JPWO2020137395A1 - タッチセンサおよびタッチセンサ用導電性フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、特許文献1に開示されているタッチセンサのように、複数の検出電極から引き出された複数の引き出し配線を、それぞれ、外部の回路基板等に接続する構成にすると、多数の検出電極の配置に起因して引き出し配線の取り回しが複雑になり、また、多数の引き出し配線を配置するための大きな配置スペースを確保しなければならないという問題と、矩形の絶縁基板上に複数の検出電極が格子状に配列されているため、矩形の絶縁基板を球体形状等の立体形状に沿って配置することが難しく、立体形状のタッチセンサを得ることが困難であるという問題があった。
そのため、球体形状等の立体形状を有するタッチセンサを容易に得ることが困難であった。
この際に、検出電極は、複数の第1検出電極と、第1検出電極から絶縁されながら第1検出電極に重なる位置に配置された複数の第2検出電極とを含み、第1検出電極と第2検出電極とは、絶縁材料を介して絶縁材料の両面に対向して配置され、引き出し配線は、複数の第1検出電極に接続された複数の第1引き出し配線と、複数の第2検出電極に接続された複数の第2引き出し配線とを含むことができる。
ここで、複数の第1検出電極と複数の第1引き出し配線は、絶縁基板の一方の面に形成され、複数の第2検出電極と複数の第2引き出し配線は、絶縁基板の他方の面に形成されていることが好ましい。
金属細線は、1μm〜50μmの線幅を有することが好ましい。
また、金属細線は、黒化層または黒色金属層を含んでいてもよい。
また、立体は、球体または多面体であることが好ましい。
絶縁基板の一方の面上に形成された複数の第1検出電極と、複数の第1検出電極が形成された絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ複数の第1検出電極に接続された複数の第1引き出し配線とを備え、
それぞれ複数の第1検出電極が配置された複数の電極領域を有し、複数の電極領域間において、第1引き出し配線により、複数の電極領域にそれぞれ配置された第1検出電極が電気的に接続されている。
もしくは、絶縁基板は、帯状に延びる周辺配線領域と、周辺配線領域の片側または両側に配置され且つ周辺配線領域が延びる方向に沿って配列された複数の電極領域とを有し、絶縁基板は、複数の電極領域における互いに隣接する電極領域間にそれぞれ不連続部分を有し、複数の第1検出電極は、複数の電極領域に配置され、複数の第1引き出し配線は、それぞれ、少なくとも一部が周辺配線領域に配置される。
複数の電極領域は、それぞれ、定められた第1の方向に延び、且つ、互いに平行に配置され、複数の第1検出電極は、複数の電極領域のそれぞれにおいて、第1の方向に配列されることができる。
さらに、複数の電極領域は、周辺配線領域の両側において、それぞれ、周辺配線領域に対して直交する方向に延び、且つ、互いに平行に配置されることが好ましい。
また、複数の第1検出電極は、それぞれ、金属細線からなり且つメッシュ形状を有し、複数の第1引き出し配線は、それぞれ、金属細線からなることが好ましい。
「直交」および「平行」等を含め角度は、特に記載がなければ、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
「透明」とは、光透過率が、波長400nm〜800nmの可視光波長域において、少なくとも40%以上のことであり、好ましくは75%以上であり、より好ましくは80%以上、さらにより好ましくは90%以上のことである。光透過率は、JIS K 7375:2008に規定される「プラスチック--全光線透過率および全光線反射率の求め方」を用いて測定されるものである。
図1に、本発明の実施の形態1に係るタッチセンサ1を示す。タッチセンサ1は、互いに同一の形状を有する12個の曲面C1により囲まれた概ね球体形状を有している。各曲面C1は、一端が軸A上の第1極B1に位置し、他端が軸A上の第2極B2上に位置しており、第1極B1および第2極B2を結ぶ線分を直径とする円筒面に沿って湾曲形成されている。また、各曲面C1は、第1極B1と第2極B2とを結ぶ線分の中点、すなわち、タッチセンサ1を形成する概ね球体の中心Qを通り且つ軸Aに直交する平面に対して対称な形状を有しており、一端および他端から中央部に向かうほど曲面C1の幅が広くなっている。
また、絶縁基板12は、主周辺配線領域R1の第1方向D1の両側において、第2方向D2に互いに隣接する電極領域R2間にそれぞれ不連続部分R0を有している。
なお、第1検出電極S1および第2検出電極S2は、ユーザの指およびスタイラスペン等によるタッチ操作を検出するための電極であり、それぞれ、後述する第1引き出し配線F1の線幅および第2引き出し配線F2の線幅よりも広い電極幅を有している。
