JPWO2020039957A1 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

本技術は、より容易にイベントの内容を使った金額とともに振り返ることができるようにする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及びユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部を備える情報処理装置が提供される。本技術は、例えば、スマートフォン等の携帯端末に適用することができる。

Description

本技術は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に、より容易にイベントの内容を使った金額とともに振り返ることができるようにした情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、金融サービスと情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)とを組み合わせたシステムの開発が盛んに行われている。この種のシステムとしては、例えば、特許文献1と特許文献2に開示されているものが知られている。
特許文献1には、目標や目標金額を設定して目標に向けた資産の管理を行うに際し、区分ごとの預貯金の残高を区分ごとに提示し、区分の何れかに入金可能な金額、又は区分の何れかから出金可能な金額がある場合に金額を提示してその金額を区分のうちの何れかの区分に振り分けるものが開示されている。
特許文献2には、ユーザの行動に係る情報を収集する行動情報収集システムとして、シナリオに基づく会話を、携帯端末上でのメッセージ表示及びユーザからの応答の入力により行い、その応答の内容に基づき把握された行動の内容をユーザと関連付けて記録する技術が開示されている。
特開2003-30449号公報 特開2018-77567号公報
ところで、金融サービスと情報通信技術とを組み合わせた様々なシステムが提案されているが、現状では、個人的な行事等のイベントでの入出金に応じてそのイベントの内容を振り返るための技術は確立されておらず、より容易にイベントの内容を使った金額とともに振り返るための技術の提案が求められている。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より容易にイベントの内容を使った金額とともに振り返ることができるようにするものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、前記入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部を備える情報処理装置である。
本技術の一側面の情報処理方法、及びプログラムは、上述した本技術の一側面の情報処理装置に対応する情報処理方法、及びプログラムである。
本技術の一側面の情報処理装置、及び情報処理方法においては、ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、前記入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御が行われる。
本技術の一側面の情報処理装置は、ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成する生成部と、生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する送信部とを備える情報処理装置である。
本技術の一側面の情報処理方法、及びプログラムは、上述した本技術の一側面の情報処理装置に対応する情報処理方法、及びプログラムである。
本技術の一側面の情報処理装置、及び情報処理方法においては、ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報が生成され、生成された前記表示情報が他の情報処理装置に送信される。
なお、本技術の一側面の情報処理装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。
本技術を適用したサービス提供システムの構成の例を示す図である。 携帯端末の構成の例を示すブロック図である。 行動履歴サーバの構成の例を示すブロック図である。 旅行口座サービスを利用する際の流れを説明するフローチャートである。 口座管理画面の例を示す図である。 申し込み画面の例を示す図である。 旅リスト画面の第1の例を示す図である。 旅リスト画面の第2の例を示す図である。 自分旅詳細画面の例を示す図である。 友人旅詳細画面の例を示す図である。 自分旅詳細画面の第1の例を示す図である。 自分旅詳細画面の第2の例を示す図である。 自分旅詳細画面の第3の例を示す図である。 自分旅詳細画面の第4の例を示す図である。 自分旅編集画面の第1の例を示す図である。 自分旅編集画面の第2の例を示す図である。 旅リスト検索画面の例を示す図である。 他人旅詳細画面の例を示す図である。 旅行口座アプリの画面遷移の例を示す図である。 旅行口座アプリの動作の流れを説明するフローチャートである。 旅リスト検索画面の第1の例を示す図である。 旅リスト検索画面の第2の例を示す図である。 旅地域検索画面の第1の例を示す図である。 旅地域検索画面の第2の例を示す図である。 旅検索画面の第1の例を示す図である。 旅検索画面の第2の例を示す図である。 アーティスト選択画面の例を示す図である。 自分ライブ詳細画面の第1の例を示す図である。 自分ライブ詳細画面の第2の例を示す図である。 自分ライブ詳細画面の第3の例を示す図である。 他人ライブ共有画面の例を示す図である。 自分レンタカー詳細画面の第1の例を示す図である。 自分レンタカー詳細画面の第2の例を示す図である。 他人レンタカー共有画面の例を示す図である。 レンタカー予約画面の例を示す図である。 自身結婚式詳細画面の第1の例を示す図である。 自身結婚式詳細画面の第2の例を示す図である。 結婚式リスト検索画面の例を示す図である。 他人結婚式詳細画面の例を示す図である。 サービス提供システムを構成する各装置で行われる処理の例を説明するフローチャートである。 行動履歴サーバの他の構成の例を示すブロック図である。 サービス提供システムを構成する各装置で行われる処理の他の例を説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施の形態:旅行口座サービス
2.第2の実施の形態:ライブ口座サービス
3.第3の実施の形態:レンタカー口座サービス
4.第4の実施の形態:結婚式口座サービス
5.変形例
6.コンピュータの構成
<1.第1の実施の形態>
(システムの構成)
図1は、本技術を適用したサービス提供システムの構成の例を示す図である。
サービス提供システム1は、携帯端末10−1乃至10−N(N:1以上の整数)、行動履歴サーバ20、及び貯蓄決済サーバ30から構成される。このサービス提供システムにおいて、携帯端末10−1乃至10−Nのそれぞれと、行動履歴サーバ20と、貯蓄決済サーバ30とは、インターネットや携帯電話網等を含むネットワーク40を介して相互に接続され、各種の情報をやり取りすることができる。
携帯端末10−1は、例えば、スマートフォンや携帯電話機、タブレット端末、ゲーム機、腕時計型や眼鏡型等のウェアラブル端末などの電子機器である。なお、携帯端末10−1は、各種の情報を処理する装置であることから、情報処理装置であるとも言える。
携帯端末10−1は、サービス提供システム1により提供される各種のサービスのアプリケーションを実行することができる。また、携帯端末10−1は、ユーザにより各種の行動が行われたとき、その行動に関する情報を、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20に送信するか、あるいはエッジコンピューティングとして行動履歴情報を自身で記録する。
サービスカード11−1は、サービス提供システム1により提供される各種のサービスやイベントごとに提供されるカードであって、携帯端末10−1を所持するユーザに対して提供される。このサービスカード11−1は、例えば、デビットカード等の決済機能を有するカードである。なお、実際にユーザが決済する際には、暗号を入力するなどしてセキュリティ対策がとられているものとする。
なお、サービスカード11−1の決済機能が、携帯端末10−1に内蔵されるようにしてもよく、その場合には、ユーザは、サービスカード11−1を所持する必要はなく、携帯端末10−1のみを所持すればよい。
携帯端末10−2乃至10−Nは、携帯端末10−1と同様に、スマートフォン等の電子機器から構成され、各種のサービスのアプリケーションを実行可能である。なお、以下の説明では、携帯端末10−1乃至10−Nを特に区別する必要がない場合には、携帯端末10と記述する。
また、サービスカード11−2乃至11−Nは、サービスカード11−1と同様に、決済機能を有するカードであって、携帯端末10−2乃至10−Nのそれぞれを所持するユーザにより所持される。
サービスカード11−2乃至11−Nは、サービスカード11−1と同様に、その決済機能が、携帯端末10−2乃至10−Nのそれぞれに内蔵されるようにしてもよい。なお、以下の説明では、サービスカード11−1乃至11−Nを特に区別する必要がない場合には、サービスカード11と記述する。
行動履歴サーバ20は、携帯端末10−1乃至10−Nを使用するユーザの行動履歴を管理するサーバである。行動履歴サーバ20は、例えば、各種のサービスを提供する事業者により提供される。なお、行動履歴サーバ20は、各種の情報を処理する装置であることから、情報処理装置であるとも言える。
行動履歴サーバ20は、携帯端末10−1乃至10−Nから送信されてくる行動に関する情報を、ネットワーク40を介して受信し、ユーザごとに行動履歴情報として管理する。行動履歴サーバ20は、携帯端末10からの要求に応じて、行動履歴情報を、ネットワーク40を介して携帯端末10に送信する。
貯蓄決済サーバ30は、携帯端末10を使用するユーザの貯蓄や決済などの情報を管理するサーバである。貯蓄決済サーバ30は、例えば、銀行や各種のサービスを提供する事業者により提供される。
貯蓄決済サーバ30は、ネットワーク40を介して貯蓄や決済などに関する情報を受信し、ユーザごとに貯蓄決済情報として管理する。貯蓄決済サーバ30は、携帯端末10からの要求に応じて、貯蓄決済情報を、ネットワーク40を介して携帯端末10に送信する。
ここで、貯蓄決済サーバ30により管理される貯蓄決済情報は、例えば、現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)や、パーソナルコンピュータで起動されたブラウザを利用したインターネットバンキング、携帯端末10(例えばスマートフォン)で起動されたブラウザやアプリケーションを利用したモバイルバンキングなどのサービスで取引された情報(例えば貯蓄情報)が含まれる。
さらに、貯蓄決済サーバ30では、貯蓄決済情報として、例えば、サービスカード11や、サービスカード11の決済機能を内蔵した携帯端末10の情報を読み取ったカードリーダ(例えば店舗に設置された専用の決済端末)からの情報(例えば決済情報)なども管理される。
なお、ここでは、説明の簡略化のため、貯蓄情報と決済情報を含む貯蓄決済情報をまとめて、貯蓄決済サーバ30が管理するとして説明するが、貯蓄情報と決済情報とが、それぞれ別のサーバにより管理されるようにしてもよい。
(携帯端末の構成)
図2は、図1の携帯端末10の構成例を示すブロック図である。
図2において、携帯端末10は、処理部100、メモリ101、タッチパネル102、カメラ103、センサ104、通信部105、近接通信部106、マイクロフォン107、スピーカ108、及び電源部109から構成される。
処理部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等から構成される。処理部100は、各種の演算処理や、各部の動作制御など、携帯端末10における中心的な処理装置として動作する。
メモリ101は、例えば、不揮発性メモリ(例えば、NVRAM(Non-Volatile RAM)等)などの半導体メモリから構成される。メモリ101は、処理部100からの制御に従い、各種のデータを記録する。
タッチパネル102は、タッチセンサ111と表示部112から構成される。なお、タッチセンサ111は、表示部112の画面上に重畳されている。
タッチセンサ111は、ユーザによりタッチパネル102に対して行われる入力操作(例えば、タップ操作やフリック操作など)を、その操作が行われた場所のタッチパネル102上での位置とともに検出し、その検出信号を処理部100に供給する。
表示部112は、例えば、液晶や有機EL等のディスプレイから構成される。表示部112は、処理部100からの制御に従い、テキストや画像、動画等の各種の情報を表示する。
カメラ103は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等のイメージセンサと、カメラISP(Image Signal Processor)等の信号処理部を含んで構成される。
カメラ103は、イメージセンサによって被写体を撮影して得られる信号に対し、レンズ等の光学系の補正処理や、イメージセンサのばらつきなどに対応した補正処理のほか、露出やフォーカス、ホワイトバランスなどに関する処理を行い、その結果得られる撮影画像のデータを、処理部100に供給する。
センサ104は、各種のセンサから構成される。センサ104は、ユーザやその周辺に関する様々な情報を得るためのセンシングを行い、そのセンシング結果に応じたセンサのデータを、処理部100に供給する。
例えば、センサ104としては、磁場(磁界)の大きさや方向を検出する磁気センサ、加速度を検出する加速度センサ、角度(姿勢)や角速度、角加速度を検出するジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)信号などから算出される位置情報を検出する位置センサ、周囲の明るさを検出する環境光センサ、近接するものを検出する近接センサ、あるいは指紋や虹彩、脈拍などの生体情報を検出する生体センサなど、各種のセンサを含めることができる。
通信部105は、例えば、セルラー方式の通信(例えばLTE-Advancedや5G等)、若しくは無線LAN(Local Area Network)等の無線通信、又はイーサネット(登録商標)等の有線通信に対応した通信モジュールなどから構成される。
