JPWO2020066081A1 - ワイヤレス給電システム - Google Patents

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Abstract

ワイヤレス給電システムは、スイッチング回路を用いて直流電力を高周波電力に変換する高周波電力変換回路と、送電コイル(10)と、電界シールド部材(30)と、を備えた送電装置を備え、電界シールド部材(30)は、導通性のある部材を用い、送電動作の際には、送電コイル(10)との間において電界結合により等価容量を形成し、当該等価容量が送電コイル(10)と大地との間に形成する等価容量よりも大きな値となる構造にて送電コイル(10)と接近して配置され、送電装置は、送電コイル(10)に高周波電流が流れて発生する電磁界の変化による空間での多様な電位の分布にも関わらず、導通性のある部材によって、電界シールド部材(30)での電位を同電位にして、送電コイル(10)近傍での電界の変化を抑制して、電界ノイズの放射を抑制する。

Description

本発明は、送電装置から受電装置にワイヤレス給電を行うワイヤレス給電システムに関する。
従来のワイヤレス給電システムとして、例えば、特許文献1に記載された非接触充電装置がある。当該非接触充電装置は、第一コイル、電源供給ユニット、定置部および静電シールドを備える。第一コイルは電源供給ユニットに接続される。定置部には、非接触充電される電子装置が置かれる。静電シールドは定置部と第一コイルとの間に配置される。非接触充電装置は、第一コイルと電子装置の第二コイルとの電磁界結合を介して電子装置に非接触充電を行う。静電シールドは、非接触充電時に発生する電波を抑制する。
特開2014−138551号公報
ワイヤレス給電システムにおいては、送電装置に設けられるスイッチング回路だけでなく、このスイッチング回路によって発生する高周波電流が流れる導体部や、高周波電圧が印加される導体部から発生する不要輻射を如何に抑制するかが課題となる。一般に、不要輻射を抑制する様に送電装置を構成すると、送電コイルと受電コイルとの間で形成される磁界結合は小さくなり、ワイヤレス給電動作における電力効率が大きく低下するという課題がある。
発明者等は、所定のワイヤレス給電システムにおいて、送電コイルから発生する基本波の磁界変化が大きい状態を維持しながら、高調波成分による電界ノイズの輻射の抑制が重要であることを見出した。特許文献1に記載の非接触充電装置においては、第一コイルから高調波成分による高調波ノイズが放射される課題が考慮されていない。
本発明の目的は、送電コイルから発生する基本波の磁界変化が大きい状態を保って送電コイルと受電コイルとの間で形成される磁界結合を大きく維持し、高効率なワイヤレス給電動作を実現しながら、生成する電界および磁界による高調波ノイズを抑制できるワイヤレス給電システムを提供することにある。
本発明のワイヤレス給電システムは、スイッチング回路を含み、前記スイッチング回路を用いて直流電力を高周波電力に変換する高周波電力変換回路と、前記高周波電力変換回路の出力に接続される送電コイルと、前記送電コイルから放射される電界ノイズを抑制する電界シールド部材と、を備えた送電装置を備え、前記電界シールド部材は、導通性のある部材を用い、送電動作の際には、前記送電コイルとの間において電界結合により等価容量を形成し、当該等価容量が前記送電コイルと大地との間に形成する等価容量よりも大きな値となる構造にて前記送電コイルと接近して配置され、前記送電装置は、前記送電コイルに高周波電流が流れて発生する電磁界の変化による空間での多様な電位の分布にも関わらず、前記導通性のある部材によって、前記電界シールド部材での電位を同電位にして、前記送電コイル近傍での電界の変化を抑制して、電界ノイズの放射を抑制する。
本発明によれば、送電コイルから発生する基本波の磁界変化が大きい状態を保って送電コイルと受電コイルとの間で形成される磁界結合を大きく維持し、ノイズ発生源の近傍において高調波成分の電界ノイズを抑制する。これらにより、高調波成分による電界および磁界の高調波ノイズを抑制でき、高効率化と低ノイズ化を実現するワイヤレス給電システムが得られる。
図1は送電コイル10および電界シールド部材30の斜視図である。 図2(A)は送電コイル10および電界シールド部材30の平面図である。図2(B)は送電コイル10および電界シールド部材30の側面図である。 図3(A)は本実施形態に係る送電装置の回路図である。図3(B)は本実施形態に係る受電装置の回路図である。 図4(A)は、電界ノイズの実測に使用した本実施形態の第1の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。図4(B)は、電界ノイズの実測に使用した本実施形態の第2の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。 図5は電界シールド部材17の平面図である。 