JPWO2019053851A1 - Esiスプレイヤー及びイオン化装置 - Google Patents

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Abstract

イオン化装置のハウジング50に形成された第1孔51と、該第1孔51の先端に形成され該第1孔51よりも内径が小さく先端がイオン化室210に連通する第2孔52に取り付けて用いられるESIスプレイヤー211において、前記第1孔51の内径よりも小さい外径を有する第1配管11と、前記第2孔52の内径よりも小さい外径を有する第2配管12と、導電性材料からなり、離間した前記第1配管11の端面と前記第2配管12の端面を接続する配管接続用治具14と、導電性材料からなり、前記第1孔51の内径よりも小さく前記第2孔52の内径よりも大きい外径を有する伸縮可能な筒状体であって、一端が前記配管接続用治具14に固定され、前記第2配管12の少なくとも先端を覆うように配置される配管保護部材16とを備える。

Description

本発明は、質量分析装置等のイオン分析装置において液体試料をイオン化するために用いられるESIスプレイヤー及びイオン化装置に関する。
液体試料に含まれる成分を分析する装置として、液体クロマトグラフが広く用いられている。液体クロマトグラフでは、移動相の流れに乗せて液体試料をカラムに導入し、該液体試料に含まれる各種成分を時間的に分離した後、検出器で測定する。検出器として質量分析計を有する液体クロマトグラフは、液体クロマトグラフ質量分析装置と呼ばれる。液体クロマトグラフ質量分析装置では、液体クロマトグラフのカラムから順次溶出される各種成分を質量分析計のイオン源に導入してイオン化し、生成されたイオンを質量電荷比ごとに測定する。イオン源では、例えば所定のイオン化電圧(ESI電圧)を印加したESIスプレイヤーの配管にカラムからの溶出液を導入して帯電させ、これに窒素ガス等のネブライザガスを吹き付けることによりイオン化室内に微細な帯電液滴として噴霧し、イオン化室内で脱溶媒させてイオン化する。
液体クロマトグラフ質量分析装置において、試料に含まれる微量の成分を高感度で測定するために、最近ではナノESIやマイクロESIと呼ばれるものが広く用いられている。これらは、細径のカラムを使用するとともに移動相の流量をnL/minレベルからμL/minレベルに抑えることにより、ESIスプレイヤーに導入される溶出液の単位時間当たりの量を抑え、帯電効率を高めたり脱溶媒させやすくしたりしてイオン化効率を高めたものである。
ナノESIやマイクロESIでは、上記のように少量の溶出液をESIスプレイヤーに導入するため、その配管として外径が数百μm、内径が数十μmという細管が用いられる。こうした細管は脆弱であり、使用者がESIスプレイヤーを質量分析装置に取り付けたり質量分析装置から取り外したりする際に、その先端部を不用意に他の部材に接触させると簡単に損傷してしまう。そこで、特許文献1には、ESIスプレイヤーの細管の外周に進退自在に取り付けられた筒状体であるシース部材を備えたESIスプレイヤーが提案されている。該シース部材は、質量分析装置から取り外されている間(不使用時)は上記細管の先端を保護し、細管が質量分析装置のハウジングに形成された孔に挿入される際(使用時)には該孔の内壁面から突出する突出部に接触して後退し、細管の先端を露出させる。こうしたESIスプレイヤーは液体クロマトグラフ質量分析装置に限らず、様々なイオン分析装置において液体試料をイオン化するイオン源として用いられる。
特表2014-509059号公報 特開2015-14616号公報
"コネクター・アダプター・ユニオン",[online],エムエス機器株式会社,[平成29年8月9日検索],インターネット<URL:http://www.technosaurus.co.jp/categories/view/194>
ナノESIやマイクロESIで用いられる上記のような細管には、微細加工が容易であり物質が付着しにくい材料からなるものを用いることが好ましい。そのような材料として、例えばヒューズドシリカ(溶融石英)が挙げられる。しかし、ヒューズドシリカは絶縁物であり、ヒューズドシリカからなる配管の外部から該配管の中を流れる液体試料を帯電させることはできない。そこで、従来、ESIスプレイヤーの配管を二分し、導電性を有する配管接続用治具を用いて2本の配管の間に接続ギャップを設けて接続する構成が提案されている(例えば特許文献2、非特許文献1)。この構成では、配管接続用治具に所定のイオン化電圧(ESI電圧)を印加することにより、接続ギャップにおいて液体試料を帯電させることができる。
