JPWO2020183639A1 - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020183639A1
JPWO2020183639A1 JP2021504701A JP2021504701A JPWO2020183639A1 JP WO2020183639 A1 JPWO2020183639 A1 JP WO2020183639A1 JP 2021504701 A JP2021504701 A JP 2021504701A JP 2021504701 A JP2021504701 A JP 2021504701A JP WO2020183639 A1 JPWO2020183639 A1 JP WO2020183639A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outlet
temperature
air
representative
set temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021504701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7003321B2 (ja
Inventor
貴大 橋川
貴大 橋川
守 濱田
守 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020183639A1 publication Critical patent/JPWO2020183639A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003321B2 publication Critical patent/JP7003321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/62Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
    • F24F11/63Electronic processing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/70Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
    • F24F11/80Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

吹出空気温度取得部(101)は、空気調和機からの空気が吹き出される複数の吹出口の各々での吹出空気の温度を吹出空気温度として取得する。代表選択部(103)は、吹出空気温度取得部(101)により取得された吹出空気温度に基づき、複数の吹出口の中から代表吹出口を選択する。運転制御部(104)は、代表吹出口の吹出空気温度に基づき、空気調和機の運転を制御する。

Description

本発明は、空気調和機の制御に関する。
空気調和機の制御として、冷風感防止、結露防止などの目的のために吹出空気の温度(以下、吹出空気温度ともいう)を調整することがある。例えば、特許文献1には、吹出空気温度を検知し、検知した吹出空気温度に応じて空気調和機の制御を行う技術が開示されている。
特許第5054935号公報
外気処理ユニットからのダクトが分岐し、分岐先ごとに室内空間への吹出口が設けられる空気調和システムがある。このような空気調和システムでは、一般的に、ダクト内の単一の空気温度に基づいて吹出空気温度が制御される。
しかし、外気処理ユニットと室内空間とを結ぶダクトにおける吸放熱により、実際には、ダクト内で計測された温度と吹出空気温度とが異なることがある。また、吹出口ごとに吹出空気温度が異なることがある。
吹出空気温度の下がりすぎを防ぎたい場合は、複数の吹出空気温度のうち、一番低い吹出空気温度が規定の温度以下にならないよう制御を行うことが考えられる。また、吹出空気温度の上がりすぎを防ぎたい場合は、複数の吹出空気温度のうち、一番高い吹出空気温度が規定の温度以上にならないよう制御を行うことが考えられる。しかしながら、前述の従来システムでは、各吹出口の吹出空気温度を把握することができない。従って、前述の従来システムでは、どの吹出口の吹出空気温度が最も低い、あるいは、高いかが不明である。
このため、従来システムでは、吹出空気温度の下がりすぎによる過度の冷風感又は吹出空気温度の上がりすぎによる過度の温風感により、快適性が低下するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決することを主な目的とする。より具体的には、過度の冷風感又は過度の温風感による快適性の低下を有効に防ぐことを主な目的とする。
本発明に係る制御装置は、
空気調和機からの空気が吹き出される複数の吹出口の各々での吹出空気の温度を吹出空気温度として取得する吹出空気温度取得部と、
前記吹出空気温度取得部により取得された吹出空気温度に基づき、前記複数の吹出口の中から代表吹出口を選択する代表選択部と、
前記代表吹出口の吹出空気温度に基づき、前記空気調和機の運転を制御する運転制御部とを有する。
本発明によれば、過度の冷風感又は過度の温風感による快適性の低下を有効に防ぐことができる。
実施の形態1に係る空気調和システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る制御装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る冷媒回路の構成例を示す図。 実施の形態1に係る外気処理ユニットの構成例を示す図。 実施の形態1に係る代表吹出口決定方法を説明する図。 実施の形態1に係る制御装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態2に係る空気調和システムの構成例を示す図。 実施の形態3に係る空気調和システムの構成例を示す図。 実施の形態3に係る制御装置の機能構成例を示す図。 実施の形態3に係る代表吹出口決定方法を説明する図。 実施の形態3に係る制御装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態4に係る代表吹出口決定方法を説明する図。 実施の形態4に係る制御装置の動作例を示すフローチャート。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る空気調和システムの構成例を示す。
