JPWO2019155895A1 - インプラント血液透析装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】事故や感染症のリスクが少なく,老廃物を十分に除去できる血液透析装置を提供する【解決手段】第1のハウジング3内に存在する血液透析ろ過膜5と,第1のハウジング3内に血液を流入するための動脈側血液回路7と,第1のハウジング3からの血液を流出するための静脈側血液回路11と,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3内に透析液を導入する透析液導入部21と,第1のハウジング3と接続され,ハウジング内を経た透析液を排出するための透析液排出部31と,生体の外部に位置し,生体の外部に存在する透析液供給装置の透析液供給部と透析液導入部21とを接続するための第1の接続部25と,を有する,血液透析装置。【選択図】図1

Description

本発明は,血液透析装置に関する。より詳しく説明すると,本発明は生体内に埋め込み型の血液透析装置に関する。
特許第5385763号公報には,血液透析装置が記載されている。人工透析を必要とする患者は2日又は3日に一度通院して人工透析を行わなくてはならない。このため,通院による人工透析は,著しく患者のQOLを低下させる。このため,患者が在宅した状態で透析を行う在宅透析が提案されている。在宅透析は,血液透析治療又は腹膜透析治療を患者が自宅にて行うものである。在宅透析は,通院による人工透析に比べ,生活の自由度が増し,腎臓機能の低下も比較的ゆっくりであるといわれている。一方,在宅透析においても,自ら透析装置を操作し,穿刺する必要がある。このため,在宅透析には必ず付き添いの方が必要となるとともに,事故や感染症のリスクがある。
特開2017−158814号公報には,インプラント型の血液濾過装置人工腎臓が記載されている。人工腎臓を用いれば24時間継続して透析を行うことができ,事故や感染症のリスクが小さい。一方,人工腎臓では,尿素成分やクレアチニン等の老廃物を除去する性能が十分ではない場合がある。
特開2017−158814号公報
そこで,事故や感染症のリスクが少なく,老廃物を十分に除去できる血液透析装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示される血液透析装置は,生体内に埋め込まれる血液透析装置である。
この血液透析装置は,少なくともハウジングが生体の内部に埋め込まれる血液透析装置1である。
この血液透析装置は,第1のハウジング3と,第1のハウジング3内に存在する血液透析ろ過膜5と,動脈側血液回路7と,静脈側血液回路11と,透析液導入部21と,透析液排出部31とを有する。
動脈側血液回路7は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3内に血液を流入するための要素である。
静脈側血液回路11は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3からの血液を流出するための要素である。
透析液導入部21は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3内に透析液を導入するための要素である。
透析液排出部31は,第1のハウジング3と接続され,ハウジング内を経た透析液をハウジング外へ排出するための要素である。
上記のような構成を有しているため,この血液透析装置は,血液透析ろ過膜5を用いて透析ろ過を行うことができる。また,この血液透析装置は,透析液導入部21と透析液供給装置の透析液供給部とを接続し,透析液導入部21を通してハウジング内に透析液を流入させることができる。そして,この血液透析装置は,透析液排出部31を通して,ハウジング内を経た透析液をハウジング外へ排出できる。このため,この血液透析装置を用いれば,人工透析を行う際に穿刺する必要がなくなるため,事故や感染症を著しく軽減でき,しかも老廃物を効果的に除去できる。
この血液透析装置は,第1の接続部25をさらに有するものが好ましい。第1の接続部25は,生体の外部に位置し,生体の外部に存在する透析液供給装置の透析液供給部と透析液導入部21とを接続するための要素である。この要素を有するので,体外に存在する透析液供給装置から,容易に透析液を第1のハウジング内へ流入できる。
この血液透析装置は,第2の接続部35をさらに有するものが好ましい。第2の接続部35は,生体の外部に位置し,透析液供給装置の透析液排出部と透析液排出部31とを接続するための要素である。
この血液透析装置は,血液流路層43と透析液流路層47とをさらに有するものが好ましい。
血液流路層43は,第1のハウジング3内に設けられ,血液流路41を有する層である。血液流路41は,第1のハウジング3へ流入した血液を静脈側血液回路11へ導くための血液の流路である。
