JPWO2020162263A1 - 薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システム - Google Patents

薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システム Download PDF

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Abstract

本発明は、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムを提供することを目的とする。本発明の第1の態様に係る薬剤照合装置は、薬剤の外観情報を取得する外観情報取得部と、取得した外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチング部と、マッチングの度合いに基づいて、基準情報群に含まれ外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御部と、複数の候補に含まれる基準情報の選択を受け付ける受付部と、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、記憶された基準情報群に反映する反映部と、を備え、反映部は、選択された基準情報についてのマッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に反映を行う。

Description

本発明は薬剤の情報をマッチングする薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムに関する。
病院施設、薬局等では、薬剤の監査や持参薬の鑑別が行われる。これらを目視で行うと薬剤師等の作業負担が大きいため、監査あるいは鑑別を支援する技術が開発されている。例えばコンピュータが薬剤の画像を照合することにより監査支援や鑑別支援を行うことが知られており、このような技術の例として、特許文献1を挙げることができる。特許文献1には、複数のカメラ及び光源で薬剤を撮影した画像を使用して、テンプレート画像とパターンマッチングすることにより薬剤の鑑別を行う薬剤鑑別システムが記載されている。
WO2015/152225公報
薬剤の監査や鑑別を行う際のマッチングは、例えば以下に説明するように、薬剤の固体差、マスタ画像の特性等の照合条件に影響される。
図20は錠剤の割線及び印字の例を示す図である。同図の(a)部分は錠剤の側面図であり、同部分から把握されるように、この錠剤は一方の面に割線が付されている。図20の(b)部分は割線と印字との関係を示す例であり、同部分の左下から右上方向に割線が付されている。同図の(c)部分は同一の薬剤についての割線と印字との関係を示す他の例であり、同部分の左上から右下方向に割線が付されている。このように、同一の薬剤でも、固体により割線と印字との関係が異なる場合がある。
図21は、割線と印字との関係を示す他の図である。同図の(a)部分、(b)部分は、それぞれ割線の上部、下部に2列の印字がある例を示しており、(c)部分は印字の一部が割線で消されて判別しがたい例を示している。また、同図の(d)部分のように、同一の薬剤でも印字が変更される場合がある。図20,21に例示した薬剤の固体差は、刻印についても同様に発生しうる。さらに、照合対象薬剤だけでなくマスタ画像についても同様の問題が発生しうる。
しかしながら、特許文献1のような従来の技術ではこれらの事情を十分考慮しておらず、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性が低かった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る薬剤照合装置は、薬剤の外観情報を取得する外観情報取得部と、取得した外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチング部と、マッチングの度合いに基づいて、基準情報群に含まれ外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御部と、複数の候補に含まれる基準情報の選択を受け付ける受付部と、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、記憶された基準情報群に反映する反映部と、を備え、反映部は、選択された基準情報についてのマッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に反映を行う。
第1の態様では、選択された基準情報についてのマッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合(例えば、確定的なマッチングを行うのが困難な場合等)に、基準情報の候補を表示装置に表示させるので、ユーザは正しい基準情報(取得した外観情報に対応する基準情報)を選択することができる。選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報は、基準情報群に反映される。このように、マッチングの度合いが基準を満たさない場合に、基準情報群に対し選択された基準情報に基づく反映がなされるので適切な基準情報(群)を用いることができ、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。
第1の態様において、取得した外観情報を用いてマッチングを行ってもよいし、取得した外観情報に基づく照合対象情報(取得した外観情報に処理を施して生成した情報)を用いてマッチングを行ってもよい。照合対象情報を用いる場合の処理としては、例えば薬剤領域の抽出、刻印及び/または印字の抽出や強調を行うことができる。このような処理は、例えば照明条件を変えて撮影した複数の画像に基づいて行うことができる。なお、「マッチングの度合い」として情報の一致度、類似度、信頼度、あるいは相関等の値を用いることができる。
第1の態様及び後述する他の態様において、薬剤の形状、寸法、刻印及び/または印字、色彩等を特定できる情報を「外観情報」とすることができる。また、薬剤の形状、寸法、刻印及び/または印字、色彩等についての、マッチングの際の基準となる情報を「基準情報」、基準情報の集まりを「基準情報群」とすることができる。これらの情報として薬剤の2次元画像を用いることができるが、2次元画像ではなく3次元画像や他の計測データを用いてもよい。
第2の態様に係る薬剤照合装置は第1の態様において、反映部は、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、外観情報が示す薬剤についての新たな基準情報として記憶装置に追加して記憶させることにより反映を行う。第2の態様は反映の一態様を規定するもので、マッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合、基準情報が追加して記憶される(基準情報が増加する)。基準情報は1種類の薬剤について複数記憶されていてもよい。
