JPWO2020084774A1 - 光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリ - Google Patents
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Abstract
一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造は、互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも3つのグループを有し、各グループにおいて、2本以上の光ファイバは、互いに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、当該2つのグループ以外のグループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びている。
Description
本開示の一側面は、光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリに関する。
特許文献1には、多心コネクタを用いる高速光伝送システムが記載されている。高速光伝送システムは、一対のアクティブアセンブリコネクタと、マルチファイバフェルールを有する一対のパッチコードコネクタと、ハーネスとを備える。ハーネスの一端には1個の24心パッチコードコネクタが設けられており、ハーネスの他端には2個の12心パッチコードコネクタが設けられている。
24心パッチコネクタの24個のポートのそれぞれからは光ファイバが延び出しており、複数の光ファイバのそれぞれは各12心パッチコネクタの12個のポートのそれぞれに接続されている。24心パッチコネクタの1番〜6番ポートから延び出す複数の光ファイバ、及び24心パッチコネクタの19番〜24番ポートから延び出す複数の光ファイバ、のそれぞれは、互いに交差することなく12心パッチコネクタまで延びている。
一方、24心パッチコネクタの7番〜18番ポートから延び出す複数の光ファイバは、互いにポートの位置が反転された状態で12心パッチコネクタに到達している。具体的には、24心パッチコネクタの7番〜12番ポートのそれぞれから延び出す光ファイバは12心パッチコネクタの6番〜1番ポートのそれぞれに到達し、24心パッチコネクタの13番〜18番ポートのそれぞれから延び出す光ファイバは12心パッチコネクタの12番〜7番ポートのそれぞれに到達している。
特許文献2には、パッチコードが記載されている。パッチコードは、1個の24心フェルールと2個の12心フェルールとを備える。24心フェルールの一部の12個のポートは2個の12心フェルールのうちの一方にハーネスを介して接続されており、24心フェルールの残部の12個のポートは2個の12心フェルールのうちの他方にハーネスを介して接続されている。
ハーネスは、24本の光ファイバによって構成されている。24心パッチコネクタの1番〜6番ポートから延び出す複数の光ファイバ、及び24心パッチコネクタの19番〜24番ポートから延び出す複数の光ファイバ、のそれぞれは、互いに交差することなく12心パッチコネクタまで延びている。一方、24心パッチコネクタの7番〜18番ポートから延び出す複数の光ファイバは、互いにポートの位置が反転された状態で12心パッチコネクタに到達している。すなわち、引用文献2には、引用文献1と同様の光ファイバの接続構造が記載されている。
本開示の一側面に係る光コネクタ付きファイバ構造は、第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、第1多心コネクタ及び第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、複数の光ファイバは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも3つのグループを有し、各グループにおいて、2本以上の光ファイバは、互いに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、2つのグループ以外のグループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びている。
本開示の別の側面に係る光コネクタ付きファイバ構造は、第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、第1多心コネクタ及び第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、複数の光ファイバは、第2多心コネクタにおいて2つのグループに配列されており、複数の光ファイバは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも4つのグループを有し、第1多心コネクタにおける第1グループと第4グループの光ファイバは、それぞれ第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列され、第1多心コネクタにおける第2グループと第3グループの光ファイバは、それぞれ第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列される。
本開示の一側面に係るモジュールは、光コネクタ付きファイバ接続構造の第1多心コネクタが接続される第1アダプタと、第1アダプタを露出して支持する第1の壁面と、光コネクタ付きファイバ接続構造の第2多心コネクタが接続される第2アダプタと、第2アダプタを露出して支持する第2の壁面と、第1アダプタと第2アダプタ間を光接続する前述した光コネクタ付きファイバ接続構造と、を備える。
本開示の一側面に係るアセンブリは、前述の複数のモジュールと、複数のモジュール間を光接続する極性C結線構造と、を備える。
[本開示が解決しようとする課題]
前述したように、複数の多心コネクタと、複数の多心コネクタ間を接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付き接続構造では、多数の光ファイバが一方の多心コネクタから他方の多心コネクタまで延びているため構成が複雑になりやすい。また、前述したように、一方の多心コネクタのポートのそれぞれから延び出す複数の光ファイバが、互いにポートの位置が反転された状態で他方の多心コネクタに到達する場合、多数の光ファイバの位置が反転されることとなるため、光ファイバに生じるひねりが大きくなることが懸念される。多数の光ファイバに生じるひねりが大きい場合、光ファイバの収納性が低下することが懸念される。
前述したように、複数の多心コネクタと、複数の多心コネクタ間を接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付き接続構造では、多数の光ファイバが一方の多心コネクタから他方の多心コネクタまで延びているため構成が複雑になりやすい。また、前述したように、一方の多心コネクタのポートのそれぞれから延び出す複数の光ファイバが、互いにポートの位置が反転された状態で他方の多心コネクタに到達する場合、多数の光ファイバの位置が反転されることとなるため、光ファイバに生じるひねりが大きくなることが懸念される。多数の光ファイバに生じるひねりが大きい場合、光ファイバの収納性が低下することが懸念される。
本開示の一側面は、構成を簡易にすることができると共に、光ファイバのひねりを抑えて収納性を高めることができる光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリを提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示の一側面によれば、構成を簡易にすることができると共に、光ファイバのひねりを抑えて収納性を高めることができる。
本開示の一側面によれば、構成を簡易にすることができると共に、光ファイバのひねりを抑えて収納性を高めることができる。
[実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造は、第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、第1多心コネクタ及び第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、複数の光ファイバは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも3つのグループを有し、各グループにおいて、2本以上の光ファイバは、互いに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、当該2つのグループ以外のグループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びている。
