JPWO2020031447A1 - 蛍光指紋分析による試料の評価・推定方法、プログラム、及び装置 - Google Patents
蛍光指紋分析による試料の評価・推定方法、プログラム、及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2020031447A1 JPWO2020031447A1 JP2020536325A JP2020536325A JPWO2020031447A1 JP WO2020031447 A1 JPWO2020031447 A1 JP WO2020031447A1 JP 2020536325 A JP2020536325 A JP 2020536325A JP 2020536325 A JP2020536325 A JP 2020536325A JP WO2020031447 A1 JPWO2020031447 A1 JP WO2020031447A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test sample
- fluorescent fingerprint
- sample
- fluorescence
- fluorescent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/64—Fluorescence; Phosphorescence
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Abstract
Description
これらのポイントの集合を可視化したものを、蛍光指紋、または、励起蛍光マトリクス(Excitation Emission Matrix;EEM)と呼ぶ。
蛍光指紋は、各ポイントの蛍光強度を等高線形状や色分布等で表示することにより、3次元グラフとして表すことができ(図3参照)、また、2次元グラフとして表すこともできる(図4参照)。
(態様1)
試験試料について励起波長・蛍光波長・蛍光強度のデータからなる蛍光指紋情報を取得する蛍光指紋情報取得工程と、2次微分処理により前記試験試料に特有な前記蛍光強度のピーク値が現れるように軸を設定し、前記軸に沿った前記蛍光指紋情報の2次微分処理を少なくとも含む前処理工程と、少なくとも前記2次微分処理が実施された蛍光指紋情報を説明変数とし、前記試験試料についての既知の定量値を目標変数として、検量線を取得する推定モデル作成工程と、を含む、蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様2)
前記推定モデル作成工程において、多変量解析によって上記検量線を作成することを特徴とする態様1に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様3)
前記多変量解析は、PLS回帰分析であることを特徴とする態様2に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様4)
前記前処理工程において、前記蛍光指紋情報に対して低感度領域の削除処理を行うことを特徴とする態様1〜3に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様5)
前記試験試料が、クロロゲン酸を含む、態様1〜4に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様6)
前記試験試料が、スコポレチンを含む、態様1〜4に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様7)
前記試験試料が、ルチンを含む、態様1〜4に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様8)
前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値のうちの少なくとも1つである波長のいずれかの励起波長/蛍光波長の組み合わせにより、ルチンの検量線を作成することを特徴とする態様7に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様9)
前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値の全てである波長の励起波長/蛍光波長の組み合わせの両方により、ルチンの検量線を作成することを特徴とする態様8に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様10)
前記試験試料は、たばこ製品の原料であることを特徴とする態様1〜9に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様11)
前記試験試料は、励起光の照射前に粉末状に粉砕・混合されることを特徴とする態様1〜10に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様12)
前記試験粉砕によって、試料が1mm以下の粒径とされることを特徴とする態様9に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様13)
前記試験材料は、事前に水分量を一定化するために、所定の調和条件で所定時間蔵置されることを特徴とする態様1〜12に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様14)
前記試験材料は、たばこ製品の原料であり、前記調和条件は、温度22℃、湿度60%の室内という条件であり、前記所定時間は24時間以上であることを特徴とする態様13に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
(態様15)
態様1〜14に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法により得られた検量線と未知の試料の蛍光指紋情報とに基づき、前記試料に含有される特定成分の含有量を推定することを特徴とする成分量推定方法。
