JPWO2019142386A1 - 照明装置、看板、ショーケースおよび防犯灯 - Google Patents

照明装置、看板、ショーケースおよび防犯灯 Download PDF

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Abstract

良好な配光特性を有する照明装置を低コストにて製造する。照明装置は、LED(21)および光源カバー(23)を有する発光部11を備え、発光部(11)は、光源カバー(23)の表面から出射する光束について、LED(21)の前方向と横方向との比である横/縦が1以上であり、発光部(11)の後方向へ出射する光を反射する反射板12を備える。

Description

本発明は、発光ダイオードを光源とする照明装置、看板、ショーケースおよび防犯灯に関する。
従来から、照明装置の光源として、蛍光灯や白熱電球に代えて、低消費電力、高輝度かつ長寿命であることから、発光ダイオード(以下、LEDと称する)が使用されている。
図61は、LED基板303の配光状態を示す説明図である。図62は、図61に示したLED基板303を例えば乳白色の管状あるいは球状の光源カバー304にて覆って形成した従来の光源部305の配光状態を示す説明図である。
図61に示すように、LED301は、通常、基板302の一面に取り付けられてLED基板303として構成され、LED301の位置から見て真横の光はゼロで、相対的に前方向の配光の方が大きい配光特性を有する。これは、蛍光灯や白熱電球が指向性を有していないのに対し、LED301が指向性を有していることによる。また、図62に示すように、LED基板303を例えば乳白色の管状あるいは球状の光源カバー304にて覆って形成した光源部305は、光源カバー304を有することにより、光源部305の中心から見て、LED301単体の場合に比べ配光が横方向に若干広がった配光特性を有する。
ここで、図61あるいは図62のような配光特性を有する照明装置は、下方など、一方向を照らす通常の照明装置として使用する場合には、特に問題は生じない。実際上、上記従来の照明装置は、傘状の反射部材と組み合わせて、光を絞り込んで一方向を照らす照明装置として多用されている。
一方、例えば看板内やショーケースに設ける照明装置は、相対的に横方向に配光が大きい配光特性を有する照明装置が好ましい。このため、図61あるいは図62のような配光特性を有する照明装置は、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ易く、上記のような用途には不向きである。
そこで、特許文献1に記載の構成では、複数のLEDを有する場合に、蛍光体を含有した波長変換部材にて各LEDを個別に覆うことにより、相対的に前方よりも横方向への配光が大きくなるようにしている。
特許文献2に記載の構成では、複数のLEDを有する場合に、各LEDを個別にレンズにて覆うことにより、光源からの光を横方向に広げるようにしている。
特許文献3に記載の構成では、複数の斜面を有する複数の支持体を基板上に設け、基板に対向して散乱板を設け、上記支持体の各斜面にLED素子を取り付けることにより、光束が平面的に広がり、拡散板によって配向分布が均一化されるようにしている。
日本国公開特許公報「特開2012−231036号公報」 国際公開公報「WO2012/164790号公報」 日本国公開特許公報「特開2012−174625号公報」
ところが、特許文献1に記載の構成では、照明装置が複数のLEDを有する場合に、波長変換部材にて各LEDを個別に覆っているため、照明装置を製造する場合の製造工数が増加し、かつ部品コストが上昇するので、照明装置のコストアップを招来する。
また、特許文献2に記載の構成では、照明装置が複数のLEDを有する場合に、各LEDを個別にレンズにて覆っているため、同様に、照明装置を製造する場合の製造工数が増加し、かつ部品コストが上昇するので、照明装置のコストアップを招来する。また、レンズとLEDとの組み合わせの1組1組が個別に点光源となるため、照明装置を直視した場合に非常に眩しくなる。
また、特許文献3に記載の構成では、複数の支持体の各斜面にLED素子を取り付けているため、同様に、照明装置を製造する場合の製造工数が増加し、かつ部品コストが上昇するので、照明装置のコストアップを招来する。
したがって、本発明の一態様は、LEDを使用して良好な配光特性を有し、かつ低コストの照明装置、看板、ショーケースおよび防犯灯の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、光源であるLED、および前記LEDを覆う光源カバーを有する発光部を備えている照明装置において、前記発光部は、前記光源カバーの表面から出射する光束の、前記LEDの配光が最も強い方向である前方向と前記前方向と直交する横方向との比である横/縦が1以上であり、前記発光部における前記前方向とは反対側の面に設けられ、前記発光部から前記発光部の後方向へ出射する光を反射する反射部材を備えている。
本発明の一態様によれば、簡単な構成により、光源にLEDを使用して良好な配光特性を有し、かつ低コストにて照明装置を製造することができる。
本発明の実施形態の照明装置の構成を示す縦断面である。 図2の(a)は、図1に示した照明装置において、反射板が無い状態の発光部の配光状態を示す説明図、図2の(b)は、図2の(a)に示した発光部の配光特性を示すグラフである。 図3の(a)は、図1に示した照明装置の配光状態を示す説明図、図3の(b)は、図1に示した照明装置の配光特性を示すグラフである。 図1に示した照明装置の構成を備え、複数のLEDを基板上に設けたLED基板を有する照明装置の構成を示す分解斜視図である。 図5の(a)は、図4に示したLED基板を光源カバーにて覆った状態の発光部および反射板の斜視図、図5の(b)は、図5の(a)に示した発光部および反射板の縦断面図、図5の(c)は、上記発光部の背面に反射板を取り付けた状態の照明装置を示す斜視図、図5の(d)は、図5の(c)に示した照明装置の縦断面図である。 図6の(a)は、図5に示した照明装置のLED基板が光源カバーにて覆われず、かつ反射板がない状態において、LEDから出射した光の反射光が目へ入射する場合の説明図、図6の(b)は、図5に示した照明装置の発光部から出射した光の反射光が目へ入射する場合の説明図である。 図7の(a)は、本発明の他の実施形態の照明装置の構成および配光状態を示す説明図、図7の(b)は、図7の(a)に示した照明装置の配光特性を示すグラフである。 図7の(a)に示した照明装置の構成を備え、複数のLEDを基板上に設けたLED基板を有する照明装置の構成を示す分解斜視図である。 図9の(a)は、図8に示したLED基板を光源カバーにて覆った状態の発光部および反射板の斜視図、図9の(b)は、図9の(a)に示した発光部の背面に反射板を取り付けた状態の照明装置を示す斜視図、図9の(c)は、図9の(b)に示した照明装置の縦断面図である。 図10の(a)は、本発明のさらに他の実施形態における、図9に示した照明装置を内部に備えた看板の斜視図、図10の(b)は図10の(a)に示した看板における照明装置の取り付け状態を示す縦断面図、図10の(c)は図10の(a)に示した看板における照度分布図である。 図10に示した看板の背面板および上面板に垂直な方向の縦断面における照明装置による配光状態を示す説明図である。 図12の(a)は、図10に示した看板に対する比較例にかかる看板の構成を示す斜視図、図12の(b)は図12の(a)に示した看板における光源部の取り付け状態を示す縦断面図、図12の(c)は図12の(a)に示した看板における照度分布図である。 図12の(a)に示した看板の背面板および上面板に垂直な方向の縦断面における光源部による配光状態を示す説明図である。 図13に示した光源部を備え、図12に示した筐体に代えて図11に示した筐体を使用した場合の看板の背面板および上面板に垂直な方向の縦断面における光源部による配光状態を示す説明図である。 図15の(a)は、他の従来の光源部を備えた看板の背面板および上面板に垂直な方向の縦断面における光源部による配光状態を示す説明図、図15の(b)は図15の(a)に示した看板における照度分布図である。 図16の(a)は、図10に示した看板に対する比較例にかかる看板の構成を示す斜視図、図16の(b)は、図16の(a)に示した看板における一つの光源部の構成を示す斜視図、図16の(c)は、図16の(b)に示した光源部の縦断面図、図16(d)は、図16の(c)に示した光源部の配光状態を示す説明図、図16の(e)は、図16の(c)に示した光源部の配光特性を示すグラフである。 図16の(a)に示した看板の背面板および上面板に垂直な方向の縦断面における照明装置による配光状態を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態における、図9に示した照明装置を内部に備えたショーケースの縦断面図である。 図18に示したショーケースに対する比較例にかかるショーケースの構成を示す縦断面図である。 図18に示したショーケースに対する他の比較例にかかるショーケースの構成を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態における、図9に示した照明装置を内部に備えたリーチイン形式のショーケースの横断面図である。 図21に示したショーケースに対する比較例にかかるショーケースの構成を示す横断面図である。 図21に示したショーケースに対する他の比較例にかかるショーケースの構成を示す横断面図である。 図24の(a)は、図9に示した照明装置を使用した防犯灯を柱状部材に取り付けた状態の斜視図、図24の(b)は、図24の(a)に示した防犯灯に使用する照明装置の配光状態を示す説明図、図24の(c)は、図24の(a)に示した防犯灯の照度分布図である。 