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造は、第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、第1多心コネクタ及び第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、複数の光ファイバは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも3つのグループを有し、各グループにおいて、2本以上の光ファイバは、互いに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、当該2つのグループ以外のグループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びている。
一実施形態に係るモジュールは、前述の光コネクタ付きファイバ接続構造の第1多心コネクタが接続される第1アダプタと、第1アダプタを露出して支持する第1の壁面と、光コネクタ付きファイバ接続構造の第2多心コネクタが接続される第2アダプタと、第2アダプタを露出して支持する第2の壁面と、第1アダプタと第2アダプタ間を光接続する前述した光コネクタ付きファイバ接続構造と、を備える。
一実施形態に係るアセンブリは、前述の複数のモジュールと、複数のモジュール間を光接続する極性C結線構造と、を備える。
一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む3つ以上のグループを有する。そして、3つ以上のグループのそれぞれにおいて、グループに属する上記2本以上の光ファイバは、互いに交差することなく、第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びている。従って、各グループ内において複数の光ファイバが互いに交差しないように配線されるため、光ファイバに生じるひねりが大きくなることを抑制することができる。また、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバは第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、当該2つのグループ以外のグループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中において、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差しない。従って、複数の光ファイバ間の交差を更に減らすことができるので、ひねりの増大をより確実に抑制することができる。また、上記のように、複数の光ファイバの交差を減らすことにより、複数の光ファイバの構成を簡易にすることができる。
一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造において、少なくとも3つのグループは、第1グループと、第1グループに隣接する第2グループと、第2グループに隣接する第3グループと、第3グループに隣接する第4グループとを含んでおり、第1グループの光ファイバ、及び第2グループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく、第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、第3グループの光ファイバ、及び第4グループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差していてもよい。この場合、4つのグループのうち、第1グループの複数の光ファイバ、及び第2グループの複数の光ファイバを第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差しないように配線することができる。従って、第1グループ及び第2グループに属する各光ファイバに生じるひねりをより確実に抑えることができる。
一実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造において、少なくとも3つのグループは、第1グループと、第1グループに隣接する第2グループと、第2グループに隣接する第3グループと、第3グループに隣接する第4グループとを含んでおり、第1グループの光ファイバは、第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく、第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びており、第2グループの光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で第3グループの光ファイバに交差すると共に第4グループの光ファイバに交差し、第3グループの光ファイバ、及び第4グループの光ファイバは、互いに交差することなく、第1多心コネクタから第2多心コネクタまで延びていてもよい。この場合、第1グループの光ファイバ、第3グループの光ファイバ、及び第4グループの光ファイバ、を互いに交差しないように配線することができる。従って、複数の光ファイバの交差を更に減らすことができるので、光ファイバに生じるひねりを減らすと共に構成を簡易にすることができる。
他の実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造は、第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、第1多心コネクタ及び第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、複数の光ファイバは、第2多心コネクタにおいて2つのグループに配列されており、複数の光ファイバは、第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバを含む少なくとも4つのグループを有し、第1多心コネクタにおける第1グループと第4グループの光ファイバは、それぞれ第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列され、第1多心コネクタにおける第2グループと第3グループの光ファイバは、それぞれ第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列される。
第2多心コネクタにおいて、複数の光ファイバは、2つの列のそれぞれに沿って配列されており、2つの列のうち一方の列に配列された複数の光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差しておらず、2つの列のうち他方の列に配列された複数の光ファイバは、第1多心コネクタから第2多心コネクタに向かう途中で第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差していてもよい。この場合、第2多心コネクタの2つの列のうち一方に配列された複数の光ファイバは第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差しておらず、他方に配列された複数の光ファイバは第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差している。従って、一方の列の光ファイバは交差しておらず、他方の列の光ファイバは交差しているので、第2多心コネクタの光ファイバの構成を把握しやすくすることができる。その結果、光ファイバの配線を容易に行うことが可能となる。
第1多心コネクタは、複数の光ファイバ保持孔を有し、複数の光ファイバ保持孔のうち一部の光ファイバ保持孔には第2多心コネクタまで延びる光ファイバが挿入されており、複数の光ファイバ保持孔のうち残部の光ファイバ保持孔には第2多心コネクタまで延びる光ファイバが挿入されていなくてもよい。この場合、第1多心コネクタにおける光ファイバの構成を接続される光トランシーバにおける光ファイバの構成に合わせることができる。