第3の態様に係る薬剤照合装置は第1の態様において、反映部は、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報と、記憶された基準情報と、に基づいて新たな基準情報を生成し、記憶された基準情報を生成した基準情報で更新することにより反映を行う。第3の態様は反映の一態様を規定するもので、マッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合、基準情報が新たな基準情報で更新される。したがって、個々の薬剤についての基準情報の数量は維持される。なお、新たな基準情報は複数の情報の重み付け加算等により生成することができるが、生成手法はこのような態様に限定されるものではない。
第4の態様に係る薬剤照合装置は第1から第3の態様のいずれか1つにおいて、反映部は、選択された基準情報についての度合いがあらかじめ決められた基準値に満たない場合に、度合いが基準を満たさないと判断して反映を行う。第4の態様は「基準を満たさない場合」の一態様を規定するもので、「(マッチングの)度合い」としては、第1の態様について上述したように一致度、類似度、信頼度、相関等の値を用いることができる。
第5の態様に係る薬剤照合装置は第1から第4の態様のいずれか1つにおいて、反映部は、選択された基準情報についての度合いにより定まる順位があらかじめ決められた順位より低い場合に、度合いが基準を満たさないと判断して反映を行う。第5の態様は「基準を満たさない場合」の一態様を規定するもので、例えば、「マッチングの度合いにより定まる順位が1位より低い(2位以下である)場合に反映を行う」とすることができる。
第6の態様に係る薬剤照合装置は第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、外観情報に対して薬剤の刻印及び/または印字を強調する処理を施す情報処理部をさらに備え、マッチング部は処理を施した外観情報を用いてマッチングを行う。第6の態様における強調処理を施した情報を用いてマッチングを行うことにより、マッチングの精度を向上させることができる。
第7の態様に係る薬剤照合装置は第1から第6の態様のいずれか1つにおいて、反映部は、基準情報に対し反映のタイミングを示すタイミング情報を関連付けて記憶装置に記憶させる。「反映のタイミングを示す情報」としては例えば反映の日時を用いることができるが、他の情報を用いてもよい。
第8の態様に係る薬剤照合装置は第7の態様において、表示制御部は、基準情報とタイミング情報とを関連付けて表示装置に表示させる。第8の態様によれば、ユーザは反映を行ったタイミング及びそのタイミングにおける基準情報を視認することができる。
第9の態様に係る薬剤照合装置は第1から第8の態様のいずれか1つにおいて、薬剤を撮影する撮影部をさらに備え、外観情報取得部は撮影部が撮影した画像を取得する。第9の態様において、複数の撮影装置や移動可能な撮影装置、あるいは薬剤の位置や姿勢を変化させる装置を用いる等の方策により、複数の方向から薬剤を撮影することが好ましい。また、第9の態様では撮影部が撮影した画像、あるいは撮影画像に画像処理を施した画像を「基準情報」あるいは「基準情報群」として用いることができ、これにより照合対象の薬剤と基準情報とで撮影条件を合わせて精度の高いマッチングを行うことができる。
第10の態様に係る薬剤照合装置は第1から第9の態様のいずれか1つにおいて、薬剤を照明する光源をさらに備える。第10の態様に係る薬剤照合装置は複数の光源や移動可能な光源を備えていてもよく、また撮影方向に応じて照明方向を切り換えられる態様でもよい。
第11の態様に係る薬剤照合装置は第1から第10の態様のいずれか1つにおいて、薬剤の関連情報を取得する関連情報取得部をさらに備え、マッチング部は、関連情報により特定される薬剤についての基準情報を用いてマッチングを行う。なお、第11の態様において、処方箋に記載された情報を読み取ったデータ、処方箋に記載された情報に基づいて医師等のユーザが入力及び/または編集したデータ、「お薬手帳」等の手帳に記載されたデータ等を「関連情報」として用いることができる。
第12の態様に係る薬剤照合装置は第1から第11の態様のいずれか1つにおいて、外観情報、基準情報、及び基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む。第12の態様は外観情報、基準情報、及び基準情報群の一態様を規定するものである。なお、第12の態様において、外観情報、基準情報、及び基準情報群を同種の情報により構成することが好ましい(「外観情報が薬剤の2次元画像であれば、基準情報及び基準情報群も2次元画像により構成する」等)。
上述した目的を達成するため、本発明の第13の態様に係る薬剤照合方法は、薬剤の外観情報を取得する外観情報取得ステップと、取得した外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチングステップと、マッチングの度合いに基づいて、基準情報群に含まれ外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御ステップと、複数の候補に含まれる基準情報の選択を受け付ける受付ステップと、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、記憶された基準情報群に反映する反映ステップと、を有し、反映ステップでは、選択された基準情報についてのマッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に反映を行う。
第13の態様によれば、第1の態様と同様に、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。なお、第13の態様に係る薬剤照合方法に対し、第2から第12の態様と同様の構成をさらに含めてもよい。また、これら態様の薬剤照合方法を薬剤照合装置あるいはコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムのコンピュータ読み取り可能なコードを記録した非一時的記録媒体も、本発明の態様として挙げることができる。
第14の態様に係る薬剤照合方法は第13の態様において、外観情報、基準情報、及び基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む。第14の態様は、第12の態様と同様に、外観情報、基準情報、及び基準情報群の一態様を規定するものである。
