JPWO2020145193A1 - 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 - Google Patents

送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020145193A1
JPWO2020145193A1 JP2020565719A JP2020565719A JPWO2020145193A1 JP WO2020145193 A1 JPWO2020145193 A1 JP WO2020145193A1 JP 2020565719 A JP2020565719 A JP 2020565719A JP 2020565719 A JP2020565719 A JP 2020565719A JP WO2020145193 A1 JPWO2020145193 A1 JP WO2020145193A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
frame
chirp
frequency change
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020565719A
Other languages
English (en)
Inventor
沢子 桐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Sony Group Corp
Original Assignee
Sony Corp
Sony Group Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Sony Group Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2020145193A1 publication Critical patent/JPWO2020145193A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • H04L27/103Chirp modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • H04L27/14Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/156Demodulator circuits; Receiver circuits with demodulation using temporal properties of the received signal, e.g. detecting pulse width

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本技術は、干渉の影響を抑えることができるようにする送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関する。送信装置は、第1の情報、および第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化の仕方を設定する。送信装置は、設定された周波数変化の仕方に応じて、チャープ変調を行った第1の情報または第2の情報を送信する。本技術は、無線通信システムに適用することができる。

Description

本技術は、送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関し、特に、干渉の影響を抑えることができるようにした送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関する。
人または物にセンサ端末を付与し、センサ端末から取得された情報を定期的に無線通信で送信するIoT(Internet of Things)用の無線通信システムを利用することで、新たなサービスの創出が可能になる。例えば、GPS付きのセンサ端末を、高齢者または子どもに装着し、センサデータである位置情報を定期的に送信することで、見守りサービスが実現可能となる。
このようなサービスが増えていくと、無線通信システム内におけるセンサ端末の数は膨大になってしまうことが想定される。
センサ端末の数が膨大になり、センサ端末間の干渉が発生する場合、基地局における信号対雑音比(SN比)が低下し、受信性能が劣化してしまう。そのため、IoT用の無線通信システムの無線通信方式としては、センサ端末間の干渉が発生しにくい無線通信方式を用いることが望ましい。
また、免許不要の周波数帯でさまざまな無線通信が乱立するため、IoT用の無線通信システムの無線通信方式としては、無線通信システム間の干渉に強い無線通信方式を用いることが望ましい。
無線通信システム間の干渉に強い無線通信方式の一例として、チャープ変調を用いる無線通信方式があげられる。チャープ変調は、周波数拡散の変調方式の1つであり、1次変調された搬送波の周波数を時間に応じて連続した周波数で変化させる変調方式である(特許文献1参照)。
国際公開第2017/212810号
しかしながら、チャープ変調を用いる無線通信方式においては、送信される信号の数が増えるほど信号同士の使用する時間または周波数の間隔が狭くなり、信号に含まれるフレーム全体が干渉の影響を受けてしまう。その結果、受信側で、フレームを正しく復調できなくなってしまうことがあった。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、干渉の影響を抑えることができるようにするものである。
本技術の一側面の送信装置は、第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化を設定する制御部と、設定された前記周波数変化に応じて、前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報を送信する送信部とを備える。
本技術の一側面においては、第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化が設定される。そして、設定された前記周波数変化に応じて、前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報が送信される。
本技術の他の側面の受信装置は、第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報を受信する受信部と、受信された前記第1の情報または前記第2の情報を、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調する復調部とを備える。
本技術の他の側面においては、第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報が受信される。そして、受信された前記第1の情報または前記第2の情報が、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調される。
本技術の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 間隔が十分空いている場合のチャープ信号の送信例を示す図である。 チャープ信号の干渉例を示す図である。 間隔が狭い場合のチャープ信号の送信例を示す図である。 センサ端末11の構成例を示すブロック図である。 センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。 通信装置12の構成例を示すブロック図である。 通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。 通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。 センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。 通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。 本技術の第3の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(フレームの種類による周波数変化の増減方向の設定例)