(態様16)
前記試料に含有される特定成分の含有量を推定する際に、前記蛍光指紋分析による試験試料の評価方法における前処理と同一の処理を行うことを特徴とする態様15に記載の成分量推定方法。
(態様17)
前記未知の試料の蛍光指紋情報を取得するために、励起波長が285nm近傍値であって蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値のうち少なくとも1つである波長のいずれかの励起波長/蛍光波長の組み合わせを用いることを特徴とする態様15、16に記載の成分量推定方法。
(態様18)
前記未知の資料の蛍光指紋情報を取得するために、前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440,450,460nm近傍値の全てである波長の励起波長/蛍光波長の組み合わせの両方を用いることを特徴とする態様17に記載の成分量推定方法。
(態様19)
コンピュータに態様1〜18に記載の方法を実行させるためのプログラム。
(態様20)
試料についての励起波長・蛍光波長・蛍光強度のデータからなる蛍光指紋情報を入力し、2次微分処理により前記試料に特有な前記蛍光強度のピーク値が現れるように軸を設定し、前記軸に沿った前記蛍光指紋情報の2次微分処理を少なくとも含む前処理手段と、少なくとも前記2次微分処理が実施された蛍光指紋情報を説明変数とし、前記試験試料についての既知の定量値を目標変数として、検量線を取得する推定モデル作成手段と、前記推定モデル作成手段により取得された前記検量線と未知の試料の蛍光指紋情報とに基づき、前記未知の試料に含有される特定成分の含有量を推定する成分量推定手段と、を具備することを特徴とする装置。
(態様21)
前記未知の試料の蛍光指紋情報は前記前処理手段で処理され、処理後の蛍光指紋情報が前記成分量推定手段に入力されることを特徴とする態様20に記載の装置。
なお、この実施の一態様により、本発明が限定されるものではないことに留意されたい。
図1は、本発明の実施の一態様の概要を説明するためのフローチャートである。
図10は、本発明の実施の別の一態様の概要を説明するためのブロック図である。
試験試料の蛍光指紋情報を取得する際には、蛍光指紋の計測値(励起波長毎の蛍光スペクトル)をそのまま用いることもできるが、必要に応じて、各種の前処理を行う必要がある。
なお、ピークは1つとは限らず、複数存在する可能性があり、この場合には、複数のピークに対応する情報を取得する。
(1)w軸の方向を固定し、w−z’平面を平行移動させると、当該w軸について前記蛍光指紋の断面積(∫f(w)dw)の最大値が得られる。w軸の方向を変えて、この断面積の最大値が最大となるw軸(wSmax)を求め、このwSmaxを最適軸とする。
(2)w軸の方向を固定し、w−z’平面を平行移動させると、当該w軸について前記蛍光指紋の断面の底辺(x−y平面に接する辺)近傍の長さの最大値が得られる。w軸の方向を変えて、この長さの最大値が最大となるw軸(wLmax)を求め、このwLmaxを最適軸とする。
(3)蛍光指紋の各ポイントPi(1≦i≦N)からの距離の二乗の総和が最小となるような直線(最小二乗直線)を求めると、当該最小二乗直線を含むw−z’平面が決定される。そこで、これにより決定されるw軸を最適軸とする。
(4)蛍光指紋の各ポイントPi(1≦i≦N)の中、前記蛍光指紋の底面近傍のポイント(x−y平面近傍のポイント)からの距離の二乗の総和が最小となるような直線(最小二乗直線)を求めると、当該最小二乗直線を含むw−z’平面が決定される。そこで、これにより決定されるw軸を最適軸とする。
また、試験試料によっては、最適軸をx軸、又は、y軸に平行な軸として設定する簡素化した手法を採用することもできる。
モデル化の際に用いられる多変量解析手法として、PLS(Partial Least Squares)回帰分析、重回帰分析、主成分回帰分析、最小二乗法等の各種の解析手法を用いることができる。
重回帰分析は、説明変数と目的変数との間で最小二乗法を適用するものであり、主成分回帰分析とは異なる特徴を有するものである。
次に、本発明の手法を試料中の微量成分(クロロゲン酸、スコポルチン、ルチン)の含有量の推定に適用した適用例について詳述する。
・混合物の蛍光指紋において、ルチンのピーク位置近傍の波長はスコポレチンと一致している(図5の符号「A」を付した箇所参照)。
・混合物の蛍光指紋において、クロロゲン酸にみられるピーク位置(図5の符号「B」を付した箇所参照)が現れている。
・混合物の蛍光指紋において、ルチンに関する特徴は、一見したところでは視認できない。
・試料中の含有量が1ppmの場合、蛍光強度は、スコポレチンとルチンで3桁相違する。
・但し、蛍光指紋のパターンは、スコポレチン、クロロゲン酸、ルチンでわずかに異なる。
〔試験試料の準備〕
<ルチン・クロロゲン酸・スコポレチンを標品で混合した試料を用いる場合>
ルチン・クロロゲン酸・スコポレチンの標品を様々な割合で混合した40サンプル(溶媒は50%エタノール/水溶液)を準備した。各サンプルについては、粒径1mm以下に粉砕し十分に混合したものを試験試料として用意した。このような粉砕・混合により、ルチン・クロロゲン酸・スコポレチンが原料中に一様に分布せず局在しているようなケースであっても、測定の精度を担保するようにした。
ルチン含有量が既知の各サンプルについては、粒径1mm以下に粉砕し十分に混合したものを試験試料として用意した。
試験試料の蛍光指紋情報を取得するために、蛍光指紋測定装置として、日立ハイテクサイエンス社製F-7000を用い、反射法(FrontFace)により測定を行った。
<ルチン・クロロゲン酸・スコポレチンを標品で混合した試料を用いる場合>
