JPWO2020202362A1 - 石油残渣焚きボイラ及びその燃焼方法 - Google Patents
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Abstract
石油残渣燃料及び一次燃焼用空気が供給され、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、高温還元燃焼室と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とを有する石油残渣焚きボイラにおいて、高温還元燃焼室にアシストガスを供給し、アシストガスの燃焼により生じた水蒸気をガス化剤として、石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させる。
Description
本発明は、アスファルトピッチやオイルコークスなどの難燃性石油残渣を燃料として用いる石油残渣焚きボイラに関する。
従来、アスファルトピッチやオイルコークスなどの難燃性石油残渣を燃料として用いる石油残渣焚きボイラが知られている。特許文献1では、この種のボイラが開示されている。
特許文献1に記載のボイラは、高温還元燃焼室と、その下方に絞り部を介して接続された低温酸化燃焼室とを備える。高温還元燃焼室には、石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給する一次バーナが設けられている。低温酸化燃焼室には、二段燃焼用空気供給ノズルが設けられている。高温還元燃焼室では、燃料過濃且つ還元雰囲気中において約1450〜1550℃の高温で燃料を燃焼させる。高温還元燃焼室で発生した燃焼ガスは、絞り部を通して低温酸化燃焼室へ流入する。低温酸化燃焼室では、酸化雰囲気中において約1100℃の低温で燃焼を完結させる。
アスファルトピッチやオイルコークスなどの難燃性石油残渣は、石油精製の過程における窒素分・硫黄分の濃縮によって、窒素分・硫黄分の含有濃度が高い。そのため、難燃性石油残渣の燃焼排ガスは、多量のNOxを含む。また、難燃性石油残渣は、石油精製の過程におけるバナジウム分の濃縮によって、バナジウムの含有濃度が高い。そのため、難燃性石油残渣の燃焼灰は低融点のバナジウム酸化物を含む。この燃焼灰が炉壁や伝熱管へ付着すると、伝熱阻害、通風障害、及び、高硫黄分の影響による高温腐食が引き起こされるおそれがある。そこで、難燃性石油残渣を燃料として用いる場合には、NOx及び煤塵の発生量の低減が課題となる。
特許文献1のボイラでは、難燃性石油残渣燃料を高温還元燃焼と低温酸化燃焼の2段階で燃焼させることで、NOx発生量を低減している。また、特許文献1のボイラでは、一次燃焼用空気に水蒸気を加えて、炭素と水蒸気で水性ガス化反応を生じさせて、炭素のガス化を促進することにより、煤塵の発生量の低減している。
吸熱反応である水性ガス化反応は、平衡論的に高温ほど有利である。ガス化剤として炉内温度と比較して著しく低温の水蒸気が炉内へ供給されると、炉内温度が低下する。この炉内温度の低下によって、水性ガス化反応の効果が限定的となってしまう。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ガス化剤として水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して水性ガス化反応を効果的に促進させ、これにより、低煤塵燃焼を実現する石油残渣焚きボイラ及びその燃焼方法を提案することにある。
本発明の一態様に係る石油残渣焚きボイラは、
1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とが形成された炉体と、
前記高温還元燃焼室へ石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給するバーナと、
前記低温酸化燃焼室へ二段燃焼用空気を供給する二段燃焼用空気供給ノズルと、
燃焼によって前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素のガス化剤となる水蒸気が生じる成分を含むアシストガスを前記高温還元燃焼室へ供給するアシストガス供給ノズルとを、備えるものである。
1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とが形成された炉体と、
前記高温還元燃焼室へ石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給するバーナと、
前記低温酸化燃焼室へ二段燃焼用空気を供給する二段燃焼用空気供給ノズルと、
燃焼によって前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素のガス化剤となる水蒸気が生じる成分を含むアシストガスを前記高温還元燃焼室へ供給するアシストガス供給ノズルとを、備えるものである。
また、本発明の一態様に係る石油残渣焚きボイラの燃焼方法は、
