JPWO2019188685A1 - 固体酸化物形燃料電池セル - Google Patents

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Abstract

本開示の固体酸化物形燃料電池セルは、絶縁性、平板状かつ多孔質である支持基板と、前記支持基板の少なくとも一方の主面上における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ配列され、少なくとも燃料極、固体電解質、および空気極が積層されている部分である、複数の発電素子部と、隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、一方の前記発電素子部の燃料極と他方の前記発電素子部の空気極とを電気的に接続する電気的接続部材を有する複数の電気的接続部と、を備え、前記固体電解質は、前記発電素子部に含まれない第一部を備え、前記発電素子部に含まれる部位と、前記第一部とが、形状が異なる部分を有する。

Description

本開示は、固体酸化物形燃料電池セルに関する。
従来、「ガス流路が内部に設けられた電子伝導性を有さない多孔質の支持基板」と、「支持基板の表面における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ設けられ、燃料極、固体電解質、及び空気極が積層されてなる複数の発電素子部」と、「1組又は複数組の隣り合う発電素子部の間にそれぞれ設けられ、隣り合う発電素子部の一方の燃料極と他方の空気極とを電気的に接続する電気的接続部材を有する1つ又は複数の電気的接続部」とを備えた固体酸化物形燃料電池セル(以下、セルという場合がある。)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような構成は、「横縞型」とも呼ばれる。当該セル内部のガス流路の一端より燃料ガス等のガスを導入させることにより発電を行うことが可能となる。
特開2012−38718号公報
本開示の固体酸化物形燃料電池セルは、絶縁性、平板状かつ多孔質である支持基板と、前記支持基板の少なくとも一方の主面上における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ配列され、少なくとも燃料極、固体電解質、および空気極が積層されている部分である、複数の発電素子部と、隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、一方の前記発電素子部の燃料極と他方の前記発電素子部の空気極とを電気的に接続する電気的接続部材を有する複数の電気的接続部と、を備えている。前記固体電解質は、前記発電素子部に含まれない第一部を備え、前記発電素子部に含まれる部位と、前記第一部とが、形状が異なる部分を有する。
固体酸化物形燃料電池セルを示す斜視図である。 凹部内に燃料極、インターコネクタが埋設された状態を示す平面図である。 図1Aに示す固体酸化物形燃料電池セルの断面図である。 固体酸化物形燃料電池セルを示す他の実施形態における斜視図である。 一対の発電素子部Aと電気的接続部Bを示す他の実施形態における平面図である。 図3Aに示す固体酸化物形燃料電池セルの断面図である。 図1に示す固体酸化物形燃料電池セルの作動状態を説明するための図である。 図1の支持基板を示す斜視図である。 図6の断面図である。 第1凹部内に各層を形成した状態を示す断面図である。
図1Aは、実施形態に係る固体酸化物形燃料電池セルを示すものである。このセルは、長手方向(x軸方向)を有する柱状かつ平板状の支持基板10の上下面(互いに平行な両側の主面(平面))のそれぞれに、電気的に直列に接続された複数(本形態では、4つ)の同形の発電素子部Aが長手方向において所定の間隔をおいて配列された、所謂「横縞型」と呼ばれる構造を有している。
このセルを上方からみた形状は、例えば、長手方向の辺の長さが5〜50cmで、長手方向に直交する幅方向(y軸方向)の長さが1〜10cmの長方形である。このセルの厚さは、1〜5mmである。このセルは、厚さ方向の中心を通り且つ支持基板10の主面に平行な面に対して上下対称の形状を有する。以下、図1Aに加えて、このセルの図1Aに示すセルの長手方向における断面図である図2を参照しながら、このセルの詳細について説明する。
図2は、図1Aに示す固体酸化物形燃料電池セルの長手方向における断面図の一部である。言い換えれば、支持基板10、発電素子部A及び電気的接続部Bを含む断面図の一部である。
支持基板10は、電子伝導性を有さない(絶縁性)多孔質の材料からなる柱状かつ平板状の焼成体である。支持基板10の内部には、長手方向に延びる複数(実施形態では、6本)のガス流路11(貫通孔)が幅方向において所定の間隔をおいて設けられている。
