記筋力管理方法をコンピュータに実行させるプログラムとして実現することができる。あるいは、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現することもできる。
本発明によれば、ユーザの筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
図1は、実施の形態に係る筋力管理システムの概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る筋力管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る筋力管理システムの動作を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態に係る筋力管理システムが記憶する身体能力推定テーブルを示す図である。 図5は、実施の形態に係る筋力管理システムによって生成される運動レコメンドテーブルを示す図である。 図6は、実施の形態に係る筋力管理システムが表示する、ユーザによる目標値の入力画面の一例を示す図である。 図7は、身体条件と運動強度との関係を示す図である。 図8は、実施の形態に係る筋力管理システムによって生成される食事レコメンドテーブルを示す図である。 図9は、実施の形態に係る筋力管理システムが表示する、ユーザに推奨する運動内容の一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る筋力管理システムが表示する、ユーザに推奨する運動内容と将来予測との一例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る筋力管理システムが表示する、ユーザに推奨する運動内容と広告情報との一例を示す図である。 図12は、実施の形態に係る筋力管理システムが表示する、ユーザに推奨する食事内容と広告情報との一例を示す図である。 図13は、実施の形態に係る筋力管理システムが記憶する注文の履歴情報を示す図である。 図14は、実施の形態に係る筋力管理システムに管理される事業者データベースの一例を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る筋力管理システム及び筋力管理方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[概要]
まず、実施の形態に係る筋力管理システムの概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る筋力管理システム1の概要を示す図である。
図1に示される筋力管理システム1は、ユーザ10の身体能力の特徴量を計測し、計測した特徴量を解析することで、ユーザ10の身体能力の評価を行う。身体能力の特徴量は、例えば、筋力、筋肉量、歩行速度及び歩行バランスの少なくとも1つである。また、身体能力の特徴量には、認知機能が含まれてもよい。さらに、筋力管理システム1は、評価の結果に基づいて推奨内容を決定し、決定した推奨内容をユーザ10に提示する。推奨内容は、ユーザ10に推奨する運動内容及び食事内容を含んでいる。
また、本実施の形態に係る筋力管理システム1では、身体能力の特徴量に加えて、ユーザ10のバイタルデータを計測する。バイタルデータは、例えばユーザ10の体重、血圧、脈拍、尿pH及び尿糖の少なくとも1つである。バイタルデータには、ユーザ10の体脂肪率などが含まれてもよい。
特徴量及びバイタルデータの計測は、例えば、ユーザ10の住居11に設けられたカメラ12及びトイレ13などを利用して、ユーザ10が通常の生活を送る中で行われる。つまり、ユーザ10が特別意識することなく、ユーザ10の身体能力に関する特徴量及びバイタルデータが計測される。なお、体重計又は血圧計などを利用して、ユーザ10が意識的に特徴量及びバイタルデータの計測を行ってもよい。
計測された特徴量及びバイタルデータは、LAN(Local Area Network)又はインターネットなどのネットワークを介して、サーバ装置30に送信される。サーバ装置30は、特徴量及びバイタルデータを解析することにより、ユーザ10の身体能力の評価を行い、評価結果に基づいて推奨内容を決定する。
決定された推奨内容は、ネットワークを介して、ユーザ10が携帯する端末装置40などに送信される。端末装置40は、推奨内容をユーザ10に画像又は音声で提示する。これにより、筋力を増強又は維持するためにユーザ10にとって適切な運動内容及び適切な食事内容を、ユーザ10に提案することができる。このようにして、本実施の形態に係る筋力管理システム1は、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
[構成]
以下では、本実施の形態に係る筋力管理システム1の具体的な構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る筋力管理システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、筋力管理システム1は、計測装置20と、サーバ装置30と、端末装置40とを備える。計測装置20と、サーバ装置30と、端末装置40とは、インターネットなどを介して互いに通信可能に接続されている。
[計測装置]
計測装置20は、ユーザ10の身体能力の特徴量を計測する装置である。計測装置20は、例えばマイクロコンピュータ及び各種センサ機器などで実現され、ユーザ10の住居11に設けられる。図2に示されるように、計測装置20は、通信部21と、記憶部22と、計測部23とを備える。
通信部21は、無線通信又は有線通信を行う1以上の通信インタフェースで実現される。無線通信は、例えば、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)又はZigBee(登録商標)などの通信規格に基づいた通信であるが、これらに限定されない。
通信部21は、サーバ装置30及び端末装置40の各々と通信することで、情報及び信号の送受信を行う。例えば、通信部21は、計測部23による計測で得られたユーザ10の身体能力の特徴量及びバイタルデータをサーバ装置30に送信する。
記憶部22は、フラッシュメモリなどの半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置である。記憶部22は、計測部23によって計測された特徴量の時系列データを記憶する。また、記憶部22は、計測部23によって計測されたバイタルデータの時系列データを記憶する。記憶部22は、さらに、計測部23によって計測された活動量に基づいて生成されるユーザ10の運動履歴を記憶する。記憶部22は、サーバ装置30から送信される評価結果及び推奨内容を記憶してもよい。
計測部23は、ユーザ10の身体能力の特徴量を計測する。また、計測部23は、ユーザ10のバイタルデータ及び活動量を計測する。図2に示されるように、計測部23は、検出部24と、バイタル計測部25と、推定部26と、活動量計測部27とを備える。
検出部24は、ユーザ10の動作を検出する。具体的には、検出部24は、撮像部24aと、加速度センサ24bとを備える。なお、検出部24は、撮像部24a及び加速度センサ24bの少なくとも一方を備えなくてもよい。
