JPWO2019012871A1 - 空気式防舷材 - Google Patents

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Abstract

保管、運搬等の使用していない時に対して使用時に一段と大きく膨張させることができるとともに、胴部と両端の鏡部との境界付近の歪みを是正して全体形状を従来よりも相似的に膨張させることができる空気式防舷材を提供する。胴部2の補強層3と、各鏡部4の胴部2との境界側の防舷材長手方向の所定範囲4Aの補強層5はそれぞれ、多数のコード3a、3b、コード5a5bが平行に引き揃えられて形成されていて、膨張させていない中立状態においては、積層されて隣り合う補強層3どうしのコード3aと3b、補強層5どうしのコード5aと5bが交差して防舷材長手方向に対して15°以上45°以下のコード角度A、Bに設定されていて、防舷材1の内部に空気を充填して規定内圧にすると、コード角度A、Bが静止角程度まで大きくなって胴部2と各鏡部4の所定範囲4Aが大きく拡径、膨張する。

Description

本発明は、空気式防舷材に関し、さらに詳しくは、保管、運搬等の使用していない時に対して使用時に一段と大きく膨張させることができるとともに、胴部と両端の鏡部との境界付近の歪みを是正して全体形状を従来よりも相似的に膨張させることができる空気式防舷材に関するものである。
空気式防舷材は、一般的に円筒状の胴部の両端にボウル状の鏡部を備え、胴部は内層ゴムと外層ゴムとの間に複数の補強層が積層されて構成されている。その補強層は多数のコードが平行に引き揃えられて形成されたコード層であり、そのコードは防舷材長手方向(筒軸方向)に対して所定のコード角度で配置されている。積層されて隣り合う補強層どうしのコードは交差して配置されている。コード角度は、膨張させていない中立状態で静止角程度(54°〜55°)に設定されているので、防舷材内部に空気を充填して規定内圧にしても大きさ(長さおよび外径)は、それ程変化しない。
一方、胴部における補強層のコード角度を中立状態で15°以上45°以下に設定した空気式防舷材が提案されている(特許文献1参照)。この提案の防舷材では、防舷材内部に空気を充填して規定内圧にすると、補強層のコード角度が静止角まで大きくなろうとする。これにより、胴部は一段と大きく拡径して膨張するので、使用していない時にはコンパクトでありながら、使用時には優れた緩衝性能(反力)を得ることができる。
しかしながら、鏡部の補強層は胴部の補強層とは異なり、コード角度が中立状態で15°以上45°以下に設定されている仕様になっていない。そのため、防舷材内部を規定内圧にしても鏡部は胴部のように大きく拡径しない。したがって、防舷材内部を規定内圧にして膨張させた際に、胴部と両端の鏡部との境界付近の歪みが生じて不安定な形状になり易い。
日本国特開2013−231297号公報
本発明の目的は、保管、運搬等の使用していない時に対して使用時に一段と大きく膨張させることができるとともに、胴部と両端の鏡部との境界付近の歪みを是正して全体形状を従来よりも相似的に膨張させることができる空気式防舷材を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気式防舷材は、円筒状の胴部の両端にボウル状の鏡部を備え、前記胴部およびそれぞれの前記鏡部は内層ゴムと外層ゴムとの間に複数の補強層が積層されて構成され、前記胴部の補強層は多数のコードが平行に引き揃えられて形成されたコード層であり、積層されて隣り合う補強層どうしのコードが交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度で配置されていて、膨張させていない中立状態で前記コード角度が15°以上45°以下に設定されている空気式防舷材において、それぞれの前記鏡部を構成する前記補強層の前記胴部との境界側の防舷材長手方向の所定範囲は、多数のコードが平行に引き揃えられて形成されたコード層であり、積層されて隣り合う前記補強層どうしのコードが交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度で配置されていて、前記中立状態で前記コード角度が15°〜45°に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、胴部を構成する補強層だけでなく、それぞれの鏡部を構成する補強層の胴部との境界側の所定範囲も、積層されて隣り合う補強層どうしのコードが交差していて、膨張させていない中立状態で防舷材長手方向に対して15°以上45°以下のコード角度に設定されている。