図25の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が0度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図25の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図26の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−10度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図26の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図27の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図27の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図28の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−30度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図28の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図29の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+10度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図29の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図30の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+20度、反射板の反射面が鏡面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図30の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図31の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が0度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図31の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図32(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図32の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図33の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図33の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図34の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−30度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図34の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図35の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図35の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図36の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図36の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図37の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が0度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図37の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図38の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図38の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図39の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図39の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図40の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−30度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図40の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図41の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図41の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図42の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図42の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図43の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が0度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図43の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図44の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−10度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図44の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図45の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図45の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図46の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−30度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図46の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図47の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+10度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図47の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図48の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+20度、反射板の反射面が鏡面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図48の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図49の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が0度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図43の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図50の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図50の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図51の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図51の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図52の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−30度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図52の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図53の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図53の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図54の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が+20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ光源カバーが山形形状であり発光部が2面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光特性を示すグラフ、図54の(b)は、当該照明装置の構成を示す模式図である。 図55の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が例えば−10度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の配光状態を示す説明図、図55の(b)は、図55の(a)に示した照明装置の配光特性を示すグラフである。 図56の(a)は、反射板の反射面の傾斜角が−20度、反射板の反射面が乳白色面、かつ発光部が3面発光である本発明の実施形態の照明装置の構成を示す模式図、図56の(b)は、図56の(a)に示した照明装置の配光状態を示す説明図、図56の(c)は、図56の(a)に示した照明装置の配光特性を示すグラフである。 図57の(a)は、本発明のさらに他の実施形態の照明装置の配光状態を示す説明図、図57の(b)は、図57の(a)に示した照明装置の配光特性を示すグラフである。 図57に示した照明装置を備えたショーケースの縦断面図である。 図59の(a)は、例えば図5に示した照明装置の発光部から出射される縦横の光束の関係を示す説明図、図59の(b)は、上記光束の関係を配光特性によって示す説明図である。 本発明の実施形態の照明装置に使用可能な反射板および発光部の変形例を示す模式図である。 LED基板の配光状態を示す説明図である。 図61に示したLED基板を例えば乳白色の管状あるいは球状の光源カバーにて覆って形成した従来の光源部の配光状態を示す説明図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本実施形態の照明装置の構成を示す縦断面である。
