JPWO2020095704A1 - 太陽光発電装置 - Google Patents

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博之 小中
宏治 森
正貴 小林
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Abstract

本開示の太陽光発電装置は、太陽を追尾する際の回動軸となる軸体を有する架台、及び、当該軸体を駆動する駆動部を含む支持機構と、架台に太陽電池モジュールを並べて構成されるアレイと、軸体の中心軸方向と平行なアレイの外端面に沿って設けられ、外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にある外枠部と、を備えている。

Description

本発明は、太陽光発電装置に関する。
本出願は、2018年11月8日出願の日本出願第2018−210607号に基づく優先権、及び、2018年11月21日出願の日本出願第2018−218156号に基づく優先権を主張し、日本出願第2018−210607号に記載された一部の記載内容を援用するとともに、日本出願第2018−218156号に記載された全ての記載内容を援用するものである。
太陽光発電装置には、支持機構によって地上に支えられた受光パネル(以下、アレイと言う。)が太陽を追尾するように動く太陽追尾型のものがある。集光型太陽光発電装置では、太陽光を小さな発電素子に集光するため、2軸駆動により、アレイの方位角及び仰角を、太陽に合わせることが必須である。結晶シリコンを用いた一般的な太陽光発電装置の場合は、地上や建造物に固定しても発電できるが、例えば1軸のみでも太陽を追尾すれば、より発電効率を高めることができる。
太陽追尾型の太陽光発電装置は、大きなアレイが屋外に設置されるので、アレイの支持機構には、想定される強風による荷重にも耐え得る強度設計が必要となる。
但し、現実には、コストとの兼ね合いも有り、どのような猛烈な風にも耐えられる支持機構を作製することは合理的ではない。そこで、センサにより風速や風向を把握し、風による荷重が閾値を超える場合には、例えばアレイを水平にした退避の姿勢をとり、風を通し、荷重を支持機構の強度範囲内に抑える、ということが現実的である(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2014−203911号公報 国際公開第2012/073705号公報
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は、請求の範囲によって定められるものである。
本開示の一表現に係る太陽光発電装置は、太陽を追尾する際の回動軸となる軸体を有する架台、及び、当該軸体を駆動する駆動部を含む支持機構と、前記架台に太陽電池モジュールを並べて構成されるアレイと、前記軸体の中心軸方向と平行な前記アレイの外端面に沿って設けられ、前記外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にある外枠部と、を備えている。
図1は、1基分の、集光型の太陽光発電装置の一例を、受光面側から見た斜視図である。 図2は、図1の太陽光発電装置の組立途中の状態を示す図である。 図3は、アレイが太陽に正対して斜めの姿勢になっている一例を示す斜視図である。 図4は、アレイが退避姿勢である太陽光発電装置の側面図である。 図5は、外枠部が設けられている太陽光発電装置のアレイが退避姿勢である側面図である。 図6は、図5のアレイの左端側の拡大図である。 図7は、図6における外枠部とは異なる形状の外枠部を用いた図である。 図8は、図6,図7における外枠部とは異なる形状の外枠部を用いた図である。 図9は、図6,図7,図8における外枠部とは異なる形状の外枠部を用いた図である。 図10は、他の形状の外枠部をアレイに用いた斜視図の一部である。 図11は、さらに他の形状の外枠部をアレイに用いた斜視図の一部である。 図12は、アレイの外端面の四方に外枠部を設けた一例を示す斜視図である。 図13は、図8の変形としての外枠部を備えたアレイの部分拡大図である。 図14は、例えば第1例(図6)に示したような、外周面が円筒面となっている外枠部において、円筒面に多数のディンプルを形成した斜視図である。 図15は、例えば第4例(図9)に示したような、半円筒状又は半円柱状となっている外枠部において、半円筒面に複数の突起を形成した斜視図である。 図16は、例えば図6と同様に見た、アレイの端部の拡大図である。 図17は、図16に示す各部の斜視図である。 図18は、参考例として、例えば波板状の外枠部により、図12と同様に、アレイの外端面を覆う構成を示す斜視図である。
[本開示が解決しようとする課題]
