JPWO2018158870A1 - 電動発電機 - Google Patents

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Abstract

プーリを回転軸に締結するナットが緩んだとしても、プーリが回転軸から脱落することを防止できる電動発電機を提供する。プーリ(12)は、回転軸(11)の一端の外周面に嵌合された状態で、プーリ(12)の嵌合部よりも軸方向一方側(X1)の回転軸(11)の外周面に設けられた雄螺子部(11b)に螺合されたナット(14)によって、回転軸(11)に締結され、ナット(14)よりも軸方向一方側(X1)の回転軸(11)の部分に、ナット(14)が緩んだ場合に、プーリ(12)が回転軸(11)から脱落することを防止するプーリ脱落防止部材(9)が取り付けられている電動発電機(1)。

Description

この発明は、プーリを介して外部装置との間で双方向に動力を伝達する電動発電機に関するものである。
上記のような電動発電機に関して、下記の特許文献1のような技術が知られている。特許文献1の技術では、プーリは、ナットの螺合により回転軸に締結されている。特許文献1の技術では、内燃機関を始動させる場合等、ナットが緩む方向の駆動力をプーリが伝達する場合に、プーリに作用する回転トルクによりナットが緩まないように、プーリと回転軸との嵌合部に、回り止めとしてキー溝及びキーが備えられている。
特開2003−61307号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、キー溝とキーとの間には、嵌合等のために微小な隙間が生じており、回転軸に対してプーリが微小に回転するおそれがあり、この微小な相対回転により、ナットが徐々に緩むおそれがあった。ナットが緩んで、回転軸から抜け落ちると、プーリが回転軸から脱落するおそれがある。
そこで、プーリを回転軸に締結するナットが緩んだとしても、プーリが回転軸から脱落することを防止できる電動発電機が望まれる。
この発明に係る電動発電機は、ブラケットに回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に固定された回転子と、前記回転子の径方向外側に配置された固定子鉄心及び前記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、前記ブラケットに固定された固定子と、前記回転軸の軸方向一方側の端である一端に前記回転軸と一体回転するように締結され、外部装置との間で双方向に動力を伝達するプーリと、を備え、前記プーリは、前記回転軸の一端の外周面に嵌合された状態で、前記プーリの嵌合部よりも軸方向一方側の前記回転軸の外周面に設けられた雄螺子部に螺合されたナットによって、前記回転軸に締結され、前記ナットよりも軸方向一方側の前記回転軸の部分に、前記ナットが緩んだ場合に、前記プーリが前記回転軸から脱落することを防止するプーリ脱落防止部材が取り付けられているものである。
本発明に係る電動発電機によれば、ナットが緩んだとしても、プーリ脱落防止部材によりプーリが回転軸から脱落することを防止できる。
本発明の実施の形態1に係る電動発電機の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係るプーリ脱落防止部材の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るプーリ脱落防止部材の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電動発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電動発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態5に係る電動発電機の要部断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る電動発電機1について、図面を参照して説明する。図1は、電動発電機1を、回転軸11の回転軸心Cを通る平面で切断した断面図であり、図2は、図1を拡大した要部断面図であり、図3は、本実施の形態に係るプーリ脱落防止部材9の斜視図である。
回転軸11の回転軸心Cに平行な方向を軸方向Xと定義し、軸方向Xの一方側を軸方向一方側X1と定義し、軸方向Xにおける軸方向一方側X1とは反対側を軸方向他方側X2と定義する。径方向及び周方向は、回転軸心Cについての径方向及び周方向であるものとする。
