JPWO2018198511A1 - 光受信器および光通信装置 - Google Patents

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Abstract

光受信器20は、マルチモードファイバ30を伝播した螺旋状の波面を有する光ビームを受光素子21で受光する光受信器である。光受信器20は、マルチモードファイバ30と受光素子21との間に配置された受信側ボルテックス光学素子24を備える。

Description

本発明は、光受信器および光通信装置に関する。
近年、インターネットやクラウドの普及により、データ通信量が爆発的に増大している。一時的にデータを保管したり、インターネットへの接続を行ったりするデータセンター内でも、大容量のデータを高速でやり取りする必要がある。
データセンター内のように短距離(数十m〜数百m)の伝送には、電気信号による通信も行われているが、高速化の点では光通信を行った方が有利である。短距離の光通信では、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)等の面発光型光源とマルチモードファイバとを組み合わせた、伝送速度が数GHz〜10GHzのシステムがすでに実現されている。
マルチモードファイバは、光が通るコアがシングルモードファイバと比較して大きく設計されているため、コア内を多くのモードの光が伝送し、DMD(Differential Modal Dispersion)が発生する可能性がある。DMDが発生すると光波形が劣化しやすくなるため伝送距離が制限される可能性がある。
マルチモードファイバのDMDを改善する方法として、光渦を発生させるボルテックス位相板(Vortex Phase Plate)を用いる方法が知られている(例えば特許文献1又は2)。通常、レーザから出射される光は、中心部の強度が高い基本ガウシアン状の光強度分布を有するが、この光をボルテックス位相板に通過させると、中心部分の強度が零又は低下したリング状の光強度分布を有する光に変換することができる。ボルテックス位相板とは、例えば、連続又は階段状の螺旋形状(ボルテックス形状)が、いずれかの主面に形成された板状の光学素子である。
よく知られているように、マルチモードファイバは製造方法によってはコアの中心部分の屈折率分布が不安定となっている場合があり、これがDMDを引き起こす要因となる(例えば特許文献1又は2)。そこで、レーザから出射した光を、ボルテックス位相板を透過させて、リング状の光強度分布を有する光に変換した後、マルチモードファイバに入射させる。こうすることにより、マルチモードファイバのコアの中心部分に直接入射する光が抑制されるうえ、いわゆる高次の伝播モードが主体となってファイバ内を伝播するので、DMDの発生を抑制できる。
特開2008−46312号公報 特開2016−91014号公報
しかしながら、マルチモードファイバを伝播した光を光受信器においてフォトダイオード(PD)やアバランシェフォトダイオード(APD)等の受光素子で受信する場合、マルチモードファイバから出射される光がリング状の光強度分布を有するものとなっていると、中心部の光強度が著しく低いため、受光素子での受光量は低くなり、光電変換後に得られる電気信号も小さいものとなる可能性がある。
受光素子の受光面の面積を大きくすることで受光量を高めることは可能であるが、受光素子の面積を大きくしすぎると受光素子の応答速度が遅くなり、高速な信号が読み取りにくくなるという問題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、マルチモードファイバを伝播した螺旋状の波面を有する光ビームを効率よく受光できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光受信器は、マルチモードファイバを伝播した螺旋状の波面を有する光ビームを受光素子で受光する光受信器であって、マルチモードファイバと受光素子との間に配置されたボルテックス光学素子を備える。
マルチモードを伝播する光ビームは、伝播方向回りの第1方向に螺旋状に回転した波面を有する光ビームであってもよい。ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの第1方向と逆の第2方向に螺旋状に回転させるよう構成されてもよい。
マルチモードを伝播する光ビームは、伝播方向回りの第1方向に所定の位相差を与えられた波面を有する光ビームであってもよい。ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの第1方向と逆の第2方向に所定の位相差を与えるよう構成されてもよい。
