JPWO2020158136A1 - 無人飛行体、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

無人飛行体、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

無人飛行体(1)は、無人飛行体(1)を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器(20)と、無人飛行体(1)の傾きを検出するセンサ(30)と、2つ以上の発生器(20)を制御することにより無人飛行体(1)の飛行を制御するプロセッサ(100)と、を備え、プロセッサ(100)は、2つ以上の発生器(20)の出力調整トリガを取得し、出力調整トリガが取得されると、2つ以上の発生器(20)のそれぞれを単体で、センサ(30)により検出される無人飛行体(1)の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、無人飛行体(1)の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器(20)のそれぞれの出力に関する値、および2つ以上の発生器(20)のそれぞれの位置関係から、2つ以上の発生器(20)のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、決定された基準値のそれぞれを用いて無人飛行体(1)の飛行を制御する。

Description

本開示は、積載物が搭載される無人飛行体、当該無人飛行体を制御するための情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、ドローン等の無人飛行体が運搬物の配送に用いられている。例えば、特許文献1には、このような無人飛行体に関する技術が開示されている。
特許第4222510号公報
しかしながら、積載物が搭載された無人飛行体は、安定的に飛行することが困難である場合がある。例えば、無人飛行体の重心と無人飛行体に搭載された積載物の重心が水平方向でずれている場合、無人飛行体は姿勢を水平に保ったまま浮上することができないため、安定して飛行することが難しい。
そこで、本開示は、積載物を搭載しても安定して飛行できる無人飛行体等を提供する。
本開示による無人飛行体は、無人飛行体であって、前記無人飛行体を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器と、前記無人飛行体の傾きを検出するセンサと、前記2つ以上の発生器を制御することにより前記無人飛行体の飛行を制御するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記2つ以上の発生器の出力調整トリガを取得し、前記出力調整トリガが取得されると、前記2つ以上の発生器のそれぞれを単体で、前記センサにより検出される前記無人飛行体の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、前記無人飛行体の傾きが前記所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から、前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、決定された前記基準出力値のそれぞれを用いて前記無人飛行体の飛行を制御する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、コンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、および、記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様に係る無人飛行体等によれば、積載物を搭載しても安定して飛行できる。
図1Aは、実施の形態に係る無人飛行体の一例を示す上面図である。 図1Bは、実施の形態に係る無人飛行体の一例を示す断面図である。 図2は、実施の形態に係る無人飛行体の一例を示す構成図である。 図3は、実施の形態に係る無人飛行体の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態に係る無人飛行体の出力調整処理が開始されるまでに行われる動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態に係る無人飛行体の動作の具体例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態に係る無人飛行体についての重心、総重量および回転モーメントの算出方法の一例を示すフローチャートである。 図7は、第一例に係る無人飛行体の発生器および支持脚の位置関係を示す上面図である。 図8Aは、第一例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図8Bは、第一例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図8Cは、第一例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図8Dは、第一例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図9は、第一例に係る無人飛行体の発生器のそれぞれに関する基準出力値の決定方法を説明するための上面図である。 図10は、第二例に係る無人飛行体の発生器および支持脚の位置関係を示す上面図である。 図11は、第二例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図12は、第三例に係る無人飛行体の発生器および支持脚の位置関係を示す上面図である。 図13は、第三例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。 図14は、第四例に係る無人飛行体の発生器および支持脚の位置関係を示す上面図である。 図15は、第四例に係る無人飛行体に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。
本開示の一態様に係る無人飛行体は、無人飛行体であって、前記無人飛行体を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器と、前記無人飛行体の傾きを検出するセンサと、前記2つ以上の発生器を制御することにより前記無人飛行体の飛行を制御するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記2つ以上の発生器の出力調整トリガを取得し、前記出力調整トリガが取得されると、前記2つ以上の発生器のそれぞれを単体で、前記センサにより検出される前記無人飛行体の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、前記無人飛行体の傾きが前記所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から、前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、決定された前記基準出力値のそれぞれを用いて前記無人飛行体の飛行を制御する。
無人飛行体を上面視したときの積載物の重心位置と無人飛行体の中心とが一致していない場合に、2つ以上の発生器のそれぞれを互いに同じ出力に関する値によって稼働させたときには、無人飛行体の中心に対して積載物の重心位置の方向へ無人飛行体が傾き、当該方向へ無人飛行体が流れてしまう。そこで、2つ以上の発生器のそれぞれを単体で稼働させていき、そのときのそれぞれの出力に関する値を算出する。2つ以上の発生器のそれぞれを単体で稼働させたときの出力に関する値は例えば互いに異なる値となる。具体的には、重心位置に近い発生器についての出力に関する値は大きくなり、重心位置から遠い発生器についての出力に関する値は小さくなる。そして、2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値とそれぞれの位置関係から2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定できる。2つ以上の発生器の基準値は、例えば互いに異なる値であり、これらの基準値を用いて無人飛行体を飛行させることで、無人飛行体が傾かないようにすることができる。したがって、無人飛行体は、積載物を搭載しても安定して飛行できる。