ルチン・クロロゲン酸・スコポレチンの標品を様々な割合で混合した試験試料から取得された蛍光指紋情報に対して前処理を行う。この前処理には、例えば、MatlabやPLS_toolbox等の専用ソフトウエアが使用される。前処理としては、前述の<蛍光指紋情報に対する前処理>において詳述した本発明に特有な2次微分処理の外に、好ましくは、各スペクトルに対する従前使用されている2次微分処理や、成分情報に寄与しない波長を除去する処理が挙げられる。因みに、成分情報に寄与しない波長を除去する処理として、例えば、以下のような手法を採用し得るが、各処理手法自体は既知であり、その詳細についての説明は省く。
(a)Variable important projection(VIP)
(b)interval PLS(iPLS)
(c)Genetic algorithms(GA)
(d)Jack-knife分析
(e)Forward interval PLS
(f)Backward interval PLS(biPLS)
(g)Synergy interval PLS(siPLS)
(h)LASSO type method
基本的に、前述したルチン・クロロゲン酸・スコポレチンを標品で混合した試料を用いる場合と同様の前処理を行えばよい。
検量線は、具体的には、取得された蛍光指紋情報を説明変数、既知の成分(ルチン、クロロゲン酸、スコポレチン)の含有量を目的変数とし、PLS回帰分析(以下、単に「PLS」ということもある)を使用して作成する。
PLSでは、説明変数X(行列)と目的変数y(ベクトル)は、以下の二つの基本式(1)、(2)を満たしている。
X=TPT+E (1)
y=Tq+f (2)
ここで、Tは潜在変数(行列)、Pはローディング(行列)、Eは説明変数Xの残差(行列)、qは係数(ベクトル)、fは目的変数の残差(ベクトル)、PTはPの転置行列である。
X=t1p1 T+E (3)
y=t1q1+f (4)
ここで、t1は潜在変数(ベクトル)、p1はローディング(ベクトル)、q1は係数(スカラー)である。
t1=Xw1 (5)
ここで、w1は規格化された重みベクトルである。
w1=XTy/|XTy| (6)
p1=XTt1/t1 Tt1 (7)
q1=yTt1/t1 Tt1 (8)
なお、(7)、(8)式のt1は、(6)式で求めたw1を(5)式に代入することにより算出されたベクトルである。
・非蛍光成分の除去,散乱光の除去,低感度領域の除去
・対数変換(Log10)→従前の二次微分→規格化(normalize)→オートスケーリング(autoscale)
・VIPによる波長限定
因みに、上記(1)、(2)の前処理の順序は、適宜決めることができるが、(2)を先行させることが望ましい。
有効性が確認された検量線を用いて、ルチン、クロロゲン酸、スコポレチンの各成分の含有量が未知の試料の蛍光指紋情報に基づき、前記試料に含有される各成分の含有量を推定する。
なお、たばこ原料等のルチンを含有する未知試料中のルチンの定量に関しては、以下に詳述するような簡便化した手法を有効に利用できる。
これまでの説明においては、基本的に、全ての蛍光指紋情報を使用してルチン含有量を推定する態様を説明してきたが、精度は多少犠牲にしても、安価なハンディタイプのデバイスへの適用や簡素化された測定工程による測定の迅速化等に対する要請が存在する。
そこで、このような簡易測定という要請に応えるための簡便化した態様を以下説明する。
110:前処理手段
120:推定モデル作成手段
130:成分量推定手段
Claims (21)
- 試験試料について励起波長・蛍光波長・蛍光強度のデータからなる蛍光指紋情報を取得する蛍光指紋情報取得工程と、
2次微分処理により前記試験試料に特有な前記蛍光強度のピーク値が現れるように軸を設定し、前記軸に沿った前記蛍光指紋情報の2次微分処理を少なくとも含む前処理工程と、
少なくとも前記2次微分処理が実施された蛍光指紋情報を説明変数とし、前記試験試料についての既知の定量値を目標変数として、検量線を取得する推定モデル作成工程と、
を含む、蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。 - 前記推定モデル作成工程において、多変量解析によって上記検量線を作成することを特徴とする請求項1に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記多変量解析は、PLS回帰分析であることを特徴とする請求項2に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記前処理工程において、前記蛍光指紋情報に対して低感度領域の削除処理を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験試料が、クロロゲン酸を含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験試料が、スコポレチンを含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験試料が、ルチンを含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値のうちの少なくとも1つである波長のいずれかの励起波長/蛍光波長の組み合わせにより、ルチンの検量線を作成することを特徴とする請求項7に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値の全てである波長の励起波長/蛍光波長の組み合わせの両方により、ルチンの検量線を作成することを特徴とする請求項8に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験試料は、たばこ製品の原料であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験試料は、励起光の照射前に粉末状に粉砕・混合されることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験粉砕によって、試料が1mm以下の粒径とされることを特徴とする請求項9に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験材料は、事前に水分量を一定化するために、所定の調和条件で所定時間蔵置されることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 前記試験材料は、たばこ製品の原料であり、前記調和条件は、温度22℃、湿度60%の室内という条件であり、前記所定時間は24時間以上であることを特徴とする請求項13に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法。