実施形態では、支持基板10の主面における複数の箇所に、それぞれ第1凹部12が設けられている。各第1凹部12は、支持基板10の材料からなる底壁と、全周に亘って支持基板10の材料からなる周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。
支持基板10は、「遷移金属酸化物又は遷移金属」と、絶縁性セラミックスとを含んで構成され得る。「遷移金属酸化物又は遷移金属」としては、NiO(酸化ニッケル)又はNi(ニッケル)が好適である。遷移金属は、燃料ガスの改質反応を促す触媒(炭化水素系のガスの改質触媒)として機能し得る。
また、絶縁性セラミックスとしては、MgO(酸化マグネシウム)、又は、「MgAl24(マグネシアアルミナスピネル)とMgO(酸化マグネシウム)の混合物」が好適である。また、絶縁性セラミックスとして、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)、YSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)、Y23(イットリア)を用いてもよい。
このように、支持基板10が「遷移金属酸化物又は遷移金属」を含むことによって、改質前の残存ガス成分の改質を促すことができる。具体的には、改質前の残存ガス成分を含んだガスが多孔質の支持基板10の内部の多数の気孔を介してガス流路11から燃料極に供給される過程において、上記触媒作用によって改質前の残存ガス成分の改質を促すことができる。加えて、支持基板10が絶縁性セラミックスを含むことによって、支持基板10の絶縁性を確保することができる。この結果、隣り合う燃料極間における絶縁性が確保され得る。
支持基板10の厚さは、1〜5mmである。以下、この構造体の形状が上下対称となっていることを考慮し、説明の簡便化のため、支持基板10の上面側の構成についてのみ説明していく。支持基板10の下面側の構成についても同様である。
図2に示すように、支持基板10の上面(上側の主面)の各第1凹部12内には、燃料極集電層21の全体が埋設(充填)されている。従って、各燃料極集電層21は直方体状を呈している。各燃料極集電層21の上面(外側面)には、第2凹部21aが設けられている。各第2凹部21aは、図1Bに示すように、燃料極集電層21の材料からなる底壁と、周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。周方向に閉じた側壁のうち、長手方向(x軸方向)に沿う2つの側壁は支持基板10の材料からなり、幅方向(y軸方向)に沿う2つの側壁は燃料極集電層21の材料からなる。
各第2凹部21aには、燃料極活性部22の全体が埋設(充填)されている。従って、各燃料極活性部22は直方体状を呈している。燃料極集電層21と燃料極活性部22とにより燃料極20が構成される。燃料極20(燃料極集電層21+燃料極活性部22)は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。各燃料極活性部22の幅方向(y軸方向)に沿う2つの側面と底面とは、第2凹部21a内で燃料極集電層21と接触している。
各燃料極集電層21の上面(外側面)における第2凹部21aを除いた部分には、第3凹部21bが設けられている。各第3凹部21bは、燃料極集電層21の材料からなる底壁と、周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。周方向に閉じた側壁のうち、長手方向(x軸方向)に沿う2つの側壁は支持基板10の材料からなり、幅方向(y軸方向)に沿う2つの側壁は燃料極集電層21の材料からなる。
各第3凹部21bには、インターコネクタ(導電性緻密質体)30が埋設(充填)されている。従って、各インターコネクタ30は直方体状を呈している。インターコネクタ30は、電子伝導性を有する緻密な材料からなる焼成体である。各インターコネクタ30の幅方向に沿う2つの側面と底面とは、第3凹部21b内で燃料極集電層21と接触している。
燃料極20(燃料極集電層21および燃料極活性部22)の上面(外側面)と、インターコネクタ30の上面(外側面)と、支持基板10の主面とにより、1つの平面(凹部12が設けられていない場合の支持基板10の主面と同じ平面)が構成されている。しかしながら、燃料極20の上面とインターコネクタ30の上面と支持基板10の主面との間で、若干の段差がある場合もある。
燃料極活性部22は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。あるいは、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)とから構成されてもよい。燃料極集電層21は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。あるいは、NiO(酸化ニッケル)とY23(イットリア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)とから構成されてもよい。燃料極活性部22の厚さは、5〜30μmであり、燃料極集電層21の厚さ(即ち、第1凹部12の深さ)は、50〜500μmである。