撮像部24aは、例えば、図1に示されるカメラ12で実現される。撮像部24aは、ユーザ10を撮影することで、動画像を生成する。具体的には、撮像部24aは、ユーザ10の歩行動作を撮影する。例えば、図1に示されるように、カメラ12は、住居11の入り口に設置され、住居11に出入りするユーザ10を撮影する。あるいは、カメラ12は、住居11内の廊下、階段又は室内などに設置されていてもよい。カメラ12(撮像部24a)によって撮影された動画像には、ユーザ10の歩行動作が含まれる。
加速度センサ24bは、ユーザ10に携帯され、ユーザ10の動きに応じた加速度を検出する。例えば、加速度センサ24bは、ユーザ10の腕、腰、脚、首又は頭などの体の部位に取り付けられる。例えば、加速度センサ24bは、ユーザ10の体の部位に取り付けられる取付具に固定されている。取付具は、例えば、リストバンド又はベルトなどである。取付具が体の部位に取り付けられることによって、加速度センサ24bは、ユーザ10の体の部位に固定される。ユーザ10に取り付けられる加速度センサ24bの個数は1つに限らず、複数個であってもよい。加速度センサ24bは、取り付けられた部位の動きを検出し、三次元加速度データを生成する。三次元加速度データは、例えば、ユーザ10の前後方向、上下方向及び左右方向の各々の加速度を示している。
バイタル計測部25は、ユーザ10のバイタルデータを計測する。例えば、バイタル計測部25は、体重計、体脂肪計、血圧計、脈拍計、及び、尿検査計などの少なくとも1つで実現される。体重計及び体脂肪計は、例えば、住居11の洗面台の前の床に埋設されており、上に乗ったユーザ10の体重及び体脂肪率などを計測する。これにより、ユーザ10が身だしなみを整える際に、ユーザ10の体重などをユーザ10に意識させずに計測することができる。また、尿検査計は、例えば、図1に示されるトイレ13に取り付けられており、ユーザ10の尿pH及び尿糖の少なくとも1つを計測する。また、血圧計及び脈拍計は、例えば、ユーザ10の腕に装着可能なリストバンド式の測定器であり、ユーザ10の血圧及び脈拍を計測する。
推定部26は、検出部24によって検出された動作に基づいて、ユーザ10の身体能力の特徴量を推定する。例えば、推定部26は、撮像部24aによって得られた動画像を用いて特徴量を推定する。具体的には、動画像を解析することにより、ユーザ10の歩行の特徴量を取得する。歩行の特徴量は、身体能力の特徴量の一例であり、具体的には、歩行速度、歩幅、歩隔、歩行周期、ケイデンス、左右のステップ差、歩行時の体幹の揺れ及び関節角度の変化量の少なくとも1つである。
歩行の特徴量と筋力及び筋肉量の各々とは、所定の相関関係を有する。このため、推定部26は、歩行の特徴量と筋力及び筋肉量との対応関係を示す第1対応情報を参照することにより、歩行の特徴量からユーザ10の筋力及び筋肉量の少なくとも1つを決定する。歩行の特徴量と筋力及び筋肉量との対応関係を示す第1対応情報は、例えば、記憶部22に予め記憶されている。なお、第1対応情報は、歩行の特徴量と認知機能との対応関係を示していてもよい。
また、例えば、推定部26は、加速度センサ24bによって検出された加速度を用いて特徴量を推定する。加速度センサ24bがユーザ10の腰に取り付けられている場合、歩行時のユーザ10の腰の動きが検出される。腰の動きと、歩行バランス、歩行速度などの歩行の特徴量とは、所定の相関関係を有する。このため、推定部26は、腰の動きと歩行の特徴量との対応関係を示す第2対応情報を参照することにより、歩行の特徴量を決定する。腰の動きと歩行の特徴量との対応関係を示す第2対応情報は、例えば、記憶部22に予め記憶されている。歩行の特徴量が決定されることにより、推定部26は、決定した歩行の特徴量に基づいて上記第1対応情報を参照することにより、筋力及び筋肉量を決定する。
なお、記憶部22には、加速度データ又は腰の動きと筋力及び筋肉量との対応関係を示す対応情報が記憶されていてもよい。腰の動きによらず、腕、脚又は首の動きと筋力などとの対応関係を示す対応情報が記憶部22には、記憶されていてもよい。また、これらの対応情報の少なくとも1つは、サーバ装置30のデータベース部32に記憶されていてもよい。
推定部26は、例えば、マイクロコンピュータで実現される。具体的には、推定部26は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。
活動量計測部27は、ユーザ10の活動量を計測する。活動量計測部27は、活動量計であるが、ユーザ10の歩数を計測する歩数計であってもよい。活動量計又は歩数計は、ユーザ10に常時携帯されて、ユーザ10の一日の歩数又は活動量を計測する。計測された歩数又は活動量は、運動履歴として記憶部22に蓄積される。運動履歴は、例えば一日毎の歩数又は活動量を複数日に亘って継続して計測することによって得られる。
本実施の形態において、計測装置20は、一体化された単一の装置ではない。例えば、検出部24の撮像部24a及び加速度センサ24bはそれぞれ、記憶部22及び推定部26とは別体の装置によって構成されている。なお、計測装置20は、一体化された単一の装置であってもよい。
[サーバ装置]
サーバ装置30は、計測装置20によって計測された特徴量を解析することで、ユーザ10の身体能力の評価を行い、評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する推奨内容を決定する装置である。サーバ装置30は、例えば、コンピュータ機器である。図2に示されるように、サーバ装置30と、通信部31と、データベース部32と、解析部33と、選択部34とを備える。
通信部31は、無線通信又は有線通信を行う1以上の通信インタフェースで実現される。通信部31は、計測装置20及び端末装置40の各々と通信することで、情報及び信号の送受信を行う。例えば、通信部31は、計測装置20によって計測され、通信部21を介して送信される特徴量及びバイタルデータを受信する。通信部31は、解析部33による評価結果、及び、解析部33によって決定された推奨内容を計測装置20又は端末装置40に送信する。また、通信部31は、端末装置40の入力部42で取得された情報を受信する。
データベース部32は、筋力管理システム1が身体能力の評価及び推奨内容の決定を行うのに利用するデータベースを記憶する記憶部である。データベースの具体例については、後で説明する。また、データベース部32は、ユーザ10の身体能力の特徴量及びバイタルデータの各々の時系列データを記憶していてもよい。さらに、データベース部32は、複数のユーザ10の各々の身体能力の特徴量及びバイタルデータの各々の時系列データを記憶していてもよい。例えば、ユーザ10に類似する特徴を有する他人のデータを利用することで、身体能力の将来の推移の予測精度を高めることができる。データベース部32は、半導体メモリ又はHDDなどの不揮発性記憶装置で実現される。
解析部33は、計測部23によって計測された特徴量を解析することで、ユーザ10の身体能力の評価(アセスメント)を行う。解析部33は、身体能力の評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する推奨内容を決定する。具体的には、解析部33は、身体能力の評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する運動内容及び食事内容を決定する。解析部33は、データベース部32に記憶されたデータベースを参照することで、身体能力の評価及び推奨内容の決定を行う。
