JPWO2020021851A1 - 指向性を有するled光源装置、led光源装置の製造方法およびプロジェクター - Google Patents

指向性を有するled光源装置、led光源装置の製造方法およびプロジェクター Download PDF

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Abstract

課題:光束量がより多く、かつ、配光角が小さく強度が均一な光を照射可能なLED光源装置およびプロジェクターを提供する。解決手段:LEDチップ14と、LEDチップ14の周囲を囲うリフレクター20と、透光性材料により構成され上面がレンズ状に形成された透光性部材30とを有し、透光性部材30は、LEDチップ14と空隙なく接する層であり、かつ、LEDチップ14の光の屈折率に対して90%以上の光の屈折率を有する層である、第1高屈折率層31を有する、LED光源装置。

Description

本発明は、指向性を有するLED光源装置、LED光源装置の製造方法およびプロジェクターに関する。
従来、内周面が反射面として機能するリフレクターを有するLED光源装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
国際公開第2016/199804号
従来技術では、リフレクターを有するため、LED光源装置から照射される光の光束量をある程度多くすることができ、また、光の放射角をある程度小さくすることができたが、近年においては、光束量がより多く、かつ、放射角がより小さい光を照射可能なLED光源装置およびプロジェクターが求められていた。また、リフレクターを有する構成の場合、光の強度分布が均一になるようにリフレクターを作成することが比較的困難であり、強度が均一な光を照射可能なLED光源装置およびプロジェクターが求められていた。
本発明は、光束量がより多く、かつ、放射角が小さくて強度が均一な光を照射可能なLED光源装置、LED光源装置の製造方法およびプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るLED光源装置は、LEDチップと、前記LEDチップの周囲を囲うリフレクターと、透光性材料により構成され上面がレンズ状に形成された透光性部材とを有し、前記透光性部材は、前記LEDチップと空隙なく接する層であり、かつ、前記LEDチップの光の屈折率に対して90%以上の光の屈折率を有する層である、第1高屈折率層を有する。
上記LED光源装置において、前記透光性部材は、前記第1高屈折率層よりも光の屈折率が低い低屈折率層をさらに有し、前記低屈折率層は、前記第1高屈折率層の上面に空隙なく積層される構成とすることができる。
上記LED光源装置において、前記透光性部材は、前記低屈折率層よりも光の屈折率が高い第2高屈折率層をさらに有し、前記第2高屈折率層は、前記低屈折率層の上面に空隙なく積層されるとともに、上面がレンズ状に形成されている構成とすることができる。
上記LED光源装置において、前記第1高屈折率層は、透光性樹脂またはガラスから構成されており、前記低屈折率層は、透光性樹脂から構成されており、前記第2高屈折率層は、透光性樹脂またはガラスから構成されているように構成することができる。
上記LED光源装置において、前記第2高屈折率層は、上面および底面がレンズ状に形成されているように構成することができる。
上記LED光源装置において、前記第1高屈折率層は、上面がレンズ状に形成されている構成とすることができる。
上記LED光源装置において、前記第1高屈折率層は、蛍光体を含む蛍光体層を有する構成とすることができる。
上記LED光源装置において、前記透光性部材に硫黄が含まれていない構成とすることができる。
本発明の第2の観点に係るLED光源装置は、LEDチップと、前記LEDチップの周囲を囲うリフレクターと、透光性材料により構成され上面がレンズ状に形成された透光性部材とを有し、前記透光性部材は、前記LEDチップと空隙なく接しており、かつ、前記リフレクターの上面とも空隙なく接している。
上記LED装置において、前記透光性部材は、前記LEDチップの光の屈折率に対して80%以上の光の屈折率を有する構成とすることができる。
上記LED装置において、前記透光性部材は、一体的に成形されている構成とすることができる。
上記LED装置において、前記透光性材料を前記リフレクター内部に充填して前記透光性部材を一体的に成形する場合に、前記透光性材料の外部への流出を防止するための流出防止部をさらに備える構成とすることができる。
上記LED装置において、前記透光性部材には、硫黄が含まれている構成とすることができる。
本発明に係るプロジェクターは、赤色光用LED光源装置と、前記赤色光用LED光源装置から放射される光を変調する赤色光用透過型液晶パネルと、緑色光用LED光源装置と、前記緑色光用LED光源装置から放射される光を変調する緑色光用透過型液晶パネルと、青色光用LED光源装置と、前記赤色光用LED光源装置から放射される光を変調する赤色光用透過型液晶パネルと、赤色光、緑色光および青色光を合成するダイクロイックプリズムと、ダイクロイックプリズムからの合成光を投写する投写光学系と、を備えたプロジェクターにおいて、前記赤色光用LED光源装置、前記緑色光用LED光源装置および前記青色光用LED光源装置が、上記LED光源装置により構成される。
本発明によれば、光束量が多く、かつ、放射角が小さくて均一な光を照射可能なLED光源装置、LED光源装置の製造方法およびプロジェクターを提供することができる。
本実施形態に係るプロジェクターの概要図である。 第1実施形態に係るLED光源装置の平面図である。 図2に示すLED光源装置のIII−III線に沿う断面図である。 シミュレーションに用いたLED光源装置およびプロジェクターを説明するための図である。 実施例1におけるLEDチップの光軸からの距離と光束密度との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 実施例2におけるLEDチップの光軸からの距離と光束密度との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。 第2実施形態に係るLED光源装置の断面図である。 第3実施形態に係るLED光源装置の断面図である。 第4実施形態に係るLED光源装置の断面図である。 屈折率の異なる透光性部材を用いた場合の光束量のシミュレーション結果を示すグラフである。 他の実施形態に係るLED光源装置の断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
