JPWO2019003412A1 - 作業車両 - Google Patents

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浩和 杉本
勝彦 岩
勝彦 岩
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Abstract

油圧ショベル(30)は、キャブ(31a)を有している。油圧ショベル(30)は、モニタ(11)と、そのモニタ(11)をキャブ(31a)に支持するモニタ支持体(10)とを有している。モニタ支持体(10)は、シャフト固定部(1b)と、シャフト(1a)と、筒部材(2)と、取付部材(3)とを有している。シャフト(1a)は、シャフト固定部(1b、1c)に固定され、かつ軸方向(AD)に延びる。筒部材(2)は、シャフト(1a)が挿入される貫通孔を有し、シャフト(1a)に対して軸方向(AD)に移動可能でかつ軸方向(AD)の回りに回転可能である。取付部材(3)は、筒部材(2)に固定され、モニタ(11)に取り付けられ、シャフト固定部(1b)の一部が挿入されるスリット(3c1)を有する。

Description

本発明は、作業車両に関し、特にキャブを有する作業車両に関するものである。
キャブ内に情報表示のためのモニタが配置された構成が、特許第5465345号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1には、フロントピラーに支持部材を介在してモニターが取り付けられている。支持部材は、関節に球体部を有し、その球体部を中心としてモニタを移動可能に支持している。
特許第5465345号公報
ところで油圧ショベルのような作業車両には作業中に大きな加速度、衝撃などが加わる。特許文献1のように球体部を有する関節では、上記加速度、衝撃などが加わった場合にモニタの姿勢を保持できないおそれがある。
本開示は、作業時に加速度、衝撃などが加わった場合でもモニタの姿勢を保持することが容易な作業車両を提供する。
本開示の一の作業車両は、キャブを備えた作業車両であって、モニタと、そのモニタをキャブに支持するモニタ支持体とを備えている。モニタ支持体は、シャフト固定部と、シャフトと、筒部材と、取付部材とを有している。シャフトは、シャフト固定部に固定され、かつ軸方向に延びている。筒部材は、シャフトが挿入される貫通孔を有し、シャフトに対して軸方向に移動可能でかつ軸方向の回りに回転可能である。取付部材は、筒部材に固定され、モニタに取り付けられ、シャフト固定部の一部が挿入されるスリットを有している。
本開示の他の作業車両は、キャブを備えた作業車両であって、モニタと、モニタ支持体とを備えている。モニタは、画面と、その画面の反対側の背面とを有している。モニタ支持体は、モニタをキャブに支持している。モニタ支持体は、シャフトと、筒部材と、取付部材と、規制部材とを有している。シャフトは、軸方向に延びている。筒部材は、貫通孔を有し、その貫通孔にシャフトを挿入され、シャフトに対して軸方向にスライド可能でかつ軸方向の回りに回転可能である。取付部材は、筒部材に固定され、かつモニタの背面に取り付けられている。規制部材は、モニタの回転を規制するようにモニタの背面側に配置されている。
本開示によれば、作業時に加速度、衝撃などが加わった場合でもモニタの姿勢を保持することが容易な作業車両を実現することができる。
実施の形態1における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1におけるキャブ内に支持されたモニタ付近の構成を示す斜視図である。 実施の形態1におけるモニタ支持体を分解して示す分解斜視図である。 実施の形態1におけるモニタ支持体を示す組立斜視図である。 実施の形態1におけるモニタ支持体により支持されたモニタと、コンソールに配置されたモニタとの関係を示す図である。 実施の形態2におけるキャブ内に支持されたモニタの付近の構成を示す斜視図である。 実施の形態2におけるモニタ支持体を分解して示す分解斜視図である。 実施の形態2におけるモニタ支持体を示す組立斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本実施の形態における作業車両の一例として油圧ショベルの構成について図1を用いて説明するが、本開示はホイールローダ、ブルドーザなどのキャブを備えた作業車両に適用可能である。