2.第2の実施の形態(フレームの送信方向による周波数変化の増減方向の設定例)
3.第3の実施の形態(フレームの種類による周波数変化のレートの設定例)
4.第4の実施の形態(コンピュータ)
<第1の実施の形態>
<無線通信システムの構成例>
図1は、本技術の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
図1の無線通信システム1は、IoT(Internet of Things)用の無線通信システムである。無線通信システム1は、センサ端末11−1乃至11−N、および基地局の通信装置12が、無線通信により接続されることによって構成される。なお、無線通信システム1においては、送信信号の変調方式としてチャープ変調が用いられる。
チャープ変調は、周波数拡散の変調方式の1つであり、1次変調された搬送波の周波数を時間に応じて連続した周波数で変化させる変調方式である。なお、以下、チャープ変調することにより得られる信号を、チャープ信号と称する。
センサ端末11−1乃至11−Nは、1つ、または複数のセンサを備えるIoTデバイスである。センサ端末11−1乃至11−Nは、例えば、カメラ、マイクロフォン、加速度センサ、角速度センサ、地磁気センサ、照度センサ、温度センサ、湿度センサ、水分センサ、光センサ、気圧センサ、および測位センサなどのうち、少なくとも1つのセンサを備える。
以下、適宜、センサ端末11−1乃至11−Nをそれぞれ区別する必要がない場合、まとめてセンサ端末11と称する。
センサ端末11は、例えば、測定対象の測定を行い、測定結果を表すセンサデータを含むデータフレームを生成する。センサ端末11は、データフレームの信号に対してチャープ変調を施し、チャープ変調によって得られるデータフレームのチャープ信号を、通信装置12に送信する。
また、センサ端末11は、データフレームのチャープ信号の送信に先立ち、制御フレームを生成し、制御フレームの信号に対してチャープ変調を施すことにより得られる制御フレームのチャープ信号を、通信装置12に送信する。
制御フレームは、無線通信システム1への参加を行うために必要な端末ID、およびデータフレームの送信に使用可能な無線資源の決定に用いられる送信関連情報を含む。
無線資源には、周波数(帯)および時刻などがある。送信関連情報は、センサ端末11の内部時刻および端末IDなどの情報からなる。
センサ端末11は、センサ端末11の内部時刻および端末IDなどに基づいて、データフレームの無線資源を決定し、決定したデータフレームの無線資源を用いて、データフレームを通信装置12に送信する。
基地局には、通信装置12が備えられる。通信装置12は、センサ端末11から送信されてくる制御フレームのチャープ信号を受信する。通信装置12は、制御フレームのチャープ信号を受信することで得られる送信関連情報を用いて、データフレームの無線資源を決定する。通信装置12は、決定したデータフレームの無線資源を用いて、センサ端末11から送信されてくるデータフレームのチャープ信号を受信する。
以上のように、データフレームの無線資源を決定するためにセンサ端末11と通信装置12の双方で用いられる送信関連情報の伝送に用いられるフレームであるから、制御フレームは、重要な役割を担っているフレームであるといえる。したがって、制御フレームはデータフレームに比べて受信性能を高くする必要がある。また、制御フレームとデータフレームとは、一般的に、異なる無線資源を用いて送信される。
異なる周波数で送信する場合、制御フレームの送信とデータフレームの送信とにそれぞれ異なる周波数を予め割り当てておく必要がある。しかしながら、免許不要の周波数(帯)を使用する無線通信システムの場合、どの周波数に干渉が多く存在するかを予測することは困難であり、周波数を予め割り当てるのは現実的ではない。
また、異なる時間で送信する場合、基地局と端末との間で時刻同期を行い、予め決められた周期内で制御フレームの送信とデータフレームの送信とにそれぞれ異なる時間を割り当てておく必要がある。
時刻同期には、主に2つのアプローチが存在する。1つ目は、基地局が時刻同期用のビーコンを定期的に送信し、基地局が送信してきたビーコンを端末が受信し、受信したビーコンの情報を用いて、端末側において、時刻を同期させる方法である。
2つ目は、端末と基地局とが互いにGPS受信機を保持しており、時刻情報を含むGPS信号を受信することで時刻を同期させる方法である。
1つ目の方法では、基地局から端末への通信であるDL(DOWN_Link)通信が必要となる。また、必要となるDL通信の通信距離と、端末から基地局の通信であるUL(UP_Link)通信の通信距離とが同じ距離でなければならない。
2つ目の方法では、基地局と端末とがそれぞれGPS信号を受信可能であることが求められ、端末を野外に設置する必要がある。
IoT用の無線通信システムにおいては、端末の低消費電力化および低コスト化により、DL通信の機能を持たない無線通信システムが想定される。また、消費電力の制約がない基地局において受信信号を合成することで、基地局側の受信感度を向上させ、UL通信とDL通信との通信距離が非対称となる無線通信システムが想定される。さらに、端末が屋内や地中に設置されてしまい、GPS信号の受信が困難となることも想定される。
以上のことから、IoT用の無線通信システムにおいては、時刻同期が困難であるため、制御フレームとデータフレームとが同じ無線資源を用いて送信されることを許容できるようにしておく必要がある。
また、IoT用の無線通信システムにおいては、端末の数が膨大になることが想定され、端末間の干渉が発生する場合、基地局におけるSN比が低下し、受信性能が低下してしまう。そのため、IoT用の無線通信システムには、無線通信システム内の端末間の干渉が発生しにくい無線通信方式を用いることが望ましい。
さらに、免許不要の周波数帯でさまざまな無線通信が乱立するため、IoT用の無線通信システムには、無線通信システム間の干渉に強い無線通信方式を用いることが望ましい。
無線通信システム間の干渉に強い無線通信方式の一例として、上述したチャープ変調を用いる無線通信方式があげられる。
<チャープ信号の送信例>
図2は、間隔が十分空いている場合のチャープ信号の送信例を示す図である。
図2において、縦軸が周波数(Freq)を表し、横軸が時間(Time)を表している。斜めに配置された3つの帯状が、それぞれ1フレームのチャープ信号を表す。以降の図においても同様である。
図2の例においては、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻は、それぞれ、時刻t1乃至t3である。チャープ信号C1乃至C3は、時間に応じて連続して、同じレートで周波数変化している。チャープ信号の傾きがレートに相当する。
双方向の矢印で示されるように、チャープ信号同士に十分な間隔が空いている場合、すなわち、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻t1乃至t3に、十分な時間間隔がそれぞれ空いている場合、チャープ信号C1乃至C3同士には、干渉が発生しない。そのため、チャープ信号はマルチアクセスに優れているといえる。
図3は、チャープ信号の干渉例を示す図である。
図3のAにおいては、チャープ信号C11の送信中に広帯域信号が送信された例が示されている。この場合、チャープ信号C11において、広帯域信号による干渉が発生することになる。
なお、チャープ信号C11が時間に応じて連続して周波数が変化していることから、広帯域信号による干渉が発生するのは、チャープ信号C11と広帯域信号とが交差する時間の信号部分のみとなる。
図3のBにおいて、狭帯域信号の送信中にチャープ信号C12が送信された例が示されている。
なお、チャープ信号C12が時間に応じて連続して周波数が変化していることから、狭帯域信号による干渉が発生するのは、チャープ信号C12と狭帯域信号とが交差する時間の信号部分のみとなる。
以上のように、広帯域信号または狭帯域信号による干渉の影響を受けるのは信号に含まれるフレーム内の一部であり、冗長符号化やインターリーブを用いることによって誤り訂正が可能となることから、受信側においてフレームを正しく復調することができる。
以上のように、チャープ信号は耐干渉性が強い信号であるといえる。
図4は、間隔が狭い場合のチャープ信号の送信例を示す図である。
図4のチャープ信号C1乃至C3は、例えばセンサ端末11−1から送信されたデータフレームのチャープ信号である。
