JPWO2020132388A5 - - Google Patents

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Description

CUT&RUNと同様に、CUT&Tagは抗体を用いて、インサイチュでクロマチンタンパク質を結合し、次いで、プロテインA、プロテインG/機能亢進性Tn5トランスポザーゼ(pAG-Tn5)融合物をこれらの部位に繋留する。制御された活性化の際に、Tn5は、ゲノム部位で選択的に断片化を行い、アダプター配列の統合を行う。次いで、タグ付き標的DNAが増幅され、配列決定されることによって、いくつかのライブラリー調製工程を迂回し、時間を節約し(1日未満の合計ワークフロー時間)、実験的バイアスの原因を排除する。重要なことに、CUT&Tagアッセイは、CUT&RUNと同様に信頼性の高いデータをもたらす。また、CUT&Tagアプローチが高感度であるため(すなわち、シグナル対ノイズ;FRiP分析)、単一細胞を含む超低いインプットに適している(Kaya-Okur,Wuら 2019)。クロマチンマッピングアッセイ(例えば、クロマチンアクセシビリティアッセイ、ChIP-seq、及びイムノテザリングアッセイ)の著しい進歩にもかかわらず、試料の変動性、及び抗体性能を監視できないこと(抗体ベースの適用の場合)が、依然として手ごわい技術的障壁である。
スパイクインコントロールは、i)試料間比較を可能にするための試料の正規化に不可欠であり、ii)アッセイの変動(例えば、抗体特異性/効率又は技術的変動性)を監視する内部対照として使用することができるので、全てのゲノム全体の分析に必要である。最近、ChIP法を標準化するためのスパイクインコントロールとして、ヒストンPTMを保有するDNAバーコード化組み換えヌクレオソームが開発された(内部較正済みChIP又はICeChIPと命名;WO 2015/117145)。ICeChIPアプローチのバージョンは、SNAP-ChIP(登録商標)として製品化されている。ICeChIP技術は、抗体性能(すなわち、インサイチュでの特異性/効率及び技術的変動性)を監視するための、および定量的な試料正規化のための、内部対照基準として特定のヒストンPTMを保持するDNAバーコード化デザイナーヌクレオソーム(dNuc)のプールを利用する。このアプローチでは、単一濃度又はある範囲の濃度(複数可)で特有のPTMを保有する1以上のヌクレオソームを含むDNAバーコード化ヌクレオソームパネルが、クロマチン断片化の前後に試料にスパイクされる。得られたヌクレオソーム混合物(dNuc及び細胞由来)は、目的のPTMに特異的なビーズ固定化抗体で免疫沈降される。後続の処理の後に、IPプール及びINPUTプールからのqPCR(又はNGS)データは、1)各DNAバーコード;及び2)試料DNAについて検出される読み取り情報の数について分析される。次いで、各免疫沈降の読み取り数値は、各バーコード化dNucのINPUT濃度に正規化され、試料DNA読み取り情報の直接的な定量を提供する。dNucは、内因性抗体標的(修飾されたモノヌクレオソーム)を模倣し、ChIP処理中に試料クロマチンが経験する同じ変動源の影響を受けるため、直接的な性能試薬/検量用試料として機能する。

Claims (51)

  1. a.ヒストンH2A、H2B、H3、及びH4の各々を2コピー、及び任意選択でリンカーヒストンH1を、含むタンパク質オクタマー;並びに
    b.DNA分子であって、
    i.ヌクレオソーム位置決め配列、
    ii.ヌクレオソームの特徴の素性及び/又は濃度を示すDNAバーコード;及び
    iii.ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列
    を含むDNA分子;
    を含むヌクレオソームであって、
    前記ヌクレオソームの特徴が、翻訳後修飾若しくは変異を含むヒストン及び/又はヒストン変異体及び/又は転写後修飾を含む前記DNA分子のどれでもないか、それらのうちの1つか、又はそれ以上である、
    ヌクレオソーム。
  2. c.前記DNA分子に連結された結合メンバーであって、結合パートナーに特異的に結合する結合メンバー
    をさらに含む、請求項1に記載のヌクレオソーム。
  3. 前記DNA分子が、前記ヌクレオソーム位置決め配列と前記結合メンバーとの間に約10~約80ヌクレオチド長であるリンカーを含み、前記リンカーが、ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列を含む、請求項1又は2に記載のヌクレオソーム。
  4. 前記ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列が、エンドデオキシリボヌクレアーゼによって認識される、請求項1~のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  5. 前記認識配列が、A/Tに富む領域である、請求項に記載のヌクレオソーム。
  6. 前記ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列が、トランスポザーゼによって認識される、請求項1~のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  7. 前記認識配列が、G/Cに富む領域である、請求項に記載のヌクレオソーム。
  8. 前記結合メンバー及びその結合パートナーが、ビオチンとアビジン又はストレプトアビジン、ナノタグとストレプトアビジン、グルタチオンとグルタチオントランスフェラーゼ、抗原/エピトープと抗体、ポリヒスチジンとニッケル、ポリヌクレオチドと相補ポリヌクレオチド、アプタマーとその特異的標的分子、又はSiタグとシリカである、請求項2~のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  9. 前記結合メンバーが、前記DNA分子の5’末端に連結される、または
    前記結合メンバーが、前記DNA分子の3’末端に連結される、
    請求項2~のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  10. 前記DNAバーコードが、約6~約50塩基対の長さを有する、請求項1~のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  11. 前記ヒストン翻訳後修飾が、セリン及びアラニンのN-アセチル化;セリン、スレオニン及びチロシンのリン酸化;リジンのN-クロトニル化、N-アシル化;リジンのN6-メチル化、N6,N6-ジメチル化、N6,N6,N6-トリメチル化;アルギニンのオメガ-N-メチル化、対称のジメチル化、非対称のジメチル化;アルギニンのシトルリン化;リジンのユビキチン化;リジンのスモイル化;セリン及びスレオニンのO-メチル化、アルギニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸のADP-リボシル化、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1~10のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  12. 前記ヒストン変異が発癌性変異である、請求項1~10のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  13. 前記発癌性変異が、H3K4M、H3K9M、H3K27M、H3G34R、H3G34V、H3G34W、H3K36M、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項12に記載のヌクレオソーム。
  14. 前記ヒストン変異体が、H3.3、H2A.Bbd、H2A.Z.1、H2A.Z.2、H2A.X、mH2A1.1、mH2A1.2、mH2A2、TH2B、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1~10のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  15. 前記DNA転写後修飾が、5-メチルシトシン、5-ヒドロキシメチルシトシン、5-ホルミルシトシン、5-カルボキシルシトシン、3-メチルシトシン、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1~10のいずれか一項に記載のヌクレオソーム。
  16. 請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソームのパネルであって、異なるヌクレオソームの特徴を含む少なくとも2つのヌクレオソームを含む、パネル。
  17. a.各々が、ヒストンH2A、H2B、H3、及びH4の各々を2コピー、並びに任意選択でリンカーヒストンH1を、含む、2つ以上のタンパク質オクタマー;並びに
    b.DNA分子であって、
    i.ヌクレオソーム位置決め配列、
    ii.ヌクレオソームの特徴の素性及び/又は濃度を示すDNAバーコード;及び
    iii.ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列
    を含むDNA分子;
    を含むポリヌクレオソームであって、
    前記ヌクレオソームの特徴が、翻訳後修飾若しくは変異を含むヒストン及び/又はヒストン変異体及び/又は転写後修飾を含むDNA分子のどれでもないか、それらのうちの1つか、又はそれ以上である
    ポリヌクレオソーム。
  18. c.前記DNA分子に連結された結合メンバーであって、結合パートナーに特異的に結合する結合メンバー
    をさらに含む、請求項17に記載のポリヌクレオソーム。
  19. 2~10個のヌクレオソームを含む、請求項17又は18に記載のポリヌクレオソーム。
  20. 前記DNA分子が、前記ヌクレオソーム位置決め配列と前記結合メンバーとの間に約10~約80ヌクレオチド長であるリンカーを含み、前記リンカーが、ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列を含む、請求項17~19のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  21. 前記ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列が、エンドデオキシリボヌクレアーゼによって認識される、請求項17~20のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  22. 前記認識配列がA/Tに富む領域である、請求項21に記載のポリヌクレオソーム。
  23. 前記ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列が、トランスポザーゼによって認識される、請求項17~20のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  24. 前記認識配列がG/Cに富む領域である、請求項23に記載のポリヌクレオソーム。
  25. 前記結合メンバー及びその結合パートナーが、ビオチンとアビジン又はストレプトアビジン、ナノタグとストレプトアビジン、グルタチオンとグルタチオントランスフェラーゼ、抗原/エピトープと抗体、ポリヒスチジンとニッケル、ポリヌクレオチドと相補ポリヌクレオチド、アプタマーとその特異的標的分子、又はSiタグとシリカである、請求項18~24のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  26. 前記結合メンバーが、前記DNA分子の5’末端に連結される、または
    前記結合メンバーが、前記DNA分子の3’末端に連結される、
    請求項18~25のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  27. 前記DNAバーコードが、約6~約50塩基対の長さを有する、請求項17~26のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  28. 前記ヒストン翻訳後修飾が、セリン及びアラニンのN-アセチル化;セリン、スレオニン及びチロシンのリン酸化;リジンのN-クロトニル化、N-アシル化;リジンのN6-メチル化、N6,N6-ジメチル化、N6,N6,N6-トリメチル化;アルギニンのオメガ-N-メチル化、対称のジメチル化、非対称のジメチル化;アルギニンのシトルリン化;リジンのユビキチン化;リジンのスモイル化;セリン及びスレオニンのO-メチル化、アルギニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸のADP-リボシル化、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項17~27のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  29. 前記ヒストン変異が発癌性変異である、請求項17~27のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  30. 前記発癌性変異が、H3K4M、H3K9M、H3K27M、H3G34R、H3G34V、H3G34W、H3K36M、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項29に記載のポリヌクレオソーム。
  31. 前記ヒストン変異体が、H3.3、H2A.Bbd、H2A.Z.1、H2A.Z.2、H2A.X、mH2A1.1、mH2A1.2、mH2A2、TH2B、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項17~27のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  32. 前記DNA転写後修飾が、5-メチルシトシン、5-ヒドロキシメチルシトシン、5-ホルミルシトシン、5-カルボキシルシトシン、3-メチルシトシン、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項17~27のいずれか一項に記載のポリヌクレオソーム。
  33. 請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソーム、請求項16に記載のパネル、または請求項17~32のいずれか一項に記載のポリヌクレオソームを含むキット。
  34. 繋留酵素を用いてクロマチンをマッピングする方法であって、
    a)細胞、核、オルガネラ、又は組織を透過処理する工程;
    b)請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソーム、請求項16に記載のパネル、または請求項17~32のいずれか一項に記載のポリヌクレオソームを、a)の前記透過処理した細胞、核、オルガネラ、又は組織に添加する工程;
    c)b)の前記透過処理した細胞、核、オルガネラ、又は組織及びb)の前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームと、ヌクレオソームの特徴に特異的に結合する抗体、アプタマー、又は認識剤とを接触させる工程;
    d)ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼに連結された抗体-結合剤又は認識剤-結合剤を添加する工程;
    e)前記ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼが、前記細胞、核、オルガネラ、又は組織中のDNA、及び前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソーム中のヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列を切断及び/又はタグ付けすることを可能にする工程;
    f)任意に、切断及び/又はタグ付けされたDNAを分離する工程;並びに
    g)前記切断及び/又はタグ付けされたDNAを識別し、
    それによってクロマチンをマッピングする工程
    を含み、
    前記ヌクレオソームの特徴が、翻訳後修飾若しくは変異を含むヒストン及び/又はヒストン変異体及び/又は転写後修飾を含むDNA分子のどれでもないか、それらのうちの1つか、又はそれ以上である方法。
  35. 工程(d)のヌクレアーゼ又はトランスポザーゼが不活性であり、工程(e)がヌクレアーゼ又はトランスポザーゼを活性化することを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 繋留酵素を用いてクロマチンをマッピングする方法であって、
    a)細胞、核、オルガネラ、組織、又は無細胞ヌクレオソームを固体支持体に結合させる工程;
    b)細胞、核、オルガネラ、又は組織を透過処理する工程;
    c)請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソーム、請求項16に記載のパネル、または請求項17~32のいずれか一項に記載のポリヌクレオソームを固体支持体に結合させる工程;
    d)b)の透過処理した細胞、核、オルガネラ、若しくは組織又はa)の無細胞ヌクレオソーム及びc)の結合したヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームと、ヌクレオソームの特徴に特異的に結合する抗体、アプタマー、若しくは認識剤とを接触させる工程;
    e)ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼに連結された抗体-結合剤又は認識剤-結合剤を添加する工程;
    f)ヌクレアーゼ又はトランスポザーゼが細胞、核、オルガネラ、組織、又は無細胞ヌクレオソーム中のDNA、及びヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソーム中のヌクレアーゼ又はトランスポザーゼ認識配列を切断及び/又はタグ付けすることを可能にする工程;
    g)任意に、切断及び/又はタグ付けされたDNAを分離する工程;並びに
    h)切断及び/又はタグ付けされたDNAを識別し、
    それによって、クロマチンをマッピングする工程
    を含み、
    前記ヌクレオソームの特徴が、翻訳後修飾若しくは変異を含むヒストン及び/又はヒストン変異体及び/又は転写後修飾を含むDNA分子のどれでもないか、それらのうちの1つか、又はそれ以上である方法。
  37. 工程(e)のヌクレアーゼ又はトランスポザーゼが不活性であり、工程(f)がヌクレアーゼ又はトランスポザーゼを活性化することを含む、請求項36に記載の方法。
  38. 切断及び/又はタグ付けされたDNAを識別することが、切断及び/又はタグ付けされたDNAを増幅及び/又は配列決定に供することを含む、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記増幅及び/又は配列決定が、qPCR、次世代配列決定、又はナノストリングを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 切断及び/又はタグ付けされたDNA中のDNAバーコードの配列に基づいて、前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームの素性を決定することをさらに含む、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記無細胞ヌクレオソームが、ヌクレオソームを認識する一般的な結合剤を用いて前記固体支持体に結合される、または
    前記無細胞ヌクレオソームが、ヒストン翻訳後修飾、ヒストン変異、ヒストン変異体、又はDNA転写後修飾に特異的に結合する結合剤を用いて前記固体支持体に結合される、
    請求項36~40のいずれか一項に記載の方法。
  42. クロマチンアクセシビリティを決定する方法であって、
    a)細胞、核、オルガネラ、又は組織を透過処理する工程;
    b)請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソーム、請求項16に記載のパネル、または請求項17~32のいずれか一項に記載のポリヌクレオソームを、a)の前記透過処理した細胞、核、オルガネラ、又は組織に添加する工程;
    c)a)の前記透過処理した細胞、核、オルガネラ、又は組織及びb)の前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームとトランスポザーゼとを接触させる工程;
    d)前記トランスポザーゼが、前記細胞、核、オルガネラ、又は組織中のDNA及びヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソーム中のDNAにタグ付けすることを可能にする工程;並びに
    e)前記タグ付けされたDNAを識別し、
    それによって、クロマチンアクセシビリティを決定する工程
    を含む方法。
  43. 工程(c)のトランスポザーゼが不活性であり、工程(d)がトランスポザーゼを活性化することを含む、請求項42に記載の方法。
  44. クロマチンアクセシビリティを決定する方法であって、
    a)細胞、核、オルガネラ、組織、又は無細胞ヌクレオソームを固体支持体に結合する工程;
    b)前記細胞、核、オルガネラ、又は組織を透過処理する工程;
    c)請求項1~15のいずれか一項に記載のヌクレオソーム、請求項16に記載のパネル、または請求項17~32のいずれか一項に記載のポリヌクレオソームを固体支持体に結合する工程;
    d)b)の前記透過処理した細胞、核、オルガネラ、若しくは組織、又はa)の前記無細胞ヌクレオソーム及びc)の前記結合したヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームと、トランスポザーゼとを接触させる工程;
    e)前記トランスポザーゼが前記細胞、核、オルガネラ、組織中のDNA、又は無細胞ヌクレオソーム及び前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソーム中のDNAにタグ付けすることを可能にする工程;並びに
    f)前記タグ付けされたDNAを識別し、
    それによって、クロマチンアクセシビリティを決定する工程
    を含む方法。
  45. 工程(d)のトランスポザーゼが不活性であり、工程(e)がトランスポザーゼを活性化することを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記タグ付けされたDNAを識別することが、前記タグ付けされたDNAを増幅及び/又は配列決定に供することを含む、請求項42~45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記増幅及び/又は配列決定が、qPCR、次世代配列決定、又はナノストリングを含む、請求項46に記載の方法。
  48. 前記タグ付けされたDNA中のDNAバーコードの配列に基づいて、前記ヌクレオソーム、パネル、またはポリヌクレオソームの素性を決定することをさらに含む、請求項42~47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記無細胞ヌクレオソームが、ヌクレオソームを認識する一般的な結合剤を用いて前記固体支持体に結合される、または
    前記無細胞ヌクレオソームが、ヒストン翻訳後修飾、ヒストン変異、ヒストン変異体、又はDNA転写後修飾に特異的に結合する結合剤を用いて前記固体支持体に結合される、
    請求項44~48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記細胞、核、オルガネラ、組織が、周辺組織又は細胞である、請求項34~49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記周辺組織又は細胞が末梢血単核細胞である、請求項50に記載の方法。
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