また、前記所定の条件は、前記無人飛行体の傾きが変化することであってもよい。
これによれば、無人飛行体の傾きが変化するときとは、無人飛行体が浮き上がり始めるときであり、無人飛行体が浮き上がり始める瞬間の出力に関する値は、無人飛行体が浮き上がる力と無人飛行体の重さ(無人飛行体に働く重力の大きさ)とが釣り合う瞬間の値となるため、無人飛行体の傾きが変化するときの出力に関する値から基準値をより正確に決定できる。
また、前記基準値は、前記無人飛行体が待機飛行時において水平に飛行できる出力値であってもよい。
このように、無人飛行体は、基準値によって待機飛行時において水平に飛行できる。
また、前記プロセッサは、前記無人飛行体の傾きが前記所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から算出される前記無人飛行体の重心に基づいて前記2つ以上の発生器のそれぞれの前記基準値を決定してもよい。
これによれば、重心が算出されることで、回転モーメントが釣り合うときの基準値を決定でき、無人飛行体を上面視したときの積載物の重心位置と無人飛行体の中心とが一致していない場合であっても、無人飛行体が浮上したときに傾かないようにすることができる。
また、前記無人飛行体は、通信部をさらに備え、前記出力調整トリガは、前記通信部を介して取得される出力調整指示又は飛行指示であってもよい。
これによれば、無人飛行体との通信によって、無人飛行体が安定して飛行するための処理を開始させることができる。
また、前記無人飛行体は、操作部をさらに備え、前記出力調整トリガは、前記操作部を介して取得される出力調整指示であってもよい。
これによれば、無人飛行体への操作によって、無人飛行体が安定して飛行するための処理を開始させることができる。
また、前記プロセッサはさらに、前記基準値が許容範囲内か否かを判定し、前記基準値が前記許容範囲内でない場合、提示部を介してその旨を提示してもよい。
これによれば、例えば、無人飛行体を上面視したときの積載物の重心位置が無人飛行体の中心から大きくずれているときには、基準値が許容範囲内から外れるおそれがある。このような場合に、無人飛行体の操作者等にその旨を提示でき、例えば、当該操作者等は、積載物の変更又は搭載位置の調整等をすることができる。
また、前記プロセッサはさらに、前記基準値の決定が完了したか否かを判定し、前記基準値の決定が完了したと判定された場合、提示部を介してその旨を提示してもよい。
これによれば、無人飛行体の操作者等に基準値の決定が完了した旨を提示でき、例えば、当該操作者等は、無人飛行体の通常の飛行を開始させることができる。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、無人飛行体を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器と、前記無人飛行体の傾きを検出するセンサと、を備え、前記2つ以上の発生器を制御することにより前記無人飛行体の飛行を制御するための、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、前記2つ以上の発生器の出力調整トリガを取得し、前記出力調整トリガが取得されると、前記2つ以上の発生器のそれぞれを単体で、前記センサにより検出される前記無人飛行体の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、前記無人飛行体の傾きが所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から、前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、決定された前記基準値のそれぞれを用いて前記無人飛行体の飛行を制御する。
これによれば、無人飛行体が積載物を搭載しても安定して飛行できる情報処理方法を提供できる。
本開示の一態様に係るプログラムは、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これによれば、無人飛行体が積載物を搭載しても安定して飛行できるプログラムを提供できる。
さらに、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、コンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、および、記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、以下の説明に用いられる各図は、模式図であり、必ずしも厳密に構成要素の配置および大きさ等を図示していない。
(実施の形態)
以下、図1Aから図15を用いて実施の形態について説明する。
図1Aは、実施の形態に係る無人飛行体1の一例を示す上面図である。図1Bは、実施の形態に係る無人飛行体1の一例を示す断面図である。図1Bは、図1AにおけるIB−IB線における断面図である。なお、図1Aでは、回転翼を模式的に円で示している。図2は、実施の形態に係る無人飛行体1の一例を示す構成図である。
無人飛行体1は、ドローン、無人航空機又はUAV(Unmanned Aerial Vehicle)とも表現される。本開示では、無人飛行体1は、積載物が搭載され例えば運搬等の用途に用いられる。なお、無人飛行体1は、運搬の用途に用いられなくてもよく、この場合、積載物は運搬物に限らず、例えば無人飛行体1に取り付けられるカメラ又はマイクロフォン等であってもよい。例えば、無人飛行体1を上面視したときの積載物の重心位置と無人飛行体1の中心とが一致していれば、無人飛行体は水平に浮上することができるが、一致していなければ無人飛行体は姿勢を水平に保ったまま浮上できず、無人飛行体1の中心に対して積載物の重心位置の方向へ無人飛行体1が流れてしまう。本開示では、積載物を搭載しても安定して飛行できる無人飛行体1等について説明する。
図1A、図1Bおよび図2に示されるように、無人飛行体1は、無人飛行体1を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器20であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器20を備える。2つ以上の発生器20は、例えばそのシャフトがシャーシによって互いに接続されている。例えば、図1Aに示されるように、無人飛行体1は、4つの発生器20を備え、例えば、4つの発生器20は対角線上に配置される。なお、2つ以上の発生器20は、4つでなくてもよい。例えば、以下で説明する第一例から第三例では、図1Aに示されるように4つの発生器20が設けられるが、第四例では、無人飛行体1は、6つの発生器20を備える。
また、無人飛行体1は、図1Bに示されるように、無人飛行体1が陸上にいるときに、地面に接触して無人飛行体1を支える2つ以上の支持脚60を備える。例えば、2つ以上の支持脚60は、2つ以上の発生器20に対応するように設けられる。例えば、無人飛行体1は、4つの支持脚60を備え、4つの支持脚60は、それぞれ4つの発生器20に対応するように対角線上に設けられる。なお、2つ以上の支持脚60は、4つでなくてもよい。例えば、以下で説明する第一例、第二例および第四例では、4つの支持脚60が設けられるが、第三例では、3つの支持脚60が設けられる。また、2つ以上の支持脚60は、無人飛行体1を陸上において安定して支えることができれば、2つ以上の発生器20に対応するように設けられなくてもよい。例えば、以下で説明する第二例および第三例のように、2つ以上の発生器20による対角線とは異なる対角線上に設けられてもよい。
無人飛行体1は、積載物が搭載される容器70を備える。容器70は、例えば、無人飛行体1の上面視における中心付近に設けられる。容器70は、例えば、箱、袋またはトレイ等、積載物を収納又は載置できるものであれば特に限定されない。