例えば、解析部33は、計測部23によって計測された特徴量の時系列データに基づいて、ユーザ10の身体能力の評価を行う。具体的には、解析部33は、特徴量の時系列データに基づいて特徴量の変化を解析する。例えば、解析部33は、運動履歴と特徴量の変化とを解析することにより、ユーザ10に過去に推奨した運動内容及び食事内容が適切か否かを判定することができる。
具体的には、解析部33は、運動履歴に基づいて、ユーザ10に推奨した運動内容が実践されたか否かを判定する。運動内容が実践されている場合に、解析部33は、特徴量の変化が、推奨した運動内容から期待される変化であるか否かを判定する。特徴量の変化が、期待される変化ではない場合、又は、推奨した運動内容が実践されなかった場合、解析部33は、ユーザ10に推奨する運動内容及び食事内容を変更する。特徴量の変化が、期待される変化である場合には、解析部33は、ユーザ10に推奨する運動内容及び食事内容を変更しない。このように、特徴量の変化に基づいて推奨内容が適切か否かをフィードバックすることができるので、ユーザ10により適した推奨内容を推奨することができる。
また、本実施の形態では、解析部33は、バイタルデータにさらに基づいて推奨内容を決定する。具体的には、解析部33は、バイタルデータに基づいてユーザ10の運動強度の上限値を決定し、上限値より運動強度が低い運動内容を、推奨内容に含まれる運動内容として決定する。
また、解析部33は、身体能力の特徴量の時系列データ及びユーザ10の運動履歴を解析することで、ユーザ10の身体能力の将来の推移を予測する。例えば、解析部33は、推奨内容に含まれる運動内容に従って運動を行った場合と、当該運動を行わなかった場合との各々におけるユーザ10の身体能力の将来の推移を予測する。解析部33は、データベース部32に記憶されるデータベースを参照することで、将来の推移を予測する。身体能力の評価結果及び予測結果、並びに、決定された推奨内容は、通信部31を介して端末装置40に送信される。
解析部33及び選択部34は、例えば、マイクロコンピュータで実現される。具体的には、解析部33及び選択部34は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。解析部33及び選択部34は、同一のハードウェア資源を共用して実現されてもよい。
選択部34は、推奨内容に関連する複数の事業者の中から1以上の事業者を、所定の規則に基づいて選択する。複数の事業者はそれぞれ、ユーザ10が利用可能な商品又はサービスを提供する事業者である。複数の事業者には、ユーザ10が運動に用いる器具、器械、用具若しくは服装などを販売する販売業者、若しくは、これらを貸し出すレンタル業者、又は、ユーザ10に運動を行わせる空間を提供するジム若しくはスポーツクラブなどの事業者が含まれる。また、複数の事業者には、ユーザ10に食事若しくは食品を提供するレストランを運営する事業者、又は、食事若しくは食品の宅配業者が含まれる。
本実施の形態では、選択部34が選択した事業者の広告情報がユーザ10に提示される。事業者の選択の具体的な処理は、後で説明する。
[端末装置]
端末装置40は、ユーザ10に提示を行う装置である。また、端末装置40は、ユーザ10からの情報の入力を受け付ける。例えば、端末装置40は、ユーザ10が携帯可能な携帯端末であり、スマートフォンなどである。あるいは、端末装置40は、ユーザ10の住居11に設置されたテレビなどの表示装置、又は、スマートスピーカなどの音声出力装置であってもよい。図2に示されるように、端末装置40は、通信部41と、入力部42と、提示部43と、記憶部44とを備える。
通信部41は、無線通信又は有線通信を行う1以上の通信インタフェースで実現される。通信部41は、計測装置20及びサーバ装置30の各々と通信することで、情報及び信号の送受信を行う。例えば、通信部41は、サーバ装置30の解析部33による評価結果、及び、解析部33によって決定された推奨内容を受信する。通信部41は、さらに、選択部34によって選択された事業者を示す情報、又は、選択された事業者の広告情報を受信する。また、通信部41は、入力部42が取得した情報をサーバ装置30に送信する。
入力部42は、ユーザ10からの入力を受け付ける。入力部42は、例えば、タッチセンサ又は物理的なボタンである。なお、入力部42は、マイクロフォンなどの音声入力装置であってもよい。図2に示されるように、入力部42は、取得部42aと、受付部42bとを有する。
取得部42aは、運動強度及び運動量の目標値を取得する。取得部42aが取得した目標値は、通信部41を介してサーバ装置30に送信される。サーバ装置30の解析部33は、取得部42aによって取得された目標値にさらに基づいて、推奨内容に含まれる運動内容を決定する。
受付部42bは、ユーザ10からの商品又はサービスの注文を受け付ける。受付部42bが受け付けた注文は、通信部41を介してサーバ装置30に送信される。あるいは、受付部42bが受け付けた注文は、通信部41を介して、直接事業者のサーバ装置(図示せず)などに送信されてもよい。
提示部43は、解析部33によって決定された推奨内容をユーザ10に提示する。提示部43は、さらに、解析部33によって予測された身体能力の特徴量の推移をユーザ10に提示する。また、提示部43は、推奨内容に関連する事業者の広告情報を提示する。
図2に示されるように、提示部43は、表示部43aを有する。表示部43aは、例えば、液晶表示パネル又は有機EL(Electroluminescence)表示パネルなどで実現される
。表示部43aは、推奨内容、特徴量の推移及び広告情報の各々を表す画像を表示する。表示部43aは、例えば、ユーザ10からの選択及び操作を受け付けるための選択ボタンなどのGUI(Graphical User Interface)オブジェクトを生成して表示する。
なお、提示部43は、表示部43aの代わりに、又は、表示部43aに加えて、音声を出力するスピーカを有してもよい。提示部43は、ユーザ10に提示する内容を表す音声を出力してもよい。
記憶部44は、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。記憶部44は、サーバ装置30から送信される評価結果及び推奨内容を記憶する。また、記憶部44は、入力部42によって受け付けられた情報を記憶する。記憶部44は、例えば、表示部43aに表示する画像などを記憶する。
以上、筋力管理システム1の構成の一例を図2に基づいて説明したが、筋力管理システム1の構成は、図2に示される例に限らない。例えば、計測装置20、サーバ装置30及び端末装置40のうちの2つの装置は、直接の通信が不可能であってもよい。例えば、サーバ装置30と端末装置40との通信が不可能であってもよい。この場合、サーバ装置30と端末装置40とは、計測装置20を介して情報及び信号の送受信を行ってもよい。
[動作]
次に、本実施の形態に係る筋力管理システム1の動作について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る筋力管理システム1の動作を示すフローチャートである。