上述した目的を達成するため、本発明の第15の態様に係る薬剤照合システムは、薬剤の外観情報を取得する外観情報取得装置と、取得した外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチング装置と、マッチングの度合いに基づいて、基準情報群に含まれ外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御装置と、複数の候補に含まれる基準情報の選択を受け付ける受付装置と、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、記憶された基準情報群に反映する反映装置と、を含み、反映装置は、選択された基準情報についてのマッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に反映を行う。
第15の態様によれば、第1の態様と同様に、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。なお、第15の態様に係る薬剤照合システムに対し、第2から第12の態様と同様の構成をさらに含めてもよい。
第16の態様に係る薬剤照合システムは第15の態様において、外観情報、基準情報、及び基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む。第16の態様は、第12の態様と同様に、外観情報、基準情報、及び基準情報群の一態様を規定するものである。
以上説明したように、本発明の薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムによれば、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態に係る薬剤照合装置の構成を示す図である。 図2は、分包された薬剤が搬送される様子を示す図である。 図3は、光源及びカメラの配置を示す側面図である。 図4は、光源及びカメラの配置を示す平面図である。 図5は、処理部の構成を示す図である。 図6は、記憶部に記憶される情報を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る薬剤照合方法の処理を示すフローチャートである。 図8は、照明方向切替の説明に用いる第1の説明図である。 図9は、照明方向切替の説明に用いる第2の説明図である。 図10は、基準画像の複数の候補を表示した様子を示す図である。 図11は、基準画像の複数の候補を表示した様子を示す他の図である。 図12は、基準画像を追加した状態でのマッチング結果の例を示す図である。 図13は、基準画像の複数の候補を表示した様子を示すさらに他の図である。 図14は、基準画像と反映日時とを関連付けて表示した様子を示す図である。 図15は、基準画像を更新していく様子を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る薬剤照合装置の構成を示す図である。 図17は、薬剤の鑑別支援を行う場合の光源及びカメラの配置を示す側面図である。 図18は、薬剤の鑑別支援を行う場合の光源及びカメラの配置を示す平面図である。 図19は、第2の実施形態に係る薬剤照合方法の処理を示すフローチャートである。 図20は、割線と印字との関係がばらつく様子を示す図である。 図21は、割線と印字との関係がばらつく様子を示す他の図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムの実施形態について詳細に説明する。なお、本発明に係る薬剤照合システムは、以下で説明する薬剤照合装置を構成する各部の機能をそれぞれ有する複数の装置から構成される。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る薬剤照合装置10(薬剤照合装置)の構成を示す図である。薬剤照合装置10は処理部100と、記憶部300(記憶装置)と、表示部400(表示装置)と、操作部500と、搬送機構240と、を備え、処理部100には照明部200(光源),カメラ210(撮影部),カメラ220(撮影部),及び処方箋リーダ230が接続されている。
カメラ210及びカメラ220はデジタルカメラにより構成される。図2に示すように、分包袋702(薬包)が連続して構成される薬包帯700の鉛直上側(図3の+Z側)にカメラ210が配置され、薬包帯700の鉛直下側(図3の−Z側)にカメラ220が配置されて、分包袋702に分包された薬剤800(錠剤、カプセル剤等)を上下(複数の異なる方向)から撮影して、表面及び裏面について画像を取得する。分包袋702(薬包帯700)は搬送機構240により図2の+X方向(薬包帯700の長手方向に沿った軸;図2の矢印方向)に搬送され、撮影の際には照明部200が有する複数の光源202(光源)が上下それぞれ4方向から分包袋702を照明する。複数の光源202のそれぞれとカメラ210,220の撮影光軸1001との間隔(d1,d2,d3,d4)は同じである。つまり、複数の光源202と撮影光軸1001とが等間隔(d1=d2=d3=d4)である(図4参照)。
処方箋リーダ230は、処方箋情報(関連情報の一態様)を読み取る。例えばOCR(Optical Character Recognition)により、紙に記載された処方箋から患者氏名、処方された薬剤及びその数量等の情報を読み取る。処方された薬剤に関する情報を示すバーコード等が処方箋に記録されている場合は、処方された薬剤及びその数量等の情報をバーコードから読み取ってもよい。また、医師や薬剤師等のユーザが処方箋を読み取り、操作部500のキーボード510及び/またはマウス520等の入力デバイスにより処方箋情報を入力してもよい。
<処理部の構成>
処理部100は、カメラ210,220で撮影した画像、及び処方箋リーダ230で読み取った情報等に基づいて分包袋702に分包された薬剤の照合を行う。図5に示すように、処理部100は関連情報取得部100A(関連情報取得部)、外観情報取得部100B(外観情報取得部)、マッチング部100C(マッチング部)、表示制御部100D(表示制御部)、受付部100E(受付部)、反映部100F(反映部)、及び情報処理部100G(情報処理部)を備える。また、処理部100はCPU110(CPU:Central Processing Unit)、ROM120(ROM:Read Only Memory)、及びRAM130(RAM:Random Access Memory)を備える。
上述した処理部100の機能は、各種のプロセッサ(processor)を用いて実現できる。各種のプロセッサには、例えばソフトウェア(プログラム)を実行して各種の機能を実現する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)が含まれる。また、上述した各種のプロセッサには、画像処理に特化したプロセッサであるGPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)も含まれる。さらに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路なども上述した各種のプロセッサに含まれる。
