JPWO2018203439A1 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

マルチチャネルを利用して無線データ伝送を行なう通信装置を提供する。基地局として動作する通信装置は、無線信号を送受信する通信部と、配下の無線端末が利用するチャネルを制御する制御部を具備し、前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定し、前記プライマリー・チャネルを含まない非プライマリー・チャネルを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する。第2の送信方式は、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる。

Description

本明細書で開示する技術は、マルチチャネル無線環境下で無線データ伝送を行なう通信装置及び通信方法に関する。
IEEE802.11に代表される無線LAN(Local Area Network)システムにおいて、高速化を実現する技術として、チャネル・ボンディングとMIMO(Multiple Input Multiple Output)を挙げることができる。このうちチャネル・ボンディングは、使用周波数帯域において、隣り合うチャネルを束ねて通信する技術である(例えば、特許文献1を参照のこと)。IEEE802.11a/gでは1つのチャネルが使用する帯域は20MHzであるが、例えば2チャネル分の40MHzで通信することにより、伝送速度を2倍以上になる。
また、次世代無線LAN標準規格IEEE802.11axのタスク・グループでは、新たな干渉回避、周波数選択技術の導入によるスループットの向上が検討されている(例えば、特許文献2を参照のこと)。
特開2011−82993号公報 特開2017−55398号公報
本明細書で開示する技術の目的は、マルチチャネル無線環境下で無線データ伝送を行なう通信装置及び通信方法を提供することにある。
本明細書で開示する技術は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、基地局として動作し、無線信号を送受信する通信部と、配下の無線端末が利用するチャネルを制御する制御部を具備し、
前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定し、非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する、
通信装置である。
基地局としての通信装置は、例えば、配下の無線端末に信号送信を誘起するフレームを用いて、前記第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する。そして、前記制御部は、前記第2の無線端末に対して、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式を指定する。
また、前記制御部は、前記無線端末から受信したチャネル毎の検出干渉量の報告に基づいて、前記無線端末が利用するチャネルを制御するようにしてもよい。
また、本明細書で開示する技術の第2の側面は、基地局として動作する通信装置における通信方法であって、
特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定するステップと、
非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定するステップと、
を有する通信方法である。
また、本明細書で開示する技術の第3の側面は、基地局の配下で動作し、無線信号を送受信する通信部と、前記通信部における通信動作を制御する制御部を具備し、
前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用するときには第1の送信方式による信号送信を行なわせ、非プライマリー・チャネルのみを利用するときには前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なわせる、
通信装置である。
通信装置は、例えば接続先の基地局から信号送信を誘起するフレームを受信し、この受信フレームに記載されている内容に基づいて、信号送信に利用するチャネル及び送信方式を制御する。そして、前記制御部は、前記非プライマリー・チャネルのみを利用するときには、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式による信号送信を行なわせる。
また、通信装置は、利用可能な各チャネルの干渉量を検出する検出部をさらに備え、チャネル毎の検出干渉量の報告を接続先の基地局に送信するようにしてもよい。
また、本明細書で開示する技術の第4の側面は、基地局の配下で動作する通信装置における通信方法であって、
特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用して、第1の送信方式による信号送信を行なうステップと、
非プライマリー・チャネルのみを利用して、前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なうステップと、
を有する通信方法である。
本明細書で開示する技術によれば、マルチチャネル無線環境下で無線データ伝送を行なう通信装置及び通信方法を提供することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、チャネル・ボンディングを利用したデータ伝送伶を示した図である。 図2は、プライマリー・チャネルの使用を必須とする通信シーケンス例を示した図である。 図3は、非プライマリー・チャネル単体での送信を許容する通信シーケンス例を示した図である。 図4は、非プライマリー・チャネル単体での送信を許容する通信シーケンス例を示した図である。 図5は、無線端末によるマルチチャネル信号送信手順を示した図である。 図6は、無線ネットワーク・トポロジーの構成例を示した図である。 図7は、STA−XがSTA−1のプライマリー・チャネルを利用した送信信号を検出して信号送信を控える様子を示した図である。 図8は、STA−Xのチャネル・ボンディングを利用した送信信号がSTA−1の非プライマリー・チャネル単体を利用した送信信号と衝突する様子を示した図である。 図9は、トリガー・フレームの構成例を示した図である。 図10は、通信装置1000の機能的構成例を示した図である。 図11は、STA−XがSTA−1の非プライマリー・チャネルを利用し送信電力を増大した送信信号を検出して信号送信を控える様子を示した図である。 図12は、STA−Xのチャネル・ボンディングを利用した送信信号がSTA−1の非プライマリー・チャネル単体を利用した送信信号と干渉するが、AP−1が正しく受信処理する様子を示した図である。 図13は、基地局が配下の無線端末の信号送信を誘起する際に実施する処理手順の一例を示したフローチャートである。 図14は、無線端末が接続先の基地局から誘起されて信号を送信する際に実施する処理手順の一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
