JPWO2020065731A1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

各室内ユニットのうち、暖房負荷に応じた運転オン状態の室内ユニットにおける第2電動膨張弁を開き、暖房負荷に応じた運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を全閉する。冷凍サイクル中の冷媒循環量が不足の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットのうち少なくとも1つの室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を所定開度に開く。

Description

本発明の実施形態は、少なくとも1つの室外ユニットおよび複数の室内ユニットを有するマルチタイプの空気調和装置に関する。
少なくとも1つの室外ユニットおよび複数の室内ユニットを有するマルチタイプの空気調和装置は、圧縮機から吐出される冷媒を四方弁、室外熱交換器、減圧器、各室内熱交換器に通して上記圧縮機に戻すヒートポンプ式冷凍サイクルを備える。
上記空気調和装置では、暖房運転時、冷媒の一部が室内ユニットの室内熱交換器に溜まり込んで、冷凍サイクル中の冷媒循環量が不足することがある。
本発明の実施形態の目的は、冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足を解消できる空気調和装置を提供することである。
請求項1の空気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、第1電動膨張弁を含む室外ユニットと;それぞれ第2電動膨張弁および室内熱交換器を含む複数の室内ユニットと;暖房運転時、前記圧縮機から吐出される冷媒を前記各室内熱交換器に流し、その各室内熱交換器から流出する冷媒を前記各第2電動膨張弁および前記第1電動膨張弁を通して前記室外熱交換器に流し、その前記室外熱交換器から流出する冷媒を前記圧縮機に戻す冷凍サイクルと;前記室外ユニットおよび前記各室内ユニットの運転を制御するコントローラと;を備える。このコントローラは、前記各室内ユニットのうち、暖房負荷に応じた運転オン状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を開き、暖房負荷に応じた運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を全閉する。さらに、前記コントローラは、前記冷凍サイクル中の冷媒循環量が不足の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットのうち少なくとも1つの室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を所定開度に開く。
各実施形態の全体的な構成を示す図。 各実施形態におけるヒートポンプ式冷凍サイクル、室外コントローラ、各室内コントローラを示す図。 第1実施形態の制御を示すフローチャート。 各実施形態における冷媒温度TLの変化を示すモリエル線図。 第1実施形態の制御条件を示す図。 第2実施形態の制御を説明するための図。 第3実施形態の制御を説明するための図。 第4実施形態の制御を説明するための図。
[1]この発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、1つの室外ユニットAに、定格能力(定格容量ともいう)が1馬力で使用形態(送風形態ともいう)がペリメータ型の室内ユニットB1、定格能力が1馬力で使用形態が壁掛け型の室内ユニットB2、定格能力が1馬力で使用形態が天井埋込型(四方向吹出型)の室内ユニットB3、定格能力が1.25馬力で使用形態が壁掛型の室内ユニットB4、定格能力が3馬力で形態が天井埋込型の室内ユニットB5、定格能力が6馬力で使用形態が天井埋込型の室内ユニットB6〜B8が接続されている。
図2に示すように、室外ユニットAにおける圧縮機1の吐出口に高圧側配管2を介して四方弁3が接続され、その四方弁3にガス側配管4を介して室外熱交換器5の一端が接続されている。この室外熱交換器5の他端に液側配管6を介して減圧器たとえば電動膨張弁(第1電動膨張弁)7の一端が接続され、その電動膨張弁7の他端に液側配管8を介してパックドバルブ9が接続されている。電動膨張弁7は、入力される駆動パルス信号の数に応じて開度Qoが変化するパルスモータバルブ(PMV)である。開度Qoは、“0”個の駆動パルス信号plsに対応する最小開度Qomin(全閉)から、“3000”個の駆動パルス信号plsに対応する最大開度Qomax(全開)まで、連続的に変化させることができる。