なお以下の図の説明において、前後方向とは、油圧ショベル30の前後方向を意味する。言い換えれば、前後方向とは、キャブ31aの運転席31acに着座した運転者から見た前後方向を意味する。また、左右方向、あるいは側方とは、油圧ショベル30の車幅方向を意味する。言い換えれば、左右方向、車幅方向、あるいは側方とは、上述の運転者から見た左右の方向である。
図1は、実施の形態1における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。図1に示されるように、本実施の形態の油圧ショベル30は、走行体40と、旋回体31と、作業機32とを主に有している。走行体40と旋回体31とにより作業車両本体が構成されている。
走行体40は左右一対の履帯装置50を有している。この左右一対の履帯装置50の各々は履帯を有している。この左右一対の履帯装置50が回転駆動することにより油圧ショベル30が自走可能なように構成されている。
旋回体31は走行体40に対して旋回自在に設置されている。この旋回体31は、前方左側(車両前側)にキャブ31aを有している。キャブ31a内には、運転席31acが配置されている。
旋回体31は、キャブ31aの後方側(車両後側)にエンジンルームおよびカウンタウェイト31cを有している。エンジンルームには、エンジンユニット(エンジン、排気処理構造体など)が収納されている。エンジンルームの上方はエンジンフード31bにより覆われている。カウンタウェイト31cは、エンジンルームの後方に配置されている。
作業機32は旋回体31の前方側に軸支されており、たとえばブーム32a、アーム32b、バケット32c、油圧シリンダなどを有している。ブーム32aの基端部は、旋回体31に回転可能に連結されている。またアーム32bの基端部はブーム32aの先端部に回転可能に連結されている。バケット32cは、アーム32bの先端部に回転可能に連結されている。ブーム32a、アーム32bおよびバケット32cの各々が油圧シリンダによって駆動されることにより作業機32は駆動可能である。
次に、上記油圧ショベルのキャブ31a内に取り付けられたモニタとモニタ支持体とについて図1〜図5を用いて説明する。
図2は、実施の形態1におけるキャブ内に支持されたモニタ付近の構成を示す斜視図である。図3および図4は、実施の形態1におけるモニタ支持体の分解斜視図および組立斜視図である。図5は、実施の形態1におけるモニタ支持体により支持されたモニタと、コンソールに配置されたモニタとの関係を示す図である。
図2に示されるように、モニタ11は、モニタ支持体10によりキャブ31aのフロントピラー31aaに取り付けられている。モニタ11は、たとえば俯瞰車両周囲画像モニタであり、油圧ショベル30の周囲画像を表示するものである。ただしモニタ11は俯瞰車両周囲画像モニタに限定されるものではない。
モニタ11は、コンソール62に配置されたモニタ61の上方に並んで配置されている。モニタ11の横には、グリップ用パイプ31adが配置されている。グリップ用パイプ31adは、油圧ショベル30がたとえば前傾姿勢のときにオペレータが掴むためのものである。グリップ用パイプ31adは、モニタ11が支持されるフロントピラー31aaと同じフロントピラー31aaに固定されている。
モニタ11は、表面11aに画面11a1を有し、画面11a1の反対側の背面11b(図3)を有している。モニタ11は、背面11bにおいてモニタ支持体10により支持されている。モニタ11は、モニタ支持体10を介在してフロントピラー31aaに支持されており、これによりキャブ31aに支持されている。
図1に示されるように、モニタ11は、1対のフロントピラー31aa、31abのうち運転席31acに近い側のフロントピラー31aaに取り付けられている。モニタ11は、1対のフロントピラー31aa、31abのうち作業機32から遠い側のフロントピラー31aaに取り付けられている。モニタ11は、フロントピラー31aaの後方側に取り付けられている。
グリップ用パイプ31adは、モニタ11の側方(前窓31ah側)において上下方向に延びている。モニタ61およびコンソール62の各々は、運転席31acに対して作業機32とは反対側に位置している。
