JPWO2018150498A1 - 運賃決済システムおよび運賃決済方法 - Google Patents

運賃決済システムおよび運賃決済方法 Download PDF

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Abstract

運賃決済システム(100)において、他装置と通信する通信装置(105)と、交通機関の駅務機器(200)より、当該駅務機器(200)での入場希望者の運賃決済用媒体(50)に関する読取り結果を取得し、当該読取り結果に含まれる運賃決済用媒体(50)の識別情報が、交通機関に関する所定の利用制限対象情報(125)に含まれるか判定し、その識別情報が利用制限情報(125)に含まれていない場合、駅務機器(200)に対して入場許可を通知する処理と、運賃決済用媒体50に関する最低運賃分の決済要求を所定の決済システム(300)に通知する処理とを実行する演算装置(104)を含む構成とする。

Description

本発明は、運賃決済システムおよび運賃決済方法に関する。
現在、公共交通機関において、紙の切符ではなく、RFIDを内蔵したトークンや非接触型のカードによる運賃決済手法が世界的な標準になりつつある。特に都市における公共交通機関においてはその傾向が顕著である。
また、そうした非接触型のカードによる運賃決済手法において、いわゆるポストペイド式の運賃決済手法も提案されている。該当技術と関連する従来技術としては、例えば、複数の自動改札装置と、交通事業者端末装置と、複数の雇用者端末装置とがネットワークを介して接続されたネットワークシステムに於ける運賃請求方法であって、前記各自動改札装置は、入札時に於いては、入札者が所有しているカードに記録されている利用者IDと入札場所とを含む利用開始データを前記交通事業者端末装置に送信し、出札時に於いては、出札者が所有しているカードに記録されている利用者IDと出札場所とを含む利用終了データを前記交通事業者端末装置へ送信し、前記交通事業者端末装置は、自動改札装置から送られてきた利用者IDが同一の利用開始データと利用終了データとに基づいて前記利用者IDの利用者に対する運賃を算出し、該算出した運賃を含む運賃請求データを、前記複数の雇用者端末装置の内の、前記利用者IDに対して予め決められている雇用者端末装置へ送信し、前記各雇用者端末装置は、前記交通事業者端末装置から送られてきた運賃請求データを記憶装置に格納することを特徴とする運賃請求方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2002−133453号公報
ところが、上述した運賃決済手法で用いられる非接触型のカードとそのリーダ端末は、一般的には、交通機関ごとに専用のものであったり、運賃決済にのみ使用可能であるケースが多く、導入、運用のコストが大きくなりがちである。また、こうした非接触型のカードをポストペイド式の運賃決済手法に適用する場合、国や地域によっては決済口座の残高不足等による決済リスクが大きくなり、導入のハードルが高い。
そこで本発明の目的は、交通機関ユーザにおける良好な利便性と、交通事業者や決済事業者における決済リスク低減とを両立する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の運賃決済システムは、他装置と通信する通信装置と、交通機関の駅務機器より、当該駅務機器での入場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果を取得し、当該読取り結果に含まれる運賃決済用媒体の識別情報が、前記交通機関に関する所定の利用制限対象情報に含まれるか判定し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記駅務機器に対して入場許可を通知する処理と、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定の決済システムに通知する処理とを実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の運賃決済方法は、他装置と通信する通信装置を備えた情報処理システムが、交通機関の駅務機器より、当該駅務機器での入場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果を取得し、当該読取り結果に含まれる運賃決済用媒体の識別情報が、前記交通機関に関する所定の利用制限対象情報に含まれるか判定し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記駅務機器に対して入場許可を通知する処理と、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定の決済システムに通知する処理とを実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、交通機関ユーザにおける良好な利便性と、交通事業者や決済事業者における決済リスク低減とを両立可能となる。
本実施形態における運賃決済システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態の運賃決済システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるブロックリストのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるカード情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における運賃計算用テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の運賃決済方法の手順例1を示すフロー図である。 本実施形態の運賃決済方法の手順例2を示すフロー図である。 本実施形態の表示例1を示す図である。 本実施形態の運賃決済方法の手順例3を示すフロー図である。 本実施形態の表示例2を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の運賃決済システム100を含むネットワーク構成例を示す図である。図1に示す運賃決済システム100は、交通機関ユーザにおける良好な利便性と、交通事業者や決済事業者における決済リスク低減とを両立するためのコンピュータシステムである。