- 請求項1〜14の何れか1項に記載の蛍光指紋分析による試験試料の評価方法により得られた検量線と未知の試料の蛍光指紋情報とに基づき、前記試料に含有される特定成分の含有量を推定することを特徴とする成分量推定方法。
- 前記試料に含有される特定成分の含有量を推定する際に、前記蛍光指紋分析による試験試料の評価方法における前処理と同一の処理を行うことを特徴とする請求項15に記載の成分量推定方法。
- 前記未知の試料の蛍光指紋情報を取得するために、励起波長が285nm近傍値であって蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440, 450,460nm近傍値のうち少なくとも1つである波長のいずれかの励起波長/蛍光波長の組み合わせを用いることを特徴とする請求項15又は16に記載の成分量推定方法。
- 前記未知の資料の蛍光指紋情報を取得するために、前記励起波長が285nm近傍値であって前記蛍光波長が410,415,420,425,430, 435,440,450,460nm近傍値の全てである波長の励起波長/蛍光波長の組み合わせの両方を用いることを特徴とする請求項17に記載の成分量推定方法。
- コンピュータに請求項1〜18の何れか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
- 試料についての励起波長・蛍光波長・蛍光強度のデータからなる蛍光指紋情報を入力し、2次微分処理により前記試料に特有な前記蛍光強度のピーク値が現れるように軸を設定し、前記軸に沿った前記蛍光指紋情報の2次微分処理を少なくとも含む前処理手段と、
少なくとも前記2次微分処理が実施された蛍光指紋情報を説明変数とし、前記試験試料についての既知の定量値を目標変数として、検量線を取得する推定モデル作成手段と、
前記推定モデル作成手段により取得された前記検量線と未知の試料の蛍光指紋情報とに基づき、前記未知の試料に含有される特定成分の含有量を推定する成分量推定手段と、
を具備することを特徴とする装置。 - 前記未知の試料の蛍光指紋情報は前記前処理手段で処理され、処理後の蛍光指紋情報が前記成分量推定手段に入力されることを特徴とする請求項20に記載の装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018151556 | 2018-08-10 | ||
JP2018151556 | 2018-08-10 | ||
PCT/JP2019/018739 WO2020031447A1 (ja) | 2018-08-10 | 2019-05-10 | 蛍光指紋分析による試料の評価・推定方法、プログラム、及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020031447A1 true JPWO2020031447A1 (ja) | 2021-05-13 |
JP7021755B2 JP7021755B2 (ja) | 2022-02-17 |
Family
ID=69415438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020536325A Active JP7021755B2 (ja) | 2018-08-10 | 2019-05-10 | 蛍光指紋分析による試料の評価・推定方法、プログラム、及び装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7021755B2 (ja) |
TW (1) | TW202009471A (ja) |
WO (1) | WO2020031447A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112816446A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-05-18 | 四川长虹电器股份有限公司 | 一种基于荧光光谱检测荧光轮粉体衰变的方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112085061B (zh) * | 2020-08-10 | 2022-04-26 | 杭州凯曼健康科技有限公司 | 一种量子点免疫荧光曲线的特征识别方法 |
CN116660207B (zh) * | 2023-06-20 | 2024-09-13 | 北京易兴元石化科技有限公司 | 一种油品快检中特征谱段确定方法和辛烷含量检测系统 |
CN117491403B (zh) * | 2023-11-03 | 2024-08-09 | 北京霍里思特科技有限公司 | 用于测定煤灰分值的方法、灰分仪和存储介质 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002520005A (ja) * | 1998-07-08 | 2002-07-09 | ノボザイムス アクティーゼルスカブ | タバコの処理におけるフェノール酸化酵素の利用 |
JP2010185719A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | National Agriculture & Food Research Organization | 穀粉の判別方法及び装置 |
JP2014035255A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | National Agriculture & Food Research Organization | 生体数モデル生成装置、生体数モデル生成方法、サイトメーター、および、プログラム |