図3に示されるように、モニタ支持体10は、シャフト1aと、シャフト固定部1bと、筒部材2と、取付部材3と、支持部材4とを有している。シャフト1aは、略円柱形状を有し、軸方向ADに延びている。
シャフト固定部1bは、第1固定部1bfと、第2固定部1bsとを有している。第1固定部1bfは、シャフト1aの軸方向ADの第1端部(たとえばシャフト1aの下端部)に固定されている。第2固定部1bsは、シャフト1aの軸方向ADの第2端部(たとえばシャフト1aの上端部)に固定されている。シャフト1a、第1固定部1bfおよび第2固定部1bsは、一体に構成されており、シャフト部材1を構成している。
シャフト1aの径方向寸法(外径)DMは、第1固定部1bfの径方向寸法W1a、W1bおよび第2固定部1bsの径方向寸法W2の各々よりも小さい。これにより、シャフト固定部1b(第1固定部1bfおよび第2固定部1bsの各々)は、シャフト1aの外周面の両側においてその外周面よりも外周側へ突き出している。
第1固定部1bfは、本体部1baと、径方向突出部1bbとを有している。本体部1baは、径方向寸法W1aを維持しながらシャフト1aの軸方向ADに延びる部分である。本体部1baは、シャフト1aに固定された部分である。
径方向突出部1bbは、本体部1baから径方向外周側に突き出した部分である。本体部1baと径方向突出部1bbとを合わせた径方向寸法W1bは、本体部1baの径方向寸法W1aよりも大きい。
第1固定部1bfには、貫通孔1b1が設けられている。この貫通孔1b1のシャフト1aの径方向寸法は、貫通孔1b1のシャフト1aの軸方向寸法よりも大きい。貫通孔1b1は、上記のとおり径方向寸法が軸方向寸法よりも大きい長孔である。貫通孔1b1は、ネジなどの固定部材5a1を通すためのものである。
第2固定部1bsは、たとえば径方向寸法W2を維持して軸方向に延びる形状を有している。この第2固定部1bsには、貫通孔1c1が設けられている。この貫通孔1c1は略真円形状を有しており、貫通孔1c1の径方向寸法と軸方向寸法とが同じである。この貫通孔1c1は、ネジなどの固定部材5a2を通すためのものである。
筒部材2は、第1部材2aと、第2部材2bと、締結部材2cとを有している。第1部材2aおよび第2部材2bの各々は半円筒形状を有している。第1部材2aと第2部材2bとを組み合わせることにより円筒体を構成することができる。
第1部材2aおよび第2部材2bの各々は、軸方向に延びる半円柱形状の凹部2a1、2b1を有している。第1部材2aと第2部材2bとを組み合わせて円筒体を構成した場合、半円柱形状の凹部2a1、2b1とが組み合わさって円柱形状の貫通孔を構成する。
第1部材2aには、雌ネジ部2a2が設けられている。第2部材2bには、貫通孔2b2が設けられている。締結部材2cは、たとえば雄ネジ部を有している。この締結部材2cの雄ネジ部は、第2部材2bの貫通孔2b2を貫通した後に、第1部材2aの雌ネジ部にねじ込まれる。第1部材2aと第2部材2bとは、締結部材2cにより円筒体を構成した状態で接合される。
取付部材3は、第1部材2aと一体に構成されている。取付部材3は、第1取付部3aと、第2取付部3bと、折り曲げ部3cとを有している。第1取付部3aは第1部材2aの外周面に固定されている。第2取付部3bは、第1取付部3aに固定されている。
第2取付部3bは、モニタ11に取り付けられる部分である。第2取付部3bは、複数の貫通孔3b1を有している。この貫通孔3b1を通してネジ5dをモニタ11背面の雌ネジ部11cにねじ込むことにより、第2取付部3bはモニタ11に取り付け可能である。
折り曲げ部3cは、第2取付部3bの端部(たとえば下端部)から第1固定部1bf側に向かって折り曲げられている。この折り曲げ部3cには、スリット3c1が設けられている。このスリット3c1は、折り曲げ部3cの第1固定部1bf側の端部において開口している。このスリット3c1内には、第1固定部1bfの径方向突出部1bbが挿入可能である。
支持部材4は、ピラー支持部4aと、シャフト支持部4bとを有している。ピラー支持部4aとシャフト支持部4bとは、互いに一体に構成されている。ピラー支持部4aは、たとえばフロントピラー31aaに取り付けるための部分である。ピラー支持部4aは、直線状に延びている。ピラー支持部4aには、複数の貫通孔4a1が設けられている。この貫通孔4a1を通してネジ5eをフロントピラー31aaの雌ネジ部31aeにねじ込むことにより、支持部材4はフロントピラー31aaに取り付け可能である。