図2で上述したように、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻は、それぞれ、時刻t1乃至t3である。
ここで、斜線を付して示すように、他のセンサ端末11−2から、制御フレームのチャープ信号であるチャープ信号C21が、時刻t1.5(時刻t1<時刻t1.5<時刻t2)で送信されるものとする。制御フレームのチャープ信号も、データフレームのチャープ信号C1乃至C3と同じレートで、周波数変化している。
この場合、データフレームのチャープ信号C1と制御フレームのチャープ信号C21との間、制御フレームのチャープ信号C21とデータフレームのチャープ信号C2との間には、十分な間隔が空いていない。図4に示すように、制御フレームのチャープ信号C21とデータフレームのチャープ信号C1との間隔は、図2におけるチャープ信号C1とチャープ信号C2との間隔よりも狭い。チャープ信号同士の間隔が狭い場合、チャープ信号同士は干渉してしまう。
双方向の矢印で示されるように、チャープ信号同士に十分な間隔が空いていない場合、すなわち、チャープ信号C1、チャープ信号C21、およびチャープ信号C2の送信開始時刻である時刻t1、時刻t1.5、および時刻t2の時間間隔が狭い場合、チャープ信号C1、チャープ信号C21、およびチャープ信号C2には干渉が発生してしまう。
以上のように、送信されるチャープ信号の数が増えるほど、チャープ信号同士の間隔が狭くなり、チャープ信号のフレーム全体が干渉の影響を受けてしまう恐れがあるので、その場合、受信側においてフレームを正しく復調できなくなってしまう。
そこで、本技術においては、送信するフレームの種類やフレームの送信方向毎に、チャープ変調の周波数変化の仕方が設定される。例えばフレームの種類毎に異なる周波数変化をするチャープ変調が施されることにより、信号間の干渉の影響を抑えることが可能となる。
<センサ端末の構成例>
図5は、センサ端末11の構成例を示すブロック図である。
センサ端末11は、無線通信部31、制御部32、および復調部33により構成される。
無線通信部31は、制御部32からの制御に従って、制御部32から供給される制御フレームのチャープ信号およびデータフレームのチャープ信号を無線信号に変換して、通信装置12に送信する。
また、無線通信部31は、通信装置12から送信されてくる無線信号を受信し、チャープ信号に変換する。無線通信部31は、変換したチャープ信号を復調部33に出力する。
制御部32は、制御フレームの無線資源を決定する。無線資源は、送信時刻および送信周波数からなる。制御フレームの無線資源は、任意の値、または、無線通信システム1で共通の値などに基づいて決定される。制御部32は、センサ端末11の内部時刻と端末IDが含まれる制御フレームを生成し、生成した制御フレームに対して、誤り訂正のための冗長符号化、インターリーブを行った後、1次変調を行う。
制御部32は、センサ端末11の内部時刻と端末IDに基づいて、無線通信システム1で定められた計算を行うことで、データフレームの無線資源である送信時刻と送信周波数を決定する。制御部32は、センサデータが含まれるデータフレームを生成し、生成したデータフレームに対して、誤り訂正のための冗長符号化、インターリーブを行った後、1次変調を行う。
制御部32においては、2次変調として、チャープ変調が行われる。チャープ変調の周波数変化の増減方向には、時間とともに周波数を減少させるダウンチャープと、時間とともに周波数を増加させるアップチャープとがある。
制御部32は、送信するフレームが制御フレームである場合、チャープ変調の周波数変化の増減方向を、ダウンチャープに設定する。また、制御部32は、送信するフレームがデータフレームである場合、チャープ変調の周波数変化の増減方向を、アップチャープに設定する。
制御部32は、1次変調後の制御フレームに対して、2次変調として、ダウンチャープのチャープ変調を行い、制御フレームのチャープ信号を生成する。また、制御部32は、1次変調後のデータフレームに対して、2次変調として、アップチャープのチャープ変調を行い、データフレームのチャープ信号を生成する。
制御部32は、無線通信部31を制御し、決定した制御フレームの無線資源の送信時刻および送信周波数を用いて、生成した制御フレームのチャープ信号を送信させる。また、制御部32は、無線通信部31を制御し、決定したデータフレームの無線資源である送信時刻と送信周波数を用いて、生成したデータフレームのチャープ信号を送信させる。
このように、制御部32においては、送信するフレームが制御フレームである場合には周波数変化の増減方向がダウンチャープとなる周波数変化の仕方が設定され、データフレームである場合には、周波数変化の増減方向がアップチャープとなる周波数変化の仕方が設定される。
さらに、制御部32は、基地局から送信されたフレームの受信機能を有する。
制御部32は、復調部33から供給される復調信号から、制御フレームを検出する。制御部32は、検出した制御フレームに対して1次復調を行い、デインターリーブ、誤り訂正のための冗長復号を行った後、制御フレームの復号を行い、制御フレームに含まれる通信装置12の内部時刻と端末IDを取得する。
制御部32は、通信装置12の内部時刻と端末IDを用いて、無線通信システム1で定められた計算を行うことで、データフレームの無線資源である送信時刻と送信周波数を決定する。制御部32は、無線通信部31を制御し、決定したデータフレームの無線資源の送信時刻および送信周波数を用いて、データフレームのチャープ信号を受信させる。
制御部32は、復調部33から供給される復調信号から、データフレームを検出する。制御部32は、検出したデータフレームに対して、1次復調し、デインターリーブ、冗長復号を行った後、データフレームの復号を行い、データフレームに含まれる通信装置12のセンサデータを得る。
復調部33は、無線通信部31から供給されるチャープ信号をアップチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。また、復調部33は、無線通信部31から供給されるチャープ信号をダウンチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。
なお、センサ端末11(無線通信部31および制御部32)は、必ずしも受信機能を有するわけではない。センサ端末11に受信機能がない場合、復調部33は除かれる。
<センサ端末の動作例>
図6は、センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS11において、制御部32は、フレームの生成を行う。センサ端末11の内部時刻と端末IDが含まれる制御フレーム、または、センサデータが含まれるデータフレームが生成される。
ステップS12において、制御部32は、生成したフレームに冗長符号化を行い、冗長符号化後のフレームを得る。
ステップS13において、制御部32は、冗長符号化後のフレームに対して、インターリーブを行い、インターリーブ後のフレームを得る。
ステップS14において、制御部32は、インターリーブ後のフレームに対して、1次変調を行い、1次変調後のフレームを得る。
ステップS15において、制御部32は、送信するフレームが制御フレームであるか否かを判定する。ステップS15において、送信するフレームが制御フレームであると判定された場合、処理は、ステップS16に進む。
ステップS16において、制御部32は、制御フレームを、ダウンチャープでチャープ変調することで、制御フレームのチャープ信号を得る。
ステップS17において、制御部32は、無線通信部31を制御し、制御フレームの送信時刻および送信周波数を用いて、制御フレームのチャープ信号を送信させる。
一方、ステップS15において、送信するフレームがデータフレームであると判定された場合、処理は、ステップS18に進む。
ステップS18において、制御部32は、データフレームを、アップチャープでチャープ変調することで、データフレームのチャープ信号を得る。
ステップS19において、制御部32は、無線通信部31を制御し、データフレームの送信時刻および送信周波数を用いて、データフレームのチャープ信号を送信させる。
ステップS17において制御フレームのチャープ信号が送信された後、または、ステップS19においてデータフレームのチャープ信号が送信された後、送信処理は終了される。
<通信装置の構成例>
