JPWO2019207675A1 - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

ナビゲーションシステム(10)は、自車両の運転者の視認位置を特定する視認位置特定部(11)と、運転者の視認位置が自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントする視線切替回数カウンタ(12)と、視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、運転者に自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う経路案内部(13)とを備える。

Description

本発明はナビゲーションシステムおよび経路案内方法に関するものである。
ナビゲーションシステムが行う経路案内に関する技術として、例えば下記の特許文献1に、案内した経路を運転者が理解したか否かを運転者が視認した事物から判定し、運転者が経路を理解していないと判断すると、経路案内を再度行うナビゲーション装置が提案されている。
特開2007−225282号公報
特許文献1では、運転者が経路を理解したか否かの判定手法の1つとして、経路案内が行われたにもかかわらず、運転者がナビゲーション装置の表示画面を視認した場合に、運転者が経路を理解していないと判定することが提案されている。しかし、運転者は、経路を理解しても、経路の確認やその他の目的(例えば渋滞情報や到着予定時刻の確認など)で表示画面を見ることもある。そのため、運転者が表示画面を見ただけで経路案内が再度行われるのは、経路を理解している運転者にとって煩わしいものとなる。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、案内された経路を理解した運転者に不要な経路案内が行われることを防止できるナビゲーションシステムを提供すること目的とする。
本発明に係るナビゲーションシステムは、自車両の運転者の視認位置を特定する視認位置特定部と、運転者の視認位置が自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントする視線切替回数カウンタと、視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、運転者に自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う経路案内部と、を備えるものである。
本発明によれば、運転者に経路案内を行うか否かが、運転者の視線が自車両の前方と表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数に基づいて決定される。経路を理解した運転者が表示装置を繰り返し見ることは少ないため、経路を理解した運転者に対して不要な経路案内が行われることが防止される。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係るナビゲーションシステムの機能ブロック図である。 進入すべき道路を迷いやすい例を説明するための図である。 視線切替回数を説明するための図である。 実施の形態1に係るナビゲーションシステムが再案内を行うための動作を示すフローチャートである。 表示装置を用いた再案内の例を示す図である。 ナビゲーションシステムのハードウェア構成の例を示す図である。 ナビゲーションシステムのハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態2に係るナビゲーションシステムの機能ブロック図である。 実施の形態2における再案内の例を説明するための図である。 実施の形態2における再案内の例を説明するための図である。 実施の形態2における再案内の例を説明するための図である。 実施の形態2に係るナビゲーションシステムが再案内を行うための動作を示すフローチャートである。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るナビゲーションシステム10の機能ブロック図である。図1のように、ナビゲーションシステム10には、視線検出装置21、現在位置算出装置22、地図情報記憶装置23、表示装置24および音声出力装置25が接続されている。ここでは、ナビゲーションシステム10は車両に搭載されており、視線検出装置21、現在位置算出装置22、地図情報記憶装置23、表示装置24および音声出力装置25は、当該車両に備えられたものとする。ただし、ナビゲーションシステム10は、例えば携帯電話やスマートフォンなど、車両に持ち込み可能な携帯型機器として構成されてもよい。以下、ナビゲーションシステム10が搭載された車両を「自車両」という。
視線検出装置21は、例えばカメラ等で運転者の目を撮影した画像を解析して、運転者の視線の方向を検出する。また、現在位置算出装置22は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星からの測位信号などを用いて、自車両の現在位置を算出する。
地図情報記憶装置23は、地図情報が記憶された記憶媒体である。図1には、地図情報記憶装置23がナビゲーションシステム10に外付けされた例を示したが、地図情報記憶装置23はナビゲーションシステム10に内蔵されていてもよい。また、地図情報記憶装置23は、自車両の外部から通信によりナビゲーションシステム10へ地図情報を配信するサーバであってもよい。