シャフト支持部4bは、第1支持部4bfと、第2支持部4bsとを有している。第1支持部4bfは、ピラー支持部4aの軸方向ADの第1端部(たとえばピラー支持部4aの下端部)にてピラー支持部4aに固定されている。第1支持部4bfは、ピラー支持部4aに対して折れ曲がっている。第1支持部4bfには、貫通孔4b1が設けられている。この貫通孔4b1は、固定部材5a1を通すためのものである。
第2支持部4bsは、ピラー支持部4aの軸方向ADの第2端部(たとえばピラー支持部4aの上端部)にてピラー支持部4aに固定されている。第2支持部4bsは、ピラー支持部4aに対して折れ曲がっている。第2支持部4bsには、貫通孔4c1が設けられている。この貫通孔4c1は、ネジなどの固定部材5a2を通すためのものである。
固定部材5a1は、第1固定部1bfの貫通孔1b1と第1支持部4bfの貫通孔4b1とを通してナット5b1にねじ込まれる。また固定部材5a2は、第2固定部1bsの貫通孔1c1と第2支持部4bsの貫通孔4c1とを通してナット5b2にねじ込まれる。これにより支持部材4に対してシャフト部材1を支持させることが可能である。シャフト部材1は、支持部材4を介してキャブ31aに支持される。
図4に示されるように、モニタ支持体10の組立状態において、筒部材2は円柱形状の貫通孔を有し、その貫通孔にシャフト部材1のシャフト1aが挿入されている。この状態で、筒部材2は、シャフト1aに対して軸方向ADにスライド可能でかつ軸方向ADの回りに回転可能である。
第1固定部1bfの径方向寸法W1aおよび第2固定部1bsの径方向寸法W2の各々は、シャフト1aの外径DMよりも大きい。このため第1固定部1bfおよび第2固定部1bsの各々は、シャフト1aの外周面から外周側へ突き出している。また第1固定部1bfの径方向寸法W1a(図3)および第2固定部1bsの径方向寸法W2(図3)の各々は、筒部材2の貫通孔の径よりも大きい。これにより、第1固定部1bfおよび第2固定部1bsの各々は、筒部材2がシャフト1aから抜けることを防止している。
また第1固定部1bfおよび第2固定部1bsの各々は、筒部材2の軸方向ADの移動量LAを制限している。具体的には筒部材2の軸方向ADにおける一方端部が第1固定部1bfに当接した状態において、筒部材2の軸方向ADにおける他方端部から第2固定部1bsまでの距離LAが筒部材2の軸方向ADの移動量である。
締結部材2cが第1部材2aの雌ネジ部2a2に強くねじ込まれることにより、筒部材2はシャフト1aに強固に締結される。これにより筒部材2は、シャフト1aに対して所定の軸方向位置および回転位置で強固に支持される。
取付部材3の第2取付部3bにはネジ5dによりモニタ11が取り付けられている。第2取付部3bはモニタ11の背面に取り付けられている。
取付部材3の折り曲げ部3cにおけるスリット3c1内には、第1固定部1bfの一部が挿入されている。具体的には、第1固定部1bfの径方向突出部1bbの一部がスリット3c1内に挿入されている。これにより筒部材2のシャフト1aに対する回転量が制限されている。
スリット3c1内に挿入される第1固定部1bfにおける径方向突出部1bbの軸方向ADに沿う寸法LBは、筒部材2の軸方向ADの移動可能な距離LAよりも大きい。このため、筒部材2が軸方向ADに移動しても、径方向突出部1bbがスリット3c1内に位置する状態が維持される。
固定部材5a1は、第1固定部1bfの貫通孔1b1と第1支持部4bfの貫通孔4b1とを通してナット5b1にねじ込まれている。また固定部材5a2は、第2固定部1bsの貫通孔1c1と第2支持部4bsの貫通孔4c1とを通してナット5b2にねじ込まれている。これにより支持部材4に対してシャフト部材1を支持されている。
固定部材5a1は長孔よりなる貫通孔1b1に通されているため、シャフト部材1は貫通孔1c1を中心として支持部材4に対して回転可能である。貫通孔1b1は、シャフト部材1の延びる方向と交差する方向に延びる長孔である。この回転によりシャフト部材1は支持部材に対して傾斜可能である。固定部材5a1、5a2をそれぞれナット5b1、5b2に強くねじ込むことにより、シャフト部材1を支持部材4に対して所定の傾斜角度の位置で強固に支持することができる。