上記パックドバルブ9に液側渡り配管31が接続され、その液側渡り配管31に室内ユニットB1〜B8の各電動膨張弁(第2電動膨張弁)41を介して同各室内ユニットにおける各室内熱交換器42の一端が接続され、その室内熱交換器42の他端がガス側渡り配管32を介してパックドバルブ10に接続されている。各電動膨張弁41は、入力される駆動パルス信号の数に応じて開度Qiが変化するパルスモータバルブ(PMV)である。開度Qiは、“0”個の駆動パルス信号plsに対応する最小開度Qimin(全閉)から、“1500”個の駆動パルス信号plsに対応する最大開度Qimax(全開)まで、連続的に変化させることができる。
パックドバルブ10にガス側配管11を介して上記四方弁3が接続され、その四方弁3に低圧側配管12を介してアキュームレータ13の流入口が接続されている。このアキュームレータの流出口に低圧側配管14を介して上記圧縮機1のサクションカップ15が接続されている。
これら配管接続により、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成される。
上記圧縮機1は、インバータ18の出力により動作するモータ1Mを密閉ケースに収めた密閉型圧縮機であって、アキュームレータ13から流出する冷媒を吸込み、その吸込み冷媒を圧縮して吐出する。インバータ18は、交流電源19の電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧を室外コントローラ20からの指令に応じた周波数F(出力周波数Fという)およびその出力周波数Fに対応するレベルの交流電圧に変換し出力する。出力周波数Fの値に応じて、モータ1Mの速度つまり圧縮機1の能力が変化する。
冷房運転時、実線矢印で示すように、圧縮機1から吐出された冷媒が四方弁3、室外熱交換器5、電動膨張弁7、各電動膨張弁41を通って各室内熱交換器42に流入する。各室内熱交換器42から流出する冷媒は、四方弁3およびアキュームレータ13を通って圧縮機1に吸込まれる。室外熱交換器5が凝縮器として機能し、各室内熱交換器42が蒸発器として機能する。
暖房運転時は、四方弁2の流路が切換わることにより、破線矢印で示すように、圧縮機1から吐出された冷媒が四方弁3を通って各室内熱交換器42に流入する。各室内熱交換器42から流出する冷媒は、電動膨張弁7、室外熱交換器5、四方弁3、アキュームレータ13を通って圧縮機1に吸込まれる。各室内熱交換器42が凝縮器として機能し、室外熱交換器5が蒸発器として機能する。
室外熱交換器5の近傍に、外気を吸込んで室外熱交換器5に供給する室外ファン16が配置されている。この室外ファン16によって吸込まれる外気の流路に、外気温度Toを検知する外気温度センサ17が配置されている。圧縮機1の吐出口と四方弁3との間の高圧側配管2に、高圧側の冷媒温度TDを検知する温度センサ21および高圧側の冷媒圧力PDを検知する圧力センサ22が取付けられている。電動膨張弁7とパックドバルブ9との間の液側配管8に、冷媒温度TLを検知する温度センサ23が取付けられている。四方弁3とアキュームレータ13との間の低圧側配管12に、低圧側の冷媒温度TSを検知する温度センサ24および低圧側の冷媒圧力PSを検知する圧力センサ25が取付けられている。
上記各室内熱交換器42の近傍に、室内空気を吸込んで各室内熱交換器42に供給する室内ファン43が配置されている。この室内ファン43によって吸込まれる室内空気の流路に、室内温度Taを検知する室内温度センサ44が配置されている。
各室内熱交換器42の他端側に、暖房時に各室内熱交換器42から流出する冷媒の温度TC2を検知する温度センサ47が取付けられている。各室内熱交換器42の一端側に、暖房時に各室内熱交換器42に流入する冷媒の温度TC1を検知する温度センサ48が取付けられている。これら温度センサ47,48の検知信号が各室内コントローラ45に送られる。各室内コントローラ45には、冷房運転、除湿運転、暖房運転、送風運転、目標室内温度Tas、運転開始、運転停止などの各種運転条件をユーザに指定させるためのリモートコントロール式の操作器(いわゆるリモコン)46がそれぞれ接続されている。