電動発電機1は、電動発電機本体1aと制御装置1bとが一体構成されており、制御装置一体型の電動発電機とされている。制御装置1bは、電動発電機本体1a(リヤブラケット5)の軸方向他方側X2に取り付けられている。
電動発電機本体1aは、ブラケット、回転軸11、回転子2、固定子3、及びプーリ12を備えている。ブラケットは、各構成部品を支持する。回転軸11は、ブラケットに回転可能に支持されている。回転子2は、回転軸11に固定され、回転軸11と一体回転する。固定子3は、回転子2の径方向外側に配置された固定子鉄心3bと、固定子鉄心3bに装着された固定子巻線3aとを有しており、ブラケットに固定されている。プーリ12は、回転軸11の軸方向一方側X1の端である一端に回転軸11と一体回転するように締結され、外部装置との間で双方向に動力を伝達する。
本実施の形態では、電動発電機1は車両に搭載されており、外部装置は、内燃機関、及び車輪に駆動力を伝達する動力伝達装置とされている。プーリ12は、ベルトを介して内燃機関のクランク軸に連結されている。内燃機関のクランク軸は、動力伝達装置を介して車輪に連結される。
電動発電機1は、電力の供給を受けて動力を発生する電動機の機能と、動力の供給を受けて電力を発生する発電機の機能と、を果たすことが可能とされている。具体的には、電動発電機1は、蓄電装置からの電力供給を受けて力行し、プーリ12を介して内燃機関及び動力伝達装置の一方又は双方に動力を伝達し、或いは内燃機関及び動力伝達装置の一方又は双方から伝達された回転駆動力により発電した電力を蓄電装置に蓄電する。
例えば、内燃機関を始動させるため、又は車輪を駆動するために、電動発電機1は電動機として機能する。内燃機関の駆動力、又は車輪から動力伝達装置を介して伝達された駆動力を用いて、電動発電機1は発電機として機能する。
回転軸11は、円柱状の軸体とされている。回転軸11の外周面には、回転子2の内周面が嵌合され、固定されている。本実施の形態では、回転軸11の外周面と回転子2の内周面とはスプライン結合され、回り止めされている。なお、焼嵌め、キー溝等により固定されてもよい。回転軸11は、回転子2の軸方向一方側X1及び軸方向他方側X2の両側で、それぞれ、ブラケットに対してフロント軸受7及びリヤ軸受8を介して回転可能に支持されている。
フロント軸受7及びリヤ軸受8は、転がり軸受とされており、それぞれ、円筒状のアウターレース7a、8aと、アウターレース7a、8aの径方向内側に配置された円筒状のインナーレース7b、8bと、アウターレース7a、8aとインナーレース7b、8bとの間に挟まれた複数の転動体7c、8c(本例では玉)と、を備えている。
ブラケットは、軸方向一方側X1のフロントブラケット4と、軸方向他方側X2のリヤブラケット5と、を備えている。フロントブラケット4とリヤブラケット5とは、ボルトにより互いに締結されている。フロントブラケット4は、回転子2及び固定子3の軸方向一方側X1、及び回転子2及び固定子3の軸方向一方側X1の部分の径方向外側を覆う、複数の通風孔を有するお椀型に形成されている。リヤブラケット5は、回転子2及び固定子3の軸方向他方側X2、及び回転子2及び固定子3の軸方向他方側X2の部分の径方向外側を覆う、複数の通風孔を有するお椀型に形成されている。フロントブラケット4は、回転軸心C付近に、回転軸11が貫通するフロント貫通孔4aを有している。リヤブラケット5は、回転軸心C付近に、回転軸11が貫通するリヤ貫通孔5aを有している。
フロント貫通孔4aの内周面には、フロント軸受7のアウターレース7aの外周面が嵌合されている。回転子2よりも軸方向一方側X1の回転軸11の外周面に、フロント軸受7のインナーレース7bの内周面が嵌合されている。リヤ貫通孔5aの内周面には、リヤ軸受8のアウターレース8aの外周面が嵌合されている。回転子2よりも軸方向他方側X2の回転軸11の外周面に、リヤ軸受8のインナーレース8bの内周面が嵌合されている。
本実施の形態では、電動発電機1は、巻線界磁式の同期機とされており、回転子2には、界磁巻線2a及び界磁鉄心2bが設けられている。界磁鉄心2bの軸方向一方側X1の端面と軸方向他方側X2の端面には、それぞれフロントフィン20及びリヤフィン21が取り付けられている。固定子巻線3aは、3相巻線とされている。
制御装置1bは、蓄電装置の直流電力と3相巻線の交流電力とを変換するインバータと、界磁巻線2aに供給する電力を制御する界磁巻線用のスイッチング素子と、回転軸11の回転角度を検出する回転角度検出センサ6と、インバータのスイッチング素子及び界磁巻線用のスイッチング素子を制御する制御回路と、を備えている。また、制御装置1bは、蓄電装置及び外部の制御装置に接続するための接続端子を備えている(不図示)。