《第1実施形態》
(プロジェクター装置)
図1は、本実施形態に係るプロジェクター装置4の構成図である。本実施形態のプロジェクター装置4は、3つのLED光源装置1と、3つのコリメーターレンズ42と、3つの液晶ライトバルブ43と、ダイクロイックプリズム41と、投射光学系44とを備えて構成される。
LED光源装置1、コリメーターレンズ42および液晶ライトバルブ43は、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光をダイクロイックプリズム41へ放射するためのものである。LED光源装置1Rからの赤色光(R光)は、コリメーターレンズ42Rで平行化され、液晶ライトバルブ43Rで光変調される。液晶ライトバルブ43Rは、マトリクス状に配置された透過型の液晶パネル(HTPS液晶パネル)であって、R光を映像信号に応じて画素毎に変調する公知の光変調器である。LED光源装置1Gからの緑色光(G光)およびLED光源装置1Bからの青色光(B光)も同様であり、コリメーターレンズ42G,42Bで平行化され、公知の液晶ライトバルブ43G,43Bで光変調される。
ダイクロイックプリズム41は、互いに直交するように配置された2つのダイクロイック膜を有して、一方のダイクロイック膜はR光を反射するが、R光以外のG光およびB光を透過し、他方のダイクロイック膜はB光を反射するが、B光以外のR光およびG光を透過させる。投射光学系44は、ダイクロイックプリズム41で合成された光が入射する複数の投写レンズと、複数の投写レンズを収容する投写レンズ筐体とを備え、投射光Lを放射してカラー画像をスクリーンに拡大投写する。
(LED光源装置)
次に、図1に示すプロジェクター装置4を構成する、第1実施形態に係るLED光源装置1について説明する。
図2は、本実施形態に係るLED光源装置1の平面図であり、図3は、図2に示すLED光源装置1のIII−III線に沿う断面図である。本実施形態に係るLED光源装置1は、図2,3に示すように、実装基板11と、実装基板11の上面に形成された配線層12と、配線層12を保護するソルダーレジスト層13と、複数のLEDチップ14と、リフレクター20と、透光性部材30とを備えている。なお、図2,3に示す例では、LED光源装置1が、3直列×3並列の9個のLEDチップ14を備える構成を例示しているが、LEDチップ14の数は限定されず、1つでもよいし、2〜8個でもよいし、10個以上でもよい。
LEDチップ14は、表面実装型ベアLEDチップである。本実施形態では、LEDチップ14として、青色の光を放射するサファイア基板を有するLEDチップを用いるが、LEDチップ14は特に限定されず、たとえば、窒化ガリウム系(GaN、AlGaN、InGaN)のLEDチップや、紫外線、特にUVAを照射するLEDチップを用いることもできる。本実施形態では、LEDチップ14をフリップチップ実装により配線層12にボンディングしているが、この構成に限定されず、たとえばワイヤーボンディングによりLEDチップ14をボンディングすることもできる。
本実施形態では、多数個のLEDチップ14がn直列×m並列(たとえば本実施形態では3直列×3並列)に二次元状に配置され、所謂COB(Chip On Board)実装されている。高輝度を実現するために、LEDチップ14は、例えば最大定格電流300mA以上、好ましくは最大定格電流400mA以上、さらに好ましくは最大定格電流500mA以上のLEDチップを使用する。たとえばライトバルブ43が0.5〜0.7“である場合には、エテンデュの観点から、LEDチップ14の大きさは、3〜4mm四方以下であることが好ましく、1.5mm四方以下であることが好ましい。
たとえば、本実施形態においては、LEDチップ14として、最大定格電流が2〜4AのLEDチップが用いられる。この場合、LEDチップ14で発生する熱量も多く、LEDチップ14の熱を効率的に放熱する必要がある。そこで、本実施形態では、実装基板11として、たとえば窒化アルミニウムや窒化珪素などの高放熱性の絶縁体を用いている。これにより、LEDチップ14の熱を効率的に実装基板11へと伝達することで放熱を行い、LED光源装置1の耐久性を向上することが可能となる。たとえば、銅板で構成した実装基板に、絶縁性確保のためにガラスエポキシ樹脂で構成した絶縁層を積層した場合、銅板で構成した実装基板の熱抵抗(θjc)はチップmm当たり10〜12℃/Wとなるが、窒化アルミニウムで構成した実装基板11は熱抵抗(θjc)が2〜4℃/Wとなる。このように、窒化アルミニウムを実装基板11に用いた場合には、LEDチップ14で生じた熱を効率的に放熱することが可能となる。
実装基板11の上には、図3に示すように、配線層12が形成される。配線層12は、銅箔などの金属膜である。なお、配線層12は、図示しない電源および制御装置と電気的に接続されている。配線層12は、銅箔を、フォトエッチングすることにより不要な部分を取り除くことで、配線層12として形成することができる。なお、図2においては、配線層12の図示は省略している。また、配線層12に用いる素材は、銅箔膜に限定されず、たとえば、銀ペースト、銅ペーストなどの金属を用いることもできる。この配線層12はNiCrAuやNiPdAuなどのメッキで表面処理される。
また、一部の配線層12の上には、ソルダーレジスト層13が積層される。ソルダーレジスト層13は、シリコーン樹脂、ガラスエポキシ樹脂、ポリアミド樹脂を主要な成分とし、配線層12を保護する機能を有する。また、ソルダーレジスト層13に、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛、アルミナなどの白色無機顔料を含ませ、反射材としての機能を与えることもできる。
LED光源装置1には、図2,3に示すように、LEDチップ14の周囲を囲うように、リフレクター20が設けられる。リフレクター20は、少なくとも内部表面に、正反射を起こすアルミニウムなどの光反射金属膜を備える構成とすることができる。また、リフレクター全体をアルミニウムなどから形成する構成とすることもできる。本実施形態では、LEDチップ14にボンディング処理を施した後に、リフレクター20がソルダーレジスト層13の上に形成される。また、本実施形態では、複数のLEDチップ14を1つのリフレクター20で囲っているが、各LEDチップ14をリフレクター20でそれぞれ囲う構成としてもよい。
