JPWO2020202850A1 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020202850A1
JPWO2020202850A1 JP2021511200A JP2021511200A JPWO2020202850A1 JP WO2020202850 A1 JPWO2020202850 A1 JP WO2020202850A1 JP 2021511200 A JP2021511200 A JP 2021511200A JP 2021511200 A JP2021511200 A JP 2021511200A JP WO2020202850 A1 JPWO2020202850 A1 JP WO2020202850A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
reference value
information processing
periodic
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021511200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7201073B2 (ja
Inventor
和夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JPWO2020202850A1 publication Critical patent/JPWO2020202850A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7201073B2 publication Critical patent/JP7201073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40006Architecture of a communication node
    • H04L12/40013Details regarding a bus controller
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L2012/40267Bus for use in transportation systems
    • H04L2012/40273Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置(20)に通信ネットワーク2を介して接続された情報処理装置(10,13)は、周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信する受信部(101)と、学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、一のメッセージの直前に受信部が受信した他のメッセージとの受信間隔を算出する受信間隔演算部(102)と、受信間隔に基づいて、周期メッセージの受信間隔の基準値を決定する決定部(103)とを備え、基準値は、基準値の決定後に他の情報処理装置が送信する周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年4月1日に出願された日本特許出願番号2019−069778号に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
本出願は、情報処理装置に関するものであり、主として、車両用の情報処理装置に関するものである。
従来より、自動車には様々な種類の情報処理装置が搭載されており、これらの情報処理装置をCAN(Controller Area Network)などの通信ネットワークで互いに接続することにより、車載システムを構成している。このような車載システムでは、外部からの不審なアクセスやデータがないかを検出するために、ネットワーク侵入検知システム(NIDS:Network-based Intrusion Detection System)が用いられることが知られている。
特許文献1は、通信システムにて通信されているメッセージの正/不正を簡易な構成で判定することのできる通信システムおよび通信方法を開示している。この通信システムでは、複数のECUが、メッセージを通信可能にするために通信用バスに接続される。各ECUには、規定の通信間隔が設定されており、メッセージを送信するECUは、この規定の通信間隔に基づいてメッセージを送信する。送信されたメッセージを受信するECUは、当該受信したメッセージの通信間隔を検出し、この検出した通信間隔と前記規定の通信間隔との比較に基づいて、当該受信したメッセージの正/不正を判定する。
国際公開第2013/094072号
ところで、メッセージの通信間隔の他、メッセージに格納されるデータやメッセージ長等を利用してメッセージの正/不正を判定することが考えられる。いずれの場合も、設定された基準値と、受信したメッセージの通信間隔やメッセージに格納されたデータ等との比較に基づいて、受信したメッセージの正/不正を判定する。しかしながら、本発明の発明者は、メッセージの通信間隔が車種毎に異なったり、車両の装備や使用環境によってメッセージに格納されるデータやメッセージ長が異なることがあるため、予め画一的に設定された基準値を用いた場合、メッセージの正/不正を正確に判定できない可能性があるという課題を見出した。
そこで、本開示の目的は、メッセージの正/不正の判定に使用される判定基準を学習して決定することにある。
本開示の一態様による情報処理装置は、直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置であって、前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信する受信部と、前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に前記受信部が受信した他のメッセージとの受信間隔を算出する受信間隔演算部と、前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定する決定部と、を備え、前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。
本開示の他の態様による情報処理装置は、直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置であって、前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信する受信部と、前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージへの、前記一のメッセージの直前に前記受信部が受信した他のメッセージからの変化量を算出する変化量演算部と、前記変化量に基づいて、前記周期メッセージの変化量の基準値を決定する決定部と、を備え、前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。
本開示の他の態様による基準値学習用プログラムは、直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置で実行される、基準値学習用プログラムであって、前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信し、前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に受信した他のメッセージとの受信間隔を算出し、前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定し、前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。