第1検出電極S1と第2検出電極S2は、絶縁基材12とは別の絶縁材料(ただし、空気を除く)を介して配置されていてもよい。例えば、絶縁基材12、第1検出電極S1、絶縁材料、第2検出電極S2の順に積層されることができる。ここで絶縁材料は、空気を除く材料であって、絶縁性を有する有機、無機の材料であれば特に制限はない。
なお、絶縁基板12により立体形状の展開図が得られれば、絶縁基板12に2以上の電極領域R2が設定されていればよく、設定される電極領域R2の数は、特に上限が無いが、1000以下であることが好ましい。また、電極領域R2内に配置される第1検出電極S1および第2検出電極S2の数は、タッチセンサ1のサイズ、第1検出電極S1のサイズ、第2検出電極S2のサイズ等によって決定されるが、1以上であればよい。また、電極領域R1の形状は、長方形、正方形、三角形、多角形、円形、楕円形等が挙げられ、第1検出電極S1および第2検出電極S2の形状および配置等によって決まるが、長方形および正方形であることが好ましい。
なお、12個の伸長部E1のうち、第2方向D2の両端部に位置する4つの伸長部E1のうちの少なくとも1つの伸長部E1上に配置された複数の第1検出電極S1から、それぞれ、第2方向D2に隣接する伸長部E1とは反対側に引き出された複数の第1引き出し配線F1は、副周辺配線領域R3と主周辺配線領域R1を通って、外部の図示しない回路基板等に接続される。
また、第2検出電極S2に接続されている第2引き出し配線F2も、主周辺配線領域R1を通って外部の図示しない回路基板等に接続される。
ここで、第1検出電極S1と第1引き出し配線F1は、互いに同じ金属細線からなることが好ましく、第2検出電極S2と第2引き出し配線F2は、互いに同じ金属細線からなることがさらに好ましい。第1検出電極S1、第2検出電極S2、第1引き出し配線F1、第2引き出し配線F2が、互いに同じ金属細線からなる場合には、第1検出電極S1、第2検出電極S2、第1引き出し配線F1、第2引き出し配線F2が製造される際に、同時に形成されることができる。
なお、メッシュの形状としては、特に限定はなく、正方形、平行四辺形、ひし形、正五角形、正六角形、またはランダムな形状等が使用できるが、ひし形がより好ましい。この際に、ひし形の鋭角の角度は20度以上80度以下が好ましく、ひし形のメッシュピッチ(菱形の1辺の長さに相当)は、100μm以上700μm以下が好ましく、第1検出電極S1と第2検出電極S2との組合せで形成される小さいひし形メッシュのメッシュピッチは50μm以上350μm以下が好ましい。
また、第1検出電極S1および第2検出電極S2は、上述の通り、メッシュ形状を有する金属細線からなることが好ましいが、これらに限定されることはなく、ITO、銀ナノワイヤ、導電性ポリマー、カーボンナノチューブ、カーボンナノバッド、グラフェン等の導電性素材から構成されていてもよい。
ここで、保護層13Aおよび保護層14Aとして、ゼラチン、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の有機膜、および、二酸化シリコン等の無機膜を使用することができ、その膜厚は、10nm以上100nm以下であることが好ましい。
これらの保護層13Aおよび保護層14Aは、物理特性および光学特性等の改善を目的として、有機または無機の粒子を含有することができ、また、酸化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤、架橋剤、可塑剤、帯電防止剤、染料や顔料等の着色剤(色相調節剤)等の機能性成分を含むことができる。
導電性フィルム11の絶縁基板12は第2方向D2に互いに隣接する電極領域R2間に不連続部分を有しているため、導電性フィルム11を支持体21に貼り付ける際に、絶縁基板12にシワを寄せることなく、すなわち、絶縁基板12上に配置された第1検出電極S1、第2検出電極S2、第1引き出し配線F1、第2引き出し配線F2等に歪みを生じさせることなく、絶縁基板12の複数の伸長部E1をそれぞれ支持体21の円筒面の一部を形成する曲面C2およびC3に沿って湾曲させるだけで、導電性フィルム11を支持体21の外側表面に貼り付けることが可能である。このように、本発明の実施の形態1に係る導電性フィルム11によれば、立体形状に容易に対応することができる。
以上のように、実施の形態1のタッチセンサ1によれば、立体形状を有しながらも、操作性、感度およびに視認性を向上させることができる。
また、導電性フィルム11は、連続した1枚の絶縁基板12を有しているため、導電性フィルム11を支持体21上に配置するだけで、概ね球体形状のタッチセンサ1を容易に製造することができる。また、第1引き出し配線および第2引き出し配線と接続される外部回路も1つに集約できるので、概ね球体形状のタッチセンサ1を容易に製造することができる。さらに、絶縁基板12上の定められた位置に検出電極が配置されており、タッチセンサ1を製造する際に、検出電極の配置位置のずれを抑制し、タッチセンサ1の検出位置精度を向上させることができる。