次に、本実施形態に係る透光性部材30について説明する。透光性部材30は、ガラスや透光性樹脂材料などの透光性材料により構成され、上面がレンズ状に形成されている。透光性部材30は、図3に示すように、第1高屈折率層31と、低屈折率層32と、第2高屈折率層33とを有する。
第1高屈折率層31は、たとえばエポキシ系やシリコーン系樹脂からなる透明の樹脂や、ガラスから構成される透光性の層であり、LEDチップ14の光の屈折率に対して90%以上の光の屈折率を有する透光性の層である。たとえば、LEDチップ14がサファイア基板のLEDチップである場合、LEDチップの光の屈折率nは1.768となるため、第1高屈折率層31の光の屈折率nは1.591以上とされる。すなわち、通常のシリコーン樹脂を用いた透光性樹脂では、光の屈折率が1.4〜1.57程度であるが、本実施形態に係る第1高屈折率層では、光の屈折率nが1.591以上の高屈折樹脂を用いる。このような高屈折樹脂として、たとえば光の屈折率nが1.76であるLPL−1150(三菱ガス化学)、光の屈折率nが1.74のMR−174(三井化学)、光の屈折率nが1.64のOKP(大阪ガスケミカル)などを用いることができる。
また、第1高屈折率層31は、図3に示すように、蛍光体を含む蛍光体層311と、蛍光体を含まない非蛍光体層312とを有する。言い換えると、蛍光体層311および非蛍光体層312はともに、LEDチップ14の光の屈折率に対して90%以上の光の屈折率を有する第1高屈折率層31を構成する。なお、LEDチップ14自身が、赤色の光、緑色の光、または青色の光を照射可能なLEDチップである場合には、赤色の光、赤色の光、緑色の光、または青色の光を照射するための蛍光体層311は不要となり、非蛍光体層312のみから第1高屈折率層31を構成することができる。本実施形態では、青色の光を照射するLEDチップ14を備えているため、赤色または緑色の光を照射するために蛍光体層311を設けている。
蛍光体層311は、第1高屈折率層31を構成するための高屈折樹脂に蛍光体を混入したものであり、LEDチップ14と空隙なく接するように、LEDチップ14の上面を超える位置まで蛍光体を混入した高屈折樹脂をリフレクター20内に充填し形成される。なお、蛍光体層311に含まれる蛍光体は、特に限定されず、所望する光の色に応じて適宜設定することができる。なお、本実施形態では、高屈折樹脂に蛍光体を混ぜて蛍光体層311を形成する構成を例示しているが、この構成に限定されず、たとえば、LEDチップ14の上面に蛍光体層311のシートを貼付することで、LEDチップ14の上面に蛍光体層311を積層する構成とすることもできる。
蛍光体層311の上面には、蛍光体を含まず、かつ、高屈折材料から構成される非蛍光体層312が積層される。非蛍光体層312は、上面がレンズ状(曲面)に形成されている。非蛍光体層312のレンズの形状は、公知の方法により、非蛍光体層312と低屈折率層32との境界面において全反射がほぼ生じない形状に設計することができる。たとえば、本実施形態では、非蛍光体層312の上面を半径Rが0.576mmとなるように形成している。非蛍光体層312は、非蛍光体層312の上面の形状に対応する曲面を有する金型を用い、高屈折率の透光性樹脂を金型に充填して硬化することで成形することができる。また、非蛍光体層312を予め金型を用いて別に製造し、製造した非蛍光体層312を蛍光体層311に積層した状態で蛍光体層311を硬化させることで、非蛍光体層312を蛍光体層311の上面に貼り付けて形成してもよい(特に、非蛍光体層312をガラスで構成する場合には別に製造することが好ましい)。これにより、LEDチップ14に密着し、LEDチップ14との間に空隙のない状態で、蛍光体層311および非蛍光体層312からなる第1高屈折率層31を構成することができる。なお、透光性樹脂を硬化する方法としては、金属の金型を用いて加熱により硬化させる方法もできるが、透光性のガラスなどからなる金型を用いて外からUV光を照射することで硬化させる方法とすることもできる。
また、本実施形態では、第1高屈折率層31の上面に、低屈折率層32が空隙なく積層される。低屈折率層32は、たとえばエポキシ系やシリコーン系の透明樹脂により構成される透光性樹脂層であり、リフレクター20内において、リフレクター20の上面の高さ位置まで低屈折樹脂を充填して硬化することで形成される。また、低屈折率層32は、第1高屈折率層31の光の屈折率よりも低い光の屈折率を有する透光性樹脂層とされる。たとえば、第1高屈折率層31の光の屈折率nが1.76である場合に、低屈折率層32の屈折率nは1.74未満とされる。このような低屈折樹脂として、たとえば光の屈折率nが1.54のOE6351(東レ・ダウコーニング株式会社)や、光の屈折率nが1.51のKER6200(信越化学工業株式会社)などを用いることができる。
さらに、本実施形態では、低屈折率層32の上面に、第2高屈折率層33が空隙なく積層される。第2高屈折率層33は、たとえばエポキシ系やシリコーン系の透光性樹脂やガラスなどの透光性材料により構成される透光性の層であり、図3に示すように、上面がレンズ状に形成されている。たとえば、第2高屈折率層33の上面の形状に対応する曲面を有する金型をリフレクター20に被せ、当該金型に高屈折率の透光性樹脂を充填して硬化することで第2高屈折率層33を、低屈折率層32の上面に空隙なく形成することができる。なお、第2高屈折率層33についても、第1高屈折率層31と同様に、金属の金型を用いて加熱により硬化させることもできるが、透光性のガラスなどからなる金型を用いて外からUV光を照射することで硬化させる方法を用いてもよい。また、第1高屈折率層31と同様に、第2高屈折率層33を予め金型を用いて別に製造し、製造した第2高屈折率層33を低屈折率層32に積層した状態で第2高屈折率層33を硬化させることで、第2高屈折率層33を低屈折率層32の上面に貼り付けて形成してもよい(特に、第2高屈折率層33をガラスで構成する場合には別に製造することが好ましい)。
第2高屈折率層33は、低屈折率層32の光の屈折率よりも光の屈折率が高い透光性の層とされる。たとえば、第1高屈折率層31と同じ透光性樹脂やガラスを用いて第2高屈折率層33を形成することができる。ただし、この構成に限定されず、低屈折率層32よりも光の屈折率が高ければ、第1高屈折率層31よりも低い屈折率、あるいは、高い屈折率の透光性樹脂またはガラスを用いて第2高屈折率層33を形成することもできる。さらに、本実施形態において、第2高屈折率層33は、リフレクター20の上面21と隙間なく接しており、リフレクター20の開口部22(リフレクター20を上から見た場合に上面21より内側の部分の開口)よりも広い範囲を覆うように形成されている。