図6(A)および図6(B)は、比較例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。 図7(A)および図7(B)は、第1の変形例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。 図8(A)および図8(B)は、第2の変形例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。 図9(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態に係る送電装置の概念図である。図9(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態に係る送電装置の等価回路図である。 図10(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための比較例に係る送電装置の概念図である。図10(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための比較例に係る送電装置の等価回路図である。 図11(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態の第3の変形例に係る送電装置の概念図である。図11(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態の第3の変形例に係る送電装置の等価回路図である。 図12(A)は本実施形態の第4の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。図12(B)は本実施形態の第5の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。 図13(A)は本実施形態の第6の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。図13(B)は本実施形態の第7の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。図13(C)は本実施形態の第8の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。 図14(A)は本実施形態の第9の変形例に係る送電装置の主要部を示す断面図である。図14(B)は本実施形態の第10の変形例に係る送電装置の主要部を示す断面図である。 図15は本実施形態の第11の変形例に係る電界シールド部材31の平面図である。 図16は本実施形態の第12の変形例に係る電界シールド部材32の平面図である。 図17は、本実施形態の第13の変形例に係る送電装置の回路図である。 図18は、本実施形態の第14の変形例に係る送電装置の回路図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各々の実施形態では、既に説明した実施形態と異なる点について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
本発明の実施形態に係るワイヤレス給電システムについて説明する。本実施形態に係るワイヤレス給電システムは送電装置および受電装置を備える。
当該送電装置は、図1、図2(A)、図2(B)および図3(A)に示すように、送電コイル10、高周波電力変換回路11、直流電源12および電界シールド部材30を有する。当該受電装置は、図3(B)に示すように、受電コイル20、整流回路21および負荷回路22を有する。
図1は送電コイル10および電界シールド部材30の斜視図である。図2(A)は送電コイル10および電界シールド部材30の平面図である。図2(B)は送電コイル10および電界シールド部材30の側面図である。ここでは、本実施形態に係る送電装置について説明する。図1および図2(A)では、絶縁シート13の図示を省略している。図2(B)では、送電コイル10および電界シールド部材30に加えて、受電コイル20も図示している。
送電装置は、送電コイル10と、送電コイル10から放射される電界ノイズを抑制する電界シールド部材30とを有する。
送電コイル10は、例えば巻回された銅撚線で構成される。図1、図2(A)および図2(B)に図示する送電コイル10の巻回数は1回であるが、送電コイル10の巻回数は複数回でもよい。送電コイル10の両端は、送電共振キャパシタCr(図3(A)参照)を介して高周波電力変換回路11に接続される。
