JPWO2020011989A5

JPWO2020011989A5 -

Info

Publication number: JPWO2020011989A5
Application number: JP2020571857A
Authority: JP
Publication date: 2022-05-26

Claims

ガスタービンエンジン（１０）のファンコンテインメントケーシング（２２）用の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）であって、
前記剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）は、延性ポリマー材料（３４、３５）によって繊維強化複合材料（３１、３２、３３）の２以上のサブラミネートが互いに離間されている少なくとも１つの領域（３０）を備える、剛壁ファンコンテインメントケーシング。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）の引張弾性率は、前記繊維強化複合材料（３１、３２、３３）の引張弾性率の約５０％以下、例えば約２５％以下である、請求項１に記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）の引張弾性率は、約１０ＧＰａ以下、例えば、約５ＧＰａ以下である、請求項１または２に記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）の破断までの伸びは、前記繊維補強複合材料（３１、３２、３３）の破断までの伸びの少なくとも５倍、例えば、少なくとも１０倍である、請求項１～３のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）の破断までの伸びは、少なくとも約５０％、例えば、少なくとも約１００％である、請求項１～４のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記繊維補強複合材料（３１、３２、３３）の破断までの伸びは、約１０％以下、例えば、５％以下である、請求項５に記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記繊維補強複合材料（３１、３２、３３）は、少なくとも約１０００ＭＰａの引張強度を有し、かつ、前記延性ポリマー材料（３４、３５）は、約２００ＭＰａ以下の引張強度を有する、請求項１～６のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）は２００℃またはそれ未満の温度で熱劣化を生じやすくない、請求項１～７のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記延性ポリマー材料（３４、３５）は、ポリウレタンおよび／またはフェノール樹脂を含み、かつ前記繊維複合材料（３１、３２、３３）は、繊維強化ポリマー、例えば、炭素繊維強化ポリマーである、請求項１～８のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記繊維強化複合材料（３１、３２、３３）の２以上のサブラミネートが非強化延性ポリマー材料（３４、３５）の１以上の固体層によって互いに離間されている、請求項１～９のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
延性ポリマー材料（３４、３５）の厚みは、繊維強化複合材料のサブラミネートの隣接する各組の間に提供され、前記組の繊維強化複合材料（３１、３２、３３）の前記２以上のサブラミネートのいずれか１つの厚み以下、例えば、延性ポリマー材料の前記厚みは、
繊維強化複合材料のサブラミネートの隣接する各組の間に提供され、繊維強化複合材料の前記２以上のサブラミネートのいずれか１つの厚みの約５０％以下である、請求項１～１０のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記繊維強化複合材料（３１、３２、３３）の２以上のサブラミネートが延性ポリマー材料（３４、３５）によって互いに離間されている、少なくとも１つの領域（３０）は、前記構造支持ケーシング（２２）の円周の大部分の周囲に広がる、請求項１～１１のいずれかに記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
前記２以上のサブラミネートを離間させる前記延性ポリマー材料は熱可塑性ポリマーである、請求項１～１２のいずれか１項に記載の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）。
請求項１～１３のいずれか１項に記載の前記剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）を備えるガスタービンエンジン（１０）。
ガスタービンエンジン（１０）のファンコンテインメントケーシング用の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）用のプリフォームをレイアップする方法であって、
前記方法は、第１の繊維強化複合材料サブラミネートをツールに適用すること（１０１）、前記第１の繊維強化複合材料サブラミネート上に延性ポリマー材料を適用すること（１０２）、および前記延性ポリマー材料上に第２の繊維強化複合材料サブラミネートを適用すること（１０３）を含む、方法。
ガスタービンエンジン（１０）のファンコンテインメントケーシング用の剛壁ファンコンテインメントケーシング（２２）を製造する方法であって、
当該方法は請求項１５に記載の方法によって剛壁ファンコンテインメントケーシング用のプリフォームをレイアップすることおよび前記プリフォームを硬化すること（１０４）を含む、方法。
前記２以上のサブラミネートを離間させる前記延性ポリマー材料は熱可塑性ポリマーである、請求項１５または１６に記載の方法。