各部の機能は1つのプロセッサにより実現されてもよいし、同種または異種の複数のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ、またはCPUとGPUの組み合わせ)で実現されてもよい。また、複数の機能を1つのプロセッサで実現してもよい。複数の機能を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、コンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の機能として実現する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、システム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の機能は、ハードウェア的な構造として、上述した各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。これらの電気回路は、論理和、論理積、論理否定、排他的論理和、及びこれらを組み合わせた論理演算を用いて上述した機能を実現する電気回路であってもよい。
上述したプロセッサあるいは電気回路がソフトウェア(プログラム)を実行する際は、実行するソフトウェアのプロセッサ(コンピュータ)読み取り可能なコードをROM120(ROM:Read Only Memory)等の非一時的記録媒体に記憶しておき、プロセッサがそのソフトウェアを参照する。非一時的記録媒体に記憶しておくソフトウェアは、本発明に係る薬剤照合方法を実行するためのプログラムを含む。ROMではなく各種光磁気記録装置、半導体メモリ等の非一時的記録媒体にコードを記録してもよい。ソフトウェアを用いた処理の際には例えばRAM130(RAM:Random Access Memory)が一時的記憶領域として用いられ、また例えば不図示のEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に記憶されたデータを参照することもできる。これらのプロセッサあるいは電気回路が行う処理は、CPU110により統括される。
<記憶部の構成>
記憶部300はCD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、ハードディスク(Hard Disk)、各種半導体メモリ等の非一時的記録媒体及びその制御部により構成され、図6に示す情報が互いに関連づけて記憶される。関連情報300A(関連情報)は、処方箋リーダ230で読み取った処方箋の情報、または処方箋に基づいてユーザが入力、編集等した情報である。関連情報300Aは、処方箋に記載されている薬剤の一般名称に基づいて特定の薬剤の名称を入力する、あるいは先発医薬品と後発医薬品とを相互に変更する、等が行われていてもよい。撮影画像300B(画像、外観情報)はカメラ210,220で撮影した薬剤の画像であり、薬剤の表面及び裏面についての画像が含まれる。撮影画像に複数の薬剤が含まれる場合は、撮影画像から単一の薬剤についての領域を抽出した画像を撮影画像300Bとしてもよい。照合対象画像300C(照合対象情報)は撮影画像300Bに基づいて生成した画像(例えば、刻印及び/印字を強調した画像)である。基準画像群300D(基準情報群)は薬剤の表面及び裏面についての画像であり、テンプレートマッチングの際の基準となる基準画像(マスタ画像)の集まりである。基準画像は、製薬会社から提供された画像等、薬剤照合装置10以外の手段で撮影された画像や、その画像に画像処理を施した画像を含んでいてもよい。照合結果300E(照合結果)は撮影画像または照合対象画像が示す薬剤の照合結果であり、タイミング情報300F(タイミング情報)は基準情報に対する反映のタイミングを示す情報(追加、更新の日時等)である。
<表示部及び操作部の構成>
表示部400はモニタ410(表示装置)を備えており、入力した画像等の外観情報、基準画像の候補、記憶部300に記憶された情報等を表示することができる。操作部500は入力デバイス及び/またはポインティングデバイスとしてのキーボード510及びマウス520を含んでおり、ユーザはこれらのデバイス及びモニタ410の画面を介して、外観情報(画像等)の取得指示、薬剤の照合指示、基準情報の選択等、本発明に係る薬剤照合方法の実行に必要な操作を行うことができる(後述)。なお、モニタ410をタッチパネルにより構成し、そのタッチパネルを介して操作を行ってもよい。
<薬剤照合方法の処理>
図7のフローチャートを参照しつつ、上述した構成の薬剤照合装置10による薬剤照合方法の処理について説明する。なお、以下では外観情報、基準情報、及び基準情報群が薬剤の画像(2次元画像)である場合について説明するが、後述するように、これらの情報は3次元の画像でもよいし、画像以外の情報でもよい。具体的には、外観情報、基準情報、及び基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含んでいればよい。例えば、薬剤の形状、寸法、刻印及び/または印字、色彩等を特定できる情報(画像、計測データ等)を「外観情報」とすることができる。また、薬剤の形状、寸法、刻印及び/または印字、色彩等についての、マッチングの際の基準となる情報を「基準情報」、基準情報の集まりを「基準情報群」とすることができる。
<関連情報の取得>
関連情報取得部100Aは、例えば処方箋リーダ230を介して処方箋情報等の関連情報を取得する(ステップS100:関連情報取得ステップ)。入力された処方箋情報をそのまま関連情報として取得してもよいし、処方箋に基づきユーザが操作部500を介して入力、編集等した情報を取得してもよい。また、関連情報取得部100Aは、ユーザが目視等で認識した薬剤の特徴(例えば、錠剤の種類、形状、色等)、あるいはいわゆる「お薬手帳」等の手帳に記載された薬剤名称、数量、服用方法等の情報をユーザの操作に応じて関連情報として取得し、処方箋情報に加えて、またはこれに代えて使用してもよい。
<基準画像の取得>
外観情報取得部100Bは、ステップS100で取得した関連情報に基づいて基準画像(基準画像群、基準情報群)を取得する(ステップS105:基準画像取得ステップ、基準情報取得ステップ)。例えば、処方箋情報に含まれる薬剤についての基準画像を取得する。取得する基準画像は、薬剤照合装置10で撮影した画像でもよいし、撮影画像に画像処理(例えば、情報処理部100Gにより行うことができる)を施した画像でもよい。また、これらの画像に対し後述する「反映」が行われた基準画像でもよい。外観情報取得部100Bは記憶部300から基準画像(基準画像群300Dに含まれる画像)を取得(読み出し)してもよいし、外部の記憶装置(ネットワーク上のサーバ、データベース等)から取得してもよい。外部の記憶装置から取得した画像に画像処理を施して基準画像としてもよい。