通信部105は、処理部100からの制御に従い、各種のデータを、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20又は貯蓄決済サーバ30に送信する。また、通信部105は、処理部100からの制御に従い、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20又は貯蓄決済サーバ30から送信されてくる各種のデータを受信する。
近接通信部106は、例えばNFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信に対応した近接通信モジュールなどから構成される。近接通信部106は、処理部100からの制御に従い、例えばNFC等の近距離無線通信を利用して各種のデータの送受信を行う。
マイクロフォン107は、外部からの音を、電気信号に変換する機器(収音器)である。マイクロフォン107は、変換で得られる音声信号を、処理部100に供給する。
スピーカ108は、処理部100からの制御に従い、音声信号等の電気信号に応じた音を出力する。なお、図示はしていないが、イヤホン又はヘッドホンが所定の端子を介して携帯端末10に接続された場合には、処理部100からの制御に従い、音声信号を、所定の端子を介して出力することができる。
電源部109は、蓄電池又は外部電源から得られる電源電力を、処理部100を含む携帯端末10の各部に供給する。
ここで、処理部100は、サービス提供システム1により提供される各種のサービスを実現するために、行動履歴情報取得部121、貯蓄決済情報取得部122、画面生成部123、及び表示制御部124を含んでいる。
行動履歴情報取得部121は、通信部105を制御して、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20に、行動履歴情報を要求する。行動履歴情報取得部121は、通信部105を制御して、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20から送信されてくる行動履歴情報を取得する。行動履歴情報取得部121は、取得した行動履歴情報を、画面生成部123に供給する。
貯蓄決済情報取得部122は、通信部105を制御して、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30に、貯蓄決済情報を要求する。貯蓄決済情報取得部122は、通信部105を制御して、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30から送信されてくる貯蓄決済情報を取得する。貯蓄決済情報取得部122は、取得した貯蓄決済情報を、画面生成部123に供給する。
画面生成部123は、各種のサービスに関する画面を生成し、表示制御部124に供給する。表示制御部124は、画面生成部123から供給される画面を、タッチパネル102の表示部112に表示する制御を行う。
また、画面生成部123は、行動履歴情報取得部121から供給される行動履歴情報、及び貯蓄決済情報取得部122から供給される貯蓄決済情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報とその関連情報を時系列で表示した所定の画面を生成する。表示制御部124は、画面生成部123により生成された所定の画面を、表示部112に表示する。ここで、イベントとは、各種の行事のことであるが、ここでは特に、旅行(例えば北海道旅行や京都旅行)などの個人的な行事が想定される。
なお、行動履歴情報取得部121乃至表示制御部124は、例えば、CPU等の処理部100が、メモリ101に記録された各種のサービスのアプリケーションのプログラムを実行することで実現される。このアプリケーションは、あらかじめメモリ101に記録されていてもよいし、あるいは、ネットワーク40上のアプリケーションサーバ(不図示)からダウンロードされたものであってもよい。
また、上述したように、携帯端末10が、サービスカード11の決済機能を内蔵する場合には、NFC等の近距離無線通信に対応した近接通信部106を利用することができる。すなわち、例えば、商品を購入するユーザによって携帯端末10が専用の決済端末にかざされたときに、NFC等の近距離無線通信を利用したデータの送受信が行われ、いわゆるモバイル決済(電子決済)が行われるようにすることができる。
携帯端末10は、以上のように構成される。
(行動履歴サーバの構成)
図3は、図1の行動履歴サーバ20の構成例を示すブロック図である。
図3において、行動履歴サーバ20は、処理部200、メモリ201、通信部202、ユーザDB203、及び行動履歴DB204から構成される。
処理部200は、例えば、CPUやマイクロプロセッサ等から構成される。処理部200は、各種の演算処理や、各部の動作制御など、行動履歴サーバ20における中心的な処理装置として動作する。
メモリ201は、例えば、不揮発性メモリ(例えば、NVRAM等)などの半導体メモリから構成される。メモリ201は、処理部200からの制御に従い、各種のデータを記録する。
通信部202は、無線通信又は有線通信に対応した通信モジュールなどから構成される。通信部202は、処理部200からの制御に従い、ネットワーク40を介して携帯端末10−1乃至10−Nから送信されてくる各種のデータを受信する。また、通信部202は、処理部200からの制御に従い、各種のデータを、ネットワーク40を介して携帯端末10−1乃至10−Nに送信する。
ユーザDB203及び行動履歴DB204は、ハードディスク等の大容量の記憶装置に記録される。ユーザDB203は、各種のサービスを利用するユーザに関するユーザ情報を格納している。行動履歴DB204は、ユーザごとの行動履歴情報を格納している。
ここで、処理部200は、ユーザごとに行動履歴情報を管理するために、行動履歴情報管理部221を含んでいる。
行動履歴情報管理部221は、携帯端末10から送信されてくるユーザの行動に関する情報を、ユーザDB203に格納されたユーザ情報を参照することで、ユーザごとに、行動履歴DB204に格納し、ユーザごとに行動履歴情報を管理する。
ここで、行動履歴情報は、ユーザの行動に応じた情報であって、ユーザの行動に関する様々な情報が含まれる。例えば、行動履歴情報には、携帯端末10におけるタッチパネル102のタッチセンサ111に対する入力データ、カメラ103により撮影された撮影画像のデータ、センサ104により検出された各種のセンサのデータ、通信部105や近接通信部106でやり取りされる通信のデータ、マイクロフォン107やスピーカ108で処理される音声のデータなど、様々なデータから得られるユーザの行動に関する情報を含めることができる。
なお、上述したように、複数のユーザの行動履歴情報を、行動履歴サーバ20により集中的に管理するだけでなく、ここでは、各ユーザの携帯端末10で、自身の行動履歴情報を個別に管理するようにしてもよい。より具体的には、例えば、携帯端末10にて撮影された撮影画像は、行動履歴情報の1つであると言えるが、行動履歴サーバ20側で管理(クラウド側の大容量の記憶装置に保存)してもよいし、携帯端末10側で管理(ローカル側のメモリ101に保存)してもよい。
また、ユーザごとに、すべての情報のうち一部の情報を、携帯端末10側で管理しつつ、他の一部の情報を、行動履歴サーバ20側で管理するようにしてよい。さらに、行動履歴情報には、携帯端末10で処理されるデータから得られる情報に限らず、それ以外の情報(例えば外部の装置で処理されるデータから得られる情報)を含めるようにしてもよい。
行動履歴サーバ20は、以上のように構成される。
(旅行口座サービスの概要)
ところで、図1のサービス提供システム1により提供可能なサービスの1つとして、旅行口座サービスがある。この旅行口座サービスは、旅行前の準備の段階から、旅行中や旅行後までのお金に関する様々なことを管理するためのサービスである。
なお、以下の説明では、旅行口座サービスのアプリケーションを、旅行口座アプリと称し、旅行口座サービスのサービスカード11を、旅行口座サービスカード11と称する。さらに、以下の説明では、ユーザの旅行を、旅行カバンという単位で表現する場合がある。
図4のフローチャートは、旅行口座サービスを利用する際の流れを示している。
まず、ユーザは、友人等と旅行を計画し(S1)、行き先等の情報収集を行う。この情報収集時において、ユーザが、例えば広告などから旅行口座サービスを知った場合を想定する(S2)。
なお、ここでの広告の媒体としては、例えば、旅行雑誌の広告や、ウェブ広告(例えば鉄道会社、旅行関連、又は銀行等のサイト)、パンフレット(例えば駅の特急券売り場や旅行代理店、銀行等に置いてある小冊子)、旅行口座サービスの公式ホームページ、キャンペーンやプロモーションなどが含まれる。
そして、ユーザは旅行口座サービスを利用する場合には、専用の口座を開いて、旅行口座サービスカード11の素材を決める(S3)。
ここで、口座の開設方法であるが、例えば、次のような方法が想定される。すなわち、ウェブ広告やパンフレット上の2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))やバーコード等を携帯端末10(のカメラ103)で読み取って旅行口座アプリをダウンロードしたり、あるいは、携帯端末10(の通信部105)でコンテンツ配信サービスのサイトにアクセスして旅行口座アプリをダウンロードしたりすることができる。
携帯端末10では、ダウンロード済みの旅行口座アプリを起動して口座開設に必要な事項を入力し、例えば運転免許証や学生証等の身分証明書を読み込み、それらのデータをサーバに送信することで、口座を開設することができる。
また、ここでは、携帯端末10にて起動中の旅行口座アプリを操作して、旅行口座サービスの加入者に提供される旅行口座サービスカード11のデザインを選択できるようにする。これにより、旅行口座サービスに加入したユーザごとに、口座が開設されるとともに、旅行口座サービスカード11が発行され、後日、ユーザに届けられる(S3)。この旅行口座サービスカード11は、例えば、デビットカード、キャッシュカード等の決済機能を有するカードとされる。
口座開設後、ユーザは、旅費を口座に入金して貯蓄を行う(S4)。ここでは、旅行に行くための資金を用意することになるが、資金の用意の仕方には、次のようなパターンが想定される。すなわち、資金が既に用意できている場合には入金とされるが、これから用意する場合には預金や積立とされる。
なお、口座への入金等については、現金自動預け払い機(ATM)を利用する方法ほか、携帯端末10において、ブラウザやアプリケーションを起動してモバイルバンキングの機能を利用するか、あるいは旅行口座アプリの機能を利用する方法などが想定される。また、ここでは、旅行口座アプリを利用することで、口座の情報を管理することもできる。
また、ユーザは、携帯端末10にて起動中の旅行口座アプリを操作して、旅行の行き先や日程を最終的に決定する(S5)。なお、このとき、旅行口座アプリには、旅先の割引情報や特典などの情報が追加されるようにしてもよい。また、携帯端末10においては、旅先の情報のうち、ユーザが気になる情報をブックマークする機能を設けてもよい。
その後、決定した行き先に応じたステッカが、ユーザに届けられる(S6)。このステッカは、旅先ごとに異なるデザインが施されており、旅行の期間中に有効とされる。また、このステッカには、例えば、旅行の行き先(例えば北海道)や期間(例えば2015年3月3日〜3月4日)などの情報が印字される。例えば、ユーザは、届いたステッカを自身の旅行口座サービスカード11に貼ることで、自身で貯めたお金を旅先で使うという気持ちに切り替え、旅行前の気分を盛り上げることができる。
そして、旅行の当日(例えば2015年3月3日)になって、ユーザが行き先(例えば北海道)に到着すると、旅行口座サービスカード11の決済機能が有効になる。これにより、ユーザは、旅行口座サービスカード11(の決済機能)を利用して、旅先での決済を行う(S7)ことができるが、例えば、次のような場面が想定される。
すなわち、ユーザは、旅行口座サービスカード11の決済機能を利用して、商品代や食事代などの料金を支払うだけでなく、例えば、行楽地特別割引として動物園や遊園地等の行楽地の入場料が割引になったり、友人との旅行である場合にはグループ会計する際に、全員の旅行口座サービスカード11を店員に渡すことにより自動で割り勘が行われたり、店舗内で旅行口座サービスカード11を持っていると店員が旅行者であると判断して声をかけてくれたりするなどの場面が想定される。
なお、旅行中の口座の残高は、携帯端末10にて起動中の旅行口座アプリ(例えば、トップ画面に残高を表示)により確認することができるため、ユーザは、現時点での支出と残高が気になったときに、直ちに確認することができる。また、例えば、旅行中の航空券やホテル等は事前に予約する場合が多いが、航空券やホテルの申し込み時に、航空券代やホテル代として、旅行口座サービスの当日決済を選択することで、航空機やホテルの利用時に決済が行われる。なお、旅行口座サービスの当日決済が選択された場合には、航空券代やホテル代等の料金に対して所定の割引率の割引がなされるようにしてもよい。
旅行の期間(例えば2015年3月3日〜3月4日)においては、旅行口座サービスカード11を利用した商品代や食事代などの料金の支払いが記録され、旅行の期間が終了すると、料金の支払いの記録は終了される。ユーザは、旅行から帰ってきた後に、携帯端末10にて起動中の旅行口座アプリによって、自身の旅行の情報(例えば、後述する自分旅詳細画面351(図11、図12)に表示される入出金情報と関連情報)を閲覧して、どこで何にお金を使ったかなど、旅行の行程を振り返ることができる(S8)。
なお、自身の旅行の情報は、他のユーザと共有することができる。また、共有した情報は、所定の画面から閲覧することができ、またハッシュタグを付加することで詳細な検索も可能となる。さらに、ここでは、共有可能な情報は、公開するかどうかを選択することができる。また、ユーザは、他のユーザの旅行の情報を閲覧することができる。
このように、ユーザは、携帯端末10にて起動中の旅行口座アプリを利用することで、自身の旅行の情報だけでなく、他のユーザの旅行の情報を閲覧することができるため、それらの情報によって、次の旅行につなげることができる(S9)。また、ここでは、旅先ごと(例えば県単位等)にデザインが変わるステッカを収集したい、あるいは、旅行に行った場合等に旅行口座サービスから付与されるポイント(サービスポイント)を増やしたいなどのユーザの心理が、次の旅行へ行くきっかけになり得る。
