JPWO2020016952A1 - 部品認識装置および部品認識方法 - Google Patents

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Abstract

部品認識装置は、第一取得部と、第二取得部とを備える。第一取得部は、保持部材によって保持されている部品を撮像し撮像された第一画像に基づいて、保持部材における部品の保持姿勢を取得する。第二取得部は、部品の保持姿勢が取得された後に部品の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像に基づいて、部品の所定部位の位置を取得する。第二取得部は、第一取得部によって取得された部品の保持姿勢に基づいて、所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して所定部位の位置を取得する。

Description

本明細書は、部品認識装置および部品認識方法に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の実装機は、カメラによって、特徴部が位置する第一の候補領域の撮影を行う。特徴部は、部品または部品収容容器の一部の領域であって、部品または部品収容容器が正規の向きで配置されているときに、部品または部品収容容器の向きを示す部位である。また、特許文献1に記載の実装機は、第一の候補領域において特徴部が認識されなかったときには、部品または部品収容容器が非正規の向きで配置されているときに特徴部が位置する他の候補領域の撮影を行う。
特開2008−021946号公報
保持部材によって保持されている部品は、部品の保持姿勢によって所定部位(例えば、上述した特徴部)の位置が異なる。よって、特許文献1に記載の実装機では、保持部材によって保持されている部品の所定部位(例えば、上述した特徴部)の位置を特定することは困難である。
このような事情に鑑みて、本明細書は、保持部材によって保持されている部品の所定部位の位置を取得可能な部品認識装置および部品認識方法を開示する。
本明細書は、第一取得部と、第二取得部と、を備える部品認識装置を開示する。前記第一取得部は、保持部材によって保持されている部品を撮像し撮像された第一画像に基づいて、前記保持部材における前記部品の保持姿勢を取得する。前記第二取得部は、前記部品の前記保持姿勢が取得された後に前記部品の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像に基づいて、前記部品の所定部位の位置を取得する。前記第二取得部は、前記第一取得部によって取得された前記部品の前記保持姿勢に基づいて、前記所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して前記所定部位の位置を取得する。
また、本明細書は、第一取得工程と、第二取得工程と、を備える部品認識方法を開示する。前記第一取得工程は、保持部材によって保持されている部品を撮像し撮像された第一画像に基づいて、前記保持部材における前記部品の保持姿勢を取得する。前記第二取得工程は、前記部品の前記保持姿勢が取得された後に前記部品の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像に基づいて、前記部品の所定部位の位置を取得する。前記第二取得工程は、前記第一取得工程によって取得された前記部品の前記保持姿勢に基づいて、前記所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して前記所定部位の位置を取得する。
上記の部品認識装置によれば、第一取得部および第二取得部を備えている。特に、第二取得部は、第一取得部によって取得された部品の保持姿勢に基づいて、所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して所定部位の位置を取得する。これにより、上記の部品認識装置は、保持部材によって保持されている部品の所定部位の位置を取得することができる。部品認識装置について上述したことは、部品認識方法についても同様に言える。
部品装着機10の構成例を示す平面図である。 部品80の一例を示す平面図である。 撮像装置CD1である部品カメラ14の構成例を示す模式図である。 部品認識装置70の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 部品認識装置70による制御手順の一例を示すフローチャートである。 第一画像PC1の一例を示す模式図である。 図6に示す特定領域SA1を撮像した第二画像PC2の一例を示す模式図である。 図6に示す特定領域SA2を撮像した第二画像PC2の一例を示す模式図である。 図6に示す特定領域SA3を撮像した第二画像PC2の一例を示す模式図である。 図6に示す特定領域SA4を撮像した第二画像PC2の一例を示す模式図である。 装着位置が補正されないときの部品80の装着状態の一例を示す平面図である。 補正部73によって装着位置が補正されたときの部品80の装着状態の一例を示す平面図である。 部品80の他の一例を示す平面図である。 第一画像PC1の他の一例を示す模式図である。
1.実施形態
1−1.部品装着機10の構成例
図1に示すように、部品装着機10は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。基板搬送装置11は、ベルトコンベアなどにより構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路および電気回路のうちの少なくとも一方を形成する。基板搬送装置11は、部品装着機10の機内に基板90を搬入するとともに、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機10による部品80の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機10の機外に搬出する。