特許文献1に記載のESIスプレイヤーの構成に特許文献2や非特許文献1に記載の構成を組み込む場合、配管とともに接続ギャップも損傷から保護するように、前記配管接続用治具もシース部材の内部に配置する必要がある。この場合、配管接続用治具にESI電圧を印加する導電経路を確保するための構成を追加する必要があり、ESIスプレイヤーの構成部品の数が増えて製造コストが高くなるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、製造コストを抑えつつ、液体試料が流通する細管の先端部を保護することができ、またヒューズドシリカ等の絶縁物からなる配管を使用することができるESIスプレイヤーを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、イオン化装置のハウジングに形成された第1孔と、該第1孔の先端に形成され該第1孔よりも内径が小さく先端がイオン化室に連通する第2孔に取り付けて用いられるESIスプレイヤーであって、
a) 前記第1孔の内径よりも小さい外径を有する第1配管と、
b) 前記第2孔の内径よりも小さい外径を有する第2配管と、
c) 導電性材料からなり、離間した前記第1配管の端面と前記第2配管の端面を接続する配管接続用治具と、
d) 導電性材料からなり、前記第1孔の内径よりも小さく前記第2孔の内径よりも大きい外径を有する伸縮可能な筒状体であって、一端が前記配管接続用治具に固定され、前記第2配管の少なくとも先端を覆うように配置される配管保護部材と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るESIスプレイヤーでは、液体試料を第1配管から導入し、配管接続用治具により該第1配管に接続された第2配管に向かって流通させる。つまり、第2配管をESIスプレイヤーの先端側に配置して用いる。配管接続用治具は、離間した第1配管の端面と第2配管の端面を接続する。従って、第1配管及び第2配管の両方がヒューズドシリカ等の絶縁物である場合でも、導電性材料からなる配管接続用治具に所定のイオン化電圧(ESI電圧)を印加することにより、第1配管と第2配管の離間部分(接続ギャップ)で液体試料を帯電させることができる。また、配管接続用治具には、導電性材料からなる配管保護部材の一端が接触しているため、該配管保護部材の他端側からESI電圧を印加することにより、配管保護部材及び配管接続用治具を介して接続ギャップを流れる液体試料を容易に帯電させることができる。つまり、本発明に係るESIスプレイヤーでは配管保護部材を導電経路を構成する部品としても利用するため、配管接続用治具にESI電圧を印加する導電経路を確保するための構成部品を追加する必要がなく、構成部品の数を最小限に抑えて低コストで製造することができる。
また、本発明に係るESIスプレイヤーでは、配管保護部材が第2配管の少なくとも先端を覆うように配置されるため、ESIスプレイヤーの不使用時(イオン化装置のハウジングに取り付けられていない状態)には配管保護部材によって該第2配管が保護される。また、配管保護部材の外径が第2孔の内径よりも大きいため、ESIスプレイヤーをイオン化装置のハウジングの第1孔から挿入していくと、配管保護部材は第2孔の入口に達したあとそれよりも先には進入せず、配管接続用治具が収縮して第2配管が露出し第2孔に挿入される。
本発明に係るESIスプレイヤーでは、製造コストを抑えつつ、液体試料が流通する細管の先端部を保護することができる。また、液体試料を流通させる配管としてヒューズドシリカ等の絶縁物からなるものを使用することができる。
本発明に係るESIスプレイヤーの主たる構成要素の配置を模式的に示した一例。 上記一例のESIスプレイヤーを質量分析装置のハウジングに形成された孔に挿入した状態を説明する図。 本発明に係るESIスプレイヤー及びイオン化装置の一実施例を有する液体クロマトグラフ質量分析装置全体の要部構成図。 本実施例のESIスプレイヤーの構成を説明する図。 本実施例において用いる配管接続用治具の構造を説明する図。 本実施例の液体クロマトグラフ質量分析装置の質量分析計に形成された第1孔及び第2孔の形状を説明する図。 本実施例のESIスプレイヤーを液体クロマトグラフ質量分析装置に取り付けた状態を説明する図。
本発明に係るESIスプレイヤーの具体的な一実施例を説明する前に、本発明に係るESIスプレイヤーの主たる構成要素について説明する。図1はそれらを、イオン化装置のハウジング50に形成されたESIスプレイヤーの取り付け部とともに模式的に示した一例である。