表示装置24は、ナビゲーションシステム10が、情報を画像(文字や図形を含む)として出力するための出力手段であり、例えば液晶表示装置などで構成される。ナビゲーションシステム10は、例えば、自車両の位置や走行予定経路を示す地図、経路案内の内容を示す画像を表示装置24に表示させる。経路案内の内容を示す画像としては、例えば、自車両から交差点までの距離を示す文字や、交差点での進行方向を示す矢印の図形などがある。
音声出力装置25は、ナビゲーションシステム10が、情報を音声で出力するためのスピーカである。ナビゲーションシステム10は、例えば経路案内の内容を示す音声を、音声出力装置25に出力させる。経路案内の内容を示す音声としては、例えば「300m先を左折です」などの音声メッセージがある。
図1のように、ナビゲーションシステム10は、視認位置特定部11、視線切替回数カウンタ12および経路案内部13を備えている。
視認位置特定部11は、視線検出装置21が検出した運転者の視線の方向に基づいて、運転者が視認している位置(以下「視認位置」という)を特定する。視認位置特定部11は、最低限、運転者の視認位置が自車両の前方にあるか、表示装置24上にあるか、を判別できればよい。
視線切替回数カウンタ12は、視認位置特定部11が特定した運転者の視認位置に基づいて、一定時間内に運転者の視認位置が自車両の前方と表示装置24とを行き来した回数である視線切替回数をカウントする。具体的には、視線切替回数カウンタ12は、運転者の視認位置の履歴から運転者の視線の動きを判断し、運転者の視線が自車両の前方と表示装置24との間を往復した回数を、視線切替回数としてカウントする。ただし、一定時間以上前のカウント値は、視線切替回数から除外される。
経路案内部13は、現在位置算出装置22が取得した自車両の現在位置および地図情報記憶装置23に記憶されている地図情報に基づいて、自車両の経路案内を行う。具体的には、経路案内部13は、自車両の現在位置から目的地までの走行予定経路を設定し、自車両が道路の分岐点や交差点などの案内地点に近づいたときに、運転者に自車両が進入すべき道路(以下、単に「進入すべき道路」という)を案内する経路案内を行う。経路案内部13が行う経路案内は、経路案内の内容を示す画像を表示装置24に表示することで行われてもよいし、経路案内の内容を示す音声を音声出力装置25から出力することで行われてもよい。
また、経路案内部13は、経路案内を行ったにもかかわらず、運転者が自車両をどの道路へ進入させるべきか迷っていると判断すると、経路案内を再度行う。以下、自車両が案内地点に近づいたときに行われる一般的な経路案内を「通常案内」といい、運転者が進入すべき道路を迷っていると判断されたときに行われる追加的な経路案内を「再案内」という。
例えば図2のように、自車両100が走行中の道路に、道路R1への分岐点と道路R2への分岐点とが、互いに近接して存在する場合を想定する。このとき、ナビゲーションシステム10により「300m先を左折です」という通常案内が行われたとしても、運転者は、目視で300mの距離を認識するのは困難なため、道路R1と道路R2のどちらが進入すべき道路か迷うであろう。そのような場合、自車両100が道路R1および道路R2にさらに接近してから、「100m先を左折です」という再案内が行われれば、運転者は道路R1と道路R2のどちらが進入すべき道路か判断しやすくなる。短い距離ほど、目視での認識が容易になるからである。
本実施の形態の経路案内部13は、運転者が進入すべき道路を迷っているか否かを、視線切替回数カウンタ12によってカウントされた視線切替回数(一定時間内に運転者の視認位置が自車両の前方と表示装置24とを行き来した回数)に基づいて判断する。一般に、運転者は、進入すべき道路を迷うと、自車両の前方の風景と表示装置24に表示されている地図や経路案内情報とを見比べるために、図3のように、前方と表示装置24とを交互に見ることが多くなる(図3における点線の矢印は運転者101の視線の方向を示している)。そこで、経路案内部13は、視線切替回数が予め定められた閾値以上になったときに、運転者が進入すべき道路を迷っていると判断し、再案内を行う。
視線切替回数が積算される時間である上記の一定時間と、運転者が進入すべき道路を迷っているか否かの判断基準となる上記の閾値は、再案内が行われる頻度に影響する。それらの値は固定値であってもよいし、運転者が好みに応じて調整可能であってもよい。ただし、不要な再案内を防止する観点から、閾値は2以上であることが好ましい。
再案内も、表示装置24に表示される画像によって行われてもよいし、音声出力装置25から出力される音声によって行われてもよい。ただし、再案内は、運転者が進入すべき道路を迷っている状況で行われるため、運転者が前方を見ながら認識できる音声によるものが好ましい。
図4は、実施の形態1に係るナビゲーションシステム10が再案内を行うための動作を示すフローチャートである。このフローは、経路案内部13により通常案内が行われた後に実行される。なお、経路案内部13が通常案内を行うための動作は、一般的なナビゲーションシステムと同じでよいため、ここでの説明は省略する。
経路案内部13により通常案内が行われ、図4のフローが開始されると、視認位置特定部11が、視線検出装置21により検出された運転者の視線の方向に基づいて、運転者の視認位置を特定する(ステップS101)。続いて、視線切替回数カウンタ12が、特定された運転者の視認位置に基づいて、一定時間内に運転者の視認位置が自車両の前方と表示装置24とを行き来した回数である視線切替回数をカウントする(ステップS102)。
その後、経路案内部13は、視線切替回数が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。視線切替回数が閾値よりも小さければ(ステップS103でNO)、ステップS101,S102が繰り返し実行される。