部品供給装置12は、基板90に装着する部品80を供給する。具体的には、部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ121を備えている。複数のフィーダ121の各々は、複数の部品80が収納されているキャリアテープをピッチ送りさせて、フィーダ121の先端側に設けられる採取位置において、部品80を採取可能に供給する。なお、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイ上に配置した状態で供給することもできる。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置131および移動台132を備えている。ヘッド駆動装置131は、直動機構により移動台132を、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成されている。移動台132には、クランプ部材(図示略)により部品装着ヘッド20が着脱可能に(交換可能に)設けられている。部品装着ヘッド20は、部品80を採取して位置決めされた基板90に部品80を装着する。具体的には、部品装着ヘッド20は、部品供給装置12によって供給される部品80を保持部材30によって採取して、位置決めされた基板90の所定の装着位置に装着する。
部品カメラ14および基板カメラ15は、例えば、撮像素子141を有するデジタル式の撮像装置を用いることができる。撮像素子141は、例えば、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサを用いることができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15は、撮像により取得した画像データを制御装置16に送出する。
部品カメラ14は、光軸がZ軸方向の上向き(鉛直上方方向)となるように、部品装着機10の基台に固定されている。部品カメラ14は、保持部材30によって保持されている部品80を下方から撮像することができる。基板カメラ15は、光軸がZ軸方向の下向き(鉛直下方方向)となるように、部品移載装置13の移動台132に設けられている。基板カメラ15は、基板90を上方から撮像することができる。
制御装置16は、中央演算装置161、記憶装置162およびインターフェース163を備えており、これらは、バス164を介して、電気的に接続されている。中央演算装置161は、CPU(Central Processing Unit)であり、種々の演算処理を行うことができる。記憶装置162は、揮発性記憶装置162a、第一不揮発性記憶装置162bおよび第二不揮発性記憶装置162cを備えている。
揮発性記憶装置162aは、揮発性の記憶装置(RAM:Random Access Memory)であり、電力が供給されている状態において、種々のデータを一時的に記憶することができる。当該データには、中央演算装置161によって演算処理された演算結果が含まれる。揮発性記憶装置162aは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性記憶装置を用いることができる。
第一不揮発性記憶装置162bは、不揮発性の記憶装置(ROM:Read Only Memory)であり、電力が供給されていない状態においても、種々のデータを記憶しておくことができる。第一不揮発性記憶装置162bには、例えば、制御プログラムおよび予め設定される所定の装着条件などが記憶される。そのため、第一不揮発性記憶装置162bは、例えば、記憶されているデータを書き換え不可能なマスクROMを用いることができる。また、第一不揮発性記憶装置162bは、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶されているデータを書き換え可能な不揮発性記憶装置を用いることもできる。この場合、部品装着機10の管理者は、例えば、制御プログラムのバージョンアップなどに対して、容易に対応することができる。
第二不揮発性記憶装置162cは、不揮発性の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)などの磁気記憶装置、光ディスクなどの光学記憶装置などを用いることができる。第二不揮発性記憶装置162cは、データを書き換え可能な不揮発性記憶装置である。第二不揮発性記憶装置162cは、第一不揮発性記憶装置162bと比べて、大容量の多数のデータを記憶することができる。当該データは、部品カメラ14および基板カメラ15によって撮像された画像データを含むことができる。なお、第二不揮発性記憶装置162cは、例えば、フラッシュメモリ、EEPROMなどの不揮発性記憶装置を用いることもできる。
インターフェース163は、部品装着機10の機内の機器と、制御装置16とを電気的に接続する機器であり、例えば、通信インターフェース、入出力インターフェースなどを用いることができる。制御装置16は、インターフェース163を介して、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14および基板カメラ15と電気的に接続されている。また、インターフェース163は、部品装着機10の機外の機器と、制御装置16とを電気的に接続することもできる。