(照明装置1の構成)
図1に示すように、本実施形態の照明装置1は、発光部11および反射板12を備えている。発光部11は、光源であるLED21、LED21を取り付ける基板22、LED21を覆う光源カバー23を含んでいる。
光源カバー23は、例えば乳白色であり、LED21の前方向(LED21の配光が最も強い方向)に長い長方形を有する。したがって、発光部11は、前面および左右面が発光する三面発光となっている。光源カバー23の材質は、例えばテイジン(株)製のMKL-3500ZALである。この材質は、他の実施形態の光源カバーの材質についても同様である。
反射板12は、LED21すなわち基板22の背面に設けられ、発光部11の側面から発光部11の後方へ向う光を反射する。したがって、反射板12の表面は、鏡面が望ましいものの、乳白色であってもよい。本実施形態において、反射板12は平板形状であり、反射板12の反射面は、LED21側の面である前面が、LED21の前後方向(LED21の配光が最も強い方向)に対して垂直となっている。
(照明装置1の動作)
図2の(a)は、図1に示した照明装置1において、反射板12が無い状態の発光部11の配光状態を示す説明図、図2の(b)は、図2の(a)に示した発光部11の配光特性を示すグラフである。図3の(a)は、図1に示した照明装置1の配光状態を示す説明図、図3の(b)は、図1に示した照明装置1の配光特性を示すグラフである。
図2の(a)に示すように、発光部11は、LED21を光源カバー23にて覆っていることにより、光源カバー23からLED21の前方向に出射される光束よりもLED21の横方向に出射される光束の方が大きくなる。これにより、発光部11の配光特性は、図2の(b)に示すように、相対的に、LED21の前方向の配光よりも横方向の配光が強いものの、斜め前方向の配光があまり強くなく、かつ後方向にも配光が存在する。
一方、照明装置1では、反射板12を備えていることにより、図3の(a)に示すように、発光部11の後方向へ向う光が反射板12によって反射される。これにより、照明装置1の配光特性は、図3の(b)に示すように、相対的に、LED21の前方向の配光よりも横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。
(複数のLEDを有する照明装置31)
次に、照明装置1の構成を備え、複数のLED21を有する照明装置31について説明する。図4は、照明装置1の構成を備え、複数のLED21を基板22上に設けたLED基板24を有する照明装置31の構成を示す分解斜視図である。図5の(a)は、図4に示したLED基板24を光源カバー23にて覆った状態の発光部11および反射板12の斜視図、図5の(b)は、図5の(a)に示した発光部11および反射板12の縦断面図、図5の(c)は、発光部11の背面に反射板12を取り付けた状態の照明装置31を示す斜視図、図5の(d)は、図5の(c)に示した照明装置31の縦断面図である。
照明装置31は、図4および図5に示すように、多数のLED21が細長い基板22に一列に設けられたLED基板24を備えている。発光部11は、LED基板24を縦断面が長方形の光源カバー23にて覆うことにより形成され、反射板12の一面(反射面)に固定されている。
(照明装置1,31の利点)
上記のように、照明装置1,31は、相対的に、LED21の前方向の配光よりも横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。これにより、照明装置1,31を例えば看板内やショーケースに配置した場合に、配光特性から、広い領域を照らすこと、かつ照度ムラが少ない状態にて照らすことができ、光源の粒々感がない、もしくは少ないため、グレアおよび光ムラが生じ難く、良好な照明が可能となる。また、照明装置1,31は、発光部11に反射板12を取り付けた簡単な構成であるから、簡単に製造でき、かつ低コストの構成とすることができる。
また、照明装置1,31は、LED21が光源カバー23にて覆われているので、次のような利点を有する。図6の(a)は、照明装置31のLED基板24が光源カバー23にて覆われず、かつ反射板41がない状態において、LED21から出射した光の反射光が目25へ入射する場合の説明図、図6の(b)は、照明装置31の発光部11から出射した光の反射光が目25へ入射する場合の説明図である。
図6の(a)に示すように、例えば照明装置31において、LED基板24が光源カバー23にて覆われていない場合、商品の外面26はLED21によって部分的に強く照らされる。したがって、LED21から出射した光が商品105の外面にて反射しユーザの目25へ入射すると、ユーザは眩しさを感じ易く、商品の文字などが見え難い状態となる。
これに対し、照明装置31の発光部11は、LED基板24が光源カバー23にて覆われており、光源カバー23の面にて光っている。また、後方向へ向う光が反射板12にて反射される。これにより、図6の(b)に示すように、商品の外面26は、照明装置31によってほぼ均一に照らされる。したがって、発光部11から出射した光が商品105の外面にて反射しユーザの目25へ入射しても、ユーザは眩しさを感じ難く、商品の文字などが見え難くならない。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(照明装置2の構成)
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図7の(a)は、本実施形態の照明装置2の構成および配光状態を示す説明図、図7の(b)は、図7の(a)に示した照明装置2の配光特性を示すグラフである。なお、図7の(a)では、照明装置2の構成を縦断面にて示している。
本実施形態の照明装置2は、図7の(a)に示すように、照明装置1の反射板12に代えて反射板41を備えている。他の構成は、照明装置1と同様である。
照明装置1の反射板12が平板形状(LED21の前後方向(LED21の配光が最も強い方向とその反対方向)に対して垂直)であったのに対し、照明装置2の反射板41は、LED21の前方向(LED21の配光が最も強い方向)に対して垂直な方向よりも後方へ沿った形状となっている。具体的には、反射板41は、光源カバー23の反射板41側の両方の端縁部と対応する位置から、後方へ折れ曲がった形状となっている。
これにより、照明装置2の配光特性は、図7の(b)に示すように、照明装置1の場合と同様、相対的に、LED21の前方向の配光よりも横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。また、斜め前方向の配光の最大強度の位置は、照明装置1の場合よりも、若干後方側(横方向)へ移動している。
(複数のLEDを有する照明装置32)
次に、照明装置2の構成を備え、複数のLED21を有する照明装置32について説明する。図8は、照明装置2の構成を備え、複数のLED21を基板22上に設けたLED基板24を有する照明装置32の構成を示す分解斜視図である。図9の(a)は、図8に示したLED基板24を光源カバー23にて覆った状態の発光部11および反射板41の斜視図、図9の(b)は、発光部11の背面に反射板41を取り付けた状態の照明装置32を示す斜視図、図9の(c)は、図9の(b)に示した照明装置32の縦断面図である。
照明装置32では、図8および図9に示すように、照明装置31と同様、発光部11は、LED基板24を縦断面が長方形の光源カバー23にて覆うことにより形成され、反射板12の一面(反射面)に固定されている。
(照明装置2,32の利点)
上記のように、照明装置2,32は、照明装置1と同様、相対的に、LED21の前方向の配光よりも横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。さらに、また、斜め前方向の配光の最大強度の位置は、照明装置1の場合よりも、若干後方側(横方向)へ移動している。
これにより、照明装置1,31の場合と同様、照明装置2,32を例えば看板内やショーケースに配置した場合に、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ難く、良好な照明が可能となる。また、照明装置2,32は、発光部11に反射板41を取り付けた簡単な構成であるから、簡単に製造でき、かつ低コストの構成とすることができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(看板51の構成)
ここでは、本実施形態の照明装置を内部に備えた看板の構成例について説明する。図10の(a)は、図9に示した照明装置32を内部に備えた看板の斜視図、図10の(b)は看板51における照明装置32の取り付け状態を示す縦断面図、図10の(c)は図10の(a)に示した看板における照度分布図(単位はルクス)である。
図10の(a)に示すように、看板51は、直方体の箱形状の筐体52を有している。看板51の上下方向は、看板51の使用形態に応じて筐体52の長手方向あるいは短手方向となるが、ここでは、筐体52の短手方向として説明する。筐体52は、前後方向の長さよりも、横方向の長さおよび上下方向の長さの方が大きい形状を有する。
筐体52は、背面板52a、前面板52b、上面板52c、下面板52d、右面板52eおよび左面板52fを有する。筐体52の内部には、背面板52aの中央に、背面板52aの長手方向に長手方向が沿う状態にて、照明装置32が取り付けられている。照明装置32は、図10の(a)(b)に示すように、背面板52aにビス止めされた固定部材53により反射板41を背面板52aに押え付けた状態にて固定されている。
(看板51における照明装置32の動作および利点)
図11は、看板51の背面板52aおよび上面板52cに垂直な方向の縦断面における照明装置32による配光状態を示す説明図である。
図11に示すように、照明装置32の配光特性は、光源カバー23の前方向(LED21の前方向)の配光よりも光源カバー23の横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。この点は図7により詳述したとおりである。したがって、看板51が1本(1個)のみの照明装置32を備えている場合であっても、前面板52bの上部に相当する上部領域52g2は十分明るい状態となり、上面板52cと前面板52bとにより形成される上部角領域52g3も明るい状態となる。また、前面板52bにおける照明装置32の正面に相当する正面領域52g1は、特別に明るくなり過ぎず、明るさのムラが少ない状態となる。これにより、照明装置32は、看板51において、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが少ない良好な照明が可能となる。なお、看板51の光ムラが少ない状態は、図10の(c)に示した照度分布からも分かる。