このように、燃料極集電層21は、電子伝導性を有する物質を含んで構成される。燃料極活性部22は、電子伝導性を有する物質と酸化性イオン(酸素イオン)伝導性を有する物質とを含んで構成される。燃料極活性部22における「気孔部分を除いた全体積に対する酸化性イオン伝導性を有する物質の体積割合」は、燃料極集電層21における「気孔部分を除いた全体積に対する酸化性イオン伝導性を有する物質の体積割合」よりも多い。
インターコネクタ30は、例えば、LaCrO3(ランタンクロマイト)から構成され得る。あるいは、(Sr,La)TiO3(ストロンチウムチタネート)から構成されてもよい。インターコネクタ30の厚さは、10〜100μmである。また、気孔率は10%以下である。
燃料極20がそれぞれの第1凹部12に埋設された状態の支持基板10における長手方向(発電素子部Aの配列方向)に延びる外周面において、複数のインターコネクタ30が形成されたそれぞれの部分の長手方向中央部を除いた全面は、固体電解質膜40により覆われている。固体電解質膜40は、イオン伝導性を有し且つ電子伝導性を有さない緻密な材料からなる焼成体である。固体電解質膜40は、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)から構成され得る。あるいは、LSGM(ランタンガレート)から構成されてもよい。固体電解質膜40の厚さは、3〜50μmである。
即ち、燃料極20がそれぞれの第1凹部12に埋設された状態の支持基板10における長手方向に延びる外周面の全面は、インターコネクタ30と固体電解質膜40とからなる緻密層により覆われている。この緻密層は、緻密層の内側の空間を流れる燃料ガスと緻密層の外側の空間を流れる空気との混合を防止するガスシール機能を発揮する。
なお、図2に示すように、本形態では、固体電解質膜40が、燃料極20(燃料極集電層21+燃料極活性部22)の上面、インターコネクタ30の上面における長手方向の両側端部、および支持基板10の主面を覆っている。
固体電解質膜40における各燃料極活性部22と接している箇所の上面には、反応防止膜50を介して空気極60が設けられている。反応防止膜50は、緻密な材料からなる焼成体であり、空気極60は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。反応防止膜50および空気極60を上方からみた形状は、燃料極活性部22と略同一の長方形である。
反応防止膜50は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O2(ガドリニウムドープセリア)から構成され得る。反応防止膜50の厚さは、3〜50μmである。空気極60は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O3(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。あるいは、LSF=(La,Sr)FeO3(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O3(ランタンニッケルフェライト)、LSC=(La,Sr)CoO3(ランタンストロンチウムコバルタイト)等から構成されてもよい。また、空気極60は、LSCFからなる第1層(内側層)とLSCからなる第2層(外側層)との2層によって構成されてもよい。空気極60の厚さは、10〜100μmである。
なお、反応防止膜50が介装されるのは、セル作製時又は作動中のセル内において固体電解質膜40内のYSZと空気極60内のSrとが反応して固体電解質膜40と空気極60との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するためである。
ここで、燃料極20と、固体電解質膜40と、空気極60とが積層されてなる積層体が、「発電素子部A」に対応する(図2を参照)。なお、積層体(発電素子部A)は反応防止膜50を含んでもよい。即ち、支持基板10の上面には、複数(本形態では、4つ)の発電素子部Aが、長手方向において所定の間隔をおいて配置されている。なお、燃料極20と、固体電解質膜40と、空気極60とが積層する方向を積層方向という。また以下で空気極側を上側、支持基板側を下側という場合もある。
隣り合う発電素子部Aについて、他方の(図2では、左側の)発電素子部Aの空気極60と、一方の(図2では、右側の)発電素子部Aのインターコネクタ30とを跨ぐように、空気極60、固体電解質膜40、および、インターコネクタ30の上面に、空気極集電層70が設けられている。空気極集電層70は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。空気極集電層70を上方からみた形状は、長方形である。