本開示の他の態様による基準値学習方法は、直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置における基準値学習方法であって、前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信し、前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に受信した他のメッセージとの受信間隔を算出し、前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定し、前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。
本開示の情報処理装置、基準値学習用プログラム、及び基準値学習方法によれば、他の情報処理装置から送信されたメッセージが正常であるかどうかを判定するための判定基準を学習して決定することにより、メッセージが正常であるかどうかの判定精度を向上させることができる。
図1は、本開示の情報処理装置を有する車載システムを説明する図であり、 図2は、実施形態1の情報処理装置のブロック図であり、 図3は、実施形態1の情報処理装置の動作を説明する図であり、 図4は、実施形態1の情報処理装置の動作を説明する図であり、 図5は、実施形態2の情報処理装置のブロック図であり、 図6は、実施形態2のメッセージの受信状態を説明する図であり、 図7は、実施形態2のメッセージの変化量を説明する図であり、 図8は、実施形態2のメッセージの受信状態を説明する図であり、 図9は、実施形態2のメッセージの変化量を説明する図であり、 図10は、実施形態2のメッセージの受信状態および変化量を説明する図であり、 図11は、実施形態3の情報処理装置のブロック図であり、 図12は、実施形態3のメッセージの受信状態を説明する図であり、 図13は、実施形態3のメッセージの変化量を説明する図であり、 図14は、実施形態3のメッセージの受信状態を説明する図であり、 図15は、実施形態3のメッセージの変化量を説明する図であり、 図16は、実施形態3のメッセージの受信状態および変化量を説明する図であり、 図17は、実施形態4の情報処理装置のブロック図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下に示す本発明とは、請求の範囲に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくともダブルクォーテーション内の語句は、請求の範囲に記載された語句を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。
請求の範囲の従属項に記載の構成および方法、従属項に記載の構成および方法に対応する実施形態の構成および方法、並びに請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成および方法は、本発明においては任意の構成および方法である。請求の範囲の記載が実施形態の記載よりも広い場合における実施形態に記載の構成および方法も、本発明の構成および方法の例示であるという意味で、本発明においては任意の構成および方法である。いずれの場合も、請求の範囲の独立項に記載することで、本発明の必須の構成および方法となる。
実施形態に記載した効果は、本発明の例示としての実施形態の構成を有する場合の効果であり、必ずしも本発明が有する効果ではない。
複数の実施形態がある場合、各実施形態に開示の構成は各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。例えば一の実施形態に開示の構成を、他の実施形態に組み合わせても良い。また、複数の実施形態それぞれに開示の構成を集めて組み合わせても良い。
本開示に記載した課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本開示の構成および方法と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
(実施形態1)
図1は、複数の情報処理装置10、20、21と、これらの情報処理装置を互いに接続する通信ネットワーク2から構成された車載システム1を示している。図1に示す複数の情報処理装置のうち、ゲートウェイとして構成された情報処理装置10が本実施形態の情報処理装置である。以下に示す実施形態では、情報処理装置10が情報処理装置20から送信されたメッセージを受信し、後述する処理を行う構成を説明している。以下の説明では、本開示の情報処理装置10にメッセージを送信する情報処理装置20を、送信元情報処理装置(“他の情報処理装置”に対応)と称する。なお、本開示の情報処理装置10は、ゲートウェイの情報処理装置に限定されるものではない。
通信ネットワーク2には、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)といった通信方式の他、Ethernet(登録商標)やWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等、任意の通信方式を用いることができるが、以下の例ではCANを用いる例を説明する。
本実施形態の送信元情報処理装置20は、情報処理装置10に周期メッセージを送信する。本開示の周期メッセージは、直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信される“メッセージ”である。メッセージの送信間隔である一定時間は予め定められているが、車載システム1を搭載する車両の種類によって異なることがある。送信元情報処理装置20が送信するメッセージには、車載センサ等によって検出された様々なデータが含まれている。
ここで、“メッセージ”とは、通信ネットワークを介して送受信されるデータであり、複数のデータを含むデータフレームであってもよく、データフレームに含まれているデータそのものであってもよい。
図2は情報処理装置10の構成を示している。情報処理装置10は、受信部101、受信間隔演算部102、決定部103、判定基準保存部104、メッセージ判定部105、およびログ保存部106を備えている。
受信部101は、送信元情報処理装置20から送信された周期メッセージを受信する。後述するとおり、本実施形態では、受信部101が受信する周期メッセージは、周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準を学習するために利用されるとともに、このような判定基準を用いて正常であるかどうかの判定を行う対象としても利用される。つまり、受信部101では、周期メッセージを、判定基準を決定するための学習用周期メッセージとして受信するとともに、周期メッセージが正常であるかどうかを判定する対象の判定対象周期メッセージとしても受信する。
受信間隔演算部102は、受信部101が受信した学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、当該一のメッセージの直前に受信部101が受信した他のメッセージとの受信間隔を算出する。受信間隔演算部102はさらに、受信部101が受信した判定対象周期メッセージのうち一のメッセージと、当該一のメッセージの直前に受信部101が受信した他のメッセージとの受信間隔を算出する。
決定部103は、受信間隔演算部102が算出した学習用メッセージの受信間隔に基づいて、受信部101が受信する周期メッセージの受信間隔の“基準値”を決定する。後述するとおり、決定部103が決定する基準値は、当該基準値の決定後に送信元情報処理装置20が送信する周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる。
ここで、“基準値”とは、基準となる値が含まれていればよく、必ずしも1つの値ではなくともよい。例えば、基準値は、下限値と上限値といった2つの値であってもよい。
上述したとおり、送信元情報処理装置20は、一定時間毎に周期メッセージを送信しているが、通信ネットワーク2の状態によって、受信部101が常に一定時間毎に周期メッセージを受信できるとは限らない。そのため、決定部103は、複数の受信間隔に基づいて基準値を決定することが望ましい。そこで、決定部103は、受信部101が受信した複数の学習用メッセージの受信間隔を収集して基準値を求める。