また、前述したように、照明装置32は低コストの構成である。また、看板51に必要な照明装置32は少ない個数(本実施形態では1個)でよく、かつ照明装置32は簡単に筐体52内に取り付けでき、配線数も少なくできる。これにより、看板51を簡単かつ低コストにて製造することができる。
なお、本実施形態では、看板51が照明装置32を備えた場合について説明したが、看板51が照明装置31を備えた構成であってもよい。この場合であっても同様の利点を有する。この点は、以下の他の実施形態においても同様である。
(比較例1)
図10に示した看板51に対する比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(看板61の構成)
図12の(a)は、図10に示した看板51に対する比較例にかかる看板61の構成を示す斜視図、図12の(b)は看板61における光源部305の取り付け状態を示す縦断面図、図12の(c)は図12の(a)に示した看板51における照度分布図である。なお、図12の(c)は、図10の(a)と同じ光束より示している。
図12の(a)に示すように、看板61は、筐体62を有し、筐体62の内部に、看板51の照明装置32に代えて、図62に示した光源部305が取り付けられている。筐体62は、筐体52の背面板52a、前面板52b、上面板52c、下面板52d、右面板52eおよび左面板52fに対応する、背面板62a、前面板62b、上面板62c、下面板62d、右面板62eおよび左面板62fを有する。筐体62の背面板62aと前面板62bとの間の距離は、筐体52の背面板52aと前面板52bとの間の距離よりも長くなっている。筐体62の他の寸法は筐体52の寸法と同様である。
光源部305は、管形状の光源カバー304の内部に、照明装置32と同様、LED基板24を有し、看板51の照明装置32と同じ位置に配置されている。光源部305は、図12の(a)(b)に示すように、背面板62aに設けられた保持具63により背面板62aに取り付けられている。
(看板61,71,81における光源部305,306の動作)
図13は、看板61の背面板62aおよび上面板62cに垂直な方向の縦断面における光源部305による配光状態を示す説明図である。図14は、光源部305を備え、筐体62に代えて看板51と同じ筐体52を使用した場合の看板71の背面板52aおよび上面板52cに垂直な方向の縦断面における光源部305による配光状態を示す説明図である。
光源部305の配光特性は、図62に示したように、光源部305の中心から見て、横方向の配光よりも前方向の配光が強くなっている。したがって、図13に示すように、看板61の前面板62bの上部に相当する上部領域62g2、および上面板62cに相当する上面領域62g3は暗くなる。一方、前面板62bにおける光源部305の正面に相当する正面領域62g1は、特別に明るくなる。このため、看板61では、明るさのムラ(光ムラ)が多い状態となる。なお、看板61の光ムラが多い状態は、図12の(c)に示した看板61の照度分布を図10の(c)に示した看板51の照度分布と比較することによっても理解できる。
また、図14に示すように、光源部305を備え、筐体62に代えて筐体52を使用した看板71では、筐体52の背面板52aと前面板52bとの間の距離が筐体62の背面板62aと前面板62bとの間の距離よりも短くなっている。したがって、上部領域52g2および上部角領域52g3が暗く、正面領域52g1が特別に明るい状態が看板61の場合よりも顕著となる。上記の結果から、看板の照明装置として、光源部305を使用することは不適当である。
なお、図13に示した構成において、光源部305に代えて他の従来の光源部306を備えた看板81の配光状態は図15の(a)に示すようになる。図15の(a)は、他の従来の光源部306を備えた看板81の背面板62aおよび上面板62cに垂直な方向の縦断面における光源部306による配光状態を示す説明図、図15の(b)は図15の(a)に示した看板における照度分布図である。なお、図15の(b)は、図10の(a)と同じ光束により示している。光源部306は、光源部305と同様、LED基板24を有する一方、LED基板24を配光に影響しない透明な光源カバー307にて覆った構成である。
光源部306の配光特性は、図61に示したように、LED301の配光特性と同様である。したがって、光源部305を備えた看板61よりも、上部領域62g2および上面領域62g3は暗くなり、正面領域62g1は明るくなる。このため、看板81は、看板61よりも明るさのムラ(光ムラ)がさらに多い状態となる。なお、看板81の光ムラがさらに多い状態は、図15の(b)に示した看板81の照度分布を図10の(c)に示した看板51の照度分布と比較することによっても理解できる。
(比較例2)
図10に示した看板51に対する他の比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(看板91の構成)
図16の(a)は、図10に示した看板51に対する比較例にかかる看板91の構成を示す斜視図、図16の(b)は看板91における一つの光源部94の構成を示す斜視図、図16の(c)は、図16の(b)に示した光源部94の縦断面図、図16(d)は、図16の(c)に示した光源部94の配光状態を示す説明図、図16の(e)は、図16の(c)に示した光源部94の配光特性を示すグラフである。
図16の(a)に示すように、看板91は、筐体92を有し、筐体92の内部に、照明装置93が取り付けられている。筐体92は、背面板92a、前面板92b、上面板92c、下面板92d、右面板92eおよび左面板92fを有する。
照明装置93は、多数の光源部94を例えば直列接続した構成である。光源部94は、図16の(b)(c)に示すように、基板95、基板95に設けられたLED97およびLED97を覆うレンズ96を有する。この光源部94の構成は、特許文献2が開示する発光部の構成に相当する。
光源部94は、基板95に設けたねじ98にて背面板92aに固定され、光源部94同士は、基板95が有するコネクタ99およびコネクタ99に接続した配線100により互いに接続されている。
(看板91における照明装置93の動作)
図17は、看板91の背面板92aおよび上面板92cに垂直な方向の縦断面における照明装置93による配光状態を示す説明図である。
光源部94の配光特性は、図16の(d)(e)に示すように、光源部94の中心から見て、横方向の配光が前方向の配光よりも強くなっている。したがって、図17に示した看板91において、照明装置93は、明るさのムラが少ない比較的良好な照明を行うことができる。
しかしながら、光源部94は、各LED94を個別にレンズにて覆っているため、照明装置93を製造する場合の製造工数が増加し、かつ部品コストが上昇する。また、看板91に多数の光源部94を設けた構成とした場合、各光源部94の取り付けや光源部94同士の電気的接続が繁雑となり、看板91の製造に長時間を要する。このため、看板91は高価なものになる。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース101の構成)
ここでは、本実施形態の照明装置32を備えたショーケース101の構成例について説明する。図18は、図9に示した照明装置32を内部に備えたショーケース101の縦断面図である。
図18に示すように、ショーケース101は、下から1段目の第1棚102、および下から2段目の第2棚103を有し、第2棚103の上方に上板部104を有する。第1棚102、第2棚103および上板部104は例えば鉄板にて形成されている。第1棚102および第2棚103の上には複数の商品105が配置されている。第1棚102、第2棚103および上板部104は、手前側(商品取出し側)の端部に、下方へ折れ曲がった下方屈曲部102a,103a,104aを有している。なお、上板部104の下方屈曲部104aのみは透光性の部材、例えば乳白色の半透明部材にて形成されているシェードなどであり、お客様に対して目立つよう明るくするべき場所である。
第2棚103の下面には、第1棚102上の商品105を照らす第1照明装置32aが設けられ、上板部104の下面には、第2棚103上の商品105を照らす第2照明装置32bが設けられている。第1および第2照明装置32a,32bは、いずれも前述の図9に示した照明装置32である。
本実施形態において、第1照明装置32aは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、第2棚103の下面の前後方向の中央部に配置されている。第2照明装置32bは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、上板部104の下面の前後方向の中央部よりも、商品取出し側の位置に配置されている。
(ショーケース101における照明装置32の動作および利点)
図18に示すように、照明装置32の配光特性は、前述のように、光源カバー23の前方向(LED21の前方向)の配光よりも光源カバー23の横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。したがって、1個の第1照明装置32a、すなわち少ない数の照明装置32により、第1棚102上の奥の商品105から手前の商品105まで、第1棚102上の商品全体を明るく照らすことができる。また、1個の第2照明装置32b、すなわち少ない数の照明装置32により、上板部104の下方屈曲部104aおよび第2棚103上の商品105を明るく照らすことができる。これにより、ショーケース101を短時間かつ低コストにて製造することができる。
また、第1および第2照明装置32a,32bによって照らされる商品105は明るさのムラが生じがたく、かつショーケース101の一部のみが極端に明るくなるようなギラギラ感が生じ難くなっている。
(比較例3)
図18に示したショーケース101に対する比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース111の構成)
図19は、図18に示したショーケース101に対する比較例にかかるショーケース111の構成を示す縦断面図である。