回転角度検出センサ6は、レゾルバとされており、リヤ軸受8の軸方向他方側X2に配置されている。レゾルバのロータ6bが、回転軸11の外周面に嵌合されており、レゾルバのステータ6aが、リヤ貫通孔5aの内周面に嵌合されている。回転角度検出センサ6の軸方向他方側X2には、回転軸11の外周面に設けられた2つのスリップリング13に接触する2つのブラシ17が備えられている。回転軸11には、2つのスリップリング13と界磁巻線2aとを接続する2つの接続線が埋め込まれている。2つのブラシ17は、界磁巻線用のスイッチング素子に接続されている。
スリップリング13及びブラシ17の径方向外側には、インバータ、界磁巻線用のスイッチング素子、及び制御回路が周方向に分散して配置されている。制御装置1bの軸方向他方側X2及び径方向外側はカバー16により覆われている。
<プーリ12>
図2に示すように、プーリ12は、回転軸11の軸方向一方側X1の端である一端の外周面に嵌合されている。本実施の形態では、プーリ12は、ベルトが掛けられる円筒状のプーリ本体部12aと、プーリ本体部12aを径方向内側から支持し、回転軸11の外周面に嵌合される内側支持部12bと、を有している。
プーリ本体部12aの外周面には、周方向に延びる複数の溝が軸方向Xに並んで形成されており、ベルトが掛けられる。内側支持部12bは、内周面が回転軸11の外周面に嵌合される円筒状のボス部12cと、ボス部12cの軸方向一方側X1の部分から径方向外側に延びる円筒状の径方向延在部12dと、を有している。プーリ本体部12aは、内側支持部12b(径方向延在部12d)との接続部分から軸方向一方側X1に延びた円筒状の一方側プーリ延出部12eを有している。内側支持部12b(ボス部12c)の内周面は、フロント軸受7よりも軸方向一方側X1の回転軸11の外周面に嵌合されている。
<ナット14によるプーリ12の締結>
プーリ12の嵌合部よりも軸方向一方側X1の回転軸11の外周面には、螺子山が切られた雄螺子部11bが設けられている。雄螺子部11bにナット14が軸方向一方側X1から螺合されている。プーリ12は、回転軸11の一端の外周面に嵌合された状態で、回転軸11の雄螺子部11bに螺合されたナット14によって、回転軸11に締結されている。
本実施の形態では、ナット14の螺合により生じたスラスト荷重によりナット14の軸方向他方側X2の端面が、プーリ12の軸方向一方側X1の端面を押圧することにより、プーリ12の軸方向一方側X1の端面とナット14の軸方向他方側X2の端面との間の摩擦力が生じ、ナット14を介してプーリ12が回転軸11に締結されている。また、プーリ12の軸方向他方側X2の端面と回転子2側の部品との摩擦力が生じ、回転子2を介してプーリ12が回転軸11に締結されている。
ナット14は、プーリ本体部12aの一方側プーリ延出部12eの径方向内側に間隔を空けて配置され、内側支持部12bの軸方向一方側X1の端面を軸方向他方側X2に押圧して、プーリ12を回転軸11に締結している。
プーリ12の内側支持部12b(ボス部12c)の軸方向他方側X2の端面は、フロント軸受7のインナーレース7bの軸方向一方側X1の端面に当接している。インナーレース7bと回転子2(界磁鉄心2b)との間には、回転軸11の外周面に嵌合されている円筒状のスペーサ22が設けられている。スペーサ22の軸方向一方側X1の端面は、インナーレース7bの軸方向他方側X2の端面に当接し、スペーサ22の軸方向他方側X2の端面は、回転子2の軸方向一方側X1の端面に当接している。
プーリ12は、フロント軸受7及びスペーサ22を介して、回転子2により軸方向他方側X2から支持されている。なお、回転子2は、回転軸11に設けられたフランジ部11aにより、軸方向他方側X2から支持されている(図1参照)。
<ナット14の緩みの問題>
プーリ12を介して電動発電機1と外部装置との間で、ナット14が締まる方向に駆動力が伝達している場合(例えば、電動発電機1が発電機として機能し、外部装置から電動発電機1に駆動力が伝達されている場合)は、ナット14が緩む可能性は低い。しかし、ナット14が緩む方向に駆動力が伝達している場合(例えば、電動発電機1が電動機として機能し、電動発電機1から外部装置に駆動力を伝達している場合)は、ナット14が緩む可能性は高くなる。
ナット14が緩んで、回転軸11から抜け落ちると、プーリ12が回転軸11から脱落するおそれがある。ナット14が緩んだとしても、プーリ12の脱落は防止されることが望ましい。
<プーリ脱落防止部材9>