図7は、通信装置12の構成例を示すブロック図である。
通信装置12は、無線通信部51、制御部52、および復調部53により構成される。
無線通信部51乃至復調部53の構成は、図5の無線通信部31乃至復調部33と基本的に同様の構成である。その詳細な説明は、繰り返しになるので省略される。
<受信装置の動作例>
図8は、通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、無線通信部51は、センサ端末11から送信されてくる無線信号を受信し、チャープ信号に変換する。無線通信部51は、変換したチャープ信号を復調部53に出力する。
制御部52および復調部53においては、例えば、センサ端末11から送信されてきたチャープ信号がデータフレームのチャープ信号である場合の処理(ステップS32−1乃至S36−1)と、制御フレームのチャープ信号である場合の処理(ステップS32−2乃至S36−2)とが並列に行われる。
ステップS32−1において、復調部53は、無線通信部51から供給されるチャープ信号をアップチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。
ステップS33−1において、制御部52は、復調部53から供給される復調信号から、制御フレームを検出する。
ステップS34−1において、制御部52は、検出した制御フレームに対して、1次復調し、1次復調後の制御フレームを得る。
ステップS35−1において、制御部52は、1次復調後の制御フレームに対して、デインターリーブ、冗長復号を行い、冗長復号後の制御フレームを得る。
ステップS36−1において、制御部52は、冗長復号後の制御フレームに対して、復号を行い、復号により得られた制御フレームに含まれるセンサ端末11の内部時刻と端末IDを取得する。
一方、ステップS32−2において、復調部53は、無線通信部51から供給されるチャープ信号をダウンチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。
ステップS33−2において、制御部52は、復調部53から供給される復調信号から、データフレームを検出する。
ステップS34−2において、制御部52は、検出したデータフレームに対して、1次復調し、1次復調後のデータフレームを得る。
ステップS35−2において、制御部52は、1次復調後のデータフレームに対して、デインターリーブ、冗長復号を行い、冗長復号後のデータフレームを得る。
ステップS36−2において、制御部52は、冗長復号後のデータフレームに対して、復号を行い、復号により得られたデータフレームに含まれるセンサデータを得る。その後、受信処理は終了される。
<第1の実施の形態による効果例>
図9は、本技術の第1の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。
図9のチャープ信号C1乃至C3は、同じレートで、アップチャープで、周波数変化している信号である。チャープ信号C1乃至C3は、センサ端末11−1から送信されたデータフレームのチャープ信号である。
図2で上述したように、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻は、それぞれ、時刻t1乃至t3である。
一方、チャープ信号D1は、データフレームのチャープ信号C1乃至C3と同じレートで、ダウンチャープで、周波数変化している信号である。チャープ信号D1は、他のセンサ端末11−2から送信された制御フレームのチャープ信号である。なお、制御フレームのチャープ信号D1の送信開始時刻は、時刻t1.5である。
データフレームのチャープ信号C1乃至C3と、制御フレームのチャープ信号D1との間で干渉が発生するのは、データフレームのチャープ信号C1およびC2と、制御フレームのチャープ信号D1とが交差する時間の信号に含まれるフレーム部分のみとなる。
フレームの一部しか干渉の影響を受けないため、冗長符号化、インターリーブなどと組み合わせることにより、誤り訂正が可能となるので、データフレームのチャープ信号と制御フレームのチャープ信号の双方を受信側で正しく復調することが可能となる。
なお、以上においては、制御フレームのチャープ変調の周波数変化をダウンチャープとし、データフレームのチャープ変調の周波数変化をアップチャープとしたが、増減の方向を逆方向としてもよい。
以上のように、第1の実施の形態においては、制御フレームのチャープ変調とデータフレームのチャープ変調の周波数変化の増減方向としてそれぞれ異なる方向が設定される。これにより、制御フレームとデータフレームが同じ無線資源を用いて送信された場合でも、干渉を抑え、受信性能の劣化を防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
<無線通信システムの構成例>
図10は、本技術の第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
図10の無線通信システム101は、センサ端末11−1、センサ端末11−2、および基地局の通信装置12が、無線通信により接続されることによって構成される。センサ端末11−1とセンサ端末11−2同士は、例えば、近距離に存在している。
図10に示す構成のうち、図1を参照して説明した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
通信装置12からセンサ端末11−1に対しては、DL通信によるフレームであるDLフレームが送信される。
また、センサ端末11−2から通信装置12に対しては、DL通信と同じ周波数を用いて、UL通信によるフレームであるULフレームが送信される。
すなわち、図10の無線通信システム101においては、センサ端末11と通信装置12との間で双方向の通信が行われる。双方向の通信には、例えば、LPWA(Low Power Wide Area)の無線通信方式が用いられる。
無線通信システム101は、IoT用の無線通信システムであるため、低消費電力かつ長距離伝送が重要となる。IoT用の無線通信方式として有力なLPWAでは、データレートを下げ、使用する周波数の帯域幅を狭帯域にすることで、熱雑音や干渉の影響を抑え、高い受信感度を実現することが可能となっている。これにより、PathLossなどによる減衰が大きく、受信信号の強度が低い伝送路においても、長距離伝送を実現可能にしている。
そのため、センサ端末11−1におけるDLフレームの受信信号の強度は、比較的低い値となる。
また、無線通信システム101は、IoT用の無線通信システムであるため、数多くのセンサ端末11が存在する。数多くのセンサ端末11同士は、センサ端末11−1とセンサ端末11−2と同様に、近距離に存在することが想定される。
そのため、図10に示されるように、DLフレームを受信しているセンサ端末11−1の近くに、同じ周波数を用いてULフレームを送信しているセンサ端末11−2が存在する場合、DLフレームの受信信号に対して、ULフレームの送信信号が大きな干渉となり、センサ端末11−1における、DLフレームの受信が困難となる。
一般的には、ULフレームとDLフレームとは異なる無線資源(周波数、時刻)を用いて送信されるが、第1の実施の形態と同様に、異なる周波数を予め割り当てるのは現実的ではない。また、無線通信システム101内で時刻同期ができない場合も想定しなければならない。
したがって、無線通信システム101においては、ULフレームとDLフレームが同じ無線資源を用いて送信されることを許容できるようにしておく必要がある。
そこで、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態における制御フレームのチャープ変調がダウンチャープに設定される代わりに、DLフレームのチャープ変調がダウンチャープに設定される。また、第1の実施の形態におけるデータフレームのチャープ変調がアップチャープに設定される代わりに、ULフレームのチャープ変調がアップチャープに設定される。
第2の実施の形態のセンサ端末11の構成は、図5のセンサ端末11の構成と基本的に同じであるので、その説明を省略する。第2の実施の形態の通信装置12の構成は、図7の通信装置12の構成と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
<センサ端末の動作例>