決定部103が受信間隔の基準値を求める方法は任意である。例えば、決定部103は、複数の受信間隔の平均値を求めて、得られた平均値を基準値として決定する。あるいは、決定部103は複数の受信間隔の標準偏差σをさらに求めて、平均値−標準偏差σによって得られる値を最低基準値、平均値+標準偏差σで求められる値を最大基準値として決定する。決定部103が決定する基準値は、特定の1つの値であってもよく、基準値の上下限を示す2つの値であってもよい。
決定部103が、受信部101にて受信した周期メッセージを学習用メッセージとして利用し、学習を開始するタイミングは予め設定されていることが望ましい。例えば、車両の製造工場などで車両を初回起動した時を学習を開始するタイミングとして設定する。そして、初回起動後に所定の数(例えば、N個)の学習用メッセージの受信間隔が収集されると、あるいは、初回起動後に所定の期間が経過すると、決定部103は受信間隔の基準値を決定する。
他の例として、例えば、ディーラーや整備工場において外部装置が情報処理装置10に接続され、当該外部装置から信号を受信した時を、学習を開始するタイミングとしてもよい。あるいは、車両の電源やイグニッションがONに操作された時や、車内で特定の操作が行われた時に学習を開始してもよい。車内で行われる特定の操作としては、車内に設けられた専用スイッチを操作することや、複数のボタンやハンドルを同時に操作すること(例えば、ブレーキを踏みながら複数のボタンを押す、ブレーキを複数回踏む)等が挙げられる。
さらに他の例として、例えば、車両が所定の状態になったことを検出した時、例えば、車両の速度が所定の速度以上になった時に学習を開始してもよい。車載システム1には、車両が所定の状態になった場合に限り作動する装置やシステムが含まれていることがある。例えば、車線逸脱防止システムは、車両速度が所定の速度(例えば、30km/h)以上で作動する。このようなシステムの場合、車両が所定の速度以下の状態ではシステムが停止しているため、メッセージは送信されない。したがって、受信間隔に基づいて基準値を学習することはできない。そこで、このようなシステムについては、車両の速度が所定の速度以上になった時に学習を開始する。
また、車両の初回起動直後や、車両の電源やイグニッションをONにした直後は、車載システム1や通信ネットワーク2の状態が安定しておらず、メッセージの受信間隔が一定にならない可能性がある。そこで、受信間隔の基準値の精度を高めるために、車両の起動後、一定期間内に受信した周期メッセージは、学習用メッセージとして利用しなくともよい。また、情報処理装置10は、通信ネットワーク2の状態を監視する監視部(図示せず)をさらに備え、監視部が、通信ネットワーク2の高負荷や、通信ネットワーク2に発生した異常またはエラーを検出した場合には、その間に受信部101が受信した周期メッセージは学習用メッセージとして利用しなくともよい。
なお、以下に示す実施形態では、所定の数(例えば、N個)の学習用メッセージの受信間隔に基づいて基準値を決定している。しかしながら、決定部103は、受信部101が受信した全ての周期メッセージを学習用メッセージとして利用し、基準値を決定してもよい。この場合、受信部101が周期メッセージを受信する度に、受信間隔の基準値が常に更新されることになるため、基準値の精度をさらに高めることが可能となる。
判定基準保存部104(“保存部”に対応)は、予め設定された判定基準である受信間隔の初期基準値を保存する。この初期基準値は、決定部103が決定する基準値と同様、特定の1つの値であってもよく、基準値の上下限を示す2つの値であってもよい。
判定基準保存部104はさらに、決定部103が決定した判定基準である受信間隔の基準値も保存する。
メッセージ判定部105は、決定部103が決定した基準値を判定基準に用いて、受信部101が判定対象周期メッセージとして受信した周期メッセージが正常であるかどうかを判定する。メッセージ判定部105は、決定部103が受信間隔の基準値を決定するまでは、判定基準保存部104に保存されている初期基準値に基づいて、周期メッセージ(“第1の判定対象周期メッセージ”に対応)が正常であるかどうかを判定する。また、決定部103が受信間隔の基準値を決定した後は、決定部103が決定した受信間隔の基準値に基づいて、周期メッセージ(“第2の判定対象周期メッセージ”に対応)が正常であるかどうかを判定する。
具体的には、メッセージ判定部105は、受信部101が判定対象周期メッセージとして受信した周期メッセージとその直前に受信したメッセージとの受信間隔と、判定基準保存部104に保存されている初期基準値または決定部103が決定した基準値とを比較する。例えば、受信部101にて受信した周期メッセージと、その直前のメッセージとの受信間隔が50.25msecであり、受信間隔の最大初期基準値が49.5msec、最小初期基準値が50.5msecである場合、メッセージ判定部105は受信部101にて受信した周期メッセージは正常であると判定する。これに対し、受信部101にて受信した周期メッセージと、その直前のメッセージとの受信間隔が49.45msecの場合、メッセージ判定部105は受信部101にて受信した周期メッセージは正常ではないと判定する。決定部103が決定した受信間隔の基準値を用いて周期メッセージを判定する場合も同様である。
なお、初期基準値または決定部103が決定した基準値が特定の1つの値である場合には、予め誤差範囲を設定しておき、受信した2つのメッセージの受信間隔が基準値の誤差範囲内であるかどうかによって、メッセージが正常であるかどうかを判定することが望ましい。送信元情報処理装置20は規定の送信間隔で周期メッセージを送信するが、通信ネットワーク2の混雑によって遅延が生じることも起こりうる。そのため、誤差を予め設定することにより、遅延した正常なメッセージが正常ではないと判定されることを防止する。
ログ保存部106(“保存部”に対応)は、メッセージ判定部105が周期メッセージが正常ではないと判定した場合、正常でない周期メッセージを受信したことを示すログを保存する。ログ保存部106には、正常でない周期メッセージを受信したことを示すログに加えて、当該周期メッセージを受信した時刻や、当該周期メッセージの内容を併せて記録してもよい。
図3は、本実施形態の情報処理装置10の動作のうち、判定基準の決定に関する動作の一例を示している。
まず、決定部103は、車両が初回起動の状態であるかどうかを判定する(S101)。車両が初回起動の場合には(S101:Yes)、送信元情報処理装置20から送信された周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信(S102)し、受信した学習用周期メッセージとその直前に受信したメッセージとの受信間隔を算出する(S103)。これに対し、車両が初回起動ではない場合には(S101:No)、図3に示すS102以降の処理は行わない。
予め設定されたN個の受信間隔を収集するまで、S102〜S104の処理を継続する。そして、N個の受信間隔が収集されると(S104:Yes)、送信元情報処理装置20が送信する周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準として用いられる受信間隔の基準値を決定する(S105)。決定された基準値は、判定基準保存部104に保存される(S106)。
次に、図4は、本実施形態の情報処理装置10の動作のうち、受信部101にて受信した周期メッセージが正常であるかどうかを判定する動作を示している。
受信部101が判定対象周期メッセージとして周期メッセージを受信する(S201)と、受信間隔演算部102は、受信した周期メッセージと、その直前に受信したメッセージの受信間隔を算出する(S202)。受信間隔を算出すると、メッセージ判定部105は、算出した受信間隔と、初期基準値または図3の処理によって決定された基準値とを比較する(S203)。ここで、図3に示す一連の処理にて決定部103が受信間隔の基準値を決定するまでは、S203おいて使用する基準値は、判定基準保存部104に予め保存されている初期基準値である。一方、図3に示す一連の処理にて決定部103が受信間隔の基準値を決定した後は、S203において使用する基準値は、決定部103が決定した基準値である。