図19に示すように、ショーケース111は、第2棚103の下面に、第1棚102上の商品105を照らす第1光源部306aが設けられ、上板部104の下に、上板部104の下方屈曲部104aをショーケース111の内側から照らす第2光源部306bが設けられている。第1光源部306aは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、上板部104の下面の前後方向の中央部よりも、手前側(商品取出し側)の位置に配置されている。第2光源部306bは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、上板部104の下かつ下方屈曲部104aと対向する位置であって、上板部104の下面の前後方向の中央部よりも、手前側(商品取出し側)の位置に配置されている。第1および第2光源部306a,306bは、いずれも前述の図15に示した光源部306である。
(ショーケース111における光源部306の動作)
第1および第2光源部306a,306bは、前述のように、相対的に横方向の配光よりも前方向の配光の方が大きい配光特性を有する。第1光源部306aは、第1棚102上の手前側(商品取出し側)の商品105のみを照らし、奥の商品105を明るく照らさない。また、第2光源部306bは、上板部104の下方屈曲部104aのみを明るく照らし、第2棚103の奥の商品105をほとんど照らさない。このような問題点は、光源部306に代えて光源部305を使用した場合も同様である。また、この点は、照明装置として光源部306を使用する以下の他の比較例においても同様である。
(比較例4)
図18に示したショーケース101に対する他の比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース121の構成)
図20は、図18に示したショーケース101に対する他の比較例にかかるショーケース121の構成を示す縦断面図である。ショーケース121は、ショーケース111よりも光源部306を増やした構成である。
図20に示すように、ショーケース121は、第2棚103の下面に、第1光源部306aに加えて第3光源部306cが設けられ、上板部104の下に、第2光源部306bに加えて第4光源部306dが設けられている。
第3光源部306cは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、第2棚103の下面の前後方向の中央部よりも奥側に配置されている。第4光源部306dは、第1および第2棚102,103の幅方向を長手方向として、上板部104の下面の前後方向の中央部に配置されている。
(ショーケース121における光源部306の動作)
ショーケース121では、第2棚103の下面に、第1光源部306aおよび第3光源部306cを設けることにより、第1棚102上の手前側(商品取出し側)および奥側の商品105を照らすことができる。また、上板部104の下に、第2光源部306bおよび第4光源部306dを設けることにより、上板部104の下方屈曲部104aおよび第2棚103上の商品105を照らすことができる。但し、ショーケース121は、第4光源部306dが照らす状態では、第2棚103上の前後方向の中央部と手前側および奥側とで明るさが不均一となる。また、ショーケース121は、多数の光源部306が必要となり、製造に長時間を要し、かつコストアップとなる。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース131の構成)
ここでは、本実施形態の照明装置32を備えたリーチイン形式のショーケース131の構成例について説明する。図21は、図9に示した照明装置32を内部に備えたリーチイン形式のショーケース131の横断面図である。
図21に示すように、ショーケース131は、前面に4枚のドア132a〜132dを有している。向って左側の2枚のドア132a,132bと、向って右側の2枚のドア132c,132dとは、それぞれ観音開きにより外側へ開くようになっている。4枚のドア132a〜132dのうち、外側の2枚のドア132a,132dは、端縁部に設けられたヒンジ(図示せず)により、ショーケース131の前面の左右の端縁部に連結され、内側の2枚のドア132b,132cは、端縁部に設けられたヒンジ(図示せず)により、ショーケース131の前面の中央に設けられた前面柱部133に連結されている。ショーケース131は、ペットボトルあるいは管飲料などの多数の商品134を内部に収容している。
前面柱部133の内面には、前述の図9に示した照明装置32が長手方向を上下方向として設けられている。
(ショーケース131における照明装置32の動作および利点)
図21に示すように、照明装置32の配光特性は、前述のように、光源カバー23の前方向(LED21の前方向)の配光よりも光源カバー23の横方向の配光が強く、かつ斜め前方向の配光が最も強くなっている。したがって、1個の照明装置32、すなわち少ない数の照明装置32により、ショーケース131内の最前列の横方向に並ぶ商品134全体を効率よく照らすことができる。この場合には、商品134ごとの明るさのムラやギラギラ感が生じ難くなっている。
また、ショーケース131には、1個の照明装置32、すなわち少ない数の照明装置32を取り付ければよいので、ショーケース131を短時間かつ低コストにて製造することができる。
(比較例5)
図21に示したショーケース131に対する比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース141の構成)
図22は、図21に示したショーケース131に対する比較例にかかるショーケース141の構成を示す横断面図である。
図22に示すように、ショーケース141は、照明装置として、図21に示した照明装置32に代えて図15に示した光源部306を備えている。光源部306は、ショーケース131と同様、前面柱部133の内面に長手方向を上下方向として設けられている。ショーケース141の他の構成は、ショーケース131と同様である。
(ショーケース141における光源部306の動作)
図22に示すように、光源部306は、相対的に横方向の配光よりも前方向の配光の方が大きい配光特性を有する。したがって、光源部306は、ショーケース141内の最前列の商品134のうち、中央部の商品134のみを強く照らし、中央部以外の商品134を明るく照らさない。このため、最前列の商品134は、中央部付近の商品134のみが明るく、かつ眩しく照らされ、それ以外の商品が暗くなる。
(比較例6)
図21に示したショーケース131に対する他の比較例について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(ショーケース141の構成)
図23は、図21に示したショーケース131に対する比較例にかかるショーケース151の構成を示す横断面図である。
図23に示すように、ショーケース151は、照明装置として、図21に示した照明装置32に代えて図15に示した光源部306を2個備えている。2個の光源部306は、ショーケース131と同様、前面柱部133の内面に長手方向を上下方向として設けられている。2個の光源部306のうちの1個は、配光の最も強い方向が斜め左前方向を向くように配置され、他の1個は、配光の最も強い方向が斜め右前方向を向くように配置されている。ショーケース151の他の構成は、ショーケース131と同様である。
(ショーケース151における2個の光源部306の動作)
図23に示すように、2個の光源部306は、それぞれ斜め左前方向および斜め右前方向を照らす。ショーケース151内の最前列の商品134は、全体的に明るく照らされる。しかしながら、ショーケース151では、2個の光源部306が必要であるから、ショーケース151を製造する場合の製造工数が増加して製造時間が長くなり、かつ部品コストが上昇する。また、前面柱部133の内面には、2個の光源部306を適当な間隔を置いて配置するので、ショーケース151の外側から光源部306が見え易くなる。このため、ショーケース151の商品134を選ぶ場合などにおいて、ユーザが眩しさを感じることになる。
〔実施形態6〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(防犯灯171の構成)
ここでは、本実施形態の照明装置32を使用した防犯灯171の構成例について説明する。図24の(a)は、図9に示した照明装置32を使用した防犯灯171を柱状部材172に取り付けた状態の斜視図、図24の(b)は、防犯灯171に使用する照明装置32の配光状態を示す説明図、図24の(c)は、防犯灯171の照度分布図である。
照明装置32を使用した防犯灯171は、発光部11を下方に向けて柱状部材172の上部に取り付けられている。本実施形態において、防犯灯171すなわち照明装置32は、高さ4.5mの位置に、水平方向に対して30度傾けた状態(LED21の配光が最も強い方向が鉛直方向に対して30度傾斜した状態)にて、柱状部材172に取り付けられている。照明装置32は、ゴミ、埃、虫等の付着を防止するため、透明なカバーにて覆われていてもよい。
(防犯灯171における照明装置32の動作および利点)
防犯灯171は、10W程度の消費電力にて、現状で十分実現可能な光束1500lmであり、この場合に図24の(c)に示す照度分布を有する。
ここで、図9の(a)に示したLED基板24を光源カバー23および反射板41を取り付けない状態にて防犯灯として使用した場合、防犯灯からの光が目に入った人は、個々のLED21からの光によってギラギラを受け、グレアが生じる。
これに対し、照明装置32を使用する防犯灯171では、LED基板24を光源カバー23で覆った発光部11が発光し、反射板41によって発光部11からの後方向の光が反射されるので、防犯灯171からの光が人の目に入った場合であっても、人はギラギラを受けず、かつグレアが生じ難い。
〔実施形態7〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ここでは、前述した、反射板12(反射面の傾斜角が0度)を有し、反射板12の反射面が鏡面12a、かつ発光部11が3面発光である照明装置31の配光特性と、反射板41(傾斜角有り)を有し、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32との配光特性について説明する。
図25の(a)は、反射面の傾斜角が0度、反射板12の反射面が鏡面12a、かつ発光部11が3面発光である照明装置31の配光特性を示すグラフ、図25の(b)は、当該照明装置31の構成を示す模式図である。
図25の(b)に示す照明装置31は、光源カバー23の前面および左右の側面が発光する3面発光となっている。反射板12の反射面は、LED21の配光が最も強い方向に対して垂直(配光が最も強い方向に対する角度が90度)となっている。
