JPWO2019098050A1 - 無線通信装置、無線通信方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】V2X通信を初めとした装置間通信において効率的なリソースの選択が可能な無線通信装置を提供する。【解決手段】キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行う通信部と、前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択する処理部と、を備え、前記処理部は、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択する、無線通信装置が提供される。【選択図】図7

Description

本開示は、無線通信装置、無線通信方法およびコンピュータプログラムに関する。
端末装置間のD2D(Device to Device)通信においてリソースを割り当てるための技術が開示されている(例えば特許文献1)。
その一方で、将来の自動運転の実現のため、近年、車載通信(V2X通信)への期待が高まってきている。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。ここでの“何か”の例として、車両(Vehicle)、施設(Infrastructure/Network)、歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V,V2I/N,V2P)。車用の無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE−based V2X”の標準化議論がスタートしている。
特表2015−508943号公報
本開示では、V2X通信を初めとした装置間通信において効率的なリソースの選択が可能な、新規かつ改良された無線通信装置、無線通信方法及びコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行う通信部と、前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択する処理部と、を備え、前記処理部は、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択する、無線通信装置が提供される。
また本開示によれば、プロセッサが、キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、を実行することを含む、無線通信方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、V2X通信を初めとした装置間通信において効率的なリソースの選択が可能な、新規かつ改良された無線通信装置、無線通信方法及びコンピュータプログラムを提供することが出来る。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。 V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。 V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。 V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。 V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。 本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。 端末装置200によるキャリア選択の流れを示す説明図である。 端末装置200が2つのキャリアのバックグラウンドセンシングを行っている様子を説明するための説明図である。 端末装置200が1つのキャリアのバックグラウンドセンシングを行っている様子を説明するための説明図である。 端末装置200によるバックグラウンドセンシングによるキャリアの選択例を示す説明図である。 バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。 バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。 バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。 コンポーネントキャリアの例を示す説明図である。 端末装置200の動作例を示す流れ図である。 本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.概要
1.2.構成例
1.3.動作例
2.応用例
3.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.概要]
まず、本開示の実施の形態の概要を説明する。
上述したように、将来の自動運転の実現のため、近年、車載通信(V2X通信)への期待が高まってきている。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。ここでの“何か”の例として、車両(Vehicle)、施設(Infrastructure/Network)、歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V,V2I/N,V2P)。車用の無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRCの開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE−based V2X”の標準化議論がスタートしている。
V2X通信のユースケースとして、主に安全用途をターゲットとし、定期的に車両にメッセージを送るような周期的なメッセージの送信や、イベントに応じて必要な情報を提供するイベントトリガメッセージのような通信が求められている(3GPP TR 22.885)。
V2X通信のベース技術としては、3GPPで過去に規格化されたD2D(Device to device)通信があげられる。D2D通信は基地局を介さない端末間通信のため、V2V通信やV2P通信にエンハンスして適応されることが考えられる(一部V2I通信にも適応可能)。このような端末間のインタフェースをPC5インタフェースと呼ぶ。
また、V2I通信やV2N通信においては、既存の基地局と端末間の通信をエンハンスして適応することが考えられる。このような基地局、端末間のインタフェースをUuインタフェースと呼ぶ。
このようにV2X通信実現のためには、PC5インタフェースやUuインタフェースを、要求事項を満たすようにエンハンスしていくことが必要である。
主なエンハンスメントのポイントは、例えば、リソース割り当ての改善、ドップラー周波数対策、同期手法の確立、低消費電力通信の実現、低遅延通信の実現などである。
(V2Xオペレーションシナリオ)
V2Xオペレーションシナリオを説明する。V2V通信をベースに構成される。なお、以下の説明で片方の自動車が歩行者になるとV2P通信となり、施設やネットワークで終端するとV2I/N通信となる。
図1〜図5は、V2Xオペレーションシナリオを説明する説明図である。図1は、車両同士が基地局(E−UTRAN)を介さずに直接通信するシナリオを示している。図2は、車両同士が基地局を介して通信するシナリオを示している。図3及び図4は、車両同士が端末(UE、ここでは路側無線装置(RSU))及び基地局を介して通信するシナリオを示している。図5は、車両同士が端末(UE、ここでは路側無線装置(RSU))を介して通信するシナリオを示している。
3GPPのRel.14のV2X通信において、V−UE(Vehicle−UE)は1つのコンポーネントキャリア(Component carrier;CC)しか使われていない。3GPPのRel.15では、ピークデータレートを向上するために、マルチキャリアが用意される。V2X通信のMode3の場合に(基地局がV−UEの送信リソースを割り当てる場合)、複数のキャリアがあるので、基地局は、V−UEの分布や利用するサービスタイプに応じて、V−UEがどのキャリアを使うかを適切に割り当てることができる。従って基地局はすべてコーディネートできるので、Rel.14に対するスペックインパクトはない。一方で、V2X通信のMode4の場合に(V−UEが自ら送信リソースを選択する場合)、V−UEは、キャリアごとの送信リソースを選択する前に、どのキャリアで送信することを最初に決める必要がある。