石油残渣燃料及び一次燃焼用空気が供給され、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とを有する石油残渣焚きボイラにおいて、
前記高温還元燃焼室にアシストガスを供給し、前記アシストガスの燃焼により生じた水蒸気をガス化剤として、前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させるものである。
石油残渣燃料及び一次燃焼用空気が供給され、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とを有する石油残渣焚きボイラにおいて、
前記高温還元燃焼室にアシストガスを供給し、前記アシストガスの燃焼により生じた水蒸気をガス化剤として、前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させるものである。
上記石油残渣焚きボイラ及びその燃焼方法によれば、高温還元燃焼室に供給されたアシストガスの燃焼により水蒸気(H2Oガス)が生じ、この水蒸気をガス化剤として、石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させることができる。そのうえ、ガス化剤として水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して炉内温度低下を抑制できることから、炉内は水性ガス化反応の進行に有利な高温に維持される。このように、未燃炭素のガス化が促進されるので、燃焼により生じる煤塵の量を低減することができる。
本発明によれば、ガス化剤として水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して水性ガス化反応を効果的に促進させ、これにより、低煤塵燃焼を実現する石油残渣焚きボイラ及びその燃焼方法を提案することができる。
以下、図面を参照し実施形態に基づいて本発明について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1の燃焼室を説明する概略機能図である。
図1に示す石油残渣焚きボイラ1は、倒立式の竪型炉として構成されている。石油残渣焚きボイラ1の炉体20には、高温還元燃焼室2と、その下方に設けられた低温酸化燃焼室3とを含む燃焼室が形成されている。高温還元燃焼室2と低温酸化燃焼室3とは、絞り部4で接続されている。絞り部4は、燃焼室の水平断面積を20〜50%減少させるような流路である。
高温還元燃焼室2の壁は、1550℃以上の高温に耐えうる耐火材6で覆われている。高温還元燃焼室2の対向する一対の炉壁の各々には、複数のバーナ5が設けられている。複数のバーナ5は水平方向に並ぶバーナ列を形成し、上下方向に複数段のバーナ列が設けられている。対向するバーナ5から放出される火炎の軸が交差しないように、複数のバーナ5は対向千鳥配置されている。
図2は、バーナ5の概略断面図である。バーナ5は、石油残渣燃料とアシストガスとの同軸混焼バーナとして構成されている。バーナ5の軸心にはアシストガス供給ノズル52が設けられており、アシストガス供給ノズル52の周囲に主燃料供給ノズル51が設けられており、主燃料供給ノズル51の周囲に二次燃焼用空気ノズル56が設けられている。
主燃料供給ノズル51には、燃焼用空気(一次燃焼用空気)を圧送する第1空気供給装置53が接続されている。二次燃焼用空気ノズル56には、燃焼用空気(二次燃焼用空気)を給気する第2空気供給装置57が接続されている。第2空気供給装置57は、燃焼用空気の供給量を調整することができる。また、主燃料供給ノズル51には、圧送される一次燃焼用空気中に石油残渣燃料を供給する石油残渣燃料供給装置54が接続されている。石油残渣燃料供給装置54は、石油残渣燃料を定量的に供給することができる。石油残渣燃料は、例えば、アスファルトピッチや石油コークスが細かく粉砕されてなる、難燃性の固形燃料である。
アシストガス供給ノズル52には、アシストガスを圧送するアシストガス供給装置55が接続されている。アシストガス供給装置55は、アシストガスの供給量を調整することができる。アシストガスは、燃焼により水蒸気(H2Oガス)が生じる成分を含む気体である。アシストガスは、例えば、石油精製工程の副生ガスである。石油精製工程の副生ガスは、例えば、水素(H2)、メタン(CH4)、エタン(C2H6)、プロパン(C3H8)などの、燃焼により水蒸気が生じる成分を含む。次表1に、アシストガスとして使用し得る石油精製工程の副生ガスの組成を例示する。但し、本発明に使用されるアシストガスは例示された組成の副生ガスに限定されない。
主燃料供給ノズル51へ圧送される燃焼用空気中に供給された石油残渣燃料は、燃焼用空気によって気流搬送される。主燃料供給ノズル51から、一次燃焼用空気とそれに同伴する石油残渣燃料とが、高温還元燃焼室2へ噴き出す。また、アシストガス供給ノズル52からは、アシストガスが噴き出す。つまり、バーナ5から、アシストガスと、一次燃焼用空気及び石油残渣燃料とが同軸状に噴き出す。石油残渣燃料の熱量A[Kcal/h]に対するアシストガスの熱量B[Kcal/h]の熱量比R(R=B/A)[%]は、限定されるわけではないが、10以上30以下が好ましい。熱量比Rが維持されるように、第2空気供給装置57による燃焼用空気供給量、石油残渣燃料供給装置54による燃料供給量、及び、アシストガス供給装置55によるアシストガス供給量が調整される。