透析液流路層47は,第1のハウジング3内に設けられ,透析液流路45を有する層である。透析液流路45は,第1のハウジング3へ流入した透析液を透析液排出部31へ導くための透析液の流路である。
そして,この場合,血液透析ろ過膜5は,血液流路層43と透析液流路層47との間に介在し,血液流路41を流れる血液を透析ろ過する。
この血液透析装置は,第1のハウジング3内に存在する血液ろ過膜61と,血液ろ過膜61からのろ液を第1のハウジング3外へ排出する,ろ液排出部63と,をさらに有するものが好ましい。
そして,この血液透析装置は,血液流路層43と,透析液流路層47と,ろ液流路層69と,をさらに有するものが好ましい。
血液流路層43は,第1のハウジング3内に設けられ,血液流路41を有する層である。血液流路41は,第1のハウジング3へ流入した血液を静脈側血液回路11へ導くための血液の流路である。
透析液流路層47は,第1のハウジング3内に設けられ,透析液流路45を有する層である。透析液流路45は,第1のハウジング3へ流入した透析液を透析液排出部31へ導くための透析液の流路である。
ろ液流路層69は,第1のハウジング3内に設けられ,ろ液流路67を有する層である。ろ液流路67は,血液ろ過膜61からのろ液を液排出部63へと導くための流路である。
血液透析ろ過膜5は,血液流路層43と透析液流路層47との間に介在し,血液流路41を流れる血液を透析ろ過する血液透析ろ過膜である。
血液ろ過膜61は,血液流路層43とろ液流路層69との間に介在し,血液流路41を流れる血液をろ過する血液ろ過膜である。
この血液透析装置は,第1のハウジング3から流出した血液をろ過するろ過装置71をさらに有するものが好ましい。そして,ろ過装置71は,第2のハウジング73と,第2のハウジング73内に設けられた血液ろ過膜61とろ液排出部63とを有する。第2のハウジング73は,ろ過装置71のハウジングである。ろ液排出部63は,血液ろ過膜61からのろ液を第2のハウジング73外へ排出するための要素である。
この血液透析装置は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3に流入する血液をろ過するろ過装置71をさらに有するものが好ましい。この場合,ろ過装置71は,第2のハウジング73と,第2のハウジング73内に設けられた血液ろ過膜61と,ろ液排出部63とを有する。
この血液透析装置は,血液をろ過するろ過装置71をさらに有するものが好ましい。ろ過装置71は,第2のハウジング73と,血液ろ過膜61とろ液排出部63を有する。この血液ろ過膜61は,動脈側血液回路7と接続され,第1のハウジング3に流入しない血液であって第2のハウジング73内に流入した血液をろ過するための膜である。
この血液透析装置は,血液透析ろ過膜5を用いて透析ろ過を行うことができる。また,この血液透析装置は,透析液導入部21と透析液供給装置の透析液供給部とを接続し,透析液導入部21を通してハウジング内に透析液を流入させることができる。そして,この血液透析装置は,透析液排出部31を通して,ハウジング内を経た透析液をハウジング外へ排出できる。このため,この血液透析装置を用いれば,人工透析を行う際に穿刺する必要がなくなるため,事故や感染症を著しく軽減でき,しかも老廃物を効果的に除去できる。
図1は,本明細書に開示される血液透析装置の構成を示す概念図である。 図2は,図1とは別の血液透析装置の構成を示す概念図である。 図3は,層構成を有する血液透析装置の例を示す概念図である。 図4は,組み立てられた血液透析装置の外観例を示す図である。 図5は,血液透析ろ過膜と血液ろ過膜とをハウジング内に有する血液透析装置を示す概念図である。 図6は,血液流路層,透析液流路層,及びろ液流路層を有する血液透析装置を示す概念図である。 図7は,第1のハウジング3から流出した血液をろ過するろ過装置をさらに有する血液透析装置を示すブロック図である。 図8は,第1のハウジングに流入する血液をろ過するろ過装置をさらに有する血液透析装置を示すブロック図である。 図9は,第1のハウジングと並列したろ過装置をさらに有する血液透析装置の例を示す概念図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
図1は,本明細書に開示される血液透析装置の構成を示す概念図である。この血液透析装置は,少なくともハウジング3が生体の内部に埋め込まれる血液透析装置1である。図1に示されるように,この血液透析装置は,第1のハウジング3と,第1のハウジング3内に存在する血液透析ろ過膜5と,動脈側血液回路7と,静脈側血液回路11と,透析液導入部21と,透析液排出部31とを有する。