第1多心コネクタには、8本の光ファイバが接続されており、第2多心コネクタには、12×n(nは自然数)本の光ファイバが接続されていてもよい。この場合、第1多心コネクタとして8心の光コネクタを用いると共に、第2多心コネクタとして12×n心の光コネクタを用いることができる。
第2多心コネクタは、24心のMPOコネクタであってもよい。この場合、第2多心コネクタとして24心のMPOコネクタを用いることができる。
第2多心コネクタは、2個の12心のMPOコネクタを含んでいてもよい。この場合、第2多心コネクタとして、2個の12心のMPOコネクタを用いることができる。
[実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリの具体例を図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の具体例に限定されるものではなく、請求の範囲に示され、請求の範囲と均等の範囲における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本開示の実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリの具体例を図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の具体例に限定されるものではなく、請求の範囲に示され、請求の範囲と均等の範囲における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る例示的なモジュール1を示す平面図である。図2は、モジュール1の側面図である。図3は、モジュール1の図2とは反対側の側面図である。図1〜図3に示されるように、一例として、モジュール1は、データセンタのラックに取り付けられるカセット式の機器であって、ラックの光配線架を構成する。モジュール1は、長手方向である第1方向D1、幅方向であるD2、及び高さ方向である第3方向D3に延びる矩形箱状の筐体2を備える。
図1は、第1実施形態に係る例示的なモジュール1を示す平面図である。図2は、モジュール1の側面図である。図3は、モジュール1の図2とは反対側の側面図である。図1〜図3に示されるように、一例として、モジュール1は、データセンタのラックに取り付けられるカセット式の機器であって、ラックの光配線架を構成する。モジュール1は、長手方向である第1方向D1、幅方向であるD2、及び高さ方向である第3方向D3に延びる矩形箱状の筐体2を備える。
筐体2は、第1方向D1の一方側を向く第1の壁面2a、第1方向D1の他方側を向く第2の壁面2b、及び、第1の壁面2aと第2の壁面2bとをつなぐ4つの第3の壁面2e、を有する。第1の壁面2aには第1アダプタ3が支持されて露出しており、第2の壁面2bには第2アダプタ4が支持されて露出している。例えば、モジュール1は、複数の第1アダプタ3、及び複数の第2アダプタ4を備える。しかしながら、第1アダプタ3の数、及び第2アダプタ4の数の少なくともいずれかが単数であってもよく、これらの数は適宜変更可能である。
例えば、モジュール1は、ラックに対して着脱される複数のシャーシのそれぞれに取り付けられ、シャーシに嵌合するナイラッチ5を備える。なお、モジュール1は、シャーシ以外のもの(例えばMPOカセットベース)を介してラックに取り付けられてもよい。第1の壁面2aは第2方向D2の両端側に突出する一対の突出部2cを有し、一対の突出部2cのそれぞれをナイラッチ5が第1方向D1に貫通している。
一例として、モジュール1は6個の第1アダプタ3と2個の第2アダプタ4とを備える。以下では、6個の第1アダプタ3のそれぞれを識別するために第1アダプタ3A、第1アダプタ3B、第1アダプタ3C、第1アダプタ3D、第1アダプタ3E及び第1アダプタ3Fと称することがある。また、2個の第2アダプタ4のそれぞれを識別するために第2アダプタ4A及び第2アダプタ4Bと称することがある。
例えば、第1アダプタ3A、第1アダプタ3B、第1アダプタ3C、第1アダプタ3D、第1アダプタ3E及び第1アダプタ3Fは、第1の壁面2aにおいて格子状に配置されている。第1の壁面2aにおいて、第1アダプタ3Aは左から1番目且つ上から1番目の第1アダプタ3を示し、第1アダプタ3Bは左から2番目且つ上から1番目の第1アダプタ3を示し、第1アダプタ3Cは左から3番目且つ上から1番目の第1アダプタ3を示し、第1アダプタ3Dは左から1番目且つ上から2番目の第1アダプタ3を示し、第1アダプタ3Eは左から2番目且つ上から2番目の第1アダプタ3を示し、第1アダプタ3Fは左から3番目且つ上から2番目の第1アダプタ3を示している。
例えば、第2アダプタ4A及び第2アダプタ4Bは、第2の壁面2bにおいて第2方向D2に沿って配置されている。第2の壁面2bにおいて、第2アダプタ4Aは左側の第2アダプタ4を示し、第2アダプタ4Bは右側の第2アダプタ4を示している。但し、これらの第1アダプタ3A〜3F及び第2アダプタ4A,4Bの配置は適宜変更可能である。
第1アダプタ3A〜3Fのそれぞれの内部には第1多心コネクタ10A〜10Fのそれぞれが接続しており、第2アダプタ4A,4Bの内部には第2多心コネクタ20A,20Bが接続している。例えば、第1多心コネクタ10A〜10Fのそれぞれは8心の(8本の光ファイバを備える)MPOコネクタであり、第1多心コネクタ10A〜10Fのそれぞれには光トランシーバが接続される。
第2多心コネクタ20A,20Bのそれぞれは、例えば、24心の(24本の光ファイバを備える)MPOコネクタである。また、第1多心コネクタ10A〜10Fは互いに同一の多心コネクタであってもよいし、互いに異なる多心コネクタであってもよい。第2多心コネクタ20A,20Bは、互いに同一の多心コネクタであってもよいし、互いに異なる多心コネクタであってもよい。
図4は、第1多心コネクタ10Aを示す正面図である。前述したように、第1多心コネクタ10B〜10Fの構成は第1多心コネクタ10Aの構成と同一にすることが可能であるため、以下では第1多心コネクタ10B〜10Fの詳細な説明を省略する。図4に示されるように、第1多心コネクタ10Aは、例えば、複数のガイド孔11a及び複数の光ファイバ保持孔11bを有するフェルール11と、複数の光ファイバ保持孔11bの一部のそれぞれに挿入された複数の光ファイバFとを備える。
一例として、フェルール11の端面には一対のガイド孔11aが形成されている。一対のガイド孔11aの間には、第2方向D2に沿って複数の光ファイバ保持孔11bが形成されている。光ファイバ保持孔11bの数は例えば12であり、12心用MPOコネクタとして規格化されているものが好適に用いられる。複数の光ファイバ保持孔11bのうち、一部の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFが挿入されており、光ファイバ保持孔11bに挿入された光ファイバFのそれぞれは第2多心コネクタ20Aまで延びている。例えば、残部の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFは挿入されていない。
例えば、複数の光ファイバ保持孔11bのうち、第2方向D2の両端側に位置する複数の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFが挿入されており、光ファイバ保持孔11bに挿入された光ファイバFのそれぞれは第2多心コネクタ20Aまで延びている。例えば、第2方向D2の中央側に位置する複数の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFが挿入されていない。本実施形態では、第2方向D2の両端側に位置する8個の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFが挿入されており、これらの光ファイバFのそれぞれは第2多心コネクタ20Aまで延びている。第2方向D2の中央側に位置する4個の光ファイバ保持孔11bには第2多心コネクタ20Aまで延びる光ファイバFは挿入されていない。
残部の光ファイバ保持孔11b(第2多心コネクタ20Aまで延びる光ファイバFが挿入されていない光ファイバ保持孔11b)には当該孔を埋めるダミー材が挿入されていてもよい。ダミー材としては、例えば、光ファイバFと同等の外径を有するガラスファイバ、ガラス棒又はセラミクス材等が用いられる。これらのダミー材は、フェルール11内に収まる程度の長さであることが好ましい。また、12心用MPOフェルールであるフェルール11において、ダミー材を埋めるべき孔に相当する部分のみ、光ファイバ保持孔11bが形成されていないものも使用可能である。