こうした運賃決済システム100は、適宜なネットワーク10を介し、少なくとも、交通機関の各駅務機器200、交通機関の運賃決済を担う金融機関サーバ300、および精算用端末400と、データ通信可能に接続されている。運賃決済システム100は、具体的には、サーバ装置を想定する。ここで、運賃決済システム100における各機能を、ネットワーク10上におけるクラウドサービスとして提供するとしてもよい。この場合、運賃決済システム100をいわゆるオンプレミスで交通事業者ごとに導入および運用する場合と比較し、運賃決済システム向けのコンピュータリソースを交通事業者間を跨がって効率的に導入、運用することが可能となり、各種コストや手間を大幅に低減出来る。なお、クラウドサービスとして運賃決済システム100の機能を提供する場合、サービス提供用の1または複数のサーバ装置をネットワーク10上に配置し、これに、運賃決済システム100の記憶装置101で保持するプログラムや各種データ類を適宜に配置する。また、このサーバ装置には、ネットワーク10のプロトコルに基づく、交通事業者等の装置からの所定指示に対し、運賃決済システム100としての処理を実行し、その処理結果を返すサーバ機能が当然備わる。
また、上述のネットワーク10としては、インターネットや携帯電話網といった所定の公衆回線網や、或いは専用回線など、状況に応じて適宜に採用してよい。
なお、本実施形態における交通機関および駅務機器200の例としては、鉄道およびその鉄道駅における開閉扉211を備えた改札装置を想定するが、こうした組み合わせに限定せず、施設等における入出場管理を行う交通機関とその駅務機器であれば、いずれのものでも適宜に適用出来る。
また、交通機関のユーザが鉄道利用に際して携行し、上述の駅務機器200にタッチあるいは接近させるのが、運賃決済用媒体である。本実施形態では、その一例として、銀行ICカード50を想定する。本実施形態の銀行ICカード50は、運賃決済用媒体であるが、従来の交通系ICカードの如くバリュー(運賃決済資金の情報)を自身で保持する必要がない、一般的なICキャッシュカードである。従って、上述の駅務機器200は、従来の交通系ICカード向けのカードリーダではなく、この銀行ICカード50向けの読取り手段であるカードリーダ210を備えている。
ユーザにとって、この銀行ICカード50は、ショッピング時のデビット決済や現金引き出しに日常的に用いていたカードである。よって、本実施形態の運賃決済手法を採用することで、当該銀行ICカード50のみで交通機関の運賃決済用途も含めて様々な決済が可能になることを意味する。
なお、銀行ICカード50は、EMVカード(グローバルスタンダードカード)である。また、銀行ICカード50は、カード形式のものではなく、例えば携帯端末に内蔵されたICチップを想定してもよい。
また、金融機関サーバ300は、上述の銀行ICカード50の発行金融機関が運用するサーバである。この金融機関サーバ300は、銀行ICカード50に紐付く銀行口座に関する各種情報を口座管理情報325で管理している。この口座管理情報325は、一般的な口座情報を、各ユーザにごとに保持するものであり、例えば、口座番号、支店名、科目、ユーザ情報(氏名、住所など)、該当ユーザの銀行ICカード50のカードID、および、口座残高、といった値を含むレコードの集合体である。
また、精算用端末400は、鉄道駅の構内に設置され、未払い運賃の精算処理を実行する端末である。未払い運賃のあるユーザは、駅務機器200での出場拒否などを受けて、この精算用端末400を訪れ、銀行ICカード50を提示して未払い運賃の額に応じた現金投入動作などを行い、精算手続を行うことになる。精算用端末400は、この未払い運賃の精算処理の結果を、運賃決済システム100に通知する。
−−−ハードウェア構成例−−−
図2は、本実施形態における運賃決済システム100のハードウェア構成例を示す図である。また、運賃決済システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。
すなわち、本実施形態の運賃決済システム100は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク10と接続して他装置との通信処理を担う通信装置105を少なくとも備える。
なお、記憶装置101には、本実施形態の運賃決済システムとしての機能を実装するプログラム102の他に、ブロックリスト125、カード情報テーブル126、および、運賃計算用テーブル127を保持するものとする。これらのデータ構造等についての詳細は後述する。また、この記憶装置101は、最低運賃情報110を保持している。最低運賃情報110は、ユーザが駅務機器200を通じて入場動作を行う際、当該ユーザの銀行ICカード50に紐付く銀行口座から引き落として決済する、最低運賃分の金額を示すものである。
−−−データ構成例−−−
続いて、本実施形態の運賃決済システム100が用いるデータベース類について説明する。図3に、本実施形態におけるブロックリスト125の一例を示す。
本実施形態のブロックリスト125は、上述の交通機関の利用制限対象となってユーザに関する情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、利用制限対象となったユーザの銀行ICカード50を一意に特定するカードIDをキーとして、登録日時、および、消去フラグといったデータを対応付けされたレコードの集合体となっている。このうち、消去フラグは、一旦登録された銀行ICカード50であっても、未払い運賃の精算処理を経て利用制限対象ではなくなった場合に、レコード自体を消去せず、当該消去フラグに所定値(例:1)を設定することで、利用制限対象から除外指定するためのフラグである。