図26の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が100度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図26の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
反射板41の反射面の傾斜角が−(マイナス)であるとは、反射板41が反射板12の状態よりも後方向へ沿った状態である。具体的には、反射板41は、前述したように、光源カバー23の反射板41側の両方の端縁部と対応する位置から、後方へ折れ曲がった形状となっている。この点は、以下に示す他の照明装置においても同様である。
図27の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が110度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図27の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図28の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が120度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図28の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図29の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が80度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図29の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
反射板41の反射面の傾斜角が+(マイナス)であるとは、反射板41が反射板12の状態よりも前方向へ傾斜した沿った状態である。具体的には、反射板41は、前述したように、光源カバー23の反射板41側の両方の端縁部と対応する位置から、前方向へ折れ曲がった形状となっている。この点は、以下に示す他の照明装置においても同様である。
図30の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図30の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
以上に示した照明装置31,32の配光分布から判断して反射板(反射板12,41)の角度は、+20度から−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度〜120度)の範囲であれば、従来の照明装置よりも好ましい配光状態を得られる。ただし、反射板(反射板12,41)の角度は、0度(0度を含む)から−30度の範囲(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が90度〜120度)であるのがより好ましい。さらに、反射板(反射板12,41)の角度は、0度(0度を含まず)から−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が90度よりも大きく120度以下)の範囲であるのがより好ましい。
また、反射板41の反射面の傾斜角度を+20度から漸次−30度へ変更していくと、前方向の配光の強さに対する横方向の配光の強さが漸次大きくなっていく。この点は、以下の他の実施形態においても同様である。
また、反射板41の反射面が+側へ傾斜している場合であっても、傾斜角度+20度迄の範囲であれば、従来の照明装置よりも良好な配光特性を得られる。
〔実施形態8〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ここでは、前述した、反射板12(反射面の傾斜角が0度)を有し、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ発光部11が3面発光である照明装置31の配光特性と、反射板41(傾斜角有り)を有し、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32との配光特性について説明する。
図31の(a)は、傾斜角が0度(配光が最も強い方向に対する角度が90度)、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ発光部11が3面発光である照明装置31の配光特性を示すグラフ、図31の(b)は、当該照明装置31の構成を示す模式図である。
図32の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が100度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図32の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図33の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が110度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図33の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図34の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が120度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図33の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図35の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が80度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図35の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図36の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図36の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
以上に示した照明装置31,32の配光分布から判断した反射板(反射板12,41)の好ましい角度、およびより好ましい角度等は、実施形態7に示した角度と同様であった。
〔実施形態9〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ここでは、前述した、反射板12(反射面の傾斜角が0度)を有し、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ発光部11が2面発光である照明装置31の配光特性と、反射板41(傾斜角有り)を有し、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32との配光特性について説明する。
図37の(a)は、傾斜角が0度(配光が最も強い方向に対する角度が90度)、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ発光部11が2面発光である照明装置31の配光特性を示すグラフ、図37の(b)は、当該照明装置31の構成を示す模式図である。
図37の(b)に示す照明装置31は、光源カバー23の前面が発光しない非発光面23aであり、左右の側面が発光する(左右の側面が発光面である)2面発光となっている。反射板12の反射面は、LED21の配光が最も強い方向に対して垂直(配光が最も強い方向に対する角度が90度)となっている。
図38の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が100度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図38の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図39の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が110度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図39の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図40の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が120度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図33の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図41の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が80度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図41の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
図42の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が2面発光である照明装置32の配光特性を示すグラフ、図42の(b)は、当該照明装置32の構成を示す模式図である。
以上に示した照明装置31,32の配光分布から判断した反射板(反射板12,41)の好ましい角度、およびより好ましい角度等は、実施形態7に示した角度と同様であった。
本実施形態にて示したように、光源カバーが直方体の光源カバー23である場合、光源カバー23は、前面が非発光面23aであってもよい。このように、2面は発光、かつ反射面が乳白色面12b,41bである照明装置31,32においても、前方向より横方向に強い配光を有する配光特性を実現できる。
なお、本実施形態では、照明装置31,32が2面発光の構成である場合として、反射板12,41の反射面が乳白色面12b,41bである場合について示した。しかしながら、この場合の反射板12,41の反射面は鏡面12a,41aであってもよい。
〔実施形態10〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ここでは、前述した、反射板12(反射面の傾斜角が0度)を有し、反射板12の反射面が鏡面12a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置33の配光特性と、反射板41(傾斜角有り)を有し、反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34との配光特性について説明する。