図5は、第2多心コネクタ20Aを示す正面図である。前述したように、第2多心コネクタ20Bの構成は第2多心コネクタ20Aの構成と同一にすることが可能であるため、以下では第2多心コネクタ20Bの詳細な説明を適宜省略する。図5に示されるように、第2多心コネクタ20Aは、例えば、複数のガイド孔21a及び複数の光ファイバ保持孔21bを有するフェルール21と、複数の光ファイバ保持孔21bのそれぞれに挿入された複数の光ファイバFとを備える。
例えば、一対のガイド孔21aが、前述したガイド孔11aと同様、フェルール21の端面に形成されている。一対のガイド孔21aの間には、第2方向D2に延びる2つの列Lのそれぞれに沿って複数の光ファイバ保持孔21bが形成されている。光ファイバ保持孔21bの数は、例えば24であり、各列Lに12個の光ファイバ保持孔21bが第2方向D2に沿って配置されている。
図6は、第2多心コネクタ20Aに接続される例示的なMPOケーブルCを示す図であり、例えば24心ラウンドコード又はそれらを束ねた集合体である。図6に示されるように、MPOケーブルCは、両端のそれぞれに多心コネクタC1,C2を備えており、多心コネクタC1,C2のそれぞれは第2多心コネクタ20A,20Bのそれぞれに接続する。例えば、MPOケーブルCは、トランクケーブルC3とトランクケーブルC3の両端のそれぞれから2本ずつ延び出すラウンドコードC4とを備える。トランクケーブルC3から延び出す2本のラウンドコードC4のうちの一方には多心コネクタC1が設けられ、2本のラウンドコードC4のうちの他方には多心コネクタC2が設けられる。
図7は、前述したMPOケーブルCを備えたアセンブリ100の構成を模式的に示す図である。図7は、MPOケーブルCの多心コネクタC1の接続に関するアセンブリ100の構成を示している。アセンブリ100は、複数のモジュール1と、複数のモジュール1間を光接続するMPOケーブルCとを備える。MPOケーブルCの各多心コネクタC1は、各モジュール1の第2多心コネクタ20Aに接続される。第2多心コネクタ20Aは、各モジュール1の第1多心コネクタ10A〜10Cに複数の光ファイバFを介して接続されている。本実施形態において、モジュール1の内部の光ファイバFは、リボンファイバ等、纏められた態様ではなく、単線のケーブルとして設けられる。なお、複数の光ファイバFは、纏められていてもよく、リボンファイバ等の一部が単心光ファイバに分離されたものであってもよい。また、複数の光ファイバFは、単心光ファイバの少なくとも一部が纏められたものであってもよい。
図8は、アセンブリ100の結線構造を示す図である。図8に示されるように、各モジュール1において、第1多心コネクタ10A〜10Cのそれぞれには8本の光ファイバFが接続されており、第2多心コネクタ20Aには24本の光ファイバFが接続されている。また、一対の第2多心コネクタ20A(多心コネクタC1)同士の間には、24本の光ファイバHが延びている。
以下では、第1多心コネクタ10Aにおける光ファイバFの接続部のそれぞれを第1〜第8ポート、第1多心コネクタ10Bにおける光ファイバFの接続部のそれぞれを第9〜第16ポート、第1多心コネクタ10Cにおける光ファイバFの接続部のそれぞれを第17〜第24ポートとする。また、第2多心コネクタ20Aの一方側の列Lにおける光ファイバFの接続部のそれぞれを第1〜第12ポート、他方側の列Lにおける光ファイバFの接続部のそれぞれを第13〜第24ポートとする。なお、図8及び後述する図9の四角内の各数字は上記のポート番号を示している。また、各光ファイバFは、第1多心コネクタ10A,10B,10C及び第2多心コネクタ20Aのそれぞれにおいて上記のポート番号の順に並んでいる。
複数のモジュール1の間には、複数のモジュール1間を光接続する極性C結線構造が設けられる。ここで、極性C結線構造とは、米国規格協会によって定められたTIA−568.3他にて定義される極性C構造を指す。以下では、24心MPOコネクタを用いた例を説明する。また、本実施形態では、極性C結線構造として、互いに隣り合う奇数番偶数番のポートから延びる光ファイバHが相手側光コネクタのポートにおいて入れ替わる構造を示している。具体例として、本実施形態の極性C結線構造では、一方の第2多心コネクタ20Aの第1〜第24ポートのそれぞれから延びる光ファイバHは、他方の第2多心コネクタ20Aにおいて、第14ポート、第13ポート、第16ポート、第15ポート、第18ポート、第17ポート、第20ポート、第19ポート、第22ポート、第21ポート、第24ポート、第23ポート、第2ポート、第1ポート、第4ポート、第3ポート、第6ポート、第5ポート、第8ポート、第7ポート、第10ポート、第9ポート、第12ポート、第11ポートのそれぞれに接続されている。
第1多心コネクタ10Aは、第1ポート及び第2ポートを含む第1グループG1と、第3ポート及び第4ポートを含む第2グループG2と、第5ポート及び第6ポートを含む第3グループG3と、第7ポート及び第8ポートを含む第4グループG4とを備える。第1多心コネクタ10Bは、第9ポート及び第10ポートを含む第1グループG1と、第11ポート及び第12ポートを含む第2グループG2と、第13ポート及び第14ポートを含む第3グループG3と、第15ポート及び第16ポートを含む第4グループG4とを備える。第1多心コネクタ10Cは、第17ポート及び第18ポートを含む第1グループG1と、第19ポート及び第20ポートを含む第2グループG2と、第21ポート及び第22ポートを含む第3グループG3と、第23ポート及び第24ポートを含む第4グループG4とを備える。
以下では、本実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造30の詳細について説明する。例えば、光コネクタ付きファイバ接続構造30は、第1多心コネクタ10A〜10Cのいずれかと第2多心コネクタ20Aとを備える。第1多心コネクタ10Aの第1グループG1及び第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第1〜第4ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第1〜第4ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Aの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第5ポート及び第6ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第15ポート及び第16ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第7ポート及び第8ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第13ポート及び第14ポートのそれぞれに延びている。また、第1多心コネクタ10Aの第3グループG3から延び出す光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第4グループG4から延び出す光ファイバFと、第2多心コネクタ20Aに到達するまでに交差している。
第1多心コネクタ10Bの第1グループG1及び第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第9〜第12ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第5〜第8ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Bの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第13ポート及び第14ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第19ポート及び第20ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Bの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第15ポート及び第16ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第17ポート及び第18ポートのそれぞれに延びている。また、第1多心コネクタ10Bの第3グループG3から延び出す光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第4グループG4から延び出す光ファイバFと、第2多心コネクタ20Aに到達するまでに交差している。