強風時にアレイを水平にした退避姿勢をとることは一つの有効な対策である。しかしながら、さらに別の課題があることがわかってきた。それは、強風によるアレイのねじれ振動である。アレイがねじれ振動すると、特に、駆動部に大きな負荷がかかる。大きな負荷にも耐えられる駆動部にすることは技術的には可能であるが、コスト的には難しい。従って、駆動部はそのままで、アレイに工夫をすることで振動対策をしたい。
かかる課題に鑑み、本開示は、太陽光発電装置において、強風時にも、アレイのねじれ振動を抑制することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示の太陽光発電装置によれば、強風時にもアレイのねじれ振動を抑制することができる。
[実施形態の要旨]
本開示の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)本開示の太陽光発電装置は、太陽を追尾する際の回動軸となる軸体を有する架台、及び、当該軸体を駆動する駆動部を含む支持機構と、前記架台に太陽電池モジュールを並べて構成されるアレイと、前記軸体の中心軸方向と平行な前記アレイの外端面に沿って設けられ、前記外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にある外枠部と、を備えている。
上記のように構成された太陽光発電装置では、外枠部が、軸体の中心軸方向と平行なアレイの外端面に沿って設けられ、しかも、外枠部は、外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にある。従って、風の流れに関しては、外枠部が支配的になる。そこで、外枠部により、例えば、風をアレイの表面及び裏面に沿って均等に分流させたり、あるいは、風の流れを乱して剥離流ができるのを抑制したりすることができる。剥離流を抑制できれば、軸体の中心軸周りにトルクが生じることを抑制できる。こうして、強風時にも、アレイのねじれ振動を抑制することができる。
(2)前記(1)の太陽光発電装置において、前記外枠部は、長手方向の端面から見た形状として、前記アレイに平行な方向に向かってくる風を、前記アレイの表面へ導く表面側傾斜面と、前記アレイの裏面へ導く裏面側傾斜面とを有していてもよい。
この場合、外枠部の表面側傾斜面及び裏面側傾斜面により、風をアレイの表面及び裏面に沿って分流させることができる。形状の設計により、分流を均等にすることも可能である。
(3)前記(2)の太陽光発電装置において、前記長手方向の端面から見た形状とは、例えば、円形又は楕円形である。
この場合、円形又は楕円形における曲率による傾斜を長手方向に見た表面側傾斜面及び裏面側傾斜面により、風をアレイの表面及び裏面に沿って均等に分流させることができる。
(4)前記(2)の太陽光発電装置において、前記長手方向の端面から見た形状とは、例えば、前記外端面側を底辺とする三角形である。
この場合、形状を、例えば正三角形又は二等辺三角形とすることにより、風をアレイの表面及び裏面に沿って均等に分流させることができる。また、この場合、外端面に対向する面が平面となるので、取り付けが容易である。
(5)前記(2)の太陽光発電装置において、前記長手方向の端面から見た形状とは、例えば、前記外端面側を直線とする半円形又は半楕円形である。
この場合、半円形又は半楕円形における曲率による傾斜を長手方向に見た表面側傾斜面及び裏面側傾斜面により、風をアレイの表面及び裏面に沿って均等に分流させることができる。また、この場合、外端面に対向する面が平面となるので、取り付けが容易である。
(6)前記(1)から(6)のいずれかの太陽光発電装置において、前記外枠部の表面に複数のディンプル又は突起が形成されていてもよい。
ディンプル又は突起は、空気の流れを細かく乱れさせることに寄与する。
(7)前記(1)から(6)のいずれかの太陽光発電装置において、前記外枠部と前記外端面との間にあって、前記アレイの表面及び裏面に対して突出した姿勢となる複数の板状又は棒状の部材が互いに間隔をあけて設けられている、という構成であってもよい。
この場合の当該部材は、空気の流れを細かく乱れさせることに寄与する。
(8)前記(1)の太陽光発電装置において、前記外枠部には、例えば、前記中心軸に対して斜めに延びる傾斜部が所定間隔で複数存在する。
中心軸に対して斜めに延びるとは、例えば、水平な姿勢のアレイを真横から中心軸に平行に側面視した場合に中心軸に対して斜めに延びている形状や、水平な姿勢のアレイを真上から平面視した場合に中心軸に対して斜めに延びている形状を意味する。このような形状の部位があることにより、風の流れを乱して剥離流ができるのを抑制することができる。
(9)前記(8)の太陽光発電装置において、前記外枠部は、前記外端面に対向する網状の形態であってもよい。
この場合、アレイの表面及び裏面に沿って、風の流れを乱すことができる。