上記圧縮機1、四方弁3、室外熱交換器5、電動膨張弁7、パックドバルブ9,10、アキュームレータ13、室外ファン16、インバータ18、室外コントローラ20、各配管、および各センサは、室外ユニットAに収容されている。上記各室内熱交換器42、各室外ファン43、各室内コントローラ45、各操作器46、各配管、および各センサは、N台の室内ユニットB1,B2,…Bnにそれぞれ収容されている。これら室外ユニットAおよび室内ユニットB1,B2,…Bnにより、マルチタイプの空気調和機が構成されている。そして、室外コントローラ20と各室内コントローラ45がデータ伝送用の信号線50によって相互に接続されている。
室内ユニットB1の室内コントローラ45は、操作器46で運転停止が指定されている場合、電動膨張弁41を全閉して室内熱交換器42への冷媒の流通を遮断し、これにより室内ユニットB1を運転停止状態とする。また、室内ユニットB1の室内コントローラ45は、操作器46で暖房運転および運転オンが指定されている場合、室内温度センサ44による室内温度Taの検知のために室内ファン43を微風モードで運転オンし、検知した室内温度Taと操作器46で指定されている目標室内温度Tasとの差を暖房負荷として検出する。そして、室内ユニットB1の室内コントローラ45は、検出した暖房負荷(=Ta−Tas)が零であれば、電動膨張弁41を開いて室内熱交換器42に冷媒を流通し、これにより室内ユニットB1を運転オン状態(サーモオン状態という)とする。検出した暖房負荷が零より大きければ、電動膨張弁41を全閉して室内熱交換器42への冷媒の流通を遮断し、これにより室内ユニットB1を運転オフ状態(サーモオフ状態という)とする。他の室内ユニットB2〜Bnの各室内コントローラ45も、室内ユニットB1の室内コントローラ45と同じ制御を実行する。
室外コントローラ20は、各室内コントローラ45との連係により室外ユニットAおよび室内ユニットB1〜Bnの運転を制御するもので、主要な機能として第1制御セクション20a、第2制御セクション20b、検出セクション20c、第3制御セクション20dを含む。
第1制御セクション20aは、暖房運転時、室外熱交換器(蒸発器)5における冷媒の過熱度(スーパーヒート)SHが目標値SHsとなるように、電動膨張弁7の開度Qoを制御する過熱度制御を実行する。冷媒の過熱度SHは、温度センサ23の検知温度TLと温度センサ24の検知温度TSとの差に相当する。
第2制御セクション20bは、サーモオン状態の室内ユニットの室内熱交換器(凝縮器)42における冷媒の過冷却度(サブクール)SCが目標値SCsとなるように、そのサーモオン状態の室内ユニットの電動膨張弁41の開度Qiを操作する過冷却度制御を実行するとともに、サーモオフ状態の室内ユニットの電動膨張弁41を全閉する。各室内熱交換器42における冷媒の凝縮温度TGと各温度センサ47の検知温度TC2との差を、上記過冷却度SCとして求めることができる。凝縮温度TGは、高圧側配管2の圧力センサ22で検知される高圧側の冷媒圧力PDから換算して求めることができる。また、第2制御セクション20bは、過冷却度制御の実行に伴い、サーモオン状態の室内ユニットの暖房負荷が増加した場合に、過冷却度SCに対する目標値SCsを低下させることで、電動膨張弁7の開度Qoを増加方向に変化させ、これにより室内熱交換器42への冷媒流量を増して暖房能力を増加させる。サーモオン状態の室内ユニットの暖房負荷が減少した場合は、過冷却度SCに対する目標値SCsを上昇させることで、電動膨張弁7の開度Qoを減少方向に変化させ、これにより室内熱交換器42への冷媒流量を減らして暖房能力を減少させる。
検出セクション20cは、暖房運転時のヒートポンプ式冷凍サイクルにおける冷媒循環量を検出するもので、具体的には冷媒循環量の不足率X(%)を検出する。
第3制御セクション20dは、検出セクション20cで検出される冷媒循環量が不足の場合、具体的には検出セクション20cで検出される不足率Xが閾値Xs(例えば30%)以上の無視できない状況にある場合に、サーモオフ状態の室内ユニットのうち少なくとも1つの室内ユニットにおける電動膨張弁41を所定開度に開く。詳細には、第3制御セクション20dは、検出セクション20cで検出された不足率Xが閾値Xs以上の場合に、サーモオフ状態の室内ユニットのうち、上記検出された不足率に対応する数の室内ユニットにおける電動膨張弁41を所定開度Qis(例えば最大開度Qimaxの3〜5%程度)に開く。
冷媒循環量の不足率Xは、凝縮器における冷媒の凝縮温度TG、蒸発器(室内熱交換器42)における冷媒の蒸発温度TU、蒸発器から流出する冷媒の温度(温度センサ47の検知温度)TC2、凝縮器に流入する冷媒の温度(温度センサ23の検知温度)TLのうち、いずれか1つまたは複数の要素を用いて検出することができる。蒸発温度TUは、低圧側配管12における圧力センサ25の検知圧力PSから換算して求めることができる。