図3に示されるように、まず計測部23が計測処理を行う(S10)。具体的には、検出部24がユーザ10の身体能力の特徴量を計測する(S11)。より具体的には、撮像部24aがユーザ10を撮影することにより、ユーザ10の画像を取得する(S12)。次に、推定部26は、撮像部24aによって得られた画像に基づいて、ユーザ10の身体能力の特徴量を推定する(S13)。例えば、推定部26は、画像処理によってユーザ10の歩行速度などの歩行の特徴量を取得する。さらに、推定部26は、歩行の特徴量と筋力との対応情報に基づいて、ユーザ10の筋力及び筋肉量を推定する。なお、撮像部24aによる撮像の代わりに、又は、撮像に加えて、加速度センサ24bによって得られた加速度データに基づいて、推定部26は、ユーザ10の筋力及び筋肉量を推定してもよい。
また、計測部23のバイタル計測部25は、ユーザ10のバイタルデータを計測する(S14)。また、計測部23の活動量計測部27は、ユーザ10の活動量を計測する(S15)。なお、身体能力の特徴量の計測(S11)、バイタルデータの計測(S14)及び活動量の計測(S15)は、同時に行われてもよく、いずれか1つが先に行われてもよい。これらの処理の実行順序は特に限定されない。また、身体能力の特徴量の計測(S11)、バイタルデータの計測(S14)及び活動量の計測(S15)はそれぞれ、複数回行われてもよい。複数回の計測によって得られた計測値はそれぞれ、特徴量の時系列データ、バイタルデータの時系列データ、及び、運動履歴として記憶部22及びデータベース部32の少なくとも1つに記憶される。
次に、解析部33は、計測された身体能力の特徴量に基づいて、ユーザ10に推奨する推奨内容を決定する(S20)。具体的には、解析部33は、ユーザ10に推奨する運動内容と食事内容とを決定する。
次に、提示部43は、決定された推奨内容をユーザ10に提示する(S30)。具体的には、表示部43aが、決定された推奨内容を表示する。表示の具体例については、後で説明する。
[運動内容の決定]
続いて、具体的な推奨内容の決定方法について説明する。まず、運動内容の決定方法の一例について、図4〜図7を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が記憶する身体能力推定テーブルを示す図である。身体能力推定テーブルは、計測装置20の記憶部22に記憶されている。あるいは、サーバ装置30のデータベース部32に記憶されていてもよい。
図4に示されるように、身体能力推定テーブルは、例えば、「50代女性」、「60代男性」などの人口統計学的な属性毎に用意されている。人口統計学的な属性とは、例えば、年齢及び性別などである。
身体能力推定テーブルは、身体能力の特徴量毎に1つ以上の基準値を対応付けている。図4に示される例では、「A」〜「E」の5段階で基準値が対応付けられている。各段階での基準値は、1つの値で表されてもよく、一定の範囲で表されてもよい。
「A」〜「E」は、身体能力の特徴量の評価結果に対応する。一例として、「A」〜「E」の順で「A」が最も身体能力が高く、「E」が最も身体能力が低いことを表すが、逆であってもよい。例えば、図4に示される例では、「C」は身体能力が平均的な値であることを表し、「A」及び「B」は身体能力が平均よりも高いことを表し、「D」及び「E」は身体能力が平均よりも低いことを表している。
本実施の形態では、解析部33は、計測部23によって計測された特徴量に基づいて身体能力推定テーブルを参照することにより、ユーザ10の特徴量を評価する。具体的には、解析部33は、ユーザ10が属する年齢及び性別に対応する身体能力推定テーブルの各基準値と、計測部23によって計測されたユーザ10の特徴量とを比較することにより、ユーザ10の特徴量が「A」〜「E」のいずれに該当するかを決定する。例えば、計測部23によって計測されたユーザ10の筋力がP2以上P1未満の値であった場合、解析部33は、ユーザ10の筋力の評価を「B」と決定する。解析部33は、身体能力の特徴量毎に評価を行う。これにより、例えば、図5に示されるように、ユーザ10の身体能力の特徴量毎に「B」及び「A」などの評価結果が得られる。
図5は、本実施の形態に係る筋力管理システム1によって生成される運動レコメンドテーブルを示す図である。具体的には、図5は、解析部33による身体能力の評価結果と、ユーザ10に推奨する運動内容との関係を示している。
また、図5に示される運動レコメンドテーブルでは、標準値との差分、目標値との差分、及び、重点順位が含まれている。標準値との差分は、計測部23によって計測された特徴量毎に、特徴量から標準値を減算した値である。標準値は、例えば「C」の基準値であり、同性及び同年代の特徴量の平均値に相当する。例えば、筋力と標準値との差分が正の値であることは、筋力が同性及び同年代の特徴量の平均値を上回っていることを意味する。筋力と標準値との差分が負の値であることは、筋力が同性及び同年代の特徴量の平均値を下回っていることを意味する。図5に示される例では、筋力、筋肉量、歩行速度及び認知機能の各々が同性及び同年代の平均値を上回っている。
目標値との差分は、計測された特徴量からユーザ10が入力した目標値を減算した値である。例えば、筋力と目標値との差分が正の値であることは、筋力が目標値を上回っていることを意味する。筋力と目標値との差分が負の値であることは、筋力が目標値を下回っていることを意味する。図5に示される例では、筋力及び歩行バランスの各々が同性及び同年代の平均値を下回っている。
図6は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が表示する、ユーザ10による目標値の入力画面の一例を示す図である。図6に示される例では、表示部43aは、目標値の入力をユーザ10に促すテキスト50と、運動強度及び運動量を入力させるためのGUIオブジェクト51とを表示する。GUIオブジェクト51は、例えばスライダである。ユーザ10がスライダバーを操作することで、運動強度の強弱及び運動量の多少を目標値として入力することができる。なお、GUIオブジェクト51は、選択ボタンなどであってもよく、テキストボックスであってもよい。運動強度及び運動量の各々の目標値の入力の手法は、特に限定されない。
解析部33は、取得部42aが取得した運動強度及び運動量の目標値に基づいて、身体能力の特徴量の目標値を決定する。なお、取得部42aは、身体能力の特徴量の目標値をユーザ10に入力させてもよい。
図5に戻り、重点順位は、ユーザ10に推奨する運動内容を決定する場合に重視される特徴量の順序を示している。重点順位は、例えば、標準値との差分と、目標値との差分との和に基づいて定められる。具体的には、これら2つの差分の和が小さい順で重点順位を決定する。例えば、図5に示される例では、歩行バランスの2つの差分の和が「−1」で最も小さいので、重点順位が最高の「1」になる。筋力の2つの差分の和が「0」で2番目に小さいので、重点順位が「2」になる。
なお、重点順位の決定方法は、これに限定されない。例えば、解析部33は、身体能力が低いと判定された特徴量の順位を高くするように、重点順位を決定してもよい。具体的には、標準値との差分のみに基づいて重点順位を決定してもよい。例えば、図5に示される例では、歩行バランスの評価値が「C」であり最も低いので、重点順位が最高の「1」になる。この場合において評価結果が同じ特徴量が複数存在する場合、解析部33は、目標値との差分が小さい特徴量の順位を高くしてもよい。
