JPWO2020157632A5 - - Google Patents
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Description
好適な可塑剤としては、例えば、グリコール（例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール）、ポリオール（例えば、グリセロール）、糖、及び糖アルコールが挙げられる。
本発明は以下の態様を包含する。
（項目１）
プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の無機酸化物と４０体積％～５５体積％の有機バインダー系とを含む、前記プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維のトウを含む乾燥プリプレグであって、前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下の水性溶媒を含む、乾燥プリプレグ。
（項目２）
前記有機バインダー系が、ポリマーバインダーと前記ポリマーバインダーのための可塑剤とを含む、項目１に記載の乾燥プリプレグ。
（項目３）
前記バインダーがポリオキサゾリンを含む、項目２に記載の乾燥プリプレグ。
（項目４）
前記可塑剤がグリセロールを含む、項目２又は３に記載の乾燥プリプレグ。
（項目５）
前記バインダー系中の可塑剤のバインダーに対する重量比が、１０：９０～３０：７０、例えば、１５：８５～２５：７５である、項目２～４のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目６）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて少なくとも９６重量パーセントの前記無機酸化物と有機バインダー系とを含む、項目１～５のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目７）
前記水性溶媒が、少なくとも９５重量％の水を含む、項目１～６のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目８）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて１．５重量％以下の水性溶媒を含む、項目１～７のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目９）
前記プリプレグが、前記プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維の複数のトウを含むファブリックである、項目１～８のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１０）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、５０体積％～６０体積％の無機酸化物と４０体積％～５０体積％の前記有機バインダー系とを含む、項目１～９のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１１）
前記セラミック繊維のトウが、０．０５以下のアスペクト比（Ａ２／Ａ１）を有し、Ａ１が前記トウの幅であり、Ａ２が前記トウの厚さである、項目１～１０のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１２）
乾燥プリプレグを製造する方法であって、
（ｉ）セラミック繊維のトウを、無機酸化物、有機バインダー、及び水性溶媒を含むセラミックマトリックススラリーで含浸させることと、
（ｉｉ）前記スラリーを乾燥させて、プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の前記無機酸化物と４０体積％～５５体積％の前記有機バインダー系とを含む前記プレセラミックマトリックスを形成することであって、前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下の前記溶媒を含む、形成することと、
を含む、方法。
本発明は以下の態様を包含する。
（項目１）
プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の無機酸化物と４０体積％～５５体積％の有機バインダー系とを含む、前記プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維のトウを含む乾燥プリプレグであって、前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下の水性溶媒を含む、乾燥プリプレグ。
（項目２）
前記有機バインダー系が、ポリマーバインダーと前記ポリマーバインダーのための可塑剤とを含む、項目１に記載の乾燥プリプレグ。
（項目３）
前記バインダーがポリオキサゾリンを含む、項目２に記載の乾燥プリプレグ。
（項目４）
前記可塑剤がグリセロールを含む、項目２又は３に記載の乾燥プリプレグ。
（項目５）
前記バインダー系中の可塑剤のバインダーに対する重量比が、１０：９０～３０：７０、例えば、１５：８５～２５：７５である、項目２～４のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目６）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて少なくとも９６重量パーセントの前記無機酸化物と有機バインダー系とを含む、項目１～５のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目７）
前記水性溶媒が、少なくとも９５重量％の水を含む、項目１～６のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目８）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて１．５重量％以下の水性溶媒を含む、項目１～７のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目９）
前記プリプレグが、前記プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維の複数のトウを含むファブリックである、項目１～８のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１０）
前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、５０体積％～６０体積％の無機酸化物と４０体積％～５０体積％の前記有機バインダー系とを含む、項目１～９のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１１）
前記セラミック繊維のトウが、０．０５以下のアスペクト比（Ａ２／Ａ１）を有し、Ａ１が前記トウの幅であり、Ａ２が前記トウの厚さである、項目１～１０のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
（項目１２）
乾燥プリプレグを製造する方法であって、
（ｉ）セラミック繊維のトウを、無機酸化物、有機バインダー、及び水性溶媒を含むセラミックマトリックススラリーで含浸させることと、
（ｉｉ）前記スラリーを乾燥させて、プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の前記無機酸化物と４０体積％～５５体積％の前記有機バインダー系とを含む前記プレセラミックマトリックスを形成することであって、前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下の前記溶媒を含む、形成することと、
を含む、方法。
Claims (15)
- プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維のトウを含む乾燥プリプレグであって、
前記プレセラミックマトリックスは、前記プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の無機酸化物と、４０体積％～５５体積％の有機バインダー系とを含み、
前記プレセラミックマトリックスが含む水性溶媒の量は、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下であり、
前記有機バインダー系は、ポリマーバインダーを含む、乾燥プリプレグ。 - 前記有機バインダー系が、前記ポリマーバインダーと前記ポリマーバインダーのための可塑剤とを含む、請求項１に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記ポリマーバインダーが水溶性である、請求項２に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記可塑剤がグリセロールを含む、請求項２又は３に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記有機バインダー系中における、前記可塑剤の前記ポリマーバインダーに対する重量比が、１０：９０～３０：７０である、請求項２～４のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて少なくとも９６重量パーセントの前記無機酸化物と有機バインダー系とを含む、請求項１～５のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記水性溶媒が少なくとも９５重量％の水を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記プレセラミックマトリックスが含む水性溶媒の量が、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて１．５重量％以下である、請求項１～７のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記乾燥プリプレグが、前記プレセラミックマトリックスで含浸されたセラミック繊維の複数のトウを含むファブリックである、請求項１～８のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記プレセラミックマトリックスが、前記プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、５０体積％～６０体積％の前記無機酸化物と、４０体積％～５０体積％の前記有機バインダー系とを含む、請求項１～９のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 前記セラミック繊維のトウが、０．０５以下のアスペクト比（Ａ２／Ａ１）を有し、Ａ１が前記トウの幅であり、Ａ２が前記トウの厚さである、請求項１～１０のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ。
- 乾燥プリプレグを製造する方法であって、
（ｉ）セラミック繊維のトウを、無機酸化物、ポリマーバインダーを含む有機バインダー系、及び水性溶媒を含むセラミックマトリックススラリーで含浸させることと、
（ｉｉ）前記スラリーを乾燥させて、プレセラミックマトリックスを形成すること
を含み、
前記プレセラミックマトリックスは、前記プレセラミックマトリックスの総体積に基づいて、４５体積％～６０体積％の前記無機酸化物と、４０体積％～５５体積％の前記有機バインダー系とを含み、
前記プレセラミックマトリックスが含む水性溶媒の量は、前記プレセラミックマトリックスの総重量に基づいて４重量パーセント以下である、方法。 - 前記有機バインダー系が、前記ポリマーバインダーのための可塑剤を更に含み、前記有機バインダー系中における、前記可塑剤の前記ポリマーバインダーに対する重量比が、１０：９０～３０：７０である、請求項１２に記載の方法。
- 前記ポリマーバインダーが水溶性である、請求項１２又は１３に記載の方法。
- 前記ポリマーバインダーが、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポリオレフィンオキシド、ポリ酢酸ビニル、ポリオキサゾリン、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、並びにこれらのコポリマー及びブレンドからなる群から選択される、請求項１～１１のいずれか一項に記載の乾燥プリプレグ、又は請求項１２～１４のいずれか一項に記載の方法。
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