イオン化装置のハウジング50には、第1孔51と、該第1孔51の先端に形成され該第1孔51よりも内径が小さく先端がイオン化室に連通する第2孔52が形成されている。ESIスプレイヤー40は、第1配管41、第2配管42、配管接続用治具43、及び配管保護部材44を有している。第1配管41の外径は第1孔51の内径よりも小さく、第2配管42の外径は第2孔52の内径よりも小さい。配管接続用治具43は、導電性材料からなり、第1配管41の端面と第2配管42の端面の間を離間させた状態で(両端面の間に接続ギャップを形成して)両配管を接続する。配管保護部材44は、導電性材料からなり、第1孔51の内径よりも小さく第2孔52の内径よりも大きい外径を有する(長手方向に)伸縮可能な筒状体であって、一端が配管接続用治具43に固定され、第2配管42の全長を覆うように配置される。なお、配管保護部材44は、第2配管42の少なくとも先端を覆うように配置されていればよく、本実施例のように第2配管42の全長を覆う配管保護部材44は好ましい一態様であって、必須の要件ではない。
このESIスプレイヤー40では、液体試料が第1配管41から導入され、配管接続用治具43の内部に形成された接続ギャップを介して第2配管42に向かって流通する。つまり、第2配管42がESIスプレイヤー40の先端側(イオン化室側)となるように配置される。そして、導電性材料からなる配管接続用治具43に、電圧印加部(図示なし)から所定のイオン化電圧(ESI電圧)を印加することにより、第1配管41と第2配管42の接続ギャップで液体試料を帯電させる。配管接続用治具43には、導電性材料からなる配管保護部材44の一端が接触しており、該配管保護部材44の他端側からESI電圧を印加することにより、配管保護部材44及び配管接続用治具43を介して接続ギャップを流れる液体試料を帯電させる。
また、配管保護部材44が第2配管42の全長を覆うように配置されており、ESIスプレイヤー40の不使用時(イオン化装置のハウジング50に取り付けられていない状態)には配管保護部材44によって該第2配管42が保護される。また、配管保護部材44の外径が第2孔52の内径よりも大きいため、ESIスプレイヤー40をイオン化装置のハウジング50の第1孔51から挿入していくと、配管保護部材44は第2孔52の入口に達したあとそれよりも先には進入せず、配管接続用治具44が収縮して第2配管42が露出し第2孔52に挿入され、その先端が第2孔52を通ってイオン化室210内にわずかに突出する(図2参照)。
本発明に係るESIスプレイヤー及びイオン化装置のより具体的な一実施例について、以下、図面を参照して説明する。本実施例のESIスプレイヤー及びイオン化装置は、液体クロマトグラフ質量分析装置においてカラムからの溶出液をイオン化するために用いられる。図3に本実施例の液体クロマトグラフ質量分析装置全体の要部構成を示す。
本実施例の液体クロマトグラフ質量分析装置は、大別して、液体クロマトグラフ100と質量分析計200から構成され、図示しない制御部により各部の動作が制御される。液体クロマトグラフ100は、移動相が貯留された移動相容器110、移動相を吸引して一定流量で送給するポンプ111、移動相中に所定量の液体試料を注入するインジェクタ112、液体試料に含まれる各種化合物を時間方向に分離するカラム113、及び該カラム113を温調するカラムオーブン(図示なし)とを備えている。また、インジェクタ112に複数の液体試料を1つずつ導入するオートサンプラ(図示なし)を備えている。
質量分析計200は、略大気圧であるイオン化室210と、真空ポンプ(図示なし)により真空排気された中間真空室220及び高真空の分析室230を備えた差動排気系の構成を有している。イオン化室210には、試料溶液に電荷を付与しながら噴霧するESIスプレイヤー211が設置されている。イオン化室210と後段の中間真空室220との間は細径の加熱キャピラリ212を通して連通している。中間真空室220にはイオンを収束させつつ後段へ輸送するためのイオンガイド221が設置されており、中間真空室220と分析室230との間は頂部に小孔を有するスキマー222で隔てられている。分析室230には、四重極マスフィルタ231とイオン検出器232が設置されている。本実施例では質量分析計を簡素な四重極型の構成としたが、他の構成(三連四重極型、イオントラップ−飛行時間型等)の質量分析計を用いてもよい。
質量分析計200では、SIM(選択イオンモニタリング)測定やMSスキャン測定を行うことができる。SIM測定では、四重極マスフィルタ231を通過させるイオンの質量電荷比を固定してイオンを検出する。MSスキャン測定では、四重極マスフィルタ231を通過させるイオンの質量電荷比を走査しつつイオンを検出する。