そこで、ナット14よりも軸方向一方側X1の回転軸11の部分に、ナット14が緩んだ場合に、プーリ12が回転軸11から脱落することを防止するプーリ脱落防止部材9が取り付けられている。この構成によれば、ナット14が緩んだとしても、プーリ脱落防止部材9によりプーリ12が回転軸11から脱落することを防止できる。
本実施の形態では、プーリ脱落防止部材9は、回転軸11に取り付けられた部分から径方向外側に延びた基礎部9aと、ナット14の径方向外側の空間を基礎部9aから軸方向他方側X2に延びた軸方向延出部9bと、を有している。そして、ナット14が緩んだ場合に、軸方向延出部9bの軸方向他方側X2の端面が、プーリ12(本例では、内側支持部12bの軸方向一方側X1の端面)に当接して、プーリ12が回転軸11から脱落することを防止するように構成されている。
本実施の形態とは異なり、プーリ脱落防止部材が、ナット14を介して、間接的にプーリ12が回転軸11から脱落することを防止するように構成された比較例の場合を考える。この場合は、回転軸11に対してプーリ12が空転した場合に、プーリ12とナット14との間の摩擦力により、ナット14が緩む方向に回され、ナット14がプーリ脱落防止部材を軸方向一方側X1に押圧するスラスト荷重が生じる場合がある。空転回転数、ベルトの張力等の何らかの要因により、摩擦力が大きくなり、スラスト荷重が大きくなると、プーリ脱落防止部材が回転軸11から外れるおそれがある。しかし、上記の構成によれば、ナット14が緩んだ場合に、軸方向延出部9bの軸方向他方側X2の端面がプーリ12に当接することにより、ナット14を介さずに、直接的にプーリ12が回転軸11から脱落することを防止できる。よって、プーリ12とナット14との間の摩擦力が生じることを防止でき、ナット14がプーリ脱落防止部材9を軸方向一方側X1に押圧するスラスト荷重が生じることを防止できる。そのため、ナット14のスラスト荷重によって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11から外れることを防止できる。また、基礎部9aによりナット14が回転軸11から脱落することを防止できる。
図2に示すように、ナット14の螺合によりプーリ12が回転軸11に締結されている状態で、軸方向延出部9bとプーリ12(本例では、内側支持部12b)との間に軸方向Xの隙間D1が設けられると共に、基礎部9aとナット14との間に軸方向Xの隙間D2が設けられ、軸方向延出部9bとプーリ12との間の隙間D1は、基礎部9aとナット14との間の隙間D2よりも狭くされている。
この構成によれば、ナット14が緩んでいき、プーリ12が軸方向一方側X1に移動していった場合に、プーリ12(内側支持部12b)の軸方向一方側X1の端面が、軸方向延出部9bの軸方向他方側X2の端面に当接し、ナット14の軸方向他方側X2の端面に当接しなくなる。よって、プーリ12とナット14との間の摩擦力が生じることを防止でき、ナット14のスラスト荷重によって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11から外れることを防止できる。
また、プーリ脱落防止部材9とプーリ12との接触面積は、ナット14とプーリ12との接触面積よりも狭くされている。この構成によれば、プーリ脱落防止部材9とプーリ12と間の摩擦力を抑制し、プーリ12の空転による、プーリ脱落防止部材9への影響を低減できる。
プーリ脱落防止部材9の軸方向延出部9bは、プーリ本体部12aの一方側プーリ延出部12eとナット14との間の円筒状の空間に配置されている。この構成によれば、プーリ本体部12aとナット14との間の円筒状の空間を有効利用して、プーリ脱落防止部材9を配置することができ、電動発電機1が大型化することを抑制できる。また、プーリ脱落防止部材9の径方向外側をプーリ本体部12aで覆うことができ、プーリ脱落防止部材9を保護することができる。プーリ脱落防止部材9の基礎部9aは、プーリ本体部12aの一方側プーリ延出部12eの径方向内側に配置されている。
軸方向延出部9b及び基礎部9aは、周方向の複数個所に設けられている。この構成によれば、ナット14が緩んだ場合に、周方向の複数個所で、プーリ12を軸方向一方側X1から安定的に支持することができ、プーリ12及びプーリ脱落防止部材9に偏った力がかからないようにできる。
本実施の形態では、図3に示すように、基礎部9aは、円板状に形成されている。軸方向延出部9bは、基礎部9aの径方向外側の端部から、軸方向他方側X2に延びた円筒状に形成されている。この構成によれば、全周に亘って、プーリ12を軸方向一方側X1から安定的に支持することができ、プーリ12及びプーリ脱落防止部材9に偏った力がかかることを抑制できる。