視線切替回数が閾値上になった場合(ステップS103でYES)、経路案内部13は、運転者が進入すべき道路を迷っていると判断する。この場合、経路案内部13は、現在位置算出装置22が算出した自車両の現在位置および地図情報記憶装置23に記憶されている地図情報に基づいて、自車両から進入すべき道路までの距離を算出する(ステップS104)。そして、経路案内部13は、表示装置24または音声出力装置25を制御して、ステップS104で算出した進入すべき道路までの距離を用いた経路案内(再案内)を実施する(ステップS105)。
実施の形態1のナビゲーションシステム10によれば、運転者が進入すべき道路を迷っていると判断される場合に再案内が行われるため、運転者が進入すべき道路を誤る恐れを低減できる。ナビゲーションシステム10が再案内を行うか否かは、運転者の視線が自車両の前方と表示装置24とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数に基づいて決定される。経路を理解した運転者が表示装置を繰り返し見ることは少ないため、経路を理解した運転者に対して不要な経路案内が行われることが防止される。
図4のフローでは、自車両から進入すべき道路までの距離を用いた再案内が行われる例を示したが、再案内の態様はこれに限られない(自車両から進入すべき道路までの距離を用いない場合、ステップS104は省略してもよい)。また、再案内の内容は、通常案内よりも詳細かつ具体的なものであることが好ましい。例えば、通常案内が「300m先を左折です」というものである場合、再案内は、「二つ目の交差点を左折です」や「ガソリンスタンドのある交差点を左折です」など、運転者が進入すべき道路を一意に判断できる内容であることが好ましい。なお、ガソリンスタンドなどのPOI(Point of Interest)の位置の情報は、地図情報記憶装置23に記憶されている地図情報に含まれている。
また、図5に、表示装置24を用いた再案内の例を示す。この例では、車載カメラ(不図示)で自車両の前方の撮影した画像に、進入すべき道路(ここでは道路R2)を指し示す案内画像110を合成して、表示装置24に表示させている。図5のような再案内も、運転者が進入すべき道路を一意に判断できるものである。
図6および図7は、それぞれナビゲーションシステム10のハードウェア構成の例を示す図である。図1に示したナビゲーションシステム10の構成要素の各機能は、例えば図6に示す処理回路50により実現される。すなわち、ナビゲーションシステム10は、自車両の運転者の視認位置を特定し、運転者の視認位置が自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントし、視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、運転者に自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行うための処理回路50を備える。処理回路50は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ(中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)とも呼ばれる)を用いて構成されていてもよい。
処理回路50が専用のハードウェアである場合、処理回路50は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。ナビゲーションシステム10の構成要素の各々の機能が個別の処理回路で実現されてもよいし、それらの機能がまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
図7は、処理回路50がプログラムを実行するプロセッサ51を用いて構成されている場合におけるナビゲーションシステム10のハードウェア構成の例を示している。この場合、ナビゲーションシステム10の構成要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせ)により実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、ナビゲーションシステム10は、プロセッサ51により実行されるときに、自車両の運転者の視認位置を特定する処理と、運転者の視認位置が自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントする処理と、視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、運転者に自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う処理と、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。換言すれば、このプログラムは、ナビゲーションシステム10の構成要素の動作の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、メモリ52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)およびそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、ナビゲーションシステム10の構成要素の機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、ナビゲーションシステム10の一部の構成要素を専用のハードウェアで実現し、別の一部の構成要素をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、一部の構成要素については専用のハードウェアとしての処理回路50でその機能を実現し、他の一部の構成要素についてはプロセッサ51としての処理回路50がメモリ52に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、ナビゲーションシステム10は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