本実施の形態に係る空気調和システムは、室外機10と、外気処理ユニット20と、制御装置100で構成される。室外機10と外気処理ユニット20とを合せて空気調和機ともいう。
室外機10と外気処理ユニット20は、冷媒配管30により接続されている。
また、外気処理ユニット20は、ダクト81及びダクト82により室外空間と接続されている。外気処理ユニット20は、ダクト81により室内空気の吹き出しを行う。また、外気処理ユニット20は、ダクト82により室外空気の取り込みを行う。
更に、外気処理ユニット20は、ダクト40により室内空間90と接続されている。
ダクト40は、分岐しており、それぞれの分岐先に吹出口が設けられている。各吹出口からは、外気処理ユニット20からの空気が吹き出される。つまり、本実施の形態に係る外気処理ユニット20には、各吹出口の吹出空気の温度を個別に制御する機構は設けられていない。
図1の構成では、ダクト40の分岐先に吹出口41A、吹出口41B及び吹出口41Cが設けられている。なお、以下では、吹出口41A、吹出口41B及び吹出口41Cを区別する必要がない場合は、吹出口41A、吹出口41B及び吹出口41Cをまとめて吹出口41という。
また、各吹出口41には、温度計測装置50が設けられている。つまり、吹出口41Aには温度計測装置50Aが設けられている。吹出口41Bには温度計測装置50Bが設けられている。吹出口41Cには温度計測装置50Cが設けられている。温度計測装置50A、温度計測装置50B及び温度計測装置50Cを区別する必要がない場合は、温度計測装置50A、温度計測装置50B及び温度計測装置50Cをまとめて温度計測装置50という。各温度計測装置50は、対応する吹出口41での吹出空気の温度(吹出空気温度)を計測する。温度計測装置50は、例えば、温度センサである。
また、外気処理ユニット20は、ダクト43により室内空間90と接続されている。43には吸込口42が設けられている。外気処理ユニット20は、吸込口42により室内空気の取り込みを行う。
制御装置100は、空気調和機の運転を制御する。つまり、制御装置100は、室外機10及び外気処理ユニット20の運転を制御する。
制御装置100により行われる動作は制御方法に相当する。
図2は、本実施の形態に係る制御装置100の構成例を示す。
本実施の形態に係る制御装置100は、コンピュータである。
制御装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903及び通信装置904を備える。
また、制御装置100は、機能構成として、図3に示す吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103及び運転制御部104を備える。
補助記憶装置903には、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103及び運転制御部104の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、補助記憶装置903から主記憶装置902にロードされる。そして、プロセッサ901がこれらプログラムを実行して、後述する吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103及び運転制御部104の動作を行う。
図2では、プロセッサ901が吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103及び運転制御部104の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
図3は、制御装置100の機能構成例を示す。
図3において、吹出空気温度取得部101は、複数の吹出口41の各々での吹出空気温度を取得する。つまり、吹出空気温度取得部101は、各温度計測装置50から各吹出口41での吹出空気温度を取得する。
設定温度取得部102は、吹出口41ごとに、吹出空気の吹出先での設定温度を取得する。
例えば、室内空間90が複数の部屋に区切られており、部屋ごとに吹出口41が設けられている場合は、設定温度取得部102は、吹出口41が設けられている部屋ごとの設定温度を取得する。例えば、各部屋を利用する利用者がリモートコントローラを用いて設定温度を設定する場合は、設定温度取得部102は、リモートコントローラからの無線電波を受信して、設定温度を取得する。
代表選択部103は、吹出空気温度取得部101により取得された吹出空気温度と設定温度取得部102により取得された設定温度とに基づき、複数の吹出口41の中から代表吹出口を選択する。
より具体的には、代表選択部103は、吹出口41ごとに吹出空気温度と設定温度との温度差を算出し、算出した温度差に基づき、代表吹出口を選択する。例えば、空気調和機が冷房運転をしている場合は、代表選択部103は、吹出空気温度が設定温度よりも低く、吹出空気温度と設定温度との温度差がもっと大きい吹出口41を代表吹出口に選択する。また、空気調和機が暖房運転をしている場合は、代表選択部103は、吹出空気温度が設定温度よりも高く、吹出空気温度と設定温度との温度差がもっと大きい吹出口吹出口41を代表吹出口に選択する。
運転制御部104は、代表吹出口の吹出空気温度と設定温度との温度差に基づき、空気調和機の運転を制御する。つまり、運転制御部104は、代表吹出口の吹出空気温度が設定温度と等しくなるように空気調和機の運転を制御する。
図4は、本実施の形態に係る冷媒回路の構成例を示す。
図4に示すように、室外機10は、圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器13、室外機ファン14を有する。また、外気処理ユニット20は、膨張弁21および外気処理熱交換器22を有する。
圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器13、膨張弁21及び外気処理熱交換器22が、冷媒配管30により環状に接続されることで冷媒回路が構成される。