制御装置16には、基板90に部品80を装着する装着処理において、部品装着機10に設けられている複数の各種センサから出力される情報、画像処理などによる認識処理の結果が入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、部品移載装置13に対して制御信号を送出する。制御装置16は、例えば、保持部材30の位置および回転角度を制御することができる。
具体的には、制御装置16は、保持部材30によって保持されている部品80を、部品カメラ14を用いて撮像する。制御装置16は、部品カメラ14の撮像により取得した画像データに基づいて、保持部材30における部品80の保持姿勢を認識する。このとき、制御装置16は、例えば、基板90に対する位置決めの基準となる部品80の部位、部品80の外観で特徴的な部位などを画像処理により把握することによって、部品80の保持姿勢を認識することができる。
次に、制御装置16は、基板90における所定位置の上方に向かって、部品装着ヘッド20を移動させる。このとき、制御装置16は、画像処理により認識された部品80の保持姿勢に基づいて、保持部材30の位置および回転角度を補正する。そして、制御装置16は、保持部材30を下降させて基板90に部品80を装着する。基板90に装着された部品80は、例えば、基板90の上面に予め塗布されている接合材(例えば、クリームはんだ)の粘性などによるタック力で保持される。制御装置16は、上述したピックアンドプレースサイクルを繰り返すことにより、基板90に複数の部品80を装着する装着処理を実行する。上述したピックアンドプレースサイクルに要する時間をサイクルタイムという。
1−2.部品カメラ14の構成例
図2に示す部品80は、BGA(Ball Grid Array)であり、方向チェックマーク81と、複数のはんだボール82とを備えている。方向チェックマーク81は、部品80が基板90に装着されたときの部品80の装着方向の正否を判別可能な部位であり、後述する所定部位PP1に含まれる。方向チェックマーク81は、部品80の外縁の四つの角部のうちの一の角部に形成されている。複数のはんだボール82は、格子状(同図では、17個×18個)に並べられており、電極が形成されている。図3に示すように、はんだボール82は、半球状に形成されている。なお、同図では、図示の便宜上、8つのはんだボール82が図示されている。
図3は、上述した部品80を撮像可能な部品カメラ14の構成例を示している。部品カメラ14は、撮像素子141と、レンズ142と、光源143とを備えている。既述したように、撮像素子141は、電荷結合素子(CCD)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)などのイメージセンサを用いることができる。撮像素子141は、二次元イメージセンサであり、平面状に配置された複数の受光素子を備えている。これにより、部品カメラ14は、二次元的な撮像視野をもつ。図2に示す例では、複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4の各々の撮像領域が部品カメラ14の撮像視野に相当する。
レンズ142は、公知の集光用レンズを用いることができ、凸レンズおよび凹レンズを複数組み合わせて、光学系を構成することもできる。レンズ142は、例えば、球面収差を低減した非球面レンズ、光の分散を少なくして色収差を低減した低分散レンズを用いることもできる。なお、レンズ142の焦点が部品80に合うように、レンズ142の焦点距離が設定されている。
光源143は、第一光源143aと、落射光生成部143bと、第二光源143cとを備えている。第一光源143aおよび第二光源143cは、部品80に光を照射する。第一光源143aおよび第二光源143cは、例えば、公知の発光ダイオード(Light Emitting Diode)を用いることができ、照射する光の波長は、限定されない。落射光生成部143bは、第一光源143aから照射される光から同軸落射光を生成する。落射光生成部143bは、例えば、ハーフミラーを用いることができる。
方向チェックマーク81は、正反射によって認識できるように配置されている。そのため、第一光源143aは、落射光生成部143bに向かってY軸方向に光を照射する(矢印L11)。第一光源143aから照射された光は、落射光生成部143bで反射され、方向チェックマーク81に向かって進行する(矢印L12)。反射角は、90度に設定されている。方向チェックマーク81で再び反射した光は、レンズ142に向かって進行する(矢印L13)。レンズ142に到達した光は、レンズ142を透過して撮像素子141に向かって進行する(矢印L14)。このときの光路を第一光路OP1とする。
はんだボール82は、半球状の突起部(バンプ)であり、第二光源143cは、はんだボール82を認識し易いように、はんだボール82の斜め下方から光を照射する(矢印L21)。はんだボール82で反射した光は、レンズ142に向かって進行する(矢印L22)。レンズ142に到達した光は、レンズ142を透過して撮像素子141に向かって進行する(矢印L23)。このときの光路を第二光路OP2とする。なお、部品80側の焦点位置を焦点位置FP1とし、撮像素子141側の焦点位置を焦点位置FP0とする。
1−3.部品認識装置70の構成例
部品認識装置70は、制御ブロックとして捉えると、第一取得部71と、第二取得部72とを備えている。部品認識装置70は、補正部73および保存部74のうちの少なくとも一方をさらに備えると好適である。図4に示すように、本実施形態の部品認識装置70は、第一取得部71と、第二取得部72と、補正部73と、保存部74とを備えている。また、本実施形態の部品認識装置70は、制御装置16に設けられている。