また、図4は本実施形態におけるカード情報テーブル126のデータ構成例を示す図である。本実施形態のカード情報テーブル126は、銀行ICカード50に関する各種情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、上述の銀行ICカード50を一意に特定するカードIDをキーとして、当該銀行ICカード50を携行したユーザが、所定の駅務機器200を介して入場動作を行った入場駅のIDと入場日時、入場時の最低運賃分の決済成否を示す事前決済フラグ(決済成功で“1”、決済失敗で“0”)、上述のユーザが当該入場後に出場動作を行った出場駅のIDと出場日時、および、出場時の運賃精算の成否を示す精算成否フラグ(精算成功で“1”、精算失敗で“0”)、といったデータを対応付けされたレコードの集合体となっている。
図4で例示するカード情報テーブル126において、例えばカードID「67890123」のレコードは、出場駅ID、出場日時、および精算成否フラグの値が未登録となている。これは、該当銀行ICカード50のユーザが、駅「P」で入場後、まだ出場動作を行っていないことを示している。
なお、カード情報テーブル126における、事前決済フラグおよび精算成否フラグの各値は、運賃決済システム100が、金融機関サーバ300から決済成否および運賃精算の成否の結果を得て設定するものである。
また、図5は本実施形態における運賃計算用テーブル127のデータ構成例を示す図である。本実施形態の運賃計算用テーブル127は、交通機関における各駅を入場駅および出場駅として組み合わせた場合の運賃の情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、入場駅および出場駅と、該当駅間に設定されている運賃の値とを対応付けされたレコードの集合体となっている。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における運賃決済方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する運賃決済方法に対応する各種動作は、運賃決済システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、これらのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態における運賃決済方法の処理手順例1を示すフロー図である。ここで、交通機関の或るユーザが、銀行ICカード50を携行して鉄道駅Cを訪れたとする。また、この銀行ICカード50に紐付く銀行口座には、1000円の預金残高があったとする。
この状況下において、上述のユーザが、鉄道駅Cの改札口から入場しようと、所定の駅務機器200に対し、その銀行ICカード50をかざしたとする。駅務機器200は、カードリーダ210によって、銀行ICカード50に対する読み取り動作を実行し、当該銀行ICカード50のICチップが保持する情報を読取り結果として取得し、これを運賃決済システム100に送信する(s100)。ここで駅務機器200が運賃決済システム100に送信する読取り結果には、銀行ICカード50が保持するカードID(例:45678901)の他、駅務機器200の設置駅、すなわち入場駅のIDすなわち「C」と入場日時(例:2016/11/20 11:08)の各値も含まれる。
一方、運賃決済システム100は、駅務機器200から上述の読取り結果を受信し、この読取り結果に含まれるカードID「45678901」を、ブロックリスト125に照合する(s101)。
この照合の結果、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれている場合(s102:y)、運賃決済システム100は、上述の駅務機器200に対し、このカードID「45678901」に対応した上述のユーザに関して入場を拒否する旨の通知を送信し(s103)、処理を終了する。この通知は、該当カードIDと、開閉扉211の閉鎖指示とを含むものとなる。
他方、上述の照合の結果、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれていない場合(s102:n)、運賃決済システム100は、上述の駅務機器200に対し、このカードID「45678901」に対応した上述のユーザに関して入場を許可する旨の通知を送信する(s104)。この通知は、該当カードIDと、開閉扉211の開放指示とを含むものとなる。
また、運賃決済システム100は、該当カードID「45678901」に関して、上述の入場駅のID「C」および入場日時「2016/11/20 11:08」の各値を紐付けたレコードを生成し、カード情報テーブル126に登録する(s105)。
また、運賃決済システム100は、上述の銀行ICカード50に関する最低運賃分の決済要求を、金融機関サーバ300に通知する(s106)。運賃決済システム100は、この決済要求を通知するに際し、最低運賃情報110の値(例:50円)を決済額とし、該当カードIDを決済対象とした決済要求の電文を生成、送信することとなる。
他方、金融機関サーバ300は、上述の最低運賃分の決済要求を受信し、この決済要求が示すカードID「45678901」をキーに、口座管理情報325にて該当口座を特定し、該当口座の預金残高「1000円」を原資とした最低運賃分「50円」の決済処理を、当該金融機関の勘定系に指示し、その決済結果を取得する(s107)。