(10)前記(8)の太陽光発電装置において、前記外枠部は、円柱又は円筒の表面に、螺旋状に突起が形成された形態であってもよい。
この場合、アレイの表面及び裏面に沿った方向の他、アレイに垂直又は斜めの角度を成す方向にも、風の流れを乱すことができる。
(11)また、(1)から(10)のいずれかの太陽光発電装置において、前記外枠部を第1の外枠部とすると、前記軸体の中心軸方向と直交する方向の、前記アレイの外端面に沿って設けられた第2の外枠部を備えている、という構成でもよい。
この場合、アレイに対してあらゆる方向から吹き付ける風に対して、アレイのねじれ(又は撓み)振動を抑制することができる。
[実施形態の詳細]
以下、本開示の一実施形態に係る太陽光発電装置について、図面を参照して説明する。
《太陽光発電装置の基本構造》
以下、本発明の一実施形態に係る太陽光発電装置について、図面を参照して説明する。
図1及び図2はそれぞれ、1基分の、集光型の太陽光発電装置の一例を、受光面側から見た斜視図である。図1は、完成した状態での太陽光発電装置100を示し、図2は、組立途中の状態での太陽光発電装置100を示している。図2は、追尾架台25の骨組みが見える状態を右半分に示し、集光型の太陽電池モジュール(以下、単にモジュールとも言う。)1Mが取り付けられた状態を左半分に示している。なお、実際にモジュール1Mを追尾架台25に取り付ける際は、追尾架台25を地面に寝かせた状態で取り付けを行う。
図1において、この太陽光発電装置100は、上部側で連続し、下部側で左右に分かれた全体として面状の受光パネル(太陽光発電パネル又はアレイともいう。)1と、その支持機構2とを備えている。アレイ1は、背面側の追尾架台25(図2)上にモジュール1Mを整列させて構成されている。図1の例では、左右のウイングを構成する(96(=12×8)×2)個と、中央の渡り部分の8個との、合計200個のモジュール1Mの集合体として、アレイ1が構成されている。モジュール1M内には、太陽光を集光させて発電素子に導く光学系がマトリックス状に並んで設けられた既知の構成が搭載されている。
支持機構2は、支柱21と、基礎22と、駆動部23と、駆動軸となる軸体24と、追尾架台25(図2)とを備えている。支柱21は、下端が基礎22に固定され、上端に駆動部23を備えている。
図1において、基礎22は、上面のみが見える程度に地中に堅固に埋設される。基礎22を地中に埋設した状態で、支柱21は鉛直となり、軸体24(図2)は水平となる。駆動部23は、軸体24を、方位角(支柱21を中心軸とした角度)及び仰角(軸体24を中心軸とした角度)の2方向に回動させることができる。図2において、軸体24には、追尾架台25を補強する補強材25aが取り付けられている。また、補強材25aには、複数本の水平方向へのレール25bが取り付けられている。モジュール1Mは、このレールに嵌め込むように取り付けられる。軸体24が方位角又は仰角の方向に回動すれば、アレイ1もその方向に回動する。
図1のようにアレイ1が鉛直になっているのは、通常、夜明け及び日没前である。
日中は、アレイ1の受光面が常に太陽に正対する姿勢となるよう、駆動部23が動作し、アレイ1は太陽の追尾動作を行う。
図3は、一例として、太陽に正対しているアレイ1の姿勢を示す斜視図である。仮に、例えば赤道付近の南中時刻であれば、アレイ1は受光面を真上に向けて水平な姿勢となる。また、アレイ1を真上に向けて水平な姿勢は、強風時の退避姿勢でもある。なお、夜間待機姿勢におけるアレイ1は、退避姿勢の逆、すなわち、アレイ1の受光面を地面に向けて水平な姿勢となる。
《外枠部》
図1又は図3において、例えばアレイ1の軸体24の中心軸に平行な上端面1aに沿って、外枠部11が取り付けられている。また、アレイ1の軸体24の中心軸に平行な下端面1b,1cに沿って、それぞれ、外枠部12,13が取り付けられている。外枠部11から13は、追尾架台25(図2)に取り付けるか、又は、アレイ1に取り付けることができる。外枠部11から13の各々は、例えば円筒状又は円柱状の部材である。
図4は、アレイ1が退避姿勢である太陽光発電装置100の側面図である。但し、この図は、比較のために、外枠部11から13が設けられていない図である。風は一般に横向きに吹いている。例えば、図4の左側から強風がアレイ1に吹き付けているとすると、アレイ1の外端面のうち例えば上端面1aに当たった風は通常、上下に不均等に拡がる。
上端面1aに当たった風が上下に分かれる際、上端面1aの隅角部を起点にアレイ1の表面から離れた方向に向かって空気が流れるようになる。この流れを剥離流と言い、剥離流とアレイ1の表面との間を剥離領域(図4のA1)と呼ぶ。剥離領域は剥離流の風速が速くなるために周囲より圧力が低くなっており、アレイ1の表面側の大きな剥離領域A1と、裏面側の小さな剥離領域A2との圧力差によってアレイ1の左端を引き上げる力を生じさせる。これにより、軸体24の中心軸の時計回り方向にトルクが発生する。