さらに、部品認識装置70は、図5に示すフローチャートに従って、制御プログラムを実行する。第一取得部71は、ステップS11に示す処理を行う。第二取得部72は、ステップS12に示す処理を行う。補正部73は、ステップS13に示す処理を行う。保存部74は、ステップS14に示す処理を行う。なお、ステップS13およびステップS14に示す処理の順序は、入れ替えることもできる。
1−3−1.第一取得部71
第一取得部71は、保持部材30によって保持されている部品80を撮像し撮像された第一画像PC1に基づいて、保持部材30における部品80の保持姿勢を取得する(ステップS11)。第一取得部71は、部品80の一部を撮像した画像であって撮像領域が異なる複数(例えば、4つ)の単位画像PU1〜PU4を合成して第一画像PC1を取得すると好適である。
具体的には、第一取得部71は、図3に示す部品装着ヘッド20を移動させて、例えば、部品カメラ14の撮像視野を図6に示す単位画像PU1によって示される領域に合わせる。そして、第一取得部71は、図3に示す撮像素子141および第二光源143cに撮像開始信号を出力する。撮像開始信号が出力されると、第二光源143cは、所定の露光時間、部品80(複数のはんだボール82)に光を照射する。そして、撮像素子141は、単位画像PU1によって示される領域の複数のはんだボール82を同時に撮像する。
次に、第一取得部71は、部品装着ヘッド20を移動させて、例えば、部品カメラ14の撮像視野を単位画像PU2によって示される領域に合わせる。そして、第一取得部71は、撮像素子141および第二光源143cに撮像開始信号を出力する。撮像開始信号が出力されると、第二光源143cは、所定の露光時間、部品80(複数のはんだボール82)に光を照射する。そして、撮像素子141は、単位画像PU2によって示される領域の複数のはんだボール82を同時に撮像する。同様にして、第一取得部71は、部品カメラ14に対して、単位画像PU3および単位画像PU4によって示される領域をそれぞれ撮像させる。なお、第一取得部71は、任意の順序で複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4の撮像を行わせることができる。
第一取得部71は、撮像された複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4の各々を画像処理して、複数のはんだボール82の形状データを取得する。画像処理は、種々の方法を採り得る。画像処理は、例えば、二値化、エッジ処理のような一つの処理であっても良く、これらの処理を組み合わせた複数の処理であっても良い。図6に示すように、複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4は、撮像領域が重複している部分が存在する。第一取得部71は、撮像領域が重複している部分の複数のはんだボール82の形状データに基づいて、撮像された単位画像PU1〜PU4を合成して、第一画像PC1を取得する。
第一取得部71は、第一画像PC1に基づいて、保持部材30における部品80の保持姿勢を取得する。図1に示す第一不揮発性記憶装置162bには、予め部品80の正規の保持姿勢(複数のはんだボール82の配置)が記憶されている。第一取得部71は、部品80の正規の保持姿勢(複数のはんだボール82の配置)と、第一画像PC1に基づいて取得される部品80の保持姿勢(複数のはんだボール82の配置)とを比較する。これにより、第一取得部71は、部品80の保持姿勢(回転角度)を取得することができる。
なお、部品80の保持姿勢として、正規の保持位置に対する偏差を取得する場合、部品装着ヘッド20は、撮像基準部(図示略)を備えると好適である。そして、第一取得部71は、複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4の少なくとも一つにおいて、部品80(複数のはんだボール82)と併せて撮像基準部を撮像させると良い。これにより、第一取得部71は、例えば、撮像基準部と部品80(複数のはんだボール82)の中心位置との間の距離を取得することができ、当該距離に基づいて、正規の保持位置に対する偏差を取得することができる。
また、撮像基準部の焦点位置が部品80の焦点位置FP1と異なる場合は、焦点位置を調整可能な屈折部材(図示略)をレンズ142上に配置すると好適である。屈折部材は、例えば、円柱状の光学ガラス、プラスチック、蛍石、非球面レンズをはじめとした種々のレンズなどを用いることができる。これにより、撮像装置CD1である部品カメラ14は、焦点位置が異なる撮像基準部と部品80(複数のはんだボール82)を同時に撮像することができる。
1−3−2.第二取得部72
第二取得部72は、部品80の保持姿勢が取得された後に部品80の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像PC2に基づいて、部品80の所定部位PP1の位置を取得する。また、第二取得部72は、第一取得部71によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる特定領域SA1〜SA4を設定して所定部位PP1の位置を取得する(図5に示すステップS12)。所定部位PP1は、部品80において特定可能な部位であれば良く、限定されない。本実施形態の所定部位PP1は、部品80が基板90に装着されたときの部品80の装着方向の正否を判別可能な方向チェックマーク81である。