チャネル・ボンディングは、使用周波数帯域において、隣り合うチャネルを束ねて通信する技術である(前述)。基本的には、使用周波数帯域に、同じ周波数幅からなるプライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネル(若しくは、非プライマリー・チャネル)という2種類のチャネルを設ける。そして、通常のデータ伝送ではプライマリー・チャネルのみを使用する一方、高速又は大容量データ伝送時には、チャネル・ボンディングによりプライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルを束ねた2倍の周波数幅からなるチャネルを用いて2倍の伝送速度でデータ伝送を行なう(図1を参照のこと)。
例えば、2.4GHz又は5GHzを利用するIEEE802.11の無線LANシステムにおいて、プライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルをそれぞれ20MHz幅とすると、チャネル・ボンディングによりプライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルを束ねることで2倍の40MHz幅のチャネルを用いてデータ伝送を行なうことができる。また、プライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルをそれぞれ40MHz幅とすると、チャネル・ボンディングにより2倍の80MHz幅のチャネルを用いてデータ伝送を行なうことができる。
さらに、プライマリー・チャネルと2以上の非プライマリー・チャネルを束ねて、3倍以上のさらに高速な伝送速度を実現することができる。本明細書では、プライマリー・チャネル以外のチャネルを「非プライマリー・チャネル」とも呼ぶ。プライマリー・チャネルと各非プライマリー・チャネルの周波数幅は基本的に同じとする。セカンダリー・チャネルも非プライマリー・チャネルの1つである。
例えば、上記の2.4GHz又は5GHzを利用するIEEE802.11の無線LANシステムにおいて、チャネル・ボンディングを利用してそれぞれ20MHz幅のプライマリー・チャネルと3つの非プライマリー・チャネルを束ねることで、80MHz幅のチャネルを利用した高速伝送を実現することができる。
高精細の動画像コンテンツなど、高速データ伝送を必要とするケースは多い。一方で、IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)と呼ばれるセンサー・ネットワークの類では、少量のデータ伝送を行なう機会も増えてきている。後者の小容量データ伝送では、チャネル・ボンディングは不要であり、20MHz幅のチャネルを用いて伝送可能である。
現状(若しくは、本出願時点)のIEEE802.11の無線LANシステムでは、(チャネル・ボンディングの利用の有無に拘わらず)基地局(アクセスポイント:AP)が定めた特定のプライマリー・チャネルを使用したデータ伝送に限定される。このため、大容量データ伝送時にはチャネル・ボンディングを利用して高速化を実現できる一方、多くの少量データが重なる場合には、特定のプライマリー・チャネルを使用する少量データ伝送を時分割で実施しなければならない。
すなわち、多くの少量データ伝送を行なう際には、全体で長いデータ伝送時間を要することになり、高速化することができない。また、少量データの時分割伝送を行なっている間、システムが利用可能な全周波数帯域のうち特定のプライマリー・チャネルしか使用されず、非プライマリー・チャネルの未使用状態が続くことになるので、周波数利用効率が著しく悪くなる。
図2には、現状のIEEE802.11システムにおける、特定のプライマリー・チャネルの使用を必須とする通信シーケンス例を模式的に示している。ここでは、BSS(Basic Service Set)内に、大容量の伝送データを持つSTA−Aと、それぞれ少量の伝送データを持つSTA−B及びSTA−Cが存在することを想定している。
STA−Aは、チャネル・ボンディングを利用し、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルであるセカンダリー・チャネルを束ねた40MHz幅のチャネルを利用して高速データ伝送を行なうことができる。一方、STA−BとSTA−Cは、それぞれ20MHzのプライマリー・チャネルを用いたデータ伝送を時分割で実施する。プライマリー・チャネルの使用が必須であり、非プライマリー・チャネル単体での送信を行なうことはできない。このため、システム全体としては、STA−BとSTA−Cの少量データ伝送を高速化することができない。また、STA−BとSTA−Cはプライマリー・チャネルでのみデータ送信を行なうので、周波数利用効率が著しく悪くなる。
そこで、本明細書では、特定のプライマリー・チャネルの使用を必須とせず、非プライマリー・チャネル単体での送信を許可することにより、少量データ伝送時においても高速化及び周波数利用効率を向上することができる、無線データ伝送技術について、以下で提案する。
図3には、特定のプライマリー・チャネルの使用を必須とせず、非プライマリー・チャネル単体での送信を許容する通信シーケンス例を模式的に示している。但し、非プライマリー・チャネル単体での送信を許容する点、並びに以下で特に言及しない限りは、基本的には現状のIEEE802.11規格に従ってデータ伝送が実施されるものとする。ここでは、図2に示した例と同様に、BSS内に、大容量の伝送データを持つSTA−Aと、それぞれ少量の伝送データを持つSTA−B及びSTA−Cが存在することを想定している。
STA−Aは、チャネル・ボンディングを利用し、プライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルを束ねた40MHz幅のチャネルを利用して高速データ伝送を行なうことができる(同上)。