剥離流は、上下均等に発生するものではなく、時間経過に伴って上下交互に強弱が変化する特徴がある。このような、上下交互に発生する圧力変化が、アレイ1に、軸体24の中心軸周りのねじれ振動を発生させる。また、例えば、アレイ1の左ウイングと右ウイングとで、互いに逆方向に力が働く場合がある。この場合には、アレイ1の面内にあって駆動部23を通り軸体24と直交する軸の周りに、ねじれ振動が発生する。
《外枠部:第1例》
そこで、図4では省略した外枠部11から13の作用について説明する。
図5は、外枠部11,12,13が設けられている太陽光発電装置100のアレイ1が退避姿勢である側面図である。例えば図5の左側から強風がアレイ1に吹き付けているとすると、空気の流れが外枠部11によって概ね均等に上下に分けられる。
図6は、図5のアレイ1の左端側の拡大図である。以下、拡大図(図6から図11)では上端面1a側の外枠部のみ示すが、下端面1b,1c側にも同様に外枠部が設けられる。
図6において、金属製又は樹脂製で、円筒状又は円柱状の外枠部11は、例えば、追尾架台25の端部近傍に固定された支持腕26により、支持されている。図6中に示すように、アレイ1の表面1f及び裏面1rに平行な方向をX方向、アレイ1の表面1f及び裏面1rに垂直な方向をY方向、X,Yに直交する方向をZ方向とする。外枠部11の厚さ(外径)をd、アレイ1の厚さをtとすると、d>tである。また、Y方向において、外枠部11の中心と、アレイ1の厚さ方向の中心とは同じ位置にある。このため、アレイ1に垂直なY方向において、外枠部11は、アレイ1の上端面1aの表面1f側及び裏面1r側に、はみ出している。従って、図示のようにX方向に吹き付ける風を受けるのは、アレイ1の上端面1aではなく、外枠部11である。従って、風の流れに関しては、外枠部11の形態が支配的になる。
ここで、外枠部11の外周面は円筒面であるため、上下それぞれに、滑らかな表面側傾斜面11f及び裏面側傾斜面11rがある。左側からX方向に吹き付けてくる空気は、この滑らかな表面側傾斜面11f及び裏面側傾斜面11rに沿って上下に均等に分流し、図示の矢印で示すように表面1f及び裏面1rに沿って流れていく。この結果、図4に示したような剥離領域は形成されず、アレイ1を軸体24(図5)の中心軸周りに回動させようとする力の発生は抑制される。
《外枠部:第2例》
図7は、図6における外枠部11とは異なる形状の外枠部31を用いた図である。楕円筒状又は楕円柱状の外枠部31は、追尾架台25の端部近傍に固定された支持腕26により、支持されている。外枠部31は、楕円の長軸がX方向、短軸がY方向である。図7中に示すように、アレイ1の表面1f及び裏面1rに平行な方向をX方向、アレイ1の表面1f及び裏面1rに垂直な方向をY方向、X,Yに直交する方向をZ方向とする。外枠部31のY方向の厚さ(短軸)をd、アレイ1の厚さをtとすると、d>tである。また、Y方向において、外枠部31の中心と、アレイ1の厚さ方向の中心とは同じ位置にある。このため、アレイ1に垂直なY方向において、外枠部31は、アレイ1の上端面1aの表面1f側及び裏面1r側に、はみ出している。従って、図示のようにX方向に吹き付ける風を受けるのは、アレイ1の上端面1aではなく、外枠部31である。従って、風の流れに関しては、外枠部31の形態が支配的になる。
ここで、外枠部31の外周面は楕円筒面であるため、上下それぞれに、滑らかな表面側傾斜面31f及び裏面側傾斜面31rがある。左側からX方向に吹き付けてくる空気は、この滑らかな表面側傾斜面31f及び裏面側傾斜面31rに沿って上下に均等に分流し、図示の矢印で示すように表面1f及び裏面1rに沿って流れていく。この結果、図4に示したような剥離領域は形成されず、アレイ1を軸体24(図5)の中心軸周りに回動させようとする力の発生は抑制される。
《外枠部:第3例》
図8は、図6,図7における外枠部11,31とは異なる形状の外枠部41を用いた図である。三角筒状又は三角柱状の外枠部41は、追尾架台25の端部近傍に固定された支持腕26により、支持されている。なお、三角形は正三角形又は二等辺三角形である。図8中に示すように、アレイ1の表面1f及び裏面1rに平行な方向をX方向、アレイ1の表面1f及び裏面1rに垂直な方向をY方向、X,Yに直交する方向をZ方向とする。外枠部41のY方向の厚さ(X方向の底面の幅)をd、アレイ1の厚さをtとすると、d>tである。また、Y方向において、外枠部41の中心と、アレイ1の厚さ方向の中心とは同じ位置にある。このため、アレイ1に垂直なY方向において、外枠部41は、アレイ1の上端面1aの表面1f側及び裏面1r側に、はみ出している。従って、図示のようにX方向に吹き付ける風を受けるのは、アレイ1の上端面1aではなく、外枠部41である。従って、風の流れに関しては、外枠部41の形態が支配的になる。