(旅行口座アプリの詳細な動作)
次に、図5乃至図26を参照しながら、携帯端末10で実行される旅行口座アプリの詳細な動作を説明する。この旅行口座アプリの主な機能としては、口座管理機能、自分の旅リスト機能、及び他人の旅リスト機能がある。
(A)口座管理機能
まず、図5及び図6を参照して、旅行口座アプリの口座管理機能について説明する。なお、ここでは、旅行口座アプリの口座管理機能を利用するに先立って、旅行口座サービスに加入したユーザによって口座が開設済みであり、さらにその口座には旅費が入金済みである場合を例示する。
図5は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される口座管理画面301の例を示している。
口座管理画面301において、貯蓄履歴表示領域302に表示された棒グラフは、所定の日付ごとの貯蓄額(単位:円)を表しており、旅行資金の目標金額を45,000円に設定して、2015年1月1日から旅行資金の貯蓄を開始した場合に、その後に徐々に資金が貯まっていき、2018年3月9日の時点で目標金額を達成していることを示している。
貯蓄額表示領域303には、現時点での貯蓄額として、45,387円が貯蓄されていることを示している。ここでは、貯蓄額とともに、旅行口座サービスを利用して獲得したポイントが、132ポイントであることを示している。
また、口座管理画面301において、申し込みボタン304は、貯蓄額に応じた旅先を申し込むためのボタンである。申し込みボタン304がタップ操作された場合、図6に示した申し込み画面311が口座管理画面301上に重畳表示される。
図6において、申し込み画面311には、予算や日程、行き先である項目ほか、一緒に旅行に行く友人に関する項目が設けられ、それらの申し込みに関する情報がユーザにより入力される。例えば、図6においては、45,000円である予算に対し、2018年11月2日から2018年11月4日までの期間である日程と、京都である行き先と、"abc123"である友人が入力されている。
なお、"abc123"は、システム上に登録された友人のニックネームなどを表している。また、ここでは、友人設定の入力欄に設けられたボタンを操作することで、2人以上の友人を登録することができる。また1人での旅行の場合には、友人を登録する必要はない。
そして、申し込み画面311においては、ユーザにより予定や日程、行き先、友人などの情報が入力された後に、登録ボタン312がタップ操作された場合、その申し込み情報が、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20に送信されて登録される。
このように、旅行口座アプリでは、口座管理機能を利用することで、ユーザの口座を管理して、例えば、目標金額に向けて貯蓄を行ったり、目標金額を達成した場合には貯蓄した金額を旅行資金として旅行を申し込んだりすることができる。
(B)自分の旅リスト機能
次に、図7乃至図16を参照して、旅行口座アプリの自分の旅リスト機能について説明する。
図7は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される旅リスト画面321の例を示している。
この旅リスト画面321は、例えば、図6の申し込み画面311にて申し込み情報が入力された後に登録ボタン312がタップ操作された場合に表示される。図7において、旅リスト画面321は、現在・未来旅表示領域322と過去旅表示領域323の2つの領域から構成される。
現在・未来旅表示領域322には、これから行く予定の旅や、現時点で旅をしている途中の旅に関する情報が提示される。例えば、図7においては、図6の申し込み画面311にて登録された京都への旅行(日程:2018/11/2〜2018/11/4、友人:abc123/ayk303)に関する情報が、旅行カバンのアイコン上に表示されている。なお、この京都旅行は、これから行く予定の旅であるため、現時点では旅行の費用は未確定とされ、いわば旅行カバンは未完成であると言える。
また、過去旅表示領域323には、これまでに行った旅に関する情報が提示される。例えば、図7においては、過去の北海道と群馬への旅行に関する情報が、旅行カバンのアイコン上にそれぞれ表示されている。
例えば、北海道への旅行は、2015/3/3〜2015/3/4である日程で、ユーザ自身は43,832円である費用がかかっており、abc123/an0sn0/xyz000xyzである3人の友人と一緒に旅している。また、ここでは、これらの3人の友人に対応した旅行カバンのアイコンが表示され、例えば当該アイコンをタップ操作することで、対象の友人の旅に関する詳細な情報が提示される。
その後、実際に、予定の日程(2018/11/2〜2018/11/4)で、ユーザが2人の友人(abc123/ayk303)と一緒に京都へ旅行して、その旅行での費用(入出金に関する情報)が確定した場合、旅リスト画面321における現在・未来旅表示領域322に表示されている旅行カバンが完成し、図8に示した旅リスト画面321が表示される。
すなわち、このとき、京都への旅行にかかった自身の費用として37,504円が確定しているため、図8の旅リスト画面321においては、現在・未来旅表示領域322の旅行カバンのアイコン上に、37,504円である金額が表示されている。
なお、詳細は後述するが、この京都旅行の際には、ユーザや友人の行動に応じて、行動履歴情報が携帯端末10(のメモリ101)又は行動履歴サーバ20に保持され、貯蓄決済情報が貯蓄決済サーバ30に保持される。
ここで、現在・未来旅表示領域322に表示された自身の旅行カバンがタップ操作された場合、図9に示した自分旅詳細画面331が表示され、自身の旅行に関する詳細な情報を参照することができる。より具体的には、自分旅詳細画面331には、京都旅行での自身の入出金に関する入出金情報(例えば決済の情報等)と、それに関連する関連情報(例えばテキストや画像等)が表示される。
例えば、自分旅詳細画面331において、旅情報表示領域332には、旅行の1日目に使った金銭の総額(21,860円)とその内訳として、例えば、行きの高速バス代(5,300円)の入出金情報とともに、その決算時刻、発着時刻や発着場所、搭乗便や座席番号などの関連情報が表示される。
また、図示はしていないが、上下方向のフリック操作に応じて画面全体が上下方向にスクロールすることで、旅情報表示領域332には、旅行の1日目に使った金銭の内訳として、行きの高速バスの料金以外の入出金情報(例えば、拝観料や食事代等)とその関連情報(例えば寺院や昼食の画像等)が帯状に表示される。このようなレシート状表示によって、いわば、旅行の1日目に自身が支払った金額に関する詳細なレシートを提示していると言える。
なお、日程タブ333をタップ操作することで、1日目の情報と2日目の情報とを切り替えることができる。また、自分旅詳細画面331には、友人等の他のユーザと情報を共有するためのシェアボタン334と、情報を編集するための編集ボタン335が表示される。
図8の説明に戻り、旅リスト画面321においては、一緒に旅した友人(abc123/ayk303)の旅行カバンが完成した場合には、現在・未来旅表示領域322に表示された自身の旅行カバンとともに、友人の旅行カバンが表示される。そして、例えば、abc123である友人の旅行カバンがタップ操作された場合、図10に示した友人旅詳細画面341が表示され、選択した友人(abc123)の旅に関する詳細な情報を参照することができる。
例えば、図10の友人旅詳細画面341は、図9の自分旅詳細画面331と同様の画面構成となっているが、自身と友人(abc123)とでは、一緒に行動はしているものの、各場所で使用している金銭の額が異なっているため、旅行の費用の総額(39,275円)は勿論、1日目に使った金銭の総額(19,325円等)やその内訳なども異なっている。
すなわち、友人旅詳細画面341(図10)において、旅情報表示領域342に表示される情報を、自分旅詳細画面331(図9)の旅情報表示領域332に表示される情報と比べれば、例えば高速バス等の交通費やホテル代、拝観料等の入場料などの支払いは各ユーザで共通の出費となるが、例えば食事代やお土産代などの支払いはユーザごとに固有の出費となる。
このように、京都旅行等の旅行(イベント)は、同一のグループ(友達グループ)に属する複数のユーザ(自分と友人)が参加可能であり、当該複数のユーザ(自分と友人)ごとに、入出金情報とその関連情報が時系列に表示されることになる。また、入出金情報には、複数のユーザ(自分と友人)で共通な共通出金情報と、複数のユーザごとに固有な固有出金情報を含む。なお、共通出金情報には、合計額を人数で割り勘した金額に関する割り勘情報を含む。
なお、友人旅詳細画面341(図10)においては、自分旅詳細画面331(図9)と同様に、日程タブ343、シェアボタン344、及び編集ボタン345が表示される。
図8の説明に戻り、旅リスト画面321において、過去旅表示領域323に表示された自身の旅行カバンがタップ操作された場合、図11及び図12に示した自分旅詳細画面351が表示され、自身の過去の旅に関する詳細な情報を参照することができる。
より具体的には、図11及び図12の自分旅詳細画面351には、2015年3月3日から2015年3月4日の間に、北海道に友人3人(abc123/an0sn0/xyz000xyz)と旅行している場合に、北海道旅行での自身の入出金情報と関連情報が、日付ごとにレシート状(帯状)に表示される。なお、図11と図12において、旅情報表示領域352は、あたかも長いレシートのようにつながっており、上下方向のフリック操作に応じて画面全体がスクロールすることで、すべての情報を表示させることができる。
例えば、旅情報表示領域352においては、旅行の1日目に使った金銭の総額(26,860円)とその内訳として、行きの航空券代(9,800円)、レンタカー代(3,000円)、飲み物代(140円)、動物園の入園料(540円)、昼食代(800円)、お土産代(2100円)、ホテル代(8,000円)、夕食代(2,596円)、及び飲み物代(120円)である入出金情報が、関連情報とともに時系列に表示される。
具体的には、レシート状(帯状)の旅情報表示領域352において、例えば空港にて飛行機への搭乗時(6:23)に対応した領域に、行きの航空券代(9,800円)である入出金情報とともに、航空会社(AIR-HOKKAIDO)、発着時刻(6:30成田発、9:25札幌着)や搭乗便(MX227)、座席番号(41F)、及びスタンプなどの関連情報が表示される。
なお、スタンプは、旅行口座サービスと航空会社とが提携している場合に、その航空会社の飛行機を利用したときに表示されるものであって、例えば、その航空会社のロゴや、旅行口座サービス限定のデザインなどを採用することができる。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、例えば目的地に到着後のレンタカーの貸出時(10:08)に対応した領域に、レンタカー代(3,000円)である入出金情報とともに、レンタカー会社の名称やレンタカーの画像、割り勘や割引サービスに関する情報、及びスタンプなどの関連情報が表示される。
ここで、割り勘に関する情報としては、例えば、実際にはレンタカー代は12,000円であったが、一緒に旅行している4人で割り勘したために1人あたり3,000円となっている旨の情報とされる。また、割引サービスに関する情報としては、例えば、4人でレンタカーを利用しているため、グループ割として、8%の割引率が適用された旨の情報とされる。
なお、レンタカーの画像は、ユーザや友人が携帯端末10により撮影した撮影画像は勿論、インターネット上のサイトに公開されている公開画像などであってもよい。さらに、画像の代わりに又は画像とともに、動画が表示されるようにしてもよい。この動画としては、例えば、ユーザ等が撮影した撮影動画や公開済みの公開動画などを含めることができる。また、スタンプは、提携しているレンタカー会社のレンタカーを使用したときに表示されるものであって、例えばそのレンタカー会社のロゴとされる。
また、レシート状の旅情報表示領域352において、例えばレンタカーの乗車前に自販機での飲み物の購入時(10:23)に対応した領域に、飲み物代(140円)である入出金情報とともに、購入した飲み物の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、例えばレンタカーで移動して動物園に到着時(11:21)に対応した領域に、動物園の入園料(540円)である入出金情報とともに、動物園の名称(北海動物園)、動物の画像、割引サービスに関する情報、及びスタンプなどの関連情報が表示される。
ここで、動物の画像は、例えば撮影画像や公開画像、あるいは動画(撮影動画や公開動画)などとすることができる。また、割引サービスに関する情報としては、例えば、4人で動物園に入園しているため、グループ割として、10%の割引率が適用された旨の情報とされる。さらに、スタンプは、提携している動物園を利用したときに表示されるものであって、例えばその動物園のロゴとされる。
また、レシート状の旅情報表示領域352において、動物園内の食堂での昼食時(12:10)に対応した領域に、昼食代(800円)である入出金情報とともに、注文した料理の名称(鍋定食)、及び注文した料理の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
さらに、レシート状の旅情報表示領域352において、動物園内のお土産売り場でのお土産の購入時(13:32)に対応した領域に、お土産代(2100円)である入出金情報とともに、購入したお土産の情報(ハンカチ 900円、クッキー 600円、ガラス細工 600円)、及び購入したお土産の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、例えばレンタカーでホテルに移動後のチェックイン時(18:58)に対応した領域に、ホテル代(8,000円)である入出金情報とともに、ホテルの名称(札幌駅前ホテル)、及びホテルの画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、駅前の繁華街での夕食時(21:47)に対応した領域に、夕食代(2,596円)である入出金情報とともに、料理店の名称(さっぽろ海鮮どんや)、料理や店内の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)、割り勘やグループ特典に関する情報、及びスタンプなどの関連情報が表示される。
