JPWO2020116092A1 - モリンガ抽出物及び/又は粉砕物を含む組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]モリンガ抽出物及び/又は粉砕物を含む組成物であって、グルコモリンギンの含有量に対するモリンギンの含有量の質量比(モリンギン/グルコモリンギン)が0.00005〜0.30であり、ミロシナーゼが失活しているか、あるいはミロシナーゼを含まない、組成物。
[2][1]記載の組成物を含む、飲食品。
[3][1]記載の組成物を含む、化粧料。
モリンガ種子をミルにて粉砕し、種子粉砕物を得た。種子粉砕物100gに対して、500gの脱イオン水(90℃)を加え、5分間攪拌(前処理)した後に、脱イオン水(10℃)を1500g加えて35℃とし、2時間攪拌した。その後ろ紙にてろ過し、ろ液をロータリーエバポレーターにより減圧濃縮した。得られた濃縮液を凍結乾燥機にて乾燥し、調製例1のモリンガエキスを10g得た。
各調製例のモリンガ抽出物又はモリンガ粉砕物のグルコモリンギン含有量(乾燥固形分換算)、およびモリンギン含有量(乾燥固形分換算)について、以下の条件に基づき分析した。結果を表1に示す。なお、本発明の組成物におけるグルコモリンギンおよびモリンギン含有量についても同様に、HPLCを用いて測定することができる。サンプル溶液の調製については、特に限定されるものではなく、グルコモリンギンおよびモリンギンの分析に適した濃度となるよう、要すれば、適宜、水、有機溶媒、または水と有機溶媒の混合溶媒を添加して溶液画分を回収し、サンプル溶液とすることができる。水との混合溶媒とした場合における、有機溶媒の混合割合は、0%超〜100%未満まで使用可能である。
各調製例のモリンガ抽出物又はモリンガ粉砕物の水溶液(固形分濃度:5.0%(w/v))を調製した。これらのサンプル溶液100μLにアセトニトリル300μLを加えて混和し、フィルトレーションを行った後、以下の条件で逆相高速液体クロマトグラフィーにて定量分析した。
HPLC(SHIMADZU)分析(HPLC条件;カラム:Inertsil HILIC SIZE 4.6mm×250mm(GLサイエンス)、溶離液A:アセトニトリル(93%)、溶離液B:10mM ギ酸アンモニウム(7%)、流速:1.0mL/min、カラム温℃:30℃、波長:220nmによるピーク面積と、標準試薬(試薬グルコモリンギン:EXTRASYNTHESE)の検量線を比較しグルコモリンギン濃度を算出し、各調製例におけるグルコモリンギン含有量を算出した。また、モリンギンについては、標準試薬(試薬モリンギン:Chem Faces)およびLC−MSによる分子量測定からモリンギンのピークを同定した後、グルコモリンギンの検量線を使用してモリンギンの含有量を換算値として表示した。具体的には、以下のように算出した。
モリンギン:HPLC分析(グルコモリンギン濃度分析と同条件)によるピーク面積と、試薬グルコモリンギンの検量線のピーク面積比較により以下に示すようにモリンギン換算値を算出した。
グルコモリンギンピークエリアへの換算式:A/0.738
A:モリンギンのピークエリア
なお、試薬グルコモリンギンを市販のミロシナーゼにより完全分解させてモリンギンに変換した際、各成分のピークエリアの換算には0.738を除した値が使用できることが分かったことから上記の計算式を用いている。
B:上記から求めた換算グルコモリンギン含有量(乾燥固形分換算)
モリンギン含有量(乾燥固形分換算):B×311/570
311:モリンギンの分子量
570:グルコモリンギンの分子量
上記のように一度グルコモリンギンとして算出した値へ分子量比を乗することで、モリンギンの含有量を換算した。