図43の(a)は、傾斜角が0度(配光が最も強い方向に対する角度が90度)、反射板12の反射面が鏡面12a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置33の配光特性を示すグラフ、図43の(b)は、当該照明装置33の構成を示す模式図である。
図43の(b)に示す照明装置33は、対向する側面によって山形を形成した光源カバー181を有し、2面発光となっている。光源カバー181の山形の頂部は、LED21の前方向(LED21の配光が最も強い方向)に一致している。光源カバー181を有する発光部182は、発光部11と同様、LED基板24を覆っている。反射板12の反射面は、LED21の配光が最も強い方向に対して垂直(配光が最も強い方向に対する角度が90度)となっている。
図44の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が100度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図44の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図45の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が110度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図45の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図46の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が120度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図46の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図47の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が80度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図47の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図48の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度)、反射板41の反射面が鏡面41a、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図48の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
以上に示した照明装置33,34の配光分布から判断した反射板(反射板12,41)の好ましい角度、およびより好ましい角度等は、実施形態7に示した角度と同様であった。
以上のように、本実施形態の照明装置33,34は、山形形状の光源カバー181を有する構成とした。このように、光源カバー181が山形形状であっても、照明装置33,34は、直方体形状の光源カバー23を有する照明装置31,32に近い配光特性を有している。この点は、下記の実施形態11に示す照明装置33,34においても同様である。
〔実施形態11〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ここでは、前述した、反射板12(反射面の傾斜角が0度)を有し、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置33の配光特性と、反射板41(傾斜角有り)を有し、反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34との配光特性について説明する。
図49の(a)は、傾斜角が0度(配光が最も強い方向に対する角度が90度)、反射板12の反射面が乳白色面12b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置33の配光特性を示すグラフ、図49の(b)は、当該照明装置33の構成を示す模式図である。
図50の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が100度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図50の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図51の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が110度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図51の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図52の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−30度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が120度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図52の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図53の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+10度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が80度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図53の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
図54の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が+20度(LED21の配光が最も強い方向に対する角度が70度)、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ光源カバー181が山形形状であり発光部182が2面発光の照明装置34の配光特性を示すグラフ、図54の(b)は、当該照明装置34の構成を示す模式図である。
以上に示した照明装置33,34の配光分布から判断した反射板(反射板12,41)の好ましい角度、およびより好ましい角度等は、実施形態7に示した角度と同様であった。
〔実施形態12〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(反射板12,41の反射面の状態の違いによる配光特性の相違)
図55の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が例えば−10度、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光状態を示す説明図、図55の(b)は、上記照明装置32の配光特性を示すグラフである。図56の(a)は、反射板41の反射面の傾斜角が−20度、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の構成を示す模式図、図56の(b)は、上記照明装置32の配光状態を示す説明図、図56の(c)は、上記照明装置32の配光特性を示すグラフである。なお、図55の(b)は、図32の(a)に示した配光特性を詳細に示したものである。また、図56の(a)は図33の(b)と、図56の(c)は図33の(a)と同じ図である。
照明装置31,32の配光特性は、図25〜図54より明らかなように、反射板12,41の反射面が鏡面12a,41aである場合と乳白色面12b,41bとで異なる。
具体的には、例えば反射板41の反射面の傾斜角が例えば−10度、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光状態は、図55の(a)のようになり、その配光特性は図55の(b)のようになる。反射面が鏡面41aである場合の配光特性(図26の(a))は、斜め前方の配光が特に強くなっている。これに対し、反射面が乳白色面41bである場合の配光特性(図55の(b))は、斜め前方の配光があまり強くならず、斜め前方から前方の配光が全体的強くなっている。
さらに、反射面の傾斜角が他の傾斜角である場合についても確認する。反射板41の反射面の傾斜角が−20度、反射板41の反射面が乳白色面41b、かつ発光部11が3面発光である照明装置32の配光状態は、図56の(b)のようになり、その配光特性は図56の(c)のようになる。反射面が鏡面41aである場合の配光特性(図27の(a))は、上記の場合と同様、斜め前方の配光が特に強くなっている。これに対し、反射面が乳白色面41bである場合の配光特性(図56の(b))は、上記の場合と同様、斜め前方の配光があまり強くならず、斜め前方から前方の配光が全体的強くなっている。
(照明装置35の構成)
図57の(a)は、本実施形態の照明装置35の配光状態を示す説明図、図57の(b)は、照明装置35の配光特性を示すグラフである。
上述したような、反射面が鏡面41aである場合の配光特性と反射面が乳白色面41bである場合の配光特性との相違を利用し、これら両方の配光特性を併せ持つ照明装置35を製造することができる。
照明装置35は反射板41を有し、反射板41は、右側の反射面と左側の反射面との状態が異なる。具体的には、反射板41は、例えば、向って右側の反射面が鏡面41aとなり、向って左側の反射面が乳白色面41bとなっている。照明装置35の他の構成は、前述した照明装置32と同様である。
(照明装置35の動作および利点)
照明装置35は、向って右側の反射面が鏡面41aとなり、向って左側の反射面が乳白色面41bとなっていることにより、図57の(c)に示すように、左右にて異なる配光特性を示すことができる。具体的には、照明装置35は、右側では、斜め前方の配光が特に強く、左側では、斜め前方の配光があまり強くならず、斜め前方から前方の配光が全体的強くなっている。これにより、照明装置35は、左右にて不均一な配光が好ましい場所の照明装置として利用することができる。