ここで、割り勘に関する情報としては、例えば、4人での食事の合計金額が10,384円である場合に、4人で割り勘したために1人あたり2,596円となっている旨の情報とされる。また、グループ特典に関する情報としては、例えば、ドリンク一杯のサービスが適用された旨の情報とされる。さらに、スタンプは、提携している飲食店を利用したときに表示されるものであって、例えばその飲食店のロゴとされる。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、ホテルに戻った後に自販機での飲み物の購入時(22:42)に対応した領域に、飲み物代(120円)である入出金情報とともに、購入した飲み物の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
このように、自分旅詳細画面351(図11、図12)においては、旅情報表示領域352に、旅行の1日目に使った金銭の総額とその内訳として、入出金情報とともに関連情報が時系列でレシート状に表示されるため、ユーザは、携帯端末10の画面全体を上下方向にスクロールさせることで、いわば、レシート状にまとめられた自身の支払い履歴によって、自身の1日目の行動を振り返ることができる。
ここで、自分旅詳細画面351(図11)において、日程タブ353(の「DAY2」)がタップ操作され、1日目の情報から2日目の情報に切り替えられた場合、図13に示した自分旅詳細画面351が表示され、旅情報表示領域352には、旅行の2日目に使った金銭の総額(14,376円)とその内訳として、飲み物代(140円)、食品代(536円)、及び帰りの航空券代(13,800円)である入出金情報が、関連情報とともに時系列に表示されている。
具体的には、レシート状の旅情報表示領域352において、例えばホテルをチェックアウトして目的地に向かっているときに自販機での飲み物の購入時(10:23)に対応した領域に、飲み物代(140円)である入出金情報とともに、購入した飲み物の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、目的地であるパン工場への到着時(10:49)に対応した領域に、食品代(536円)である入出金情報とともに、パン工場の名称(さっぽろベーカリー)、購入したパンの情報(牛乳パン 216円、芋パン 320円)、及び購入したパンやパン工場の画像(例えば撮影画像や公開画像、動画等)などの関連情報が表示される。
続いて、レシート状の旅情報表示領域352において、空港に移動した後に飛行機への搭乗時(12:30)に対応した領域に、帰りの航空券代(13,800円)である入出金情報とともに、航空会社(AIR-HOKKAIDO)、発着時刻(12:30札幌発、15:25成田着)や搭乗便(MX225)、座席番号(31D)、及びスタンプ(例えば航空会社のロゴ等)などの関連情報が表示される。
このように、自分旅詳細画面351(図13)において、旅情報表示領域352に、旅行の2日目に使った金銭の総額とその内訳として、入出金情報とともに関連情報が時系列でレシート状に表示されるため、ユーザは、レシート状にまとめられた自身の支払い履歴によって、自身の2日目の行動を振り返ることができる。
以上のように、旅行口座サービスに加入したユーザは、旅行中に、旅行口座サービスカード11を利用して決済を行い、旅行後に、携帯端末10にて旅行口座アプリを起動して自分旅詳細画面351を表示することで、レシート状にまとめられた自身の入金情報とその関連情報を通じて、1日目、2日目の旅行を振り返ることができる。
また、自分旅詳細画面351(図11、図13)には、友人等の他のユーザと情報を共有するためのシェアボタン354と、情報を編集するための編集ボタン355が表示される。
ここで、自分旅詳細画面351(図13等)において、シェアボタン354がタップ操作された場合、自身の北海道旅行の情報(入出金情報や関連情報)が他のユーザにより共有可能とされる(他のユーザに対して公開される)。
例えば、図14に示した自分旅詳細画面351は、シェアボタン354がタップ操作され、他のユーザとの情報を共有(公開)した後の画面を表しており、シェアボタン354(図13等)の代わりに、お気に入りマーク356が表示されている。お気に入りマーク356は、何人の他のユーザからお気に入りの登録がされているかを示し、この例では、32人の他のユーザが、自身の北海道旅行の旅行カバンを登録済みである。
また、自分旅詳細画面351(図11、図13、図14)において、編集ボタン355がタップ操作された場合、図15に示した自分旅編集画面361が表示され、自身の北海道旅行の情報(入出金情報や関連情報)を編集可能とされる。
例えば、自分旅編集画面361においては、旅情報表示領域362にて登録済みの情報が表示された領域の間に、入出金情報や関連情報を追加するための追加ボタン363−1と追加ボタン363−2が表示されている。
ここで、例えば、ユーザによって、情報を追加すべき時刻に対応した領域に表示された追加ボタン363−1がタップ操作された場合、図16に示した自分旅編集画面361が表示され、旅情報表示領域362には、追加ボタン363−1に対応した領域に、情報追加領域364が表示される。この情報追加領域364では、例えば、時刻や商品名、金額、画像などの情報がユーザにより入力又は選択され、自身の北海道旅行の情報(入出金情報や関連情報)として登録される。
なお、商品購入時のレシートが残っている場合には、読み込みボタン365をタップ操作することで、携帯端末10のカメラ機能を利用して、当該レシートを撮影してそこに記載された情報を認識することで、その認識結果に応じた情報を、自身の北海道旅行の情報(入出金情報や関連情報)として登録することができる。また、例えば、旅行口座サービスでは、地方の小売店と連携することで、自身の旅リストに、地方で販売している商品(例えばご当地グッズ)を載せると、そのユーザに対してより多くのサービスポイントが付与されるなどの仕組みを設けるようにしてもよい。一方で、地方の小売店からすれば、広告になるというメリットがある。
このように、旅行口座アプリでは、自身の旅リスト機能を利用することで、例えば、自身や一緒に行った友人の旅を振り返ったり、その旅の情報を他のユーザと共有したりすることができる。また、旅行口座アプリでは、編集機能を利用することで、自身の旅の情報を編集することができる。
なお、図8において、完成直後の旅行カバンは、現在・未来旅表示領域322に表示されているが、所定の操作が行われるか、あるいは所定の時間が経過した後に、過去旅表示領域323に移動される。
(C)他人の旅リスト機能
次に、図17及び図18を参照して、旅行口座アプリの他人の旅リスト機能について説明する。
図17は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される旅リスト検索画面371の例を示している。
この旅リスト検索画面371は、例えば、図5の口座管理画面301において、旅探索ボタン305がタップ操作された場合に表示される。図17において、旅リスト検索画面371は、検索条件入力領域372と検索結果表示領域373の2つの領域から構成される。
検索条件入力領域372は、他人の旅リストを検索するための検索条件を入力するための領域であって、例えば、自身の旅行資金の目標金額である45,000円以下等の金額を検索条件が入力又は選択され、検索ボタンがタップ操作されると、その検索条件に応じた検索結果が、検索結果表示領域373に表示される。
図17において、検索結果表示領域373には、45,000円以下の検索条件に応じた検索結果として、他人の旅リストに対応した複数の旅行カバンのアイコンが表示されている。この他人の旅行カバン上には、旅行の費用や日程、行き先のほか、旅の情報を収集する際に利用されるハッシュダグなどの情報が表示される。また、旅行カバン上には、お気に入りマークが重畳されており、その星型のマーク上の数字が多いほど、人気があることを意味している。
例えば、検索結果表示領域373において、右上の旅行カバンは、44,410円の費用がかかった沖縄の旅行であって、その日程が2015年3月2日から2015年3月3日で、ハッシュタグとして、"卒業旅行"と"女子旅"が付加されている。また、この旅行カバンは、142人のユーザからお気に入りの登録がなされている。
このとき、検索結果表示領域373に表示された複数の旅行カバンの中から、1つの旅行カバン(例えば右上の旅行カバン)が選択されてタップ操作された場合、図18に示した他人旅詳細画面381が表示され、他人の旅に関する詳細な情報を参照することができる。より具体的には、他人旅詳細画面381には、沖縄旅行での他人の入出金に関する入出金情報(例えば決済の情報等)と、それに関連する関連情報(例えばテキストや画像、動画等)が、レシート状に表示される。
例えば、他人旅詳細画面381において、旅情報表示領域382には、旅行の1日目に使った金銭の総額(21,250円)とその内訳として、例えば、飲食代(536円)の入出金情報とともに、店舗の名称(おきなわカフェ)、場所(沖縄県中頭郡読谷村宇座)、注文品(パンケーキセット)、店舗の画像(例えば撮影画像や公開画像)などの関連情報が表示される。
また、図示はしていないが、上述した場合と同様に、上下方向のフリック操作に応じて画面全体が上下方向にスクロールすることで、旅情報表示領域382には、旅行の1日目に使った金銭の内訳として、入出金情報とその関連情報がレシート状に表示される。また、タブによって1日目の情報と2日目の情報とを切り替えることができる。このようなレシート状表示によって、いわば、他人の沖縄旅行で、当該他人が支払った金額に関する詳細なレシートを提示していると言える。
なお、他人の旅行の内容を確認したが自身が思っていたような旅行ではない場合には、検索条件入力領域383に、所望の検索条件を入力し直して検索ボタンをタップ操作することで、所望の他人の旅リストを再検索することができる。
このように、旅行口座アプリでは、他人の旅リスト機能を利用することで、例えば、他人の旅を振り返って、自身の旅行の参考にすることができる。
ここで、上述した自分の旅リスト機能と他人の旅リスト機能で、入出金情報とともに表示される関連情報についてまとめると、次のようになる。すなわち、関連情報は、決済に関連した決済関連情報、イベントに関連したイベント関連情報、日時に関連する日時関連情報、場所に関連する場所関連情報、及び乗り物に関連する乗り物関連情報のうち少なくとも1つの情報を含み、テキスト、画像、若しくは動画、又はそれらの組み合わせにより表示されることになる。
より具体的には、決済関連情報としては、購入した商品名(例えばガラス細工、マグカップ、アロハシャツ等)、飲食した内容(例えば、だし巻き卵、ほっけの塩焼き、カレーランチセット等)、サービス名やコース名(例えば、ダイビング半日コースや電動ろくろコース等)などの情報が含まれる。また、イベント関連情報には、例えば、北海道旅行(1日目、2日目)などの情報が含まれる。
また、日時関連情報には、決済の時刻(例えば、6:23や10:08等)などの情報が含まれる。場所関連情報には、施設や店舗の名称(例えば、北海動物園や札幌駅前ホテル、さっぽろ海鮮どんや等)などの情報が含まれる。さらに、乗り物関連情報としては、例えば、列車名(例えば、XYZ10号等)や便名(例えば、MX225等)、席番号(例えば、31D,5号車11A等)などの情報が含まれる。
(旅行口座アプリの画面遷移)
以上、図5乃至図18を参照して、旅行口座アプリを実行する携帯端末10においてタッチパネル102(の表示部112)に表示される画面の例を説明したが、それらの画面の遷移をまとめれば、例えば、図19のように表すことができる。
すなわち、口座管理画面301(図5)において、申し込みボタン304がタップ操作された場合、申し込み画面311(図6)が表示される。この申し込み画面311(図6)において、登録ボタン312がタップ操作された場合、旅リスト画面321(図7)が表示される。
旅リスト画面321(図7)において、現在・未来旅表示領域322に表示された自身の旅行カバンは未完成状態となるが、旅行の記録が終了して自身の旅行カバンが完成した場合、旅リスト画面321に表示された自身の旅行カバンが、図7に示した未完成状態から、図8に示した完成状態に更新される。
旅リスト画面321(図8)において、現在・未来旅表示領域322に表示された自身の旅行カバンがタップ操作された場合、自分旅詳細画面331(図9)が表示される。一方で、旅リスト画面321(図8)において、現在・未来旅表示領域322に表示された友人の旅行カバンがタップ操作された場合、友人旅詳細画面341(図10)が表示される。
また、旅リスト画面321(図7)において、過去旅表示領域323に表示された自身の旅行カバンのアイコンがタップ操作された場合、1日目の自分旅詳細画面351(図11、図12)が表示される。この1日目の自分旅詳細画面351(図11)において、日程タブ353(の「DAY2」)がタップ操作され、1日目の情報から2日目の情報に切り替えられた場合、2日目の自分旅詳細画面351(図13)が表示される。
ここで、自分旅詳細画面351(図11、図13)において、シェアボタン354がタップ操作された場合、自分旅詳細画面351が、図11、図13に示したシェア前の状態から、図14に示したシェア後の状態に更新される。
また、自分旅詳細画面351(図11、図13、図14)において、編集ボタン355がタップ操作された場合、自分旅編集画面361(図15)が表示される。この自分旅編集画面361(図15)において、追加ボタン363がタップ操作された場合、自分旅編集画面361が、図15に示した情報追加領域364の追加前の状態から、図16に示した追加後の状態に更新される。
なお、口座管理画面301(図5)において、旅探索ボタン305がタップ操作された場合、旅リスト検索画面371(図17)が表示される。この旅リスト検索画面371(図17)において、検索結果表示領域373に表示された他人の旅行カバンがタップ操作された場合、他人旅詳細画面381(図18)が表示される。
(旅行口座アプリの動作)
ここで、図20のフローチャートを参照して、旅行口座アプリの動作として、未完成の旅行カバンが生成された後に完成するまでの流れを説明する。
旅行口座アプリは、口座管理画面301(図5)を表示する場合、貯蓄決済サーバ30から貯蓄情報を取得することで、預金残高を確認してその情報を表示する(S11)。また、旅行口座アプリは、申し込み画面311(図6)を表示したとき、予算、日程、行き先、友人等の申し込み情報のユーザ入力を受け付け(S12)、未完成の旅行カバンを生成する(S13)。