空気極集電層70は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O3(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。あるいは、LSC=(La,Sr)CoO3(ランタンストロンチウムコバルタイト)から構成されてもよい。あるいは、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)から構成されてもよい。空気極集電層70の厚さは、50〜500μmである。また、気孔率は20〜60%である。
このように各空気極集電層70が形成されることにより、隣り合う発電素子部Aが電気的に接続される。具体的には、他方の(図2では、左側)発電素子部Aの空気極60と、一方の(図2では、右側)発電素子部Aの燃料極20(特に、燃料極集電層21)とが、電子伝導性を有する「空気極集電層70およびインターコネクタ30」を介して電気的に接続される。以下、空気極集電層70、インターコネクタ30又は燃料極集電層21を電気的接続部材という場合がある。
この結果、支持基板10の上面に配置されている複数(本形態では、4つ)の発電素子部Aが電気的に直列に接続される。ここで、電子伝導性を有する「空気極集電層70およびインターコネクタ30」を含む「発電素子部A」以外の部分を「電気的接続部B」とする。
インターコネクタ30が位置する部分以外の支持基板10上には固体電解質40が位置しているところ、固体電解質40のうち、発電素子部Aに含まれない部分(燃料極20及び空気極60が積層されていない部分)を第一部40aとする。本実施形態においては、後述するように、固体電解質が、発電素子部Aと第一部40aとで形状が異なる部分を有する。なお、形状とは形そのもののほか、表面性状をも含む意味である。また、第一部40aは図2には図示されておらず図1Aに図示されている。
第一部40aのうち、電気的接続部材にて覆われた部分を第二部40bという。図2における実施形態においては、第二部40bは、空気極集電層70に覆われている部分をいう。なお、「電気的接続部材にて覆われた」とは第一部40aの上面に電気的接続部材が直接接している状態を意味する。
第二部40bは積層方向と直交する方向(以下で水平方向という場合がある。)における終端部40b1を有する。終端部40b1は、電気的接続部材で覆われており、水平方向において電気的接続部材と接している。なお、終端部40b1には、第二部40bと第一部40aとの境部は含まない。図2で示す実施形態においては、終端部40b1は空気極集電層70に覆われており、水平方向において空気極集電層と接している。
水平方向において電気的接続部材と接している部分とは、セルの長手方向かつ積層方向における断面(図2における断面)における、第二部40bの上側の表面の法線と、第二部40bの下側の表面に沿った線と、がなす角度が90度未満である部分をいう。
他の実施形態として、終端部が、インターコネクタで覆われており、水平方向においてインターコネクタと接していてもよい。
以上、説明した「横縞型」のセルに対して、図5に示すように、支持基板10のガス流路11内に燃料ガス(水素ガス等)を流すとともに、支持基板10の上下面(特に、各空気極集電層70)を「酸素を含むガス」(空気等)に曝す(あるいは、支持基板10の上下面に沿って酸素を含むガスを流す)ことにより、固体電解質膜40の両側面間に生じる酸素分圧差によって起電力が発生する。更に、この構造体を外部の負荷に接続すると、下記(1)、(2)式に示す化学反応が起こり、電流が流れる(発電状態)。
(1/2)・O2+2e-→O2- (於:空気極60) …(1)
2+O2-→H2O+2e-(於:燃料極20) …(2)
発電状態においては、図2に示すように、隣り合う発電素子部Aについて、電流が、矢印で示すように流れる。この結果、セル全体から(具体的には、図5において最も手前側の発電素子部Aのインターコネクタ30と最も奥側の発電素子部Aの空気極60とを介して)電力が取り出される。なお、各セル100について表側と裏側とを電気的に直列に接続するための集電部材(図示せず)が設けられていてもよい。
ところで、熱膨張率の違いから、固体電解質に接する部材の違いにより、発電素子部Aと、第一部40aとでは熱応力に差が生じる場合があった。それに伴い、固体電解質と接する部材とが剥離することや、それに伴いクラックが生じるおそれがあった。
それゆえ、本実施形態では、固体電解質が、発電素子部Aと第一部40aとで形状が異なる部分を有している。それにより、熱応力が集中しやすい部分に対して、固体電解質と接する部材との剥離を抑制することができ、あわせてクラックが発生することを抑制できる。ひいては、セルの耐久性を向上することができる。