本実施の形態では、解析部33は、重点順位と、複数の特徴量の各々の、標準値又は目標値との差分とに基づいて運動内容を決定する。例えば、データベース部32には、身体能力の特徴量毎に、対応する特徴量を向上又は維持するために適切な運動内容が対応付けられた運動データベースが記憶されている。運動データベースでは、特徴量の増減量と、運動内容の運動強度及び運動量とが対応付けられていてもよい。解析部33は、運動データベースを参照することにより、重点順位が高い特徴量を高めるのに適切な運動内容を、ユーザ10に推奨する運動内容として決定する。また、このとき、解析部33は、バイタルデータに基づいて運動強度の上限値を決定し、決定した上限値より運動強度が低い運動内容を決定する。
図7は、身体条件と運動強度との関係を示す図である。図7において、横軸は身体条件を表し、縦軸は運動強度を表している。図7に示されるように、身体条件に応じて、筋力の向上又は維持に必要な運動強度の範囲が異なる。身体条件は、身体能力の特徴量及びバイタルデータに基づいて定められる。
運動強度の範囲の下限値は、筋力を向上又は維持するために最低限必要な運動量に相当する。つまり、下限値未満の強度の運動を行ったとしても、筋力の増強又は維持には寄与しない。下限値は、身体能力に依存する。身体能力が高い程、下限値が高くなる。身体能力が低い程、下限値が低くなる。
また、運動強度の範囲の上限値は、身体に負荷が掛かりすぎて、健康上の問題が生じる恐れがない範囲での上限値である。つまり、上限値以下の強度で運動を行う限り、健康上の問題が生じる恐れが十分に低くなる。上限値は、例えば、バイタルデータに基づいて決定される。例えば、血圧又は心拍数が高い場合には、上限値が低くなる。血圧又は心拍数が低い場合には、上限値が高くなる。本実施の形態では、解析部33は、バイタルデータに基づいてユーザ10の運動強度の上限値を決定する。
なお、解析部33は、ユーザ10の個人的特徴に基づいて上限値及び下限値を補正してもよい。具体的には、解析部33は、特徴量の時系列データ及び運動履歴の少なくとも1つに基づいて上限値及び下限値の少なくとも一方を補正してもよい。例えば、解析部33は、特徴量の時系列データと運動履歴とに基づいて、ユーザ10の体質は筋肉が付きやすい体質であるか否かを判定し、判定結果に基づいて下限値を変更してもよい。
[食事内容の決定]
次に、食事内容の決定方法の一例について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る筋力管理システム1によって生成される食事レコメンドテーブルを示す図である。具体的には、図8は、解析部33による身体能力の評価結果と、ユーザ10に推奨する食事内容との関係を示している。
図8に示される食事レコメンドテーブルは、食事のカロリー及び複数の栄養素の各々の摂取量と基準値とを含んでいる。摂取量は、例えば、ユーザ10が摂取した食事の内容を、入力部42を介してユーザ10に入力させ、入力結果に基づいて得られる申告値である。基準値は、例えば、人口統計学的な属性毎に定められた値である。
解析部33は、摂取量と基準値との差分に基づいて、カロリー及び複数の栄養素の各々の推奨値を決定する。推奨値は、ユーザ10の摂取量の申告値と、ユーザ10が摂取すべき摂取量との差分に相当する。つまり、推奨値は、カロリー及び複数の栄養素の各々に対して、ユーザ10が現在摂取している量よりも増やすべき又は減らすべき量を示している。
食事レコメンドテーブルには、身体能力の特徴量と、食事のカロリー及び複数の栄養素との組み合わせ毎に、付加基準が対応付けられている。付加基準は、特徴量の評価結果に基づいて定められる。付加基準は、対応するカロリー又は栄養素の、ユーザ10が摂取すべき摂取量の補正に用いられる。具体的には、解析部33は、付加基準が「+」であれば、ユーザ10が摂取すべき摂取量を増大させる。解析部33は、付加基準が「−」であれば、ユーザ10が摂取すべき摂取量を減少させる。解析部33は、付加基準が「0」であれば、ユーザ10が摂取すべき摂取量を補正しない。
例えば、タンパク質の場合、ユーザ10の摂取量が「40」であり、基準値が「50」であるので、差分は「−10」になる。つまり、タンパク質に対する摂取量が「10」足りていないので、推奨値が「+10」になる。また、タンパク質の付加基準として、筋力、歩行バランス及び認知機能の各々に「+」が対応付けられている。このため、解析部33は、推奨値を「10」から増大させ、例えば「+20」に補正する。このときの補正量は、例えば「+」の数などに基づいて定められる。これにより、ユーザ10は、筋力、歩行バランス及び認知機能をさらに高めるためには、現在のタンパク質の摂取量よりも「+20」多く摂取すべきであることが分かる。
解析部33は、カロリー及び複数の栄養素の各々の推奨値に基づいて、ユーザ10に推奨する食事内容を決定する。例えば、データベース部32には、食事メニュー又は食品毎に、カロリー及び複数の栄養素の各々が対応付けられた食事データベースが記憶されている。解析部33は、食事データベースを参照することにより、推奨値に応じた適切な食事メニュー又は食品を、ユーザ10に推奨する食事内容として決定する。
また、例えば、解析部33は、バイタルデータに基づいてユーザ10に推奨すべきでない食品を除外食品として決定し、除外食品以外の食品を用いた食事内容を決定する。例えば、バイタルデータの一例である血糖値が閾値以上である場合には、解析部33は、糖分を多く含む食品を除外食品として決定する。例えば、データベース部32には、バイタルデータの閾値と、当該閾値を上回った又は下回った場合に摂取するべきではない除外食品とを対応付けた食品データベースが記憶されている。解析部33は、ユーザ10のバイタルデータに基づいて食品データベースを参照することにより、除外食品を決定し、除外食品以外の食品を用いた食事内容を決定する。
[推奨内容の提示例]
続いて、本実施の形態に係る筋力管理システム1によるユーザ10への推奨内容の提示の具体例について説明する。
図9は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が表示する、ユーザ10に推奨する運動内容60の一例を示す図である。図9に示される例では、ユーザ10に推奨する運動内容60として「ウォーキング」という運動の名称が表示されている。また、運動内容60の具体的な内容として、歩行速度の目安を示す運動強度61と、歩行の時間を示す運動量62とがそれぞれテキストで表示されている。
なお、表示部43aは、運動内容60の具体的な動作例を表す画像又は映像を表示してもよい。あるいは、表示部43aは、運動内容60を表すテキストに加えて、具体的な動作例を表す映像をストリーミング配信するウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)を表示してもよい。
図10に示されるように、表示部43aは、運動内容60だけでなく、解析部33によって推定された将来予測63を表示してもよい。図10は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が表示する、ユーザ10に推奨する運動内容60と将来予測63との一例を示す図である。
図10に示される例では、表示部43aは、筋肉量の将来予測63をグラフ化して示している。例えば、表示部43aは、ユーザ10が運動内容60で表される運動を行った場合と行わなかった場合との筋肉量の将来の推移の予測結果を示している。