圧縮機11は、低温及び低圧の冷媒を圧縮して高温及び高圧の冷媒に変換する。圧縮機11は、例えばインバータで駆動され、容量(単位時間当たりに吐出する冷媒の量)が制御される。
四方弁12は、空気調和機の運転モード、例えば、冷房運転又は暖房運転に応じて冷媒の流れを切り替える。
室外熱交換器13は、冷媒回路を流れる冷媒と、室外空気との間で熱交換を行う。
室外熱交換器13には、室外機ファン14が隣接される。室外機ファン14は、室外熱交換器13へ送風を行う。室外機ファン14の回転数を制御することにより、送風量を調整することができる。
膨張弁21は、開度が可変に制御可能な弁、例えば、電子式膨張弁で構成される。膨張弁21の開度が制御されることで、冷媒の減圧量が制御される。
外気処理熱交換器22は、冷媒回路を流れる冷媒と、室外から取り込んだ空気との間で熱交換を行う。
図5に示す給気用送風手段24のファンの回転数を制御することにより、外気処理熱交換器22への送風量を調整することができる。
図5は、外気処理ユニット20の構成例を示す。
外気処理ユニット20は、外気処理熱交換器22と、全熱交換器23と、室外空気を室内空間90に供給するための給気用送風手段24と、室内空気を室外に排出する排気用送風手段25とを搭載している。
***動作の説明***
以下では、空気調和機が冷房運転を行っている場合の制御装置100の動作を説明する。
冷房運転では、室外から取り込まれた空気が外気処理熱交換器22で冷却され、室内空間90へ吹き出される。
このとき、吹出空気温度が下がりすぎると、冷風感による快適性の低下又は結露などの問題が発生する。一方、吹出空気温度が上がると、冷却能力および除湿量が下がり、室内空間90の快適性が低下する。
本実施の形態が前提とする空気調和機は、吹出口41ごとの吹出空気温度を個別に制御できない。このため、本実施の形態では、制御装置100は、複数の吹出口41の中から代表吹出口を選択し、代表吹出口の吹出空気温度を適切に制御することで、室内空間90全体の温度を適切にする。
具体的には、吹出空気温度取得部101が、制御周期ごとに、複数の吹出口41の吹出空気温度を複数の温度計測装置50から取得する。
また、設定温度取得部102が、制御周期ごとに、各吹出口41の吹出先の領域の設定温度を取得する。
次に、代表選択部103が、各吹出口41における吹出空気温度Tsaと、吹出先の設定温度Tsa_setの差ΔTsa(=Tsa−Tsa_set)を算出する。
次に、代表選択部103が、Tsa<Tsa_setであって、ΔTsaが最も大きい吹出口41を、代表吹出口として選択する。
そして、運転制御部104が、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rの値に応じて、空気調和機の制御を行う。
図6は、代表選択部103による代表吹出口の選択方法を説明する。
なお、図6では、説明に直接関係のない構成要素の図示は省略している。
例えば、図6では、室外機10、温度計測装置50及び制御装置100の図示は省略している。
図6の例では、吹出口41Aの吹出先の領域の設定温度Tsa_setは13℃である。また、吹出口41Bの吹出先の領域の設定温度Tsa_setは13℃である。また、吹出口41Cの吹出先の領域の設定温度Tsa_setは14℃である。
また、吹出口41Aの吹出空気温度Tsaは12℃である。また、吹出口41Bの吹出空気温度Tsaは15.5℃である。また、吹出口41Cの吹出空気温度Tsaは12℃である。
この場合は、吹出口41AのΔTsaは−1℃である。また、吹出口41BのΔTsaは+2.5℃である。また、吹出口41CのΔTsaは−2℃である。
代表選択部103は、代表吹出口として、吹出口41Cを選択する。
設定温度Tsa_setは逐次変更される可能性があり、また、吹出空気温度Tsaも時々刻々と変化するため、代表選択部103は、代表吹出口を逐次更新する。
運転制御部104は、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが設定温度Tsa_setを下回る場合に、吹出空気温度Tsa_rを上げるように、室外機10と外気処理ユニット20の運転を制御する。
暖房運転が行われている場合は、代表選択部103は、温めすぎを防止するために、Tsa>Tsa_setであって、ΔTsaが最も大きい吹出口41を、代表吹出口として選択する。
そして、運転制御部104は、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが設定温度Tsa_setを上回る場合に、吹出空気温度Tsa_rを下げるように、室外機10と外気処理ユニット20の運転を制御する。
運転制御部104は、例えば、膨張弁の開度の調整、圧縮機周波数の調整、ファンの風量の調整などの方法により室外機10と外気処理ユニット20を制御することが考えられる。
例えば、運転制御部104は、膨張弁の開度を上げる、圧縮機の周波数を上げる、ファンの風量を下げる、あるいは、これらを組み合わせて、吹出空気温度Tsa_rを下げることができる。
なお、運転制御部104は、これら以外の方法により室外機10と外気処理ユニット20の運転を制御してもよい。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る制御装置100の動作例を説明する。
ステップST1において、吹出空気温度取得部101が各吹出口41の吹出温度Tsaを各温度計測装置50から取得する。また、設定温度取得部102が各吹出口41の吹出先の領域の設定温度Tsa_setを取得する。
次に、ステップST2において、代表選択部103が、吹出口41ごとに、吹出空気温度Tsaと設定温度Tsa_setとの差ΔTsa(=Tsa−Tsa_set)を算出する。
次に、ステップST3において、代表選択部103が、Δtsaに基づき、代表吹出口を選択する。
前述したように、冷房運転時では、代表選択部103は、Tsa<Tsa_setであって、ΔTsaが最も大きい吹出口41を代表吹出口として選択する。一方、暖房運転時であれば、代表選択部103は、Tsa>Tsa_setであって、ΔTsaが最も大きい吹出口41を代表吹出口として選択する。