図4に、本実施例のESIスプレイヤー211の構成を示す。ESIスプレイヤー211は、液体クロマトグラフ100のカラム113からの溶出液を帯電液滴としてイオン化室210内に噴霧するために用いられる。ESIスプレイヤー211の配管は入口側配管11とESIキャピラリ(出口側配管)12に二分されている。この入口側配管11は上述の第1配管41に相当し、ESIキャピラリ12が上述の第2配管42に相当する。入口側配管11はポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)からなる配管であり、ESIキャピラリ12はヒューズドシリカからなる配管である。これらはいずれも絶縁物である。なお、これらの配管材料は一例であり、他の絶縁物からなるものを用いても良い。
本実施例で用いられるESIキャピラリ12は入口側配管11よりも細径の配管であり、その外周には入口側配管11と同じ大きさの外径の保護管13が取り付けられている。この保護管13もポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)からなる配管である。入口側配管11と、保護管13が取り付けられたESIキャピラリ12は、配管接続用治具14により、両者の端面を離間させて接続ギャップが形成されるように接続される。この配管接続用治具14は上述の配管接続用治具43に相当する。なお、この保護管13は配管保護部材とは別の構成要素である。この保護管13は、主として配管接続用治具14の出口側配管挿入孔14b(図5参照)の内径と一致させるために用いられるものである。この保護管13もESIキャピラリ12を保護する効果を有するが、上述の配管保護部材44とは別の構成要素である。
また、ESIスプレイヤー211は、該ESIスプレイヤー211を質量分析計200のハウジングに取り付けられるための第1接続部材15と、該第1接続部材15に入口側配管11を固定するための第2接続部材17とを有している。さらに、ESIキャピラリ12の外周には、ばね部161とシース部162からなる配管保護部材16(上述の配管保護部材44に相当)が取り付けられており、ばね部161の一端は配管接続用治具14に取り付けられている。
ESIスプレイヤー211の不使用時(質量分析計200のハウジングに挿入されていない時)には、シース部162がESIキャピラリ12の先端を含む部分を覆い該ESIキャピラリ12を保護する。また、シース部162の基端(ばね部161側の端部)は、保護管13によりESIキャピラリ12が保護された部分に位置しており、領域18でシース部162と保護管13が重なった状態となっている。この保護管13はPEEK等相対的に剛性が高いものであるため、このようにシース部162の基端を保護管13と重なるところまで延長することで、相対的に剛性が低いばね部161で支持されているシース部162の揺動を規制することができ、ESIキャピラリ12が破損してしまうリスクを低減することができる。
図5に示すように、配管接続用治具14は、両端がテーパ状(フェルール状)に形成された筒状体であり、該筒状体の軸方向に平行な中心軸Xを有し、入口側配管11及び保護管13の外径に対応する内径を有する貫通孔(入口側配管挿入孔14a、出口側配管挿入孔14b)が形成されている。また、筒状体内部の、入口側配管挿入孔14aと出口側配管挿入孔14bの境界部には、内部の周壁から内側に突出する、長さLの隙間形成用突出部14cがリング状に設けられている。本実施例の配管接続用治具14及び配管保護部材16(ばね部161とシース部162)はステンレス鋼(SUS)からなるが、その他の導電性材料からなるものとしても良い。
配管接続用治具14を用いて入口側配管11とESIキャピラリ12を接続する際には、入口側配管挿入孔14aに入口側配管11を挿入し、その端面を隙間形成用突出部14cに当接させる。また、出口側配管挿入孔14bに、保護管13を取り付けたESIキャピラリ12を挿入し、その端面をその先端を隙間形成用突出部14cに当接させる。そして、カップリングとフェルールを用いて配管接続用治具14の両端部を入口側配管11と保護管13にそれぞれ押し付け、該両端部を塑性変形させる。これにより、隙間形成用突出部14cの長さLで定まる接続ギャップを介して入口側配管11とESIキャピラリ12が接続される。