第1多心コネクタ10Cの第1グループG1及び第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第17〜第20ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第9〜第12ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Cの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第21ポート及び第22ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第23ポート及び第24ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Cの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第23ポート及び第24ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第21ポート及び第22ポートのそれぞれに延びている。また、第1多心コネクタ10Cの第3グループG3から延び出す光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第4グループG4から延び出す光ファイバFと、第2多心コネクタ20Aに到達するまでに交差している。
以上、光コネクタ付きファイバ接続構造30の詳細について説明した。しかしながら、光コネクタ付きファイバ接続構造30における光ファイバFの構成は上記に限られず適宜変更可能である。例えば、グループは第1グループG1、第2グループG2、第3グループG3及び第4グループG4の4グループに限られず、グループの数は少なくとも3つ以上あればよい。また、各グループに属する光ファイバFの本数は、2本に限られず、3本以上であってもよい。以下では、光コネクタ付きファイバ接続構造30の構成と作用効果について説明する。
光コネクタ付きファイバ接続構造30において、複数の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバFを含む少なくとも3つのグループを有する。各グループにおいて、2本以上の光ファイバFは、互いに交差することなく第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。
少なくとも3つのグループのうち2つのグループ(例えば第3グループG3及び第4グループG4)の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で互いに交差している。そして、当該2つのグループ以外のグループ(例えば第1グループG1及び第2グループG2)の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差することなく第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。
以上、本実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造30、モジュール1及びアセンブリ100は、第1多心コネクタ10Aにおいて互いに隣接する2本以上の光ファイバFを含む3つ以上のグループを有する。そして、3つ以上のグループのそれぞれにおいて、グループに属する上記2本以上の光ファイバFは、互いに交差することなく、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。従って、各グループ内において複数の光ファイバFが互いに交差しないように配線可能であるため、光ファイバFに生じるひねりが大きくなることを抑制することができる。
また、少なくとも3つのグループのうち2つのグループの光ファイバFは第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で互いに交差しており、当該2つのグループ以外のグループの光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中において、第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差しない。従って、複数の光ファイバF間の交差を更に減らすことができるので、ひねりの増大をより確実に抑制することができる。また、上記のように、複数の光ファイバFの交差を減らすことにより、複数の光ファイバFの構成を簡易にすることができる。
また、光コネクタ付きファイバ接続構造30において、少なくとも3つのグループは、第1グループG1と、第1グループG1に隣接する第2グループG2と、第2グループG2に隣接する第3グループG3と、第3グループG3に隣接する第4グループG4とを含む。第1グループG1の光ファイバF、及び第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差することなく、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。
第3グループG3の光ファイバF、及び第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で互いに交差している。よって、4つのグループのうち、第1グループG1の複数の光ファイバF、及び第2グループG2の複数の光ファイバFを第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差しないように配線することができる。従って、第1グループG1及び第2グループG2に属する各光ファイバFに生じるひねりをより確実に抑えることができる。
第2多心コネクタ20Aにおいて、複数の光ファイバFは、2つの列Lのそれぞれに沿って配列されており、2つの列Lのうち一方の列(例えば第2多心コネクタ20Aの第1〜第12ポート)に配列された複数の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差しておらず、他方の列(例えば第2多心コネクタ20Aの第13〜第24ポート)に配列された複数の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差している。
この場合、第2多心コネクタ20Aの2つの列Lのうち一方(例えば第1〜第12ポート)に配列された複数の光ファイバFは第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差しておらず、他方(例えば第13〜第24ポート)に配列された複数の光ファイバFは第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差している。従って、一方の列Lの光ファイバFは交差しておらず、他方の列Lの光ファイバFは交差しているので、第2多心コネクタ20Aの光ファイバFの構成を把握しやすくすることができる。その結果、光ファイバFの配線を容易に行うことができる。以上の作用効果は、第1多心コネクタ10Bと第2多心コネクタ20Aとの関係、及び第1多心コネクタ10Cと第2多心コネクタ20Aとの関係からも同様に得られるので一層顕著な効果を奏する。
上記の例では、第2多心コネクタ20Aの2つの列Lのうち一方(例えば第1〜第12ポート)と、他方(例えば第13〜第24ポート)に配列された複数の光ファイバFの関係について説明したが、第2多心コネクタ20Aが2つの12心コネクタである場合、即ち前記第1〜第12ポートに相当する光ファイバ保持孔11bを有する一の第2多心コネクタ20Aと、前記第13〜第24ポートに相当する光ファイバ保持孔11bを有する他の第2多心コネクタ20Aとの場合も上記と同様の効果を有する。