電界シールド部材30には、導通性のある部材が用いられる。電界シールド部材30は、例えば、アルミニウム、銅または鉄で構成されてもよい。電界シールド部材30は、送電動作の際には(給電時には)、送電コイル10との間において電界結合により等価容量を形成する構造にて構成される。具体的には、電界シールド部材30は、平面視において(送電コイル10のコイル開口面に垂直な方向から見て)、送電コイル10に対し間歇的に交差する。電界シールド部材30は略櫛歯状である。電界シールド部材30は、開ループ形状の導体301と、開ループ形状の導体301から突出する複数の短冊状の導体302とを有する。開ループ形状は、リングの一箇所を切断した形状である。開ループ形状の導体301は、平面視で、送電コイル10の内側を送電コイル10に沿って延伸している。複数の短冊状の導体302は、平面視で、開ループ形状の導体301から放射状に突出し、送電コイル10と交差している(重なっている)。短冊状の導体302は開ループ形状の導体301の延伸方向に沿って略等間隔に配置されている。開ループ形状の導体301および短冊状の導体302は略同一平面上に位置する。
本実施形態では、短冊状の導体302を送電コイル10に対向させることで、給電時に、送電コイル10と電界シールド部材30と電界結合させ、送電コイル10と電界シールド部材30との間に等価容量を形成する。また、複数の短冊状の導体302を開ループ形状の導体301で接続することで、複数の短冊状の導体302の電位を同一にする。
電界シールド部材30は、高周波電力変換回路11のグランドに電気的に接続され、高周波電力変換回路11のグランドと同じ電位を有する。電界シールド部材30は、開ループ形状の導体301から突出して高周波電力変換回路11のグランドに接続される端子導体303を有する。なお、電界シールド部材30はキャパシタを介して高周波電力変換回路11のグランドに接続されてもよい。電界シールド部材30はグランドに接続されなくてもよい。
電界シールド部材30は、例えば絶縁シート13を介して、送電コイル10と対向するように配置される。電界シールド部材30は、送電コイル10と、送電コイル10に対向する受電コイル20との間に配置される。換言すると、受電コイル20は給電時に送電コイル10と対向するように配置される。電界シールド部材30は、送電コイル10と、給電時に受電コイル20を置く位置との間に配置される。送電コイル10の上側に電界シールド部材30が配置される。電界シールド部材30の上側に、給電時に受電コイル20を置く位置がある。なお、「上側」および「下側」という文言は、一方側と他方側とを区別するための便宜的なものである。
電界シールド部材30は、送電コイル10と電界シールド部材30との間の等価容量が送電コイル10と大地との間に形成する等価容量よりも大きな値となる構造にて送電コイル10と接近して配置されることが好ましい。このために、例えば、送電コイル10および電界シールド部材30は、送電コイル10と電界シールド部材30との距離が送電コイル10と送電装置の筐体との距離より十分小さくなるように、送電装置の筐体内に配置される。後述するように、送電コイル10と電界シールド部材30との間の等価容量が送電コイル10と大地との間の等価容量よりも大きいことで、コモンモードノイズが効果的に抑制される。
受電コイル20は、送電動作の際に(給電時に)、送電コイル10と電界シールド部材30との間の等価容量が送電コイル10と受電コイル20との間の等価容量より大きくなるように配置されることが好ましい。このために、例えば、送電コイル10と電界シールド部材30との離間距離は、給電時における送電コイル10と受電コイル20との離間距離よりも短くされる。後述するように、送電コイル10と電界シールド部材30との間の等価容量が、給電時における送電コイル10と受電コイル20との間の等価容量より大きいことで、電界ノイズの受電装置への影響が小さくなる。
図3(A)は本実施形態に係る送電装置の回路図である。高周波電力変換回路11は、ハイサイドスイッチ素子Q1とローサイドスイッチ素子Q2と、この二つのスイッチ素子Q1,Q2を制御するスイッチング制御回路CNTとを備える。スイッチ素子Q1,Q2を有する回路は本発明の「スイッチング回路」の一例である。高周波電力変換回路11は、直流電源12を入力電源として動作し、スイッチ素子Q1,Q2を用いて直流電力を高周波電力に変換する。直流電源12と高周波電力変換回路11との間にはスイッチSWが挿入されている。
高周波電力変換回路11の出力には送電コイル10が接続されている。送電コイル10と高周波電力変換回路11との間には送電共振キャパシタCrが接続されている。送電コイル10と送電共振キャパシタCrとは直列接続されて共振回路を構成する。高周波電力変換回路11はグランドに接続されている。例えば、送電装置の筐体の金属部が高周波電力変換回路11のグランドになる。
スイッチング制御回路CNTは、例えば、6MHz以上14MHz以下の周波数帯内の所定のスイッチング周波数でスイッチ素子Q1,Q2を、デッドタイムを挟んで交互にスイッチングする。送電コイル10と送電共振キャパシタCrによる共振回路は上記スイッチング周波数で共振動作する。つまり、当該共振回路の共振周波数はスイッチング周波数に実質的に等しい。これにより、送電コイル10から、スイッチング周波数を有する高周波磁界が発生され、受電装置へワイヤレスで電力が送電される。