これにより、防舷材に空気を充填して規定内圧にすると、コード角度が安定な静止角まで大きくなろうとするので、胴部およびこれに連続する鏡部の所定範囲を大きく拡径させて膨張させることが可能になる。そのため、保管、運搬等の使用していない時に対して使用時に一段と大きく膨張させることができるとともに、胴部と両端の鏡部との境界付近の歪みが是正させる。そして、防舷材の全体形状を従来よりも相似的に膨張させることが可能になる。
図1は膨張させていない中立状態の本発明の空気式防舷材を側面視で例示する説明図である。 図2は図1の空気式防舷材を正面視で例示する説明図である。 図3は図1の胴部および鏡部の所定範囲の補強層の状態を一部を切り欠いて拡大して例示する説明図である。 図4は図2の鏡部の端部範囲の補強層の状態を拡大して例示する説明図である。 図5は図3の補強層の積層状態を断面視で例示する説明図である。 図6は規定内圧にして膨張させた図1の空気式防舷材の胴部および鏡部の所定範囲の補強層の状態を側面視で例示する説明図である。
以下、本発明の空気式防舷材を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図5に例示するように本発明の空気式防舷材1(以下、防舷材1という)は、円筒状の胴部2の両端にボウル状の鏡部4を備えている。この実施形態では、一方の鏡部4に口金部9が設けられているが、両側の鏡部4に設けられることもある。図中の一点鎖線CLは、それぞれの鏡部4の円形中心を通過する防舷材1の中心線である。
胴部2は内層ゴム6と外層ゴム7との間に複数の補強層3が積層されて構成されている。それぞれの鏡部4も内層ゴム6と外層ゴム7との間に複数の補強層5が積層されて構成されている。それぞれの鏡部4は、胴部2との境界側の防舷材長手方向の所定範囲4Aと、所定範囲4A以外となる端部範囲4Bとで構成されている。防舷材長手方向とは、防舷材1の中心線CLに対して平行な方向である。
胴部2の補強層3は多数のコード3a、3bが平行に引き揃えられて形成されたコード層になっている。積層されて隣り合う補強層3どうしのコード3a、3bは交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度Aで配置されている。即ち、内周側第1層、第3層および第5層の補強層3は同じ方向のコード角度Aで配置され、内周側第2層、第4層および第6層の補強層3は同じ方向のコード角度Aであり、かつ、このコード角度Aは内周側第1層、第3層、第5層とは反対の向きになっている。このようにして胴部2の補強層群は、いわゆるバイアス構造になっている。防舷材1を膨張させていない中立状態でコード角度Aは15°以上45°以下に設定されている。
コード3a、3bとしては、スチールコードや有機繊維コード等が用いられる。コード3a、3bの線径は、例えば0.5mm以上1.5mm以下程度である。
それぞれの鏡部4の補強層5の仕様は、所定範囲4Aと端部範囲4Bとで異なっている。所定範囲4Aの補強層5は、多数のコード5a、5bが平行に引き揃えられて形成されたコード層になっている。そして、積層されて隣り合う補強層5どうしのコード5a、5bが交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度Bで配置されている。所定範囲4Aの補強層群もいわゆるバイアス構造になっている。防舷材1が中立状態でコード角度Bは15°以上45°以下に設定されている。
端部範囲4Bの補強層5は、例えば、鏡部4の円形中心から放射状に延在するコード5cで形成されたコード層と、円周方向に延在するコード5dで形成されたコード層とが交互に積層されて構成されている。即ち、端部範囲4Bの補強層群はいわゆるラジアル構造になっていて、所定範囲4Aのバイアス構造とは異なる構造になっている。尚、図面では、胴部2と鏡部4の所定範囲4Aの境界、鏡部4の所定範囲4Aと端部範囲4Bとの境界は、細線の破線で示されていて直線的に区画されているが、実際はそれぞれの境界では、それぞれの補強層どうしが多少オーバーラップしていて、直線的に区画されているとは限らない。