そして、旅行口座アプリでは、未完成の旅行カバンに対し、各種の処理(S14乃至S19)が実行され、旅の記録を終了したタイミングで完了(S20)となって、旅行カバンが完成する(S21)。
すなわち、旅行口座アプリは、貯蓄決済サーバ30から、ユーザ個人での旅行口座サービスカード11の決済情報を取得する(S14)。また、旅行口座アプリは、一緒に旅行した友人がいる場合(S15の「YES」)、旅行口座サービスカード11の決済情報として、割り勘した決済情報をも取得する(S16)。これにより、未完成の旅行カバンに対し、決済情報が含められる。
また、旅行口座アプリは、取得した決済情報(の時刻情報)に基づき、メモリ101(又は行動履歴サーバ20)に記録された撮影画像の中に、決済時と略同一の日時(又は決済時の時刻を含むある程度の幅を持った時間内)に撮影された撮影画像がある場合(S17の「YES」)、その撮影画像を取得する(S18)。これにより、未完成の旅行カバンに対し、決済情報に関連付けられた撮影画像が含められる。
さらに、旅行口座アプリは、自分旅編集画面361(図15、図16)を表示したとき、ユーザによる追加情報の手動入力を受け付ける(S19)。これにより、未完成の旅行カバンに対し、追加情報が含められる。
このようにして、未完成の旅行カバンに対し、様々な情報(入出金情報とその関連情報)が含められ、旅行カバンが完成する。ここで、完了(S20)のタイミングであるが、例えば、旅行口座アプリは、所定の画面における所定の位置に完了ボタンを設けておき、ユーザは後編集(S19)を含めて自身が旅の記録が終わったと思えるタイミングで完了ボタンを操作する。この操作をトリガとして旅行カバンが完成することになる。そして、完成した旅行カバンは、旅リスト画面321(図7)にて過去旅表示領域323に表示される。
換言すれば、例えば、旅行口座サービスカード11の決済情報を受信可能な期間や、自身で旅の情報を編集可能な期間などは、旅行カバンが未完成の状態であって、それらの期間が終わって完了ボタンが操作されることで、完成の状態に遷移することになる。なお、完了のタイミングとしては、完了ボタンを操作したときに限らず、例えば、あらかじめ設定された日時が経過したときに完了とするなど、任意のタイミングを設定することができる。
なお、ここでは、未完成の旅行カバンに対し、各種の処理(S14乃至S19)が実行されることで、決済情報や撮影画像、追加情報が含められる場合を一例に説明したが、決済情報(入出金情報)に関連する他の関連情報を含めるようにしてもよい。
その後、完成した旅行カバンの内容は、自分旅詳細画面351(図11、図13)により確認することができるが、シェアボタン354が操作された場合(S22の「YES」)、自身の旅行カバンが、旅リスト検索画面371(図17)により検索される旅リストに含められ、他のユーザに共有(公開)される(S23)。一方で、ユーザは、旅リスト検索画面371(図17)により検索される公開された旅リストから、他人旅詳細画面381(図18)を表示して、他人の旅行カバンの内容を確認することができる(S24)。
(画面の他の例)
上述した旅行口座アプリの画面の表示形態は一例であって、携帯端末10においては、旅行口座アプリの画面として、他の表示形態を採用して様々な機能を提供することができる。
図21は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される旅リスト検索画面401の例を示している。
この旅リスト検索画面401は、例えば、図5の口座管理画面301において、旅探索ボタン305がタップ操作された場合に表示される。図21において、旅リスト検索画面401は、上述した旅リスト検索画面371(図17)と同様に、検索条件入力領域402と検索結果表示領域403の2つの領域から構成される。
図21においては、検索条件入力領域402に、45,000円以下である金額が検索条件として入力されているため、検索結果表示領域403には、45,000円以下である検索条件を満たした他人の旅リストに対応した旅行カバンのアイコンが表示される。この他人の旅行カバン上には、旅行の費用や行き先、泊数のほか、グレード情報が表示される。
このグレード情報は、例えば、使用したお店や、購入した商品のグレードの統計値(例えば平均値や中央値等)に応じた情報であって、この統計値に応じたマーク(例えば星マーク等)が旅行カバンのアイコン上に表示される。例えば、5段階の星マークによって、星マークの数が多いほどグレードが高いことを表すようにすることで、5つ星ホテルであるのかユースホステルであるのか、あるいは高級レストランであるのか地元のレストランであるのかなどを示すことができる。
例えば、検索結果表示領域403において、左上の旅行カバンと右上の旅行カバンは、共に44,520円の旅費がかかった京都・大阪旅行であるが、左上の旅行カバンは1泊の旅行である一方で、右上の旅行カバンは8泊の旅行である。すなわち、左上の旅行カバンは、5つの星マークが表示された贅沢(Luxury)なグレードが高い旅行となる一方で、右上の旅行カバンは、1つの星マークが表示された低コスト(Economy)なグレードが低い旅行となる。
また、図21においては、旅行カバンのアイコン上に、旅行の費用や行き先、泊数、グレード情報が表示される場合を例示したが、例えば、画像などの他の情報が表示されるようにしてもよい。例えば、図22の旅リスト検索画面401において、検索結果表示領域403には、旅行に関する画像として、最も金銭を使用した場面の画像(例えば撮影画像や公開画像等)が表示されている。なお、ここで表示される画像としては、例えば、グレートが低い旅行の場合にはより金銭を使用していない場面の画像を表示するなど、様々な場面の画像を表示することができる。
また、ここでは、所定の計算式により豪華係数などの係数を算出して、旅行カバンのアイコン上に表示してもよい。例えば、旅行にかかった費用の総額のうち、交通費を除いた費用の割合を豪華係数と定義して、その係数の値が高いほど、旅行の水準が高いと判断することができる。
このように、所望の検索条件に対する検索結果として、旅のグレードを含めることで、ユーザが、他のユーザの旅行を参考にする際の判断材料を増やして、より適切な旅行の提案を行うことができる。
図23は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される旅地域検索画面411の例を示している。
この旅地域検索画面411は、例えば、図5の口座管理画面301において、旅探索ボタン305がタップ操作された場合に表示される。図23において、旅地域検索画面411は、検索条件入力領域412と検索結果表示領域413の2つの領域から構成される。
検索条件入力領域412は、予算内の旅の目的地を検索するための検索条件を入力するための領域であって、例えば、出発地が東京都で、20,000円以下等の金額を検索条件が入力又は選択され、検索ボタンがタップ操作されると、検索結果表示領域413には、その検索条件に応じた検索結果が地図上に表示される。ここでは、例えば、日本地図を所定の領域ごとに分割することで、その分割領域ごとにグレード(例えば贅沢旅や普通旅、貧乏旅等)を区別して表示する。
例えば、検索結果に応じて日本地図を表示する場合に、4つ以上の星マークの地域は、そのグレードが贅沢旅であって赤色等の第1の色で塗りつぶされ、3以下の星マークの地域は、そのグレードが普通旅や貧乏旅であって青色等の第2の色で塗りつぶされる。より具体的には、出発地が東京であれば、東京の周辺は赤色の領域が多くなり、その外側に広がるにつれて青色の領域が増えることが予測される。
また、図23においては、日本地図の分割領域ごとに、グレードを区別して表示する場合を例示したが、例えば、特定の分割地域に関する詳細情報などの他の情報が表示されるようにしてもよい。例えば、図24の旅地域検索画面411において、検索条件入力領域412にて、出発地を東京都として予算を40,000円以下とした検索条件で検索したとき、検索結果表示領域413には、その検索条件に応じた検索結果が地図上に表示されるが、石川県に対応した分割領域に、石川旅行の概要情報を表示することができる。
ここで、旅行の概要情報は、他人の旅行カバンに対応した情報であって、例えば、旅費や行き先、泊数、グレード情報、画像などの情報が表示される。なお、この概要情報を表示するタイミングであるが、例えば、ユーザにより所望の分割地域が選択された場合にその分割地域の概要情報を表示したり、あるいは、システム側でお勧めの分割地域をピックアップしてその概要情報を表示したりすることができる。なお、旅の概要情報に対してタップ操作が行われた場合には、その詳細情報を表示するようにしてもよい。
このように、例えば、行き先はどこでもいいが、40,000円以内で旅行に行きたい場合などに、それらの検索条件に対する検索結果として、日本地図の分割地域ごとに旅のグレードや概要情報などを含めることで、ユーザが、他のユーザの旅行を参考にする際の判断材料を増やして、より直感的で、かつ、より適切な旅行の提案を行うことができる。
なお、上述した説明では、旅地域検索画面411を単独で表示する場合を説明したが、タブ表示によって、地図表示とリスト表示とが切り替えられるようにしてもよい。図25及び図26は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される旅検索画面421の例を示している。図25において、旅検索画面421は、検索条件入力領域422と検索結果表示領域423の2つの領域から構成される。
検索条件入力領域422は、予算内の旅の目的地を検索するための検索条件を入力するための領域であって、例えば、45,000円以下等の金額が検索条件として入力され、検索ボタンがタップ操作されると、検索結果表示領域423には、その検索条件に応じた検索結果が表示される。このとき、表示タブ424として、地図表示を選択した場合には、検索条件に応じた検索結果が検索結果表示領域423(図25)の日本地図上に表示される一方で、リスト表示を選択した場合には、検索条件に応じた検索結果が検索結果表示領域425(図26)の他人の旅行カバン上に表示される。
このように、旅地域検索画面411においては、表示タブ424によって、地図表示とリスト表示を切り替えることができるため、ユーザは、地図表示とリスト表示とを切り替えながら、自身にとって最適な旅行を見つけることができる。
以上、第1の実施の形態について説明した。第1の実施の形態では、旅行口座サービスを利用して、ユーザが、旅行前の準備の段階から、旅行中や旅行後までのお金に関する様々なことを管理することができるようなシステムを提案した。
この旅行口座サービスを利用することで、ユーザは、旅行の醍醐味である非日常の感覚を味わうだけでなく、旅行中や旅行後のお金にまつわる面倒さを解消することができる。その一方で、旅行口座サービスの専用の口座を開設してもらう銀行としても、当該旅行口座サービスを利用した旅行をきっかけに、ユーザによる銀行とのタッチポイントを増やしたり、新規顧客を獲得したり、長期的な顧客を確保したりすることができるなどのメリットがある。
さらに、携帯端末10においては、旅行の手配や商品購入など、銀行の口座の開設以外の目的で、所定のサービスのアプリケーション(例えば旅行口座アプリ)を起動させて、当該アプリケーションの処理を進める過程においてユーザが無意識に銀行の口座を開設することとなるため、新規の口座開設に対する敷居を下げることができる。これに加えて、携帯端末10では、旅行の日程や商品の購入などのユーザの行動履歴情報(ログ情報)を記録して、時系列に展開表示が可能となっているため、一連の行動を一括りにまとめてソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)上で評価ポイントを記録可能にして、一連の行動見本を公開することで、アプリケーション(例えば旅行口座アプリ)の起動回数を増加させることができる。
<2.第2の実施の形態>
ところで、図1のサービス提供システム1により提供可能な他のサービスとして、ライブ口座サービスがある。このライブ口座サービスは、例えばライブ(音楽のライブ)のチケット購入やグッズ購入など、ライブに関する入出金と体験を画像等の情報とともに記録し、後から振り返ることができるサービスである。
そこで、次に、図27乃至図31を参照しながら、携帯端末10で実行されるライブ口座サービスのアプリケーション(以下、ライブ口座アプリという)の詳細な動作を説明する。このライブ口座アプリの主な機能としては、口座管理機能、自分のライブリスト機能、及び他人のライブリスト機能があるが、以下の説明では、自分のライブリスト機能を中心に説明する。
図27は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示されるアーティスト選択画面501の例を示している。
図27において、アーティスト選択画面501は、アーティストリスト領域502を含んでいる。アーティストリスト領域502には、ユーザがチケットを購入してライブに行ったアーティストの一覧が表示され、所望のアーティストを選択してタップ操作することで、図28乃至図30に示した自分ライブ詳細画面511が表示され、自身が過去に行ったライブに関する詳細な情報を参照することができる。
より具体的には、自分ライブ詳細画面511(図28乃至図30)には、過去に行ったバンドAのライブでの自身の入出金情報と関連情報がレシート状に表示される。なお、図28乃至図30において、ライブ情報表示領域512は、あたかも長いレシートのようにつながっており、上下方向のフリック操作に応じて画面全体がスクロールすることで、すべての情報を表示させることができる。
例えば、ライブ情報表示領域512においては、2017年11月30日に、バンドAの全国ツアーファイナルのライブで使った金銭の総額(20,000円)とその内訳として、チケット代(7,200円)、ツアー限定タオルやツアーバック等のグッズ代(2,900円、4,000円)などの入出金情報が、チケットの半券や撮影画像、ライブの画像、セットリストの情報などの関連情報とともに時系列で表示される。
ここで、購入したグッズの入出金情報は、ライブ会場で撮影した撮影画像と紐付けて表示することができる。また、通常、コンビニエンスストア等で発券されるチケットには、対応する画像は存在しないが、このライブ体験アプリでは、オリジナルのチケット半券画像が表示される。さらに、例えば、ライブ終了後に確定するセットリストや、ライブ終了後に公開される画像(例えば公開画像)などの関連情報を表示することができる。