本発明の別の態様は、光通信装置である。この装置は、光源から出射された光ビームをマルチモードファイバを介して送信する光送信器であって、光源とマルチモードファイバとの間に配置された送信側ボルテックス光学素子を備える光送信器と、マルチモードファイバを伝播した光ビームを受光素子で受光する光受信器であって、マルチモードファイバと受光素子との間に配置された受信側ボルテックス光学素子を備える光受信器と、を備える。
送信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの第1方向に螺旋状に回転させるよう構成されてもよい。受信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの第1方向と逆の第2方向に螺旋状に回転させるよう構成されてもよい。
送信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの第1方向に所定の位相差を与えるよう構成されてもよい。受信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの第1方向と逆の第2方向に所定の位相差を与えるよう構成されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、マルチモードファイバを伝播した螺旋状の波面を有する光ビームを効率よく受光できる技術を提供できる。
本発明の実施形態に係る光通信装置を説明するための概略図である。 光学シミュレーションの条件を説明するための図である。 送信側ボルテックス光学素子の位相差が2πの場合の光強度分布を示す図である。 送信側ボルテックス光学素子の位相差が2π×6の場合の光強度分布を示す図である。 図5(a)〜(c)は、図3に示す光強度分布を有する光ビームを光受信器で受信した場合の光強度分布を示す図である。 図6(a)〜(c)は、図4に示す光強度分布を有する光ビームを光受信器で受信した場合の光強度分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る光通信装置の別の光学シミュレーションの結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る光通信装置の別の光学シミュレーションの結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る光通信装置100を説明するための概略図である。図1に示すように、光通信装置100は、光送信器10と、光受信器20と、光送信器10と光受信器20に接続されたマルチモードファイバ30とを備える。光送信器10から送信された光ビームは、マルチモードファイバ30を伝播し、光受信器20により受信される。
光送信器10は、光源11と、送信側第1レンズ12と、送信側第2レンズ13と、送信側ボルテックス光学素子14とを備える。光送信器10は、光源11から出射された光ビームを送信側第1レンズ12、送信側ボルテックス光学素子14および送信側第2レンズ13を介してマルチモードファイバ30のコアに導く。
光源11は、例えばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)や、DFB(Distributed Feedback)レーザなどのレーザダイオードであってよい。光の波長としては、例えば850nm、1310nm、1550nmなどが使用されてよい。光源11から出射される光ビームの波面は、略平面状または略球面状である。光ビームの光強度分布は、中心部の強度が高い基本ガウシアン状の光強度分布となっている。
送信側第1レンズ12は、光源11からの光ビームをコリメート光ビームとし、該コリメート光ビームを送信側ボルテックス光学素子14に向けて出射する。送信側ボルテックス光学素子14は、送信側第1レンズ12からの略平面状または略球面状の波面を有する光ビームを螺旋状の波面を有する光ビームに変換する。これにより、光ビームの光強度分布は、ガウシアン状からリング状の光強度分布となる。送信側ボルテックス光学素子14の詳細については後述する。送信側第2レンズ13は、送信側ボルテックス光学素子14を通過した光ビームを集光し、マルチモードファイバ30の入射端30aに入射させる。
送信側第1レンズ12、送信側ボルテックス光学素子14および送信側第2レンズ13は、それらの光軸が一致するように配置される。なお、図1では、送信側第1レンズ12、送信側ボルテックス光学素子14および送信側第2レンズ13は別体として示されているが、例えば送信側第1レンズ12と送信側ボルテックス光学素子14が一体に形成されてもよいし、送信側ボルテックス光学素子14と送信側第2レンズ13が一体に形成されてもよいし、送信側第1レンズ12、送信側ボルテックス光学素子14および送信側第2レンズ13が一体に形成されてもよい。