この時、勘定系では、該当口座の預金残高「1000円」から最低運賃分「50円」を引き落とす処理を行い、該当口座の預金残高を「950円」に更新することになる。こうして引き落とし処理を実行出来た場合、勘定系としては決済成功の旨を金融機関サーバ300に返す。勿論、最低運賃分の金額に対して預金残高が不足していた場合、引き落とし処理は実行できず、勘定系としては決済失敗の旨を金融機関サーバ300に返すことになる。
また、金融機関サーバ300は、s107で得た、最低運賃分の決済要求に対する決済結果を、運賃決済システム100に送信する(s108)。
運賃決済システム100は、上述の決済結果を金融機関サーバ300から取得し、この決済結果が決済成功を示すものである場合(s109:y)、カードID「45678901」のレコードにおける事前決済フラグに「1」を登録する(s110)。
一方、上述の最低運賃分の決済結果が決済失敗を示すものである場合(s109:n)、運賃決済システム100は、カードID「45678901」のレコードにおける事前決済フラグに「0」を登録すると共に、ブロックリスト125に該当カードIDを登録する(s111)。従って、この場合のカードID「45678901」のユーザが、以降にどこかの鉄道駅の駅務機器200にて入場動作を行ったとしても、あらためて実行される上述のステップs101の処理にて、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれていると判定され、該当駅務機器200にて入場が拒否される結果となる。
ここまでの処理で、入場動作を行ったユーザに関する処理が終了する。以後、当該ユーザが所定の鉄道駅から出場する際の処理を次のフロー例2にて説明する。
−−−フロー例2−−−
続いて、駅務機器200を介して鉄道駅構内(或いは列車自体)への入場を果たしたユーザが、出場動作を行った状況に対応した処理について説明する。図7は本実施形態の運賃決済方法の手順例2を示すフロー図である。ここでは、上述のフロー例1で示した、カードID「45678901」の銀行ICカード50を携行し、鉄道駅「C」で入場したユーザが、鉄道駅「F」にて出場動作を行うケースを想定する。
この状況下において、上述のユーザが、鉄道駅「F」の改札口から出場しようと、所定の駅務機器200に対し、その銀行ICカード50をかざしたとする。駅務機器200は、カードリーダ210によって、銀行ICカード50に対する読み取り動作を実行し、当該銀行ICカード50のICチップが保持する情報を読取り結果として取得し、これを運賃決済システム100に送信する(s200)。ここで駅務機器200が運賃決済システム100に送信する読取り結果には、銀行ICカード50が保持するカードID(例:45678901)の他、駅務機器200の設置駅、すなわち出場駅のIDすなわち「F」と出場日時(例:2016/11/20 11:22)の各値も含まれる。
一方、運賃決済システム100は、駅務機器200から上述の読取り結果を受信し、この読取り結果に含まれるカードID「45678901」を、ブロックリスト125に照合する(s201)。ここで、該当ユーザの銀行ICカード50に関して、フロー例1における入場時の最低運賃分の決済に失敗していれば、ブロックリスト125にカードIDが登録されており、入場時の最低運賃分の決済に成功していれば、ブロックリスト125にカードIDは登録されていない。
上述の照合の結果、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれている場合(s202:y)、運賃決済システム100は、上述の駅務機器200に対し、このカードID「45678901」に対応した上述のユーザに関して出場を拒否する旨の通知を送信し(s203)、処理を終了する。この通知は、該当カードIDと開閉扉211の閉鎖指示と、好ましくは更に、運賃精算を促す所定情報を含むものとなる。
この所定情報は、駅務機器200で受信され、当該駅務機器200の表示装置にて所定のアラート(所定の音やテキストメッセージなど)として出力される(図8の表示例800参照)。これを認識したユーザは、銀行ICカード50を携行して最寄りの精算用端末400を訪れ、未払い運賃の精算手続を行うこととなる。この未払い運賃の精算手続に伴う処理については、フロー例3で後述する。
他方、上述の照合の結果、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれていない場合(s202:n)、運賃決済システム100は、上述の駅務機器200に対し、このカードID「45678901」に対応した上述のユーザに関して出場を許可する旨の通知を送信する(s204)。この通知は、該当カードIDと、開閉扉211の開放指示とを含むものとなる。
また、運賃決済システム100は、該当カードID「45678901」に関して、上述の出場駅のID「F」および出場日時「2016/11/20 11:22」の各値を、カード情報テーブル126において入場時に生成済みのレコードに登録する(s205)。
また、運賃決済システム100は、カード情報テーブル126におけるカードID「45678901」のレコードから、入場駅ID「C」および出場駅ID「F」の各値を取得して、これを運賃計算用テーブル127に照合し、運賃(図5の例であれば、「380円」)を特定する(s206)。
次に、運賃決済システム100は、このカードID「45678901」に関しては、決済済みの最低運賃分「50円」を、上述の運賃「380円」から差し引きして、残り運賃「330円」を精算額と算定し、当該精算額とカードID「45678901」とを含む、運賃の精算要求を金融機関サーバ300に通知する(s207)。この場合、運賃決済システム100は、精算要求に応じた電文を生成、送信することとなる。