この配管接続用治具14は、隙間形成用突出部14cがリング状に形成されており、入口側配管11や、ESIキャピラリ12(及び保護管13)を入口側配管挿入孔14aと出口側配管挿入孔14bにそれぞれ挿入する際に、それらの先端が周状に接触するため、隙間形成用突出部14cとの間に局所的に力が加わって隙間形成用突出部14cが変形し、接続ギャップの長さLや配管の内径が変化する可能性が低減されている。本実施例ではSUSからなる配管接続用治具14を用いているため、カップリングとフェルールを用いて両端部をつぶす(塑性変形させる)ようにしたが、SUSよりも軟らかい材質からなるものを用いれば、使用者が手で両端部を両配管に押し当てることもできる。
上記のようにして入口側配管11とESIキャピラリ12の流路を接続したESIスプレイヤー211は、次に質量分析計200のハウジング50に取り付けられる。図6に、質量分析計200のハウジング50の、ESIスプレイヤー211の取り付け位置に形成されている第1孔51及び第2孔52の形状を示す。図6の下図は第1孔51と第2孔52の接続部及び第2孔52の出口近傍(上図において一点鎖線で囲んだ部分)の拡大図である。また、図7に質量分析計200のハウジングにESIスプレイヤー211を取り付けた状態を示す。
図7において太線で囲まれた部分の内側が、図6に示す第1孔51と第2孔52である。質量分析計200のハウジング50には、ESIスプレイヤー211の先端側から順に、先端部材21、ESIキャピラリ収容部材22、ESIスプレイヤー本体部収容部材23、ESIスプレイヤー取り付け部材24が配置されており、それらの内部に第1孔51と第2孔52が形成されている。
先端部材21は、先端がコーン状に形成されその頂部に開口が形成された部材であり、ESIキャピラリ12の先端との間にわずかな隙間が形成されている。この隙間から後述するネブライザガスが送給される。ESIキャピラリ収容部材22の内壁面にはシース部接触面22aが形成されており、ESIスプレイヤー211を差し込んでいくと、このシース部接触面22aにシース部162の先端が当接し、さらにESIスプレイヤー211を差し込んでいくとシース部162からESIキャピラリ12が露出するようになっている。ESIスプレイヤー211を所定の位置まで差し込んだ後、最後にESIスプレイヤー211をESIスプレイヤー取り付け部材24にボルト31で固定する。
ESIキャピラリ収容部材22は導電性の材料からなり、ESIスプレイヤー211を差し込んだ状態で、電圧印加部60からESIキャピラリ収容部材22にESI電圧を印加すると、シース部162、ばね部161を通じて配管接続用治具14に高電圧が印加される。多くの場合、イオン導入開口が形成されている、イオン化室210と中間真空室220の隔壁は接地されており、この接地部に対して所定の電位となるESI電圧が印加される。このESI電圧により、隙間形成用突出部14cの内部の接続ギャップを通過する液体が帯電される。
ESIスプレイヤー取り付け部材24にはネブライザガス流路24aが形成されている。このネブライザガス流路24aを通じて、ネブライザガス供給部70から窒素ガス等のネブライザガスが第1孔51に供給される。第1孔51に供給されたネブライザガスはESIスプレイヤー211の外周部の空間を通ってESIスプレイヤー211の先端部に到達して先端部材21の開口から噴出する。このネブライザガスはESIキャピラリ12から送出され帯電した溶出液に吹き付けられ、帯電液滴としてイオン化室210内に噴霧される。噴霧された帯電液滴はイオン化室210内で脱溶媒してイオン化し、加熱キャピラリ212を通過して中間真空室220、分析室230へと順に進入し、分析に供される。
以上、説明したように、本実施例のESIスプレイヤー211では、配管保護部材16を導電経路を構成する部品としても利用するため、配管接続用治具14にESI電圧を印加する導電経路を確保するための構成部品を追加する必要がなく、構成部品の数を最小限に抑えて低コストで製造することができる。また、本実施例のESIスプレイヤー211では、配管保護部材16がESIキャピラリ12の全長を覆うように配置されるため、ESIスプレイヤー211の不使用時(質量分析計200のハウジング50に取り付けられていない状態)には配管保護部材16によってESIキャピラリ12が保護される。また、絶縁物からなる入口側配管11及びESIキャピラリ12の間に形成された接続ギャップにおいてカラム113からの溶出液を帯電させることができる。
また、本実施例のESIスプレイヤー211が備える配管接続用治具14は、それ以外の治具等を介在させることなく入口側配管11とESIキャピラリ12を接続する。また、入口側配管11の端面とESIキャピラリ12の端面の位置が隙間形成用突出部14cにより規定されるため、それらの間に形成される隙間(接続ギャップ)の長さLが一定になる。従って、ESIキャピラリ収容部材22に高電圧を印加し、シース部162とばね部161を通じて配管接続用治具14に高電圧を印加したときに、その隙間(接続ギャップ)を通過する液体試料を安定した効率で帯電させることができる。