また、非プライマリー・チャネル単体での送信を許可することにより、少量の伝送データを持つSTA−BとSTA−Cは、それぞれプライマリー・チャネルとセカンダリー・チャネルを用いて、同時刻でデータ伝送を実施する。したがって、STA−BとSTA−Cの少量データ伝送を周波数分割により高速化することができる。システム全体としては、STA−BとSTA−Cはそれぞれプライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルでデータ送信を行なうので、周波数利用効率が向上する。
なお、送信を許可する非プライマリー・チャネルは、図3に示したようにプライマリー・チャネルと連続する(若しくは、プライマリー・チャネルに隣接する)セカンダリー・チャネルに限定されない。例えば、図4に示すように、プライマリー・チャネルから周波数軸上で離間した非プライマリー・チャネル単体での送信も許可される。付言すれば、非プライマリー・チャネルは、プライマリー・チャネルと同じ周波数幅には限定されず、複数の非プライマリー・チャネルをチャネル・ボンディングした40MHz、60MHz、80MHz、…の非プライマリー・チャネルを利用することも想定される。
ところで、IEEE802.11に代表される無線LANシステムでは、各無線端末は、事前に自端末が使用するチャネルの利用状況を確認してから信号送信を開始するという手順を適用することにより、他の無線端末によるデータ伝送との衝突を回避するようになっている。本実施形態のように、プライマリー・チャネルと、セカンダリー・チャネルを含む1以上の非プライマリー・チャネルからなるマルチチャネルを使用するシステムでは、使用するチャネル毎に利用状況を確認してから信号送信を開始することになる。
図5には、本実施形態で想定している、無線端末によるマルチチャネル信号送信手順を示している。図示の信号送信手順では、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネル(セカンダリー・チャネル)とで異なる衝突回避の仕組みが適用される。
プライマリー・チャネルでは、無線端末は、ランダムな待ち時間(Backoff)を設定して、CCA(Clear Channel Assessment:クリア・チャネル評価)−PD(Preamble Detection:プリアンプル検出)やCCA−SD(Signal Detection:信号検出)と呼ばれる仕組みを用いて、−82dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みる。そして、一定時間以上信号が検出できない場合には、プライマリー・チャネルは他の端末には利用されておらず、自端末で利用可能である(すなわち、衝突は発生しない)と判定することができる。
また、チャネル・ボンディングにより、プライマリー・チャネルとともにさらに非プライマリー・チャネルも利用したい無線端末は、送信開始の予定時刻より一定時間(例えば、PIFS(PCF(Point Coordination Function) Inter Frame Space))だけ前に、CCA−ED(Energye Detection:エネルギー検出)と呼ばれる仕組みを用いて、−62dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みる。そして、一定時間以上信号が検出できない場合には、非プライマリー・チャネルも他の端末には利用されておらず、自端末で利用可能であると判定することができる。
要するに、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルとで干渉量が非対称(若しくは、同一でない)となる、という点を理解されたい。プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルをチャネル・ボンディングして利用する無線端末は、プライマリー・チャネルよりも低い感度で非プライマリー・チャネルにおける信号検出を実施する。
図6に示すような無線ネットワーク・トポロジーにおいて、図5に示すマルチチャネル信号送信手順を適用した場合について、考察してみる。
但し、図6では、基地局AP−1が、自己に接続している無線端末STA−1に、プライマリー・チャネル又はセカンダリー・チャネル(非プライマリー・チャネル)のいずれかを利用したアップリンクの信号送信を行なわせ、その際に、他のBSSに属するSTA−XがAP−1にとって干渉源となる、というネットワーク・トポロジーを想定している。
さらに、STA−Xは、STA−1からの送信信号を−72dBmで受信でき、すなわち、STA−1からの−82dBmの信号の到達範囲内であるが、−62dBmの信号の到達範囲外に存在するものとする。
STA−Xは、接続先の基地局AP−Xに、プライマリー・チャネル及び非プライマリー・チャネルをチャネル・ボンディングして40MHz信号の送信を試みるとき、図5に示した信号送信手順を実施する。
すなわち、STA−Xは、まずプライマリー・チャネルで、CCA−PD(又は、CCA−SD)の仕組みを用いて−82dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みる。
そして、STA−Xは、プライマリー・チャネルで一定時間以上信号を検出しないときには、プライマリー・チャネルは他の端末には利用されておらず、自端末で利用可能であると判定し、続いて非プライマリー・チャネルで、一定時間(PIFS)前にCCA−EDの仕組みを用いて−62dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みて、非プライマリー・チャネルの利用状況を確認する。
AP−1は、STA−1に、プライマリー・チャネル又は非プライマリー・チャネルのいずれかを利用したアップリンクの信号送信を行なわせている。STA−1がプライマリー・チャネルを使って信号を送信している場合には、STA−Xは−72dBmでその信号を検出することが可能である(前述)。したがって、STA−Xは、プライマリー・チャネルの利用を検出して自分の信号送信を控えるので、STA−1との衝突、すなわちAP−1への干渉を回避することができる(図7を参照のこと)。
他方、STA−1が非プライマリー・チャネル単体を使って信号を送信している場合、STA−Xは、非プライマリー・チャネルにおいては−62dBm以上の信号のみ検出可能であるため、当該信号を検出することができない。このため、STA−Xは、チャネル・ボンディングを利用してプライマリー・チャネル及び非プライマリー・チャネルを束ねた40MHzの信号を開始する。この結果、干渉の非対称性に起因して、STA−1との衝突、すなわちAP−1への干渉が発生してしまう(図8中の網掛け部分を参照のこと)。