また、光コネクタ付きファイバ接続構造30において、第1グループG1の光ファイバFは第1多心コネクタ10Aの第1ポート及び第2ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第1ポート及び第2ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第4グループG4の光ファイバFは第7ポート及び第8ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第13ポート及び第14ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第2グループG2の光ファイバFは第3ポート及び第4ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第3ポート及び第4ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第3グループG3の光ファイバFは第5ポート及び第6ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第15ポート及び第16ポートのそれぞれに延びている。
ここで、第2多心コネクタ20Aの第1ポートから第12ポートまでを一のグループ、第2多心コネクタ20Aの第13ポートから第24ポートまでを他のグループとすると、第1ポートと第13ポート、第2ポートと第14ポート、第3ポートと第15ポート、第4ポートと第16ポート、第5ポートと第17ポート、第6ポートと第18ポート、第7ポートと第19ポート、第8ポートと第20ポート、第9ポートと第21ポート、第10ポートと第22ポート、第11ポートと第23ポート、第12ポートと第24ポート、のそれぞれの関係は、第2多心コネクタ20Aにおいて互いに異なるグループであって且つ同じ位置に相当する。すなわち、第2多心コネクタ20Aにおいて、第1ポートと第13ポート、第2ポートと第14ポート、以下同様に第12ポートと第24ポート、のそれぞれは、互いに異なるグループの同じ位置に配置されている。
第1多心コネクタ10Aにおける第1グループG1と第4グループG4の各光ファイバFは、それぞれ第2多心コネクタ20Aの互いに異なるグループの同じ位置(第1ポート及び第2ポートと、第13ポート及び第14ポート)に配列されている。第1多心コネクタ10Aにおける第2グループG2と第3グループG3の各光ファイバFは、それぞれ第2多心コネクタ20Aの互いに異なるグループの同じ位置(第3ポート及び第4ポートと、第15ポート及び第16ポート)に配列される。第1多心コネクタ10Bと第2多心コネクタ20Aとの関係、及び第1多心コネクタ10Cと第2多心コネクタ20Aとの関係、についても同様である。また、全く同じ構造を有する2つのモジュール1を用いると共に、光接続媒体として標準規格品である極性C結線構造(ケーブル等)を使用することにより、特殊な部品を使用しなくても、各モジュール1側で互いに同一の光配線形態としつつ、双方向の光送受信ラインを形成することができる。
図4に示されるように、第1多心コネクタ10A〜10Cのそれぞれは、複数の光ファイバ保持孔11bを有する。複数の光ファイバ保持孔11bのうち一部の光ファイバ保持孔11bには光ファイバFが挿入されており、複数の光ファイバ保持孔11bのうち残部の光ファイバ保持孔11bには光通信に寄与する光ファイバFは挿入されていなくてもよい。この場合、第1多心コネクタ10A〜10Cのそれぞれにおける光ファイバFの構成を接続される光トランシーバの光ファイバの構成に合わせることができる。
光コネクタ付きファイバ接続構造30において、第1多心コネクタ10A,10B,10Cのそれぞれには、8本の光ファイバFが接続されており、第2多心コネクタ20Aには、12×n(nは自然数)本の光ファイバFが接続されていてもよい。この場合、第1多心コネクタ10A〜10Cとして8心の光コネクタを用いると共に、第2多心コネクタ20Aとして12×n心の光コネクタを用いることができる。
光コネクタ付きファイバ接続構造30において、第2多心コネクタ20Aは、24心のMPOコネクタであってもよい。この場合、第2多心コネクタ20Aとして24心のMPOコネクタを用いることができる。一方、24心のMPOコネクタに代えて、第2多心コネクタは、2個の12心のMPOコネクタを含んでいてもよい。このように、第2多心コネクタの個数及び心数は適宜変更可能である。同様に、第1多心コネクタの個数及び心数、並びに光ファイバの本数についても適宜変更可能である。
(第2実施形態)
次に、図9を参照しながら第2実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造40、モジュール1A、及びアセンブリ100Aについて説明する。図9に示されるように、第2実施形態では、モジュール1Aの内部における光ファイバFの構成が第1実施形態と相違している。以下では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。
次に、図9を参照しながら第2実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造40、モジュール1A、及びアセンブリ100Aについて説明する。図9に示されるように、第2実施形態では、モジュール1Aの内部における光ファイバFの構成が第1実施形態と相違している。以下では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。
光コネクタ付きファイバ接続構造40において、第1多心コネクタ10Aの第1グループG1の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第1ポート及び第2ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第1ポート及び第2ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第3ポート及び第4ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第15ポート及び第16ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Aの第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第3グループG3から延び出す光ファイバFと交差し、その後、第1多心コネクタ10Aの第4グループG4から延び出す光ファイバFと交差してから第2多心コネクタ20Aに到達する。第1多心コネクタ10Aの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第5ポート及び第6ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第3ポート及び第4ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第7ポート及び第8ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第13ポート及び第14ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Bの第1グループG1の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第9ポート及び第10ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第5ポート及び第6ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Bの第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第11ポート及び第12ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第19ポート及び第20ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Bの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第13ポート及び第14ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第7ポート及び第8ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Bの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第15ポート及び第16ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第17ポート及び第18ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Cの第1グループG1の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Bの第17ポート及び第18ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第9ポート及び第10ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Cの第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第19ポート及び第20ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第23ポート及び第24ポートのそれぞれに延びている。