ハウジングは,各要素を覆う筐体部分を意味する。ハウジングは,内部の液がハウジングから漏れないようにされているものが好ましい。ハウジングは,例えば,プラスチック(例えば,アクリル,及びメタクリル樹脂)又は金属(例えば,銅,チタン,ステンレス,アルミニウム,金,白金及びこれらの合金)で製造される。ハウジングは,血液透析装置の本体部分を意味する概念であるから,ハウジングは必ずしも内部に空洞が存在しなくてもよいし,複数の層の集合体であってもよい。
血液透析ろ過膜5は,透析液を介して,血液から老廃物等の不要なものを除去するためのものである。血液透析ろ過膜は,透析装置における透析膜であってもよいし,フィルタ状のろ過膜であってもよい。血液透析ろ過膜5の孔径が,0.1nm以上10nm以下が好ましく,0.5nm以上2nm以下でもよい。このサイズであれば,ウィルスや菌が通過できないので,透析液導入部21又は透析液排出部31からウィルスや菌が混入しても,血液に混入しないので,感染症を防止できる。
動脈側血液回路7は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3内に血液を流入するための要素である。 動脈側血液回路7は,通常,動脈又は動脈由来の血管と接続されており,血液をハウジング内に流入できる。図1に示す例では,動脈側血液回路7は,動脈側ポート9を介して,第1のハウジング3と接続されている。一方,動脈側血液回路7は,第1のハウジング3と一体のものであってもよい。動脈側血液回路7は,第1のハウジング3内に血液を流入できればよい。動脈側血液回路7は,管状又はチューブ状の形状を有していてもよい。管状又はチューブ状であれば,生体内で柔軟に変形でき,チューブ内において,血液(などの液体)を運搬できる。チューブの素材の例は,ポリ塩化ビニル,ポリエチレン,ポリプロピレン,環状ポリオレフィン,ポリスチレン,ポリカーボネート,アクリル樹脂,メタクリル樹脂,アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体,ポリエチレンテレフタレート,ブタジエン−スチレン共重合体,ポリアミド(例えば,ナイロン6,ナイロン6・6,ナイロン6・10,ナイロン12),天然ゴム,ブチルゴム,イソプレンゴム,ブタジエンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,シリコーンゴム,種熱可塑性エラストマー,PTFE(ポリテトラフルオロエチレン),ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン),チタン,ステンレス鋼,アルミニウム,銅,及び銅系合金である。チューブの内径は,適宜調整すればよい。チューブの内径の例は,2mm以上2cm以下(2mm以上8mm以下,3mm以上7mm以下,3mm以上5mm以下,又は2mm以上4mm以下)である。
静脈側血液回路11は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3からの血液を流出するための要素である。静脈側血液回路11は,通常,静脈と接続される。静脈側血液回路11の材質や形状は,動脈側血液回路7と同様である。図1の例では,静脈側ポート13を介して,静脈側血液回路11と第1のハウジング3とが接続されている。一方,静脈側ポート13が存在せず,静脈側血液回路11と第1のハウジング3とが一体に成形されててもよい。
透析液導入部21は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3内に透析液を導入するための要素である。透析液は,例えば体外から供給される。透析液導入部21は,動脈側血液回路7と同様の素材で製造され,動脈側血液回路7と同様の形状を有してもよい。なお,透析液導入部21は,その途中部分が生体内に埋め込まれ,残り部分が生体の外に出ていてもよい。また,透析液導入部21は,患者の体表に設けられた第1の接続部25と接続されていてもよい。この場合,第1の接続部25を閉状態とすれば,体外の空気と第1の接続部25とが遮断される。第1の接続部25を開状態とすれば,体外の空気と第1の接続部25とが導通される。この第1の接続部25に供給液を供給すれば,透析液導入部21を介して第1のハウジング3内に透析液を導入できる。図1の例では,透析液導入ポート23を介して,透析液導入部21と第1のハウジング3とが接続されている。一方,透析液導入部21と第1のハウジング3とが一体に成形され,透析液導入ポート23が存在しなくてもよい。なお,腹膜透析では,カテーテルが用いられている。これと同様に透析液導入部21は,カテーテルを用いてもよい。
透析液排出部31は,第1のハウジング3と接続され,ハウジング内を経た透析液をハウジング外へ排出するための要素である。もっとも,最終的には,透析液は体外へ排出されることが好ましい。透析液排出部31は,透析液導入部21と同様の構成を有していてもよい。図1の例では,透析液排出ポート33を介して,透析液排出部31と第1のハウジング3とが接続されている。一方,透析液排出部31と第1のハウジング3とが一体に成形され,透析液排出ポート33が存在しなくてもよい。