リソース選択について、上述のMode3とMode4の違いを整理する。Mode3の場合に、送信リソースの割り当ては全部基地局に任せる。基地局は、リソースプール内のリソース使用状況に基づき、送信リソースの割り当てを行う。しかしながら、基地局のカバレージ内にMode3で動作するUEとMode4で動作するUEが混在していることや、基地局のカバレッジ範囲外(Out−of−coverage)のUEがいる場合に、このようなUEがリソースプール内のどのリソースを選んだのかを、基地局は知ることが出来ない。
また、基地局はUEがデータを送信する際に実際の送信電力が分からない。リソースを使われているか、使われていないかを基地局が知ったとしても、基地局はUE間の干渉の情報がない。従って、基地局は確実なチャンネル混雑度(CBR:Channel Busy Ratio)を把握することができない。
逆にMode4の場合に、UE間の干渉の測定が可能である。ただし、UEがセンシングを行うが、センシングのモードやデコードのエラーよってリソースの使用状況が分からないこともある。
Rel.15でマルチキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行う場合、Mode3では、各キャリアでRel.14の方法を流用すればよい。つまり、基地局はいつも空いているリソースを選択すればよい。これに対し、Mode4では、リソースを選択する前にキャリアを決めなければならない。キャリアの特性によって、V−UEのセンシング結果及びリソース選択に影響があるからである。
そこで本件開示者は、上述した点に鑑み、装置間通信を行う端末が複数のキャリアの中から適切なキャリアを選択することが可能な技術について鋭意検討を行った。その結果、本券開示者は、以下で説明するように、装置間通信を行う端末が複数のキャリアの中から適切なキャリアを選択することが可能な技術を考案するに至った。
[1.2.構成例]
次に、図6を参照して、本開示の実施形態に係る基地局(eNB)100の構成の一例を説明する。図6は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、送信処理部151及び通知部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
送信処理部151は、端末装置200へ向けたデータの送信に関する処理を実行する。その他、送信処理部151は、上述した基地局(eNB)の処理全般を実行する。また通知部153は、端末装置200に対する情報の通知に関する処理を実行する。すなわち、通知部153は、上述した基地局(eNB)の、端末装置に対する通知処理全般を実行する。
処理部150は、本開示における制御部の一例として機能しうる。基地局100は、係る構成を有することで、以下で説明する本実施形態に関する種々の処理、例えば、端末装置200へのリソースの割り当て、割り当てたリソースに関する情報の端末装置200への通知、端末装置200からの情報の取得、等を実施することが可能となる。
次に、図7を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図7は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、取得部241及び受信処理部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
取得部241は、基地局100から送信されたデータの取得に関する処理を実行する。受信処理部243は、取得部241が取得したデータの受信に関する処理を実行する。受信処理部243は、上述した端末装置の処理全般を実行する。
処理部240は、本開示における制御部の一例として機能しうる。端末装置200は、係る構成を有することで、以下で説明する本実施形態に関する種々の処理、例えば、リソースの確保、リソースの予約、他の端末装置や基地局100へのデータの送信、等を実施することが可能となる。
[1.3.動作例]
(1)複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択
本実施形態では、上述の端末装置200が装置間通信(V2X通信)を実行する。最初に、装置間通信を実行する端末装置200がMode4、すなわち自ら送信リソースを選択する場合に、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアを選択する際の動作を説明する。
このMode4では、基地局100による調整がないため、端末装置200は、適切にキャリアを選択する仕組みが必要である。この際、端末装置200は、キャリアのロードバランシングや干渉などを考慮する。1つの端末装置200が選択した複数のキャリア、または端末装置200間のキャリアのキャリア内干渉があるため、端末装置200は、キャリアの選択時に干渉問題を最小化することが望まれる。
端末装置200が複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアを選択する際に、端末装置200が複数のキャリアを選択すると、端末装置200からのデータ送信時のピークデータレートの向上が期待できる。その一方で、端末装置200は、キャリアをいくつ選択するかを決定する必要がある。端末装置200は、複数のキャリアの中からSidelink送信用のキャリアを選択する際に、以下で示すパラメータに基づいてキャリアの選択数を決定する。
端末装置200は、複数のキャリアの中からSidelink送信用のキャリアを選択する際に、自装置のケイパビリティに基づいてキャリアの選択数を決定しても良い。ケイパビリティには、例えば、送信チェーンの数や、端末装置200の最大送信電力や、サポートできる周波数帯域(例えばミリ波帯)などが含まれる。端末装置200は、キャリアの中心周波数や帯域幅を考慮してキャリアの選択を行いうる。
また端末装置200は、バンド内のキャリアスイッチ時間(Intra band carrier switching time)に基づいてキャリアの選択数を決定しても良い。キャリアスイッチに要する時間が長いと、レイテンシなどの問題が起こりうる。そのため端末装置200は、例えばバンド内のキャリアスイッチ時間が短いキャリアを選択するようにしてもよい。
また端末装置200は、バンド間のキャリアスイッチ時間(Inter band carrier switching time)に基づいてキャリアの選択数を決定しても良い。
また端末装置200は、受信側の端末装置200のケイパビリティに基づいて、例えば、キャリアのセンシングの負担の軽重に基づいてキャリアの選択数を決定しても良い。複数のキャリアを選択すると、受信側の端末装置200では複数のキャリアをセンシングする必要がある。端末装置200は、キャリアのセンシングの負担の軽重に基づき、特に、バッテリの容量に制限がある端末装置200のことを考慮して、キャリアの選択数を決定しても良い。
また端末装置200は、送信パケットの属性に基づいてキャリアの選択数を決定しても良い。例えば、端末装置200は、送信パケットのサイズ、送信パケットのサイズのレイテンシ要求、送信パケットのタイプ(緊急性を要するものか、そうでないか、など)に基づいて、キャリアの選択数を決定しても良い。
端末装置200は、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択数を周期的に決定してもよく、周期的では無い任意のタイミングで決定しても良い。周期的に決定する場合、その周期は基地局100から通知されても良く、予め端末装置200に設定されてもよい。周期的では無い任意のタイミングで決定する場合、例えば、端末装置200がリソースを選択、または再選択するタイミングで決定しても良く、サービスが変わる際に決定しても良く、また、新しいゾーン(地理的領域)に入った際に決定しても良い。
端末装置200は、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択数を決定する際に、端末装置200のケイパビリティに基づき決定してもよい。例えば、端末装置200は、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択数を決定する際に、送信チェーンの数を超えないようにキャリアの選択数を決定してもよい。また端末装置200は、最大送信電力を考慮してキャリアの選択数を決定してもよい。これは、端末装置200の送信電力の合計は、各キャリアの送信電力の和であり、送信キャリアを多く選ぶほど、各キャリアの最大送信電力は小さくなるので、ある一定の値まで下がったら、送信品質が保てない可能性があるからである。