光受信器20は、受光素子21と、受信側第1レンズ22と、受信側第2レンズ23と、受信側ボルテックス光学素子24とを備える。光受信器20は、マルチモードファイバ30を伝播したリング状の光強度分布を有する光ビームを受信側第1レンズ22、受信側ボルテックス光学素子24および受信側第2レンズ23を介して受光素子21で受光する。
受光素子21は、例えば、SiやInGaAs等のフォトダイオード(PD)やアバランシェフォトダイオード(APD)であってよい。Siは近赤外用に適しており、InGaAsは近赤外から赤外用に適している。一般的に、受光素子の応答速度は、受光素子の受光面積が大きくなると遅くなるため、高速な光信号を受光する際には、受光面積の小さいもの(例えば受光面の直径が10μm程度)が使用される。
受信側第1レンズ22は、マルチモードファイバ30の出射端30bから出射された光ビームをコリメート光ビームとし、受信側ボルテックス光学素子24に向けて出射する。受信側ボルテックス光学素子24は、受信側第1レンズ22からの螺旋状の波面を有する光ビームを平面状または球面状の波面を有する光ビームに変換する。これにより、光ビームの光強度分布は、所定の条件下でリング状からガウシアン状の光強度分布に戻る。受信側第1レンズ22の詳細については後述する。受信側第2レンズ23は、受信側ボルテックス光学素子24を通過した光ビームを集光し、受光素子21の受光面に入射させる。
受信側第1レンズ22、受信側ボルテックス光学素子24および受信側第2レンズ23は、それらの光軸が一致するように配置される。なお、図1では、受信側第1レンズ22、受信側ボルテックス光学素子24および受信側第2レンズ23は別体として示されているが、例えば受信側第1レンズ22と受信側ボルテックス光学素子24が一体に形成されてもよいし、受信側ボルテックス光学素子24と受信側第2レンズ23が一体に形成されてもよいし、受信側第1レンズ22、受信側ボルテックス光学素子24および受信側第2レンズ23が一体に形成されてもよい。
送信側ボルテックス光学素子14および受信側ボルテックス光学素子24は、連続又は階段式の螺旋形状(ボルテックス形状)を含む光学素子である。これらのボルテックス光学素子は、板状体のいずれか一方の主面にボルテックス形状が形成されたボルテックス位相板であってよい。
ボルテックス形状は、光軸の回りに連続又は階段状に形成された螺旋形状の光学要素であり、光渦の発生すなわち、円周方向に位相差を持った光ビームに変換する機能を有する。このボルテックス形状に波面が平面状または球面状の光ビームを入射させた場合、入射光は円周方向に位相差を持った光ビームに変換され、リング状の光強度分布を有する光ビームが得られる。
本明細書においては、光渦の波面の回転方向またはボルテックス形状の螺旋形状の回転方向は、光ビームの伝播方向に進むように右ねじを回す方向を正(+)方向とし、これの逆方向を負(−)方向とする。
ボルテックス形状の位相差ΔΦは、ΔΦ=2π×m×Δn×d/λで表される。ここで、dは、ボルテックス形状の最大の段差(ボルテックス形状の最も高い所と最も低い所との差)である。mは、チャージ数と呼ばれ、ボルテックス形状における一周内の段差dの形状の繰り返し数(サイクル数)である。λは、使用波長である。Δnは、ボルテックス形状を構成する材料と周辺の媒質の、使用波長λにおける屈折率の差である。
ボルテックス形状としては、与えるべき位相差に応じてさまざまな種類を用いることができる。例えば、一周で2πの位相差を与えるもの(チャージ数m=1、位相差ΔΦ=2π)、360度連続して位相差を与えるもの、180度で2πずつ位相差を与えるもの(m=2、ΔΦ=2π×2)、120度で2πずつ位相差を与えるもの(m=3、ΔΦ=2π×3)などを用いることができる。また位相差ΔΦが2π×m(mは整数)の場合に、中心軸に対し最も軸対称性の高いリング状の光強度分布を有する光ビームが得られる。mはボルテックス形状の次数であり、ボルテックス形状の位相差の絶対値が大きいほど、得られる光ビームのビーム径(リング径)が大きくなる。ここで、ビーム径は、光強度分布の最大値の1/eの強度における最大の径を指し、リング状のビームの場合はリング径に対応する。
本実施形態に係る光通信装置100において、送信側ボルテックス光学素子14は、入射した光ビームの波面を、伝播方向回りの正方向に螺旋状に回転させるよう構成される。一方、受信側ボルテックス光学素子24は、入射した光ビームの波面を、伝播方向回りの負方向に螺旋状に回転させるよう構成される。すなわち、送信側ボルテックス光学素子14と受信側ボルテックス光学素子24は、入射した光ビームの波面を互いに逆方向に螺旋状に回転させるよう構成される。これ以外にも送信側では伝搬方向回りの負方向、受信側では伝搬方向回りの正方向にビームの波面を螺旋状に回転させるような態様であってもよい。