例えば、ヒートポンプ式冷凍サイクル中の冷媒が全ての室内ユニットB1〜Bnに溜まり込むことなく適切に循環し、冷媒循環量に不足がない場合、液側渡り配管31および液側配管8,7が液状の冷媒で満たされた状態となり、その液状の冷媒が室外熱交換器(蒸発器)5に流入する。冷媒が室内ユニットB1〜Bnのいずれかに溜まり込んで、ヒートポンプ式冷凍サイクル中の冷媒循環量が不足気味になると、液側渡り配管31および液側配管8,7に液状の冷媒とガス状の冷媒が共存して流れ、いわゆる気液二相状態の冷媒が室外熱交換器5に流入するようになる。
気液二相状態の冷媒が室外熱交換器5に流入すると、室外熱交換器5における冷媒の過熱度SHが上昇し、この過熱度SHの上昇を抑えるべく過熱度制御が働いて電動膨張弁7の開度Qoが増加方向に変化する。ただし、電動膨張弁7の開度Qoの増加が続いてその開度Qoが電動膨張弁7の最大開度Qomaxに達すると、過熱度SHの上昇を抑えることができなくなり、圧縮機1に吸込まれる冷媒の温度TSが上昇する。冷媒温度TSが上昇すると、圧縮機1から吐出される冷媒の温度TD(および圧力PD)が上昇し、その冷媒温度TDの上昇に対する室内コントローラ20の高圧保護制御によってインバータ18の出力周波数Fが低下する。出力周波数Fが低下すると、圧縮機1の能力が低下し、これに伴い運転状態の室内ユニットにおける暖房能力が低下してしまう。
液状の冷媒が室外熱交換器5に流入する場合のヒートポンプ式冷凍サイクルの状態を図3のモリエル線図に実線で示し、気液二相状態の冷媒が室外熱交換器5に流入する場合のヒートポンプ式冷凍サイクルの状態を同モリエル線図に破線で示す。冷媒温度TLは、液状の冷媒が流入する場合は凝縮温度TGに近い側に存するが、気液二相状態の冷媒が流入する場合は凝縮温度TGから離れて蒸発温度TU側に寄った値TL´となる。
そこで、検出セクション20cは、温度センサ23により検知される実際の冷媒温度TLが、上記モリエル線図上の冷媒温度TLと冷媒温度TL´との間のどの位置に存しているかを、冷媒循環量の不足率X(%)として検出する。すなわち、実際の冷媒温度TLがモリエル線図上の冷媒温度TLと同じ位置にあれば不足率Xは0%、実際の冷媒温度TLがモリエル線図上の冷媒温度TLと冷媒温度TL´との間の中間位置にあれば不足率Xは50%、実際の冷媒温度TLがモリエル線図上の冷媒温度TL´と同じ位置にあれば不足率Xは100(%)である。
つぎに、室外コントローラ20が実行する制御を図3のフローチャートを参照しながら説明する。フローチャート中のステップS1,S2…については、単にS1,S2…と略称する。
暖房運転時、室外コントローラ20は、室外熱交換器(蒸発器)5における冷媒の過熱度SHが目標値SHsとなるように電動膨張弁7の開度を制御する(S1)。同時に、室外コントローラ20は、サーモオン状態の例えば室内ユニットB1,B2の各室内熱交換器42における冷媒の過冷却度SCがそれぞれ目標値SCsとなるように同室内ユニットB1,B2の各電動膨張弁41の開度Qiを制御し、サーモオフ状態の例えば室内ユニットB4〜B6の各電動膨張弁41を全閉する(S2)。また、室外コントローラ20は、運転停止状態の例えば室内ユニットB7,B8の各電動膨張弁41を全閉する。
続いて、室外コントローラ20は、ヒートポンプ式冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足率Xを検出し(S3)、検出した不足率Xが閾値Xs以上であるか否かを判定する(S4)。検出した不足率Xが閾値Xs以上でない場合(S4のNO)、室外コントローラ20は、上記S1からの処理を繰り返す。
検出した不足率Xが閾値Xs以上の場合(S4のYES)、室外コントローラ20は、サーモオフ状態の例えばN台の室内ユニットのうち、検出した不足率Xに対応するNx台の室内ユニットにおける電動膨張弁41を所定開度Qisに開く(S5)。
この場合、室外コントローラ20は、図5に示す制御条件を内部メモリに記憶しており、この制御条件を不足率Xに基づいて参照することにより、台数Nxを決定する。例えば、不足率Xが30%で、サーモオフ状態の室内ユニットの台数Nが10台の場合、台数Nxとして3台(=N×0.3)を決定する。不足率Xが60%で、サーモオフ状態の室内ユニットの台数Nが10台の場合、台数Nxとして6台(=N×0.6)を決定する。不足率Xが90%で、サーモオフ状態の室内ユニットの台数Nが10台の場合、台数Nxとして9台(=N×0.9)を決定する。不足率Xが100%で、サーモオフ状態の室内ユニットの台数Nが10台の場合、台数Nxとして10台(=N×1.0)を決定する。