また、例えば、ライブ情報表示領域512においては、2017年8月15日に、バンドAのABCDEライブ大阪ホールでのライブで使った金銭の総額(30,000円)とその内訳として、チケット代(4,000円)、交通費(13,620円)などの入出金情報が、チケットの半券の画像、新幹線の発着時刻(9:30東京発、12:00大阪着)や列車名(XYZ10号)、座席番号(5号車11A)、一緒に行った友人の画像などの関連情報とともに時系列で表示される。
なお、自分ライブ詳細画面511には、友人等の他のユーザと情報を共有するためのシェアボタン513と、情報を編集するための編集ボタン514が表示され、例えばライブ単位で、自身の情報を共有したり、編集したりすることができる。
また、図31に示した他人ライブ共有画面521を表示させることで、他人が共有したライブの資金計画などの情報とそれに関連する画像などの情報を参照することができる。他人ライブ共有画面521において、共有リスト領域522には、バンドAのライブに関する共有情報が3件表示されており、所望の共有情報をタップ操作することで、その詳細情報を表示させることができる。
以上、第2の実施の形態について説明した。第2の実施の形態では、ライブ口座サービスを利用して、ライブのチケット購入やグッズ購入など、ライブに関する入出金と体験を画像とともに記録し、後から振り返ることができるようなシステムを提案した。
なお、上述した説明では、ライブ口座アプリの主な機能のうち、自分のライブリスト機能を中心に説明したが、ライブ口座アプリは、上述の旅行口座サービスと同様に、口座管理機能を有している。そのため、ユーザは、ライブ口座サービスを利用する場合には、専用の口座を開設し、ライブ口座サービスのサービスカード11であるライブ口座サービスカード11の発行を受けることになる。
そして、ユーザは、例えば、ライブの当日までにライブに必要な費用を口座に貯めて、ライブの当日は、ライブ口座サービスカード11を使用して様々な決済を行うことになる。なお、ここでも、ユーザが所持する携帯端末10が、ライブ口座サービスカード11の決済機能を内蔵するようにしてもよい。
<3.第3の実施の形態>
ところで、図1のサービス提供システム1により提供可能なさらに他のサービスとして、レンタカー口座サービスがある。このレンタカー口座サービスは、例えば車のレンタル代やレンタル中の出費など、レンタカーに関する入出金と体験を画像等の情報とともに記録し、後から振り返ることができるサービスである。
そこで、次に、図32乃至図35を参照しながら、携帯端末10で実行されるレンタカー口座サービスのアプリケーション(以下、レンタカー口座アプリという)の詳細な動作を説明する。このレンタカー口座アプリの主な機能としては、口座管理機能、自分のレンタカー使用リスト機能、及び他人のレンタカー使用リスト機能があるが、以下の説明では、自分のレンタカー使用リスト機能を中心に説明する。
図32及び図33は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される自分レンタカー詳細画面601の例を示している。
自分レンタカー詳細画面601(図32、図33)には、過去にレンタカーを使用した際の自身の入出金情報とその関連情報がレシート状に表示される。すなわち、図32及び図33において、レンタカー情報表示領域602は、あたかも長いレシートのようにつながっており、上下方向のフリック操作に応じて画面全体がスクロールすることで、すべての情報を表示させることができる。
例えば、レンタカー情報表示領域602においては、2018年8月7日に、レンタカーを借りた際に使った金銭の総額(85,140円)とその内訳として、レンタカー代(35,000円)、飲み物代(140円)、昼食代(3,000円)、温泉利用代(4,800円)、・・・、お土産代(1,500円)、昼食代(4,200円)、及び入場料(2,000円)などの入出金情報が、レンタカーの情報、食事や温泉の画像(撮影画像や公開画像)などの関連情報とともに時系列で表示される。
ここで、例えば、レンタカー代である入出金情報の関連情報としては、車種名(セダン-XXX)、レンタル期間(2018/8/7〜2018/8/9)、レンタカー会社(ABCリース)、オブション(例えばチャイルドシート等)などの情報を含めることができる。
なお、自分レンタカー詳細画面601には、友人等の他のユーザと情報を共有するためのシェアボタン603と、情報を編集するための編集ボタン604が表示され、例えばレンタルした車両単位で、自身の情報を共有したり、編集したりすることができる。また、レンタカー情報表示領域602には、関連情報として、レンタカーの走行距離や経路などの情報を表示するようにしてもよい。
また、図34に示した他人レンタカー共有画面611を表示させることで、他人が共有したドライブプランから車種を選択して、自身の周辺のレンタカー会社に対してレンタカーの予約を行うことができる。他人レンタカー共有画面611において、共有リスト領域612には、ドライブプランに関する共有情報(例えば車種と料金の情報)が4件表示されている。
他人レンタカー共有画面611において、4件の共有情報の中から1件の共有情報(例えば左上の車)が選択されてタップ操作された場合、図35に示したレンタカー予約画面621が表示される。そして、レンタカー予約画面621において、予約ボタン622がタップ操作された場合、選択したレンタカー(例えば左上の車)が、自身の周辺のレンタカー会社にて予約される。
以上、第3の実施の形態について説明した。第3の実施の形態では、レンタカー口座サービスを利用して、車のレンタル代やレンタル中の出費など、レンタカーに関する入出金と体験を画像等の情報とともに記録し、レンタカーの代金とレンタル中の出費とを紐付けて後から振り返ることができるようなシステムを提案した。
なお、上述した説明では、レンタカー口座アプリの主な機能のうち、自分のレンタカー使用リスト機能を中心に説明したが、レンタカー口座アプリは、上述の旅行口座サービスと同様に、口座管理機能を有している。そのため、ユーザは、レンタカー口座サービスを利用する場合には、専用の口座を開設し、レンタカー口座サービスのサービスカード11であるレンタカー口座サービスカード11の発行を受けることになる。
そして、ユーザは、例えば、レンタカーを利用する日までにレンタカー使用中に必要な費用を口座に貯めて、レンタカーを利用中は、レンタカー口座サービスカード11を使用して様々な決済を行うことになる。なお、ここでも、ユーザが所持する携帯端末10が、レンタカー口座サービスカード11の決済機能を内蔵するようにしてもよい。
なお、第3の実施の形態では、レンタカー口座サービスとして、レンタカーを利用する場合を説明したが、カーシェアリング口座サービスとして、カーシェアリングに適用することも可能である。
<4.第4の実施の形態>
ところで、図1のサービス提供システム1により提供可能なさらに他のサービスとして、結婚式口座サービスがある。この結婚式口座サービスは、結婚式の当日までの準備の様子や、費用とその内訳などを確認することができるサービスである。
そこで、次に、図36乃至図39を参照しながら、携帯端末10で実行される結婚式口座サービスのアプリケーション(以下、結婚式口座アプリという)の詳細な動作を説明する。この結婚式口座アプリの主な機能としては、口座管理機能、自分の結婚式リスト機能、及び他人の結婚式リスト機能がある。
図36及び図37は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される自身結婚式詳細画面701の例を示している。
自身結婚式詳細画面701(図36、図37)は、例えば、口座管理領域702と、明細表示領域703と、Todoリスト表示領域704との3つの領域から構成され、結婚式の入出金情報とその関連情報を含む情報がレシート状に表示される。図36及び図37において、口座管理領域702、明細表示領域703、及びTodoリスト表示領域704は、あたかも長いレシートのようにつながっており、上下方向のフリック操作に応じて画面全体がスクロールすることで、すべての情報を表示させることができる。
例えば、口座管理領域702には、結婚式の費用(250万円)と、それに対する負担金額(ご祝儀:150万円、援助:50万円)が表示され、その差額(約50万円程度)が自己負担額となる。そのため、口座管理領域702では、結婚資金の目標金額を100万円に設定しているが、現時点での貯蓄額は、結婚式まであと58日の段階で、目標金額の半分にも届いていない状態である。
また、明細表示領域703には、結婚式の費用(250万円)の明細(内訳)として、ドレス代(50万円)、お花代(20万円)、食事代(160万円)、メイク代(10万円)、及び小物代(10万円)などの入出金情報が、ドレス等の画像(例えば撮影画像や公開画像等)などの関連情報とともに(時系列で)表示される。さらに、Todoリスト表示領域704には、結婚式でやることのリストとして、席次表、ブーケ、ケーキ、2次会などの情報が、チェックボックスと担当する友人の名前とともに表示される。
このように、自身結婚式詳細画面701では、結婚式の資金計画や画像を項目に対応付けて表示することで、それらの項目に紐付けて、資金計画や画像を確認することができる。
図38は、携帯端末10のタッチパネル102(の表示部112)に表示される結婚式リスト検索画面711の例を示している。
図38において、結婚式リスト検索画面711は、検索条件入力領域712と検索結果表示領域713の2つの領域から構成される。
検索条件入力領域712は、他人の結婚式リストを検索するための検索条件を入力するための領域であって、例えば、400万円以下等の金額が検索条件として入力され、検索ボタンがタップ操作されると、その検索条件に応じた検索結果が、検索結果表示領域713に表示される。
図38において、検索結果表示領域713には、400万円以下の検索条件に応じた検索結果として、他人の結婚式リストに対応した複数の金袋のアイコンが表示されている。この金袋上には、結婚式の費用と場所などの情報が表示される。また、金袋上には、お気に入りのマークが重畳されており、その星型のマーク上の数字が多いほど、人気があることを意味している。
例えば、検索結果表示領域713において、右上の金袋は、200万円の費用がかかった鎌倉での結婚式であって、31人のユーザからお気に入りの登録がなされている。なお、図示はしていないが、金袋上には、結婚式の日程やハッシュタグ等の情報が表示されるようにしてもよい。
このとき、検索結果表示領域713に表示された複数の金袋の中から、1つの金袋(右上の金袋)が選択されてタップ操作された場合、図39に示した他人結婚式詳細画面721が表示され、他人の結婚式に関する詳細な情報を参照することができる。より具体的には、結婚式情報表示領域722には、xxxさんの結婚式の費用(200万円)とその明細(内訳)として、例えば、ドレス代(40万円)、お花代(15万円)、食事代(120万円)などの入出金情報が、ドレス等の画像(例えば撮影画像や公開画像等)などの関連情報とともに(時系列で)表示される。
また、結婚式情報表示領域722には、結婚式場の場所(鎌倉)やその画像(例えば撮影画像や公開画像等)が、関連情報として表示される。
なお、図示はしていないが、上述した場合と同様に、上下方向のフリック操作に応じて画面全体が上下方向にスクロールすることで、結婚式情報表示領域722には、結婚式の費用の明細(内訳)などの入出金情報とその関連情報がレシート状に表示される。また、他人の結婚式の内容を確認したが、自身が思っていたような旅行ではない場合には、検索条件入力領域723に、所望の検索条件を入力し直して検索ボタンをフリック操作することで、所望の他人の結婚式リストを再検索することができる。
このように、他人結婚式詳細画面721では、他人が共有した資金計画や結婚式の内容を確認して、自身の結婚式の参考にすることができる。
以上、第4の実施の形態について説明した。第4の実施の形態では、結婚式口座サービスを利用して、結婚式の当日までの準備の様子や、費用とその内訳などを確認することができるようなシステムを提案した。
なお、上述した説明では、結婚式口座アプリの口座管理機能の詳細は述べていないが、結婚式口座アプリは、上述の旅行口座サービスと同様の口座管理機能を有している。そのため、ユーザは、結婚式口座サービスを利用する場合には、専用の口座を開設し、結婚式口座サービスのサービスカード11である結婚式口座サービスカード11の発行を受けることになる。
そして、ユーザは、例えば、結婚式の当日(又はすべての決済が完了する日)までに結婚式に必要な費用を口座に貯めて、結婚式にかかる費用については、結婚式口座サービスカード11を使用して決済を行うことになる。なお、ここでも、ユーザが所持する携帯端末10が、結婚式口座サービスカード11の決済機能を内蔵するようにしてもよい。
(各装置の処理の流れ)
次に、図40のフローチャートを参照して、サービス提供システム1を構成する各装置で行われる処理の例を説明する。
図40において、ステップS111乃至S119の処理は、携帯端末10、又は旅行口座サービスカード11等のサービスカード11により実行される。また、ステップS121,S122の処理は、行動履歴サーバ20により実行され、ステップS131,S132の処理は、貯蓄決済サーバ30により実行される。
携帯端末10では、ユーザにより各種の行動が行われたとき(S111の「YES」)、その行動に関する情報(ログ情報)が、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20に送信される(S112)。これに対し、行動履歴サーバ20は、携帯端末10から送信されてくる情報を受信し、ユーザごとの行動履歴情報として管理する(S121)。
ここで、行動履歴情報としては、例えば、撮影画像や位置情報などユーザの行動に関するあらゆる情報が含まれる。なお、行動履歴情報は、携帯端末10側で管理し、メモリ101に保持されるようにしてもよいが、サーバ側で管理することで、サービスを利用する複数のユーザの行動履歴情報を集中して管理することができる。また、各ユーザの行動は、自身の決済により特定することができる。