既述したように、方向チェックマーク81は、部品80の外縁の四つの角部のうちの一の角部に形成される。そのため、所定部位PP1が方向チェックマーク81である場合、特定領域SA1〜SA4は、図2および図6に示す領域である。図6に示す特定領域SA1〜SA4は、部品80の保持姿勢に合わせて、図2に示す特定領域SA1〜SA4が反時計回りに回転している。第二取得部72は、第一取得部71によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、このときの部品80の回転角度を知得することができ、図6に示す特定領域SA1〜SA4を設定することができる。
第二取得部72は、特定領域SA1〜SA4を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断すると好適である。また、第二取得部72は、撮像装置CD1に対して、特定領域SA1〜SA4を関心領域IA1〜IA4に設定させて、撮像装置CD1を用いて特定領域SA1〜SA4を撮像すると好適である。本実施形態の第二取得部72は、撮像装置CD1である部品カメラ14に対して、図6に示す特定領域SA1〜SA4を関心領域IA1〜IA4にそれぞれ設定させる。そして、第二取得部72は、部品カメラ14を用いて特定領域SA1〜SA4を撮像し、撮像された第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の位置を取得する。
具体的には、撮像装置CD1である部品カメラ14は、例えば、図6に示す特定領域SA1に対して、関心領域IA1を設定する。関心領域IA1は、公知のROI(Region Of Interest)であり、部品カメラ14によって設定することができる。そして、第二取得部72は、撮像素子141および第一光源143aに撮像開始信号を出力する。撮像開始信号が出力されると、第一光源143aは、所定の露光時間、方向チェックマーク81に光を照射する。そして、撮像素子141は、特定領域SA1を撮像する。
図7Aは、図6に示す特定領域SA1を撮像した第二画像PC2の一例を示している。特定領域SA1を撮像した第二画像PC2には、所定部位PP1である方向チェックマーク81が存在する。よって、第二取得部72は、所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置が特定領域SA1であると判断することができる。なお、仮に、第二画像PC2に所定部位PP1(方向チェックマーク81)が存在しない場合、第二取得部72は、例えば、特定領域SA4を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断する。また、第二取得部72は、部品カメラ14に対して特定領域SA4を関心領域IA4に設定させて、部品カメラ14を用いて特定領域SA4を撮像する。本実施形態では、複数のはんだボール82の配置は、長方形状であり、特定領域SA4を撮像した第二画像PC2に所定部位PP1(方向チェックマーク81)が存在する可能性が高い。
特定領域SA4を撮像した第二画像PC2に所定部位PP1(方向チェックマーク81)が存在しない場合、第二取得部72は、例えば、特定領域SA2を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断する。第二取得部72は、部品カメラ14に対して特定領域SA2を関心領域IA2に設定させて、部品カメラ14を用いて特定領域SA2を撮像する。また、特定領域SA2を撮像した第二画像PC2に所定部位PP1(方向チェックマーク81)が存在しない場合、第二取得部72は、特定領域SA3を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断する。第二取得部72は、部品カメラ14に対して特定領域SA3を関心領域IA3に設定させて、部品カメラ14を用いて特定領域SA3を撮像する。
特定領域SA1について上述したことは、特定領域SA2〜SA4についても同様に言える。また、関心領域IA1について上述したことは、関心領域IA2〜IA4についても同様に言える。なお、所定部位PP1の存否を判断する順序は、限定されない。例えば、複数のはんだボール82の配置が正方形状の場合、第二取得部72は、特定領域SA1〜SA4について、任意の順序で所定部位PP1(方向チェックマーク81)の存否を判断することができる。
図7B〜図7Dは、図6に示す特定領域SA2〜SA4を撮像した第二画像PC2の一例を示している。特定領域SA2〜SA4を撮像した第二画像PC2には、所定部位PP1である方向チェックマーク81が存在しない。よって、上述した所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置が特定領域SA1である旨の判断は、正当であると言える。このように、第二取得部72は、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる複数の特定領域SA1〜SA4について、所定部位PP1の存否を判断することにより、例えば、異物等の付着などによる所定部位PP1の誤認識を低減することができる。
例えば、特定領域SA1および特定領域SA4の両方について、第二画像PC2に所定部位PP1(方向チェックマーク81)が存在する場合、所定部位PP1(方向チェックマーク81)の誤認識の可能性がある。この場合、第二取得部72は、例えば、第二画像PC2を取得するときの撮像条件、第二画像PC2の画像処理の方法などを変更して、所定部位PP1(方向チェックマーク81)の存否を再度判断すると良い。