第1多心コネクタ10Cの第3グループG3の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Cの第21ポート及び第22ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第11ポート及び第12ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Cの第4グループG4の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aの第23ポート及び第24ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第21ポート及び第22ポートのそれぞれに延びている。
以上、第2実施形態に係る光コネクタ付きファイバ接続構造40、モジュール1A及びアセンブリ100Aでは、各グループに属する2本以上の光ファイバFは、互いに交差することなく、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。従って、各グループ内において複数の光ファイバFを互いに交差しないように配線可能であるため、光ファイバFに生じるひねりが大きくなることを抑制することができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、光コネクタ付きファイバ接続構造40において、少なくとも3つのグループは、第1グループG1と、第1グループG1に隣接する第2グループG2と、第2グループG2に隣接する第3グループG3と、第3グループG3に隣接する第4グループG4とを含む。第1グループG1の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから延びる他の光ファイバFに交差することなく、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。
第2グループG2の光ファイバFは、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aに向かう途中で第3グループG3の光ファイバFに交差すると共に第4グループG4の光ファイバFに交差する。第3グループG3の光ファイバF、及び第4グループG4の光ファイバFは、互いに交差することなく、第1多心コネクタ10Aから第2多心コネクタ20Aまで延びている。従って、第1グループG1の光ファイバF、第3グループG3の光ファイバF、及び第4グループG4の光ファイバF、を互いに交差しないように配線することができる。従って、複数の光ファイバFの交差を更に減らすことができるので、光ファイバFに生じるひねりを減らすと共に構成を簡易にすることができる。
また、第1多心コネクタ10Aの第1グループG1の光ファイバFは第1ポート及び第2ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第1ポート及び第2ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第4グループG4の光ファイバFは第7ポート及び第8ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第13ポート及び第14ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第2グループG2の光ファイバFは第3ポート及び第4ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第15ポート及び第16ポートのそれぞれに延びている。第1多心コネクタ10Aの第3グループG3の光ファイバFは第5ポート及び第6ポートのそれぞれから第2多心コネクタ20Aの第3ポート及び第4ポートのそれぞれに延びている。
前述の第1実施形態と同様、第2多心コネクタ20Aの第1ポートから第12ポートまでを一のグループ、第2多心コネクタ20Aの第13ポートから第24ポートまでを他のグループとすると、第1ポートと第13ポート、第2ポートと第14ポート、以下同様に、第12ポートと第24ポート、のそれぞれの関係は、第2多心コネクタ20Aにおいて互いに異なるグループであって且つ同じ位置に相当する。すなわち、第2多心コネクタ20Aにおいて、第1ポートと第13ポート、第2ポートと第14ポート、以下同様に、第12ポートと第24ポート、のそれぞれは、互いに異なるグループの同じ位置に配置されている。
第1多心コネクタ10Aにおける第1グループG1と第4グループG4の各光ファイバFは、それぞれ第2多心コネクタ20Aの互いに異なるグループの同じ位置(第1ポート及び第2ポートと、第13ポート及び第14ポート)に配列されている。第1多心コネクタ10Aにおける第2グループG2と第3グループG3の各光ファイバFは、それぞれ第2多心コネクタ20Aの互いに異なるグループの同じ位置(第15ポート及び第16ポートと、第3ポート及び第4ポート)に配列される。第1多心コネクタ10Bと第2多心コネクタ20Aとの関係、及び第1多心コネクタ10Cと第2多心コネクタ20Aとの関係、についても同様である。また、全く同じ構造を有する2つのモジュール1Aを用いると共に、光接続媒体として標準規格品である極性C結線構造(ケーブル等)を使用することにより、特殊な部品を使用しなくても、各モジュール1A側で互いに同一の光配線形態としつつ、双方向の光送受信ラインを形成することができる。
以上、本開示に係る光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリの各実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述した各実施形態及び前述した例のそれぞれに限定されることなく、請求の範囲に記載した要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。すなわち、光コネクタ付きファイバ接続構造、モジュール及びアセンブリの各部の形状、大きさ、数及び配置態様は上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、モジュール1に設けられた光コネクタ付きファイバ接続構造30について説明した。しかしながら、光コネクタ付きファイバ接続構造が取り付けられるモジュールの形状、大きさ及びシャーシに対する取り付けの態様等は、前述したモジュール1に限られず適宜変更可能である。例えば、モジュールは、一つの筐体に収納されたモジュールに限られない。
また、アセンブリは、光コネクタ付きファイバ接続構造の第1多心コネクタが接続される第1アダプタ、それら第1アダプタを支持する第1の壁面、光コネクタ付きファイバ接続構造の第2多心コネクタが接続される第2アダプタ、それら第2アダプタを支持する第2の壁面、及び、これら第1アダプタと第2アダプタ間を光接続する光コネクタ付きファイバ接続構造、を備える第1のモジュールと、他の光コネクタ付きファイバ接続構造の第1多心コネクタが接続される他の第1アダプタ、それら第1アダプタを支持する第3の壁面、更に他の光コネクタ付きファイバ接続構造の第2多心コネクタが接続される第2アダプタ、それら第2アダプタを支持する第4の壁面、及び、これら第1アダプタと第2アダプタ間を光接続する光コネクタ付きファイバ接続構造、を備える第2のモジュールと、これら第1及び第2のモジュール間を光接続する極性C結線構造と、を備えるアセンブリであってもよい。