バーナ5には、スワラーを備えた周知の旋回流発生機構(図示略)が設けられている。旋回流発生機構の作用によって二次燃焼用空気が旋回することによって、燃焼ガスが旋回流を形成する。各バーナ5で発生する旋回流によって、高温還元燃焼室2内の燃料と燃焼ガスとが天井の中央部分に集められ、高温還元燃焼室2の滞留時間の延長作用がもたらされる。
図1に戻って、低温酸化燃焼室3には、冷却部9、二段燃焼部10、及び灰排出部8が形成されている。低温酸化燃焼室3において、絞り部4から下方へ離間した炉壁に、二段燃焼用空気を供給する二段燃焼用空気供給ノズル7が設けられている。
低温酸化燃焼室3において、絞り部4と二段燃焼用空気供給ノズル7との上下間が冷却部9となっている。冷却部9では、高温還元燃焼室2から絞り部4を介して流下した高温の燃焼ガスが冷却される。冷却部9の炉壁には、図示されない蒸気発生用の伝熱管が張り巡らされている。
低温酸化燃焼室3において、二段燃焼用空気供給ノズル7より下方が二段燃焼部10となっている。二段燃焼部10の炉壁には、図示されない蒸気発生用の伝熱管が張り巡らされている。伝熱管を流れる冷媒によって二段燃焼部10が低温に保持される。
二段燃焼用空気供給ノズル7は、低温酸化燃焼室3の対向する一対の炉壁の各々に設けられている。複数の二段燃焼用空気供給ノズル7は水平方向に並ぶノズル列を形成し、上下方向に複数段のノズル列が設けられている。二段燃焼用空気供給ノズル7から供給される空気によって、冷却部9で冷却された燃焼ガス中の未燃ガスを二段燃焼部10の低温の酸化雰囲気中で二段燃焼させる。
低温酸化燃焼室3の底部には、灰排出部8が形成されている。灰排出部8の下方には図示されない灰排出機構が設けられている。炉底に溜まった燃焼灰は、灰排出部8から炉外へ排出される。
二段燃焼部10の下方側面に、煙道12に通じるガス流出口11が設けられている。二段燃焼部10で生じた燃焼排ガスはU字状に流れを反転させて煙道12に流入する。煙道12には、蒸気過熱器管13とエコノマイザ14とが設けられている。蒸気過熱器管13及びエコノマイザ14が設けられた煙道12の底部には、燃焼ガスに同伴する燃焼灰を沈降させて排出する灰排出口15が設けられている。
ここで、上記構成の石油残渣焚きボイラ1の燃焼方法について説明する。高温還元燃焼室2へバーナ5から燃料と一次燃焼用空気とが供給されて、燃料の燃焼が開始する。高温還元燃焼室2は、空気の導入が抑制されて、空気比が1未満(例えば、0.6〜0.8程度)の還元雰囲気に維持される。高温還元燃焼室2は、燃料の燃焼と、必要に応じた補助燃料の燃焼とにより、1300℃以上、望ましくは、1450℃以上1550℃以下の高温に維持される。
高温還元燃焼室2の高温還元雰囲気中で燃料が燃焼すると、高温の燃焼ガスが生じる。燃焼ガスは、次々と生じる燃焼ガスによって高温還元燃焼室2から押し出されて、絞り部4を通って低温酸化燃焼室3に流下する。燃焼ガスは、冷却部9を通る間に1300℃未満、望ましくは、1200℃以上1300℃未満にまで冷却され、二段燃焼部10へ流下する。
二段燃焼部10には、二段燃焼用空気供給ノズル7から比較的低温の二段燃焼用空気が十分に供給される。これにより、二段燃焼部10は、空気比が1以上(例えば、1.1程度)の酸化雰囲気に維持される。燃焼ガス中の未燃分は、二段燃焼部10の酸化雰囲気中で完全燃焼する。燃焼排ガスは、二段燃焼部10で1000〜1100℃程度まで冷却されてから煙道12へ流出する。
煙道12を通る燃焼排ガスは、蒸気過熱器管13及びエコノマイザ14においてボイラ給水と熱交換を行った後、煙道12に接続された後処理工程へ流出する。
一般に、石油残渣燃料の燃焼におけるNOxの発生量は、燃焼温度と空気比に強く依存する。即ち、還元雰囲気下では高温燃焼になるほどNOx発生量が少なく、酸化雰囲気下では低温燃焼になるほどNOx発生量が少ない。本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1では、高温還元燃焼室2の高温還元雰囲気下で燃料を燃焼させることによりフューエルNOxの発生が抑制され、低温酸化燃焼室3の低温酸化雰囲気下で燃焼ガス中の未燃分を完全に燃焼させることによりサーマルNOxの発生が抑制される。本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1では、上記のような二段燃焼方式を採用することにより、効果的にNOx発生量を低減することができる。
一般に、高温還元燃焼雰囲気で石油残渣燃料を燃焼すると、炭素の一部がガス化されずに未燃炭素として残る。これが、煤塵の量を増加させる。これに対し、本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1では、高温還元燃焼室2にアシストガスを供給するとともに、高温還元燃焼室2を1300℃以上(望ましくは、1450℃以上)の高温に維持する。これにより、高温還元燃焼室2で水性ガス化反応が生じ、炭化物のガス化を促進される。炭化物のガス化により、石油残渣燃料の燃焼により生じる煤塵の量を低減することができる。