また、ユーザが商品を購入したり、食事をしたりして、決済が行われたとき(S113の「YES」)、例えば、店舗に設置された専用の決済端末により読み取られたサービスカード11の情報に応じた決済に関する情報が、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30に送信される(S114)。これに対し、貯蓄決済サーバ30は、携帯端末10から送信されてくる情報を受信し、ユーザごとの貯蓄決済情報として管理する(S131)。
ここで、貯蓄決済情報は、ユーザの口座の貯蓄額などの貯蓄情報と、ユーザによるサービスカード11を使用した商品購入時の決済に関する情報などの決済情報を含んでいる。なお、携帯端末10がサービスカード11の機能を内蔵している場合には、例えば、決済時に、携帯端末10が専用の決済端末にかざされることで、決済に関する情報が、貯蓄決済サーバ30に送信される。
ステップS115の判定処理では、例えば旅行口座アプリの完了ボタンが操作されるなどして、自身の旅の記録が完了したかどうかが判定される。そして、自身の旅の記録が完了していないと判定された場合(S115の「NO」)、処理は、ステップS111に戻り、上述したステップS111乃至S115が繰り返され、ユーザの行動に応じた行動履歴情報と、ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報が適宜更新される。
その後、自身の旅の記録が完了したと判定された場合(S115の「YES」)、処理は、ステップS116に進められる。ステップS116の判定処理では、例えば、携帯端末10にて旅行口座アプリが起動され、自分旅詳細画面351(図11乃至図13等)などの所定の画面を表示するかどうかが判定される。そして、所定の画面を表示すると判定された場合(S116の「YES」)、処理は、ステップS117に進められる。
ステップS117において、携帯端末10(の通信部105)は、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20と貯蓄決済サーバ30に情報を要求する。これにより、携帯端末10において、行動履歴情報取得部121は、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20から送信されてくる行動履歴情報を取得し(S122)、貯蓄決済情報取得部122は、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30から送信されてくる貯蓄決済情報を取得する(S123)。
ステップS118において、携帯端末10の画面生成部123は、行動履歴情報取得部121により取得された行動履歴情報、及び貯蓄決済情報取得部122により取得された貯蓄決済情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報とその関連情報を時系列で表示した所定の画面を生成する。
ステップS119において、携帯端末10の表示制御部124は、画面生成部123により生成された所定の画面を、タッチパネル102の表示部112に表示する。
ここでは、旅行口座アプリ等のアプリケーションにより表示される所定の画面として、イベント(例えば北海道旅行等の旅行)ごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報(例えば旅費の総額、航空券代、レンタカー代、入園料、食事代、ホテル代、お土産代等)とその関連情報(例えば、撮影画像や公開画像、撮影動画や公開動画、乗り物の発着時刻や座席番号、施設の名称、購入した商品の名称、食べた料理の名称、割引サービスに関する情報等)を時系列で帯状に表示した自分旅詳細画面351(図11乃至図13等)が生成され、表示部112に表示される。
以上、サービス提供システム1を構成する各装置で行われる処理の流れを説明した。
<5.変形例>
(ウェブアプリケーションの例)
上述した説明では、携帯端末10において処理部100が演算処理を行うことで各種の処理が行われて各種の画面が表示される、すなわち、旅行口座アプリ等のアプリケーションがいわゆるネイティブアプリケーションであるとして説明したが、携帯端末10においてブラウザを起動してサーバ側で生成された各種の画面を表示する、いわゆるウェブアプリケーションとして構成されるようにしてもよい。
そこで、次に、図41及び図42を参照して、旅行口座アプリ等のアプリケーションがウェブアプリケーションである場合について説明する。
図41は、図1の行動履歴サーバ20の他の構成の例を示すブロック図である。
図41の行動履歴サーバ20Aは、図3に示した行動履歴サーバ20と比べて、処理部200の代わりに、処理部200Aが設けられている点が異なる。処理部200Aは、行動履歴情報管理部221のほかに、貯蓄決済情報取得部222、及び画面生成部223を含む。
行動履歴情報管理部221は、ユーザごとに、行動履歴情報を管理する。行動履歴情報管理部221は、管理している行動履歴情報を、画面生成部223に供給する。
貯蓄決済情報取得部222は、通信部202を制御して、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30から、貯蓄決済情報を取得する。貯蓄決済情報取得部222は、取得した貯蓄決済情報を、画面生成部223に供給する。
画面生成部223は、行動履歴情報管理部221から供給される行動履歴情報、及び貯蓄決済情報取得部222から供給される貯蓄決済情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報とその関連情報を時系列で表示した所定の画面を表示するための画面情報を生成する。生成された画面情報は、通信部202によって、ネットワーク40を介して携帯端末10に送信される。
なお、図41において、メモリ201、通信部202、ユーザDB203、及び行動履歴DB204は、上述した図3に示した構成と同様であるため、ここではその説明は省略する。
次に、図42のフローチャートを参照して、サービス提供システム1を構成する各装置(図41の行動履歴サーバ20Aを含む)で行われる処理の他の例を説明する。
図42において、ステップS211乃至S218の処理は、携帯端末10、又は旅行口座サービスカード等のサービスカード11により実行される。また、ステップS221乃至S224は、行動履歴サーバ20により実行され、ステップS231,S232の処理は、貯蓄決済サーバ30により実行される。
ステップS211乃至S215,S221,S231においては、図40のステップS111乃至S115,S121,S131と同様に、自身の旅の記録が完了するまでの間に、行動履歴サーバ20Aによって、携帯端末10を所持したユーザの行動に応じた行動履歴情報が管理され、貯蓄決済サーバ30によって、サービスカード11を使用したユーザの決済に関する決済情報を含む貯蓄決済情報が管理される。
ステップS216においては、図40のステップS116と同様に、例えば、携帯端末10にてブラウザが起動され、自分旅詳細画面351(図11乃至図13等)などの所定の画面を表示するかどうかが判定される。そして、所定の画面を表示すると判定された場合(S216の「YES」)、処理は、ステップS217に進められる。
ステップS217において、携帯端末10(の通信部105)は、ネットワーク40を介して行動履歴サーバ20にブラウザに表示する画面情報を要求する。それに対し、行動履歴サーバ20は、携帯端末10からの要求に基づき、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30に情報を要求する。これにより、行動履歴サーバ20では、行動履歴情報管理部221によって自身が管理する行動履歴情報が取得されるとともに、貯蓄決済情報取得部222によって、ネットワーク40を介して貯蓄決済サーバ30から送信されてくる貯蓄決済情報が取得される(S232)。
ステップS223において、行動履歴サーバ20の画面生成部223は、行動履歴情報管理部221により取得された行動履歴情報、及び貯蓄決済情報取得部222により取得された貯蓄決済情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報とその関連情報を時系列で表示した所定の画面を表示するための画面情報を生成する。
ステップS224において、行動履歴サーバ20の通信部202は、画面生成部223により生成された画面情報を、ネットワーク40を介して携帯端末10に送信する。この画面情報は、携帯端末10の通信部105により受信される。
ステップS218において、携帯端末10の表示制御部124は、通信部105により受信された画面情報に基づいて、所定の画面を、タッチパネル102の表示部112に表示する。
ここでは、ブラウザにより表示される所定の画面として、イベント(例えば北海道旅行等の旅行)ごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報(例えば食事代やホテル代等)とその関連情報(例えば撮影画像や撮影動画、購入した商品の名称等)を時系列で帯状に表示した自分旅詳細画面351(図11乃至図13等)が生成され、表示部112に表示される。
以上、サービス提供システム1を構成する各装置で行われる処理の流れを説明した。
(他のサービスの例)
上述した説明では、サービス提供システム1により提供されるサービスとして、旅行、ライブ(音楽のライブ)、レンタカー、又は結婚式のサービスを説明したが、それらのサービスは一例であって、さらに他のサービスを提供することができる。
このような他のサービスとしては、例えば、社会人の留学や大学院への進学、資格の取得のサービス、車の購入のサービス、住まい探しや引っ越しのサービス、社内の出張管理システムのサービス、日々の光熱費や食費の管理のサービスなどの含めることができる。
より具体的には、社会人の留学や大学院への進学、資格の取得のサービスでは、例えば、入学時の費用に加えて、準備のスクールや予備校の費用も大きいため、専用の口座で費用を管理できるようにする。また、当該サービスのアプリケーションでは、ユーザの努力の履歴や発表した論文を表示するなどして、自身のアカデミックな履歴を残せることができる。なお、当該サービスは、ユーザが給付を受けている奨学金と連携させることも可能である。
また、車の購入のサービスでは、例えば、自動車ディーラーへの訪問の履歴を残して、車の購入時に使用できるポイントに交換できるなどのサービスが想定される。また、住まい探しや引っ越しのサービスでは、例えば、ユーザにとっては自身の予算とその予算額で可能な生活が想像しにくいため、他のユーザの様子を参照できるようにするサービスが想定される。
さらに、社内の出張管理システムのサービスでは、例えば、国外出張は多くの費用がかかるうえに帰国後の出張の精算が面倒であるため、航空券から出張中の食事や交通費などの情報が記録されるようなサービスが想定される。また、企業側からすれば、社員の出張の履歴がデータ(ビッグデータ)として順次蓄積されるため、例えば最安値の出張費用を検索可能であり、結果として出張費用のコストダウンにつなげることができる。一方で、銀行側からすれば、サービスを企業に利用してもらうことで、多くの口座開設が期待できる。
日々の光熱費や食費の管理のサービスでは、ユーザが漫然と使ってしまう日々の費用を管理するようなサービスが想定される。具体的には、当該サービスのアプリケーションでは、月ごとに、光熱費や食費などの費用を評価し、例えば、費用がかからなかった月などにおいては、高級スーパーで購入可能な食材や、ホテルでの食事など、「ちょっとした贅沢」や「良い暮らし」などの機会を提案することができる。
このように、サービス提供システム1により提供されるサービスを利用することで、ユーザ側からすれば、例えば、資金の準備が楽しくなったり、資金活用時に現金精算では受けられない体験ができたり、資金を活用した記録が楽しいものになったりする、といったメリットがある。一方で、銀行側としては、ユーザがサービス専用の口座を開設することになるため、新規顧客を獲得できる、というメリットがある。さらに、ユーザがサービスの利用を開始する際に、友人と一緒に行うと精神的な障壁が少なく、より新規顧客を獲得できる可能性を高めることができる。
(さらなる変形の例)
なお、上述した旅行口座サービス等のサービスでは、例えば旅行先で買い物をし過ぎてしまった場合などの対応を含めることができる。また、旅行口座アプリ等のアプリケーションでは、口座管理機能を提供する際に、目標金額の部分には、実際の保有金額の一部だけを表示するなどして調整を行うようにしてもよい。この調整の方法としては、例えば、あるユーザの1つの口座の中にパーティションを設けて分けたり、あるいは、実際には20万円持っているが5万円を目標金額に設定したりするなどが想定される。なお、旅行口座アプリ等のアプリケーションでは、例えばユーザが現実に0円しかない場合でも、キャッシングへの導線を設けることができ、その返済プロセスを管理することもできる。
また、上述した旅行口座サービス等のサービスでは、サービスに加入しているユーザに対し、所定の条件を満たした場合に、サービスポイントを付与したり、あるいは、商品や食事等の決済時の金額を割り引いたりすることができる。すなわち、サービスの運営側からすれば、サービスに加入したユーザの撮影画像などを含めた消費行動のデータを取得してデータビジネスを行うことが可能となるため、当該ユーザに対してはポイントや割引などで還元されるようにする。
さらに、上述した旅行口座サービス等のサービスでは、サービスに加入したユーザの個人情報を適切に管理することができる。すなわち、例えば、自分旅詳細画面351(図11、図13)において、ユーザは、シェアボタン354を操作しない限り、自身の情報が他のユーザに対して公開されないため、自身の意図しない範囲まで情報が広がってしまうことを防止することができる。また、サービスに加入したユーザは、ユーザアカウントやニックネームの設定が可能であるため、例えば、旅行口座アプリ等のアプリケーション上では、実名の代わりにニックネームを表示することで、匿名性を持たせることができる。一方で、サービスの運営側は、積極的に情報を公開していくユーザ(人気のユーザ)に対しては、インセンティブを付与することができる。
上述した説明では、旅行口座アプリ等のアプリケーションが、スマートフォン等の携帯端末10により実行される場合を説明したが、それらのアプリケーションは、例えば、パーソナルコンピュータ等の固定端末で実行されるようにしてもよい。
なお、本明細書において、「タップ操作」とは、携帯端末10のタッチパネル102上の所望の領域をユーザが指などで軽くたたくような操作をいう。また、「フリック操作」とは、携帯端末10のタッチパネル102上の所望の領域にユーザが指を載せて、その指を上方向や下方向にスライドさせるような操作をいう。