S203において、算出した受信間隔と基準値とを比較した結果、受信間隔が基準値の範囲内にはなく、周期メッセージが正常ではないと判定した場合(S204:No)には、S203において使用した基準値が初期基準値であるかどうかを判定する(S205)。使用した基準値が初期基準値ではなく、決定部が決定した基準値である場合(S205:No)には、正常ではないと判定された周期メッセージを破棄する(S206)。そして、正常ではない周期メッセージを受信したこと示すログをログ保存部106に保存する(S207)。
これに対し、使用した基準値が初期基準値の場合(S205:Yes)には、周期メッセージは破棄せず、正常ではない周期メッセージを受信したこと示すログを保存する(S207)。
学習によって得られる基準値ではなく、初期基準値を使用してメッセージが正常であるかどうかを判定した場合、判定結果の信頼度は高くない可能性がある。そのため、メッセージ判定部105が正常ではないと判定しても、実際は正常なメッセージである可能性があり、正常ではないと判定されたメッセージは破棄しない方が望ましい。これに対し、実際に受信したメッセージに基づいて決定された基準値を使用して周期メッセージが正常であるかどうかを判定した場合、その判定結果の信頼度は高い。そこで、この場合には、正常ではない周期メッセージを破棄する。
一方、メッセージ判定部105が、周期メッセージが正常ではないと判定した場合、データ分析に利用できるようにログを記録として残しておくことが望ましい。そこで、メッセージ判定部105が周期メッセージが正常ではないと判定した場合には、初期基準値を利用して判定したかどうかによらず、正常ではない周期メッセージを受信したことを示すログをログ保存部106に保存する。
なお、図4では、周期メッセージが正常ではないと判定した場合、正常ではない周期メッセージを破棄(S206)するとともに、ログを記録(S207)しているが、これらの処理に加えて、正常ではない周期メッセージを受信したことを、車載システムを構成する他の情報処理装置に通知してもよい。
なお、上記実施形態1では、決定部103は受信間隔の基準値を決定するとともに、受信した周期メッセージの受信間隔に基づいてメッセージが正常であるかどうかを判定している。しかしながら、決定部103は、受信間隔の基準値に代えて、メッセージの長さの基準値を決定するとともに、受信した周期メッセージの長さに基づいてメッセージが正常であるかどうかを判定してもよい。
上記実施形態1によれば、周期メッセージの受信間隔に基づいてメッセージが正常であるかどうかを判定する際の基準値を学習して決定することが可能となるため、車両毎に基準値をそれぞれ設定することなくメッセージの正/不正を高い精度で判定することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、受信間隔に基づいて、周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準となる受信間隔の基準値を決定する構成を説明した。本実施形態では、メッセージが示すデータの変化量に基づいて、周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準となる変化量の基準値を決定する構成を、実施形態1との相違点を中心に説明する。
図5は、本実施形態の情報処理装置11を示している。情報処理装置11は、図2に示す受信間隔演算部102に代えて、変化量演算部107を備えている。
変化量演算部107は、受信部101が受信した学習用周期メッセージのうち一の周期メッセージへの、当該一の周期メッセージの直前に受信部101が受信した他のメッセージからの“変化量”を算出する。
変化量演算部107はさらに、受信部101が判定対象周期メッセージとして受信したメッセージへの変化量についても、同様に算出する。
ここで、“変化量”とは、変化の程度を表す値であればよく、2つのメッセージの差分はもちろん、変化の割合であってもよい。
決定部103は、変化量演算部107が算出した変化量に基づいて、判定対象周期メッセージが正常であるかどうかをそれぞれ判定するための判定基準に用いられる変化量の基準値を決定する。
図6、8、10は、情報処理装置11が受信するメッセージの3つの例を示している。
図6は、周期メッセージが、例えば、スイッチのON/OFF状態のように、2つの状態のいずれかを示す場合を示している。図6では、受信部101は、スイッチONの状態を示すメッセージM1−M4を受信間隔Tで周期的に受信している。説明を容易にするために、メッセージの内容をON/OFFで表しているが、これらのON/OFFは、例えば、1ビットで表される0または1の数値である。そこで、図6に示すメッセージを受信部101が受信すると、変化量演算部107は、1ビットで表される数値の変化量を算出する。
図7は、図6に示す周期メッセージに関する変化量演算部107の算出結果を示している。図7に示す変化量0とは、2つのメッセージが示すデータがいずれもONまたはOFFであり、変化がないことを示している。これに対し、変化量1とは、例えば、2つのメッセージのうち一方のデータがONであり、他方のデータがOFFであり、スイッチの状態が変化したことを示している。図7に示す例では、変化量が0となる確率は100%であり、1となる確率は0%である。そのため、決定部103は変化量基準値は0であると決定する。
図8は、周期メッセージが、例えば、シフトレバーの状態のように、予め設定された複数の状態のいずれかを示す場合を示している。図8では、受信部101は、シフトレバーがP(すなわち、パーキング)の状態を示すメッセージM1−M4を、受信間隔Tで周期的に受信している。なお、R、N、Dはそれぞれ、シフトレバーがR(すなわち、リバース)の状態、N(すなわち、ニュートラル)の状態、D(すなわち、ドライブ)の状態を示している。
図8では説明を容易にするために、メッセージの内容をP、R、N、Dで表しているが、これらの情報は、例えば、2ビットで表される数値である。そこで、図8に示すメッセージを受信部101が受信すると、変化量演算部107は、2ビットで表される数値の変化量を算出する。
図9は、図8に示す周期メッセージに関する変化量演算部107の算出結果を示している。メッセージ1は図8のP、メッセージ2はR、メッセージ3はN、メッセージ4はDにそれぞれ対応する値である。例えば、図9に示す例では、変化量が0となる確率は100%であり、変化量が0以外となる確率は0%である。そこで、決定部103は、変化量基準値は0であると決定する。
図10は、周期メッセージが、例えば、センサ等によって検出された任意の数値を示す場合を示している。この例では、メッセージは車両速度を示している。
図10に示す例では、メッセージは速度Xの値を示している。そこで、図10に示すメッセージを受信部101が受信すると、変化量演算部107は、各メッセージが示している速度の変化量を算出する。この変化量は、例えば、XとXの差分、またはXからXへの変化の割合(すなわち、傾き)である。そして、決定部103は、周期メッセージへの変化量の基準値を、これらの差分または変化の割合に決定する。なお、速度の変化量は、アクセル踏み込み量などによって変動することが考えられる。このように、他のパラメータによって変化量が変動する場合には、他のパラメータに応じた変化量の基準値を決定してもよい。例えば、アクセル踏み込み量を複数の段階に分類し、段階毎に複数の速度の変化量の基準値を決定してもよい。
なお、図6〜図10に示すメッセージの内容や変化量の値は例示にすぎず、これらの例に限定されるものではない。