図11は、センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。
図11においては、一例として、データフレームがULフレームとしてセンサ端末11から通信装置12に送信される例について説明する。
ステップS51において、制御部32は、フレームの生成を行う。センサデータが含まれるデータフレームが生成される。
ステップS52において、制御部32は、生成したフレームに冗長符号化を行い、冗長符号化後のフレームを得る。
ステップS53において、制御部32は、冗長符号化後のフレームに対して、インターリーブを行い、インターリーブ後のフレームを得る。
ステップS54において、制御部32は、インターリーブ後のフレームに対して、1次変調を行い、1次変調後のフレームを得る。
ステップS55において、制御部32は、自身が基地局であるか否かを判定する。例えば、図11の送信処理を行っているのが、通信装置12の制御部52である場合、ステップS15において、自身が基地局であると判定され、処理は、ステップS56に進む。
ステップS56において、制御部52は、データフレームを、ダウンチャープでチャープ変調することで、DLフレームのチャープ信号を得る。
ステップS57において、制御部52は、無線通信部51を制御し、データフレームの送信時刻および送信周波数を用いて、DLフレームのチャープ信号を送信させる。
一方、図11の送信処理を行っているのは、センサ端末11の制御部32であるので、ステップS55において、自身が基地局ではないと判定され、処理は、ステップS58に進む。
ステップS58において、制御部32は、データフレームを、アップチャープでチャープ変調することで、ULフレームのチャープ信号を得る。
ステップS59において、制御部32は、無線通信部31を制御し、データフレームの送信時刻および送信周波数を用いて、ULフレームのチャープ信号を送信させる。
ステップS57において、すべてのDLフレームのチャープ信号が送信された後、または、ステップS59において、すべてのULフレームのチャープ信号が送信された後、送信処理は終了される。
<受信装置の動作例>
図12は、通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。
図12においては、一例として、センサ端末11からULフレームとして送信されてくるデータフレームが通信装置12に受信される例について説明する。
ステップS71において、無線通信部51は、センサ端末11から送信されてくる無線信号を受信し、チャープ信号に変換する。無線通信部51は、変換したチャープ信号を復調部53に出力する。
ステップS72において、制御部52は、自身が基地局であるか否かを判定する。
ステップS72において、自身が基地局であると判定され場合、処理は、ステップS73に進む。
ステップS73において、復調部53は、無線通信部51から供給されるチャープ信号をアップチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部52に供給する。
また、例えば、図12の受信処理を行っているのが、センサ端末11の制御部32である場合、ステップS72において、自身が基地局ではないと判定され、処理は、ステップS74に進む。
ステップS74において、復調部33は、無線通信部31から供給されるチャープ信号をダウンチャープでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。
ステップS75において、制御部32は、復調部33から供給される復調信号から、データフレームを検出する。
なお、図12は、通信装置12の受信処理であるので、通信装置12の説明に戻る。図12のステップS76において、通信装置12の制御部52は、検出したデータフレームに対して、1次復調し、1次復調後のデータフレームを得る。
ステップS77において、制御部52は、1次復調後のデータフレームに対して、デインターリーブ、冗長復号を行い、冗長復号後のデータフレームを得る。
ステップS78において、制御部52は、冗長復号後のデータフレームに対して、復号を行い、復号により得られたデータフレームに含まれるセンサデータを取得する。その後、受信処理は終了される。
<第2の実施の形態の効果例>
図13は、本技術の第2の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。
図13のチャープ信号C1乃至C3は、同じレートで、アップチャープで、周波数変化している信号である。チャープ信号C1乃至C3は、センサ端末11−2から送信されたULフレームのチャープ信号である。
図2で上述したように、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻は、それぞれ、時刻t1乃至t3である。
一方、DLフレームのチャープ信号D11は、ULフレームのチャープ信号C1乃至C3と同じレートで、ダウンチャープで、周波数変化している信号である。チャープ信号D11は、通信装置12からセンサ端末11−1に送信されてくるDLフレームのチャープ信号である。なお、ULフレームのチャープ信号D11の送信開始時刻は、時刻t1.5である。
ULフレームのチャープ信号C1乃至C3と、DLフレームのチャープ信号D11とに干渉が発するのは、図13に示すように、ULフレームのチャープ信号C1およびC2と、DLフレームのチャープ信号D11とが交差する時間の信号に含まれるフレーム部分のみとなる。
フレームの一部しか干渉の影響を受けないため、冗長符号化、インターリーブなどと組み合わせることにより、誤り訂正が可能となるので、ULフレームのチャープ信号と、DLフレームのチャープ信号の双方を受信側で正しく復調することが可能となる。
なお、以上においては、ULフレームのチャープ変調の周波数変化をアップチャープとし、DLフレームのチャープ変調の周波数変化をダウンチャープとしたが、増減の方向を逆方向としてもよい。
以上のように、第2の実施の形態においては、ULフレームのチャープ変調とDLフレームのチャープ変調の周波数変化の増減方向としてそれぞれ異なる方向が設定される。これにより、ULフレームとDLフレームが同じ無線資源を用いて送信された場合でも、干渉を抑え、受信性能の劣化を防ぐことができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態においては、制御フレームおよびデータフレームのそれぞれに、第1の実施の形態におけるチャープ変調の周波数変化の増減方向が設定される代わりに、チャープ変調の周波数変化の速度であるチャープレートが設定される。
なお、チャープレートが低くなるとフレーム内で変化する送信周波数の変化が小さくなるため、狭帯域信号と衝突する場合、衝突する時間が長くなり、干渉の影響が大きくなってしまう。
そこで、第3の実施の形態においては、データの受信性能を高くしたい制御フレームに対して、高いチャープレートαが設定され、データフレームに対して、低いチャープレートβ(α>β)が設定される。なお、第2の実施の形態のDLフレームとULフレームの場合、DLフレームに対して高いチャープレートαが設定され、ULフレームに対して、低いチャープレートβ(α>β)が設定される。
第3の実施の形態のセンサ端末11の構成は、図5のセンサ端末11の構成と基本的に同じであるので、その説明を省略する。第3の実施の形態の通信装置12の構成は、図7の通信装置12の構成と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
<センサ端末の動作例>
図14は、センサ端末11の送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS91において、制御部32は、フレームの生成を行う。センサ端末11の内部時刻と端末IDが含まれる制御フレーム、または、センサデータが含まれるデータフレームが生成される。
ステップS92において、制御部32は、生成したフレームに冗長符号化を行い、冗長符号化後のフレームを得る。
ステップS93において、制御部32は、冗長符号化後のフレームに対して、インターリーブを行い、インターリーブ後のフレームを得る。
ステップS94において、制御部32は、インターリーブ後のフレームに対して、1次変調を行い、1次変調後のフレームを得る。