図1では,透析液導入部21及び透析液排出部31が独立した2本の管又はチューブのように描画されている。一方,これらを例えばダブルルーメンのチューブ構造,チューブ内に別のチューブが存在する構造,とすることで,外見上1本の管又はチューブのみが存在するようにされてもよい。このように透析液導入部21及び透析液排出部31を一つにまとめることは,患者への負担を軽減できるので好ましい。
上記のような構成を有しているため,この血液透析装置は,血液透析ろ過膜5を用いて透析ろ過を行うことができる。また,この血液透析装置は,透析液導入部21と透析液供給装置の透析液供給部とを接続し,透析液導入部21を通してハウジング内に透析液を流入させることができる。そして,この血液透析装置は,透析液排出部31を通して,ハウジング内を経た透析液をハウジング外へ排出できる。このため,この血液透析装置を用いれば,人工透析を行う際に穿刺する必要がなくなるため,事故や感染症を著しく軽減でき,しかも老廃物を効果的に除去できる。
上述した通り,この血液透析装置は,第1の接続部25をさらに有するものが好ましい,第1の接続部25は,生体の外部に位置し,生体の外部に存在する透析液供給装置の透析液供給部と透析液導入部21とを接続するための要素である。透析液導入部21は,その全体が生体内に埋め込まれており,第1の接続部25を介して,体外と透析液の授受を行うことができるようにされてもよい。また,透析液導入部21は,その途中までが生体内に埋め込まれ,体外にも延びて存在していてもよい。このような接続部や管・チューブ構成は,腹膜透析において用いられているもの(例えば,特許6240485号公報,特許第6170988号公報,及び特許6161167号公報に記載されたもの)を適宜採用してもよい。また,例えば,特許4067419号公報(閉鎖型細胞培養システム)に記載されている要素を適宜用いてもよい。この要素を有するので,体外に存在する透析液供給装置と第1のハウジングを容易に接続でき,透析液を第1のハウジング内へ流入できる。
また,この血液透析装置は,第2の接続部35をさらに有するものが好ましい。老廃物が含まれる透析液を膀胱と接続して尿として排出することも一応できる。一方,透析を行い汚染された透析液は,体外へ排出されることが好ましい。第2の接続部35は,生体の外部に位置し,透析液供給装置の透析液排出部と透析液排出部31とを接続するための要素である。第2の接続部35も第1の接続部25と同様である。透析液排出部31及び第2の接続部35を介して,使用後の透析液が体外へと排出される。
図1の例では,動脈側血液回路7から第1のハウジング3内に入った血液が静脈側血液回路11へ向かう第1のハウジング3内における血液の進行方向は左から右方向である。一方,図1の例では,透析液導入部21を経て第1のハウジング3内に入った透析液が透析液排出部31へ向かう第1のハウジング3内における透析液の進行方向は右から左方向である。つまり,図1では,血液の進行方向と,透析液の進行方向とが逆になるように描画されている。つまり,この例では,透析液排出部31が第1のハウジングのうち動脈側血液回路7側(静脈側血液回路11又は静脈側ポート13より,動脈側血液回路7又は動脈側ポート9に近い位置)に存在している。また,この例では,透析液導入部21が第1のハウジングのうち静脈側血液回路11側(動脈側血液回路7又は動脈側ポート9より,静脈側血液回路11又は静脈側ポート13に近い位置)に存在している。
例えば,第1のハウジング内には,透析装置に用いられる血液透析ろ過膜5が存在しており,第1のハウジングの中心部分を,一方の側から,血液が供給され,血液が排出される。血液が供給される方向と異なる他方の側から,水又は透析液が供給され,血液透析ろ過膜を形成する筒の内表面と複数の細筒との隙間を通じて,水又は透析液が排出される。水や透析液が通過する部分と血液が通過する部分の間は,細筒の血液浄化用膜で隔離されている。血液浄化用膜は,尿毒素であるクレアチニンを血液中から水に排出することができる。また,血液浄化用膜は,赤血球を通過させない。これらの作用より,血液から尿毒素であるクレアチニンを除去して,血液浄化して,血液を排出できる。このように実際に,血液と透析液の進行方向が逆になる部分が存在すれば,血液透析が効率的に行われることとなるので好ましい。一方,この描画は概念であって,透析液導入部21や透析液排出部31の位置や,血液の進行方向,及び透析液の進行方向は任意である。
図2は,図1とは別の血液透析装置の構成を示す概念図である。この例では,透析液の進行方向がハウジング内で,血液の進行方向と同方向となるように描画されている。