また、第二取得部72は、第二画像PC2から特定領域SA1〜SA4を抽出して所定部位PP1の存否を判断することもできる。具体的には、第二取得部72は、図3に示す部品装着ヘッド20を移動させて、例えば、部品カメラ14の撮像視野を図6に示す単位画像PU1によって示される領域に合わせる。そして、第二取得部72は、撮像素子141および第一光源143aに撮像開始信号を出力する。撮像開始信号が出力されると、第一光源143aは、所定の露光時間、方向チェックマーク81に光を照射する。そして、撮像素子141は、単位画像PU1によって示される領域を撮像する。第二取得部72は、第二画像PC2から特定領域SA1を抽出して所定部位PP1(方向チェックマーク81)の存否を判断することができる。特定領域SA1について上述したことは、特定領域SA2〜SA4についても同様に言える。
1−3−3.補正部73
補正部73は、第二取得部72によって取得された所定部位PP1の位置に基づいて、部品80を基板90に装着するときの部品80の装着位置P2および装着角度θ1のうちの少なくとも一方を補正する(図5に示すステップS13)。既述したように、第一取得部71によって取得される部品80の保持姿勢(回転角度)は、複数のはんだボール82の配置に基づいて取得される。そのため、複数のはんだボール82の配置が長方形状の場合、回転角度が180度異なる二つの保持姿勢が想定される。第二取得部72によって所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置が取得されることにより、保持部材30によって保持されている部品80の保持姿勢(回転角度)が確定する。なお、複数のはんだボール82の配置が正方形状の場合、回転角度が0度、90度、180度および270度の四つの保持姿勢が想定される。
図8Aの破線で示す部品80は、部品80の中心位置80aにおいて回転することなく保持部材30によって保持されて、補正部73による補正が行われることなく基板90の装着位置P1に装着されているものとする。このときの保持姿勢を第一保持姿勢とし、このときの装着状態を第一装着状態とする。また、第一保持姿勢が正規の保持姿勢であり、第一装着状態が正規の装着状態とする。
図8Aの実線で示すように、部品80の中心位置80aからX軸方向と反対方向(X軸の負の方向)に偏差ΔX分、移動した位置において、装着角度θ1分、反時計回りに回転した状態で、保持部材30によって部品80が保持されている場合を想定する。このときの保持姿勢を第二保持姿勢とする。保持姿勢が第二保持姿勢のときに、補正部73による補正が行われないと、図8Aの実線で示す状態で、部品80が基板90に装着されてしまう。
そこで、図8Bに示すように、補正部73は、装着位置P1から、X軸方向と反対方向(X軸の負の方向)に偏差ΔX分、移動した位置を装着位置P2として設定する。また、補正部73は、保持部材30の補正回転角度を装着角度θ1(時計回り)とする。これにより、保持部材30は、装着位置P2において、装着角度θ1分、時計回りに回転された状態で下降される。その結果、部品80は、図8Bの実線で示すように基板90に装着される。このときの装着状態は、図8Aに示す第一装着状態と同じである。このようにして、補正部73は、第二取得部72によって取得された所定部位PP1の位置に基づいて、部品80の装着位置P2および装着角度θ1のうちの少なくとも一方を補正することができる。
1−3−4.保存部74
保存部74は、第二取得部72によって取得された所定部位PP1の位置を記憶装置162に保存させる(図5に示すステップS14)。具体的には、保存部74は、第二取得部72によって取得された所定部位PP1の位置を、図1に示す第二不揮発性記憶装置162cに保存させることができる。
例えば、部品装着機10において不具合が発生すると、部品装着機10を管理する管理者は、当該不具合を解析する場合がある。この場合、管理者は、部品装着機10の稼働中に稼働状態を保存しておき、保存された稼働履歴に基づいて、部品装着機10の動作などをトレース(追跡)する。本実施形態では、第二取得部72は、所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置を取得する。よって、保存部74が所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置を記憶装置162(第二不揮発性記憶装置162c)に保存させることにより、管理者は、保持部材30による部品80の保持状態をトレースすることができる。
また、保存部74は、所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置を取得する際に用いた画像データを記憶装置162(第二不揮発性記憶装置162c)に保存させることもできる。画像データには、第一画像PC1および第二画像PC2のうちの少なくとも第二画像PC2に係る画像データが含まれると好適である。第二画像PC2が特定領域SA1〜SA4を撮像した画像である場合、部品80の全体を撮像した画像と比べて、画像データの保存時のデータ容量が低減される。また、第二画像PC2が特定領域SA1〜SA4を撮像した画像である場合、部品80の全体を撮像した画像と比べて、撮像装置CD1である部品カメラ14から制御装置16に送出する画像データのデータ容量が低減される。
保存部74は、第二取得部72によって所定部位PP1(方向チェックマーク81)の位置が取得される毎に、所定部位PP1の位置を逐次保存することができる。また、保存部74は、所定数の部品80についての所定部位PP1の位置が蓄積したときに、当該所定数の所定部位PP1の位置を、一度に、または、複数回に分けて保存することもできる。この場合、制御装置16は、例えば、複数のデータを一時的に記憶可能なリングバッファなどを備えると良い。また、図1に示す中央演算装置161の負荷を軽減するため、制御装置16は、例えば、DMA(Direct Memory Access)コントローラなどを備えると良い。なお、保存部74は、部品80を特定可能な固有情報、取得年月日、取得時刻、制御プログラムのバージョン情報などを併せて、記憶装置162(第二不揮発性記憶装置162c)に保存させると好適である。