図5に示されるように、モニタ11は、コンソールに配置されたモニタ61の上方に位置している。モニタ11の画面11a1とモニタ61の画面61aとのなす角度θは約30°であることが好ましい。モニタ11の傾斜角度の設定は、長孔である貫通孔1b1に対する固定部材5a1の相対位置を変えることにより可能である。これによりシャフト部材1を支持部材4に対して固定部材5a2を中心にして矢印ID方向に回転させることができる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
図1に示されるような、鉱山で使用される大型の油圧ショベル30の場合、1日の作業時間も長く、また使用年月も長くなる。このためモニタ11を支持するモニタ支持体10が簡単にはへたらないように構成されている必要がある。
また大型の油圧ショベル30では車高が高くなるため、作業時に加わる加速度、衝撃も大きくなる。このような大きな加速度、衝撃などが加わった場合でもモニタ11の姿勢を保持できる必要がある。
またモニタ11が俯瞰車両周囲画像モニタの場合、油圧ショベル30の後方などを俯瞰車両周囲画像モニタで確認する必要がある。このためモニタ11の姿勢が変わることは望ましくない。
また油圧ショベル30が前傾姿勢となった場合には、オペレータはモニタ11の横にあるグリップ用パイプ31adを掴むが、この際にオペレータの腕などがモニタ11にあたる場合がある。モニタ11が強固に支持されていないと、オペレータの腕がモニタ11に当たった際にモニタ11の姿勢が変わり、オペレータがモニタ11の画面を視認できない場合が生じる。
本実施の形態においては、図3および図4に示されるように、筒部材2の貫通孔にシャフト1aを挿入されることにより、筒部材2がシャフト1aの軸方向ADに移動可能で、かつ軸方向ADの回りに回転可能である。また筒部材2に固定された折り曲げ部3cのスリット3c1内に、シャフト1aに固定された第1固定部1bfの径方向突出部1bbが挿入されている。
上記の構成により筒部材2を軸方向ADの周りに回転可能としながらも、その回転量を径方向突出部1bbとスリット3c1とにより制限することができる。これにより従来例のような球体部を有する関節を用いなくても、モニタ11を適切に移動させることができるとともに、モニタ11の姿勢を強固に保持することができる。このため作業時に加速度、衝撃などが加わった場合でもモニタ11の姿勢を保持することが容易となる。
また図3および図4に示されるように、シャフト固定部1bは、シャフト1aの外周面よりも外周側へ突き出している。具体的には第1固定部1bfおよび第2固定部1bsの各々は、シャフト1aの外周面の両側においてその外周面よりも外周側へ突き出している。これによりシャフト1aから筒部材2が抜けることが防止される。
また図3および図4に示されるように、固定部材5a1は長孔よりなる貫通孔1b1に通されているため、シャフト部材1は貫通孔1c1を中心として支持部材4に対して回転可能である。この回転によりシャフト部材1は支持部材に対して傾斜可能である。これによりモニタ11の位置調整の自由度が高まる。たとえば図5に示されるように、コンソール62に設けられたモニタ61に対するモニタ11の傾斜角度を容易に調整することができる。
また固定部材5a1、5a2をそれぞれナット5b1、5b2に強くねじ込むことにより、シャフト部材1を支持部材4に対して所定の傾斜角度の位置で強固に支持することができる。
また図3に示されるように、スリット3c1内に挿入される第1固定部1bfにおける径方向突出部1bbの軸方向ADに沿う寸法LBは、筒部材2の軸方向ADの移動可能な距離LAよりも大きい。このため筒部材2が軸方向ADに移動しても、径方向突出部1bbがスリット3c1内に位置する状態が維持される。これにより筒部材2が軸方向ADに移動しても、筒部材2の回転量は制限される。