他方、金融機関サーバ300は、上述の運賃の精算要求を受信し、この精算要求が示すカードID「45678901」をキーに、口座管理情報325にて該当口座を特定し、該当口座の預金残高「950円」を原資とした精算額「330円」の決済処理を、当該金融機関の勘定系に指示し、その処理結果を取得する(s208)。この時、勘定系では、該当口座の預金残高「950円」から精算額「330円」を引き落とす処理を行い、該当口座の預金残高を「620円」に更新することになる。こうして引き落とし処理を実行出来た場合、勘定系としては決済成功の旨を金融機関サーバ300に返す。勿論、運賃の精算額に対して預金残高が不足していた場合、引き落とし処理は実行できず、勘定系としては決済失敗の旨を金融機関サーバ300に返すことになる。
また、金融機関サーバ300は、s208で得た、運賃の精算要求に対する決済結果を、運賃決済システム100に送信する(s209)。
運賃決済システム100は、上述の決済結果を金融機関サーバ300から取得し、この決済結果が決済成功、すなわち精算成功を示すものである場合(s210:y)、カードID「45678901」のレコードにおける精算成否フラグに「1」を登録し(s211)、処理を終了する。
一方、上述の決済結果が決済失敗、すなわち精算失敗を示すものである場合(s210:n)、運賃決済システム100は、カードID「45678901」のレコードにおける精算成否フラグに「0」を登録すると共に、ブロックリスト125に該当カードIDを登録し(s212)、処理を終了する。
従って、この場合のカードID「45678901」のユーザが、以降にどこかの鉄道駅の駅務機器200にて入場動作を行ったとしても、あらためて実行される上述のステップs101の処理にて、該当カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれていると判定され、該当駅務機器200にて入場が拒否される結果となる。
なお、上述のs212の処理は、自動的に実行する場合の他、運賃決済システム100が、所定端末から適宜な管理者による実行指示を受けたことを契機に実行するとしてもよい。一方、この管理者による不実行指示を上述の端末から受けた場合、運賃決済システム100は、該当カードIDをブロックリスト125に登録せず、処理を終了する。この場合、該当銀行ICカード50に紐付く銀行口座の預金残高が最低運賃を上回っている限り、以後の該当ユーザによる入場動作を1回以上許容する(フロー例1における、s101、s102:n、s104)ことになるが、いずれかの入場契機における最低運賃分の決済に失敗することになり、カードID「45678901」がブロックリスト125に登録(フロー例1におけるs111)されることになる。
−−−フロー例3−−−
続いて、未払い運賃の精算処理について説明する。図9は本実施形態の運賃決済方法の手順例3を示すフロー図である。
上述のフロー例1、2にて、カードID「45678901」がブロックリスト125に含まれていると判定された場合、この銀行ICカード50のユーザは、利用制限を解除すべく、すなわち、ブロックリスト125からの該当カードIDの登録解除を行うべく、必要な手続を行うことになる。
この契機は、例えば駅務機器200において開閉扉211が閉鎖され出場出来ない事態に陥ったこと、および、駅務機器200の表示装置にて所定のアラート(所定の音やテキストメッセージなど)を認識したこと、の少なくともいずれかが該当する。
この場合のユーザは、銀行ICカード50を携行して最寄りの精算用端末400を訪れ、この精算用端末400の所定インターフェイスに銀行ICカード50をセットし、未払い運賃の精算手続を開始することとなる。
精算用端末400は、所定インターフェイスでの銀行ICカード50のセット事象を検知し、当該銀行ICカード50からカードIDを読取り、このカードIDと出場駅のIDとを含む未払い運賃額の確認要求を運賃決済システム100に送信する(s300)。
一方、運賃決済システム100は、上述の確認要求を受信し、該当カードIDでカード情報テーブル126を検索して、入場駅IDおよび事前決済フラグの各値を取得する(s301)。
また、運賃決済システム100は、ここまで得た入場駅および出場駅の各IDを、運賃計算用テーブル127に照合して、運賃を特定する(s302)。
また、運賃決済システム100は、s301出た事前決済フラグの値が「1」、すなわち最低運賃分の決済成功を示すものである場合(s303:y)、最低運賃の額で、s302で特定した運賃を差し引きして、未払い運賃額を算定する(s304)。例えば、入場駅が「C」、出場駅が「F」である場合、運賃は「380円」であり、これから最低運賃の額「50円」を差し引きすれば、未払い運賃額を「330円」と算定出来る。
他方、s301出た事前決済フラグの値が「0」、すなわち最低運賃分の決済失敗を示すものである場合(s303:n)、s302で特定した運賃をそのまま未払い運賃額と特定する(s305)。
続いて運賃決済システム100は、s304またはs305で得た未払い運賃額の値を、精算用端末400に返信する(s306)。
一方、精算用端末400は、上述の未払い運賃額の値を受信し、これを適宜なインターフェイスに出力(図10の表示例1000)し(s307)、ユーザによる精算資金投入を待つ。この場合のユーザは、例えば、精算用端末400の備える現金投入口への、未払い運賃額に応じた現金の投入動作などを行う。或いはユーザは、精算用端末400が備えるクレジットカードの挿入口へのクレジットカードの挿入動作を行う。
精算用端末400は、ユーザによる精算資金投入を受けて、投入資金額が未払い運賃額を満たすか判定する(s308)。
上述の判定の結果、投入資金額が未払い運賃額を満たす場合(s309:y)、精算用端末400は、未払い運賃の精算成功の通知を運賃決済システム100に行う(s310)。
他方、上述の判定の結果、入資金額が未払い運賃額を満たさない場合(s309:n)、精算用端末400は、追加資金の投入を促すメッセージを所定のインターフェイスに出力し(s311)、追加資金投入を待つ。