そこで、基地局AP−1は、自分に接続している無線端末STA−1に対して非プライマリー・チャネル単体での送信を許可する際には、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルの送信における干渉量の非対称性を考慮して、無線端末STA−1の送信方式を指定するようにする。具体的には、以下の2つの指定方法を挙げることができる。
(1)非プライマリー・チャネルにおける送信電力を増大する。
(2)非プライマリー・チャネルにおいて使用するデータレートを低下する。
STA−1が送信電力を増大して非プライマリー・チャネルで信号を送信することにより、干渉源であるSTA−Xは、非プライマリー・チャネルで一定時間(PIFS)前のCCA−EDの仕組みでSTA−1からの信号を検出することが可能になり、信号送信を控えることで、衝突を回避することができる。
また、STA−1が低いデータレートで信号を送信することにより、干渉に対する耐性が向上する。この結果、AP−1側では、STA−Xから干渉を被っても、STA−1からの信号を受信し、正確に復調・復号することが可能になる。
なお、非プライマリー・チャネルにおける送信電力を「増大する」とは、特定のプライマリー・チャネル(チャネル・ボンディング利用時を含む)を利用した信号送信時における送信電力よりも大きくすることを意味する(以下同様)。また、非プライマリー・チャネルにおいてデータレートを「低下する」とは、(チャネル・ボンディング利用時を含む)を利用した信号送信時よりもデータレートを低くすることを意味する(以下同様)。
AP−1は、STA−1に非プライマリー・チャネル単体での送信を許可する際に、上記(1)及び(2)のいずれか一方の送信方式のみを指定してもよいし、両方を同時に指定してもよい。上記(1)及び(2)の両方を同時に指定すれば、STA−Xは干渉を回避することが可能になるとともに、万一STA−Xがチャネル・ボンディング信号を送信しても、AP−1は正確に復調・復号処理し易くなる。
図6に示すような無線ネットワーク・トポロジーにおいて、STA−1が上記(1)又は(2)の送信方式を適用して非プライマリー・チャネル単体を利用して信号送信する場合について、考察してみる。但し、STA−Xは、STA−1からの送信信号を−72dBmで受信できる場所に存在し、AP−Xにチャネル・ボンディングを利用して40MH信号の送信を試みるときに、図5に示した信号送信手順を実施する(同上)。
STA−Xは、まずプライマリー・チャネルで、CCA−PD(又は、CCA−SD)の仕組みを用いて−82dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みる。そして、STA−Xは、プライマリー・チャネルで一定時間以上信号を検出しないときには、プライマリー・チャネルは他の端末には利用されておらず、自端末で利用可能であると判定し、続いて非プライマリー・チャネルで、CCA−EDの仕組みを用いて−62dBm以上の電力で受信される信号の検出を試みて、非プライマリー・チャネルの利用状況を確認する。
STA−1は、送信電力を増大させて、非プライマリー・チャネル単体を利用した信号送信を実施する。STA−Xは、非プライマリー・チャネルにおいては−62dBm以上の信号のみ検出可能であるが、送信電力が増大されているので、STA−1からの送信信号を検出することが可能である(前述)。したがって、STA−Xは、プライマリー・チャネルの利用を検出して自分の信号送信を控えるので、STA−1との衝突、すなわちAP−1への干渉を回避することができる(図11を参照のこと)。
あるいは、STA−1は、送信電力を増大させないが、低いデータレートで、非プライマリー・チャネル単体を利用した信号送信を実施する。STA−Xは、非プライマリー・チャネルにおいては−62dBm以上の信号のみ検出可能であるため、当該信号を検出することができない。このため、STA−Xは、チャネル・ボンディングを利用してプライマリー・チャネル及び非プライマリー・チャネルを束ねた40MHzの信号を開始する。この結果、STA−Xからの信号は、AP−1が受信するSTA−1からの信号を干渉するが(図12中の斜線で塗り潰した部分)、低いデータレートが適用され干渉に対する耐性が向上しているので、AP−1は正しく受信処理(復調並びに復号処理)を行なうことができる。
なお、STA−1が非プライマリー・チャネル単体を利用する送信信号の送信電力を増大させたにもかかわらず、STA−Xがその信号を検出できず、チャネル・ボンディングを利用して信号送信を開始した場合も同様に、STA−1が低いデータレートで信号を送信することにより、AP−1は正しく受信処理を行なうことができる。
したがって、基地局は、チャネル毎の干渉量の非対称性を考慮して、配下の無線端末に対するスケジューリング及びシグナリングを行なうことで、非プライマリー・チャネルの利用効率が向上し、スループットも向上する。
例えば、IEEE802.11ax(前述)では、基地局がトリガー・フレーム(Trigger Frame)を用いて配下の無線端末の信号送信を誘起する方式が導入される。基地局は、このトリガー・フレームで、アップリンクの信号送信を許可する無線端末に対して、データ長や利用伝送レートなどを指定することができる。したがって、基地局は、配下の無線端末に対して非プライマリー・チャネル単体を利用した信号送信を許可する際のトリガー・フレームにおいて、干渉の非対称性を考慮して、プライマリー・チャネル利用時よりも高い送信電力を指定し、又は、データレートが低く干渉の耐性の高いMCS(Modulation and Coding Scheme)情報を指定するようにすればよい。
図9には、本実施形態で使用されるトリガー・フレームの構成例を示している。
Frame Controlフィールドは、MAC(Media Access Control)フレーム制御に関する情報を格納する領域であり、このフレームの種類に関する情報が含まれる。Durationフィールドは、当該フレーム送信により無線回線を使用する予定期間を格納する領域である。
Receiver Addressフィールドは、このフレームの宛先アドレスを格納する領域である。トリガー・フレームのReceiver Addressフィールドには、ブロードキャスト・アドレスが格納される。
Transmitter Addressフィールドは、このフレームの送信元を格納する領域である。トリガー・フレームのTransmitter Addressフィールドには、送信元である基地局のアドレスが、例えばMACアドレスの形式で記載される。