また、支持体21の内部には、空洞部分が形成されていなくてもよい。
導電性フィルム11Aは、支持体の外側表面すなわち球面に沿って湾曲していることを除いて、図1に示す導電性フィルム11と同一の構成を有しており、図9のタッチセンサ1Aは、球体形状の支持体を有することが、図1のタッチセンサ1と異なる。
また、図10に示すように、球体形状の支持体31は、半球の外形を有する第1支持体部品31Aと、半球の外形を有する第2支持体部品31Bにより構成されることができる。第1支持体部品31Aおよび第2支持体部品31Bは、いずれも半球形状にくり抜かれており、それぞれ、開口部K3、K4が形成されている。これにより、支持体31の内部には、球体形状の空洞部分が形成されるが、この空洞部分に、光源等を配置し、照明または発光体を構成することができる。
実施の形態1のタッチセンサ1は、曲面により囲まれた概ね球体形状を有しているが、本発明のタッチセンサの形状は、曲面を有するものに限定されない。図11に、実施の形態2に係るタッチセンサ40を示す。タッチセンサ40は、同一の長さの辺を有する、12個の正五角形と20個の正六角形とが組み合わされて構成された32面体の形状を有している。また、タッチセンサ40は、32面体の形状を有する図示しない支持体と、支持体上のすべての面にわたって隙間なく配置された導電性フィルム41を有している。
また、絶縁基板12は、主周辺配線領域R1の第1方向D1の両側において、互いに隣接する電極領域R2間に不連続部分R0を有している。
また、第2検出電極S2が形成されている絶縁基板42の第2面において、第2検出電極S2に接続されている第2引き出し配線F2は、主周辺配線領域R1に配置されている。
<絶縁基板>
絶縁基板12、42は、透明で電気絶縁性を有し且つ可撓性あるいは伸縮性を有するものであれば特に限定されるものではないが、絶縁基板12、42を構成する材料として、例えば、ガラス、強化ガラス、無アルカリガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene Terephthalate)、ポリエチレンナフタレート(PEN:Polyethylene Naphthalate)、シクロオレフィンポリマー(COP:Cyclo-Olefin Polymer)、環状オレフィン・コポリマー(COC:Cyclic Olefin Copolymer)、ポリカーボネート(PC:Polycarbonate)、アクリル樹脂、ポリエチレン(PE:Polyethylene)、ポリプロピレン(PP:Polypropylene)、ポリスチレン(PS:Polystylene)、ポリ塩化ビニル(PVC:Polyvinyl Chloride)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC:Polyvinylidene Chloride)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF:PolyVinylidene DiFluoride)、トリアセチルセルロース(TAC:Cellulose Triacetate)、ポリアミド、ポリイミド(PI:Polyimide)、ポリアリレート(PAR:Polyarylate)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK:Polyetherketoneketone)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES:Polyethersulfone)等を使用することができる。
絶縁基板12は、単層で用いることもできるが、2層以上を組み合わせた積層体として用いることもできる。また、必要に応じてコロナ処理、グロー処理、プラズマ処理、大気圧プラズマ処理などの表面処理を行うことが好ましく、また図示しないが、易接着層を表面に有することもできる。
第1検出電極S1を形成する第1金属細線M1、第2検出電極S2を形成する第2金属細線M2は、線幅1.0μm〜50μmの金属細線であることがタッチセンサの感度、視認性の観点から好ましい。第1検出電極S1を形成する第1金属細線M1と第2検出電極S2を形成構成する第2金属細線M2のさらに好ましい線幅は、1.0μm〜5.0μmである。第1金属細線M1、第2金属細線M2、第1引き出し配線F1、第2引き出し配線F2を上記の範囲とすることにより、検出電極および引き出し配線を低抵抗化し、さらに、引き出し配線が視認され難くなる。