本実施例で用いた配管接続用治具14は、隙間形成用突出部14cがリング状に形成されており、配管接続用治具14の内部に入口側配管11と(保護管13を取り付けた)ESIキャピラリ12を差し込んだときに、その端面全体がリング状の隙間形成用突出部14cに当接する。そのため、隙間形成用突出部14cに局所的に力が加わり該隙間形成用突出部14cが変形して入口側配管11の端面やESIキャピラリ12の端面が損傷したり、それらの間の接続ギャップの長さが変化したりする可能性が低減される。
また、本実施例で用いた配管接続用治具14は、両端に向かって先細りの形状を有する。つまり両端部がフェルール状であるため、円筒状等の配管接続用治具を用いる場合よりも小さな力で配管接続用治具14の両端部を塑性変形させることができる。そのため、配管接続用治具14の両端部を塑性変形させる際に入口側配管11やESIキャピラリ12を破損してしまったり、隙間形成用突出部14cの内部空間を押しつぶしてその内径を小さくしてしまったりする可能性も低減される。
本実施例で用いた配管接続用治具14は、入口側配管11よりも細径のESIキャピラリ12に取り付けられる保護管13を有している。この保護管13として、内径が異なる複数種類のものを予め用意しておけば、出口側配管の外径に応じた適宜の内径を有する保護管13を使用して、1つの配管接続用治具14を外径が異なる配管の接続に用いることができる。また、こうした保護管13を用いることにより、上記実施例のESIキャピラリ12のような極細径の壊れやすい配管を保護することもできる。さらに、ESIキャピラリ12の外側に、保護管13とシース部162の少なくとも一方が位置するように構成することにより、ESIキャピラリ12の過度な湾曲が防止される。
本実施例では、入口側配管挿入孔14aと出口側配管挿入孔14bの内径を同じ大きさとしたが、これらは異なっていても良い。また、入口側配管挿入孔14aと出口側配管挿入孔14bの少なくとも一方の内径が相互に異なる、複数の配管接続用治具を予め用意しておき、接続しようとする入口側配管と出口側配管の外径に応じた配管接続用治具を用いるようにしてもよい。また、入口側配管挿入孔14aと出口側配管挿入孔14bの内径が同一であって、隙間形成用突出部14cの長さが相互に異なる複数の配管接続用治具を予め用意しておき、液体試料の帯電しやすさや該試料に含まれる成分のイオン化効率に応じて適宜の長さの接続ギャップで液体試料を帯電させるようにしてもよい。
上記実施例は一例であって、本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。
上記実施例では、質量分析計200のハウジングに導電性部材からなるESIキャピラリ収容部材22を配置し、該ESIキャピラリ収容部材22に電圧印加部60からESI電圧を印加する構成としたが、電圧印加部60からシース部162に直接電圧を印加するように構成することもできる。また、上記実施例では、ネブライザガス供給部70から第1孔51及び第2孔52の内部にネブライザガスを供給し、ESIスプレイヤー211の先端から放出される、カラム113からの溶出液にネブライザガスを吹き付ける構成としたが、必ずしもネブライザガスを用いる構成とする必要はない。例えば、ナノESIのように極微量の溶出液をESIスプレイヤー211に導入する場合、イオン化室210内に溶出液を放出するのみで十分に脱溶媒させることができるため、ネブライザガスを供給しなくてもよい。
上記実施例ではESIスプレイヤー211の入口側配管11とESIキャピラリ12を接続する場合を説明したが、この配管接続用治具14を用いてESIスプレイヤー211の入口側配管11と液体クロマトグラフ100のカラム113の出口側配管を接続することもできる。また、上記実施例では液体クロマトグラフ質量分析装置の質量分析計が備えるESIスプレイヤー211を説明したが、様々なイオン分析装置(イオン移動度分析計や分級装置など)のイオン化装置として、上記実施例と同様のESIスプレイヤーを用いることができる。
11、41…入口側配管(第1配管)
12、42…ESIキャピラリ(第2配管)
13…保護管
14、43…配管接続用治具
14a…入口側配管挿入孔
14b…出口側配管挿入孔
14c…隙間形成用突出部
15…第1接続部材
16、44…配管保護部材
161…ばね部
162…シース部