サーモオフ状態の各室内ユニットのうち、Nx台の室内ユニットの各電動膨張弁41が開くことにより、Nx台の室内ユニットに溜まり込んで液化していた寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へと流出する。
Nx台の室内ユニットの各電動膨張弁41を開くと同時に、室外コントローラ20は、タイムカウントtを開始し(S6)、そのタイムカウントtが一定時間ts(例えば300秒)に達しているか否かを判定する(S7)。タイムカウントtが一定時間ts未満であれば(S7のNO)、室外コントローラ20は、各電動膨張弁41の開状態を保持し(S8)、タイムカウントtを継続する(S6)。そして、タイムカウントtが一定時間tsに達したとき(S7のYES)、室外コントローラ20は、上記S3に戻り、冷媒循環量の不足率Xを再び検出する(S3)。
サーモオフ状態の室内ユニットの各電動膨張弁41を開いたにもかかわらず、今回検出した不足率Xが閾値Xs以上の場合(S4のYES)、室外コントローラ20は、サーモオフ状態のN台の室内ユニットのうち、今回検出した不足率Xに対応するNx台の室内ユニットにおける電動膨張弁41を所定開度Qisに開く(S5)。
今回検出した不足率Xが前回検出した不足率Xと同じであれば、前回と同じ電動膨張弁41が開いた状態を保つことになる。今回検出した不足率Xが前回検出した不足率Xより大きい場合、前回と同じ電動膨張弁41が開いた状態を保つことに加え、新たにいくつかの室内ユニットの電動膨張弁41が所定開度Qisに開く。
以上のように、冷媒循環量が不足した場合、サーモオフ状態の少なくとも1つの室内ユニットの電動膨張弁41が開くことにより、その室内ユニットに溜まり込んでいた寝込み冷媒を液側渡り配管31および液側配管8へと流出する。これにより、液側渡り配管31および液側配管8,7における冷媒の気液二相状態を解消することができる。
とくに、冷媒循環量の不足率Xに対応するNx台の室内ユニットの各電動膨張弁41が開くので、冷媒循環量の不足率Xに見合う量の寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へ流出する。
仮に、サーモオフ状態の全ての室内ユニットの各電動膨張弁41が一斉に開いてしまうと、多量の寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へと流出するため、ヒートポンプ式冷凍サイクルの運転が不安定な状態に陥る可能性がある。しかしながら、冷媒循環量の不足率Xに見合う量の寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へ流出すので、そのような不安定な運転状態に陥ることはない。
気液二相状態の冷媒が室外熱交換器5に流入しなくなれば、室外熱交換器5における冷媒の過熱度SHの不要な上昇を防ぐことができ、よって過熱度制御による電動膨張弁7の開度Qoの不要な増加を防ぐことができる。これに伴い、圧縮機1に吸込まれる冷媒の温度TSの不要な上昇を回避することができ、ひいては圧縮機1から吐出される冷媒の温度TD(および圧力PD)の不要な上昇を回避することができ、よって高圧保護制御によるインバータ18の出力周波数Fの不要な低下を回避することができる。結果として、運転状態の室内ユニットにおける暖房能力の不要な低下を防ぐことができる。
電動膨張弁41が開いたサーモオフ状態の室内ユニットでは、圧縮機1から吐出されたガス状の冷媒が室内熱交換器42に流入するので、サーモオフ状態にある室内ユニットにおいて不要な室内温度上昇を生じる可能性がある。しかしながら、電動膨張弁41が開くのは所定開度Qisだけなので、不要な室内温度上昇をできるだけ回避することができる。
[2]第2実施形態について説明する。
第2実施形態における室外コントローラ20の第3制御セクション20dは、検出セクション20cで検出される冷媒循環量が不足の場合、具体的には検出セクション20cで検出される不足率Xが閾値Xs以上の無視できない状況にある場合に、サーモオフ状態の室内ユニットにおける電動膨張弁41を、そのサーモオフ状態の室内ユニットの定格能力(馬力)に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度Qisに開く。