端末装置200は、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択数を決定する際に、スイッチ時間を考慮して決定しても良い。スイッチ時間が長くなり、送信キャリアのチューニングが出来ないときは、端末装置200は、キャリアの数が少なくなるようキャリアの選択数を決定する。
端末装置200は、複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアの選択数を決定する際に、送信パケットの属性を考慮して決定しても良い。例えば、パケットサイズが大きく、所要の時間内(レイテンシリクワイヤメント)に送信できない場合に、端末装置200は、複数のキャリアを選択する。また、受信側の端末装置200に受信チェーンの制限がある可能性がある。重要なメッセージを送信したい場合、なるべく多くの受信側の端末装置200にメッセージを届けるため、端末装置200は、複数のキャリアを選択する。
次に、端末装置200が複数のキャリアからSidelink送信用のキャリアを選択する際に、端末装置200は、どのキャリアを選択すべきかを決定する必要がある。図8は、端末装置200によるキャリア選択の流れを示す説明図である。キャリア選択に関わるレイヤは、上位層から下位層の順に、アプリケーションレイヤ、V2Xレイヤ、物理(PHY)レイヤの3つに別れている。
アプリケーションレイヤは、V2Xサービスまたはアプリケーションの種類に応じて、異なるIDをマッピングしている。アプリケーションレイヤには、例えば(V2Xアプリケーション1,ID1)、(V2Xアプリケーション2,ID2)のようなマッピング情報が設定される。
加えて、V2Xサービスまたはアプリケーションには、それぞれプライオリティが設定される。例えばセーフティ関連のサービスまたはアプリケーションは高いプライオリティが設定される一方、ノンセーフティ関連のサービスまたはアプリケーションは低いプライオリティが設定される。アプリケーションレイヤには、このプライオリティに関する情報も設定される。
V2Xレイヤは、プライオリティ情報と周波数セットとをマッピングしている。例えばV2Xレイヤには、(プライオリティ1,周波数セット1)、(プライオリティ2,周波数セット2)のようなマッピングが設定される。1つの周波数セットの中には、1つまたは複数の周波数キャリアが含まれる。例えば周波数セット1は周波数キャリア1を含み、周波数セット2は周波数キャリア2と周波数キャリア3とを含んでいても良い。V2Xレイヤは、このマッピング情報を下位層のレイヤに提供する。
物理レイヤでは、上位層からプライオリティ情報と周波数セットとの情報を受けより、その中から1つ、または複数の周波数キャリアが選択される。
例えば図8の例で、物理レイヤは、V2Xレイヤからプライオリティ2、かつ周波数セット2という情報を受け取った場合に、一部の周波数キャリアだけを使うことが考えられる。このとき、物理レイヤが周波数セットからどの送信キャリアを選択するかが考慮されるべきである。物理レイヤがどの送信キャリアを選択するかについて、考慮すべきファクターを挙げる。特に、Mode4の場合に、端末装置200はセンシングの結果、ローカルな情報を知る他、自身の送信パケットの属性に基づいてキャリア選択を行うことが有り得る。
端末装置200は、例えばキャリアのCBR(Channel Busy Ratio)に基づいて、送信キャリアを選択してもよい。キャリアのCBRは、無線リソースがどの程度占有されているかを示すパラメータである。例えば、あるキャリアのCBRが大きければ大きいほど、このキャリアの無線リソースは多く使われていることになるので、端末装置200は、このキャリアを選択しないほうが望ましい。その反面、あるキャリアのCBRが小さければ小さいほど、このキャリアの無線リソースはあまり使われていないことになるので、端末装置200は、このキャリアを選択するほうが望ましい。
キャリアのCBRの測定方法としては、例えば、Rel.14と同じように、端末装置200はキャリアのセンシングを行ったら、当該キャリアのCBRが分かる。さらに、端末装置200は、常にキャリアをセンシングする(バックグラウンドセンシング)ことができる。複数のキャリアのバックグラウンドセンシングを行っていれば、端末装置200は、CBRの値が小さいキャリアを選択することが望ましい。
図9は、端末装置200が2つのキャリアのバックグラウンドセンシングを行っている様子を説明するための説明図である。図9に示した例では、端末装置200はキャリア1(CC1)とキャリア2(CC2)のバックグラウンドセンシングを行っており、その結果は、CC1のCBRの値であるCBR1が20%、CC2のCBRの値であるCBR2が50%であった。従って、端末装置200は、CC1はCC2より空いているので、CC1を選択する。
端末装置200は、ケイパビリティによっては1つのキャリアしかバックグラウンドセンシングを行うことが出来ない場合が考えられる。この場合、端末装置200は、バックグラウンドセンシングを行ったキャリアを選択する。
図10は、端末装置200が1つのキャリアのバックグラウンドセンシングを行っている様子を説明するための説明図である。図10に示した例では、端末装置200はキャリア1(CC1)だけのバックグラウンドセンシングを行っている。従って、端末装置200は、CC1を選択する。
なお、1つのキャリアのバックグラウンドセンシングを行った場合に、CBRがある閾値を超えていれば、端末装置200はそのキャリアを選択しないようにしても良い。この閾値は基地局100から通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。
端末装置200は、キャリア選択のタイミングまで常にバックグラウンドセンシングを行なっているわけでは無かったが(中途センシングと称する)、センシングが終わったタイミングから、キャリア選択のタイミングまでNサブフレームが経過しておらず、かつCBRの結果は、バックグラウンドセンシングを行ったキャリアのCBRよりK倍以上良い場合に、中途センシングを行ったキャリアを選択してもよい。つまり、端末装置200がキャリア選択の直前に行ったキャリアセンシングの結果と、ある一定の時間前まで行ったキャリアセンシングの結果とを比べて、前者より後者のCBR特性が良い時、端末装置200は後者のキャリアを選んでもよい。これらのパラメータは基地局100からSCI(Sidelink Control Information)やSIB(System Information Block)もしくはRRC(Radio Resource Control)で通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。
図11は、端末装置200によるバックグラウンドセンシングによるキャリアの選択例を示す説明図である。図11の例では、端末装置200はCC1に対してバックグラウンドセンシングを行っているが、CC2に対しては中途センシングを行っている。また、この場合におけるCBRの閾値は70%、中途センシングの終わるタイミングとキャリア選択のタイミングの時間間隔は最長20サブフレーム、倍率Kは3倍であるとする。
図11の例では、端末装置200は、キャリア選択のタイミングの15サブフレームまでCC2のセンシングを行っている。そして、キャリア選択のタイミングでは、CC1のCBRであるCBR1は80%、15サブフレーム前のCC2のCBRであるCBR2は10%である。閾値が70%であるので、端末装置200はCC1を選択対象とはしない。そして、CBR1はCBR2の8倍であるので、端末装置200はCC2を選択対象とする。
端末装置200は、どのキャリアもバックグラウンドセンシングを行っていない場合があり得る。その場合、端末装置200は、ランダムにキャリアを選択しても良い。
端末装置200は、キャリアの選択基準としてキャリア間干渉の強弱を考慮しても良い。
バンド内アグリゲーション(Intra band aggregation)の場合、周波数セット内のキャリアは1つの同じバンドの中に入っている。端末装置200は、その中の複数のキャリアを選択し、つまり1つのバンドの中にある複数のキャリアを選択する。その場合に、キャリア間干渉があるため、端末装置200は干渉し合いづらいキャリアを選択することが望ましい。すなわち、1つのバンド内の複数のキャリアを選択する時、端末装置200はお互いの干渉がより弱いキャリアを選択する。