第1検出電極S1を形成する第1金属細線M1、第2検出電極S2を形成する第2金属細線M2の線幅と第1引き出し配線F1と第2引き出し配線F2の線幅との差は30μm以下であることが、第1引き出し配線F1と第2引き出し配線F2がさらに視認され難く、さらに好ましい。
第1検出電極S1を形成する第1金属細線M1と第2検出電極S2を形成する第2金属細線M2の膜厚は0.05μm〜10μmが好ましく、0.1μm〜2μmがより好ましい。
金属と黒化層とを有する金属細線の多層構造としては、例えば、酸化モリブデン/アルミニウム/酸化モリブデン、酸化モリブデン/銅/酸化モリブデン、酸化銅/銅/酸化銅とが順次積層された構造とすることができる。黒化層の厚みは、0.01〜0.5μmが好ましい。
第1引き出し配線F1、および第2引き出し配線F2、接地線F3、および接地線F4の材料としては、導電性を有するものであれば制限は無く、金属、金属酸化物、ITO、導電性ポリマー、カーボンナノチューブ、グラフェン等の導電性材料を単独あるいは組み合わせて用いることができる。金属としては、銀、銅、アルミニウム、金、モリブデン、クロム等があり、それらの合金、酸化物またはそれらの積層体で使用できる。特に電気抵抗値の観点から銀、銅またはアルミニウムが好ましく、例えば、酸化モリブデン/アルミニウム/酸化モリブデン、酸化モリブデン/銅/酸化モリブデン、酸化銅/銅/酸化銅等の積層構成の金属細線が使用できる。また、これらの導電性材料とバインダとを組み合わせて用いても良く、導電性材料からなる微粒子、特に金属微粒子とバインダからなる混合物から第1引き出し配線F1および第2引き出し配線F2、および接地線が形成されていることが、フレキシブル性、曲面対応性に優れており、好ましい。バインダとしては、ゼラチン、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等が好ましい。他にも、特開2014−209332号公報、WO2017/033666、WO2016/157585、特開2012−6377号公報等に記載のハロゲン化銀乳剤層を露光・現像して得られる現像銀を用いることができる。
第1引き出し配線F1と第2引き出し配線F2、および接地線の材料は、前述の第1金属細線M1および第2金属細線M2と同じであっても異なっても良いが、同一材料で形成されていることが、導電性、視認性、フレキシブル性および曲面対応性に優れており、好ましい。
第1引き出し配線F1と第2引き出し配線F2の膜厚は0.05μm〜10μmが好ましく、0.1μm〜5μmがより好ましい。
必要に応じて、保護層13Aおよび14A上に透明コート層を形成してもよい。透明コート層としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の有機膜が使用され、膜厚は1μm以上100μm以下が好ましい。
透明コート層は、物理特性および光学特性等の改善を目的として、有機または無機の粒子を含有することができ、また酸化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤、架橋剤、可塑剤、帯電防止剤、染料や顔料等の着色剤(色相調節剤)等の機能性成分を含むことができる。
<粘着層>
粘着層は、第1電極層13上に配置され、後述するカバー部材と導電性フィルム11とを接着するために配置される層である。粘着層の構成成分に制限はなく、アクリル系、シリコン系、ウレタン系、ゴム系、ポリエーテル系およびこれらのハイブリット系などの粘着成分を有する樹脂からなる公知の粘着剤を用いることができる。
粘着層は樹脂成分の他、酸化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤、架橋剤、可塑剤、帯電防止剤、染料や顔料等の着色剤(色相調節剤)等の機能性成分を必要に応じて好ましく含有できる。
カバー部材は、粘着層上に配置される絶縁性シート状基板であり、球体または多面体形状を取ることもできる。カバー部材は、タッチを検出する検出面として使用され、外部環境から導電性フィルム11、11A、41を保護する役割も果たす。カバー部材としては可撓性あるいは伸縮性を有する樹脂基板が好ましく、上述した絶縁基板12、42で例示した材料を好ましく用いることができる。カバー部材の厚みはそれぞれの用途に応じて適宜選択することが望ましい。カバー部材の形成方法は特に制限されず、粘着層上にカバー部材を貼合する方法が挙げられる。また、カバー部材の表面または内部に、加飾層、反射防止層、防眩層、防汚層、指紋付着防止層、耐傷性層、透光性着色層、光散乱層、偏光層、光学干渉層などが形成もしくは積層されていてもよい。ここで加飾層は導電性フィルム11、11A、41の第1引き出し配線F1上に配置されることが好ましい。