(照明装置35を備えたショーケース161の構成)
図58は、図57に示した照明装置35を備えたショーケース161の縦断面図である。図58に示すように、ショーケース161の上板部104は、図18に示したショーケース101の下方屈曲部104aに代えて、下方へ円弧状に湾曲した下方湾曲部104bを有している。下方湾曲部104bは光を透過する。
ショーケース161の第2棚103の下面には、第1棚102上の商品105を照らす照明装置32が設けられ、上板部104の下面には、第2棚103上の商品105および下方湾曲部104bを照らす照明装置35が設けられている。照明装置32は図9に示した照明装置32であり、照明装置35は、図57に示した照明装置35である。
照明装置32は、第2棚103の幅方向を長手方向として、第2棚103の下面の前後方向の中央部に配置されている。照明装置35は、上板部104の幅方向を長手方向として、下方湾曲部104bの近傍位置に配置されている。詳細には、照明装置35は、乳白色面41bである反射面の側が下方湾曲部104b側に位置している。
(ショーケース161における照明装置32の動作および利点)
照明装置35は、乳白色面41bである反射面の側が下方湾曲部104b側に位置し、鏡面41aである反射面の側が下方湾曲部104b側とは反対側に位置している。したがって、照明装置35は、左側の配光によって、下方湾曲部104bの円弧状の内面をほぼ均一に照らすことができ、また、右側の配光によって、第2棚103の上に配置されている商品105の全体を良好に照らすことができる。照明装置32による動作は、およびショーケース161の他の利点は、ショーケース101と同様である。
(発光部11から出射する光束の縦横比)
図59の(a)は、例えば照明装置31の発光部11から出射される縦横の光束の関係を示す説明図、図59の(b)は、上記光束の関係を配光特性によって示す説明図である。
以上の各実施形態に示した照明装置の発光部11,182において、発光部11,182から縦方向(LED21の前方向)へ出射する光束と発光部11,182から横方向へ出射する光束との比である光束の縦横比は、縦:横が1:1以上(横/縦が1以上)であることが好ましい。
〔実施形態13〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図60は、本実施形態の照明装置に使用可能な反射板12,14および発光部の変形例を示す模式図である。図60に示すように、反射板14は左右が異なる傾斜角度であってもよし、例えば発光部11の前後にそれぞれ設けられていてもよい。
また、光源カバーについては、直方体形状(光源カバー23)および山形形状(光源カバー181)のものを示したが、例えば台形、前後方向に長い楕円形、あるいは側面に相当する部分が湾曲したものなどであってもよい。
なお、以上の実施形態に示した光源カバー23,181の寸法について、縦(前方向)横(横方向)比である縦/横は1.5以上としてもよい。
また、以上の実施形態では、LED21の前方向(LED21の配光が最も強い方向)と光源カバー23,181の縦方向とが一致している構成とした。しかしながら、LED21は、上記前方向が光源カバー23,181の縦方向に対して傾いた状態に設置されていてもよい。すなわち、LED21の前方向と光源カバー23,181の縦方向(前方向)とが一致していなくても、光源カバー23,181から出射される光束の縦横比(横/縦)が1以上であれば、以上の実施形態に示した照明装置は、上述した所望の効果を得ることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる照明装置は、光源であるLED21、および前記LED21を覆う光源カバー23を有する発光部11を備えている照明装置において、前記発光部11は、前記光源カバー23の表面から出射する光束について、前記LED21の配光が最も強い方向である前方向と前記前方向と直交する横方向との比である横/縦が1以上であり、前記発光部11における前記前方向とは反対側の面に設けられ、前記発光部11から前記発光部11の後方向へ出射する光を反射する反射部材(反射板12,41)を備えている。
上記の構成によれば、発光部11は、光源カバー23の表面から出射する光束について、LED21の配光が最も強い方向である前方向と前方向と直交する横方向との比である横/縦が1以上であり、反射部材は、発光部11から発光部11の後方向へ出射する光を反射する。したがって、発光部11から発光部11の後方向へ出射していた無駄になる光を有効に利用し、発光部11の横方向の配光および斜め前方向の配光を強くすることができる。これにより、照明装置を例えば看板内やショーケースに配置した場合に、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ難く、良好な照明が可能となる。すなわち、本発明の一態様の照明装置は、発光部11に反射部材を設けた簡単な構成により、光源にLED21を使用して良好な配光特性を有し、かつ低コストにて製造することができる。
本発明の態様2にかかる照明装置は、上記態様1において、前記反射部材の反射面は、前記前方向に対する角度が90度以上、120度以下である構成としてもよい。
上記の構成によれば、光源カバー23から横方向へ出射した光が反射部材によって大きく前方向へ集光されることがなく、発光部11の横方向の配光および斜め前方向の配光を確実に強くすることができる。
本発明の態様3にかかる照明装置は、上記態様2において、前記反射部材の反射面は、前記前方向に対する角度が90度よりも大きい構成としてもよい。
上記の構成によれば、発光部11の横方向の配光および斜め前方向の配光をさらに確実に強くすることができる。
本発明の態様4にかかる照明装置は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記反射部材の反射面は乳白色である構成としてもよい。
上記の構成によれば、反射部材の反射面を乳白色とすることにより、反射部材の反射面を例えば鏡面とする場合よりも、発光部11の横方向の配光および斜め前方向の配光の強さを若干やわらげ、横方向から前方向までの配光の均一さを促進することができる。
本発明の態様5にかかる照明装置は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記反射部材の反射面は、前記光源カバー23の前記横方向の左側と右側とで光の反射状態が異なる構成としてもよい。
上記の構成によれば、反射部材の反射面は、光源カバー23の横方向の左側と右側とで光の反射状態が異なるので、光源カバー23の左側と右側との配光状態を照明装置の使用形態に応じて適切に設定することができる。
本発明の態様6にかかる照明装置は、上記態様5において、前記反射部材の反射面は、前記光源カバー23の前記横方向の左側と右側とのうちの一方が鏡面であり、他方が乳白色面である構成としてもよい。
上記の構成によれば、照明装置の使用形態に応じて、光源カバーの横方向の左側と右側とのうちの一方側(鏡面側)の配光を横方向および斜め前方向が強い配光とし、他方側(乳白色側)の配光を横方向および斜め前方向の配光の強さを若干やわらげ、横方向から前方向までの配光の均一さを促進した状態とすることができる。
本発明の態様7にかかる看板は、上記態様1から6のいずれか1態様の照明装置を備えている。
上記の構成によれば、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ難い看板を簡単かつ低コストにて製造することができる。
本発明の態様8にかかるショーケースは、上記態様1から6のいずれか1態様の照明装置を備えている。
上記の構成によれば、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ難いショーケースを簡単かつ低コストにて製造することができる。
本発明の態様9にかかるショーケースは、上記態様1から6のいずれか1態様の照明装置を備えている。
上記の構成によれば、光源の粒々感、グレアおよび光ムラが生じ難い防犯灯を簡単かつ低コストにて製造することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1,2,31,32 照明装置
11 発光部
12,41 反射板
21 LED
22 基板
23 光源カバー
24 LED基板
51 看板
52 筐体
52a 背面板
52b 前面板
52c 上面板
52d 下面板
52e 右面板
52f 左面板
53 固定部材
101,131,161 ショーケース
171 防犯灯
181 光源カバー
182 発光部

Claims (9)

  1. 光源であるLED、および前記LEDを覆う光源カバーを有する発光部を備えている照明装置において、
    前記発光部は、前記光源カバーの表面から出射する光束の、前記LEDの配光が最も強い方向である前方向と前記前方向と直交する横方向との比である横/縦が1以上であり、
    前記発光部における前記前方向とは反対側の面に設けられ、前記発光部から前記発光部の後方向へ出射する光を反射する反射部材を備えていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記反射部材の反射面は、前記前方向に対する角度が90度以上、120度以下であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記反射部材の反射面は、前記前方向に対する角度が90度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記反射部材の反射面は乳白色であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記反射部材の反射面は、前記光源カバーの前記横方向の左側と右側とで光の反射状態が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記反射部材の反射面は、前記光源カバーの前記横方向の左側と右側とのうちの一方が鏡面であり、他方が乳白色面であることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置を備えていることを特徴とする看板。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置を備えていることを特徴とするショーケース。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置を備えていることを特徴とする防犯灯。
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