ステップS95において、制御部32は、送信するフレームが制御フレームであるか否かを判定する。ステップS95において、送信するフレームが制御フレームであると判定された場合、処理は、ステップS96に進む。
ステップS96において、制御部32は、制御フレームを、チャープレートαでチャープ変調することで、制御フレームのチャープ信号を得る。
ステップS97において、制御部32は、無線通信部31を制御し、制御フレームの送信時刻および送信周波数を用いて、制御フレームのチャープ信号を送信させる。
一方、ステップS95において、送信するフレームがデータフレームであると判定された場合、処理は、ステップS98に進む。
ステップS98において、制御部32は、データフレームを、チャープレートβでチャープ変調することで、データフレームのチャープ信号を得る。
ステップS99において、制御部32は、無線通信部31を制御し、データフレームの送信時刻および送信周波数を用いて、制御部32から供給されるデータフレームのチャープ信号を送信させる。
ステップS97において制御フレームのチャープ信号が送信された後、または、ステップS99においてデータフレームのチャープ信号が送信された後、送信処理は終了される。
<受信装置の動作例>
図15は、通信装置12の受信処理を説明するフローチャートである。
ステップS111において、無線通信部51は、センサ端末11から送信されてくる無線信号を受信し、チャープ信号に変換する。無線通信部51は、変換したチャープ信号を復調部53に出力する。
制御部52および復調部53においては、例えば、センサ端末11から送信されてきたチャープ信号がデータフレームのチャープ信号である場合の処理(ステップS112−1乃至S116−1)と、制御フレームのチャープ信号である場合の処理(ステップS112−2乃至S116−2)とが並列に行われる。
ステップS112−1において、復調部53は、無線通信部51から供給されるチャープ信号をチャープレートαでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部52に供給する。
ステップS113−1において、制御部52は、復調部53から供給される復調信号から、制御フレームを検出する。
ステップS114−1において、制御部52は、検出した制御フレームに対して、1次復調し、1次復調後の制御フレームを得る。
ステップS115−1において、制御部52は、1次復調後の制御フレームに対して、デインターリーブ、冗長復号を行い、冗長復号後の制御フレームを得る。
ステップS116−1において、制御部52は、冗長復号後の制御フレームに対して、復号を行い、復号により得られた制御フレームに含まれるセンサ端末11の内部時刻と端末IDを取得する。
一方、ステップS112−2において、復調部53は、無線通信部51から供給されるチャープ信号をチャープレートβでデチャープ(2次復調)し、復調信号を得て、得た復調信号を、制御部32に供給する。
ステップS113−2において、制御部52は、復調部53から供給される復調信号から、データフレームを検出する。
ステップS114−2において、制御部52は、検出したデータフレームに対して、1次復調し、1次復調後のデータフレームを得る。
ステップS115−2において、制御部52は、1次復調後のデータフレームに対して、デインターリーブ、冗長復号を行い、冗長復号後のデータフレームを得る。
ステップS116−2において、制御部52は、冗長復号後のデータフレームに対して、復号を行い、復号により得られたデータフレームに含まれるセンサデータを得る。その後、受信処理は終了される。
<第3の実施の形態の効果例>
図16は、本技術の第3の実施の形態によるチャープ信号の送信例を示す図である。
図16のチャープ信号C1乃至C3は、アップチャープのチャープレートβで、周波数変化している信号である。チャープ信号C1乃至C3は、センサ端末11−1から送信されてきたデータフレームのチャープ信号である。
図2で上述したように、チャープ信号C1乃至C3の送信開始時刻は、それぞれ、時刻t1乃至t3である。
一方、チャープ信号D21は、データフレームのチャープ信号C1乃至C3と異なるチャープレートα(α>β)で、アップチャープで、周波数変化している信号である。チャープ信号D21は、他のセンサ端末11−2から送信された制御フレームのチャープ信号である。なお、制御フレームのチャープ信号D21の送信開始時刻は、時刻t1.5である。
データフレームのチャープ信号C1乃至C3と、制御フレームのチャープ信号D21との間で干渉が発生するのは、データフレームのチャープ信号C1およびC2と、制御フレームのチャープ信号D21とが交差する時間のフレーム部分のみとなる。
信号の一部しか干渉の影響を受けないため、冗長符号化、インターリーブなどと組み合わせることにより、誤り訂正が可能となるので、制御フレームのチャープ信号とデータフレームのチャープ信号の双方を受信側で正しく復調することができる。
なお、以上においては、制御フレームおよびデータフレームのチャープ変調の周波数変化をアップチャープとしたが、増減の方向は、制御フレームとデータフレームのチャープ変調の周波数変化をダウンチャープにしても効果は同じである。
以上のように、第3の実施の形態においては、制御フレームのチャープ変調とデータフレームのチャープ変調の周波数変化のチャープレートとしてそれぞれ異なるレートが設定される。これにより、制御フレームとデータフレームが同じ無線資源を用いて送信された場合でも、干渉を抑え、受信性能の劣化を防ぐことができる。
上述した第1の実施の形態の技術、第2の実施の形態の技術、および第3の実施の形態の技術は、併用することも可能である。
以上のように、本技術によれば、送信するフレームの種類や送信方向のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化の仕方が設定される。
これにより、制御フレームとデータフレームが同じ無線資源を用いて送信された場合でも干渉を抑制し、受信性能の劣化を抑える無線通信システムを提供することが可能となる。
なお、上記説明において、端末を、センサ端末として示したが、本技術は、センサを有さない端末にも適用することができる。
<第4の実施の形態>
<コンピュータの構成例>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。
バス304には、さらに、入出力インタフェース305が接続されている。入出力インタフェース305には、キーボード、マウスなどよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307が接続される。また、入出力インタフェース305には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部308、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部309、リムーバブルメディア311を駆動するドライブ310が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU301が、例えば、記憶部308に記憶されているプログラムを入出力インタフェース305及びバス304を介してRAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU301が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア311に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部308にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1) 第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化を設定する制御部と、
設定された前記周波数変化に応じて、前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報を送信する送信部と
を備える送信装置。
(2) 前記制御部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに異なる前記周波数変化の増減方向を設定する
前記(1)に記載の送信装置。
(3) 前記制御部は、
前記第1の情報の前記周波数変化の増減方向をダウンチャープに設定し、