Commom Infoフィールドは、すべての無線端末が参照できる情報を格納する領域であり、例えばPPDU(PLCP(Physical Layer Convergence Protocol) Protocol Data Unit)長やPHY層のフレーム・ヘッダ情報が含まれる。
User Specificフィールドは、無線端末が個別に参照できる情報を格納する領域である。当該トリガー・フレームでフレーム送信が誘発される(すなわち、アップリンクのユーザ通信が許可される)無線端末の個数分だけUser Specificフィールドが繰り返し設けられ、送信が許可される無線端末毎の情報が記載される。
そして、Paddingフィールドにより、トリガー・フレームのフレーム長が整えられ、最後尾には誤り検出のためのFCS(フレーム・チェック・シーケンス)が付加される。
1つのUser Specificフィールドには、User Identifier、RU Allocation、Coding Type、MCS、DCM、SS Allocation、Trigger−dependentの各フィールドが設けられる。
User Identifierフィールドは、当該トリガー・フレームでフレーム送信を許可する無線端末のAID(Association Identifier)を示す領域である。なお、AIDはBSS毎に唯一の識別子であり(周知)、通常は1〜2007の番号によって示される11ビットの情報量である。後続のRU Allocation、Coding Type、MCS、DCM、SS Allocation、Trigger−dependenの各フィールドには、AIDで示す無線端末に関する情報が格納される。
RU Allocationフィールドは、該当する無線端末がアップリンクのユーザ通信で使用するリソース・ユニット(RU)を示す領域である。RUは、周波数軸方向でサブキャリア26個分、時間軸方向でOFDMシンボル長に基づいて決まる。該当する無線端末が使用するチャネルをこのRU Allocationフィールドで指定することができる。本実施形態では、RU Allocationフィールドで、特定のプライマリー・チャネル、チャネル・ボンディングによりプライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルを束ねたチャネル、並びに、非プライマリー・チャネル単体を指定することが想定される。
Coding Typeフィールドは、該当する無線端末が送信するPPDUの符号化方式を示す領域である。MCSフィールドは、該当する無線端末が送信するPPDUのMCS(変調方式、符号化率などの組み合わせをインデックス化した情報)を示す領域である。TX Powerフィールドは、該当する無線端末の送信電力を示す領域である。本実施形態では、該当する無線端末に対してRU Allocationフィールドで非プライマリー・チャネル単体の使用が指定される場合には、MCSフィールドではデータレートが低く干渉の耐性の高いMCS情報を指定し、TX Powerフィールドではライマリー・チャネル利用時よりも高い送信電力を指定することを想定している。
DCMフィールドは、該当する無線端末が送信するPPDUでDual Carrier Modulationを使用するか否かを示す領域である。SS(Spatial Stream) Allocationフィールドは、該当する無線端末が送信するPPDUの空間ストリームの情報を示す領域である。Trigger−dependenフィールドは、トリガー・フレームの種類に応じた情報を格納する領域である。
このように、基地局は、配下の無線端末に対して非プライマリー・チャネル単体を利用した信号送信を許可する際のトリガー・フレームにおいて、上述したような干渉の非対称性を考慮して、プライマリー・チャネル利用時よりも高い送信電力を指定し、又は、データレートが低く干渉の耐性の高いMCS情報を指定することができる。
また、基地局は、トリガー・フレームではなく、ビーコン・フレームやその他の制御フレームを用いて、配下の無線端末が使用するチャネル及び送信方式を指定するようにしてもよく、非プライマリー・チャネル単体を使用する無線端末に対しては低いデータレート又は増大した送信電力となる送信方式を指定するようにしてもよい。
但し、基地局が、配下の無線端末に対し非プライマリー・チャネル単体の利用を指定し、さらに非プライマリー・チャネル単体の利用を指定する無線端末に対して低いMCS情報又は高い送信電力を指定する際には、その無線端末のケーバビリティ情報(非プライマリー・チャネル単体を利用した送信処理に対応しているか否か)を事前に確認するようにしてもよい。
なお、基地局と無線端末の間で、非プライマリー・チャネル単体での送信を許可する際には、トリガー・フレームで低いMCS情報や高い送信電力を格別に指定しなくても、無線端末において自動的に低いMCS又は高い送信電力を設定して信号送信するように取り決めを行なうようにしてもよい。
また、基地局において、アップリンク通信のスケジューリング並びにチャネル割り当てを、無線環境に応じて適切に行なうようにするために、配下の無線端末は、チャネル毎の検出干渉量を基地局に報告するようにしてもよい。基地局は、無線端末からの報告に従い、その無線端末にとって干渉の少ないチャネル(プライマリー・チャネル又は非プライマリー・チャネル)を割り当てるようにすることができる。
例えば、チャネル毎の検出干渉量を報告するための専用フレームを新たに定義し、無線端末はこの専用フレームを用いて基地局に報告するようにしてもよい。無線端末は、定期的、あるいはチャネル毎の検出干渉量の変化を検知したタイミングで、自律的に報告フレームを送信するようにしてもよいし、接続先の基地局からの要求フレームを受信したことに応答して報告フレームを送信するようにしてもよい。
あるいは、無線端末は、基地局からのトリガー・フレームに誘起されて送信するアップリンクの送信フレームのプリアンプル又はペイロード部分に、チャネル毎の検出干渉量に関する情報を載せるようにしてもよい。
また、無線端末は、接続先の基地局から受信したトリガー・フレーム(又はその他のフレーム)の指示に依らず、非プライマリー・チャネル単体を利用して信号送信を行なうときに、自律的に送信電力を増大し又は低いデータレートでフレーム送信するようにしてもよい。
また、IoT又はM2Mの類で、非プライマリー・チャネルしか利用しないような無線端末の場合には、そもそも所定値以上の送信電力で、又は低いデータレートで送信するように送信部を構成するようにしてもよい。
図10には、本実施形態において基地局又は無線端末として通信動作を行なう通信装置1000の機能的構成例を示している。図示の通信装置1000は、例えば図6に示した無線環境下において、AP−1又はSTA−1として動作することを想定している。基本的な構成は、基地局でも無線端末でも同様であると理解されたい。