次に、ステップST4において、運転制御部104が、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rと代表吹出口の設定温度Tsa_setとを比較する。
代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが代表吹出口の設定温度Tsa_setよりも大きい場合(ステップST4でYES)は、運転制御部104は、ステップST5において、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rを下げるように、室外機10と外気処理ユニット20を制御する。
運転制御部104は、例えば、膨張弁の開度を下げる、圧縮機の周波数を下げる、ファンの風量を上げる等の制御を行う。
一方、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが代表吹出口の設定温度Tsa_setよりも大きくない場合(ステップST4でNO)は、運転制御部104は、ステップST6において、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが代表吹出口の設定温度Tsa_setよりも小さいか否かを判定する。
代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rが代表吹出口の設定温度Tsa_setよりも小さい場合(ステップST6でYES)は、運転制御部104は、ステップST7において、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rを上げるように、室外機10と外気処理ユニット20を制御する。
運転制御部104は、例えば、膨張弁の開度を上げる、圧縮機の周波数を上げる、ファンの風量を下げる等の制御を行う。
ステップST8では、運転制御部104は、更に、ST1以降の処理を継続するか否かを判定し、ST1以降の処理を継続する場合(ステップST8でNO)は、ST1以降の処理が繰り返される。
なお、ステップST4では、代表選択部103は、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rと代表吹出口の設定温度Tsa_setとを比較しているが、許容幅εを任意に設定するようにしてもよい。
つまり、代表選択部103が、Tsa_rと(Tsa_set+ε)とを比較するようにしてもよい。この場合は、Tsa_rが(Tsa_set+ε)よりも大きい場合に、ステップST5が行われる。
また、ステップST6でも、代表選択部103は、代表吹出口の吹出空気温度Tsa_rと代表吹出口の設定温度Tsa_setとを比較しているが、許容幅εを任意に設定するようにしてもよい。
つまり、代表選択部103が、Tsa_rと(Tsa_set−ε)とを比較するようにしてもよい。この場合は、Tsa_rが(Tsa_set−ε)よりも小さい場合に、ステップST7が行われる。
このようにすることにより、制御のハンチングを緩やかにすることができる。
***実施の形態の効果の説明***
このように、本実施の形態に係る制御装置100は、全ての吹出口の吹出空気温度を取得した上で、吹出空気温度を調整する。このため、本実施の形態によれば、吹出空気温度の下がりすぎによる快適性の低下、結露の発生などの問題を防ぐことができる。
以上では、主に冷房除湿運転時の動作を説明したが、暖房運転時に、吹出空気温度が高くなりすぎないように制御を行うこともできる。つまり、本実施の形態によれば、吹出空気温度の上がりすぎによる快適性の低下も防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100は、図1に示す空気調和システム以外の空気調和システムに適用可能である。例えば、図1では、制御装置100は、外気処理ユニット20を制御するが、外気処理ユニット20に代えて、内調システムを制御してもよい。内調システムは、室内空間90の空気を吸込み、熱交換器により温調した後の空気を室内空間90へ吹き出す。
また、以上では、吹出空気の吹出先ごとに設定温度が異なっていることを前提としたが、全ての吹出先の領域で共通の設定温度が設定されていてもよい。
この場合は、設定温度取得部102は、例えば、室内空間90の設定温度を一元的に管理している管理装置から設定温度を取得する。
更に、この場合は、各吹出口41のΔTsaの算出処理(図7のステップST2)が省略される。つまり、代表選択部103は、冷房運転時であれば、設定温度よりも低い吹出空気温度Tsaの中で最も低温の吹出空気温度Tsaが計測された吹出口41を代表吹出口として選択する。また、暖房運転時であれば、代表選択部103は、設定温度よりも高い吹出空気温度Tsaの中で最も高温の吹出空気温度Tsaが計測された吹出口41を代表吹出口として選択する。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図8は、本実施の形態に係る空気調和システムの構成例を示す。
図1と比較すると、図8では、温度計測装置51が設けられている。つまり、図1では、吹出口41ごとに温度計測装置50が設けられていたが、図8では、1つの温度計測装置51で複数の吹出口41の吹出空気温度を計測する。温度計測装置51は、例えば、赤外線センサである。温度計測装置51は、全ての吹出口41の吹出空気温度を計測できる位置に配置されている。
温度計測装置51は、吹出空気温度の計測を目的とする専用機器で実現されてもよい。また、温度計測装置51は、他の目的(他の要素の温度の計測、在室人数の計数等)のために設けられている機器で実現されてもよい。
図8に示す他の構成は、図1に示したものと同様であるため、説明を省略する。
***動作の説明***
温度計測装置51は、各吹出口41の吹出空気温度として、各吹出口41の表面温度を計測する。
そして、温度計測装置51は、計測した各吹出口41の吹出空気温度を制御装置100に通知する。以降の制御装置100の動作は、実施の形態1で示したものと同様であるため、説明を省略する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、温度計測装置51を設けることにより、吹出口41ごとに温度計測装置を設ける必要が無くなる。