本実施形態においても、実施形態1と同様の方法によって、メッセージが正常であるかどうかを判定する。ただし、実施形態1とは異なり、本実施形態では、受信間隔に代えて、変化量の基準値をメッセージが正常であるかどうかの判断基準に用いる。なお、本実施形態においても、判定基準保存部104が予め設定された変化量の初期基準値を保存し、決定部103が変化量の基準値を決定するまでは、初期基準値に基づいて周期メッセージが正常であるかどうかを判定してもよい。
上記実施形態1によれば、メッセージの内容に基づいてメッセージが正常であるかどうかを判定する際の基準値を学習して決定することが可能となり、基準値を車両毎に設定することなくメッセージの正/不正を判定することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態1、2の構成によれば、送信元情報処理装置20から送信される周期メッセージの判定基準を学習により決定することが可能となる。しかしながら、送信元情報処理装置20から送信されるメッセージには、周期メッセージだけでなく、例えば、所定のイベントが発生したことをトリガとして送信されるものがある。イベントが発生したことをトリガとしてメッセージが送信される場合、通常の周期とは異なるタイミングでメッセージが送信されることになる。そのため、受信間隔に基づいてメッセージが正常かどうかを判定すると、イベントをトリガとして送受信されたメッセージは正常ではないと判定されるおそれがある。また、このようなメッセージの変化量は、周期メッセージの変化量とは異なると考えられる。
そこで、本実施形態では、周期的に送受信されるメッセージに加えて、イベントの発生をトリガとして送受信されるメッセージが正常であるかを判定するための構成を、実施形態1、2との相違点を中心に説明する。
図11は本実施形態の情報処理装置12を示している。情報処理装置12は、図2に示す受信間隔演算部102と、図5に示す変化量演算部107の双方を備えている。
本実施形態の受信部101は、送信元情報処理装置20から、周期メッセージに加えて、所定のイベントが発生した場合に送信されるメッセージである非周期メッセージを受信する。なお、受信部101が受信したメッセージが周期メッセージおよび非周期メッセージのいずれであるかは、当該メッセージと、その直前に受信したメッセージとの受信間隔によって判断することができる。例えば、当該メッセージと、その直前に受信したメッセージとの受信間隔が、実施形態1で説明した基準値の範囲内である場合には周期メッセージであると判断し、基準値の範囲外である場合には非周期メッセージであると判断する。
実施形態1、2の周期メッセージと同様、受信部101は、非周期メッセージを、判定基準を決定するための学習用非周期メッセージとして受信するとともに、非周期メッセージが正常であるかどうかを判定する対象の判定対象非周期メッセージとしても受信する。
本実施形態の受信間隔演算部102は、実施形態1と同様の方法を用いて、受信間隔の基準値を算出する。ただし、周期メッセージの受信間隔の基準値を求める際に、非周期メッセージの受信間隔を含めて算出した場合、正確な周期メッセージの受信間隔の基準値を算出することができない。そこで、受信間隔演算部102では、スミルノフ・グラブス検定やトンプソン検定といった外れ値検定手法を用いて非周期メッセージの受信間隔を検出し、非周期メッセージの受信間隔を除外して周期メッセージの受信間隔の基準値を算出する。なお、本実施形態では、実施形態1の方法を用いて受信間隔の基準値を算出することにより、周期メッセージと非周期メッセージを識別している。しかしながら、実施形態1とは異なる方法を用いて、周期メッセージと非周期メッセージを識別してもよい。
変化量演算部107は、実施形態2と同様、受信部101が受信した学習用周期メッセージのうち一の周期メッセージへの、当該一の周期メッセージの直前に受信部101が受信した他のメッセージからの変化量を算出する。本実施形態の変化量演算部107はさらに、受信部101が受信した学習用非周期メッセージのうち一の非周期メッセージへの、当該一の非周期メッセージの直前に受信部101が受信した他のメッセージからの変化量(“非周期変化量”に対応)を算出する。
変化量演算部107はさらに、受信部101が判定対象周期メッセージまたは判定対象非周期メッセージとして受信したメッセージへの変化量についても、同様に算出する。
決定部103は、変化量演算部107が算出した変化量に基づいて、判定対象周期メッセージおよび判定対象非周期メッセージが正常であるかどうかをそれぞれ判定するための判定基準に用いられる変化量の基準値を決定する。より具体的には、学習用周期メッセージへの変化量に基づいて、周期メッセージへの変化量基準値を決定し、学習用非周期メッセージへの変化量に基づいて、非周期メッセージへの変化量基準値(“非周期変化量基準値”に対応)を決定する。
なお、周期メッセージへの変化量基準値は、実施形態2によって決定することができる。そこで、本実施形態では主に、非周期メッセージへの変化量基準値について説明する。
以下に、実施形態2で説明したメッセージがそれぞれ、周期的なタイミングに加えて、所定のイベントが発生したことをトリガとして送信される場合を説明する。
図12は、図6と同様、メッセージがスイッチのON/OFF状態のように、2つの状態のいずれかを示しており、さらに、周期メッセージと非周期メッセージの双方を受信している場合を示している。この例では、メッセージM2を受信した後にイベントが発生したため、非周期的なタイミングで非周期メッセージM3を受信している。メッセージM2とM3との間の受信間隔Tは、周期メッセージを送信する受信間隔Tよりも短い。また、メッセージM1、M2はスイッチONの状態を示しており、メッセージM3、M4はスイッチOFFの状態を示している。
図13は、非周期メッセージに関する変化量演算部107の算出結果を示している。非周期メッセージへの変化量が0となる確率は30%であり、1となる確率は70%である。そこで、決定部103は、非周期メッセージへの変化量基準値は1であると決定する。
なお、非周期メッセージへの変化量が0の場合、すなわち、イベントが発生したにもかかわらず、スイッチのON/OFFに変化がない場合とは、スイッチのON/OFF以外のイベントによって非周期メッセージが送受信されたことを示している。
図14は、図8と同様、メッセージが予め設定された複数の状態のいずれかを示しており、さらに、周期メッセージと非周期メッセージの双方を受信している場合を示している。メッセージM2、M4を受信した後にイベントが発生したため、非周期的なタイミングで非周期メッセージM3、M5を受信している。メッセージM2とM3の間の受信間隔T、およびメッセージM4とM5の間の受信間隔Tは、周期的な受信間隔Tよりも短い。
図15は、非周期メッセージに関する変化量演算部107の算出結果を示している。図9とは異なり、変化量が0となる確率は、非周期メッセージの値、あるいは、当該非周期メッセージの直前に受信したメッセージ(すなわち、前回メッセージ)の値によって異なる。例えば、図15に示す例では、非周期メッセージへの変化量が0となる確率は、前回メッセージが1の場合は60%であるのに対し、前回メッセージが3の場合は10%である。つまり、非周期メッセージへの変化量だけでは、正確な判定基準となる基準値を決定することはできない。そこで、決定部103は、非周期メッセージの直前に受信したメッセージの値毎または非周期メッセージの値毎に変化量基準値を決定する。例えば、前回メッセージが1の場合、非周期メッセージの変化量が0となる確率は60%であり、1となる確率は35%である。そこで、決定部103は、前回データが1の場合における非周期メッセージの変化量基準値は0または1であると決定する。さらに、前回メッセージが3の場合、非周期メッセージの変化量が−1となる確率は40%であり、1となる確率は40%である。そこで、決定部103は、前回データが3の場合における非周期メッセージの変化量基準値は−1または1であると決定する。
