JPWO2020202106A5 - - Google Patents
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当業者は、広い発明概念から逸脱することなく前述の実施形態に変更を行うことができることを理解するであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に制限されるものではなく、具体的な説明によって定義される本発明の趣旨及び範囲内の改変を網羅することを意図するものと理解される。
以下の態様が包含され得る。
[1] 必要としているヒト対象に臨床的に証明された安全な量の抗IFN-α/ω抗体を投与する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に皮下投与又は静脈内投与することを含み、前記抗体が重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、それぞれ配列番号33、34、及び35の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3アミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が、それぞれ配列番号30、31、及び32の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3アミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量が、投与1回当たり0.1mg/kg~20mg/kg(前記対象の体重)である、方法。
[2] 前記抗体が、配列番号28のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号29のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[1]に記載の方法。
[3] 前記医薬組成物が、静脈内投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、15mg/kg、若しくは20mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 前記医薬組成物が、皮下投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、0.5mg/kg、0.7mg/kg、1mg/kg、1.2mg/kg、1.5mg/kg、1.7mg/kg、2mg/kg、2.3mg/kg、若しくは2.5mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[5] 前記対象の血漿において、(i)約50μg.日/mL~約7000μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC) (0-t) 及び(ii)約5μg/mL~約500μg/mLの実測最高濃度(C max )から選択される少なくとも1つのパラメータが達成される、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6] 前記抗IFN-α/ω抗体を投与しても、前記対象において前記抗IFN-α/ω抗体に対する抗体は産生されない、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の方法。
[7] 前記ヒト対象が、IFN-I介在性疾患、例えば、全身性エリテマトーデス(SLE)、I型糖尿病、乾癬、原発性シェーグレン病、全身性硬化症、関節リウマチ、移植拒絶、皮膚筋炎、多発性筋炎、アイカルディ・グティエール症候群、乳児発症Sting関連血管炎(SAVI)、又は脂肪異栄養症及び発熱を伴う慢性非典型的好中球性皮膚疾患症候群(CANDLE)の治療を必要としている、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8] 前記ヒト対象が、軽度~中等度の全身性エリテマトーデス(SLE)の治療を必要としている、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9] 前記医薬組成物が、投与1回当たり10mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で30分間以上にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物が、繰り返し、より好ましくは2週間に1回、前記ヒト対象に静脈内投与される、上記[8]に記載の方法。
[10] 前記医薬組成物が、投与1回当たり1mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で前記ヒト対象に皮下投与される、上記[8]に記載の方法。
[11] 前記医薬組成物の前記投与によって、前記対象の血漿において、(i)約1000μg.日/mL~約3500μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC) (0-14d) 及び(ii)約120μg/mL~約400μg/mLの実測最高濃度(C max )から選択される少なくとも1つのパラメータが達成される、上記[8]又は[9]に記載の方法。
[12] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリテマトーデスレスポンダー指数(Systemic Lupus Erythematosus Responder Index、SRI)が低下、好ましくは4点低下、より好ましくは5点低下、最も好ましくは6点低下する、上記[8]~[11]のいずれか一項に記載の方法。
[13] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに新たに英国諸島ループス評価グループ(British Isles Lupus Assessment Group、BILAG)のA又は2Bにシフトしない、上記[8]~[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス疾患活動性指数2000(Systemic Lupus Erythematosus Disease Activity Index、SLEDAI-2K)がベースラインから低下する、上記[8]~[13]のいずれか一項に記載の方法。
[15] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス2000レスポンダー指数50(Systemic Lupus Erythematosus 2000 Responder Index-50、S2K RI-50)がベースラインから低下する、上記[8]~[14]のいずれか一項に記載の方法。
[16] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに医師による疾患活動性の全般評価(Physician's Global Assessment of Disease Activity、PGA)がベースラインから低下する、上記[8]~[15]のいずれか一項に記載の方法。
[17] 前記ヒト対象が、投与後40~50日以内に前記抗体の定常状態を達成する、上記[8]~[16]のいずれか一項に記載の方法。
[18] 前記抗IFN-α/ω抗体を前記投与しても、前記対象における悪性疾患又はアナフィラキシー又は血清病型反応に関連する治療中に発生した有害事象(treatment emergent adverse event、TEAE)が生じない、上記[8]~[17]のいずれか一項に記載の方法。
[19] 上記[1]~18]のいずれか一項に記載の方法であって、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける1つ以上の遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記抗体及び前記医薬的に許容される担体を含む前記医薬組成物を前記対象に投与する前に、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を更に含む、方法。