通信装置1000は、データ処理部1001、制御部1002、通信部1003、電源部1004から構成される。また、通信部1003は、さらに変復調部1011、空間信号処理部1012、チャネル推定部1013、無線インターフェース(IF)部1014、アンプ部1015、アンテナ1016を備えている。但し、無線インターフェース部1014、アンプ部1015及びアンテナ1016はこれらを1組として1つの送受信ブランチを構成し、2以上の送受信ブランチで通信部1003が構成されてもよい。また、アンプ部1015は無線インターフェース部1014にその機能が内包される場合もある。但し、アンテナ1016は、通信部1003内(若しくは、通信装置1000内)に装備される場合と、通信装置1000の外部に取り付けられる場合とがある。
データ処理部1001は、プロトコル上位層(図示しない)よりデータが入力される送信時において、そのデータから無線送信のためのパケットを生成し、MAC制御のためのヘッダの付加や誤り検出符号の付加などの処理を実施し、処理後のデータを変復調部1011へ提供する。また、データ処理部1001は、変復調部1011からの入力がある受信時において、MACヘッダの解析、パケット誤りの検出、リオーダー処理などを実施して、処理後のデータを自身のプロトコル上位層へ提供する。
制御部1002は、通信装置1000内の各部間の情報の受け渡しを行なう。また、制御部1002は、変復調部1011及び空間信号処理部1012におけるパラメータ設定、データ処理部1001におけるパケットのスケジューリングを行なう。また、制御部1002は、無線インターフェース部1014及びアンプ部1015のパラメータ設定及び送信電力制御を行なう。
また、通信装置100が基地局として動作する場合の制御部1002は、配下の無線端末のアッパーリンクのユーザ通信の動作を制御するために、トリガー・フレームを送信するように各部を制御する。例えば、無線端末に対して非プライマリー・チャネル単体での送信を許可する際には、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルの送信における干渉量の非対称性を考慮して、高い送信電力、又はデータレートを低下させたMCS情報の少なくとも一方を、トリガー・フレームで指定する。
他方、通信装置1000が無線端末として動作する場合の制御部202は、受信したトリガー・フレームに記載されている情報に従って、アッパーリンクのユーザ通信を実施するように各部を制御する。例えば、非プライマリー・チャネル単体での送信が許可されている場合には、トリガー・フレームの該当するUesr Specificフィールドの指定に従って(若しくは、プライマリー・チャネルと非プライマリー・チャネルの送信における干渉量の非対称性を考慮して)、高い送信電力、又はデータレートを低下させたMCS情報に対応する変調・符号化方式を用いて、アッパーリンクのフレーム送信を行なうための制御を行なう。また、この場合の制御部1002は、必要に応じて、通信部1003で検出されるチャネル毎の干渉量に関する情報を載せたフレームを、接続先の基地局に送信するよう、各部を制御する。
また、通信装置1000が無線端末として自律分散動作する場合の制御部1002は、非プライマリー・チャネルを利用するときには、自律的に、送信電力を増大し又は低いデータレートでフレーム送信するように、各部を制御する。
また、通信装置1000がIoT又はM2Mの類の無線端末として動作し、非プライマリー・チャネル単体しか利用しない場合には、制御部1002は、送信電力を増大し又は低いデータレートでフレーム送信するように、各部を制御する。あるいは、IoT又はM2Mの類の無線端末として動作する通信装置1000の場合、制御部1002による制御に依らず、そもそも通信部1003が高い送信店力及び低いデータレートでフレーム送信を行なうように構成されることもある。
変復調部1011は、送信時はデータ処理部1001からの入力データに対し、制御部1002によって設定されたコーディング及び変調方式に基づいて、エンコード、インターリーブ及び変調の処理を行ない、データ・シンボル・ストリームを生成して空間信号処理部1012へ提供する。また、変復調部1011は、受信時には、制御部1001によって設定されたコーディング及び変調方式に基づいて、空間信号処理部1012からの入力に対して復調及びデインターリーブ、デコードという送信時とは反対の処理を行ない、データ処理部1001若しくは制御部1002へデータを提供する。
空間信号処理部1012は、送信時には、必要に応じて変復調部1011からの入力に対して空間分離に供される信号処理を行ない、得られた1つ以上の送信シンボル・ストリームをそれぞれの無線インターフェース部1014へ提供する。一方、受信時には、空間信号処理部1012は、それぞれの無線インターフェース1014部から入力された受信シンボル・ストリームに対して信号処理を行ない、必要に応じてストリームの空間分解を行なって変復調部1011へ提供する。
チャネル推定部1013は、それぞれの無線インターフェース部1014からの入力信号のうち、プリアンブル部分及びトレーニング信号部分から伝搬路の複素チャネル利得情報を算出する。そして、算出された複素チャネル利得情報は制御部1002を介して変復調部1011での復調処理及び空間信号処理部1012での空間処理に利用される。
無線インターフェース部1014は、送信時には空間信号処理部1012からの入力をアナログ信号へ変換し、フィルタリング、及び搬送波周波数へのアップコンバートを実施し、アンテナ1016又はアンプ部1015へ送出する。一方、受信時には、無線インターフェース部1014は、アンテナ1016又はアンプ部1015からの入力(搬送波周波数の受信信号)に対してダウンコンバートやディジタル信号への変換といった、送信時とは反対の処理を実施し、空間信号処理部1012及びチャネル推定部1013へデータを提供する。
アンプ部1015は、送信時には無線インターフェース部1014から入力されたアナログ信号を所定の電力まで増幅してからアンテナ1016へと送出する。また、アンプ部1015は、受信時にはアンテナ1016から入力された受信信号を所定の電力まで低雑音増幅してから無線インターフェース部1014に出力する。このアンプ部1015の送信時の機能と受信時の機能の少なくともどちらか一方が無線インターフェース部1014に内包される場合がある。
電源部1004は、バッテリー電源又は商用電源などの固定電源で構成され、通信装置1000内の各部に対し駆動用の電力を供給する。