また、本実施では、他の目的のために設けられている機器により温度計測装置51を実現することができる。このため、本実施の形態によれば、コストを抑えることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に実施の形態1及び実施の形態2との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1及び実施の形態2と同様である。
***構成の説明***
図9は、本実施の形態に係る空気調和システムの構成例を示す。
図8と比較すると、図9では、吹出口41Aの吹出空気の吹出先の領域は領域60Aとして扱われる。また、吹出口41Bの吹出空気の吹出先の領域は領域60Bとして扱われる。また、吹出口41Cの吹出空気の吹出先の領域は領域60Cとして扱われる。領域60A、領域60B及び領域60Cは、それぞれ対応する吹出口41からの吹出空気が届く領域である。なお、以下では、領域60A、領域60B及び領域60Cを区別する必要がない場合は、領域60A、領域60B及び領域60Cをまとめて領域60という。
また、図9では、利用者検出装置52が設けられている。利用者検出装置52は、空気調和の客体、具体的には、室内空間90を利用する利用者が各領域60に存在するか否かを検出する。そして、利用者検出装置52は、領域60ごとの検出結果を制御装置100に通知する。利用者検出装置52は、例えば、人感センサである。
利用者検出装置52は、吹出空気温度の調整のために利用者の存否を検出する専用機器で実現してもよい。また、利用者検出装置52は、温度計測装置51により実現してもよい。図9では、利用者検出装置52は専用機器である。
図9に示す他の構成は、図8に示したものと同様であるため、説明を省略する。
図10は、本実施の形態に係る制御装置100の機能構成例を示す。
図10では、図3と比較して、検出結果取得部105が追加されている。
検出結果取得部105は、利用者検出装置52の検出結果を取得する。つまり、検出結果取得部105は、吹出口41ごとに、吹出空気の吹出先の領域60に空気調和の客体が存在するか否かの検出結果を取得する。
検出結果取得部105も吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103及び運転制御部104と同様にプログラムで実現される。そして、検出結果取得部105を実現するプログラムはプロセッサ901により実行される。
本実施の形態では、代表選択部103は、客体が存在する吹出口41の吹出空気温度に基づき、客体が存在する吹出口41の中から代表吹出口を選択する。つまり、代表選択部103は、客体が存在する吹出口41の吹出空気温度と設定温度との温度差を算出する。そして、代表選択部103は、算出した温度差に基づき、客体が存在する吹出口41の中から代表吹出口を選択する。
吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102及び運転制御部104は、図3に示したものと同じであるため、説明を省略する。
***動作の説明***
本実施の形態では、代表選択部103は、代表吹出口の選択にあたり、利用者検出装置52による検出結果を解析し、客体(室内空間90の利用者)がいない領域60に対応する吹出口41は代表吹出口の候補から除外する。
図11は、本実施の形態に係る代表吹出口の選択方法を説明する。
なお、図11では、説明に直接関係のない構成要素の図示は省略している。
例えば、図11では、室外機10及び制御装置100の図示は省略している。
図11の例では、領域60Aの設定温度Tsa_setは13℃である。また、領域60Bの設定温度Tsa_setは13℃である。また、領域60Cの設定温度Tsa_setは14℃である。
また、吹出口41Aの吹出空気温度Tsaは12℃である。また、吹出口41Bの吹出空気温度Tsaは15.5℃である。また、吹出口41Cの吹出空気温度Tsaは12℃である。
図11の例では、吹出口41AのΔTsaは−1℃である。また、吹出口41BのΔTsaは+2.5℃である。また、吹出口41CのΔTsaは−2℃である。
領域60A及び領域60Bには利用者がいるが、領域60Cには利用者がない。このため、代表選択部103は、利用者がいない領域60Cに対応する吹出口41Cを代表吹出口の候補から除外する。
この結果、代表選択部103は、Δtsaがマイナスである吹出口41Aを代表吹出口として選択する。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る制御装置100の動作例を説明する。
ステップST1とステップST2は、図7に示したものと同じであるため、説明を省略する。
ステップST11では、検出結果取得部105が、利用者検出装置52から検出結果を取得する。図11の例では、検出結果取得部105は、領域60Aと領域60Bに利用者がいるが、領域60Cには利用者がいないとの検出結果を取得する。
次に、ステップST12において、代表選択部103が、利用者がいない領域60に対応する吹出口41を代表吹出口の候補から除外する。図11の例では、代表選択部103は、領域60Cに対応する吹出口41Cを代表吹出口の候補から除外する。
次に、ステップST13において、代表選択部103が、ΔTsaに基づき、代表吹出口を選択する。
より具体的には、代表選択部103は、利用者がいない領域60に対応する吹出口41を除外した後の代表吹出口の候補の中から代表吹出口を選択する。
ステップST4〜ST8は、図7に示したものと同じであるため、説明を省略する。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、利用者がいない領域に対応する吹出口は代表吹出口の候補から除外される。このため、利用者がいる領域では過度な冷風感による快適性の低下を防ぐことができ、一方で、室内空間90全体としては、冷却能力の低下及び除湿量の低下による快適性の低下を防ぐことができる。
以上では、空気調和の客体として人である利用者を例にして説明を行った。空気調和の客体は人に限らず、動物又は物品であってもよい。
実施の形態4.