<分包薬剤の撮影>
外観情報取得部100Bは、カメラ210,220(撮影部)を制御して、分包袋702に分包された薬剤800(図2,4参照)を複数の異なる方向(図2〜4の±Z方向;鉛直上下方向)から撮影した撮影画像(撮影画像300B、外観情報)を取得する(ステップS110:外観情報取得ステップ)。この際、照明部200及び光源202により分包袋702を照明する。外観情報取得部100Bは、撮影画像を撮影画像300Bとして記憶部300に記憶させる。
<照合対象画像の生成>
情報処理部100G(情報処理部)は、撮影画像に基づく照合対象画像を生成する(ステップS120:外観情報取得ステップ、情報処理ステップ)。情報処理部100Gは、例えば、刻印及び/または印字の強調、2値化や反転等の画像処理を行うことができる。なお情報処理部100Gは、これらの画像処理を、撮影画像に基づく照合対象画像(照合対象情報の一態様)の生成だけでなく基準画像(基準情報の一態様)の生成においても行うことができる。画像処理の一態様である刻印強調画像の生成例について、以下で説明する。
<刻印強調画像の生成>
外観情報取得部100Bは、照明部200が有する複数の光源202(図3,4を参照)のうち薬剤を照明する光源を切り替えることにより、薬剤に対する照明方向を順番に切り替える。外観情報取得部100Bは、薬剤に対する照明方向が切り替わるごとに、カメラ210,220(撮影部)に薬剤を撮影させる。情報処理部100Gは、複数の照明方向に対応する複数の撮影画像(外観情報)を合成して、強調画像(外観情報)を生成する。本態様によれば、薬剤を照明する照明方向、薬剤の表面形状の影響を受けることなく、薬剤に付された刻印の認識を正確に行うことができる。
図8に示すように、刻印EMは薬剤Tの表面に形成された溝により構成されている。なお、図8の(a)部分は刻印EMの正面図であり、(b)部分は図中の直線CLに沿う薬剤Tの断面図であり、(c)部分は表面形状が(b)部分とは異なる薬剤Tの断面図である。刻印EMを一方向から照明すると、刻印EMの照明光源側の輪郭に沿って影が発生する。この影の向き、形状、及び強度は、照明方向、刻印EMの形状、及び薬剤Tの表面形状によって異なる。
図9の上段((a)部分)に示すように、4方向の薬剤領域画像データ54には、それぞれ刻印EMの照明光源側(照明光を照射している光源202側)の輪郭に沿って影画像56が生じる。なお、刻印EMは薬剤Tの表面と同色であるので実際の画像上では識別困難であるが、図中では照明方向に応じた刻印EMと影画像56との関係を説明するために刻印EMを識別可能に図示している。
情報処理部100Gは、図9の中段((b)部分)に示すように、薬剤Tごとの4方向の薬剤領域画像データ54に対してそれぞれエッジ検出処理を施すことにより、各薬剤領域画像データ54からそれぞれ影画像56に対応する特徴画像データ58を抽出する。これにより、1分包分の薬剤Tの各々について、4方向の照明方向ごとの特徴画像データ58(以下、4方向の特徴画像データ58という)が得られ、情報処理部100Gは薬剤Tごとの4方向の特徴画像データ58を記憶部300に順次格納する。
情報処理部100Gは、図9の下段((c)部分)に示すように、記憶部300から1分包分の薬剤Tごとの4方向の特徴画像データ58を読み出し、薬剤Tごとに4方向の特徴画像データ58を統合して統合画像データ60を生成する。例えば、4方向の特徴画像データ58を重ね合せて統合する。これにより、4方向の照明方向ごとの影画像56が一つに統合されるため、統合画像データ60上では刻印EMの全ての輪郭が明らかとなる。そして、1分包分の薬剤Tごとにそれぞれ統合画像データ60(刻印強調画像)を生成し、個々の統合画像データ60を基準画像(基準画像群300D)または照合対象画像(照合対象画像300C)として記憶部300に格納する。
情報処理部100Gは、上述した刻印強調画像だけでなく、撮影画像のエッジ強調、印字部分及び/または背景部分の濃度や色彩の変更、2値化等により印字強調画像を生成することもできる。
<テンプレートマッチング>
マッチング部100C(マッチング部)は、ステップS120で生成した照合対象画像300C(照合対象情報)とステップS105で取得した基準画像(基準画像群300D:基準情報群)とをテンプレートマッチング(照合)する(ステップS130:マッチングステップ)。テンプレートマッチングは公知の手法(例えば特開2014−67342号に記載の方法)により行うことができ、例えば照合対象画像300Cと基準画像とを相対的に移動及び/または回転させながら一致度、類似度、相関等のマッチング度合いを算出することができる。画像の拡大または縮小を行ってもよい。マッチング部100Cは、照合結果を照合結果300Eとして記憶部300に記憶させる。
<基準画像の候補の表示>
表示制御部100D(表示制御部)は、マッチングの度合いに基づいて、基準画像(基準情報)の複数の候補をモニタ410(表示装置)に表示させる(ステップS140:表示制御ステップ)。具体的には、表示制御部100Dは、基準画像群300D(基準情報群)に含まれ照合対象画像(外観情報)に対応する薬剤についての基準画像の複数の候補を表示する。図10は候補の表示例を示す図であり、照合対象画像810と基準画像の複数の候補(基準画像902,904,906)を、マッチング順位(マッチング度合いの高いものを上位とする)と共に表示している。図10では薬剤の片面のみ表示しているが、両面を表示してもよい(以降の図でも同様である)。図11は候補の他の表示例であり、基準画像とそのマッチング度(類似度等;完全に一致した場合を1.0とする)を表示している。
<基準画像の選択>
反映部100F(反映部)は、マッチング度合いがあらかじめ決められた基準を満たすか否かを判断する(ステップS150:判断ステップ)。以下では、「マッチング順位が1位及び/またはマッチング度合いが0.80(基準値の一例)以上である」を基準として説明する。反映部100F(反映部)は、操作部500を介したユーザの操作により基準の項目(順位か度合いか、等)及び内容(順位やマッチング度合いの値等)を設定でき、設定された基準を参照して判断を行うことができる。基準を満たす場合(例えば、順位が1位である、マッチング度合いが0.80以上である、等)は、後述する基準画像の反映を行わずにステップS200に進む。この際、反映部100Fは、「マッチング基準を満たしているので、基準画像の反映を行わない」旨のメッセージをモニタ410に表示させてもよい。一方、基準を満たさない場合は、以下のように基準画像の選択を受け付けて反映を行う。