また、図11に示されるように、表示部43aは、運動内容60だけでなく、選択部34によって選択された事業者の広告情報71を表示してもよい。図11は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が表示する、ユーザ10に推奨する運動内容60と広告情報71との一例を示す図である。
広告情報71は、運動内容60に関連する事業者が提供する商品又はサービスを広告する情報である。図11に示される例では、広告情報71は、事業者の名称とURLとを含んでいる。さらに、表示部43aは、予約ボタン72を表示する。予約ボタン72は、例えば、事業者毎に表示される。予約ボタン72は、ユーザ10からのサービスの注文を受け付けるためのGUIオブジェクトの一例である。予約ボタン72がユーザ10によって選択されることにより、受付部42bは、対応する事業者に対するサービスの予約を行う。
また、運動内容60だけでなく、図12に示されるように、表示部43aは、ユーザ10に推奨する食事内容80を表示してもよい。図12は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が表示する、ユーザ10に推奨する食事内容80と広告情報81との一例を示す図である。
図12に示される例では、ユーザ10に推奨する食事内容80として「魚料理」という食事メニューが表示されている。また、広告情報81は、食事内容80に関連する事業者が提供する商品又はサービスを広告する情報である。広告情報81は、事業者の名称と、URLと、事業者が提供する食事メニューとを含んでいる。例えば、広告情報81は、複数の食事メニューを含んでいるが、1つのみの食事メニューを含んでもよい。
表示部43aは、さらに、注文ボタン82を表示する。注文ボタン82は、広告情報81に含まれる食事メニュー毎に表示される。注文ボタン82は、ユーザ10からの商品又はサービスの注文を受け付けるためのGUIオブジェクトの一例である。注文ボタン82がユーザ10によって選択されることにより、受付部42bは、対応する事業者に対して食事の注文を行う。例えば、ユーザ10の住居11などを予め登録しておくことにより、注文した食事が住居11に宅配されてユーザ10に提供することができる。
なお、食事内容80は、食事メニューの代わりに、摂取すべきカロリー及び栄養素の量を示してもよい。また、食事内容80は、食事メニューに加えて、食事メニューが示す食事を作るための料理レシピを含んでもよい。広告情報81は、料理レシピに含まれる食材の宅配を行う事業者の広告情報であってもよい。
[事業者の選択]
ここで、サーバ装置30の選択部34が行う事業者の選択方法について説明する。
事業者を選択するための規則は、例えば、事業者毎に付与された優先順位に従うことである。選択部34は、複数の事業者の中から、優先順位が高い順に1つ以上の事業者を選択する。選択する事業者の数は、1つでもよく、複数でもよく、ユーザによって指定された数であってもよい。優先順位は、例えば、事業者の事業内容毎に付与されていてもよい。例えば、1つの事業者が複数の事業を行っている場合には、複数の優先順位が付与されていてもよい。
本実施の形態では、複数の事業者の中から選択部34によって選択された事業者の広告情報がユーザ10に提示される。広告情報は、事業者が提供する商品又はサービスを広告する情報である。選択部34は、商品又はサービスの注文の履歴に基づいて、事業者を選択するための規則を更新する。
図13は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が管理する注文の履歴情報を示す図である。注文の履歴情報は、例えば、サーバ装置30のデータベース部32に記憶されている。図13に示されるように、履歴情報は、受付部42bが注文を受け付けた日時と、注文相手の事業者である注文業者と、注文の内容とを含んでいる。
選択部34は、事業者毎に、ユーザ10からの注文の頻度を算出し、頻度が高い順に優先順位を更新する。また、選択部34は、新規参入の事業者、又は、過去にユーザ10が注文したことがない事業者の優先順位を高くしてもよい。一例として、選択部34は、注文頻度が最も高い事業者と、新規参入の事業者又はユーザ10の注文経験のない事業者とを選択してもよい。
図13に示される例では、「AAレストラン」が5回の注文を受けており、1回しか注文を受けていない「BB食堂」よりも注文の頻度が高い。したがって、選択部34は、「AAレストラン」の優先順位を「BB食堂」よりも高く更新する。
図14は、本実施の形態に係る筋力管理システム1が管理する事業者データベースの一例を示す図である。図14に示される事業者データベースは、ユーザ10に商品又はサービスを提供することができる複数の事業者の一覧を示している。
図14に示される例では、「AAレストラン」及び「BB食堂」以外に、「CCカフェ」が事業者として含まれている。このため、図13に示される履歴情報と比較することで、選択部34は、「CCカフェ」がユーザ10の注文経験がない事業者であると判定することができる。これにより、選択部34は、「CCカフェ」の優先順位を「BB食堂」よりも高く更新することができる。なお、事業者の選択方法は、上述した例に限定されるものではない。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る筋力管理システム1は、ユーザ10の身体能力の特徴量を計測する計測部23と、計測部23によって計測された特徴量を解析することでユーザ10の身体能力の評価を行い、評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する運動内容を含む推奨内容を決定する解析部33と、解析部33によって決定された推奨内容をユーザ10に提示する提示部43とを備える。
これにより、ユーザ10の身体能力の特徴量を解析することで得られる身体能力の評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する運動内容が決定されて提示される。したがって、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
また、例えば、身体能力の特徴量は、筋力、筋肉量、歩行速度及び歩行バランスの少なくとも1つである。
これにより、身体能力の特徴量を定量的かつ具体的な値で表すことができるので、ユーザ10にとってより適切な運動内容を推奨することができる。したがって、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
また、例えば、計測部23は、さらに、ユーザ10のバイタルデータを計測する。解析部33は、バイタルデータにさらに基づいて推奨内容を決定する。
これにより、ユーザ10のバイタルデータに基づいてユーザ10の持病の有無などの健康状態を判別することができる。このため、ユーザ10の健康を害さないように無理のない範囲で適切な運動内容を推奨することができる。
また、例えば、バイタルデータは、ユーザ10の体重、血圧、脈拍、尿pH及び尿糖の少なくとも1つである。