以上のように、本実施形態では、第1高屈折率層31をLEDチップ14と空隙なく接するように積層し、さらに、低屈折率層32および第2高屈折率層33も第1高屈折率層31および低屈折率層32と空隙なく接するようにそれぞれ積層することで、LEDチップ14に密着しLEDチップ14との間に空隙のない状態で、透光性部材30を構成することができる。
次に、本実施形態に係るLED光源装置1およびプロジェクター装置4の性能について説明する。実施例1では、図4に示すように、幅Wが1.0mmのLEDチップ14を1つ有し、リフレクター20の高さH1を0.7mmとし、LEDチップ14の上面から第2高屈折率層33の頂点までの高さH2を2.5mmとし、第2高屈折率層33の幅Lを5mmとし、第2高屈折率層33のレンズの半径を2.78mmとして、LED光源装置1の性能をシミュレーションした。また、実施例1では、図4に示すように、LED光源装置1の照射方向にコリメーターレンズ42を取り付けたプロジェクター装置4についてもシミュレーションを行った。以下に、シミュレーションの結果を示す。
下記表1は、以下に説明する(A)〜(E)の構成において、コリメーターレンズ42の配置位置から10mm離れた位置の受光面で受光した場合の光束量(lm)を示している。ここで、(A)は、LEDチップ14のみを有する構成(リフレクター20および透光性部材30を有しない構成)、(B)は、図4に示すLED光源装置1のうち第2高屈折率層33のみを有しない構成(透光性部材30が第1高屈折率層31と低屈折率層32のみを有する構成)、(C)は、図3に示すLED光源装置1と同じく、第2高屈折率層33も有する構成の、LED光源装置のシミュレーション結果を示す。また、(D)は、図4に示すように、LED光源装置1の前にコリメーターレンズ42を配置した構成、(E)は、(D)の光束のうち配光角が12°以下の光束の、プロジェクター装置4のシミュレーション結果を示す。
Figure 2020021851
上記表1に示すように、(A)と比べて、(B)では、光束量が約1.5倍となった。これは、第1高屈折率層31をLEDチップ14の上面に空隙なく接するように積層することで、LEDチップ14内で発生した光を、LEDチップ14と第1高屈折率層31との境界面で全反射してしまうことを抑制し、LEDチップ14の外に取り出すことができたためである。また、第1高屈折率層31の上面をレンズ状とすることで、第1高屈折率層31と低屈折率層32との境界面における全反射も抑制するとともに、実施例1では、リフレクター20で反射され低屈折率層32から外部に入射される光束の入射角が小さくなるように、リフレクター20を傾斜角を大きく(傾斜を急に)形成することで、低屈折率層32と外部空気との境界面における全反射も抑制し、光束を外部へと導くことができた。
また、(B)と比べて、(C)では、光束量がさらに約1.5倍となった。これは、(B)では、低屈折率層32と外部空気との境界面で全反射が発生してしまい一部の光束がLED光源装置1の外部へと放射されないのに対して、(C)では、低屈折率層32の上に、上面がレンズ状の第2高屈折率層33が形成されるため、第2高屈折率層33と外部空気との境界面での全反射を抑制し、より多くの光束をLED光源装置1の外部へと放射することができたためである。
このように、第1高屈折率層31をLEDチップ14に空隙なく接するように積層することで、LEDチップ14で発生した光について、LEDチップ14と第1高屈折率層31との境界面における全反射を抑制し、LEDチップ14から取り出すことができる。また、第1高屈折率層31の上面をレンズ状とすることで、第1高屈折率層31と低屈折率層32との境界面での全反射を抑制し、LED光源装置1の外部に光束を放射することができる。また、第2高屈折率層33の上面をレンズ状とすることで、第2高屈折率層33と外部空気との境界面での全反射を抑制し、より多くの光束をLED光源装置1の外部へと放射することができる。なお、(D),(E)では、コリメーターレンズ42の影響により、(C)と比べて、光束量が低下しているが、(B)と比べて、光束量は増加していることが分かる。
また、図5では、LEDチップ14の光軸Oからの距離Lと光束密度(lm/mm)との関係を示すグラフである。図5に示すように、(A)および(B)に比べて、(C)では、LEDチップ14の光軸Oからの距離Lに関わらず、光束密度(lm/mm)が大きくなっている。このことから、上面をレンズ状とした第2高屈折率層33を設けることで、LED光源装置1の外部に射出される光の光束密度(lm/mm)が大きくなることが分かる。また、コリメーターレンズ42を設けたプロジェクターである(D),(E)では、LED光源装置1から照射された光束をコリメーターレンズ42で収束することができるため、(A)〜(C)と比べて、LEDチップ14の光軸O付近(LEDチップ14の光軸から3〜4mmの範囲)において光束密度(lm/mm)が高く、LEDチップ14の光軸Oから離れると急峻に光束密度(lm/mm)が低くなることが分かった。すなわち、LEDチップ14の配光角を小さくできることが分かった。また、図5に示すように、(D),(E)では、コリメーターレンズ42で収束した場合でも、LEDチップ14の光軸O付近における光束密度(lm/mm)は比較的一定であり、ムラのない均一な強度の光を放射できることがわかった。
また、実施例2では、幅Wが1.0mmのLEDチップ14を1つ有し、リフレクター20の高さH1を0.75mmとし、LEDチップ14の上面から第2高屈折率層33の頂点までの高さH2を2.45mmとし、第2高屈折率層33の幅Dを3.64mmとし、第2高屈折率層33のレンズの曲率半径Rを1.85mmとして、LED光源装置1の性能をシミュレーションした。また、実施例2でも、図4に示すように、LED光源装置1の照射方向にコリメーターレンズ42を取り付けたプロジェクター装置4についてもシミュレーションを行った。以下に、シミュレーションの結果を示す。
下記表2は、実施例2において、以下に説明する(F)〜(J)の構成において、コリメーターレンズ42の配置位置から10mm離れた位置の受光面で受光した場合の光束量(lm)を示している。ここで、(F)は、LEDチップ14のみを有する構成(リフレクター20および透光性部材30を有しない構成)、(G)は、図4に示すLED光源装置1のうち第2高屈折率層33のみを有しない構成(透光性部材30が第1高屈折率層31と低屈折率層32のみを有する構成)、(H)は、図3に示すLED光源装置1と同じく、第2高屈折率層33も有する構成の、LED光源装置のシミュレーション結果を示す。また、(I)は、図4に示すように、LED光源装置1の前にコリメーターレンズ42を配置した構成、(J)は、(I)の光束のうち配光角が15°以下の光束の、プロジェクター装置4のシミュレーション結果を示す。