図12は、バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。図12には、2つのバンド1、2があり、バンド1にはコンポーネントキャリア(CC)1〜3が、バンド2にはコンポーネントキャリア(CC)4〜6が含まれている例が示されている。そして、周波数セットとしてバンド1が選択される場合、端末装置200は、CC2を選択すると、もう1つのコンポーネントキャリアとしてCC1、CC3のいずれを選択してもキャリア間干渉が生じる。従って端末装置200は、キャリア間干渉を考慮してCC1、CC3を選択することが望ましい。
バンド間アグリゲーション(Inter band aggregation)の場合、周波数セット内のキャリアは1つ以上のバンドの中に入っている。端末装置200は、その中の複数のキャリアを選択し、つまり複数のバンドから複数のキャリアを選択する。その場合に、キャリア間干渉があるため、端末装置200は干渉し合いづらいキャリアを選択することが望ましい。すなわち、異なるバンドから複数のキャリアを選択する時、端末装置200はお互いの干渉がより弱いキャリアを選択する。
図13は、バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。図13には、2つのバンド1、2があり、バンド1にはコンポーネントキャリア(CC)1〜3が、バンド2にはコンポーネントキャリア(CC)4〜6が含まれている例が示されている。そして、周波数セットとしてバンド1及びバンド2のCC4が選択される場合、端末装置200は、キャリア間干渉を考慮してCC1〜CC3のいずれかと、CC4とを選択することが望ましい。
端末装置200は、キャリアの中心周波数や帯域幅を考慮して、IBE(In−Band Emission)の影響が少ないキャリアを選択してもよい。すなわち、端末装置200は、複数のキャリアを選択する際に、IBEの影響を受けにくいキャリアを優先的に選ぶ。帯域幅が広いキャリアや、ガードバンドがあるキャリアは、相対的にIBEの干渉が弱い。
図14は、バンドとコンポーネントキャリアとの関係を示す説明図である。図14には、3つのバンド1〜3があり、バンド1にはコンポーネントキャリア(CC)1〜3が、バンド2にはコンポーネントキャリア(CC)4〜6が、バンド3にはコンポーネントキャリア(CC)7、8が含まれている例が示されている。そして、CC8とCC1との間、および、CC3とCC4との間には、それぞれガードバンドが存在している。
図14に示した例では、CC2は、隣接するCC1、CC3から干渉を受けやすい。その反面、CC1、またはCC3は、CC2のIBE干渉しか受けないので、CC1、またはCC3のIBE干渉はCC2のIBE干渉に比べて相対的に少ない。従って、端末装置200は、CC1またはCC3を選択することが望ましい。
図15は、コンポーネントキャリアの例を示す説明図である。図15には、4つのコンポーネントキャリアCC1〜CC4があり、CC2、CC3で1つの周波数セットを成している。図15の場合、CC1はCC2とCC3のIBE干渉を受け、CC3はCC2とCC4のIBE干渉を受ける。しかしながら、CC3は他のコンポーネントキャリアに比べて帯域幅が広いので、CC2とCC4のIBE干渉はより影響が弱くなる。従って、端末装置200は、周波数セット内のCC3を選択することが望ましい。
端末装置200は、キャリアに設定されたレベルを考慮して、キャリアを選択してもよい。LTEでは、PCC(Primary Component Carrier)とSCC(Secondary Component Carrier)が定義されている。Uulinkに関して、端末装置200は、PCCでRRS/NACプロシージャ、メジャメントレポートを行う。Sidelinkの場合には、SLSS/PSBCHなど重要なメッセージはPCCで送られると思われ、少なくともPCCを選択することが望まれる。
LTEでは、high priority(PCC)とlow priority(SCC)しか定義されていない。しかし、サービスやアプリケーションのタイプに応じて、キャリアのプライオリティレベルはさらに細かく分けられる可能性もある。また、同じサービスやアプリケーションタイプのトラフィックであっても、レベル差をつけることもあると思われる。従って、端末装置200は、キャリアを選択する時、キャリアのレベルもしくはプライオリティ情報を考慮することが望ましい。レベルの設定については、ネットワークから通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。
端末装置200は、アンカーキャリアを考慮して、キャリアを選択してもよい。アンカーキャリアとは、送信側、受信側の両方が必ず使うキャリアのことである。送信側は、受信側でメッセージを必ず受信できるように、基本的に重要なメッセージをアンカーキャリアで送信する。端末装置200は異なるキャリアを選択すると、お互いに通信できないキャリアミスマッチの問題が起こり得る。特に、Sidelinkで重要な情報を送る場合に、例えば同期信号(SLSS/PSBCH)や重要なメッセージ(人命にかかわるV2Xメッセージなど)を送る場合に、キャリアミスマッチの問題を解決しなければならない。この問題を解決するために、アンカーキャリアが検討されている。
アンカーキャリアは、全ての端末装置200に共通で設定されても良く、セルやゾーン毎に設定されても良い。アンカーキャリアは、長期的に設定されても良く、動的に設定されてもよい。アンカーキャリアは1つのコンポーネントキャリア全体がアンカーキャリアとして設定されてもよく、コンポーネントキャリアを細かく分けたサブバンドの中の1つがアンカーキャリアとして設定されてもよい。周波数セットの中にアンカーキャリアが含まれる場合、送信側の端末装置200は、アンカーキャリアを選択することが望ましい。
このように、キャリアの選択には複数の基準がありうる。従って、端末装置200は複数の基準に基づいてキャリアを選択する際に、どの基準を主基準として考慮すべきかどうかを判断することが望ましい。端末装置200は複数の基準に基づいてキャリアを選択する際に、基準に対して設定される優先順位に基づいて主基準を決定し、その主基準に基づいて選択するキャリアを決定しても良い。先頭順位の基準でキャリアを選択することが出来ない場合は、端末装置200は、次の順位の基準で選択するキャリアを決定しても良い。
また、端末装置200は複数の基準に基づいてキャリアを選択する際に、それぞれの基準に対してスコアが設定されてもよい。そして、端末装置200はスコアに対する加重平均を計算して、選択するキャリアを決定しても良い。
基準の優先順位やスコアは、端末装置200のそれぞれに独自に設定されても良く、全ての端末装置200に共通に設定されても良い。また、基準の優先順位やスコアの情報は、基地局100からSCIやSIBもしくはRRCで通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。
例えば、優先順位としてHigh、Middle、Lowの3種類が規定されているとする。CBR、IBE、キャリアレベルの順に優先順位が設定されているとする。端末装置200は、キャリアを選択する際には、まずCBRが一番良いキャリア、つまり一番空いているキャリアを選ぶ。同じCBRのキャリアが複数ある場合に、端末装置200は、次にIBEの強さを評価する。同じIBEのキャリアが複数ある場合に、端末装置200は、さらにキャリアレベルを評価し、最終的にキャリアを選択する。下記はテーブルの形で、2つのケースを挙げている。
Figure 2019098050
Figure 2019098050
ケース1の場合では、キャリア1と比べて、キャリア2とキャリア3は混雑している。CBRは1位の判定条件なので、端末装置200は、キャリア1を選択する。ケース2の場合では、3つのキャリアのCBRはいずれも同じであるので、端末装置200は、次の判定条件であるIBEを比較し、その結果、干渉が一番弱いキャリア3を選択する。
キャリア選択時の基準の数に関わらず、もし全ての端末装置200が一番いいキャリアを選択すると、一番条件の良いキャリアばかり選ばれて、かえって混雑してしまい、逆に他のキャリアは空いてくる。従って端末装置200はロードバランシングを考慮してキャリアを選択することが望ましい。