図2に示すように、回転軸11の一端における雄螺子部11bよりも軸方向一方側X1に、雄螺子部11bよりも小径の小径雄螺子部11cが設けられている。プーリ脱落防止部材9に設けられた雌螺子部9cが小径雄螺子部11cに螺合されることによって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11の一端に取り付けられている。プーリ脱落防止部材9の基礎部9aの中心部に軸方向Xに貫通する貫通孔が設けられており、当該貫通孔の内周面に雌螺子部9cが設けられている。
この構成によれば、螺子止めとされているので、プーリ脱落防止部材9を回転軸11に容易に組み付けることができる共に、メンテナンスのために、プーリ脱落防止部材9を回転軸11から容易に取り外すことができる。
本実施の形態では、小径雄螺子部11cは、雄螺子部11bとは逆方向に切られた螺子とされている。この構成によれば、プーリ12にナット14が緩む方向の駆動力が伝達され、ナット14が緩む場合でも、プーリ12とプーリ脱落防止部材9との摩擦力は、プーリ脱落防止部材9が締まる方向の力となるので、プーリ脱落防止部材9が緩むことを抑制できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る電動発電機1について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電動発電機1の基本的な回路構成は実施の形態1と同様であるが、プーリ脱落防止部材9の形状が実施の形態1とは異なる。図4は、本実施の形態に係るプーリ脱落防止部材9の斜視図である。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、プーリ脱落防止部材9の軸方向延出部9b及び基礎部9aは、周方向の複数個所に設けられている。しかし、実施の形態1とは異なり、軸方向延出部9b及び基礎部9aは、回転軸心Cについて点対称となる、周方向の2個所に設けられている。
この構成によれば、ナット14が緩んだ場合における、プーリ脱落防止部材9とプーリ12との接触面積を低減しつつ、周方向の2個所で、プーリ12を軸方向一方側X1から安定的に支持することができる。
基礎部9aは、径方向に延びる矩形板状に形成され、その中心部に軸方向Xに貫通する貫通孔が設けられており、当該貫通孔の内周面に雌螺子部9cが切られている。各軸方向延出部9bは、基礎部9aの径方向外側の端部から、軸方向他方側X2に延びる矩形板状に形成されている。この構成によれば、矩形板状の金属板を、角張ったU字状に折り曲げて形成することができ、プーリ脱落防止部材9の製造コストを低減できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る電動発電機1について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電動発電機1の基本的な回路構成は実施の形態1と同様であるが、プーリ脱落防止部材9の形状が実施の形態1とは異なる。図5は、本実施の形態に係る電動発電機1を、回転軸11の回転軸心Cを通る平面で切断した要部断面図である。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、プーリ脱落防止部材9は、回転軸11に取り付けられた部分から径方向外側に延びた基礎部9aと、ナット14の径方向外側の空間を基礎部9aから軸方向他方側X2に延びた軸方向延出部9bと、を有している。しかし、実施の形態1とは異なり、軸方向延出部9bにおける軸方向他方側X2の先端部は、軸方向他方側X2に向かうに従って断面積が減少する先細りの形状とされている。
この構成によれば、ナット14が緩んだ場合における、軸方向延出部9bの先端部とプーリ12との接触面積を減少させることができ、プーリ脱落防止部材9とプーリ12と摩擦力を減少させることができる。よって、プーリ脱落防止部材9を回転軸11に螺合する構成としても、摩擦力によりプーリ脱落防止部材9が回転軸11から外れることを抑制できる。軸方向延出部9bは、実施の形態1と同様に円筒状に形成されてもよいし、実施の形態2のように周方向の2個所に設けられてもよい。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る電動発電機1について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電動発電機1の基本的な回路構成は実施の形態1と同様であるが、プーリ脱落防止部材9の形状及び回転軸11への取り付け方法が実施の形態1とは異なる。図6は、本実施の形態に係る電動発電機1を、回転軸11の回転軸心Cを通る平面で切断した要部断面図である。