送電コイル10は、受電コイル20の相似形状を有することが好ましい。このことにより、送電コイル10と受電コイル20との磁界結合を効果的に高めることができ、高い電力伝送効率が得られる。
上記のようにスイッチ素子Q1,Q2が交互にスイッチングされることで、送電コイル10に高周波電流が流れる。送電コイル10に高周波電流が流れて発生する電磁界の変化により、送電コイル10の周囲の空間に多様な電位の分布が生じる。しかし、送電装置は、導通性のある電界シールド部材30によって、電界シールド部材30での電位を同電位にして、送電コイル10近傍での電界の変化を抑制して、電界ノイズの放射を抑制する。
スイッチング周波数については、例えば、ISM(Industry Science Medical)バンドである6.78MHzに設定し、送電コイル10に高周波電流が流れて発生する電磁界の変化を6.78MHzとしてもよいし、ISMバンドである13.56MHzに設定し、送電コイル10に高周波電流が流れて発生する電磁界の変化を13.56MHzとしてもよい。国際的な規格に基づくISM周波数を用いることにより、本実施形態に係るワイヤレス給電システムと通信機器との混信が許容される。
図3(B)は本実施形態に係る受電装置の回路図である。受電装置は、上記のように、受電コイル20、整流回路21および負荷回路22を有する。受電コイル20は送電コイル10に対して電磁界結合を形成する。この電磁界結合では磁界結合が支配的である。この磁界結合を介して、送電コイル10から受電コイル20に電気エネルギーが印加される。負荷回路22は整流回路21を介して受電コイル20に接続されている。
受電コイル20と整流回路21との間には受電共振キャパシタCrsが接続されている。受電コイル20と受電共振キャパシタCrsとは直列接続されて共振回路を構成する。
整流回路21は整流ダイオードD1,D2および平滑キャパシタC1とで構成されている。整流回路21は倍電圧整流回路である。整流回路21は、受電コイル20と受電共振キャパシタCrsとで構成される共振回路の起電力を整流平滑し、負荷回路22へ直流電力を供給する。
受電コイル20と受電共振キャパシタCrsとで構成される共振回路は、送電装置の送電コイル10に発生する高周波磁界の振動周波数で共振動作する。受電コイル20は上記送電装置の送電コイル10と磁界結合して、受電コイル20に、送電コイル10が発生する高周波磁界の振動周波数と同じ周波数の電流が流れる。これにより、共振回路の起電力が整流回路21で整流平滑され、負荷回路22へ直流電力が供給される。
図4(A)は、電界ノイズの実測に使用した本実施形態の第1の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第1の変形例では、送電コイル10の下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。磁性体シート14の下面には電界シールド部材17が配置される。なお、「上面」および「下面」という文言は、一方側の主面と他方側の主面とを区別するための便宜的なものである。
図5は電界シールド部材17の平面図である。電界シールド部材17は、十字形状のスリットが形成された略正方形状の金属箔である。電界シールド部材17は高周波電力変換回路11のグランドに接続される。
なお、電界シールド部材17のような形状を有する電界シールド部材もまた本発明の「電界シールド部材」の一例である。
図4(B)は、電界ノイズの実測に使用した本実施形態の第2の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第2の変形例では、送電コイル10の上側に絶縁シート13Aを介して電界シールド部材30Aが配置される。送電コイル10の下側に絶縁シート13Bを介して電界シールド部材30Bが配置される。電界シールド部材30Bの下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。磁性体シート14の下面には電界シールド部材17が配置される。
図6(A)および図6(B)は、比較例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。比較例に係る送電装置には電界シールド部材が設けられていない。他の構成は本実施形態に係る送電装置と同様である。
図6(A)は送電コイル10の開口面に平行な方向の電界の成分を示す。図6(B)は送電コイル10の開口面に垂直な方向の電界の成分を示す。以降、便宜的に、送電コイル10の開口面に平行な方向の電界の成分を電界の水平成分と称する。送電コイル10の開口面に垂直な方向の電界の成分を電界の垂直成分と称する。
比較例では、6次、8次および10次の高調波の水平および垂直成分が40dBμV/m以上であり、6次、8次および10次の高調波による電界ノイズが大きいことがわかる。