図10,11の例では、照合対象画像810は本来ならば基準画像906と最もマッチするはずであるが、撮影条件等に起因して刻印の水平部分(符号810A、点線で表現している)が細く不鮮明になり、刻印がV字に近く映っている。このため、基準画像902とのマッチング度合いが高くなってしまい、基準画像906のマッチング順位は3位(あらかじめ決められた順位(1位)より低い)、マッチング度合いは0.79(あらかじめ決められた基準値(0.80)に満たない)であり、上述した基準が満たされていない(ステップS150でNO)。そこで受付部100Eは、表示された複数の候補(図10,11の例では基準画像902,904,906)に含まれる基準画像(基準情報)の選択を受け付ける(ステップS160:受付ステップ)。図10,11の例では、操作部500を介して、ユーザ操作による基準画像906(正解画像)の選択を受け付けたものとする。
<基準情報群への反映>
反映部100Fは、基準画像が選択されたら、選択された基準情報に対応する外観情報及び/または照合対象情報を、記憶された基準情報群に反映する。具体的には、選択された基準画像906(基準情報)に対応する照合対象画像810(照合対象情報)を、記憶部300(記憶装置)に記憶された基準画像群300D(基準情報群)に反映する。以下に説明するように、「反映」には基準画像の追加と更新が含まれ、反映部100Fは、基準画像を追加するか更新するかを、操作部500を介したユーザの設定に基づいて判断することができる(ステップS170:判断ステップ)。
<基準画像を追加する場合>
反映部100Fは、選択された基準画像906(基準情報)に対応する撮影画像(外観情報)及び/または照合対象画像810(照合対象情報)を、照合対象画像810が示す薬剤(以下、「薬剤A」という)についての新たな基準画像(基準画像群300Dを構成する画像、基準情報)として記憶部300(記憶装置)に追加して記憶させる(ステップS180:反映ステップ、追加ステップ)。この「追加」により、薬剤Aについて基準画像の数が増加する。反映部100Fは、追加(反映)のタイミングを示す情報を、タイミング情報300Fとして基準画像908(基準情報)と関連付けて記憶部300に記憶させることができる。
図12は、上述の処理により薬剤Aについて照合対象画像810が基準画像908として追加された状態でのマッチング結果の例を示す図である。図12は、基準画像908が追加された状態でマッチングを行い、照合対象画像810(図10,11の例と同じ)と追加された基準画像908とがマッチし、これにより薬剤Aのマッチング順位が1位になった状態(正しくマッチングされた状態)を示している。このように、マッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に基準画像の追加(基準情報の反映)を行うことにより、適切な基準画像(刻印の映り方が様々な複数の基準画像:例えば図14を参照)が追加されてゆく。これにより、撮影条件の相違や薬剤の固体差が存在する様々な照合対象画像(照合対象情報の一態様)に対して正確なマッチングを行うことができ、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。
図13はマッチング結果の他の例を示す図である。この例では、照合対象画像812の刻印の左側(符号812A、点線で表現している)が細く不鮮明になり、刻印がY字に近く映っている。このため、基準画像910とのマッチング度合いが高くなってしまっている。このような場合も、上述した選択の受け付け及び基準画像の追加を行うことができる。
図14は基準画像が追加されてゆく様子を示す図である。表示制御部100Dは、例えば操作部500を介したユーザの指示に応じて、基準画像(基準情報)、ファイル名、及び基準画像についてのタイミング情報(図14の例では反映日時)を関連付けてモニタ410(表示装置)に表示させることができる。
<基準画像を更新する場合>
図10,11の例で基準画像の更新を行う場合(ステップS170の判断結果が「更新」の場合)、反映部100Fは、選択された基準画像906(基準情報)に対応する撮影画像(外観情報)及び/または照合対象画像810(照合対象情報)と、記憶部300に記憶された基準画像906とに基づいて新たな基準画像(基準情報)を生成する。そして、反映部100Fは、記憶されている基準画像906を生成したマスタ画像(基準画像)で更新する(ステップS190:反映ステップ、更新ステップ)。更新の場合、基準画像の数は維持される。反映部100Fは、例えば複数の画像の重み付け加算により新たな基準画像を生成することができる。図15は基準画像の更新の様子を示す図である。当初の基準画像906は刻印が細く不鮮明であるが、一度目の更新後の基準画像916は刻印の左右部分が太く鮮明になっている。また、二度目の更新後の基準画像918では、刻印の水平部分も太く鮮明になっている。基準画像の追加の場合と同様に、反映部100Fは更新(反映)のタイミングを示す情報を、タイミング情報300Fとして基準画像908(基準情報)と関連付けて記憶部300に記憶させることができ、表示制御部100Dは基準画像とタイミング情報とを関連付けてモニタ410に表示させることができる。
このような基準画像の更新によっても適切な基準画像(図15の例では、刻印が太く鮮明な基準画像)を用いることができ、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。
<第2の実施形態>
<薬剤の鑑別支援>
上述した実施形態では、主として薬剤監査支援で行われる分包薬剤の照合について説明したが、本発明の薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムは患者が病院、薬局等に持参した薬剤の鑑別支援にも適用することができる。図16は薬剤の鑑別を支援するための薬剤照合装置11の構成を示す図であり、第1の実施形態に係る薬剤照合装置10と比較すると処方箋リーダ230と、薬包帯の搬送機構240が省略されている。薬剤照合装置11を用いて鑑別支援を行う場合、図17の側面図に示すように、分包袋に代えてシャーレ等の容器710に薬剤800を入れて撮影を行う。図18は図17に示す状態の平面図である。鑑別を行う場合のその他の構成は、上述した薬剤照合装置10と同様である。薬剤照合装置11による薬剤の照合処理も薬剤照合装置10の場合と同様に行うことができるが、持参薬の鑑別を行う場合は処方箋が確認できない場合がある。この場合、関連情報取得部100Aは、目視等で認識した薬剤の特徴(例えば、錠剤の種類、形状、色等)、あるいはいわゆる「お薬手帳」等の手帳に記載された薬剤名称、数量、服用方法等の情報を、ユーザの操作に応じて関連情報として入力し、処方データに代えて用いてもよい。
<鑑別支援を行う場合の処理>
図19は、薬剤照合装置11による薬剤照合処理(鑑別支援処理)のフローチャートである。図19において、対象薬剤の撮影は、図7のステップS110に代えてステップS112(外観情報取得ステップ)として行うことができる。また、これに対応して図7のステップS210が省略され、ステップS200がステップS205となっている。その他の処理(マッチング、候補の表示、選択の受け付け、反映等)は図7のフローチャートと同様である。このような処理により、薬剤の鑑別支援についても、本発明の薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムにより、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。