また、カバー部材として、絶縁性のシート状基板を用いる代わりに、硬化性樹脂等からなる素材を導電性フィルム上に直接積層することにより、カバー部材を構成してもよい。硬化性樹脂としては、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系、シラノール系などの素材を用い、硬化方法としては、光硬化、電子線硬化、熱硬化、湿気硬化などの方法を単独または組み合わせて用いることができる。
また、カバー部材として、ゴムなどの弾性を有する柔軟な素材を用いることは、例えばタッチセンサ1を球技や遊戯に用いた際、タッチセンサ1の故障や使用者の怪我、または周囲の物体の破損などの発生を低減でき、好ましい。
また電極領域R2と同一の透過率になるように主周辺配線領域R1と副周辺配線領域R3に、第1引き出し配線F1および第2引き出し配線F2と絶縁されたダミー金属細線を配置してもよい。また、第1引き出し配線F1および第2引き出し配線F2の一部を、第1検出電極S1および第2検出電極S2と同様に、金属細線からなるメッシュ形状としてもよい。これらの形態を採用することにより、より視認性が向上する。
11,11A,41 導電性フィルム
12 絶縁基板
12A 第1面
12B 第2面
13 第1電極層
13A,14A 保護層
14 第2電極層
21,31 支持体
21A,31A 第1支持体部品
21B,31B 第2支持体部品
A 軸
B1 第1極
B2 第2極
C1,C2,C3 曲面
D1 第1方向
D2 第2方向
E1,E2,E3,E4,E5 伸長部
F1 第1引き出し配線
F2 第2引き出し配線
F3,F4 接地線
G 交差領域
K1,K2,K3,K4 開口部
M1 第1金属細線
M2 第2金属細線
Q 中心
R0 不連続部分
R1 主周辺配線領域
R2 電極領域
R3 副周辺配線領域
S1 第1検出電極
S2 第2検出電極
Claims (20)
- 少なくとも1つの曲面、複数の平面、または、少なくとも1つの曲面および少なくとも1つの平面により囲まれた立体のすべての面にわたって配置された検出電極と、
前記検出電極に接続された引き出し配線と
を備え、
前記検出電極および前記引き出し配線は、金属細線により構成されているタッチセンサ。 - 前記立体のすべての面にわたって配置された絶縁基板を備え、
前記検出電極および前記引き出し配線は、前記絶縁基板上および前記絶縁基板中のいずれかに形成されている請求項1に記載のタッチセンサ。 - 前記検出電極は、
複数の第1検出電極と、
前記第1検出電極から絶縁され、前記第1検出電極に重なる位置に配置された複数の第2検出電極とを含み、
前記第1検出電極と前記第2検出電極とは、絶縁材料を介して絶縁材料の両面に対向して配置され、
前記引き出し配線は、
前記複数の第1検出電極に接続された複数の第1引き出し配線と、
前記複数の第2検出電極に接続された複数の第2引き出し配線と
を含み、
前記複数の第1検出電極と前記複数の第1引き出し配線は、前記絶縁基板の一方の面上に形成され、
前記複数の第2検出電極と前記複数の第2引き出し配線は、前記絶縁基板の他方の面上に形成されている請求項2に記載のタッチセンサ。 - 前記検出電極は、メッシュ形状を有し、かつ1μm〜50μmの線幅を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のタッチセンサ。
- 前記金属細線は、黒化層または黒色金属層を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチセンサ。
- 前記立体は、球体または多面体である請求項1〜5のいずれか一項に記載のタッチセンサ。
- 絶縁基板を備え、且つ、前記絶縁基板の一方の面上において、複数の第1検出電極と、前記複数の第1検出電極に接続された複数の第1引き出し配線とを備えるタッチセンサ用
導電性フィルムであって、
それぞれ前記複数の第1検出電極が配置された複数の電極領域を有し、
前記複数の電極領域間において、前記第1引き出し配線により、前記複数の電極領域にそれぞれ配置された前記第1検出電極が電気的に接続されているタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の第1検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上または前記絶縁基板の他方の面上において前記第1検出電極から絶縁されながら前記第1検出電極に重なる位置に配置された複数の第2検出電極と、
前記複数の第2検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ前記複数の第2検出電極に接続された複数の第2引き出し配線と
を備え、
前記複数の電極領域には、それぞれ、前記複数の第1検出電極と少なくとも1つの前記第2検出電極とが配置される請求項7に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記第2検出電極は、隣接する前記電極領域に配置されている前記第2検出電極から絶縁されている請求項8に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 前記複数の電極領域は、それぞれ、定められた第1の方向に延び、且つ、互いに平行に配置され、