<実施の形態2>
図8は、実施の形態2に係るナビゲーションシステムの機能ブロック図である。図8のナビゲーションシステム10は、図1の構成に対し、画像取得部14および画像解析部15を追加したものである。また、ナビゲーションシステム10には、カメラ26がさらに接続されている。
カメラ26は、自車両に搭載されており、自車両の周辺を撮影する。画像取得部14は、カメラ26が撮影した自車両周辺の画像を取得する。
画像解析部15は、画像取得部14が取得した自車両周辺の画像を解析して、進入すべき道路の目印になる事物を検出する。進入すべき道路の目印になる事物とは、建物や道路標識などの物体に限られず、例えば路面に描かれた道路標示や路面の色、道路照明の明るさ、交通状況(渋滞中、車線規制中)など、運転者が進入すべき道路とその他の道路とを区別する手がかりとなる事柄全般を含む概念である。また、進入すべき道路の目印になる事物は、道路工事箇所や看板など一時的に存在するものでもよいし、他の車両や歩行者などの移動体でもよい。
本実施の形態の経路案内部13は、再案内として、画像解析部15が検出した事物を目印として用いた経路案内を行う。例えば、自車両から見て図9に示す道路R2が進入すべき道路であり、画像解析部15によって道路R2に進入した赤色の他車両200が検出された場合、経路案内部13は「赤い乗用車が進入した道路へ左折です」など、他車両200を目印として用いた再案内を行う。運転者が目印となる車両を容易に特定できるように、再案内のメッセージには、「赤い乗用車」のように車両の特徴を含ませるとよい。再案内のメッセージに含ませる車両の特徴は、色のほか、車両の種別(乗用車、バス、トラック等)、ボディタイプ(セダン、ワゴン、SUV(Sport Utility Vehicle)等)などでもよい。
また、自車両から見て図10に示す道路R2が進入すべき道路であり、画像解析部15によって道路R2を横断中のスーツ姿の歩行者201が検出された場合、経路案内部13は「スーツを着た歩行者が横断中の道路へ左折です」など、歩行者201を目印として用いた再案内を行う。運転者が目印となる歩行者を容易に特定できるように、再案内のメッセージには、「スーツを着た歩行者」のように歩行者の特徴を含ませるとよい。再案内のメッセージに含ませる歩行者の特徴は、歩行者の服装(スーツ、スカート、パンツ等)のほか、服の色、性別、所持品(リュック、キャリーバッグ、買い物袋等)などでもよい。また、歩行者に限らず、自転車に乗っている人も、進入すべき道路の目印にできる。
また、画像解析部15が検出する進入すべき道路の目印は、その道路に存在するものとは限らない。例えば、自車両から見て図11に示す道路R2が進入すべき道路であり、その手前の道路R1にトラフィックコーン202が設置されている場合、当該トラフィックコーン202を目印にできる。その場合、経路案内部13が「トラフィックコーンのある道路の次の道路へ左折です」などの再案内によって、運転者に進入すべき道路を示すことができる。
図12は、実施の形態2に係るナビゲーションシステム10が再案内を行うための動作を示すフローチャートである。このフローは、経路案内部13により通常案内が行われた後に実行される。なお、経路案内部13が通常案内を行うための動作は、一般的なナビゲーションシステムと同じでよいため、ここでの説明は省略する。
経路案内部13により通常案内が行われ、図12のフローが開始されると、視認位置特定部11が、視線検出装置21により検出された運転者の視線の方向に基づいて、運転者の視認位置を特定する(ステップS201)。続いて、視線切替回数カウンタ12が、特定された運転者の視認位置に基づいて、一定時間内に運転者の視認位置が自車両の前方と表示装置24とを行き来した回数である視線切替回数をカウントする(ステップS202)。
その後、経路案内部13は、視線切替回数が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(ステップS203)。視線切替回数が閾値よりも小さければ(ステップS203でNO)、ステップS201,S202が繰り返し実行される。
視線切替回数が閾値上になった場合(ステップS203でYES)、経路案内部13は、運転者が進入すべき道路を迷っていると判断する。この場合、経路案内部13は、現在位置算出装置22が算出した自車両の現在位置および地図情報記憶装置23に記憶されている地図情報に基づいて、自車両から進入すべき道路までの距離を算出し(ステップS204)、その距離が予め定められた閾値以上か否かを判定する(ステップS205)。
自車両から進入すべき道路までの距離が閾値以上であれば、画像取得部14が、カメラ26から自車両周辺の画像を取得し(ステップS206)、画像解析部15がその画像を解析することで、進入すべき道路の目印となる事物を探索する(ステップS207)。進入すべき道路の目印となる事物が検出されなければ(ステップS208でNO)、ステップS204へ戻る。