2.変形形態
2−1.第一変形形態
所定部位PP1は、部品80の固有情報を示す識別コード83であっても良い。固有情報は、例えば、部品種、部品名、型式、生産メーカ名、生産ロットなどを含むと好適である。また、識別コード83は、一次元コードであっても良く、二次元コードであっても良い。図9は、二次元コードの識別コード83が部品80の中央部に付されている状態を模式的に示している。この場合も、実施形態と同様にして、第一取得部71は、第一画像PC1に基づいて、保持部材30における部品80の保持姿勢を取得する。また、第二取得部72は、第一取得部71によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる特定領域SA1を設定して所定部位PP1の位置を取得する。
同図に示すように、識別コード83は、部品80の中央部に付されており、第二取得部72は、一つの特定領域SA1を設定することができる。よって、第二取得部72は、特定領域SA1を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断することができる。さらに、第二取得部72は、部品カメラ14に対して特定領域SA1を関心領域IA1に設定させて、部品カメラ14を用いて特定領域SA1を撮像することができる。
具体的には、第二取得部72は、図3に示す部品装着ヘッド20を移動させて、部品カメラ14の撮像視野を図9に示す特定領域SA1に合わせる。そして、第二取得部72は、撮像素子141および第一光源143aに撮像開始信号を出力する。撮像開始信号が出力されると、第一光源143aは、所定の露光時間、識別コード83に光を照射する。そして、撮像素子141は、特定領域SA1を撮像する。第二取得部72は、部品80の固有情報を読み取ることができたときに、所定部位PP1である識別コード83の位置を取得する。なお、第二取得部72は、部品80の少なくとも一部が撮像された第二画像PC2から特定領域SA1を抽出して、所定部位PP1の存否を判断することもできる。
2−2.第二変形形態
部品認識装置70は、複数の保持部材30が部品装着ヘッド20に着脱可能に設けられている部品装着機10に適用することもできる。部品装着ヘッド20は、例えば、複数の保持部材30が円環状に設けられているロータリヘッドを用いることができる。また、部品装着ヘッド20は、例えば、複数の保持部材30が直線状に設けられているラインヘッドを用いることもできる。いずれの場合も、第一取得部71は、複数の保持部材30に保持されている複数の部品80を同時に撮像して第一画像PC1を取得すると好適である。
図10は、複数(同図では、12個)の保持部材30に保持されている複数(同図では、12個)の部品80が同時に撮像された第一画像PC1の一例を示している。この場合の部品装着ヘッド20は、複数(12個)の保持部材30が円環状に設けられているロータリヘッドである。また、複数(12個)の部品80は、実施形態および第一変形形態の部品80と比べて小型であり、第一画像PC1は、部品カメラ14の一の撮像視野(例えば、既述した単位画像PU1によって示される領域に相当)で撮像することができる。さらに、複数(12個)の部品80のうちの少なくとも一つの部品80(同図では、一つの部品80)は、所定部位PP1である凹部84を備えている。凹部84は、部品80の一部が陥没している部位であり、既述した方向チェックマーク81と同様に、正反射によって認識できるように配置されている。
第一取得部71は、複数(例えば、4つ)の単位画像PU1〜PU4を合成することなく、一度の撮像で第一画像PC1を取得することができる。この場合も、実施形態と同様にして、第一取得部71は、第一画像PC1に基づいて、保持部材30に保持されている部品80(所定部位PP1である凹部84を備える部品80)の保持姿勢を取得する。また、第二取得部72は、第一取得部71によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる特定領域SA1を設定して所定部位PP1の位置を取得する。
さらに、第二取得部72は、特定領域SA1を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断することができる。また、第二取得部72は、部品カメラ14に対して特定領域SA1を関心領域IA1に設定させて、部品カメラ14を用いて特定領域SA1を撮像することができる。なお、第二取得部72は、部品80の少なくとも一部が撮像された第二画像PC2から特定領域SA1を抽出して、所定部位PP1の存否を判断することもできる。
2−3.その他
実施形態および第一変形形態では、第一取得部71は、撮像領域が異なる複数(4つ)の単位画像PU1〜PU4を合成して第一画像PC1を取得している。しかしながら、単位画像の数は、限定されない。単位画像の数が増加すると、特定領域が設定されない単位画像が生じる。この場合、第二取得部72は、特定領域を撮像した第二画像PC2に基づいて、所定部位PP1の存否を判断すると良い。これにより、第二取得部72は、全ての単位画像に相当する領域を撮像し第二画像PC2を取得して特定領域SA1を抽出する場合と比べて、第二画像PC2を取得する際の撮像回数を低減することができる。
