JPWO2020095985A5 - - Google Patents

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  1. ペプチドと、前記ペプチドをコードする核酸と、を含むペプチド-核酸複合体の製造方法であって、
    (A1)トランスペプチダーゼN末端基質モチーフが付加された核酸であって、
    前記ペプチドをコードする第1のコード配列と、前記トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、前記トランスペプチダーゼの認識モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む、核酸を準備する工程と、
    (B1)前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフが付加された前記核酸から、無細胞タンパク質合成系を用いて、前記ペプチドのドメインと、前記トランスペプチダーゼのドメインと、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフとを含むキメラタンパク質を合成する工程と、
    (C1)前記トランスペプチダーゼドメインによるペプチド転移反応により、前記ペプチド-核酸複合体を形成させる工程と、
    を含む、ペプチド-核酸複合体の製造方法。
  2. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第3のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項1に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  3. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第2のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項1に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  4. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項1に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  5. 前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフが付加された核酸が、固相担体に固定化されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  6. ペプチドと、前記ペプチドをコードする核酸と、を含むペプチド-核酸複合体の製造方法であって、
    (A2)トランスペプチダーゼ認識モチーフが付加された核酸であって、
    前記ペプチドをコードする第1のコード配列と、前記トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、前記トランスペプチダーゼのN末端基質モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む、核酸を準備する工程と、
    (B2)前記トランスペプチダーゼ認識モチーフが付加された前記核酸から、無細胞タンパク質合成系を用いて、前記ペプチドのドメインと、前記トランスペプチダーゼのドメインと、前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとを含むキメラタンパク質を合成する工程と、
    (C2)前記トランスペプチダーゼドメインによるペプチド転移反応により、前記ペプチド-核酸複合体を形成させる工程と、
    を含む、ペプチド-核酸複合体の製造方法。
  7. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項6に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  8. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第1のコード配列が、この順で、配置されている、請求項6に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  9. 前記核酸が、さらに、前記第3のコード配列の5’末端に隣接する、プロテアーゼ認識モチーフをコードする第4のコード配列を含み、
    前記プロテアーゼは、前記プロテアーゼ認識モチーフと前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとの間の結合を切断する活性を有しており、
    前記工程(B2)の後、且つ前記工程(C2)の前に、さらに、
    (D2)前記プロテアーゼを用いて、前記プロテアーゼ認識モチーフと前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとの間の結合を切断する工程、
    を含む、請求項6~8のいずれか一項に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  10. 前記トランスペプチダーゼ認識モチーフが付加された核酸が、固相担体に固定化されている、請求項6~9のいずれか一項に記載のペプチド-核酸複合体の製造方法。
  11. (a)ペプチドと、
    (b)前記ペプチドのコード配列を含む核酸と、
    (c)トランスペプチダーゼによるペプチド転移反応により、前記トランスペプチダーゼの認識モチーフとN末端基質モチーフとが、結合して生じる配列と、を含み、
    前記(c)の配列が、前記(a)のペプチドと前記(b)の核酸との間に位置する
    プチド-核酸複合体。
  12. 前記(b)の核酸が、前記(a)のペプチドをコードする第1のコード配列と、前記トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフ又は前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む、請求項11に記載のペプチド-核酸複合体。
  13. 前記第3のコード配列が、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフをコードする配列であり、
    前記(b)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第3のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、
    請求項12に記載のペプチド-核酸複合体。
  14. 前記第3のコード配列が、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフをコードする配列であり、
    前記(b)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第2のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、
    請求項12に記載のペプチド-核酸複合体。
  15. 前記第3のコード配列が、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフをコードする配列であり、
    前記(b)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、
    請求項12に記載のペプチド-核酸複合体。
  16. 前記第3のコード配列が、前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフをコードする配列であり、
    前記(b)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、
    請求項12に記載のペプチド-核酸複合体。