図7(A)および図7(B)は、第1の変形例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。図7(A)は電界の水平成分を示す。図7(B)は電界の垂直成分を示す。第1の変形例では、6次、8次および10次の高調波の水平および垂直成分が40dBμV/m未満であり、6次、8次および10次の高調波による電界ノイズが抑制されることがわかる。
図8(A)および図8(B)は、第2の変形例に係る送電装置から放射される電界ノイズの実測結果である。図8(A)は電界の水平成分を示す。図8(B)は電界の垂直成分を示す。第2の変形例でも、6次、8次および10次の高調波の水平および垂直成分が40dBμV/m未満であり、6次、8次および10次の高調波による電界ノイズが抑制されることがわかる。
本実施形態では、スイッチ素子Q1,Q2が交互にスイッチングされることで、送電コイル10に高周波電流が流れる。送電コイル10に高周波電流が流れて発生する電磁界の変化により、送電コイル10の周囲の空間に多様な電位の分布が生じる。特に、スイッチ素子Q1,Q2のスイッチングにより直流電力を交流電力に変換する際、電流波形が歪むので、高調波電流が発生する。送電コイル10に高調波電流が流れることで、高調波成分による高調波ノイズが発生する。しかし、送電装置は、導通性のある電界シールド部材30によって、電界シールド部材30での電位を同電位にして、送電コイル10近傍での電界の変化を抑制して、電界ノイズの放射を抑制する。
これにより、送電コイル10から発生する基本波の磁界変化が大きい状態を保って送電コイル10と受電コイル20との間で形成される磁界結合を大きく維持し、ノイズ発生源の近傍において高調波成分の電界ノイズを抑制する。これらの結果、高調波成分による電界および磁界の高調波ノイズを抑制でき、高効率化と低ノイズ化を実現するワイヤレス給電システムが得られる。
また、送電コイル10のインダクタンスは、電界シールド部材30によっては低下しないので、送電コイル10のQ値の低下が抑制される。
また、電界シールド部材30は、線状部分から構成され、かつ、閉ループ形状ではない。その結果、電界シールド部材30には、高周波磁界による渦電流が殆ど発生しない。即ち、電界シールド部材30は、高周波磁界による送電コイル10と受電コイル20との磁界結合に大きな影響を与えない。このため、給電電力の低下が抑制されるので、さらに高効率なワイヤレス給電が実現される。
また、上記のように、電界シールド部材30はアルミニウムで構成されてもよい。アルミニウムは導電性を有するが、アルミニウムと空気との比透磁率の差はほとんどない。このため、アルミニウム製の電界シールド部材30は、効果的に、高周波磁界への作用を抑制してコイル間の磁界結合を大きくして、主に電界に作用して放射電界を抑制できる。また、アルミニウムは軽いとのメリットがある。
また、上記のように、電界シールド部材30は鉄で構成されてもよい。鉄は導電性を有し、その比透磁率も高い。このため、鉄製の電界シールド部材30は、磁界に作用してコイル間の磁界結合を小さくする場合があるが、効果的に、放射電界だけでなく放射磁界も抑制できる。また、鉄は安価とのメリットがある。
また、上記のように、電界シールド部材30は銅で構成されてもよい。銅は導電性を有するが、その比透磁率は鉄よりも小さい。このため、銅製の電界シールド部材30は、鉄製の電界シールド部材30に比べて、高周波磁界への作用を抑制してコイル間の磁界結合を大きくして、主に電界に作用して放射電界を抑制できる。
上記のように、送電装置の送電コイル10は給電時に電界ノイズを発生させる。このことは、等価的に、ノイズ電流がノイズ源から出力されて等価容量(浮遊容量)を介してノイズ源に帰還することを意味する。次に、ノイズ電流の観点から、電界ノイズおよびコモンモードノイズの抑制について説明する。
図9(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態に係る送電装置の概念図である。送電コイル10と電界シールド部材30との間には等価容量Cshdが形成される。送電コイル10と受信アンテナ40との間には等価容量Cantが形成される。受信アンテナ40は、電界を観測するためのアンテナであり、電界を観測する電界観測点に配置される。送電コイル10と大地19との間には等価容量Csigが形成される。高周波電力変換回路11のグランド18と大地19との間には等価容量Cgndが形成される。インピーダンスZLは受信アンテナ40と大地19との間の等価インピーダンスである。
図9(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態に係る送電装置の等価回路図である。ノイズ源41は送電コイル10に対応する。インピーダンスZdは送電コイル10とグランド18との間の等価インピーダンスである。本実施形態に係る送電装置には、等価容量Cshdを介してノイズ電流Ip, shdが流れ、等価容量Cantを介してノイズ電流Ip, nが流れ、等価容量Csigを介してノイズ電流(コモンモード電流)Ip, cmが流れる。