各調製例のモリンガ抽出物又はモリンガ粉砕物の水溶液(固形分濃度:5.0%(w/v))を調製した。これらのサンプル溶液を55℃のウォーターバスで加温し、0時間後と20時間後にサンプル採取してグルコモリンギンおよびモリンギン含有量を算出した。確認方法としては、0時間後と20時間後を比較した場合にグルコモリンギン含量の減少が無く、かつモリンギン含量の増加が無い場合にミロシナーゼが失活あるいは除去されているものとした。「グルコモリンギン含量の減少が無い」とは、0時間後のサンプル溶液中のグルコモリンギン含量を100%とした場合に20時間後のサンプル溶液中のグルコモリンギン含量が80%以上であり、好ましくは90%以上であり、より好ましくは95%以上であることをいい、「モリンギン含量の増加が無い」とは、0時間後のサンプル溶液中のモリンギン含量を100%とした場合に20時間後のサンプル溶液中のモリンギン含量が120%以下であり、好ましくは110%以下であり、より好ましくは105%以下であることをいう。なお、グルコモリンギンを含有しない調製例12、21〜44においては、グルコモリンギンを適当量添加して、その増減の有無を調べた。結果、調製例1〜32についてはミロシナーゼが失活・除去されており、調製例33〜44については、ミロシナーゼ活性があることを確認した。本発明の組成物におけるミロシナーゼ活性についても同様に、グルコモリンギンおよびモリンギン含有量の増減により確認することができる。サンプル溶液の調製については、特に限定されるものではなく、グルコモリンギンおよびモリンギンの分析に適した濃度となるよう、要すれば、適宜、水、有機溶媒、または水と有機溶媒の混合溶媒を添加して溶液画分を回収し、サンプル溶液とすることができる。水との混合溶媒とした場合における、有機溶媒の混合割合は、0%超〜100%未満まで使用可能である。
表2に示す混合割合で各実施例、比較例の組成物を調製した。ミロシナーゼの失活あるいは除去された調製例のみからなる組成物については、酵素活性「無」とし、ミロシナーゼ活性のある調製例33〜36、41〜44のモリンガ抽出物又はモリンガ粉砕物を含む組成物については、酵素活性「有」として表2に記載した。
9週齢の雄SDラット(n=10)を室温23±2℃で飼育し、標準飼料と水を1週間与えて訓化した。18時間絶食させた後、実施例1、実施例4、比較例1、比較例4、比較例19、比較例22をグルコモリンギン濃度として同量になるように溶解し、グルコモリンギン30mg/kg体重にて強制経口投与した。なお溶解時に各実施例と各比較例に含まれるモリンギンは、前述の分析条件に示したモリンギンのグルコモリンギンへの換算式を用いて換算グルコモリンギン含量を算出し、グルコモリンギン含量として濃度調整した。0、0.5、1、2、4、6、8、24時間後の血漿を採取し、HPLC法にてグルコモリンギン代謝物濃度を測定し、AUCを算出した。結果を図1および図2に示す。
得られた血漿100μLに0.2%リン酸25μLおよびメタノール200μLを加えて混和し、10,000rpmで4℃、5分間遠心分離し、上清を得た。得られた上清をリン酸緩衝溶液(pH8.5)中に希釈し、1,2−ベンゼンジチオールを加え、65℃で2時間処理し、処理物中に含まれる生成物(1,3−ベンゼンジチオール−2−チオン)を以下の条件で逆相高速液体クロマトグラフィーにて定量分析した。
HPLC(SHIMADZU)分析(HPLC条件;カラム: L−カラムODS SIZE 4.6mm×250mm(CERI)、溶離液:水/メタノール(20/80,v/v)、流速:0.5mL/min、カラム温℃:30℃、波長:365nm
実施例2、3、5、6、7、8、9および比較例2、3、5、6、7、8、9の組成物をアルミ袋に入れて、55℃にて保管するとともに所定期間ごとにサンプルを袋から取り出し、モリンギン含有量について測定した。結果を表3に示す。最初のモリンギン含量を100%とし、残存率(%)にて表記した。