本発明での中立状態とは、コード3a、3b、5a、5b、5c、5dに実質的にテンションが生じていない状態であり、防舷材1の内部に空気が注入されているが、その内圧が大気圧よりも若干高い程度(例えば、10kPa)であり、胴部2が円筒状に、鏡部4がボウル状に形態を保持している状態を意味する。
胴部2の補強層3と所定範囲4Aの補強層5とは、コードの仕様(線径、材質)、配置ピッチ、コード角度A、Bを同じにすることもできるが、少なくとも1つを異ならせることもできる。材料管理等の観点からは、コード3a、3bとコード5a、5bとは同じ仕様にすることが好ましい。
所定範囲4Aの補強層5のコード5a、5bと、端部範囲4Bの補強層5のコード5c、5dとは、仕様(線径、材質)を同じにすることもできるが、異ならせることもできる。材料管理等の観点からは、コード5a、5bとコード5c、5dとは同じ仕様にすることが好ましい。
図5に例示するように、積層された補強層3どうしの間、補強層5どうしの間には適宜の層厚の中間ゴム層8が介在している。この実施形態では、胴部2を構成する補強層3および鏡部4を構成する補強層5は6層になっているが、それぞれの補強層3、5の積層数は例えば4以上12以下にする。尚、補強層3の積層数と補強層5の積層数とは基本的に同じにする。
防舷材1を保管、運搬、設置する時などの使用していない時は、防舷材1の内圧を例えば10kPa程度の低圧にして膨張していない中立状態にする。或いは、内部の空気を排出して折り畳んだ状態にする。防舷材1を実際に設置場所に取付けて使用する場合は、口金部9に設置されたバルブを介して防舷材1の内部に空気を充填して規定内圧にして図6に例示するように防舷材1を膨張させる。規定内圧は、例えば50kPa以上100kPa以下程度である。図6では、胴部2を構成する補強層3のコード3a、3bおよび鏡部4の所定範囲4Aを構成する補強層5のコード5a、5bが太線の破線で示されている。
防舷材1の内部に空気を充填して規定内圧にする過程では、胴部2では、それぞれの補強層3のコード3a、3bのコード角度Aが安定な静止角程度(54°以上55°以下)まで大きくなろうとする。その際に、それぞれの中間ゴム層8が適度にせん断変形して、コード角度Aが静止角程度まで変化するので、使用時に胴部2を一段と大きく拡径させて膨張させることが可能になる。例えば、胴部2の外径を、中立状態に対して、膨張させた使用時には120%以上200%以下程度にすることが可能になる。胴部2の防舷材長手方向の寸法は、中立状態に対して、膨張させた使用時には95%以下で60%以上の程度になる。
所定範囲4Aにおいても防舷材1の内部に空気を充填して規定内圧にする過程で、それぞれの補強層5のコード5a、5bのコード角度Bが安定な静止角程度(54°〜55°)まで大きくなろうとする。その際に、それぞれの中間ゴム層8が適度にせん断変形して、コード角度Bが静止角程度まで変化するので、使用時に所定範囲4Aを一段と大きく拡径させて膨張させることが可能になる。鏡部4の端部範囲4Bは、補強層群がバイアス構造ではないので、防舷材1に空気を充填して規定内圧にしても、中立状態に対して形状が胴部2や所定範囲4Aのように大きく変形することはない。
したがって、中間ゴム層8の層厚は、防舷材1を規定内圧にした際に、胴部2および所定範囲4Aを円滑に拡径させて膨張させることができる範囲で決定すればよい。せん断変形し易いゴム種を中間ゴム層8に採用すれば中間ゴム層8の層厚を小さくすることができる。
中立状態のコード角度A、Bが15°未満では、コード角度Aを静止角程度に大きくするには中間ゴム層8に過大なせん断応力が生じて好ましくない。このコード角度A、Bが45°超では、中立状態から規定内圧にして膨張させた際の胴部2、鏡部4の所定範囲4Aの拡径具合が小さくなる。換言すると、コード角度A、Bが45°超では、使用していない時の防舷材1の外径がそれ程小さくならない。
本発明によれば、防舷材1に空気を充填して規定内圧にすると、コード角度A、Bが安定な静止角まで大きくなろうとするので、胴部2およびこれに連接する鏡部4の所定範囲4Aを大きく拡径させて膨張させることが可能になる。そのため、保管、運搬等の使用していない時はコンパクトでありながら、使用時には防舷材1を一段と大きく膨張させることができる。
防舷材1の未使用時には、コンパクトなので防舷材1を保管するためのスペースを小さくすることができる。また、防舷材1を設置場所まで運搬するために、大きな運搬船や輸送車両を用意する必要がなく、吊り上げるためのクレーン装置等も大型にしなくて済む。防舷材1の運搬、設置等の際には移動させ易くなるので作業が軽労化される。防舷材1の使用時には防舷材1が一段と大きく膨張するので、緩衝効果(船舶が接舷した際に得られる反力)の向上には有利になる。