図10(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための比較例に係る送電装置の概念図である。図10(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための比較例に係る送電装置の等価回路図である。比較例に係る送電装置には、等価容量Cantを介してノイズ電流Ic, nが流れ、等価容量Csigを介してノイズ電流Ic, cmが流れる。
本実施形態では、等価容量Cshdを介して、換言すると、電界シールド部材30を介してノイズ電流Ip, shdが流れる。このため、本実施形態に係るノイズ電流Ip, nは比較例に係るノイズ電流Ic, nより減少する。このため、本実施形態では、比較例に比べて、電界観測点における電界ノイズが抑制される。さらに、等価容量Cshdは等価容量Cantより大きいことが好ましい。これにより、電界観測点における電界ノイズが効果的に抑制される。
上記のように、受電コイル20は、給電時に、送電コイル10と電界シールド部材30との間の等価容量Cshdが送電コイル10と受電コイル20との間の等価容量より大きくなるように配置されることが好ましい。これにより、給電時に、受電装置に流れるノイズ電流が効果的に抑制される。従って、給電時に、受電装置付近で電界ノイズが抑制されるので、電界ノイズの受電装置への影響が小さくなる。
また、本実施形態ではノイズ電流Ip, shdが流れるので、本実施形態に係るノイズ電流Ip, cmは比較例に係るノイズ電流Ic, cmより減少する。即ち、本実施形態では、比較例に比べて、コモンモードノイズが抑制される。さらに、上記のように、等価容量Cshdは等価容量Csigより大きいことが好ましい。これにより、コモンモードノイズが効果的に抑制される。
図11(A)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態の第3の変形例に係る送電装置の概念図である。図11(B)は、ノイズ電流の流れを説明するための本実施形態の第3の変形例に係る送電装置の等価回路図である。第3の変形例では、送電コイル10と大地19との間に電界シールド部材30が配置される。送電コイル10と大地19との間には等価容量Cv, sigが形成される。第3の変形例に係る送電装置には、等価容量Cshdを介してノイズ電流Iv, shdが流れ、等価容量Cantを介してノイズ電流Iv, nが流れ、等価容量Cv, sigを介してノイズ電流Iv, cmが流れる。
送電コイル10と大地19との間に電界シールド部材30が配置されることで、第3の変形例に係る等価容量Cv, sigは比較例に係る等価容量Csigより減少する。このため、第3の変形例では、さらにコモンモードノイズが抑制される。
図12(A)は本実施形態の第4の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第4の変形例では、送電コイル10の上側ではなく、送電コイル10の下側に絶縁シート13を介して電界シールド部材30が配置される。
図12(B)は本実施形態の第5の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第5の変形例では、送電コイル10の上側に絶縁シート13Aを介して電界シールド部材30Aが配置される。送電コイル10の下側に絶縁シート13Bを介して電界シールド部材30Bが配置される。換言すると、複数の電界シールド部材30A,30Bが設けられ、送電コイル10は複数の電界シールド部材30A,30Bの間に配置される。
図13(A)は本実施形態の第6の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第6の変形例では、送電コイル10の下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。換言すると、第3の変形例に係る送電装置は磁性体シート14を有し、送電コイル10は電界シールド部材30と磁性体シート14との間に配置される。
送電コイル10の下側に金属部材がある場合、送電コイル10で生成される高周波磁界により金属部材に渦電流が発生する。渦電流により電力が消費されることで、給電電力が低下する。第6の変形例では、磁性体シート14内を通る磁路が形成されることで、磁性体シート14の下側への高周波磁界の漏洩が抑制される。このため、金属部材に渦電流が発生することが抑制されるので、給電電力の低下が防止される。
図13(B)は本実施形態の第7の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第7の変形例では、電界シールド部材30の下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。他の構成は第4の変形例(図12(A)参照)の構成と同様である。