なお、通信装置1000は、図示した以外の機能モジュールをさらに備えることもできるが、本明細書で開示する技術に直接関連しないので、ここでは図示並びに説明を省略する。
図13には、基地局が配下の無線端末の信号送信を誘起する際に実施する処理手順の一例をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、基地局として動作する通信装置1000において、主に制御部1002によって実施される。
この処理手順を開始する前に、基地局が、無線端末のケーバビリティ情報(非プライマリー・チャネル単体を利用した送信処理に対応していること)を事前に確認することを前提としてもよい。
基地局は、配下の無線端末のアップリンクの信号送信を誘起するときには(ステップS1301のYes)、信号送信を許可する各無線端末のスケジューリングを行なう(ステップS1302)。
ここで、基地局は、非プライマリー・チャネル単体を利用する信号送信を許可するかどうかをチェックする(ステップS1303)。非プライマリー・チャネル単体を利用する信号送信を許可する場合には(ステップS1303のYes)、基地局は、該当する無線端末に対して、チャネル毎の干渉量の非対称性を考慮した送信電力並びにMCSを設定する(ステップS1304)。すなわち、非プライマリー・チャネル単体を利用した信号送信を許可する無線端末に対して、増大した送信電力、又は低いMCSのうち少なくとも一方を設定する。
次いで、基地局は、ステップS1304で設定した内容を含めて、信号送信を許可する無線端末毎のUser Specificフィールドに記載すべき内容を決定して、トリガー・フレームを作成する(ステップS1305)。RU Allocationフィールドで非プライマリー・チャネル単体を指定する場合(若しくは、特定のプライマリー・チャネルを含まないチャネルを指定する場合)には、MCSフィールドには低データレートとなるMCS情報を設定し、又は、TX Powerフィールドには増大した送信電力を設定する。
そして、基地局は、衝突回避機構によるランダムな待ち時間(Backoff)を設定した後に、トリガー・フレームを送信する(ステップS1306)。
また、図14には、無線端末が接続先の基地局から誘起されて信号を送信する際に実施する処理手順の一例をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、無線端末として動作する通信装置1000において、主に制御部1002によって実施される。
この処理手順を開始する前に、無線端末のケーバビリティ情報(非プライマリー・チャネル単体を利用した送信処理に対応していること)を、接続先の基地局が事前に確認することを前提としてもよい。
無線端末は、接続先の基地局からトリガー・フレームを受信したときには(ステップS1401のYes)、そのトリガー・フレームで自身の信号送信が許可されているか否かをチェックする(ステップS1402)。
無線端末は、受信したトリガー・フレームに、User Identicicationフィールドで自身のAIDを示すUser Specificフィールドが存在するか否かで、自身の信号送信が許可されているか否かをチェックすることができる。ここで、自身に該当するUser Specificフィールドが見つからず、信号送信が許可されなったときには(ステップS1402のNo)、本処理を終了する。
また、受信したトリガー・フレーム中に、自身に該当するUser Specificフィールドが見つかり、信号送信が許可されている場合には(ステップS1402のYes)、基地局へのアップリンクで送信するフレームを作成して(ステップS1403)、当該User Specificフィールドで指定されている内容に従ってフレーム送信を実施する(ステップS1404)。
RU Allocationフィールドで非プライマリー・チャネル単体が指定されている場合(若しくは、特定のプライマリー・チャネルを含まないチャネルが指定されている場合)には、MCSフィールドには低データレートとなるMCS情報が設定され、又は、TX Powerフィールドには増大した送信電力が設定されている。
したがって、非プライマリー・チャネル単体を利用する(若しくは、定のプライマリー・チャネルを含まないチャネルを利用する)無線端末は、低データレートで、又は送信電力を増大して、基地局へのアップリンクのフレームを送信することになる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書で開示する技術は、例えばIEEE801.11ax規格に従う無線LANシステムに好適に適用することができる。また、本明細書で開示する技術は、特定のプライマリー・チャネルを含む複数のチャネルを束ねるチャネル・ボンディングを利用するとともに、プライマリー・チャネル以外のチャネル単体の利用を許可する無線通信システムや、複数のチャネルが利用可能で且つチャネル毎の干渉量が非対象となる無線通信システムに、好適に適用することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)基地局として動作し、無線信号を送受信する通信部と、配下の無線端末が利用するチャネルを制御する制御部を具備し、
前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定し、非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する、
通信装置。
(2)前記制御部は、前記第2の無線端末に対して、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式を指定する、
上記(1)に記載の通信装置。
(3)配下の無線端末に信号送信を誘起するフレームを用いて、前記第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する、
上記(1)又は(2)のいずれかに記載の通信装置。
(4)信号送信を誘起する無線端末の送信電力の情報を含むフレームを送信する、
上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の通信装置。
(5)前記制御部は、前記無線端末から受信したチャネル毎の検出干渉量の報告に基づいて、前記無線端末が利用するチャネルを制御する、
上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の通信装置。
(6)基地局として動作する通信装置における通信方法であって、
特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定するステップと、