[20] 上記[19]に記載の方法であって、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの複合発現値を求めることと、
c.前記複合発現値が閾値以上である場合、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を含む、方法。
[21] 前記ヒト対象が、クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせで治療されたことがある、上記[1]~[20]のいずれか一項に記載の方法。
[22] クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせを前記ヒト対象に投与することを更に含む、上記[1]~[21]のいずれか一項に記載の方法。
[23] 上記[1]~[22]のいずれか一項に記載の方法であって、前記抗IFN-α/ω抗体が、
30g/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、5mMの乳酸塩、5%(w/v)のラクトース、及び0.02%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.5)、
40mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、8mMの酢酸塩、8%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.0);
50mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、13mMの酢酸塩、8.0%(w/v)のスクロース、及び0.04%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.2);60mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、10mMの酢酸塩、8%(w/v)のラクトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.4);並びに
70mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、15mMの乳酸塩、10%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.0)
からなる群から選択される製剤で投与される、方法。
以下の態様が包含され得る。
[1] 必要としているヒト対象に臨床的に証明された安全な量の抗IFN-α/ω抗体を投与する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に皮下投与又は静脈内投与することを含み、前記抗体が重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、それぞれ配列番号33、34、及び35の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3アミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が、それぞれ配列番号30、31、及び32の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3アミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量が、投与1回当たり0.1mg/kg~20mg/kg(前記対象の体重)である、方法。
[2] 前記抗体が、配列番号28のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号29のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[1]に記載の方法。
[3] 前記医薬組成物が、静脈内投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、15mg/kg、若しくは20mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 前記医薬組成物が、皮下投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、0.5mg/kg、0.7mg/kg、1mg/kg、1.2mg/kg、1.5mg/kg、1.7mg/kg、2mg/kg、2.3mg/kg、若しくは2.5mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[5] 前記対象の血漿において、(i)約50μg.日/mL~約7000μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC) (0-t) 及び(ii)約5μg/mL~約500μg/mLの実測最高濃度(C max )から選択される少なくとも1つのパラメータが達成される、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6] 前記抗IFN-α/ω抗体を投与しても、前記対象において前記抗IFN-α/ω抗体に対する抗体は産生されない、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の方法。
[7] 前記ヒト対象が、IFN-I介在性疾患、例えば、全身性エリテマトーデス(SLE)、I型糖尿病、乾癬、原発性シェーグレン病、全身性硬化症、関節リウマチ、移植拒絶、皮膚筋炎、多発性筋炎、アイカルディ・グティエール症候群、乳児発症Sting関連血管炎(SAVI)、又は脂肪異栄養症及び発熱を伴う慢性非典型的好中球性皮膚疾患症候群(CANDLE)の治療を必要としている、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8] 前記ヒト対象が、軽度~中等度の全身性エリテマトーデス(SLE)の治療を必要としている、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9] 前記医薬組成物が、投与1回当たり10mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で30分間以上にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物が、繰り返し、より好ましくは2週間に1回、前記ヒト対象に静脈内投与される、上記[8]に記載の方法。
[10] 前記医薬組成物が、投与1回当たり1mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で前記ヒト対象に皮下投与される、上記[8]に記載の方法。
[11] 前記医薬組成物の前記投与によって、前記対象の血漿において、(i)約1000μg.日/mL~約3500μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC) (0-14d) 及び(ii)約120μg/mL~約400μg/mLの実測最高濃度(C max )から選択される少なくとも1つのパラメータが達成される、上記[8]又は[9]に記載の方法。
[12] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリテマトーデスレスポンダー指数(Systemic Lupus Erythematosus Responder Index、SRI)が低下、好ましくは4点低下、より好ましくは5点低下、最も好ましくは6点低下する、上記[8]~[11]のいずれか一項に記載の方法。