JP2016045179A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | チーズの熟成度指標推定方法、チーズの熟成度指標推定装置、コンピュータが実行可能なプログラム、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、及びプロセスチーズの製造方法 |
JP2016176830A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 雪印種苗株式会社 | 発酵産物原料の乳酸緩衝能推定方法 |
JP2017036991A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | ハウス食品グループ本社株式会社 | 励起蛍光マトリクス分析によるスパイスの産地判別方法 |
JP2017051162A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 検体表面の生菌数推定方法及び装置、その装置に搭載されるプログラム |
JP2018004571A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 加熱履歴推定方法、加熱履歴推定装置、プログラム、および、製造方法 |
-
2019
- 2019-05-10 JP JP2020536325A patent/JP7021755B2/ja active Active
- 2019-05-10 WO PCT/JP2019/018739 patent/WO2020031447A1/ja active Application Filing
- 2019-05-24 TW TW108118071A patent/TW202009471A/zh unknown
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002520005A (ja) * | 1998-07-08 | 2002-07-09 | ノボザイムス アクティーゼルスカブ | タバコの処理におけるフェノール酸化酵素の利用 |
JP2010185719A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | National Agriculture & Food Research Organization | 穀粉の判別方法及び装置 |
JP2014035255A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | National Agriculture & Food Research Organization | 生体数モデル生成装置、生体数モデル生成方法、サイトメーター、および、プログラム |
JP2016045179A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | チーズの熟成度指標推定方法、チーズの熟成度指標推定装置、コンピュータが実行可能なプログラム、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、及びプロセスチーズの製造方法 |
JP2016176830A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 雪印種苗株式会社 | 発酵産物原料の乳酸緩衝能推定方法 |
JP2017036991A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | ハウス食品グループ本社株式会社 | 励起蛍光マトリクス分析によるスパイスの産地判別方法 |
JP2017051162A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 検体表面の生菌数推定方法及び装置、その装置に搭載されるプログラム |
JP2018004571A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 加熱履歴推定方法、加熱履歴推定装置、プログラム、および、製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112816446A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-05-18 | 四川长虹电器股份有限公司 | 一种基于荧光光谱检测荧光轮粉体衰变的方法 |
CN112816446B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-02-01 | 四川长虹电器股份有限公司 | 一种基于荧光光谱检测荧光轮粉体衰变的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW202009471A (zh) | 2020-03-01 |
JP7021755B2 (ja) | 2022-02-17 |
WO2020031447A1 (ja) | 2020-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7021755B2 (ja) | 蛍光指紋分析による試料の評価・推定方法、プログラム、及び装置 | |
Beć et al. | Breakthrough potential in near-infrared spectroscopy: Spectra simulation. A review of recent developments | |
RU2425336C2 (ru) | Способы спектрального анализа | |
Bhargava | Towards a practical Fourier transform infrared chemical imaging protocol for cancer histopathology | |