図3は,層構成を有する血液透析装置の例を示す概念図である。図3に示されるように,この血液透析装置は,血液流路層43と透析液流路層47とをさらに有するものが好ましい。この層構成を有する装置の基本的な構造は,特開2017−158814号公報(特許文献2)に記載されている。この血液透析装置は,六角形の外形形状を有する本体部(第1のハウジング3)を有する。本体部は,複数の板状部材を積層して形成された積層構造を有している。そして,本体部の積層方向一方側の面に,血液入口9aと血液出口13a,透析液流入口23aと透析液流出口33a(及び濾液出口)が設けられている。血液入口は,本体部内に血液を流入させ,血液出口は,本体部内の血液を流出させる。透析液流入口は本体部内に透析液を流入させ,透析液流出口は本体内部の透析液を流出させる。そして,濾液出口は,本体部内で濾過されて血液から取り出された濾液を排出する。血液入口と血液出口,透析液流入口と透析液流出口(及び濾液出口)は,それぞれチューブを接続できるコネクタ形状となっていることが好ましい。
図3では,血液透析装置の構造をわかりやすく説明するために,血液流路層43と透析液流路層47をそれぞれ1枚ずつ用意して積層した構成例を示している。しかし,人工腎臓41は,血液流路層43と透析液流路層47を複数枚交互に重ねて数十層あるいは数百層に積層した構成としてもよい。積層数は,哺乳動物に応じて適宜変更可能である。本体部は,第1のエンドプレート49と第2のエンドプレート51によって積層方向両側から挟み込まれ,締結手段(例えばボルトとナット)を用いて一体化され,積層方向に圧縮された状態に保持されてもよい。
血液流路層43は,第1のハウジング3内に設けられ,血液流路41を有する層である。血液流路41は,第1のハウジング3へ流入した血液を静脈側血液回路11へ導くための血液の流路である。透析液流路層47は,第1のハウジング3内に設けられ,透析液流路45を有する層である。透析液流路45は,第1のハウジング3へ流入した透析液を透析液排出部31へ導くための透析液の流路である。透析液流路45は,透析液流入口及び透析液流出口と接続されていればよい。そして,この場合,血液透析ろ過膜5は,血液流路層43と透析液流路層47との間に介在し,血液流路41を流れる血液を透析ろ過する。
血液流路41や透析液流路45は,例えば,特開2017−158814号公報(特許文献2)を参考に設計すればよい。流路の幅は,0.01mm以上1cm以下が好ましく,0.1mm以上5mm以下でもよく,0.5mm以上4mm以下でもよい。流路の厚さは,装置の厚さや,積層の数に応じて適宜調整されるが,流路の厚さが厚すぎると,血流速度が高まりすぎ,流路の厚さが薄すぎると,血流が滞るほか,不純物が堆積し流路が閉塞するリスクが高くなる。このような観点から,流路の厚さは,0.01mm以上1cm以下が好ましく,0.05mm以上5mm以下でもよく,0.1mm以上3mm以下でもよい。
また,適切な血液濾過装置を得るためには,流路の総面積が重要であり,流路の総面積は,1cm以上100000cm以下が好ましく,2cm以上10000cm以上でもよく,10cm以上5000cm以下でもよい。
図4は,組み立てられた血液透析装置の外観例を示す図である。図4の例では,第1のエンドプレート49上に,動脈接続ポート9,静脈接続ポート13,透析液導入口23及び透析液排出口33が設けられている。なお,ろ液出口と接続されるろ液接続ポートが存在する場合,ろ液接続ポートも第1のエンドブレート49上に設けられると,各種ポートを片方の面に集中させることができるので,血液透析装置を体内に埋め込みやすくなる。図4に示される例では,動脈接続ポート9,静脈接続ポート13,透析液導入口23及び透析液排出口33は,コネクタ形状とされており,支柱部分と,支柱部分の先に位置する接続部分を有している。接続部分のうち支柱部分と接続される部分は,支柱部分より直径が大きくなっており,接続部分はチューブなどの管と接続できるように先端に進むほど細くなっている。チューブなどを,接続部分を超えて支柱部分まで覆うことで,チューブなどと各接続要素とが接続され,容易にチューブなどが接続要素から離脱しない状態となる。図4に示される例では,複数の層が,ボルト2とナットにより上下から圧縮されて一体となっている。図4に示される例では,第1のエンドプレート49の上面形状が六角形であり,それに対応して,ボルト2が6か所に設けられている。実際の血液透析装置の上面形状は,円形や楕円形でもよいし,四角形,六角形の他,八角形や十角形又は十二角形であってもよい。ボルト位置は,通常,第1のエンドプレートの重心を中心とした点対称となる位置に設けられることが好ましい。ボルト位置の数の例は4か所,6か所,8か所,10か所及び12か所である。