[13] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに新たに英国諸島ループス評価グループ(British Isles Lupus Assessment Group、BILAG)のA又は2Bにシフトしない、上記[8]~[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス疾患活動性指数2000(Systemic Lupus Erythematosus Disease Activity Index、SLEDAI-2K)がベースラインから低下する、上記[8]~[13]のいずれか一項に記載の方法。
[15] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス2000レスポンダー指数50(Systemic Lupus Erythematosus 2000 Responder Index-50、S2K RI-50)がベースラインから低下する、上記[8]~[14]のいずれか一項に記載の方法。
[16] 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに医師による疾患活動性の全般評価(Physician's Global Assessment of Disease Activity、PGA)がベースラインから低下する、上記[8]~[15]のいずれか一項に記載の方法。
[17] 前記ヒト対象が、投与後40~50日以内に前記抗体の定常状態を達成する、上記[8]~[16]のいずれか一項に記載の方法。
[18] 前記抗IFN-α/ω抗体を前記投与しても、前記対象における悪性疾患又はアナフィラキシー又は血清病型反応に関連する治療中に発生した有害事象(treatment emergent adverse event、TEAE)が生じない、上記[8]~[17]のいずれか一項に記載の方法。
[19] 上記[1]~18]のいずれか一項に記載の方法であって、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける1つ以上の遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記抗体及び前記医薬的に許容される担体を含む前記医薬組成物を前記対象に投与する前に、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を更に含む、方法。
[20] 上記[19]に記載の方法であって、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの複合発現値を求めることと、
c.前記複合発現値が閾値以上である場合、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を含む、方法。
[21] 前記ヒト対象が、クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせで治療されたことがある、上記[1]~[20]のいずれか一項に記載の方法。
[22] クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせを前記ヒト対象に投与することを更に含む、上記[1]~[21]のいずれか一項に記載の方法。
[23] 上記[1]~[22]のいずれか一項に記載の方法であって、前記抗IFN-α/ω抗体が、
30g/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、5mMの乳酸塩、5%(w/v)のラクトース、及び0.02%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.5)、
40mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、8mMの酢酸塩、8%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.0);
50mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、13mMの酢酸塩、8.0%(w/v)のスクロース、及び0.04%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.2);60mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、10mMの酢酸塩、8%(w/v)のラクトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.4);並びに
70mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、15mMの乳酸塩、10%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.0)
からなる群から選択される製剤で投与される、方法。
Claims (23)
- それを必要としているヒト対象に臨床的に証明された安全な量の抗IFN-α/ω抗体を投与する方法に用いるための医薬組成物であって、
前記医薬組成物が、前記抗IFN-α/ω抗体及び医薬的に許容される担体を含み、
前記方法が、前記医薬組成物を前記対象に皮下投与又は静脈内投与することを含み、
前記抗体が重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、それぞれ配列番号33、34、及び35の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3アミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が、それぞれ配列番号30、31、及び32の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3アミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量が、投与1回当たり0.1mg/kg~20mg/kg(前記対象の体重)である、医薬組成物。 - 前記抗体が、配列番号28のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号29のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、静脈内投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、1mg/kg、3mg/kg、10mg/kg、15mg/kg、若しくは20mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、皮下投与され、投与1回当たりに投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量が、0.1mg/kg、0.3mg/kg、0.5mg/kg、0.7mg/kg、1mg/kg、1.2mg/kg、1.5mg/kg、1.7mg/kg、2mg/kg、2.3mg/kg、若しくは2.5mg/kg(前記対象の体重)、又はこれらの間の任意の投与量である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