<外観情報、基準情報等の他の例>
上述した第1,第2の実施形態では、外観情報、基準情報、及び基準情報群が薬剤の画像(2次元画像)である場合について説明した。しかしながら、本発明において薬剤の外観情報、基準情報、及び基準情報群は2次元画像でなくてもよく、形状、寸法、色彩、刻印及び/または印字等が把握できる他の情報(薬剤の形状データ及び/または外観データ、3次元画像(ステレオ画像))を用いることができる。具体的には、薬剤の外観情報、基準情報、及び基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含んでいればよい。以下、外観情報、基準情報、及び基準情報群として用いうる情報(計測データ)の他の例について説明する。
光切断法により薬剤の3次元データを取得する場合、レーザ光源からライン状のレーザ光を薬剤に照射してカメラで反射光を撮影し、画像を解析することによりレーザ光が照射された位置での断面形状を算出する。そして、薬剤とレーザ光とを相対的に移動させながら(例えば、切断面と直交する方向に移動させながら)この処理を繰り返すことで、薬剤の3次元形状、寸法、刻印等を計測(復元)することができる。計測の際に、1または複数の回転可能なミラーでレーザ光の照射方向を変化させることにより切断面を移動させてもよい。
光切断法以外の3次元計測手法として、パターン投影法、TOF法(TOF:Time of Flight)、ステレオ法、SfM法(SfM:Solid from Motion)、等を挙げることができる。パターン投影法は、計測対象物にレーザ光等により縞状のパターンを投影してステレオカメラ(離間して配置した複数のカメラ)により縞の状態を撮影し、得られた画像に基づいて3次元形状を復元する方法である。同様に、ステレオカメラで取得した3次元画像を用いるステレオ法を用いることもできる。TOF法では、計測対象物にレーザ光を照射してから反射光を受光するまでの時間に基づいて計測対象点までの距離を求め、対象となる点を変えながら計測を繰り返して3次元形状を得る。
また、SfM法では、計測対象物の画像を複数取得し、取得した画像における特徴点に基づいて撮影時のカメラ位置を求める。カメラ位置を求める際、特徴点の3次元配置も復元される。さらに、SfM法に加えてMVS(Multi-View Stereo)と呼ばれる手法を用いることで、密な点群を復元することができる。また、コードターゲットやポジショニングターゲットを併用することにより、さらに高精度に計測を行うことができる。
本発明の薬剤照合装置、薬剤照合方法及び薬剤照合システムでは、以上例示した方法により得られた計測データを外観情報、基準情報、及び基準情報群として用いることができ、これにより上述した第1,第2の実施形態と同様に薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。また、本発明の薬剤照合装置はこれら方法を用いる計測部(レーザ光源、パターン投射装置、ステレオカメラ、復元処理部等)を備えていてもよく、本発明の薬剤照合方法はこれら方法を用いた計測ステップを含んでいてもよい。
以上で本発明の実施形態及び他の態様に関して説明してきたが、本発明は上述した態様に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
10 薬剤照合装置
11 薬剤照合装置
54 薬剤領域画像データ
56 影画像
58 特徴画像データ
60 統合画像データ
100 処理部
100A 関連情報取得部
100B 外観情報取得部
100C マッチング部
100D 表示制御部
100E 受付部
100F 反映部
100G 情報処理部
110 CPU
120 ROM
130 RAM
200 照明部
202 光源
210 カメラ
220 カメラ
230 処方箋リーダ
240 搬送機構
300 記憶部
300A 関連情報
300B 撮影画像
300C 照合対象画像
300D 基準画像群
300E 照合結果
300F タイミング情報
400 表示部
410 モニタ
500 操作部
510 キーボード
520 マウス
700 薬包帯
702 分包袋
710 容器
800 薬剤
810 照合対象画像
812 照合対象画像
850 レーザ光源
852 薬剤
854 カメラ
856 ミラー
902 基準画像
904 基準画像
906 基準画像
908 基準画像
910 基準画像
916 基準画像
918 基準画像
1001 撮影光軸
EM 刻印
H 高さ
S100〜S210 薬剤照合方法の各ステップ
T 薬剤
W 幅
薬剤の監査や鑑別を行う際のマッチングは、例えば以下に説明するように、薬剤の体差、マスタ画像の特性等の照合条件に影響される。
図20は錠剤の割線及び印字の例を示す図である。同図の(a)部分は錠剤の側面図であり、同部分から把握されるように、この錠剤は一方の面に割線が付されている。図20の(b)部分は割線と印字との関係を示す例であり、同部分の左下から右上方向に割線が付されている。同図の(c)部分は同一の薬剤についての割線と印字との関係を示す他の例であり、同部分の左上から右下方向に割線が付されている。このように、同一の薬剤でも、体により割線と印字との関係が異なる場合がある。
図21は、割線と印字との関係を示す他の図である。同図の(a)部分、(b)部分は、それぞれ割線の上部、下部に2列の印字がある例を示しており、(c)部分は印字の一部が割線で消されて判別しがたい例を示している。また、同図の(d)部分のように、同一の薬剤でも印字が変更される場合がある。図20,21に例示した薬剤の体差は、刻印についても同様に発生しうる。さらに、照合対象薬剤だけでなくマスタ画像についても同様の問題が発生しうる。
<分包薬剤の撮影>
外観情報取得部100Bは、カメラ210,220(撮影部)を制御して、分包袋702に分包された薬剤800(図2,4参照)を複数の異なる方向(図2〜4の±Z方向;鉛直上下方向)から撮影した撮影画像(撮影画像300B、外観情報)を取得する(ステップS110:外観情報取得ステップ)。この際、照明部200光源202により分包袋702を照明する。外観情報取得部100Bは、撮影画像を撮影画像300Bとして記憶部300に記憶させる。
図12は、上述の処理により薬剤Aについて照合対象画像810が基準画像908として追加された状態でのマッチング結果の例を示す図である。図12は、基準画像908が追加された状態でマッチングを行い、照合対象画像810(図10,11の例と同じ)と追加された基準画像908とがマッチし、これにより薬剤Aのマッチング順位が1位になった状態(正しくマッチングされた状態)を示している。このように、マッチングの度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に基準画像の追加(基準情報の反映)を行うことにより、適切な基準画像(刻印の映り方が様々な複数の基準画像:例えば図14を参照)が追加されてゆく。これにより、撮影条件の相違や薬剤の体差が存在する様々な照合対象画像(照合対象情報の一態様)に対して正確なマッチングを行うことができ、薬剤の情報をマッチングする際のロバスト性を向上させることができる。