そこで端末装置200は、ロードバランシングを考慮してキャリアを選択する際に、例えばキャンディデートキャリアを設定してもよい。具体的には端末装置200は、自身のケイパビリティと属性(送信電力、速度、UEのカテゴリ)、送信パケットのリクワイヤメント(レイテンシ、信頼性)、送信対象者(車、歩行者、インフラストラクチャ、ネットワーク)等によって、キャンディデートキャリアを設定する。UEのカテゴリとしては、スマートフォン、狭帯域IoT(NB−IoT)などがある。UEのカテゴリによって送信時に使えるリソースブロックの数が異なる。また、送信対象者によっては、速度によってドップラー効果の大きさも異なる。端末装置200は、このような情報に基づいてキャンディデートキャリアを設定しうる。
例えば、CBRを基準としてキャリアを選択する時、端末装置200は、CBRの値がある一定の閾値γになると、キャンディデートキャリアとして設定する。γの値は1つであってもよく、送信パケットのサービスやアプリケーションのタイプによって、複数個設定されてもよい。γの値は基地局100からDCI、RRC、またはSIBで通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。端末装置200が自らγを設定してもよく、この場合、全ての端末装置200または同じゾーン内の端末装置200が同じγを使ってもよく、それぞれの端末装置200がγを設定してもよい。例えば、リクワイヤメントが厳しいパケット(低レイテンシ、高信頼性のパケット)を送る端末装置200や、送信電力が小さい端末装置200などは、γの値をより小さく設定することが望ましい。
例えば、3つのコンポーネントキャリアCC1、CC2、CC3があり、それぞれのCBRは20%、40%、60%であるとする。2つの端末装置200があり、ある端末装置200(UE1とする)は小さい電力で、かつ信頼性要求99%のパケットを送信し、別の端末装置200(UE2とする)は相対的に大きい電力で、かつ信頼性要求95%のパケットを送信するとする。UE1はCBRの許容値を40%に設定し、UE2はCBRの許容値を60%に設定する。すると、UE1はCC1とCC2からキャリアを選択し、UE2はCC1、CC2、CC3の中からキャリアを選択することになる。
端末装置200は、ロードバランシングを考慮してキャリアを選択する際に、例えばキャリアをランク付けしてもよい。端末装置200は、送信パケットのサービスタイプ、パケットの信頼性や遅延の要求事項、リソース選択に関するパラメータ(例えば周波数ホッピング)によって、ランクを選ぶ。選択の方法は基地局100から通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよい。1つのランクに1つまたは複数のキャリアが含まれてもよい。端末装置200は、複数のキャリアがあるランクを選んだ場合に、さらにいずれかのキャリアを選択する必要があるが、この際、ランダムに選んでもよいし、上述のある基準を決定的なファクターとして考慮した上で、選択してもよい。
例えば1つの周波数セット内にCC1、CC2、…、CC5の5つのコンポーネントキャリアがあるケースを想定する。CBR、キャリアレベルやキャリア間干渉などの中のいずれか、もしくはその全部の基準を合わせて考慮して、5つのキャリアを以下の表3のように2つのランクに分けるとする。
Figure 2019098050
例えば、3つの端末装置200があり、それぞれUE1、UE2とUE3とする。UE1とUE2はセーフティ関連のパケットを送信し、UE3はノンセーフティ関連のパケットを送信する。この場合、UE1とUE2はランク1からキャリアを選び、UE3はランク2からキャリアを選ぶ。各UEは、そのランクに属するキャリを1つ選択する際に、ランダムで選択してもよく、それぞれ自身の選択基準によって、キャリアを選択してもよい。例えば、UE1のキャリアの選択基準はCBRであり、UE2のキャリアの選択基準はIBEであるとする。この場合、UE1はキャリア1を選択し、UE2はキャリア3を選択する。
(2)複数のキャリアからキャリアを選択する際の送信電力の割り当て
次に、装置間通信を実行する端末装置200が送信用のキャリアを選択する際に、送信電力を割り当てる動作を説明する。
Rel.14では、V−UEの送信電力について、最大電力で送信するか、基地局とUE間の伝搬損失及び送信用のリソースブロックの数で計算された電力で送信する。UEが複数のキャリアで同時送信を行う場合、各キャリアの送信電力の計算はRel.14と同じになる。従って、端末装置200は、トータル送信電力は自身の最大送信電力を超える可能性があり、各キャリアの送信電力を適切に割り当てなければならない。
また、複数のキャリアで同時送信する場合、トータル送信電力が自身の最大送信電力を超えていないときでも、他のキャリアの干渉を抑えるために、送信電力を調整する必要がある。例えば、高い優先度のセーフティ関連メッセージと、相対的に低い優先度のノンセーフティ関連のメッセージは、異なるキャリアで送られていることがある。この場合に、低い優先度のキャリアは高い優先度のキャリアへの影響を抑えることが望ましい。
そこで、端末装置200による送信電力の割り当て動作を説明する。図16は、本開示の実施の形態に係る端末装置200の動作例を示す流れ図である。図16に示したのは、装置間通信を実行する端末装置200が送信用のキャリアを選択する際に、それぞれのキャリアへの送信電力の割り当て動作例である。
端末装置200は、複数のキャリアで同時送信しようとする場合(ステップS101)、同時送信できるパケットの数を制限する(ステップS102)。そして端末装置200は、各キャリアの送信電力の和が自身の最大送信電力を超えたかどうか判断する(ステップS103)。
ステップS103の判断の結果、各キャリアの送信電力の和が自身の最大送信電力を超えてなければ(ステップS103、No)、端末装置200はパケットの同時送信を実行する(ステップS104)。
キャリアの送信電力の和が自身の最大送信電力を超えていない場合に、端末装置200は最大送信電力で送信する必要が無いとき、または、最大送信電力で送信することが望まれないときは、端末装置200は、最大送信電力より小さい電力で送信しても良い。例えば、端末装置200がノンセーフティ関連、かつ信頼性やレイテンシなどの要求が低いパケットを送る場合、最大送信電力より小さい電力で送信してもパケットが受信できるなら、端末装置200は、送信電力を最大送信電力より小さく設定することが望ましい。また例えば、キャリアが混雑していない場合に、端末装置200は、送信電力を最大送信電力より小さく設定することが望ましい。より小さい電力で送信すれば、送信する端末装置200間の干渉(inter-UE interference)を抑えることができる。
一方、ステップS103の判断の結果、各キャリアの送信電力の和が自身の最大送信電力を超えていれば(ステップS103、Yes)、端末装置200はパケットの同時送信が出来るかどうか判断する(ステップS105)。
パケットの同時送信が出来るかどうかの判断の例を挙げる。例えば、複数のセーフティ関連のパケットを同時に送信すると、受信側では、ケイパビリティや半二重通信(half duplex)のため、その複数のセーフティ関連のパケットを全て全部受信できない可能性がある。従って端末装置200は、重要な情報を含むパケットをできるだけ受信側で受信できるようにするため、同時に送信できるパケットの数をm個に制限する。重要な情報を含むパケットには、例えば高い優先度のパケットまたはセーフティ関連のパケットが含まれる。同時に送信できるパケットの数mの設定は、基地局から通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよく、端末装置200が自ら設定してもよい。
もし、同時に送信する重要な情報を含むパケットの数がm個を超えた場合には、端末装置200は、別のタイミングで送信するパケットをランダムに決定しても良い。そして、ここでランダムに決定されたパケットは、m個のパケットが送信されたタイミングから所定時間経過後(所定の数のサブフレームが経過した後)に送信される。
