JPWO2019150857A1 - 通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置に配分されずに余った干渉マージンを状況に応じて適切に融通しあうことが可能な通信制御装置を提供する。【解決手段】一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通する、通信制御装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年の多様な無線システムが混在する無線環境、及び無線を介したコンテンツ量の増加と多様化により、無線システムに割り当て可能な電波資源(周波数)が枯渇するという問題が表面化している。しかしながら、どの電波帯域もすでに既存の無線システムが利用しているため、新規の電波資源割り当てが困難であることが分かっている。そこで、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利用・活用(動的周波数共用(DSA:Dynamic Spectrum Access))が求められ始めた。近年米国においては,世界的には3GPP band 42,43とされている周波数帯とオーバーラップするFederal use band(3.55〜3.70GHz)の一般国民への開放を目指し、周波数共用技術を活用するCitizens Broadband Radio Service(CBRS)の法制化・標準化が加速している。
また、コグニティブ無線技術は、動的周波数共用のみならず、無線システムによる周波数利用効率の向上にも寄与する。例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1−2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。また、WinnForum(Wireless Innovation Forum)では、非特許文献1に示されている、SAS−SAS ProtocolというCBRSにおける周波数管理データベースであるSASについて、複数SAS間の情報交換に関する規格を策定している。
"Signaling Protocols and Procedures for Citizens Broadband Radio Service (CBRS):Spectrum Access System (SAS)-SAS Interface Technical Specification", WINNF-TS-0096、インターネット〈URL:https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4813〉
周波数共用においては、複数の通信装置からの干渉の累積がプライマリシステムの干渉許容値(干渉マージンと称する)を越えないように、通信装置に干渉マージンを配分し、周波数管理データベースが通信装置に許容される最大送信電力(最大許容送信電力)を制御することが重要である。しかし、必ずしも通信装置が周波数管理データベースによって算出された最大許容送信電力を適用するとは限らず、通信装置に配分した干渉マージンが余ってしまう。一方で、干渉マージンが不足し、全ての通信装置に対して干渉マージンを配分できない周波数管理データベースも存在しうる。
そこで、本開示では、通信装置に配分されずに余った干渉マージンを状況に応じて適切に融通しあうことが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通する、通信制御装置が提供される。
また本開示によれば、プロセッサが、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、を実行することを含む、通信制御方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、通信装置に配分されずに余った干渉マージンを状況に応じて適切に融通しあうことが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提供することが出来る。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。 CBRS利用の階層構造を示す説明図である。 CBRSの帯域を示す説明図である。 本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 剰余干渉マージンの設定例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る剰余干渉マージンの融通方法の一例を説明する流れ図である。 融通前後の干渉マージン量の変化の一例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る剰余干渉マージンの融通方法の例を示す流れ図である。 本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.経緯
1.2.概要
1.3.構成例
2.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.経緯]
本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、本開示の実施の形態に至った経緯について説明する。
上述したように、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利用・活用(動的周波数共用)が求められ始めた。近年米国においては,世界的には3GPP band 42,43とされている周波数帯とオーバーラップするFederal use band(3.55〜3.70GHz)の一般国民への開放を目指し、周波数共用技術を活用するCitizens Broadband Radio Service(CBRS)の法制化・標準化が加速している。