Claims (16)

  1. 薬剤の外観情報を取得する外観情報取得部と、
    前記取得した前記外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチング部と、
    前記マッチングの度合いに基づいて、前記基準情報群に含まれ前記外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記複数の候補に含まれる前記基準情報の選択を受け付ける受付部と、
    前記選択された前記基準情報に対応する前記外観情報及び/または前記照合対象情報を、前記記憶された前記基準情報群に反映する反映部と、
    を備え、
    前記反映部は、前記選択された前記基準情報についての前記マッチングの前記度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に前記反映を行う薬剤照合装置。
  2. 前記反映部は、前記選択された前記基準情報に対応する前記外観情報及び/または前記照合対象情報を、前記外観情報が示す薬剤についての新たな基準情報として前記記憶装置に追加して記憶させることにより前記反映を行う請求項1に記載の薬剤照合装置。
  3. 前記反映部は、前記選択された前記基準情報に対応する前記外観情報及び/または前記照合対象情報と、前記記憶された前記基準情報と、に基づいて新たな基準情報を生成し、前記記憶された前記基準情報を前記生成した前記基準情報で更新することにより前記反映を行う請求項1に記載の薬剤照合装置。
  4. 前記反映部は、前記選択された前記基準情報についての前記度合いがあらかじめ決められた基準値に満たない場合に、前記度合いが前記基準を満たさないと判断して前記反映を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  5. 前記反映部は、前記選択された前記基準情報についての前記度合いにより定まる順位があらかじめ決められた順位より低い場合に、前記度合いが前記基準を満たさないと判断して前記反映を行う請求項1から4のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  6. 前記外観情報に対して薬剤の刻印及び/または印字を強調する処理を施す情報処理部をさらに備え、
    前記マッチング部は前記処理を施した外観情報を用いて前記マッチングを行う請求項1から5のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  7. 前記反映部は、前記基準情報に対し前記反映のタイミングを示すタイミング情報を関連付けて前記記憶装置に記憶させる請求項1から6のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  8. 前記表示制御部は、前記基準情報と前記タイミング情報とを関連付けて前記表示装置に表示させる請求項7に記載の薬剤照合装置。
  9. 前記薬剤を撮影する撮影部をさらに備え、
    前記外観情報取得部は前記撮影部が撮影した画像を取得する請求項1から8のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  10. 前記薬剤を照明する光源をさらに備える請求項1から9のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  11. 薬剤の関連情報を取得する関連情報取得部をさらに備え、
    前記マッチング部は、前記関連情報により特定される薬剤についての前記基準情報を用いて前記マッチングを行う請求項1から10のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  12. 前記外観情報、前記基準情報、及び前記基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む請求項1から11のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  13. 薬剤の外観情報を取得する外観情報取得ステップと、
    前記取得した前記外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチングステップと、
    前記マッチングの度合いに基づいて、前記基準情報群に含まれ前記外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記複数の候補に含まれる前記基準情報の選択を受け付ける受付ステップと、
    前記選択された前記基準情報に対応する前記外観情報及び/または前記照合対象情報を、前記記憶された前記基準情報群に反映する反映ステップと、
    を有し、
    前記反映ステップでは、前記選択された前記基準情報についての前記マッチングの前記度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に前記反映を行う薬剤照合方法。
  14. 前記外観情報、前記基準情報、及び前記基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む請求項13に記載の薬剤照合方法。
  15. 薬剤の外観情報を取得する外観情報取得装置と、
    前記取得した前記外観情報に基づく照合対象情報と記憶装置に記憶された薬剤の基準情報群とをマッチングするマッチング装置と、
    前記マッチングの度合いに基づいて、前記基準情報群に含まれ前記外観情報に対応する薬剤についての基準情報の複数の候補を表示装置に表示させる表示制御装置と、
    前記複数の候補に含まれる前記基準情報の選択を受け付ける受付装置と、
    前記選択された前記基準情報に対応する前記外観情報及び/または前記照合対象情報を、前記記憶された前記基準情報群に反映する反映装置と、
    を含み、
    前記反映装置は、前記選択された前記基準情報についての前記マッチングの前記度合いがあらかじめ決められた基準を満たさない場合に前記反映を行う薬剤照合システム。
  16. 前記外観情報、前記基準情報、及び前記基準情報群は薬剤の2次元または3次元の形状データ及び/または外観データ、薬剤の2次元画像または3次元画像のうち少なくとも1つを含む請求項15に記載の薬剤照合システム。
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