ここで、外枠部41の外周面は三角筒面であるため、上下それぞれに、滑らかな表面側傾斜面41f及び裏面側傾斜面41rがある。左側からX方向に吹き付けてくる空気は、この滑らかな表面側傾斜面41f及び裏面側傾斜面41rに沿って上下に均等に分流し、図示の矢印で示すように表面1f及び裏面1rに沿って流れていく。この結果、図4に示したような剥離領域は形成されず、アレイ1を軸体24(図5)の中心軸周りに回動させようとする力の発生は抑制される。
《外枠部:第4例》
図9は、図6,図7,図8における外枠部11,31,41とは異なる形状の外枠部51を用いた図である。半円筒状又は半円柱状の外枠部51は、追尾架台25の端部近傍に固定された支持腕26により、支持されている。図9中に示すように、アレイ1の表面1f及び裏面1rに平行な方向をX方向、アレイ1の表面1f及び裏面1rに垂直な方向をY方向、X,Yに直交する方向をZ方向とする。外枠部51のY方向の厚さ(外径)をd、アレイ1の厚さをtとすると、d>tである。また、Y方向において、外枠部51の中心と、アレイ1の厚さ方向の中心とは同じ位置にある。このため、アレイ1に垂直なY方向において、外枠部51は、アレイ1の上端面1aの表面1f側及び裏面1r側に、はみ出している。従って、図示のようにX方向に吹き付ける風を受けるのは、アレイ1の上端面1aではなく、外枠部51である。従って、風の流れに関しては、外枠部51の形態が支配的になる。
ここで、外枠部51の外周面は円筒面であるため、上下それぞれに、滑らかな表面側傾斜面51f及び裏面側傾斜面51rがある。左側からX方向に吹き付けてくる空気は、この滑らかな表面側傾斜面51f及び裏面側傾斜面51rに沿って上下に均等に分流し、図示の矢印で示すように表面1f及び裏面1rに沿って流れていく。この結果、図4に示したような剥離領域は形成されず、アレイ1を軸体24(図5)の中心軸周りに回動させようとする力の発生は抑制される。
なお、第4例における外枠部51は、半楕円筒状又は半楕円柱状であってもよい。
《外枠部の第1例から第4例のまとめ》
上記の外枠部(上端面側の11,31,41,51及び下端面側の同様のもの)は、軸体24の中心軸方向と平行なアレイ1の外端面に沿って設けられ、アレイ1に垂直な方向において、外端面(例えば上端面1a、下端面1b,1c)の表面側及び裏面側に、はみ出している、という共通の特徴を有する。
上記のように構成された太陽光発電装置100では、外枠部が、軸体24の中心軸方向と平行なアレイ1の外端面に沿って設けられ、しかも、外枠部は、アレイ1に垂直な方向において、外端面の表面側及び裏面側にはみ出している。そのため、当該外端面に向かって吹き付ける風は、当該外端面に直接当たらず、まず外枠部に当たる。従って、風の流れに関しては、外枠部が支配的になる。そこで、外枠部により、例えば、風をアレイ1の表面及び裏面に沿って均等に分流させ、剥離流ができるのを抑制することができる。剥離流を抑制できれば、軸体24の中心軸周りにトルクが生じることを抑制できる。こうして、軸体24のねじれを伴うアレイ1の振動を抑制することができる。
外枠部11,31,41,51は、長手方向の端面から見た形状として、アレイ1に平行なX方向に向かってくる風を、アレイの表面へ導く表面側傾斜面11f,31f,41f,51fと、アレイ1の裏面へ導く裏面側傾斜面11r,31r,41r,51rとを有する。これにより、風をアレイ1の表面1f及び裏面1rに沿って分流させることができる。形状の設計により、分流を均等にすることが可能である。
長手方向の端面から見た形状は、例えば、円形(図6)又は楕円形(図7)である。この場合、円形又は楕円形における曲率による傾斜を長手方向に見た表面側傾斜面11f,31f及び裏面側傾斜面11r,31rにより、風をアレイ1の表面1f及び裏面1rに沿って均等に分流させることができる。
また、長手方向の端面から見た形状は、例えば、外端面側を底辺とする三角形である(図8)。この場合、風をアレイ1の表面1f及び裏面1rに沿って均等に分流させることができる。また、この場合、外端面に対向する面が平面となるので、取り付けが容易である。
さらに、長手方向の端面から見た形状は、例えば、外端面側を直線とする半円形又は半楕円形である(図9)。この場合も、風をアレイ1の表面1f及び裏面1rに沿って均等に分流させることができる。また、外端面に対向する面が平面となるので、取り付けが容易である。
《外枠部:第5例》