3.部品認識方法
部品認識装置70について既述したことは、部品認識方法についても同様に言える。具体的には、部品認識方法は、第一取得工程と、第二取得工程とを備える。第一取得工程は、保持部材30によって保持されている部品80を撮像し撮像された第一画像PC1に基づいて、保持部材30における部品80の保持姿勢を取得する。第二取得工程は、部品80の保持姿勢が取得された後に部品80の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像PC2に基づいて、部品80の所定部位PP1の位置を取得する。第二取得工程は、第一取得工程によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる特定領域SA1〜SA4を設定して所定部位PP1の位置を取得する。また、部品認識方法は、補正工程および保存工程のうちの少なくとも一方を備えると好適である。補正工程は、補正部73が行う制御に相当する。保存工程は、保存部74が行う制御に相当する。
4.実施形態の効果の一例
部品認識装置70によれば、第一取得部71および第二取得部72を備えている。特に、第二取得部72は、第一取得部71によって取得された部品80の保持姿勢に基づいて、所定部位PP1が存在する可能性が見込まれる特定領域SA1〜SA4を設定して所定部位PP1の位置を取得する。これにより、部品認識装置70は、保持部材30によって保持されている部品80の所定部位PP1の位置を取得することができる。部品認識装置70について上述したことは、部品認識方法についても同様に言える。
10:部品装着機、162:記憶装置、
20:部品装着ヘッド、30:保持部材、
70:部品認識装置、
71:第一取得部、72:第二取得部、
73:補正部、74:保存部、
80:部品、81:方向チェックマーク、83:識別コード、
90:基板、
CD1:撮像装置、IA1〜IA4:関心領域、
PC1:第一画像、PC2:第二画像、PP1:所定部位、
PU1〜PU4:単位画像、SA1〜SA4:特定領域、
P2:装着位置、θ1:装着角度。

Claims (11)

  1. 保持部材によって保持されている部品を撮像し撮像された第一画像に基づいて、前記保持部材における前記部品の保持姿勢を取得する第一取得部と、
    前記部品の前記保持姿勢が取得された後に前記部品の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像に基づいて、前記部品の所定部位の位置を取得する第二取得部と、
    を備え、
    前記第二取得部は、前記第一取得部によって取得された前記部品の前記保持姿勢に基づいて、前記所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して前記所定部位の位置を取得する部品認識装置。
  2. 前記第二取得部は、前記特定領域を撮像した前記第二画像に基づいて、前記所定部位の存否を判断する請求項1に記載の部品認識装置。
  3. 前記第二取得部は、撮像装置に対して前記特定領域を関心領域に設定させて、前記撮像装置を用いて前記特定領域を撮像する請求項2に記載の部品認識装置。
  4. 前記第二取得部は、前記第二画像から前記特定領域を抽出して前記所定部位の存否を判断する請求項1に記載の部品認識装置。
  5. 前記第一取得部は、前記部品の一部を撮像した画像であって撮像領域が異なる複数の単位画像を合成して前記第一画像を取得する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  6. 複数の前記保持部材が部品装着ヘッドに着脱可能に設けられている部品装着機に適用され、
    前記第一取得部は、複数の前記保持部材に保持されている複数の前記部品を同時に撮像して前記第一画像を取得する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  7. 前記第二取得部によって取得された前記所定部位の位置に基づいて、前記部品を基板に装着するときの前記部品の装着位置および装着角度のうちの少なくとも一方を補正する補正部を備える請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  8. 前記第二取得部によって取得された前記所定部位の位置を記憶装置に保存させる保存部を備える請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  9. 前記所定部位は、前記部品が基板に装着されたときの前記部品の装着方向の正否を判別可能な方向チェックマークである請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  10. 前記所定部位は、前記部品の固有情報を示す識別コードである請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  11. 保持部材によって保持されている部品を撮像し撮像された第一画像に基づいて、前記保持部材における前記部品の保持姿勢を取得する第一取得工程と、
    前記部品の前記保持姿勢が取得された後に前記部品の少なくとも一部を撮像し撮像された第二画像に基づいて、前記部品の所定部位の位置を取得する第二取得工程と、
    を備え、
    前記第二取得工程は、前記第一取得工程によって取得された前記部品の前記保持姿勢に基づいて、前記所定部位が存在する可能性が見込まれる特定領域を設定して前記所定部位の位置を取得する部品認識方法。
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