これにより、バイタルデータを具体的な値で表すことができるので、ユーザ10にとってより適切な運動内容を推奨することができる。したがって、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
また、例えば、解析部33は、バイタルデータに基づいてユーザ10の運動強度の上限値を決定し、上限値より運動強度が低い運動内容を、推奨内容に含まれる運動内容として決定する。
これにより、バイタルデータに基づいて運動強度の上限値が決定されるので、激しい運動を行ってはいけないユーザ10に対しても、ユーザ10の健康を害さないように無理のない範囲で適切な運動内容を推奨することができる。
また、例えば、筋力管理システム1は、さらに、計測部23によって計測された特徴量の時系列データを記憶するための記憶部22を備える。解析部33は、時系列データを解析することで、ユーザ10の身体能力の評価を行う。
これにより、時系列データに基づいてユーザ10の特徴量の変化を解析することができる。このため、例えば、特徴量の変化の有無及び大きさに基づいて、推奨内容の適切性をフィードバックすることができ、ユーザ10により適した推奨内容を決定することができる。
また、例えば、記憶部22は、さらに、ユーザ10の運動履歴を記憶する。解析部33は、さらに、時系列データ及び運動履歴を解析することで、ユーザ10の身体能力の将来の推移を予測する。提示部43は、さらに、解析部33によって予測された推移をユーザ10に提示する。
これにより、サルコペニア及びフレイルなどにかかり得る可能性をユーザ10に提示することができるので、ユーザ10に適切な運動及び適切な食事を行わせることをより強く促すことができる。
また、例えば、推奨内容に含まれる運動内容は、運動強度及び運動量を含む。
これにより、ユーザ10が行うべき運動内容を具体的に提示することができるので、推奨された運動内容をユーザ10がスムーズに実行することができる。
また、例えば、筋力管理システム1は、さらに、運動強度及び運動量の目標値を取得する取得部42aを備える。解析部33は、取得部42aによって取得された目標値にさらに基づいて、推奨内容に含まれる運動内容を決定する。
これにより、ユーザ10が目標値を入力させることで、推奨内容にユーザ10の意向を反映させることができる。例えば、ユーザ10が激しすぎる運動を行いたくない場合には、運動強度の目標値を低くすることで、目標値に応じた適切な運動内容を推奨することができる。
また、例えば、計測部23は、ユーザ10の動作を検出する検出部24と、検出部24によって検出された動作に基づいて、ユーザ10の身体能力の特徴量を推定する推定部26とを含む。
これにより、身体能力の特徴量を推定することで、間接的に取得することができる。このため、例えば、筋肉量を計測するような特殊な測定機器をユーザ10に装着させなくてもよいので、身体能力の特徴量の計測を容易に行うことができる。
また、例えば、検出部24は、ユーザ10を撮影する撮像部24a(カメラ12)、及び、ユーザ10に携帯させた加速度センサ24bの少なくとも1つを含む。推定部26は、カメラ12によって得られた動画像及び加速度センサ24bによって検出された加速度の少なくとも1つを用いて、特徴量を推定する。
これにより、カメラ12(撮像部24a)又は加速度センサ24bを用いてユーザ10の動作を容易に検出することができるので、身体能力の特徴量の計測を容易に行うことができる。
また、例えば、解析部33は、計測部23によって計測された特徴量を解析することで、ユーザ10に推奨する食事内容をさらに決定する。推奨内容は、さらに、解析部33によって決定された食事内容を含む。
これにより、運動内容だけでなく、食事内容もユーザ10に提示されるので、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
また、例えば、提示部43は、さらに、推奨内容に関連する事業者の広告情報を提示する。
これにより、広告情報が表示されることにより、ユーザ10が推奨内容を実際に行うのに必要な商品を入手し、又は、サービスを受けやすくすることができるので、推奨内容をユーザ10が実際に実行に移す期待値を高めることができる。したがって、ユーザの筋力の増強又は維持を、より効率良く支援することができる。
また、例えば、広告情報は、事業者が提供する商品又はサービスを広告する情報である。筋力管理システム1は、さらに、ユーザ10からの商品又はサービスの注文を受け付ける受付部42bを備える。
これにより、推奨内容に関連する商品又はサービスを容易に注文することができるので、推奨内容をユーザ10が実際に実行に移す期待値を高めることができる。つまり、ユーザの筋力の増強又は維持を、より効率良く支援することができる。
また、例えば、筋力管理システム1は、さらに、推奨内容に関連する複数の事業者の中から1以上の事業者を、所定の規則に基づいて選択する選択部34を備える。提示部43は、選択部34によって選択された1以上の事業者の各々の広告情報を提示する。選択部34は、受付部42bによって受け付けられた注文の履歴に基づいて規則を更新する。
これにより、適切な事業者の広告情報が表示されるので、ユーザ10が推奨内容を実際に行うのに必要な商品を入手し、又は、サービスを受けやすくすることができるので、推奨内容をユーザ10が実際に実行に移す期待値をさらに高めることができる。
また、例えば、本実施の形態に係る筋力管理方法は、ユーザ10の身体能力の特徴量を計測するステップと、検出された特徴量を解析することでユーザ10の身体能力の評価を行い、評価の結果に基づいて、ユーザ10に推奨する運動内容を含む推奨内容を決定するステップと、決定された推奨内容をユーザ10に提示するステップとを含む。
これにより、ユーザ10の筋力の増強又は維持を効率良く支援することができる。
(その他)
以上、本発明に係る筋力管理システム及び筋力管理方法について、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ユーザ10に推奨される推奨内容には、食事内容が含まれていなくてもよい。
また、例えば、計測部23は、ユーザ10のバイタルデータ及び活動量の少なくとも一方の計測を行わなくてもよい。
また、例えば、身体能力の特徴量を直接的に計測してもよい。例えば、ユーザ10の脚に筋力測定機器を取り付けることで、ユーザ10の脚の筋力を計測してもよい。筋力を直接計測することで、その計測精度を高めることができる。
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間で無線通信が行われる場合、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信である。あるいは、無線通信の方式(通信規格)は、インターネットなどの広域通信ネットワークを介した通信でもよい。また、装置間においては、無線通信に代えて、有線通信が行われてもよい。有線通信は、具体的には、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)又は有線LANを用いた通信などである。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよく、あるいは、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、筋力管理システムが備える構成要素の複数の装置への振り分けは、一例である。例えば、一の装置が備える構成要素を他の装置が備えてもよい。例えば、計測装置20が備える構成要素を端末装置40又はサーバ装置30が備えてもよい。具体的には、端末装置40は、計測部23を備えてもよい。あるいは、端末装置40は、計測部23に含まれる一部の構成要素、具体的には、撮像部24a、加速度センサ24b、バイタル計測部25、推定部26及び活動量計測部27の少なくとも1つを備えてもよい。また、例えば、サーバ装置30が推定部26を備えてもよい。また、サーバ装置30が備えるデータベース部32、解析部33及び選択部34の少なくとも1つを計測装置20又は端末装置40が備えてもよい。また、例えば、端末装置40が備える入力部42及び提示部43の少なくとも1つを計測装置20が備えてもよい。また、筋力管理システムは、単一の装置として実現されてもよい。