高温還元燃焼室2のバーナ5から、石油残渣燃料と、アシストガスと、燃焼用空気とが噴出する。石油残渣燃料は難燃性であるため、アシストガスが石油残渣燃料よりも先に燃焼を開始する。アシストガスが燃焼用空気によって燃焼すると、水蒸気が生じる。
2H2+O2→2H2O,CH4+O2→CO2+2H2O,・・・
発生したH2Oガスがガス化剤となって、燃焼ガス中の未燃炭素が水性ガス化反応して、COガスとH2ガスに変換される。
C+H2O→CO+H2
なお、燃焼ガスの温度が1300℃未満では、石油残渣燃料とアシストガスとの混焼において、アシストガスの割合が増えると酸素不足の状態となって、水性ガス化反応が生じない。その結果、逆に煤塵の量が増えるおそれがある。
2H2+O2→2H2O,CH4+O2→CO2+2H2O,・・・
発生したH2Oガスがガス化剤となって、燃焼ガス中の未燃炭素が水性ガス化反応して、COガスとH2ガスに変換される。
C+H2O→CO+H2
なお、燃焼ガスの温度が1300℃未満では、石油残渣燃料とアシストガスとの混焼において、アシストガスの割合が増えると酸素不足の状態となって、水性ガス化反応が生じない。その結果、逆に煤塵の量が増えるおそれがある。
高温還元燃焼室2にアシストガスを供給して、アシストガスの燃焼により水蒸気を生じさせる場合は、ガス化剤として炉内温度より低温の水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して、炉内温度低下を抑制できる。つまり、炉内は水性ガス化反応の進行に有利な高温に維持される。
図3は、アシストガスの供給と煤塵量及び燃焼効率との関係を表す図表である。図3の横軸は石油残渣燃料の供給量に対するアシストガスの供給量を熱量で換算した熱量比[%]を表し、縦軸が(1)石油残渣燃料の供給量[t]に対する煤塵量[Kg]の比、及び、(2)燃焼効率[%]を表す。煤塵量は、灰排出部8及び灰排出口15から排出されたボトムアッシュ、及び、煙道12に接続された後処理行程において集塵器で回収されたフライアッシュを含む。
図3の図表に示されるように、アシストガスの供給量が増加するに従って、煤塵量が低下する。このことから、アシストガスの供給により煤塵量を低減できることが明らかである。また、煤塵量が低下するに従って、燃焼効率が増加する。このことから、煤塵量の低減により燃焼効率が増加することが明らかである。
以上に説明した通り、本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1は、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室2、及び、高温還元燃焼室2と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室3とが形成された炉体20と、高温還元燃焼室2へ石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給するバーナ5と、低温酸化燃焼室3へ二段燃焼用空気を供給する二段燃焼用空気供給ノズル7と、高温還元燃焼室2へアシストガスを供給するアシストガス供給ノズル52とを、備える。アシストガスは、燃焼によって水蒸気が生じる成分を含み、この水蒸気は石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素のガス化剤となる。
また、本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1の燃焼方法は、石油残渣燃料及び一次燃焼用空気が供給され、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室2、及び、高温還元燃焼室2と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室3とを有する石油残渣焚きボイラ1において、高温還元燃焼室2にアシストガスを供給し、アシストガスの燃焼により生じた水蒸気をガス化剤として、石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させるものである。
上記石油残渣焚きボイラ1及びその燃焼方法によれば、高温還元燃焼室2に供給されたアシストガスの燃焼により水蒸気(H2Oガス)が生じ、この水蒸気をガス化剤として、石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させることができる。そのうえ、ガス化剤として水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して炉内温度低下を抑制できることから、炉内は水性ガス化反応の進行に有利な高温に維持される。このように、未燃炭素のガス化が促進されるので、燃焼により生じる煤塵の量を低減することができる。つまり、ガス化剤として水蒸気を直接に炉内に供給する場合と比較して水性ガス化反応を効果的に促進させ、これにより、低煤塵燃焼を実現する石油残渣焚きボイラ1及びその燃焼方法を提供することができる。