送信側ボルテックス光学素子14は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの正方向に所定の位相差ΔΦを与えるよう構成される。一方、受信側ボルテックス光学素子24は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの負方向に所定の位相差ΔΦを与えるよう構成される。すなわち、送信側ボルテックス光学素子14により与えられる正方向の位相差と、受信側ボルテックス光学素子24により与えられる負方向の位相差はそれらの絶対値が同じである。これ以外にも送信側では伝搬方向回りの負方向、受信側では伝搬方向回りの正方向に所定の位相差を与えられる態様であってもよい。
次に、上記のように構成された光通信装置100の光学シミュレーションの結果を示す。図2は、光学シミュレーションの条件を説明するための図である。
マルチモードファイバ30から光受信器20に向けて出射される光ビームのモードは、光送信器10から出射されマルチモードファイバ30に入射する光ビームのモードと、マルチモードファイバ30内を伝播するモードに影響を受ける。マルチモードファイバ30内を伝播するモードは、その伝播中にモードの変換等の外乱の影響を受ける可能性がある。しかしながら、ここでは簡単のために、光送信器10から出射された光ビームのモードが、マルチモードファイバ30内の伝播によっても保持され、光送信器10から出射された光ビームのモードと同一のモードの光ビームが、マルチモードファイバ30から光受信器20に向けて出射される場合を考える。このような条件の光学系は、図2に示すように、光送信器10により光ビームが位置Aに集光され、それを光受信器20が受光する光学系として等価的に表すことができる。
まず、光送信器10から出射された光ビームが所定の位置Aに結像する場合を考える。ここでは、光送信器10の光源11として、波長850nmの基本ガウシアンビーム(NA=0.2、出射端におけるビーム径2.6μm)を出射するVCSELを想定した。光源11から出射される光ビームの波面は略球面状である。
図2に示すように、光源11からの光ビームを、送信側第1レンズ12によってビーム径0.24mmの略平行光(ビームの波面は略平面状)にし、送信側ボルテックス光学素子14で螺旋状の波面を有する光ビームに変換して、光ビームを送信側第2レンズ13によって所定の位置Aに集光させた。
光源11、送信側第1レンズ12、送信側ボルテックス光学素子14および送信側第2レンズ13は、それぞれの光軸が共通となるように配置される。送信側ボルテックス光学素子14は、コリメート光ビームを透過させた場合に最もその光学的効果が現れるので、送信側第1レンズ12と送信側第2レンズ13の間に配置される。
送信側第1レンズ12および送信側第2レンズ13は、材質の屈折率n=1.51、レンズ有効径D=0.25mm、中心厚みCT=0.5mmの平凸(PC:Planar−Convex)レンズであり、凸側の形状を近軸における曲率半径の大きさR=0.23mmとし、平面側の面から光軸に平行な平行光を入射させたときに、集光点での波面収差が最小になるように形状を最適化した非球面形状とした。
送信側ボルテックス光学素子14は、材質の屈折率n=1.51、有効径D=0.25mmであり、送信側ボルテックス光学素子14を通過した光の螺旋の回転方向が正方向となり、与えられる位相差ΔΦが2πとなる場合と、2π×6となる場合を考えた。
図3は、送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2πの場合の光強度分布を示す。図4は、送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2π×6の場合の光強度分布を示す。これらはいずれも、図2に示す位置Aにおける光強度分布である。図3および図4に示すように、いずれもリング状の光強度分布を有する集光スポットとなっている。
図3に示す送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2πの場合のリング径は、6.6μmである。図4に示す送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2π×6の場合のリング径は、21.7μmである。これらから、送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが大きいほど、集光時のビーム径が大きくなることが分かる。