例えば、図6に示すように、各操作器46の指定により室内ユニットB1,B2,B4,B5,B6が暖房運転して室内ユニットB3,B7,B8の運転が停止し、かつ暖房運転中の室内ユニットB1,B2,B4,B5,B6のうち室内ユニットB2,B6がサーモオンして室内ユニットB1,B4,B5がサーモオフしている場合、室外コントローラ20は、サーモオフ状態の室内ユニットB1,B4,B5の優先順位として、定格能力が3馬力の室内ユニットB5を1位、定格能力が1.25馬力の室内ユニットB4を2位、定格能力が1馬力の室内ユニットB1を3位に設定する。
室外コントローラ20は、検出した不足率Xが閾値Xs以上の場合、優先順位が1位の室内ユニットB5の電動膨張弁41を所定開度Qisに開き、それから一定時間ts後、優先順位が2位の室内ユニットB4の電動膨張弁41を所定開度Qisに開き、それから一定時間ts後、優先順位が3位の室内ユニットB1の電動膨張弁41を所定開度Qisに開く。
サーモオフ状態の室内ユニットB5,B4,B1のそれぞれ電動膨張弁41が順に開いていくことにより、室内ユニットB5,B4,B1に溜まり込んで液化していた寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へと順に流出する。
室内ユニットの定格能力は、室内ユニットが設置される被空調空間の大きさと関わりがある。すなわち、大きい部屋には定格能力の大きい室内ユニットB5が設置され、小さい部屋には定格能力の小さい室内ユニットB1が設置される。大きい部屋に設置される室内ユニットB5の電動膨張弁41が開いたときに生じる室内温度の上昇幅は、小さい部屋に設置される室内ユニットB1の電動膨張弁41が開いたときに生じる室内温度の上昇幅よりも、小さい。
したがって、サーモオフ状態の各室内ユニットの各電動膨張弁41を、対応する各室内ユニットの定格能力が大きい方から順に開いていくことにより、不要な室内温度上昇をできるだけ抑えながら、つまりユーザに不快感を与えることなく、液側渡り配管31および液側配管8,7における冷媒の気液二相状態を解消することができる。
他の構成および制御は第1実施形態と同じである。
[3]第3実施形態について説明する。
第3実施形態における室外コントローラ20の第3制御セクション20dは、検出セクション20cで検出される冷媒循環量が不足の場合、具体的には検出セクション20cで検出される不足率Xが閾値Xs以上の無視できない状況にある場合に、サーモオフ状態の室内ユニットにおける電動膨張弁41を、そのサーモオフ状態の室内ユニットの使用形態(送風形態を含む)に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度Qisに開く。
例えば、図7に示すように、各操作器46の指定により室内ユニットB1〜B6が暖房運転して室内ユニットB7,B8の運転が停止し、かつ暖房運転中の室内ユニットB1〜B6のうち室内ユニットB3,B6がサーモオンして室内ユニットB1,B2,B4,B5がサーモオフしている場合、室外コントローラ20は、サーモオフ状態の室内ユニットB1,B2,B4,B5の優先順位として、使用形態が天井埋込型の室内ユニットB5を1位、使用形態がペリメータ型の室内ユニットB1を2位、使用形態が壁掛型の室内ユニットB4,B2を3位と4位に設定する。室内ユニットB4,B2は同じ壁掛型なので、室外コントローラ20は、定格能力が3馬力と大きい方の室内ユニットB4を3位に設定し、定格能力が1馬力と小さい方の室内ユニットB2を4位に設定する。
室外コントローラ20は、検出した不足率Xが閾値Xs以上の場合、優先順位が1位の室内ユニットB5の電動膨張弁41を所定開度Qisに開き、それから一定時間ts後、優先順位が2位の室内ユニットB1の電動膨張弁41を所定開度Qisに開き、それから一定時間ts後、優先順位が3位の室内ユニットB4の電動膨張弁41を所定開度Qisに開き、それから一定時間ts後、優先順位が4位の室内ユニットB2の電動膨張弁41を所定開度Qisに開く。
サーモオフ状態の室内ユニットB5,B1,B4,B2のそれぞれ電動膨張弁41が順に開くことにより、室内ユニットB5,B1,B4,B2に溜まり込んで液化していた寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へと順に流出する。
天井埋込型の室内ユニットB5は比較的に大きい部屋に設置され、壁掛型の室内ユニットB4,B2は比較的に小さい部屋に設置される。暖房風がユーザの身体に直接的に当たるように、ユーザの近くに壁掛型の室内ユニットB4,B2が設置されることもある。このため、天井埋込型の室内ユニットB5の電動膨張弁41が開いたときに生じる室内温度の上昇幅は、壁掛型の室内ユニットB4,B2の電動膨張弁41が開いたときに生じる室内温度の上昇幅よりも、小さい。