- 前記方法が、前記対象の血漿において、(i)約50μg.日/mL~約7000μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC)(0-t)及び(ii)約5μg/mL~約500μg/mLの実測最高濃度(Cmax)から選択される少なくとも1つのパラメータを達成する、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記抗IFN-α/ω抗体を投与しても、前記対象において前記抗IFN-α/ω抗体に対する抗体は産生されない、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象が、IFN-I介在性疾患、例えば、全身性エリテマトーデス(SLE)、I型糖尿病、乾癬、原発性シェーグレン病、全身性硬化症、関節リウマチ、移植拒絶、皮膚筋炎、多発性筋炎、アイカルディ・グティエール症候群、乳児発症Sting関連血管炎(SAVI)、又は脂肪異栄養症及び発熱を伴う慢性非典型的好中球性皮膚疾患症候群(CANDLE)の治療を必要としている、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象が、軽度~中等度の全身性エリテマトーデス(SLE)の治療を必要としている、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、投与1回当たり10mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で30分間以上にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物が、繰り返し、より好ましくは2週間に1回、前記ヒト対象に静脈内投与される、請求項8に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、投与1回当たり1mg/kg(前記対象の体重)で投与される前記抗IFN-α/ω抗体の総投与量で前記ヒト対象に皮下投与される、請求項8に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物の前記投与によって、前記対象の血漿において、(i)約1000μg.日/mL~約3500μg.日/mLの濃度時間曲線下面積(AUC)(0-14d)及び(ii)約120μg/mL~約400μg/mLの実測最高濃度(Cmax)から選択される少なくとも1つのパラメータが達成される、請求項8又は9に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリテマトーデスレスポンダー指数(Systemic Lupus Erythematosus Responder Index、SRI)が低下、好ましくは4点低下、より好ましくは5点低下、最も好ましくは6点低下する、請求項8~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに新たに英国諸島ループス評価グループ(British Isles Lupus Assessment Group、BILAG)のA又は2Bにシフトしない、請求項8~12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス疾患活動性指数2000(Systemic Lupus Erythematosus Disease Activity Index、SLEDAI-2K)がベースラインから低下する、請求項8~13のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに全身性エリトマトーデス2000レスポンダー指数50(Systemic Lupus Erythematosus 2000 Responder Index-50、S2K RI-50)がベースラインから低下する、請求項8~14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象において、前記医薬組成物の前記投与後100日目までに医師による疾患活動性の全般評価(Physician's Global Assessment of Disease Activity、PGA)がベースラインから低下する、請求項8~15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象が、投与後40~50日以内に前記抗体の定常状態を達成する、請求項8~16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記抗IFN-α/ω抗体を前記投与しても、前記対象における悪性疾患又はアナフィラキシー又は血清病型反応に関連する治療中に発生した有害事象(treatment emergent adverse event、TEAE)が生じない、請求項8~17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 請求項1~18のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、
前記方法が、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける1つ以上の遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記抗体及び前記医薬的に許容される担体を含む前記医薬組成物を前記対象に投与する前に、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を更に含む、医薬組成物。 - 請求項19に記載の医薬組成物であって、
前記方法が、
a.前記ヒト対象の生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの遺伝子発現をアッセイすることと、
b.前記生体サンプルにおける遺伝子DHX58、EIF2AK2、HERC5、IFI44、IFI44L、IFI6、IRF7、PARP9、PLSCR1、及びSAMD9Lの複合発現値を求めることと、
c.前記複合発現値が閾値以上である場合、前記ヒト対象が前記抗体の治療に対して応答すると同定することと、
を含む、医薬組成物。 - 前記ヒト対象が、クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせで治療されたことがある、請求項1~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記方法が、クロロキン、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、若しくは全身性コルチコステロイド、又はこれらの任意の組み合わせを前記ヒト対象に投与することを更に含む、請求項1~21のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 請求項1~22のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、前記抗IFN-α/ω抗体が、
30g/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、5mMの乳酸塩、5%(w/v)のラクトース、及び0.02%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.5)、
40mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、8mMの酢酸塩、8%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.0);
50mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、13mMの酢酸塩、8.0%(w/v)のスクロース、及び0.04%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.2);
60mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、10mMの酢酸塩、8%(w/v)のラクトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート20(PS20)(pH5.4);並びに
70mg/mLの前記抗IFN-α/ω抗体、15mMの乳酸塩、10%(w/v)のマルトース、及び0.06%(w/v)のポリソルベート80(PS80)(pH5.0)
からなる群から選択される製剤で投与される、医薬組成物。
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