上述したように、マルチモードファイバは製造方法によってはコアの中心部分の屈折率分布が不安定となっている場合があり、これによりDMDが発生する可能性がある。光送信器10に送信側ボルテックス光学素子14を設けて、リング状の光強度分布を有する光ビームをマルチモードファイバ30のコアに入射させることにより、屈折率が不安定になっている可能性があるコアの中心部分に入射する光が減少するので、DMDの発生が抑制される。
マルチモードファイバのコア径は、50μmまたは62.5μmが一般的である。従って、図3に示すリング径が6.6μmの光強度分布を有する光ビームの場合、マルチモードファイバ30のコアの中心部分の影響を受けやすくなり、DMDを抑制することが難しい。一方、図4に示すリング径が21.7μmの光強度分布を有する光ビームの場合、マルチモードファイバ30のコアの中心部分の影響を受けにくくなり、DMDの抑制効果が高い。ここで、光ビームのビーム径を大きくしすぎると、今度はマルチモードファイバのいわゆる高次の伝播モードに結合しやすくなるので、曲げ損失などが起こりやすくなることに注意が必要である。
次に、光送信器10によって位置Aに集光されたリング状の光強度分布を有する光ビームが光受信器20の受光素子21上に結像する場合を考える。受光素子21としては、受光面の直径が10μm程度のPDやAPDを想定する。
図2に示すように、位置Aにおけるリング状の光強度分布を有する光ビームのビーム径を受信側第1レンズ22によって拡大する。このときの光ビームは、光送信器10の作用により回転方向が正方向の螺旋状の波面を有する。この光ビームを受信側ボルテックス光学素子24を透過させたのち、受信側第2レンズ23によって受光素子21の受光面に集光させた。
受信側第1レンズ22、受信側ボルテックス光学素子24、受信側第2レンズ23および受光素子21は、それぞれの光軸が共通となるように配置される。受信側ボルテックス光学素子24は、コリメート光ビームを透過させた場合に最もその光学的効果が現れるので、受信側第1レンズ22と受信側第2レンズ23の間に配置される。受信側第1レンズ22および受信側第2レンズ23の諸元は送信側第1レンズ12および送信側第2レンズ13と同様である。
図5(a)〜(c)は、図3に示す光強度分布を有する光ビームを光受信器20で受信した場合の光強度分布を示す。図3は、送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2πの場合の光強度分布である。
図5(a)は、光受信器20に受信側ボルテックス光学素子24を設けない場合の受光素子21における光強度分布を示す。図5(b)は、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦが2πの場合(すなわち、送信側ボルテックス光学素子14と同じ正方向に2πの位相差を与えた場合)の受光素子21における光強度分布を示す。図5(c)は、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦが−2πの場合(すなわち、送信側ボルテックス光学素子14と逆の負方向に2πの位相差を与えた場合)の受光素子21における光強度分布を示す。
図5(a)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24を設けない場合は、当然ながら受光素子21における光強度分布は、光送信器10から出射された光ビームの光強度分布(すなわち位置Aにおける光強度分布)と同様にリング状である。このようなリング状の光強度分布の場合、中心部の光強度が著しく低いため、受光素子21での受光量は非常に小さくなる。
また、図5(b)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦを2πとした場合には、送信側ボルテックス光学素子14により与えられた2πの位相差にさらに2πの位相差が上乗せされるので、リング径が9.0μmと大きくなっている(位置Aではリング径は6.6μm)。この場合も、中心部の光強度が著しく低いため、受光素子21での受光量は非常に小さくなる。
また、図5(c)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦを−2πとした場合には、送信側ボルテックス光学素子14により与えられた2πの位相差が受信側ボルテックス光学素子24により与えられる−2πの位相差により減退されるので、ビーム径は3.6μmと、基本ガウシアン(光源11の出射モード)に近似する程度に小さくなっている。この場合は、受光素子21の受光面の直径が10μm程度であることを考慮すると、光ビームを効率よく受光するのに適したビーム径であるということができる。