したがって、サーモオフ状態の各室内ユニットの各電動膨張弁41を、対応する各室内ユニットの使用形態(送風形態を含む)に応じた優先順位で順に開いていくことにより、不要な室内温度上昇をできるだけ抑えながら、つまりユーザに不快感を与えることなく、液側渡り配管31および液側配管8,7における冷媒の気液二相状態を解消することができる。
他の構成および制御は第1実施形態と同じである。
[4]第4実施形態について説明する。
第4実施形態における室外コントローラ20の第3制御セクション20dは、検出セクション20cで検出される冷媒循環量が不足の場合、具体的には検出セクション20cで検出される不足率Xが閾値Xs以上の無視できない状況にある場合に、サーモオフ状態の室内ユニットにおける電動膨張弁41を、そのサーモオフ状態の室内ユニットの過去のサーモオン率(運転オン率)D(%)に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度Qisに開く。
室外コントローラ20は、室内ユニットB1〜Bnの運転積算時間tmをそれぞれ監視するとともに、室内ユニットB1〜Bnのサーモオン積算時間tonをそれぞれ監視し、運転積算時間tmに占めるサーモオン積算時間tonの割合を、室内ユニットB1〜Bnのサーモオン率D(%)として逐次に算出する。運転積算時間tmは、室内ユニットが運転を開始してから停止するまでの時間の積算値である。サーモオン積算時間tonは、室内ユニットがサーモオン状態にある時間の積算値である。
D(%)=ton/tm
例えば、図8に示すように、各操作器46の指定により室内ユニットB1〜B7が暖房運転して室内ユニットB8の運転が停止し、かつ暖房運転中の室内ユニットB1〜B7のうち室内ユニットB3がサーモオンして室内ユニットB1,B2,B4〜B7がサーモオフしている場合、室外コントローラ20は、サーモオフ状態の室内ユニットB1,B2,B4〜B7の優先順位として、サーモオン率Dが90(%)の室内ユニットB7を1位、サーモオン率Dが80(%)の室内ユニットB6を2位、サーモオン率Dが70(%)の室内ユニットB5を3位、サーモオン率Dが60(%)の室内ユニットB4,B1を4位と5位、サーモオン率Dが50(%)の室内ユニットB2を6位に設定する。室内ユニットB4,B1は同じサーモオン率Dなので、室外コントローラ20は、定格能力が1.25馬力と大きい方の室内ユニットB4を4位に設定し、定格能力が1馬力との小さい方の室内ユニットB1を5位に設定する。
室外コントローラ20は、検出した不足率Xが閾値Xs以上の場合、サーモオフ状態の各室内ユニットの電動膨張弁41を上記設定した優先順位に従って一定時間tsごとに順に所定開度Qisに開いていく。
サーモオフ状態の室内ユニットB7,B6,B5,B4,B1,B2のそれぞれ電動膨張弁41が順に開くことにより、室内ユニットB7,B6,B5,B4,B1,B2に溜まり込んで液化していた寝込み冷媒が液側渡り配管31および液側配管8へと順に流出する。
サーモオン率Dが高い室内ユニットの暖房負荷は大きく、サーモオン率Dが低い室内ユニットの暖房負荷は小さい。暖房負荷が大きい室内ユニットB7の電動膨張弁41が開いた場合に生じる室内温度の上昇幅は、暖房負荷が小さい室内ユニットB2の電動膨張弁41が開いた場合に生じる室内温度の上昇幅よりも、小さい。
したがって、サーモオフ状態の各室内ユニットの各電動膨張弁41を、対応する各室内ユニットのサーモオン率Dが高い方から順に開いていくことにより、不要な室内温度上昇をできるだけ抑えながら、つまりユーザに不快感を与えることなく、液側渡り配管31および液側配管8,7における冷媒の気液二相状態を解消することができる。
他の構成および制御は第1実施形態と同じである。
[変形例]
上記実施形態では、温度センサ23により検知される実際の冷媒温度TLが、モリエル線図上の冷媒温度TLと冷媒温度TL´との間のどの位置に存しているかを、冷媒循環量の不足率X(%)として検出する構成としたが、それに限らず、要は、凝縮温度TG、蒸発温度TU、冷媒温度TC2、冷媒温度TLのうち、いずれか1つまたは複数の要素を用いて検出すればよい。
不足率X(%)は反対の概念の充足率Y(%)として見ることもできるので、不足率X(%)とは反対の概念の充足率Y(%)を検出してもよい。充足率Y(%)は、冷媒循環量の不足分が多いほど0%に近づく値となり、冷媒循環量の不足分が少ないほど100%に近づく値となる。不足率X=0%は充足率Y=100%、不足率X=50%は充足率Y=50%、不足率X=100%は充足率Y=0%と見なすことができる。