この場合、精算用端末400は、一定時間の待機を経て、該当ユーザからの追加資金投入が無かった場合(s312:n)、ユーザが投入してきた精算資金の返却動作を行うと共に、未払い運賃の精算失敗の通知を運賃決済システム100に行う(s313)。他方、精算用端末400は、一定時間の待機を経て、該当ユーザからの追加資金投入があった場合(s312:y)、追加資金も加味した投入資金額が未払い運賃額を満たすか、あらためて判定する(s314)。
上述の判定の結果、追加資金も加味した投入資金額が未払い運賃額を満たす場合(s315:y)、精算用端末400は、未払い運賃の精算成功の通知を運賃決済システム100に行う(s310)。他方、上述の判定の結果、追加資金も加味した投入資金額が未払い運賃額を満たさない場合(s315:n)、精算用端末400は、処理をs311に戻す。
一方、運賃決済システム100は、上述の精算用端末400から、未払い運賃の精算結果を受信し、この精算結果が精算失敗を示すものである場合(s316:n)、処理を終了する。
他方、上述の精算結果が精算成功を示すものである場合(s316:y)、運賃決済システム100は、ブロックリスト125における該当カードIDの登録削除と、カード情報テーブル126の該当レコードにおける精算成否フラグの更新処理を実行し(s317)、処理を終了する。具体的には、ブロックリスト125における該当カードIDのレコードの、消去フラグを「1」に更新し、また、カード情報テーブル126の該当レコードの精算成否フラグを「1」に更新する。
なお、鉄道事業者における管轄区を跨いで入出場を行うユーザが存在した場合、運賃決済システム100は、例えば出場駅の該当駅務機器200に対し、出場拒否の通知を行うと共に、上述のs203にて例示した、運賃精算を促す所定処理(運賃精算を促すためのアラート出力であり、当該駅務機器200の表示装置にて所定の音やテキストメッセージを出力する)を実行するとしてもよい。
本実施形態によれば、交通機関ユーザにおける良好な利便性と、交通事業者や決済事業者における決済リスク低減とを両立可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置は、前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済失敗を示すものであった場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行し、所定の駅務機器より得た、当該駅務機器での出場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果が含む、運賃決済用媒体の識別情報が、前記利用制限対象情報に書き込まれた前記識別情報である場合、前記駅務機器に対して出場拒否を通知する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、最低運賃分の決済資金を有しないユーザに関して、当該機会に関する入出場は許容するものの、その後の入場希望に対しては拒否することで、未払い運賃の精算を当該ユーザに促すことが出来る。つまり、上述の機会における入出場は許容して交通機関ユーザにおける良好な利便性を確保する一方、その後の利用機会での精算を確実なものとすることで交通事業者や決済事業者における決済リスクを低減可能となる。
また、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置は、前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済成功を示すものであり、その後、所定の駅務機器より出場希望者に関して得た読取り結果が、当該運賃決済用媒体に関するものであった場合、当該出場希望者に関する運賃精算要求を、前記決済システムに通知する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、最低運賃分の決済に成功して入場したユーザが出場することに伴い、必要な運賃の精算を行うことで、スムーズな入出場を図って交通機関ユーザにおける良好な利便性を確保する一方、運賃精算も確実に行うことで交通事業者や決済事業者における決済リスクを低減可能となる。
また、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置は、前記運賃精算要求に伴う前記決済システムでの精算結果が、精算失敗を示すものであり、かつ、所定指示を所定装置より受けた場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、最低運賃分の資金を有するものの、必要な運賃分の資金は有していないユーザに関して、当該機会に関する入出場は許容するものの、例えば所定の管理者による判断と指示の下、その後の入場希望に対しては拒否することで、未払い運賃の早めの精算を当該ユーザに促すことが出来る。つまり、上述の機会における入出場は許容して交通機関ユーザにおける良好な利便性を確保する一方、その後の利用機会での精算をより確実なものとすることで交通事業者や決済事業者における決済リスクを低減可能となる。
また、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置は、前記利用制限対象情報に識別情報が登録された運賃決済用媒体に関して、未払い運賃に関する精算完了の通知を所定装置から受信した場合、前記利用制限対象情報における当該識別情報の登録を削除する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、未払い運賃の精算を行ったユーザに関して、迅速かつ確実に当該交通機関の利用制限対象から除外し、それ以後の機会における入出場を許容して交通機関ユーザにおける良好な利便性を確保する一方、利用制限対象情報でのユーザ管理を確実なものとすることで交通事業者や決済事業者における決済リスクをより低減可能となる。