次に,透析液及び血液の流れについて説明する。第1のエンドプレート49に設けられた透析液入口23aを通して透析液が流入する。すると,透析液は,血液流路層43に設けられた透析液用の貫通孔23b,血液透析ろ過膜5に設けられた透析液用の貫通孔23cを経て,透析液流路45の入口部分23dへ至る。その後,透析液は,透析液流路45に沿って進みつつ,血液透析ろ過膜5を介して血液流路41を流れる血液を透析ろ過する。図3の例では,透析液流路45や血液流路41を蛇行させた流路を有するものとしている。しかし,透析液流路45や血液流路41は図示されたものに限定されない。透析液流路層47において,透析液流路45を経て透析液の出口部33dへ至った透析液は,血液透析ろ過膜5に設けられた透析液用の貫通孔33c,血液流路層43に設けられた透析液用の貫通孔33bを経て,第1のエンドプレート49に設けられた透析液出口33aから排出される。透析液出口33aは,透析液排出口33として機能し,透析液排出管31と接続されている。また,透析液出口33aには,透析液排出口33として機能する要素が取り付けられ,その要素と透析液排出管31とが接続されてもよい。このようにして,透析液が,第1のハウジング3内に流入し,第1のハウジング内を循環した後に,第1のハウジングから排出される。動脈側の血管と接続された血液流路である動脈側血液回路7は,例えば動脈接続ポート9を介して,ハウジング3と接続される。動脈接続ポート9は,第1のエンドプレート49に設けられた血液入口9aを介してハウジング3内に流入する。血液入口9aから流入した血液は,血液流路層43に設けられた血液流路41の入口部分9bへ至る。そして,血液は,血液流路層43の入口部分9bから,血液流路41に沿って進行し,血液流路層43に設けられた血液流路41の出口部分13bへ至る。血液流路41の出口部分13bに至った血液は,第1のエンドプレート49に設けられた血液出口13aを経てハウジング3から出力される。血液出口13aは,静脈接続ポート13として機能してもよいし,静脈接続ポート13として機能する要素と接続されていてもよい。静脈接続ポート13は,血液の下流側に相当する流路である静脈側血液回路11と接続される。
図5は,血液透析ろ過膜と血液ろ過膜とをハウジング内に有する血液透析装置を示す概念図である。図5に示される血液透析装置は,第1のハウジング3内に存在する血液ろ過膜61と,血液ろ過膜61からのろ液を第1のハウジング3外へ排出する,ろ液排出部63と,をさらに有するものである。
血液ろ過膜61は,血液を濾過して有害物質と余分な水分を取り除くものである。血液ろ過膜61は,例えば,ナノスケールの孔を多く有するポリマー膜により構成されてもよい。具体的な血液ろ過膜61は,PES(ポリエーテルスルホンe)膜が用いられている。PES膜は,ナノスケールの孔により,分子量の小さい血中成分のみを選択的に濾過することができ,血液から有害物質と余分な水分を取り出すことができる。公知の血液ろ過膜の例は,低分子量のポリスルホン系のもの(たとえば,特開平4−338224号公報,特開平11−309355号公報)及び高分子量タイプのポリスルホン系のもの(特開平9−70524号公報)である。
図6は,血液流路層,透析液流路層,及びろ液流路層を有する血液透析装置を示す概念図である。血液流路層43,透析液流路層47及びろ液流路層69は複数層含まれていることが好ましい。この場合,血液流路層43と透析液流路層47,血液流路層43とろ液流路層69とが隣接するようにされることが好ましい。図6の例では,血液ろ過膜61が各層と同様の形状(ここでは六角形)をしている。図6の例では,拡散用の膜4を介して,血液流路層43と透析液流路層47とが隣接している部分がある。また,血液ろ過膜61を介して,血液流路層43とろ液流路層69とが隣接している部分がある。
血液流路層43は,第1のハウジング3内に設けられ,血液流路41を有する層である。血液流路41は,第1のハウジング3へ流入した血液を静脈側血液回路11へ導くための血液の流路である。
透析液流路層47は,第1のハウジング3内に設けられ,透析液流路45を有する層である。透析液流路45は,第1のハウジング3へ流入した透析液を透析液排出部31へ導くための透析液の流路である。
ろ液流路層69は,第1のハウジング3内に設けられ,ろ液流路67を有する層である。ろ液流路67は,血液ろ過膜61からのろ液を液排出部63へと導くための流路である。
血液透析ろ過膜5は,血液流路層43と透析液流路層47との間に介在し,血液流路41を流れる血液を透析ろ過する血液透析ろ過膜である。
血液ろ過膜61は,血液流路層43とろ液流路層69との間に介在し,血液流路41を流れる血液をろ過する血液ろ過膜である。ろ液流路67の出口は,第2のエンドプレート51に設けられたろ液出口65aを経て,ハウジング3から排出される。この際,ろ液出口65aは,ろ液接続ポート65と接続されてもよいし,ろ液出口65aがろ液接続ポート65として機能してもよい。ろ液接続ポート65から排出されるろ液は,ろ液排出部63と接続される。そして,ろ液排出部63は,例えば膀胱又は膀胱への流入管と接続され,ハウジング3から排出されたろ液は,膀胱を介して体外へ排出される。