非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定するステップと、
を有する通信方法。
(7)基地局の配下で動作し、無線信号を送受信する通信部と、前記通信部における通信動作を制御する制御部を具備し、
前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用するときには第1の送信方式による信号送信を行なわせ、非プライマリー・チャネルのみを利用するときには前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なわせる、
通信装置。
(8)前記制御部は、前記非プライマリー・チャネルのみを利用するときには、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式による信号送信を行なわせる、
上記(7)に記載の通信装置。
(9)前記基地局から信号送信を誘起するフレームを受信し、
前記制御部は、受信した前記フレームに基づいて、信号送信に利用するチャネル及び送信方式を制御する、
上記(7)又は(8)のいずれかに記載の通信装置。
(10)前記基地局から信号送信を誘起するとともに送信電力の情報を含むフレームを受信し、
前記制御部は、受信した前記フレームに基づいて、送信信号の送信電力を制御する、
上記(7)乃至(9)のいずれかに記載の通信装置。
(11)利用可能な各チャネルの干渉量を検出する検出部をさらに備え、
前記制御部は、チャネル毎の検出干渉量の報告を前記基地局に送信させる、
上記(7)乃至(10)のいずれかに記載の通信装置。
(12)基地局の配下で動作する通信装置における通信方法であって、
特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用して、第1の送信方式による信号送信を行なうステップと、
非プライマリー・チャネルのみを利用して、前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なうステップと、
を有する通信方法。
1000…通信装置、1001…データ処理部、1002…制御部
1003…通信部、1004…電源部
1011…変復調部、1012…空間信号処理部
1013…チャネル推定部、1014…無線インターフェース部
1015…アンプ部、1016…アンテナ

Claims (12)

  1. 基地局として動作し、無線信号を送受信する通信部と、配下の無線端末が利用するチャネルを制御する制御部を具備し、
    前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定し、非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する、
    通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の無線端末に対して、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式を指定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 配下の無線端末に信号送信を誘起するフレームを用いて、前記第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 信号送信を誘起する無線端末の送信電力の情報を含むフレームを送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記無線端末から受信したチャネル毎の検出干渉量の報告に基づいて、前記無線端末が利用するチャネルを制御する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 基地局として動作する通信装置における通信方法であって、
    特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用する第1の無線端末に対して第1の送信方式を指定するステップと、
    非プライマリー・チャネルのみを利用する第2の無線端末に対して前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式を指定するステップと、
    を有する通信方法。
  7. 基地局の配下で動作し、無線信号を送受信する通信部と、前記通信部における通信動作を制御する制御部を具備し、
    前記制御部は、特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用するときには第1の送信方式による信号送信を行なわせ、非プライマリー・チャネルのみを利用するときには前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なわせる、
    通信装置。
  8. 前記制御部は、前記非プライマリー・チャネルのみを利用するときには、前記第1の送信方式よりも低いデータレート又は大きな送信電力からなる前記第2の送信方式による信号送信を行なわせる、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記基地局から信号送信を誘起するフレームを受信し、
    前記制御部は、受信した前記フレームに基づいて、信号送信に利用するチャネル及び送信方式を制御する、
    請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記基地局から信号送信を誘起するとともに送信電力の情報を含むフレームを受信し、
    前記制御部は、受信した前記フレームに基づいて、送信信号の送信電力を制御する、
    請求項7に記載の通信装置。
  11. 利用可能な各チャネルの干渉量を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、チャネル毎の検出干渉量の報告を前記基地局に送信させる、
    請求項7に記載の通信装置。
  12. 基地局の配下で動作する通信装置における通信方法であって、
    特定のプライマリー・チャネルを含むチャネルを利用して、第1の送信方式による信号送信を行なうステップと、
    非プライマリー・チャネルのみを利用して、前記第1の送信方式とは異なる第2の送信方式による信号送信を行なうステップと、
    を有する通信方法。
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