このうち、固体電解質と電気的接続部材とが接触する部分においては、より熱応力が集中するおそれがあった。特には、水平方向における電気的接続部材と固体電解質との界面付近においては、熱膨張・収縮の影響を受けて熱応力が集中するおそれがあり、当該部分において剥離によるクラックが発生するおそれがあった。すなわち、セル全体としての耐久性が低下するおそれがあった。
そのため、図2で示す実施形態では、終端部40b1以外の第二部40bの厚みより、終端部40b1の厚みが大きい。
この構成により、水平方向における電気的接続部材と固体電解質との界面(以下、水平方向界面という。)付近における接着面積を比較的大きくすることができるため、水平方向界面付近の電気的接続部材と固体電解質との接合強度を向上できる。それゆえ、電気的接続部材と固体電解質との剥離によるクラックの発生を抑制できる。ひいては、セルの耐久性を向上させることができる。
図2で示す実施形態では、終端部40b1は、電気的接続部材に向けて突出する突出部を有する。突出部は、終端部40b1の少なくとも一部に設けられていればよい。図2で示す突出部は、積層方向に突出しているが、水平方向に突出していてもよい。
この構成により、水平方向界面付近の空気極集電層と固体電解質との接合強度を向上できるだけでなく、突出部が引っ掛かりとなることで水平方向界面における剥離を抑制できる。ひいては、セルの耐久性を向上させることができる。
セルの長手方向かつ積層方向における任意の断面(図2における断面)における任意の終端部40b1を観察することで、終端部40b1の厚み及び突出部の存在を確認することができる。終端部40b1は、連続する第二部の長手方向の全長のうち終端から10%の部分をいう。
また、発電素子部Aにおける固体電解質40の上表面の算術平均粗さの値より、第二部40bの上表面の算術平均粗さの値が高くてもよい。
この構成により、第二部40bと電気的接続部材との接合強度を向上させることができる。ひいては、セルの耐久性を向上させることができる。
さらに、終端部40b1以外の第二部40bの上表面の算術平均粗さの値より、終端部40b1における電気的接続部材と接する表面の算術平均粗さの値が高くてもよい。終端部40b1のうち水平方向において電気的接続部材と接している部分の表面粗さが、終端部40b1以外の第二部40bの上表面粗さより大きくてもよい。
この構成により、水平方向界面付近において電気的接続部材と固体電解質との接合強度を向上でき、剥離によるクラックの発生を抑制できる。ひいては、セルの耐久性を向上させることができる。
固体電解質40の各部分の算術平均粗さの値は、セルの長手方向かつ積層方向における任意の断面(図2における断面)において、固体電解質40の任意の各部分における二次元の表面の算術平均粗さの値を測ることで算出できる。例えば、終端部40b1の表面の算術平均粗さの値を測る場合は、セルの長手方向かつ積層方向における断面における、終端部40b1と電気的接続部材との界面の算術平均粗さの値を測ることで算出できる。終端部40b1は、連続する第二部の長手方向の全長のうち終端から10%の部分をいう。
次に、図1に示した「横縞型」のセルの製造方法の一例について図6〜図7を参照しながら簡単に説明する。図6〜図7において、各部材の符号の末尾の「g」は、その部材が「焼成前」であることを表す。
先ず、図6に示す形状を有する支持基板の成形体10gを作製する。この支持基板の成形体10gは、例えば、支持基板10の材料(例えば、NiO+MgO)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、押し出し成形、切削等の手法を利用して作製することができる。
次に、図7Bに示すように、支持基板の成形体10gの上下面に形成された各第1凹部内に、燃料極集電層の成形体21gをそれぞれ埋設・形成する。次いで、各燃料極集電層の成形体21gの外側面に形成された各第2凹部に、燃料極活性部の成形体22gをそれぞれ埋設・形成する。また、各燃料極集電層の成形体21g、および各燃料極活性部22gは、例えば、燃料極20の材料(例えば、NiとYSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して埋設・形成する。
続いて、各燃料極集電層の成形体21gの外側面における「燃料極活性部の成形体22gが埋設された部分を除いた部分」に形成された各第3凹部に、インターコネクタの成形体30gをそれぞれ埋設・形成する。各インターコネクタの成形体30gは、例えば、インターコネクタ30の材料(例えば、LaCrO3)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して埋設・形成する。
次に、複数の燃料極の成形体(21g+22g)および複数のインターコネクタの成形体30gがそれぞれ埋設・形成された状態の支持基板の成形体10gにおける長手方向に延びる外周面において複数のインターコネクタの成形体30gが形成されたそれぞれの部分の長手方向中央部を除いた全面に、固体電解質膜の成形膜を形成する。固体電解質膜の成形膜は、例えば、固体電解質膜40の材料(例えば、YSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法、ディッピング法等を利用して形成する。