また、前述の実施形態では、8心のMPOコネクタである第1多心コネクタ10A〜10Fと24心のMPOコネクタである第2多心コネクタ20A,20Bと光ファイバFとを備えるモジュール1について説明した。しかしながら、光コネクタの規格はMPOに限定されず適宜変更可能である。
1,1A…モジュール、2…筐体、2a…第1の壁面、2b…第2の壁面、2c…突出部、2e…第3の壁面、3,3A,3B,3C,3D,3E,3F…第1アダプタ、4,4A,4B…第2アダプタ、5…ナイラッチ、10A,10B,10C,10D,10E,10F…第1多心コネクタ、11,21…フェルール、11a,21a…ガイド孔、11b,21b…光ファイバ保持孔、20A,20B…第2多心コネクタ、30,40…光コネクタ付きファイバ接続構造、100,100A…アセンブリ、C…MPOケーブル、C1,C2…多心コネクタ、C3…トランクケーブル、C4…ラウンドコード、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、F,H…光ファイバ、G1…第1グループ、G2…第2グループ、G3…第3グループ、G4…第4グループ、L…列。
Claims (12)
- 第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、前記第1多心コネクタ及び前記第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、
前記複数の光ファイバは、前記第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の前記光ファイバを含む少なくとも3つのグループを有し、
各前記グループにおいて、2本以上の前記光ファイバは、互いに交差することなく前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタまで延びており、
前記少なくとも3つのグループのうち2つのグループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差しており、
前記2つのグループ以外のグループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから延びる他の光ファイバに交差することなく前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタまで延びている、
光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記少なくとも3つのグループは、第1グループと、前記第1グループに隣接する第2グループと、前記第2グループに隣接する第3グループと、前記第3グループに隣接する第4グループとを含んでおり、
前記第1グループの前記光ファイバ、及び前記第2グループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから延びる他の前記光ファイバに交差することなく、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタまで延びており、
前記第3グループの前記光ファイバ、及び前記第4グループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタに向かう途中で互いに交差している、
請求項1に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記少なくとも3つのグループは、第1グループと、前記第1グループに隣接する第2グループと、前記第2グループに隣接する第3グループと、前記第3グループに隣接する第4グループとを含んでおり、
前記第1グループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから延びる他の前記光ファイバに交差することなく、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタまで延びており、
前記第2グループの前記光ファイバは、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタに向かう途中で前記第3グループの前記光ファイバに交差すると共に前記第4グループの前記光ファイバに交差し、
前記第3グループの前記光ファイバ、及び前記第4グループの前記光ファイバは、互いに交差することなく、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタまで延びている、
請求項1に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 第1多心コネクタと、第2多心コネクタと、前記第1多心コネクタ及び前記第2多心コネクタを互いに接続する複数の光ファイバとを備えた光コネクタ付きファイバ接続構造であって、
前記複数の光ファイバは、前記第2多心コネクタにおいて2つのグループに配列されており、
前記複数の光ファイバは、前記第1多心コネクタにおいて互いに隣接する2本以上の前記光ファイバを含む少なくとも4つのグループを有し、
前記第1多心コネクタにおける第1グループと第4グループの光ファイバは、それぞれ前記第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列され、
前記第1多心コネクタにおける第2グループと第3グループの光ファイバは、それぞれ前記第2多心コネクタにおける互いに異なるグループの同じ位置に配列される、
光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記第2多心コネクタにおいて、前記複数の光ファイバは、2つの列のそれぞれに沿って配列されており、
前記2つの列のうち一方の列に配列された前記複数の光ファイバは、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタに向かう途中で前記第1多心コネクタから延びる他の前記光ファイバに交差しておらず、
前記2つの列のうち他方の列に配列された前記複数の光ファイバは、前記第1多心コネクタから前記第2多心コネクタに向かう途中で前記第1多心コネクタから延びる他の前記光ファイバに交差している、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記第1多心コネクタは、複数の光ファイバ保持孔を有し、
前記複数の光ファイバ保持孔のうち一部の光ファイバ保持孔には前記第2多心コネクタまで延びる前記光ファイバが挿入されており、前記複数の光ファイバ保持孔のうち残部の光ファイバ保持孔には前記第2多心コネクタまで延びる前記光ファイバが挿入されていない、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記第1多心コネクタには、8本の前記光ファイバが接続されており、
前記第2多心コネクタには、12×n(nは自然数)本の前記光ファイバが接続されている、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記第2多心コネクタは、24心のMPOコネクタである、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記第2多心コネクタは、2個の12心のMPOコネクタを含む、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造。 - 前記光コネクタ付きファイバ接続構造の第1多心コネクタが接続される第1アダプタと、
前記第1アダプタを露出して支持する第1の壁面と、
前記光コネクタ付きファイバ接続構造の第2多心コネクタが接続される第2アダプタと、
前記第2アダプタを露出して支持する第2の壁面と、
前記第1アダプタと前記第2アダプタ間を光接続する請求項1〜9のいずれか一項に記載の光コネクタ付きファイバ接続構造と、
を備えるモジュール。 - 前記第1の壁面、前記第1の壁面と対向する前記第2の壁面、及び、前記第1の壁面と前記第2の壁面とをつなぐ第3の壁面を有し、前記ファイバ接続構造を収納する筐体を備える、
請求項10に記載のモジュール。 - 請求項10又は請求項11に記載の複数のモジュールと、前記複数のモジュール間を光接続する極性C結線構造と、を備える、
アセンブリ。
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