図13(C)は本実施形態の第8の変形例に係る送電装置の主要部を示す側面図である。第8の変形例では、電界シールド部材30Bの下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。他の構成は第5の変形例(図12(B)参照)の構成と同様である。
図14(A)は本実施形態の第9の変形例に係る送電装置の主要部を示す断面図である。第9の変形例では、送電コイル42および電界シールド部材30が同一の多層基板16に設けられる。多層基板16は本発明の「基材」の一例である。
多層基板16の上面および下面にはスパイラル状の導体パターン421,422が形成されている。多層基板16内には層間接続導体(図示せず)が形成されている。導体パターン421,422が層間接続導体で接続されることで、送電コイル42が構成される。電界シールド部材30は多層基板16の中間層に形成されている。
第9の変形例では、送電コイル42の導体パターン421,422を多層基板16の表面に形成する。このため、送電コイルを多層基板16の中間層に形成する場合より、送電コイルの線厚を厚くできる。従って、送電コイルを多層基板16の中間層に形成する場合より、送電コイルのQ値を高くできる。
なお、用途に応じて、送電コイルおよび電界シールド部材を同一の多層基板に形成し、送電コイルの上側または下側の少なくとも一方に電界シールド部材を配置してもよい。
図14(B)は本実施形態の第10の変形例に係る送電装置の主要部を示す断面図である。第10の変形例では、導体パターン422の下側にスペーサ15を介して磁性体シート14が配置される。他の構成は第9の変形例(図14(A)参照)の構成と同様である。
図15は本実施形態の第11の変形例に係る電界シールド部材31の平面図である。電界シールド部材31は開ループ形状の導体311および複数の短冊状の導体312を有する。開ループ形状の導体311は、平面視で、送電コイル10の外側を送電コイル10に沿って延伸している。短冊状の導体312は、平面視で、開ループ形状の導体311から内側に向かって突出し、送電コイル10と交差している。
図16は本実施形態の第12の変形例に係る電界シールド部材32の平面図である。電界シールド部材32は略ミアンダ形状を有する。電界シールド部材32は、平面視で、送電コイル10と交差しながら送電コイル10に沿って延伸している。
図17は、本実施形態の第13の変形例に係る送電装置の回路図である。当該送電装置は高周波電力変換回路51を備える。高周波電力変換回路51は、インダクタ素子L1と、スイッチ素子Q3と、スイッチ素子Q3を制御するスイッチング制御回路CNTと、を備える。インダクタ素子L1およびスイッチ素子Q3を有する回路は本発明の「スイッチング回路」の一例である。高周波電力変換回路51は、直流電源12を入力電源として動作し、インダクタ素子L1およびスイッチ素子Q3を用いて直流電力を高周波電力に変換する。
図18は、本実施形態の第14の変形例に係る送電装置の回路図である。当該送電装置は高周波電力変換回路52を備える。高周波電力変換回路52は、インダクタ素子L1,L2と、スイッチ素子Q3,Q4と、スイッチ素子Q3,Q4を制御するスイッチング制御回路CNTと、を備える。インダクタ素子L1,L2およびスイッチ素子Q3,Q4を有する回路は本発明の「スイッチング回路」の一例である。高周波電力変換回路52は、直流電源12を入力電源として動作し、インダクタ素子L1,L2およびスイッチ素子Q3,Q4を用いて直流電力を高周波電力に変換する。
最後に、上記の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。本発明の範囲は、上記の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C1…平滑キャパシタ
Cant,Cgnd,Csig,Cv, sig…等価容量
CNT…スイッチング制御回路
Cr…送電共振キャパシタ
Crs…受電共振キャパシタ
Cshd…等価容量
D1,D2…整流ダイオード
Ic, cm,Ic, n,Ip, cm,Ip, n,Ip, shd,Iv, cm,Iv, n,Iv, shd…ノイズ電流
L1,L2…インダクタ素子
Q1,Q2,Q3,Q4…スイッチ素子
SW…スイッチ
Zd…インピーダンス
ZL…インピーダンス
10,42…送電コイル
11,51,52…高周波電力変換回路
12…直流電源
13,13A,13B…絶縁シート
14…磁性体シート
15…スペーサ
16…多層基板
17…電界シールド部材
18…グランド
19…大地
20…受電コイル
21…整流回路
22…負荷回路
30,30A,30B,31,32…電界シールド部材
40…受信アンテナ
41…ノイズ源
301,302,311,312…導体
303…端子導体
421,422…導体パターン

Claims (18)

  1. スイッチング回路を含み、前記スイッチング回路を用いて直流電力を高周波電力に変換する高周波電力変換回路と、前記高周波電力変換回路の出力に接続される送電コイルと、前記送電コイルから放射される電界ノイズを抑制する電界シールド部材と、を備えた送電装置を備え、