マルチキャリアのトータル送信電力は、端末装置200自身の最大送信電力を超えた場合に、端末装置200は、あるキャリアの電力を下げないといけない。しかし、送信電力を所定の閾値β(キャリアの最小送信電力)以下に下げられたら、受信側で受信品質を保てない恐れがある。この場合には、端末装置200は同時送信を止める。閾値βの設定は、基地局から通知されてもよく、予め端末装置200に設定されてもよく、端末装置200が自ら設定してもよい。またβの数は複数個あってもよい。キャリアのCB、キャリアのレベルやプライオリティ情報、キャリアの属性(PCC、SCC、アンカーキャリア)、キャリアで送信されるパケットやサービスのタイプ、キャリアの中心周波数、キャリアの帯域幅、IBE等によって、異なるキャリアに異なるβの値が設定されてもよい。
例えば、端末装置200の最大送信電力が23dBmであり、3つのコンポーネントキャリアC1、CC2、CC3がある場合、端末装置200は、同時に送信していない時は、各キャリアで23dBmの送信電力で送信することができる。この場合において、βが7dBmであり、3つのキャリアで同時に送信しようとするときは、端末装置200は、各キャリアで7dBmの送信電力で送信することができる。
また、βが2つ設定されており、セーフティ関連のパケットの最小送信電力は15dBm、ノンセーフティ関連のパケットの最小送信電力は3dBであるとする。つまり、2つのβがあり、β1=15dBm、β2=3dBmとする。そして、3つのコンポーネントキャリアCC1、CC2、CC3があり、CC1はセーフティ関連のパケット用のキャリア、CC2、CC3はノンセーフティ関連のパケット用のキャリアであるとする。このケースでは、端末装置200はCC1で送信するパケットは送信電力を17dBmに設定し、CC2とCC3で送信するパケットは送信電力を3dBmに設定する。
ステップS105の判断の結果、同時送信ができる場合は(ステップS105、Yes)、端末装置200は、キャリアごとの送信電力を調整し(ステップS106)、同時送信を行う(ステップS104)。同時送信を続ける場合、端末装置200は、少なくともある1つもしくは複数のキャリアの送信電力を下げてもよく、ある1つまたは複数のキャリアの送信電力を、自身の最大送信電力を超えないように上げてもよい。どのキャリアの送信電力を上げるか、または、下げるかは、例えばキャリアのプライオリティ、キャリアのCBR、キャリアのランク順位、キャリアの属性、キャリア周波数(Inter Band/Intra Band両方)、IBE、送信されるパケットに対するリクワイヤメント、送信されるパケットの属性、端末装置200のスピード、などの要素の中のいずれか1つまたは複数が考慮されうる。キャリアのプライオリティとしては、キャリアがPCCかSCCか、が考慮される。キャリアの属性としては、キャリアの中心周波数や帯域幅などが考慮される。送信されるパケットに対するリクワイヤメントとしては、レイテンシ、信頼性、MCS(Modulation and Coding rate)などが考慮される。送信されるパケットの属性としては、パケットのプライオリティやサービス/アプリケーションのタイプが考慮される。また端末装置200のスピードが考慮されるのは、受信側の受信範囲に関わるからである。
一方、ステップS105の判断の結果、同時送信ができない場合は(ステップS105、Yes)、端末装置200は、他の使えるリソースがあるかどうかを判断する(ステップS107)。他の使えるリソースがあれば(ステップS107、Yes)、端末装置200は、重要な情報を含むパケットの送信リソースを確保してから、他のパケットの送信タイミングをずらす(ステップS108)。例えば、端末装置200は、あるキャリアの送信パケットの送信タイミングをxサブフレームずらして、後で送信する。この際、同時送信できるセーフティ関連、または高い優先度のパケットの数に制限がかかり、送信タイミングがずらされた場合に、端末装置200は、まずはそれらのパケットの送信リソースを確保する。複数のキャリアで送信されるパケットをずらす場合に、端末装置200は、キャリアごとに異なるxの数を設定してもよい。端末装置200は、xの数をセンシング結果によって決めてもよい。
一方、他の使えるリソースがあれば(ステップS107、No)、端末装置200は、パケットをドロップする(ステップS109)。端末装置200は、送信パケットの属性を考慮してドロップするパケットを決定する。例えば、端末装置200は、メッセージのタイプ、優先度、リクワイヤメントなどを考慮して、ドロップするパケットを決定する。なお、送信パケットの送信タイミングをずらせない場合に、例えば今のサブフレーム以外にリソースがないときは、端末装置200は、その送信パケットもドロップする。パケットのドロップに関しては、同一のパケットが常にドロップされると、レイテンシのリクワイヤメントが満たせないことがある。特に低い優先度のパケットがドロップされやすいので、低い優先度のパケットの受信成功率の低下が懸念になる。そこで、連続的にM回以上、同じパケットをドロップすることを避けることが望ましい。その最大連続ドロップ回数Mの値は、基地局100が設定されてもよいし、端末装置200が送信パケットのサービスタイプやキャリアの属性によって設定してもよい。
例えば、端末装置200の最大送信電力が23dBmであり、3つのコンポーネントキャリアC1、CC2、CC3がある場合、端末装置200は、同時に送信していない時は、各キャリアで23dBmの送信電力で送信することができる。この場合において、βが10dBmのときは、端末装置200は3つのキャリアで同時に送信することができない。従って、端末装置200に、CC1でセーフティ関連のパケットを送信し、CC2とCC3でノンセーフティ関連のパケットを送信する。同時送信ができないので、端末装置200は、CC2とCC3のいずれか一方、または両方のパケットの送信タイミングをずらす、もしくはドロップする。
次は受信側のキャリアの選択について説明する。端末装置200は、それぞれ送信ケイパビリティと受信ケイパビリティの制限があるので、もし異なるキャリアを選択すれば、キャリアミスマッチのため、データを受信できなくなってしまう。本実施形態では、以下のようにミスマッチを解決する。
1)基地局若しくはインフラ(例えばRSU)のコーディネーション
送信側の端末装置200と受信側の端末装置200の両方ともIn−coverageの場合に適応できる。送信側の端末装置200は、送信キャリアを選択したら、基地局100(またはネットワークのインフラストラクチャ)に自分が選んだキャリアを通知する。さらに、基地局100(またはネットワークのインフラストラクチャ)は、その情報を受信側の端末装置200に通知する。受信側の端末装置200は選択されたキャリアをサーチして、データの受信を行えば良い。
2)ある特定のキャリアを選択して受信
送信側の端末装置200または受信側の端末装置200のいずれかがOut−of−coverageの場合がある。その場合は、基地局100(またはネットワークのインフラストラクチャ)がキャリアのコーディネートをできなくなる。そこで、受信側の端末装置200はある特定のキャリアを選択して受信する。ある特定のキャリアとは、例えばアンカーキャリアや高い優先度、高いレベルのキャリアである。それらのキャリアでは基本的に重要な情報を送られているので、受信側の端末装置200のがそれらのキャリアを受信キャリアとして選択すれば、重要な情報が受信できる。
3)ブラインドセレクション
重要な情報を送るためのアンカーキャリアや高い優先度、高いレベルのキャリアが設定されていない場合は、受信側の端末装置200がブラインドで受信キャリアを選択することしかできない。しかし、受信側の端末装置200が常に同じキャリアを選択すると、特に重要な情報が送られていないキャリアを選択してしまった場合に重要な情報を失ってしまう。従って、受信側の端末装置200は受信キャリアの切り替えが必要である。例えば、受信側の端末装置200は周期的に新しいキャリアを選択してもよい。また受信側の端末装置200は、あるキャリアを選択したが、キャリアの品質が悪く、ある所定の時間内に情報を受信できなければ、新しいキャリアを選択してもよい。