本実施の形態では、実施の形態1と異なり、プーリ脱落防止部材9は、軸方向一方側X1の回転軸11の先端に取り付けられた取付部9dと、取付部9dから径方向外側に延びて、ナット14の軸方向一方側X1に配置された径方向延出部9eと、を有している。
この構成によれば、単純な形状のプーリ脱落防止部材9を回転軸11の先端に取り付けるだけで、ナット14が回転軸11から脱落することを防止でき、その結果、プーリ12が回転軸11から脱落することを防止できる。
本実施の形態では、回転軸11の先端面は、回転軸心Cに垂直な円の平面状にされている。プーリ脱落防止部材9は、全体として円板状に形成されており、取付部9dは、回転軸11の先端面に当接する円柱状の部分とされ、径方向延出部9eは、取付部9dの径方向外側の円筒状の部分とされている。取付部9dと径方向延出部9eとは一体部品とされている。
プーリ脱落防止部材9は、取付部品23により回転軸11の一端に取り付けられている。この構成によれば、ナット14又はプーリ脱落防止部材9からプーリ脱落防止部材9に影響が生じたとしても、プーリ脱落防止部材9と別部品とされた取付部品23に影響が生じることを抑制できる。よって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11から外れることを抑制できる。
回転軸11の先端に軸方向一方側X1に開口する雌螺子部11eが設けられている。プーリ脱落防止部材9(取付部9d)には、軸方向Xに貫通する貫通孔9fが設けられている。軸方向一方側X1からプーリ脱落防止部材9の貫通孔9fを通って、回転軸11の先端の雌螺子部11eに螺合された取付部品23としての螺子23によって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11の一端に取り付けられている。
この構成によれば、たとえ、ナット14又はプーリ脱落防止部材9の回転により、プーリ脱落防止部材9が回転したとしても、螺子23に対してプーリ脱落防止部材9が空回りするようにでき、螺子23が緩むことを抑制できる。
回転軸11の先端の雌螺子部11eは、ナット14が螺合される雄螺子部11bとは逆方向に切られた螺子とされている。この構成によれば、より確実に螺子23が緩むことを抑制できる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る電動発電機1について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電動発電機1の基本的な回路構成は実施の形態1と同様であるが、プーリ脱落防止部材9の形状及び回転軸11への取り付け方法が実施の形態1とは異なる。図7は、本実施の形態に係る電動発電機1を、回転軸11の回転軸心Cを通る平面で切断した要部断面図である。
本実施の形態では、実施の形態4と同様に、プーリ脱落防止部材9は、軸方向一方側X1の回転軸11の先端に取り付けられた取付部9dと、取付部9dから径方向外側に延びて、ナット14の軸方向一方側X1に配置された径方向延出部9eと、を有している。
しかし、実施の形態4とは異なり、取付部9dと径方向延出部9eとは別体部品とされている。取付部9dは、回転軸11の先端面に当接する円柱状の部品とされており、取付部9dの外周面には径方向内側に窪む円環状の溝が形成されている。径方向延出部9eは、取付部9dの溝に嵌合されるスナップリング等の円環板状の部品とされている。取付部9dは、実施の形態4と同様に、螺子23により回転軸11の一端に取り付けられている。
取付部9dと径方向延出部9eとが別部品とされているので、ナット14又はプーリ脱落防止部材9の回転により、径方向延出部9eが回転したとしても、取付部9dに対して径方向延出部9eが空回りするようにでき、プーリ脱落防止部材9が回転軸11から外れることを抑制できる。更に、取付部9dは、別部品の螺子23により取り付けられているので、回転軸11から外れることを抑制できる。
〔その他の実施の形態〕