前記第2の情報の前記周波数変化の増減方向をアップチャープに設定する
前記(2)に記載の送信装置。
(4) 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
前記(2)または(3)に記載の送信装置。
(5) 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
前記(2)または(3)に記載の送信装置。
(6) 前記制御部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに異なる前記周波数変化のレートを設定する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の送信装置。
(7) 前記制御部は、
前記第1の情報の前記周波数変化のレートをαに設定し、
前記第2の情報の前記周波数変化のレートをβ(α>β)に設定する
前記(6)に記載の送信装置。
(8) 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
前記(6)または(7)に記載の送信装置。
(9) 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
前記(6)または(7)に記載の送信装置。
(10) 送信装置が、
第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化を設定し、
設定された前記周波数変化に応じて、前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報を送信する
送信方法。
(11) 第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報を受信する受信部と、
受信された前記第1の情報または前記第2の情報を、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調する復調部と
を備える受信装置。
(12) 前記復調部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された異なる前記周波数変化の増減方向に応じて、受信された前記第1の情報または前記第2の情報を復調する
前記(11)に記載の受信装置。
(13) 前記第1の情報の前記周波数変化の増減方向は、ダウンチャープに設定され、前記第2の情報の前記周波数変化の増減方向は、アップチャープに設定されている
前記(12)に記載の受信装置。
(14) 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
前記(12)または(13)に記載の受信装置。
(15) 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
前記(12)または(13)に記載の受信装置。
(16) 前記復調部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された異なる前記周波数変化のレートに応じて、受信された前記第1の情報または前記第2の情報を復調する
前記(11)乃至(13)のいずれかに記載の受信装置。
(17) 前記第1の情報の前記周波数変化のレートは、αに設定され、前記第2の情報の前記周波数変化のレートは、β(α>β)に設定されている
前記(16)に記載の受信装置。
(18) 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
前記(16)または(17)に記載の受信装置。
(19) 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
前記(16)または(17)に記載の受信装置。
(20) 受信装置が、
第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報を受信し、
受信された前記第1の情報または前記第2の情報を、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調する
受信方法。
1 無線通信システム, 11,11−1乃至11−N センサ端末, 12 通信装置, 31 無線通信部, 32 制御部, 33 復調部, 51 無線通信部, 52 制御部, 53 復調部, 101 無線通信システム

Claims (20)

  1. 第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化を設定する制御部と、
    設定された前記周波数変化に応じて前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報を送信する送信部と
    を備える送信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに異なる前記周波数変化の増減方向を設定する
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の情報の前記周波数変化の増減方向をダウンチャープに設定し、
    前記第2の情報の前記周波数変化の増減方向をアップチャープに設定する
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
    請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
    請求項3に記載の送信装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに異なる前記周波数変化のレートを設定する
    請求項1に記載の送信装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1の情報の前記周波数変化のレートをαに設定し、
    前記第2の情報の前記周波数変化のレートをβ(α>β)に設定する
    請求項6に記載の送信装置。
  8. 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
    請求項7に記載の送信装置。
  9. 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
    請求項7に記載の送信装置。
  10. 送信装置が、
    第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに異なるチャープ変調の周波数変化を設定し、
    設定された前記周波数変化に応じて、前記チャープ変調を行った前記第1の情報または前記第2の情報を送信する
    送信方法。
  11. 第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報を受信する受信部と、
    受信された前記第1の情報または前記第2の情報を、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調する復調部と
    を備える受信装置。
  12. 前記復調部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された異なる前記周波数変化の増減方向に応じて、受信された前記第1の情報または前記第2の情報を復調する
    請求項11に記載の受信装置。
  13. 前記第1の情報の前記周波数変化の増減方向は、ダウンチャープに設定され、前記第2の情報の前記周波数変化の増減方向は、アップチャープに設定されている
    請求項12に記載の受信装置。
  14. 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
    請求項13に記載の受信装置。
  15. 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
    請求項13に記載の受信装置。
  16. 前記復調部は、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された異なる前記周波数変化のレートに応じて、受信された前記第1の情報または前記第2の情報を復調する
    請求項11に記載の受信装置。