例えば、上記実施の形態において説明した処理は、単一の装置(システム)を用いて集中処理することによって実現してもよく、又は、複数の装置を用いて分散処理することによって実現してもよい。また、上記プログラムを実行するプロセッサは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、又は分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)などが含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。あるいは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD若しくは半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 筋力管理システム
10 ユーザ
22、44 記憶部
23 計測部
24 検出部
24a 撮像部
24b 加速度センサ
25 バイタル計測部
26 推定部
32 データベース部
33 解析部
34 選択部
42a 取得部
42b 受付部
43 提示部
43a 表示部
60 運動内容
61 運動強度
62 運動量
63 将来予測
71、81 広告情報
72 予約ボタン
80 食事内容
82 注文ボタン

Claims (16)

  1. ユーザの身体能力の特徴量を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された特徴量を解析することで前記ユーザの身体能力の評価を行い、前記評価の結果に基づいて、前記ユーザに推奨する運動内容を含む推奨内容を決定する解析部と、
    前記解析部によって決定された推奨内容を前記ユーザに提示する提示部とを備える
    筋力管理システム。
  2. 前記身体能力の特徴量は、筋力、筋肉量、歩行速度及び歩行バランスの少なくとも1つである
    請求項1に記載の筋力管理システム。
  3. 前記計測部は、さらに、前記ユーザのバイタルデータを計測し、
    前記解析部は、前記バイタルデータにさらに基づいて前記推奨内容を決定する
    請求項1又は2に記載の筋力管理システム。
  4. 前記バイタルデータは、前記ユーザの体重、血圧、脈拍、尿pH及び尿糖の少なくとも1つである
    請求項3に記載の筋力管理システム。
  5. 前記解析部は、前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの運動強度の上限値を決定し、前記上限値より運動強度が低い運動内容を、前記推奨内容に含まれる運動内容として決定する
    請求項3又は4に記載の筋力管理システム。
  6. さらに、前記計測部によって計測された特徴量の時系列データを記憶するための記憶部を備え、
    前記解析部は、前記時系列データを解析することで、前記評価を行う
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の筋力管理システム。
  7. 前記記憶部は、さらに、前記ユーザの運動履歴を記憶し、
    前記解析部は、さらに、前記時系列データ及び前記運動履歴を解析することで、前記ユーザの身体能力の将来の推移を予測し、
    前記提示部は、さらに、前記解析部によって予測された推移を前記ユーザに提示する
    請求項6に記載の筋力管理システム。
  8. 前記推奨内容に含まれる運動内容は、運動強度及び運動量を含む
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の筋力管理システム。
  9. さらに、運動強度及び運動量の目標値を取得する取得部を備え、
    前記解析部は、前記取得部によって取得された目標値にさらに基づいて、前記推奨内容に含まれる運動内容を決定する
    請求項8に記載の筋力管理システム。
  10. 前記計測部は、
    前記ユーザの動作を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された動作に基づいて、前記ユーザの身体能力の特徴量を推定する推定部とを含む
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の筋力管理システム。
  11. 前記検出部は、前記ユーザを撮影するカメラ、及び、前記ユーザに携帯させた加速度センサの少なくとも1つを含み、
    前記推定部は、前記カメラによって得られた動画像及び前記加速度センサによって検出された加速度の少なくとも1つを用いて、前記特徴量を推定する
    請求項10に記載の筋力管理システム。
  12. 前記解析部は、前記計測部によって計測された特徴量を解析することで、前記ユーザに推奨する食事内容をさらに決定し、
    前記推奨内容は、さらに、前記解析部によって決定された食事内容を含む
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の筋力管理システム。
  13. 前記提示部は、さらに、前記推奨内容に関連する事業者の広告情報を提示する
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の筋力管理システム。
  14. 前記広告情報は、前記事業者が提供する商品又はサービスを広告する情報であり、
    前記筋力管理システムは、さらに、前記ユーザからの前記商品又は前記サービスの注文を受け付ける受付部を備える
    請求項13に記載の筋力管理システム。
  15. さらに、前記推奨内容に関連する複数の事業者の中から1以上の事業者を、所定の規則に基づいて選択する選択部を備え、
    前記提示部は、前記選択部によって選択された1以上の事業者の各々の前記広告情報を提示し、
    前記選択部は、前記受付部によって受け付けられた注文の履歴に基づいて前記規則を更新する
    請求項14に記載の筋力管理システム。
  16. ユーザの身体能力の特徴量を計測するステップと、
    検出された特徴量を解析することで前記ユーザの身体能力の評価を行い、前記評価の結果に基づいて、前記ユーザに推奨する運動内容を含む推奨内容を決定するステップと、
    決定された推奨内容を前記ユーザに提示するステップとを含む
    筋力管理方法。
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