図6(a)〜(c)は、図4に示す光強度分布を有する光ビームを光受信器20で受信した場合の光強度分布を示す。図4は、送信側ボルテックス光学素子14の位相差ΔΦが2π×6の場合の光強度分布である。
図6(a)は、光受信器20に受信側ボルテックス光学素子24を設けない場合の受光素子21における光強度分布を示す。図6(b)は、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦが2π×6の場合(すなわち、送信側ボルテックス光学素子14と同じ正方向に2π×6の位相差を与えた場合)の受光素子21における光強度分布を示す。図6(c)は、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦが−2π×6の場合(すなわち、送信側ボルテックス光学素子14と逆の負方向に2π×6の位相差を与えた場合)の受光素子21における光強度分布を示す。
図6(a)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24を設けない場合は、当然ながら受光素子21における光強度分布は、光送信器10から出射された光ビームの光強度分布(すなわち位置Aにおける光強度分布)と同様にリング状である。このようなリング状の光強度分布の場合、中心部の光強度が著しく低いため、受光素子21での受光量は非常に小さくなる。
また、図6(b)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦを2π×6とした場合には、送信側ボルテックス光学素子14により与えられた2π×6の位相差にさらに2π×6の位相差が上乗せされるので、光強度分布は散逸した状態となる。この場合も、中心部の光強度が著しく低いため、受光素子21での受光量は非常に小さくなる。
また、図6(c)から分かるように、受信側ボルテックス光学素子24の位相差ΔΦを−2π×6とした場合には、送信側ボルテックス光学素子14により与えられた2π×6の位相差が受信側ボルテックス光学素子24により与えられる−2π×6の位相差により減退されるので、ビーム径は3.0μmと、基本ガウシアン(光源11の出射モード)に近似する程度に小さくなっている。この場合は、受光素子21の受光面の直径が10μm程度であることを考慮すると、光ビームを効率よく受光するのに適したビーム径であるということができる。
上記の光学シミュレーションの結果から、送信側ボルテックス光学素子14の位相差を2π×6とし、受信側ボルテックス光学素子24の位相差を−2π×6とした場合に、DMDの抑制と光ビームの受光効率の改善の両方を達成することができることが分かる。一方、送信側ボルテックス光学素子14の位相差を2πとし、受信側ボルテックス光学素子24の位相差を−2πとした場合は、光ビームの受光効率の改善は達成できるものの、DMDの抑制効果は限定的であることが分かる。
図7および図8は、光通信装置100の別の光学シミュレーションの結果を示す。この光学シミュレーションの条件は図2で説明したものと同様である。この光学シミュレーションでは、送信側ボルテックス光学素子14によって付与される位相差を段階的にかつ2πの整数倍ではない値としたうえで、0、−2πの位相差を受信側ボルテックス光学素子24によって付与し、受光素子21に集光される光のスポットを求めた。
送信側ボルテックス光学素子14によって付与される位相差が2πの整数倍ではないということは、2πの整数倍の位相差を付与された光ビームが光送信器10から出射され、マルチモードファイバ30を伝播し、モード分散等によってその光ビームの位相差が2πの整数倍からずれたような状態を表す。このような位相差が2πの整数倍からずれた光ビームが受信側ボルテックス光学素子24によってどのように受光素子21に集光されるのかをシミュレーションした。
図7は、送信側ボルテックス光学素子14によって付与される位相差が+2π×η(η=0.7〜1.3)の場合に、受信側ボルテックス光学素子24が設けられていない光受信器20の受光素子21の受光面に形成される集光スポットと、そのリング径またはビーム径を示す。
この場合、受光素子21の受光面に形成される集光スポットはリング状となっている。集光スポットのリング径は5.0μm〜7.1μmであり、直径10μm程度の受光面を有する受光素子21に集光させることは可能であるが、比較的性能が安定している受光面の中心部の光強度が著しく低いため、受光素子21での受光量は非常に小さくなる。