また、図1Aおよび図1Bには図示していないが、無人飛行体1は、センサ30、通信部40、提示部50およびプロセッサ100を備える。
センサ30は、無人飛行体1の傾きを検出するセンサであり、例えば、ジャイロセンサ又は加速度センサ等である。無人飛行体1は、センサ30として、ジャイロセンサおよび加速度センサの両方を備えていてもよいし、いずれか一方のみを備えていてもよい。また、無人飛行体1は、無人飛行体1の傾きを検出するセンサ30に加えて、発生器20の回転翼の回転数を検出する回転センサを備えていてもよい。
通信部40は、例えば、無人飛行体1を操作するためのコントローラ(プロポ等)と無線通信を行う通信インタフェースである。例えば、通信部40は、コントローラからの出力調整トリガを受信する。出力調整トリガについては後述する。
提示部50は、無人飛行体1の操作者等へ特定の情報を提示するための構成であり、例えば、ディスプレイ、LED又はスピーカ等である。詳細は後述するが、提示部50は、基準出力値が許容範囲内にない旨を提示したり、基準出力値の決定が完了した旨を提示したりする。提示部50がディスプレイの場合にはその旨を文字等により提示し、LEDの場合にはその旨を発光により提示し、スピーカの場合にはその旨を音声により提示する。
プロセッサ100は、2つ以上の発生器20を制御することにより無人飛行体1の飛行を制御する。無人飛行体1を上面視したときの容器70に搭載された積載物の重心位置と無人飛行体1の中心とが一致していない場合に、2つ以上の発生器20のそれぞれを互いに同じ出力に関する値によって稼働させたときには、無人飛行体の中心に対して積載物の重心位置の方向へ無人飛行体が傾き、当該方向へ無人飛行体が流れてしまい安定して飛行するのが難しくなる。そこで、プロセッサ100は、無人飛行体1が安定して飛行するための処理を行う。当該処理は、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力に関する値(以下、出力値ともいう)を調整する処理である。このため、当該処理を出力調整処理とも呼ぶ。2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値は、例えば、プロセッサ100から2つ以上の発生器20のそれぞれへの出力値であり、具体的には、2つ以上の発生器20のそれぞれの回転翼の回転数、又は回転数を指示する指示値である。また、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値は、例えば、2つ以上の発生器20のそれぞれの回転翼の回転数を検知する回転センサの出力値であってもよい。具体的には、当該出力値は、回転センサの検知結果である2つ以上の発生器20のそれぞれの回転翼の回転数であってもよい。プロセッサ100は、無人飛行体1の出力調整処理等を行うための回路であり、例えば、マイクロプロセッサ等であってもよい。無人飛行体1は、ROM、RAM等のメモリ(図示せず)を備え、当該メモリには、プロセッサ100により実行される制御プログラム等が記憶されている。プロセッサ100は、機能構成要素として、取得部10、稼働部11、決定部12、判定部13および制御部14およびを備える。プロセッサ100が備えるこれらの機能構成要素は、上記制御プログラムが実行されることにより実現される。プロセッサ100の動作の詳細、つまり、取得部10、稼働部11、決定部12、判定部13および制御部14の動作の詳細について、図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態に係る無人飛行体1の動作の一例を示すフローチャートである。
取得部10は、2つ以上の発生器20の出力調整トリガを取得する(ステップS11)。出力調整トリガは、プロセッサ100が、無人飛行体1が安定して飛行するための処理、つまり、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値を調整する出力調整処理を開始するためのトリガである。例えば、出力調整トリガは、通信部40を介して取得される出力調整指示又は飛行指示である。つまり、無人飛行体1の操作者等が操作するコントローラから、出力調整処理を開始させる出力調整指示又は無人飛行体1の飛行を開始させる飛行指示を、通信部40を介して取得部10が取得することで、出力調整処理が開始される。なお、無人飛行体1を飛行させるための飛行指示によって出力調整処理が開始されることで、無人飛行体1の飛行前に無人飛行体1が安定して飛行できる否かの確認をいったんすることができる。後述するステップS12およびステップS13での処理は、出力調整処理の具体的な処理内容であり、出力調整トリガが取得されることで行われる。
次に、稼働部11は、出力調整トリガが取得されると、2つ以上の発生器20のそれぞれを単体で、センサ30により検出される無人飛行体1の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させる(ステップS12)。つまり、出力調整トリガが取得されることで、出力調整処理が開始される。出力調整処理は、発生器20を1つずつ稼働させる処理(つまり、回転翼を回転させる処理)であり、出力調整トリガが取得されるまで出力調整処理を開始しないようにすることができる。このため、勝手に回転翼が回転して危険な状態になることを抑制できる。所定の条件は、例えば、無人飛行体1の傾きが変化することである。すなわち、1つの発生器20を単体で稼働させたときに、無人飛行体1における当該発生器20が設けられた部分が地面から浮き上がって無人飛行体1が傾いたとセンサ30により検出されれば所定の条件が満たされたと判定される。無人飛行体1の傾きが変化するときとは、無人飛行体1が浮き上がり始めるときであり、無人飛行体1が浮き上がり始める瞬間の出力値は、無人飛行体1が浮き上がる力と無人飛行体1の重さ(無人飛行体1に働く重力の大きさ)とが釣り合う瞬間の値となるため、無人飛行体1の傾きが変化するときの出力値から後述する基準出力値をより正確に決定できる。なお、発生器20の稼働は、無人飛行体1の傾きが所定の条件が満たされた瞬間に止められてもよいし、所定の条件が満たされた後もしばらく続けられてもよい。このようにして、各発生器20について、各発生器20が設けられた部分がそれぞれ地面から浮き上がるまで稼働させられる。
次に、決定部12は、無人飛行体1の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値、および2つ以上の発生器20のそれぞれの位置関係から、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力に関する基準値(以下、基準出力値ともいう)を決定する(ステップS13)。具体的には、決定部12は、無人飛行体1の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値、および2つ以上の発生器20のそれぞれの位置関係から算出される無人飛行体1の重心に基づいて2つ以上の発生器のそれぞれの基準出力値を決定する。基準出力値は、出力調整処理によって調整された出力値であり、無人飛行体1が待機飛行時において水平に飛行できる出力値である。重心が算出されることで、回転モーメントが釣り合うときの基準出力値を決定でき、無人飛行体1を上面視したときの積載物の重心位置と無人飛行体1の中心とが一致していない場合であっても、無人飛行体1が浮上したときに傾かないようにすることができる。つまり、無人飛行体1は、基準出力値によって待機飛行時において水平に飛行できる。ステップS13での処理の詳細については、後述する図6および図7以降の第一例から第四例において説明する。
次に、判定部13は、基準出力値が許容範囲内か否か、および基準出力値の決定が完了したか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14での処理の詳細については、後述する図5において説明する。
そして、制御部14は、決定された基準出力値のそれぞれを用いて無人飛行体1の飛行を制御する(ステップS15)。これにより、無人飛行体1は、待機飛行時において水平に飛行でき、積載物を搭載しても安定して飛行できる。