例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1−2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。また、WinnForum(Wireless Innovation Forum)では、SAS−SAS ProtocolというCBRSにおける周波数管理データベースであるSASについて、複数SAS間の情報交換に関する規格を策定している。
周波数共用においては、プライマリシステムに対して致命的な干渉を与えないようにセカンダリシステムからの干渉を制御することが重要である。さらに具体的には、複数の通信装置からの干渉の累積(Interference Aggregation)がプライマリシステムの許容値を越えないように周波数管理データベースが通信装置を制御することが重要である。
例えばECC Report 186やCBRS Requirementsにおいては、プライマリシステムの干渉許容量を“干渉マージン”とし、干渉マージンを複数の通信装置に配分し、配分された干渉マージンを基に周波数二次利用が可能かどうかを判定することが開示されている。配分された干渉マージン(干渉許容量)を基準として、伝搬損失、アンテナゲイン等から、逆算することによって通信装置に許容される最大送信電力(最大許容送信電力)を算出し、通信装置に干渉マージンを適用することが可能である。
図1は、セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。許容干渉量が与えられるときに,その量を複数のセカンダリシステムに配分し,配分された許容干渉量(すなわち1台あたりのマージン)に基づいて電波送信することでプライマリシステムに対する致命的な干渉を抑制できる。図1の例では、プライマリシステムの許容干渉量をIacceptとし、セカンダリシステムがプライマリシステムに与える干渉をそれぞれI、I、Iとすると、I、I、Iの和がIaccept以下となるように許容干渉量を割り当てる手法が考えられる。しかし、これは伝搬環境等によっては過度な抑制となる場合があるため、WinnForum Requirement(“Requirements for Commercial Operation in the U.S. 3550-3700 MHz Citizens Broadband Radio Service Band”, WINNF-TS-0112. https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4743)においてIterative Allocation Process (IAP)という手法が必須となっている。
ただし、周波数管理データベースによって算出された最大許容送信電力を、通信装置が必ずしも適用するとは限らない。一例として、以下に示す理由で、最大許容送信電力を、通信装置が適用しないことが想定されうる。例えば、通信装置のハードウェア制約上、最大許容送信電力未満でのみ電波送信可能である場合、通信装置は最大許容送信電力を適用しない場合がありうる。また例えば、最大許容送信電力を通信装置のハードウェア制約上は適用可能であるものの、算出された最大許容送信電力適用時のスペクトラムマスク試験(公的機関実施)を通過していない場合、通信装置は最大許容送信電力を適用しない場合がありうる。また例えば、ネットワークプランニングの都合、最大許容送信電力未満の電力で運用しうる。また例えば、所望の最大許容送信電力値を得られなかったため、当該チャネルにおける運用を断念する場合がありうる。このような場合、当該通信装置に配分した干渉マージンが余ってしまう。この余ってしまった干渉マージンを、以降「剰余干渉マージン」とも称する。
また、先の例においては、干渉マージンから最大送信電力(最大許容送信電力)を算出し、通信装置に適用することを一例としたが、別のアプローチとして、通信装置が所望の最大送信電力を周波数管理データベースに通知し、当該所望最大送信電力によって発生しうる干渉の推定値が干渉マージンを満足するかどうかを判断することも可能である。そのような場合に、干渉推定値が干渉マージンを上回ると、周波数管理データベースは通信装置に対して所望最大送信電力を拒絶する、という動作が想定される。従って、この場合はその干渉マージンが剰余干渉マージンとなりうる。
干渉マージンの配分方法等についてはさまざまな文献で開示され、多くの議論がなされているものの、余ってしまった干渉マージンである剰余干渉マージンの取り扱いについては、これまで開示されていない。
CBRSにおいては、複数の周波数管理データベース(SAS:Spectrum Access System)が協調して電波管理を行うことが求められている。WinnForum SAS-SAS Protocol TSにおいてはFull Activity Dump Messageというメッセージ交換フォーマットが規定されており、干渉制御に必要な通信装置情報等をすべて定期的に交換することが定められている。そのような複数の周波数管理データベース間の協調が必要な場合に、状況に応じて剰余干渉マージンを融通しあうことができれば、周波数利用効率の向上に寄与すると考えられる。
そこで本件開示者は、上述した点に鑑み、状況に応じて適切に通信装置に配分した干渉マージンを融通しあうことが可能な技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、状況に応じて適切に通信装置に配分した干渉マージンを融通しあうことが可能な技術を考案するに至った。
[1.2.概要]
まず、本開示の実施の形態における無線システムの構成例を説明する。図2は、本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。図2には、無線装置100a〜100dと、それぞれの無線装置と無線通信する端末200a〜200dと、基地局の制御を行う通信制御装置300a、300bと、が示されている。