図16は、図10と同様、メッセージが任意の数値を示す場合を示しており、イベントが発生して、周期メッセージと非周期メッセージの双方を受信している例を示している。例えば、イベントとしてブレーキ操作が行われると、送信元情報処理装置20は非周期的なタイミングで非周期メッセージを送信する。図16に示すとおり、受信部101は、メッセージM3以外のメッセージを、受信間隔Tで周期的に受信している。また、メッセージM2を受信した後にブレーキ操作がされたことにより、非周期的なタイミングでメッセージM3を受信している。メッセージM2とM3の間の受信間隔Tは周期的な受信間隔Tよりも短い。
ここで、図16に示す周期メッセージへの変化量、すなわち、メッセージM1からM2への変化量、メッセージM3からM4およびメッセージM4からM5への変化量、並びにメッセージM5からM6への変化量はいずれも異なる点で、図10とは異なる。そこで、メッセージが任意の数値を示している場合には複数の変化量基準値を決定することが望ましい。例えば、図16に示す例では、周期メッセージM1からM2への変化量に基づいて第1の周期メッセージへの変化量基準値を決定し、メッセージM3からM4、M4からM5への変化量に基づいて第2の周期メッセージへの変化量基準値を決定し、さらに、メッセージM5からM6への変化量に基づいて第3の周期メッセージへの変化量基準値を決定する。
さらに、メッセージM2からM3への非周期メッセージへの変化量に基づいて、非周期メッセージへの変化量基準値を決定する。
本実施形態においても、実施形態1と同様の方法によって、メッセージが正常であるかどうかを判定する。また、本実施形態においても、判定基準保存部104が、予め設定された非周期メッセージの変化量の初期基準値を保存していてもよい。この場合、決定部103が非周期メッセージの変化量基準値を決定するまでは、初期基準値に基づいて、非周期メッセージが正常であるかどうかを判定してもよい。
以上、本実施形態によれば、周期メッセージに加えて非周期メッセージが送受信される場合にも、メッセージの正/不正の判定基準を学習して決定することが可能となる。
(実施形態4)
上記実施形態では、図2、5、11に示すように、受信部101が受信したメッセージが正常であるかをどうかの判定を情報処理装置において行っている。これに対し、本実施形態では、本開示の情報処理装置はメッセージが正常であるかどうかの判定を行わず、決定部103にて決定した基準値を他の情報処理装置に送信する構成を、実施形態1〜3との相違点を中心に説明する。
図17は、本実施形態4の情報処理装置13を示している。本実施形態4の情報処理装置13は、受信部101、受信間隔演算部102、決定部103、および送信部108を備えている。
本実施形態4の情報処理装置13は、上述した実施形態と同様、送信元情報処理装置20(“第1の情報処理装置”に対応)から受信したメッセージに基づいて、判定対象周期メッセージまたは判定対象非周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる基準値を決定する。
送信部108は、決定部103が決定した基準値を、例えば、図1に示す情報処理装置21(“第2の情報処理装置”に対応)に送信する。ここで、情報処理装置10が判定基準を送信する情報処理装置21は、送信先情報処理装置と称する。
送信先情報処理装置21は、通信ネットワークを介して、送信元情報処理装置20から送信されたメッセージを受信する。このとき、送信先情報処理装置21は、本開示の情報処理装置13から受信した基準値を用いて、送信元情報処理装置20から受信したメッセージが正常であるかどうかを判定する。
なお、実施形態1〜3の情報処理装置は、車両に搭載されて車載システムを構成する情報処理装置である。しかしながら、本実施形態4の情報処理装置13は車両に搭載されていなくともよく、車外に設けられていてもよい。この場合、情報処理装置13の受信部101は、無線通信ネットワークを介して、車両に搭載された送信元情報処理装置20からメッセージを受信し、当該メッセージに基づいて基準値を決定する。そして、情報処理装置13の送信部108は、無線通信ネットワークを介して、車両に搭載された送信先情報処理装置21に基準値を送信する。
本実施形態によれば、車載システムを構成する各々の情報処理装置が判定基準を決定しなくとも、学習して決定された基準値を用いて、それぞれの情報処理装置がメッセージの正/不正を判定することが可能となる。
(総括)
以上、本開示の各実施形態における情報処理装置の特徴について説明した。
上記実施形態で使用した用語は例示であるので、同義の用語、あるいは同義の機能を含む用語に置き換えてもよい。
実施形態の説明に用いたブロック図は、装置等の構成を機能毎に分類および整理したものである。これらの機能ブロックは、ハードウェア又はソフトウェアの任意の組み合わせで実現される。また、機能を示したものであることから、かかるブロック図は方法の発明、および当該方法を実現するプログラムの発明の開示としても把握できるものである。
各実施形態に記載した処理、フロー、および方法として把握できる機能ブロックについては、一のステップで他のステップの結果を利用する関係にある等の制約がない限り、順序を入れ替えても良い。
各実施形態、および請求の範囲で使用する“第1”“第2”の用語は、同種の2以上の構成や方法を区別するために使用しており、順序や優劣を限定するものではない。
本開示は、各実施形態で説明した構成および機能を有する専用のハードウェアで実現できるだけでなく、メモリやハードディスク等の記憶媒体に記憶した本発明を実現するためのプログラム、およびこれを実行可能な専用又は汎用CPUおよびメモリ等を有する汎用のハードウェアとの組み合わせとしても実現できる。
専用や汎用のハードウェアの非遷移的実体的記憶媒体(例えば、外部記憶装置(ハードディスク、USBメモリ、CD/BD等)、又は内部記憶装置(RAM、ROM等))に格納されるプログラムは、記憶媒体を介して、あるいは記憶媒体を介さずにサーバから通信回線を経由して、専用又は汎用のハードウェアに提供することもできる。これにより、プログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。
本開示の情報処理装置は、主として自動車において利用される車両用の情報処理装置として説明したが、車両用に限らず、様々な用途に用いられる情報処理装置に適用可能である。

Claims (10)

  1. 直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置(20)に通信ネットワーク(2)を介して接続された情報処理装置(10,13)であって、
    前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信する受信部(101)と、
    前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に前記受信部が受信した他のメッセージとの受信間隔を算出する受信間隔演算部(102)と、
    前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定する決定部(103)と、を備え、
    前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる、
    情報処理装置。
  2. 直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置(20)に通信ネットワーク(2)を介して接続された情報処理装置(11,12)であって、
    前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信する受信部(101)と、
    前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージへの、前記一のメッセージの直前に前記受信部が受信した他のメッセージからの変化量を算出する変化量演算部(107)と、
    前記変化量に基づいて、前記周期メッセージの変化量の基準値を決定する決定部(103)と、を備え、
    前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる、
    情報処理装置。