最後に、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する各実施の形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施の形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施の形態1から3においては、プーリ脱落防止部材9の雌螺子部9cが、回転軸11の小径雄螺子部11cに螺合されることによって、プーリ脱落防止部材9が回転軸11に取り付けられている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施の形態はこれに限定されない。すなわち、プーリ脱落防止部材9は、溶接、カシメ、圧入、接着材、別体の取付部品としての螺子、ボルト、リベット等により、回転軸11の一端に取り付けられてもよい。
例えば、実施の形態1から3において、回転軸11の一端における雄螺子部11bよりも軸方向一方側X1に、雄螺子部11bよりも小径の小径嵌合部が設けられ、プーリ脱落防止部材9の基礎部9aの中心部に軸方向Xに貫通する貫通孔が設けられ、プーリ脱落防止部材9の貫通孔の内周面が、回転軸11の小径嵌合部の外周面に嵌合される。そして、溶接の場合は、嵌合部が軸方向一方側X1から溶接される。カシメの場合は、回転軸11の小径嵌合部の軸方向一方側X1及び径方向外側の端部が、径方向外側にかしめられ、かしめ部が、貫通孔を形成する基礎部9aの部分の軸方向一方側X1に配置される。圧入の場合は、嵌合の際に圧入される。接着の場合は、嵌合部が接着剤により接着される。
或いは、実施の形態1から3において、プーリ脱落防止部材9は、螺子、ボルト、リベット等の取付部品により回転軸11の一端に取り付けられてもよい。例えば、実施の形態4、5と同様に、回転軸11の先端に軸方向一方側X1に開口する雌螺子部又はリベット取付孔が設けられる。プーリ脱落防止部材9(基礎部9a)には、軸方向Xに貫通する貫通孔が設けられる。螺子、ボルト、リベットが、軸方向一方側X1からプーリ脱落防止部材の貫通孔を通って、回転軸11の先端の雌螺子部に螺合される、又は回転軸11の先端のリベット取付孔に挿入されリベット止めされる。
(2)上記の実施の形態4、5においては、プーリ脱落防止部材9は、螺子の取付部品23により回転軸11の一端に取り付けられている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施の形態はこれに限定されない。すなわち、プーリ脱落防止部材9は、溶接、接着材、別体の取付部品としてのボルト、リベット等により、回転軸11の一端に取り付けられてもよい。
(3)上記の実施の形態においては、プーリ12の内周面が、回転軸11の外周面に嵌合されている場合を例として説明した。しかし、プーリ12と回転軸11との嵌合部に回り止め機構が設けられてよい。例えば、回転軸11の外周面に、径方向内側に窪み、軸方向Xに延びるキー溝が設けられ、プーリ12の内周面に径方向内側に突出し、軸方向Xに延びるキーが設けられてもよい。
(4)上記の各実施の形態においては、プーリ12は、プーリ本体部12aと内側支持部12bとを有している場合を例として説明した。しかし、本発明の実施の形態はこれに限定されない。すなわち、プーリ12は、プーリ本体部12aと内側支持部12bとが一体的に構成された円筒状に形成されてもよい。この場合は、ナット14の軸方向他方側X2の端面が、円筒状のプーリ12の軸方向一方側X1の端面に当接する。軸方向延出部9bは、ナット14の径方向外側に配置され、ナット14が緩んだ場合に、軸方向延出部9bの軸方向他方側X2の端面が、円筒状のプーリ12の軸方向一方側X1の端面に当接する。
(5)上記の各実施の形態では、制御装置1bが、電動発電機本体1aと一体構成されている場合を例として説明した。しかし、制御装置1bの一部又は全部が、電動発電機1と別体構成されてもよく、別体とされた制御装置1bの部分が電動発電機1に含まれないものとしてもよい。
(6)上記の各実施の形態では、回転子2に電磁石が設けられている場合を例として説明した。しかし、回転子2に永久磁石が設けられてもよい。
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 電動発電機、2 回転子、3 固定子、3a 固定子巻線、3b 固定子鉄心、4、5 ブラケット、9 プーリ脱落防止部材、9a 基礎部、9b 軸方向延出部、9c 雌螺子部、9d 取付部、9e 径方向延出部、9f 貫通孔、11 回転軸、11b 雄螺子部、11c 小径雄螺子部、11e 雌螺子部、12 プーリ、12a プーリ本体部、12b 内側支持部、12e 一方側プーリ延出部、14 ナット、23 取付部品、D1 軸方向延出部とプーリとの間の隙間、D2 基礎部とナットとの間の隙間、X 軸方向、X1 軸方向一方側、X2 軸方向他方側

Claims (13)