本実施の形態では、主に実施の形態3との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態3と同様である。
***構成の説明***
本実施の形態でも、空気調和システムの構成例は図9に示す通りである。
また、制御装置100の機能構成例は図10に示す通りである。
***動作の説明***
本実施の形態では、設定温度Tsa_setが2つ用意される。より具体的には、領域60に利用者がいる場合の有人設定温度Tsa_set1と領域60に利用者がいない場合の無人設定温度Tsa_set2とが用意される。
そして、本実施の形態では、代表選択部103は、利用者検出装置52による検出結果に基づき、利用者がいる領域60では有人設定温度Tsa_set1を選択する。一方、利用者がいない領域60では、代表選択部103は、無人設定温度Tsa_set2を選択する。有人設定温度Tsa_set1には、利用者に過度な冷風感を与えない温度を設定することが考えられる。また、無人設定温度Tsa_set2には、結露が発生しないような温度を設定することが考えられる。
なお、有人設定温度Tsa_set1は、第1の設定温度に相当する。また、無人設定温度Tsa_set2は、第2の設定温度に相当する。
代表選択部103は、選択した有人設定温度Tsa_set1又は無人設定温度Tsa_set2に基づき、代表吹出口を選択する。
図13は、本実施の形態に係る代表吹出口の選択方法を説明する。
なお、図13では、説明に直接関係のない構成要素の図示は省略している。
例えば、図13では、室外機10及び制御装置100の図示は省略している。
図13の例では、領域60Aの有人設定温度Tsa_set1は13℃であり、無人設定温度Tsa_set2は11℃である。また、領域60Bの有人設定温度Tsa_set1は13℃であり、無人設定温度Tsa_set2は11℃である。また、領域60Cの有人設定温度Tsa_set1は、14℃であり、無人設定温度Tsa_set2は11℃である。
また、吹出口41Aの吹出空気温度Tsaは12℃である。また、吹出口41Bの吹出空気温度Tsaは15.5℃である。また、吹出口41Cの吹出空気温度Tsaは12℃である。
領域60Aには利用者がいるため、代表選択部103は、吹出口41Aに対しては、有人設定温度Tsa_set1である13℃を選択する。また、領域60Bにも利用者がいるため、代表選択部103は、吹出口41Bに対しては、有人設定温度Tsa_set1である13℃を選択する。一方、領域60Cには利用者がいないため、代表選択部103は、吹出口41Cに対しては、無人設定温度Tsa_set2である11℃を選択する。
この結果は、吹出口41AのΔTsaは−1℃である。また、吹出口41BのΔTsaは+2.5℃である。また、吹出口41CのΔTsaは+1℃である。
この結果、代表選択部103は、Δtsaがマイナスである吹出口41Aを代表吹出口として選択する。
次に、図14に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る制御装置100の動作例を説明する。
ステップST14において、吹出空気温度取得部101が各吹出口41の吹出温度Tsaを各温度計測装置50から取得する。また、設定温度取得部102が各吹出口41の吹出先の領域60の有人設定温度Tsa_set1及び無人設定温度Tsa_set2を取得する。
次に、ステップST11において、検出結果取得部105が、利用者検出装置52から検出結果を取得する。図13の例では、検出結果取得部105は、領域60Aと領域60Bに利用者がいるが、領域60Cには利用者がいないとの検出結果を取得する。
次に、ステップST15において、代表選択部103が、吹出口41ごとに、ΔTsa(=Tsa−Tsa_set)を算出する。より具体的には、代表選択部103は、利用者検出装置52からの検出結果において、利用者がいる領域60では、吹出空気温度Tsaと有人設定温度Tsa_set1との差ΔTsa(=Tsa−Tsa_set1)を算出する。一方、利用者がいない領域60では、吹出空気温度Tsaと無人設定温度Tsa_set2との差ΔTsa(=Tsa−Tsa_set2)を算出する。
図13の例では、代表選択部103は、吹出口41Aと吹出口41Bに対しては有人設定温度Tsa_set1を利用する。一方、吹出口41Cに対しては、代表選択部103は無人設定温度Tsa_set2を利用する。
ステップST3〜ST8は、図7に示したものと同じであるため、説明を省略する。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、有人設定温度Tsa_set1と無人設定温度Tsa_set2とが用意される。そして、本実施の形態では、領域ごとに、利用者の有無により有人設定温度Tsa_set1及び無人設定温度Tsa_set2のうちのいずれかが選択される。無人設定温度Tsa_set2を結露が発生しないような温度に設定することで、実施の形態3の効果に加えて、結露の発生を防ぐことができる。
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
また、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、制御装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
図2に示すプロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図2に示す主記憶装置902は、RAM(Random Access Memory)である。
図2に示す補助記憶装置903は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
図2に示す通信装置904は、データの通信処理を実行する電子回路である。
通信装置904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
また、補助記憶装置903には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ901により実行される。
プロセッサ901はOSの少なくとも一部を実行しながら、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ901がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を商業的に流通させてもよい。