図10は、さらに他の形状の外枠部61をアレイ1に用いた斜視図の一部である。図10において、退避姿勢のアレイ1の上端面1aには、アレイ1の表面に垂直な(Y−Z平面に平行な)外枠部61が取り付けられている。外枠部61は、矩形の枠61aと、鋸歯状の形状となる傾斜部(斜めに延びる部位)61bとにより構成され、全体として網状とも言える形態である。傾斜部61bは、Y−Z平面において斜め、すなわち、Y方向に対して角度を成し、Z方向に対しても角度を成す。Z方向とは、軸体24(図5)の中心軸方向でもある。傾斜部61bの各片は、Z方向に所定間隔で複数存在する。
風が図示のように、水平な姿勢のアレイ1の上端面1aに吹き付けたとすると、このとき、傾斜部61bの存在が、風の流れを例えば図示のごとく乱す効果を生じ、剥離流ができるのを抑制する。
《外枠部:第6例》
図11は、さらに他の形状の外枠部71をアレイ1に用いた斜視図の一部である。図11において、この外枠部71は、円筒状又は円柱状の丸棒部材71aに、螺旋状にリブ71bを巻き付けたものである。もちろん、これは一例であり、このような形の加工品・成形品であってもよい。丸棒部材71aとアレイ1との位置関係は、図6と同様である。また、丸棒部材71aは、図6と同様に、アレイ1に取り付けられる。リブ71bは、Z軸に直交するどの方向から見ても、Z方向に対して角度を成し、斜めになる。任意の方向から見たリブ71bの各片は、Z方向に所定間隔で複数存在する。
風が図示のように、水平な姿勢のアレイ1の表面及び裏面に沿った方向に真横から吹き付けたとすると、このとき、リブ71bの存在が、風の流れを例えば図示のごとく乱す効果を生じ、剥離流ができるのを抑制する。また、リブ71bは、Z軸に直交するどの方向から見ても、Z方向に対しても角度を成し、斜めになるので、アレイ1に垂直又は斜めの角度を成す方向にも、風の流れを乱すことができる。
なお、丸棒部材71aは、楕円筒状又は楕円柱状であってもよい。
《外枠部の第5例,第6例のまとめ》
第5例、第6例では、外枠部61,71が、軸体24(図5)の中心軸に対して斜めに延びる部位が所定間隔で複数存在する点で共通している。中心軸に対して斜めに延びるとは、例えば、水平な姿勢のアレイを真横から中心軸に平行に側面視した場合に中心軸に対して斜めに延びている形状や、水平な姿勢のアレイを真上から平面視した場合に中心軸に対して斜めに延びている形状を意味する。このような形状の部位があることにより、風の流れを乱して剥離流ができるのを抑制することができる。
《外枠部:第3例の変形》
なお、上記各実施形態では、外枠部が、アレイ1に垂直な方向において外端面1aの表面1f側及び裏面1r側にはみ出している例を示したが、はみ出していなくても同様な作用効果が得られる場合もある。
図13は、かかる一例としての外枠部41を備えたアレイ1の部分拡大図である。図13中に示すように、アレイ1の表面1f及び裏面1rに平行な方向をX方向、アレイ1の表面1f及び裏面1rに垂直な方向をY方向、X,Yに直交する方向をZ方向とする。この外枠部41は、図8と同様に、長手方向の端面形状が三角形であるが、図8に比べると小さく、支持腕26はX方向に長い。外枠部41のY方向の厚さ(X方向の底面の幅)をd、アレイ1の厚さをtとすると、ここでは、d=t、又はdがtより若干小さくてもよい。Y方向において、外枠部41の中心と、アレイ1の厚さ方向の中心とは同じ位置にある。外枠部41の外周面は三角筒面であるため、上下それぞれに、表面側傾斜面41f及び裏面側傾斜面41rがある。
図13において、外端面1aに向かって吹いてくる風は、最初に外枠部41に当たる。外枠部41に当たった風は、表面側傾斜面41f及び裏面側傾斜面41rに沿って上下に均等に分流する。分流した風は外枠部41を通り越しても風速があれば急激には曲がらず、図示の矢印で示すように表面1f及び裏面1rに沿って流れていく。この結果、図4に示したような剥離領域は形成されず、アレイ1を軸体24(図5)の中心軸周りに回動させようとする力の発生は抑制される。従って、やはり、図示のようにX方向に吹き付ける風に対して、その風の流れがどうなるかに関しては、外枠部41の存在が支配的になる。
このように、外枠部がアレイ1に垂直な方向において外端面1aの表面1f側及び裏面1r側にはみ出していなくても同様な作用効果が得られる場合がある。図6から図11に加えて図13も考慮に入れると、外枠部が最低限備えるべき要件は、アレイ1の外端面に沿って設けられ、かつ、外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にあること、である。外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置に外枠部があれば、風の流れに関しては、外枠部が支配的になる。そこで、外枠部により、例えば、風をアレイの表面及び裏面に沿って均等に分流させたり、あるいは、風の流れを乱して剥離流ができるのを抑制したりすることができる。剥離流を抑制できれば、軸体の中心軸周りにトルクが生じることを抑制できる。こうして、強風時にも、アレイのねじれ振動を抑制することができる。