次に、出力調整処理が開始されるまでに行われる動作について図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態に係る無人飛行体1の出力調整処理が開始されるまでに行われる動作の一例を示すフローチャートである。図4に示される動作は、例えば、無人飛行体1の操作者によって行われる。
まず、操作者は、センサ30の初期化を行う(ステップS21)。操作者は、無人飛行体1を水平な地面に置いて、センサ30として例えばジャイロセンサが水平な状態を初期状態と認識するように、またセンサ30として例えば加速度センサが、無人飛行体1が動いていないときの重力加速度が9.8m/sと認識するように初期化する。
次に、操作者は、無人飛行体1の発生器20(具体的には回転翼)が正常か否かを目視等により判断する(ステップS22)。例えば、操作者は、回転翼に傷、ひび又は変形があるか否かを判断し、回転翼がガタなく固定されているか否かを判断し、回転翼を回転させたときに振動又は騒音が通常よりも大きくなっていないか否かを判断し、無人飛行体1を待機飛行させたときに水平方向に流されないか否かを判断する。なお、発生器20が正常か否かの判断は、歪センサ又は振動センサ等を用いて行われてもよい。
発生器20が異常な場合(ステップS22でNo)、操作者は、発生器20(具体的には回転翼)を交換し(ステップS23)、再度ステップS22での動作を行う。
発生器20が正常な場合(ステップS22でYes)、操作者は、無人飛行体1に積載物を搭載する(ステップS24)。
次に、操作者は、積載物が搭載された無人飛行体1が倒れるか否かを目視等により判断する(ステップS25)。
無人飛行体1が倒れる場合(ステップS25でYes)、無人飛行体1を上面視したときの積載物の重心位置が無人飛行体1の中心から大きくずれているため、操作者は、積載物の積載位置を変更する(ステップS26)。例えば、操作者は、積載物の重心が各支持脚60の内側(つまり、無人飛行体1の中心側)に位置するように積載位置を変更する。
そして、無人飛行体1が倒れなくなるまでステップS25およびステップS26での動作が行われ、無人飛行体1が倒れない場合(ステップS25でNo)、出力調整処理が開始されるまでに行われる動作が終了する。なお、積載物の積載位置を変更しても無人飛行体1が倒れないようにすることができない場合、積載物の重心が各支持脚60の内側に位置するように積載位置を変更できないほど偏っており、また、積載物が大きく積載位置をあまり変更できない可能性がある。このような場合には、例えば、他のより大きな積載物を搭載できる無人飛行体1で同様の動作が行われたり、積載物が重心を調整できるようなものであれば重心の調整が行われたりする。
次に、実施の形態に係る無人飛行体1の動作の具体例について図5から図15を用いて説明する。
図5は、実施の形態に係る無人飛行体1の動作の具体例を示すフローチャートである。なお、以下では、プロセッサ100の各機能構成要素の動作を、プロセッサ100の動作として説明する。
まず、プロセッサ100は、出力調整指示又は飛行指示を取得したか否かを判定する(ステップS31)。
プロセッサ100は、出力調整指示又は飛行指示を取得しない場合(ステップS31でNo)、出力調整指示又は飛行指示の取得待ちをする。
プロセッサ100は、出力調整指示又は飛行指示を取得した場合(ステップS31でYes)、積載物の重心、積載物が搭載された無人飛行体1の総重量および回転モーメントを算出する(ステップS32)。なお、回転モーメントは、積載物の重心および無人飛行体1の総重量から算出できるため、少なくとも積載物の重心および無人飛行体1の総重量が算出される。ステップS32での処理の詳細について図6を用いて説明する。
図6は、実施の形態に係る無人飛行体1についての重心、総重量および回転モーメントの算出方法の一例を示すフローチャートである。
まず、プロセッサ100は、1つの発生器20について単体でその回転翼の回転数を上げる(ステップS41)。
次に、プロセッサ100は、無人飛行体1の傾きが変化したか否かを判定する(ステップS42)。
無人飛行体1の傾きが変化しない場合(ステップS42でNo)、無人飛行体1の傾きが少なくとも変化するまで当該1つの発生器20の回転翼の回転数が上げられる。
無人飛行体1の傾きが変化した場合(ステップS42でYes)、プロセッサ100は、無人飛行体1が傾いた瞬間の当該1つの発生器20の出力値(例えば指示値)を取得する(ステップS43)。例えば、出力値によってどの程度の揚力値が発生するかを予め推定することができることから、プロセッサ100は、出力値と指示値との予め定められた対応関係から出力値を揚力値に変換する。出力値と揚力値とは対応しているため、以下では、出力値および基準出力値を揚力値ともいう場合がある。
次に、プロセッサ100は、ステップS41からステップS43での処理を全ての発生器20について行ったか否かを判定する(ステップS44)。
プロセッサ100は、ステップS41からステップS43での処理を全ての発生器20について行っていない場合(ステップS44でNo)、対象とする発生器20を変更し(ステップS45)、対象とする発生器20についてステップS41からステップS43での処理を行う。このようにして、プロセッサ100は、無人飛行体1の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値(揚力値)を取得する。
プロセッサ100は、ステップS41からステップS43での処理を全ての発生器20について行った場合(ステップS44でYes)、各発生器20の位置関係および各発生器20を単体で稼働させたときの無人飛行体1の傾きから重心ゾーンを算出する(ステップS46)。ステップS46での処理について、発生器20および支持脚60の位置関係が図7に示す位置関係となっている第一例に係る無人飛行体1を例にして図7から図8Dを用いて説明する。
図7は、第一例に係る無人飛行体1の発生器20および支持脚60の位置関係を示す上面図である。図8Aから図8Dは、第一例に係る無人飛行体1に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。
図7から図8Dに示される位置P1〜P4は、各発生器20の位置(具体的には各回転翼の中心位置)を示し、位置B1〜B4は、各支持脚60の位置(具体的には支持脚60が地面に接する位置)を示す。
図7に示されるように、位置P1と位置P2とが対角線上に位置し、位置P3と位置P4とが対角線上に位置する。また、位置B1と位置B2とが対角線上に位置し、位置B3と位置B4とが対角線上に位置する。位置B1およびB2は、位置P1と位置P2とを結ぶ直線上に位置し、位置B3およびB4は、位置P3と位置P4とを結ぶ直線上に位置する。また、位置B1は位置P1側に設けられ、位置B2は位置P2側に設けられ、位置B3は位置P3側に設けられ、位置B4は位置P4側に設けられる。第一例では、発生器20および支持脚60はこのような位置関係および数となっている。
1つの発生器20を単体で稼働させたときには、基本的に2つの支持脚60が地面に接触した状態で他の2つの支持脚60が地面から浮き上がることになる。なお、積載物の重心が稼働させた発生器20とその発生器20に対向する発生器20との対角線上にある場合には、1つの支持脚60が地面に接触した状態で他の3つの支持脚60が地面から浮き上がることになる。ただし、これはレアケースであるため、以下では2つの支持脚60が地面に接触した状態で他の2つの支持脚60が地面から浮き上がる場合について説明する。
位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に、位置B2およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P3側に存在すると算出でき、位置B2およびB4の支持脚60が地面に接触した状態で位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P4側に存在すると算出できる。