固体電解質のスラリーを支持基板の成形体10gに積層する際に、上述する終端部の厚みを調整することができ、また、終端部の一部に固体電解質のスラリーを盛ることで突出部を設けることができる。また、第二部又は終端部における固体電解質のスラリーの表面粗さを調整することで、固体電解質の第二部又は終端部の表面粗さを調整できる。
次に、固体電解質膜の成形体における各燃料極の成形体と接している箇所の外側面に、反応防止膜の成形膜を形成する。各反応防止膜の成形膜は、例えば、反応防止膜50の材料(例えば、GDC)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成する。
そして、このように種々の成形膜が形成された状態の支持基板の成形体10gを、例えば、空気中にて1500℃で3時間焼成する。これにより、図1に示したセルにおいて空気極60および空気極集電層70が設けられていない状態の構造体を得る。
次に、各反応防止膜50の外側面に、空気極の成形膜を形成する。各空気極の成形膜は、例えば、空気極60の材料(例えば、LSCF)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成する。
次に、各組の隣り合う発電素子部について、他方の発電素子部Aの空気極の成形膜と、一方の発電素子部Aのインターコネクタ30とを跨ぐように、空気極の成形膜、固体電解質膜40、および、インターコネクタ30の外側面に、空気極集電層の成形膜を形成する。
各空気極集電層の成形膜は、例えば、空気極集電層70の材料(例えば、LSCF)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成する。
そして、このように成形膜が形成された状態の支持基板10を、例えば、空気中にて1050℃で3時間焼成する。これにより、図1に示したセルを得る。
図3A、図3B及び図4で示す実施形態について以下説明する。上述する実施形態と同様の構成は説明を省略する。
図3Aは、本実施形態の固体酸化物形燃料電池セルを示すものである。また図4は、図3Aに示す固体酸化物形燃料電池セルの長手方向における断面図の一部である。
図4で示すように、インターコネクタ30は燃料極集電層21の上面に位置しており、燃料極集電層21の凹部内に位置していない。インターコネクタ30の上面及び下面の位置と、固体電解質40の上面及び下面の位置と、が同じ位置となるように設けられている。言い換えれば、固体電解質40とインターコネクタ30の厚みは同程度である。
また、固体電解質40のうちの第二部40bにおける終端部40b1は、水平方向においてインターコネクタ30と接していている。また、他の実施形態として終端部がインターコネクタで覆われていてもよい。
図3Bは、一対の発電素子部Aと電気的接続部Bの平面図である。なお、固体電解質40及び空気極集電層70は透過して図示している。
本実施形態において、インターコネクタ30は複数設けられており、形状は平面視において円状である。また、図3Bにおいては透過して図示しているが固体電解質40はインターコネクタ30が設けられていない全体の領域に亘って設けられている。すなわち、固体電解質40のうちの第二部40bにおける終端部40b1はインターコネクタ30の形状と合致する形状であり、終端部40b1全周がインターコネクタ30と接している。言い換えれば、円状の終端部40b1における内部(円状の終端部40b1に囲まれた部分)に電気的接続部材であるインターコネクタ30が位置しており、円状の終端部40b1の内周壁とインターコネクタ30とが接続されている。「終端部の内周壁」とは、セルの長手方向かつ積層方向の断面(図2の断面)における、終端部の上側の表面の法線と、第二部の下側の表面に沿った線と、がなす角度が90度未満である部分をいう。
この構成により、水平方向における固体電解質と電気的接続部材と界面付近に発生する熱応力を分散できるため当該部分においてクラックが発生することを抑制できる。ひいては、セルの耐久性を向上させることができる。
なお、他の実施形態としては、終端部が、空気極集電層で覆われており、積層方向と直交する方向において空気極集電層と接しており、円状の終端部の内周壁と空気極集電層とが接続されていてもよい。
次に、図3A及び図4に示した「横縞型」のセルの製造方法を説明する。図1及び図2で示した実施形態と異なる点について説明する。