進入すべき道路の目印となる事物が検出されれば(ステップS208でYES)、経路案内部13は、表示装置24または音声出力装置25を制御して、その事物を目印として用いた経路案内(再案内)を実施する(ステップS209)。
なお、進入すべき道路の目印となる事物が検出されることなく、自車両から進入すべき道路までの距離までの距離が閾値より小さくなった場合は(ステップS205でNO)、経路案内部13は、実施の形態1と同様に、ステップS204で算出した進入すべき道路までの距離を用いた経路案内(再案内)を実施する(ステップS210)。
実施の形態2のナビゲーションシステム10でも、実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、カメラ26で撮影した画像から、進入すべき道路の目印が抽出されるため、地図情報に含まれていないPOIや、他車両や歩行者などの移動体も目印に利用でき、より具体的な内容の再案内を実現できる。つまり、運転者が進入すべき道路を直感的に認識しやすい再案内を実現できる。
なお、視線切替回数カウンタ12がカウントした視線切替回数の情報や、画像解析部15が検出した進入すべき道路の目印になる事象の情報(特に、建物の色など、静的な情報)は、自車両の位置情報と紐付けして、ナビゲーションシステム10の外部で利用可能なように、特定のサーバへアップロードされてもよい。視線切替回数の情報は、運転者が迷いやすい道路の位置を特定するのに利用でき、画像解析部15が検出した事象の情報は一般的な地図情報よりも詳細な情報であるため、これらの情報は、地図情報の充実化やナビゲーションシステムの機能向上に寄与するものとなり得る。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ナビゲーションシステム、11 視認位置特定部、12 視線切替回数カウンタ、13 経路案内部、14 画像取得部、15 画像解析部、21 視線検出装置、22 現在位置算出装置、23 地図情報記憶装置、24 表示装置、25 音声出力装置、26 カメラ、50 処理回路、51 プロセッサ、52 メモリ、100 自車両、101 運転者、110 案内画像、200 他車両、201 歩行者、202 トラフィックコーン、R1,R2 道路。
本発明に係るナビゲーションシステムは、自車両の運転者の視認位置を特定する視認位置特定部と、運転者の視認位置が自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントする視線切替回数カウンタと、視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、運転者に自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う経路案内部と、自車両に搭載されたカメラが撮影した自車両周辺の画像を取得する画像取得部と、自車両周辺の画像を解析して、自車両が進入すべき道路の目印になる事物を検出する画像解析部と、を備え、経路案内部は、画像解析部が検出した事物を目印として用いた経路案内を行い、事物は、他の車両、歩行者、道路工事箇所、建物、看板、道路標識、道路標示、路面の色、道路の明るさ、交通状況のうちの1つ以上を含む

Claims (5)

  1. 自車両の運転者の視認位置を特定する視認位置特定部と、
    前記運転者の視認位置が前記自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントする視線切替回数カウンタと、
    前記視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、前記運転者に前記自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う経路案内部と、
    を備えるナビゲーションシステム。
  2. 前記経路案内は音声による経路案内である、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記自車両に搭載されたカメラが撮影した前記自車両周辺の画像を取得する画像取得部と、
    前記自車両周辺の画像を解析して、前記自車両が進入すべき道路の目印になる事物を検出する画像解析部と、
    をさらに備え、
    前記経路案内部は、前記画像解析部が検出した事物を目印として用いた経路案内を行う、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記事物は、他の車両、歩行者、道路工事箇所、建物、看板、道路標識、道路標示、路面の色、道路の明るさ、交通状況のうちの1つ以上を含む、
    請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  5. ナビゲーションシステムの視認位置特定部が、自車両の運転者の視認位置を特定し、
    前記ナビゲーションシステムの視線切替回数カウンタが、前記運転者の視認位置が前記自車両の前方と地図または経路案内情報が表示される表示装置とを一定時間内に行き来した回数である視線切替回数をカウントし、
    前記視線切替回数が予め定められた閾値以上になると、前記ナビゲーションシステムの経路案内部が、前記運転者に前記自車両が進入すべき道路を案内する経路案内を行う、
    経路案内方法。
JP2020515365A 2018-04-25 2018-04-25 ナビゲーションシステム Active JP7016410B2 (ja)

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