その他、上記各実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
A…室外ユニット、B1〜Bn…室内ユニット、1…圧縮機、3…四方弁、5…室外熱交換器、7…電動膨張弁、16…室外ファン、18…インバータ、20…室外コントローラ、41…電動膨張弁、42…室内熱交換器、43…室内ファン、45…室内コントローラ、46…操作器

Claims (6)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、第1電動膨張弁を含む室外ユニットと、
    それぞれ第2電動膨張弁および室内熱交換器を含む複数の室内ユニットと、
    暖房運転時、前記圧縮機から吐出される冷媒を前記各室内熱交換器に流し、その各室内熱交換器から流出する冷媒を前記各第2電動膨張弁および前記第1電動膨張弁を通して前記室外熱交換器に流し、その前記室外熱交換器から流出する冷媒を前記圧縮機に戻す冷凍サイクルと、
    前記室外ユニットおよび前記各室内ユニットの運転を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記各室内ユニットのうち、暖房負荷に応じた運転オン状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を開き、暖房負荷に応じた運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を全閉し、
    前記冷凍サイクル中の冷媒循環量が不足の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットのうち少なくとも1つの室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を所定開度に開く、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足率を検出し、検出した不足率が閾値以上の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットのうち前記検出した不足率に対応する数の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を所定開度に開く、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足率を検出し、検出した不足率が閾値以上の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を、その運転オフ状態の室内ユニットの定格能力に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度に開く、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足率を検出し、検出した不足率が閾値以上の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を、その運転オフ状態の室内ユニットの使用形態に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度に開く、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記冷凍サイクル中の冷媒循環量の不足率を検出し、検出した不足率が閾値以上の場合に、前記運転オフ状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁を、その運転オフ状態の室内ユニットの過去の運転オン率に応じた優先順位に従って順に、それぞれ所定開度に開く、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  6. 前記コントローラは、
    前記室外熱交換器における冷媒の過熱度が目標値となるように前記第1電動膨張弁の開度を制御し、
    前記運転オン状態の室内ユニットの前記室内熱交換器における冷媒の過冷却度が目標値となるように、その運転オン状態の室内ユニットにおける前記第2電動膨張弁の開度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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