位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に、位置B1およびB4の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P4側に存在すると算出でき、位置B1およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P3側に存在すると算出できる。
位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合、位置B1およびB4の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P1側に存在すると算出でき、位置B2およびB4の支持脚60が地面に接触した状態で位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P2側に存在すると算出できる。
位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合、位置B2およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P2側に存在すると算出でき、位置B1およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P1側に存在すると算出できる。
位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始め、位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始め、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図8Aに示される重心ゾーンに存在すると算出できる。
また、位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始め、位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始め、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図8Bに示される重心ゾーンに存在すると算出できる。
また、位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図8Cに示される重心ゾーンに存在すると算出できる。
また、位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B2および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B3の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B1および位置B4の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図8Dに示される重心ゾーンに存在すると算出できる。
図6での説明に戻り、プロセッサ100は、出力値(揚力値)と算出された重心ゾーンから積載物の重心、積載物が搭載された無人飛行体1の総重量および回転モーメントを算出する(ステップS47)。
図5での説明に戻り、プロセッサ100は、積載物の重心、積載物が搭載された無人飛行体1の総重量および回転モーメントに基づいて、2つ以上の発生器20のそれぞれの基準出力値を決定する(ステップS33)。ステップS47およびステップS33での処理について、第一例に係る無人飛行体1を例にして図9を用いて説明する。
図9は、第一例に係る無人飛行体1の発生器20のそれぞれに関する基準出力値の決定方法を説明するための上面図である。
例えば、積載物の重心が図8Aに示される重心ゾーンに存在すると算出されたとし、重心位置を位置C1として図9に示している。位置P1と位置P2とを結ぶ直線と、位置P3と位置P4とを結ぶ直線との交点を原点Oとしている。位置P1と位置P2とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P2側の位置C1までの距離をxとし、位置P3と位置P4とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P3側の位置C1までの距離をyとしている。また、原点Oと位置B1〜B4のそれぞれとの距離をaとし、原点Oと位置P1〜P4のそれぞれとの距離をbとしている。また、位置P1と位置P2とを結ぶ直線と、位置P1と位置P3とを結ぶ直線とのなす角度をθとしている。
なお、積載物の重心が図8Bに示される重心ゾーンに存在すると算出された場合には、位置P1と位置P2とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P1側の位置C1までの距離をxとし、位置P3と位置P4とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P3側の位置C1までの距離をyとする。また、積載物の重心が図8Cに示される重心ゾーンに存在すると算出された場合には、位置P1と位置P2とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P1側の位置C1までの距離をxとし、位置P3と位置P4とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P4側の位置C1までの距離をyとする。また、積載物の重心が図8Dに示される重心ゾーンに存在すると算出された場合には、位置P1と位置P2とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P2側の位置C1までの距離をxとし、位置P3と位置P4とを結ぶ直線の垂線であって原点Oを通過する垂線から位置P4側の位置C1までの距離をyとする。このように、距離xおよびyが位置P1〜P4のうちのどの位置側への距離かは、算出された重心ゾーンに応じて決められる。
無人飛行体1が待機飛行時において水平に飛行できる際の、位置P1の発生器20の基準出力値(揚力値)をTP1、位置P2の発生器20の基準出力値(揚力値)をTP2、位置P3の発生器20の基準出力値(揚力値)をTP3、位置P4の発生器20の基準出力値(揚力値)をTP4とする。以下では、基準出力値TP1〜TP4の算出方法について説明する。
位置P1と位置P2とを結ぶ方向の回転モーメント(例えばピッチ方向の回転モーメント)の釣り合いは、以下の式1となる。なお、無人飛行体1の総重量Fとしている。
Figure 2020158136
位置P3と位置P4とを結ぶ方向の回転モーメント(例えばロール方向の回転モーメント)の釣り合いは、以下の式2となる。
Figure 2020158136
上下方向(鉛直方向)の力の釣り合いは、以下の式3となる。
Figure 2020158136
各発生器20の回転翼の回転による反力で水平方向に回転する方向(例えばヨー方向)の力の釣り合いは、以下の式4となる。なお、対角線上に対向する発生器20同士の回転翼の回転方向は、互いに異なっているとする。
Figure 2020158136
また、位置P1の発生器20を単体で稼働させたときの当該発生器20の出力値(揚力値)をFP1、位置P2の発生器20を単体で稼働させたときの当該発生器20の出力値(揚力値)をFP2、位置P3の発生器20を単体で稼働させたときの当該発生器20の出力値(揚力値)をFP3、位置P4の発生器20を単体で稼働させたときの当該発生器20の出力値(揚力値)をFP4とすると、無人飛行体1の総重量F、距離xおよび距離yは以下のように計算できる。
Figure 2020158136
Figure 2020158136
Figure 2020158136
式5から式7より、式1におけるFxおよび式2におけるFyは以下の式8および式9のように表される。
Figure 2020158136
Figure 2020158136
式1は、式8より以下の式10のように表され、式2は式9より以下の式11のように表され、式3は式5より以下の式12のように表される。
Figure 2020158136