17…第2接続部材
21…先端部材
22…ESIキャピラリ収容部材
22a…シース部接触面
23…ESIスプレイヤー本体部収容部材
24…ESIスプレイヤー取り付け部材
24a…ネブライザガス供給流路
50…ハウジング
51…第1孔
52…第2孔
60…電圧印加部
70…ネブライザガス供給部
100…液体クロマトグラフ
200…質量分析計
210…イオン化室
40、211…ESIスプレイヤー

Claims (12)

  1. イオン化装置のハウジングに形成された第1孔と、該第1孔の先端に形成され該第1孔よりも内径が小さく先端がイオン化室に連通する第2孔に取り付けて用いられるESIスプレイヤーであって、
    a) 前記第1孔の内径よりも小さい外径を有する第1配管と、
    b) 前記第2孔の内径よりも小さい外径を有する第2配管と、
    c) 導電性材料からなり、離間した前記第1配管の端面と前記第2配管の端面を接続する配管接続用治具と、
    d) 導電性材料からなり、前記第1孔の内径よりも小さく前記第2孔の内径よりも大きい外径を有する伸縮可能な筒状体であって、一端が前記配管接続用治具に固定され、前記第2配管の少なくとも先端を覆うように配置される配管保護部材と
    を備えることを特徴とするESIスプレイヤー。
  2. 前記第1配管及び前記第2配管が絶縁物からなるものであることを特徴とする請求項1に記載のESIスプレイヤー。
  3. 前記配管保護部材の少なくとも一部が弾性部材からなることを特徴とする請求項1に記載のESIスプレイヤー。
  4. さらに、
    e) 前記第2配管の少なくとも一部の外周に配置された保護管
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のESIスプレイヤー。
  5. 前記配管保護部材の少なくとも一部が筒状の部材であり、
    前記保護管の少なくとも一部が前記筒状の部材によって覆われている
    ことを特徴とする請求項4に記載のESIスプレイヤー。
  6. 前記配管接続用治具が、
    少なくとも両端部が塑性変形可能となっている筒状体の内部に、該筒状体の軸方向に、一端が前記第1配管の外径に対応し他端が前記第2配管の外径に対応する内径を有する貫通孔が設けられており、更に、前記筒状体の内部に、該貫通孔の周壁から内側に突出する隙間形成用突出部が設けられたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のESIスプレイヤー。
  7. 前記隙間形成用突出部はリング状に形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のESIスプレイヤー。
  8. 前記配管用治具が両端に向かって先細りの形状を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のESIスプレイヤー。
  9. さらに、
    f) 前記貫通孔の内径よりも細径の配管に取り付けられる配管径調整治具
    を有することを特徴とする請求項6に記載のESIスプレイヤー。
  10. さらに、
    g) 前記配管接続用治具に電圧を印加する電圧印加部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のESIスプレイヤー。
  11. 前記2つの配管のうちの少なくとも一方がヒューズドシリカからなるものであることを特徴とする請求項1に記載のESIスプレイヤー。
  12. a) 第1孔と、該第1孔の先端に形成され該第1孔よりも内径が小さく先端がイオン化室に連通する第2孔が形成されたハウジングと、
    b) 前記ハウジングに取り付けられるESIスプレイヤーであって、
    前記第1孔の内径よりも小さい外径を有する第1配管と、
    前記第2孔の内径よりも小さい外径を有する第2配管と、
    導電性材料からなり、離間した前記第1配管の端面と前記第2配管の端面を接続する配管接続用治具と、
    導電性材料からなり、前記第1孔の内径よりも小さく前記第2孔の内径よりも大きい外径を有する伸縮可能な筒状体であって、一端が前記配管接続用治具に固定され、前記第2配管の少なくとも先端を覆うように配置される配管保護部材と
    を備えるESIスプレイヤーと、
    c) 前記配管保護部材に直接的に又は間接的に電圧を印加する電圧印加部と
    を備えることを特徴とするイオン化装置。
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