  17. 前記第3のコード配列が、前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフをコードする配列であり、
    前記(b)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第1のコード配列が、この順で、配置されている、
    請求項12に記載のペプチド-核酸複合体。
  18. 前記(b)の核酸が、前記第3のコード配列の5’末端に隣接する、プロテアーゼ認識モチーフをコードする第4のコード配列をさらに含み、
    前記プロテアーゼは、前記プロテアーゼ認識モチーフと前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとの間の結合を切断する活性を有している、
    請求項16又は17に記載のペプチド-核酸複合体。
  19. 請求項11~18のいずれか一項に記載のペプチド-核酸複合体が固定化された固相担体。
  20. 請求項19に記載の固相担体を含む反応槽を備えた、ペプチドアレイ。
  21. 前記反応槽1個当たり、1種類の前記ペプチド-核酸複合体を含む、請求項20に記載のペプチドアレイ。
  22. トランスペプチダーゼN末端基質モチーフが付加された核酸であって、
    ペプチドをコードする第1のコード配列と、
    前記トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、
    前記トランスペプチダーゼの認識モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む、核酸。
  23. 5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第3のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項22に記載の核酸。
  24. 5’側から3’側に向かって、前記第2のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項22に記載の核酸。
  25. 前記核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項22に記載の核酸。
  26. トランスペプチダーゼ認識モチーフが付加された核酸であって、
    ペプチドをコードする第1のコード配列と、
    前記トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、
    前記トランスペプチダーゼのN末端基質モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む、核酸。
  27. 5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第1のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項26に記載の核酸。
  28. 5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第1のコード配列が、この順で、配置されている、請求項26に記載の核酸。
  29. 前記核酸は、さらに、前記第3のコード配列の5’末端に隣接する、プロテアーゼ認識モチーフをコードする第4のコード配列を含み、
    前記プロテアーゼは、前記プロテアーゼ認識モチーフと前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとの間の結合を切断する活性を有する、
    請求項26~28のいずれか一項に記載の核酸。
  30. 請求項22~29のいずれか一項に記載の核酸が固定化された固相担体。
  31. 下記(a)~(d)を含む、ペプチド-核酸複合体の作製キット。
    (a)任意のペプチドをコードする第1のコード配列若しくは前記第1のコード配列を含む核酸断片を挿入可能なクローニングサイトと、トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、前記トランスペプチダーゼの認識モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む核酸
    (b)前記(a)の核酸における、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列を含む領域を増幅可能なプライマーセットであって、フォワードプライマー及びリバースプライマーのいずれか一方に、前記トランスペプチダーゼのN末端基質モチーフが付加されている、プライマーセット
    (c)核酸増幅試薬
    (d)無細胞タンパク質合成反応液
  32. 前記(a)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、前記第3のコード配列、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項31に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
  33. 前記(a)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第2のコード配列、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項31に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
  34. 前記(a)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列が、この順で、配置されている、請求項31に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
  35. 下記(a)~(d)を含む、ペプチド-核酸複合体の作製キット。
    (a)任意のペプチドをコードする第1のコード配列若しくは前記第1のコード配列を含む核酸断片を挿入可能なクローニングサイトと、トランスペプチダーゼをコードする第2のコード配列と、前記トランスペプチダーゼのN末端基質モチーフをコードする第3のコード配列と、を含む核酸
    (b)前記(a)の核酸における、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、前記第2のコード配列、及び前記第3のコード配列を含む領域を増幅可能なプライマーセットであって、フォワードプライマー及びリバースプライマーのいずれか一方に、前記トランスペプチダーゼ認識モチーフが付加されている、プライマーセット
    (c)核酸増幅試薬
    (d)無細胞タンパク質合成反応液
  36. 前記(a)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイト、及び前記第2のコード配列が、この順で、配置されている、請求項35に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
  37. 前記(a)の核酸において、5’側から3’側に向かって、前記第3のコード配列、前記第2のコード配列、及び前記第1のコード配列若しくは前記クローニングサイトが、この順で、配置されている、請求項35に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
  38. 前記(a)の核酸は、さらに、前記第3のコード配列の5’末端に隣接する、プロテアーゼ認識モチーフをコードする第4のコード配列を含み、
    前記プロテアーゼは、前記プロテアーゼ認識モチーフと前記トランスペプチダーゼN末端基質モチーフとの間の結合を切断する活性を有する、
    請求項35~37のいずれか一項に記載のペプチド-核酸複合体の作製キット。
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