無線装置100a〜100dは、典型的には、無線基地局やアクセスポイント、無線リレー局に相当する装置である。無線装置100a〜100dは、固定されたものであってもよいし、自動車のように動くものに設置されていてもよい。無線装置100a〜100dが使用する無線アクセス技術も特定のものに限定されるものでは無い。また無線装置100a〜100dのカバレッジの大きさも、マクロセルのような大きなものであってもよく、ピコセルのような小さなものであってもよい。また、無線装置100a〜100dがビームフォーミングの能力を有する場合、ビームごとにセルやサービスエリアが形成されてもよい。典型的には、1つの無線装置は1事業者または1個人が設置、運用を行うが、本開示においてはこの限りではない。無線装置100a〜100dは、複数の事業者または複数の個人が利用する共用設備であってもよい。この場合、無線装置100a〜100dの設置、運用は利用者とは異なる第三者によって実施されてもよい。
端末200a〜200dは、典型的にはスマートフォン等の通信機器となる。必ずしも、人が利用するものである必要はなく、例えば、工場の機械、建物に設置されるセンサといった、機器がネットワーク接続してもよい。また、D2D(Device to Device)に代表されるように、端末200a〜200dにリレー通信機能が具備されていてもよい。また端末200a〜200dは、無線バックホール等で利用されるCPE(Customer Premises Equipment)と呼ばれる機器であってもよい。
通信制御装置300a、300bは、無線装置100a〜100dの動作パラメータの決定、指示を行う装置である。例えば、ネットワーク内の無線装置を統合制御するネットワークマネージャや、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014に代表される、無線機器間の電波干渉制御を行うSpectrum Manager/Coexistence Managerといった制御装置であってもよい。周波数共用環境下では、さらに、GLDB(Geolocation database)やSAS(Spectrum Access System)といったデータベースサーバも通信制御装置300a、300bに含まれうる。通信制御装置は1つのシステムで1つだけであってもよいが、通信制御装置300a、300bが図3のように複数存在する場合、通信制御装置300a、300bは、互いに管理する無線装置の情報を交換し、必要な周波数割り当てや干渉制御の計算を行う。基本的には、通信制御装置300a、300bの制御対象は無線装置100a〜100dとなるが、無線装置100a〜100dが無線通信を行う端末200a〜200dを制御してもよい。
本実施形態においては、周波数共用環境下を想定して説明をする。一例を示すと、米国FCC(Federal Communications Commission;連邦通信委員会)が法整備したCBRS(Citizens Broadband Radio Service)では、下図のように、プライマリシステムが、艦載レーダ、Grandfathered Wireless System、固定衛星業務(宇宙から地球への電波送信)となり、セカンダリシステムがCBSD(Citizens Broadband Radio Service Device)と呼ばれる無線システムとなる。セカンダリシステムにはさらに優先度が存在し、共用帯域を免許利用可能なPAL(Priority Access License)と免許不要と同等のGAA(General Authorized Access)が定められる。もちろん、本開示の実施に際しては、無線システムはこれらに限られない。他の無線システムをプライマリシステムとしてもよい。また、他の周波数帯における周波数共用環境であってもよい。また、本開示が適用されるのは周波数共用に限られない。同一周波数を利用する同一または異なる無線システム間のネットワーク共存(Network Coexistence)のシナリオに、本開示の技術が適用されてもよい。
図3は、CBRS利用の階層構造を示す説明図である。一般認可アクセス層の上位に優先アクセス層、優先アクセス層の上位に既存層が存在する。また図4は、CBRSの帯域を示す説明図である。本実施形態では、一般認可アクセス層、優先アクセス層、既存層の帯域が図4のように定められる場合を想定する。
次に、干渉モデルの例を示す。図5、図6は、本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。図5に示したのは、無線装置100a〜100eが、プライマリシステム400の保護エリア内のある保護点に与える干渉を示す説明図である。図5の例は、Grandfathered Wirelessのような、サービスエリアを持つシステムに対して適用される干渉モデルであり、保護エリア内に設定される複数の保護点における干渉量を考慮している。図6に示したのは、衛星地上局のようなプライマリシステムが受信のみ行うシステムに対して適用される干渉モデルであり、例えば、衛星地上局の受信アンテナの位置を保護点として、その地点における干渉量を考慮している。
次に、剰余干渉マージンのモデルを説明する。図7は、剰余干渉マージンの設定例を示す説明図である。図7には、2つの通信制御装置のそれぞれに設定された総干渉マージンと、それぞれの通信制御装置の管理下にある無線装置が与える干渉量と、それぞれの総干渉マージンから無線装置による干渉量を引いた剰余干渉マージンと、の例が示されている。
複数の通信制御装置に干渉マージンが配分され、通信制御装置は、配分された干渉マージンを、自分が管理する通信装置に配分し、その配分量に基づき、最大許容送信電力を算出する。しかし、図7に示したように、なんらかの理由で、通信装置に配分されるはずの干渉マージンが余り、剰余干渉マージンが生じることが想定されうる。例えば、通信装置のハードウェア制約上、最大許容送信電力未満でのみ電波送信可能である場合、通信装置は最大許容送信電力を適用しない場合がありうる。また例えば、最大許容送信電力を通信装置のハードウェア制約上は適用可能であるものの、算出された最大許容送信電力適用時のスペクトラムマスク試験(公的機関実施)を通過していない場合、通信装置は最大許容送信電力を適用しない場合がありうる。また例えば、ネットワークプランニングの都合、最大許容送信電力未満の電力で運用しうる。また例えば、所望の最大許容送信電力値を得られなかったため、当該チャネルにおける運用を断念する場合がありうる。
また、上述したように、干渉推定値が干渉マージンを上回ると、周波数管理データベースは通信装置に対して所望最大送信電力を拒絶する、という動作が想定される。従って、この場合はその干渉マージンが剰余干渉マージンとなりうる。
なお、この干渉マージンは、保護対象の無線システムの干渉計算基準点(保護点)ごと、また周波数チャネルごとに設定されることに留意されたい。複数の保護対象の無線システムが存在する場合には、複数の保護対象の無線システム数分の干渉マージンを考慮する必要がある。以降の説明では、特段の理由がない限りは、1つの干渉計算基準点(保護点)、1周波数チャネルにのみ着目する。したがって、実施にあたっては、保護点、周波数チャネルが複数存在しても適用可能である。
(剰余干渉マージンの融通方法)
剰余干渉マージンの融通方法の一例を説明する。図8は、本開示の実施の形態に係る剰余干渉マージンの融通方法の一例を説明する流れ図である。図8には、2つの通信制御装置と、それぞれの通信制御装置が管理する通信装置による剰余干渉マージンの融通方法が示されている。
通信制御装置は、他の通信制御装置との間で、自装置が管理する通信装置の情報の交換を行う(ステップS101)。交換される情報として、アクティブな通信装置の情報と、非アクティブな通信装置の情報が含まれうる。アクティブな通信装置とは、通信制御装置が最大許容送信電力を計算し終えている、または、既に通信制御装置から電波送信許可を受けている通信装置のことを指す。それ以外の、通信制御装置に登録されているのみの通信装置を非アクティブな通信装置と呼ぶ。アクティブな通信装置の情報には、例えば、通信装置の各種ID情報、通信装置の位置を示す情報、使用する周波数の情報、その周波数において使用中の送信電力の情報、適用可能最大送信電力の情報、送信電力クラス、デバイスカテゴリ、などが含まれうる。非アクティブな通信装置の情報には、例えば、通信装置の各種ID情報、通信装置の位置を示す情報、適用可能最大送信電力の情報、送信電力クラス、デバイスカテゴリ、などが含まれうる。
そして、それぞれの通信制御装置は、自装置が管理する通信装置に対して干渉マージンの配分手続を実行する(ステップS102、S103)。通信制御装置は、上記ステップS101で情報を得た、他の通信制御装置の配下にある通信装置も考慮して、自装置の配下のアクティブな通信装置に対するマージン配分手続きを行い、最大許容送信電力を計算、通信装置に適用する。
それぞれの通信制御装置は、干渉マージンの配分手続を実行すると、剰余干渉マージン量の算出を行う(ステップS104、S105)。そして、それぞれの通信制御装置は、剰余干渉マージン量と、他の通信制御装置から取得した通信装置情報に基づいて、剰余干渉マージンの融通量を決定し(ステップS106、S107)、通信制御装置間で干渉マージンの融通手続を実行する(ステップS108)。
図9は、融通前後の干渉マージン量の変化の一例を示す説明図である。図9には、通信制御装置Bの配下の通信装置が配分量を超える干渉を与えうるため、干渉マージンが余っている通信制御装置Aが、剰余干渉マージンを通信制御装置Bに融通するというシナリオが示されている。
それぞれの通信制御装置は、他の通信制御装置へ融通した、または、他の通信制御装置から融通された剰余干渉マージンを適用する(ステップS109、S110)。すなわち、剰余干渉マージンを融通された通信制御装置は、融通された剰余干渉マージンを考慮して、自装置の配下の通信装置の最大許容送信電力の算出に利用する。
剰余干渉マージンの融通に当たって、大別して2種類のモードが存在しうる。ここでは、簡便のため、以下の名称と、定義にて説明を行う。もちろん名称は以下で説明するものに限定されるものでは無い。
・Active Accommodation(積極的融通)
Active Accommodationとは、通信制御装置が他の通信制御装置に自装置における剰余干渉マージンの融通を申し出ることで成立する融通のことを指す。このモードは、例えば、通信制御装置がセラー(Seller)、他の通信制御装置が落札者(Bidder)となるオークションのような形式であってもよい。また、通信制御装置が、自装置における剰余干渉マージンの使用を他の通信制御装置に呼びかけるような形態であっても良い。
・Passive Accommodation(受動的融通)
Passive Accommodationとは、通信制御装置が干渉マージンを追加で必要するような場合に、他の通信制御装置に対して、他の通信制御装置の剰余干渉マージンの融通を依頼することによって成立する融通のことを指す。このモードは、例えば、干渉マージンが不足している通信制御装置が、剰余干渉マージンが発生していると考えられる通信制御装置を特定し、その通信制御装置に対して融通リクエストを行うような形態が想定されうる。
各々の通信制御装置には、いずれか、または両方のモードが設定されうる。そして、設定モード情報を他の通信制御装置に通知する。本モードに基づいて、通信制御装置は剰余干渉マージンの融通を行う。
(剰余干渉マージンの融通量の決定方法)
続いて、剰余干渉マージンの融通量の決定方法の一例を説明する。
(第1の方法)
まず第1の方法として、他の通信制御装置の配下の非アクティブな通信装置がアクティブになると想定し、それらの非アクティブな通信装置に必要とされる総干渉マージン量を推定する例を示す。これはActive Accommodation (積極的融通)において適用されうる。
ある通信制御装置(通信制御装置1とする)との情報交換によって取得された他の通信制御装置(通信制御装置2とする)の配下の通信装置について、アクティブな通信装置数をNActive、非アクティブな通信装置数をNInactive、とする。このとき、通信制御装置2は個々のアクティブな通信装置に対して、M2/NActiveの干渉マージンを配分することが考えられる。ここで、M2は、任意の保護点に関する干渉許容量のうち、通信制御装置2配下の通信装置の干渉制御を目的に、通信制御装置2に配分される干渉マージンである。同様に通信制御装置1への配分は、M1とする。ここで、M1、M2の配分方法については、いかなる方法でも構わない。
このような状況において、通信制御装置2は、今後アクティブとなりうるNInactiveの非アクティブ通信装置に対しても、通信装置間の不公平性解消のために、アクティブな通信装置と同等(M2/NActive)の干渉マージンを配分できることが望ましい。また、干渉マージンを(M2/(NActive+NInActive))として、全体に配分することも想定されるが、そうするとアクティブな通信装置の最大許容送信電力が低下する方向に働き、通信装置の動作パラメータの再構成等が必要になりうるため、可能な限りそれを避けられることが望ましい。
そこで、通信制御装置1に剰余干渉マージンが発生する場合に、剰余干渉マージンを通信制御装置2に融通することで、通信制御装置2の干渉マージンを増加させることが可能である。剰余干渉マージンの融通の一例を示す。通信制御装置1の剰余干渉マージンをMRemainder1とする。現アクティブ通信装置と同等(M2/NActive)の干渉マージンを融通する場合、融通するマージン量MAccommodationは以下の式(1)の通りとなる。
Figure 2019150857
したがって、通信制御装置1の融通後の剰余干渉マージンは、以下の式(2)の通りとなる。
M’Remainder1=MRemainder1−MAccommodation・・・(2)
ただし、これは、MRemainder1がMAccommodation以上である場合にのみ成立する。MAccommodationを下回る場合には、以下の式(3)の通りとなる。
MAccommodation=MRemainder1・・・(3)
(第2の方法)
次に、第2の方法として、非アクティブな通信装置情報がアクティブになると想定し、それらの非アクティブな通信装置に必要とされる総干渉マージン量を推定する方法を説明する。この方法は、Passive Accommodation(受動的融通)において適用されうる。
この場合、通信制御装置は、総干渉マージン量を推定し、他の通信制御装置に対して推定値を所望干渉マージン量として通知する。他の通信制御装置は、通知された所望干渉マージン量を提供可能かどうか判定し、判定結果に基づいてレスポンスする。提供可能である場合には、剰余干渉マージンのうち、所望分を融通する。また、所望干渉マージン量を満たさないものの、その一部は提供可能であると判断して、その量を融通してもよい。なお、所望干渉マージン量の設定方法については、上述した第1の方法を利用してもよい。
(第3の方法)
次に、第3の方法として、他の通信制御装置のアクティブ通信装置による干渉が、干渉マージンを超えてしまう場合に、超過分を補填するために必要とされる総干渉マージン量を推定する方法を説明する。この方法は、Active Accommodation(積極的融通)において適用されうる。特に、周波数2次利用の判定手続きにおいて、通信装置が所望の最大送信電力を周波数管理データベースに通知し、当該所望最大送信電力によって発生しうる干渉の推定値が干渉マージンを満足するかどうかを判断するような場合に適用されうる。
この場合、融通する干渉マージン量MAccommodationは以下の数式(4)のように求めることが出来る。
Figure 2019150857
数式(4)において、Iは干渉の推定値が干渉マージンを超過してしまう通信装置の集合、iはそのような通信装置のインデックス、IEst,iは干渉の推定値、Miは通信装置iに配分されたマージンである。もし、Iに含まれない通信装置への配分マージンに剰余が発生していれば、その剰余を用いて補填してもよい。すなわち、数式(4)の総和の中に補正値が入ってもよい。ここでは簡便のため、Iに含まれない通信装置への配分マージンに剰余が発生しないと仮定する。
したがって、通信制御装置1の融通後の剰余干渉マージンは、以下の式(5)の通りとなる。
M’Remainder1=MRemainder1−MAccommodation・・・(5)
ただし、これは、MRemainder1がMAccommodation以上である場合にのみ成立する。MAccommodationを下回る場合には、以下の式(6)の通りとなる。
MAccommodation=MRemainder1・・・(6)
(第4の方法)
続いて、第4の方法として、アクティブな通信装置による干渉が干渉マージンを超えてしまう場合に、超過分を補填するために必要とされる総干渉マージン量を推定する方法を説明する。これはPassive Accommodation(受動的融通)において適用されうる。
この方法では、通信制御装置は、干渉マージンの超過分を推定する。そして通信制御装置は、他の通信制御装置に対して推定値を所望干渉マージン量として通知する。他の通信制御装置は、通知された所望干渉マージン量を提供可能かどうか判定し、判定結果に基づいてレスポンスする。所望の干渉マージン量を提供可能である場合には、剰余干渉マージンのうち、所望分を融通する。また、所望干渉マージン量を満たさないものの、その一部は提供可能であると判断して、その量を融通してもよい。なお、所望干渉マージン量の設定方法については、上述した第3の方法を利用してもよい。
(3つ以上の通信制御装置が存在する場合の実施例)
ここまでの実施例においては、説明を簡易にするために、通信制御装置が2つだけ存在するモデルを想定して説明してきた。しかしながら、実際には、3台以上の通信制御装置が存在することは当然に想定されうる。このような場合、例えば通信制御装置1、2、3が存在し、通信制御装置1、2(以下、当事者と呼ぶ)が互いに干渉マージンを融通しあい、通信制御装置3(以下、第三者と呼ぶ)に融通情報が入ってこない場合、通信制御装置間の情報交換後に行う干渉マージン配分手続き、すなわち保護対象の無線システムに対する与干渉計算に影響を与えてしまう。これは、複数の通信装置による干渉の累積(Interference Aggregation)を考慮しなければならないからである。
そこで、以下の説明では、さらに、融通干渉マージン情報を当事者から第三者に対して通知し、その通知された融通干渉マージン情報を第三者が活用する例について説明する。
図10は、本開示の実施の形態に係る剰余干渉マージンの融通方法の例を示す流れ図である。図10には、3台の通信制御装置1、2、3による動作例が示されている。
それぞれの通信制御装置は、他の通信制御装置との間で、自装置が管理する通信装置の情報の交換を行う(ステップS111)。そして、当事者である通信制御装置1、2は、干渉マージンの配分手続を実行する(ステップS112、S113)。また、当事者である通信制御装置1、2は、干渉マージンの配分手続を実行すると、剰余干渉マージン量の算出を行う(ステップS114、S115)。
ここでは、通信制御装置1に剰余干渉マージンが発生したとする。通信制御装置1は、剰余干渉マージンの中から融通可能量を決定する(ステップS116)。通信制御装置2は、アクティブな通信装置による干渉が干渉マージンを超えているために、干渉マージンの融通リクエストを通信制御装置1に送信する(ステップS117)。通信制御装置1は、通信制御装置2からの融通リクエストに応じて、干渉マージンを融通する(ステップS118)。
通信制御装置2は、通信制御装置1から干渉マージンの融通を受けると、融通された干渉マージンについての情報を第三者である通信制御装置3に通知する(ステップS119)。融通干渉マージン情報を通信制御装置3に提供しなければ、通信制御装置3は、正しく干渉計算や、配下の通信装置に対する干渉マージン配分手続きを実施できないからである。ここで通信制御装置2から通信制御装置3に通知する情報には、融通元通信制御装置を示す情報、干渉マージンが適用される保護対象の無線システム情報、および、融通された干渉マージン量の情報が含まれる。干渉マージンが適用される保護対象の無線システム情報には、干渉計算基準点を示す情報(位置、ID等)、対象周波数の情報などが含まれる。
その後、通信制御装置2は、融通された剰余干渉マージンを適用して自装置の配下の通信装置の最大許容送信電力の算出に利用する(ステップS120)。また、通信制御装置2が通信制御装置1から融通された干渉マージンについての情報を受け取った通信制御装置3は、その情報に基づいて自装置の配下にある通信装置に対して干渉マージンの配分手続を実行する(ステップS121)。通信制御装置3は、干渉マージン配分計算を終えた後であれば、受け取った情報に基づいて干渉マージンの配分量を再計算してもよい。また通信制御装置3は、干渉マージンの配分量の再計算が発生しないよう、事前に、上記の融通モードが設定されていなければ、干渉マージン配分手続の実行前に、待機時間を設けてもよい。
(3台以上の通信制御装置が存在し、複数の通信制御装置から干渉マージンが融通可能な場合の例)
続いて、3台以上の通信制御装置が存在し、複数の通信制御装置から干渉マージンが融通可能な場合の例を説明する。例えば、通信制御装置1が干渉マージンの融通を所望し、通信制御装置2、3がともに融通可能な状態であるとする。そのような場合、通信制御装置1は以下に示すいずれかの選択肢を取りうる。
・1台の通信制御装置から融通を受ける
例えば、融通に関する入札方式が採用されている場合にこの選択が採られ得る。例えば、通信制御装置1が融通リクエストを通知すると、通知を受けた通信制御装置がその融通にかかる費用をレスポンスで提示してもよい。これにより、通信制御装置1が融通費用に基づいて融通元の通信制御装置を選択することができる。これは、単純に、所望融通量を提供可能な通信制御装置が1台しか存在しない場合にも適用されうる。
・2台以上の通信制御装置から融通を受ける
この場合、例えば、複数の通信制御装置から干渉マージンの融通を受け、その累積値が所望の干渉マージン量を満たすようにしてもよい。そのような場合、融通リクエストに、所望干渉マージン量(1台の通信制御装置から取得したい量)を含めてもよい。それにより、干渉マージンの融通を受けたい通信制御装置は、個々の通信制御装置から必要な分の融通量を得ることが可能となる。
(融通の対価と制限)
干渉マージンの融通に際して、融通元の通信制御装置に対して対価が与えられてもよい。例えば、融通費用が支払われてもよい。または、例えば、時刻tの時点で融通元となった通信制御装置1が、時刻t以降に干渉マージンの融通を他の通信制御装置から受ける必要が生じた場合に、優先的に、時刻tにおいて融通した通信制御装置2から融通を受けてもよい。
また、干渉マージンの融通に関しては制限が設けられてもよい。例えば、以下のような制限が想定されうる。
例えば、同じ通信制御装置からx回(xは任意の自然数)以上連続で融通を受けないように制限が設けられても良い。また、剰余干渉マージンを超える量の融通がなされないように制限が設けられても良い。また、融通が有効となる期間、または無効となる期間を設定してもよい。
これらの干渉マージンの融通に関しては、例えば、ブロックチェーン技術を活用して、不正な融通が実施されていないかチェックしてもよい。具体的には、複数の通信制御装置が融通履歴を記録して台帳として活用し、不正な融通が実施されていないかをそれぞれの通信制御装置がチェックしてもよい。
(融通モードの切り替え)
上述したように干渉マージンの融通モードは複数想定されうるが、その場合に、通信制御装置は、融通モードを所定のトリガに基づいて切り替えても良い。以下に、融通モードの切り替えのトリガとなりうる状況を示す。
例えば、通信制御装置は、周期的、または不定期に実施する干渉量の計算後に融通モードを切り替えても良い。例えば、干渉量の計算後に剰余干渉マージン量が所定量以上になれば積極的融通モードにし、そうでなければ消極的融通モードにしてもよい。これは、干渉計算後に剰余干渉マージン量が変わりうるためである。
また例えば、通信制御装置は、周期的、または不定期に実施する通信制御装置間の通信装置に関する情報の交換後に融通モードを切り替えても良い。例えば、情報の交換後に剰余干渉マージン量が所定量以上になれば積極的融通モードにし、そうでなければ消極的融通モードにしてもよい。これは、情報の交換後に剰余干渉マージン量が変わりうるためである。