また、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、制御装置100は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
この場合は、吹出空気温度取得部101、設定温度取得部102、代表選択部103、運転制御部104及び検出結果取得部105は、それぞれ処理回路の一部として実現される。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
10 室外機、11 圧縮機、12 四方弁、13 室外熱交換器、14 室外機ファン、20 外気処理ユニット、21 膨張弁、22 外気処理熱交換器、23 全熱交換器、24 給気用送風手段、25 排気用送風手段、30 冷媒配管、40 ダクト、41 吹出口、42 吸込口、43 ダクト、50 温度計測装置、51 温度計測装置、52 利用者検出装置、60 領域、81 ダクト、82 ダクト、90 室内空間、100 制御装置、101 吹出空気温度取得部、102 設定温度取得部、103 代表選択部、104 運転制御部、105 検出結果取得部、901 プロセッサ、902 主記憶装置、903 補助記憶装置、904 通信装置。

Claims (8)

  1. 空気調和機からの空気が吹き出される複数の吹出口の各々での吹出空気の温度を吹出空気温度として取得する吹出空気温度取得部と、
    前記吹出空気温度取得部により取得された吹出空気温度に基づき、前記複数の吹出口の中から代表吹出口を選択する代表選択部と、
    前記代表吹出口の吹出空気温度に基づき、前記空気調和機の運転を制御する運転制御部とを有する制御装置。
  2. 前記制御装置は、更に、
    吹出口ごとに、吹出空気の吹出先での設定温度を取得する設定温度取得部を有し、
    前記代表選択部は、
    吹出口ごとに吹出空気温度と設定温度との温度差を算出し、算出した温度差に基づき、前記代表吹出口を選択し、
    前記運転制御部は、
    前記代表吹出口の吹出空気温度と設定温度との温度差に基づき、前記空気調和機の運転を制御する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記代表選択部は、
    前記空気調和機が冷房運転をしている場合は、吹出空気温度が設定温度よりも低く、吹出空気温度と設定温度との温度差がもっと大きい吹出口を前記代表吹出口に選択し、
    前記空気調和機が暖房運転をしている場合は、吹出空気温度が設定温度よりも高く、吹出空気温度と設定温度との温度差がもっと大きい吹出口を前記代表吹出口に選択する請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御装置は、更に、
    吹出口ごとに、吹出空気の吹出先に空気調和の客体が存在するか否かの検出結果を取得する検出結果取得部を有し、
    前記代表選択部は、
    前記客体が存在する吹出口の吹出空気温度に基づき、前記客体が存在する吹出口の中から前記代表吹出口を選択する請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記制御装置は、更に、
    吹出口ごとに、吹出空気の吹出先での設定温度を取得する設定温度取得部を有し、
    前記代表選択部は、
    前記客体が存在する吹出口の吹出空気温度と設定温度との温度差を算出し、算出した温度差に基づき、前記客体が存在する吹出口の中から前記代表吹出口を選択し、
    前記運転制御部は、
    前記代表吹出口の吹出空気温度と設定温度との温度差に基づき、前記空気調和機の運転を制御する請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御装置は、更に、
    吹出口ごとに、吹出空気の吹出先に空気調和の客体が存在するか否かの検出結果を取得する検出結果取得部と、
    吹出口ごとに、吹出空気の吹出先に前記客体が存在する場合の設定温度である第1の設定温度と吹出空気の吹出先に前記客体が存在しない場合の設定温度である第2の設定温度とを取得する設定温度取得部とを有し、
    前記代表選択部は、
    前記客体が存在する吹出口では、吹出空気温度と第1の設定温度との温度差を算出し、前記客体が存在しない吹出口では、吹出空気温度と第2の設定温度との温度差を算出し、算出した温度差に基づき、前記代表吹出口を選択し、
    前記運転制御部は、
    前記代表吹出口が前記客体が存在する吹出口である場合は、前記代表吹出口の吹出空気温度と第1の設定温度との温度差に基づき、前記空気調和機の運転を制御し、前記代表吹出口が前記客体が存在しない吹出口である場合は、前記代表吹出口の吹出空気温度と第2の設定温度との温度差に基づき、前記空気調和機の運転を制御する請求項1に記載の制御装置。
  7. 前記吹出空気温度取得部は、
    単一の温度計測装置により計測された、前記複数の吹出口の各々での吹出空気の温度を吹出空気温度として取得する請求項1に記載の制御装置。
  8. コンピュータが、空気調和機からの空気が吹き出される複数の吹出口の各々での吹出空気の温度を吹出空気温度として取得し、
    前記コンピュータが、取得された吹出空気温度に基づき、前記複数の吹出口の中から代表吹出口を選択し、
    前記コンピュータが、前記代表吹出口の吹出空気温度に基づき、前記空気調和機の運転を制御する制御方法。
JP2021504701A 2019-03-13 2019-03-13 制御装置及び制御方法 Active JP7003321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/010221 WO2020183639A1 (ja) 2019-03-13 2019-03-13 制御装置及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020183639A1 true JPWO2020183639A1 (ja) 2021-09-13