  3. 前記受信部はさらに、前記他の情報処理装置から、所定のイベントが発生した場合に送信されるメッセージである非周期メッセージを学習用非周期メッセージとして受信し、
    前記変化量演算部はさらに、前記学習用非周期メッセージのうち一の非周期メッセージへの、前記一の非周期メッセージの直前に前記受信部が受信した他のメッセージからの変化量である非周期変化量を算出し、
    前記決定部はさらに、前記非周期変化量に基づいて前記非周期メッセージの変化量の基準値である非周期変化量基準値を決定し、
    前記非周期変化量基準値は、前記非周期変化量基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記非周期メッセージが正常であるかどうかの判断基準に用いられる、
    請求項2記載の情報処理装置(12)。
  4. 前記受信部はさらに、前記他の情報処理装置から、前記判定対象周期メッセージを受信し、
    当該情報処理装置はさらに、
    前記決定部が決定した前記基準値を保存する保存部(104、106)と、
    前記基準値に基づいて前記判定対象周期メッセージが正常であるかどうかを判定するメッセージ判定部(105)と、をさらに備える、
    請求項1乃至3記載の情報処理装置。
  5. 前記受信部はさらに、前記基準値の決定前に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである第1の判定対象周期メッセージを受信し、
    前記保存部はさらに、予め設定された初期基準値を保存し、
    前記メッセージ判定部は、前記決定部が前記基準値を決定するまでは前記初期基準値に基づいて前記第1の判定対象周期メッセージが正常であるかどうかを判定し、前記決定部が前記基準値を決定した後は前記基準値に基づいて前記判定対象周期メッセージである第2の判定対象周期メッセージが正常であるかどうかを判定する、
    請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記メッセージ判定部が前記第1の判定対象周期メッセージが正常ではないと判定した場合、正常ではない前記第1の判定対象周期メッセージを破棄せず、
    前記メッセージ判定部が前記第2の判定対象周期メッセージが正常ではないと判定した場合、正常ではない前記第2の判定対象周期メッセージを破棄する、
    請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記メッセージ判定部が前記第1の判定対象周期メッセージまたは前記第2の判定対象周期メッセージが正常ではないと判定した場合、正常ではない周期メッセージを受信したことを示すログを前記保存部に保存する、
    請求項6記載の情報処理装置。
  8. 当該情報処理装置は、前記他の情報処理装置である第1の情報処理装置から前記判定対象周期メッセージを受信して前記判定対象周期メッセージが正常であるかどうかを判定する第2の情報処理装置に前記通信ネットワークを介して接続され、
    前記基準値を前記第2の情報処理装置に送信する送信部(108)をさらに備える、
    請求項1乃至3記載の情報処理装置(12)。
  9. 直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置(10,13)で実行される、基準値学習用プログラムであって、
    前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信し、
    前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に受信した他のメッセージとの受信間隔を算出し、
    前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定し、
    前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる、
    基準値学習用プログラム。
  10. 直前のメッセージを送信してから一定時間後に送信されるメッセージである周期メッセージを送信する他の情報処理装置に通信ネットワークを介して接続された情報処理装置(10,13)における基準値学習方法であって、
    前記周期メッセージを学習用周期メッセージとして受信し、
    前記学習用周期メッセージのうち一のメッセージと、前記一のメッセージの直前に受信した他のメッセージとの受信間隔を算出し、
    前記受信間隔に基づいて、前記周期メッセージの受信間隔の基準値を決定し、
    前記基準値は、前記基準値の決定後に前記他の情報処理装置が送信する前記周期メッセージである判定対象周期メッセージが正常であるかどうかの判定基準に用いられる、
    基準値学習方法。
JP2021511200A 2019-04-01 2020-02-18 情報処理装置 Active JP7201073B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019069778 2019-04-01
JP2019069778 2019-04-01
PCT/JP2020/006197 WO2020202850A1 (ja) 2019-04-01 2020-02-18 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020202850A1 true JPWO2020202850A1 (ja) 2021-11-25
JP7201073B2 JP7201073B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=72668729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021511200A Active JP7201073B2 (ja) 2019-04-01 2020-02-18 情報処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US12021651B2 (ja)
JP (1) JP7201073B2 (ja)
CN (1) CN113647064B (ja)
WO (1) WO2020202850A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152842A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
JP2018160851A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置、コンピュータプログラム及びメッセージ判定方法
JP2019009617A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社デンソー 異常検知装置、異常検知システム、異常検知方法、異常検知プログラム及び記録媒体

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6661837B1 (en) * 1999-03-08 2003-12-09 International Business Machines Corporation Modems, methods, and computer program products for selecting an optimum data rate using error signals representing the difference between the output of an equalizer and the output of a slicer or detector
JP3376444B2 (ja) * 2000-07-07 2003-02-10 松下電器産業株式会社 無線通信システムの基地局装置及びタイミング調整方法
JP5227723B2 (ja) * 2008-09-30 2013-07-03 株式会社ケーヒン スロットル開度基準学習装置及びスロットル開度基準学習方法
CN102204174A (zh) * 2008-11-04 2011-09-28 株式会社自动网络技术研究所 通信装置、中继装置、通信系统及通信方法
CN102227121B (zh) * 2011-06-21 2013-10-09 中国科学院软件研究所 基于机器学习的分布式缓存策略自适应切换方法及系统
WO2013094072A1 (ja) * 2011-12-22 2013-06-27 トヨタ自動車 株式会社 通信システム及び通信方法
CN104641597B (zh) * 2012-09-19 2018-04-10 丰田自动车株式会社 通信装置以及通信方法
JP2015105056A (ja) 2013-12-02 2015-06-08 株式会社デンソー 車両用制御装置
CN103685084B (zh) * 2013-12-23 2016-07-27 北京经纬恒润科技有限公司 一种生成数据帧的方法及装置
JP5958975B2 (ja) * 2014-03-10 2016-08-02 トヨタ自動車株式会社 通信装置、通信方法及び通信システム
JP5987081B1 (ja) * 2015-04-02 2016-09-06 ファナック株式会社 基準軸を切り替えて学習制御を行うサーボ制御装置
US10708293B2 (en) * 2015-06-29 2020-07-07 Argus Cyber Security Ltd. System and method for time based anomaly detection in an in-vehicle communication network
KR101748272B1 (ko) * 2015-12-10 2017-06-27 현대자동차주식회사 차량에서의 대용량 진단 통신 제어 방법 및 장치
JP6839963B2 (ja) * 2016-01-08 2021-03-10 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 異常検知方法、異常検知装置及び異常検知システム
KR101856857B1 (ko) * 2016-09-09 2018-05-11 현대오트론 주식회사 메시지 통신 부하 제어 장치 및 방법
CN106686472B (zh) * 2016-12-29 2019-04-26 华中科技大学 一种基于深度学习的高帧率视频生成方法及系统
CN106878132B (zh) * 2017-02-16 2020-01-07 北京中航通用科技有限公司 基于周期及优先级的总线调度方法
JP7003544B2 (ja) 2017-09-29 2022-01-20 株式会社デンソー 異常検知装置、異常検知方法、プログラム及び通信システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152842A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
JP2018160851A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置、コンピュータプログラム及びメッセージ判定方法
JP2019009617A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社デンソー 異常検知装置、異常検知システム、異常検知方法、異常検知プログラム及び記録媒体

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
矢嶋 純、ほか: "値の遷移に着目した車載向け攻撃検知のためのデータ関連性分析手法", 2019年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2019)予稿集, JPN6020010057, 22 January 2019 (2019-01-22), ISSN: 0004793962 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN113647064B (zh) 2022-12-27
JP7201073B2 (ja) 2023-01-10
CN113647064A (zh) 2021-11-12
WO2020202850A1 (ja) 2020-10-08
US20220014392A1 (en) 2022-01-13
US12021651B2 (en) 2024-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10911182B2 (en) In-vehicle information processing for unauthorized data
JP7030046B2 (ja) 不正通信検知方法、不正通信検知システム及びプログラム
US10432645B2 (en) In-vehicle network system, fraud-detection electronic control unit, and fraud-detection method
US20180144621A1 (en) Measurement data processing method
JP7053449B2 (ja) 不正通信検知基準決定方法、不正通信検知基準決定システム及びプログラム
US11528325B2 (en) Prioritizing data using rules for transmission over network
JP7232832B2 (ja) 不正検知方法及び不正検知装置
JP2017112590A (ja) 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
WO2018186053A1 (ja) 不正通信検知方法、不正通信検知システム及びプログラム
WO2021131824A1 (ja) 決定方法、決定システム及びプログラム
WO2018186054A1 (ja) 不正通信検知基準決定方法、不正通信検知基準決定システム及びプログラム
US20080298256A1 (en) Distributed System
WO2021149651A1 (ja) 攻撃検知方法、攻撃検知システム、及びプログラム
US11694489B2 (en) Message monitoring system, message transmission electronic control unit, and monitoring electronic control unit
WO2020202850A1 (ja) 情報処理装置
JP7147635B2 (ja) 不正送信データ検知装置
CN110177032B (zh) 报文路由质量监测方法及网关控制器
CN113938844A (zh) 网络连接监控方法、系统、计算机设备和存储介质
WO2022015313A1 (en) Generation of alerts of correlated time-series behavior of environments
WO2023149194A1 (ja) 監視装置、車両監視システムおよび車両監視方法
WO2023084624A1 (ja) 車載制御装置
US20230322242A1 (en) Autonomous driving control apparatus and method thereof
JP2024093195A (ja) 異常フレーム判定装置、異常フレーム判定方法、及び異常フレーム判定プログラム
CN112448942A (zh) 用于识别网络中的变差的方法
CN117193254A (zh) 一种故障信息传输方法、系统及二级控制器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7201073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151