図7は,第1のハウジング3から流出した血液をろ過するろ過装置をさらに有する血液透析装置を示すブロック図である。図7に示される例では,ろ過装置71が,第2のハウジング73と,第2のハウジング73内に設けられた血液ろ過膜61と,ろ液排出部63とを有する。第2のハウジング73は,ろ過装置71のハウジングである。ろ液排出部63は,血液ろ過膜61からのろ液を第2のハウジング73外へ排出するための要素である。
また,第2のハウジング73は,ろ過された血液を排出する血液排出路75を有しており,血液排出路75は例えば静脈と接続される。なお,図7の例では,第2のハウジング73と血液排出路75とが血液排出ポート77を介して接続されている。図7の例では,ろ液ポート65を介して,第2のハウジング73とろ液排出部63が接続されている。
図8は,第1のハウジングに流入する血液をろ過するろ過装置をさらに有する血液透析装置を示すブロック図である。
この血液透析装置は,第1のハウジング3と接続され,第1のハウジング3に流入する血液をろ過するろ過装置71をさらに有するものが好ましい。この場合,ろ過装置71は,第2のハウジング73と,第2のハウジング73内に設けられた血液ろ過膜61と,ろ液排出部63とを有する。
図9は,第1のハウジングと並列したろ過装置71をさらに有する血液透析装置の例を示す概念図である。ろ過装置71は,第2のハウジング73と,血液ろ過膜61とろ液排出部63を有する。この血液ろ過膜61は,動脈側血液回路7と接続され,第1のハウジング3に流入しない血液であって第2のハウジング73内に流入した血液をろ過するための膜である。
図5の血液透析装置を用いて血液透析装置の動作例を説明する。
まず,透析液を循環していない際には,第1の接続部25及び第2の接続部35は,閉状態(閉じた状態)とされる。透析液導入部21や透析液排出部31と外気とが遮断されている。そして,動脈由来の血液は,動脈側血液回路を経て第1のハウジングに流入する。この際に,仮に,透析液導入部21や透析液排出部31からウィルス等が混入した場合であっても,血液透析ろ過膜5の孔径が十分に小さい場合, ウィルス等がハウジング内の血液を汚染し,感染症を引き起こす事態を防止できる。一方,血液ろ過膜61により老廃物がこしとられた血液は,静脈側血液回路11へと排出される。また,血液ろ過膜61によりろ過されたろ液は,液排出部63(例えばチューブ)へと排出される。液排出部63は,例えば,膀胱につながる管に接続されている。すると,ろ液は膀胱に蓄積され,適宜体外へ放出されることとなる。
次に人工透析を行う場合について説明する。透析液供給装置を点検する。その後,第2の接続部35を開状態とし,透析液を排出できる状態にする。第2の接続部35が存在しない場合は,透析液が排出されるので,排出される透析液が周囲を汚染しないよう,透析液を受ける容器などを準備しておく。次に,第1の接続部を開状態とする。開状態とは,第1の接続部が外界と接続できる状態となっていることを意味する。透析液供給装置の透析液供給部と,第1の接続部とを接続する。この状態では,透析液導入部に透析液を導入できる状態となる。透析液供給装置から透析液を放出する。すると,透析液は,第1の接続部25及び透析液導入部21を介して,第1のハウジング3内に流入する。第1のハウジング内を流れる血液と,第1のハウジング内を流れる透析液とは,血液透析ろ過膜5とを介している。すると,血液に含まれる尿素成分やクレアチニンといった老廃物が血液透析ろ過膜5を介して透析液へ混入する。当廃物が混入した透析液は,透析液排出部31を介して,体外へ放出される。透析液排出部31は,透析液供給装置と接続されており,透析液をろ過等して再利用できるようにされていてもよい。
本発明は,医療機器の分野で利用されうる。
1 血液透析装置
3 第1のハウジング
5 血液透析ろ過膜
7 動脈側血液回路
11 静脈側血液回路
21 透析液導入部
25 第1の接続部
31 透析液排出部
35 第2の接続部
41 血液流路
43 血液流路層
45 透析液流路
47 透析液流路層
61 血液ろ過膜
63 ろ液排出部
69 ろ液流路層
71 ろ過装置
73 第2のハウジング

Claims (8)

  1. 生体の内部に埋め込まれる血液透析装置(1)であって,
    第1のハウジング(3)と,
    第1のハウジング(3)内に存在する血液透析ろ過膜(5)と,
    第1のハウジング(3)と接続され,第1のハウジング(3)内に血液を流入するための動脈側血液回路(7)と,
    第1のハウジング(3)と接続され,第1のハウジング(3)からの血液を流出するための静脈側血液回路(11)と,