US8462981B2 (en) | Spectral unmixing for visualization of samples | |
JP3245157B2 (ja) | スペクトルデータの測定および補正 | |
Rowlands et al. | Rapid acquisition of Raman spectral maps through minimal sampling: applications in tissue imaging | |
US10557792B2 (en) | Spectral modeling for complex absorption spectrum interpretation | |
EP3290908B1 (en) | Unknown sample determining method | |
EP2784484B1 (en) | Optimized calibration method for determining the content of chlorophyll using pre-processing and independent component analysis | |
KR20140098681A (ko) | 분산된 반사도 데이타로부터 생물리학 모델을 위한 생물학적 매개변수 벡터를 추정하는 통제-기초 전환 | |
JP2013036973A (ja) | 検量線作成方法およびその装置、並びに目的成分検量装置 | |
JP2019503490A (ja) | 赤外線及び蛍光の分光データの多重処理を用いた分光分析方法及び装置 | |
US11860102B2 (en) | Fluorescence fingerprint analysis for quantifying TSNAs in processed tobacco raw material | |
Woess et al. | Raman spectroscopy for postmortem interval estimation of human skeletal remains: A scoping review | |
Rish et al. | Comparison between pure component modeling approaches for monitoring pharmaceutical powder blends with near-infrared spectroscopy in continuous manufacturing schemes | |
Muñoz de la Peña et al. | Resolution of ternary mixtures of salicylic, salicyluric and gentisic acids by partial least squares and principal component regression: Optimization of the scanning path in the excitation-emission matrices | |
JP2020534551A (ja) | 生体組織又は他の対象の画像化 | |
CN113933275B (zh) | 基于生物成像的定量分析方法、分离方法、装置及设备 | |
Chen et al. | Adaptive multiscale regression for reliable Raman quantitative analysis | |
Boiret et al. | Setting local rank constraints by orthogonal projections for image resolution analysis: Application to the determination of a low dose pharmaceutical compound | |
CN109709085A (zh) | 一种多通道拉曼光谱重建方法、终端设备及存储介质 | |
CN109800816A (zh) | 一种多通道拉曼光谱重建方法、终端设备及存储介质 | |
TW202011014A (zh) | 利用螢光指紋分析之處理原料中之TSNAs定量方法、程式及裝置 | |
Bit | Quantitative Tablet Characterization Based on Multi-component Image Analytics & Pattern Matching |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200925 |
|
AA64 | Notification of invalidation of claim of internal priority (with term) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764 Effective date: 20201214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210707 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210721 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211130 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211130 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211209 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7021755 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |