JP7243719B2 - 通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年の多様な無線システムが混在する無線環境、及び無線を介したコンテンツ量の増加と多様化により、無線システムに割り当て可能な電波資源(周波数)が枯渇するという問題が表面化している。しかしながら、どの電波帯域もすでに既存の無線システムが利用しているため、新規の電波資源割り当てが困難であることが分かっている。そこで、必要な電波資源を捻出するために、コグニティブ無線技術の活用による、既存無線システムの時間的・空間的な空き電波(White Space)の利用・活用(動的周波数共用(DSA:Dynamic Spectrum Access))が求められ始めた。近年米国においては,世界的には3GPP band 42,43とされている周波数帯とオーバーラップするFederal use band(3.55~3.70GHz)の一般国民への開放を目指し、周波数共用技術を活用するCBRS(Citizens Broadband Radio Service)の法制化・標準化が加速している。
また、コグニティブ無線技術は、動的周波数共用のみならず、無線システムによる周波数利用効率の向上にも寄与する。例えば、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014においては、White Spaceを利用する無線システム間の共存技術が規定されている。また、WinnForum(Wireless Innovation Forum)では、非特許文献1に示されている、SAS-SAS ProtocolというCBRSにおける周波数管理データベースであるSASについて、複数SAS間の情報交換に関する規格を策定している。
"Signaling Protocols and Procedures for Citizens Broadband Radio Service (CBRS):Spectrum Access System (SAS)-SAS Interface Technical Specification", WINNF-TS-0096、インターネット〈URL:https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4813〉
周波数共用においては、複数の通信装置からの干渉の累積がプライマリシステムの干渉許容値(干渉マージンと称する)を越えないように、通信装置に干渉マージンを配分し、周波数管理データベースが通信装置に許容される最大送信電力(最大許容送信電力)を制御することが重要である。しかし、全ての保護エリアに対して干渉計算を行うと、計算量が膨大になり、周波数管理データベースの計算負荷が増大する。
そこで、本開示では、周波数を共用するシステムにおいて、干渉計算の際の計算量の低減を図ることで効率的に干渉電力の計算を行うことが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算し、区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成し、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録する制御部と、を備える、通信制御装置が提供される。
また本開示によれば、プロセッサが、第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、を実行することを含む、通信制御方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、周波数を共用するシステムにおいて、干渉計算の際の計算量の低減を図ることで効率的に干渉電力の計算を行うことが可能な、新規かつ改良された通信制御装置、通信制御方法およびコンピュータプログラムを提供することが出来る。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。 CBRS利用の階層構造を示す説明図である。 CBRSの帯域を示す説明図である。 本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例を示す流れ図である。 グリッド化された保護エリアの例を示す説明図である。 通信制御装置により推定される通信装置の電波到達範囲の例を示す説明図である。 通信制御装置によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。 通信制御装置によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。 通信制御装置によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。 受信電力と、累積分布関数との関係例を示す説明図である FDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。 TDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例を示す説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。 無線システムについての使用可能空間の例を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.経緯
1.2.概要
1.3.応用例
1.4.構成例
2.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.経緯]
本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、本開示の実施の形態に至った経緯について説明する。
周波数共用においては、プライマリシステムに対して致命的な干渉を与えないようにセカンダリシステムからの干渉を制御することが重要である。さらに具体的には、複数の通信装置からの干渉の累積(Interference Aggregation)がプライマリシステムの許容値を越えないように周波数管理データベースが通信装置を制御することが重要である。
例えばECC Report 186やCBRS Requirementsにおいては、プライマリシステムの干渉許容量を“干渉マージン”とし、干渉マージンを複数の通信装置に配分し、配分された干渉マージンを基に周波数二次利用が可能かどうかを判定することが開示されている。配分された干渉マージン(干渉許容量)を基準として、伝搬損失、アンテナゲイン等から、逆算することによって通信装置に許容される最大送信電力(最大許容送信電力)を算出し、通信装置に干渉マージンを適用することが可能である。
図1は、セカンダリシステムへの干渉マージンの割り当て例を示す説明図である。許容干渉量が与えられるときに,その量を複数のセカンダリシステムに配分し,配分された許容干渉量(すなわち1台あたりのマージン)に基づいて電波送信することでプライマリシステムに対する致命的な干渉を抑制できる。図1の例では、プライマリシステムの許容干渉量をIacceptとし、セカンダリシステムがプライマリシステムに与える干渉をそれぞれI、I、Iとすると、I、I、Iの和がIaccept以下となるように許容干渉量を割り当てる手法が考えられる。しかし、これは伝搬環境等によっては過度な抑制となる場合があるため、WinnForum Requirement(“Requirements for Commercial Operation in the U.S. 3550-3700 MHz Citizens Broadband Radio Service Band”, WINNF-TS-0112. https://workspace.winnforum.org/higherlogic/ws/public/document?document_id=4743)においてIAP(Iterative Allocation Process)という手法が必須となっている。
配分された干渉マージン(干渉許容量)を基準として、伝搬損失、アンテナゲイン等から、逆算することによって通信装置に許容される最大送信電力(最大許容送信電力)を算出し、通信装置に適用することが可能である。前記非特許文献においては、最も干渉の厳しい干渉計算参照点(Interference Victim Reference Point)を見つけ、その点を保護するよう送信電力を決定することでプライマリシステム全体を保護することを推奨している。
一方、非特許文献CBRS Requirementsにおいては、Federal Incumbent Radarを保護するために、DPA(Dynamic Protection Area)Protectionという方法を定めている。これは、Federal Incumbent Radarの存在位置によらず、事前に定められた保護エリアをグリッドで区切り、各グリッド(Protection Point)において干渉電力を推定し、許容値を越えないようにすることを求めている。
しかしながら、すべてのグリッドでこのような干渉計算を行うことは通信制御装置に相当する周波数管理データベースの計算負荷に繋がる。そこで、より計算量低減を目的とし、より効率的に干渉電力計算を行う手段を提供することが必要となる。
そこで本件開示者は、上述した点に鑑み、周波数を共用するシステムにおいて、干渉計算の際の計算量の低減を図ることで効率的に干渉電力の計算を行うことが可能な技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、周波数を共用するシステムにおいて、干渉計算の際の計算量の低減を図ることで効率的に干渉電力の計算を行うことが可能な技術を考案するに至った。
[1.2.概要]
まず、本開示の実施の形態における無線システムの構成例を説明する。図2は、本開示の実施の形態に係る無線システムの構成例を示す説明図である。図2には、無線装置100a~100dと、それぞれの無線装置と無線通信する端末200a~200dと、基地局の制御を行う通信制御装置300a、300bと、が示されている。
無線装置100a~100dは、典型的には、無線基地局やアクセスポイント、無線リレー局に相当する装置である。無線装置100a~100dは、固定されたものであってもよいし、自動車のように動くものに設置されていてもよい。無線装置100a~100dが使用する無線アクセス技術も特定のものに限定されるものでは無い。また無線装置100a~100dのカバレッジの大きさも、マクロセルのような大きなものであってもよく、ピコセルのような小さなものであってもよい。また、無線装置100a~100dがビームフォーミングの能力を有する場合、ビームごとにセルやサービスエリアが形成されてもよい。典型的には、1つの無線装置は1事業者または1個人が設置、運用を行うが、本開示においてはこの限りではない。無線装置100a~100dは、複数の事業者または複数の個人が利用する共用設備であってもよい。この場合、無線装置100a~100dの設置、運用は利用者とは異なる第三者によって実施されてもよい。
端末200a~200dは、典型的にはスマートフォン等の通信機器となる。必ずしも、人が利用するものである必要はなく、例えば、工場の機械、建物に設置されるセンサといった、機器がネットワーク接続してもよい。また、D2D(Device to Device)に代表されるように、端末200a~200dにリレー通信機能が具備されていてもよい。また端末200a~200dは、無線バックホール等で利用されるCPE(Customer Premises Equipment)と呼ばれる機器であってもよい。
通信制御装置300a、300bは、無線装置100a~100dの動作パラメータの決定、指示を行う装置である。例えば、ネットワーク内の無線装置を統合制御するネットワークマネージャや、ETSI EN 303 387やIEEE 802.19.1-2014に代表される、無線機器間の電波干渉制御を行うSpectrum Manager/Coexistence Managerといった制御装置であってもよい。周波数共用環境下では、さらに、GLDB(Geolocation database)やSAS(Spectrum Access System)といったデータベースサーバも通信制御装置300a、300bに含まれうる。通信制御装置は1つのシステムで1つだけであってもよいが、通信制御装置300a、300bが図3のように複数存在する場合、通信制御装置300a、300bは、互いに管理する無線装置の情報を交換し、必要な周波数割り当てや干渉制御の計算を行う。基本的には、通信制御装置300a、300bの制御対象は無線装置100a~100dとなるが、無線装置100a~100dが無線通信を行う端末200a~200dを制御してもよい。
本実施形態においては、周波数共用環境下を想定して説明をする。一例を示すと、米国FCC(Federal Communications Commission;連邦通信委員会)が法整備したCBRS(Citizens Broadband Radio Service)では、下図のように、プライマリシステムが、艦載レーダ、Grandfathered Wireless System、固定衛星業務(宇宙から地球への電波送信)となり、セカンダリシステムがCBSD(Citizens Broadband Radio Service Device)と呼ばれる無線システムとなる。セカンダリシステムにはさらに優先度が存在し、共用帯域を免許利用可能なPAL(Priority Access License)と免許不要と同等のGAA(General Authorized Access)が定められる。もちろん、本開示の実施に際しては、無線システムはこれらに限られない。他の無線システムをプライマリシステムとしてもよい。また、他の周波数帯における周波数共用環境であってもよい。また、本開示が適用されるのは周波数共用に限られない。同一周波数を利用する同一または異なる無線システム間のネットワーク共存(Network Coexistence)のシナリオに、本開示の技術が適用されてもよい。
図3は、CBRS利用の階層構造を示す説明図である。一般認可アクセス層の上位に優先アクセス層、優先アクセス層の上位に既存層が存在する。また図4は、CBRSの帯域を示す説明図である。本実施形態では、一般認可アクセス層、優先アクセス層、既存層の帯域が図4のように定められる場合を想定する。
次に、干渉モデルの例を示す。図5、図6は、本実施形態で想定する干渉モデルの例を示す説明図である。図5に示したのは、無線装置100a~100eが、プライマリシステム400の保護エリア内のある保護点に与える干渉を示す説明図である。図5の例は、Grandfathered Wirelessのような、サービスエリアを持つシステムに対して適用される干渉モデルであり、保護エリア内に設定される複数の保護点における干渉量を考慮している。図6に示したのは、衛星地上局のようなプライマリシステムが受信のみ行うシステムに対して適用される干渉モデルであり、例えば、衛星地上局の受信アンテナの位置を保護点として、その地点における干渉量を考慮している。
(ビットマップによる保護エリア内干渉電力推定量の削減)
続いて、本開示の実施の形態に係る、通信制御装置300での干渉電力推定量の際の演算量削減方法について説明する。本実施形態では、事前に定められた保護エリアをグリッドで区切り、各グリッドにおいて干渉電力を推定し、許容値を越えないようにすることを前提とする。しかしながら、すべてのグリッドでこのような干渉計算を行うことは、通信制御装置300に相当する周波数管理データベースの計算負荷に繋がる。そこで、より計算量低減を目的とし、より効率的に干渉電力計算を行う手段を提供することが必要となる。
図7は、本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例を示す流れ図である。図7に示したのは、通信制御装置300による無線装置100に周波数利用許可を出すかどうかの処理例である。以下、図7を用いて本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例について説明する。
まず、周波数の二次利用を行いたい無線装置100は、通信制御装置300に対して登録手続きを実施する(ステップS101)。この登録手続きの際に。無線装置100は、少なくとも通信制御装置300に対して、装置カテゴリ情報、設置位置情報、設置高情報、アンテナ情報、などを登録しても良い。装置カテゴリ情報とは、出力の強度(高出力型か、低出力型か)、エミッションクラス、などでありうる。設置位置情報とは、無線装置100の緯度や経度の情報でありうる。設置高情報とは、無線装置100の地上高または海抜の情報でありうる。アンテナ情報とは、無線装置100が備えるアンテナの高さ、ビーム幅、ビームパタン、チルト角、標準(Boresight)、ゲイン、エレメント数、アンテナモデル、などでありうる。
通信制御装置300は、無線装置100の登録がなされると、その無線装置100の電波到達範囲を推定する(ステップS102)。本実施形態では、通信制御装置300は、グリッド化された、プライマリシステムを保護すべき保護エリアに対して無線装置100の電波到達範囲を推定する。図8は、グリッド化された保護エリアの例を示す説明図である。本実施形態では、グリッド化された保護エリアのそれぞれのグリッドに対して識別子が付与されている。ここでは、周波数fにおけるn番目の保護グリッドをpn(f)と表記している。
図9は、通信制御装置300により推定される無線装置100の電波到達範囲201の例を示す説明図である。通信制御装置300は、上述の登録情報に加えて、所定の受信電力基準値情報を用いて電波到達範囲201を推定してもよい。所定の受信電力基準値情報の詳細については後述する。
電波到達範囲の推定方法は、さまざまな文献で開示されている手段を利用してよい。例えば、WINNF-TS-0112 Version 1.3.0, “Requirements for Commercial Operation in the U.S. 3550-3700 MHz Citizens Broadband Radio Service Band”においては、PPA(PAL Protection Area) default contourと呼ばれる、PAL保護エリアの領域境界を推定する手法(R2-PAL-02)が提供されている。通信制御装置300はこの手法を利用してもよい。ここでは、CBSD(通信装置に相当)から、1度おきに設定された1放射方向に等間隔(例えば200m)に点をおき、閾値(-96dBm/10MHz)を下回る最近傍の点を線形探索し、計360個の点の集合をハミングフィルタに掛け、その出力値をPPA default contourとしている。本実施形態においては、受信電力基準値をこの閾値に適用すればよい。受信電力基準値については、事前に指定された値があればそれを使ってもよいが、後述する方法で設定してもよい。
通信制御装置300は、電波到達範囲を推定すると、その電波到達範囲と重なる、保護エリア内のグリッドを特定し、ビットマップとして記録する(ステップS103)。図10は、通信制御装置300によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。すなわち、通信制御装置300は、電波到達範囲201と重なるグリッドには1を、重ならないグリッドには0を設定して、ビットマップとして記録する。
通信制御装置300は、ビットマップにて1と設定されたグリッドにおける推定電力を記録してもよい。推定電力の記録の際には、通信制御装置300は、電波到達範囲推定時に得られた値をそのまま利用してよい。
通信制御装置300は、全ての無線装置100に対して同様の処理を行う。ここで、「全ての」とはさまざまな意味を含む。例えば、「通信制御装置300が管理する全ての」無線装置100であってもよい。また、「通信制御装置300が管理する無線装置100のうち、干渉計算対象となる全ての」無線装置100であってもよい。計算負荷の観点で言えば、特別な理由がない限りは、後者が望ましい。
通信制御装置300は、このステップS103までの処理を、無線装置100の登録手続き後、ただちに実施することが可能である。無線装置100の登録情報が変わらない限りは、通信制御装置300は、得られるビットマップ情報等を可能な限り保持しておくことが望ましい。
ステップS103の処理の完了後、無線装置100から通信制御装置300へ周波数利用リクエストが通知されると仮定する(ステップS104)。リクエスト受信後、通信制御装置300は、設定したビットマップ情報等を用いて、リクエストを通知した無線装置100に対して周波数利用許可判定を行う。ここで、周波数利用リクエストの種類として、以下のFixed typeとFlexible typeの2種類を想定する。
Fixed typeは、無線装置100が利用したい周波数帯域、最大送信電力を指定して、それら動作パラメータに基づく運用の許可を通信制御装置300に対して求めるタイプである。Flexible typeは、動作パラメータに関する最小要件(Minimum Requirement)のみを通信制御装置300に指定するタイプである。通信制御装置300は、最小要件(例えば、帯域幅、送信電力のレンジ)に基づいて、無線装置100の動作パラメータを指定する。
Fixed Typeでリクエストが通知される場合、無線装置100からは所望の最大送信電力が通信制御装置300に指定される。したがって、電波到達範囲推定時に用いた送信電力値と乖離が生じる場合がある。そのような場合、通信制御装置300は、各グリッドにおける受信電力値を、推定時に用いた送信電力値と所望最大送信電力との差分で補正し、電波到達範囲のエッジとなるグリッドを変更してもよい。例えば、推定電波到達範囲のエッジとなるグリッドにおける受信電力値が-90dBmで、推定時に用いた送信電力値と所望最大送信電力の差分が5dBである場合、そのグリッドの受信電力値は-95dBmとなり、そのグリッドは電波到達範囲外となる。したがって通信制御装置300は、電波到達範囲が狭くなるとみなすことができる。
Flexible typeでリクエストが通知される場合に、もし送信電力のレンジが指定されていると、Fixed Typeと同様に送信電力値の乖離が生じうる。そのような場合には、通信制御装置300は、Fixed Typeの場合と同様の電波到達範囲の補正を行ってもよい。
リクエストの種類がいずれであっても、他のプライマリシステムの保護計算の都合、最大送信電力が決定される場合がある。そのような場合にも、通信制御装置300は、上述したものと同様の電波到達範囲の補正を行ってもよい。
通信制御装置300は、周波数利用許可判定において、保護エリア内において発生しうる複数の無線装置100による累積干渉電力(Aggregate Interference)に基づいて判定を行う。この場合、通信制御装置300は、既に二次システムを使用している無線装置100が存在する場合に、さらに別の無線装置100からの周波数利用許可に応じて許可判定を行いうる。通信制御装置300は、累積干渉電力の計算に先立って、各無線装置100に対して設定されたビットマップの論理和(OR)を計算する。図11は、通信制御装置300によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。図11には、2台の無線装置100による電波到達範囲をビットマップで設定した例が示されている。通信制御装置300は、論理和が1となるグリッドのみ累積干渉電力を計算する。累積干渉電力は、記録しておいた推定受信電力(または前述の補正後の受信電力)の和によって求められる。
通信制御装置300は、無線装置100に対して設定されたビットマップの論理積(AND)を計算し、論理積が1となるグリッドのみ累積干渉電力を計算してもよい。図12は、通信制御装置300によって記録されるビットマップの例を示す説明図である。図12には、2台の無線装置100による電波到達範囲をビットマップで設定した例が示されている。
通信制御装置300は、このようにビットマップを生成し、さらに論理演算を活用することで、保護エリア内における所要の干渉計算量を大幅に削減することが可能となる。特に無線装置100が指向性アンテナを利用する場合に、通信制御装置300による干渉計算量の削減という大きな効果が見込まれる。
通信制御装置300は、論理演算の結果、グリッド化した保護エリアにおいて、1となるグリッドのみ累積干渉電力を計算し、それがプライマリシステムの保護基準値を満たすかどうかを判定する(ステップS105)。そして通信制御装置300は、判定結果を無線装置100へ応答する(ステップS106)。
通信制御装置300は、基準を満たすと判定した場合、リクエストを通知した無線装置100に対して許可通知をする。もし、Flexible typeでリクエストが来ていた場合には、通信制御装置300は、許容される動作パラメータを同封して、リクエストを出した無線装置100へ通知する。一方、通信制御装置300は、基準を満たさないと判定した場合には、リクエストを通知した無線装置100に対して拒否通知を行う。拒否通知の際に、通信制御装置300は、推奨動作パラメータを通知してもよい。無線装置100は、この推奨動作パラメータを用いて、再度電波利用リクエストを通信制御装置300へ通知することが可能である。
(受信電力基準値の設定方法)
上述の方法により、通信制御装置300は、保護エリア内における所要の干渉計算量を大幅に削減することが可能となる。一方で、プライマリシステムの干渉保護要件を満たす必要がある。電波到達範囲を干渉保護要件に応じて適切に設定しなければ、上述した干渉計算量削減方法が意味のないものになってしまう。そこで、通信制御装置300による受信電力基準値の設定方法の一例を示す。
以降の説明では、i番目の通信装置に関する受信電力基準値をPbaseRx, i(f)とする.fは周波数を示す。周波数は実際に通信装置が使う値であってもよいが、簡便のために、特定の周波数に設定されてもよい。
(1.許容干渉電力に基づく設定)
干渉源となる通信装置の数が1つの場合、さらに、伝搬路のフェージング等による変動が無視できるほど小さい場合、許容干渉電力の値を受信電力基準値PbaseRx, i(f)としてもよい。すなわち、以下の数式のように設定されうる。
PbaseRx, i(f)(dBm)=IAccept(f)(dBm)
(2.通信装置の数に基づく設定)
複数の通信装置による干渉の累積を想定する場合、以下の数式のように受信電力基準値を設定してもよい。
PbaseRx, i(f)(dBm)=IAccept(f)(dBm)-10log(N)(dB)
この式において。Nは通信装置の数を表す。
Nの設定には、さまざまな方法が想定される。例えば、i番目の通信装置の近傍(例えば半径が所定の値の範囲内)に存在する無線装置100の数であってもよい。また、例えば、通信制御装置300は、上述の方法で電波到達範囲を計算した後に、電波到達範囲(又はビットマップが1のグリッド)の少なくとも一部が重なる無線装置100の数を数え、電波到達範囲を拡張してもよい。
(3.フェージングを考慮した設定)
干渉計算において、地形等の影響によるフェージングを考慮する必要がある場合がある。そのため、例えばWINNF-TS-0112 Version 1.3.0, “Requirements for Commercial Operation in the U.S. 3550-3700 MHz Citizens Broadband Radio Service Band”においては、保護エリア内の全てのグリッドのうち、95%以上のグリッドで干渉要件を満たすことが要求されている。換言すれば、各グリッドにおいて、干渉電力が閾値を越えてしまう確率を5%以下に抑える必要がある。さらに換言すれば、本発明においては、閾値を越えない確率が95%より大きくなる受信電力の最大値に基づいて電波到達範囲を定める必要がある。
図13は、受信電力と、累積分布関数(CDF:Cumulative Distribution Function)との関係例を示す説明図である。図13に示したように、CDFが0.95となる受信電力に基づいて電波到達範囲を定める必要がある。
ここで、受信電力の確率変数PRx, iは、以下のように表現されうる。
Figure 0007243719000001
上記数式において、Rは確率変数であり、フェージング等による変動が反映される項である。閾値確率をpとすると、電波到達範囲に係る受信電力基準値の設定式は以下の通りとなる。
Figure 0007243719000002
ここで、CDF(R)は確率変数RのCDFである。よって、受信電力基準値PbaseRx, i(f)の条件式が以下のように計算される。
Figure 0007243719000003
通信制御装置300がこの式を満たす最大の受信電力値を決定する際に、必ずしも上記式の右辺が整数になるとは限らず、典型的には小数となる。そのような場合、例えば有効数字を活用すると容易に受信電力値を決定できる。例えば、有効数字が2ケタである場合に右辺の計算結果が小数点以下3ケタ以上であれば、有効数字の桁数を満たす数値を算出できる。例えば、右辺が-90.1214であれば、-90.30が最大の受信電力値となる。
ここで、CDFは理論式を利用してもよい。例えば、確率変数Rが対数正規分布に従うならば、以下の数式によってCDFが規定される。
Figure 0007243719000004
上記数式で、erfは誤差関数、μは平均、σは標準偏差である。この場合、受信電力基準値PbaseRx, i(f)の条件式は以下のように表すことが出来る。
Figure 0007243719000005
また、通信制御装置300は、例えば、理論式でなくとも、モンテカルロシミュレーションによって導出したCDFを利用してもよい。この場合、通信制御装置300は、CDFをルックアップテーブルのようにして記録しておき、閾値確率がpとなる確率変数Rの値を取得することで、上記条件式を適用してもよい。
上述の例では、保護エリアをグリッド化してビットマップを生成していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、保護エリアに高さ方向の概念を導入し、保護エリアをキューブで表現することで、ビットマップを生成しても良い。
[1.3.応用例]
通信装置は、さまざまなデュプレクスモードを具備しうる。例えばTDD(Time Division Duplex)やFDD(Frequency Division Duplex)、Full Duplexといったものを具備しうる。また、近年は、セルラーシステムであるLTEや5G NRといった無線技術が、無線LANが具備しているLBT(Listen Before Talk)を、免許不要帯域(License-exempt band)の利用に伴って具備するようになってきている。これらを考慮すると、必ずしも、全ての通信装置が同時に電波を送信しているとは限らない。そこで、以下において、デュプレクスモードを考慮した場合の実施例について述べる。
通信制御装置300が、端末200のデュプレクスモードに係る情報を取得していることを前提として説明を進める。取得の方法については、手段は問わない。デュプレクスモードに係る情報として、アクセス技術を示す情報、アクセス方式を示す情報を取得しても良い。アクセス技術を示す情報としては、LTE、Wi-Fi、5G NR(New Radio)等を示す識別子や、それらのリリース番号でもよい。アクセス方式を示す情報としては、TDD、Full Duplex、LBTであってもよい。アクセス方式を示す情報としてTDDを取得する場合、TDD Configuration情報、利用可能なTDD Configuration情報、基地局間の同期の基準となる時間の情報を取得しても良い。アクセス方式を示す情報としてLBTを取得する場合、Category情報(3GPPでは4つのCategoryが規定される)、利用可能なCategory情報等を取得しても良い。
なお、本実施形態では、FDDを無線装置100と端末200との間の通信で利用することは想定しない。ダウンリンク/アップリンクで周波数が異なるため、無線装置100と端末200が同時に電波を発射する可能性が極めて低いためである。しかしながら、FDDは必ずしも除外される必要はなく、特定の端末のFDDアップリンク周波数が特定の無線装置のFDDダウンリンク周波数と同じ、または隣接チャネル干渉を保護対象システムに与えうるような場合には、FDDも考慮してよい。
以降の説明では、アクセス方式情報のうち、TDDに着目する。もちろん他のアクセス方式であっても、同様の方法を適用することが可能である。
LTEにおいては、2種類のフレーム構成がサポートされている。さらにTDDにおいては、アップリンク/ダウンリンクの組み合わせについても規定がされており、いずれかの組み合わせに従って基地局は運用される。図14は、例えばFDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。図14に示したように、1つのフレームは10ミリ秒の時間長を有し、1つのフレームは10個のサブフレームからなり、1つのサブフレームは2つのスロットからなる。また図15は、例えばTDDに適用されるフレームの構成例を示す説明図である。そして表1は、TDDにおけるアップリンク・ダウンリンクの割り当ての設定を示す説明図である。
Figure 0007243719000006
このように、TDDを通信装置が具備する場合、端末200によって異なるTDD configurationを設定している可能性がある。従って通信制御装置300は、同時にダウンリンクを行う端末200について、カバレッジ間の重なりを計算し、前記ビットマップに基づく方法で累積干渉電力を計算することが可能である。
本実施形態では、通信制御装置、無線システムといった表現を用いて説明してきたが、本開示の実施の際にはこれらに限られる必要はない。
例えば、周波数共用が行われる周波数帯域に限定される必要はなく、その場合、本実施形態の通信制御装置の機能をネットワークマネージャが具備してもよい。ネットワークマネージャは、Centralized RANと呼ばれるネットワーク構成のCentralized BBU(BASE BAND UNIT)またはこれを備える装置であってもよい。また、本実施形態のネットワークマネージャの機能を無線基地局やアクセスポイントが具備してもよい。その場合、本実施形態において示した無線システムを「端末」と置き換えて適用してもよい。
また、一般に周波数共用において、対象帯域を利用する既存システムをプライマリシステム、二次利用者をセカンダリシステムと呼ぶが、本開示の実施に際しては、別の用語に置き換えて実施してもよい。例えば、HetNet(ヘテロジニアスネットワーク)におけるマクロセルをプライマリシステム、スモールセルやリレー局をセカンダリシステムとしてもよい。また、基地局をプライマリシステム、そのカバレッジ内に存在するD2DやV2Xを実現するRelay UEやVehicle UEをセカンダリシステムとしてもよい。基地局は固定型に限らず、可搬型/移動型であってもよい。
また、本実施形態で用いている「周波数」という用語は他の用語に置き換えられてもよい。例えば、「周波数チャネル」、「リソースブロック」、「コンポーネントキャリア」といった周波数のブロックを示す用語で置き換えられて適用されてよい。
[1.3.構成例]
続いて、本開示の実施の形態に係る通信制御装置の機能構成例を説明する。図16は、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例を示す説明図である。以下、図16を用いて本開示の実施の形態に係る通信制御装置300の機能構成例について説明する。
図16に示したように、本開示の実施の形態に係る通信制御装置300は、通信部310と、制御部320と、記憶部330と、を含んで構成される。
通信部310は、制御部320の制御に基づいて他の装置との間の通信を実行する。本実施形態では、通信部310は、自装置で管理する無線装置100に対して制御を行うための情報を送信したり、他の通信制御装置との間で、管理する無線装置に関する情報を送受信したりする。
制御部320は、通信制御装置300の動作を制御する。具体的には、制御部320は、自装置が管理する情報や、通信部310が取得した情報に基づいて、上述した各種のマージンの計算や、剰余干渉マージンの融通処理を行う。制御部320は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶デバイスにより構成されうる。
記憶部330は、通信制御装置300の動作のための情報やプログラムなどを記憶する。記憶部330は、例えば、上述した周波数管理データベースを格納する。記憶部330に格納された周波数管理データベースは、制御部320によって更新がなされる。なお、記憶部330は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の各種記録装置により構成されうる。なお、上述した周波数管理データベースは、通信制御装置300とは異なる別の装置に格納されても良い。この場合、通信制御装置300は、当該別の装置に格納された周波数管理データベースに対する更新および周波数管理データベースの参照を実行する。
上述した通信制御装置300の構成は、通信制御装置300の機能を実行するための構成を説明するためのものであり、通信制御装置300は、ここまで説明してきた動作を実行するために、上述した構成以外の構成を有しうる。
例えば、本開示における取得部は、通信部310であってもよく、通信部310と制御部320との間のインターフェースであってもよい。すなわち、通信部310は、第1の無線システム(プライマリシステム)に割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システム(セカンダリシステム)のカバレッジを計算するためのパラメータを取得する。制御部320は、通信部310が取得したパラメータに基づいて、第2の無線システムのカバレッジを計算し、区画化された地理的範囲がカバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成する。そして制御部320は、生成した情報が所定の条件を充足する地理的範囲において、第2の無線システムからの受信電力レベルを記録する。
また例えば、本開示における取得部及び制御部は、1つのSoC(System on a Chip)で実現されても良い。その場合、本開示における取得部及び制御部の機能を、例えば制御部320が備えうる。
通信制御装置300は、無線装置100に共用帯域の周波数を使用させる際に帯域使用条件を設定してもよい。これにより、例えば、共用帯域を使用する無線装置100は、上記共用帯域全体を使用できなくても、上記共用帯域のうちの一部である使用可能な帯域を使用することが可能になる。そのため、上記共用帯域の利用効率が向上し得る。
-使用可能空間
例えば、上記帯域使用条件は、無線装置100が上記共用帯域を使用可能な空間(以下、「使用可能空間」)を含む。
例えば、上記使用可能空間は、無線装置100が上記共用帯域を使用して送信する信号の受信電力が所定電力以上になってもよい空間である。換言すると、上記使用可能空間は、無線装置100が上記共用帯域を使用して送信する信号の受信電力が所定電力未満でなければならない空間以外のいずれかの空間である。
これにより、例えば、無線装置100は、全空間で上記共用帯域を使用できなくても、限られた空間で上記共用帯域を使用することが可能になる。例えば、無線装置100は、最大送信電力で上記共用帯域を使用できなくても、抑えられた送信電力で上記共用帯域を使用し得る。そのため、上記共用帯域の利用効率が向上し得る。
なお、上記使用可能空間は、無線装置100が上記共用帯域の全部を使用可能な空間に限られず、無線装置100が上記共用帯域の一部を使用可能な空間であってもよい。
また、上記使用可能空間は、上記共用帯域についての無線システムの排他空間(即ち、無線システム以外の他の無線システムの無線装置が上記共用帯域の一部又は全部を使用不能な空間)であってもよい。
使用可能空間の具体例を説明する。図17~図23は、無線システムについての使用可能空間の第1~第7の例を説明するための説明図である。
-第1の例
図17を参照すると、無線システムの無線装置20と、他の無線システムの無線装置30とが示されている。無線装置20は無線システムの基地局であり、無線装置30は受信装置である。この場合に、例えば、無線装置20が最大送信電力で信号を送信すると、無線装置30への干渉のレベルが、上記他の無線システムの許容レベルを超える。そのため、無線装置30への干渉のレベルを上記許容レベル以下にする送信電力候補が選択され、当該送信電力候補に対応する空間(例えば、当該送信電力候補で無線装置20が送信する信号の受信電力が所定電力以上になる空間)が、使用可能空間40として算出される。そして、使用可能空間40を含む使用条件下での無線装置20による共用帯域の使用が許可される。
なお、例えば、無線装置20が最大送信電力で信号を送信したとしても、無線装置30への干渉のレベルが、上記他の無線システムの許容レベル以下になる場合には、上記最大送信電力に対応する空間が、使用可能空間40として算出される。
-第2の例
図18を参照すると、図17と同様に、無線システムの無線装置20と、他の無線システムの無線装置30とが示されている。この例では、無線装置20(例えば、基地局)との無線通信を行う他の無線装置(例えば、端末装置)の存在を考慮して、無線装置30への干渉のレベルを上記許容レベル以下にする(無線装置20の)送信電力候補が選択される。即ち、図17に示される例よりも、より小さい送信電力候補が選択される。そして、例えば、当該送信電力候補で無線装置20が送信する信号の受信電力が所定電力以上になる空間41と、上記他の無線装置が送信する信号が上記所定電力以上になる空間43とを含む、使用可能空間40が算出される。
-第3の例
図19を参照すると、無線システムの3つの無線装置20と、他の無線システムの無線装置30と、が示されている。この例では、3つの無線装置20の各々についての使用可能空間40が算出される。そして、3つの使用可能空間40の合成空間が、上記3つの無線装置20についての使用可能空間45として最終的に算出される。
本開示の実施形態では、通信制御装置300は、無線装置20ごとの使用可能空間40を算出してもよく、複数の無線装置20についての使用可能空間45(即ち、複数の使用可能空間40の合成空間)を算出してもよい。
-第4の例
図20を参照すると、無線システムの3つの無線装置20と、他の無線システムの無線装置30とが示されている。この例では、無線装置20はビームフォーミングを行い、無線装置20がビームフォーミングを行う場合の、無線装置20についての使用可能空間40が算出される。また、3つの使用可能空間40の合成空間が、上記3つの無線装置20についての使用可能空間45として算出される。
-第5の例
図21を参照すると、無線システムの複数の無線装置20と、他の無線システムの複数の無線装置30とが示されている。この例では、上記他の無線システムの複数の無線装置30が共用帯域を使用可能な空間50と重ならない空間が、複数の無線装置30についての使用可能空間45として算出される。なお、複数の無線装置30の各々についての使用可能空間40が算出されてもよい。
-第6の例
図22を参照すると、無線システムの複数の無線装置20と、他の無線システムの複数の無線装置30とが示されている。この例では、上記他の無線システムの複数の無線装置30が共用帯域を使用可能な空間50以外の全ての空間が、複数の無線装置30についての使用可能空間として算出される。
-第7の例
図23を参照すると、無線システムの2つの無線装置20と、他の無線システムの無線装置30とが示されている。この例では、無線装置30が共用帯域を使用可能な空間50は、地下2階の空間である。この場合に、例えば、無線装置20Aについての使用可能空間40Aとして、ビルの3階及び4階の空間が選択され、無線装置20Bについての使用可能空間40Bとして、地下1階の空間が選択される。このように、使用可能空間として、フロアの空間が選択され得る。
なお、無線装置20は、上述したような使用可能空間40(例えば、ビルの3階及び4階の空間、又は地下1階の空間)のような形状で電波を放射することはできない。そのため、使用可能空間40外への漏洩電力が所定電力以下(又は所定電力未満)となるように、無線装置20の最大送信電力が算出されてもよい。また、フロア外への電波の漏洩を考慮して、フロア外のマージン空間を含む使用可能空間40が算出されてもよい。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、周波数を共用するシステムにおいて、干渉計算の際の計算量の低減を図ることで効率的に干渉電力の計算を行うことが可能な通信制御装置が提供される。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算し、区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成し、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録する制御部と、
を備える、通信制御装置。
(2)
前記制御部は、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第1の無線システムに関する所定の要件を用いて前記第2の無線システムの周波数利用許可判定を行う、上記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記制御部は、ビットマップとして前記情報を生成する、上記(1)または(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記制御部は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置が複数存在する場合、前記ビットマップの論理和を取ることで前記情報を生成する、上記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記受信電力基準値は、前記第1の無線システムの許容干渉電力の値に基づいて設定される値である、上記(1)~(4)のいずれかに記載の通信制御装置。
(6)
前記受信電力基準値は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置の数に基づいて設定される値である、上記(1)~(5)のいずれかに記載の通信制御装置。
(7)
前記受信電力基準値は、前記第1の無線システムの許容干渉電力の閾値を超えない確率が所定の値より大きくなる最大の受信電力による到達範囲に基づいて設定される値である、上記(1)~(6)のいずれかに記載の通信制御装置。
(8)
前記制御部は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置のデュプレクスモードを考慮して前記情報を生成する、上記(1)~(7)のいずれかに記載の通信制御装置。
(9)
前記制御部は、同時にダウンリンク通信を行う前記装置の数に基づいて前記情報を生成する、上記(8)に記載の通信制御装置。
(10)
前記制御部は、既に1以上の前記第2の無線システムが利用されている状態で、新たに別の前記第2の無線システムの利用を要求された場合に、該第2の無線システムのカバレッジを計算する、上記(1)~(9)のいずれかに記載の通信制御装置。
(11)
プロセッサが、
第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、
取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、
区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、
前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、
を実行することを含む、通信制御方法。
(12)
コンピュータに、
第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、
取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、
区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、
前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
100a :無線装置
100b :無線装置
100c :無線装置
100d :無線装置
100e :無線装置
200a :端末
200b :端末
200c :端末
200d :端末
300a :通信制御装置
300b :通信制御装置

Claims (12)

  1. 第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算し、区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成し、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録する制御部と、
    を備える、通信制御装置。
  2. 前記制御部は、前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第1の無線システムに関する所定の要件を用いて前記第2の無線システムの周波数利用許可判定を行う、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記制御部は、ビットマップとして前記情報を生成する、請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置が複数存在する場合、前記ビットマップの論理和を取ることで前記情報を生成する、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記受信電力基準値は、前記第1の無線システムの許容干渉電力の値に基づいて設定される値である、請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記受信電力基準値は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置の数に基づいて設定される値である、請求項1に記載の通信制御装置。
  7. 前記受信電力基準値は、前記第1の無線システムの許容干渉電力の閾値を超えない確率が所定の値より大きくなる最大の受信電力による到達範囲に基づいて設定される値である、請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 前記制御部は、前記第2の無線システムを使用して無線通信を行う装置のデュプレクスモードを考慮して前記情報を生成する、請求項1に記載の通信制御装置。
  9. 前記制御部は、同時にダウンリンク通信を行う前記装置の数に基づいて前記情報を生成する、請求項8に記載の通信制御装置。
  10. 前記制御部は、既に1以上の前記第2の無線システムが利用されている状態で、新たに別の前記第2の無線システムの利用を要求された場合に、該第2の無線システムのカバレッジを計算する、請求項1に記載の通信制御装置。
  11. プロセッサが、
    第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、
    取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、
    区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、
    前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、
    を実行することを含む、通信制御方法。
  12. コンピュータに、
    第1の無線システムに割り当てられた周波数の一部または全部を共用する1以上の第2の無線システムのカバレッジを計算するためのパラメータを取得することと、
    取得された前記パラメータと、所定の受信電力基準値とに基づき、前記第2の無線システムのカバレッジを計算することと、
    区画化された地理的範囲が前記カバレッジに含まれているかどうかを示す情報を生成することと、
    前記情報が所定の条件を充足する前記地理的範囲において前記第2の無線システムからの受信電力レベルを記録することと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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