また、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置は、所定のネットワークを介して前記交通機関の駅務機器より前記読取り結果を取得し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記ネットワークを介して前記駅務機器に対して入場許可を通知し、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定のネットワークを介して所定の決済システムに通知するものである、としてもよい。
これによれば、運賃決済システムが、駅務機器等の他装置と遠隔地に設置され、互いにネットワークで結ばれた状況に対応可能である。
また、本実施形態の運賃決済システムにおいて、前記演算装置による各処理に対応した機能を、所定ネットワーク上におけるクラウドサービスとして他装置に提供する構成としてもよい。
これによれば、運賃決済システムをクラウドサービスとして提供することが可能となり、ユーザとしては運賃決済システム導入のコストや手間が大幅に低減され、また、運賃決済システム自体の運用管理の手間やコストも低減される。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記情報処理システムが、前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済失敗を示すものであった場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行し、所定の駅務機器より得た、当該駅務機器での出場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果が含む、運賃決済用媒体の識別情報が、前記利用制限対象情報に書き込まれた前記識別情報である場合、前記駅務機器に対して出場拒否を通知する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記情報処理システムが、前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済成功を示すものであり、その後、所定の駅務機器より出場希望者に関して得た読取り結果が、当該運賃決済用媒体に関するものであった場合、当該出場希望者に関する運賃精算要求を、前記決済システムに通知する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記情報処理システムが、前記運賃精算要求に伴う前記決済システムでの精算結果が、精算失敗を示すものであり、かつ、所定指示を所定装置より受けた場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記情報処理システムが、前記利用制限対象情報に識別情報が登録された運賃決済用媒体に関して、未払い運賃に関する精算完了の通知を所定装置から受信した場合、前記利用制限対象情報における当該識別情報の登録を削除する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記情報処理システムが、所定のネットワークを介して前記交通機関の駅務機器より前記読取り結果を取得し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記ネットワークを介して前記駅務機器に対して入場許可を通知し、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定のネットワークを介して所定の決済システムに通知する、としてもよい。
また、本実施形態の運賃決済方法において、前記演算装置による各処理に対応した機能を、所定ネットワーク上におけるクラウドサービスとして他装置に提供するとしてもよい。
10 ネットワーク
50 銀行ICカード(運賃決済用媒体)
100 運賃決済システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 最低運賃情報
125 ブロックリスト(利用制限対象情報)
126 カード情報テーブル
127 運賃計算用テーブル
200 駅務機器
210 カードリーダ
211 開閉扉
300 金融機関サーバ(決済システム)
325 口座管理情報
400 精算用端末

Claims (14)

  1. 他装置と通信する通信装置と、
    交通機関の駅務機器より、当該駅務機器での入場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果を取得し、当該読取り結果に含まれる運賃決済用媒体の識別情報が、前記交通機関に関する所定の利用制限対象情報に含まれるか判定し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記駅務機器に対して入場許可を通知する処理と、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定の決済システムに通知する処理とを実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする運賃決済システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済失敗を示すものであった場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行し、