前記複数の第1検出電極は、前記複数の電極領域のそれぞれにおいて、前記第1の方向に配列されている請求項8または9に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の第1検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上で且つ前記複数の第1引き出し配線の近傍に配置された接地線を有する請求項7〜10のいずれか一項に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 絶縁基板と、
前記絶縁基板の一方の面上に形成された複数の第1検出電極と、
前記複数の第1検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ前記複数の第1検出電極に接続された複数の第1引き出し配線と
を備え、
前記絶縁基板は、帯状に延びる周辺配線領域と、前記周辺配線領域の片側または両側に配置され且つ前記周辺配線領域が延びる方向に沿って配列された複数の電極領域とを有し、
前記絶縁基板は、前記複数の電極領域における互いに隣接する電極領域間にそれぞれ不連続部分を有し、
前記複数の第1検出電極は、前記複数の電極領域に配置され、
前記複数の第1引き出し配線は、それぞれ、少なくとも一部が前記周辺配線領域に配置されるタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の第1検出電極は、前記複数の電極領域のそれぞれにおいて、前記周辺配線領域が延びる方向と交差する方向に配列され、
前記複数の第1引き出し配線は、前記周辺配線領域と前記複数の電極領域とに配置される請求項12に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の第1検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上または前記絶縁基板の他方の面上において前記第1検出電極から絶縁されながら前記第1検出電極に重なる位置に配置された複数の第2検出電極と、
前記複数の第2検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上に配置され且つ前記複数の第2検出電極に接続された複数の第2引き出し配線と
を備え、
前記複数の電極領域には、それぞれ、前記複数の第1検出電極と少なくとも1つの前記第2検出電極とが配置される請求項13に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の第1引き出し配線は、それぞれ、対応する前記電極領域から前記周辺配線領域を通って隣接する前記電極領域まで延び、隣接する前記電極領域に配置されている前記複数の第1検出電極に接続されている請求項14に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 前記複数の第1検出電極が形成された前記絶縁基板の面と同じ面上で且つ前記複数の第1引き出し配線の近傍に配置された接地線を有する請求項12〜15のいずれか一項に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 前記複数の第1検出電極は、それぞれ、前記周辺配線領域が延びる方向と交差する方向に延び、
前記複数の第1引き出し配線は、前記周辺配線領域のみに配置される請求項12に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。 - 前記複数の電極領域は、前記周辺配線領域の両側において、それぞれ、前記周辺配線領域に対して直交する方向に延び、且つ、互いに平行に配置される請求項12〜17のいずれか一項に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 前記絶縁基板は、少なくとも1つの曲面、複数の平面、または、少なくとも1つの曲面および少なくとも1つの平面により囲まれた立体を展開した形状を有している請求項7〜18のいずれか一項に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
- 前記複数の第1検出電極は、それぞれ、金属細線からなり且つメッシュ形状を有し、
前記複数の第1引き出し配線は、それぞれ、金属細線からなる請求項12〜19のいずれか一項に記載のタッチセンサ用導電性フィルム。
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