    第1のハウジング(3)と接続され,第1のハウジング(3)内に透析液を導入する透析液導入部(21)と,
    第1のハウジング(3)と接続され,前記ハウジング内を経た透析液を排出するための透析液排出部(31)と,
    前記生体の外部に位置し,前記生体の外部に存在する透析液供給装置の透析液供給部と前記透析液導入部(21)とを接続するための第1の接続部(25)と,
    を有する,血液透析装置。
  2. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    前記生体の外部に位置し,前記透析液供給装置の透析液排出部と前記透析液排出部(31)とを接続するための第2の接続部(35)とをさらに有する,血液透析装置。
  3. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    第1のハウジング(3)内に設けられ,第1のハウジング(3)へ流入した血液を前記静脈側血液回路(11)へ導くための血液流路(41)を有する血液流路層(43)と,
    第1のハウジング(3)内に設けられ,第1のハウジング(3)へ流入した透析液を前記透析液排出部(31)へ導くための透析液流路(45)を有する透析液流路層(47)と,をさらに有し,
    前記血液透析ろ過膜(5)は,前記血液流路層(43)と前記透析液流路層(47)との間に介在し,前記血液流路(41)を流れる血液を透析ろ過する血液透析ろ過膜である,
    血液透析装置。
  4. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    第1のハウジング(3)内に存在する血液ろ過膜(61)と,
    前記血液ろ過膜(61)からのろ液を第1のハウジング(3)外へ排出するろ液排出部(63)と,をさらに有する,
    血液透析装置。
  5. 請求項4に記載の血液透析装置であって,
    第1のハウジング(3)内に設けられ,第1のハウジング(3)へ流入した血液を静脈側血液回路(11)へ導くための血液流路(41)を有する血液流路層(43)と,
    第1のハウジング(3)内に設けられ,第1のハウジング(3)へ流入した透析液を前記透析液排出部(31)へ導くための透析液流路(45)を有する透析液流路層(47)と,
    第1のハウジング(3)内に設けられ,前記血液ろ過膜(61)からのろ液を前記液排出部(63)へと導くためのろ液流路(67)を有するろ液流路層(69)と,
    をさらに有し,
    前記血液透析ろ過膜(5)は,前記血液流路層(43)と前記透析液流路層(47)との間に介在し,前記血液流路(41)を流れる血液を透析ろ過する血液透析ろ過膜であり,
    前記血液ろ過膜(61)は,前記血液流路層(43)と前記ろ液流路層(69)との間に介在し,前記血液流路(41)を流れる血液をろ過する血液ろ過膜である,
    血液透析装置。
  6. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    第1のハウジング(3)から流出した血液をろ過するろ過装置(71)をさらに有し,
    前記ろ過装置(71)は,
    前記ろ過装置(71)のハウジングである第2のハウジング(73)と,
    第2のハウジング(73)内に設けられた血液ろ過膜(61)と,
    前記血液ろ過膜(61)からのろ液を第2のハウジング(73)外へ排出するろ液排出部(63)と,
    を有する,
    血液透析装置。
  7. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    第1のハウジング(3)と接続され,第1のハウジング(3)に流入する血液をろ過するろ過装置(71)をさらに有し,
    前記ろ過装置(71)は,
    前記ろ過装置(71)のハウジングである第2のハウジング(73)と,
    第2のハウジング(73)内に設けられた血液ろ過膜(61)と,
    前記血液ろ過膜(61)からのろ液を第2のハウジング(73)外へ排出するろ液排出部(63)と,
    を有する,
    血液透析装置。
  8. 請求項1に記載の血液透析装置であって,
    血液をろ過するろ過装置(71)をさらに有し,
    前記ろ過装置(71)は,
    前記ろ過装置(71)のハウジングである第2のハウジング(73)と,
    前記動脈側血液回路(7)と接続され,第1のハウジング(3)に流入しない血液であって第2のハウジング(73)内に流入した血液をろ過する血液ろ過膜(61)と,
    前記血液ろ過膜(61)からのろ液を第2のハウジング(73)外へ排出する,ろ液排出部(63)と,
    を有する,
    血液透析装置。
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