<2.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<2.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図17は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図17に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図17にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図17に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図17に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図17には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図17に示したeNB800において、図6を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(送信処理部151及び/又は通知部153)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図17に示したeNB800において、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図18は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図18に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図18にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図17を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図17を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図18に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図18には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図18に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図18には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図18に示したeNB830において、図6を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(送信処理部151及び/又は通知部153)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図18に示したeNB830において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<2−2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図19は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図19に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図19には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図19に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図19にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図19に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図19に示したスマートフォン900において、図7を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(取得部241及び/又は受信処理部243)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図19に示したスマートフォン900において、例えば、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図20は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図20に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図20には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図20に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図20にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図20に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図20に示したカーナビゲーション装置920において、図7を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(取得部241及び/又は受信処理部243)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図20に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、取得部241及び/又は受信処理部243を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、装置間通信を行う際に、複数のキャリアの中から適切なキャリアを選択し、かつ送信電力を適切に決定することが可能な端末装置200を提供することが出来る。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアまたはハードウェア回路で構成することで、一連の処理をハードウェアまたはハードウェア回路で実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した本開示の実施の形態は、リレー通信にも適用が可能であることは言うまでも無い。例えば、自動車同士が通信する場合、別の自動車を中継して通信する形態も考えられる。そのようなリレー通信にも本開示の実施の形態は適用可能である。また、上述した本開示の実施の形態は、他のサイドリンク通信にも適用可能である。すなわち、自動車以外の移動体にも本開示の実施の形態は適用可能である。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行う通信部と、
前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択する処理部と、
を備え、
前記処理部は、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択する、無線通信装置。
(2)
前記処理部は、キャリア間の干渉に関する基準に基づいてキャリアを選択する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記処理部は、複数の前記基準を考慮してキャリアを選択する際に、前記基準に優先順位を付ける、前記(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記基準は、キャリアのチャネル占用率である、前記(2)に記載の無線通信装置。
(5)
前記処理部は、キャリアのバックグラウンドセンシングによりキャリアのチャネル占用率を測定する、前記(4)に記載の無線通信装置。
(6)
前記処理部は、キャリア選択のタイミングの所定時間前までに実施していたバックグラウンドセンシングの結果に基づきキャリアを選択する、前記(5)に記載の無線通信装置。
(7)
前記基準は、IBE(In−Band Emission)である、前記(2)に記載の無線通信装置。
(8)
前記基準は、キャリアに設定されたレベルである、前記(2)に記載の無線通信装置。
(9)
前記基準は、アンカーキャリアの設定の有無である、前記(2)に記載の無線通信装置。
(10)
前記処理部は、自装置のケイパビリティ及び前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に基づいて設定したキャンディデートキャリアを含むようキャリアを選択する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(11)
前記処理部は、前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に基づいて、キャリアに設定されたキャリアのランクを選択する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(12)