また例えば、通信制御装置は、プライマリシステムの周波数利用状況が変わった後に融通モードを切り替えても良い。これは、通信制御装置間に配分される干渉マージン量が変わりうるためである。
また例えば、通信制御装置は、通信装置間の干渉制御(Network coexistence)に関する制御アルゴリズムを切り替えた後に融通モードを切り替えても良い。これは、制御アルゴリズムを切り替えると、この切り替えに応じて剰余干渉マージン量が変わりうるためである。
本実施形態では、通信制御装置、無線システムといった表現を用いて説明してきたが、本開示の実施の際にはこれらに限られる必要はない。
例えば、周波数共用が行われる周波数帯域に限定される必要はなく、その場合、本実施形態の通信制御装置の機能をネットワークマネージャが具備してもよい。ネットワークマネージャは、Centralized RANと呼ばれるネットワーク構成のCentralized BBU(BASE BAND UNIT)またはこれを備える装置であってもよい。また、本実施形態のネットワークマネージャの機能を無線基地局やアクセスポイントが具備してもよい。その場合、本実施形態において示した無線システムを「端末」と置き換えて適用してもよい。
また、一般に周波数共用において、対象帯域を利用する既存システムをプライマリシステム、二次利用者をセカンダリシステムと呼ぶが、本開示の実施に際しては、別の用語に置き換えて実施してもよい。例えば、HetNet(ヘテロジニアスネットワーク)におけるマクロセルをプライマリシステム、スモールセルやリレー局をセカンダリシステムとしてもよい。また、基地局をプライマリシステム、そのカバレッジ内に存在するD2DやV2Xを実現するRelay UEやVehicle UEをセカンダリシステムとしてもよい。基地局は固定型に限らず、可搬型/移動型であってもよい。
また、本実施形態で用いている「周波数」という用語は他の用語に置き換えられてもよい。例えば、「周波数チャネル」、「リソースブロック」、「コンポーネントキャリア」といった周波数のブロックを示す用語で置き換えられて適用されてよい。
[1.3.構成例]
続いて、本開示の実施の形態に係る通信制御装置の機能構成例を説明する。図11は、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例を示す説明図である。以下、図11を用いて本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例について説明する。
図11に示したように、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300は、通信部310と、制御部320と、記憶部330と、を含んで構成される。
通信部310は、制御部320の制御に基づいて他の装置との間の通信を実行する。本実施形態では、通信部310は、自装置で管理する無線装置100に対して制御を行うための情報を送信したり、他の通信制御装置との間で、管理する無線装置に関する情報を送受信したりする。
制御部320は、通信制御装置300の動作を制御する。具体的には、制御部320は、自装置が管理する情報や、通信部310が取得した情報に基づいて、上述した各種のマージンの計算や、剰余干渉マージンの融通処理を行う。制御部320は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶デバイスにより構成されうる。
記憶部330は、通信制御装置300の動作のための情報やプログラムなどを記憶する。記憶部330は、例えば、上述した周波数管理データベースを格納する。記憶部330に格納された周波数管理データベースは、制御部320によって更新がなされる。なお、記憶部330は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の各種記録装置により構成されうる。なお、上述した周波数管理データベースは、通信制御装置300とは異なる別の装置に格納されても良い。この場合、通信制御装置300は、当該別の装置に格納された周波数管理データベースに対する更新および周波数管理データベースの参照を実行する。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、通信装置に配分されるはずの干渉マージンが余り、剰余干渉マージンが生じた場合に他の通信制御装置に干渉マージンを融通することができる通信制御装置が提供される。また本開示の実施の形態によれば、通信装置に配分されるはずの干渉マージンが足りない場合に他の通信制御装置から干渉マージンの融通を受けることができる通信制御装置が提供される。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、
前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通する、通信制御装置。
(2)
前記所望干渉許容量に係る情報は、前記他の通信制御装置に設定される総干渉マージンに対する、前記他の通信制御装置が管理する二次システムが一次システムへ与えうる干渉量の超過量に基づいて設定される、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記制御部は、前記他の通信制御装置からの要求がなくても前記第2のマージンの少なくとも一部の融通を申し出る第1のモードと、前記他の通信制御装置からの要求に基づいて第2のマージンの少なくとも一部を融通する第2のモードと、のいずれかで動作する、前記(1)または(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記制御部は、所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、前記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記制御部は、干渉量の計算後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、前記(4)に記載の通信制御装置。