    前記電界シールド部材は、導通性のある部材を用い、送電動作の際には、前記送電コイルとの間において電界結合により等価容量を形成し、当該等価容量が前記送電コイルと大地との間に形成する等価容量よりも大きな値となる構造にて前記送電コイルと接近して配置され、
    前記送電装置は、前記送電コイルに高周波電流が流れて発生する電磁界の変化による空間での多様な電位の分布にも関わらず、前記導通性のある部材によって、前記電界シールド部材での電位を同電位にして、前記送電コイル近傍での電界の変化を抑制して、電界ノイズの放射を抑制する、ワイヤレス給電システム。
  2. 前記電界シールド部材は前記高周波電力変換回路のグランドに電気的に接続される、請求項1に記載のワイヤレス給電システム。
  3. 前記電界シールド部材は、開ループ形状の導体と、前記開ループ形状の導体から突出する複数の短冊状の導体とを有する、請求項1または2に記載のワイヤレス給電システム。
  4. 前記送電コイルに対して電磁界結合を形成する受電コイルと、前記受電コイルに接続される負荷回路と、を備える、請求項1から3の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  5. 前記電界シールド部材は、前記送電コイルと、対向する前記受電コイルとの間に配置される、請求項4に記載のワイヤレス給電システム。
  6. 前記電界シールド部材は複数設けられ、
    前記送電コイルは前記複数の電界シールド部材の間に配置される、請求項1から5の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  7. 前記送電装置は磁性体シートをさらに有し、
    前記送電コイルは前記電界シールド部材と前記磁性体シートとの間に配置される、請求項1から6の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  8. 前記送電コイルおよび前記電界シールド部材は同一の基材に設けられる、請求項1から7の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  9. 前記電界シールド部材は、アルミニウムで構成される、請求項1から8の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  10. 前記電界シールド部材は、銅で構成される、請求項1から8の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  11. 前記電界シールド部材は、鉄で構成される、請求項1から8の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  12. スイッチング回路を含み、前記スイッチング回路を用いて直流電力を高周波電力に変換する高周波電力変換回路と、前記高周波電力変換回路の出力に接続される送電コイルと、前記送電コイルから放射される電界ノイズを抑制する電界シールド部材と、を有する送電装置と、
    前記送電コイルから電気エネルギーが印加される受電コイルと、前記受電コイルに接続される負荷回路と、を有する受電装置と、を備え、
    前記受電コイルは、送電動作の際に、前記送電コイルと前記電界シールド部材との間の等価容量が前記送電コイルと前記受電コイルとの間の等価容量より大きくなるように配置される、ワイヤレス給電システム。
  13. 前記送電コイルと前記電界シールド部材との離間距離が、前記送電コイルと前記受電コイルとの離間距離よりも短い、請求項12に記載のワイヤレス給電システム。
  14. 前記電界シールド部材は、平面視において、前記送電コイルに対し間歇的に交差する、請求項12または13に記載のワイヤレス給電システム。
  15. 前記電界シールド部材は、開ループ形状の導体と、前記開ループ形状の導体から突出する複数の短冊状の導体とを有する、請求項14に記載のワイヤレス給電システム。
  16. 前記電界シールド部材は略ミアンダ形状を有する、請求項14に記載のワイヤレス給電システム。
  17. 前記送電動作において、スイッチング周波数をISMバンドである6.78MHzに設定し、前記送電コイルに高周波電流が流れて発生する電磁界の変化を6.78MHzとする、請求項1から16の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
  18. 前記送電動作において、スイッチング周波数をISMバンドである13.56MHzに設定し、前記送電コイルに高周波電流が流れて発生する電磁界の変化を13.56MHzとする、請求項1から16の何れかに記載のワイヤレス給電システム。
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