実施例1〜9および比較例10〜18の組成物の水溶液(濃度:5.0%(w/v))を調製した。得られた水溶液を25℃にて保管するとともに所定期間ごとにサンプルを回収し、グルコモリンギン含有量について測定した。結果を表4に示す。最初のグルコモリンギン含量を100%とし、残存率(%)にて表記した。
実施例4、8および比較例4、8の組成物について、以下のようにしてB16メラノーマ細胞に対するグルタチオン産生促進作用を試験した。
B16メラノーマ細胞を、10%FBS含有ダルベッコMEM培地を用いて前培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を10×104cells/mLの細胞密度になるように10%FBS含有ダルベッコMEM培地で希釈した後、48ウェルプレートに1ウェル当たり200μLずつ播種し、一晩培養した。培養後、培地を除去し、1%FBS含有ダルベッコMEM培地にモリンギンを同濃度含むように溶解した被験サンプルを各ウェルに200μL添加し、24時間培養した。なお、コントロールとして、試料無添加の1%FBS含有ダルベッコMEM培地を用いて同様に培養した。培養終了後、各ウェルから培地を除去し、400μLのPBS(−)緩衝液にて洗浄後、150μLのM−PER(PIERCE社製)を使用して細胞を溶解した。
このうちの100μLを使用して総グルタチオンの定量を行った。すなわち、96ウェルプレートに溶解した細胞抽出液100μL、0.1mmol/Lリン酸緩衝液50μL、2mmol/L NADPH25μL及びグルタチオンレダクターゼ25μL(終濃度17.5unit/mL)を加え37℃で10分間加温した後、10mMの5,5'-dithiobis(2-nitrobenzoic acid)25μLを加え、5分後までの波長412nmにおける吸光度を測定し、ΔOD/minを求めた。総グルタチオン濃度は、酸化型グルタチオン(和光純薬社製)を使用して作成した検量線をもとに算出した。得られた値を総タンパク量当たりのグルタチオン量に補正した後、下記式によりグルタチオン産生促進率(%)を算出した。結果を表5に示す。
グルタチオン産生促進率(%)=A/B×100
A:被験試料を添加した細胞中における総タンパク量当たりのグルタチオン量
B:試料無添加の細胞中における総タンパク量当たりのグルタチオン量(対照)
実施例4、8および比較例4、8の組成物を有効成分として含有する皮膚外用剤に関する実施例を示す。
乳液の製造方法:表6に示す成分1〜8を80℃まで加熱し均一に溶解もしくは分散し、油相とする。また、成分9、10、および12を80℃まで加熱し、水相とする。水相に油相を撹拌しながら加え、予備乳化を行った後、成分11を加えてホモミキサーを用いて均一に乳化する。乳化終了後、冷却を行い25℃で実施例4、8および比較例4、8の組成物をモリンギンを同濃度含むように加えて試験サンプルとした。また、実施例4、8の組成物を精製水に置き換えたものを「無添加」として比較した。
美白効果確認試験では、パネラーは、皮膚のシミ、ソバカス、日焼け等の色素沈着を主な症状とする15名を一群として選んだ。各群にそれぞれブラインドにて顔面及び手の甲に連続3ヶ月間使用させた。使用試験開始前および使用試験終了後の肌の状態を写真撮影し、色素沈着状態の変化を専門の判定員に「改善」、「やや改善」、「変化なし」の3段階で判定させた。結果を表7に示す。
実施例1〜4および比較例19〜22の組成物をグルコモリンギン含有量で0.05質量%となる量、及びスクラロースを無添加、0.005質量%、0.014質量%を含有するレモン飲料(pH3、クエン酸0.08質量%、レモンフレーバー(長谷川香料(株)製)0.1質量%、クエン酸三ナトリウムでpH調整)を調製した。
成分の詳細を以下に示す。
スクラロース:(Tate & Lyle(株)製)