前記処理部は、自装置のケイパビリティに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の無線通信装置。
(13)
前記処理部は、自装置のカテゴリに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の無線通信装置。
(14)
前記処理部は、通信相手のケイパビリティに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の無線通信装置。
(15)
前記処理部は、通信相手のバッテリ容量に基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、前記(14)に記載の無線通信装置。
(16)
前記処理部は、通信相手のセンシング負担を考慮して前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、前記(14)に記載の無線通信装置。
(17)
前記処理部は、前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に応じて選択するキャリアの数を決定する、前記(14)に記載の無線通信装置。
(18)
前記処理部は、複数のキャリアで装置間通信を実施する際に各キャリアに対して送信電力を設定する、前記(1)〜(17)のいずれかに記載の無線通信装置。
(19)
前記処理部は、送信しようとする送信パケットが複数存在する場合に、同時送信する送信パケットの数を制限する、前記(18)に記載の無線通信装置。
(20)
前記処理部は、前記送信パケットの送信優先度または重要度に基づいて同時送信する送信パケットを選択する、前記(19)に記載の無線通信装置。
(21)
前記処理部は、選択されなかった、またはドロップされた送信パケットを、選択されたパケットの送信から所定の時間経過後に送信する、前記(20)に記載の無線通信装置。
(22)
前記処理部は、送信パケットがドロップされた回数が所定の最大連続ドロップ回数になる場合に、前記送信パケットをドロップせずに送信する、前記(20)に記載の無線通信装置。
(23)
プロセッサが、
キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、
前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、
を実行することを含む、無線通信方法。
(24)
コンピュータに、
キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、
前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
100 基地局
200 端末装置

Claims (24)

  1. キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行う通信部と、
    前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択する処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択する、無線通信装置。
  2. 前記処理部は、キャリア間の干渉に関する基準に基づいてキャリアを選択する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記処理部は、複数の前記基準を考慮してキャリアを選択する際に、前記基準に優先順位を付ける、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記基準は、キャリアのチャネル占用率である、請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記処理部は、キャリアのバックグラウンドセンシングによりキャリアのチャネル占用率を測定する、請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記処理部は、キャリア選択のタイミングの所定時間前までに実施していたバックグラウンドセンシングの結果に基づきキャリアを選択する、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記基準は、IBE(In−Band Emission)である、請求項2に記載の無線通信装置。
  8. 前記基準は、キャリアに設定されたレベルである、請求項2に記載の無線通信装置。
  9. 前記基準は、アンカーキャリアの設定の有無である、請求項2に記載の無線通信装置。
  10. 前記処理部は、自装置のケイパビリティ及び前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に基づいて設定したキャンディデートキャリアを含むようキャリアを選択する、請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 前記処理部は、前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に基づいて、キャリアに設定されたキャリアのランクを選択する、請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 前記処理部は、自装置のケイパビリティに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  13. 前記処理部は、自装置のカテゴリに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  14. 前記処理部は、通信相手のケイパビリティに基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  15. 前記処理部は、通信相手のバッテリ容量に基づいて前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、請求項14に記載の無線通信装置。
  16. 前記処理部は、通信相手のセンシング負担を考慮して前記送信リソースとして選択するキャリアの数を決定する、請求項14に記載の無線通信装置。
  17. 前記処理部は、前記装置間通信で送信しようとする送信パケットの属性に応じて選択するキャリアの数を決定する、請求項14に記載の無線通信装置。
  18. 前記処理部は、複数のキャリアで装置間通信を実施する際に各キャリアに対して送信電力を設定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  19. 前記処理部は、送信しようとする送信パケットが複数存在する場合に、同時送信する送信パケットの数を制限する、請求項18に記載の無線通信装置。
  20. 前記処理部は、前記送信パケットの送信優先度または重要度に基づいて同時送信する送信パケットを選択する、請求項19に記載の無線通信装置。
  21. 前記処理部は、選択されなかった、またはドロップされた送信パケットを、選択されたパケットの送信から所定の時間経過後に送信する、請求項20に記載の無線通信装置。
  22. 前記処理部は、送信パケットがドロップされた回数が所定の最大連続ドロップ回数になる場合に、前記送信パケットをドロップせずに送信する、請求項20に記載の無線通信装置。
  23. プロセッサが、
    キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、
    前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、
    を実行することを含む、無線通信方法。
  24. コンピュータに、
    キャリアアグリゲーションによる装置間通信を行うことと、
    前記キャリアアグリゲーションによる装置間通信において使用する送信リソースを選択するに際し、キャリア間の干渉に関する情報に基づいて干渉の影響の少ないキャリアを前記送信リソースとして選択することと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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