Figure 2020021851
上記表2に示すように、第2高屈折率層33を有しない構成(G)では、LEDチップ14だけを有する(F)とほぼ同程度の光束量となった。これは、(G)では、第1高屈折率層31をLEDチップ14の上面に空隙なく接するように積層することで、LEDチップ14内で発生した光をLEDチップ14の外に取り出すことはできるが、実施例2ではリフレクター20の傾斜角を小さく形成したため(傾斜が緩やかなため)、リフレクター20で反射され低屈折率層32から外部空気へと入射される光束の入射角が臨界角よりも大きくなり、低屈折率層32と外部空気との境界面で全反射が生じてしまい、光束がLED光源装置1の外部へと放射されなかったためと考えられる。
一方、(G)と比べて、(H)では、光束量が約2倍となった。これは、(H)では、低屈折率層32の上に、上面がレンズ状の第2高屈折率層33が、リフレクター20の開口部22(リフレクター20を上から見た場合に上面21より内側の部分の開口)を覆うように形成されるため、第2高屈折率層33と外部空気との境界面での全反射を抑制し、より多くの光束をLED光源装置1の外部へと放射することができたためである。
このように、第1高屈折率層31をLEDチップ14に空隙なく接するように積層することで、LEDチップ14で発生した光について、LEDチップ14と第1高屈折率層31との境界面における全反射を抑制し、LEDチップ14から取り出すことができる。また、第1高屈折率層31の上面をレンズ状とすることで、第1高屈折率層31と低屈折率層32との境界面での全反射を抑制し、LED光源装置1の外部に光束を放射することができる。さらに、第2高屈折率層33の上面をレンズ状とすることで、第2高屈折率層33と外部空気との境界面での全反射を抑制し、より多くの光束をLED光源装置1の外部へと放射することができる。なお、(I),(J)では、コリメーターレンズ42の透過率の影響により、(H)と比べて、光束量が低下しているが、(G)と比べて、光束量は増加していることが分かる。
また、図6では、LEDチップ14の光軸Oからの距離Lと光束密度(lm/mm)との関係を示すグラフである。図6に示すように、(F)および(G)に比べて、(H)では、LEDチップ14の光軸Oからの距離Lに関わらず、光束密度(lm/mm)が大きくなっている。このことから、上面をレンズ状とした第2高屈折率層33を設けることで、LED光源装置1の外部に射出される光の光束密度(lm/mm)が大きくなることが分かる。また、コリメーターレンズ42を設けたプロジェクターである(I),(J)では、LED光源装置1から照射された光束をコリメーターレンズ42で収束することができるため、(F)〜(H)と比べて、LEDチップ14の光軸O付近(LEDチップ14の光軸から3〜4mmの範囲)において光束密度(lm/mm)が高く、LEDチップ14の光軸Oから離れると急峻に光束密度(lm/mm)が低くなることが分かった。すなわち、LEDチップ14の配光角を小さくできることが分かった。また、図6に示すように、(I),(J)では、コリメーターレンズ42で収束した場合でも、LEDチップ14の光軸O付近における光束密度(lm/mm)は比較的一定であり、ムラのない均一な強度の光を放射できることがわかった。
以上のように、本実施形態に係るLED光源装置1では、透光性部材30が、LEDチップ14との間に空隙なくLEDチップ14に密着して積層される。特に、本実施形態に係る透光性部材30では、LEDチップ14の光の屈折率に対して90%以上の屈折率を有する第1高屈折率層31が、LEDチップ14と空隙なく接するように形成される。これにより、LEDチップ14と第1高屈折率層31との境界面における全反射を抑制することができ、LEDチップ14で生じた光をLEDチップ14からより多く取り出すことができ、その結果、LED光源装置1から放射される光束量をより多くすることができる。さらに、本実施形態に係るLED光源装置1では、リフレクター20を備えるとともに、透光性部材30の上面(第2高屈折率層33の上面)がレンズ状(曲面)に形成されるため、LEDチップ14から取り出された光束を、リフレクター20および透光性部材30のレンズ面において収束することができるため、放射角が小さくて均一な強度の光を照射することができる。
また、本実施形態に係る透光性部材30では、第1高屈折率層31よりも光の屈折率が低い低屈折率層32を有し、低屈折率層32は、第1高屈折率層31の上面に空隙なく接するように積層される。一般に、高屈折樹脂は、低屈折樹脂と比べて高価であるため、透光性樹脂で構成した第1高屈折率層31の上面に低屈折率層32を積層して高屈折樹脂の使用量を減らすことで、LED光源装置1の製造コストを低減することができる。なお、第1高屈折率層31の上面に低屈折率層32を積層した場合も、第1高屈折率層31の上面がレンズ状に形成されているため、第1高屈折率層31と低屈折率層32との境界面において、光束が全反射されることを有効に抑制することができる。その結果、透光性部材30を高屈折率の透光性樹脂やレンズのみで構成する場合と比べても、LED光源装置1の光束量を大きく低下させることはない。
さらに、本実施形態に係るLED光源装置1では、低屈折率層32の上面に第2高屈折率層33が空隙なく接するように積層され、第2高屈折率層33の上面もレンズ状(曲面)に形成される。これにより、第2高屈折率層33と外部(空気)との間の境界面における全反射を抑制することができ、LED光源装置1の外部に照射される光束の光束量を多くすることもできる。また、本実施形態に係るLED光源装置1では、図3に示すように、第2高屈折率層33が、リフレクター20の上面21と隙間なく接しており、リフレクター20の開口部22よりも広い範囲を覆うように形成されている。このように、第2高屈折率層33をリフレクター20の上面21と隙間なく接するように形成することで、第2高屈折率層33でリフレクター20の開口部22全体を覆うことができ、低屈折率層32が外部空気と接触する部分をなくすことができる。これにより、低屈折率層32と外部空気との間の境界面における全反射により光束量が低下してしまうことを有効に防止することができ、LED光源装置1全体として光束量を高めることができる。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態に係るLED光源装置1aについて説明する。図7は、第2実施形態に係るLED光源装置1aの断面図である。第2実施形態に係るLED光源装置1aは、図7に示すように、第1実施形態に係るLED光源装置1が、金属製の金属基板17の上面に積層されており、以下に説明すること以外は、第1実施形態に係るLED光源装置1と同様に構成され動作する。