本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1においては、上記のバーナ5が、アシストガス供給ノズル52と、石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給する主燃料供給ノズル51とを有する、同軸混焼バーナである。
同様に、本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1の燃焼方法では、アシストガスを、石油残渣燃料及び一次燃焼用空気とともに、同軸状に高温還元燃焼室2へ供給する。
このようにアシストガスと、石油残渣燃料及び一次燃焼用空気とが、同軸状に高温還元燃焼室2へ供給される(噴出する)ことによって、難燃性の石油残渣燃料よりも先に一次燃焼用空気とアシストガスとを反応させることができる。そして、一次燃焼用空気とアシストガスとの燃焼反応によって生じた水蒸気を、石油残渣燃料の燃焼により生じた燃焼ガスに含まれる未燃炭素と反応させることができる。
本実施形態に係る石油残渣焚きボイラ1及びその燃焼方法において、アシストガスが、石油精製工程で発生する副生ガスであってよい。
石油残渣焚きボイラ1は、石油精製工程で生じる石油残渣を燃料として用いることから、石油精製工場又はそれに隣接して設けられることがある。このような場合に、アシストガスが石油精製工程で発生する副生ガスであれば、石油精製工程で生じる石油残渣燃料と副生ガスとを共に有効に利用することができるので好ましい。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態においてバーナ5は、石油残渣燃料とアシストガスとの同軸混焼バーナである。但し、バーナ5は、石油残渣燃料の専焼バーナであってもよい。この場合、石油残渣燃料の専焼バーナから噴出する石油残渣燃料及び一次燃焼用空気と混合するようにアシストガスを噴出するアシストガス供給ノズル52が、バーナ5から独立して設けられていてよい。
1 :石油残渣焚きボイラ
2 :高温還元燃焼室
3 :低温酸化燃焼室
4 :絞り部
5 :バーナ
6 :耐火材
7 :二段燃焼用空気供給ノズル
8 :灰排出部
9 :冷却部
10 :二段燃焼部
11 :ガス流出口
12 :煙道
13 :蒸気過熱器管
14 :エコノマイザ
15 :灰排出口
20 :炉体
51 :主燃料供給ノズル
52 :アシストガス供給ノズル
53 :空気供給装置
54 :石油残渣燃料供給装置
55 :アシストガス供給装置
2 :高温還元燃焼室
3 :低温酸化燃焼室
4 :絞り部
5 :バーナ
6 :耐火材
7 :二段燃焼用空気供給ノズル
8 :灰排出部
9 :冷却部
10 :二段燃焼部
11 :ガス流出口
12 :煙道
13 :蒸気過熱器管
14 :エコノマイザ
15 :灰排出口
20 :炉体
51 :主燃料供給ノズル
52 :アシストガス供給ノズル
53 :空気供給装置
54 :石油残渣燃料供給装置
55 :アシストガス供給装置
Claims (6)
- 1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とが形成された炉体と、
前記高温還元燃焼室へ石油残渣燃料及び一次燃焼用空気を供給するバーナと、
前記低温酸化燃焼室へ二段燃焼用空気を供給する二段燃焼用空気供給ノズルと、
燃焼によって前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素のガス化剤となる水蒸気が生じる成分を含むアシストガスを、前記高温還元燃焼室へ供給するアシストガス供給ノズルとを、備える、
石油残渣焚きボイラ。 - 前記バーナが、前記アシストガス供給ノズルと、前記石油残渣燃料及び前記一次燃焼用空気を供給する主燃料供給ノズルとを有する、同軸混焼バーナである、
請求項1に記載の石油残渣焚きボイラ。 - 前記アシストガスが、石油精製工程で発生する副生ガスである、
請求項1又は2に記載の石油残渣焚きボイラ。 - 石油残渣燃料及び一次燃焼用空気が供給され、1300℃以上且つ1未満の空気比で燃焼が行われる高温還元燃焼室、及び、前記高温還元燃焼室と接続され、1300℃未満且つ1以上の空気比で燃焼が行われる低温酸化燃焼室とを有する石油残渣焚きボイラにおいて、
前記高温還元燃焼室にアシストガスを供給し、前記アシストガスの燃焼により生じた水蒸気をガス化剤として、前記石油残渣燃料の燃焼ガス中の未燃炭素を水性ガス化反応によりガス化させる、
石油残渣焚きボイラの燃焼方法。 - 前記アシストガスを、前記石油残渣燃料及び前記一次燃焼用空気とともに、同軸状に前記高温還元燃焼室へ供給する、
請求項4に記載の石油残渣焚きボイラの燃焼方法。 - 前記アシストガスが、石油精製工程で発生する副生ガスである、
請求項4又は5に記載の石油残渣焚きボイラの燃焼方法。
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