Figure 2020158136
Figure 2020158136
式10の左辺および右辺にcosθを掛けた式と式11とから以下の式13が導出され、式10と式11の左辺および右辺にcosθを掛けた式とから以下の式14が導出される。
Figure 2020158136
Figure 2020158136
式4と式12とから以下の式15が導出される。
Figure 2020158136
式14と式15とから以下の式16として、位置P1の発生器20の基準出力値(揚力値)TP1が算出される。
Figure 2020158136
また、式14と式15とから以下の式17として、位置P2の発生器20の基準出力値(揚力値)TP2が算出される。
Figure 2020158136
また、式13と式15とから以下の式18として、位置P3の発生器20の基準出力値(揚力値)TP3が算出される。
Figure 2020158136
また、式13と式15とから以下の式19として、位置P4の発生器20の基準出力値(揚力値)TP4が算出される。
Figure 2020158136
このように、プロセッサ100は、無人飛行体1の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値(例えばFP1〜FP4)、および2つ以上の発生器20のそれぞれの位置関係(例えば位置P1〜P4、B1〜B4)から算出される無人飛行体1の重心(例えば位置C1の距離xおよびy)に基づいて2つ以上の発生器20のそれぞれの基準出力値(例えばTP1〜TP4)を決定する。
図5での説明に戻り、プロセッサ100は、各基準出力値が許容範囲内か否かを判定する(ステップS34)。当該許容範囲は、例えば、発生器20の回転翼が回転可能な回転数(指示値)の上限値未満の範囲である。
プロセッサ100は、基準出力値が許容範囲内の場合(ステップS34でYes)、基準出力値の決定が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合には、提示部50を介して基準出力値の決定が完了した旨を提示する(ステップS35)。これにより、無人飛行体1の操作者に基準出力値の決定が完了した旨を提示でき、例えば、当該操作者は、無人飛行体1の通常の飛行を開始させることができる。
そして、プロセッサ100は、決定された基準出力値のそれぞれを用いて無人飛行体1の飛行を制御する(ステップS36)。
一方で、プロセッサ100は、基準出力値が許容範囲内でない場合(ステップS34でNo)、提示部50を介して基準出力値が許容範囲内でない旨を提示する(ステップS37)。これにより、例えば、無人飛行体1を上面視したときの積載物の重心位置が無人飛行体1の中心から大きくずれているときには、基準出力値が許容範囲内から外れるおそれがある。例えば、2つ以上の発生器20のうちのいずれか1つの発生器20の側に重心位置が大きくずれている場合、当該1つの発生器20の基準出力値が非常に大きくなる場合がある。このような場合に、無人飛行体1の操作者にその旨を提示でき、例えば、当該操作者は、積載物の変更又は搭載位置の調整等をすることができる。
以上、発生器20および支持脚60の位置関係および数が図7に示すようなものとなっている第一例に係る無人飛行体1について説明したが、発生器20および支持脚60の位置関係および数はこれに限らない。以下では、発生器20および支持脚60の位置関係および数が第一例に係るものと異なる第二例から第四例について説明する。
図10は、第二例に係る無人飛行体1の発生器20および支持脚60の位置関係を示す上面図である。図11は、第二例に係る無人飛行体1に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。
図10および図11に示される位置P1〜P4は、各発生器20の位置(具体的には各回転翼の中心位置)を示し、位置B13、B14、B23およびB24は、各支持脚60の位置(具体的には支持脚60が地面に接する位置)を示す。
図10に示されるように、位置P1と位置P2とが対角線上に位置し、位置P3と位置P4とが対角線上に位置する。また、位置B13と位置B24とが対角線上に位置し、位置B14と位置B23とが対角線上に位置する。位置B13および位置B24は、位置P1と位置P3とを結ぶ線分の二等分線上(位置P2と位置P4とを結ぶ線分の二等分線上でもある)に位置し、位置B14および位置B23は、位置P1と位置P4とを結ぶ線分の二等分線上(位置P2と位置P3とを結ぶ線分の二等分線上でもある)に位置する。また、位置B13は位置P1および位置P3側に設けられ、位置B14は位置P1および位置P4側に設けられ、位置B23は位置P2および位置P3側に設けられ、位置B24は位置P2および位置P4側に設けられる。第二例では、発生器20および支持脚60はこのような位置関係および数となっている。
第一例と同じように、1つの発生器20を単体で稼働させたときには、基本的に2つの支持脚60が地面に接触した状態で他の2つの支持脚60が地面から浮き上がることになる。
位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に、位置B13およびB23の支持脚60が地面に接触した状態で位置B14およびB24の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P3側に存在すると算出でき、位置B14およびB24の支持脚60が地面に接触した状態で位置B13およびB23の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P4側に存在すると算出できる。
位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に、位置B14およびB24の支持脚60が地面に接触した状態で位置B13およびB23の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P4側に存在すると算出でき、位置B13およびB23の支持脚60が地面に接触した状態で位置B14およびB24の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P3側に存在すると算出できる。
位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合、位置B13およびB14の支持脚60が地面に接触した状態で位置B23およびB24の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P1側に存在すると算出でき、位置B23およびB24の支持脚60が地面に接触した状態で位置B13およびB14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P2側に存在すると算出できる。
位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合、位置B23およびB24の支持脚60が地面に接触した状態で位置B13およびB14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P2側に存在すると算出でき、位置B13およびB14の支持脚60が地面に接触した状態で位置B23およびB24の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P1側に存在すると算出できる。
例えば、位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B13および位置B23の支持脚60が地面から浮き始め、位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B13および位置B23の支持脚60が地面から浮き始め、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B13および位置B14の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B13および位置B14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図11に示される重心ゾーンに存在すると算出できる。積載物の重心が他の重心ゾーンに存在すると算出できる場合についての説明は省略する。