    所定の駅務機器より得た、当該駅務機器での出場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果が含む、運賃決済用媒体の識別情報が、前記利用制限対象情報に書き込まれた前記識別情報である場合、前記駅務機器に対して出場拒否を通知する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運賃決済システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済成功を示すものであり、その後、所定の駅務機器より出場希望者に関して得た読取り結果が、当該運賃決済用媒体に関するものであった場合、当該出場希望者に関する運賃精算要求を、前記決済システムに通知する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の運賃決済システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記運賃精算要求に伴う前記決済システムでの精算結果が、精算失敗を示すものであり、かつ、所定指示を所定装置より受けた場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の運賃決済システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記利用制限対象情報に識別情報が登録された運賃決済用媒体に関して、未払い運賃に関する精算完了の通知を所定装置から受信した場合、前記利用制限対象情報における当該識別情報の登録を削除する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運賃決済システム。
  6. 前記演算装置は、
    所定のネットワークを介して前記交通機関の駅務機器より前記読取り結果を取得し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記ネットワークを介して前記駅務機器に対して入場許可を通知し、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定のネットワークを介して所定の決済システムに通知するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運賃決済システム。
  7. 前記演算装置による各処理に対応した機能を、所定ネットワーク上におけるクラウドサービスとして他装置に提供する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の運賃決済システム。
  8. 他装置と通信する通信装置を備えた情報処理システムが、
    交通機関の駅務機器より、当該駅務機器での入場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果を取得し、当該読取り結果に含まれる運賃決済用媒体の識別情報が、前記交通機関に関する所定の利用制限対象情報に含まれるか判定し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記駅務機器に対して入場許可を通知する処理と、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定の決済システムに通知する処理とを実行する、
    ことを特徴とする運賃決済方法。
  9. 前記情報処理システムが、
    前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済失敗を示すものであった場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行し、
    所定の駅務機器より得た、当該駅務機器での出場希望者の運賃決済用媒体に関する読取り結果が含む、運賃決済用媒体の識別情報が、前記利用制限対象情報に書き込まれた前記識別情報である場合、前記駅務機器に対して出場拒否を通知する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の運賃決済方法。
  10. 前記情報処理システムが、
    前記最低運賃分の決済要求に伴う前記決済システムでの決済結果が、決済成功を示すものであり、その後、所定の駅務機器より出場希望者に関して得た読取り結果が、当該運賃決済用媒体に関するものであった場合、当該出場希望者に関する運賃精算要求を、前記決済システムに通知する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の運賃決済方法。
  11. 前記情報処理システムが、
    前記運賃精算要求に伴う前記決済システムでの精算結果が、精算失敗を示すものであり、かつ、所定指示を所定装置より受けた場合、当該運賃決済用媒体の識別情報を、前記利用制限対象情報に書き込む処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の運賃決済方法。
  12. 前記情報処理システムが、
    前記利用制限対象情報に識別情報が登録された運賃決済用媒体に関して、未払い運賃に関する精算完了の通知を所定装置から受信した場合、前記利用制限対象情報における当該識別情報の登録を削除する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の運賃決済方法。
  13. 前記情報処理システムが、
    所定のネットワークを介して前記交通機関の駅務機器より前記読取り結果を取得し、前記識別情報が前記利用制限情報に含まれていない場合、前記ネットワークを介して前記駅務機器に対して入場許可を通知し、前記運賃決済用媒体に関する最低運賃分の決済要求を所定のネットワークを介して所定の決済システムに通知する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の運賃決済方法。
  14. 前記演算装置による各処理に対応した機能を、所定ネットワーク上におけるクラウドサービスとして他装置に提供することを特徴とする請求項8に記載の運賃決済方法。
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