インターコネクタ及び固体電解質の作製方法を以下で説明する。支持基板の成形体10gの上下面に設けられた各第1凹部内に、燃料極集電層の成形体21gをそれぞれ埋設・形成する。次いで、各燃料極集電層の成形体21gの外側面に形成された各第2凹部に、燃料極活性部の成形体22gをそれぞれ埋設・形成する。また、各燃料極集電層の成形体21g、および各燃料極活性部22gは、例えば、燃料極20の材料(例えば、NiとYSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して埋設・形成する。なお、先の実施形態と異なり第三凹部は設けない。
次に、複数の燃料極の成形体(21g+22g)埋設・形成された状態の支持基板の成形体10gにおける長手方向に延びる外周面に、固体電解質膜の成形膜を形成する。固体電解質膜の成形膜は、例えば、固体電解質膜40の材料(例えば、YSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるテープを用いることができる。当該テープを作製するにあたり、当該テープにビアを作製し、当該ビアにインターコネクタの成形体30gを流し込むように印刷を行い乾燥させる。各インターコネクタの成形体30gは、例えば、インターコネクタ30の材料(例えば、LaCrO3)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いることができる。当該方法によりインターコネクタがビアに充填された固体電解質のテープを支持基板に積層することができる。
本開示は上記実施形態に限定されることはなく、本開示の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
また、上記実施形態においては、平板状の支持基板10の上下面のそれぞれに複数の第1凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられているが、支持基板10の片側面のみに複数の第1凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、燃料極20が燃料極集電層21と燃料極活性部22との2層で構成されているが、燃料極20が燃料極活性部22に相当する1層で構成されてもよい。
A・・・・発電素子部
B・・・・電気的接続部
10・・・支持基板
11・・・ガス流路
20・・・燃料極
22・・・・燃料極活性層
21・・・・燃料極集電層
30・・・インターコネクタ
40・・・固体電解質
40a・・・第一部
40b・・・第二部
40b1・・・終端部
60・・・空気極
70・・・空気極集電層

Claims (6)

  1. 絶縁性、平板状かつ多孔質である支持基板と、
    前記支持基板の少なくとも一方の主面上における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ配列され、少なくとも燃料極、固体電解質、および空気極が積層されている部分である、複数の発電素子部と、
    隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、一方の前記発電素子部の燃料極と他方の前記発電素子部の空気極とを電気的に接続する電気的接続部材を有する複数の電気的接続部と、を備え、
    前記固体電解質は、
    前記発電素子部に含まれない第一部を備え、
    前記発電素子部に含まれる部位と、前記第一部とが、形状が異なる部分を有する固体酸化物形燃料電池セル。
  2. 前記第一部は、
    前記電気的接続部材にて覆われた第二部を有し、
    該第二部は、積層方向と直交する方向における終端部を含み、
    該終端部の厚みが、前記第二部の厚みより厚い請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池セル。
  3. 前記終端部は、前記電気的接続部材に向けて突出する突出部を有する請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池セル。
  4. 前記発電素子部における前記固体電解質の上表面の算術平均粗さの値より、前記第二部の上表面の算術平均粗さの値が高い請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池セル。
  5. 前記終端部以外の前記第二部の上表面の算術平均粗さの値より、前記終端部における前記電気的接続部材と接する表面の算術平均粗さの値が高い請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池セル。
  6. 平面視において、前記第二部は円状の前記終端部を複数有しており、
    該円状の終端部における内部に前記電気的接続部材が位置しており、前記円状の終端部の内周壁と前記電気的接続部材とが接続されている、請求項1乃至5のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池セル。
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