なお、第二例に係る無人飛行体1の発生器20のそれぞれの基準出力値については、第一例と同じように、モーメントおよび力の釣り合い等に基づく計算式により算出できるため、ここでは基準出力値の詳細な算出方法の説明は省略する。
図12は、第三例に係る無人飛行体1の発生器20および支持脚60の位置関係を示す上面図である。図13は、第三例に係る無人飛行体1に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。
図12および図13に示される位置P1〜P4は、各発生器20の位置(具体的には各回転翼の中心位置)を示し、位置B2、B3およびB14は、各支持脚60の位置(具体的には支持脚60が地面に接する位置)を示す。
図12に示されるように、位置P1と位置P2とが対角線上に位置し、位置P3と位置P4とが対角線上に位置する。また、位置B2および位置B3は、第一例におけるものに対応し、位置B14は第二例におけるものに対応する。第三例では、発生器20および支持脚60はこのような位置関係および数となっている。
第三例では、1つの発生器20を単体で稼働させたときには、基本的に2つの支持脚60が地面に接触した状態で他の1つの支持脚60が地面から浮き上がることになる。
位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に、位置B2およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P3側に存在すると算出でき、位置B14およびB2の支持脚60が地面に接触した状態で位置B3の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P1およびP2を結ぶ直線よりも位置P4側に存在すると算出できる。
位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合、位置B2およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P2側に存在すると算出でき、位置B14およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心は位置P3およびP4を結ぶ直線よりも位置P1側に存在すると算出できる。
位置P2の発生器20を単体で稼働させた場合には、積載物の重心位置がどこであっても位置B14およびB3の支持脚60が地面に接触した状態で位置B2の支持脚60が地面から浮き始め、また、位置P3の発生器20を単体で稼働させた場合には、積載物の重心位置がどこであっても位置B14およびB2の支持脚60が地面に接触した状態で位置B3の支持脚60が地面から浮き始める。
例えば、位置P1の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B14の支持脚60が地面から浮き始め、位置P4の発生器20を単体で稼働させた場合に位置B14の支持脚60が地面から浮き始めたときには、積載物の重心が図13に示される重心ゾーンに存在すると算出できる。積載物の重心が他の重心ゾーンに存在すると算出できる場合についての説明は省略する。
なお、第三例に係る無人飛行体1の発生器20のそれぞれの基準出力値については、第一例と同じように、モーメントおよび力の釣り合い等に基づく計算式により算出できるため、ここでは基準出力値の詳細な算出方法の説明は省略する。
図14は、第四例に係る無人飛行体1の発生器20および支持脚60の位置関係を示す上面図である。図15は、第四例に係る無人飛行体1に搭載された積載物の重心ゾーンの一例を示す上面図である。
図14および図15に示される位置P1〜P6は、各発生器20の位置(具体的には各回転翼の中心位置)を示し、位置B1、B2、B35およびB46は、各支持脚60の位置(具体的には支持脚60が地面に接する位置)を示す。
図14に示されるように、位置P1と位置P2とが対角線上に位置し、位置P3と位置P4とが対角線上に位置し、位置P5と位置P6とが対角線上に位置する。また、位置B1と位置B2とが対角線上に位置し、位置B35と位置B36とが対角線上に位置する。第四例では、発生器20および支持脚60はこのような位置関係および数となっている。
第一例と同じように、1つの発生器20を単体で稼働させたときには、基本的に2つの支持脚60が地面に接触した状態で他の2つの支持脚60が地面から浮き上がることになる。
また、第四例のように発生器20の数が第一例から第三例と比べて増加した場合であっても、各発生器20を単体で稼働させていくことで、詳細な説明は省略するが第一例から第三例と同じように、積載物の重心がどの重心ゾーンに存在するかを算出できる。
なお、第四例に係る無人飛行体1の発生器20のそれぞれの基準出力値については、第一例と同じように、モーメントおよび力の釣り合い等に基づく計算式により算出できるため、ここでは基準出力値の詳細な算出方法の説明は省略する。
以上説明したように、2つ以上の発生器20のそれぞれを単体で稼働させていき、そのときのそれぞれの出力値を算出する。2つ以上の発生器20のそれぞれを単体で稼働させたときの出力値は例えば互いに異なる値となる。具体的には、重心位置に近い発生器20についての出力値は大きくなり、重心位置から遠い発生器20についての出力値は小さくなる。そして、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力値とそれぞれの位置関係(具体的には当該位置関係から算出される無人飛行体1の重心)から2つ以上の発生器20のそれぞれの基準出力値を決定できる。2つ以上の発生器20のそれぞれのる基準出力値は、例えば互いに異なる値であり、具体的には、無人飛行体1が待機飛行時において水平に飛行できる出力値であり、これらの基準出力値を用いて無人飛行体1を飛行させることで、無人飛行体1が傾かないようにすることができる。したがって、無人飛行体1は、積載物を搭載しても安定して飛行できる。例えば、本開示は、別途重量計等を用いなくても、無人飛行体1が本来備えているジャイロセンサ等のセンサ30を用いることで実現できる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の一つ又は複数の態様に係る無人飛行体1について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を各実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態では、出力調整トリガは、通信部40を介して取得される出力調整指示又は飛行指示であったが、これに限らない。例えば、無人飛行体1は、操作部をさらに備え、出力調整トリガは、操作部を介して取得される出力調整指示であってもよい。例えば、操作部は、無人飛行体1に設けられたボタンまたはタッチパネル等の操作者等によって物理的に操作指示が入力されるもの、又は、マイクロフォン等の操作者等の音声が入力されるものである。これにより、無人飛行体1への操作によって、無人飛行体1が安定して飛行するための処理を開始させることができる。
また、例えば、上記実施の形態では、無人飛行体1は提示部50を備えていたが、備えていなくてもよい。例えば、プロセッサ100は、操作者等が有する携帯端末等に設けられた提示部を介して基準出力値が許容範囲内でない旨又は基準出力値の決定が完了した旨を提示してもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、プロセッサ100は、基準出力値が許容範囲内であるか否かを判定したが、当該判定をしなくてもよい。また、例えば、プロセッサ100は、基準出力値の決定が完了したか否かを判定したが、当該判定をしなくてもよい。