(6)
前記制御部は、他の通信制御装置との間の二次システムに関する情報の交換後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、前記(4)に記載の通信制御装置。
(7)
前記制御部は、一次システムの利用状況の変化後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、前記(4)に記載の通信制御装置。
(8)
前記制御部は、他の通信制御装置との間の干渉制御に関するアルゴリズムの変化後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、前記(4)に記載の通信制御装置。
(9)
前記制御部は、前記総干渉マージンより自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンが多ければ、他の通信制御装置に対してマージンの融通を申し出る、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の通信制御装置。
(10)
前記制御部は、複数の他の通信制御装置からマージンの融通の申し出があった場合に、融通されるマージンの累積値が所望量に達していれば、前記複数の他の通信制御装置からマージンの融通を受ける、前記(9)に記載の通信制御装置。
(11)
プロセッサが、
一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、
前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、
を実行することを含む、通信制御方法。
(12)
コンピュータに、
一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、
前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
100a :無線装置
100b :無線装置
100c :無線装置
100d :無線装置
100e :無線装置
200a :端末
200b :端末
200c :端末
200d :端末
300a :通信制御装置
300b :通信制御装置

Claims (12)

  1. 一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定する制御部を備え、
    前記制御部は、前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通する、通信制御装置。
  2. 前記所望干渉許容量に係る情報は、前記他の通信制御装置に設定される総干渉マージンに対する、前記他の通信制御装置が管理する二次システムが一次システムへ与えうる干渉量の超過量に基づいて設定される、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記制御部は、前記他の通信制御装置からの要求がなくても前記第2のマージンの少なくとも一部の融通を申し出る第1のモードと、前記他の通信制御装置からの要求に基づいて第2のマージンの少なくとも一部を融通する第2のモードと、のいずれかで動作する、請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御部は、所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御部は、干渉量の計算後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、請求項4に記載の通信制御装置。
  6. 前記制御部は、他の通信制御装置との間の二次システムに関する情報の交換後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、請求項4に記載の通信制御装置。
  7. 前記制御部は、一次システムの利用状況の変化後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、請求項4に記載の通信制御装置。
  8. 前記制御部は、他の通信制御装置との間の干渉制御に関するアルゴリズムの変化後に所定の条件に基づいて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、請求項4に記載の通信制御装置。
  9. 前記制御部は、前記総干渉マージンより自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンが多ければ、他の通信制御装置に対してマージンの融通を申し出る、請求項1に記載の通信制御装置。
  10. 前記制御部は、複数の他の通信制御装置からマージンの融通の申し出があった場合に、融通されるマージンの累積値が所望量に達していれば、前記複数の他の通信制御装置からマージンの融通を受ける、請求項9に記載の通信制御装置。
  11. プロセッサが、
    一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、
    前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、
    を実行することを含む、通信制御方法。
  12. コンピュータに、
    一次システムに割り当てられた所定の周波数帯の電波を二次利用する二次システムが前記一次システムに許容できる許容干渉量を設定することと、
    前記許容干渉量の設定の際に生じた、自装置に設定される総干渉マージンから、自装置が管理する二次システムに対して割り当てる第1のマージンを引いた第2のマージンの少なくとも一部を、他の通信制御装置からの所望干渉許容量に係る情報に基づいて前記他の通信制御装置へ融通することと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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