JP7003321B2 JP7003321B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=72427351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021504701A Active JP7003321B2 (ja) 2019-03-13 2019-03-13 制御装置及び制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7003321B2 (ja)
WO (1) WO2020183639A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7448500B2 (ja) 2021-03-16 2024-03-12 トヨタ自動車株式会社 空調システム、および取付具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243090A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム及び遠隔監視装置
JP2010249452A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH672851A5 (en) * 1985-08-02 1989-12-29 Carrier Corp Air conditioning system regulation
JPH08261545A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP4036719B2 (ja) * 2002-10-03 2008-01-23 三機工業株式会社 空調機の給気温度制御装置
US6976524B2 (en) * 2003-10-27 2005-12-20 Walsh Paul J Apparatus for maximum work
FR2875927B1 (fr) * 2004-09-24 2006-12-08 Commissariat Energie Atomique Procede de protection d'une puce electronique, puce electronique autoprotegee et procede de fabrication de la puce
JP2012026638A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Hitachi Appliances Inc 外気処理空調機,室内空調機
US11022989B2 (en) * 2017-05-12 2021-06-01 Air Distribution Technologies Ip, Llc Air distribution systems and methods

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243090A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム及び遠隔監視装置
JP2010249452A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020183639A1 (ja) 2020-09-17
JP7003321B2 (ja) 2022-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6017068B2 (ja) 空気調和装置
US8538587B2 (en) HVAC system with automated blower capacity dehumidification, a HVAC controller therefor and a method of operation thereof
US10962243B2 (en) Air conditioning system with dehumidification mode
KR101958713B1 (ko) 공기조화기의 제어방법
JP4360855B2 (ja) 空気調和システム
JPWO2019008694A1 (ja) 空気調和機及び空気調和システム
EP3627064A1 (en) Hvac system and method of improving latent capacity
CN110671744A (zh) 一种空调器及其恒温除湿的控制方法
US11913673B2 (en) Method and system for utilizing a bypass humidifier for dehumidification during cooling
JP6897848B2 (ja) 空調システム
JP4445246B2 (ja) 空気調和装置
JP7003321B2 (ja) 制御装置及び制御方法
JP7002918B2 (ja) 換気システム、空調システム、換気方法及びプログラム
JPWO2017187480A1 (ja) 空気調和装置
WO2015118778A1 (ja) デシカント空調システム及びデシカント空調システムの制御方法
US11788739B2 (en) Method and apparatus for hybrid dehumidification
US20240003580A1 (en) Air-conditioning system, controller for air-conditioning apparatus, and control method for air-conditioning apparatus
CN211060239U (zh) 一种空调器
JP7193356B2 (ja) 外気処理装置
JP7325617B2 (ja) 空気調和機管理装置及び空気調和機管理方法
KR20180087813A (ko) 공기 조화 시스템, 공기 조화 시스템의 실내기 및 이의 제어 방법
JP2021188811A (ja) 空調システム、空調装置、及び、空調制御方法
JP6938950B2 (ja) 空気調和システム
JP7305043B2 (ja) 加熱制御装置及び加熱制御プログラム
US20240060674A1 (en) Air conditioner and control method for air conditioner

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7003321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150