加えて本発明によれば、所定範囲4Aの補強層群をバイアス構造にしていない従来に比して、膨張させた際の胴部2と両端の鏡部4との境界付近(所定範囲4A)の歪みが是正されるので、防舷材1の全体形状を設定どおりの形状に膨張させ易くなる。具体的には、従来の防舷材では、規定内圧にして膨張させても鏡部の全体が大きく変形することがなく、胴部がより大きく膨張するので楕円球形状(ラグビーボール形状)になり易い。
一方、本発明では、鏡部4の所定範囲4Aが胴部2のように大きく膨張するので、従来に比して、中立状態(図1の状態)と規定内圧で膨張させた状態(図6の状態)では防舷材1の全体形状が似通った外形になる。詳述すると、防舷材長手方向寸法と胴部2の外径との比率の変化を無視すれば、相似形状に近い形状になる。このように相似的に防舷材1を膨張させることができると、防舷材1の緩衝性能(反力)をシミュレーションする解析等の作業が簡略化でき、かつ、予測精度を高くするにも有利になる。また、所定範囲4Aが胴部2のように膨張するので、従来に比して防舷材1が膨張した状態での直胴部分が長くなり、圧縮弾性の効率が向上する(大きな反力を得易くなる)。
中立状態のコード角度Aとコード角度Bとは同じ角度に設定することもできるが、コード角度Aをコード角度Bよりも小さく設定することが好ましい。このような設定にすることで、防舷材1を中立状態から規定内圧にした際に、鏡部4の所定範囲4Aよりも胴部2をより膨張させ易くなり、安定した形状にするには有利になる。例えば、中立状態のコード角度Aとコード角度Bとの差を3°以上15°以下にする。或いは、胴部2の補強層3に対して所定範囲4Aの補強層5のコード5a、5bの線径、材質、配置ピッチの少なくとも1つを異ならせて、鏡部4の所定範囲4Aよりも胴部2が膨張変形し易くなる仕様にすることもできる。
中立状態の防舷材1において、所定範囲4Aの防舷材長手方向長さLAは例えば、鏡部4の防舷材長手方向長さLの20%以上90%以下、より好ましくは、50%以上90%以下にする。所定範囲4Aの長さLAが鏡部4の長さLの20%未満では、防舷材1を膨張させた際の胴部2と両端の鏡部4との境界付近(所定範囲4A)の歪みを十分に是正し難くなる。一方、所定範囲4Aの長さLAが鏡部4の長さLの90%超では、防舷材1の製造が困難になる等の問題がある。
中立状態での胴部2の外径は特に限定されないが、例えば3m以上5m以下程度である。この程度の外径であれば、保管、運搬等の使用していない時の防舷材1の取り扱いが比較的容易になる。
1 空気式防舷材
2 胴部
3 補強層
3a、3b コード
4 鏡部
4A 所定範囲
4B 端部範囲
5 補強層
5a、5b、5c、5d コード
6 内層ゴム
7 外層ゴム
8 中間ゴム層
9 口金部

Claims (3)

  1. 円筒状の胴部の両端にボウル状の鏡部を備え、前記胴部およびそれぞれの前記鏡部は内層ゴムと外層ゴムとの間に複数の補強層が積層されて構成され、前記胴部の補強層は多数のコードが平行に引き揃えられて形成されたコード層であり、積層されて隣り合う補強層どうしのコードが交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度で配置されていて、膨張させていない中立状態で前記コード角度が15°以上45°以下に設定されている空気式防舷材において、
    それぞれの前記鏡部を構成する前記補強層の前記胴部との境界側の防舷材長手方向の所定範囲は、多数のコードが平行に引き揃えられて形成されたコード層であり、積層されて隣り合う前記補強層どうしのコードが交差して防舷材長手方向に対して所定のコード角度で配置されていて、前記中立状態で前記コード角度が15°以上45°以下に設定されていることを特徴とする空気式防舷材。
  2. 前記胴部を構成する前記補強層の前記中立状態での前記コード角度が、前記所定範囲の前記補強層の前記中立状態での前記コード角度よりも小さく設定されている請求項1に記載の空気式防舷材。
  3. 前記胴部を構成する前記補強層および前記所定範囲の前記補強層の積層数が4以上12以下である請求項1または2のいずれかに記載の空気式防舷材。
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