<6.コンピュータの構成>
上述した一連の処理(例えば、図40又は図42に示した各装置の処理)は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、各装置のコンピュータにインストールされる。図43は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ1000において、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。バス1004には、さらに、入出力インターフェース1005が接続されている。入出力インターフェース1005には、入力部1006、出力部1007、記録部1008、通信部1009、及び、ドライブ1010が接続されている。
入力部1006は、マイクロフォン、キーボード、マウスなどよりなる。出力部1007は、スピーカ、ディスプレイなどよりなる。記録部1008は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1009は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ1010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体1011を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ1000では、CPU1001が、ROM1002や記録部1008に記録されているプログラムを、入出力インターフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ1000(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ1000では、プログラムは、リムーバブル記録媒体1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インターフェース1005を介して、記録部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記録部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記録部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上述した第1の実施の形態乃至第4の実施の形態(変形例を含む)では、銀行口座を開設する契機として、旅行などのイベントを管理するアプリケーションを立ち上げることを前提としているが、既に開設されている銀行口座を使って、旅行などのイベントに使う予定の目標額を貯蓄するために、別の費用や現金で下ろすなどの行為が簡単には行えないようにするため、あたかも簡易な定期貯蓄預金のようにして貯蓄管理をするようなアプリケーションを貯蓄決済サーバ30にプラグインするような仕組みであってもよい。
また、図40又は図42に示した各装置の処理の各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、前記入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部を備える
情報処理装置。
(2)
前記表示制御部は、前記入出金情報と前記関連情報を時系列に並べて帯状に表示する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記関連情報は、決済に関連した決済関連情報、前記イベントに関連したイベント関連情報、日時に関連する日時関連情報、場所に関連する場所関連情報、及び乗り物に関連する乗り物関連情報のうち少なくとも1つの情報を含む
前記(1)又は(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記表示制御部は、前記関連情報を、テキスト、画像、若しくは動画、又はそれらの組み合わせにより表示する
前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記イベントは、同一のグループに属する複数のユーザが参加可能であり、
前記表示制御部は、前記複数のユーザごとに、前記入出金情報と前記関連情報を時系列に表示する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記入出金情報は、前記複数のユーザで共通な共通出金情報と、前記複数のユーザごとに固有な固有出金情報を含む
前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記共通出金情報は、前記複数のユーザにより合計額を割り勘した金額に関する割り勘情報を含む
前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記表示制御部は、所定のグループに属するユーザに対し、同一のグループ内の他のユーザの前記入出金情報と前記関連情報を時系列に表示する
前記(5)に記載の情報処理装置。
(9)
前記入出金情報と前記関連情報は、編集可能である
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記入出金情報と前記関連情報は、前記イベントごとに、他のユーザと共有可能である
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
前記他のユーザの前記入出金情報と前記関連情報は、前記イベントごとに検索可能である
前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記ユーザの行動は、前記決済により特定可能である
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
前記イベントは、提供されるサービスごとに異なり、
前記決済は、前記サービスに加入した前記ユーザの専用の口座で行われる
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記サービスは、旅行、音楽のライブ、レンタカー、又は結婚式のサービスを含む
前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
表示部をさらに備え
前記表示制御部は、
前記入出金情報と前記関連情報を時系列に並べて帯状に前記表示部に表示し、
前記入出金情報と前記関連情報のすべての情報を前記表示部の画面内に表示できない場合には、前記ユーザの操作に応じてすべての情報を表示可能とする
前記(1)乃至(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
情報処理装置が、
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う
情報処理方法。
(17)
コンピュータを、
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部
として機能させるためのプログラム。
(18)
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成する生成部と、
生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する送信部と
を備える情報処理装置。
(19)
情報処理装置が、
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成し、
生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する
情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成する生成部と、
生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する送信部と
として機能させるためのプログラム。
1 サービス提供システム, 10,10−1乃至10−N 携帯端末, 11,11−1乃至11−N サービスカード, 20,20A 行動履歴サーバ, 30 決済サーバ, 40 ネットワーク, 100 処理部, 101 メモリ, 102 タッチパネル, 103 カメラ, 104 センサ, 105 通信部, 106 近接通信部, 107 マイクロフォン, 108 スピーカ, 109 電源部, 111 タッチセンサ, 112 表示部, 121 行動履歴情報取得部, 122 貯蓄決済情報取得部, 123 画面生成部, 124 表示制御部, 200,200A 処理部, 201 メモリ, 202 通信部, 203 ユーザDB, 204 行動履歴DB, 221 行動履歴情報取得部, 222 貯蓄決済情報取得部, 223 画面生成部, 1000 コンピュータ, 1001 CPU

Claims (20)

  1. ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、前記入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部を備える
    情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記入出金情報と前記関連情報を時系列に並べて帯状に表示する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記関連情報は、決済に関連した決済関連情報、前記イベントに関連したイベント関連情報、日時に関連する日時関連情報、場所に関連する場所関連情報、及び乗り物に関連する乗り物関連情報のうち少なくとも1つの情報を含む
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記関連情報を、テキスト、画像、若しくは動画、又はそれらの組み合わせにより表示する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記イベントは、同一のグループに属する複数のユーザが参加可能であり、
    前記表示制御部は、前記複数のユーザごとに、前記入出金情報と前記関連情報を時系列に表示する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記入出金情報は、前記複数のユーザで共通な共通出金情報と、前記複数のユーザごとに固有な固有出金情報を含む
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記共通出金情報は、前記複数のユーザにより合計額を割り勘した金額に関する割り勘情報を含む
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、所定のグループに属するユーザに対し、同一のグループ内の他のユーザの前記入出金情報と前記関連情報を時系列に表示する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記入出金情報と前記関連情報は、編集可能である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記入出金情報と前記関連情報は、前記イベントごとに、他のユーザと共有可能である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記他のユーザの前記入出金情報と前記関連情報は、前記イベントごとに検索可能である
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記ユーザの行動は、前記決済により特定可能である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記イベントは、提供されるサービスごとに異なり、
    前記決済は、前記サービスに加入した前記ユーザの専用の口座で行われる
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記サービスは、旅行、音楽のライブ、レンタカー、又は結婚式のサービスを含む
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 表示部をさらに備え
    前記表示制御部は、
    前記入出金情報と前記関連情報を時系列に並べて帯状に前記表示部に表示し、
    前記入出金情報と前記関連情報のすべての情報を前記表示部の画面内に表示できない場合には、前記ユーザの操作に応じてすべての情報を表示可能とする
    請求項2に記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置が、
    ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う
    情報処理方法。
  17. コンピュータを、
    ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示する制御を行う表示制御部
    として機能させるためのプログラム。
  18. ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成する生成部と、
    生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する送信部と
    を備える情報処理装置。
  19. 情報処理装置が、
    ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成し、
    生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する
    情報処理方法。
  20. コンピュータを、
    ユーザの貯蓄又は決済に関する貯蓄決済情報、及び前記ユーザの行動に応じた行動履歴情報に基づいて、イベントごとに、そのイベントでの入出金に関する入出金情報と、その入出金に関連する関連情報を時系列で表示した表示情報を生成する生成部と、
    生成した前記表示情報を他の情報処理装置に送信する送信部と
    として機能させるためのプログラム。
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