《外枠部:第1例の変形》
図14は、例えば第1例(図6)に示したような、外周面が円筒面となっている外枠部11において、円筒面に多数のディンプル11dを形成した斜視図である。このようなディンプル11dを設けることにより、風の空気の流れを細かく乱れさせ、剥離流を抑制することができる。このようなディンプルの形成は、他の例(図7、図8、図9、図13)にも適用することができる。
《外枠部:第4例の変形》
図15は、例えば第4例(図9)に示したような、半円筒状又は半円柱状となっている外枠部51において、半円筒面に複数の突起51pを形成した斜視図である。このような突起51pを設けることにより、風の空気の流れを細かく乱れさせ、剥離流を抑制することができる。このような突起の形成は、他の例(図6、図7、図8、図13)にも適用することができる。
《外枠部:第6例の変形》
図16は、例えば図6と同様に見た、アレイ1の端部の拡大図である。図17は、図16に示す各部の斜視図である。外枠部71となる丸棒部材71aとアレイ1の上端面1aとの間には、アレイ1の表面及び裏面から突出して垂直なY方向に立つように、Z方向には互いに間隔をあけて(図17)、平板72が設けられている。平板72は、外枠部71との間にX方向の隙間をあけて設けられる。平板72は、例えばアレイ1の上端面1aから支持部材73を出して支持する。平板72の材質は例えばアルミ合金である。
このような平板71を設けることにより、外枠部71によりアレイ1の表裏に切り分けられた空気をさらに、細かく乱れさせ、剥離流を抑制することができる。特に、丸棒部材71aすなわち円柱(又は円筒)と、空気の流れの下流側にある平板との組み合わせは、カルマン渦励振の抑制により外枠部71の振動抑制に効果がある。なお、「平板」は好適例であるが、パイプ等でも一定の効果は得られると考えられる。また、姿勢は必ずしも「垂直」でなくてもよい。より一般化して表現すれば、平板72のような板状又は棒状の複数の部材が、外枠部とアレイの外端面との間にあって、アレイの表面及び裏面に対して突出した姿勢となり、互いに間隔をあけて設けられている。このような構成は、他の例(図7、図8、図9、図13)にも適用することができる。
なお、ここまで述べた各種の外枠部及びこれに付随する構成は、任意に組み合わせることもできる。
《その他》
なお、上記実施形態において、例えば図1に示すように、外枠部11,12,13は、軸体24の中心軸と平行な方向にのみ設けた例を示した。これは、軸体24のねじれを伴うアレイ1の振動抑制という視点に立っていたからである。しかしながら、軸体24が、その長手方向に撓むこともあり得る。従って、必要に応じて、図12にその一例を示すように、アレイ1の左端面及び右端面にもそれぞれ、外枠部14,15を設けることもできる。その場合、アレイ1に対してあらゆる方向から吹き付ける風に対して、アレイ1のねじれ(又は撓み)振動を抑制することができる。
なお、図18に示すように、例えば波板状の外枠部16により、図12と同様に、アレイ1の外端面を覆う構成も考えられる。この場合も、剥離流の抑制に関して一定の効果は期待できる。但し、剥離流の抑制に関して、より好ましいのは、上述の実施形態(図1から図17)であると考えられる。
また、上記実施形態では、2軸駆動型の太陽追尾を行う集光型の太陽光発電装置100を示したが、2軸以外(例えば1軸)で、例えば結晶シリコンを用いた太陽追尾型の太陽光発電装置に対しても外枠部を設けて剥離流を抑制することができる。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 アレイ
1a 上端面
1b,1c 下端面
1f 表面
1r 裏面
1M モジュール(太陽電池モジュール)
2 支持機構
11 外枠部
11d ディンプル
11f 表面側傾斜面
11r 裏面側傾斜面
12,13,14,15,16 外枠部
21 支柱
22 基礎
23 駆動部
24 軸体
25 追尾架台(架台)
25a 補強材
25b レール
26 支持腕
31 外枠部
31f 表面側傾斜面
31r 裏面側傾斜部
41 外枠部
41f 表面側傾斜面
41r 裏面側傾斜部
51 外枠部
51f 表面側傾斜面
51p 突起
51r 裏面側傾斜部
61 外枠部
61a 枠
61b傾斜部
71 外枠部
71a 丸棒部材
71b リブ
72 平板
73 支持部材
100 太陽光発電装置
A1,A2 剥離領域
(6)前記(1)から()のいずれかの太陽光発電装置において、前記外枠部の表面に複数のディンプル又は突起が形成されていてもよい。
ディンプル又は突起は、空気の流れを細かく乱れさせることに寄与する。