  1. ブラケットに回転可能に支持された回転軸と、
    前記回転軸に固定された回転子と、
    前記回転子の径方向外側に配置された固定子鉄心及び前記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、前記ブラケットに固定された固定子と、
    前記回転軸の軸方向一方側の端である一端に前記回転軸と一体回転するように締結され、外部装置との間で双方向に動力を伝達するプーリと、を備え、
    前記プーリは、前記回転軸の一端の外周面に嵌合された状態で、前記プーリの嵌合部よりも軸方向一方側の前記回転軸の外周面に設けられた雄螺子部に螺合されたナットによって、前記回転軸に締結され、
    前記ナットよりも軸方向一方側の前記回転軸の部分に、前記ナットが緩んだ場合に、前記プーリが前記回転軸から脱落することを防止するプーリ脱落防止部材が取り付けられている電動発電機。
  2. 前記プーリ脱落防止部材は、前記回転軸に取り付けられた部分から径方向外側に延びた基礎部と、前記ナットの径方向外側の空間を前記基礎部から軸方向他方側に延びた軸方向延出部と、を有し、
    前記ナットが緩んだ場合に、前記軸方向延出部の軸方向他方側の端面が、前記プーリに当接して、前記プーリが前記回転軸から脱落することを防止する請求項1に記載の電動発電機。
  3. 前記ナットの螺合により前記プーリが前記回転軸に締結されている状態で、前記軸方向延出部と前記プーリとの間に軸方向の隙間が設けられると共に、前記基礎部と前記ナットとの間に軸方向の隙間が設けられ、前記軸方向延出部と前記プーリとの間の隙間は、前記基礎部と前記ナットとの間の隙間よりも狭くされている請求項2に記載の電動発電機。
  4. 前記プーリは、ベルトが掛けられる円筒状のプーリ本体部と、前記プーリ本体部を径方向内側から支持し、前記回転軸の外周面に嵌合される内側支持部と、を有し、前記プーリ本体部は、前記内側支持部との接続部分から軸方向一方側に延びた一方側プーリ延出部を有し、
    前記ナットは、前記一方側プーリ延出部の径方向内側に間隔を空けて配置され、前記内側支持部の軸方向一方側の端面を軸方向他方側に押圧して、前記プーリを前記回転軸に締結し、
    前記軸方向延出部は、前記一方側プーリ延出部と前記ナットとの間の円筒状の空間に配置されている請求項2又は3に記載の電動発電機。
  5. 前記軸方向延出部及び前記基礎部は、周方向の複数個所に設けられている請求項2から4のいずれか一項に記載の電動発電機。
  6. 前記基礎部は、円板状に形成され、
    前記軸方向延出部は、前記基礎部の径方向外側の端部から、軸方向他方側に延びた円筒状に形成されている請求項2から5のいずれか一項に記載の電動発電機。
  7. 前記軸方向延出部における軸方向他方側の先端部は、先細りの形状とされている請求項2から6のいずれか一項に記載の電動発電機。
  8. 前記プーリ脱落防止部材は、前記回転軸の先端に取り付けられた取付部と、前記取付部から径方向外側に延びて、前記ナットの軸方向一方側に配置された径方向延出部と、を有している請求項1に記載の電動発電機。
  9. 前記回転軸の一端における前記雄螺子部よりも軸方向一方側に、前記雄螺子部よりも小径の小径雄螺子部が設けられ、前記プーリ脱落防止部材に設けられた雌螺子部が前記小径雄螺子部に螺合されることによって、前記プーリ脱落防止部材が前記回転軸の一端に取り付けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の電動発電機。
  10. 前記小径雄螺子部は、前記雄螺子部とは逆方向に切られた螺子である請求項9に記載の電動発電機。
  11. 前記プーリ脱落防止部材は、取付部品により前記回転軸の一端に取り付けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の電動発電機。
  12. 前記回転軸の先端に軸方向一方側に開口する雌螺子部が設けられ、軸方向一方側から前記プーリ脱落防止部材に設けられた貫通孔を通って前記雌螺子部に螺合された螺子によって、前記プーリ脱落防止部材が前記回転軸の一端に取り付けられている請求項11に記載の電動発電機。
  13. 前記プーリ脱落防止部材は、カシメ、溶接、圧入、リベット、又は接着剤により前記回転軸の一端に取り付けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の電動発電機。
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