第2実施形態において、金属基板17は、熱伝導性および電気特性に優れる表面が金属からなる板材であり、例えば表面が銅やアルミニウムからなる水冷構造のヒートスプレッダ(上板、中板、下板の3種類の銅板からなる積層構造体)や銅やアルミニウムから構成される金属板(例えば、0.5〜2.00mm厚)により構成される。ガラスエポキシ樹脂のような熱伝導性が低い材料は、特に放熱性の悪くなる発光中心部の光量が特に低下するドーナツ化現象が生じることとなるので好ましくない。
金属基板17の上には、絶縁層15が形成されている。絶縁層15は、金属基板17と配線層12とを電気絶縁するための層であり、ガラスエポキシ樹脂やポリイミド樹脂を主要な成分として構成することができる。
第2実施形態では、公知の銅箔付き絶縁樹脂シート(たとえば、絶縁層15となるガラスエポキシ樹脂と、配線層12aとなる銅箔とが予め積層されたシート)を、金属基板17の上にラミネートすることで、金属基板17上に絶縁層15および配線層12aを積層することができる。なお、ガラスエポキシ樹脂は熱伝導性が低い(たとえば1W/mK程度)ため、フィラーを加えることで、熱伝導性を高める(たとえば10〜20W/mK程度)ことができる。
また、第2実施形態においては、図7に示すように、リフレクター20の下側に凹部24を設け、当該凹部24において、実装基板11側の配線層12と、金属基板17側の配線層12aとの間をワイヤー18で電気的に接続している。また、ワイヤー18を配設できるように、ソルダーレジスト層も、実装基板11側のソルダーレジスト層13と、金属基板17側のソルダーレジスト層13aとで隙間を開けて、各配線層12,12aの上にそれぞれ積層される。
また、第2実施形態では、接着層16を介して、金属基板17の上に高放熱性の実装基板11が積層される。実装基板11を金属基板17に接着するための接着層16も、熱伝導率が高い接着剤が使用される。接着層16は熱伝導率が高いものであれば、特に限定されないが、たとえば熱伝導率が200W/mkの銀ペーストであるCT2700R7S(京セラ株式会社)を用いることができる。
以上のように、第2実施形態に係るLED光源装置1aでは、第1実施形態に係るLED光源装置1と比べて基板部の構成が異なるが、第1実施形態に係るLED光源装置1と同様に、リフレクター20および透光性部材30が構成されている。そのため、第1実施形態と同様に、光束量が多く、かつ、放射角が小さくて均一な強度の光を照射することができる。
《第3実施形態》
次に、第3実施形態に係るLED光源装置1bについて説明する。図8は、第3実施形態に係るLED光源装置1bの断面図である。第3実施形態に係るLED光源装置1bは、図8に示すように、透光性部材30aが、第1高屈折率層31のみから構成されること以外は、第1実施形態に係るLED光源装置1と同様に構成され動作する。
第3実施形態に係るLED光源装置1bにおいて、透光性部材30aは、第1高屈折率層31のみを有する。この場合、蛍光体層311の上面に非蛍光体層312を充填して硬化させるだけで、透光性部材30aを形成することができる。そのため、第1実施形態に係るLED光源装置1と比べて、容易かつ簡単にLED光源装置を製造することが可能となる。
以上のように、第3実施形態に係るLED光源装置1bは、透光性部材30aが第1高屈折率層31のみから構成されるため、第1実施形態に係るLED光源装置1のように、第1高屈折率層31と低屈折率層32との境界面、および、低屈折率層32と第2高屈折率層33との境界面がなく、第1実施形態に係るLED光源装置1の効果に加えて、より多くの光を外部へと照射することが可能となる。また、容易かつ簡単にLED光源装置を製造することも可能となる。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態に係るLED光源装置1cについて説明する。図9は、第4実施形態に係るLED光源装置1cの断面図である。第4実施形態に係るLED光源装置1cは、以下に説明する点以外は、第3実施形態に係るLED光源装置1bと同様に構成される。
すなわち、第4実施形態に係るLED光源装置1cにおいて、透光性部材30bは高屈折率層31aの一層のみから構成される。高屈折率層31aは、たとえばエポキシ系やシリコーン系樹脂からなる透明の樹脂や、ガラスから構成される透光性の層であるが、第1〜第3実施形態に係る第1高屈折率層31とは異なり、LEDチップ14の光の屈折率に対して80%以上の光の屈折率を有すればよい。たとえば、LEDチップ14がサファイア基板のLEDチップである場合、LEDチップの光の屈折率nは1.768となるため、高屈折率層31aの光の屈折率nは1.414以上となる。
ここで、図10は、屈折率の異なる透光性部材を用いた場合の光束量のシミュレーション結果を示すグラフである。図10に示す例では、下記に示すように、(K)〜(M)の3つのLED光源装置について、光軸Oからの距離L(mm)ごとの光束密度(lm/mm)をシミュレーションした。具体的には、(K)は、図8に示すように、第3実施形態に係る透光性部材30aに該当する、LEDチップ14に対する屈折率が93%であり、光の屈折率nが1.65である透光性部材を用いたシミュレーション結果である。また、(L)は、第4実施形態に係る透光性部材30bに該当する、LEDチップ14に対する屈折率が89%であり、光の屈折率nが1.57である透光性部材を用いたシミュレーション結果である。さらに、(M)は、第4実施形態に係る透光性部材30bに該当する、LEDチップ14に対する屈折率が81%であり、光の屈折率nが1.44である透光性部材を用いたシミュレーション結果である。
図10に示すように、第4実施形態に係る透光性部材30bを用いた(L)、(M)では、それよりも屈折率が高い透光性部材を用いた(K)と比べて光束量は低くなるが、第4実施形態に係る透光性部材30bを用いた(L)では光束量の積算値は0.81ルーメンとなり、また(M)でも光束量の積算値は0.67ルーメンとなり、プロジェクターとして使用するには十分な明るさと、指向性とを有することが分かった。