  17. 前記第1の情報の前記周波数変化のレートは、αに設定され、前記第2の情報の前記周波数変化のレートは、β(α>β)に設定されている
    請求項16に記載の受信装置。
  18. 前記第1の情報は、制御フレームであり、前記第2の情報は、データフレームである
    請求項17に記載の受信装置。
  19. 前記第1の情報は、DLフレームであり、前記第2の情報は、ULフレームである
    請求項17に記載の受信装置。
  20. 受信装置が、
    第1の情報、および前記第1の情報と異なる第2の情報のそれぞれに設定された異なるチャープ変調の周波数変化に応じて前記チャープ変調が行われた前記第1の情報または前記第2の情報を受信し、
    受信された前記第1の情報または前記第2の情報を、前記第1の情報および前記第2の情報のそれぞれに設定された前記周波数変化に応じて復調する
    受信方法。
JP2020565719A 2019-01-11 2019-12-27 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 Pending JPWO2020145193A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019003159 2019-01-11
JP2019003159 2019-01-11
PCT/JP2019/051400 WO2020145193A1 (ja) 2019-01-11 2019-12-27 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020145193A1 true JPWO2020145193A1 (ja) 2021-11-18

Family

ID=71521243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020565719A Pending JPWO2020145193A1 (ja) 2019-01-11 2019-12-27 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11985015B2 (ja)
JP (1) JPWO2020145193A1 (ja)
WO (1) WO2020145193A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019006635T5 (de) * 2019-01-08 2021-09-30 Sony Group Corporation Empfangsvorrichtung und verfahren, und übertragungsvorrichtung und verfahren

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19961777A1 (de) 1999-12-21 2001-07-12 Rudolf Bannasch Verfahren und Vorrichtungen zur Informationsübertragung
JP2009170968A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Futaba Corp 超広帯域無線送信装置、超広帯域無線受信装置、及び超広帯域無線送受信装置
EP2975814B1 (en) * 2014-07-18 2020-09-02 Semtech Corporation Chirp Signal Processor
EP3002883B1 (en) * 2014-09-30 2018-06-13 Semtech Corporation Wireless communication method
EP3002884B1 (en) * 2014-09-30 2018-04-18 Semtech Corporation Wireless communication method
US11604280B2 (en) * 2017-10-02 2023-03-14 Bridger Photonics, Inc. Processing temporal segments of laser chirps and examples of use in FMCW LiDAR methods and apparatuses
US11360215B2 (en) * 2018-12-20 2022-06-14 Gm Cruise Holdings Llc Lidar system that is configured to compute ranges with differing range resolutions

Also Published As

Publication number Publication date
US20220224576A1 (en) 2022-07-14
US11985015B2 (en) 2024-05-14
WO2020145193A1 (ja) 2020-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100547748B1 (ko) 이동체에서 적응형 안테나 어레이의 성능을 개선하는시스템 및 방법
CN109150272B (zh) 通信方法、终端及网络设备
US6223040B1 (en) Method and a system in a cellular network
US8441979B2 (en) Control apparatus to divide other communication apparatuses into multiple groups for slot allocated communication
ATE455402T1 (de) Paketdatenübertragung in einem mimo-system
CN102122993A (zh) 一种远距离水声通信的方法和装置
CN106688264B (zh) 自适应信标传送
CN101764635B (zh) 信号联合处理系统及其信号检测、确定发送信号的方法
US20230379684A1 (en) Sensing-based device detection
JPWO2020145193A1 (ja) 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法
CN113056014B (zh) 一种下行irs-noma多簇用户的功率分配方法
Chen et al. The influence of MAC protocol on a non-synchronous localization scheme in large-scale UWSNs
JP2010124160A (ja) 無線通信システムおよび端末呼び出し方法
Roy et al. Multichannel ordered contention MAC protocol for underwater wireless sensor networks
JP2005159849A (ja) 無線通信システム、基地局装置及び情報交換方法
WO2024029350A1 (ja) 情報端末、通信装置、および通信方法
JP3337274B2 (ja) 移動通信方式
JP7413339B2 (ja) 給電装置、給電装置の監視方法、給電装置の監視プログラムおよび通信システム
JPH088707B2 (ja) 同一周波数干渉防止方法
KR20180099963A (ko) 중계 단말 간 간섭 제거를 위한 협력 통신 시스템 및 그 방법
Kang et al. Joint channel training and passive beamforming design for intelligent reflecting surface-aided LoRa systems
JPH02233029A (ja) 同一周波数時分割送受信移動通信方式
JP2017163397A (ja) 通信中継システム及び方法
JP6769110B2 (ja) 通信装置および通信制御方法
WO2023078525A1 (en) Method for beam distribution

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240418