さらに、マルチモードファイバ30の中心部を回避するようなリング径のビームを生成するために、送信側ボルテックス光学素子14によって2π×6程度の位相差を付与した場合、受光素子21の受光面に形成される集光スポットのリング径は、5.0μm〜7.1μmの2〜3倍程度となる。この場合、直径10μm程度の受光面から一部の光が逸脱するようになるので、受光素子21での受光量はさらに小さくなると示唆される。
図8は、送信側ボルテックス光学素子14によって付与される位相差が+2π×η(η=0.7〜1.3)の場合に、付与される位相差が−2πである受信側ボルテックス光学素子24を有する光受信器20の受光素子21の受光面に形成される集光スポットと、そのリング径またはビーム径を示す。
この場合、受光素子21の受光面に形成される集光スポットはリング状ではなく、中心部の光強度が高い集光スポットとなっている。また、集光スポットのビーム径は3.6μm〜4.0μmであり、直径10μm程度の受光面を有する受光素子21に集光するのに適正である。
また、送信側ボルテックス光学素子14によって2π×6程度の位相差を付与した場合、受光素子21の受光面に形成される集光スポットのビーム径は、3.6μm〜4.0μmの2〜3倍程度となるが、この場合も直径10μm程度の受光面を有する受光素子21で十分に受光可能である。
上記の光学シミュレーションの結果から、マルチモードファイバ30のモード分散等を考慮した場合も、光送信器10と光受信器20にそれぞれ、互いに逆方向の位相差を付与するボルテックス光学素子を設けることにより、DMDの抑制と光ビームの受光効率の改善の両方を達成することができることが分かる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 光送信器、 11 光源、 12 送信側第1レンズ、 13 送信側第2レンズ、 14 送信側ボルテックス光学素子、 20 光受信器、 21 受光素子、 22 受信側第1レンズ、 23 受信側第2レンズ、 24 受信側ボルテックス光学素子、 30 マルチモードファイバ、 100 光通信装置。
本発明は、マルチモードファイバを用いた光通信装置に利用できる。

Claims (6)

  1. マルチモードファイバを伝播した螺旋状の波面を有する光ビームを受光素子で受光する光受信器であって、前記マルチモードファイバと前記受光素子との間に配置されたボルテックス光学素子を備えることを特徴とする光受信器。
  2. 前記マルチモードを伝播する光ビームは、伝播方向回りの第1方向に螺旋状に回転した波面を有する光ビームであり、
    前記ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの前記第1方向と逆の第2方向に螺旋状に回転させるよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  3. 前記マルチモードを伝播する光ビームは、伝播方向回りの前記第1方向に所定の位相差を与えられた波面を有する光ビームであり、
    前記ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの前記第2方向に前記所定の位相差を与えるよう構成されることを特徴とする請求項2に記載の光受信器。
  4. 光源から出射された光ビームをマルチモードファイバを介して送信する光送信器であって、前記光源と前記マルチモードファイバとの間に配置された送信側ボルテックス光学素子を備える光送信器と、
    前記マルチモードファイバを伝播した光ビームを受光素子で受光する光受信器であって、前記マルチモードファイバと前記受光素子との間に配置された受信側ボルテックス光学素子を備える光受信器と、
    を備えることを特徴とする光通信装置。
  5. 前記送信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの第1方向に螺旋状に回転させるよう構成され、
    前記受信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面を伝播方向回りの前記第1方向と逆の第2方向に螺旋状に回転させるよう構成されることを特徴とする請求項4に記載の光通信装置。
  6. 前記送信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの前記第1方向に所定の位相差を与えるよう構成され、
    前記受信側ボルテックス光学素子は、入射した光ビームの波面に対して、伝播方向回りの前記第2方向に前記所定の位相差を与えるよう構成されることを特徴とする請求項5に記載の光通信装置。
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