また図3および図4に示されるように、筒部材2は、第1部材2aと、第2部材2bと、締結部材2cとを有している。締結部材2cが第1部材2aの雌ネジ部2a2に強くねじ込まれることにより、筒部材2はシャフト1aに強固に締結される。これにより筒部材2は、シャフト1aに対して所定の軸方向位置および回転位置で強固に支持される。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2におけるキャブ内に支持されたモニタ付近の構成を示す斜視図である。図7および図8は、実施の形態2におけるモニタ支持体の分解斜視図および組立斜視図である。
図6に示されるように、本実施の形態においてはモニタ11は、パイプ31af(シャフト)に支持されている。パイプ31afはフロントピラー31aaに取り付けられている。またモニタ11の横(前窓31ah側)には、グリップ用パイプ31adが配置されている。
図7に示されるように、本実施の形態のモニタ支持体10Aは、パイプ31afと、筒部材2と、取付部材3と、規制部材6とを有している。パイプ31afは、略円柱形状を有し、軸方向ADに延びる部分を有している。このパイプ31afは、フロントピラー31aaに接続されている。
筒部材2は、第1部材2aと、第2部材2bと、締結部材2cとを有している。筒部材2の構成は、実施の形態1における筒部材2の構成と同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
取付部材3は、第1部材2aと一体に構成されている。取付部材3は、第1取付部3aと、第2取付部3bと、挿入部3dとを有している。第1取付部3aは第1部材2aの外周面に固定されている。第2取付部3bは、第1取付部3aに固定されている。
第2取付部3bは、モニタ11に取り付けられる部分である。第2取付部3bは、複数の貫通孔3b1を有している。この貫通孔3b1を通してネジ5dをモニタ11背面の雌ネジ部11cにねじ込むことにより、第2取付部3bはモニタ11に取り付け可能である。
挿入部3dは、第1取付部3aの端部(たとえば下端部)から軸方向ADに沿って延びている。
規制部材6は、固定部6aと、延在部6bと、支持部6cとを有している。延在部6bは、固定部6aから折り曲げられて、軸方向ADに沿って延びる部分である。支持部6cは、延在部6bから折り曲げられた部分である。支持部6cは、たとえば軸方向ADに対して直交する面内に延在している。支持部6cは、スリット6c1を有している。
図8に示されるように、モニタ支持体10Aの組立状態において、筒部材2は円柱形状の貫通孔を有し、その貫通孔にシャフト部材1のパイプ31afが挿入されている。この状態で、筒部材2は、パイプ31afに対して軸方向ADにスライド可能でかつ軸方向ADの回りに回転可能である。
締結部材2cが第1部材2aの雌ネジ部2a2に強くねじ込まれることにより、筒部材2はパイプ31afに強固に締結される。これにより筒部材2は、パイプ31afに対して所定の軸方向位置および回転位置で強固に支持される。
規制部材6は、固定部6aにて取付部31agに取り付けられている。取付部31agは、パイプ31afをフロントピラー31aaに取り付けるための部分である。規制部材6が取付部31agに取り付けられた状態で、規制部材6のスリット6c1内にパイプ31acが挿入されている。また取付部材3の挿入部3dが規制部材6のスリット6c1内に挿入されている。具体的には、挿入部3dの一部がスリット6c1内に挿入されている。これにより挿入部3dの回転方向の両側に規制部材6が位置しており、筒部材2のパイプ31afに対する回転量がモニタ11の背面11b側にて制限されている。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、図7および図8に示されるように、筒部材2の貫通孔にパイプ31afを挿入されることにより、筒部材2がパイプ31afの軸方向ADに移動可能で、かつ軸方向ADの回りに回転可能である。また筒部材2に固定された挿入部3dが、規制部材6のスリット6c1内に挿入されている。
上記の構成により筒部材2を軸方向ADの周りに回転可能としながらも、その回転量を挿入部3dとスリット6c1とにより制限することができる。これにより従来例のような球体部を有する関節を用いなくても、モニタ11を適切に移動させることができるとともに、モニタ11の姿勢を強固に保持することができる。このため作業時に加速度、衝撃などが加わった場合でもモニタ11の姿勢を保持することが容易となる。