(7)前記(1)から()のいずれかの太陽光発電装置において、前記外枠部と前記外端面との間にあって、前記アレイの表面及び裏面に対して突出した姿勢となる複数の板状又は棒状の部材が互いに間隔をあけて設けられている、という構成であってもよい。
この場合の当該部材は、空気の流れを細かく乱れさせることに寄与する。
外枠部11,31,41,51は、長手方向の端面から見た形状として、アレイ1に平行なX方向に向かってくる風を、アレイの表面へ導く表面側傾斜面11f,31f,41f,51fと、アレイ1の裏面へ導く裏面側傾斜面11r,31r,41r,51rとを有する。これにより、風をアレイ1の表面1f及び裏面1rに沿って分流させることができる。形状の設計により、分流を均等にすることが可能である。
このような平板7を設けることにより、外枠部71によりアレイ1の表裏に切り分けられた空気をさらに、細かく乱れさせ、剥離流を抑制することができる。特に、丸棒部材71aすなわち円柱(又は円筒)と、空気の流れの下流側にある平板との組み合わせは、カルマン渦励振の抑制により外枠部71の振動抑制に効果がある。なお、「平板」は好適例であるが、パイプ等でも一定の効果は得られると考えられる。また、姿勢は必ずしも「垂直」でなくてもよい。より一般化して表現すれば、平板72のような板状又は棒状の複数の部材が、外枠部とアレイの外端面との間にあって、アレイの表面及び裏面に対して突出した姿勢となり、互いに間隔をあけて設けられている。このような構成は、他の例(図7、図8、図9、図13)にも適用することができる。
1 アレイ
1a 上端面
1b,1c 下端面
1f 表面
1r 裏面
1M モジュール(太陽電池モジュール)
2 支持機構
11 外枠部
11d ディンプル
11f 表面側傾斜面
11r 裏面側傾斜面
12,13,14,15,16 外枠部
21 支柱
22 基礎
23 駆動部
24 軸体
25 追尾架台(架台)
25a 補強材
25b レール
26 支持腕
31 外枠部
31f 表面側傾斜面
31r 裏面側傾斜
41 外枠部
41f 表面側傾斜面
41r 裏面側傾斜
51 外枠部
51f 表面側傾斜面
51p 突起
51r 裏面側傾斜
61 外枠部
61a 枠
61b傾斜部
71 外枠部
71a 丸棒部材
71b リブ
72 平板
73 支持部材
100 太陽光発電装置
A1,A2 剥離領域

Claims (11)

  1. 太陽を追尾する際の回動軸となる軸体を有する架台、及び、当該軸体を駆動する駆動部を含む支持機構と、
    前記架台に太陽電池モジュールを並べて構成されるアレイと、
    前記軸体の中心軸方向と平行な前記アレイの外端面に沿って設けられ、前記外端面に向かって吹いてくる風が最初に当たる位置にある外枠部と、
    を備えている太陽光発電装置。
  2. 前記外枠部は、長手方向の端面から見た形状として、前記アレイに平行な方向に向かってくる風を、前記アレイの表面へ導く表面側傾斜面と、前記アレイの裏面へ導く裏面側傾斜面とを有する請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記長手方向の端面から見た形状とは、円形又は楕円形である請求項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記長手方向の端面から見た形状とは、前記外端面側を底辺とする三角形である請求項2に記載の太陽光発電装置。
  5. 前記長手方向の端面から見た形状とは、前記外端面側を直線とする半円形又は半楕円形である請求項2に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記外枠部の表面に複数のディンプル又は突起が形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  7. 前記外枠部と前記外端面との間にあって、前記アレイの表面及び裏面に対して突出した姿勢となる複数の板状又は棒状の部材が互いに間隔をあけて設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記外枠部には、前記中心軸に対して斜めに延びる傾斜部が所定間隔で複数存在する請求項1に記載の太陽光発電装置。
  9. 前記外枠部は、前記外端面に対向する網状の形態である請求項8記載の太陽光発電装置。
  10. 前記外枠部は、円柱又は円筒の表面に、螺旋状に突起が形成された形態である請求項8に記載の太陽光発電装置。
  11. 前記外枠部を第1の外枠部とすると、
    前記軸体の中心軸方向と直交する方向の、前記アレイの外端面に沿って設けられた第2の外枠部を備えている、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
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