また、第4実施形態に係るLED光源装置1cでは、図9に示すように、リフレクター20の上面21の周縁部にダム部23が形成されている。ここで、透光性部材30bをリフレクター20の上面21と空隙なく接するように形成する場合、透光性材料である透光性の樹脂をリフレクター20の上面21まで充填する必要があるが、この場合、透光性材料がリフレクター20の外側へと流出してしまうおそれがある。本実施形態では、リフレクター20の上面21にダム部23を形成することで、リフレクター20の上面21まで透光性材料を充填した場合でも、透光性材料の外部への流出を防止しながら、透光性部材30bをリフレクター20の上面21と空隙なく接するように形成することができる。そして、図9に示すように、リフレクター20の内側の空間と、リフレクター20の上面21のダム部23で囲われた空間とを埋めるように、透光性部材30b(高屈折率層31a)が形成される。
次いで、第4実施形態に係るLED光源装置1cの製造方法について説明する。LED光源装置1cは、まず、配線層12が描画された実装基板11の上にLEDチップ14を配置して配線層12と接続する。また、配線層12の上にはソルダーレジスト層13が形成されており、LEDチップ14の周りを囲うように、当該ソルダーレジスト層13の上にリフレクター20が形成される。また、第4実施形態では、リフレクター20の上面21にダム部23が形成される。
さらに、第4実施形態では、透光性部材30bを、第1実施形態の第1高屈折率層31および低屈折率層32のように異なる二層に分けず、一体的に成形している。そのため、第4実施形態では、たとえば、リフレクター20の内側、および、リフレクター20のダム部23の内側の空間内に透光性材料である透光性の樹脂を充填することで、図9に示すように、リフレクター20の開口部22を覆うように、透光性部材30bを一体成形することができる。なお、透光性部材30bは一体的に成形することができれば成形方法は限定されず、たとえば、トランスファーモールド、樹脂注入、圧縮成型などの方法により成形することができる。また、第4実施形態でも、リフレクター20の上面21に透光性部材30bが隙間なく接するように、透光性部材30bが形成される。
以上のように、第4実施形態に係るLED光源装置1cでは、透光性部材30bが、リフレクター20の上面21とも空隙なく接しているため、透光性部材30bの接着性を高めることができる。また、透光性部材30bは、LEDチップ14の光の屈折率に対して80%以上の光の屈折率を有するため、リフレクター20との組み合わせにより全反射を抑制してより多くの光束をLED光源装置1cの外部へと放射することができ、プロジェクターとして使用するには十分な明るさと、指向性とを有するLED光源装置1cを提供することができる。
また、第4実施形態に係る透光性部材30bは、第3実施形態に係る透光性部材30aと比べて屈折率の低い原料を使用して形成することができるため、比較的広範囲の透光性材料を原料として使用することができ、コストの低減や設計性の向上を図ることもできる。さらに、第4実施形態に係るLED光源装置1cでは、第3実施形態に係るLED光源装置1bと同様に、透光性部材30bが単一の層からのみ構成されているため、第1高屈折率層31と低屈折率層32などのように異なる二層を接着することに起因して生じる問題を防止することができるとともに、LED光源装置1cを容易に製造することもできる。
以上、本開示にて幾つかの実施形態を単に例示として詳細に説明したが、本発明の新規な教示及び有利な効果から実質的に逸脱せずに、その実施の形態には多くの改変例が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、LEDチップ14として、サファイア基板のLEDチップを備える構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、窒化ガリウム系(GaN、AlGaN、InGaN)のLEDチップや、紫外線、特にUVAを照射するLEDチップを用いることもできる。この場合、透光性部材30のうち第1高屈折率層31としては、これらLEDチップ14の光の屈折率に対して90%または80%以上の屈折率を有するものが使用される。なお、80%以上の屈折率を有する透光性部材を用いる場合には、多くの光束量を得られるように、リフレクター20やレンズの形状を適宜設定することが好ましい。また、LEDチップ14はサファイア、SiC、GaN基板などにエピタキシャル層を成長させて製造されるため、第1高屈折率層31は、これら基板材料の屈折率に応じた屈折率を有するものが使用される。たとえば、GaN系のLEDチップの屈折率nは2.6であるため、LEDチップ14の光の屈折率に対して90%以上とする場合には、第1高屈折率層31として屈折率2.34以上の樹脂層が使用される。
また、上述した実施形態では、第1高屈折率層31を、蛍光体層311と非蛍光体層312、または非蛍光体層312のみで構成することを例示したが、この構成に限定されず、たとえば、第1高屈折率層31を、蛍光体層311のみで構成することもできる。ただし第1高屈折率層31を蛍光体層311のみで構成した場合、蛍光体が励起されて全方向に再発光してしまったり、再発光で生じた熱が放熱しにくいため、第1高屈折率層31は、蛍光体層311と非蛍光体層312、または非蛍光体層312のみで構成する方が好ましい。
さらに、上述した第1実施形態において、透光性部材30を、硫黄を含まない透光性材料から形成する構成とすることができる。高い屈折率を有する透光性材料は、硫黄を含有することが多く、シリコーン樹脂と併用した場合には、シリコーン樹脂の硬化を阻害してしまう場合がある。そのため、透光性部材30を、硫黄を含まない透光性材料から形成して、硫黄を含まない構成とすることで、このような問題を解決することができ、より品質の高いLED光源装置1を提供することができる。なお、硫黄を含まない透光性部材30として、たとえばOKP(大阪ガスケミカル)を用いることができる。また、第1高屈折率層31と低屈折率層32との接着性を高めるために、図11に示すように、第1高屈折率層31の底面313をレンズ状に形成する構成とすることもできる。これにより、第2高屈折率層33を低屈折率層32の上に接着する際に、第2高屈折率層33と低屈折率層32との界面に空気が残らないようにすることができる。