実施例1〜4および比較例19〜22の組成物を用いたレモン飲料のグルコモリンギンによる苦味に関しての官能評価を、7名のパネラーにより下記の基準で5段階評価し、合計点の平均点を算出した。結果を表8に示す。グルコモリンギンによる苦味は、苦味、渋み、及び後味の不快味(後味に残る苦渋味等)を同種の成分で総合的に官能評価し、それぞれ相対的な評価を行った。また、実施例1〜4および比較例19〜22の組成物のみをそれぞれ0.0005%(飲料への各実施例および比較例のみの添加量の1/10量)に添加したレモン飲料を評価5とした。
(評価基準)
1:同種成分の中で苦味が最も強い。
2:苦味がやや強い。評価1よりは弱い。
3:苦味が、評価1よりある程度改善されている
4:苦味が、評価1より改善されている。
5:苦味が、評価1より非常に改善されている。
実施例1〜4および比較例19〜22の組成物をグルコモリンギン含有量で0.05質量%となる量、及びスクラロースを無添加、0.005質量%、0.014質量%を含有する酸性飲料(pH3、クエン酸0.08質量%、クエン酸三ナトリウムでpH調整)を調製した。
実施例1〜4および比較例19〜22の組成物を用いた酸性飲料の製造直後及び37℃で3ヶ月保存後の色調を分光光度計(Cary60 UV−VIS、Software:CaryWinUV/Color、Agilent Technologies)を使用し、試料を光路長10mmの石英セルに入れてLab表色系のL値、a値及びb値を測定した。製造直後の酸性飲料のL値、a値、b値と、37℃で3ヶ月保存後の酸性飲料のL値、a値、b値から、下記式よりΔE値を求め、表9に示した。
ΔE=(ΔL2+Δa2+Δb2)0.5
油圧プレス機(理研精機株式会社製)とそれに対応した臼と杵を用いて、実施例5〜8および比較例23〜26の組成物をグルコモリンギン含有量で1質量%となる量、スクラロースを無添加、0.04質量%、0.2質量%、微粒二酸化ケイ素0.5質量%、クエン酸2.5質量%、結晶セルロース(Balance)の混合物をそれぞれ100kg/cm2の圧力で圧縮成形し、直径9mm、重量300mgの錠剤を作成した。
実施例5〜8および比較例23〜26の組成物を用いた錠剤の苦味に関しての官能評価を、5名のパネラーにより評価し、合計点の平均点を算出した。結果を表10に示す。レモン飲料と同様に同種成分を含有する錠剤間で比較し、評価基準についてもレモン飲料と同様の基準とした。なお、錠剤は、2錠剤を噛み砕き、飲み込んだ際の苦味評価を行った。
実施例5〜8および比較例23〜26の組成物を用いた錠剤の製造直後及び37℃で3ヶ月保存後のLab値を測定し、算出したΔE値を表11に示した。すなわちLab値は、錠剤を乳鉢で粉砕したものを、0.05質量%のグルコモリンギン含有量又は換算値になるように錠剤を酸性液(pH3.1 クエン酸0.08%、クエン酸三ナトリウムで調整)で溶解濾過後、Lab値を測定した。測定方法やΔE値の算出方法は酸性飲料と同様である。
実施例3、4および比較例3、4の組成物を用いて表12に記載の原料を攪拌混合後に全量補正を行い、93℃達温にてフレーバーを添加し、350mLのペットボトルにホットパック充填し、紅茶飲料(pH5)を調製した。表12に記載した成分の詳細を以下に示す。
紅茶抽出液:紅茶濃縮品((株)ジーエスフード製)
炭酸水素ナトリウム:(太洋製薬(株)製)
ステビア抽出物:(東洋精糖(株)製、ステビロース90)
L−アスコルビン酸:(扶桑化学工業(株)製)
キシリトール:(物産フードサイエンス(株)製)
紅茶フレーバー:(小川香料(株)製)
実施例3、4および比較例3、4の組成物を用いた紅茶飲料の辛味および不快臭に関しての官能評価を、7名のパネラーにより下記の基準で3段階評価し、合計点の平均点を算出した。辛味および不快臭を総合的に官能評価して比較をした。モリンギンのみを含有する比較例4の紅茶飲料は、辛味および不快臭が最も強かったため、その評価を1とし、比較例4の添加量を1/50にしたものの評価を3とした。結果を表12に示す。
(評価基準)
1:辛味および不快臭が最も強い。
2:辛味および不快臭が、評価1より改善されている。
3:辛味および不快臭が、評価1より非常に改善されている。
実施例3、4および比較例3、4を用いて表13に記載の原料を攪拌混合後に全量補正を行い、70℃達温にてホモゲナイザーにて均質化後、200mLの缶詰を、121℃15分間レトルト殺菌を行ない、コーヒー飲料を調製した。紅茶飲料と同様にして辛味および不快臭の評価を行った。結果を表13に示す。なお、評価基準については、紅茶飲料と同様の基準とした。
表13に記載した成分の詳細を以下に示す。
コーヒー抽出液:((株)ジーエスフード製)
牛乳:(明治乳業(株)製)
脱脂粉乳:(よつ葉乳業(株)製)
砂糖:(三井精糖(株)製)
乳化剤:(太陽化学(株)製)
炭酸水素ナトリウム:(太洋製薬(株)製)
コーヒーフレーバー:(小川香料(株)製)
スクラロース:(Tate & Lyle(株)製)
エリスリトール:(物産フードサイエンス(株)製)
含水結晶ブドウ糖、スクラロース、及び実施例7、8および比較例7、8の組成物を粉体混合後、混合攪拌機にて撹拌混合しながら、表14に記載の残りの原料を混合した。混合後、熱風乾燥機にて60℃・2時間乾燥させ、顆粒を調製した。紅茶飲料と同様にして辛味および不快臭の評価を行った。結果を表14に示す。モリンギンの質量部が一番高い比較例8の顆粒は、辛味および不快臭が最も強かったため、その評価を1とし、比較例8の添加量を1/50にしたものの評価を3とした。
表14に記載した成分の詳細を以下に示す。
緑茶粉末:(伊藤園(株)製)
緑茶フレーバー:(小川香料(株)製)
スクラロース:(Tate & Lyle(株)製)
含水結晶ブドウ糖:(サンエイ糖化(株)製)
6週齢の雄SDラット(n=10)を室温23±2℃で飼育し、標準飼料と水を1週間与えて訓化した。次に馴化が終了したラットを用いて荷重負荷による強制水泳(下記参照)を行い、ラットが溺れるまでの遊泳時間(秒)を測定し、遊泳時間の結果を基に可能な限りラットを均等に振り分けて各群の遊泳時間の平均が等しくなるよう3群に群分けを行った。各組成物の投与方法としては、群分けを行なったラットに対して、水、実施例4の組成物、又は比較例4の組成物を1日1回(8:00〜12:00)の頻度で4週間投与した。実施例4および比較例4の組成物については、グルコモリンギン濃度として同量になるように溶解し、グルコモリンギンとして2mg/kg体重にて強制経口投与した。なお溶解時に実施例4および比較例4の組成物に含まれるモリンギンは、前述の分析条件に示したモリンギンのグルコモリンギンへの換算式を用いて換算グルコモリンギン含量を算出し、グルコモリンギン含量として濃度調整した。
群分け日および各組成物投与4週間目の投与2時間後にラットの下腹部に体重の5%に相当するおもりを付けて、シリンダーに入れて泳がせ、溺れるまでの時間(秒)を測定し、遊泳時間とした。遊泳中にラットの口および鼻が10秒間持続して水没した場合を溺れたと判定した。図3より、実施例4の組成物は、比較例4の組成物に比べて換算グルコモリンギン含量として低用量で遊泳時間が増加していることが分かる。
Claims (4)
- モリンガ抽出物及び/又は粉砕物を含む組成物であって、グルコモリンギンの含有量に対するモリンギンの含有量の質量比(モリンギン/グルコモリンギン)が0.00005〜0.30であり、ミロシナーゼが失活しているか、あるいはミロシナーゼを含まない、組成物。
- グルコモリンギンの含有量が乾燥固形分換算で1.5質量%以上である、請求項1記載の組成物。
- 請求項1又は2記載の組成物を含む、飲食品。
- 請求項1又は2記載の組成物を含む、化粧料。
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