また図7および図8に示されるように、筒部材2のパイプ31afに対する回転量がモニタ11の背面11b側にて制限されている。このため、回転量を制限する機構が、オペレータによるモニタ11の画面認識を阻害することはない。
上記の実施の形態1においては、第1固定部1bfに設けられた貫通孔1b1が長孔である場合について説明したが、第1固定部1bfの貫通孔1b1および第2固定部1bsの貫通孔1c1の少なくとも一方が、長孔であればよい。
上記実施の形態1においては、取付部材3がスリット3c1を有し、第1固定部1bfがそのスリット3c1内に挿入される構成について説明したが、第1固定部1bfにスリットが設けられ、取付部材3が第1固定部1bfのスリット内に挿入されることによりモニタ11の回転量が規制されていてもよい。
また上記実施の形態2においては、規制部材6がスリット6c1を有し、取付部材3がそのスリット6c1内に挿入される構成について説明したが、取付部材3にスリットが設けられ、規制部材6が取付部材3のスリット内に挿入されることによりモニタ11の回転量が規制されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 シャフト部材、1a シャフト、1b シャフト固定部、1bf 第1固定部、1b1,1c1,2b2,3b1,4a1,4b1,4c1 貫通孔、1ba 本体部、1bb 径方向突出部、1bs 第2固定部、2 筒部材、2a 第1部材、2a1,2b1 凹部、2a2,11c,31ae 雌ネジ部、2b 第2部材、2c 締結部材、3 取付部材、3a 第1取付部、3b 第2取付部、3c 折り曲げ部、3c1,6c1 スリット、3d 挿入部、4 支持部材、4a ピラー支持部、4b シャフト支持部、4bf 第1支持部、4bs 第2支持部、5a1,5a2 固定部材、5b1,5b2 ナット、5d,5e ネジ、6 規制部材、6a 固定部、6b 延在部、6c 支持部、10,10A モニタ支持体、11,61 モニタ、11a,61a 画面、11b 背面、30 油圧ショベル、31 旋回体、31a キャブ、31aa,31ab フロントピラー、31ac 運転席、31ad グリップ用パイプ、31af パイプ、31ag 取付部、31ah 前窓、31b エンジンフード、31c カウンタウェイト、32 作業機、32a ブーム、32b アーム、32c バケット、40 走行体、50 履帯装置、62 コンソール。

Claims (5)

  1. キャブを備えた作業車両であって、
    モニタと、
    前記モニタを前記キャブに支持するモニタ支持体とを備え、
    前記モニタ支持体は、
    シャフト固定部と、
    前記シャフト固定部に固定され、かつ軸方向に延びるシャフトと、
    前記シャフトが挿入される貫通孔を有し、前記シャフトに対して前記軸方向に移動可能でかつ前記軸方向の回りに回転可能な筒部材と、
    前記筒部材に固定され、前記モニタに取り付けられ、前記シャフト固定部の一部が挿入されるスリットを有する取付部材とを有する、作業車両。
  2. 前記シャフト固定部は、前記シャフトの外周面よりも外周側へ突き出している、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記シャフト固定部は、前記シャフトの第1端部に固定された第1固定部と、前記シャフトの第2端部に固定された第2固定部とを有し、
    前記第1固定部および前記第2固定部の少なくとも一方の固定部は、前記シャフトの延びる方向と交差する方向に延びる、締結部材挿入用の長孔を有する、請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記スリット内に挿入される前記シャフト固定部の前記軸方向に沿う寸法は、前記筒部材の前記軸方向の移動可能な長さよりも大きい、請求項1に記載の作業車両。
  5. 前記筒部材は、
    第1部材と、
    前記第1部材との間で前記シャフトを挟み込む第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを互いに接続するための締結部材とを有する、請求項1に記載の作業車両。
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