また、例えば、プロセッサ100は、出力調整トリガとして飛行指示が取得されると、出力調整処理を開始したが、これに限らない。例えば、プロセッサ100は、いったん無人飛行体1の飛行を制御し、無人飛行体1が待機飛行時において水平に飛行できた場合には、出力調整処理をしなくてもよい。言い換えると、プロセッサ100は、いったん無人飛行体1の飛行を制御し、無人飛行体1が待機飛行時において水平に飛行できなかった場合に、出力調整処理をしてもよい。
また、例えば、本開示は、無人飛行体1として実現できるだけでなく無人飛行体1を構成する各構成要素が行うステップ(処理)を含む情報処理方法として実現できる。
図3に示すように、情報処理方法は、無人飛行体1を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器20であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器20と、無人飛行体1の傾きを検出するセンサ30と、を備え、2つ以上の発生器20を制御することにより無人飛行体1の飛行を制御するための、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、2つ以上の発生器20の出力調整トリガを取得し(ステップS11)、出力調整トリガが取得されると、2つ以上の発生器20のそれぞれを単体で、センサ30により検出される無人飛行体1の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ(ステップS12)、無人飛行体1の傾きが所定の条件を満たした際の2つ以上の発生器20のそれぞれの出力に関する値、および2つ以上の発生器20のそれぞれの位置関係から、2つ以上の発生器20のそれぞれの出力に関する基準値を決定し(ステップS13)、決定された基準値のそれぞれを用いて無人飛行体1の飛行を制御する(ステップS15)。
例えば、当該情報処理方法におけるステップは、コンピュータ(コンピュータシステム)によって実行されてもよい。例えば、無人飛行体1と通信可能な装置(サーバ装置等)が当該情報処理方法におけるステップを実行してもよい。そして、本開示は、当該情報処理方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本開示は、そのプログラムを記録したCD−ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本開示が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリ又は入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリ又は入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
なお、上記各実施の形態において、無人飛行体1に含まれる各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
上記各実施の形態に係る無人飛行体1の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、上記各実施の形態に係る無人飛行体1の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(例えば並列)に実行されてもよい。
さらに、本開示の主旨を逸脱しない限り、本開示の各実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本開示に含まれる。
本開示は、例えば、積載物を運搬するための無人飛行体に適用できる。
1 無人飛行体
10 取得部
11 稼働部
12 決定部
13 判定部
14 制御部
20 発生器
30 センサ
40 通信部
50 提示部
60 支持脚
70 容器
100 プロセッサ

Claims (10)

  1. 無人飛行体であって、
    前記無人飛行体を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器と、
    前記無人飛行体の傾きを検出するセンサと、
    前記2つ以上の発生器を制御することにより前記無人飛行体の飛行を制御するプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記2つ以上の発生器の出力調整トリガを取得し、
    前記出力調整トリガが取得されると、前記2つ以上の発生器のそれぞれを単体で、前記センサにより検出される前記無人飛行体の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、
    前記無人飛行体の傾きが前記所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から、前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、
    決定された前記基準出力値のそれぞれを用いて前記無人飛行体の飛行を制御する
    無人飛行体。
  2. 前記所定の条件は、前記無人飛行体の傾きが変化することである
    請求項1に記載の無人飛行体。
  3. 前記基準値は、前記無人飛行体が待機飛行時において水平に飛行できる出力値である
    請求項1又は2に記載の無人飛行体。
  4. 前記プロセッサは、前記無人飛行体の傾きが前記所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から算出される前記無人飛行体の重心に基づいて前記2つ以上の発生器のそれぞれの前記基準値を決定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の無人飛行体。
  5. 前記無人飛行体は、通信部をさらに備え、
    前記出力調整トリガは、前記通信部を介して取得される出力調整指示又は飛行指示である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無人飛行体。
  6. 前記無人飛行体は、操作部をさらに備え、
    前記出力調整トリガは、前記操作部を介して取得される出力調整指示である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の無人飛行体。
  7. 前記プロセッサはさらに、前記基準値が許容範囲内か否かを判定し、
    前記基準値が前記許容範囲内でない場合、提示部を介してその旨を提示する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の無人飛行体。
  8. 前記プロセッサはさらに、前記基準値の決定が完了したか否かを判定し、
    前記基準値の決定が完了したと判定された場合、提示部を介してその旨を提示する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の無人飛行体。
  9. 無人飛行体を飛行させる力を発生させる2つ以上の発生器であって、気流を発生させる回転翼をそれぞれ備える2つ以上の発生器と、前記無人飛行体の傾きを検出するセンサと、を備え、前記2つ以上の発生器を制御することにより前記無人飛行体の飛行を制御するための、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記2つ以上の発生器の出力調整トリガを取得し、
    前記出力調整トリガが取得されると、前記2つ以上の発生器のそれぞれを単体で、前記センサにより検出される前記無人飛行体の傾きが少なくとも所定の条件を満たすまで稼働させ、
    前記無人飛行体の傾きが所定の条件を満たした際の前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する値、および前記2つ以上の発生器のそれぞれの位置関係から、前記2つ以上の発生器のそれぞれの出力に関する基準値を決定し、
    決定された前記基準値のそれぞれを用いて前記無人飛行体の飛行を制御する
    情報処理方法。
  10. 請求項9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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