加えて、上述した第1実施形態および第2実施形態では、高屈折率層31,33と低屈折率層32という異なる2以上の層を積層する構成を例示したが、このように異なる層を積層する際には、透光性材料(透光性の樹脂材料)が液状になる温度(50℃程度)までベーク、または、真空脱泡してから硬化ベークを行うことが好ましい。これにより、樹脂内部に気泡が生じてしまうことを抑制することができる。また、第3実施形態または第4実施形態に係るLED光源装置1a,1bのように、透光性部材30a,30bを同一の透光性材料のみから形成する場合も、同一の透光性材料からなる層を二層重ねる構成とすることができる。この場合も、樹脂内部に気泡が生じてしまうことを抑制するために、透光性材料が液状になる温度(50℃程度)までベーク、または、真空脱泡してから硬化ベークを行うことが好ましい。
また、上述した第4実施形態では、透光性材料をリフレクター20の上面21まで充填した場合に透光性材料がリフレクター20の外部に流出しないように防止するために、リフレクター20の上面21にダム部23(流出防止部)を備える構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、リフレクター20の上面21に溝または凹部を流出防止部として設けることで、この溝または凹部により、透光性材料をリフレクター20の上面21まで充填した場合でも透光性材料がリフレクター20の外部に流出してしまうことを有効に防止することができる。また、金型を用いることで、リフレクター20の上部に流出防止部を設けることなく、透光性部材30bを一体成形する構成とすることもできる。なお、第1〜3実施形態に係るLED光源装置1〜1bにおいても、同様に、ダム部23などの流出防止部を設けることができる。
4:プロジェクター装置
41:ダイクロイックプリズム
42:コリメーターレンズ
43:液晶ライトバルブ
44:投射光学系
1〜1b:LED光源装置
11:実装基板
12,12a:配線層
13,13a:ソルダーレジスト層
14:LEDチップ
15:絶縁層
16:接着層
17:金属基板
18:ワイヤー
20:リフレクター
21:上面
22:開口部
23:ダム部
24:凹部
30,30a,30b:透光性部材
31:第1高屈折率層
311:蛍光体層
312:非蛍光体層
313:底面
32:低屈折率層
33:第2高屈折率層
31a:高屈折率層


Claims (14)

  1. LEDチップと、
    前記LEDチップの周囲を囲うリフレクターと、
    透光性材料により構成され上面がレンズ状に形成された透光性部材とを有し、
    前記透光性部材は、前記LEDチップと空隙なく接する層であり、かつ、前記LEDチップの光の屈折率に対して90%以上の光の屈折率を有する層である、第1高屈折率層を有する、LED光源装置。
  2. 請求項1に記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材は、前記第1高屈折率層よりも光の屈折率が低い低屈折率層をさらに有し、
    前記低屈折率層は、前記第1高屈折率層の上面に空隙なく積層される、LED光源装置。
  3. 請求項2に記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材は、前記低屈折率層よりも光の屈折率が高い第2高屈折率層をさらに有し、
    前記第2高屈折率層は、前記低屈折率層の上面に空隙なく積層されるとともに、上面がレンズ状に形成されている、LED光源装置。
  4. 請求項3に記載のLED光源装置であって、
    前記第1高屈折率層は、透光性樹脂またはガラスから構成されており、
    前記低屈折率層は、透光性樹脂から構成されており、
    前記第2高屈折率層は、透光性樹脂またはガラスから構成されている、LED光源装置。
  5. 請求項3または4に記載のLED光源装置であって、
    前記第2高屈折率層は、上面および底面がレンズ状に形成されている、LED光源装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のLED光源装置であって、
    前記第1高屈折率層は、上面がレンズ状に形成されている、LED光源装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のLED光源装置であって、
    前記第1高屈折率層は、蛍光体を含む蛍光体層を有する、LED光源装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材には、硫黄が含まれていない、LED光源装置。
  9. LEDチップと、
    前記LEDチップの周囲を囲うリフレクターと、
    透光性材料により構成され上面がレンズ状に形成された透光性部材とを有し、
    前記透光性部材は、前記LEDチップと空隙なく接しており、かつ、前記リフレクターの上面とも空隙なく接している、LED光源装置。
  10. 請求項9に記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材は、前記LEDチップの光の屈折率に対して80%以上の光の屈折率を有する、LED光源装置。
  11. 請求項9または10に記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材は、一体的に成形されている、LED光源装置。
  12. 請求項11に記載のLED光源装置であって、
    前記透光性材料を前記リフレクター内部に充填して前記透光性部材を一体的に成形する場合に、前記透光性材料の外部への流出を防止するための流出防止部をさらに備える、LED光源装置。
  13. 請求項9ないし12のいずれかに記載のLED光源装置であって、
    前記透光性部材には、硫黄が含まれている、LED光源装置。
  14. 赤色光用LED光源装置と、前記赤色光用LED光源装置から放射される光を変調する赤色光用透過型液晶パネルと、
    緑色光用LED光源装置と、前記緑色光用LED光源装置から放射される光を変調する緑色光用透過型液晶パネルと、
    青色光用LED光源装置と、前記赤色光用LED光源装置から放射される光を変調する赤色光用透過型液晶パネルと、
    赤色光、緑色光および青色光を合成するダイクロイックプリズムと、ダイクロイックプリズムからの合成光を投写する投写光学系と、を備えたプロジェクターにおいて、前記赤色光用LED光源装置、前記緑色光用LED光源装置および前記青色光用LED光源装置が、請求項1ないし13のいずれかに記載のLED光源装置により構成されるプロジェクター。
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